WO2018025629A1 - 密封装置 - Google Patents

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雄一郎 徳永
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Abstract

オイルのせん断漏れ及び振れ回り運動を行う部材の回転に伴うオイルの遠心力による圧力漏れの両者を、オイルシール部材のしゅう動面に施した表面テクスチャにより低減する。 ロータリーエンジン用ロータなどのように振れ回り運動を行う部材5の外側面にはオイルシール部材15が設けられ、オイルシール部材15の静止側部材3と相対しゅう動するところのしゅう動面15bには周方向に段差15cが設けられ、段差15cを基準にして径方向の一方側に相対的に高い面が、他方側に相対的に低い面が形成され、高い面には、高い面の側から低い面の側に漏れようとするオイルを静止側部材3との相対しゅう動により高い面の側にポンピングするポンピンググルーブ20が設けられることを特徴としている。

Description

密封装置
 本発明は、例えば、ロータリーエンジン用ロータなどのように振れ回り運動を行う部材の側面をシールする密封装置に関する。
 ロータリーエンジンでは、通常、ロータとサイドハウジングとの間にオイルシールが設けられる。
 このオイルシールは、ロータの冷却に使用されたオイルが燃焼室に漏洩することを防止すると共に、アペックスシール、サイドシール及びコーナーシール等のガスシール部に潤滑のために供給されたオイルの過剰分をオイルシール内周側に回収するための機能を備えている。 
 従来、図9に示すように、ロータ50の側面に環状の内周側オイルシール溝51と外周側オイルシール溝52を設け、これらのオイルシール溝51、52のそれぞれに外側面53a、54aがテーパ形状のオイルシール53、54を挿入し、各オイルシール溝51、52の底部と各オイルシール53、54の内側面との間に介装されたスプリング55、56により各オイルシール53、54をサイドハウジング57に向けて付勢すると共に、それぞれのオイルシール53、54にOリング58、59を嵌入し、一周にわたる各オイルシール53、54のうち、回転軸の中心に対して内方に向けて移動する部分ではオイルシール53、54の内周側に存在するオイル(ロータの冷却に使用したオイル及び潤滑に使用したオイル)を内周側エッジ53b、54bで掻き取り、オイルがオイルシールの外周側(燃焼室側)へ漏洩するのを防止し、一周にわたる各オイルシール53、54のうち、回転軸の中心に対して外方に向けて移動する部分ではオイルシール53、54の外周側に存在するオイルをテーパ形状の外側面53a、54aの間隙に導き、オイルシール53、54を僅かにサイドハウジング57から浮き上がらせ、オイルシール53、54の内周側に呼び込む作用を行わせることでオイルシールとしての機能を果たすようにしたオイルシールが知られている(以下、「従来技術1」という。例えば、特許文献1の第1図参照。)。
 また、従来、シール部材を保持するロータのシール溝に、ロータの内部空間に連通する連通孔を形成し、ロータの外側面とサイドハウジングとの隙間に侵入したオイルが、連通孔によりロータの内部空間に流れるようにし、オイルの作動室(燃焼室)内への流入を防止するようにしたオイルシール装置が知られている(以下、「従来技術2」という。例えば、特許文献2の図3、6参照。)。
特開昭50-72008号公報 特開2013-72425号公報
 しかしながら、上記の従来技術1及び従来技術2においては、エンジン回転数が上昇した場合など、サイドハウジングとオイルシール部材との相対運動により発生するオイルのせん断漏れ、及び、オイルに大きな遠心力が作用して発生する圧力漏れを完全に防止することができておらず、さらなる漏れ量低減技術が必要とされている。
 本発明は、ロータリーエンジン用ロータなどのように振れ回り運動を行う部材の外側面に設けられたオイルシール部材とサイドハウジング(静止側部材)との相対運動に伴うオイルのせん断漏れ及び振れ回り運動を行う部材の回転に伴うオイルの遠心力による圧力漏れの両者を、オイルシール部材のしゅう動面に施した表面テクスチャにより低減し、密封性能を向上させた密封装置を提供することを目的とするものである。
 上記目的を達成するため本発明の密封装置は、第1に、ロータリーエンジン用ロータなどのように振れ回り運動を行う部材の外側面と静止側部材との隙間をシールする密封装置であって、
