WO2018179071A1 - 無線装置、無線システムおよび通信周波数割り当て方法 - Google Patents

無線装置、無線システムおよび通信周波数割り当て方法 Download PDF

Info

Publication number
WO2018179071A1
WO2018179071A1 PCT/JP2017/012491 JP2017012491W WO2018179071A1 WO 2018179071 A1 WO2018179071 A1 WO 2018179071A1 JP 2017012491 W JP2017012491 W JP 2017012491W WO 2018179071 A1 WO2018179071 A1 WO 2018179071A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
channel
communication
wireless device
communication speed
terminal
Prior art date
Application number
PCT/JP2017/012491
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
中谷 勇太
Original Assignee
富士通株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士通株式会社 filed Critical 富士通株式会社
Priority to PCT/JP2017/012491 priority Critical patent/WO2018179071A1/ja
Priority to JP2019508368A priority patent/JP6766952B2/ja
Publication of WO2018179071A1 publication Critical patent/WO2018179071A1/ja

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/10Small scale networks; Flat hierarchical networks
    • H04W84/12WLAN [Wireless Local Area Networks]

Abstract

アクセスポイント(300)は、他のシステムと(700)同一の周波数帯域を用い端末(100)と通信する。アクセスポイント(300)は、端末(100)との間で通信を行った現チャネルと他のチャネルとのそれぞれの通信速度に基づき、通信速度が最大となるチャネルを端末(100)との通信に使用する新たなチャネルとして選択する信号処理部を有する。信号処理部は、端末(100)と通信を行った現チャネルの通信速度と、他の複数チャネルの通信速度とを比較し、通信速度が最大となるチャネルを端末(100)との通信に使用する新たなチャネルに変更する。

