WO2019167127A1 - 接続制御装置、無線通信制御装置、無線通信システム、基地局、無線通信方法および接続制御プログラム - Google Patents

接続制御装置、無線通信制御装置、無線通信システム、基地局、無線通信方法および接続制御プログラム Download PDF

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Abstract

無線通信システム(100)は、端末(200)と、基地局(300)と、接続制御装置に相当する無線通信制御装置(400)とを備える。無線通信制御装置(400)の取得部(510)は、端末(200)について制御部(520)が通信占有時間の長さを判別するための情報を取得する。無線通信制御装置(400)の制御部(520)は、端末(200)により無線通信のチャネルが占有される時間である通信占有時間の長さに応じて、基地局(300)により形成され互いに重なる複数のセルの中から1つのセルを選択する。制御部(520)は、選択したセルに端末(200)を接続する制御を行う。

Description

接続制御装置、無線通信制御装置、無線通信システム、基地局、無線通信方法および接続制御プログラム
 本発明は、接続制御装置、無線通信制御装置、無線通信システム、基地局、無線通信方法および接続制御プログラムに関するものである。
 近年、種々の無線規格が登場して様々な用途で利用されている。例えば、無線LANでは、無線通信による利便性を生かした種々のサービスが2.4GHz帯と5GHz帯との周波数を利用して行われている。「LAN」は、Local Area Networkの略語である。2.4GHz帯の周波数を利用したサービスは、ユーザの利用増により混雑しており、十分なサービスが受けられないケースが多くなっている。そのため、2.4GHz帯に比べて現状利用者が少ない5GHz帯への移行に向けた取り組みが進められている。例えば、2013年に標準化が完了した無線LAN規格であるIEEE802.11acは、5GHz帯のみで規定された無線LAN規格となっている。
 この状況に合わせて、最新の無線LAN基地局では、2.4GHz帯と5GHz帯との同時通信が可能な2重構成が採用されているだけでなく、2重の無線機能のうち、一方の無線機能が5GHz帯、他方の無線機能が2.4GHz帯または5GHz帯という選択が可能な機器も登場している。このような無線LAN基地局では、1台の基地局で2.4GHz帯と5GHz帯との同時通信以外に、5GHz帯×2の同時通信も可能となる。よって、同一エリア内にて、5GHz帯の複数の周波数を利用した複数のセルで同時にサービスを提供することができる。
 基地局に接続する端末としては、ノートPC、タブレット、スマートフォンおよび無線IP電話等の無線LAN性能および規格が多種多様な端末が登場し、利用可能となっている。「PC」は、Personal Computerの略語である。「IP」は、Internet Protocolの略語である。多種多様な端末を無線LANシステムに収容し、サービスを提供する場合、基地局に接続する端末の位置ならびに周辺環境、対応する無線LAN規格、および、ストリーム数ならびに帯域幅といった無線性能の相違により、端末の伝送速度は様々な値を取ることになる。
 特許文献1では、基地局に接続する端末の位置および周辺環境の影響で通信状況が悪くなった場合において確実に通信を行うために、無線通信の伝送速度を変更する方法が検討されている。
特開2009-141909号公報
 従来の技術を利用した場合には、基地局に接続する端末の位置および周辺環境の相違により伝送速度が変わり、通信占有時間が異なる複数の端末が混在することになる。伝送速度が遅い端末では、伝送速度が速い端末に比べて物理フレーム長が長く、通信時の時間占有率が高くなる。そのため、伝送速度が速い端末の送信機会が減ってシステムスループットが低下するという課題が生じる。
 従来の無線LANシステムでは、端末主導で基地局に接続を行う。そのため、1つの通信エリアに周波数の異なる2つのセルを配置した場合でも、種々の端末が任意にセルを選択し、無線伝搬環境の相違により伝送速度が異なる複数の端末が同一セル内に混在する状況が発生する。よって、低速端末の存在により高速端末の送信機会が減ってシステムスループットが低下するという課題は依然存在する。
 本発明は、無線通信のシステムスループットの低下を抑制することを目的とする。
 本発明の一態様に係る接続制御装置は、
 基地局を介して無線通信を行う端末により前記無線通信のチャネルが占有される時間である通信占有時間の長さに応じて、前記基地局により形成され互いに重なる複数のセルの中から1つのセルを選択し、選択したセルに前記端末を接続する制御を行う制御部と、
 前記端末について前記制御部が前記通信占有時間の長さを判別するための情報を取得する取得部と
を備える。
 本発明では、基地局を介して無線通信を行う端末が、通信占有時間の長さに応じて選択されたセルに接続される。そのため、本発明によれば、無線通信のシステムスループットの低下を抑制することができる。
実施の形態1に係る無線通信システムの構成を示す図。 実施の形態1に係る無線通信システムの各装置の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る高速端末および低速端末の定義の例を示す表。 実施の形態1に係る無線通信システムにおけるセル構成の例を示す図。 実施の形態1に係る無線通信制御装置の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る無線通信システムの制御フローを示すフローチャート。 実施の形態1に係る無線通信システムの制御手順を示すシーケンス図。 比較例であるケース1と実施例であるケース2とを示す図。 実施例であるケース2およびケース3を示す図。 実施例であるケース3およびケース4を示す図。 ケース1からケース4におけるスループット評価の例を示すグラフ。 ケース1からケース4におけるスループット計算の例を示す表。 ケース1からケース4における端末数の例を示す表。 実施の形態2に係る無線通信システムの各装置の構成を示すブロック図。 実施の形態2に係る高速端末および低速端末の定義の例を示す表。 実施の形態2に係る無線通信制御装置の構成を示すブロック図。 実施の形態2に係る無線通信システムの制御フローを示すフローチャート。 実施の形態3に係る無線通信システムの各装置の構成を示すブロック図。 実施の形態3に係る無線通信制御装置の構成を示すブロック図。 実施の形態3に係る基地局の構成を示すブロック図。 実施の形態3に係る無線通信システムの制御フローを示すフローチャート。 実施の形態3に係る無線通信システムの制御手順を示すシーケンス図。
 以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。なお、本発明は、以下に説明する実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、以下に説明する実施の形態のうち、2つ以上の実施の形態が組み合わせられて実施されても構わない。あるいは、以下に説明する実施の形態のうち、1つの実施の形態または2つ以上の実施の形態の組み合わせが部分的に実施されても構わない。
 実施の形態1.
