WO2018216112A1 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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肇 藤本
靖 大越
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雅夫 川▲崎▼
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    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements

Definitions

  • the refrigeration cycle apparatus 100B includes a heat source device 100a-2, a load device 100b-2, and a first heat exchanger unit 20, and the heat source device 100a-2 and the load device 100b- 2 is mounted on the frame 100c, and the first heat exchanger unit 20 is mounted on the load device 100b-2. That is, the refrigeration cycle apparatus 100B differs from the refrigeration cycle apparatus 100A according to Embodiment 1 in that the first heat exchanger unit 20 is separated from the heat source apparatus 100a-2.
  • the refrigerant circuit A and the heat medium circuit B have the same configurations as the refrigerant circuit A and the heat medium circuit B of the refrigeration cycle apparatus 100A according to Embodiment 1.
  • load-side heat exchanger 61 for example, a shell-and-tube heat exchanger or a plate heat exchanger can be applied. Further, as the heat source side heat exchanger 21, a plate heat exchanger or an air heat exchanger may be applied instead of the shell-and-tube heat exchanger.
  • the refrigeration cycle apparatus 100E heat is transferred to the vicinity of the object to be cooled by the refrigerant, as compared with a system in which the heat medium is transferred from the heat source apparatus to the facility to be cooled connected to the load device as in the prior art. It became possible to do. Therefore, according to the refrigeration cycle apparatus 100E, the conveyance power of the heat medium can be greatly reduced, and the system efficiency can be improved correspondingly.

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Abstract

冷凍サイクル装置は、圧縮機、熱源側熱交換器、絞り装置、及び、負荷側熱交換器を配管接続して冷媒を循環させる冷媒回路と、負荷側熱交換器において冷媒回路を循環する冷媒と熱交換する熱媒体を循環させる熱媒体回路と、を有し、圧縮機を熱源装置に搭載し、絞り装置を負荷装置に搭載し、熱源装置と負荷装置とを接続している冷媒配管が交換可能に構成されている。

Description

冷凍サイクル装置
 本発明は、圧縮機等の冷媒を圧縮する装置(以下、熱源装置と称する)と、熱媒体(例えば、水又は不凍液)を冷却する装置(以下、負荷装置と称する)と、を備えた冷凍サイクル装置に関するものである。
 従来から、熱源装置と、負荷装置と、を備えた冷凍サイクル装置が種々提案されている。
 なお、熱源装置には、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機と、圧縮機から吐出された冷媒を凝縮する凝縮器と、が搭載されている。また、負荷装置には、水又は不凍液を冷却する蒸発器が搭載されている。
 例えば、特許文献1には、不凍液層に対して、不凍液冷却装置を分離可能にした冷凍システムが開示され、圧縮機と、凝縮器(コンデンサ)と、蒸発器(エバポレータ)とが、熱源装置と負荷装置とを1つにした不凍液冷却装置に搭載されている構成が開示されている。
 また、特許文献2には、不凍液(ブライン)を介して複数のショーケースに熱搬送を行うようにした冷却装置が開示され、圧縮機と、凝縮器と、蒸発器とが、熱源装置と負荷装置とを1つにしたブラインチラーユニットに搭載されている構成が開示されている。
特開昭63-198934号公報 特開平11-101550号公報
 特許文献1に開示されているシステム構成では、熱源装置及び負荷装置を1つのユニット(不凍液冷却装置)に一体として搭載する必要がある。つまり、特許文献1のシステム構成では、負荷装置である不凍液層をユニットの内部に組み込まなければならず、ユニットの外形が大きくなってしまう。そのため、設置するシステム構成に合わせて施工内容が限定されてしまい、施工内容の変更に制約が多くなってしまう。同様に、設置場所も限定されてしまい、設置場所の移設等に制約が多く課されてしまうことになる。また、設備を移設する場合、ユニット全体を移設しなければならず、移設の手間及び移設先の制限が多くなってしまうという課題もあった。
 特許文献2に開示されているシステム構成では、熱源装置及び負荷装置を1つにしたブラインチラーユニットに搭載されている冷凍機で生成した熱を、不凍液を介して間接的に実際の負荷機器である複数のショーケースに搬送しているが、搬送動力によるランニングコストが増加してしまう。また、施工内容ごとに設計及び施工を行う必要があるため、システム設計及び設置検討が煩雑になってしまう。加えて、システム全体を制御するための現地計装工事が必要となるため、工事期間の長期化、設計及び施工費用の増加にも繋がっていた。
 また、化学プラント等の防爆対策が必要な設備に冷凍サイクル装置を設置する場合、冷凍サイクル装置を構成する機器を防爆に対応したものにしなければならず、設置時の費用を含め多くの費用を要することになっていた。
 本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、熱源装置及び負荷装置の施工内容及び設置場所の制約を低減するようにした冷凍サイクル装置を提供することを目的としている。
 本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機、熱源側熱交換器、絞り装置、及び、負荷側熱交換器を配管接続して冷媒を循環させる冷媒回路と、前記負荷側熱交換器において前記冷媒回路を循環する冷媒と熱交換する熱媒体を循環させる熱媒体回路と、を有し、前記圧縮機を熱源装置に搭載し、前記絞り装置を負荷装置に搭載し、前記熱源装置と前記負荷装置とを接続している冷媒配管が交換可能に構成されているものである。
 本発明に係る冷凍サイクル装置によれば、熱源装置と負荷装置とを接続している冷媒配管が交換可能になっているので、冷媒配管を交換することで熱源装置及び負荷装置の配置を変更することが可能になる。したがって、本発明に係る冷凍サイクル装置によれば、熱源装置及び負荷装置の施工内容及び設置場所の制約を低減することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の外観構成の一例を概略的に示す構成図である。 本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の外観構成の一例を概略的に示す構成図である。 本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の機器配置変更例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の機器配置変更例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の機器配置変更例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の機器配置変更例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の外観構成の一例を概略的に示す構成図である。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の外観構成の一例を概略的に示す構成図である。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の外観構成の一例を概略的に示す構成図である。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の機器配置例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の機器配置例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の外観構成の一例を概略的に示す構成図である。 本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置の外観構成の一例を概略的に示す構成図である。 本発明の実施の形態5に係る冷凍サイクル装置の外観構成の一例を概略的に示す構成図である。 本発明の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置の外観構成の一例を概略的に示す構成図である。
