WO2019235356A1 - 光トランシーバ機能制御システムおよび通信システム制御方法 - Google Patents

光トランシーバ機能制御システムおよび通信システム制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信事業者等が使用する光トランシーバ機能制御システムにおいて、FPGA等のデバイスの書き換えにかかる所要時間を短縮すると共に、部品点数の増加や配線の複雑化を避けてメンテナンスを容易にする。 【解決手段】親ボード10および子ボード20のそれぞれが、これらを接続するインタフェースの信号規格を可変にする接続可変構造を含み、FPGAチップ21などの再構成可能デバイスを含む。前記インタフェースの信号規格は、FPGAチップ21の高速構成書き換えが可能なPCI Expressと、システムの定常動作に対応した10GBase-Rとを含む。CPU13等のシステム制御部が、電源投入時、システム起動時、又はシステム仕様変更時にPCI Expressを選択した後、親ボード10と子ボード20の間で通信し、FPGAチップ21の構成を書き換えた後、10GBase-Rに切り替えて定常動作に移行する。

Description

光トランシーバ機能制御システムおよび通信システム制御方法
 本発明は、光トランシーバ機能制御システムおよび通信システム制御方法に関する。
 例えば、電話回線などの通信回線を提供する通信事業者は、光トランシーバを含むネットワークで装置間を接続して通信システムを構成している。
 光トランシーバを介して複数の装置間を接続する場合には、電気的な接続規格として、非特許文献1に示されたような「SFP+ MSA(Multi-Source Agreement)」規格などが一般的に採用される。
 また、各装置の構成や機能を可変にするために、FPGA(field-programmable gate array)が各装置に内蔵される場合がある。FPGAは、製造後に購入者や設計者が構成を設定できる集積回路である。例えば、PCI Express(登録商標)経由でFPGAの構成(コンフィグレーション)を書き換える技術、すなわちCvP(Configuration via Protocol)が非特許文献2に示されている。
"SFF-8431 Specifications for Enhanced Small Form Factor Pluggable Module SFP+"、Revision 4.1、6th of July 2009、インターネット<URL:ftp://ftp.seagate.com/sff> "FPGA Configuration via Protocol"、WP-01132-1.1、May 2011、 Altera Corporation、インターネット<URL:https://www.altera.com/en_US/pdfs/literature/wp/wp-01132-stxv-cvpcie.pdf>
 ところで、機器が様々なサービスで利用されるためにはサービスで利用される多くの通信規格への対応が必要である。その方法の一つとして、接続ポートを通信規格の数だけ並列に装備して使い分ける方法がある。もう一つの方法として、ポート形状や電気的・光学的接続方式を共有とし、その電気信号・もしくは光信号の形式をデジタル信号処理などによって模擬する構成とし、その形式のみを切り替えることによって同じポートのまま多くの通信規格に対応する方法がある。しかし、デジタル信号処理でエミュレーションすることが困難なアナログ性を持つネットワーク規格なども存在する。そこで、例えばアナログ規格等もサポートする特別な集積回路のチップを追加で採用し、アナログ規格をもサポートするエミュレーション構成とすることができる。
 具体例としては、ソフトウェア無線(SDR:Software Defined Radio)を実現するために使用可能な、広帯域ADC(アナログ-デジタル変換)/DAC(デジタル-アナログ変換)集積チップや、電流ループ・トランスミッタチップなどを搭載することが考えられる。
 但し、上記のような特別な集積回路のチップの機能を必要とする装置の構成は一般的ではない。したがって、特別な集積回路のチップを搭載した回路基板はアドオンボード、すなわち子ボードとして個別に用意し、標準的な機能を有する親ボードの外側に、アドオンボードを必要に応じて接続し、システム全体の構成を変更することが想定される。その場合、親ボードとアドオンボードとの間は、光ファイバや光トランシーバを含む信号ケーブルを介して物理的に接続することが想定される。また、このような信号ケーブルや接続のためのインタフェースについては、「SFP+ MSA」規格を採用することが一般的に想定される。
 一方、上記のようなアドオンボードを様々な用途で利用する可能性がある場合には、必要に応じて構成や機能を変更できるように、FPGAのICチップをアドオンボード上に搭載しておくことが想定される。すなわち、必要に応じてFPGAのコンフィグレーションを書き換えることにより、アドオンボードの構成や機能を変更できる。
 上記のような場合に、FPGAのコンフィグレーションを書き換える方法としては、JTAG(Joint Test Action Group)規格、およびI2C(Inter-Integrated Circuit)規格などのシリアル通信を利用するのが一般的である。しかしながら、JTAG規格やI2C規格では、通信速度が低速であるためFPGAのリコンフィグに時間がかかり、例えば、数十秒~数分程度の時間がかかるケースがある。したがって、システムに組み込んだアドオンボードの機能や構成を変更したい場合に、変更に時間がかかりすぎて使用に適さないという問題がある。
 一方、アドオンボードに搭載されたFPGAのコンフィグレーションを短時間で書き換えるために、書き換えを行う外部装置を接続するための専用の接続回路をアドオンボードに付加することが考えられる。しかし、このような専用の接続回路を付加することにより、アドオンボードの部品点数が増え、配線も複雑化するため、通信システムのメンテナンスなどを行う際に不利になる。
 一方、例えば非特許文献2に示されているCvPの技術を利用すれば、FPGAのコンフィグレーションを短時間で書き換えられるので、アドオンボードの機能や構成を短時間で変更することができる。しかし、CvPの技術が想定しているのは、「PCI Express」(登録商標)のような特定のインタフェースである。また、「PCI Express」のようなインタフェースは、通信事業者などのシステムが標準的に採用している通信インタフェース、例えば「10GBase-R」などとは信号規格が異なる。したがって、通信事業者などのシステムが「10GBase-R」の信号規格で動作しているときには、CvPの技術でFPGAのコンフィグレーションを書き換えることができない。
 本発明は、上記の状況に鑑みてなされたものであり、通信事業者などが使用するシステムにおいて、実用的な時間で機能を切り替えることができ、部品点数の増加や配線の複雑化を避けてメンテナンスを容易にすることが可能な光トランシーバ機能制御システムおよび通信システム制御方法を提供することを目的とする。
(1)デジタル信号を処理する親ボードと、光トランシーバを含む所定のインタフェースを介して前記親ボードに接続された子ボードとを有する光トランシーバ機能制御システムにおいて、
 前記親ボードおよび前記子ボードのそれぞれが、前記インタフェースの信号規格を可変にする接続可変構造を含み、
 少なくとも前記子ボードは、前記子ボードが提供する機能の構成を書き換えることが可能な再構成可能デバイスを含み、