 前記振れ回り運動を行う部材の外側面にはオイルシール部材が設けられ、
 前記オイルシール部材の前記静止側部材と相対しゅう動するところのしゅう動面には周方向に段差が設けられ、前記段差を基準にして径方向の一方側に相対的に高い面が、他方側に相対的に低い面が形成され、前記高い面には、前記高い面の側から前記低い面の側に漏れようとするオイルを前記静止側部材との相対しゅう動により前記高い面の側にポンピングするポンピンググルーブが設けられることを特徴としている。
 この特徴によれば、オイルのせん断時におけるせん断漏れを防止することができると共に、オイルに作用する遠心力による圧力漏れも防止することができ、密封性能を向上させた密封装置を提供することができる。
 また、本発明の密封装置は、第2に、第1の特徴において、前記段差は、周方向に連続的に設けられることを特徴としている。
 この特徴によれば、確実に、せん断漏れ及び圧力漏れを防止することができる。
 また、本発明の密封装置は、第3に、第1の特徴において、前記段差は、周方向に断続的に設けられ、前記段差の設けられない部分では前記高い面が前記低い面の側に突出して形成された堰が設けられることを特徴としている。
 この特徴によれば、流体の円周方向の逃げを防止し、流体を高圧流体側に取り込むことができ、一層、密封性向上を図ることができる。
 また、本発明の密封装置は、第4に、第3の特徴において、前記堰は、前記低い面の側から前記高い面の側に向けて前記高い面の側が下流側に位置するように傾斜して設けられることを特徴としている。
 この特徴によれば、流体の円周方向の逃げを、より一層、防止し、流体を高圧流体側に取り込むことができ、より一層、密封性向上を図ることができる。
 また、本発明の密封装置は、第5に、第1ないし第4のいずれかの特徴において、前記ポンピンググルーブは、周方向に複数独立して設けられ、各ポンピンググルーブの上流側のキャビテーション形成領域は径方向において前記低い面の側に寄って配置されると共に下流側の正圧発生領域は前記低い面の側と反対側に寄って配置され、前記各ポンピンググルーブの前記キャビテーション形成領域において前記低い面の側より吸入された流体は当該ポンピンググルーブ内を通って前記正圧発生領域から前記低い面の側と反対側に戻されることを特徴としている。
 この特徴によれば、圧力漏れにおけるポンピング量を多くすることができ、圧力漏れの防止効果を高めることができる。
 本発明は、以下のような優れた効果を奏する。
(1)オイルシール部材の静止側部材と相対しゅう動するところのしゅう動面には周方向に段差が設けられ、段差を基準にして径方向の一方側に相対的に高い面が、他方側に相対的に低い面が形成され、高い面には、高い面の側から低い面の側に漏れようとするオイルを前記静止側部材との相対しゅう動により高い面の側にポンピングするポンピンググルーブが設けられることにより、オイルのせん断時におけるせん断漏れを防止することができると共に、オイルに作用する遠心力による圧力漏れも防止することができ、密封性能を向上させた密封装置を提供することができる。
(2)段差は、周方向に連続的に設けられることにより、確実に、せん断漏れ及び圧力漏れを防止することができる。
(3)段差は、周方向に断続的に設けられ、段差の設けられない部分では高い面が低い面の側に突出して形成された堰が設けられることにより、流体の円周方向の逃げを防止し、流体を高圧流体側に取り込むことができ、一層、密封性向上を図ることができる。
(4)堰は、低い面の側から高い面の側に向けて高い面の側が下流側に位置するように傾斜して設けられることにより、流体の円周方向の逃げを、より一層、防止し、流体を高圧流体側に取り込むことができ、より一層、密封性向上を図ることができる。
(5)ポンピンググルーブは、周方向に複数独立して設けられ、各ポンピンググルーブの上流側のキャビテーション形成領域は径方向において前記低い面の側に寄って配置されると共に下流側の正圧発生領域は前記低い面の側と反対側に寄って配置され、前記各ポンピンググルーブの前記キャビテーション形成領域において前記低い面の側より吸入された流体は当該ポンピンググルーブ内を通って前記正圧発生領域から前記低い面の側と反対側に戻されることにより、圧力漏れにおけるポンピング量を多くすることができ、圧力漏れの防止効果を高めることができる。