 以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
 図1は、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aの冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。図1に基づいて、冷凍サイクル装置100Aについて説明する。なお、図1では、冷媒回路における冷媒の流れを実線矢印、点線矢印で示し、熱媒体(例えば、水又は不凍液)の流れを破線矢印で示している。実線矢印は、熱源側熱交換器21が凝縮器、負荷側熱交換器61が蒸発器として機能する運転状態における冷媒の流れを示し、点線矢印は、熱源側熱交換器21が蒸発器、負荷側熱交換器61が凝縮器として機能する運転状態における冷媒の流れを示している。
<冷凍サイクル装置100Aの冷媒回路構成>
 冷凍サイクル装置100Aは、冷媒回路を有し、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことが可能なものである。冷凍サイクル装置100Aは、冷媒回路A、及び、熱媒体回路Bを有している。
(冷媒回路A)
 冷媒回路Aは、圧縮機10、熱源側熱交換器21を含む第1熱交換器ユニット20、受液器30、電磁弁40、絞り装置50、負荷側熱交換器61を含む第2熱交換器ユニット60、及び、アキュムレータ70が冷媒配管80で配管接続されて構成されている。冷媒回路Aに冷媒を循環させることで、冷凍サイクル装置100Aでは蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うようになっている。
 また、圧縮機10の吐出側には流路切替装置15を設け、要求される運転状態において冷媒の流れを切り替えることが可能になっている。流路切替装置15は、例えば四方弁、二方弁の組み合わせ、又は、三方弁の組み合わせで構成することができる。
 圧縮機10は、冷媒回路Aにおいて冷媒を搬送するのに利用されるものである。具体的には、圧縮機10は、冷媒を圧縮して高温高圧のガス冷媒として吐出する機能を有するものである。圧縮機10は、例えば、インバータ圧縮機などで構成することができる。インバータ圧縮機とすれば、圧縮機10の運転周波数(回転数)を以下で説明する制御コントローラ90によって調整でき、これにより圧縮機10の容量(単位時間当たりに吐出する冷媒の量)が制御できる。例えば、ロータリ圧縮機、スクロール圧縮機、スクリュー圧縮機、往復圧縮機等を圧縮機10として採用することができる。
 第1熱交換器ユニット20は、凝縮熱を処理する熱交換部分である熱源側熱交換器21を含んで構成されている。
 熱源側熱交換器21は、凝縮器又は蒸発器として機能するものである。熱源側熱交換器21が凝縮器として機能する場合、熱源側熱交換器21では、圧縮機10から吐出された高温高圧の冷媒と、例えば熱源側熱交換器21に付設されている送風ファンにより供給される空気と、で熱交換が行われ、高温高圧の冷媒が凝縮する。一方、熱源側熱交換器21が蒸発器として機能する場合、熱源側熱交換器21では、絞り装置50から流出された低温低圧の冷媒と、例えば熱源側熱交換器21に付設されている送風ファンにより供給される空気と、で熱交換が行われ、低温低圧の液冷媒または二相冷媒が蒸発する。
 熱源側熱交換器21としては、例えばフィン・アンド・チューブ型熱交換器等を適用することができる。
 なお、以下では、熱源側熱交換器21が凝縮器として機能している場合を中心に説明している。
 受液器(レシーバ)30は、冷媒回路Aの高圧部(圧縮機10から絞り装置50に至るまでの間)に設置され、冷媒回路Aを循環する冷媒を蓄える圧力容器である。
 電磁弁40は、設置箇所の冷媒配管80を開閉するものである。
 絞り装置50は、第1熱交換器ユニット20から流出した冷媒を膨張させて減圧するものである。絞り装置50は、例えば冷媒の流量を調整可能な電動膨張弁等で構成するとよい。
 第2熱交換器ユニット60は、熱媒体を冷却する熱交換部分である負荷側熱交換器61を含んで構成されている。
 負荷側熱交換器61は、蒸発器又は凝縮器として機能するものである。負荷側熱交換器61が蒸発器として機能する場合、負荷側熱交換器61では、絞り装置50から流出された低温低圧の冷媒と、熱媒体回路Bを流れる熱媒体と、で熱交換が行われ、低温低圧の冷媒が蒸発する。一方、負荷側熱交換器61が凝縮器として機能する場合、負荷側熱交換器61では、圧縮機10から吐出された高温高圧の冷媒と、熱媒体回路Bを流れる熱媒体と、で熱交換が行われ、高温高圧の冷媒が凝縮する。
 つまり、負荷側熱交換器61では、熱媒体回路Bを流れる熱媒体を冷却又は加熱することが可能になっている。
 負荷側熱交換器61としては、例えばシェル・アンド・チューブ型熱交換器、又は、プレート式熱交換器等を適用することができる。
 なお、以下では、負荷側熱交換器61が蒸発器として機能している場合を中心に説明している。
 アキュムレータ70は、冷媒回路Aの低圧部(第2熱交換器ユニット60から圧縮機10に至るまでの間)に設置され、冷媒回路Aを循環する冷媒を蓄える圧力容器である。
 冷媒回路Aに封入する冷媒を特に限定するものではないが、例えばフルオロカーボン等のフロン系冷媒、又は、二酸化炭素等の自然冷媒を使用することができる。ただし、可燃性を有した冷媒(微燃性を有した冷媒を含む)を冷媒回路Aに封入し、負荷装置を屋内に分離設置する場合は、室内の換気設備又は冷媒漏洩センサの設置が必須であり、冷媒漏洩を機器として警報できるようにしておくとよい。
(熱媒体回路B)
 熱媒体回路Bは、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の熱媒体流路が熱媒体配管81で接続されて構成されている。熱媒体回路Bに熱媒体を循環させることで、冷凍サイクル装置100Aでは第2熱交換器ユニット60を介して冷媒回路Aで冷媒に蓄えられた熱を熱媒体回路Bに伝達することが可能になっている。
 なお、第2熱交換器ユニット60で熱交換された熱媒体は、図示省略のポンプなどによって熱媒体配管81を流れ、熱媒体を貯留するタンク(例えば、図4に示すタンク200)等に供給される。
 また、冷凍サイクル装置100Aは、冷凍サイクル装置100Aの全体を統括する制御コントローラ90を備えている。
 制御コントローラ90は、冷凍サイクル装置100Aを構成している各アクチュエータ(駆動部品)の動作を制御する。アクチュエータとしては、例えば、圧縮機10、絞り装置50、電磁弁40、送風ファン等が挙げられる。制御コントローラ90は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、マイコン又はCPUのような演算装置と、その上で実行されるソフトウェアとにより構成することもできる。
 圧縮機10、第1熱交換器ユニット20、受液器30、アキュムレータ70、及び、制御コントローラ90は、熱源装置100aに搭載されている。
 電磁弁40、絞り装置50、及び、第2熱交換器ユニット60は、負荷装置100bに搭載されている。
 なお、実施の形態1では、熱源装置100aの一例として熱源装置100a-1とし、負荷装置100bの一例として負荷装置100b-1として説明する。
<冷凍サイクル装置100Aの動作>
 ここで、冷凍サイクル装置100Aの動作について説明する。
 圧縮機10を駆動させることによって、圧縮機10に冷媒が吸入される。圧縮機10は、吸入した冷媒を圧縮して、高温高圧のガス状態の冷媒として吐出する。圧縮機10から吐出した高温高圧のガス冷媒は、第1熱交換器ユニット20の熱源側熱交換器21に流れ込む。第1熱交換器ユニット20の熱源側熱交換器21では、流れ込んだ高温高圧のガス冷媒と、空気等の被熱交換流体との間で熱交換が行われて、高温高圧のガス冷媒は、凝縮して高圧の液冷媒になる。
 第1熱交換器ユニット20の熱源側熱交換器21から送り出された高圧の液冷媒は、絞り装置50によって、低圧のガス冷媒と液冷媒との二相状態の冷媒になる。二相状態の冷媒は、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61に流れ込む。第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61では、流れ込んだ二相状態の冷媒と、熱媒体回路Bを流れる熱媒体との間で熱交換が行われて、二相状態の冷媒のうち液冷媒が蒸発して低圧のガス冷媒になる。第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61から送り出された低圧のガス冷媒は、アキュムレータ70を介して圧縮機10に流れ込み、圧縮されて高温高圧のガス冷媒となって、再び圧縮機10から吐出する。以下、このサイクルが繰り返される。
<冷凍サイクル装置100Aの外観構成>
 図2及び図3は、冷凍サイクル装置100Aの外観構成の一例を概略的に示す構成図である。図2及び図3に基づいて、冷凍サイクル装置100Aの構成について説明する。なお、図2では、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61がシェル・アンド・チューブ型熱交換器である場合を例として図示し、図3では、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61がプレート式熱交換器である場合を例として図示している。