 本実施の形態について、図1から図13を用いて説明する。
 ***構成の説明***
 図1および図2を参照して、本実施の形態に係る無線通信システム100の全体構成を説明する。
 無線通信システム100は、基地局300を介して無線通信を行う端末200と、互いに重なる複数のセルを形成する基地局300と、接続制御装置に相当し、当該複数のセルの設定を基地局300に対して行う無線通信制御装置400とを備える。
 本実施の形態では、基地局300における無線通信機能の2重構成を使用して同一のサービスエリア内に周波数の異なる2重のセルが構築される。一方のセルには、通信占有時間が短い端末200が収容される。他方のセルには、通信占有時間が長い端末200が収容される。これにより、通信占有時間の異なる端末200が混在する場合でも、システムスループットの低下を抑制できる。
 無線通信システム100は、任意の無線通信方式を採用したシステムでよいが、本実施の形態では無線LAN方式を採用したシステムであり、具体的にはIEEE802.11acを採用したシステムである。伝送速度は固定でもよいが、本実施の形態では可変である。伝送速度が速い端末200、すなわち、高速端末は、通信占有時間が短い端末200として定義される。伝送速度が遅い端末200、すなわち、低速端末は、通信占有時間が長い端末200として定義される。高速端末と低速端末とを異なるセルに収容することで、システムスループットの低下が抑制される。
 無線通信制御装置400は、複数の基地局300と接続している。無線通信制御装置400は、各基地局300の配置管理および周波数制御を行う。基地局300は、無線機能要素として2重構成の第1無線部310および第2無線部320を備える。基地局300は、2重のセルを構築することができる。なお、無線機能要素を3つ以上備える基地局を設置して3重以上のセルを構築してもよい。あるいは、無線機能要素を1つ備える基地局を複数設置して多重のセルを構築してもよい。各基地局300の構成するセルには、複数の端末200が配置される。無線通信制御装置400は、各基地局300に接続している端末200の種別、伝送速度、受信レベル等の接続状況、および、通信状況の情報を収集する。
 2重構成の無線部を備える無線通信システム100において、基地局300の周波数の割り当ては、一方が4つの無線周波数f1、f2、f3およびf4の繰り返し、他方が4つの無線周波数f5、f6、f7およびf8の繰り返しとする。1つの基地局300は、2重構成の第1無線部310および第2無線部320によって周波数が異なる2つのセルを構成する。例えば、基地局BS1は周波数f1およびf5、基地局BS2は周波数f2およびf6、基地局BS3は周波数f3およびf7、基地局BS4は周波数f4およびf8を使用するセルを構成する。無線通信制御装置400は、基地局300による2重のセルを同一サービスエリア内に構築した後、端末200が第1無線部310のセルと第2無線部320のセルとのどちらに接続するかの判定を行う。
 図3に高速端末および低速端末の定義の例を、図4にセル構成の例を示す。
 図3の例では、IEEE802.11acの受信感度によって高速端末および低速端末が定義されている。MCSは、変調方式および符号化率の組み合わせのインデックスである。「MCS」は、Modulation and Coding Schemeの略語である。受信レベルによる高速端末と低速端末との判別用の閾値Rは、-72dBmに設定されている。後述するように、高速端末収容セルおよび低速端末収容セルにおける端末数に応じて、高速端末と低速端末との判別用の閾値Rを適応的に変更することにより、各セルの端末数が設定した比率となるように調整される。なお、無線通信帯域幅は、20MHzである。
 図3の高速端末および低速端末の定義に基づいて、図4に示すように、受信レベルが高く伝送速度が速いと想定される端末200は、第1無線部310のセルで構成されたSSIDが「A」のネットワークに接続する。受信レベルが低く伝送速度が遅いと想定される端末200は、第2無線部320のセルで構成されたSSIDが「B」のネットワークに接続する。「SSID」は、Service Set IDの略語である。「ID」は、Identifierの略語である。なお、無線通信制御装置400は、初期接続時に端末200の受信レベルが不明な場合はどちらか一方のネットワークに端末200を接続した後、各端末200の受信レベルを通信時に定期的に測定し、その接続先を受信レベルに合わせて変更する。本実施の形態では、受信レベルの測定間隔、その平均化期間、および、端末接続制御の間隔は可変である。そのため、端末接続先の変更頻度の調整を行うことが可能である。本実施の形態では、高速端末と低速端末とを振り分ける閾値も可変である。そのため、各セルに接続されている端末200の数を定期的に測定し、各セルで端末200の数が設定した比率となるように制御を行うことが可能である。
 図2および図5を参照して、本実施の形態に係る無線通信制御装置400の構成を説明する。
 無線通信制御装置400は、コンピュータである。無線通信制御装置400は、プロセッサ401を備えるとともに、メモリ402、入力インタフェース403および出力インタフェース404といった他のハードウェアを備える。プロセッサ401は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
 無線通信制御装置400は、機能要素として、設定部410と、端末収容セル切換部500とを備える。端末収容セル切換部500は、取得部510と、制御部520と、測定部530と、調整部540とを備える。すなわち、接続制御装置に相当する無線通信制御装置400は、設定部410と、取得部510と、制御部520と、測定部530と、調整部540とを備える。設定部410、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の機能は、ソフトウェアにより実現される。
 プロセッサ401は、無線通信制御プログラムを実行する装置である。無線通信制御プログラムは、接続制御プログラムに相当し、設定部410、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の機能を実現するプログラムである。プロセッサ401は、例えば、CPU、DSPまたはこれらの組み合わせである。「CPU」は、Central Processing Unitの略語である。「DSP」は、Digital Signal Processorの略語である。
 メモリ402は、無線通信制御プログラムを記憶する装置である。メモリ402は、例えば、RAM、フラッシュメモリまたはこれらの組み合わせである。「RAM」は、Random Access Memoryの略語である。
