WO2017187573A1

WO2017187573A1 - 撮像装置

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Publication number: WO2017187573A1
Application number: PCT/JP2016/063275
Authority: WO
Inventors: 塩川　淳司; 慎一郎廣岡; 田中　和彦; 甲　展明
Original assignee: 日立マクセル株式会社
Priority date: 2016-04-27
Filing date: 2016-04-27
Publication date: 2017-11-02

Abstract

撮像装置１００は、撮像部１４０、表示部１１７、ストレージ１２５、制御部１１４、シャッタボタン２０１，２０２を有する。撮像部１４０は、光学像から画像データを取得する。表示部１１７は、画像データを表示する。ストレージ１２５は、撮像部１４０が撮像した画像を記録する。制御部１１４は、撮像部１４０が撮影する画像データの画素数を選択する。シャッタボタン２０１，２０２は、撮像部１６０に光学像を撮影する撮像実行指示を出力する。また、制御部１１４は、シャッタボタン２０１が選択された際に撮像部１４０が取得する画像データの画素数が高解像度の画素数となるように撮像部１４０を制御し、シャッタボタン２０２が選択された際に撮像部１４０が取得する画像データの画素数が低解像度の画素数となるように撮像部１４０を制御する。

Description

撮像装置

　本発明は、撮像装置に関し、特に、写真撮影の際における画像データの記録に有効な技術に関する。

　近年、デジタルカメラなどが広く普及している。デジタルカメラのような撮像装置の主な用途としては、例えば高画素数の写真撮影およびあまり多くの画素数が必要ではない低画素数の写真撮影などがある。

　高画素数の写真撮影は、例えば撮影した画像を大きな写真に印刷して楽しむためなど行われ、低高画素数の写真撮影は、インターネット上のＳＮＳ（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）などにアップロードするためなどに行われる。

　上記した用途において撮影された画像データを限られた容量の記録媒体に記録する際に、該記録媒体を有効に利用することのできる技術として、必要な画質を維持しながら、最適な記録様式にて画像データを記録媒体に記録するものがある（例えば特許文献１参照）。

特開平１１－１９１８７３号公報

　しかしながら　上記した特許文献１の技術では、シャッタボタンを操作した後に、解像度および圧縮率などをメニューで選んだ後に画像データの記録が行われる。そのため、シャッタボタンを押してから画像を記録するまでの操作が煩雑であるという問題がある。

　本発明の目的は、煩雑な操作を行うことなく、用途に応じた画像を記録することのできる技術を提供することにある。

　本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。

　本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。

　すなわち、代表的な撮像装置は、撮像部、表示部、記録部、画像制御部、第１のボタン、および第２のボタンを有する。撮像部は、光学像から画像データを取得する。表示部は、画像データを表示する。

　記録部は、撮像部が撮像した画像を記録する。画像制御部は、撮像部が撮影する画像データの画素数を選択する。第１のボタンは、撮像部に光学像を撮影する撮像実行指示を出力する。第２のボタンは、撮像部に光学像を撮影する撮像実行指示を出力する。

　画像制御部は、第１のボタンが選択された際に撮像部が取得する画像データの画素数が第１の画素数となるように撮像部を制御し、第２のボタンが選択された際に撮像部が取得する画像データの画素数が第１の画素数よりも低い画素数である第２の画素数となるように撮像部を制御する。

　特に、第１のボタンおよび第２のボタンは、表示部に表示されるソフトウェアボタンである。また、表示部に表示される第１のボタンおよび第２のボタンは、大きさが異なる。

　本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。

　撮影時に煩雑な操作を行うことなく、用途に応じた解像度にて記録を行うことができる。

実施の形態１による撮像装置における構成の一例を示す説明図である。図１の撮像装置がカメラ撮影のプログラムによって制御されている際のシャッタの入力の一例を示す説明図である。実施の形態３によるカメラ撮影のプログラムによって制御されている際のシャッタの入力方法の一例を示す説明図である。実施の形態３による撮影状況による画像の高解像度または低解像度を切り替えの一例を示す説明図である。実施の形態４による撮像装置における撮影状況の一例を示す説明図である。実施の形態５による撮像装置における撮影状況の一例を示す説明図である。実施の形態７による撮像装置における構成の一例を示す説明図である。図７の撮像装置によるシャッタの入力の一例を示す説明図である。図８のシャッタボタンの他の例について示した説明図である。