 図2及び図3に示すように、冷凍サイクル装置100Aは、熱源装置100a-1と負荷装置100b-1とを有し、これらが台枠100cに搭載されて構成されている。熱源装置100a-1には、圧縮機10等の冷媒を圧縮するために必要な機器、制御コントローラ90、第1熱交換器ユニット20、アキュムレータ70、受液器30、送風ファン等が搭載されている。負荷装置100b-1には、第2熱交換器ユニット60、絞り装置50、電磁弁40等が搭載されている。なお、熱源装置100a-1及び負荷装置100b-1には、冷凍サイクル装置100Aの制御に必要なセンサ類が搭載されている。
 熱源装置100a-1と負荷装置100b-1とは、冷媒配管80及び図示省略の制御配線により接続されている。熱源装置100a-1と負荷装置100b-1とを接続する冷媒配管80は、溶接もしくはフランジによりそれぞれに接続される。そして、熱源装置100a-1及び負荷装置100b-1に接続された冷媒配管80を取り外すことで、熱源装置100a-1と負荷装置100b-1とを分離することができる。つまり、冷凍サイクル装置100Aは、冷媒配管80を交換することで、熱源装置100a-1と負荷装置100b-1との配置を変更することが可能となり、それぞれを別個に屋内又は屋外に設置することができることになる。
 熱源装置100a-1及び負荷装置100b-1の少なくとも1つの配置を変更する際は、それらを接続する冷媒配管80の配管長を変更することになる。そのため、冷媒の再封入が必要である。そこで、冷凍サイクル装置100Aでは、冷媒回路Aにアキュムレータ70及び受液器30を設け、延長された配管長分の冷媒、つまり変更後の冷媒配管80の配管長の想定される最大量の冷媒をアキュムレータ70及び受液器30の少なくとも1つに予め蓄えるようにしている。
 つまり、冷凍サイクル装置100Aは、冷媒回路Aに封入する冷媒封入量を、延長された配管長分を見越した量として最初から封入することができるようになっている。したがって、冷凍サイクル装置100Aによれば、冷媒配管80の配管長を変更する場合には、一度ポンプダウン停止し、電磁弁40を閉止することで全冷媒を熱源装置100a-1側に蓄え、その後に熱源装置100a-1及び負荷装置100b-1の少なくとも1つの配置を変更することで冷媒の追加封入を廃止できる。
 なお、ポンプダウンとは、電磁弁40を閉止、圧縮機10をポンプダウン停止することで、冷媒を熱源装置100a-1側に蓄える運転をいう。また、ポンプダウンは、圧縮機10からの吐出圧力、もしくは、圧縮機10への吸入圧力が、設定値に達したかどうかで終了させればよい。
 なお、受液器30は、最初から冷媒回路Aに組み込まず、配置変更時に冷媒回路A内に追加してもよい。また、アキュムレータ70及び受液器30のうち少なくとも1つが冷媒回路Aに接続されていればよい。
 また、負荷装置100b-1は、柱部材及びパネルにより、絞り装置50及び第2熱交換器ユニット60が収容可能なように内部に空間を有する箱状に構成されている。そして、負荷装置100b-1は、熱源装置100a-1が負荷装置100b-1の上部に設置される場合を想定して、十分な強度を有しているものとする(以下で説明する負荷装置100b-2~負荷装置100b-6についても同様)。
 また、制御コントローラ90は、負荷装置100b-1に組み込まれた第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61を流れる熱媒体の温度により冷凍サイクル装置100Aの運転を制御する。そして、制御コントローラ90は、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口の過熱度により絞り装置50を制御する。絞り装置50に電子式膨張弁を用いる場合は、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口温度と負荷側熱交換器61の冷媒側出口に設けられた圧力センサの圧力から算出される過熱度により制御する。
 絞り装置50を電子式膨張弁で構成し、熱源装置100a-1と負荷装置100b-1とを分離設置する場合には、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口の過熱度は、圧縮機10の吸入管での計測値でも、負荷装置100b-1の出口管の計測値でもよい。
 また、電磁弁40は、圧縮機10の停止とともに閉まる、もしくは、ポンプダウン運転により閉まるように構成しておけば、圧縮機10の停止時の低圧側への冷媒の寝込みを防止することが可能となり、過度の液バックを防止することができる。
<冷凍サイクル装置100Aの機器配置変更例>
 図4~図7は、冷凍サイクル装置100Aの機器配置変更例を説明するための説明図である。図4~図7に基づいて、冷凍サイクル装置100Aの具体的な機器配置変更例について説明する。なお、図4~図7では、紙面左側が機器配置を変更する前の状態を示し、紙面右側が機器配置の変更後の状態を示している。また、図5及び図6は、同じ機器配置変更例を示しており、図5が冷凍サイクル装置100Aを側面から見た状態を示し、図6が冷凍サイクル装置100Aを上方から見た状態を示している。
 図4では、隣接配置されている熱源装置100a-1及び負荷装置100b-1のうち、負荷装置100b-1を移設した状態を例に示している。そのため、既設の冷媒配管80を、配管長を長い冷媒配管80に変更している。また、負荷装置100b-1に接続されているタンク200についても、負荷装置100b-1とともに移設している。
 このように、熱源装置100a-1と負荷装置100b-1を別のユニットとして設置し、冷媒配管80の交換により熱源装置100a-1と負荷装置100b-1とを容易に分離できる。そのため、図4に示すように、設備の移設時に負荷装置100b-1のみを分離して移動することが可能になり、熱媒体の搬送に使用されるポンプの容量アップ等の移設費用の低減が可能となる。
 図5及び図6では、紙面左右に隣接配置されている熱源装置100a-1及び負荷装置100b-1を、紙面前後に隣接配置にした状態を例に示している。そのため、既設の冷媒配管80を、紙面前後に並んで配置されている熱源装置100a-1及び負荷装置100b-1に対応した冷媒配管80に変更している。
 このように、熱源装置100a-1と負荷装置100b-1を別のユニットとして設置し、冷媒配管80の交換により熱源装置100a-1と負荷装置100b-1とを容易に分離できる。そのため、図5及び図6に示すように、設備変更等により設置スペースの確保が必要となった場合に熱源装置100a-1又は負荷装置100b-1を分離して移動することが可能になり、設備変更に伴う費用の削減が可能となる。
 図7では、化学プラント等の防爆対応が必要な設置環境に冷凍サイクル装置100Aを設置する場合を例に示している。
 図7の紙面左側に示すように、これまで化学プラント等の防爆対応が必要な設置環境においては、熱源装置と負荷装置とを分離して配置することができなかった。それに対し、図7の紙面右側に示すように、冷凍サイクル装置100Aにおいては、負荷装置100b-1のみを防爆地域に移設することが可能となる。そのため、冷凍サイクル装置100Aによれば、防爆地域に設置する負荷装置100b-1のみを防爆対策すればよくなり、防爆対応に要する費用の低減が可能となる。
 また、冷凍サイクル装置100Aにおいては、従来のように熱媒体を熱源装置から負荷装置に接続している冷却対象となる設備まで搬送していたシステムに比べ、冷媒により冷却対象の近傍まで熱を搬送することが可能になった。そのため、冷凍サイクル装置100Aによれば、熱媒体の搬送動力を大きく削減でき、その分、システム効率の向上が可能となる。
<冷凍サイクル装置100Aの奏する効果>
 以上のように、冷凍サイクル装置100Aは、圧縮機10、熱源側熱交換器21、絞り装置50、及び、負荷側熱交換器61を配管接続して冷媒を循環させる冷媒回路Aと、負荷側熱交換器61において冷媒回路Aを循環する冷媒と熱交換する熱媒体を循環させる熱媒体回路Bと、を有し、圧縮機10を熱源装置100a-1に搭載し、絞り装置50を負荷装置100b-1に搭載し、熱源装置100a-1と負荷装置100b-1とを接続している冷媒配管80が交換可能に構成されている。
 そのため、冷凍サイクル装置100Aによれば、熱源装置100a-1と負荷装置100b-1との分離配置が容易に行えることになり、システム構成の自由度向上、設置性の向上、システム設計の容易化、システム効率の向上、危険分散、及び、バックアップ対応の向上を図ることができる。つまり、冷凍サイクル装置100Aによれば、施工内容及び設置場所の制約を低減でき、防爆対策時の費用を低減でき、熱媒体の搬送動力を低減でき、工事期間の短縮を容易に実現できる。
 冷凍サイクル装置100Aでは、冷媒回路Aに圧力容器(受液器30、アキュムレータ70)を接続し、圧力容器には、変更後の冷媒配管80に対して想定される最大量の冷媒が予め蓄えられているようになっている。
 そのため、冷凍サイクル装置100Aによれば、冷媒の追加封入を廃止することができる。
 冷凍サイクル装置100Aでは、負荷装置100b-1の絞り装置50の上流側に冷媒配管80を開閉する電磁弁40を設け、電磁弁40は、圧縮機10の停止により閉止、もしくは、圧縮機10のポンプダウン運転により閉止されるように構成されている。
 そのため、冷凍サイクル装置100Aによれば、電磁弁40が、圧縮機10の停止により閉止、もしくは、圧縮機10のポンプダウン運転により閉止されるように構成されているので、電磁弁の制御により圧力容器に予め蓄えられている冷媒を冷媒回路Aに循環させることができ、冷媒の追加封入を必要としない。
 冷凍サイクル装置100Aでは、熱源側熱交換器21を搭載する第1熱交換器ユニット20を備え、第1熱交換器ユニット20は、熱源装置100a-1に搭載されている。
 そのため、冷凍サイクル装置100Aでは、第1熱交換器ユニット20を用途又は負荷に応じて取り替えることが容易となっている。例えば、熱源側熱交換器21をプレート熱交換器又はシェル・アンド・チューブ型熱交換器等に組み替えることができ、熱源装置100a-2の入れ替えを要することなく、負荷側のみを変更することができることになる。
 冷凍サイクル装置100Aでは、負荷側熱交換器61を搭載する第2熱交換器ユニット60を備え、第2熱交換器ユニット60は、負荷装置100b-1に搭載されている。
 そのため、冷凍サイクル装置100Aでは、第2熱交換器ユニット60を用途又は負荷に応じて取り替えることが容易となっている。
実施の形態2.