 入力インタフェース403は、無線通信制御プログラムに入力されるデータを受信するインタフェースである。入力インタフェース403は、例えば、通信チップまたはNICである。「NIC」は、Network Interface Cardの略語である。
 出力インタフェース404は、無線通信制御プログラムから出力されるデータを送信するインタフェースである。出力インタフェース404は、例えば、通信チップまたはNICである。
 なお、無線通信制御装置400と基地局300との間の通信用のインタフェースは、有線でも無線でもよい。
 無線通信制御プログラムは、メモリ402からプロセッサ401に読み込まれ、プロセッサ401によって実行される。メモリ402には、無線通信制御プログラムだけでなく、OSも記憶されている。「OS」は、Operating Systemの略語である。プロセッサ401は、OSを実行しながら、無線通信制御プログラムを実行する。なお、無線通信制御プログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
 無線通信制御プログラムおよびOSは、補助記憶装置に記憶されていてもよい。補助記憶装置は、例えば、HDD、フラッシュメモリまたはこれらの組み合わせである。「HDD」は、Hard Disk Driveの略語である。無線通信制御プログラムおよびOSは、補助記憶装置に記憶されている場合、メモリ402にロードされ、プロセッサ401によって実行される。
 無線通信制御装置400は、プロセッサ401を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、無線通信制御プログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、例えば、CPU、DSPまたはこれらの組み合わせである。
 無線通信制御プログラムにより利用、処理または出力されるデータ、情報、信号値および変数値は、メモリ402、補助記憶装置、または、プロセッサ401内のレジスタまたはキャッシュメモリに記憶される。
 本実施の形態では、配置情報601、周波数情報602、セル情報603、接続情報604、速度判定情報605、受信レベル情報606および制御情報607がメモリ402に記憶される。配置情報601は、基地局300の配置に関する情報である。周波数情報602は、基地局300の周波数に関する情報である。セル情報603は、基地局300のセルに関する情報である。接続情報604は、端末200の接続に関する情報である。速度判定情報605は、端末200の伝送速度の判定結果に関する情報である。受信レベル情報606は、端末200の受信レベルの測定結果に関する情報である。制御情報607は、端末200の接続数の制御に関する情報である。
 無線通信制御プログラムは、設定部410、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540により行われる処理をそれぞれ設定処理、取得処理、制御処理、測定処理および調整処理としてコンピュータに実行させるプログラムである。無線通信制御プログラムは、コンピュータ読取可能な媒体に記録されて提供されてもよいし、記録媒体に格納されて提供されてもよいし、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
 無線通信制御装置400は、1台のコンピュータで構成されていてもよいし、複数台のコンピュータで構成されていてもよい。無線通信制御装置400が複数台のコンピュータで構成されている場合は、設定部410、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の機能が、各コンピュータに分散されて実現されてもよい。
 ***動作の説明***
 主に図6および図7を参照して、本実施の形態に係る無線通信システム100の動作を説明する。無線通信システム100の動作は、本実施の形態に係る無線通信方法に相当する。
 ステップS11において、無線通信制御装置400の設定部410は、基地局300が備える第1無線部310および第2無線部320のうち、第1無線部310に対し、受信レベルが閾値Rより高い高速端末を収容するセルの周波数を設定し、そのセルのSSIDを「A」とする。
 ステップS12において、設定部410は、基地局300が備える第1無線部310および第2無線部320のうち、第2無線部320に対し、受信レベルが閾値Rより低い低速端末を収容するセルの周波数を設定し、そのセルのSSIDを「B」とする。
 ステップS13において、無線通信制御装置400の取得部510は、端末200について制御部520が通信占有時間の長さを判別するための情報を取得する。この情報には、端末200について無線通信の受信レベルを示す情報が含まれている。なお、取得部510により取得される情報には、端末200について無線通信の伝送速度を示す情報、または、端末200について無線通信のフレーム長を示す情報が含まれていてもよい。
 具体的には、取得部510は、端末200から送信される信号の受信レベルの測定値を取得する。取得部510は、ある測定期間Tの間、受信レベルの測定値の平均化を行い、受信レベルの平均値XAVEを算出する。
 ステップS14において、無線通信制御装置400の制御部520は、端末200により無線通信のチャネルが占有される時間である通信占有時間の長さに応じて、基地局300により形成され互いに重なる複数のセルの中から1つのセルを選択する。制御部520は、選択したセルに端末200を接続する制御を行う。
 具体的には、制御部520は、受信レベルが高い、すなわち、XAVE>Rを満たす端末200をSSIDが「A」である高速端末収容セルに収容する。制御部520は、受信レベルが低い、すなわち、XAVE<Rを満たす端末200をSSIDが「B」である低速端末収容セルに収容する。XAVE=Rを満たす端末200は、いずれのセルに収容されてもよいが、本実施の形態では高速端末収容セルに収容される。
 ステップS15において、無線通信制御装置400の測定部530は、基地局300により形成され互いに重なる複数のセルに接続している端末200の数を測定する。
 具体的には、測定部530は、第1無線部310および第2無線部320の各セルに接続している端末200の数を測定する。
 ステップS16において、無線通信制御装置400の調整部540は、測定部530により測定された数に応じて、制御部520が取得部510により取得される情報から通信占有時間の長さを判別する基準を調整する。