Description

無線装置、無線システムおよび通信周波数割り当て方法
 本発明は、無線通信を行う無線装置、無線システムおよび通信周波数割り当て方法に関する。
 産業科学医療用(ISM:Industry Science Medical)バンドは同一周波数を使用する複数のシステムが存在する。例えば、2.4GHz帯は、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、モバイルルータ、アマチュア無線等がある。5GHz帯は、Wi-Fi、気象等の各種レーダ、アマチュア無線等がある。
 ISMバンドは、無線局免許状と電波利用料が不要であり、このISMバンドを使用するシステムが年々増加しており、ISMバンドの同一周波数において各システムが互いに干渉を起こすことなく共存することが求められる。干渉の状態を把握するためには、一定時間の連続した無線電波を測定する必要がある。
 従来、無線の通信品質を評価し、最良の通信チャネルを通じてクライアントと通信する切り替えを実施する技術がある(例えば、下記特許文献1参照。)。また、アクセスポイントがビーコンを送信し、チャネル毎のビーコン強度により適切なチャネル設定を行う技術がある(例えば、下記特許文献2参照。)。
特表2007-506379号公報 特開2013-201629号公報
 従来技術では、アクセスポイントがチャネルを選択する際には、各チャネルの電波環境、例えば、チャネルサーチの受信電力でチャネルを選択している。しかし、この場合、アクセスポイントが適切なチャネルを選択していない場合が生じる。
 例えば、無線LANのアクセスポイントのエリアの一部に、同一ISMバンドの他のシステムであるBluetooth通信装置のエリアが重なっている場合を想定する。自無線LANアクセスポイントは、自エリアに位置している端末の電波環境を考慮せずにチャネルを選択するため、端末が他のシステムから干渉等を受けているチャネルであっても選択可能と判断する。この場合、アクセスポイントは、端末との通信で最適なチャネルを選択できず、スループット等の通信性能が劣化する。
 一つの側面では、本発明は、通信を行う無線装置の電波環境を考慮して最適なチャネルで通信できることを目的とする。
 一つの案では、無線装置は、他の無線装置との間で通信を行った現チャネルと他のチャネルとのそれぞれの通信速度に基づき、前記通信速度が最大となるチャネルを前記他の無線装置との通信に使用する新たなチャネルとして選択する制御部、を有することを要件とする。
 一つの実施形態によれば、通信を行う無線装置の電波環境を考慮して最適なチャネルで通信できる。
図1は、実施の形態1にかかる無線装置の端末の構成例を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1の端末が記憶するSINR-通信速度対応表の設定例を示す図表である。 図3は、実施の形態1にかかる無線装置のアクセスポイントの構成例を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1の無線装置の制御部のハードウェア構成例を示す図である。 図5は、実施の形態1にかかる無線装置の動作処理例を示すフローチャートである。 図6は、ISMバンドを使用する各種システムを示す図である。 図7は、既存の技術によるアクセスポイントのチャネル選択処理を説明する図である。 図8は、実施の形態1によるアクセスポイントのチャネル選択処理を説明する図である。 図9は、実施の形態2にかかる無線装置の端末の構成例を示すブロック図である。 図10は、実施の形態2にかかる無線装置のアクセスポイントの構成例を示すブロック図である。 図11は、実施の形態2にかかる無線装置の動作処理例を示すフローチャートである。
(実施の形態1)
 図1は、実施の形態1にかかる無線装置の端末の構成例を示すブロック図である。実施の形態の無線システムは、一方の無線装置と、他方の無線装置と、を含み、これら両無線装置は、例えば、ISMバンドの周波数帯域を用いて相互に無線通信を行う。
 一方の無線装置は、Wi-Fi等の無線LANのアクセスポイント(AP)であり、他方の無線装置は、アクセスポイントとの間で無線通信を行う端末(STA)の例を用いて説明する。端末は、例えば、移動自在な携帯電話機やスマートフォン、モバイルルータ等である。
 実施の形態1では、アクセスポイント(AP)から端末(STA)100へのダウンリンク(DL)通信により、アクセスポイント(AP)がチャネル選択を行う構成について説明する。
 図1に示すように、端末100は、ベースバンド(BB)部101と、高周波(RF)部102と、信号処理部103と、を含む。
 ベースバンド部101は、端末100が送受信する信号を信号処理する。このベースバンド部101は、送信信号を処理する構成として、変調器111と、デジタルアナログ変換器(DAC)112と、発振器113と、を含む。
 変調器111は、デジタルの送信信号を所定の無線方式にしたがいデジタル変調する。DAC112には、発振器1(113)の所定周波数の発振信号が供給され、無線送信するデジタル信号をアナログ信号に変換する。
 また、ベースバンド部101は、受信信号を処理する構成として、アナログデジタル変換器(ADC)123と、復調器124と、を含む。
 ADC123には、発振器1(113)の発振信号が供給され、受信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する。復調器124は、受信信号の復調を行う。
 高周波部102は、送信側の構成として、増幅器(PA:Power Amp)114と、発振器2(115)を含む。増幅器114は、ベースバンド部101から入力されたベースバンド帯域の信号を、発振器2(115)の所定周波数の発振信号の供給を受けて、送信信号を高周波(無線帯域、RF:Radio Frequency)増幅し、アンテナ116から無線送信する。
 また、高周波部102は、受信側の構成として、増幅器(LNA:Low Noise Amp)122を含む。増幅器122は、アンテナ116で受信した無線信号を、発振器2(115)の所定周波数の発振信号の供給を受けて増幅し、ベースバンド部101に出力する。
 実施の形態1の信号処理部103は、自身の電波環境の情報を取得して、アクセスポイントに通知する。この際、信号処理部103は、アクセスポイントから端末100へのDL通信時の各チャネルの通信品質に基づき通信速度を算出し、アクセスポイントに通知する制御を行う。例えば、アクセスポイントと通信中のチャネル(例えば1ch)と通信品質と、他のチャネルの通信品質をそれぞれ算出する。他のチャネルは、例えば、他のシステムによって干渉を受けている可能性を含む。
 信号処理部103は、受信信号処理部131と、送信信号処理部141と、を含む。受信信号処理部131は、チャネル移行部132と、SINR算出部133と、通信速度計算部134と、記憶部135と、を含む。チャネル移行部132は、アクセスポイントとの間で通信可能な複数のチャネルを走査し、発振器2(115)の周波数を変更制御する。
 SINR算出部133は、ベースバンド部101(復調器124)が出力する受信信号RDの通信品質SINR(Signal to Interference Noise Ratio)を算出する。この際、SINR算出部133は、アクセスポイントと通信可能な複数のチャネルそれぞれのSINRを求める。
