WO2013191063A1 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、出力装置、電子機器、制御プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、出力装置、電子機器、制御プログラム、および、記録媒体 Download PDF

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Abstract

 制御部(11a)は、入力面(41)によって検知された指定位置(5a)と指定位置(5b)とを結ぶ軌跡(4b)の長さ(2)を取得する長さ取得部(12)と、ユーザ操作(4a)とロケータ(7)の移動とが連動する比率(3)を設定する比率設定部(14a)と、長さ(2)と比率(3)とから算出可能なシークバー(6)における位置を、ユーザ操作(4a)によって移動されたロケータ(7)の位置として送出する位置送出部(15a)とを備えた。

Description

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、出力装置、電子機器、制御プログラム、および、記録媒体
 本発明は、シークバーにおけるロケータの位置を送出することによって、出力装置がコンテンツの出力を進捗させた時間を指定可能な情報処理装置等に関するものである。
 コンテンツにおける所望の部分をユーザが電子機器に出力させる場合、当該ユーザは、当該コンテンツの出力を進捗させた時間(出力装置がコンテンツを最初から途切れることなく出力させた場合に費やす時間)を指定することが一般的である。
 図8に基づいて、従来の電子機器において、ユーザが上記指定を行う場合の一例を説明する。図8は、従来の電子機器に表示されたシークバー6のロケータ7を、ユーザが左右に動かすことによって、コンテンツの出力を進捗させた時間を指定する様子を表す模式図である。
 図8に示されるように、いわゆるスマートフォンをはじめとする情報端末、一部の家庭用ゲーム機、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置においては、電子機器がコンテンツを出力する進捗を、ロケータ7を移動させることによって示すシークバー6が表示される。ユーザは、当該シークバー6における当該ロケータ7を操作することにより、上記進捗させた時間を指定する。
 上記操作をするためのインターフェースは、従来から広く研究されている。例えば、下記の特許文献1には、ユーザが段階的な操作を必要とせずに、近傍時間軸が示す時間幅を容易に選択できる情報処理装置が開示されている。下記の特許文献2には、時系列データの再生制御のためのユーザインターフェースにおいて、時系列データ全体の再生時間の長さによらず、統一した操作感をユーザに与える再生制御装置が開示されている。
 下記の特許文献3には、容易なスクロール操作によって表示を微調整する情報処理装置が開示されている。下記の特許文献4には、シーンスキップのための目盛りの値を起点からの距離に応じて加速度的に大きくするコンテンツ再生装置が開示されている。下記の特許文献5には、音声/動画データの再生位置をより正確に指定する再生装置が開示されている。下記の特許文献6には、映像データの再生制御に際して、直感的な操作を可能とする入力装置が開示されている。
日本国公開特許公報「特開2012-44474号公報(2012年3月1日公開)」 日本国公開特許公報「特開2008-33743号公報(2008年2月14日公開)」 日本国公開特許公報「特開2009-295147号公報(2009年12月17日公開)」 日本国公開特許公報「特開2009-17486号公報(2009年1月22日公開)」 日本国公開特許公報「特開2010-211881号公報(2010年9月24日公開)」 日本国公開特許公報「特開2006-302348号公報(2006年11月2日公開)」
 図9に基づいて、従来の電子機器の問題点を詳細に説明する。図9は、従来の電子機器に表示されたシークバー6において、ロケータ7を移動させるための計算に必要な変数の関係を示す模式図である。
 図9に示されるように、コンテンツの残り時間をR[秒]、コンテンツの残り時間に対応する部分のシークバー6の長さをl[m]とすると、ユーザがロケータ7をb[m]移動させた場合、電子機器はR×b/l[秒]だけ進捗させた部分から当該コンテンツを出力する。従来の電子機器においては、コンテンツの残り時間が長い場合、ユーザが上記進捗させた部分を指定することが困難という問題がある。
 例えば、R=1800秒(30分)である場合に、ユーザが60秒(1分)だけコンテンツを進捗させたいとき、l=0.05m(50mm)あったとしても、ロケータ7がb=0.0017m(1.7mm)という微少な距離だけ移動するように、ユーザは当該ロケータを操作しなければならない。入力機器が操作を検出する性能や人間の操作の精度では、上記操作を行うことはほとんど不可能である。
 上記の特許文献1~6に記載の先行技術は、いずれも従来の電子機器で生じる上記の課題を確実に解決することはできないか、または上記の課題を解決するに伴って別の課題を生じる。
 例えば、上記の特許文献2または3に記載の装置によれば、ロケータの位置の近傍を別途のインターフェースに表示するが、複数のインターフェースが混在することによりロケータの位置を微調整するための操作が複雑で、直感的でない。また、上記の特許文献4に記載の装置によれば、ユーザが指定する位置が現在のロケータの位置から乖離するほど目盛りが加速度的に大きくなるため、ユーザは指を移動させた距離とロケータの位置との関係を理解しづらい。他の特許文献についても、同様に上記の課題を確実に解決することができない。
 本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンテンツの出力を進捗させた時間の指定を容易にし、当該コンテンツの出力時におけるユーザの利便性を向上させることができる情報処理装置等を提供することである。