 前記インタフェースの信号規格は、前記再構成可能デバイスの高速な構成書き換えが可能な第1規格と、システムの定常動作に対応した第2規格とを含み、
 前記親ボードおよび前記子ボードを制御するシステム制御部が、電源投入時、システム起動時、又はシステム仕様変更時に、前記第1規格を優先的に選択した後、前記親ボードと前記子ボードとの間で通信を行い、前記子ボードの再構成可能デバイスの構成を書き換え、書き換え後に前記第2規格に切り替えて定常動作に移行する、
 光トランシーバ機能制御システム。
 この光トランシーバ機能制御システムによれば、電源投入時、システム起動時、又はシステム仕様変更時に、親ボードおよび子ボードが第1規格を選択することにより、子ボードの再構成可能デバイスを高速に書き換える。よって、実用的な時間で子ボードの機能を切り替えることができる。
(2)前記子ボードは、アナログ規格を含む仕様に対応した集積回路デバイスを備え、
 前記再構成可能デバイスは、少なくとも一部分が前記集積回路デバイスと接続可能に構成される、
 上記(1)に記載の光トランシーバ機能制御システム。
 この光トランシーバ機能制御システムによれば、アナログ信号処理に対応していない標準的な構成の親ボードに、子ボードを接続することにより、アナログ信号処理の機能をシステムに付加することができる。しかも、子ボードの再構成可能デバイスの書き換えにより、集積回路デバイスの接続状態や機能を変更できるので、必要に応じて様々な規格の通信仕様に対応できる。
(3)前記システム制御部の通信制御において、前記親ボード側がマスタ、前記子ボード側がスレーブとなって、前記再構成可能デバイスの構成書き換えを実行する、
 上記(1)に記載の光トランシーバ機能制御システム。
 この光トランシーバ機能制御システムによれば、子ボードの構成や機能を変更するために必要なデータを親ボード側から送ることができるので、必要なデータを子ボード側に事前に用意しておく必要がない。したがって、子ボードのメンテナンス性を向上させることができる。
(4)前記システム制御部は、前記子ボードが必要とする電源電力の供給を制御する機能を含み、
 前記システム制御部は、前記再構成可能デバイスの構成を書き換える前に、前記子ボードへの電源電力供給を一時的に停止し、前記再構成可能デバイスの構成データを初期化してから、電源電力供給を再開する、
 上記(3)に記載の光トランシーバ機能制御システム。
 この光トランシーバ機能制御システムによれば、子ボードへの電源電力供給を一時的に停止することにより、再構成可能デバイスが保持している構造データを揮発させ初期化することが可能になる。そして、初期化した後で再構成可能デバイスの構成書き換えを実行することにより、簡単に構成を書き換えることができる。
(5)前記再構成可能デバイスは、構成をプログラム可能なゲートアレイである、
 上記(1)に記載の光トランシーバ機能制御システム。
 この光トランシーバ機能制御システムによれば、構造をプログラム可能なゲートアレイを利用するので、必要に応じてプログラムを変更することにより、様々な構成の論理回路を構成できる。つまり、子ボードの機能を様々に切り替えることができる。
(6)前記親ボードおよび前記子ボードのそれぞれが、前記再構成可能デバイスを備える、
 上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の光トランシーバ機能制御システム。
 この光トランシーバ機能制御システムによれば、親ボードと子ボードとを接続するインタフェースを再構成可能デバイスの機能により実現できるので、再構成可能デバイスの一部の構成を書き換えることにより、親ボードと子ボードとの間の信号規格を必要に応じて第1規格、および第2規格に変更できる。
(7)デジタル信号を処理する親ボードと、光トランシーバを含む所定のインタフェースを介して前記親ボードに接続された子ボードとを有し、少なくとも前記子ボードは、前記子ボードが提供する機能の構成を書き換えることが可能な再構成可能デバイスを含み、前記親ボードおよび前記子ボードのそれぞれが、前記インタフェースの信号規格を可変にする接続可変構造を含み、前記インタフェースの信号規格は、前記再構成可能デバイスの構成書き換えが可能な第1規格と、システムの定常動作に対応した第2規格とを含む光トランシーバ機能制御システムにおいて、前記子ボードの再構成可能デバイスの構成書き換えを実施するための通信システム制御方法であって、
 電源投入時、システム起動時、又はシステム仕様変更時に、前記第1規格を優先的に選択した後、
 前記親ボードと前記子ボードとの間で通信を行い、前記再構成可能デバイスの構成を書き換え、
 前記構成書き換えの後に前記第2規格に切り替えて定常動作に移行する、
 通信システム制御方法。
 この通信システム制御方法によれば、電源投入時、システム起動時、又はシステム仕様変更時に、親ボードおよび子ボードが第1規格を選択することにより、子ボードの再構成可能デバイスを高速に書き換える。よって、実用的な時間で子ボードの機能を切り替えることができる。
(8)前記子ボードの機能を変更する場合には、前記再構成可能デバイスの構成を書き換える前に、前記子ボードへの電源電力供給を一時的に停止し、前記再構成可能デバイスの構成データを初期化してから、電源電力供給を再開する、
 上記(7)に記載の通信システム制御方法。
 この通信システム制御方法によれば、子ボードへの電源電力供給を一時的に停止することにより、再構成可能デバイスが保持している構造データを揮発させ初期化することが可能になる。そして、初期化した後で再構成可能デバイスの構成書き換えを実行することにより、簡単に構成を書き換えることができる。
 本発明の光トランシーバ機能制御システムおよび通信システム制御方法によれば、通信事業者などが使用するシステムにおいて、よって、実用的な時間で機能を切り替えることができ、部品点数の増加や配線の複雑化を避けてメンテナンスを容易にすることが可能である。
本発明の実施形態における光トランシーバ機能制御システムの構成例を示すブロック図である。 子ボードのFPGAチップを書き換える際の親ボードと子ボードの接続状態を示すブロック図である。 システムが定常動作を行う際の親ボードと子ボードの接続状態を示すブロック図である。 電源投入時の親ボードおよび子ボードのセットアップ動作を示すフローチャートである。 機能変更時の親ボードのセットアップ動作を示すフローチャートである。 親ボードと子ボードが協調動作を行う場合の特徴的な動作例の一部分を示すシーケンス図である。 図5Aの続きを示すシーケンス図である。 親ボードと子ボードがそれぞれ独立した動作を行う場合の特徴的な動作例の一部分を示すシーケンス図である。 図6Aの続きを示すシーケンス図である。
 本発明の実施形態について各図を参照しながら以下に説明する。
<光トランシーバ機能制御システムの構成>
 本発明の実施形態における光トランシーバ機能制御システムの構成例を図1に示す。
 図1に示した光トランシーバ機能制御システムは、電話回線やそれに類似した通信回線を提供する通信事業者の通信システムの一部分として利用することを想定して構成されている。