 具体的には、調整部540は、各セルの接続端末数の比率が設定した比率となるように、受信レベル閾値Rを変更する。すなわち、SSIDが「A」のセルの接続端末数をy台、SSIDが「B」のセルの接続端末数をz台とすると、調整部540は、y/zが設定した比率となるように、閾値Rを調整する。
 ステップS13からステップS16の処理は繰り返し実行される。この繰り返しの頻度は固定でもよいが、本実施の形態では可変である。すなわち、取得部510は、各端末200について無線通信の受信レベルを示す情報を可変の頻度で繰り返し取得する。制御部520は、取得部510が当該情報を取得する度に、当該情報から通信占有時間の長さを判別する。制御部520は、判別した長さに応じて、基地局300により形成され互いに重なる複数のセルの中から1つのセルを選択する。制御部520は、選択したセルが、該当する端末200が接続しているセルと異なる場合は、その端末200の接続先のセルを切り換える。
 無線通信制御装置400の詳細な動作を説明する。
 設定部410には、入力インタフェース403を介して基地局300またはオペレータより配置情報601が入力される。その配置情報601は、メモリ402に記憶される。設定部410は、その配置情報601をもとにして基地局300の周波数を決定する。その周波数は、周波数情報602としてメモリ402に記憶される。設定部410は、出力インタフェース404を介して基地局300の周波数を設定する。
 設定部410は、基地局300が備える第1無線部310および第2無線部320のうち、第1無線部310に対し、メモリ402の速度判定情報605に記録されている閾値Rより受信レベルが高い高速端末を収容するセルのSSIDとして、出力インタフェースを介して「A」を設定する。その設定は、セル情報603としてメモリ402に記憶される。
 設定部410は、基地局300が備える第1無線部310および第2無線部320のうち、第2無線部320に対し、メモリ402の速度判定情報605に記録されている閾値Rより受信レベルが低い低速端末を収容するセルのSSIDとして、出力インタフェースを介して「B」を設定する。その設定は、セル情報603としてメモリ402に記憶される。
 取得部510は、入力インタフェース403を介して端末200から送信される信号の受信レベルの測定値を基地局300経由で取得する。取得部510は、ある測定期間Tの間、受信レベルの測定値の平均化を行い、受信レベルの平均値XAVEを算出する。その平均値XAVEは、受信レベル情報606としてメモリ402に記憶される。
 制御部520は、メモリ402に記憶されている受信レベル情報606により、受信レベルが高い、すなわち、XAVE≧Rの端末200をSSIDが「A」である高速端末収容セルに収容する。制御部520は、受信レベルが低い、すなわち、XAVE<Rの端末200をSSIDが「B」である低速端末収容セルに収容する。各端末200をセルに収容するための接続制御は、出力インタフェース404を介して行われる。各端末200の接続状況は、接続情報604としてメモリ402に記憶される。
 接続制御の間隔は、受信レベルの測定値の平均化期間、すなわち、測定期間Tを変えることで調整される。
 測定部530は、メモリ402に記憶されている接続情報604から、第1無線部310および第2無線部320の各セルに接続している端末200の数を測定する。
 調整部540は、各セルの端末接続数の比率を計算する。調整部540は、各セルの端末接続数の比率がメモリ402の制御情報607に記録されている設定比率になるように、高速端末と低速端末とを判別するための閾値Rを変更する。
 図8から図13を参照して、具体的な例を説明する。
 図8のケース1は比較例である。図8および図9のケース2と、図9および図10のケース3と、図10のケース4は、実施例である。いずれの例でも、チャネル当たりの周波数帯域幅は、20MHzである。
 ケース1では、周波数f1のセルにMCS8の11ac端末HT1とMCS0の11ac端末LT1とが混在し、周波数f5のセルにMCS8の11ac端末HT2とMCS0の11ac端末LT2とが混在している。
 本実施の形態では、MCS8の11ac端末HT2の周波数が周波数f5から周波数f1に変更され、MCS0の11ac端末LT1の周波数が周波数f1から周波数f5に変更される。すなわち、ケース2のように、周波数f1のセルにMCS8の11ac端末HT1およびHT2が収容され、周波数f5のセルにMCS0の11ac端末LT1およびLT2が収容される。
 このように、周波数f1のセルを高速端末収容セルとし、周波数f5のセルを低速端末収容セルとする制御を行うことにより、図11および図12に示すように、比較例に比べてシステムスループットを改善することができる。
 高速端末と低速端末とを振り分けるための閾値Rが固定の場合には、各セル内に収容する端末200の数に極端な偏りが発生する可能性がある。例えば、ケース2において、新たにMCS8の11ac端末HT3およびHT4と、MCS4の11ac端末HT5およびHT6との4台の端末200が追加で接続されたとする。閾値Rは、MCS3とMCS4との受信レベルの中間値である-72dBmに設定されているとする。その場合、ケース3のように、周波数f1のセルにMCS8の11ac端末HT1、HT2、HT3およびHT4と、MCS4の11ac端末HT5およびHT6とが収容され、周波数f5のセルにMCS0の11ac端末LT1およびLT2が収容される。
 本実施の形態では、高速端末と低速端末とを振り分けるための閾値Rが可変であり、各セルで端末数が設定した比率となるように閾値Rが調整される。例として、端末数が各セルでほぼ均等になるように、比率が1対1に設定されているとする。閾値Rは、MCS3とMCS4との受信レベルの中間値である-72dBmから、MCS4とMCS5との受信レベルの中間値である-68dBmに変更されるとする。その場合、ケース4のように、周波数f1のセルにMCS8の11ac端末HT1、HT2、HT3およびHT4が収容され、周波数f5のセルにMCS4の11ac端末HT5およびHT6と、MCS0の11ac端末LT1およびLT2とが収容される。
 このように、各セルでの端末数を設定した比率に調整することにより、図11、図12および図13に示すように、システムスループットの低下を抑制しながら各セル内に収容する端末200の数に極端な偏りが発生することを防止し、端末200当りのスループットの低下も抑制することができる。