 上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、出力装置がコンテンツを出力する進捗を、ロケータを移動させることによって示すシークバーを備え、前記出力装置が前記コンテンツの出力を進捗させた時間を、当該シークバーにおける前記ロケータの位置を送出することによって指定可能な情報処理装置であって、電子機器が備えた入力面における任意の位置でユーザの操作が検知された場合、当該入力面によって検知された第1の指定位置と、前記ユーザの操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置とを結ぶ軌跡の長さを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さに応じて、前記ユーザの操作と前記ロケータの移動とが連動する比率を設定する設定手段と、前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さと前記設定手段によって設定された前記比率とから算出可能な前記シークバーにおける位置を、前記ユーザの操作によって移動された前記ロケータの位置として送出する送出手段とを備えている。
 また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置の制御方法は、出力装置がコンテンツを出力する進捗を、ロケータを移動させることによって示すシークバーを備え、前記出力装置が前記コンテンツの出力を進捗させた時間を、当該シークバーにおける前記ロケータの位置を送出することによって指定可能な情報処理装置の制御方法であって、電子機器が備えた入力面における任意の位置でユーザの操作が検知された場合、当該入力面によって検知された第1の指定位置と、前記ユーザの操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置とを結ぶ軌跡の長さを取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得した前記軌跡の長さに応じて、前記ユーザの操作と前記ロケータの移動とが連動する比率を設定する設定ステップと、前記取得ステップにおいて取得した前記軌跡の長さと前記設定ステップにおいて設定した前記比率とから算出可能な前記シークバーにおける位置を、前記ユーザの操作によって移動されたロケータの位置として送出する送出ステップとを含んでいる。
 本発明の一態様によれば、情報処理装置および当該情報処理装置の制御方法は、ユーザが上記進捗させた時間を指定することを容易にし、当該コンテンツの出力時におけるユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施の形態に係るスマートフォンの要部構成を示すブロック図である。 図1に示されるスマートフォンの動作を概略的に示す模式図である。 図1に示されるスマートフォンが実行する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るスマートフォンの要部構成を示すブロック図である。 図4に示されるスマートフォンの動作を概略的に示す模式図である。 図4に示されるスマートフォンの異なる動作を概略的に示す模式図であり、(a)は、指定位置から異なる指定位置へ向かう方向に対して、ロケータの移動が遅れている場合を示し、(b)は、指定位置から異なる指定位置へ向かう方向に対して、ロケータの移動が進んでいる場合を示す。 図4に示されるスマートフォンが実行する処理の一例を示すフローチャートである。 従来の電子機器に表示されたシークバーのロケータを、ユーザが左右に動かすことによって、コンテンツの出力を進捗させた時間を指定する様子を表す模式図である。 従来の電子機器に表示されたシークバーにおいて、ロケータを移動させるための計算に必要な変数の関係を示す模式図である。
 〔実施形態1〕
 図1~図3に基づいて、本発明の第1の実施の形態(実施形態1)を詳細に説明する。
 〔スマートフォン100の構成〕
 図1に基づいて、本発明の第1の実施の形態に係るスマートフォン100の構成を説明する。図1は、スマートフォン100の要部構成を示すブロック図である。
 スマートフォン(電子機器)100は、ユーザ操作(ユーザの操作)4aにより指定された位置を検知可能な入力面41を備えた電子機器である。スマートフォン100と同等の機能は、携帯電話、パーソナルコンピュータ、タブレット型端末などでも実現できる。すなわち、ユーザの操作により指定された位置を検知可能な入力面41を備え、必要な情報を入出力可能な電子機器でありさえすれば、当該電子機器はスマートフォンでなくとも実現可能である。
 スマートフォン100は、入力部40(入力面41、入力制御部42)、制御部11a(長さ取得部12、長さ判定部13、比率設定部14a、位置送出部15a)、表示部70(表示制御部71、表示面72)、記憶部30を含む。
 なお、記載の簡潔性を担保する観点から、本実施の形態に直接関係のない部分は構成の説明およびブロック図から省略した。ただし、実施の実情に則して、スマートフォン100は当該省略した構成を含んでもよい。また、本実施の形態では、制御部11aおよび表示部70は、スマートフォン100に内蔵される機器として図1に示されているが、これらはスマートフォン100の外部に通信可能に接続された外部機器であってもよい。
 (入力部40)
 入力部40は、ユーザ操作4aを受け付ける。入力部40は、入力面41と入力制御部42とを含む。
 入力面41は、当該入力面41に接触したユーザの指の当該入力面上における2次元の座標情報9aを入力制御部42に出力する。本実施の形態では、入力面41をタッチパネルで実現することが好ましい。ただし、入力面41は、ユーザによる操作で接触位置を検知可能な入力機器でありさえすれば、ハードウェアの種類はタッチパネルに限定されない。
 なお、ユーザはスマートフォン100に入力を与えるために、指ではなくスタイラスなどの指示具を用いることもできる。すなわち、上記「ユーザの指」には「スタイラスなどの指示具」が含まれる。また、上記のように「ユーザが入力面に指を接触させる」と説明したが、入力面41が、例えば指の近接を検出可能なタッチパネルである場合、スマートフォン100は、入力面41に対するユーザの指の近接を検出することによっても、接触の場合と同様に動作可能である。
 入力制御部42は、入力面41に対するユーザ操作4aの軌跡4bを検出する。すなわち、入力制御部42は、ユーザが入力面41に表示されたロケータ7に指をあわせたままドラッグすることによって指定された、入力面41における位置の座標情報9aを、当該入力面41から所定の時間間隔で取得する。
