WO2020105619A1 - 保守作業指示システム、保守作業指示方法及びプログラム - Google Patents
保守作業指示システム、保守作業指示方法及びプログラムInfo
- Publication number
- WO2020105619A1 WO2020105619A1 PCT/JP2019/045223 JP2019045223W WO2020105619A1 WO 2020105619 A1 WO2020105619 A1 WO 2020105619A1 JP 2019045223 W JP2019045223 W JP 2019045223W WO 2020105619 A1 WO2020105619 A1 WO 2020105619A1
- Authority
- WO
- WIPO (PCT)
- Prior art keywords
- value
- notification
- timer
- maintenance
- failure notification
- Prior art date
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q10/00—Administration; Management
- G06Q10/20—Administration of product repair or maintenance
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B23/00—Testing or monitoring of control systems or parts thereof
- G05B23/02—Electric testing or monitoring
- G05B23/0205—Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults
- G05B23/0259—Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults characterized by the response to fault detection
- G05B23/0262—Confirmation of fault detection, e.g. extra checks to confirm that a failure has indeed occurred
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q10/00—Administration; Management
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q10/00—Administration; Management
- G06Q10/06—Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
- G06Q10/063—Operations research, analysis or management
- G06Q10/0631—Resource planning, allocation, distributing or scheduling for enterprises or organisations
- G06Q10/06311—Scheduling, planning or task assignment for a person or group
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B23/00—Testing or monitoring of control systems or parts thereof
- G05B23/02—Electric testing or monitoring
- G05B23/0205—Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults
- G05B23/0259—Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults characterized by the response to fault detection
- G05B23/0283—Predictive maintenance, e.g. involving the monitoring of a system and, based on the monitoring results, taking decisions on the maintenance schedule of the monitored system; Estimating remaining useful life [RUL]
Abstract
短時間に、異なる内容の障害通報が発せられた場合にも効率よく保守要員に対し指示を出す。保守作業指示システムの制御部は、第1のタイマーが設定されていない監視対象装置から障害通報を受信した場合、第1の値を前記第1のタイマーに設定する。以降、前記第1のタイマーの値が到来するまでの期間に、同一の監視対象装置から、障害通報を受信した場合、保守作業指示システムの制御部は、前記第1の値より短い第2の値を前記第2のタイマーに設定する。そして、保守作業指示システムの制御部は、初回の障害通報後、前記第1の値で規定される時間の経過又は前記第2のタイマーにおける前記第2の値で規定された時間の経過のいずれか早い方が到来するまでの間、受信した障害通報を集約する。
Description
(関連出願についての記載)
本発明は、日本国特許出願:特願2018-217092号(2018年11月20日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、保守作業指示システム、保守作業指示方法及びプログラムに関する。
本発明は、日本国特許出願:特願2018-217092号(2018年11月20日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、保守作業指示システム、保守作業指示方法及びプログラムに関する。
監視対象装置の障害等の発生を知らせる監視システムが知られている。この種の監視システムにおいて監視対象装置が障害アラート(障害通報)を発した場合には、迅速に対応することが求められる。その一方で、近年の保守要員の人件費費用削減等により、少人数の保守要員で効率的に対処を行う必要性が増してきている。そのような状況から、迅速で、かつ効率的に対処要員が対処可能となる方法が求められている。
例えば、特許文献1には、管理者の人的スキルに頼ることなく、且つ、対処要員の勤務状態を考慮することができ、遠隔地に設置された外部装置で発生した障害に対する対処支援を的確且つ迅速に行うことができるという障害管理方法が開示されている。
また、特許文献2には、通報の障害内容に応じて、通報の削減期間及び作業者への通知の要否を決定し、サービスの向上を図ることができるという通報削減システムが開示されている。具体的には、この通報削減システムは、次のように動作する。通報判定手段1cは、通信ネットワーク5を介して通報端末2から取得した通報が同一通報かあるいは第一報かを判定する。第一報の場合、第一報処理手段1dは、削減情報記憶手段1aを参照して、通報に含まれる障害内容に対応付けられた削減期間及び削減種別を取得する。さらに、第一報処理手段1dは、取得した削減期間に基づく削減終了時刻と取得した削減種別とを対応付けて削減対象記憶手段1bに登録し、センタ3に通報を送信する。一方、同一通報の場合、同一通報処理手段1eは、センタ3への通報の送信を抑止する。また、削減対象記憶手段1bは、この通報に対応付けられた削減種別に応じて、この通報に基づく参考情報を作業者端末4に送信する。この通報削減システムの通報削除手段1fは、削減終了時刻を経過した通報を削減対象記憶手段1bから削除する。