 図8~図10は、本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置100Bの外観構成の一例を概略的に示す構成図である。図8~図10に基づいて、冷凍サイクル装置100Bの構成について説明する。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。また、実施の形態2では、熱源装置100aの一例として熱源装置100a-2とし、負荷装置100bの一例として負荷装置100b-2として説明する。
 図8~図10に示すように、冷凍サイクル装置100Bは、熱源装置100a-2と負荷装置100b-2と第1熱交換器ユニット20とを有し、熱源装置100a-2及び負荷装置100b-2が台枠100cに搭載され、第1熱交換器ユニット20が負荷装置100b-2の上部に搭載されて構成されている。つまり、冷凍サイクル装置100Bでは、第1熱交換器ユニット20を熱源装置100a-2から分離した点で、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aと相違している。なお、冷媒回路A及び熱媒体回路Bについては、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aの冷媒回路A及び熱媒体回路Bと同じ構成である。
 熱源装置100a-2には、圧縮機10等の冷媒を圧縮するために必要な機器、制御コントローラ90、アキュムレータ70、受液器30、送風ファン等が搭載されている。負荷装置100b-2には、第2熱交換器ユニット60、絞り装置50、電磁弁40等が搭載されている。第1熱交換器ユニット20には、熱源側熱交換器21が搭載されている。なお、図8では、第1熱交換器ユニット20の熱源側熱交換器21がシェル・アンド・チューブ型熱交換器である場合を例として図示し、図9では、第1熱交換器ユニット20の熱源側熱交換器21がプレート式熱交換器である場合を例として図示し、図10では、第1熱交換器ユニット20の熱源側熱交換器21が空気熱交換器である場合を例として図示している。また、熱源装置100a-2、負荷装置100b-2及び第1熱交換器ユニット20には、冷凍サイクル装置100Bの制御に必要なセンサ類が搭載されている。
 熱源装置100a-2と負荷装置100b-2と第1熱交換器ユニット20とは、冷媒配管80及び図示省略の制御配線により接続されている。熱源装置100a-2と負荷装置100b-2と第1熱交換器ユニット20とを接続する冷媒配管80は、溶接もしくはフランジによりそれぞれに接続される。そして、熱源装置100a-2、負荷装置100b-2及び第1熱交換器ユニット20に接続された冷媒配管80を取り外すことで、熱源装置100a-2と負荷装置100b-2と第1熱交換器ユニット20とを分離することができる。つまり、冷凍サイクル装置100Bは、冷媒配管80を交換することで、熱源装置100a-2と負荷装置100b-2と第1熱交換器ユニット20との配置を変更することが可能となり、それぞれを別個に屋内又は屋外に設置することができることになる。
 熱源装置100a-2、負荷装置100b-2及び第1熱交換器ユニット20の少なくとも1つの配置を変更する際は、それらを接続する冷媒配管80の配管長を変更することになる。そのため、冷媒の再封入が必要である。そこで、冷凍サイクル装置100Bでは、冷媒回路Aにアキュムレータ70及び受液器30を設け、延長された配管長分の冷媒、つまり変更後の冷媒配管80の配管長の想定される最大量の冷媒をアキュムレータ70及び受液器30の少なくとも1つに予め蓄えるようにしている。
 つまり、冷凍サイクル装置100Bは、冷媒回路Aに封入する冷媒封入量を、延長された配管長分を見越した量として最初から封入することができるようになっている。したがって、冷凍サイクル装置100Bによれば、冷媒配管80の配管長を変更する場合には、一度ポンプダウン停止し、電磁弁40を閉止することで全冷媒を熱源装置100a-2側に蓄え、その後に熱源装置100a-2、負荷装置100b-2及び第1熱交換器ユニット20の少なくとも1つの配置を変更することで冷媒の追加封入を廃止できる。
 なお、受液器30は、最初から冷媒回路Aに組み込まず、配置変更時に冷媒回路A内に追加してもよい。また、アキュムレータ70及び受液器30のうち少なくとも1つが冷媒回路Aに接続されていればよい。
 また、制御コントローラ90は、負荷装置100b-2に組み込まれた第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61を流れる熱媒体の温度により冷凍サイクル装置100Bの運転を制御する。そして、制御コントローラ90は、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口の過熱度により絞り装置50を制御する。絞り装置50に電子式膨張弁を用いる場合は、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口温度と負荷側熱交換器61の冷媒側出口に設けられた圧力センサの圧力から算出される過熱度により制御する。
 絞り装置50を電子式膨張弁で構成し、熱源装置100a-2、負荷装置100b-2及び第1熱交換器ユニット20を分離設置する場合には、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口の過熱度は、圧縮機10の吸入管での計測値でも、負荷装置100b-2の出口管の計測値でもよい。
 また、電磁弁40は、圧縮機10の停止とともに閉まる、もしくは、ポンプダウン運転により閉まるように構成しておけば、圧縮機10の停止時の低圧側への冷媒の寝込みを防止することが可能となり、過度の液バックを防止することができる。
<冷凍サイクル装置100Bの機器配置例>
 図11及び図12は、冷凍サイクル装置100Bの機器配置例を説明するための説明図である。図11及び図12に基づいて、冷凍サイクル装置100Bの具体的な機器配置例について説明する。なお、図11では、第1熱交換器ユニット20の熱源側熱交換器21がシェル・アンド・チューブ型熱交換器である場合を例として図示し、図12では、第1熱交換器ユニット20の熱源側熱交換器21が空気熱交換器である場合を例として図示している。
 図11及び図12に示すように、冷凍サイクル装置100Bでは、負荷装置100b-2だけではなく、第1熱交換器ユニット20に関しても分離設置が可能となっている。
 このように、熱源装置100a-2と負荷装置100b-2と第1熱交換器ユニット20とを別のユニットとして設置し、冷媒配管80の交換により熱源装置100a-2と負荷装置100b-2と第1熱交換器ユニット20とを容易に分離できる。
 そのため、冷凍サイクル装置100Bによれば、設備の移設時に負荷装置100b-2及び第1熱交換器ユニット20の少なくとも1つを分離して移動することが可能になり、さらに設置場所の選択の自由度が増加する。
 したがって、冷凍サイクル装置100Bによれば、熱媒体の搬送に使用されるポンプの容量アップ等の移設費用の低減が可能となる。
 また、冷凍サイクル装置100Bによれば、設備変更等により設置スペースの確保が必要となった場合に熱源装置100a-2、負荷装置100b-2又は第1熱交換器ユニット20を分離して移動することが可能になり、設備変更に伴う費用の削減が可能となる。
 さらに、冷凍サイクル装置100Bによれば、防爆地域に設置する負荷装置100b-2のみを防爆対策すればよくなり、防爆対応に要する費用の低減が可能となる。
 また、冷凍サイクル装置100Bにおいては、従来のように熱媒体を熱源装置から負荷装置に接続している冷却対象となる設備まで搬送していたシステムに比べ、冷媒により冷却対象の近傍まで熱を搬送することが可能になった。そのため、冷凍サイクル装置100Bによれば、熱媒体の搬送動力を大きく削減でき、その分、システム効率の向上が可能となる。
<冷凍サイクル装置100Bの奏する効果>
 以上のように、冷凍サイクル装置100Bは、圧縮機10、熱源側熱交換器21、絞り装置50、及び、負荷側熱交換器61を配管接続して冷媒を循環させる冷媒回路Aと、負荷側熱交換器61において冷媒回路Aを循環する冷媒と熱交換する熱媒体を循環させる熱媒体回路Bと、を有し、圧縮機10を熱源装置100a-2に搭載し、絞り装置50を負荷装置100b-2に搭載し、熱源装置100a-2と負荷装置100b-2とを接続している冷媒配管80が交換可能に構成されている。
 そのため、冷凍サイクル装置100Bによれば、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aと同様の効果を奏することになる。
 冷凍サイクル装置100Bでは、熱源側熱交換器21を搭載する第1熱交換器ユニット20を備え、第1熱交換器ユニット20は、熱源装置100a-2及び負荷装置100b-2とは別個に設けられ、交換可能な冷媒配管80で熱源装置100a-2及び負荷装置100b-2と接続している。
 そのため、冷凍サイクル装置100Bでは、第1熱交換器ユニット20を熱源装置100a-2に搭載する必要がなく、用途又は負荷に応じて取り替えることが容易となっている。
 したがって、冷凍サイクル装置100Bによれば、熱源装置100a-2、負荷装置100b-2、第1熱交換器ユニット20をそれぞれ別個独立に設置することができ、それぞれの設置場所の選択の自由度を改善できる。よって、冷凍サイクル装置100Bによれば、空冷設備から水冷設備への変更、あるいは、水冷設備から空冷設備への変更が容易となる。
実施の形態3.