　以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。

　また、以下の実施の形態において、要素の数等（個数、数値、量、範囲等を含む）に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。

　さらに、以下の実施の形態において、その構成要素（要素ステップ等も含む）は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。

　同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。

　また、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。

　以下、実施の形態を詳細に説明する。

　（実施の形態１）
　〈撮像装置の構成例〉
　図１は、本実施の形態１による撮像装置１００における構成の一例を示す説明図である。

　撮像装置１００は、例えばスマートフォンやタブレットなどからなる。この撮像装置１００は、通信インタフェース１１３、制御部１１４、表示部１１７、入力部１１５、信号分離部１２１、チューナ／復調部１２２、ストレージ１２５、移動体通信インタフェース１３１、メモリ１３２、加速度センサ部１３３、地磁気センサ部１３４、ＧＰＳ受信部１３５、ジャイロセンサ部１３６、撮像部１４０、スイッチ入力部１５０、および音声入出力部１６０を有しており、それぞれの処理部がバス１０１を介して接続されている。

　また、記録部であるストレージ１２５は、アプリケーションプログラムを格納する。画像制御部となる制御部１１４は、ストレージ１２５からアプリケーションプログラムをメモリ１３２に展開して、該アプリケーションプログラムを実行することにより、各種機能を実現することができる。

　以後の説明では説明を簡単にするため、制御部１１４が各アプリケーションプログラムを実行して実現する各種機能を、各種プログラム機能部が主体となって実現することとして説明する。

　なお、アプリケーションプログラムは、撮像装置１００が出荷されるまでに予めストレージ１２５に格納されていてもよい。あるいはＣＤ（Compact Disk）やＤＶＤ（Digital Versatile Disk）などの光学メディアや半導体メモリなどの媒体に格納されて図示しない媒体接続部を介して撮像装置１００にインストールされてもよい。

　また、通信インタフェース１１３および図示しない無線ルータを介して図示しない外部ネットワークからダウンロードしてインストールしてもよい。もしくは移動体通信インタフェース１３１を介して図示しない基地局を介して配信元からダウンロードしてインストールしてもよい。

　さらに、ネットワークを介してアプリケーションプログラムを取得したパーソナルコンピュータに図示しない外部機器接続Ｉ／Ｆを介して接続し、該パーソナルコンピュータから撮像装置１００にムーブまたはコピーしてインストールすることも可能である。

　また、アプリケーションプログラムは、同様の機能を持つ処理部として、ハードウェアにて実現することも可能である。ハードウェアとして実現する場合は、各処理部が主体となって各機能を実現する。

　通信インタフェース１１３は、無線ＬＡＮなどにより、図示しない無線ルータに接続される。また、通信インタフェース１１３は、無線ルータを介して外部ネットワークと接続され、外部ネットワーク上のサーバーなどと情報の送受信を行う。

　無線ルータとの通信機能に加えて、またはこれに替えて、Ｗｉ‐Ｆｉ（登録商標）などの無線ＬＡＮなどの技術で、無線ルータを介さずにサーバと直接通信することが可能である。通信インタフェース１１３は、異なる通信方式を行うチップをそれぞれ実装してもよい。また、複数の通信方式を扱う１つのチップとして実装されていてもよい。

　移動体通信インタフェース１３１は、第３世代移動通信システム（以下「３Ｇ」と表記する）、またはＬＴＥ（Long Term Evolution）方式などの移動体通信網を利用して基地局を通して通信ネットワークに接続され、通信ネットワーク上のサーバと情報の送受信を行うことができる。

　３Ｇは、ＧＳＭ（登録商標）（Global System for Mobile Communications）方式、Ｗ－ＣＤＭＡ(Wideband Code Division Multiple Access)方式、ＣＤＭＡ２０００方式、あるいはＵＭＴＳ（Universal Mobile Telecommunications System）方式などである。