 具体的には、SINR算出部133は、下記式(1)に基づき、自端末l(100)におけるアクセスポイントからのDL通信のSNIRを算出する。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
 SINRl(ch):ch番目のチャネルにおける端末lの通信品質
 RSSIl:端末lがつながっているAPからの受信平均電力
 Σ{RSSIk(ch)}の項:ch番目のチャネルにおける他APと他APにつながっている端末からの受信平均電力
 N(ch):ch番目のチャネルにおける無線LAN信号以外の受信平均電力(雑音電力含む)
 α,β:調整パラメータ(デフォルト値:1、0≦α≦1、0≦β≦1)
 上記の式(1)に示すように、端末l(100)は、アクセスポイント(AP)と実際に通信を行った1チャネル分の受信強度(受信平均電力RSSIl)を分子に用いてSINRを算出している。
 通信速度計算部134は、SINR算出部133が算出したSINRに基づく通信速度を計算する。記憶部135には、SINRと通信速度の対応情報(SINR-通信速度対応表201)が予め設定されている。通信速度計算部134は、記憶部135を参照して、SINR算出部133が算出した受信信号RDの通信速度に対応する通信速度を読み出す。
 図2は、実施の形態1の端末が記憶するSINR-通信速度対応表の設定例を示す図表である。記憶部135に記憶されているSINR-通信速度対応表201には、複数範囲毎のSINRに対応する通信速度が設定されている。
 例えば、受信信号RDのSINRが4~6[dB]であれば、通信速度は9[Mbps]であると算出する。SINR-通信速度対応表201には、SINRが大きい値ほど通信速度が高い値が設定されている。
 通信速度計算部134が計算した通信速度は、アクセスポイントから端末100へのダウンリンクDLにおいて、現在通信を行ったチャネルの通信速度である(DL_Comm_Speedl(ch))。通信速度計算部134が計算した通信速度データFは、送信信号処理部141に出力される。
 送信信号処理部141は、通信速度計算部134が計算した通信速度データFを送信信号SDとして、アクセスポイントに送信する。
 図3は、実施の形態1にかかる無線装置のアクセスポイントの構成例を示すブロック図である。アクセスポイント(AP)300は、ベースバンド(BB)部301と、高周波(RF)部302と、信号処理部303と、を含む。
 ベースバンド部301は、アクセスポイント300が送受信する信号を信号処理する。このベースバンド部301は、送信信号を処理する構成として、変調器311と、デジタルアナログ変換器(DAC)312と、発振器313と、を含む。
 変調器311は、デジタルの送信信号を所定の無線方式にしたがいデジタル変調する。DAC312には、発振器1(313)の所定周波数の発振信号が供給され、無線送信するデジタル信号をアナログ信号に変換する。
 また、ベースバンド部301は、受信信号を処理する構成として、アナログデジタル変換器(ADC)323と、復調器324と、を含む。
 ADC323には、発振器1(313)の発振信号が供給され、受信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する。復調器324は、受信信号の復調を行う。
 高周波部302は、送信側の構成として、増幅器(PA)314と、発振器2(315)を含む。増幅器314は、ベースバンド部301から入力されたベースバンド帯域の信号を、発振器2(315)の所定周波数の発振信号の供給を受けて、送信信号を高周波(RF)増幅し、アンテナ316から無線送信する。
 また、高周波部302は、受信側の構成として、増幅器(LNA)322を含む。増幅器322は、アンテナ316で受信した無線信号を、発振器2(315)の所定周波数の発振信号の供給を受けて増幅し、ベースバンド部301に出力する。
 信号処理部303は、受信信号処理部331と、送信信号処理部341と、を含む。信号処理部303は、アクセスポイント300から取得した各チャネルの通信速度に基づき、最適な通信状態が得られるチャネル(通信周波数)を選択する制御を行う。
 受信信号処理部331は、受信信号RDに基づきチャネル選択の処理を行う。送信信号処理部341は、受信信号処理部331が行うチャネル選択の処理に関連して、送信信号SDに対するデータ処理等を行う。
 受信信号処理部331は、合計通信速度算出部332と、比較部333と、選択部334と、チャネル移行部335と、を含む。
 合計通信速度算出部332は、ベースバンド部301(復調器324)が出力する受信信号RDに基づき、端末100が算出して送信した各チャネルの通信速度(通信速度データF)を、端末100から取得し、チャネル毎の合計通信速度を算出する。
 この合計通信速度とは、アクセスポイント300に通信要求がある複数の端末100それぞれから取得したダウンリンク(DL:アクセスポイント→端末への通信)の通信速度を合計した速度である。
 ここで、合計通信速度算出部332は、合計通信速度の算出にあたり、単にアクセスポイント300と接続されているが、通信を行っていない端末100の通信速度は合計通信速度に含めない。すなわち、合計通信速度算出部332は、実際に通信を行える複数の端末100を対象として、現チャネルの合計通信速度と、他チャネルの合計通信速度と、をそれぞれ求める。例えば、合計通信速度(DL_Total_Comm_Speed(ch)は、下記式(2)に基づき算出する。Lは端末数である。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000002
 比較部333は、合計通信速度算出部332が算出した現チャネル(例えば1ch)の合計通信速度RD1と、他チャネルの合計通信速度RDnの情報をそれぞれ更新自在に記憶保持する。そして、比較部333は、現チャネルの合計通信速度RD1と、他チャネルの合計通信速度RDnとを比較する。例えば、現チャネルの合計通信速度RD1と複数の各チャネルの合計通信速度RD2とを比較する。
 選択部334は、比較部333による比較結果、合計通信速度が最大となるチャネルを選択する。そして、チャネル移行部335は、合計通信速度が最大となるチャネルに移行する。例えば、現チャネル(Ch1)よりも、他チャネル(ch5)の合計通信速度RD2の方が大きければ、以降の通信チャネルをch5とし、現チャネル1ch→5chへのチャネル移行を行う。現チャネル(1ch)の合計通信速度が複数のどの他のチャネルよりも大きければ現チャネル(1ch)のままとし、チャネル移行は行なわない。
 チャネル移行部335は、チャネル移行のために、発振器2(315)の発振周波数を移行するチャネルに対応した周波数に変更する。これにより、送信信号のPA314の送信周波数、および受信信号のLNA322の受信周波数がチャネル変更される(通信周波数の割り当て)。また、チャネル移行部335は、チャネル移行時、送信信号処理部341に対し、チャネル変更通知を行う。
 送信信号処理部341は、ビーコン送信部342と、チャネル変更通知部343と、を含む。ビーコン送信部342は、端末100に対し、所定のタイミングあるいは定期的に所定のビーコン信号を送信する。すなわち、アクセスポイント300において、端末100との間で最適なチャネル(通信周波数)を設定する毎に、ビーコン送信部342は、送信信号SDとして測定用のビーコンを端末100に送信する。このビーコンは、現在の通信周波数(チャネル)または、予め定めた初期値のチャネル(例えば1ch)で送信する。
