WO2020240731A1 - 遺失スマートデバイス送付システム、方法及びプログラム - Google Patents

遺失スマートデバイス送付システム、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所有者が遺失したスマートデバイスを発見して、所有者に送付する。 【解決手段】遺失スマートデバイス送付システム100は、所有者60のスマートデバイス10と、サーバ30と、他のデバイス70と、所定の範囲内にビーコン電波を発信する固定設置されたアンテナ80A~80Eとそれに近接配置された送付手段82A~82Eにより構成される。遺失されたスマートデバイス10にビーコン電波を取得させ、取得されたビーコン電波からビーコンIDを特定し、特定されたビーコンIDからアンテナ80Aの位置を特定する。スマートデバイス10のアプリケーションに紐づけられた所有者60の連絡先に、遺失されたスマートデバイス10が発見されたことを通知し、他のデバイス70から送付先情報を受け付けて、送付手段82Aにより、所有者10に遺失されたスマートデバイス10を送付する。

Description

遺失スマートデバイス送付システム、方法及びプログラム
 本発明は、所有者が遺失したスマートデバイスを発見して、所有者に送付するための遺失スマートデバイス送付システム、方法及びプログラムに関するものである。
 近年、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスに、多様な機能が集中している。そこで、所有者がスマートデバイスを遺失すると影響が大きいため、遺失したスマートデバイスを速やかに所有者に戻すことが望まれている。
 例えば、遺失物を識別するユニークな電子メールアドレスを発行して、発見通知として電子メールを送信する送信命令を埋め込んだ二次元バーコード等のバーコードを表示した遺失物識別媒体を遺失物に取り付けておいて、遺失物が発見された場合には、発見者がバーコードリーダーを備えた携帯電話等でバーコードを読み取り、バーコードに埋め込まれた電子メールアドレス宛に電子メールを送信することによって、遺失物管理サーバにおいては送信先の電子メールアドレスから発見された遺失物を、発信者の電子メールアドレスから発見者の連絡先を速やかに特定することが可能となる技術が提供されている。
特開2008-21123号公報
 遺失されたスマートデバイスを速やかに所有者に戻すには、所有者が遺失したスマートデバイスを発見したら、所有者に送付する必要がある。
 しかしながら、特許文献1の技術では、所有者が遺失したスマートデバイスを発見して、所有者に送付することができない。
 本発明は、以上のような点に着目したもので、所有者が遺失したスマートデバイスを発見して所有者に送付する遺失スマートデバイス送付システム、方法及びプログラムを提供することを、その目的とする。
 本発明は、所有者が遺失したスマートデバイスを発見して、当該所有者に送付する遺失スマートデバイス送付システムであって、前記遺失されたスマートデバイス内のアプリケーションに、当該スマートデバイスを中心にして所定の距離以内のどこかに固定設置されているアンテナから発信されているビーコン電波を取得させる取得手段と、前記取得されたビーコン電波から、ビーコンIDを特定する第1特定手段と、前記特定されたビーコンIDから、前記アンテナの位置を特定する第2特定手段と、前記遺失されたスマートデバイス内のアプリケーションのアプリケーションIDから、予め登録された所有者の連絡先を特定する第3特定手段と、前記特定された所有者の連絡先に、前記特定されたアンテナの位置と、前記電波が取得された時間と、に基づいて、前記遺失されたスマートデバイスが発見されたことを通知する通知手段と、前記所有者から、前記遺失されたスマートデバイスを送付するための送付先情報を受け付ける受付手段と、前記受け付けた送付先情報に基づいて、前記所有者に前記遺失されたスマートデバイスを送付する送付手段と、を備える遺失スマートデバイス送付システムを提供する。