 図13は、本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置100Cの外観構成の一例を概略的に示す構成図である。図13に基づいて、冷凍サイクル装置100Cの構成について説明する。なお、実施の形態3では実施の形態1、2との相違点を中心に説明し、実施の形態1、2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。また、実施の形態3では、熱源装置100aの一例として熱源装置100a-3とし、負荷装置100bの一例として負荷装置100b-3として説明する。
 図13に示すように、冷凍サイクル装置100Cは、熱源装置100a-3と負荷装置100b-3とを有し、熱源装置100a-3及び負荷装置100b-3が台枠100cに搭載され、一方の負荷装置100b-3が他方の負荷装置100b-3の上部に搭載されて構成されている。つまり、冷凍サイクル装置100Cでは、負荷装置100b-3を複数設けた点で、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aと相違している。なお、なお、冷媒回路A及び熱媒体回路Bについては、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aの冷媒回路A及び熱媒体回路Bと同じ構成である。
 熱源装置100a-3には、圧縮機10等の冷媒を圧縮するために必要な機器、制御コントローラ90、第1熱交換器ユニット20、アキュムレータ70、受液器30、送風ファン等が搭載されている。負荷装置100b-3のそれぞれには、第2熱交換器ユニット60、絞り装置50、電磁弁40等が搭載されている。なお、熱源装置100a-3及び負荷装置100b-3には、冷凍サイクル装置100Aの制御に必要なセンサ類が搭載されている。
 絞り装置50については、負荷装置100b-3の台数と同じでなくてもよい。例えば、1つの絞り装置50を複数の負荷装置100b-3に共通とし、絞り装置50の下流で各第2熱交換器ユニット60に冷媒を分配してもよい。あるいは、第2熱交換器ユニット60と対となる個数の絞り装置50を設け、絞り装置50の上流側で冷媒を分配してもよい。又は、絞り装置50を複数設け、絞り装置50の下流側で冷媒を合流させて一つの第2熱交換器ユニット60に冷媒を流入させるようにしてもよい。
 負荷側熱交換器61として、例えばシェル・アンド・チューブ型熱交換器又はプレート式熱交換器を適用することができる。
 また、熱源側熱交換器21として、シェル・アンド・チューブ型熱交換器ではなく、プレート式熱交換器又は空気熱交換器を適用してもよい。
 熱源装置100a-3と負荷装置100b-3とは、冷媒配管80及び図示省略の制御配線により接続されている。熱源装置100a-3と負荷装置100b-3とを接続する冷媒配管80は、溶接もしくはフランジによりそれぞれに接続される。そして、熱源装置100a-3及び負荷装置100b-3に接続された冷媒配管80を取り外すことで、熱源装置100a-3と負荷装置100b-3とを分離することができる。つまり、冷凍サイクル装置100Cは、冷媒配管80を交換することで、熱源装置100a-3と負荷装置100b-3との配置を変更することが可能となり、それぞれを別個に屋内又は屋外に設置することができることになる。
 熱源装置100a-3及び負荷装置100b-3の少なくとも1つの配置を変更する際は、それらを接続する冷媒配管80の配管長を変更することになる。そのため、冷媒の再封入が必要である。そこで、冷凍サイクル装置100Cでは、冷媒回路Aにアキュムレータ70及び受液器30を設け、延長された配管長分の冷媒、つまり変更後の冷媒配管80の配管長の想定される最大量の冷媒をアキュムレータ70及び受液器30の少なくとも1つに予め蓄えるようにしている。
 つまり、冷凍サイクル装置100Cは、冷媒回路Aに封入する冷媒封入量を、延長された配管長分を見越した量として最初から封入することができるようになっている。したがって、冷凍サイクル装置100Cによれば、冷媒配管80の配管長を変更する場合には、一度ポンプダウン停止し、電磁弁40を閉止することで全冷媒を熱源装置100a-3側に蓄え、その後に熱源装置100a-3及び負荷装置100b-3の少なくとも1つの配置を変更することで冷媒の追加封入を廃止できる。
 なお、受液器30は、最初から冷媒回路Aに組み込まず、配置変更時に冷媒回路A内に追加してもよい。また、アキュムレータ70及び受液器30のうち少なくとも1つが冷媒回路Aに接続されていればよい。
 また、制御コントローラ90は、負荷装置100b-3に組み込まれた第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61を流れる熱媒体の温度により冷凍サイクル装置100Cの運転を制御する。そして、制御コントローラ90は、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口の過熱度により絞り装置50を制御する。絞り装置50に電子式膨張弁を用いる場合は、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口温度と負荷側熱交換器61の冷媒側出口に設けられた圧力センサの圧力から算出される過熱度により制御する。
 絞り装置50を電子式膨張弁で構成し、熱源装置100a-3と負荷装置100b-3とを分離設置する場合には、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口の過熱度は、圧縮機10の吸入管での計測値でも、負荷装置100b-3の出口管の計測値でもよい。
 また、電磁弁40は、圧縮機10の停止とともに閉まる、もしくは、ポンプダウン運転により閉まるように構成しておけば、圧縮機10の停止時の低圧側への冷媒の寝込みを防止することが可能となり、過度の液バックを防止することができる。
 図13に示すように、冷凍サイクル装置100Cでは、複数台の負荷装置100b-3を設けるようにしている。そして、熱源装置100a-3とそれぞれの負荷装置100b-3を別のユニットとして設置し、冷媒配管80の交換により熱源装置100a-3とそれぞれの負荷装置100b-3とを容易に分離できる。
 したがって、冷凍サイクル装置100Cによれば、設備の移設時に負荷装置100b-3の少なくとも1台を分離して移動することが可能になり、熱媒体の搬送に使用されるポンプの容量アップ等の移設費用の低減が可能となる。
 また、冷凍サイクル装置100Cによれば、設備変更等により設置スペースの確保が必要となった場合、負荷装置100b-3を複数台備えることで、分割設置した際の設置面積に関する制約への対応の幅を拡げることができ、設備変更に伴う費用の削減が可能となる。
 さらに、冷凍サイクル装置100Cによれば、防爆地域に設置する負荷装置100b-3のみを防爆対策すればよくなり、防爆対応に要する費用の低減が可能となる。
 また、冷凍サイクル装置100Cにおいては、従来のように熱媒体を熱源装置から負荷装置に接続している冷却対象となる設備まで搬送していたシステムに比べ、冷媒により冷却対象の近傍まで熱を搬送することが可能になった。そのため、冷凍サイクル装置100Cによれば、熱媒体の搬送動力を大きく削減でき、その分、システム効率の向上が可能となる。
<冷凍サイクル装置100Cの奏する効果>
 以上のように、冷凍サイクル装置100Cは、圧縮機10、熱源側熱交換器21、絞り装置50、及び、負荷側熱交換器61を配管接続して冷媒を循環させる冷媒回路Aと、負荷側熱交換器61において冷媒回路Aを循環する冷媒と熱交換する熱媒体を循環させる熱媒体回路Bと、を有し、圧縮機10を熱源装置100a-3に搭載し、絞り装置50を負荷装置100b-3に搭載し、熱源装置100a-3と負荷装置100b-3とを接続している冷媒配管80が交換可能に構成されている。
 そのため、冷凍サイクル装置100Cによれば、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aと同様の効果を奏することになる。
 冷凍サイクル装置100Cでは、熱源装置100a-3に対し、複数の負荷装置100b-3を接続しており、それらを制御配線により接続することで、共通の制御を行うこともできる。
実施の形態4.