本発明の実施例1に係る密封装置を示す縦断面図である。 図1のA-A断面図である。 本発明の実施例1に係る密封装置のオイルシール部材のしゅう動面を示す図であって、(a)は全体図、(b)は要部の拡大斜視図である。 本発明の実施例1に係る密封装置のオイルシール部材の作用を説明する模式図である。 本発明の実施例1に係る密封装置のオイルシール部材によるせん断漏れの回収状況を示す図である。 本発明の実施例1に係る密封装置のオイルシール部材による圧力漏れの防止状況を示す図である。 本発明の実施例2に係る密封装置のオイルシール部材のしゅう動面を示す図であって、(a)は全体図、(b)は要部の拡大図である。 本発明の実施例3に係る密封装置のオイルシール部材のしゅう動面を示す図であって、(a)は全体図、(b)は要部の拡大図である。 従来技術1を示す図である。
 以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置などは、特に明示的な記載がない限り、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
 図1乃至図6を参照して、本発明の実施例1に係る密封装置について説明する。
 なお、本実施例においては、振れ回り運動を行う部材の外側面をシールする密封装置としてロータリーエンジン用ロータの外側面とサイドハンジングとの間をシールするオイルシールを例にして説明する。
 図1は、本発明の実施例1に係る密封装置を示す縦断面図である。
 図1において、ロータリエンジン1は、トロコイド内周面2aを有する繭型のロータハウジング2と、サイドハウジング3と、ロータ収容室4と、ロータ収容室に収容されたほぼ三角形状のロータ5と、ロータ5の外周側に形成される3つの作動室6とを有する。
 各サイドハウジング3のほぼ中央を貫通して偏心軸7が設けられており、ロータ5は、この偏心軸7の偏心輪7aに対して回転自在に支持され、また、ロータ5の内側に設けられた内歯車8がサイドハウジング3側に設けられた固定歯車9と噛み合い、偏心輪7aの周りを自転し、かつ、偏心軸7の軸線の周りを公転しながら遊星歯車運動を行う。
 ロータ5の遊星歯車運動の際に、3つの頂部に設けられたアペックスシール10が、それぞれトロコイド内周面2aに接し、かつ、摺動しながら3つの作動室6の間をシールする。
 また、ロータ5の両外側面には、隣り合う頂部間を結ぶように、弓状のサイドシール11が設けられている。サイドシール11は、ロータ5の外側面とサイドハウジング3との隙間をシールするものであり、さらに、ロータ5の頂部には、各サイドシール11を結合するコーナーシール12が設けられている。
 ロータ5の内部空間には、ロータ5を内部から冷却するための冷却用オイルが供給されるようになっており、また、アペックスシール10、サイドシール11及びコーナーシール12には、潤滑油が供給されるようになっている。
 ロータ5の両外側面には、上述したサイドシール11及びコーナーシール12の他に、ロータ5とサイドハンジング3の隙間に存在するオイル、すなわち、ロータ5の冷却に使用した冷却用オイル並びにアペックスシール10、サイドシール11及びコーナーシール12を潤滑した油の過剰分を、ロータ5の径方向内方側に取り込むと共にオイルの油膜を維持しつつ、ロータ5の径方向の内方側から径方向の外方側(作動室6)に侵入するのを防止するためのオイルシール部材15が設けられている。
 オイルシール部材15は、ロータ5の遊星歯車運動に伴ってサイドハウジング3に対して径方向外方に移動する部分、すなわち、矢印Xで示すように、一周にわたるオイルシール部材15のうち、偏心軸7の中心に対して外方に向けて移動する部分では、径方向外方のオイルに乗り上げるようにして、オイルを径方向の内方に取り込むと共に、所定の押付荷重により所定量の油膜を維持し、かつ、ロータ5の遊星歯車運動に伴ってサイドハウジング3に対して径方向内方に移動する部分、すなわち、矢印Yで示すように、一周にわたるオイルシール部材15のうち、偏心軸7の中心に対して内方に向けて移動する部分では、オイルがロータ5の径方向の内方側から径方向の外方側(作動室6)に侵入すること(本明細書において「せん断漏れ」ということがある。)を防止する機能を有するものである。
 また、同時に、オイルシール部材15は、ロータ5の遊星歯車運動に伴いロータ5の外側面に付着したオイルに遠心力が作用し、オイルがロータ5の径方向の内方側から径方向の外方側(作動室6)に漏れ出すこと(本明細書において「圧力漏れ」ということがある。)を防止する機能を有するものである。