　また、通信インタフェース１１３による外部ネットワークとの接続を移動体通信インタフェース１３１による通信ネットワーク接続より優先するようにすることもできる。

　制御部１１４は、ユーザの操作要求をスイッチ入力部１５０を経由して受け取り、信号分離部１２１、表示部１１７、通信インタフェース１１３、および各種プログラム機能部を制御する。

　さらに、制御部１１４は、通信インタフェース１１３および無線ルータを経由して外部ネットワーク、または、移動体通信インタフェース１３１および基地局を経由して外部ネットワーク上のサーバから各種情報を取得でき、各種プログラム機能部に渡す機能も有する。

　ストレージ１２５は、制御部１１４の指示により制御され、アプリケーションプログラムを保存することができる。また、アプリケーションプログラムにて作成した各種情報を保存する。

　また、チューナ／復調部１２２、通信インタフェース１１３、または移動体通信インタフェース１３１から受信した信号から映像音声ストリームなどのコンテンツを保存してもよい。ストレージ１２５は、撮像装置１００に内蔵されたものでもよいし、撮像装置１００に着脱可能な可搬型のメモリであってもよい。

　メモリ１３２は、制御部１１４の指示により制御される。制御部１１４によってメモリ１３２には、ストレージ１２５に格納しているアプリケーションプログラムの機能部が展開される。

　表示部１１７は、ストレージ１２５に格納された画像や映像、放送・配信された映像、各種操作をするためのＵＩなどなどを表示する。画像、映像は、アプリケーションプログラムにて生成された画像でもよく、チューナ／復調部１２２を介して受信したコンテンツの画像、映像でもよい。

　あるいは、通信インタフェース１１３を介して外部ネットワーク上のサーバから受信した画像、映像でもよく、通信インタフェース１１３を介して図示しないテレビ受信機から受信した画像、映像でもよい。

　あるいは移動体通信インタフェース１３１を介して通信ネットワーク上のサーバから配信された画像、映像でもよい。また、表示部１１７は、例えば後述するタッチパネルなどと一体として構成されてもよい。

　入力部１１５は、ユーザからの撮像装置１００に対する操作を受け付け、入力操作に関する制御情報を入力するものであり、例えば、タッチパネルなどを用いることができる。以下、本実施の形態では、タッチパネルを使用した例について説明するが、各種操作は、物理的なボタンを用いる構成でもよい。

　タッチパネルを使用することにより、タッチパネル上の任意のオブジェクト、例えばアイコンなどをドラッグ操作あるいはフリック操作を行うことにより自由に移動したりすることができる。また、タップ操作またはダブルタップ操作を行うことにより、オブジェクトなどを活性化したり別の画面に切り替えたりすることができる。

　ドラッグ操作は、オブジェクトなどを指でタッチした状態で移動する操作である。フリック操作は、画面上でオブジェクトなどを指をはじくようにして動かす操作である。タップ操作は、オブジェクトなどを指で１回叩く操作であり、ダブルタップ操作は、オブジェクトなどを２回叩く操作である。ここでは、上述のタッチパネルの各操作をドラッグ操作、フリック操作、およびタップ操作と称して説明する。

　チューナ／復調部１２２および信号分離部１２１は、テレビ受信機の働きを有する。チューナ／復調部１２２は、所望のテレビのチャンネルに同調する。信号分離部１２１は、チューナ／復調部１２２で得たトランスポートストリームや通信インタフェース１１３を介して得たコンテンツのストリームについて、映像データ、音声データ、字幕文データ、番組情報などを種類ごとに分離する。

　位置検出部となる加速度センサ部１３３は、撮像装置１００にかかる加速度を測定する。制御部１１４は、例えば加速度センサ部１３３により重力加速度を測定することによって、撮像装置１００のどの部分が上方であるのかを知ることができる。これによって、表示部１１７に表示させる画面の上方を加速度センサ部１３３が測定した上方と合わせるように表示させる。その結果、ユーザによる撮像装置１００の持ち方に合わせた画面を表示させることができる。

　地磁気センサ部１３４は、複数の磁気センサを利用するなどして地磁気を測定する。ＧＰＳ受信部１３５は、ＧＰＳ（Global Positioning System）を利用して複数の衛星から送信される信号を受信する。