以下の分析は、本発明によって与えられたものである。特許文献2において指摘されているように、特許文献1の方法では、監視対象装置から自動的に発信される障害通報が短時間に多数または重複した内容が保守要員に通知されてしまうという問題点がある。特に、短時間に異なる内容の障害通報が発せられた場合、複数の保守要員が選択されて、それぞれの通信端末宛てに通知が行われてしまうため、過剰な人員リソースが割り当てられてしまう可能性もある。
一方、特許文献2の方法では、第一報の通報後、その障害内容に応じた期間、同一通報を削減することができるが、短時間に異なる内容の障害通報が発せられた場合、複数の保守要員が選択されてしまう点では特許文献1と同様である。
本発明は、短時間に、異なる内容の障害通報が発せられた場合にも効率よく保守要員に対し指示をなしうる保守作業指示システム、保守作業指示方法及びプログラムを提供することにある。
第1の視点によれば、監視対象装置毎に管理される第1、第2のタイマーと、前記監視対象装置から、障害通報を受信する受信部を備える保守作業指示システムが提供される。この保守作業指示システムは、さらに、所定の期間に受信した前記障害通報に基づいて保守要員を選択する保守要員選択部を備える。この保守作業指示システムは、さらに、前記選択した保守要員に作業指示を送信する通知部を備える。この保守作業指示システムは、さらに、前記障害通報に含まれる情報に基づいて第1、第2の値を決定し、前記第1、第2のタイマーに設定する制御部と、を備える。この保守作業指示システムの制御部は、前記第1のタイマーが設定されていない監視対象装置から障害通報を受信した場合、前記第1の値を前記第1のタイマーに設定し、以降、前記第1のタイマーの値が到来するまでの期間に、同一の監視対象装置から、障害通報を受信した場合、前記第1の値より短い第2の値を前記第2のタイマーに設定することで、初回の障害通報後、前記第1の値で規定される時間の経過又は前記第2のタイマーにおける前記第2の値で規定された時間の経過のいずれか早い方が到来するまでの間、受信した障害通報を集約する。
第2の視点によれば、監視対象装置毎に管理される第1、第2のタイマーと、前記監視対象装置から、障害通報を受信する受信部と、所定の期間に受信した前記障害通報に基づいて保守要員を選択する保守要員選択部と、前記選択した保守要員に作業指示を送信する通知部と、前記障害通報に含まれる情報に基づいて第1、第2の値を決定し、前記第1、第2のタイマーに設定する制御部と、を備えたコンピュータによる保守作業指示方法が提供される。具体的には、このコンピュータが、前記第1のタイマーが設定されていない監視対象装置から障害通報を受信した場合、前記第1の値を前記第1のタイマーに設定する。以降、前記第1のタイマーの値が到来するまでの期間に、同一の監視対象装置から、障害通報を受信した場合、前記第1の値より短い第2の値を前記第2のタイマーに設定することで、前記コンピュータは、初回の障害通報後、前記第1の値で規定される時間の経過又は前記第2のタイマーにおける前記第2の値で規定された時間の経過のいずれか早い方が到来するまでの間、受信した障害通報を集約する。本方法は、上記した保守作業指示システムとして機能するコンピュータという、特定の機械に結びつけられている。
第3の視点によれば、保守作業指示システムとして機能するコンピュータに実行させることができるコンピュータプログラムが提供される。なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な(非トランジトリーな)記憶媒体に記録することができる。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
本発明によれば、短時間に、異なる内容の障害通報が発せられた場合にも効率よく保守要員に対し指示を出すことが可能となる。即ち、本発明は、背景技術に示した保守作業指示システムを、障害通報機能の面で、飛躍的にその性能を改善させたものへと変換するものとなっている。
はじめに本発明の一実施形態の概要について図面を参照して説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。また、以降の説明で参照する図面等のブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。また、図中の各ブロックの入出力の接続点には、ポート乃至インタフェースがあるが図示省略する。プログラムはコンピュータ装置を介して実行され、コンピュータ装置は、例えば、プロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インタフェース、及び必要に応じ表示装置を備える。また、コンピュータ装置は、通信インタフェースを介して装置内又は外部の機器(コンピュータを含む)と、有線、無線を問わず、交信可能に構成される。また、以下の説明において、「A及び/又はB」は、A及びBの少なくともいずれかという意味で用いる。
本発明は、その一実施形態において、図1に示すように、第1、第2のタイマー15、16と、受信部11と、保守要員選択部12と、通知部13と、制御部14と、を備える保守作業指示システム10にて実現できる。第1、第2のタイマー15、16は、監視対象装置毎に管理される。受信部11は、障害の自動通報機能を備える監視対象装置等から、障害通報を受信する。保守要員選択部12は、所定の期間に受信した前記障害通報に基づいて保守要員を選択する。通知部13は、前記選択した保守要員に作業指示を送信する。制御部14は、前記障害通報に含まれる情報に基づいて第1、第2の値を決定し、前記第1、第2のタイマーに設定する。さらに、前記制御部14は、第1のタイマー15が設定されていない監視対象装置から障害通報を受信した場合、前記第1の値を前記第1のタイマーに設定する。以降、前記第1のタイマーの値が到来するまでの期間に、同一の監視対象装置から、障害通報を受信した場合、制御部14は、前記第1の値より短い第2の値を前記第2のタイマーに設定する。これにより、制御部14は、初回の障害通報後、前記第1の値で規定される時間の経過又は前記第2のタイマーにおける前記第2の値で規定された時間の経過のいずれか早い方が到来するまでの間、受信した障害通報を集約する。
上記保守作業指示システム10の障害通報の集約の仕組みについて図2~図4を参照して詳細に説明する。図2に示すように、最初の障害通報を受信すると、保守作業指示システム10は、障害通報に基づいて保守要員を選択し、選択した保守要員に保守作業指示を送信する。続いて、保守作業指示システム10は、第1のタイマー15に所定値Xを設定し、作動させる。ここでは、第1のタイマー15は、時間Xからカウントダウンを行うものとする。以降、障害通報の受信を契機とする保守作業指示の送信を抑止する抑止モードに遷移する。この抑止モードは、少なくとも第1のタイマー15に設定値だけ継続することになる。
抑止モードにおいて、同一の監視対象装置から障害通報を受信した場合、図2に示すように、保守作業指示システム10は、保守要員への保守作業指示の送信を抑止する。一方で、保守作業指示システム10は、障害通報を受信する度に、第2のタイマー16をリセットし、その作動を開始する。ここでは、第2のタイマー16には、Xよりも短いYが設定され、第2のタイマー16は時間Yからカウントダウンを行うものとする。
上記のように動作する、保守作業指示システム10が、第2の保守作業指示を送信するのは、次の2つの条件のいずれかが成立したときとなる。その1つは、図3に示すように、第1のタイマー15のタイマー値が0になったときである。この場合、保守作業指示システム10は、抑止中に受信した障害通報の内容に基づいて保守要員を選択し、選択した保守要員に保守作業指示を送信する。このとき、最初の障害通報と同一の保守要員が選択される場合があるが、当該保守要員に、抑止中に受信した障害通報の内容を送信することで、保守作業に役立てることができる。