 また、本発明は所有者が遺失したスマートデバイスを発見して、当該所有者に送付する遺失スマートデバイス送付方法であって、前記遺失されたスマートデバイス内のアプリケーションに、当該スマートデバイスを中心にして所定の距離以内のどこかに固定設置されているアンテナから発信されているビーコン電波を取得させるステップと、前記取得されたビーコン電波から、ビーコンIDを特定するステップと、前記特定されたビーコンIDから、前記アンテナの位置を特定するステップと、前記遺失されたスマートデバイス内のアプリケーションのアプリケーションIDから、予め登録された所有者の連絡先を特定するステップと、前記特定された所有者の連絡先に、前記特定されたアンテナの位置と、前記電波が取得された時間と、に基づいて、前記遺失されたスマートデバイスが発見されたことを通知するステップと、前記所有者から、前記遺失されたスマートデバイスを送付するための送付先情報を受け付けるステップと、前記受け付けた送付先情報に基づいて、前記所有者に前記遺失されたスマートデバイスを送付するステップと、を備える遺失スマートデバイス送付方法を提供する。
 更に、本発明は、コンピュータに、所有者が遺失したスマートデバイスを発見して、当該所有者に送付する遺失スマートデバイス送付処理を実行させるための遺失スマートデバイス送付プログラムであって、前記遺失されたスマートデバイス内のアプリケーションに、当該スマートデバイスを中心にして所定の距離以内のどこかに固定設置されているアンテナから発信されているビーコン電波を取得させるステップと、前記取得されたビーコン電波から、ビーコンIDを特定するステップと、前記特定されたビーコンIDから、前記アンテナの位置を特定するステップと、前記遺失されたスマートデバイス内のアプリケーションのアプリケーションIDから、予め登録された所有者の連絡先を特定するステップと、前記特定された所有者の連絡先に、前記特定されたアンテナの位置と、前記電波が取得された時間と、に基づいて、前記遺失されたスマートデバイスが発見されたことを通知するステップと、前記所有者から、前記遺失されたスマートデバイスを送付するための送付先情報を受け付けるステップと、前記受け付けた送付先情報に基づいて、前記所有者に前記遺失されたスマートデバイスを送付するステップと、を実行させるプログラムを提供する。
 本発明によれば、遺失されたスマートデバイスにビーコン電波を取得させて、遺失されたスマートデバイスのアプリケーションに紐づけられた所有者の連絡先に、遺失されたスマートデバイスが発見されたことを通知して送付先情報を受け付けて、所有者に遺失されたスマートデバイスを送付することで、所有者が遺失したスマートデバイスを発見して、所有者に送付することができる。
本発明の一実施形態の遺失スマートデバイス送付システムの概要を示す概念図である。 前記実施形態のスマートデバイスの構成を示すブロック図である。 前記実施形態のサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 前記実施形態のサーバの機能構成を示すブロック図である。 前記実施形態の対応テーブルの一例を示す図である。 前記実施形態の所有者情報の一例を示す図である。 前記実施形態の遺失スマートデバイス送付処理の一例を示すフローチャートである。
 以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
 <全体構成>・・・図1は、本実施形態に係る遺失スマートデバイス送付システムの概念図である。遺失スマートデバイス送付システム100(以下「システム100」とする)は、所有者60が遺失したスマートデバイス10を発見して、当該所有者60に送付するものであって、本実施形態においては、所有者60のスマートデバイス10と、サーバ30と、所有者60の他のデバイス70と、送付手段82A~82Eにより構成され、これらは、インターネットなどのネットワークを介して互いに通信可能となっている。送付手段82A~82Eは、所定の範囲内にビーコン電波を発信する固定設置されたアンテナ80A~80Eに近接配置されている。アンテナ80A~80Eは、例えば、駅構内、空港内、その他の施設内等に設置されているが、これらの場所に限定されるものではない。
 スマートデバイス10は、例えば、スマートフォンやタブレットである。また、所有者60の他のデバイス70は、パソコンであってもよいし、スマートフォンに限定されない携帯電話であってもよいし、タブレットであってもよい。
 なお、スマートデバイス10や、アンテナ80A~80E、送付手段82A~82Eの数は一例であり、図示の例に限定されるものではない。また、本実施形態では、スマートデバイス10とサーバ30で機能を割り振ることとしたが、これも一例であり、スマートデバイス10がサーバ30の機能を全て有する場合には、サーバ30を省略してシステム100を構成してもよい。また、スマートデバイス10は、後述する取得手段12を備えていればよく、その他の手段は、スマートデバイス10が備えていてもよいし、サーバ30が備えていてもよい。