　制御部１１４は、ＧＰＳ受信部１３５が受信した信号に基づいて、撮像装置１００の位置情報を計算することができる。ジャイロセンサ部１３６は、撮像装置１００をユーザが動かした場合などに発生する撮像装置１００の角速度を測定する。

　撮像部１４０は、レンズなどの光学系、イメージセンサ、および信号処理回路などからなる。制御部１１４は、撮像部１４０の露光制御、フォーカス制御、取得画像画素数制御、圧縮制御、ならびに撮像部１４０で撮影された画像をストレージ１２５への記録制御を、ストレージ１２５に記録されているカメラ制御のプログラムに従って制御する。

　音声入出力部１６０には、撮像装置１００に装備されたマイクからの音声入力信号およびスピーカ１６２への音声出力信号を入出力するものであり、制御部１１４にてその音声入出力のボリュームの制御が行われる。

　スイッチ入力部１５０は、物理的なボタン１５１（1個でも複数でもよい）の操作に応じてスイッチ情報を取り込み、バス１０１を通じて制御部１１４に取り込まれ、必要に応じて各種アプリケーションプログラムの制御に使用される。

　たとえば一例として、ボタン１５１の２個のボタンに応じて音声出力の大きさ調整、すなわちボリュームのアップダウンの制御に使用される。なお、ボタン１５１は、１個でもよいし、複数個あってもよい。

　撮像装置１００は、写真撮影時において、後述するシャッタ入力方法によって、画素数の大きい高解像度の写真または画素数の小さい低解像度の写真を撮影することができる。従って、撮像装置１００のユーザが、例えばＳＮＳのアップロードしたい写真を撮影する場合には解像度の小さい写真を、また、風景など美しく残したい場合などには高解像度な写真を１回のシャッタ操作で撮影して記録することができる。

　〈解像度の切り替え例〉
　図２は、図１の撮像装置１００がカメラ撮影のプログラムによって制御されている際のシャッタの入力の一例を示す説明図である。図２においては、カメラ撮影時の表示画面状態を示したものであり、撮像装置１００の表示部１１７に撮影対象の画像が表示されている状態である。

　図２に示すように、表示部１１７には、図１に示す撮像部１４０によって撮像されているモニタ画像とそれに重畳して静止画用の高解像度のシャッタボタン２０１と、低解像度のシャッタボタン２０２と、動画撮影用ボタン２０３がそれぞれ表示されている。シャッタボタン２０１は、第１のボタンであり、シャッタボタン２０２は、第２のボタンとなる。

　これらのモニタ画像、高解像度のシャッタボタン２０１、低解像度のシャッタボタン２０２、および動画撮影用ボタン２０３の重畳表示制御は、図１の制御部１１４にて行われる。

　そして、図２の低解像度のシャッタボタン２０２が選択された場合、制御部１１４は、表示部１１７のタッチ検出機能により、低解像度の画像に適した解像度設定処理および圧縮処理を撮像部１４０に対して行い、ストレージ１２５へ記録制御を行う。

　また、高解像度のシャッタボタン２０１が選択された場合、制御部１１４は、表示部１１７のタッチ検出機能により高解像度の画像に適した解像度設定処理および圧縮処理を撮像部１４０に対して行い、ストレージ１２５へ記録制御を行う。

　以上のように、ユーザは１回のシャッタボタンを押下する操作を行うだけで、ユーザの用途向けの解像度および圧縮処理を行い記録することができる。これによって、煩雑な操作を行うことなく、限られた容量のストレージ１２５を効率よく使うことができる。

　また、用途に応じて撮影する写真の解像度を変更することができるので、ストレージ１２５における容量を有効に活用することができる。

　なお、本説明においては、高解像度および低解像度の２つのシャッタボタンを使用する例を示したが、シャッタボタンの数は２つに限るものではない。３つ以上のシャッタボタンを使用した場合は、本例よりさらに細かく解像度、圧縮率の選択を１回のシャッタボタン押下操作にて記録制御できる利点がある。

