WO2020196354A1 - 車両検知装置、駐車場、道路および車両検知方法 - Google Patents

車両検知装置、駐車場、道路および車両検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】省電力化しつつ車両の検知精度を向上させることができる車両検知装置、駐車場、道路および車両検知方法を提供する。 【解決手段】消費電力が小さい第1検知部2を常時稼働させ、第1検知部2によって進入物が検知された際にのみ消費電力が大きい第2検知部3を稼働させることにより、第2検知部3を常時稼働させる構成と比較して、省電力化することができる。さらに、車両を検知しやすい第2検知部3を用いることにより、第1検知部2のみによって車両の進入を検知する構成と比較して、車両の検知精度を向上させることができる。即ち、省電力化と検知精度の向上とを両立させることができる。

Description

車両検知装置、駐車場、道路および車両検知方法
 本発明は、所定の検知領域に車両が進入したことを検知するための車両検知装置、駐車場、道路および車両検知方法に関するものである。
 従来、駐車場や車庫における停車位置にマットスイッチを配置することにより、車両が停車したことを検知して住居の家人に知らせる装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された装置では、車両重量によってマットスイッチの接点が閉じることにより、車両の存在が検知されるようになっている。
 また、距離センサを用いることにより、駐車場の駐車区画内において車両を検知する装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載された装置では、赤外線距離センサを有する検知ブロックが駐車区画の地面に埋設され、上方の物体との距離を測定することにより、車両を検知している。
実用新案登録第2603503号公報 特開2018-146560号公報
 特許文献1に記載されたようにマットスイッチを用いて車両を検知する構成においては、人がマットスイッチ上に乗ることで接点が閉じ、誤検知されてしまう可能性があった。また、特許文献2に記載されたように距離センサを用いて車両を検知する構成では、最低地上高が異なる車両に対応することが困難であり、車両を検知できない場合があった。従って、所定の検知領域に車両が進入したことを精度良く検知することが望まれていた。
 そこで、検知精度を向上させるために、マットスイッチや距離センサの感度を向上させたり、車両における他の特徴部分(例えばボディ等の金属部分)を検知するような検知部を用いたりする構成が考えられる。しかしながら、車両の進入タイミングを正確に検知するためには、高感度な検知部や金属部分を検知する検知部を常時稼働させる必要があり、消費電力が大きくなりやすい。このように、検知部の省電力化と、車両の検知精度の向上と、を両立させることは困難であった。
 本発明の目的は、省電力化しつつ車両の検知精度を向上させることができる車両検知装置、駐車場、道路および車両検知方法を提供することにある。
 本発明の車両検知装置は、所定の検知領域に車両が進入したことを検知するための車両検知装置であって、前記検知領域における進入物の存在を検知する第1検知部と、前記第1検知部よりも消費電力が大きくかつ車両を検知しやすい第2検知部と、前記第1検知部および前記第2検知部を制御する制御部と、少なくとも前記第2検知部に電力を供給する電源と、を備え、前記制御部は、前記第1検知部を常時稼働させ、前記第1検知部によって前記進入物が検知された際に、前記第2検知部を稼働させて前記進入物が車両であるか否かを検知させることを特徴とする。
 以上のような本発明によれば、消費電力が小さい第1検知部を常時稼働させ、第1検知部によって進入物が検知された際にのみ消費電力が大きい第2検知部を稼働させることにより、第2検知部を常時稼働させる構成と比較して、省電力化することができる。さらに、車両を検知しやすい第2検知部を用いることにより、第1検知部のみによって車両の進入を検知する構成と比較して、車両の検知精度を向上させることができる。即ち、省電力化と検知精度の向上とを両立させることができる。
 この際、本発明の車両検知装置では、前記第2検知部は、周囲の磁界変化に基づいて前記進入物の金属部分を検出する金属検出手段と、光または音波を送受信することで前記進入物との距離を測定する距離測定手段と、前記進入物の重量を測定する重量測定手段と、前記検知領域を撮像する撮像手段と、のうち少なくとも1つを有していてもよい。即ち、第2検知部の検知方法は、車両検知装置が設置される場所や、検知対象車種、要求される信頼性等に応じて適宜に選択されればよい。