 チャネル変更通知部343は、受信信号処理部331(チャネル移行部335)からチャネル移行の通知を受けると、通知を受けた変更後のチャネルの情報を送信信号SDとして端末100に送信する。端末100は、送信信号SDに含まれるチャネル情報に対応してチャネル変更を行う。これにより、アクセスポイント300でチャネル変更しても端末100との通信を継続できる。
 図4は、実施の形態1の無線装置の制御部のハードウェア構成例を示す図である。図1に示した端末100および図3に示したアクセスポイント300は、それぞれ図4に示す制御部400が装置各部を統括制御する。そして、端末100に設けられた制御部400は、端末100のベースバンド部101と信号処理部103の機能を実行する。また、アクセスポイント300に設けられた制御部400は、アクセスポイント300のベースバンド部301と信号処理部303の機能を実行する。
 図4に示したCPU(Central Processing Unit)401がメモリ402に格納されたプログラムを読み出し実行し、その際、メモリ402の領域の一部を作業領域に使用する。これにより、端末100においては、端末100を統括制御し、また、図1のベースバンド部101と信号処理部103の機能を実現可能である。また、アクセスポイント300においては、アクセスポイント300を統括制御し、また、図3のベースバンド部301と信号処理部303の機能を実現可能である。なお、ベースバンド部101,301は、専用のDSPやICを用いて構成することもできる。
 メモリ402は、ROM,RAM等を用いることができる。また、HDDやフラッシュメモリ等の拡張メモリ403をデータ格納領域等に用いることもできる。図1の記憶部135は、例えばメモリ402,403を用いることができる。404は、バスである。
 無線通信部405は、端末100においては高周波部102の無線通信にかかる機能を実現し、アクセスポイント300においては高周波部302の無線通信にかかる機能を実現する。通信インタフェース(I/F)部406は、端末100およびアクセスポイント300のそれぞれにおいて、外部装置との間の通信インタフェースの機能を実現する。
 図5は、実施の形態1にかかる無線装置の動作処理例を示すフローチャートである。無線システムを構成する、複数の端末(STA)100と、アクセスポイント(AP)300とが連携し、それぞれに設けられた制御部400(CPU401)が行うチャネル選択処理例を説明する。
 アクセスポイント(AP)300は、現在、端末100と通信を行っているチャネル、もしくは初期値のチャネル(例えば1ch)でビーコン信号を端末100に送信する(ステップS501)。AP300は、所定のタイミング、あるいは定期的にビーコン信号を端末100に送信することで、図5に示す無線システムのチャネル選択処理を開始する。
 この後、AP300は、各端末100から送信されるチャネル毎の通信速度(DL_Comm_Speedl(ch))を取得し、チャネル毎の合計通信速度(DL_Total_Comm_Speed(ch))を算出する(ステップS502)。
 次に、AP300は、現チャネルの合計通信速度と、他チャネルの合計通信速度とを比較する(ステップS503)。この際、AP300は、端末100と通信を行っている現チャネルの合計通信速度よりも、他チャネルの合計通信速度が大きい場合には(ステップS503:Yes)、ステップS504に移行する。端末100と通信を行っている現チャネルの合計通信速度が、他チャネルの合計通信速度以上の場合には(ステップS503:No)、現チャネルをチャネル変更せずにステップS501の処理に戻る。
 ステップS504では、AP300は、合計通信速度が最大となるチャネルにチャネル変更し(ステップS504)、端末(STA)100に対し、変更するチャネルを通知すし(ステップS505)、以上の処理を終了する。
 次に、AP300に通信接続された複数の各端末(STAl)100の処理例を説明する。STAl(100)は、自装置に届くAP300からの電波を受信し、現チャネル(例えば1ch)における通信速度(DL_Comm_Speedl(ch))を算出する(ステップS510)。通信速度は、上述したように例えば、SINRに基づき算出する。
 一方、STAl(100)は、全てのチャネルを走査したか判断する(ステップS511)。全てのチャネルを走査していなければ(ステップS511:No)、STAl(100)は、チャネル変更を行い(ステップS512)、ステップS510の処理に戻る。例えば、現チャネルの次のチャネル(例えば1ch→2ch)を順次走査する。
 全てのチャネルの走査が終了していれば(ステップS511:Yes)、STAl(100)は、AP300と通信している現チャネルにチャネル変更する(ステップS513)。そして、STAl(100)は、ステップS510~S512の処理で得た各チャネルの通信速度データをAP300へ送信する(ステップS514)。
 この後、STAl(100)は、AP300から通知された変更後のチャネルと同じチャネルに合わせ(ステップS515)、以上の処理を終了する。
(既存の技術との対比)
 次に、チャネル選択処理について、既存の技術と実施の形態1と対比説明する。図6は、ISMバンドを使用する各種システムを示す図である。横軸は周波数である。ISMバンドは同一周波数を使用する複数のシステムが存在する。例えば、2.4GHz帯は、Wi-Fi(登録商標)、モバイルルータ、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、アマチュア無線、医療用マイクロ波加熱装置、電子レンジ等がある。5GHz帯には、Wi-Fi、気象等の各種レーダ、固定/探索の衛星、電波天文、マイクロ波着陸誘導、航空無線航行、アマチュア無線等がある。
 ISMバンドは、無線局免許状と電波利用料が不要であり、このISMバンドを使用するシステムが年々増加しており、ISMバンドの同一周波数において各システムが互いに干渉を起こすことなく共存することが求められる。干渉の状態を把握するためには、一定時間の連続した無線電波を測定し、統計情報等を作成する必要がある。
 図7は、既存の技術によるアクセスポイントのチャネル選択処理を説明する図である。図7(a)には、複数の無線LANのAP1,2(300)および、他システム(例えばBluetoothの通信装置)700の配置状態を示す。AP1,2(300)と、他システム700は、電波到達範囲(セルに相当)の一部が重なって配置されているとする。
 端末(STA1,2)100は、AP1および他システム700と通信可能に位置している。STA1(100)はAP1(300)と他システム700と通信可能な位置にいる。STA2(100)はAP1(300)とAP2(300)と通信可能な位置にいるとする。AP1(300)は、AP2(300)および他システム700の電波到達範囲の外に位置しており、AP1(300)は、これらAP1(300)は、AP2(100)の存在を把握できない状態である。他システム700は、通信チャネルがch1であり、AP2(300)の通信チャネルがch2であるとする。
 このような電波環境の場合、図7(b)に示すように、既存のAP1(300)は、チャネルサーチ時の受信電力により、STA1,2(100)のいずれもch1~ch3の全てが通信に使用できると判断している(S701)。