 図2は、図1のA-A断面図であり、図2を参照しながらオイルシール部材15について説明する。
 ロータ5の外側面側には、断面が略矩形状のオイルシール溝16が形成されており、該オイルシール溝16には、オイルシール部材15及びそれを弾性支持する弾性部材17が嵌入されている。
 また、オイルシール部材15には、オイルシール溝16内のオイルがロータ5の径方向外方(図2の紙面上方。以下、「漏洩側または低圧流体側」ということがある。)に漏れることを防止するためのOリング18がOリング溝15aに嵌入されている。
 オイルシール部材15のサイドハンジング3に対するしゅう動面15bには、ロータ5の径方向内方(図2の紙面下方。以下、「被密封流体側または高圧流体側」ということがある。)に対して低圧流体側が低い径方向の段差15cが設けられている。段差15cより高圧流体側のランド部15dはサイドハンジング3に直接接触して摺動するが、段差15cより低圧流体側の溝部15eはサイドハンジング3との間に僅かな隙間を有する。
 なお、本発明においては、段差15cを基準にしてロータ5の「径方向外方(低圧流体側)または径方向内方(高圧流体側)」を、「径方向の一方側または他方側」ということがあり、また、「ランド部15d」を「相対的に高い面」、「溝部15e」を「相対的に低い面」ということがある。
 ランド部15dの幅bとしゅう動面15bの幅Bとの比b/Bは、例えば、0.5前後に設定される。
 段差15cの大きさdは、オイルの種類、偏心軸7の回転数、圧力に応じて最適な値に設定されるが、この点については、後に、詳述する。
 図3に示すように、段差15cは周方向に連続して設けられ、オイルシール部材15のしゅう動面15bの全周にわたって設けられている。また、高圧流体側のランド部15d及び低圧流体側の溝部15eもオイルシール部材15のしゅう動面15bの全周にわたって連続して設けられている。
 また、段差15cより高圧流体側のしゅう動面であるランド部15dには、低圧流体側に漏れようとするオイルを、サイドハンジング3(静止側部材)との相対しゅう動により高圧流体側にポンピングするポンピンググルーブ20が設けられる。
 ポンピンググルーブ20は、周方向に複数独立して設けられ、各ポンピンググルーブ20の上流側のキャビテーション形成領域20aは低圧流体側に寄って配置されると共に下流側の正圧発生領域20bは高圧流体側に寄って配置され、各ポンピンググルーブ20のキャビテーション形成領域20aで低圧流体側より吸入されたオイルは、矢印で示すように、当該ポンピンググルーブ20内を通って正圧発生領域20bから高圧流体側に戻されるようになっている。
  図3に示されたポンピンググルーブ20は、周方向に50等配設けられ、上流側のキャビテーション形成領域20a及び下流側の正圧発生領域20bが、それぞれ、円弧状をなすように一定幅を有して周方向に延び、上流側のキャビテーション形成領域20a及び下流側の正圧発生領域20bが径方向において一体的に連通されたクランク状の形状をしている。
 また、周方向において隣接するポンピンググルーブ20は、上流側に位置するポンピンググルーブ20の正圧発生領域20bと下流側に位置するポンピンググルーブ20のキャビテーション形成領域20aとが径方向において重複するように配設されている。
 サイドハンジング3との相対しゅう動により上流側に位置するポンピンググルーブ20の正圧発生領域20bで動圧(正圧)が発生すると、オイルは正圧発生領域20bに近い高圧流体側に主として戻されるが、一部の流体は低圧流体側に漏れようとする。しかし、当該正圧発生領域20bの低圧流体側には下流側のポンピンググルーブ20のキャビテーション形成領域20aが配設されているため、低圧流体側に漏洩しようとするオイルは当該キャビテーション形成領域20aに吸入されるので、低圧流体側への漏洩は防止される。
 ポンピンググルーブ20の深さは、オイルの種類、偏心軸7の回転数、圧力に応じて最適な値に設定されるが、この点については、後に、詳述する。
 図4は、オイルシール部材15の作用を説明する模式図であり、図4を参照しながら、オイルシール部材15の作用を説明する。
 今、オイルシール部材15が図4の紙面の上方に移動すると仮定すると、一周にわたるオイルシール部材15のうち、偏心軸7の中心に対して外方(低圧流体側)に向けて移動する部分、すなわち、図4の紙面の上方のしゅう動面15bにおいては、段差15cにより動圧(正圧)による液膜が形成され、サイドハウジング3としゅう動面15bとの間の隙間が大きくなるため、オイルは径方向の内方(高圧流体側)に積極的に取り込まれると共に、所定の押付荷重により所定量の油膜を維持する。