　また、本例では、表示部１１７の画面右側に縦方向にボタンを配置したが、シャッタボタン２０１、シャッタボタン２０２を表示画面左右に配置するなどしても上記と同様の効果を得ることができる。

　（実施の形態２）
　〈概要〉
　前記実施の形態１では、表示されているシャッタボタン２０１，２０２の大きさが同じであったが、本実施の形態２においては、シャッタボタン２０１，２０２の大きさが異なるように表示される例について説明する。

　〈シャッタボタンの表示例〉
　図３は、本実施の形態３によるカメラ撮影のプログラムによって制御されている際のシャッタの入力方法の一例を示す説明図である。

　この図３においても、前記実施の形態１の図１の撮像装置１００による撮影時の表示画面状態を示したものであり、撮像装置１００の表示部１１７に撮影対象の画像が表示されている状態である。

　図３の場合、前記実施の形態１の図２と異なる点は、高解像度用のシャッタボタン２０１が低解像度のシャッタボタン２０２よりも大きく表示されているところである。このように、シャッタボタン２０１，２０２の大きさをそれぞれ変えることによって、ユーザがシャッタボタン２０１，２０２を識別しやすくすることができる。その結果、シャッタボタンの誤選択を低減することができる。

　なお、本実施の形態２では、シャッタボタンの大きさを変えて表示する例を示したが、これに限るものではない。シャッタボタンの形状を変える、あるいは色を変えるなどの技術によっても同様の効果を得ることができる。

　また、シャッタボタンの表示位置を画面左側や上部、下部など、ユーザの好みに応じて設定できるようにしてもよい。その場合、例えばユーザが左利きの場合には、左側に表示すれば操作しやすくなるという利点があるし、画面上部、もしくは下部側に設定することで被写体に応じて選択して被写体の画角設定をしやすくする、といった効果を得ることができる。

　（実施の形態３）
　〈概要〉
　前記実施の形態１，２では、シャッタボタンによって高解像度および低解像度を切り換えていたが、本実施の形態３においては、シャッタボタンを用いずに高解像度および低解像度を切り換える技術について説明する。

　〈解像度の切り替え例〉
　図４は、本実施の形態３による撮影状況による画像の高解像度または低解像度を切り替えの一例を示す説明図である。

　図４（ａ）は、遠くの景色を図１の撮像装置１００によって撮影する際の状況を示したものである。また、図４（ｂ）は、テーブルにおかれた料理などを図１の撮像装置１００によって撮影する際の状況を示したものである。

　図４（ａ）に示すように、旅行に行った際などに風景を撮影する場合などでは、写真として印刷する用途も多いため、高解像度にて写真を残したい場合が多い。この場合、図１の撮像装置１００は、立てた状態にて使用する。

　一方、図４（ｂ）に示す場合は、ＳＮＳにアップする用途であり、低解像度の写真で済むことが多い。この場合、図１の撮像装置１００は、寝かせた状態にて使用する。すなわち、撮像装置１００に俯角が付くように使用する。

　従って、撮像装置１００の向きに応じて解像度が異なるように設定される。すなわち、図４（ａ）の場合は高解像度で撮影され、図４（ｂ）の場合は低解像度にて撮影される。このように、撮像装置１００の向きに応じて写真の解像度および圧縮率を切り替える。これによって、ユーザは、シャッタボタンを押下するだけで、撮像装置１００の向きに応じて写真の解像度および圧縮率を切り替えることができる。

　撮像装置１００の傾きは、図１の加速度センサ部１３３にて検知する。制御部１１４は、加速度センサ部１３３が検知した俯角の角度が予め設定されている角度以上になると、撮像装置１００が寝かされたと判定する。その判定結果に基づいて、制御部１１４は、撮像部１４０の解像度および圧縮率を制御し、得られた画像を図１のストレージ１２５へ記録制御する。

　以上により、撮像装置１００の撮影時の傾きに応じて記録する画像の高解像度／低解像度を切り替えることができるので、より煩雑な操作を行うことなく、ユーザが意識せず限りのあるストレージ１２５の容量を効率よく使用することができる。