 ***実施の形態の効果の説明***
 本実施の形態では、基地局300を介して無線通信を行う端末200が、通信占有時間の長さに応じて選択されたセルに接続される。そのため、通信占有時間が大きく異なる複数の端末200が同一セル内に混在する状況を回避することができる。したがって、本実施の形態によれば、無線通信のシステムスループットの低下を抑制することができる。
 本実施の形態では、無線LANのサービスエリアを、通信占有時間が短い高速端末を収容するセルからなるエリアと、通信占有時間が長い低速端末を収容するセルからなるエリアとの2重の構成にしている。端末200の受信レベルに応じて最適なセルを選択し、切り換えることにより、異なる通信占有時間の端末200が混在する場合でも、システムスループットの低下を抑制することができる。サービスエリア内のすべての端末200を切換対象とすることができる。
 本実施の形態では、高速端末と低速端末とを振り分けるための閾値が可変である。各セルで端末数が設定した比率となるように閾値の制御を行うことにより、システムスループットの低下を抑制しながら、端末200当りのスループットの低下も抑制することができる。
 なお、本実施の形態では、図3に示したように、受信レベルより伝送速度を判定してセルの切換を行うが、フレームのヘッダ情報からMCS、伝送速度またはフレーム長の情報を取得するか、あるいは、送受信されるデータの通信量を測定することで、通信占有時間を判定してセルの切換を行ってもよい。すなわち、本実施の形態では、通信占有時間の長さの判定に基地局300と端末200との間で行われる無線通信の受信レベルの情報が用いられるが、通信占有時間の長さの判定に無線通信の伝送速度の情報または無線通信のフレーム長の情報が用いられてもよい。すなわち、本実施の形態では、受信レベルに応じて端末200を接続するセルが選択されるが、伝送速度またはフレーム長に応じて端末200を接続するセルが選択されてもよい。
 本実施の形態では、802.11ac無線LANの規格内におけるセルの切換が行われるが、802.11nおよび802.11a等の複数規格間におけるセルの切換が行われてもよい。1つの変形例においては、高速な通信が可能な802.11ac無線LAN規格に対応した端末200は高速端末収容セルに収容し、802.11ac無線LAN規格に比べて低速な通信が行われる802.11a無線LAN規格に対応した端末200は低速端末収容セルに収容する。
 無線通信システム100は、無線LANシステムであるが、複数のフレーム長が混在する通信を行うシステムであれば、無線LANシステム以外の無線通信システムであっても、本実施の形態を適用することができる。すなわち、通信占有時間が短い端末200を一方のセルに収容し、通信占有時間が長い端末200を他方のセルに収容して、複数のフレーム長が混在することによるシステムスループットの低下を抑制することができる。
 セルの2重構成は、本実施の形態のように基地局300が2つの無線部を持つ構成でもよいし、1つの無線部を持つ基地局を2台設置する構成でもよい。セル構成は、2重に限らず、3重以上の構成でもよく、同一システム内または異なるシステム間での通信占有時間による収容セルの切換を行ってもよい。1つの変形例においては、セル構成を3重構成として、高速端末をMCS6からMCS8、中速端末をMCS3からMCS5、低速端末をMCS0からMCS2と定義して、各セルに、対応する伝送速度の端末200を収容する。あるいは、高速端末を802.11ac無線LAN対応端末、中速端末を802.11n無線LAN対応端末、低速端末を802.11a無線LAN対応端末として、各セルに、対応する無線LAN規格の端末200を収容する。
 本実施の形態では、無線通信制御装置400の取得部510は、端末200から送信される信号の受信レベルの測定値を取得する。取得部510は、ある測定期間Tの間、受信レベルの測定値の平均化を行い、受信レベルの平均値XAVEを算出する。頻繁に移動する端末200または周辺の無線伝搬環境が頻繁に変動する端末200については、高速端末と低速端末との判別用の閾値Rの付近で受信レベル、伝送速度、あるいは、それに伴う通信占有時間が頻繁に変動し、収容セルの切換が頻繁に発生するおそれがある。セル切換が頻繁に発生すると、セル切換のための制御信号が頻繁に送出され、その制御信号によりスループットが低下する可能性がある。そのため、本実施の形態では、受信レベルの測定値の取得間隔またはその平均化期間を長くするか、あるいは、端末接続制御の間隔を可変とすることにより、セル切換のための制御信号によるスループットの低下を抑制できるようにしている。
 ***他の構成***
 本実施の形態では、無線通信制御装置400の設定部410、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の機能がソフトウェアにより実現されるが、変形例として、設定部410、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の機能が専用のハードウェアにより実現されてもよい。あるいは、設定部410、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の機能がソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。すなわち、設定部410、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の機能の一部が専用のハードウェアにより実現され、残りがソフトウェアにより実現されてもよい。
 専用のハードウェアは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、FPGA、ASIC、または、これらのうちいくつか、もしくは、すべての組み合わせである。「IC」は、Integrated Circuitの略語である。「GA」は、Gate Arrayの略語である。「FPGA」は、Field-Programmable Gate Arrayの略語である。「ASIC」は、Application Specific Integrated Circuitの略語である。
 プロセッサ401および専用のハードウェアは、いずれも処理回路である。すなわち、設定部410、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の機能がソフトウェアにより実現されるか、ハードウェアにより実現されるか、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されるかに関わらず、設定部410、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の動作は、処理回路により行われる。
 実施の形態2.