 また、本発明の車両検知装置では、前記第2検知部は、車両の車輪部分に相当する高さにおいて前記進入物の存在を検知することにより、当該進入物が車両であるか否かを検知することが好ましい。このような構成によれば、車種によって車輪部分の位置は変化しにくいことから、最低地上高が異なる車両に対応して検知することができる。
 また、本発明の車両検知装置では、車両の進入を検知した情報を外部に出力するための出力部をさらに備えることが好ましい。このような構成によれば、出力部から出力される情報を受信する受信部が設けられた場所において、検知領域に車両が進入したことをユーザが知ることができる。例えば、駐車場に検知領域が設定され、受信部が住宅に設けられている場合においては、住宅内のユーザが、駐車場に車両が進入したことを知ることができる。
 また、本発明の車両検知装置では、前記第1検知部は、前記進入物によって荷重が加わることにより、当該進入物の存在を検知することが好ましい。このような構成によれば、第1検知部を省電力化しやすい。例えば、荷重によって接点が閉じて通電する構成とすれば、電力を常時供給する必要がない。
 また、本発明の車両検知装置では、前記第1検知部は、前記検知領域における路面上に敷設されていることが好ましい。このような構成によれば、地中に配線作業等を施す必要がなく、車両検知装置を容易に設置することができる。
 また、本発明の駐車場は、上記いずれかに記載の車両検知装置を備え、駐車スペースに前記検知領域が設定されていることを特徴とする。このような本発明によれば、車両が駐車スペースに進入したことを省電力化で精度良く検知することができる。
 また、本発明の駐車場は、前記進入物によって荷重が加わることにより当該進入物の存在を検知する前記第1検知部を有する上記の車両検知装置を備え、長方形状の駐車スペースに前記検知領域が設定され、前記第1検知部は、前記駐車スペースを長辺方向において三等分した際の中央領域に配置されていることを特徴とする。このような本発明によれば、第1検知部が中央領域に配置されていることで、車両の進入途中において第1検知部に荷重が加わり、進入完了時には第1検知部に荷重が加わりにくい。これにより、第1検知部に対して荷重が加わる時間を短くし、荷重による劣化を抑制することができる。例えば、前輪および後輪を有する車両が長方形状の駐車スペースに進入した場合、進入完了時には、前輪および後輪は中央領域に位置しにくく、第1検知部に荷重が加わりにくい。
 また、本発明の道路は、上記いずれかに車両検知装置を備え、通行帯に前記検知領域が設定されていることを特徴とする。このような本発明によれば、車両が通行帯に進入したことを省電力で精度良く検知することができる。また、この通行帯を車両が通過したことを検知することができる。
 また、本発明の車両検知方法は、所定の検知領域に車両が進入したことを検知するための車両検知方法であって、前記検知領域における進入物の存在を検知する第1検知部と、前記第1検知部よりも消費電力が大きくかつ車両を検知しやすい第2検知部と、を用い、前記第1検知部を常時稼働させ、前記第1検知部によって前記進入物が検知された際に、前記第2検知部を稼働させて前記進入物が車両であるか否かを検知させることを特徴とする。このような本発明によれば、上記の車両検知装置と同様に、消費電力が小さい第1検知部を常時稼働させ、第1検知部によって進入物が検知された際にのみ消費電力が大きい第2検知部を稼働させることにより、省電力化しつつ車両の検知精度を向上させることができる。
 また、本発明の車両検知方法では、前記第2検知部によって前記進入物が車両であることが検知された場合、又は、前記第2検知部を稼働させてから所定時間が経過した場合に、当該第2検知部の稼働を停止することが好ましい。このような構成によれば、進入物が車両であることが検知された場合に第2検知部の稼働を停止することで、省電力化することができる。また、第2検知部を稼働させてから所定時間が経過した場合に、第2検知部の稼働を停止することで、第1検知部によって車両以外の進入物が検知されてしまった際に、第2検知部を必要以上に稼働させることを抑制し、省電力化することができる。