　（実施の形態４）
　〈概要〉
　本実施の形態４においては、高解像度および低解像度の設定をボタンに割り当てる技術について説明する。

　〈解像度の切り替え例〉
　図５は、本実施の形態４による撮像装置１００における撮影状況の一例を示す説明図である。この図５は、撮像装置１００による撮影時の表示画面状態を示したものである。なお、撮像装置１００の構成については、図１と同様であるので説明は省略する。

　図５において、撮像装置１００には、ボタン１５１が設けられている。ボタン１５１は、シーソー型からなり、ボタン入力部４０１およびボタン入力部４０２の２つの入力ができる形状からなる。

　シーソー型のボタンは、音声出力などのアップ、ダウンの操作に用いられることが多いが、ここでは、ボタン１５１のボタン入力部４０１を高解像度、ボタン入力部４０２を低解像度のシャッタ操作にそれぞれ割り当てるものである。

　このようにすれば、物理的なボタンを低解像度、高解像度撮影の振り分け操作にも使用できるとともに、撮影する画面の被写体が写っている部分が増えるという利点がある。また、図５では、動画撮影用ボタン２０３が図１の表示部に表示されているが、該動画撮影用ボタン２０３も他のボタンなどが装備されている場合には、他のボタンにその機能を割り当てるようにしてもよい。

　もちろん、図２および図３にて説明した画面上へのシャッタボタン表示を併用することを制限するものではない。

　（実施の形態５）
　〈概要〉
　本実施の形態５では、シャッタボタンのタッチ回数によって高解像度および低解像度を切り換える技術について説明する。

　〈解像度の切り替え例〉
　図６は、本実施の形態５による撮像装置１００における撮影状況の一例を示す説明図である。

　図６は、撮像装置１００による撮影時の表示画面状態を示したものである。なお、撮像装置１００の構成については、図１と同様であるので説明は省略する。

　図６に示す撮像装置１００では、動画撮影用ボタン２０３が図２と同様の位置に表示されている。そして、動画撮影用ボタン２０３の上方には、静止画撮影用のシャッタボタン５０１が表示されている。

　この静止画撮影用のシャッタボタン５０１は、１回の軽いタッチを行った際、高解像度の写真を撮影し、２回もしくはそれ以上のタッチを行った際には低解像度の写真を撮影する。

　またはシャッタボタン５０１を１回のタッチで低解像度、複数回のタッチで高解像度としてもよい。あるいは１回短いタッチと、所定時間以上の長押しで記録する解像度を切り替えるようにしてもよい。

　これにより、撮像装置１００が記録する画像の高解像度および低解像度を１つのシャッタボタン５０１へのタッチ操作によって切り替えることができるので、より少ない操作にて、限りのある図１のストレージ１２５の容量を効率よく使用することができる。

　（実施の形態６）
　〈概要〉
　本実施の形態６においては、写真撮影場所に応じて、高解像度および低解像度を切り替える技術について説明する。

　〈解像度の切り替え例〉
　撮像装置１００は、前記実施の形態１にて説明したように、図１に示すＧＰＳ受信部１３５を有している。このＧＰＳ受信部１３５からの情報を用いることにより、自宅から遠い位置にて撮像装置１００が使用されていることを把握することができる。

　この場合、初期設定状態にて図１のストレージ１２５に自宅付近の位置情報を記憶させておく。制御部１１４は、撮像装置１００を使用する際に、ＧＰＳ受信部１３５からの情報に基づいて、撮影場所を判定することによって、自宅付近から離れた遠い位置において使用されていることを把握することができる。

　その場合には、ユーザが旅行先である可能性が高いため、このような場合には高解像度にて記録を行う。また、自宅周辺にいる場合は、低解像度で撮影が行われるように切り替えるか、あるいは図２、図３、図４、図５などにて説明した制御を行うようにしてもよい。

　それにより、旅行先などにおいて、きれいな高解像度による画像の撮り逃しを防ぐことができる。

　（実施の形態７）
　〈概要〉
　前記実施の形態１～６における撮像装置は、主にスマートホンと呼ばれる無線端末の構成であったが、本実施の形態７では、主にデジタルカメラと呼ばれる撮像装置の構成について説明する。