 具体的に説明すると、スマートデバイス10には、本システム100を利用するためのアプリケーションが組み込まれており、システム100は、当該アプリケーションに、遺失されたスマートデバイス10を中心にして所定の距離以内のどこかに固定設置されているアンテナ80A~80Eから発信されているビーコン電波を取得させる(ステップS1)。図1では、アンテナ80Aから発信されているビーコン電波を取得したものとする。
 なお、前記アプリケーションによるビーコン電波の取得は、所有者60がスマートデバイス10を所持しているときには行われる必要はないため、例えば、一定時間スマートデバイス10が使用されないときに開始されるなど、所定の条件下において開始されるように設定されていてもよい。
 次に、スマートデバイス10のアプリケーションは、取得されたビーコン電波から、ビーコン電波に固有のビーコンIDを特定する。スマートデバイス10のアプリケーションは、通信部を介して、特定されたビーコンIDをサーバ10に送信する。このとき、アプリケーションを識別するためのアプリケーションIDも送信する(ステップS2)。
 サーバ30は、通信部を介してビーコンID及びアプリケーションIDを受信する。そして、特定されたビーコンIDから、スマートデバイス10が取得したビーコン電波を発信するアンテナ80Aの位置を特定する。アンテナ80Aの位置の特定は、例えば、ビーコンIDとアンテナ80Aの位置を紐づけた対応テーブルを参照することで可能となる。
 次に、サーバ30は、遺失されたスマートデバイス内のアプリケーションのアプリケーションIDから、予め登録された所有者60の連絡先を特定する。連絡先の特定は、例えば、アプリケーションIDと所有者60の連絡先を紐づけた所有者情報を参照することで可能となる。所有者60の連絡先とは、メールアドレスであってもよいし、SNSのアカウントであってもよいし、電話番号であってもよい。
 サーバ30は、特定された所有者60の連絡先に、特定されたアンテナ80Aの位置と、電波が取得された時間とに基づいて、遺失されたスマートデバイス10が発見されたことを通知する(ステップS3)。所有者60は、遺失されたスマートデバイス10以外のデバイス70によって当該通知を確認する。
 次に、サーバ30は、所有者60から、遺失されたスマートデバイス10を送付するための送付先情報を受け付ける(ステップS4)。具体的には、所有者60がデバイス70の入力部74によって入力し、通信部を介して送信した送付先情報を、サーバ30の通信部を介して受信することで受け付ける。
 サーバ30は、受け付けた送付先情報を、通信部を介して送付手段82Aに送信する(ステップS5)。送付手段82Aは、通信部を介して受信した送付先情報に基づいて、所有者60に遺失されたスマートデバイス10を送付する(ステップS6)。なお、送付方法は例えば、郵送、配送、ドローン配送、その他の物流など、スマートデバイス10を送付できる手段であれば特に限定されない。
 なお、サーバ30は、送付先情報を受け付けると、当該送付先情報に応じて送付手数料を決定して、前記所有者60から決済を受け付け、決済が完了したら前記送付手段82Aに送付先情報を送信して、送付手段82Aによって、スマートデバイス10を所有者60に送付するようにしてもよい。
 <機能構成>・・・図2は、本実施形態のスマートデバイス10の構成を示すブロック図である。スマートデバイス10は、例えば、スマートフォンやタブレットであって、プロセッサ、メモリ、ストレージ、通信部18を備え、これらはバスにより接続されている。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)により構成され、メモリに記憶された各種プログラムを読み出して実行することで、各種処理を行う。前記メモリは、CPUにより実行されるプログラムを記憶するものであり、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)により構成される。
 ストレージは、図示しない制御プログラムやアプリケーションプログラムを記憶するものである。本実施形態では、ストレージには、アプリケーション11が記憶されている。アプリケーション11は、取得手段12と、第1特定手段14を備えている。
 取得手段12は、アプリケーション11に、スマートデバイス10を中心にして所定の距離以内のどこかに固定設置されているアンテナ80A~80Eから発信されているビーコン電波を取得させるものである。第1特定手段14は、取得されたビーコン電波から、当該ビーコン電波に固有のビーコンIDを特定するものである。ビーコンIDは、ビーコン電波とともに取得され、第1特定手段14は、取得されたビーコン電波から、当該電波に付されたビーコンIDを特定する。