 ここで、上記「ドラッグ」とは、当該入力面上でユーザが指をすべらせるように動かす操作をいう。また、あるタイミングで取得された位置を指定位置(第1の指定位置)5a、次のタイミングで取得された位置を指定位置(第2の指定位置)5bとする。そして、入力制御部42は、指定位置5aと指定位置5bとを結ぶ軌跡4bを、制御部11aの長さ取得部12へ出力する。
 (制御部11a)
 制御部(情報処理装置)11aは、ロケータ7が移動することによって表示部70がコンテンツ8を出力する進捗を示すシークバー6を備え、当該シークバー6におけるロケータ7の位置を送出することによって、表示部70がコンテンツ8の出力を進捗させた時間を指定可能なものである。
 ここで、コンテンツ8は、例えば、放送局から放送されるテレビジョン番組など、任意の情報源(インターネット、テレビジョン放送、衛星放送、ケーブルテレビ、ラジオ放送、DVD(Digital Versatile Disk)など)から提供される個々の情報をいい、映像、画像、音楽、音声、文章、文字、数式、数字、記号、またはこれらの組み合わせによって構成されるものをすべて含む。
 また、上記「進捗させた時間」とは、表示部70がコンテンツ8を最初から途切れることなく表示させた場合に費やす時間(経過する時間)をいう。例えば、コンテンツ8が動画の場合、一般的には「再生位置」などというが、ロケータ7の「位置」やユーザ操作4aによって指定される入力面上の「位置」との混同を避けるため、以下では「(コンテンツ8の最初から出力を)進捗させた時間」または「進捗時間」という(すなわち「位置」ではなく「時間」という)。
 なお、制御部11aの各機能は、例えばRAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどの記憶素子に記憶されたプログラムを、CPU(Central Processing Unit)が実行することによって実現されてもよい。制御部11aは、長さ取得部12、長さ判定部13、比率設定部14a、および位置送出部15aを含む。
 長さ取得部(取得手段)12は、入力面41における任意の位置でユーザ操作4aが検知された場合、当該入力面41によって検知された指定位置5aと、ユーザ操作4aが当該入力面41に沿って移動することによってさらに検知された指定位置5bとを結ぶ軌跡4bの長さ2を取得する。
 具体的には、長さ取得部12は、入力制御部42から入力された軌跡4bの長さ2を計算し、計算した長さ2を長さ判定部13、比率設定部14a、および位置送出部15aに出力する。ここで、長さ2は、入力制御部42から所定の時間間隔ごとに入力される2つの座標情報9a(指定位置5a、指定位置5b)の距離であるため、ユーザが入力面41に沿って指定位置を移動させる速度と等価であることに注意する。
 なお、長さ取得部12は、例えば指定位置5aと指定位置5bとの入力面上におけるユークリッド距離(2点間の水平距離の2乗と垂直距離の2乗との和の平方根)を、長さ2として計算してよい。特に、ロケータ7が水平方向にしか移動しない場合、長さ取得部12は、指定位置5aの水平方向の座標(A)と指定位置5bの水平方向の座標(B)との差(B-A)を、長さ2として計算できる。また、長さ2の単位は何でもよく、例えばドット、ピクセル、ポイント、センチメートルなどであってよい。
 長さ判定部(第1の判定手段)13は、長さ取得部12によって取得された軌跡4bの長さ2が、所定のしきい値を下回っているか否かを判定する。言い換えれば、長さ判定部13は、ユーザが指定位置をゆっくりと移動させているか否かを判定する。なお、ユーザが指定位置をゆっくりと移動させていると判定される場合の移動スピードを「ゆっくりスピード」、ユーザが指定位置をゆっくりと移動させていないと判定される場合の移動スピードを「標準スピード」とする。
 具体的には、長さ判定部13は、長さ取得部12から長さ2が入力されると、当該長さ2と所定のしきい値とを比較し、長さ2が所定のしきい値を下回っているか否かを示す判定結果9cを、比率設定部14aに出力する。すなわち、長さ2をdx、上記所定のしきい値をnspとすると、長さ判定部13は、-nsp<dx<nspが成立する場合「ゆっくりスピード」と判定し、dx≦-nspまたはnsp≦dxが成立する場合「標準スピード」と判定する。なお、判定結果9cは、例えば1ビットのフラグでよい。
 比率設定部(設定手段)14aは、長さ取得部12によって取得された軌跡4bの長さ2に応じて、ユーザ操作4aとロケータ7の移動とが連動する比率3を設定する。具体的には、比率設定部14aは、所定のしきい値を下回っていることを示す判定結果9cが長さ判定部13から入力されると、長さ取得部12から入力された長さ2に応じて比率3を設定し、当該比率3を位置送出部15aに出力する。
 ここで、比率設定部14aは、ユーザ操作4aとロケータ7の移動とが連動する比率3に所定の値(この値については後で詳しく説明する)を代入することによって、当該連動する比率を設定する。または、比率設定部14aは、長さ取得部12によって取得された軌跡4bの長さ2に比例するように、比率3を設定してもよい。
 位置送出部(送出手段)15aは、長さ取得部12によって取得された軌跡4bの長さ2と比率設定部14aによって設定された比率3とから算出可能なシークバー6における位置を、ユーザ操作4aによって移動されたロケータ7の位置として送出する。
 具体的には、位置送出部15aは、長さ取得部12から入力された長さ2を比率設定部14aから入力された比率3に乗じて得られる移動量だけ、シークバー6における現在のロケータ7の位置から当該ロケータ7を移動させた位置を、表示部70の表示制御部71に出力する。なお、長さ2が所定のしきい値を上回っていると長さ判定部13が判定する場合、位置送出部15aは、長さ2に等しい移動量だけ、シークバー6における現在のロケータ7の位置から当該ロケータ7を移動させた位置を、表示部70の表示制御部71に出力してよい。位置送出部15aが実行する処理については、後で詳しく説明する。
 (表示部70)
 表示部(出力装置)70は、コンテンツ8を出力するものである。なお、表示部70の各機能も、例えばRAMやフラッシュメモリなどの記憶素子に記憶されたプログラムを、CPUが実行することによって実現されてもよい。表示部70は、表示制御部71と表示面72とを含む。