　〈撮像装置の構成例〉
　図７は、本実施の形態７による撮像装置１００における構成の一例を示す説明図である。

　図７の撮像装置１００が、図１の撮像装置１００と異なる点は、外部ストレージ１７０が新たにもけられたところである。

　さらに、図１の撮像装置１００が有する通信インタフェース１１３、入力部１１５、信号分離部１２１、チューナ／復調部１２２、移動体通信インタフェース１３１、加速度センサ部１３３、地磁気センサ部１３４、ＧＰＳ受信部１３５、ジャイロセンサ部１３６、および音声入出力部１６０が図７の撮像装置１００には、設けられていない点である。その他の構成については、図１の撮像装置１００と同様である。

　外部ストレージ１７０は、撮像装置１００から着脱可能な可搬型のストレージ、例えばＳＤカードなどである。

　図７の撮像装置１００では、撮像装置１００本体の制御プログラムをストレージ１２５に格納しており、制御部１１４がストレージ１２５から制御プログラムをメモリ１３２に展開し、制御部１１４が実行することにより各種機能を実現することができる。

　〈解像度の切り替え例〉
　図８は、図７の撮像装置１００によるシャッタの入力の一例を示す説明図である。この図８においては、カメラ撮影時における表示画面状態を示したものであり、撮像装置１００の表示部１１７に撮影対象の画像が表示されている状態である。

　図７の構成では、基本的に画面上に制御ボタンを複数表示し、それらによって撮影時の解像度を変えて撮影するといった制御を行ったが、図８では、撮像装置１００本体に配置されるスイッチを複数使ってシャッタボタンを構成し、高解像度および低解像度の撮影を切り替える。

　図８において、撮像装置１００本体の右上には、２つのシャッタボタン７０１，７０２がそれぞれ設けられている。これらシャッタボタン７０１，７０２には、低解像度および高解像度の撮影機能を割り当てる。

　こうすることによって、ユーザは１回のボタン操作で高解像度および低解像度の撮影、記録を行うことができる。限りのある図７の外部ストレージ１７０の容量を効率よく使用することができる。

　〈シャッタボタンの他の例〉
　また、図９は、図８のシャッタボタンの他の例について示した説明図である。

　図９では、シャッタボタン８０１および解像度切り替えボタン８０２をそれぞれ有し、これらシャッタボタン８０１および解像度切り替えボタン８０２は、図８のシャッタボタン７０１，７０２とは異なる位置に配置されている。

　図９において、シャッタボタン８０１は、撮像装置１００本体正面の右上部に設けられており、解像度切り替えボタン８０２は、撮像装置１００本体背面に設けられた表示部１１７の右側に設けられている。

　例えば解像度切り替えボタン８０２を押下せずにシャッタボタン８０１が押されると、高解像度で撮影、記録される。また、解像度切り替えボタン８０２を押下しながらシャッタボタン８０１を押下した場合には、低解像度での撮影、記録がなされる。

　以上により、ユーザは１回のボタン操作にて高解像度または低解像度の撮影、記録を容易に行うことができる。また、限りのある外部ストレージ１７０の容量を効率よく使用することができる。

　なお、図８では、解像度切り替えボタン８０２を押下すると低解像度、押下しない場合には高解像度による撮影、記録が行われる例を示したが、解像度切り替えボタン８０２を押下による撮影機能の割り付けは、特に制限はなく、その逆であってもよい。すなわち、解像度切り替えボタン８０２を押下すると高低解像度、押下しない場合には低解像度による撮影、記録が行われる。

　以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。

　なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。

　また、上記の各構成は、それらの一部または全部が、ハードウェアで構成されても、プロセッサでプログラムが実行されることにより実現されるように構成されてもよい。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。

１００　撮像装置
１０１　バス
１１３　通信インタフェース
１１４　制御部
１１５　入力部
１１７　表示部
１２１　信号分離部
１２２　チューナ／復調部
１２５　ストレージ
１３１　移動体通信インタフェース
１３２　メモリ
１３３　加速度センサ部
１３４　地磁気センサ部
１３５　ＧＰＳ受信部
１３６　ジャイロセンサ部
１４０　撮像部
１５０　スイッチ入力部
１５１　ボタン
１６０　音声入出力部
１６２　スピーカ
１７０　外部ストレージ
２０１　シャッタボタン
２０２　シャッタボタン
２０３　動画撮影用ボタン
４０１　ボタン入力部
４０２　ボタン入力部
５０１シャッタボタン
７０１　シャッタボタン
８０１　シャッタボタン
８０２　解像度切り替えボタン