 また、アプリケーション11は、当該アプリケーション11を識別するための固有のアプリケーションID16を備えている。通信部18は、ネットワークを介してサーバ30などとデータ通信を行うものである。
 図3は、サーバ30のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ30は、プロセッサ32、メモリ34、ストレージ36、通信部38を備え、これらはバスにより接続されている。プロセッサ32は、例えば、CPU(Central Processing Unit)により構成され、メモリ34に記憶された各種プログラムを読み出して実行することで、各種処理を行う。前記メモリ34は、プロセッサ32により実行されるプログラムを記憶するものである。例えば、後述する図4に示す各種手段が記憶されている。
 ストレージ36は、図示しない制御プログラムや、対応テーブル40、所有者情報42、送付先情報44、送付手数料表46を記憶するものである。対応テーブル40は、ビーコンIDとアンテナの位置を紐づけたものであり、図5に一例が示されている。図5に示す対応テーブル40には、ビーコンID40Aとアンテナの位置40Bが紐づけられて記憶されている。例えば、ビーコンID40Aが「123456789」のとき、アンテナの位置40Bは、「緯度」が「北緯〇〇度〇〇分・・・」、「経度」が「東経××度××分・・・」という具合に示されている。なお、図5の例では、アンテナの位置40Bを緯度・経度で示したが、これに限定されるものではなく、アンテナの位置を特定できる情報であればよい。
 図6には、所有者情報42の一例が示されている。図6に示す所有者情報42には、アプリケーションID16と所有者10の連絡先が紐づけられて記憶されている。例えば、アプリケーションID42Aが「MAMORIO-001」だとすると、所有者42Bは「A」、連絡先42CのE-mailアドレスは「〇〇〇@×××.ne.jp」、SNSのアカウントは「△△△△△△△」という具合である。このほか、連絡先42Cとして、電話番号を記憶していてもよい。
 送付先情報44は、所有者60の他のデバイス70から送信され、サーバ30の通信部38で受信することで受け付けた情報である。送付手数料表46は、他のデバイス70から受け付けた送付先情報44に応じて送付手数料を決定する際に参照されるものである。例えば、送付する手段(郵送、配送、ドローン配送、その他物流)に応じて、アンテナ80A~80Eと、送付先の距離から送付手数料を決定するための一覧表などであってもよい。
 通信部38は、ネットワークを介してスマートデバイス10や他のデバイス70などとデータ通信を行うものである。
 図4には、サーバ30の機能構成が示されている。サーバ30は、第2特定手段50、第3特定手段52、通知手段54、受付手段56、決済手段58を備えている。第2特定手段50は、スマートデバイス10で特定されたビーコンIDから、当該ビーコンIDに対応するアンテナの位置を特定するものである。具体的には、スマートデバイス10の通信部18から送信されたビーコンIDを、サーバ30の通信部38を介して受信することで取得し、取得したビーコンIDから、ビーコンIDとアンテナの位置を紐づけた対応テーブル40を参照してアンテナの位置を特定する。
 第3特定手段52は、遺失されたスマートデバイス10内のアプリケーション11のアプリケーションID16から、予め登録された所有者60の連絡先を特定するものである。アプリケーションID16は、例えば、前記第2特定手段50によって、ビーコンIDを取得する際に、同時に取得されており、第3特定手段52は、取得されたアプリケーションID16から、アプリケーションID16と所有者60の連絡先を紐づけた所有者情報42を参照して、所有者60の連絡先を特定する。
 通知手段54は、前記第3特定手段52によって特定された所有者60の連絡先に、第2特定手段52によって特定されたアンテナの位置と、前記ビーコン電波が取得された時間と、に基づいて、遺失されたスマートデバイス10が発見されたことを通知するものである。通知は、例えば、通信部38からネットワークを介して所有者情報42に登録された連絡先42Bに、メールを送信したり、SNSによって通知したり、あるいは、自動音声による電話をかけてもよい。