 本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を、図14から図17を用いて説明する。
 ***構成の説明***
 図14を参照して、本実施の形態に係る無線通信システム100の全体構成を説明する。
 無線通信システム100の全体構成については、無線通信制御装置400の端末収容セル切換部500の構成以外は実施の形態1のものと同じである。無線通信制御装置400の構成については後述する。
 図15に高速端末および低速端末の定義の例を示す。
 図15の例では、無線通信帯域幅として、20MHzと40MHzとが選択可能である。
 図14および図16を参照して、本実施の形態に係る無線通信制御装置400の構成を説明する。
 無線通信制御装置400は、機能要素として、設定部410と、端末収容セル切換部500とを備える。端末収容セル切換部500は、取得部510と、制御部520と、測定部530と、調整部540とに加えて、変更部550を備える。すなわち、接続制御装置に相当する無線通信制御装置400は、設定部410と、取得部510と、制御部520と、測定部530と、調整部540と、変更部550とを備える。設定部410、取得部510、制御部520、測定部530、調整部540および変更部550の機能は、ソフトウェアにより実現される。
 本実施の形態では、無線通信制御プログラムは、接続制御プログラムに相当し、設定部410、取得部510、制御部520、測定部530、調整部540および変更部550の機能を実現するプログラムである。無線通信制御プログラムは、設定部410、取得部510、制御部520、測定部530、調整部540および変更部550により行われる処理をそれぞれ設定処理、取得処理、制御処理、測定処理、調整処理および変更処理としてコンピュータに実行させるプログラムである。
 ***動作の説明***
 主に図17を参照して、本実施の形態に係る無線通信システム100の動作を説明する。無線通信システム100の動作は、本実施の形態に係る無線通信方法に相当する。
 ステップS21からステップS24の処理は、それぞれ実施の形態1におけるステップS11からステップS14の処理と同じであるため、説明を省略する。
 ステップS25において、無線通信制御装置400の変更部550は、基地局300により形成され互いに重なる複数のセルのうち無線通信の受信レベルが閾値Rよりも高い端末200が接続されるセルにおける基地局300の余剰電力を利用して当該セルにおけるチャネル当たりの伝送速度を上げる。
 具体的には、変更部550は、SSIDが「A」である高速端末収容セルにおいて最高伝送速度を実現する最小受信レベルより余剰電力がある場合は、その余剰電力を利用して伝送速度の高速化を実施して通信占有時間の短縮を行い、システムスループットを改善する。余剰電力による伝送速度の高速化は、任意の方法で実施してよいが、本実施の形態では20MHzから40MHzへの無線通信帯域幅の拡大により実施される。すなわち、変更部550は、高速端末収容セルに収容されたMCS8の11ac端末の受信レベルが20MHz帯域幅での最小受信レベル-59dBmに対して十分に高く、40MHz帯域幅のMCS8に対応する最小受信レベル-56dBmを満足するほどの余剰電力があるかどうかを判定する。そして、変更部550は、そのような余剰電力がある場合は、チャネル帯域幅を20MHz帯域幅から40MHz帯域幅に拡大して高速端末収容セルに収容された端末200における伝送速度のさらなる高速化を行う。
 ステップS26において、無線通信制御装置400の変更部550は、基地局300により形成され互いに重なる複数のセルのうち無線通信の受信レベルが閾値Rよりも低い端末200が接続されるセルにおける基地局300の送信電力を上げる。
 具体的には、変更部550は、SSIDが「B」である低速端末収容セルにおいて最低伝送速度で最小受信レベル以下の端末200がある場合、基地局300の送信電力を上げることにより伝送速度の改善および通信の安定化を行う。例えば、低速端末収容セルに受信レベルが最小受信レベル-82dBm以下であるMCS0の11ac端末が収容されているかどうかを判定する。そして、変更部550は、そのような端末200がある場合は、基地局300の送信電力を上げて低速端末収容セルに収容された端末200における伝送速度の改善および通信の安定化を行う。伝送速度の改善により、通信占有時間を短縮でき、通信の安定化により、再送制御回数を低減できるため、スループットが改善される。
 ステップS27およびステップS28の処理は、それぞれ実施の形態1におけるステップS15およびステップS16の処理と同じであるため、説明を省略する。
 無線通信制御装置400の詳細な動作を説明する。変更部550以外は実施の形態1と同一のため、説明を省略する。
 変更部550は、SSIDが「A」である高速端末収容セルにおいて最高伝送速度を実現する最小受信レベルより余剰電力がある場合には、20MHzから40MHzへの帯域幅拡大による伝送速度の高速化を行う。帯域幅拡大のためのセル制御は、基地局300に対し、出力インタフェース404を介して行われる。
 変更部550は、SSIDが「B」である低速端末収容セルにおいて最低伝送速度で最小受信レベルの端末200がある場合には、基地局300の送信電力を上げることにより伝送速度の改善および通信の安定化を行う。送信電力を上げるためのセル制御は、基地局300に対し、出力インタフェース404を介して行われる。
 ***実施の形態の効果の説明***
 本実施の形態では、高速端末収容セルに収容された端末200の通信状況が良好である場合、変更部550による制御を行うことで、さらなる高速化によるスループットの改善が可能になる。
 本実施の形態では、低速端末収容セルに収容された端末200の通信状況が良好でない場合、変更部550による制御を行うことで、通信の安定化によるスループットの改善が可能になる。
 ***他の構成***
 本実施の形態では、実施の形態1と同様に、無線通信制御装置400の設定部410、取得部510、制御部520、測定部530、調整部540および変更部550の機能がソフトウェアにより実現されるが、実施の形態1の変形例と同様に、設定部410、取得部510、制御部520、測定部530、調整部540および変更部550の機能が専用のハードウェアにより実現されてもよい。あるいは、設定部410、取得部510、制御部520、測定部530、調整部540および変更部550の機能がソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。
 実施の形態3.