 表示制御部(計算手段、出力手段)71は、制御部11aの位置送出部15aから送出されたシークバー6におけるロケータ7の位置から、コンテンツ8の出力を進捗させた時間を計算する。そして、表示制御部71は、当該計算された時間からコンテンツ8を表示面72に表示できるように、表示用データ9bを表示面72へ出力する。ここで、表示用データ9bは、例えばビットマップ形式の画像であってよいし、他の形式に従う画像、またはその他表示に適したデータ形式であってもよい。
 表示面72は、表示制御部71から入力される表示用データ9bを表示する。本実施の形態では主に液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)を想定しているが、表示機能を有する装置(特に、フラットパネルディスプレイ)でありさえすればハードウェアの種類は限定されない。例えば、プラズマディスプレイ(Plasma Display Panel;PDP)やEL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示素子と、表示制御部71から入力された表示用データ9bに基づいて、表示素子を駆動するドライバ回路とを備える装置等で、表示面72を構成できる。
 なお、各構成が有する機能を明示するために、図1は入力面41と表示面72とを分離して示している。しかし、例えば入力面41をタッチパネルで実現し、表示面72を液晶ディスプレイで実現する場合、両者は一体として構成されてよい(図2参照)。この場合、入力面41は、矩形板状に形成された透明な透過部材(例えばガラスなど)で構成され、表示面72を覆うように一体的に形成される。これにより、入力面41に対するユーザの指の接触位置と、表示面72が当該接触に応じて表示する図形等の表示位置とが一致するため、ユーザは自然な入力感覚を得ることができる。
 記憶部30は、コンテンツ8を格納可能な記憶機器である。記憶部30は、例えばハードディスク、SSD(silicon state drive)、半導体メモリ、DVD等で構成できる。なお、本実施の形態では、記憶部30は、スマートフォン100に内蔵される機器として図1に示されているが、スマートフォン100の外部に通信可能に接続された外部記憶装置であってもよい。
 〔比率3の計算方法〕
 前述したように、比率設定部14aは、長さ取得部12によって取得された軌跡4bの長さ2に応じて、ユーザ操作4aとロケータ7の移動とが連動する比率3を設定する。
 例えば、長さ判定部13によって長さ2が所定のしきい値を下回っていると判定される場合、比率設定部14aは、ユーザ操作4aとロケータ7の移動とが連動する比率3に所定の値を代入することによって、当該連動する比率を設定する。すなわち、長さ2が5ピクセル、上記所定のしきい値が10ピクセルである一例の場合、長さ2が所定のしきい値を下回っているため、比率設定部14aは比率3に、0より大きく1より小さい任意の実数(例えば0.5)を設定する。
 または、比率設定部14aは、長さ2が所定のしきい値を下回っているか否かにかかわらず、長さ取得部12によって取得された軌跡4bの長さ2に比例するように、比率3を設定してもよい。例えば、比率設定部14aは、長さ2が10ピクセルの場合は比率3を1にし、長さ2が8ピクセルの場合は比率3を0.8にし、長さ2が5ピクセルの場合は比率3を0.5にしてよい。
 または、比率設定部14aは、長さ2を比率3に乗じて得られる移動量5cが、常に一定値となるように比率3を設定してもよい。
 〔ロケータ位置1の決定方法〕
 図2に基づいて、位置送出部15aによるロケータ位置1の決定方法を説明する。図2は、スマートフォン100の動作を概略的に示す模式図である。
 前述したように、位置送出部15aは、長さ取得部12から入力された長さ2を比率設定部14aから入力された比率3に乗じて得られる移動量5cだけ、現在のロケータ7の位置(図2におけるロケータ7aの位置)から当該ロケータ7を移動させた位置(ロケータ7bの位置)を、新しいロケータ位置1として決定する。
 すなわち、指定位置5aと指定位置5bとを結ぶ軌跡4bの長さ2をdxとし、比率設定部14aによって設定された比率3をβとすると、位置送出部15aは、Lで表される移動量5cをL=dx×βと計算し、ロケータ7aを上記移動量だけ移動させたロケータ7bの位置(ロケータ位置1)を、表示部70の表示制御部71に出力する。
 図2に示されるように、βが0より大きく1より小さい任意の実数に設定される場合、ユーザが入力面41に沿って指定位置を移動させた距離(長さ2)よりも、ロケータ7は短い距離だけ移動する(ゆっくりと移動する)。例えば、比率3が0.5に設定された場合、長さ2の半分の長さが移動量5cとして計算され、当該半分の長さだけロケータ7が移動する。
 すなわち、入力面41に接触させた指をユーザがゆっくり動かすと、コンテンツ8の出力を進捗させた時間が容易に指定できるように、ロケータ7がシークバー6の上をゆっくりと移動する。
 なお、上記の例では、移動量5cを長さ2に比例させている(L=dx×β)が、長さ2の2乗に比例させてもよい(L=dx^2×β)。
 〔スマートフォン100が実行する処理〕
 図3に基づいて、スマートフォン100が実行する処理の流れを説明する。図3は、スマートフォン100が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、カッコ書きの「~ステップ」は制御方法の各ステップを表す。
 入力面41がユーザ操作4aを検知すると(ステップ1:S1のように略記する)、入力制御部42が当該ユーザ操作4aの軌跡4bを取得する(S2)。
 長さ取得部12は、軌跡4bの長さ2を取得する(S3、取得ステップ)。長さ判定部13は、長さ2が所定のしきい値を下回っているか否かを判定する(S4)。下回っていると判定される場合(S4においてYES)、比率設定部14aは、長さ2に応じて比率3を所定の値に設定する(S5、設定ステップ)。そして、位置送出部15aは、長さ2と比率3とから算出可能な移動量Lを計算する(S6a、送出ステップ)。一方、下回っていないと判定される場合(S4においてNO)、位置送出部15aは、長さ2と等しい移動量Lを計算する(S6b)。
 そして、位置送出部15aは、現在のロケータ7aの位置から移動量Lだけ移動させたロケータ7bの位置を、ユーザ操作4aによって移動されたロケータ7の位置として送出する(S7、送出ステップ)。表示制御部71は、位置送出部15aから送出されたロケータ位置1によって指定されるコンテンツの出力を進捗させた時間から、コンテンツ8を出力する(S8)。