 同時に、一周にわたるオイルシール部材15のうち、偏心軸7の中心に対して内方に向けて移動する部分、すなわち、図4の紙面の下方のしゅう動面15bにおいては、ランド部15dによりオイルは掻き込まれ、ロータ5の径方向の内方側(高圧流体側)から径方向の外方側(作動室6)に侵入することが防止される。
 このようにして、オイルのせん断時におけるせん断漏れが防止される。
 また、同時に、ロータ5の遊星歯車運動に伴いロータ5の外側面に付着したオイルに遠心力が作用し、オイルがロータ5の径方向の内方側(高圧流体側)から径方向の外方側(作動室6)に漏れ出すおそれがあるが、オイルシール部材15の段差15cより高圧流体側のしゅう動面であるランド部15dには、サイドハンジング3との相対しゅう動によりオイルを高圧流体側にポンピングするポンピンググルーブ20が設けられているため、高圧流体側から低圧流体側に漏れ出すことが防止される。
 このようにして、オイルに作用する遠心力による圧力漏れも防止される。
 図5は、オイルシール部材15によるせん断漏れの回収状況を示す図であって、横軸は段差15cの高さを、縦軸は漏れ量を示しており、マイナスの数値は取り込みと掻き込みによる回収量を表している。
 図5から、偏心軸7の回転数が3000~9000rpmのいずれの場合においても、は段差15cの高さdが2μm~8μmの範囲において回収量が多いことがわかる。特に、2μm~5μmの範囲において回収量が多い。
 このため、段差15cの高さdは、2μm~8μmの範囲が好ましく、2μm~5μmの範囲がより好ましい。
 なお、段差15cの高さdは、オイルの種類や回転数により設計的に決められるものであり、2μm~8μmの範囲に限定されるものではない。
 図6は、オイルシール部材15による圧力漏れの防止状況を示す図であって、横軸はポンピンググルーブ20の深さを、縦軸は漏れ量を示しており、マイナスの数値はポンピンググルーブ20によるポンピング量を表している。
 図6から、偏心軸7の回転数が5000rpmの場合において、ポンピンググルーブ20の深さが5μm~20μmの範囲においてポンピング効果が大きいことがわかる。特に、7μm~15μmの範囲においてポンピング効果が大きい。
 このため、ポンピンググルーブ20の深さは、5μm~20μmの範囲が好ましく、7μm~15μmの範囲がより好ましい。
  実施例1に係る密封装置においては、以下のような顕著な効果を奏する。
(1)振れ回り運動を行うロータ5の外側面にはオイルシール部材15が設けられ、オイルシール部材15の静止側部材と相対しゅう動するところのしゅう動面15bには周方向に段差15cが設けられ、段差15cを基準にして径方向の一方側に相対的に高い面であるランド部15dが、他方側に相対的に低い面である溝部15eが形成され、ランド部15dには、該ランド部15dの側から溝部15eの側に漏れようとするオイルを静止側部材との相対しゅう動によりランド部15dの側にポンピングするポンピンググルーブ20が設けられることにより、オイルのせん断時におけるせん断漏れを防止することができると共に、オイルに作用する遠心力による圧力漏れも防止することができ、密封性能を向上させた密封装置を提供することができる。
(2)ポンピンググルーブ20は、周方向に複数独立して設けられ、各ポンピンググルーブ20の上流側のキャビテーション形成領域20aは径方向において低い面である溝部15e側に寄って配置されると共に下流側の正圧発生領域20bは低い面である溝部15e側と反対側に寄って配置され、各ポンピンググルーブ20のキャビテーション形成領域20aにおいて低い面である溝部15eの側より吸入された流体は当該ポンピンググルーブ20内を通って正圧発生領域20bから低い面である溝部15e側と反対側に戻されることにより、圧力漏れにおけるポンピング量を多くすることができ、圧力漏れの防止効果を高めることができる。
 図7を参照して、本発明の実施例2に係る密封装置について説明する。
 実施例2においては、段差が周方向に断続的に設けられている点で実施例1と相違するが、その他の構成は実施例1と同じであり、同じ部材には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