 図14は、本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置100Dの外観構成の一例を概略的に示す構成図である。図14に基づいて、冷凍サイクル装置100Dの構成について説明する。なお、実施の形態4では実施の形態1~3との相違点を中心に説明し、実施の形態1~3と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。また、実施の形態4では、熱源装置100aの一例として熱源装置100a-4とし、負荷装置100bの一例として負荷装置100b-4として説明する。
 図14に示すように、冷凍サイクル装置100Dは、熱源装置100a-4と負荷装置100b-4と第1熱交換器ユニット20とを有し、熱源装置100a-4及び負荷装置100b-4が台枠100cに搭載され、第1熱交換器ユニット20が負荷装置100b-4の上部に搭載されて構成されている。また、冷凍サイクル装置100Dは、負荷装置100b-4に複数の第2熱交換器ユニット60を搭載している。つまり、冷凍サイクル装置100Dでは、第1熱交換器ユニット20を熱源装置100a-4から分離した点、負荷装置100b-4に複数の第2熱交換器ユニット60を搭載した点で、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aと相違している。なお、冷媒回路A及び熱媒体回路Bについては、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aの冷媒回路A及び熱媒体回路Bと同じ構成である。
 熱源装置100a-4には、圧縮機10等の冷媒を圧縮するために必要な機器、制御コントローラ90、アキュムレータ70、受液器30、送風ファン等が搭載されている。負荷装置100b-4には、複数の第2熱交換器ユニット60、絞り装置50、電磁弁40等が搭載されている。第1熱交換器ユニット20には、熱源側熱交換器21が搭載されている。なお、図14では、第1熱交換器ユニット20の熱源側熱交換器21がシェル・アンド・チューブ型熱交換器である場合を例として図示し、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61がシェル・アンド・チューブ型熱交換器である場合を例として図示している。また、熱源装置100a-4、負荷装置100b-4及び第1熱交換器ユニット20には、冷凍サイクル装置100Dの制御に必要なセンサ類が搭載されている。
 絞り装置50については、第2熱交換器ユニット60の台数と同じでなくてもよい。例えば、1つの絞り装置50を複数の第2熱交換器ユニット60に共通とし、絞り装置50の下流で各第2熱交換器ユニット60に冷媒を分配してもよい。あるいは、第2熱交換器ユニット60と対となる個数の絞り装置50を設け、絞り装置50の上流側で冷媒を分配してもよい。又は、絞り装置50を複数設け、絞り装置50の下流側で冷媒を合流させて一つの第2熱交換器ユニット60に冷媒を流入させるようにしてもよい。
 負荷側熱交換器61として、シェル・アンド・チューブ型熱交換器ではなく、プレート式熱交換器を適用してもよい。
 また、熱源側熱交換器21として、シェル・アンド・チューブ型熱交換器ではなく、プレート式熱交換器又は空気熱交換器を適用してもよい。
 熱源装置100a-4と負荷装置100b-4と第1熱交換器ユニット20とは、冷媒配管80及び図示省略の制御配線により接続されている。熱源装置100a-4と負荷装置100b-4と第1熱交換器ユニット20とを接続する冷媒配管80は、溶接もしくはフランジによりそれぞれに接続される。そして、熱源装置100a-4、負荷装置100b-4及び第1熱交換器ユニット20に接続された冷媒配管80を取り外すことで、熱源装置100a-4と負荷装置100b-4と第1熱交換器ユニット20とを分離することができる。つまり、冷凍サイクル装置100Dは、冷媒配管80を交換することで、熱源装置100a-4と負荷装置100b-4と第1熱交換器ユニット20との配置を変更することが可能となり、それぞれを別個に屋内又は屋外に設置することができることになる。
 熱源装置100a-4、負荷装置100b-4及び第1熱交換器ユニット20の少なくとも1つの配置を変更する際は、それらを接続する冷媒配管80の配管長を変更することになる。そのため、冷媒の再封入が必要である。そこで、冷凍サイクル装置100Dでは、冷媒回路Aにアキュムレータ70及び受液器30を設け、延長された配管長分の冷媒、つまり変更後の冷媒配管80の配管長の想定される最大量の冷媒をアキュムレータ70及び受液器30の少なくとも1つに予め蓄えるようにしている。
 つまり、冷凍サイクル装置100Dは、冷媒回路Aに封入する冷媒封入量を、延長された配管長分を見越した量として最初から封入することができるようになっている。したがって、冷凍サイクル装置100Dによれば、冷媒配管80の配管長を変更する場合には、一度ポンプダウン停止し、電磁弁40を閉止することで全冷媒を熱源装置100a-4側に蓄え、その後に熱源装置100a-4、負荷装置100b-4及び第1熱交換器ユニット20の少なくとも1つの配置を変更することで冷媒の追加封入を廃止できる。
 なお、受液器30は、最初から冷媒回路Aに組み込まず、配置変更時に冷媒回路A内に追加してもよい。また、アキュムレータ70及び受液器30のうち少なくとも1つが冷媒回路Aに接続されていればよい。
 また、制御コントローラ90は、負荷装置100b-4に組み込まれた第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61を流れる熱媒体の温度により冷凍サイクル装置100Dの運転を制御する。そして、制御コントローラ90は、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口の過熱度により絞り装置50を制御する。絞り装置50に電子式膨張弁を用いる場合は、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口温度と負荷側熱交換器61の冷媒側出口に設けられた圧力センサの圧力から算出される過熱度により制御する。
 絞り装置50を電子式膨張弁で構成し、熱源装置100a-4、負荷装置100b-4及び第1熱交換器ユニット20を分離設置する場合には、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口の過熱度は、圧縮機10の吸入管での計測値でも、負荷装置100b-2の出口管の計測値でもよい。
 また、電磁弁40は、圧縮機10の停止とともに閉まる、もしくは、ポンプダウン運転により閉まるように構成しておけば、圧縮機10の停止時の低圧側への冷媒の寝込みを防止することが可能となり、過度の液バックを防止することができる。
 したがって、冷凍サイクル装置100Dによれば、設備の移設時に負荷装置100b-4を分離して移動することが可能になり、熱媒体の搬送に使用されるポンプの容量アップ等の移設費用の低減が可能となる。
 また、冷凍サイクル装置100Dによれば、設備変更等により設置スペースの確保が必要となった場合、第2熱交換器ユニット60を複数台備えることで、分割設置した際の設置面積に関する制約への対応の幅を拡げることができ、設備変更に伴う費用の削減が可能となる。
 さらに、冷凍サイクル装置100Dによれば、防爆地域に設置する負荷装置100b-4のみを防爆対策すればよくなり、防爆対応に要する費用の低減が可能となる。
 また、冷凍サイクル装置100Dにおいては、従来のように熱媒体を熱源装置から負荷装置に接続している冷却対象となる設備まで搬送していたシステムに比べ、冷媒により冷却対象の近傍まで熱を搬送することが可能になった。そのため、冷凍サイクル装置100Dによれば、熱媒体の搬送動力を大きく削減でき、その分、システム効率の向上が可能となる。
<冷凍サイクル装置100Dの奏する効果>
 以上のように、冷凍サイクル装置100Dは、圧縮機10、熱源側熱交換器21、絞り装置50、及び、負荷側熱交換器61を配管接続して冷媒を循環させる冷媒回路Aと、負荷側熱交換器61において冷媒回路Aを循環する冷媒と熱交換する熱媒体を循環させる熱媒体回路Bと、を有し、圧縮機10を熱源装置100a-4に搭載し、絞り装置50を負荷装置100b-4に搭載し、熱源装置100a-4と負荷装置100b-4とを接続している冷媒配管80が交換可能に構成されている。
 そのため、冷凍サイクル装置100Dによれば、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aと同様の効果を奏することになる。
 冷凍サイクル装置100Dでは、熱源装置100a-2、負荷装置100b-2、第1熱交換器ユニット20をそれぞれ別個独立に設置するとともに、負荷装置100b-4に複数の第2熱交換器ユニット60を搭載している。
 そのため、冷凍サイクル装置100Dでは、第1熱交換器ユニット20を熱源装置100a-2に搭載する必要がなく、用途又は負荷に応じて取り替えることが容易となっている。したがって、冷凍サイクル装置100Dによれば、空冷設備から水冷設備への変更、あるいは、水冷設備から空冷設備への変更が容易となる。
実施の形態5.