 すなわち、図1に示したシステムは、DWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing)系信号を扱う伝送路33、および専用線系信号を扱う伝送路34と接続されている。「DWDM系信号」は、光レベルの規格については標準化団体ITU-Tで規定された波長等を用い、電気レベルの規格についてはOTN(Optical Transport Network)、やイーサネット(Ethernet:登録商標)等を用いる。図1に示した「専用線系信号」は、基本的には電話回線と類似の信号規格を用いながら電話以外の用途に用いられる信号回線であるが、現在主流の規格から外れた旧規格の信号回線も含んでいる。「DWDM系信号」を扱う伝送路33は光信号のみを伝送する。「専用線系信号」を扱う伝送路34は、光信号と電気信号との2種類の信号をそれぞれ伝送する。したがって、伝送路34のインタフェースは、電気信号と光信号との相互変換を可能にするために図示しない「O/Eコンバータ」などを含む。
 図1に示した光トランシーバ機能制御システムは、親ボード10、子ボード20、接続ケーブル30、および集約コントローラ40を備えている。親ボード10は、デジタル信号処理を行うためのハードウェアおよびソフトウェアを備えており、基本的な機能として、通信ネットワークの様々な規格に対応するためのエミュレーションの機能を有している。
 一方、デジタル信号処理だけでは対応できないネットワーク規格も存在する。例えば、ソフトウェア無線(SDR:Software Defined Radio)などの機能をネットワークに追加する場合には、アナログ信号処理規格に対応する必要があるので、広帯域ADC/DAC集積チップや、電流ループ・トランスミッタチップなどを搭載する事が想定される。
 しかし、アナログ信号処理規格の利用は一般的ではないので、そのような機能を仮に親ボード10に標準的に搭載すると、親ボード10の構造が必要以上に複雑化したり部品数が増えることになる。そこで、アドオンボードにより必要に応じて機能を追加できるように、図1に示したようにアドオンボード、すなわち子ボード20は、接続ケーブル30を介して親ボード10に接続する。
 接続ケーブル30は、光信号を伝送する光ファイバを含み、その端部コネクタのプラグ(Plug)に「SFP+」規格の光トランシーバ31が収容されている。また、光トランシーバ31の先から接続ケーブル30まで電気信号を伝送するために電気ケーブル32が接続されている。電気ケーブル32は「SFF-8431、MSA(Multi-Source Agreements)」規格に対応している。したがって、接続ケーブル30は一端が親ボード10の接続部10aと接続され、他端が子ボード20の接続部20aと接続されている。
 図1に示した親ボード10は、その回路基板上にFPGAチップ11、メモリ12、およびCPU(Central Processing Unit)13を搭載している。
 FPGAチップ11は、単一の部品として構成された集積回路であり、様々な論理ゲートのアレイを内蔵しそれらの構成や機能をユーザの使用環境においても外部から必要に応じてプログラミング可能である。このプログラミングは、コンフィグレーションの書き換えと同等の意味である。
 また、図1に示した構成においては、FPGAチップ11の少なくとも一部の端子すなわちピンが、接続部10aと接続されている。したがって、FPGAチップ11をプログラミングすることにより、接続部10aのインタフェースの仕様を変更することが可能である。
 CPU13は、マイクロコンピュータの機能を有する単一の部品として構成された集積回路であり、親ボード10に内蔵されたソフトウェアや外部から取得可能なソフトウェアを実行することにより、親ボード10に必要とされる制御機能を実現できる。
 メモリ12は、様々なデータを保持することができる。例えば、FPGAチップ11および21のそれぞれのコンフィグレーションに係るデータや、CPU13が実行可能なソフトウェアなどがメモリ12上に配置される。なお、メモリ12として、データ読み出し専用のメモリ(ROM)と、データの読み書きが自在なメモリ(RAM)とをそれぞれ個別に搭載してもよい。
 また、親ボード10のCPU13は、外部の集約コントローラ40と通信できるように接続されている。集約コントローラ40は、制御上、親ボード10よりも上位に位置し、通信システム全体の機能を管理するための制御を集約的に行うことができる。つまり、集約コントローラ40は必要に応じて親ボード10に指示を与える。集約コントローラ40は、例えば一般的なパーソナルコンピュータのような端末で構成できる。
 図1に示した子ボード20は、FPGAチップ21、CPU22、メモリ29、SDR用集積RFチップ23、光部品群24、およびケージ25を備えている。
 FPGAチップ21は、FPGAチップ11と同様に単一の部品として構成された集積回路である。FPGAチップ21は、様々な論理ゲートのアレイを内蔵し、ユーザの使用環境において、外部から必要に応じてそれらの構成や機能を再構成(プログラミング)することができる。
 また、図1に示した構成においては、FPGAチップ21の少なくとも一部の端子すなわちピンが、接続部20aと接続されている。したがって、FPGAチップ21をプログラミングすることにより、接続部20aのインタフェースの仕様を変更することが可能である。
 このFPGAチップ21は、メモリ29に格納されたコンフィグレーション・データをCPU22が書き込むことによって、その機能が構成される。FPGAチップ21は更に、親ボード10のFPGAチップ11が、CvP技術でコンフィグレーション・データを書き込むことにより、その機能が構成される。
 CPU22は、マイクロコンピュータの機能を有する単一の部品として構成された集積回路であり、子ボード20のメモリ29に内蔵されたソフトウェアや外部から取得可能なソフトウェアを実行することにより、子ボード20に必要とされる制御機能を実現できる。CPU22は更に、メモリ29に格納されたコンフィグレーション・データをFPGAチップ21に書き込むことにより、FPGAチップ21の機能を再構成する。
 SDR用集積RFチップ23は、高周波(RF)のアナログ信号処理規格に対応した機能を含む半導体デバイスを集積回路として構成したチップ部品であり、ソフトウェア無線などの用途に利用できる。例えば、広帯域ADC/DAC集積チップや、電流ループ・トランスミッタチップなどが、SDR用集積RFチップ23として子ボード20に搭載される。
 光部品群24は、FPGAチップ21の制御によりソフトウェア的に操作できるように構成されている。ケージ25は、「SFP+」規格に対応した複数の光トランシーバ26、27を収容することができる。各光トランシーバ26、27は、市販されている製品でよい。例えば、「Burst Mode」の光受信器や、「C-band Tunable」の光送信器を光トランシーバ26、27として接続することができる。光トランシーバ26、27の各光信号は、光ファイバ28を経由して光部品群24と接続される。
 図示しないが、FPGAチップ21は信号入出力用の多数のピンおよび制御用の多数のピンを備えている。図1に示した例では、FPGAチップ21の信号入出力用のピン又は制御用のピンが、接続部20a、CPU22、SDR用集積RFチップ23、光部品群24、およびケージ25とそれぞれ接続されている。したがって、FPGAチップ21のコンフィグレーションを書き換えて内部構成や機能を変更することにより、子ボード20全体の機能や構成を大幅に変更することが可能である。
<FPGAチップ21のコンフィグレーションの書き換え>
 子ボード20が所望の機能を実現できるように変更するためには、FPGAチップ21をリコンフィグすればよい。すなわち、外部から新たなコンフィグレーション・データを与えてFPGAチップ21を書き換えることにより、FPGAチップ21の内部構成や機能が所望の状態に変更される。