 図7に示すように、段差15cはオイルシール部材15のしゅう動面15bにおいて周方向に断続的に設けられている。段差15cの設けられない部分では高圧流体側のランド部15dが所定の幅でもって低圧流体側の溝部15eの側(径方向外方)に突出され、突出部により堰15fが形成されている。このため、高圧流体側のランド部15dはスプロケットの歯形を側面からみたときのような歯形形状をしている。また、低圧流体側の溝部15eは周方向において堰15fにより複数に分断され、個々の溝部15eは略矩形状をしている。
 なお、堰15fの数は設計的に決められるものであり、少なくとも1個あればよい。
  堰15fは、流体の円周方向の流れを堰き止める役割をになうものであり、堰15fにより堰き止められた流体は高圧流体側のランド部15dに取り込まれ、ポンピンググルーブ20内を通って正圧発生領域20bから内周側に取り込まれる。このように、流体の円周方向の逃げを防止することができ、密封性向上を図ることができる。
  上記のように、実施例2に係る密封装置においては、実施例1の効果に加えて、流体の円周方向の逃げを防止し、流体を高圧流体側に取り込むことができ、一層、密封性向上を図ることができる。
 図8を参照して、本発明の実施例3に係る密封装置について説明する。
 実施例3においては、段差が周方向に断続的に設けられている点で実施例2と共通するが、堰が傾斜して設けられる点で実施例2と相違する。実施例2と同じ部材には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
 図8において、段差15cはオイルシール部材15のしゅう動面15bにおいて周方向に断続的に設けられている。段差15cの設けられない部分では高圧流体側のランド部15dが所定の幅でもって低圧流体側の溝部15eの側(径方向外方)に突出され、突出部により堰15fが形成されている。堰15fは、溝部15eの側(径方向外方)からランド部15d(径方向内方)の側に向けてランド部15d(径方向内方)の側が下流側に位置するように傾斜して設けられる。
 このため、高圧流体側のランド部15dはスプロケットの歯形を側面からみたときのような形状に近い形状(歯の部分が周方向に傾斜した形状。)をしている。また、低圧流体側の溝部15eは周方向において堰15fにより複数に分断され、個々の溝部15eは略平行四辺形の形状をしている。
 なお、堰15fの数は設計的に決められるものであり、少なくとも1個あればよい。
  堰15fは、流体の円周方向の流れを堰き止める役割をになうものであり、堰15fにより堰き止められた流体は高圧流体側のランド部15dに取り込まれ、ポンピンググルーブ20内を通って正圧発生領域20bから内周側に取り込まれる。この際、堰15fが、溝部15eの側(径方向外方)からランド部15d(径方向内方)の側に向けてランド部15d(径方向内方)の側が下流側に位置するように傾斜して設けられているため、より一層、流体を内周側に取り込むことができる。
 このように、流体の円周方向の逃げを防止することができ、密封性向上を図ることができる。
 上記のように、実施例3に係る密封装置においては、実施例1の効果に加えて、流体の円周方向の逃げを、より一層、防止し、流体を高圧流体側に取り込むことができ、より一層、密封性向上を図ることができる。
 以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
 例えば、前記実施例では、摺動部品をメカニカルシール装置における一対の回転用密封環及び固定用密封環のいずれかに用いる例について説明したが、円筒状摺動面の軸方向一方側に潤滑油を密封しながら回転軸と摺動する軸受の摺動部品として利用することも可能である。
 また、例えば、前記実施例では、振れ回り運動を行う部材としてロータリーエンジン用ロータについて説明したが、これに限らず、同様な動きを行う偏心回転型圧縮機にも適用できる。
 また、例えば、前記実施例では、オイルシール部材が径方向に1つ配設される場合について説明したが、これに限定されることなく、例えば、2つ以上複数設けられてもよい。さらに、オイルシール部材の径方向の外方に作動室6のガスがロータ5の内方に侵入することを防止するガスシールが設けられてもよい。
 また、例えば、前記実施例では、段差15cの高圧流体側、低圧流体側というように説明したが、これに限定されることなく、段差15cの高圧流体側を一方側、低圧流体側を他方側としてもよい。