 しかし、STA1(100)は、他システム700のch1による干渉を受け、STA2(100)はAP2(300)のch2による干渉を受けている(S702)。この場合、AP1(300)は、これらSTA1,2(100)と通信を行う際、望ましくはSTA1,2(100)の電波環境を考慮すると、干渉が生じないチャネル(ch3)を選択することが望ましい(S703)。
 ここで、既存の技術では、AP1(300)は、通信を行うSTA1,2(100)の電波環境(S702)を考慮せず、ch1~ch3の全てが通信に使用できるとの判断(S701)に基づいて送受信のチャネル選択を行う。このため、実際に通信を行った場合に、STA1,2(100)との間の通信性能(スループット)の劣化を招くおそれが高くなる。
 図8は、実施の形態1によるアクセスポイントのチャネル選択処理を説明する図である。図8(a)は、図7(a)同様に、複数の無線LANのAP1,2(300)および、他システム(例えばBluetoothの通信装置)700の配置状態を示す。
 実施の形態1のAP1(300)では、図8(b)に示すように、上記のチャネル選択処理に基づき、STA1,2(100)から通信を行った際の各チャネルの通信速度データを取得してチャネル選択を行う(S801)。これにより、AP1(300)は、STA1,2(100)の電波環境を考慮して通信を行うチャネルを選択する。この場合、AP1(300)は、他システム700やAP2(300)の影響を受けるch1,2を除くチャネル(例えばch3)を選択し、STA1,2(100)と通信を行う。
 以上のように、実施の形態1によれば、アクセスポイント(AP)300は、端末(STA)100との間で実際に通信したチャネルのダウンリンクの通信速度と、他のチャネルの通信速度とに基づき、通信速度が最大のチャネルに変更する。この際、AP300は、複数のSTA100から取得したチャネル毎の通信速度を合計した合計通信速度が最大となるチャネルに移行する。このように、AP300は、STA100の電波環境を考慮してSTA100との通信に最適なチャネルを自律的に選択する。これにより、AP300は、STA100との無線通信性能(通信速度、通信品質、スループット等)を向上できるようになる。
(実施の形態2)
 次に、無線装置の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、端末100からアクセスポイント300へのアップリンク(UL)通信を行う際、アクセスポイント300がチャネル選択する構成である。このため、実施の形態2では、SINRおよび通信速度算出にかかる構成は、アクセスポイント300に設けられる。
 図9は、実施の形態2にかかる無線装置の端末の構成例を示すブロック図である。実施の形態2の端末(STA)100について、実施の形態1(図1参照)と同様の構成部には同一の符号を付してある。
 実施の形態2の端末100では、実施の形態1に対して信号処理部103の構成が異なる。信号処理部103の受信信号処理部131は、AP300から通知されたチャネルに変更するチャネル移行部132を有する。送信信号処理部141は、送信信号SDを現チャネルで送信する。
 図10は、実施の形態2にかかる無線装置のアクセスポイントの構成例を示すブロック図である。実施の形態2のアクセスポイント(AP)300について、実施の形態1(図3参照)と同様の構成部には同一の符号を付してある。
 実施の形態2のアクセスポイント300は、実施の形態1に対して信号処理部303の構成が異なる。信号処理部303の受信信号処理部331は、実施の形態1同様に合計通信速度算出部332と、比較部333と、選択部334と、チャネル移行部335と、を含む。さらに受信信号処理部331は、SINR算出部1001と、通信速度計算部1002と、を含む。
 SINR算出部1001は、ベースバンド部301(復調器324)が出力する受信信号RDの通信品質SINRを算出する。この際、SINR算出部133は、端末100と通信可能な複数のチャネルそれぞれのSINRを求める。
 具体的には、SINR算出部1001は、下記式(3)に基づき、自アクセスポイント300につながっている端末l(100)とのUL通信のSNIRを算出する。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000003
 SINRl(ch):ch番目のチャネルにおけるAPの通信品質
 RSSIl:APにつながっている端末lからの受信平均電力
 Σ{RSSIk(ch)}の項:ch番目のチャネルにおける他APと他APにつながっている端末からの受信平均電力
 N(ch):ch番目のチャネルにおける無線LAN信号以外の受信平均電力(雑音電力含む)
 α,β:調整パラメータ(デフォルト値:1、0≦α≦1、0≦β≦1)
 通信速度計算部1002は、SINR算出部1001が算出したSINRに基づく通信速度を計算する。記憶部1003には、SINRと通信速度の対応情報(SINR-通信速度対応表201、図2参照)が予め設定されている。通信速度計算部134は、記憶部1003を参照して、SINR算出部1001が算出した受信信号RDの通信速度に対応する通信速度を読み出す。
 通信速度計算部1002が計算した通信速度は、端末100からアクセスポイント300へのアップリンクULにおいて、現在通信を行ったチャネルの通信速度である(UL_Comm_Speedl(ch))。通信速度計算部1002が計算した通信速度データFは、合計通信速度算出部332に出力される。
 合計通信速度算出部332は、通信速度計算部1002が計算したチャネルの通信速度(通信速度データF)について、チャネル毎の合計通信速度を算出する。
 この合計通信速度とは、アクセスポイント300とUL通信を行う複数の端末100それぞれのアップリンク(UL:端末→アクセスポイントへの通信)の通信速度を合計した速度である。
 ここで、合計通信速度算出部332は、合計通信速度の算出にあたり、単にアクセスポイント300と接続されているが、通信を行っていない端末100の通信速度は合計通信速度に含めない。すなわち、合計通信速度算出部332は、実際に通信を行える複数の端末100を対象として、現チャネルの合計通信速度と、他チャネルの合計通信速度と、をそれぞれ求める。例えば、合計通信速度(UL_Total_Comm_Speed(ch)は、下記式(4)に基づき算出する。Lは端末数である。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000004
 比較部333は、合計通信速度算出部332が算出した現チャネル(例えば1ch)の合計通信速度RD1と、他チャネルの合計通信速度RDnの情報をそれぞれ更新自在に記憶保持する。そして、比較部333は、現チャネルの合計通信速度RD1と、他チャネルの合計通信速度RDnとを比較する。例えば、現チャネルの合計通信速度RD1と複数の他チャネルの合計通信速度RD2とを比較する。
 選択部334は、比較部333による比較結果、合計通信速度が最大となるチャネルを選択する。そして、チャネル移行部335は、合計通信速度が最大となるチャネルに移行する。例えば、現チャネル(Ch1)よりも、他チャネル(ch5)の合計通信速度RD2の方が大きければ、以降の通信チャネルをch5とし、現チャネル1ch→5chへのチャネル移行を行う。現チャネル(1ch)の合計通信速度が複数のどの他のチャネルよりも大きければ現チャネル(1ch)のままとし、チャネル移行は行なわない。