Claims

　光学像から画像データを取得する撮像部と、
　前記画像データを表示する表示部と、
　前記撮像部が撮像した画像を記録する記録部と、
　前記撮像部が撮影する画像データの画素数を選択する画像制御部と、
　前記撮像部に前記光学像を撮影する撮像実行指示を出力する第１のボタンと、
　前記撮像部に前記光学像を撮影する撮像実行指示を出力する第２のボタンと、
　を有し、
　前記画像制御部は、前記第１のボタンが選択された際に前記撮像部が取得する前記画像データの画素数が第１の画素数となるように前記撮像部を制御し、前記第２のボタンが選択された際に前記撮像部が取得する前記画像データの画素数が前記第１の画素数よりも低い画素数である第２の画素数となるように前記撮像部を制御する、撮像装置。
　請求項１記載の撮像装置において、
　前記第１のボタンおよび前記第２のボタンは、前記表示部に表示されるソフトウェアボタンである、撮像装置。
　請求項２記載の撮像装置において、
　前記表示部に表示される前記第１のボタンおよび前記第２のボタンは、大きさが異なる、撮像装置。
　請求項１記載の撮像装置において、
　前記画像制御部は、前記記録部に前記画像データを記録する際に前記画像データのデータ圧縮を行う、撮像装置。
　光学像から画像データを取得する撮像部と、
　前記画像データを表示する表示部と、
　前記撮像部が撮像した画像を記録する記録部と、
　前記撮像部が撮影する画像データの画素数を選択する画像制御部と、
　前記撮像部の傾きを検出する位置検出部と、
　を有し、
　前記画像制御部は、前記位置検出部が検出する前記撮像部の俯角が予め設定された角度よりも小さいと、前記撮像部が取得する前記画像データの画素数が第１の画素数となるように前記撮像部を制御し、前記位置検出部が検出する前記撮像部の俯角が予め設定された角度以上であると、前記撮像部が取得する前記画像データの画素数が前記第１の画素数よりも低い画素数である第２の画素数となるように前記撮像部を制御する、撮像装置。
　請求項５記載の撮像装置において、
　前記位置検出部は、加速度センサである、撮像装置。
　請求項５記載の撮像装置において、
　前記画像制御部は、前記記録部に前記画像データを記録する際に前記画像データのデータ圧縮を行う、撮像装置。
　光学像から画像データを取得する撮像部と、
　前記画像データを表示する表示部と、
　前記撮像部が撮像した画像を記録する記録部と、
　前記撮像部が撮影する画像データの画素数を選択する画像制御部と、
　前記撮像部に前記光学像を撮影する撮像実行指示を出力する第３のボタンと、
　前記撮像部が撮像する画像データの画素数を変更する画素数変更指示を出力する第４のボタンと、
　を有し、
　前記画像制御部は、前記第３のボタンによって撮像実行指示がされた際に前記撮像部が取得する前記画像データの画素数が第１の画素数となるように前記撮像部を制御し、前記第４のボタンによる画素数変更指示、および前記第３のボタンによる撮像実行指示がされた際に前記撮像部が取得する前記画像データの画素数が前記第１の画素数よりも低い画素数である第２の画素数となるように前記撮像部を制御する、撮像装置。
　請求項８記載の撮像装置において、
　前記画像制御部は、前記記録部に前記画像データを記録する際に前記画像データのデータ圧縮を行う、撮像装置。
　請求項８記載の撮像装置において、
　前記第３のボタンは、前記表示部に表示されるソフトウェアボタンであり、
　前記画像制御部は、前記第３のボタンのタッチ回数によって前記撮像部が取得する前記画像データの画素数を前記第１の画素数または前記第２の画素数のいずれかに切り替える、撮像装置。