 しかし、FPGAチップ21をリコンフィグするために特別な回路や通信線などの配線を追加する場合には、部品数の増加や配線の複雑化によりシステムをメンテナンスする際に不利になる。したがって、接続ケーブル30を利用して親ボード10と子ボード20との間で通信を行い、この通信によりFPGAチップ21をコンフィグレーションすることが想定される。
 具体的には、電気ケーブル32を通る信号の中に、JTAG規格の制御用信号が含まれている。このJTAG規格の制御用信号を利用することにより、親ボード10からの指示により、FPGAチップ21をリコンフィグすることができる。
 但し、JTAG規格の制御用信号の速度は数kbpsである。そのため、JTAG規格の制御用信号を用いてFPGAチップ21をリコンフィグする場合には、数十秒~数分程度の長い時間がかかることが予想される。つまり、子ボード20の機能変更が必要になる度に長い待ち時間が必要になるので実用的なシステム運用が困難になる。そこで、JTAG規格の制御用信号を利用する場合よりも短時間でFPGAチップ21をリコンフィグすることが必要になる。
 例えば、「PCI Express」の信号規格を利用する場合には、この規格上、システム起動後一定時間(100ms)以内に応答しなければならない。そこで、「PCI Express」の信号規格の通信路を介してFPGAのコンフィグレーションを書き換えるために、CvP(非特許文献2参照)技術やこれと同等の他の技術が既に存在している。つまり、CvPやこれと同等の技術を利用すれば、100ms未満の短時間でFPGAのコンフィグレーションを書き換えることができる。
 但し、CvP技術は「PCI Express」の信号規格を利用することを前提としているので、他の信号規格の環境下では利用できない。実際には、通信事業者が使用する図1のような通信システムにおいては、例えば「10GBase-R」のような信号規格が一般的であるので、CvP技術は利用できない。逆に、「PCI Express」の信号規格を利用する場合は図1のような通信システムにおいてもCvP技術が利用可能になるが、「PCI Express」の信号規格を利用している状態では、通信事業者の通信システムを定常状態で運用することが困難になる。定常状態では、システム上の既存のソフトウェアやハードウェアが接続規格として「PCI Express」を想定していないためである。
<通信システム制御方法の概要>
 そこで、本発明の通信システム制御方法の実施形態においては、図1に示したような親ボード10と子ボード20とを接続する箇所において、信号規格を可変とし、複数種類の信号規格を適宜使い分けることとする。
 具体的には、FPGAチップ11を用いて親ボード10の接続部10aのインタフェースを構成することにより、インタフェースの信号規格を可変にすることができる。また、FPGAチップ21を用いて子ボード20の接続部20aのインタフェースを構成することにより、インタフェースの信号規格を可変にすることができる。
 例えば、図1のシステムにおいて、親ボード10上のCPU13およびFPGAチップ11が子ボード20上のFPGAチップ21のコンフィグレーションを書き換える時には、これらを接続する接続ケーブル30等の信号線における信号規格を、CvPが利用可能な「PCI Express」に変更する。また、子ボード20上のFPGAチップ21のコンフィグレーションを書き換えた後、この通信システムを定常状態で運用できるように、接続ケーブル30等の信号線における信号規格を「10GBase-R」に切り替える。
 このような手順でシステムを制御することにより、CvP技術などを利用して高速でFPGAチップ21のコンフィグレーションを書き換えることが可能になる。また、コンフィグレーションを書き換える時以外は、通信事業者のシステムにおける標準的な信号規格を利用できるので、通常のシステム運用時には信号規格の不一致が生じることはなく、正しく動作することになる。
<使い分ける複数の信号規格の具体例>
 図1のシステムにおいて、子ボード20のFPGAチップ21を書き換える際の親ボード10と子ボード20の接続状態の例を図2Aに示す。また、システムが定常動作を行う際の親ボード10と子ボード20の接続状態の例を図2Bに示す。
 図1、図2A、図2Bのいずれにおいても、親ボード10と子ボード20との間は、電気的な接続規格「SFP+ MSA」に対応した接続ケーブル30等の伝送路を介して互いに接続されている。なお、電気的な接続規格「SFP+ MSA」と「SFF-8431」は同じ規格を意味している。
 図2Aに示した例では、FPGAチップ11とFPGAチップ21との間を接続する接続インタフェース35Aは、電気的な接続規格が「SFP+ MSA」のままであるが、その上の信号規格が「PCIe gen2 x1」になっている。この信号規格「PCIe gen2 x1」は、前述のCvP技術を利用可能な信号規格である。なお、「PCIe」は「PCI Express」規格のことを示している。
 したがって、図2Aに示した例では、CvP技術を利用してFPGAチップ11とFPGAチップ21との間で通信36の経路を接続し、高速でFPGAチップ21のコンフィグレーションを書き換えることができる。
 実際には、接続インタフェース35Aの親ボード10側の仕様をFPGAチップ11の内部機能を用いて変更することができ、子ボード20側の仕様をFPGAチップ21の内部機能を用いて変更することができる。つまり、FPGAチップ11およびFPGAチップ21の制御により、図2Aのように信号規格「PCIe gen2 x1」を選択することができる。
 具体的には、図1に示した各FPGAチップ11、21が、信号規格が「PCIe gen2 x1」の接続を確立する特別な「IP(intellectual property core)コア」を内蔵している。「IPコア」とは、大規模集積回路(LSI)を構成するための部分的な回路情報で、特に機能単位でまとめられているものを意味する。
 例えば、各FPGAチップ11、21の起動時に各チップ内の上記「IPコア」を選択することにより、初期化として信号規格「PCIe gen2 x1」の接続を確立できる。また、信号規格「PCIe gen2 x1」の接続を確立した後で、この信号規格のメッセージを発することにより、FPGAチップ21内の上記「IPコア」の先に繋がるロジックを動的に書き換えることができる。つまり、FPGAチップ21のコンフィグレーションを書き換えることができる。
 一方、図2Bに示した例では、FPGAチップ11とFPGAチップ21との間を接続する接続インタフェース35Bは、電気的な接続規格が「SFP+ MSA」のままであるが、その上の信号規格が「10GBase-R」になっている。この信号規格「10GBase-R」は、前述のCvP技術を利用できないが、通信事業者の通信システムを通常運用する際の標準的な信号規格と同じであるので、この通信システムを定常状態で稼働させる際の信号規格として利用できる。定常状態では、FPGAチップ21のコンフィグレーション変更が要求される機会は比較的少ないので、CvP技術を利用できなくても問題はない。
 実際には、接続インタフェース35Bの親ボード10側の仕様をFPGAチップ11の内部機能を用いて変更することができ、子ボード20側の仕様をFPGAチップ21の内部機能を用いて変更することができる。つまり、FPGAチップ11およびFPGAチップ21の制御により、図2Bのように信号規格「10GBase-R」を選択することができる。
 なお、図1に示した通信システムにおいては、親ボード10と子ボード20との間を接続するインタフェースに「SFP+ MSA」(SFF-8431と同じ)規格を採用している。ここで、「SFP+ MSA」規格は電気的な接続規格である。一方、「PCI Express」規格は、電気的な規格の定義と、その上の信号規格の定義との2セクションに分かれている。