 本発明の車両検知装置、駐車場、道路および車両検知方法によれば、消費電力が小さい第1検知部を常時稼働させ、第1検知部によって進入物が検知された際にのみ消費電力が大きい第2検知部を稼働させることにより、省電力化しつつ車両の検知精度を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る車両検知装置を示す概略構成図である。 前記車両検知装置が設けられた駐車場を示す斜視図である。 前記駐車場の1つの駐車スペースを拡大して示す斜視図である。 前記車両検知装置を示す斜視図である。 前記車両検知装置の制御部が実行する車両検知処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る車両検知装置が道路に設けられた状態を示す平面図である。
 以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。尚、第2実施形態においては、第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材及び同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態と同じ符号を付すとともに説明を省略する。
[第1実施形態]
 本実施形態の車両検知装置1Aは、図1~4に示すように、第1検知部2と、第2検知部3と、制御部4と、電源5と、出力部6と、を備え、駐車場10に設けられる。駐車場10には、複数の駐車スペースP1~P5に区切られており、各駐車スペースP1~P5に車両検知装置1Aが1つずつ設けられている。以下では、駐車スペースP1に設けられた車両検知装置1Aについて説明するが、他の駐車スペースP2~P5に設けられた車両検知装置1Aも同様の構成を有しているものとする。
 駐車スペースP1は、長方形状に形成されるとともに、短辺方向の両側に白線Lが形成され、長辺方向の一方側に車輪止めWが設けられている。即ち、駐車スペースP1に対し、長辺方向の他方側から車両が進入し、車両進行方向と長辺方向とが一致するように駐車されるようになっている。また、車両検知装置1Aの検知領域は、駐車スペースP1に設定されている。また、駐車スペースP1は、四輪以上の車両(四輪の乗用車や四輪以上の貨物自動車等を含む)が駐車されることを前提として区画されたものである。
 第1検知部2は、マットスイッチであって、駐車スペースP1の路面上に敷設されている。第1検知部2は、帯状に形成され、一方の白線Lから短辺方向中央部まで延びている。また、駐車スペースP1を長辺方向に三等分し、入口側領域P11と、中央領域P12と、車輪止め領域P13と、に仮想的に区画した際、第1検知部2は中央領域P12に配置される。また、車両の後輪が車輪止めWに当接している状態においては、前輪が入口側領域P11に位置し、後輪が車輪止め領域P13に位置する。
 第1検知部2は、上方から所定値(例えば100kg)以上の荷重が加わることにより、接点が閉じるように構成されている。また、第1検知部2は、接点が閉じた際にのみ回路に電流が流れるようになっており、電力が供給されていない状態であっても稼働し、荷重を検知可能となっている。尚、所定値以上の荷重が加わった場合にのみ接点が閉じるように、荷重に抗いつつ変形する変形部材を設けてもよい。例えば、上方からの荷重によって変形する板ばねやコイルばねを設けておくことにより、所定値未満の荷重では接点が閉じないようにしてもよい。
 第2検知部3は、地磁気センサであって、電源5から電力が供給されることにより、周囲の地磁気を測定するように構成されている。即ち、第2検知部3は、周囲の磁界変化に基づいて金属部分を検出可能な金属検出手段である。第2検知部3は、第1検知部2の先端部(駐車スペースP1における中央領域P12かつ短辺方向中央部)に配置されている。
 制御部4は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリを備えたCPU(Central Processing Unit)で構成され、車両検知装置1Aの全体制御を司る。
 電源5は、車両検知装置1Aの各部に電力を供給するように構成されている。尚、電源5は、車両検知装置1A専用に設けられていてもよいし、駐車場10およびその周囲に配置された他の装置(例えば電気自動車に給電するための給電装置)に設けられたものであってもよい。
 出力部6は、外部機器と通信するためのアンテナ等によって構成され、後述するように車両が検知された場合には、車両検知情報を出力する。尚、出力部6は、有線通信によって外部に情報を出力するものであってもよい。また、駐車場10の近傍の住宅等に受信機が配置され、出力部6から出力された情報は、受信機によって受信される。