 〔スマートフォン100が奏する効果〕
 スマートフォン100は、ユーザが進捗させた時間を指定することを容易にし、コンテンツ8の出力時におけるユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
 前述したように、従来技術によれば、ユーザが進捗させた時間を指定することが困難となるという課題を確実に解決することはできないか、または当該課題を解決するに伴って別の課題を生じる。例えば、複数のインターフェースが混在することによりロケータの位置を微調整するための操作が複雑となったり、指を移動させた距離とロケータの位置との関係をユーザは理解しづらかったりする。
 一方、スマートフォン100によれば、ロケータ7の位置を調整するという統一されたインターフェースのみがユーザに提供されるため、当該操作が複雑になることはないという効果を奏する。また、シークバー6の目盛り幅は均等のまま変化しないため、指を移動させた距離とロケータ7の位置との関係をユーザは理解しやすいという効果も奏する。
 〔実施形態2〕
 図4~図7に基づいて、本発明の第2の実施の形態(実施形態2)を詳細に説明する。実施形態1において説明された構成は、実施形態2にもすべて含まれ得る。また、実施形態1において用いた用語の定義も同じである。
 〔スマートフォン101の構成〕
 図4に基づいて、本発明の第2の実施の形態に係るスマートフォン101の構成を説明する。図4は、スマートフォン101の要部構成を示すブロック図である。
 スマートフォン(電子機器)101は、ユーザ操作(ユーザの操作)4aにより指定された位置を検知可能な入力面41を備えた電子機器である。スマートフォン101と同等の機能は、携帯電話、パーソナルコンピュータ、タブレット型端末などでも実現できる。すなわち、ユーザの操作により指定された位置を検知可能な入力面41を備え、必要な情報を入出力可能な電子機器でありさえすれば、当該電子機器はスマートフォンでなくとも実現可能である。
 スマートフォン101は、入力部40(入力面41、入力制御部42)、制御部11b(長さ取得部12、長さ検知部16、一致判定部17、比率設定部14b、位置送出部15b)、表示部70(表示制御部71、表示面72)、記憶部30を含む。すなわち、図4に示されるように、スマートフォン101は、スマートフォン100が備えた長さ判定部13に代えて、長さ検知部16および一致判定部17を備えている。
 なお、図1と同様に、記載の簡潔性を担保する観点から、本実施の形態に直接関係のない部分は構成の説明およびブロック図から省略した。ただし、実施の実情に則して、スマートフォン101は当該省略した構成を含んでもよい。また、本実施の形態では、制御部11bおよび表示部70は、スマートフォン101に内蔵される機器として図1に示されているが、これらはスマートフォン101の外部に通信可能に接続された外部機器であってもよい。
 (入力部40)
 入力部40は、ユーザ操作4aを受け付ける。入力部40は、入力面41と入力制御部42とを含む。
 入力面41は、当該入力面41に接触したユーザの指の当該入力面上における2次元の座標情報9aを入力制御部42に出力する。前述した実施形態1と同様に、本実施の形態でも、入力面41をタッチパネルで実現することが好ましい。ただし、入力面41は、ユーザによる操作で接触位置を検知可能な入力機器でありさえすれば、ハードウェアの種類はタッチパネルに限定されない。
 なお、ユーザはスマートフォン101に入力を与えるために、指ではなくスタイラスなどの指示具を用いることもできる。すなわち、上記「ユーザの指」には「スタイラスなどの指示具」が含まれる。また、上記のように「ユーザが入力面に指を接触させる」と説明したが、入力面41が、例えば指の近接を検出可能なタッチパネルである場合、スマートフォン101は、入力面41に対するユーザの指の近接を検出することによっても、接触の場合と同様に動作可能である。
 入力制御部42は、入力面41に対するユーザ操作4aの軌跡4bを検出する。すなわち、入力制御部42は、ユーザが入力面41に表示されたロケータ7に指をあわせたままドラッグすることによって指定された、入力面41における位置の座標情報9aを、当該入力面41から所定の時間間隔で取得する。
 入力制御部42は、指定位置5aと指定位置5bとを結ぶ軌跡4bを、制御部11bの長さ取得部12へ出力する。
 (制御部11b)
 制御部(情報処理装置)11bは、ロケータ7が移動することによって表示部70がコンテンツ8を出力する進捗を示すシークバー6を備え、当該シークバー6におけるロケータ7の位置を送出することによって、表示部70がコンテンツ8の出力を進捗させた時間を指定可能なものである。
 なお、制御部11bの各機能は、例えばRAMやフラッシュメモリなどの記憶素子に記憶されたプログラムを、CPUが実行することによって実現されてもよい。制御部11bは、長さ取得部12、長さ検知部16、一致判定部17、比率設定部14b、および位置送出部15bを含む。
 長さ取得部(取得手段)12は、入力面41における任意の位置でユーザ操作4aが検知された場合、当該入力面41によって検知された指定位置5aと、ユーザ操作4aが当該入力面41に沿って移動することによってさらに検知された指定位置5bとを結ぶ軌跡4bの長さ2を取得する。
 具体的には、長さ取得部12は、入力制御部42から入力された軌跡4bの長さ2を計算し、計算した長さ2を比率設定部14b、位置送出部15b、および長さ検知部16に出力する。ここで、長さ2は、入力制御部42から所定の時間間隔ごとに入力される2つの座標情報9a(指定位置5a、指定位置5b)の距離であるため、ユーザが入力面に沿って指定位置を移動させる速度と等価であることに注意する。
 なお、長さ取得部12は、例えば指定位置5aと指定位置5bとの入力面上におけるユークリッド距離(2点間の水平距離の2乗と垂直距離の2乗との和の平方根)を、長さ2として計算してよい。特に、ロケータ7が水平方向にしか移動しない場合、長さ取得部12は、指定位置5aの水平方向の座標(A)と指定位置5bの水平方向の座標(B)との差(B-A)を、長さ2として計算できる。また、長さ2の単位は何でもよく、例えばドット、ピクセル、ポイント、センチメートルなどであってよい。