 図2A、図2Bに示した実施形態では、「SFP+ MSA」規格によるFPGAチップ11、21間の電気的接続が動作状態によって変更されることはないが、その代わりに、その上の信号規格が「10GBase-R」と「PCIe gen2 x1」の信号規格定義部の中から動的に変更される。これら2つの信号規格は両者とも送信に1対、受信に1対の差動電気信号レーンがあることを最低限要求するので、当該の差動電気信号レーンを持つ「SFP+ MSA」規格で電気接続した上で、2つの信号規格を動的に切り替えることが可能である。
<制御動作の説明>
-<電源投入時のセットアップ動作>
 電源投入時における親ボード10および子ボード20のセットアップ動作の具体例を図3に示す。実際には、親ボード10に電源電力供給が開始された直後から、親ボード10上のCPU13が図3の左側の各ステップS11~S17を実行することができる。また、子ボード20に電源電力供給が開始された直後から、子ボード20上のCPU22が図3の右側の各ステップS21~S25を実行することができる。図3に示したセットアップ動作について以下に説明する。
 親ボード10上のCPU13は、ステップS11で、親ボード10と子ボード20の間を接続するインタフェースにおける信号規格を、「初期動作用規格」に定めてこのインタフェースをセットアップする。本実施形態では「初期動作用規格」として「PCIe gen2 x1」を指定している。「初期動作用規格」は、ここではCvP等を利用して、高速でFPGAのコンフィグレーションを書き換え可能な信号規格を意味している。
 図1に示した例では、親ボード10側のインタフェースをFPGAチップ11内の回路要素を利用して構成することができるので、CPU13がFPGAチップ11を制御することにより、親ボード10側の信号規格を「PCIe gen2 x1」に定めてセットアップすることができる。
 上記と同様に、子ボード20上のCPU22は、ステップS21で、親ボード10と子ボード20の間を接続するインタフェースにおける信号規格を、「初期動作用規格」に定めてこのインタフェースをセットアップする。本実施形態では親ボード10側と同様に、子ボード20側でも「初期動作用規格」として「PCIe gen2 x1」を指定している。
 図1に示した例では、子ボード20側のインタフェースをFPGAチップ21内の回路要素を利用して構成することができるので、CPU22がFPGAチップ21を制御することにより、子ボード20側の信号規格を「PCIe gen2 x1」に定めてセットアップすることができる。
 子ボード20側のCPU22は、ステップS21を実行した後、次のステップS22で、子ボード20がスレーブデバイスとしてリンクアップした状態を維持しつつ次の動作まで待機する。
 図3に示した例では、親ボード10上のCPU13は、ステップS12でシステム起動を待った後、次のステップS13に進む。
 図1に示した通信システムの一般的な動作においては、親ボード10内のデジタル信号処理だけで所望のエミュレーションを実現できるので子ボード20の機能を使用する必要はない。しかし、図1に示した通信システムを使用するユーザの要求により、例えばソフトウェア無線機能を使う場合には、子ボード20上のアナログ信号処理機能を使う必要がある。そのような場合に、子ボード20を使用開始するために親ボード10上のCPU13の処理がステップS13からステップS14に進む。
 親ボード10上のCPU13は、ステップS14で、CvP技術を利用して子ボード20上のFPGAチップ21のコンフィグレーションを書き換える。すなわち、FPGAチップ21の新たな構成や機能を定めるコンフィグレーション・データをメモリ12から読み出し、FPGAチップ11および接続ケーブル30を経由して子ボード20に送り、FPGAチップ21を書き換える。この場合、図2Aに示したように接続インタフェース35Aの信号規格が「初期動作用規格」の「PCIe gen2 x1」であるため、CvP技術を利用することができ、高速で、すなわち短時間でFPGAチップ21のコンフィグレーションを書き換えられる。
 ステップS23において、子ボード20は、マスタデバイスである親ボード10のコンフィグレーション・データの書き込みにより、FPGAチップ21が書き換えられる。この場合、FPGAチップ11とFPGAチップ21との間のCvPにより、FPGAチップ21のコンフィグレーションを書き換えることができるので、CPU22はステップS23の処理に関与する必要がない。
 子ボード20のCPU22は、ステップS23におけるFPGAチップ21のコンフィグレーションの書き換えが完了して信号入出力(I/O)の規格変更ができる状態になると、ステップS24からステップS25に進む。この処理の詳細については後述する。
 ステップS25では、子ボード20のCPU22は、子ボード20側の信号入出力の規格を定常動作において使用する標準規格に変更する。この例では、図2Bのように接続インタフェース35Bの標準規格として「10GBase-R」を選択する。
 親ボード10のCPU13は、ステップS14におけるコンフィグレーション・データの書き込みが完了すると、ステップS15からステップS16の処理に進み、子ボード20に対して信号規格の変更を通知する。この処理の詳細については後述する。
 ステップS17では、親ボード10のCPU13は、親ボード10側の信号入出力の規格を定常動作において使用する標準規格に変更する。この例では、図2Bのように接続インタフェース35Bの標準規格として「10GBase-R」を選択する。
-<機能変更時のセットアップ動作>
 機能変更時における親ボード10のセットアップ動作の具体例を図4に示す。
 図1に示した通信システムにおいて、既に子ボード20の機能を使用している状態で、例えばユーザの新たな要求に応じて、子ボード20上のFPGAチップ21の機能変更が必要になる場合がある。そのような場合に、親ボード10のCPU13が図4のステップS31~S36の動作を実行することができる。
 図4に示したセットアップ動作について以下に説明する。なお、本実施形態では、子ボード20に対する電源電力供給のオンオフを制御する機能が親ボード10又は集約コントローラ40側に備わっている場合を想定している。
 親ボード10のCPU13は、例えば図1に示した集約コントローラ40から機能変更指示があったかどうかをステップS31で識別し、機能変更指示があった場合に次のステップS32に進む。ステップS32では、CPU13は、子ボード20に対する電源電力供給を一時的に停止する。
 FPGAチップ21において、その機能や内部構成を定める内部データは揮発性の内部メモリ(不図示)に保持される。したがって、ステップS32の制御の結果として子ボード20に対する電源電力供給が停止すると、FPGAチップ21の内部データは自然に揮発し、一定時間内に初期化されることになる。この初期化により、新たなコンフィグレーション・データをFPGAチップ21に正しく書き込むことが可能になる。
 親ボード10のCPU13は、子ボード20への電源電力供給が停止している間に、ステップS33で、親ボード10と子ボード20の間を接続するインタフェースにおける信号規格を、「初期動作用規格」の「PCIe gen2 x1」に定めてこのインタフェースをセットアップする。これにより、親ボード10側は、図2AのようにCvP技術の利用が可能な状態になる。