 チャネル移行部335は、チャネル移行のために、発振器2(315)の発振周波数を移行するチャネルに対応した周波数に変更する。これにより、送信信号のPA314の送信周波数、および受信信号のLNA322の受信周波数がチャネル変更される(通信周波数の割り当て)。また、チャネル移行部335は、チャネル移行時、送信信号処理部341に対し、チャネル変更通知を行う。
 送信信号処理部341は、チャネル変更通知部343を含む。チャネル変更通知部343は、受信信号処理部331(チャネル移行部335)からチャネル移行の通知を受けると、通知を受けた変更後のチャネルの情報を送信信号SDとして端末100に送信する。端末100は、送信信号SDに含まれるチャネル情報に対応してチャネル変更を行う。これにより、アクセスポイント300でチャネル変更しても端末100との通信を継続できる。
 実施の形態2の端末100およびアクセスポイント300についても、図4に示した制御部400により統括制御される。これにより、端末100においては、制御部400は、端末100を統括制御し、また、端末100のベースバンド部101と信号処理部103の機能を実行制御する。また、アクセスポイント300においては、制御部400は、アクセスポイント300を統括制御し、また、アクセスポイント300のベースバンド部301と信号処理部303の機能を実行制御する。
 図11は、実施の形態2にかかる無線装置の動作処理例を示すフローチャートである。無線システムを構成する、複数の端末(STA)100と、アクセスポイント(AP)300とが連携し、それぞれに設けられた制御部400(CPU401)が行うチャネル選択処理例を説明する。
 AP300と通信可能な複数の端末(STA)100は、それぞれ、現チャネル(例えば1ch)でアクセスポイント(AP)300に対してULの送信信号SDを送信する(ステップS1101)。この後、STA100はAP300からチャネル変更の通知があれば、通知されたAP300と同じチャネルに合わせ(ステップS1102)、以上の処理を終了する。
 一方、AP300は、自装置に届く電波を受信し、現チャネル(例えば1ch)におけるULの通信速度(UL_Comm_Speedl(ch))を算出する(ステップS1111)。そして、AP300は、各端末100から送信されるチャネル毎の合計通信速度(UL_Total_Comm_Speed(ch))を算出する(ステップS1112)。
 次に、AP300は、STA100と通信する全てのチャネルを走査したか判断する(ステップS1113)。全てのチャネルを走査していなければ(ステップS1113:No)、AP300は、チャネル変更を行い(ステップS1114)、ステップS1111の処理に戻る。例えば、現チャネルの次のチャネル(例えば1ch→2ch)を順次走査する。
 全てのチャネルの走査が終了していれば(ステップS1113:Yes)、AP300は、現チャネルの合計通信速度と、他チャネルの合計通信速度とを比較する(ステップS1115)。この際、AP300は、端末100と通信を行っている現チャネルの合計通信速度よりも、他チャネルの合計通信速度が大きい場合には(ステップS1115:Yes)、ステップS1116の処理に移行する。端末100と通信を行っている現チャネルの合計通信速度が、他チャネルの合計通信速度以上の場合には(ステップS1115:No)、現チャネルをチャネル変更せずにステップS1111の処理に戻る。
 ステップS1116では、AP300は、合計通信速度が最大となるチャネルにチャネル変更し(ステップS1116)、端末(STA)100に対し、変更するチャネルを通知し(ステップS1117)、以上の処理を終了する。
 以上のように、実施の形態2によれば、アクセスポイント(AP)300は、端末(STA)100との間で実際に通信した際のアップリンクの通信速度と、他のチャネルの通信速度とに基づき、通信速度が最大のチャネルに変更する。この際、AP300は、複数のチャネル毎の通信速度を合計した合計通信速度が最大となるチャネルに移行する。このように、AP300は、STA100の電波環境を考慮してSTA100との通信に最適なチャネルを自律的に選択する。これにより、AP300は、STA100との無線通信性能(通信速度、通信品質、スループット等)を向上できるようになる。
 また、実施の形態1の構成と実施の形態2の構成をそれぞれ組み合わせてもよい。すなわち、実施の形態1によるダウンリンクDLの通信速度に基づくチャネル選択と、実施の形態2によるアップリンクULの通信速度に基づくチャネル選択を組み合わせてもよい。例えば、アクセスポイント(AP)300は、DLとULそれぞれの通信量や、DL/ULのデータ量の割合等、に基づきこれらを切り替える。AP300は、DLの通信量が増えたときにDLの合計通信速度に基づきチャネル選択を行い、ULの通信量が増えたときにULの合計通信速度に基づきチャネル選択を行ってもよい。
 上記組み合わせ時には、端末100の信号処理部103は実施の形態1(図1)と、実施の形態2(図9)の各構成を備える。AP300の信号処理部303は、実施の形態1(図3)と、実施の形態2(図10)の各構成を備えればよい。
 以上説明した各実施の形態によれば、無線装置は、通信を行う他の無線装置が受けている他のシステムからの干渉等の電波環境を考慮して、チャネル選択できるようになる。この際、無線装置は、他の無線装置との間で実際に通信した際の現チャネルと他のチャネルのそれぞれの通信速度に基づき、通信速度が最大のチャネルに変更する。また、無線装置は、複数の無線装置から取得したチャネル毎の通信速度を合計した合計通信速度が最大となるチャネルに移行する。
 そして、無線装置は、通信を行う他の無線装置との間の通信に最適なチャネルを自律的に選択できる。これにより、無線装置は、他の無線装置との間の無線通信性能(通信速度、通信品質、スループット等)を向上できるようになる。
 そして、各実施の形態によれば、無線装置は、簡単な構成で、ISMバンドなどの同一周波数を用いる他のシステムからの干渉および雑音の影響を受けずに通信相手の無線装置との無線通信が行えるようになる。また、無線装置の実際の設置環境に適合できるようになり、設置環境が変わっても他の無線装置との間で常に最適なチャネルを用いて通信できるようになる。
 なお、本実施の形態で説明した通信周波数割り当て方法は、予め用意された制御プログラムを対象機器(上記無線装置である端末やアクセスポイント)のコンピュータ(CPU等)が実行することにより実現することができる。本制御プログラムは、磁気ディスク、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、制御プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
 100 端末(STA、無線装置)
 101,301 ベースバンド部
 102,302 高周波部
 103,303 信号処理部
 131 受信信号処理部
 132 チャネル移行部
 133 SINR算出部
 134 通信速度計算部
 135,1003 記憶部
 141 送信信号処理部
 201 通信速度対応表
 300 アクセスポイント(AP、無線装置)
 331 受信信号処理部
 332 合計通信速度算出部
 333 比較部
 334 選択部
 335 チャネル移行部
 341 送信信号処理部
 342 ビーコン送信部
 343 チャネル変更通知部
 400 制御部
 401 CPU
 402 メモリ
 403 拡張メモリ
 405 無線通信部
1001 SINR算出部
1002 通信速度計算部