また、同じく、前記実施例では、ランド部15d、溝部15eと説明したが、これに限定されることなく、ランド部15dを相対的に高い面とし、また、溝部15eを相対的に低い面としてもよい。
 また、例えば、前記実施例では、ランド部15dの幅bとしゅう動面15bの幅Bとの比b/Bは、例えば、0.5前後に設定される場合について説明したが、これに限定されることなく、例えば、0.3<b/B<0.7の範囲に設定してもよい。
 また、例えば、前記実施例では、周方向において隣接するポンピンググルーブ20は、上流側に位置するポンピンググルーブ20の正圧発生領域20bと下流側に位置するポンピンググルーブ20のキャビテーション形成領域20aとが径方向において重複するように配設されている場合について説明したが、これに限定されることなく、例えば、隣接するポンピンググルーブ20が周方向に離間していてもよい。
  1           ロータリエンジン
  2           ロータハウジング
  2a          トロコイド内周面
  3           サイドハウジング
  4           ロータ収容室
  5           ロータ
  6           作動室
  7           偏心軸
  7a          偏心輪
  8           内歯車
  9           固定歯車
 10           アペックスシール
 11           サイドシール
 12           コーナーシール
 15           オイルシール部材
 15a          Oリング溝
 15b          しゅう動面
 15c          段差
 15d          ランド部
 15e          溝部
 15f          堰 
 16           オイルシール溝
 17           弾性部材
 18           Oリング
 20           ポンピンググルーブ
 20a          キャビテーション形成領域
 20b          正圧発生領域
 B            しゅう動面の幅
 b            ランド部の幅
 
 
 
 

Claims (5)

  1.  ロータリーエンジン用ロータなどのように振れ回り運動を行う部材の外側面と静止側部材との隙間をシールする密封装置であって、
     前記振れ回り運動を行う部材の外側面にはオイルシール部材が設けられ、
     前記オイルシール部材の前記静止側部材と相対しゅう動するところのしゅう動面には周方向に段差が設けられ、前記段差を基準にして径方向の一方側に相対的に高い面が、他方側に相対的に低い面が形成され、前記高い面には、前記高い面の側から前記低い面の側に漏れようとするオイルを前記静止側部材との相対しゅう動により前記高い面の側にポンピングするポンピンググルーブが設けられることを特徴とする密封装置。
  2.  前記段差は、周方向に連続的に設けられることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
  3.  前記段差は、周方向に断続的に設けられ、前記段差の設けられない部分では前記高い面が前記低い面の側に突出して形成された堰が設けられることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
  4.  前記堰は、前記低い面の側から前記高い面の側に向けて前記高い面の側が下流側に位置するように傾斜して設けられることを特徴とする請求項3に記載の密封装置。
  5.  前記ポンピンググルーブは、周方向に複数独立して設けられ、各ポンピンググルーブの上流側のキャビテーション形成領域は径方向において前記低い面の側に寄って配置されると共に下流側の正圧発生領域は前記低い面の側と反対側に寄って配置され、前記各ポンピンググルーブの前記キャビテーション形成領域において前記低い面の側より吸入された流体は当該ポンピンググルーブ内を通って前記正圧発生領域から前記低い面の側と反対側に戻されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の密封装置。
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
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