 親ボード10のCPU13は、子ボード20への電源電力供給を停止してからの経過時間が一定時間になるまでステップS34で待機した後、ステップS35に進み、子ボード20への電源電力供給を再開する。
 子ボード20においては、ステップS35の結果として、電源電力供給が再開された場合に図3に示した右側の動作を実行する。したがって、ステップS21、S22の結果として、子ボード20側のインタフェースの信号規格が「PCIe gen2 x1」になり、子ボード20はCvPが利用可能な状態で待機する。
 親ボード10のCPU13は、ステップS36で、図3のステップS14と同様に、CvPを利用して子ボード20上のFPGAチップ21のコンフィグレーションを書き換える。すなわち、FPGAチップ21の新たな構成や機能を定めるコンフィグレーション・データをメモリ12から読み出し、FPGAチップ11および接続ケーブル30を経由して子ボード20に送り、FPGAチップ21のコンフィグレーションを書き換える。この場合、図2Aに示したように接続インタフェース35Aの信号規格が「初期動作用規格」の「PCIe gen2 x1」であるため、CvPを利用することができ、高速で、すなわち短時間でFPGAチップ21のコンフィグレーションを書き換えることができる。
 親ボード10のCPU13は、ステップS36を実行した後、図3の各ステップS15~S17と同様に処理する。
<詳細な動作例の説明>
 図1に示したような通信システムにおいては、親ボード10と子ボード20とが協調動作を行うことも可能であるし、親ボード10と子ボード20とが互いに独立して制御を行うことも可能である。
-<親ボード10と子ボード20が協調動作する場合>
 親ボード10と子ボード20が協調動作を行う場合の特徴的な動作例を図5Aおよび図5Bに示す。図5Bの内容は図5Aの続きである。
 集約コントローラ40は、ステップS41で親ボード10のCPU13に対して、システムの電源投入を指示する。この指示に従い、CPU13は、ステップS42でシステムリセットおよび動作開始を指示する。これにより、親ボード10のCPU13およびFPGAチップ11と、子ボード20のCPU22およびFPGAチップ21とが、それぞれリセットされてから動作を開始する。
 親ボード10のCPU13は、ステップS43でFPGAチップ11の初期化のためのコンフィグレーション・データをCPU13の内部メモリ又はメモリ12から読み出して、このコンフィグレーション・データを親ボード10内部のインタフェース(I/F)を介してFPGAチップ11に書き込む。これにより、FPGAチップ11のコンフィグレーションは、初期状態になる。
 子ボード20のCPU22は、ステップS44でFPGAチップ21の初期化のためのコンフィグレーション・データをCPU22の内部メモリ又はメモリ29から読み出して、このデータを子ボード20内部のインタフェースを介してFPGAチップ21に書き込む。これにより、FPGAチップ21のコンフィグレーションは、初期状態になる。
 親ボード10のFPGAチップ11は、コンフィグレーションが初期状態になった後、ステップS45で、接続部10aと接続されたインタフェースのうち、「SFP+」規格の通信に関連するFPGAチップ11のピンを、「PCIe gen2 x1」の信号規格に合わせて動作を開始する。なお、各シーケンス図では、「PCIe gen2 x1」のことを「「PCIe」と省略して記載している。
 子ボード20のFPGAチップ21は、コンフィグレーションが初期状態になった後、ステップS46で、接続部20aと接続されたインタフェースのうち、「SFP+」規格の通信に関連するFPGAチップ21のピンを、「PCIe gen2 x1」の信号規格に合わせて動作を開始する。
 親ボード10のFPGAチップ11、及び子ボード20のFPGAチップ21は、これらの間で「PCIe gen2 x1」の信号規格に従って通信できるように、ステップS47でリンクアップした状態で待機する。
 図5A、図5Bに示した例では、子ボード20のFPGAチップ21の機能を再設定するための指示を、集約コントローラ40がステップS48で親ボード10のCPU13へ送信している。
 この場合、集約コントローラ40からの指示を受け取ったCPU13は、指示された機能に係るFPGAチップ21のコンフィグレーション・データを、ステップS49でメモリ12から取り出す。更に、ステップS50において、親ボード10のCPU13は、FPGAチップ11に対し、このコンフィグレーション・データを子ボード20のFPGAチップ21にCvPで書き込む指示を与える。
 親ボード10のFPGAチップ11は、CPU13からの指示に従い、ステップS51でCvPを実行する。すなわち、FPGAチップ11は、CPU13から転送されたFPGAチップ21のコンフィグレーション・データを「PCIe gen2 x1」の信号規格に従い、接続インタフェース35Aを経由してFPGAチップ21に送信する。この場合、子ボード20のFPGAチップ21は、FPGAチップ11からCvPで送信されたコンフィグレーション・データを自身の内部に書き込む。
 子ボード20のFPGAチップ21は、ステップS52で自身の動作をリセットした後、新たなコンフィグレーションに従って動作を開始する。
 子ボード20のFPGAチップ21は、ステップS53で、接続部20aと接続されたインタフェースのうち、「SFP+」規格の通信に関連するFPGAチップ21のピンを、「PCIe gen2 x1」の信号規格に合わせて動作を開始する。すなわち、ステップS52のリセットにより「初期動作用規格」である「PCIe gen2 x1」の信号規格が選択される。
 親ボード10のFPGAチップ11、及び子ボード20のFPGAチップ21は、これらの間で「PCIe gen2 x1」の信号規格に従って通信できるように、ステップS54でリンクアップした状態で待機する。
 子ボード20のFPGAチップ21は、新たなコンフィグレーションへの切替が完了しているので、次のステップS55で、親ボード10との間の通信に使用するピンの信号規格の切替準備が完了したことをCPU13へ通知する。
 親ボード10のCPU13は、FPGAチップ21から切替準備の完了通知を受信した後、ステップS56で、子ボード20の動作モード切替時刻を指示する情報を子ボード20のCPU22へ通知する。なお、この通知の際に使用する信号規格については、「初期動作用規格」の「PCIe gen2 x1」の信号規格であってもよく、「SFP+」規格で定義されている制御用の信号規格であってもよい。
 親ボード10のCPU13は、動作モードの切替予定時刻、つまりステップS56で指示した動作モード切替時刻になると、「SFP+」規格の通信に関連するFPGAチップ11のピンの動作モード、すなわち信号規格の切替を、ステップS57でFPGAチップ11に指示する。
 子ボード20のCPU22は、CPU13から通知された動作モード切替時刻になると、「SFP+」規格の通信に関連するFPGAチップ21のピンの動作モード、すなわち信号規格の切替を、ステップS58でFPGAチップ21に指示する。
 親ボード10のFPGAチップ11は、CPU13からの指示に従い、ステップS59で「SFP+」規格の通信に関連するFPGAチップ11のピンの信号規格を「10GBase-R」に切り替えて動作を開始する。
 子ボード20のFPGAチップ21は、CPU22からの指示に従い、ステップS60で「SFP+」規格の通信に関連するFPGAチップ21のピンの信号規格を「10GBase-R」に切り替えて動作を開始する。