第2の保守作業指示を送信するもう1つのケースは、図4に示すように、第1のタイマー15よりも前に、第2のタイマー16が満了したケースである。この場合も、保守作業指示システム10は、抑止中に受信した障害通報の内容に基づいて保守要員を選択し、選択した保守要員に保守作業指示を送信する。このときも、最初の障害通報と同一の保守要員が選択される場合があるが、当該保守要員に、抑止中に受信した障害通報の内容を送信することで、保守作業に役立てることができる。この第2のタイマー16によって送信される障害通報は、一定期間に集中した障害情報のまとまりであるということができる。このような障害情報のまとまりを、第1のタイマー15の満了を待たずに保守要員に送信することで、迅速かつ正確な対応を促すことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、最初の障害通報後、所要の期間、同一装置から発せられた障害通報を集約することできるだけでなく、第2のタイマー16を利用して、抑止モードを早期に終わらせ、迅速な対応を促すことができる。
なお、障害通報の集約の形態は上記の例に限られない。例えば、上記2つのタイマーで規定される期間、同一装置から受信した障害通報の統計情報(例えば、障害通報の件数、密度(受信間隔)等)を作成したり、ダイジェスト情報を作成したりする方法等も採用可能である。これらの情報を保守要員に伝えることで、保守作業に役立てることも可能となる。
[第1の実施形態]
続いて、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図5は、本発明の第1の実施形態の構成を示す図である。図5を参照すると、監視システム100と、保守作業指示システム102とが接続された構成が示されている。
続いて、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図5は、本発明の第1の実施形態の構成を示す図である。図5を参照すると、監視システム100と、保守作業指示システム102とが接続された構成が示されている。
監視システム100は、監視対象装置101-1~101-2と接続され、これらの装置を監視する。監視システム100は、監視対象装置101-1~101-2に障害を検知した場合、保守作業指示システム102に対し、障害通報(障害アラート)を送信する自動通報機能を備える。なお、図5の例では、2台の監視対象装置101-1~101-2が示されているが、監視対象装置の数に制限はない。
保守作業指示システム102は、電話発着信システム103と、IP(InternetProtocol)網105に接続されている。保守作業指示システム102は、監視システム100から障害通報(障害アラート)を受信すると、その内容に基づいて、保守要員を決定し、該当する保守要員に対して、保守作業指示を送信する。保守作業指示は、電話発着信システム103を介して、電話網104の保守要員の電話機に電話を掛ける形態と、IP網105を介してメールで送信する形態のいずれかを採ることができる。
なお、図5中で示す各装置及びシステムは物理的に独立して書かれているが、必ずしもその必要はなく、独立していなくても良い。また、図5中で示す各装置及びシステムは、仮想的なものであっても良い。さらには、図5中で示す各装置及びシステムを、一定の粒度で細分化して分割することもできる。
続いて、保守作業指示システム102の詳細な構成について説明する。図6は、本発明の第1の実施形態の保守作業指示システム102の構成を示す図である。図6を参照すると、受信部1と、制御部2と、保守要員情報テーブル3と、障害通報記憶部4と、保守要員選択部5と、電話発着信システム指示部6と、メール送信指示部7と、第1、第2のタイマー8、9とを備えた構成が示されている。
受信部1は、監視システム100から発報された障害通報(障害アラート)を受信し、制御部2に送る。
制御部2は、保守作業指示システム102の各部を制御し、障害通報(障害アラート)処理を行う。その詳細は、後に、保守作業指示システム102の動作として説明する。
保守要員情報テーブル3は、派遣の対象となる保守要員の情報を格納したテーブルである。図7は、保守要員情報テーブルに保持されているデータの一例を示す図である。図7の例では、各保守要員について、連絡先となるメールアドレス、電話番号、及び、その保有障害対応スキルが対応付けて登録されている。例えば、保守要員Aは、保有障害対応スキルが「装置」であるので、装置系(ハードウェア系)の障害に対応できることを示している。なお、図7の例はあくまで一例であり、より細分化された障害対応スキルを登録してもよい。また、図7の情報に加えて、各保守要員の現在位置などのプレゼンス情報や、各保守要員の出動可否等の情報を登録し、これらに基づいて保守要員の選択を行ってもよい。
障害通報記憶部4は、監視システム100から発報された障害通報(障害アラート)を一時的に記憶する。図8は、障害通報記憶部4に保持されているデータの一例を示す図である。図8の障害情報は、障害の発生した装置ID、障害の発生日時、障害の種別、重要度、サービス影響有無等の監視システム100から受信した情報を含んでいる。最初の障害通報(障害アラート)を受信した直後である場合、障害通報記憶部4には、図8に示すように1件の障害通報(障害アラート)が保持されることになる。
保守要員選択部5は、障害通報記憶部4に蓄積された障害通報(障害アラート)に基づいて、保守要員情報テーブル3から適切な保守要員を選択する。
電話発着信システム指示部6は、制御部2からの制御により、電話発着信システム103に対し、選択された保守要員の電話に発呼を行うよう指示する。電話で、保守作業指示を伝える場合、自動音声にて、保守作業指示を伝える方法を採ることができる。
メール送信指示部7は、制御部2からの制御により、選択された保守要員のメールアドレスに、保守作業指示を含む電子メールを送信するよう指示する。
なお、保守要員への保守作業指示に電話を使用しないこともできる。この場合、電話発着信システム指示部6を省略することができる。同様に、保守要員への保守作業指示に電子メールを使用しない場合、メール送信指示部7を省略することもできる。
第1、第2のタイマー8、9は、制御部2により制御され、それぞれ設定された時間が経過すると、その旨を制御部2に通知する。
続いて、本実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、監視システム100がネットワークに関する障害を検知し、一定時間内に関連する複数の障害通報(障害アラート)が連続的に発報される例を用いて保守作業指示システム102動作を説明する。
図9は、本実施形態の保守作業指示システムにおける処理の流れを表したフローチャートである。保守作業指示システム102の受信部1は、障害を検知した監視システム100から、障害通報(障害アラート)を受信する。受信部1は、制御部2に対し、障害通報(障害アラート)を送る。制御部2は、障害通報記憶部4に、受信した障害通報(障害アラート)を記憶する(ステップS101)。以下、障害通報記憶部4には、図8に示す障害通報(障害アラート)が記憶されているものとして説明する。
次に、制御部2は、第1のタイマー8が未セットであることを確認する(ステップS102)。これにより、該当する監視対象装置についての最初の障害通報(障害アラート)であるか否かを確認することができる。