 受付手段56は、前記所有者60から、遺失されたスマートデバイス10を送付するための送付先情報44を受け付けるものである。具体的には、所有者60が他のデバイス70の入力部74によって入力した送付先情報44を通信部76を介してサーバ30に送信し、サーバ30側で通信部38を介して受信した送付先情報44を受け付ける。送付先情報44は、ストレージ36に記憶される。
 決済手段58は、前記受付手段56によって受け付けた送付先情報44に応じて送付手数料を決定して、所有者60から決済を受け付けるものである。送付手数料の決定は、例えば、送付手数料表46を参照することで、送付方法や距離に応じて決定してもよい。前記受付手段56は、決済手段58によって決済が完了した場合に、送付手段82A~82Eに、通信部38及びネットワークを介して、送付先情報を送信する。
 他のデバイス70は、パソコンであってもよいし、スマートフォンに限定されない携帯電話であってもよいし、タブレットであってもよい。他のデバイス70は、表示部72、入力部74、通信部76を備え、通信部76を介して、サーバ30や他の端末とデータの送受信が可能となっている。また、他のデバイス70は、サーバ30や他の端末と通話により通信可能であってもよい。
 アンテナ80A~80Eは、所定の範囲内にビーコン電波を発信するもので、例えば、駅構内、空港内、その他の施設内等に固定設置されている。なお、この設置場所は、これらの場所に限定されるものではない。なお、アンテナ80A~80Eは、ビーコン電波を発信するときに、当該ビーコン電波を識別するための固有のビーコンIDを付して発信する。
 送付手段82A~82Eは、前記固定設置されたアンテナ80A~80Eに近接配置されている。送付手段82A~82Eは、図示しない通信部を介してネットワークに接続可能であり、サーバ30から送付先情報44などのデータを受信する。送付手段82A~82Eは、受信した送付先情報44に基づいて、所有者60に遺失されたスマートデバイス10を送付する。なお、送付方法は、郵送、配送、ドローン配送、その他の物流など、スマートデバイス10を送付できる手段であれば特に限定されない。
 <遺失スマートデバイス送付処理>・・・次に、本システム100による遺失スマートデバイス送付処理の一例について、図7も参照して説明する。図7は、本実施形態の遺失スマートデバイス送付処理の一例を示す図である。
 なお、所有者60のスマートデバイス10には、本実施形態の送付処理を行うためのアプリケーション11が組み込まれている。そして、前記アプリケーション11によるビーコン電波の取得は、所有者60がスマートデバイス10を所持しているときには行われる必要はないため、例えば、一定時間スマートデバイス10が使用されないときに開始されるなど、所定の条件下において開始されるように設定されていてもよい。
 システム100は、前記アプリケーション11の取得手段12に、遺失されたスマートデバイス10を中心にして所定の距離以内のどこかに固定設置されているアンテナ80A~80Eから発信されているビーコン電波を取得させる(ステップS10)。本実施形態では、アンテナ80Aから発信されているビーコン電波を取得したものとする。
 次に、スマートデバイス10のアプリケーション11の第1特定手段14は、取得されたビーコン電波から、ビーコン電波に固有のビーコンIDを特定する(ステップS12)。ビーコンIDは、ビーコン電波とともに取得され、第1特定手段14は、取得されたビーコン電波から、当該電波に付されたビーコンIDを特定する。
 スマートデバイス10のアプリケーション11は、通信部18を介して、特定されたビーコンIDをサーバ30に送信する。このとき、アプリケーション11を識別するめのアプリケーションID16も送信する。
 サーバ30の第2特定手段50は、通信部38を介してビーコンID及びアプリケーションID16を受信する。そして、特定されたビーコンIDから、スマートデバイス10が取得したビーコン電波を発信するアンテナ80Aの位置を特定する(ステップS14)。アンテナ80Aの位置の特定は、例えば、ビーコンIDとアンテナ80Aの位置を紐づけた対応テーブル40を参照することで可能となる。
 次に、サーバ30の第3特定手段52は、遺失されたスマートデバイス10内のアプリケーション11のアプリケーションID16から、予め登録された所有者60の連絡先を特定する(ステップS16)。アプリケーションID16は、例えば、前記第2特定手段50によって、ビーコンIDを取得する際に、同時に取得されている。また、連絡先の特定は、例えば、アプリケーションIDと所有者60の連絡先を紐づけた所有者情報42を参照することで可能となる。所有者60の連絡先とは、メールアドレスであってもよいし、SNSのアカウントであってもよいし、電話番号であってもよい。