 本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を、図18から図22を用いて説明する。
 ***構成の説明***
 図18を参照して、本実施の形態に係る無線通信システム100の全体構成を説明する。
 無線通信システム100の全体構成については、端末収容セル切換部500が無線通信制御装置400から基地局300に移っている点以外は実施の形態1のものと同じである。本実施の形態では、無線通信制御装置400の代わりに、基地局300が接続制御装置に相当する。無線通信制御装置400および基地局300の構成については後述する。
 図18および図19を参照して、本実施の形態に係る無線通信制御装置400の構成を説明する。
 無線通信制御装置400は、機能要素として、設定部410を備える。設定部410の機能は、ソフトウェアにより実現される。
 本実施の形態では、無線通信制御プログラムは、設定部410の機能を実現するプログラムである。無線通信制御プログラムは、設定部410により行われる処理を設定処理としてコンピュータに実行させるプログラムである。
 本実施の形態では、配置情報601および周波数情報602がメモリ402に記憶される。
 図18および図20を参照して、本実施の形態に係る基地局300の構成を説明する。
 基地局300は、マイクロコンピュータ等のコンピュータを搭載している。基地局300のコンピュータは、プロセッサ301を備えるとともに、メモリ302、入力インタフェース303および出力インタフェース304といった他のハードウェアを備える。プロセッサ301は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
 基地局300は、機能要素として、第1無線部310と、第2無線部320と、端末収容セル切換部500とを備える。端末収容セル切換部500は、取得部510と、制御部520と、測定部530と、調整部540とを備える。すなわち、接続制御装置に相当する基地局300は、第1無線部310と、第2無線部320と、取得部510と、制御部520と、測定部530と、調整部540とを備える。第1無線部310、第2無線部320、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の機能は、ソフトウェアにより実現される。
 プロセッサ301は、基地局プログラムを実行する装置である。基地局プログラムは、接続制御プログラムに相当し、第1無線部310、第2無線部320、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の機能を実現するプログラムである。プロセッサ301は、例えば、CPU、DSPまたはこれらの組み合わせである。
 メモリ302は、基地局プログラムを記憶する装置である。メモリ302は、例えば、RAM、フラッシュメモリまたはこれらの組み合わせである。
 入力インタフェース303は、基地局プログラムに入力されるデータを受信するインタフェースである。入力インタフェース303は、例えば、通信チップまたはNICである。
 出力インタフェース304は、基地局プログラムから出力されるデータを送信するインタフェースである。出力インタフェース304は、例えば、通信チップまたはNICである。
 なお、無線通信制御装置400と基地局300との間の通信用のインタフェースは、有線でも無線でもよい。
 基地局プログラムは、メモリ302からプロセッサ301に読み込まれ、プロセッサ301によって実行される。メモリ302には、基地局プログラムだけでなく、OSも記憶されている。プロセッサ301は、OSを実行しながら、基地局プログラムを実行する。なお、基地局プログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
 基地局プログラムおよびOSは、補助記憶装置に記憶されていてもよい。補助記憶装置は、例えば、HDD、フラッシュメモリまたはこれらの組み合わせである。基地局プログラムおよびOSは、補助記憶装置に記憶されている場合、メモリ302にロードされ、プロセッサ301によって実行される。
 基地局300は、プロセッサ301を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、基地局プログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、例えば、CPU、DSPまたはこれらの組み合わせである。
 基地局プログラムにより利用、処理または出力されるデータ、情報、信号値および変数値は、メモリ302、補助記憶装置、または、プロセッサ301内のレジスタまたはキャッシュメモリに記憶される。
 本実施の形態では、セル情報603、接続情報604、速度判定情報605、受信レベル情報606および制御情報607がメモリ302に記憶される。
 基地局プログラムは、第1無線部310、第2無線部320、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540により行われる処理をそれぞれ第1無線処理、第2無線処理、取得処理、制御処理、測定処理および調整処理としてコンピュータに実行させるプログラムである。基地局プログラムは、コンピュータ読取可能な媒体に記録されて提供されてもよいし、記録媒体に格納されて提供されてもよいし、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
 基地局300は、1台のコンピュータを搭載していてもよいし、複数台のコンピュータを搭載していてもよい。基地局300が複数台のコンピュータを搭載している場合は、第1無線部310、第2無線部320、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の機能が、各コンピュータに分散されて実現されてもよい。
 ***動作の説明***
 主に図21および図22を参照して、本実施の形態に係る無線通信システム100の動作を説明する。無線通信システム100の動作は、本実施の形態に係る無線通信方法に相当する。
 実施の形態1と比較すると、本実施の形態では、図22に示すように、受信レベルの測定値の取得および平均化に関する信号、端末接続制御に関する信号、および、端末接続数測定に関する信号が無線通信制御装置400と基地局300との間の通信ではなく、基地局300内の通信で送受信される。そのため、高速端末収容セルと低速端末収容セルとにおけるセル切換時間の低減、および、無線通信制御装置400における制御信号の削減による無線通信制御装置400の負荷の低減が可能である。
 ステップS31およびステップS32の処理は、それぞれ実施の形態1におけるステップS11およびステップS12の処理と同じであるため、説明を省略する。
 ステップS33からステップS36の処理は、無線通信制御装置400の代わりに基地局300で行われる。それに伴って、無線通信制御装置400と基地局300との間の通信が基地局300内の通信に置き換わる。その他の点については、ステップS33からステップS36の処理は、それぞれ実施の形態1におけるステップS13からステップS16の処理と同じであるため、説明を省略する。
 基地局300の詳細な動作を説明する。
 第1無線部310および第2無線部320に対しては、入力インタフェース403を介して無線通信制御装置400より周波数が設定される。
 第1無線部310および第2無線部320のうち、第1無線部310は、メモリ302の速度判定情報605に記録されている閾値Rより受信レベルが高い高速端末を収容するセルのSSIDとして「A」を設定する。その設定は、セル情報603としてメモリ402に記憶される。
 第1無線部310および第2無線部320のうち、第2無線部320は、メモリ302の速度判定情報605に記録されている閾値Rより受信レベルが低い低速端末を収容するセルのSSIDとして「B」を設定する。その設定は、セル情報603としてメモリ402に記憶される。