ステップS102で、最初の障害通報(障害アラート)であると判定した場合(ステップS102のYES)、制御部2は、「初回の通報の分析処理」を実行する(ステップS103)。この「初回の通報の分析処理」において、制御部2は、障害通報(障害アラート)の内容を分析して、第1のタイマー8及び第2のタイマー9に設定する待機時間の変数であるX、Y (ここでX>Y)を決定する。なお、X、Yの決定方法としては、例えば、障害の内容が局所的な障害か相互関連性がある障害かを判断材料とすることが考えられる。より具体的には、障害通報(障害アラート)の「種別」が「装置」の場合は局所的な障害であることが考えられるので、Xとして、比較的短い時間を設定することができる。一方、障害通報(障害アラート)の「種別」が「ネットワーク」の場合、相互関連性がある障害であることが考えられるため、Xとして、「種別」が「装置」の場合よりも大きい値を設定することができる。Yについては、「種別」に関わらず固定値であってもよいし、Xと同様に「種別」を考慮した値を選択してもよい。また、障害通報(障害アラート)の他の情報要素「重要度」、「サービス影響有無」を用いて、X、Yの値を決定することもできる。また、X(第1の値)として、予め設定された障害の復旧に要する標準作業時間に基づいて計算した値を用いることもできる。
次に、保守作業指示システム102の制御部2は、保守要員選択処理を実行する(ステップS104)。保守要員選択処理の詳細については、後に図10を用いて詳細に説明する。
保守作業指示システム102の制御部2は、第1のタイマー8をX秒後にセットする(ステップS105)。以降、最初の障害通報(障害アラート)の集約が開始される。
次に、保守作業指示システム102の制御部2は、第2のタイマー9を初期化する(ステップS106)。また、ステップS102で最初の障害通報(障害アラート)でないと判定した場合も(ステップS102のNO)、保守作業指示システム102の制御部2は、第2のタイマー9を初期化する(ステップS106)。なお、第2のタイマー9が作動していない場合は、第2のタイマー9の初期化処理を省略することもできる。
次に、保守作業指示システム102の制御部2は、第2のタイマー9をY秒後にセットする(ステップS107)。
以上のように、初動を早めるため、最初の障害通報(障害アラート)の受信の時点で一度、保守要員の選択と通知処理が行われ、以降、障害通報(障害アラート)の集約が開始される。
続いて、上記図9のステップS104又は、第1、第2のタイマー8、9のいずれか一方がゼロになったときに起動される「保守要員選択処理」の詳細フローについて図10を参照して説明する。
本処理が呼び出されると、保守作業指示システム102の制御部2は、障害通報記憶部4に保持されている、該当する監視対象機器の障害通報(障害アラート)に基づいた保守要員の選択と保守作業指示の送信を行う。
具体的には、まず、保守作業指示システム102の制御部2は、第1、第2のタイマー8、9を初期化する(ステップS201)。なお、ステップS104の最初の障害通報(障害アラート)の受信時は、第1、第2のタイマー8、9ともに未設定のため、初期化処理を省略することができる。
次に、保守作業指示システム102の制御部2は、障害通報記憶部4に保存されているすべての障害に対処するための、「障害対処に必要なスキル」を求める(ステップS202)。具体的には、障害通報(障害アラート)の「種別」の情報を見て判断することができる。図8の例では「種別」が「ネットワーク」のアラートのみなので、「障害対処に必要なスキル」は「ネットワーク」であると判断される。一方、2回目以降の障害通報(障害アラート)の場合、障害通報記憶部4に保存されている障害通報(障害アラート)は図11のように複数の場合もある。この場合、「障害対処に必要なスキル」は、「ネットワーク」となる。
次に、保守作業指示システム102の制御部2は、「障害対処に必要なスキル」に基づいて、保守要員の優先度リストを作成する(ステップS203)。具体的には、制御部2は、保守要員選択部5に対し、保守要員情報テーブル3に格納されている全保守要員の情報と、ステップS202で決定した「障害対処に必要なスキル」とに基づいた通知優先度の計算を指示する。
例えば、図11のような複数の障害通報(障害アラート)が保存されており、「障害対処に必要なスキル」は、「ネットワーク」と求められた場合、保守要員の優先度リストは、図12のようになる。図12の例では、「障害対処に必要なスキル」と対処要員の「保有障害対応スキル」のマッチング度合いのみを判断材料としているが、対処要員の現在位置などのプレゼンスの情報や出動可否等を判断材料に加えることもできる。
次に、保守作業指示システム102の制御部2は、保守要員の優先度リストから、優先度が高い保守要員を選択し、保守作業指示を送信する(ステップS204、S205)。例えば、図12の保守要員の優先度リストが得られている場合、保守要員Cが最先に選択されることになる。
本実施形態では、対象の保守要員に対し、電話とメールで通知する構成を採っている。このため、保守作業指示システム102の制御部2は、電話発着信システム指示部6とメール送信指示部7に、それぞれ通知を指示することになる。なお、前記通知の結果、保守要員から保守作業指示に応じる旨の承諾(承諾応答)が得られなかった場合、保守作業指示システム102の制御部2は、図12の保守要員の優先度リストから次に優先度の高い保守要員を選択し、同様に電話とメールで保守作業指示を行う。
最終的に、いずれかの保守要員から承諾(承諾応答)が得られた場合、保守作業指示システム102の制御部2は、障害通報記憶部4に保存されている障害通報(障害アラート)を削除する(ステップS206)。なお、障害通報(障害アラート)の削除に代えて、障害通報記憶部4に保存されている障害通報(障害アラート)を「処理済み」に更新することでもよい。
以上により、「保守要員選択処理」が終了する。ここで、本実施形態の効果について説明する。図9のステップS102で、初回の通報と判定すると、第1のタイマー8が一旦起動されると、以降ステップS103~S105の処理は実行されない。結果として、第1のタイマー8の状態は変更されない。
一方、図9のステップS106、S107の処理は、障害通報(障害アラート)を受信する度に実行されるため、第2のタイマー9は、その都度、Y秒後に再セットされる。このように一定時間内に連続して障害通報(障害アラート)が発報される限り、第2のタイマー9による「対処要員選択処理」は延期される。
この後も同様に、一定時間内に複数の障害通報(障害アラート)が発報され続け、第1のタイマーが0になると、「対処要員選択処理」が呼び出されることになる。このときに、障害通報記憶部4には、図11のように複数の障害通報(障害アラート)が保存されていることになる。この場合、「障害対処に必要なスキル」は「ネットワーク」であると判断される。また、図13に示すように「種別」が異なる障害通報(障害アラート)が複数存在する場合は「障害対処に必要なスキル」が複数となる場合もある。
次に、保守作業指示システム102は、「障害対処に必要なスキル」に基づいて、保守要員の優先度リストを作成し、これに基づいて、保守要員に保守作業指示を出す。従って、本実施形態では、単に、保守要員への保守作業指示の送信を抑止するだけでなく、その間に受信した障害通報(障害アラート)の内容に基づいた保守要員の再選択が行われることになる。
以上説明したとおり、本実施形態は、監視システム100が何らかの障害を検知し、短時間に複数の障害アラートが発報された場合に、特に有効であり、障害の状況に応じて集約的に対応要員を選択することできるようになる。また、これにより、個別の障害通報(障害アラート)毎に対応する場合に生じ得る保守要員の重複選択を防ぎ、人員リソースの割り当てを一層効率化することが可能となる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、各図面に示したネットワーク構成、各要素の構成、メッセージの表現形態は、本発明の理解を助けるための一例であり、これらの図面に示した構成に限定されるものではない。
例えば、上記した実施形態では、保守作業指示システム102は、監視システム100から、障害通報(障害アラート)を受信するものとして説明したが、障害通報(障害アラート)を受信する形態はこれに限られない。例えば、保守作業指示システム102が、監視対象装置100-1、100-2から直接、障害通報(障害アラート)を受信する構成であっても良い。