 ここで、第1検知部2および第2検知部3の具体的な検知方法について、両者を比較しつつ説明する。まず、車両が駐車スペースP1に進入する際、路面に敷設された第1検知部2をタイヤが踏みつけることにより、第1検知部2に荷重が加わる。これにより、第1検知部2において接点が閉じて進入物が検知される。ただし、例えば歩行者等が第1検知部2を踏みつけることで接点が閉じてしまうことがあり、第1検知部2によって進入物が検知された場合であっても、この進入物が車両であるとは限らない。
 また、車両が駐車スペースP1に進入した(駐車した)状態と、駐車スペースP1に車両が存在しない状態と、で第2検知部3の周囲の地磁気が異なる。即ち、車両を構成する金属部分の存在によって、第2検知部3の周囲の地磁気が変化する。第2検知部3によって地磁気の変化量を測定することにより、駐車スペースP1に進入した車両を検知することができる。即ち、地磁気の変化量が所定の閾値以上となった際に、車両が検知される。車両以外の進入物が駐車スペースP1に存在している場合、車両が存在する場合ほどの地磁気の変化量が得られず、車両以外の進入物が車両であると誤検知されにくい。
 このように、第2検知部3は、第1検知部2よりも車両を検知しやすい。その一方で、第1検知部2は電力が供給されていない状態であっても進入物を検知可能であるのに対し、第2検知部3は検知時に電力供給が必要であり、第1検知部2よりも第2検知部3の方が、消費電力が大きい。
 次に、制御部4が実行する車両検知処理の一例について図5を参照しつつ説明する。制御部4は、例えば車両が駐車スペースP1から出庫した場合に車両検知処理を実行すればよい。
 制御部4は、まず、第1検知部2によって所定値以上の荷重が検知されたか否かを繰り返し判定する(ステップS1)。即ち、第1検知部2を常時稼働させる。第1検知部2によって所定値以上の荷重が検知された場合(ステップS1でY)、制御部4は、第2検知部3を稼働させ、地磁気の変化量を測定させる(ステップS2)。次いで、制御部4は、測定された地磁気の変化量が閾値以上であるかを判定する(ステップS3)。
 測定された地磁気の変化量が閾値以上である場合(ステップS3でY)、制御部4は、車両の進入を検知したことを示す検知情報を出力部6に出力させ(ステップS4)、第2検知部3の稼働を停止させ(ステップS5)、車両検知処理を終了する。
 一方、測定された地磁気の変化量が閾値未満である場合(ステップS3でN)、制御部4は、第1検知部2によって所定値以上の荷重が検知されてからの経過時間がタイムアウト時間以上であるか否かを判定する(ステップS6)。経過時間がタイムアウト時間以上である場合(ステップS6でY)、ステップS5に進む。経過時間がタイムアウト時間未満である場合、(ステップS6でN)、ステップS2に戻る。
 以上の車両検知処理では、制御部4は、第1検知部2を常時稼働させ、第1検知部2によって進入物が検知された際に、第2検知部3を稼働させて進入物が車両であるか否かを検知させ、車両の進入を検知した情報を外部に出力させる。
 尚、駐車スペースP1から車両が出庫する際にも第1検知部2に荷重が加わることから、その際に第2検知部3を稼働させて地磁気の変化量を測定すれば、車両が出庫したか否かを検知することができる。車両が出庫した場合に上記の車両検知処理を実行すればよい。
 また、車両の出庫を検知せずに、常に車両検知してもよい。即ち、上記の車両検知処理においてステップS5で第2検知部3の稼働を停止した後に、再びステップS1に戻るような処理を実行してもよい。
 このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、消費電力が小さい第1検知部2を常時稼働させ、第1検知部2によって進入物が検知された際にのみ消費電力が大きい第2検知部3を稼働させることにより、第2検知部3を常時稼働させる構成と比較して、省電力化することができる。さらに、車両を検知しやすい第2検知部3を用いることにより、第1検知部2のみによって車両の進入を検知する構成と比較して、車両の検知精度を向上させることができる。即ち、省電力化と検知精度の向上とを両立させることができる。
 また、出力部6によって、車両の進入を検知した情報を外部に出力することで、受信部が設けられた場所において、駐車スペースP1に車両が進入したことをユーザが知ることができる。
 また、第1検知部2が、荷重が加わることにより接点が閉じて進入物の存在を検知することで、電力を常時供給する必要がなく、省電力化することができる。