 取得部510は、入力インタフェース303を介して端末200から送信される信号の受信レベルの測定値を取得する。取得部510は、ある測定期間Tの間、受信レベルの測定値の平均化を行い、受信レベルの平均値XAVEを算出する。その平均値XAVEは、受信レベル情報606としてメモリ302に記憶される。
 制御部520は、メモリ302に記憶されている受信レベル情報606により、受信レベルが高い、すなわち、XAVE≧Rの端末200をSSIDが「A」である高速端末収容セルに収容する。制御部520は、受信レベルが低い、すなわち、XAVE<Rの端末200をSSIDが「B」である低速端末収容セルに収容する。各端末200をセルに収容するための接続制御は、出力インタフェース304を介して行われる。各端末200の接続状況は、接続情報604としてメモリ302に記憶される。
 測定部530は、メモリ302に記憶されている接続情報604から、第1無線部310および第2無線部320の各セルに接続している端末200の数を測定する。
 調整部540は、各セルの端末接続数の比率を計算する。調整部540は、各セルの端末接続数の比率がメモリ302の制御情報607に記録されている設定比率になるように、高速端末と低速端末とを判別するための閾値Rを変更する。
 ***実施の形態の効果の説明***
 本実施の形態では、端末収容セル切換部500を無線通信制御装置400ではなく基地局300に設けているので、実施の形態1と同様の効果をより少ない制御信号およびセル切換時間で得ることができる。
 ***他の構成***
 本実施の形態では、基地局300の第1無線部310、第2無線部320、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の機能がソフトウェアにより実現されるが、変形例として、第1無線部310、第2無線部320、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の機能が専用のハードウェアにより実現されてもよい。あるいは、第1無線部310、第2無線部320、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の機能がソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。すなわち、第1無線部310、第2無線部320、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の機能の一部が専用のハードウェアにより実現され、残りがソフトウェアにより実現されてもよい。
 専用のハードウェアは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、FPGA、ASIC、または、これらのうちいくつか、もしくは、すべての組み合わせである。
 プロセッサ301および専用のハードウェアは、いずれも処理回路である。すなわち、第1無線部310、第2無線部320、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の機能がソフトウェアにより実現されるか、ハードウェアにより実現されるか、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されるかに関わらず、第1無線部310、第2無線部320、取得部510、制御部520、測定部530および調整部540の動作は、処理回路により行われる。
 100 無線通信システム、200 端末、300 基地局、301 プロセッサ、302 メモリ、303 入力インタフェース、304 出力インタフェース、310 第1無線部、320 第2無線部、400 無線通信制御装置、401 プロセッサ、402 メモリ、403 入力インタフェース、404 出力インタフェース、410 設定部、500 端末収容セル切換部、510 取得部、520 制御部、530 測定部、540 調整部、550 変更部、601 配置情報、602 周波数情報、603 セル情報、604 接続情報、605 速度判定情報、606 受信レベル情報、607 制御情報。

Claims (14)

  1.  基地局を介して無線通信を行う端末により前記無線通信のチャネルが占有される時間である通信占有時間の長さに応じて、前記基地局により形成され互いに重なる複数のセルの中から1つのセルを選択し、選択したセルに前記端末を接続する制御を行う制御部と、
     前記端末について前記制御部が前記通信占有時間の長さを判別するための情報を取得する取得部と
    を備える接続制御装置。
  2.  前記取得部により取得される情報には、前記端末について前記無線通信の受信レベルを示す情報が含まれている請求項1に記載の接続制御装置。
  3.  前記取得部により取得される情報には、前記端末について前記無線通信の伝送速度を示す情報が含まれている請求項1または2に記載の接続制御装置。
  4.  前記取得部により取得される情報には、前記端末について前記無線通信のフレーム長を示す情報が含まれている請求項1から3のいずれか1項に記載の接続制御装置。
  5.  前記複数のセルに接続している端末の数を測定する測定部と、
     前記測定部により測定された数に応じて、前記制御部が前記取得部により取得される情報から前記通信占有時間の長さを判別する基準を調整する調整部と
    をさらに備える請求項1から4のいずれか1項に記載の接続制御装置。
  6.  前記取得部は、前記情報を可変の頻度で繰り返し取得し、
     前記制御部は、前記取得部が前記情報を取得する度に、前記情報から前記通信占有時間の長さを判別し、判別した長さに応じて選択したセルが、前記端末が接続しているセルと異なる場合は、前記端末の接続先のセルを切り換える請求項1から5のいずれか1項に記載の接続制御装置。
  7.  前記複数のセルのうち前記無線通信の受信レベルが閾値よりも高い端末が接続されるセルにおける前記基地局の余剰電力を利用して当該セルにおけるチャネル当たりの伝送速度を上げる変更部をさらに備える請求項1から6のいずれか1項に記載の接続制御装置。
  8.  前記複数のセルのうち前記無線通信の受信レベルが閾値よりも低い端末が接続されるセルにおける前記基地局の送信電力を上げる変更部をさらに備える請求項1から6のいずれか1項に記載の接続制御装置。
  9.  請求項1から8のいずれか1項に記載の接続制御装置に相当し、前記複数のセルの設定を前記基地局に対して行う無線通信制御装置。
  10.  前記基地局と、
     請求項9に記載の無線通信制御装置と
    を備える無線通信システム。
  11.  請求項1から8のいずれか1項に記載の接続制御装置に相当し、前記複数のセルを形成する基地局。
  12.  請求項11に記載の基地局と、
     前記複数のセルの設定を前記基地局に対して行う無線通信制御装置と
    を備える無線通信システム。
  13.  接続制御装置が、端末により無線通信のチャネルが占有される時間である通信占有時間の長さに応じて、基地局により形成され互いに重なる複数のセルの中から1つのセルを選択し、選択したセルに前記端末を接続する制御を行い、
     前記端末が、前記接続制御装置により選択されたセルに接続し、前記基地局を介して前記無線通信を行う無線通信方法。
  14.  コンピュータに、
     基地局を介して無線通信を行う端末により前記無線通信のチャネルが占有される時間である通信占有時間の長さに応じて、前記基地局により形成され互いに重なる複数のセルの中から1つのセルを選択し、選択したセルに前記端末を接続する制御を行う制御処理と、
     前記端末について前記制御処理が前記通信占有時間の長さを判別するための情報を取得する取得処理と
    を実行させる接続制御プログラム。
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