また、上記した実施形態に示した手順は、保守作業指示システム102として機能するコンピュータ(図14の9000)に、保守作業指示システム102としての機能を実現させるプログラムにより実現可能である。このようなコンピュータは、図14のCPU(Central Processing Unit)9010、通信インタフェース9020、メモリ9030、補助記憶装置9040を備える構成に例示される。すなわち、図14のCPU9010にて、障害通報分析プログラムや保守要員選択プログラムを実行し、その補助記憶装置9040等に保持された各計算パラメーターの更新処理を実施させればよい。
即ち、上記した実施形態に示した保守作業指示システムの各部(処理手段、機能)は、保守作業指示システムを構成するコンピュータにて実現できる。具体的には、このコンピュータに搭載されたプロセッサに、そのハードウェアを用いて、上記した各処理を実行させるコンピュータプログラムにより実現することができる。
最後に、本発明の好ましい形態を要約する。
[第1の形態]
(上記第1の視点による保守作業指示システム参照)
[第2の形態]
上記した保守作業指示システムは、
さらに、前記障害通報を記憶する障害通報記憶部を備え、
初回の障害通報後、前記第1の値で規定される時間の経過又は前記第2のタイマーにおける前記第2の値で規定された時間の経過のいずれか早い方が到来するまでの間、前記障害通報記憶部に障害通報を蓄積し、
前記保守要員選択部は、前記障害通報記憶部に蓄積された障害通報に基づいて保守要員を選択する構成を採ることができる。
[第3の形態]
上記した保守作業指示システムにおいて、
前記保守要員選択部は、
所定の期間に受信した前記障害通報に含まれる情報に基づいて、局所的な障害か相互関連性がある障害かを判定し、相互関連性がある障害であると判定した場合、それぞれの障害に対応できる要員を選択する構成を採ることができる。
[第4の形態]
上記した保守作業指示システムにおいて、予め設定された障害の復旧に要する標準作業時間に基づいて第1の値を設定する構成を採ることができる。
[第5の形態]
上記した保守作業指示システムにおいて、
前記保守要員選択部は、
所定の期間に受信した前記障害通報に含まれる情報に基づいて、前記保守要員の優先度リストを作成し、前記通知部は、前記優先度リストに基づいて保守要員を選択する構成を採ることができる。
[第6の形態]
上記した保守作業指示システムにおいて、
前記通知部は、
前記優先度リストに基づいて通知した保守要員から承諾応答がない場合、優先度が次に高い保守要員を選択して、保守作業指示を送信する構成を採ることができる。
[第7の形態]
(上記第2の視点による保守作業指示方法参照)
[第8の形態]
(上記第3の視点によるプログラム参照)
なお、上記第7~第8の形態は、第1の形態と同様に、第2~第6の形態に展開することが可能である。
[第1の形態]
(上記第1の視点による保守作業指示システム参照)
[第2の形態]
上記した保守作業指示システムは、
さらに、前記障害通報を記憶する障害通報記憶部を備え、
初回の障害通報後、前記第1の値で規定される時間の経過又は前記第2のタイマーにおける前記第2の値で規定された時間の経過のいずれか早い方が到来するまでの間、前記障害通報記憶部に障害通報を蓄積し、
前記保守要員選択部は、前記障害通報記憶部に蓄積された障害通報に基づいて保守要員を選択する構成を採ることができる。
[第3の形態]
上記した保守作業指示システムにおいて、
前記保守要員選択部は、
所定の期間に受信した前記障害通報に含まれる情報に基づいて、局所的な障害か相互関連性がある障害かを判定し、相互関連性がある障害であると判定した場合、それぞれの障害に対応できる要員を選択する構成を採ることができる。
[第4の形態]
上記した保守作業指示システムにおいて、予め設定された障害の復旧に要する標準作業時間に基づいて第1の値を設定する構成を採ることができる。
[第5の形態]
上記した保守作業指示システムにおいて、
前記保守要員選択部は、
所定の期間に受信した前記障害通報に含まれる情報に基づいて、前記保守要員の優先度リストを作成し、前記通知部は、前記優先度リストに基づいて保守要員を選択する構成を採ることができる。
[第6の形態]
上記した保守作業指示システムにおいて、
前記通知部は、
前記優先度リストに基づいて通知した保守要員から承諾応答がない場合、優先度が次に高い保守要員を選択して、保守作業指示を送信する構成を採ることができる。
[第7の形態]
(上記第2の視点による保守作業指示方法参照)
[第8の形態]
(上記第3の視点によるプログラム参照)
なお、上記第7~第8の形態は、第1の形態と同様に、第2~第6の形態に展開することが可能である。
なお、上記の特許文献の各開示は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとし、必要に応じて本発明の基礎ないし一部として用いることが出来るものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし選択(部分的削除を含む)が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。さらに、上記引用した文献の各開示事項は、必要に応じ、本発明の趣旨に則り、本発明の開示の一部として、その一部又は全部を、本書の記載事項と組み合わせて用いることも、本願の開示事項に含まれるものと、みなされる。
1、11 受信部
2、14 制御部
3 保守要員情報テーブル
4 障害通報記憶部
5、12 保守要員選択部
6 電話発着信システム指示部
7 メール送信指示部
8、15 第1のタイマー
9、16 第2のタイマー
10、102 保守作業指示システム
13 通知部
100 監視システム
101-1~101-2 監視対象装置
103 電話発着信システム
104 電話網
105 IP(InternetProtocol)網
9000 コンピュータ
9010 CPU
9020 通信インタフェース
9030 メモリ
9040 補助記憶装置
2、14 制御部
3 保守要員情報テーブル
4 障害通報記憶部
5、12 保守要員選択部
6 電話発着信システム指示部
7 メール送信指示部
8、15 第1のタイマー
9、16 第2のタイマー
10、102 保守作業指示システム
13 通知部
100 監視システム
101-1~101-2 監視対象装置
103 電話発着信システム
104 電話網
105 IP(InternetProtocol)網
9000 コンピュータ
9010 CPU
9020 通信インタフェース
9030 メモリ
9040 補助記憶装置
Claims (10)
- 監視対象装置毎に管理される第1、第2のタイマーと、
前記監視対象装置から、障害通報を受信する受信部と、
所定の期間に受信した前記障害通報に基づいて保守要員を選択する保守要員選択部と、
前記選択した保守要員に作業指示を送信する通知部と、
前記障害通報に含まれる情報に基づいて第1、第2の値を決定し、前記第1、第2のタイマーに設定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1のタイマーが設定されていない監視対象装置から障害通報を受信した場合、前記第1の値を前記第1のタイマーに設定し、
以降、前記第1のタイマーが前記第1の値で規定された時間を計時するまでの期間に、同一の監視対象装置から、障害通報を受信した場合、前記第1の値より短い第2の値を前記第2のタイマーに設定することで、初回の障害通報後、前記第1の値で規定される時間の経過又は前記第2のタイマーにおける前記第2の値で規定された時間の経過のいずれか早い方が到来するまでの間、受信した障害通報を集約する
保守作業指示システム。 - さらに、前記障害通報を記憶する障害通報記憶部を備え、
初回の障害通報後、前記第1の値で規定される時間の経過又は前記第2のタイマーにおける前記第2の値で規定された時間の経過のいずれか早い方が到来するまでの間、前記障害通報記憶部に障害通報を蓄積し、
前記保守要員選択部は、前記障害通報記憶部に蓄積された障害通報に基づいて保守要員を選択する
請求項1の保守作業指示システム。 - 前記保守要員選択部は、