 サーバ30の通知手段54は、第3特定手段52によって特定された所有者60の連絡先に、第2特定手段52によって特定されたアンテナ80Aの位置と、電波が取得された時間とに基づいて、遺失されたスマートデバイス10が発見されたことを通知する(ステップS18)。所有者60は、遺失されたスマートデバイス10以外のデバイス70によって当該通知を確認する。
 次に、サーバ30の受付手段56は、所有者60から、遺失されたスマートデバイス10を送付するための送付先情報44を受け付ける(ステップS20)。具体的には、所有者60が他のデバイス70の入力部74によって入力した送付先情報44を通信部76を介してサーバ30に送信し、サーバ30側で通信部38を介して受信し、送付先情報44を受け付ける。送付先情報44は、ストレージ36に記憶される。
 サーバ30の決済手段58は、送付先情報44を受け付けると、当該送付先情報44に応じて送付手数料を決定して、前記所有者60から決済を受け付ける(ステップS22)。送付手数料の決定は、例えば、送付手数料表46を参照することで、送付方法や距離に応じて決定してもよい。前記受付手段56は、決済手段58によって決済が完了した場合に、送付手段82Aに、通信部38及びネットワークを介して、送付先情報44を送信する。
 送付手段82Aは、通信部を介して受信した送付先情報44に基づいて、所有者60に遺失されたスマートデバイス10を送付する(ステップS24)。なお、送付方法は例えば、郵送、配送、ドローン配送、その他の物流など、スマートデバイス10を送付できる手段であれば特に限定されない。
 <効果>・・・以上説明した実施形態によれば、遺失されたスマートデバイス10にビーコン電波を取得させて、遺失されたスマートデバイス10のアプリケーション11に紐づけられた所有者60の連絡先に、遺失されたスマートデバイス10が発見されたことを通知して送付先情報44を受け付け、所有者60に遺失されたスマートデバイス10を送付することとしたので、所有者60が遺失したスマートデバイス10を発見して、所有者60に送付することができる。
 また、本実施形態によれば、サーバ30は、送付先情報44を受け付けると、当該送付先情報44に応じて送付手数料を決定して、前記所有者60から決済を受け付け、決済が完了したら前記送付手段82Aに送付先情報44を送信して、送付手段82Aによって、スマートデバイス10を所有者60に送付することとしたので、決済にかかる手間を軽減することができる。
 なお、上述した実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明の効果は、上述した実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
 また、上述した実施形態で示した遺失スマートデバイス送付処理は、サーバ30の機能をスマートデバイス10に設けることにより、サーバ30を省略して行うことができる。また、スマートデバイス10は、前記取得手段12を有していればよく、第1特定手段14はサーバ30側にあってもよい。また、サーバ30の第2特定手段50、第3特定手段52、通知手段54、受付手段56、決済手段58の一部をスマートデバイス10に設けるようにしてもよい。
 本発明は、スマートデバイス10又はサーバ30、あるいは、スマートデバイス10及びサーバ30の双方で実行されるプログラムとして提供されてもよい。このプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録された状態で提供されてもよいし、ネットワークを介してダウンロードしてもよい。また、本発明は、方法の発明として提供されてもよい。
 本発明によれば、遺失されたスマートデバイスにビーコン電波を取得させて、遺失されたスマートデバイスのアプリケーションに紐づけられた所有者の連絡先に、遺失されたスマートデバイスが発見されたことを通知して送付先情報を受け付け、所有者に遺失されたスマートデバイスを送付するため、所有者が遺失したスマートデバイスを発見して、所有者に送付するためのシステムとして好適である。
 10:スマートデバイス
 11:アプリケーション
 12:取得手段
 14:第1特定手段
 16:アプリケーションID
 18:通信部
 30:サーバ
 32:プロセッサ
 34:メモリ
 36:ストレージ
 38:通信部
 40:対応テーブル
 40A:ビーコンID
 40B:アンテナの位置
 42:所有者情報