 図15は、本発明の実施の形態5に係る冷凍サイクル装置100Eの外観構成の一例を概略的に示す構成図である。図15に基づいて、冷凍サイクル装置100Eの構成について説明する。なお、実施の形態5では実施の形態1~4との相違点を中心に説明し、実施の形態1~4と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。また、実施の形態5では、熱源装置100aの一例として熱源装置100a-5とし、負荷装置100bの一例として負荷装置100b-5として説明する。
 図15に示すように、冷凍サイクル装置100Eは、熱源装置100a-5と負荷装置100b-5とレシーバユニット30Aとを有し、熱源装置100a-5及び負荷装置100b-5が台枠100cに搭載され、レシーバユニット30Aが負荷装置100b-5の上部に搭載されて構成されている。冷凍サイクル装置100Eでは、レシーバユニット30Aを設けた点で、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aと相違している。なお、冷媒回路A及び熱媒体回路Bについては、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aの冷媒回路A及び熱媒体回路Bと同じ構成である。
 熱源装置100a-5には、圧縮機10等の冷媒を圧縮するために必要な機器、制御コントローラ90、第1熱交換器ユニット20、アキュムレータ70、送風ファン等が搭載されている。負荷装置100b-5には、第2熱交換器ユニット60、絞り装置50、電磁弁40等が搭載されている。レシーバユニット30Aには、受液器30が搭載されている。なお、図15では、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61がシェル・アンド・チューブ型熱交換器である場合を例として図示している。また、熱源装置100a-5及び負荷装置100b-5には、冷凍サイクル装置100Eの制御に必要なセンサ類が搭載されている。
 負荷側熱交換器61として、シェル・アンド・チューブ型熱交換器ではなく、プレート式熱交換器を適用してもよい。
 また、熱源側熱交換器21として、シェル・アンド・チューブ型熱交換器ではなく、プレート式熱交換器又は空気熱交換器を適用してもよい。
 熱源装置100a-5と負荷装置100b-5とレシーバユニット30Aとは、冷媒配管80及び図示省略の制御配線により接続されている。熱源装置100a-5と負荷装置100b-5とレシーバユニット30Aとを接続する冷媒配管80は、溶接もしくはフランジによりそれぞれに接続される。そして、熱源装置100a-5、負荷装置100b-5及びレシーバユニット30Aに接続された冷媒配管80を取り外すことで、熱源装置100a-5と負荷装置100b-5とレシーバユニット30Aとを分離することができる。つまり、冷凍サイクル装置100Eは、冷媒配管80を交換することで、熱源装置100a-5と負荷装置100b-5とレシーバユニット30Aとの配置を変更することが可能となり、それぞれを別個に屋内又は屋外に設置することができることになる。
 熱源装置100a-5、負荷装置100b-5及びレシーバユニット30Aの少なくとも1つの配置を変更する際は、それらを接続する冷媒配管80の配管長を変更することになる。そのため、冷媒の再封入が必要である。そこで、冷凍サイクル装置100Eでは、冷媒回路Aにアキュムレータ70及び受液器30を設け、延長された配管長分の冷媒、つまり変更後の冷媒配管80の配管長の想定される最大量の冷媒をアキュムレータ70及び受液器30の少なくとも1つに予め蓄えるようにしている。
 つまり、冷凍サイクル装置100Eは、冷媒回路Aに封入する冷媒封入量を、延長された配管長分を見越した量として最初から封入することができるようになっている。したがって、冷凍サイクル装置100Eによれば、冷媒配管80の配管長を変更する場合には、一度ポンプダウン停止し、電磁弁40を閉止することで全冷媒を熱源装置100a-5側に蓄え、その後に熱源装置100a-5、負荷装置100b-5及びレシーバユニット30Aの少なくとも1つの配置を変更することで冷媒の追加封入を廃止できる。
 なお、受液器30は、最初から冷媒回路Aに組み込まず、配置変更時に冷媒回路A内に追加してもよい。また、アキュムレータ70及び受液器30のうち少なくとも1つが冷媒回路Aに接続されていればよい。
 また、制御コントローラ90は、負荷装置100b-5に組み込まれた第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61を流れる熱媒体の温度により冷凍サイクル装置100Eの運転を制御する。そして、制御コントローラ90は、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口の過熱度により絞り装置50を制御する。絞り装置50に電子式膨張弁を用いる場合は、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口温度と負荷側熱交換器61の冷媒側出口に設けられた圧力センサの圧力から算出される過熱度により制御する。
 絞り装置50を電子式膨張弁で構成し、熱源装置100a-5、負荷装置100b-5及びレシーバユニット30Aを分離設置する場合には、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口の過熱度は、圧縮機10の吸入管での計測値でも、負荷装置100b-2の出口管の計測値でもよい。
 また、電磁弁40は、圧縮機10の停止とともに閉まる、もしくは、ポンプダウン運転により閉まるように構成しておけば、圧縮機10の停止時の低圧側への冷媒の寝込みを防止することが可能となり、過度の液バックを防止することができる。
 したがって、冷凍サイクル装置100Eによれば、設備の移設時に負荷装置100b-5だけでなく、レシーバユニット30Aも分離して移動することが可能になり、熱媒体の搬送に使用されるポンプの容量アップ等の移設費用の低減が可能となる。
 また、冷凍サイクル装置100Eによれば、レシーバユニット30Aを備えているので、交換した冷媒配管80の配管長の長さごとに最適な受液器30を選択できる。
 また、冷凍サイクル装置100Eにおいては、従来のように熱媒体を熱源装置から負荷装置に接続している冷却対象となる設備まで搬送していたシステムに比べ、冷媒により冷却対象の近傍まで熱を搬送することが可能になった。そのため、冷凍サイクル装置100Eによれば、熱媒体の搬送動力を大きく削減でき、その分、システム効率の向上が可能となる。
<冷凍サイクル装置100Eの奏する効果>
 以上のように、冷凍サイクル装置100Eは、圧縮機10、熱源側熱交換器21、絞り装置50、及び、負荷側熱交換器61を配管接続して冷媒を循環させる冷媒回路Aと、負荷側熱交換器61において冷媒回路Aを循環する冷媒と熱交換する熱媒体を循環させる熱媒体回路Bと、を有し、圧縮機10を熱源装置100a-5に搭載し、絞り装置50を負荷装置100b-5に搭載し、熱源装置100a-5と負荷装置100b-5とを接続している冷媒配管80が交換可能に構成されている。
 そのため、冷凍サイクル装置100Eによれば、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aと同様の効果を奏することになる。
 冷凍サイクル装置100Eでは、受液器30を搭載するレシーバユニット30Aを備え、レシーバユニット30Aは、熱源装置100a-2及び負荷装置100b-2とは別個に設けられ、交換可能な冷媒配管80で熱源装置100a-2及び負荷装置100b-2と接続している。
 そのため、冷凍サイクル装置100Eでは、受液器30を熱源装置100a-5に搭載する必要がなく、用途又は負荷に応じて取り替えることが容易となっている。
 したがって、冷凍サイクル装置100Eによれば、熱源装置100a-5、負荷装置100b-5、レシーバユニット30Aをそれぞれ別個独立に設置することができ、それぞれの設置場所の選択の自由度を改善できる。
実施の形態6.
 図16は、本発明の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置100Fの外観構成の一例を概略的に示す構成図である。図16に基づいて、冷凍サイクル装置100Fの構成について説明する。なお、実施の形態6では実施の形態1~5との相違点を中心に説明し、実施の形態1~5と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。また、実施の形態6では、熱源装置100aの一例として熱源装置100a-6とし、負荷装置100bの一例として負荷装置100b-6として説明する。
 図16に示すように、冷凍サイクル装置100Fは、熱源装置100a-6と負荷装置100b-6と第1熱交換器ユニット20とレシーバユニット30Aとを有し、熱源装置100a-6及び負荷装置100b-6が台枠100cに搭載され、レシーバユニット30Aが負荷装置100b-5の上部に搭載され、第1熱交換器ユニット20がレシーバユニット30Aの上部に搭載されて構成されている。冷凍サイクル装置100Fでは、第1熱交換器ユニット20及びレシーバユニット30Aを設けた点で、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aと相違している。なお、冷媒回路A及び熱媒体回路Bについては、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aの冷媒回路A及び熱媒体回路Bと同じ構成である。
 熱源装置100a-6には、圧縮機10等の冷媒を圧縮するために必要な機器、制御コントローラ90、アキュムレータ70、送風ファン等が搭載されている。負荷装置100b-6には、第2熱交換器ユニット60、絞り装置50、電磁弁40等が搭載されている。第1熱交換器ユニット20には、熱源側熱交換器21が搭載されている。レシーバユニット30Aには、受液器30が搭載されている。なお、図16では、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61がシェル・アンド・チューブ型熱交換器である場合を例として図示している。また、熱源装置100a-6、負荷装置100b-6及び第1熱交換器ユニット20には、冷凍サイクル装置100Fの制御に必要なセンサ類が搭載されている。