所定の期間に受信した前記障害通報に含まれる情報に基づいて、局所的な障害か相互関連性がある障害かを判定し、相互関連性がある障害であると判定した場合、前記第1の値として、局所的な障害の場合の値よりも大きい値を設定する請求項1又は2の保守作業指示システム。 - 前記第1の値は、予め設定された障害の復旧に要する標準作業時間に基づいて設定される請求項1から3いずれか一の保守作業指示システム。
- 前記保守要員選択部は、
所定の期間に受信した前記障害通報に含まれる情報に基づいて、前記保守要員の優先度リストを作成し、
前記通知部は、
前記優先度リストに基づいて保守要員を選択する請求項1から4いずれか一の保守作業指示システム。 - 前記通知部は、
前記優先度リストに基づいて通知した保守要員から承諾応答がない場合、優先度が次に高い保守要員を選択して、保守作業指示を送信する請求項5の保守作業指示システム。 - 監視対象装置毎に管理される第1、第2のタイマーと、
前記監視対象装置から、障害通報を受信する受信部と、
所定の期間に受信した前記障害通報に基づいて保守要員を選択する保守要員選択部と、
前記選択した保守要員に作業指示を送信する通知部と、
前記障害通報に含まれる情報に基づいて第1、第2の値を決定し、前記第1、第2のタイマーに設定する制御部と、を備えたコンピュータが、
前記第1のタイマーが設定されていない監視対象装置から障害通報を受信した場合、前記第1の値を前記第1のタイマーに設定し、
以降、前記第1のタイマーの値が到来するまでの期間に、同一の監視対象装置から、障害通報を受信した場合、前記第1の値より短い第2の値を前記第2のタイマーに設定することで、初回の障害通報後、前記第1の値で規定される時間の経過又は前記第2のタイマーにおける前記第2の値で規定された時間の経過のいずれか早い方が到来するまでの間、受信した障害通報を集約する
保守作業指示方法。 - 前記コンピュータは、さらに、前記障害通報を記憶する障害通報記憶部を備え、
初回の障害通報後、前記第1の値で規定される時間の経過又は前記第2のタイマーにおける前記第2の値で規定された時間の経過のいずれか早い方が到来するまでの間、前記障害通報記憶部に障害通報を蓄積し、
前記保守要員選択部は、前記障害通報記憶部に蓄積された障害通報に基づいて保守要員を選択する
請求項7の保守作業指示方法。 - 所定の期間に受信した前記障害通報に含まれる情報に基づいて、局所的な障害か相互関連性がある障害かを判定し、相互関連性がある障害であると判定した場合、前記第1の値として、局所的な障害の場合の値よりも大きい値を設定する請求項7又は8の保守作業指示方法。
- 監視対象装置毎に管理される第1、第2のタイマーと、
前記監視対象装置から、障害通報を受信する受信部と、
所定の期間に受信した前記障害通報に基づいて保守要員を選択する保守要員選択部と、
前記選択した保守要員に作業指示を送信する通知部と、
前記障害通報に含まれる情報に基づいて第1、第2の値を決定し、前記第1、第2のタイマーに設定する制御部と、を備えたコンピュータに、
前記第1のタイマーが設定されていない監視対象装置から障害通報を受信した場合、前記第1の値を前記第1のタイマーに設定する処理と、
以降、前記第1のタイマーの値が到来するまでの期間に、同一の監視対象装置から、障害通報を受信した場合、前記第1の値より短い第2の値を前記第2のタイマーに設定することで、初回の障害通報後、前記第1の値で規定される時間の経過又は前記第2のタイマーにおける前記第2の値で規定された時間の経過のいずれか早い方が到来するまでの間、受信した障害通報を集約する処理と、
を実行させるプログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020558416A JP7120325B2 (ja) | 2018-11-20 | 2019-11-19 | 保守作業指示システム、保守作業指示方法及びプログラム |
US17/294,805 US20220005000A1 (en) | 2018-11-20 | 2019-11-19 | Maintenance work instruction system, maintenance work instruction method, and program |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018217092 | 2018-11-20 | ||
JP2018-217092 | 2018-11-20 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
WO2020105619A1 true WO2020105619A1 (ja) | 2020-05-28 |
Family
ID=70774010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
PCT/JP2019/045223 WO2020105619A1 (ja) | 2018-11-20 | 2019-11-19 | 保守作業指示システム、保守作業指示方法及びプログラム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20220005000A1 (ja) |
JP (1) | JP7120325B2 (ja) |
WO (1) | WO2020105619A1 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07162420A (ja) * | 1993-12-03 | 1995-06-23 | Mitsubishi Electric Corp | ネットワーク監視方式 |
JP2012064045A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Ricoh Co Ltd | 管理サーバおよびエラー出力プログラム |
JP2012181744A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Kddi Corp | 分散ファイルシステムにおける運用監視システム及び運用監視方法 |
Family Cites Families (36)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6401119B1 (en) * | 1998-09-18 | 2002-06-04 | Ics Intellegent Communication Software Gmbh | Method and system for monitoring and managing network condition |
US20020065702A1 (en) * | 2000-08-25 | 2002-05-30 | Caulfield David L. | Real-time production tracking and scheduling system |
US7124059B2 (en) * | 2000-10-17 | 2006-10-17 | Accenture Global Services Gmbh | Managing maintenance for an item of equipment |
US20030126001A1 (en) * | 2001-12-28 | 2003-07-03 | Margo Northcutt | Process for managing requests for work within an organization through a centralized workflow management system |
JP4102592B2 (ja) | 2002-05-09 | 2008-06-18 | 日本電気株式会社 | 集約機能付障害情報通知システム及びマシンを集約機能付障害情報通知手段として機能させるためのプログラム |