 42A:アプリケーションID
 42B:所有者
 42C:連絡先
 44:送付先情報
 46:送付手数料表
 50:第2特定手段
 52:第3特定手段
 54:通知手段
 56:受付手段
 58:決済手段
 60:所有者
 70:デバイス
 72:表示部
 74:入力部
 76:通信部
 80A~80E:アンテナ
 82A~82E:送付手段
100:遺失スマートデバイス送付システム
 
 

Claims (4)

  1.  所有者が遺失したスマートデバイスを発見して、当該所有者に送付する遺失スマートデバイス送付システムであって、
     前記遺失されたスマートデバイス内のアプリケーションに、当該スマートデバイスを中心にして所定の距離以内のどこかに固定設置されているアンテナから発信されているビーコン電波を取得させる取得手段と、
     前記取得されたビーコン電波から、ビーコンIDを特定する第1特定手段と、
     前記特定されたビーコンIDから、前記アンテナの位置を特定する第2特定手段と、
     前記遺失されたスマートデバイス内のアプリケーションのアプリケーションIDから、予め登録された所有者の連絡先を特定する第3特定手段と、
     前記特定された所有者の連絡先に、前記特定されたアンテナの位置と、前記電波が取得された時間と、に基づいて、前記遺失されたスマートデバイスが発見されたことを通知する通知手段と、
     前記所有者から、前記遺失されたスマートデバイスを送付するための送付先情報を受け付ける受付手段と、
     前記受け付けた送付先情報に基づいて、前記所有者に前記遺失されたスマートデバイスを送付する送付手段と、
    を備える遺失スマートデバイス送付システム。
  2.  前記送付先情報に応じて送付手数料を決定して、前記所有者から決済を受け付ける決済手段と、
    を備える請求項1記載の遺失スマートデバイス送付システム。
  3.  所有者が遺失したスマートデバイスを発見して、当該所有者に送付する遺失スマートデバイス送付方法であって、
     前記遺失されたスマートデバイス内のアプリケーションに、当該スマートデバイスを中心にして所定の距離以内のどこかに固定設置されているアンテナから発信されているビーコン電波を取得させるステップと、
     前記取得されたビーコン電波から、ビーコンIDを特定するステップと、
     前記特定されたビーコンIDから、前記アンテナの位置を特定するステップと、
     前記遺失されたスマートデバイス内のアプリケーションのアプリケーションIDから、予め登録された所有者の連絡先を特定するステップと、
     前記特定された所有者の連絡先に、前記特定されたアンテナの位置と、前記電波が取得された時間と、に基づいて、前記遺失されたスマートデバイスが発見されたことを通知するステップと、
     前記所有者から、前記遺失されたスマートデバイスを送付するための送付先情報を受け付けるステップと、
     前記受け付けた送付先情報に基づいて、前記所有者に前記遺失されたスマートデバイスを送付するステップと、
    を備える遺失スマートデバイス送付方法。
  4.  コンピュータに、所有者が遺失したスマートデバイスを発見して、当該所有者に送付する遺失スマートデバイス送付処理を実行させるための遺失スマートデバイス送付プログラムであって、
     前記遺失されたスマートデバイス内のアプリケーションに、当該スマートデバイスを中心にして所定の距離以内のどこかに固定設置されているアンテナから発信されているビーコン電波を取得させるステップと、
     前記取得されたビーコン電波から、ビーコンIDを特定するステップと、
     前記特定されたビーコンIDから、前記アンテナの位置を特定するステップと、
     前記遺失されたスマートデバイス内のアプリケーションのアプリケーションIDから、予め登録された所有者の連絡先を特定するステップと、
     前記特定された所有者の連絡先に、前記特定されたアンテナの位置と、前記電波が取得された時間と、に基づいて、前記遺失されたスマートデバイスが発見されたことを通知するステップと、
     前記所有者から、前記遺失されたスマートデバイスを送付するための送付先情報を受け付けるステップと、
     前記受け付けた送付先情報に基づいて、前記所有者に前記遺失されたスマートデバイスを送付するステップと、
    を実行させるプログラム。
     
     
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