Claims (12)

  1.  無線装置であって、
     他の無線装置との間で通信を行った現チャネルと他のチャネルとのそれぞれの通信速度に基づき、通信速度が最大となるチャネルを前記他の無線装置との通信に使用する新たなチャネルとして選択する制御部、
     を有することを特徴とする無線装置。
  2.  前記制御部は、前記他の無線装置と通信を行った現チャネルの通信速度と前記現チャネル以外の複数の前記他のチャネルの通信速度とをそれぞれ比較し、前記通信速度が最大となるチャネルを前記他の無線装置との通信に使用する新たなチャネルとすることを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  3.  前記制御部は、測定用のビーコン信号を所定のチャネルで前記他の無線装置に送信し、
     前記他の無線装置が前記ビーコン信号の受信により求めた前記現チャネルのダウンリンクの通信速度と、前記現チャネル以外の複数の前記他のチャネルのダウンリンクの通信速度の情報を、前記他の無線装置から受信し、
     前記通信速度が最大となるチャネルを前記他の無線装置との通信に使用する新たなチャネルとして選択することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  4.  前記制御部は、端末がアップリンクの所定の現チャネルで信号を自装置に送信したとき、前記信号の受信により求めた前記現チャネルのアップリンクの通信速度と前記現チャネル以外の複数の他のチャネルのアップリンクの通信速度を求め、
     前記通信速度が最大となるチャネルを前記他の無線装置との通信に使用する新たなチャネルとして選択することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  5.  前記制御部は、複数の他の無線装置との間で通信可能な複数のチャネルの通信速度をそれぞれ合計し、当該合計した通信速度が最大となるチャネルを前記他の無線装置との通信に使用する新たなチャネルとして選択することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  6.  前記制御部は、前記他の無線装置との間で通信した際の前記通信品質を求め、前記通信品質に対応して予め設定した通信速度を求めることを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  7.  無線装置であって、
     他の無線装置との間で通信を行った現チャネルと他のチャネルとのそれぞれの通信速度を求め、前記他の無線装置に前記通信速度を送信する制御部、
     を有することを特徴とする無線装置。
  8.  前記制御部は、前記他の無線装置との間で通信した際の前記通信品質を求め、前記通信品質に対応して予め設定した通信速度を求めることを特徴とする請求項7に記載の無線装置。
  9.  前記制御部は、前記他の無線装置からチャネル変更の通知に基づき、前記他の無線装置と通信を行うチャネルを変更することを特徴とする請求項7または8に記載の無線装置。
  10.  無線装置および端末を含む無線システムであって、
     前記無線装置は、
     前記端末との間で通信を行った現チャネルと他のチャネルとのそれぞれの通信速度に基づき、前記通信速度が最大となるチャネルを前記端末との通信に使用する新たなチャネルとして選択し、前記端末に通知する制御部を有し、
     前記端末は、
     前記無線装置から通知されたチャネルを用いた通信を行う制御部を有する、
     ことを特徴とする無線システム。
  11.  無線装置における通信周波数割り当て方法であって、
     他の無線装置との間で通信を行った現チャネルと他のチャネルとのそれぞれの通信速度に基づき、前記通信速度が最大となるチャネルを前記他の無線装置との通信に使用する新たなチャネルとして選択する、
     ことを特徴とする通信周波数割り当て方法。
  12.  前記他の無線装置と通信を行った現チャネルの通信速度と前記チャネル以外の複数チャネルの通信速度とをそれぞれ比較し、前記通信速度が最大となるチャネルを前記他の無線装置との通信に使用する新たなチャネルに変更する、
     ことを特徴とする請求項11に記載の通信周波数割り当て方法。
PCT/JP2017/012491 2017-03-27 2017-03-27 無線装置、無線システムおよび通信周波数割り当て方法 WO2018179071A1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/012491 WO2018179071A1 (ja) 2017-03-27 2017-03-27 無線装置、無線システムおよび通信周波数割り当て方法
JP2019508368A JP6766952B2 (ja) 2017-03-27 2017-03-27 無線装置、無線システムおよび通信周波数割り当て方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/012491 WO2018179071A1 (ja) 2017-03-27 2017-03-27 無線装置、無線システムおよび通信周波数割り当て方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2018179071A1 true WO2018179071A1 (ja) 2018-10-04