FR2845223B1 (fr) * | 2002-09-26 | 2005-04-15 | Jean Patrick Azpitarte | Systeme de carnet d'entretien electronique d'un equipement tel qu'un ascenseur |
US8429088B2 (en) * | 2003-01-13 | 2013-04-23 | Scott P. Kaplan | On-location electronics troubleshooting services system |
US7464046B2 (en) * | 2003-07-15 | 2008-12-09 | At&T Intellectual Properties I, L.P. | Dispatch and service support system |
US7206771B2 (en) * | 2003-11-11 | 2007-04-17 | International Business Machines Corporation | Automated knowledge system for equipment repair based on component failure history |
US7251535B2 (en) * | 2004-02-06 | 2007-07-31 | Rockwell Automation Technologies, Inc. | Location based diagnostics method and apparatus |
US7218974B2 (en) * | 2005-03-29 | 2007-05-15 | Zarpac, Inc. | Industrial process data acquisition and analysis |
US20070050230A1 (en) * | 2005-08-31 | 2007-03-01 | Umagat Randolph G | Computer facilitated ordering, tracking, and reporting system |
AU2007303109A1 (en) * | 2006-10-04 | 2008-04-10 | Marine Imaging Systems S.A. | System and method for measuring and reporting productivity |
US20090049394A1 (en) * | 2007-08-16 | 2009-02-19 | International Business Machines Corporation | Quantifying and analyzing back office and field service processes |
US20090187449A1 (en) * | 2008-01-22 | 2009-07-23 | Van Tulder Paul A | System and method for managing unscheduled maintenance and repair decisions |
US20160335731A1 (en) * | 2010-05-05 | 2016-11-17 | Site 10.01, Inc. | System and method for monitoring and managing information |
JP5511615B2 (ja) * | 2010-09-30 | 2014-06-04 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | 作業指示に関連付けられた資産又は当該資産に関連付けられた要素を管理する方法、並びにそのシステム及びコンピュータ・プログラム |
US20120254277A1 (en) * | 2011-03-28 | 2012-10-04 | Patty Peichen Ho | Aggregating information of distributed jobs |
US20120284077A1 (en) * | 2011-05-06 | 2012-11-08 | GM Global Technology Operations LLC | Automated work order generation for maintenance |
JP5717540B2 (ja) * | 2011-05-25 | 2015-05-13 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | 保守員派遣システム |
US8880962B2 (en) * | 2012-04-24 | 2014-11-04 | International Business Machines Corporation | Maintenance planning and failure prediction from data observed within a time window |
US8878686B2 (en) * | 2012-10-29 | 2014-11-04 | Raytheon Company | Maintainer spotlighting |
US20140201089A1 (en) * | 2013-01-16 | 2014-07-17 | Maxlinear, Inc. | Communications systems and methods |
US10574550B2 (en) * | 2013-03-15 | 2020-02-25 | Time Warner Cable Enterprises Llc | Methods and apparatus for scoring the condition of nodes in a communication network and taking action based on node health scores |
WO2015064651A1 (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | 京セラ株式会社 | 設備管理システム及び設備管理方法 |
US9417868B2 (en) * | 2014-01-09 | 2016-08-16 | Bank Of America Corporation | Entity wide software tracking and maintenance reporting tool |
US11455590B2 (en) * | 2014-10-09 | 2022-09-27 | Splunk Inc. | Service monitoring adaptation for maintenance downtime |
US10305758B1 (en) * | 2014-10-09 | 2019-05-28 | Splunk Inc. | Service monitoring interface reflecting by-service mode |
US9684553B2 (en) * | 2014-10-31 | 2017-06-20 | Sap Se | Generation of instructions for repairing an electromechanical system |
JP6264473B2 (ja) * | 2014-12-01 | 2018-01-31 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 設備の保守管理方法 |
US10416662B2 (en) * | 2015-09-22 | 2019-09-17 | International Business Machines Corporation | Maintenance optimization for asset performance management |