 長さ検知部(検知手段)16は、長さ取得部12によって取得された軌跡4bの長さ2が、所定のしきい値を下回っているか否かを判定する。言い換えれば、長さ検知部16は、ユーザが指定位置をゆっくりと移動させているか否かを判定する。なお、ユーザが指定位置をゆっくりと移動させていると判定される場合の移動スピードを「ゆっくりスピード」、ユーザが指定位置をゆっくりと移動させていないと判定される場合の移動スピードを「標準スピード」とする。
 具体的には、長さ検知部16は、長さ取得部12から長さ2が入力されると、当該長さ2と所定のしきい値とを比較する。そして、長さ検知部16は、当該長さ2が所定のしきい値よりも小さい場合、長さ2が所定のしきい値を下回っていることを示す判定結果9cを、比率設定部14bに出力する。
 すなわち、長さ2をdx、上記所定のしきい値をnspとすると、長さ検知部16は、-nsp<dx<nspが成立する場合「ゆっくりスピード」と判定し、dx≦-nspまたはnsp≦dxが成立する場合「標準スピード」と判定する。なお、判定結果9cは、例えば1ビットのフラグでよい。
 また、長さ検知部16は、長さ取得部12によって取得された軌跡4bの長さ2が、上記所定のしきい値を上回っていることを検知する。言い換えれば、長さ検知部16は、ユーザが「ゆっくりスピード」でロケータ7の位置を移動させている状態から、「標準スピード」でロケータ7の位置を移動させている状態に切り替えたことを検知する。
 具体的には、長さ検知部16は、上記同様の処理により長さ2が上記所定のしきい値を下回っていないと判定することにより、当該長さ2が上記所定のしきい値を上回っていることを検知する。そして、長さ検知部16は、長さ2が所定のしきい値を上回っていることを示す判定結果9cを、一致判定部17に出力する。
 一致判定部(第2の判定手段)17は、長さ検知部16によって上回っていることが検知された場合、指定位置5bとロケータ7の位置とが一致しているか否かを判定する。
 具体的には、所定のしきい値を上回っていることを示す判定結果9cが長さ検知部16から入力された場合、一致判定部17は、入力面41における指定位置5bと表示面72におけるロケータ7の表示位置とが一致しているか否かを判定する。一致していると判定される場合、一致判定部17は、両者が一致していることを示す判定結果9dを比率設定部14bに出力する。
 比率設定部(設定手段)14bは、長さ取得部12によって取得された軌跡4bの長さ2に応じて、ユーザ操作4aとロケータ7の移動とが連動する比率3を設定する。
 具体的には、比率設定部14bは、所定のしきい値を下回っていることを示す判定結果9cが長さ検知部16から入力された場合、または指定位置5bとロケータ7の表示位置とが一致していることを示す判定結果9dが一致判定部17から入力された場合、長さ取得部12から入力された長さ2に応じて比率3を設定し、当該比率3を位置送出部15bに出力する。
 ここで、比率設定部14bは、ユーザ操作4aとロケータ7の移動とが連動する比率3に所定の値(この値については後で詳しく説明する)を代入することによって、当該連動する比率を設定する。
 または、比率設定部14bは、長さ取得部12によって取得された軌跡4bの長さ2に比例するように、比率3を設定してもよい。さらに、比率設定部14bは、軌跡4bの長さ2と比率3とから算出されるロケータ位置1が、指定位置5bと一致するように、当該比率3を設定してもよい。
 位置送出部(送出手段)15bは、長さ取得部12によって取得された軌跡4bの長さ2と比率設定部14bによって設定された比率3とから算出可能なシークバー6における位置であって、指定位置5bへ向かう方向にある位置を、ユーザ操作4aによって移動されたロケータ7の位置として送出する。
 具体的には、位置送出部15bは、長さ取得部12から入力された長さ2を比率設定部14bから入力された比率3に乗じて得られる移動量だけ、シークバー6における現在のロケータ7の位置から当該ロケータ7を指定位置5bへ向かう方向に移動させた位置を、表示部70の表示制御部71に出力する。
 なお、長さ2が所定のしきい値を上回っていると長さ検知部16が判定する場合であって、指定位置5bとロケータ7の位置とが一致していると一致判定部17が判定する場合、位置送出部15bは、長さ2に等しい移動量だけ、シークバー6における現在のロケータ7の位置から当該ロケータ7を移動させた位置を、表示部70の表示制御部71に出力してよい。位置送出部15bが実行する処理については、後で詳しく説明する。
 (表示部70)
 表示部(出力装置)70は、コンテンツ8を出力するものである。なお、表示部70の各機能も、例えばRAMやフラッシュメモリなどの記憶素子に記憶されたプログラムを、CPUが実行することによって実現されてもよい。表示部70は、表示制御部71と表示面72とを含む。
 表示制御部(計算手段、出力手段)71は、制御部11bの位置送出部15bから送出されたシークバー6におけるロケータ7の位置から、コンテンツ8の出力を進捗させた時間を計算する。そして、表示制御部71は、当該計算された時間からコンテンツ8を表示面72に表示できるように、表示用データ9bを表示面72へ出力する。
 表示面72は、表示制御部71から入力される表示用データ9bを表示する。前述した実施形態1と同様に、本実施の形態でも主に液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)を想定している。
 記憶部30は、コンテンツ8を格納可能な記憶機器である。記憶部30は、例えばハードディスク、半導体メモリ、DVD等で構成できる。なお、前述した実施形態1と同様に、本実施の形態でも、記憶部30は、スマートフォン101に内蔵される機器として図4に示しているが、スマートフォン101の外部に通信可能に接続された外部記憶装置であってもよい。
 〔比率3の計算方法〕
 前述したように、比率設定部14bは、長さ取得部12によって取得された軌跡4bの長さ2に応じて、ユーザ操作4aとロケータ7の移動とが連動する比率3を設定する。
 例えば、長さ検知部16によって長さ2が所定のしきい値を下回っていると判定される場合、比率設定部14bは、ユーザ操作4aとロケータ7の移動とが連動する比率3に所定の値を代入することによって、当該連動する比率を設定する。すなわち、長さ2が5ピクセル、上記所定のしきい値が10ピクセルである一例の場合、長さ2が所定のしきい値を下回っているため、比率設定部14bは比率3に、0より大きく1より小さい任意の実数(例えば0.5)を設定する。