 ステップS59、S60が完了した時点で、図3に示した親ボード10および子ボード20のセットアップが完了する。したがって、図1に示した通信システムは、図5BのステップS61で定常動作、すなわち本番動作に移行することができる。つまり、この通信システム上で通常使用される各種のソフトウェアやハードウェアが想定している信号規格と、図2Bに示した接続インタフェース35Bにおける実際の信号規格とが一致するので、この通信システムは正しく動作することになる。
 図5BのステップS61以降においては、親ボード10側から見ると、子ボード20側は、それまでと異なる新しい機能を持った光モジュールとして扱うことができる。この新しい機能は、親ボード10がFPGAチップ21のコンフィグレーションを書き換えることにより実現されたものである。
 一方、例えばユーザの要求により、既に使用している子ボード20の機能や構成に新たな変更を加える必要が生じたような場合には、図4に示したようにセットアップする必要がある。図5Bに示した例では、集約コントローラ40がステップS62で、親ボード10のCPU13に対してシステムリセットの指示を与える。
 親ボード10のCPU13は、集約コントローラ40からシステムリセットの指示を受け取ると、次のステップS63で子ボード20を含む全ての電源の遮断を実行する。なお、親ボード10側についてはステップS63で必ずしも電源を遮断する必要はない。ステップS63により、子ボード20上のFPGAチップ21のコンフィグレーション・データは自然に揮発し、親ボード10および子ボード20の各部は初期状態から再起動する。つまり、図5Aに示したステップS42以降の動作が再び実行される。
-<親ボード10と子ボード20が独立して動作する場合>
 親ボード10と子ボード20がそれぞれ独立した動作を行う場合の特徴的な動作例を図6Aおよび図6Bに示す。図6Bの内容は図6Aの続きである。
 図6Aおよび図6Bに示した動作のうち、ステップS41~S50については図5Aおよび図5Bに示した動作と同じである。また、図6Aおよび図6Bにおいて、図5Aおよび図5Bと同じ内容の処理については同じステップ番号を付与して示してある。したがって、以下の説明において同じ内容の動作説明は省略する。図6Aおよび図6Bに示した動作について以下に説明する。
 図6BのステップS50において、親ボード10のCPU13は、FPGAチップ11に対し、FPGAチップ21のコンフィグレーション・データを、子ボード20のFPGAチップ21にCvPで書き込む指示を与える。
 親ボード10のFPGAチップ11は、CPU13からの指示に従い、ステップS51BでCvPを実行する。すなわち、FPGAチップ11は、CPU13から転送されたデータを「PCIe gen2 x1」の信号規格に従い、接続インタフェース35Aを経由してFPGAチップ21に送信する。この場合、子ボード20のFPGAチップ21は、FPGAチップ11からCvPで送信されたコンフィグレーション・データを自身の内部に書き込む。
 子ボード20のFPGAチップ21は、次のステップS52で自身の動作をリセットした後、新たなコンフィグレーションに従って動作を開始する。
 子ボード20のFPGAチップ21のコンフィグレーションが書き換えられると、子ボード20側は、接続部20aのインタフェースについて「PCIe gen2 x1」の信号規格を使用する必要はなくなる。したがって、子ボード20のFPGAチップ21は、ステップS53Bで、「SFP+」規格の通信に関連するFPGAチップ21のピンの信号規格を、図1の通信システムが定常状態で使用する「10GBase-R」に切り替えて動作を開始する。
 図6Bに示した動作においては、親ボード10のCPU13は子ボード20側の実際の状態を把握することはできない。しかし、CPU13がステップS50でFPGAチップ11に指示を与えてから一定時間、例えは1秒~数秒程度を経過したときには、FPGAチップ21におけるステップS52が完了していると予想される。そこで、CPU13はステップS50の実行から一定時間が経過するとステップS57Bを実行する。
 親ボード10のCPU13は、ステップS57Bにおいて、「SFP+」規格の通信に関連するFPGAチップ11のピンの動作モード、すなわち信号規格の切替をFPGAチップ11に指示する。
 親ボード10のFPGAチップ11は、CPU13からの指示に従い、ステップS59で「SFP+」規格の通信に関連するFPGAチップ11のピンの信号規格を「10GBase-R」に切り替えて動作を開始する。
 子ボード20側がステップS53Bを実行し、且つ親ボード10がステップS59を実行した後は、図2Bに示したように、信号規格が「10GBase-R」の接続インタフェース35Bにより、親ボード10と子ボード20とが接続された状態になる。
 したがって、図6BのステップS61以降は、図1に示した通信システムが定常状態で使用する標準的な信号規格「10GBase-R」でFPGAチップ11とFPGAチップ21との間の通信を行うことができる。つまり、FPGAチップ11およびFPGAチップ21は、ステップS61で、信号規格「10GBase-R」を用いて本番動作を開始する。
 図6Bの各ステップS62、S63の処理については、図5Bに示した各ステップS62、S63の動作と同様である。
<光トランシーバ機能制御システムの変形の可能性>
 図1に示した通信システムにおいては、親ボード10上にCPU13を配置し、子ボード20上にCPU22を配置しているが、CPU13と同等の機能をFPGAチップ11に内蔵し、CPU22と同等の機能をFPGAチップ21に内蔵することもできる。
 具体例的には、専用のCPUが内蔵されているFPGAデバイスの製品を使用する場合には、その内蔵CPU自体がFPGAデバイスを操作するためのインタフェースを持っているので、内蔵CPUの機能により、上記実施形態の各CPU13、22と同じ機能を実現できる。
 また、一般的なFPGAデバイスの製品は、その全体を書き換える代わりに一部のみを書き換える機能、すなわちパーシャルリコンフィグレーションの機能を搭載している場合が多いので、この機能を利用できる。例えば、仮想内蔵CPU上で動くプログラムの動作に従って、仮想内蔵CPUの部分以外のFPGA領域に対して、一部のみを書き換える機能によって信号規格をサポートする回路を書き込み、動作させることもできる。
 なお、上述の実施形態においては、子ボード20およびFPGAチップ21を様々な通信ネットワークのエミュレーションを行うために利用することを想定しているが、他の用途でも利用できる。例えば、図1に示した通信システム使用する通信事業者などが設備の利用状況に合わせて装置の役割を変更する場合に利用できる。具体的には、ユーザが使用終了したなどで使用されなくなった装置の機能を消去し、新たに使用開始するユーザに対してそのユーザが求める機能を書き込んで再使用する、などである。
 なお、親ボード10に与える機能変更指示については、図1に示した通信システムの集約コントローラ40や、その他の制御端末を操作するユーザ等が発生することもできるし、所定の通信ネットワークを経由して接続可能な集中制御端末を利用し遠隔操作により発生することもできる。
<光トランシーバ機能制御システムの利点>