Family

ID=63674715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2017/012491 WO2018179071A1 (ja) 2017-03-27 2017-03-27 無線装置、無線システムおよび通信周波数割り当て方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6766952B2 (ja)
WO (1) WO2018179071A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109005597A (zh) * 2018-06-29 2018-12-14 杭州涂鸦信息技术有限公司 无线通信防冲突方法及装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007074097A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線パケット通信システム及び通信方法
JP2009021784A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Ricoh Co Ltd 無線通信装置
WO2012111261A1 (ja) * 2011-02-16 2012-08-23 パナソニック株式会社 無線通信装置
JP2014131285A (ja) * 2014-01-07 2014-07-10 Mitsubishi Electric Corp 基地局、端末局および無線通信システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007074097A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線パケット通信システム及び通信方法
JP2009021784A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Ricoh Co Ltd 無線通信装置
WO2012111261A1 (ja) * 2011-02-16 2012-08-23 パナソニック株式会社 無線通信装置
JP2014131285A (ja) * 2014-01-07 2014-07-10 Mitsubishi Electric Corp 基地局、端末局および無線通信システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109005597A (zh) * 2018-06-29 2018-12-14 杭州涂鸦信息技术有限公司 无线通信防冲突方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2018179071A1 (ja) 2019-11-07
JP6766952B2 (ja) 2020-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190074876A1 (en) Mechanism and procedure of base station selection based on uplink pilot and distributed user-proximity detection
KR102412960B1 (ko) 채널의 속성을 결정하기 위한 장치 및 방법
CN110169142B (zh) 上行信号发射功率控制
JP5173626B2 (ja) 集中制御基地局及び信号制御方法
JP7039181B2 (ja) non-PCP/AP通信装置および通信方法
US9967019B2 (en) Communication system, communication method, base station device, and terminal device
JP7293435B2 (ja) Pcp/ap通信装置および通信方法
WO2012173062A1 (ja) 通信端末装置および方法、基地局装置、並びに、通信システム
EP3432632A1 (en) Communication system, method of controlling communication system, base station device, and wireless terminal device
EP3100570A1 (en) Radio node, communication devices and methods therein
JP2015159421A (ja) 無線通信装置及び指向性制御方法
WO2018179071A1 (ja) 無線装置、無線システムおよび通信周波数割り当て方法
CN114424631B (zh) 用于在组播通信中进行功率控制的第一通信设备和第二通信设备
US20190215043A1 (en) Beamforming scheduling in a distribution network
US20150271801A1 (en) Wireless communication apparatus and method, wireless terminal, memory card, and integrated circuit
JP6891631B2 (ja) 通信装置、制御装置、通信システム、通信方法、および通信制御用プログラム
JP5468577B2 (ja) 無線通信システムおよび無線通信方法
WO2021240958A1 (ja) アクセスポイント、端末、及び、通信方法
US11611884B2 (en) Dynamic configuration of overlapping basic service set preamble detect (OBSS PD) parameters for access points
US20240163686A1 (en) Beamforming enhancements using machine learning models
KR20210084291A (ko) Twt에서 트리거 프레임을 이용한 액세스 포인트 중심의 상향 링크 제어 방법
WO2011001758A1 (ja) 無線システム及び動画解像度切り替え方法
KR20170006692A (ko) 빔 생성 장치 및 이를 이용한 빔 생성 방법
JP2016032137A (ja) 運用管理装置、無線通信装置、無線通信システム、および、無線通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 17903673

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 2019508368

Country of ref document: JP

Kind code of ref document: A

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 17903673

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1