 また、第1検知部2が路面上に敷設されていることで、地中に配線作業等を施す必要がなく、車両検知装置1Aを容易に設置することができる。これにより、例えば車両検知機能を有していない駐車場に対して、車両検知装置1Aを後付けすることができる。
 また、第1検知部2が駐車スペースP1の中央領域P12に配置されていることで、車両の進入途中において第1検知部2に荷重が加わり、進入完了時には第1検知部2に荷重が加わりにくい。これにより、第1検知部2に対して荷重が加わる時間を短くし、荷重による劣化を抑制することができる。
 また、進入物が車両であることが検知された場合に第2検知部3の稼働を停止することで、省電力化することができる。また、第2検知部3を稼働させてからタイムアウト時間が経過した場合に、第2検知部3の稼働を停止することで、第1検知部2によって車両以外の進入物が検知されてしまった際に、第2検知部3を必要以上に稼働させることを抑制し、省電力化することができる。
[第2実施形態]
 本実施形態の車両検知装置1Bは、図6に示すように道路20に設けられている点で第1実施形態の車両検知装置1Aと相違する。即ち、車両検知装置1Bは、道路20の通行帯LNにおける所定領域を検知領域とし、検知領域に進入して通過する車両を検知するように設けられている。尚、図6に示す道路20は2車線であり、一方の通行帯LNに車両検知装置1Bが設けられている様子を図示しているが、他方の通行帯にも車両検知装置1Bを設けてもよい。なお図6では一例として、図中下から上方向が車両進行方向とする。
 第1検知部2および第2検知部3は、通行帯LNの路面上に敷設されていることが好ましい。
 尚、第1検知部2および第2検知部3の検知方法は、第1実施形態と同様である。通行帯LNを走行する車両の速度は、駐車しようとする車両の速度よりも高くなりやすい。従って、第1検知部2および第2検知部3の検知方法は、走行中の車両を検知することができるように適宜に選択されればよい。
 車両検知装置1Bは、第1実施形態の車両検知処理と同様の処理を実行すればよい。即ち、制御部4が、第1検知部2を常時稼働させ、第1検知部2によって進入物が検知された際に、第2検知部3を稼働させて進入物が車両であるか否かを検知させ、車両の進入を検知した情報を外部に出力させる。
 このような本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、消費電力が小さい第1検知部2を常時稼働させ、第1検知部2によって進入物が検知された際にのみ消費電力が大きい第2検知部3を稼働させることにより、省電力化と検知精度の向上とを両立させることができる。
 なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
 例えば、前記第1実施形態では、第2検知部3が金属検出手段としての地磁気センサであるものとしたが、第2検知部は、他の種類の金属検出手段であってもよい。他の種類の金属検出手段としては、コイル(所謂ループコイル)が例示される。また、第2検知部は、光または音波を送受信することで進入物との距離を測定する距離測定手段であってもよいし、進入物の重量を測定する重量測定手段であってもよいし、検知領域を撮像する撮像手段であってもよい。また、第2検知部は、金属検知部と距離測定手段と重量測定手段と撮像手段とが適宜に組み合わされたものであってもよい。
 距離測定手段を第2検知部として用いる場合、例えば距離測定手段を地中に埋設したり路面上に敷設したりし、送信波と受信波との時間差または位相差に基づいて距離を測定し、この測定距離に基づいて進入物が車両であるか否かを検知してもよい。
 また、第2検知部を、車両の車輪部分に相当する高さにおいて進入物の存在を検知するように配置し、車輪部分を検出する構成としてもよい。尚、車輪部分とは、ホイールおよびタイヤを含む部分である。このような構成によれば、車種によって車輪の位置(特に高さ)は変化しにくいことから、最低地上高が異なる車両に対応して検知することができる。
 また、前記第1実施形態では、車両検知装置1Aが出力部を備えるものとしたが、車両検知装置はその目的に応じて出力部を備えていればよく、出力部を備えない構成であってもよい。例えば、駐車時間に応じて駐車料金を算出する駐車場(所謂コインパーキング)に車両検知装置を設ける場合には、車両を検知した情報が料金算出に利用され、外部に出力されなくてもよい。
 また、前記第1実施形態では、第1検知部2が荷重によって進入物の存在を検知するマットスイッチであるものとしたが、第1検知部は、荷重によって進入物の存在を検知する他の装置(例えば圧電素子等)であってもよい。また、第1検知部は、他の方法によって進入物の存在を検知してもよく、例えば微弱な光または音波を送受信することで進入物の存在を検知してもよい。このとき、第1検知部は、第2検知部よりも消費電力が小さいものであればよい。