 または、比率設定部14bは、長さ2が所定のしきい値を下回っているか否かにかかわらず、長さ取得部12によって取得された軌跡4bの長さ2に比例するように、比率3を設定してもよい。例えば、比率設定部14bは、長さ2が10ピクセルの場合は比率3を1にし、長さ2が8ピクセルの場合は比率3を0.8にし、長さ2が5ピクセルの場合は比率3を0.5にしてよい。
 または、比率設定部14bは、長さ2を比率3に乗じて得られる移動量5cが、常に一定値となるように比率3を設定してもよい。
 〔ロケータ位置1の決定方法〕
 図5に基づいて、位置送出部15bによるロケータ位置1の決定方法を説明する。図5は、スマートフォン101の動作を概略的に示す模式図である。
 前述したように、位置送出部15bは、長さ取得部12から入力された長さ2を比率設定部14bから入力された比率3に乗じて得られる移動量5cだけ、現在のロケータ7の位置(図5におけるロケータ7aの位置)から当該ロケータ7を移動させた位置(ロケータ7bの位置)を、新しいロケータ位置1として決定する。
 すなわち、指定位置5aと指定位置5bとを結ぶ軌跡4bの長さ2をdxとし、比率設定部14bによって設定された比率3をβとすると、位置送出部15bは、Lで表される移動量5cをL=dx×βと計算し、ロケータ7aを上記移動量だけ移動させたロケータ7bの位置(ロケータ位置1)を、表示部70の表示制御部71に出力する。
 図5に示されるように、βが0より大きく1より小さい任意の実数に設定される場合、ユーザが入力面41に沿って指定位置を移動させた距離(長さ2)よりも、ロケータ7は短い距離だけ移動する(ゆっくりと移動する)。例えば、比率3が0.5に設定された場合、長さ2の半分の長さが移動量5cとして計算され、当該半分の長さだけロケータ7が移動する。
 すなわち、入力面41に接触させた指をユーザがゆっくり動かすと、コンテンツ8の出力を進捗させた時間が容易に指定できるように、ロケータ7がシークバー6の上をゆっくりと移動する。
 なお、上記の例では、移動量5cを長さ2に比例させている(L=dx×β)が、長さ2の2乗に比例させてもよい(L=dx^2×β)。
 〔ゆっくりスピードを解除した後のロケータ位置1の決定方法〕
 図6に基づいて、ユーザが「ゆっくりスピード」でロケータ7の位置を移動させている状態から、「標準スピード」でロケータ7の位置を移動させている状態に切り替えた場合の、スマートフォン101の動作を説明する。図6は、スマートフォン101の異なる動作を概略的に示す模式図であり、(a)は、指定位置5aから指定位置5bへ向かう方向(入力面41に接触したユーザの指の進行方向)に対して、ロケータ7の移動が遅れている場合を示し、(b)は、指定位置5aから指定位置5bへ向かう方向に対して、ロケータ7の移動が進んでいる場合を示す。
 図6に示されるように、ユーザが入力面41に接触させた指をゆっくり動かすことにより、「ゆっくりスピード」でロケータ7の位置を移動させている状態では、指定位置5bとロケータ7bの位置とが乖離する。この状態から、ユーザが入力面41に接触させた指を通常の速さで動かすことにより、「標準スピード」でロケータ7の位置を移動させている状態に切り替えた場合、上記乖離が継続すると、ユーザは操作上の違和感を覚える。
 そこで、長さ検知部16によって上記状態が切り替わったことが検知されたときに、指定位置5bとロケータ7bの位置とが乖離している場合、スマートフォン101は、ロケータ7bが指定位置5bに追従するように(図6の(a))、または指定位置5bがロケータ7bに追従できるように(図6の(b))に、ロケータ位置1を設定する。
 図6の(a)に示されるように、指定位置5aから指定位置5bへ向かう方向に対して、ロケータ7の移動が遅れている場合、スマートフォン101(比率設定部14b)は、比率3(β)を1.0以上の値に設定し、ロケータ7の移動量5cを大きくすることにより、ロケータ7bの位置が指定位置5bに追従するようにする。
 図6の(b)に示されるように、指定位置5aから指定位置5bへ向かう方向に対して、ロケータ7の移動が進んでいる場合、スマートフォン101(比率設定部14b)は、比率3(β)を1.0以下の値に設定し、ロケータ7の移動量5cを小さくすることにより、指定位置5bがロケータ7の位置に追従できるようにする。
 〔スマートフォン101が実行する処理〕
 図7に基づいて、スマートフォン101が実行する処理の流れを説明する。図7は、スマートフォン101が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、カッコ書きの「~ステップ」は制御方法の各ステップを表す。
 入力面41がユーザ操作4aを検知すると(S10)、入力制御部42が当該ユーザ操作4aの軌跡4bを取得する(S11)。
 長さ取得部12は、軌跡4bの長さ2を取得する(S12、取得ステップ)。長さ検知部16は、長さ2が所定のしきい値を下回っているか否かを判定する(S13)。下回っていると判定される場合(S13においてYES)、比率設定部14bは、長さ2に応じて比率3を所定の値に設定する(S14a、設定ステップ)。そして、位置送出部15bは、長さ2と比率3とから算出可能な移動量Lを計算する(S15a)。
 一方、下回っていないと判定されることにより、当該長さ2が上記所定のしきい値を上回っていることを検知した場合(S13においてNO、検知ステップ)、一致判定部17は、指定位置5bとロケータ7の位置とが一致しているか否かを判定する(S16、判定ステップ)。一致していると判定される場合(S16においてYES)、位置送出部15bは、長さ2と等しい移動量Lを計算する(S15b)。
 一方、一致していないと判定される場合(S16においてNO)、一致判定部17は、ユーザの指の進行方向に対してロケータ7が遅れているか否かをさらに判定する(S17)。遅れていると判定される場合(S17においてYES)、比率設定部14bは長さ2に応じた値であって1以上の値を設定し(S14b、設定ステップ)、位置送出部15bは長さ2と比率3とから算出可能な移動量Lを計算する(S15c)。
 一方、遅れていないと判定される場合(S17においてNO)、比率設定部14bは長さ2に応じた値であって1以下の値を設定し(S14c、設定ステップ)、位置送出部15bは長さ2と比率3とから算出可能な移動量Lを計算する(S15d)。