 負荷側熱交換器61として、シェル・アンド・チューブ型熱交換器ではなく、プレート式熱交換器を適用してもよい。
 また、熱源側熱交換器21として、シェル・アンド・チューブ型熱交換器ではなく、プレート式熱交換器又は空気熱交換器を適用してもよい。
 熱源装置100a-6と負荷装置100b-6と第1熱交換器ユニット20とレシーバユニット30Aとは、冷媒配管80及び図示省略の制御配線により接続されている。熱源装置100a-6と負荷装置100b-6と第1熱交換器ユニット20とレシーバユニット30Aとを接続する冷媒配管80は、溶接もしくはフランジによりそれぞれに接続される。そして、熱源装置100a-6、負荷装置100b-6、第1熱交換器ユニット20及びレシーバユニット30Aに接続された冷媒配管80を取り外すことで、熱源装置100a-6と負荷装置100b-6と第1熱交換器ユニット20とレシーバユニット30Aとを分離することができる。つまり、冷凍サイクル装置100Fは、冷媒配管80を交換することで、熱源装置100a-6と負荷装置100b-6と第1熱交換器ユニット20とレシーバユニット30Aとの配置を変更することが可能となり、それぞれを別個に屋内又は屋外に設置することができることになる。
 熱源装置100a-6、負荷装置100b-6、第1熱交換器ユニット20及びレシーバユニット30Aの少なくとも1つの配置を変更する際は、それらを接続する冷媒配管80の配管長を変更することになる。そのため、冷媒の再封入が必要である。そこで、冷凍サイクル装置100Fでは、冷媒回路Aにアキュムレータ70及び受液器30を設け、延長された配管長分の冷媒、つまり変更後の冷媒配管80の配管長の想定される最大量の冷媒をアキュムレータ70及び受液器30の少なくとも1つに予め蓄えるようにしている。
 つまり、冷凍サイクル装置100Fは、冷媒回路Aに封入する冷媒封入量を、延長された配管長分を見越した量として最初から封入することができるようになっている。したがって、冷凍サイクル装置100Fによれば、冷媒配管80の配管長を変更する場合には、一度ポンプダウン停止し、電磁弁40を閉止することで全冷媒を熱源装置100a-6側に蓄え、その後に熱源装置100a-6、負荷装置100b-6、第1熱交換器ユニット20及びレシーバユニット30Aの少なくとも1つの配置を変更することで冷媒の追加封入を廃止できる。
 なお、受液器30は、最初から冷媒回路Aに組み込まず、配置変更時に冷媒回路A内に追加してもよい。また、アキュムレータ70及び受液器30のうち少なくとも1つが冷媒回路Aに接続されていればよい。
 また、制御コントローラ90は、負荷装置100b-6に組み込まれた第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61を流れる熱媒体の温度により冷凍サイクル装置100Fの運転を制御する。そして、制御コントローラ90は、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口の過熱度により絞り装置50を制御する。絞り装置50に電子式膨張弁を用いる場合は、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口温度と負荷側熱交換器61の冷媒側出口に設けられた圧力センサの圧力から算出される過熱度により制御する。
 絞り装置50を電子式膨張弁で構成し、熱源装置100a-6、負荷装置100b-6、第1熱交換器ユニット20及びレシーバユニット30Aを分離設置する場合には、第2熱交換器ユニット60の負荷側熱交換器61の冷媒側出口の過熱度は、圧縮機10の吸入管での計測値でも、負荷装置100b-2の出口管の計測値でもよい。
 また、電磁弁40は、圧縮機10の停止とともに閉まる、もしくは、ポンプダウン運転により閉まるように構成しておけば、圧縮機10の停止時の低圧側への冷媒の寝込みを防止することが可能となり、過度の液バックを防止することができる。
 したがって、冷凍サイクル装置100Fによれば、設備の移設時に負荷装置100b-6だけでなく、第1熱交換器ユニット20、レシーバユニット30Aも分離して移動することが可能になり、熱媒体の搬送に使用されるポンプの容量アップ等の移設費用の低減が可能となる。
 また、冷凍サイクル装置100Fによれば、レシーバユニット30Aを備えているので、交換した冷媒配管80の配管長の長さごとに最適な受液器30を選択できる。
 また、冷凍サイクル装置100Fにおいては、従来のように熱媒体を熱源装置から負荷装置に接続している冷却対象となる設備まで搬送していたシステムに比べ、冷媒により冷却対象の近傍まで熱を搬送することが可能になった。そのため、冷凍サイクル装置100Fによれば、熱媒体の搬送動力を大きく削減でき、その分、システム効率の向上が可能となる。
<冷凍サイクル装置100Fの奏する効果>
 以上のように、冷凍サイクル装置100Fは、圧縮機10、熱源側熱交換器21、絞り装置50、及び、負荷側熱交換器61を配管接続して冷媒を循環させる冷媒回路Aと、負荷側熱交換器61において冷媒回路Aを循環する冷媒と熱交換する熱媒体を循環させる熱媒体回路Bと、を有し、圧縮機10を熱源装置100a-6に搭載し、絞り装置50を負荷装置100b-6に搭載し、熱源装置100a-6と負荷装置100b-6とを接続している冷媒配管80が交換可能に構成されている。
 そのため、冷凍サイクル装置100Fによれば、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aと同様の効果を奏することになる。
 冷凍サイクル装置100Fでは、第1熱交換器ユニット20及びレシーバユニット30Aを、熱源装置100a-6及び負荷装置100b-6とは別個に設けている。
 そのため、冷凍サイクル装置100Fでは、熱源側熱交換器21及び受液器30を熱源装置100a-6に搭載する必要がなく、用途又は負荷に応じて取り替えることが容易となっている。
 したがって、冷凍サイクル装置100Fによれば、熱源装置100a-5、負荷装置100b-5、第1熱交換器ユニット20、レシーバユニット30Aをそれぞれ別個独立に設置することができ、それぞれの設置場所の選択の自由度を改善できる。
 本発明の実施の形態を実施の形態1~6に分けて説明したが、本発明は各実施の形態で説明した内容に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。例えば、実施の形態では、熱源側熱交換器21としてシェル・アンド・チューブ型熱交換器、プレート式熱交換器、又は、空気熱交換器を適用した場合を例に挙げて説明したが、熱源側熱交換器21のタイプを特に限定するものではない。同様に、負荷側熱交換器61としてシェル・アンド・チューブ型熱交換器、又は、プレート式熱交換器を適用した場合を例に挙げて説明したが、負荷側熱交換器61のタイプを特に限定するものではない。
 10 圧縮機、15 流路切替装置、20 第1熱交換器ユニット、21 熱源側熱交換器、30 受液器、30A レシーバユニット、40 電磁弁、50 絞り装置、60 第2熱交換器ユニット、61 負荷側熱交換器、70 アキュムレータ、80 冷媒配管、81 熱媒体配管、90 制御コントローラ、100A 冷凍サイクル装置、100B 冷凍サイクル装置、100C 冷凍サイクル装置、100D 冷凍サイクル装置、100E 冷凍サイクル装置、100F 冷凍サイクル装置、100a-1 熱源装置、100a-2 熱源装置、100a-3 熱源装置、100a-4 熱源装置、100a-5 熱源装置、100a-6 熱源装置、100b-1 負荷装置、100b-2 負荷装置、100b-3 負荷装置、100b-4 負荷装置、100b-5 負荷装置、100b-6 負荷装置、100c 台枠、200 タンク、A 冷媒回路、B 熱媒体回路。

Claims (7)

  1.  圧縮機、熱源側熱交換器、絞り装置、及び、負荷側熱交換器を配管接続して冷媒を循環させる冷媒回路と、
     前記負荷側熱交換器において前記冷媒回路を循環する冷媒と熱交換する熱媒体を循環させる熱媒体回路と、を有し、
     前記圧縮機を熱源装置に搭載し、
     前記絞り装置を負荷装置に搭載し、
     前記熱源装置と前記負荷装置とを接続している冷媒配管が交換可能に構成されている
     冷凍サイクル装置。
  2.  前記冷媒回路に圧力容器を接続し、
     前記圧力容器には、変更後の前記冷媒配管に対して想定される最大量の冷媒が予め蓄えられている
     請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3.  前記負荷装置の前記絞り装置の上流側に前記冷媒配管を開閉する電磁弁を設け、
     前記電磁弁は、
     前記圧縮機の停止により閉止、もしくは、前記圧縮機のポンプダウン運転により閉止されるように構成されている
     請求項1又は2に記載の冷凍サイクル装置。
  4.  前記熱源側熱交換器を搭載する第1熱交換器ユニットを備え、
     前記第1熱交換器ユニットは、
     前記熱源装置に搭載されている
     請求項1~3のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  5.  前記熱源側熱交換器を搭載する第1熱交換器ユニットを備え、
     前記第1熱交換器ユニットは、
     前記熱源装置及び前記負荷装置とは別個に設けられ、交換可能な冷媒配管で前記熱源装置及び前記負荷装置と接続している
     請求項1~3のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  6.  前記負荷側熱交換器を搭載する第2熱交換器ユニットと備え、
     前記第2熱交換器ユニットは、
     前記負荷装置に搭載されている
     請求項1~5のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  7.  前記負荷側熱交換器を搭載する第2熱交換器ユニットと備え、
     前記第2熱交換器ユニットは、
     前記熱源装置及び前記負荷装置とは別個に設けられ、交換可能な冷媒配管で前記熱源装置及び前記負荷装置と接続している
     請求項1~5のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
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