 また、前記第1実施形態では、第1検知部2および第2検知部3が駐車スペースP1における中央領域P12に設けられるものとしたが、第1検知部および第2検知部は、駐車スペースにおける他の領域に設けられてもよい。例えば、駐車完了前に車両を検知したい場合には、入口側領域P11に第1検知部および第2検知部を設けてもよいし、駐車完了後に車両を検知したい場合には、車輪止め領域P13に第1検知部および第2検知部を設けてもよい。また、第1検知部と第2検知部とを異なる領域に設けてもよい。
 その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
 1A、1B 車両検知装置
 2  第1検知部
 3  第2検知部
 4  制御部
 5  電源
 6  出力部
 10  駐車場
 P1~P5 駐車スペース
 20  道路
 LN  通行帯

Claims (11)

  1.  所定の検知領域に車両が進入したことを検知するための車両検知装置であって、
     前記検知領域における進入物の存在を検知する第1検知部と、
     前記第1検知部よりも消費電力が大きくかつ車両を検知しやすい第2検知部と、
     前記第1検知部および前記第2検知部を制御する制御部と、
     少なくとも前記第2検知部に電力を供給する電源と、を備え、
     前記制御部は、前記第1検知部を常時稼働させ、前記第1検知部によって前記進入物が検知された際に、前記第2検知部を稼働させて前記進入物が車両であるか否かを検知させることを特徴とする車両検知装置。
  2.  前記第2検知部は、周囲の磁界変化に基づいて前記進入物の金属部分を検出する金属検出手段と、光または音波を送受信することで前記進入物との距離を測定する距離測定手段と、前記進入物の重量を測定する重量測定手段と、前記検知領域を撮像する撮像手段と、のうち少なくとも1つを有することを特徴とする請求項1に記載の車両検知装置。
  3.  前記第2検知部は、車両の車輪部分に相当する高さにおいて前記進入物の存在を検知することにより、当該進入物が車両であるか否かを検知することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両検知装置。
  4.  車両の進入を検知した情報を外部に出力するための出力部をさらに備えることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の車両検知装置。
  5.  前記第1検知部は、前記進入物によって荷重が加わることにより、当該進入物の存在を検知することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の車両検知装置。
  6.  前記第1検知部は、前記検知領域における路面上に敷設されていることを特徴とする請求項5に記載の車両検知装置。
  7.  請求項1~6のいずれか1項に記載の車両検知装置を備え、
     駐車スペースに前記検知領域が設定されていることを特徴とする駐車場。
  8.  請求項5又は6に記載の車両検知装置を備え、
     長方形状の駐車スペースに前記検知領域が設定され、
     前記第1検知部は、前記駐車スペースを長辺方向において三等分した際の中央領域に配置されていることを特徴とする駐車場。
  9.  請求項1~6のいずれか1項に記載の車両検知装置を備え、
     通行帯に前記検知領域が設定されていることを特徴とする道路。
  10.  所定の検知領域に車両が進入したことを検知するための車両検知方法であって、
     前記検知領域における進入物の存在を検知する第1検知部と、前記第1検知部よりも消費電力が大きくかつ車両を検知しやすい第2検知部と、を用い、
     前記第1検知部を常時稼働させ、前記第1検知部によって前記進入物が検知された際に、前記第2検知部を稼働させて前記進入物が車両であるか否かを検知させることを特徴とする車両検知方法。
  11.  前記第2検知部によって前記進入物が車両であることが検知された場合、又は、前記第2検知部を稼働させてから所定時間が経過した場合に、当該第2検知部の稼働を停止することを特徴とする請求項10に記載の車両検知方法。
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