 図1に示したように光トランシーバ31を含む接続ケーブル30を経由して親ボード10と子ボード20とを接続し、電気ケーブル32上の信号に含まれるJTAG規格の制御信号を利用してFPGAチップ21のコンフィグレーションを書き換える場合には、通信速度が低速であるため書き換えに時間がかかる。しかし、例えば図2Aに示したように「PCIe gen2 x1」などの信号規格を選択して接続インタフェース35Aを接続した上で、CvP技術などを利用することにより、例えば1秒以内に書き換えを完了することが可能になる。しかも、FPGAチップ21の書き換えが完了した後で図2Bに示すように「10GBase-R」などの信号規格に切り替えるので、通信事業者などが通信システムを運用する際に、信号規格の不一致が生じることがなくなる。すなわち、定常状態では標準的な信号規格である「10GBase-R」のインタフェースで親ボード10と子ボード20とが接続されているので、通信システム上で動作している既存のソフトウェアやハードウェアに変更を加えなくても、正しく動作することになる。また、新たな通信回路や通信ケーブルを追加する必要がないので、部品数の増加や配線の複雑化を避けることができ、通信システムのメンテナンスが容易になる。
 図1に示した通信システムにおいては、子ボード20がアナログ規格を含む仕様に対応した集積回路デバイスとしてSDR用集積RFチップ23を備え、子ボード20上のFPGAチップ21は少なくとも一部分が前記集積回路デバイスと接続可能に構成されている。したがって、アナログ信号処理を必要とするソフトウェア無線などの機能をアドオンボードである子ボード20を親ボード10に接続することで実現できる。しかも、FPGAチップ21のコンフィグレーションにより、FPGAチップ21およびSDR用集積RFチップ23の接続状態および機能を変更できる。
 図1に示した通信システムにおいては、システム制御部であるCPU13および22の通信制御において、親ボード10側がマスタ、子ボード20側がスレーブとなって、FPGAチップ21のコンフィグレーションを書き換える。したがって、子ボード20に新たなハードウェアを追加したり、ハードウェアに変更を加えたりしなくても、親ボード10側に用意した新たなコンフィグレーション・データを用いてFPGAチップ21を書き換えて、子ボード20の機能や構成を変更できる。
 図1に示した通信システムにおいては、CPU13が子ボード20の電源電力供給を制御する機能を含んでいる。また、CPU13は例えば図4に示したステップS32、S35で子ボード20への電源電力供給を制御している。これにより、FPGAチップ21に書き込まれたデータを揮発させて初期化することができる。したがって、その後で新たなコンフィグレーションのデータを正しく書き込むことが容易になる。
 図1に示した通信システムにおいては、子ボード20がFPGAチップ21を搭載しているので、FPGAチップ21のコンフィグレーションの書き換えにより、所望の機能が得られるように子ボード20の構成を必要に応じて変更できる。
 また、図1に示した通信システムのように、親ボード10と子ボード20のそれぞれにFPGAチップ11および21を搭載する場合には、親ボード10と子ボード20の間を接続するインタフェースの信号規格を、例えば図2A、図2Bのように切り替えることが可能になる。したがって、このインタフェースのためにFPGAチップ11および21以外の部品を新たに追加することなく、信号規格を切り替えることが可能になる。
 10 親ボード
 10a,20a 接続部
 11,21 FPGAチップ(再構成可能デバイス)
 12 メモリ
 13,22 CPU(システム制御部)
 20 子ボード
 23 SDR用集積RFチップ(集積回路デバイス)
 24 光部品群
 25 ケージ
 25a 接続部
 26,27 光トランシーバ
 28 光ファイバ
 29 メモリ
 30 接続ケーブル
 31 光トランシーバ
 32 電気ケーブル
 33,34 伝送路
 35A,35B 接続インタフェース
 36 通信
 40 集約コントローラ

Claims (8)

  1.  デジタル信号を処理する親ボードと、光トランシーバを含む所定のインタフェースを介して前記親ボードに接続された子ボードとを有する光トランシーバ機能制御システムにおいて、
     前記親ボードおよび前記子ボードのそれぞれが、前記インタフェースの信号規格を可変にする接続可変構造を含み、
     少なくとも前記子ボードは、前記子ボードが提供する機能の構成を書き換えることが可能な再構成可能デバイスを含み、
     前記インタフェースの信号規格は、前記再構成可能デバイスの高速な構成書き換えが可能な第1規格と、システムの定常動作に対応した第2規格とを含み、
     前記親ボードおよび前記子ボードを制御するシステム制御部が、電源投入時、システム起動時、又はシステム仕様変更時に、前記第1規格を優先的に選択した後、前記親ボードと前記子ボードとの間で通信を行い、前記子ボードの再構成可能デバイスの構成を書き換え、書き換え後に前記第2規格に切り替えて定常動作に移行する、
     光トランシーバ機能制御システム。
  2.  前記子ボードは、アナログ規格を含む仕様に対応した集積回路デバイスを備え、
     前記再構成可能デバイスは、少なくとも一部分が前記集積回路デバイスと接続可能に構成される、
     請求項1に記載の光トランシーバ機能制御システム。
  3.  前記システム制御部の通信制御において、前記親ボード側がマスタ、前記子ボード側がスレーブとなって、前記再構成可能デバイスの構成書き換えを実行する、
     請求項1に記載の光トランシーバ機能制御システム。
  4.  前記システム制御部は、前記子ボードが必要とする電源電力の供給を制御する機能を含み、
     前記システム制御部は、前記再構成可能デバイスの構成を書き換える前に、前記子ボードへの電源電力供給を一時的に停止し、前記再構成可能デバイスの構成データを初期化してから、電源電力供給を再開する、
     請求項3に記載の光トランシーバ機能制御システム。
  5.  前記再構成可能デバイスは、構成をプログラム可能なゲートアレイである、
     請求項1に記載の光トランシーバ機能制御システム。
  6.  前記親ボードおよび前記子ボードのそれぞれが、前記再構成可能デバイスを備える、
     請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の光トランシーバ機能制御システム。
  7.  デジタル信号を処理する親ボードと、光トランシーバを含む所定のインタフェースを介して前記親ボードに接続された子ボードとを有し、少なくとも前記子ボードは、前記子ボードが提供する機能の構成を書き換えることが可能な再構成可能デバイスを含み、前記親ボードおよび前記子ボードのそれぞれが、前記インタフェースの信号規格を可変にする接続可変構造を含み、前記インタフェースの信号規格は、前記再構成可能デバイスの構成書き換えが可能な第1規格と、システムの定常動作に対応した第2規格とを含む光トランシーバ機能制御システムにおいて、前記子ボードの再構成可能デバイスの構成書き換えを実施するための通信システム制御方法であって、
     電源投入時、システム起動時、又はシステム仕様変更時に、前記第1規格を優先的に選択した後、
     前記親ボードと前記子ボードとの間で通信を行い、前記再構成可能デバイスの構成を書き換え、
     前記構成書き換えの後に前記第2規格に切り替えて定常動作に移行する、
     通信システム制御方法。
  8.  前記子ボードの機能を変更する場合には、前記再構成可能デバイスの構成を書き換える前に、前記子ボードへの電源電力供給を一時的に停止し、前記再構成可能デバイスの構成データを初期化してから、電源電力供給を再開する、
     請求項7に記載の通信システム制御方法。
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