JP6734989B2 (ja) * | 2016-07-21 | 2020-08-05 | シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレーテッドSiemens Healthcare Diagnostics Inc. | オートメーショントラックのモニタリング及びメンテナンスに基づいて調節するシステム及び方法 |
WO2018150631A1 (ja) * | 2017-02-20 | 2018-08-23 | 日本電気株式会社 | 判定装置、判定方法及びプログラム |
US10885014B2 (en) * | 2017-02-28 | 2021-01-05 | Citrix Systems, Inc. | Assigning monitoring responsibilities in distributed systems using optimistic concurrency |
WO2019068196A1 (en) * | 2017-10-06 | 2019-04-11 | Raven Telemetry Inc. | INCREASED INDUSTRIAL MANAGEMENT |
US11266864B2 (en) * | 2018-01-23 | 2022-03-08 | Tyco Fire Products Lp | Systems and methods of remote monitoring of equipment |
-
2019
- 2019-11-19 US US17/294,805 patent/US20220005000A1/en not_active Abandoned
- 2019-11-19 WO PCT/JP2019/045223 patent/WO2020105619A1/ja active Application Filing
- 2019-11-19 JP JP2020558416A patent/JP7120325B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07162420A (ja) * | 1993-12-03 | 1995-06-23 | Mitsubishi Electric Corp | ネットワーク監視方式 |
JP2012064045A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Ricoh Co Ltd | 管理サーバおよびエラー出力プログラム |
JP2012181744A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Kddi Corp | 分散ファイルシステムにおける運用監視システム及び運用監視方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7120325B2 (ja) | 2022-08-17 |
US20220005000A1 (en) | 2022-01-06 |
JPWO2020105619A1 (ja) | 2021-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3275125B1 (en) | Flow-specific failure detection in sdn networks | |
US8731181B2 (en) | Computer telephony integration device and resource management method and incoming call control method | |
WO2020038308A1 (zh) | 控制面设备的切换方法、装置及转控分离系统 | |
US10389801B2 (en) | Service request processing method, related apparatus, and system | |
TWI625295B (zh) | 電梯系統 | |
WO2016082710A1 (zh) | 一种呼叫控制方法、Diameter协议转发设备及系统 | |
WO2011020367A1 (zh) | 基于cdn的节点主备用控制器切换方法及cdn网络 | |
JP5496320B2 (ja) | メッセージ処理システム、メッセージ処理方法、およびプログラム | |
WO2007029297A1 (ja) | ネットワークインタフェース制御プログラムおよびネットワークインタフェース制御装置 | |
US8060628B2 (en) | Technique for realizing high reliability in inter-application communication | |
US9503317B2 (en) | Method and device for processing communication path | |
WO2020105619A1 (ja) | 保守作業指示システム、保守作業指示方法及びプログラム | |
CN107222883B (zh) | 无线控制器备份方法、备份切换方法、装置及系统 | |
JP2010287987A (ja) | メールサーバシステム及び輻輳制御方法 | |
US8976648B2 (en) | Method and apparatus for managing load on service devices in a communication network | |
JP2010204723A (ja) | 監視システム及び警報通知方法 | |
TWI394402B (zh) | 網路偵測設備及其主動偵測網路品質的方法 | |
JP2016057683A (ja) | イベント監視コンピュータシステム及びイベント監視方法 | |
US20110238819A1 (en) | Apparatus and method for transmitting information on an operational state of the same | |
JP4876101B2 (ja) | 防災情報配信方法及び装置 | |
CN111726201A (zh) | 一种airt-ros虚拟网卡丢包解决方法 | |
JP6470199B2 (ja) | 通信装置、再設定方法および再設定プログラム | |
JP5869018B2 (ja) | メッセージ処理システム | |
JP2007251346A (ja) | イベント通知の同報配信をなすコールセンタシステム | |
CN105337996A (zh) | 一种数据处理方法及系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
121 | Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application |
Ref document number: 19886768 Country of ref document: EP Kind code of ref document: A1 |
|
ENP | Entry into the national phase |
Ref document number: 2020558416 Country of ref document: JP Kind code of ref document: A |
|
NENP | Non-entry into the national phase |
Ref country code: DE |
|
122 | Ep: pct application non-entry in european phase |
Ref document number: 19886768 Country of ref document: EP Kind code of ref document: A1 |