 そして、位置送出部15bは、現在のロケータ7aの位置から移動量Lだけ移動させたロケータ7bの位置であって、指定位置5bへ向かう方向にある位置を、ユーザ操作4aによって移動されたロケータ7の位置として送出する(S18、送出ステップ)。表示制御部71は、位置送出部15bから送出されたロケータ位置1によって指定されるコンテンツの出力を進捗させた時間から、コンテンツ8を出力する(S19)。
 〔スマートフォン101が奏する効果〕
 スマートフォン101は、指定位置5bとロケータ7とが乖離した状態を解消できるため、ユーザに操作上の違和感を与えることがない。これにより、スマートフォン101は、ユーザが進捗させた時間を指定することを容易にし、コンテンツ8の出力時におけるユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
 前述したように、従来技術によれば、ユーザが進捗させた時間を指定することが困難となるという課題を確実に解決することはできないか、または当該課題を解決するに伴って別の課題を生じる。例えば、複数のインターフェースが混在することによりロケータの位置を微調整するための操作が複雑となったり、指を移動させた距離とロケータの位置との関係をユーザは理解しづらかったりする。
 一方、スマートフォン101によれば、ロケータ7の位置を調整するという統一されたインターフェースのみがユーザに提供されるため、当該操作が複雑になることはないという効果を奏する。また、シークバー6の目盛り幅は均等のまま変化しないため、指を移動させた距離とロケータ7の位置との関係をユーザは理解しやすいという効果も奏する。
 〔実施の形態に含まれる構成(技術的手段)の組み合わせについて〕
 上述した実施の形態に含まれる構成は、適宜組み合わせられることに注意する。すなわち、上記実施の形態で説明したすべての構成は、当該説明に係る実施の形態において当該構成の全部または一部を組み合わせて利用でき、それによって得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
 〔ソフトウェアによる実現例〕
 最後に、スマートフォン100およびスマートフォン101の各ブロック(特に、制御部11a、制御部11b、表示部70に含まれる各ブロック)は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPUを用いてソフトウェア的に実現してもよい。
 後者の場合、スマートフォン100およびスマートフォン101は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。
 そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるスマートフォン100またはスマートフォン101の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、スマートフォン100またはスマートフォン101に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
 上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD-ROM/MO/MD/DVD/CD-R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、またはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
 また、スマートフォン100またはスマートフォン101を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。
 さらに、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(登録商標、Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
 本明細書においては、手段とは必ずしも物理的手段を意味せず、各手段の機能がソフトウェアによって実現される場合も含む。また、1つの手段の機能が2つ以上の物理的手段により実現されてもよいし、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
 〔まとめ〕
 本発明の態様1に係る情報処理装置は、出力装置(表示部70)がコンテンツ(8)を出力する進捗を、ロケータ(7a、7b)を移動させることによって示すシークバー(6)を備え、前記出力装置が前記コンテンツの出力を進捗させた時間を、当該シークバーにおける前記ロケータの位置を送出することによって指定可能な情報処理装置(制御部11a、11b)であって、電子機器(スマートフォン100、101)が備えた入力面(41)における任意の位置でユーザの操作(ユーザ操作4a)が検知された場合、当該入力面によって検知された第1の指定位置(指定位置5a)と、前記ユーザの操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置(指定位置5b)とを結ぶ軌跡(4b)の長さ(2)を取得する取得手段(長さ取得部12)と、前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さに応じて、前記ユーザの操作と前記ロケータの移動とが連動する比率(3)を設定する設定手段(比率設定部14a、14b)と、前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さと前記設定手段によって設定された前記比率とから算出可能な前記シークバーにおける位置を、前記ユーザの操作によって移動された前記ロケータの位置として送出する送出手段(位置送出部15a、15b)とを備えている。
 前述したように、上記従来技術によれば、ユーザが上記進捗させた時間を指定することが困難となるという課題を確実に解決することはできないか、または当該課題を解決するに伴って別の課題を生じる。例えば、複数のインターフェースが混在することによりロケータの位置を微調整するための操作が複雑となったり、指を移動させた距離とロケータの位置との関係をユーザは理解しづらかったりする。
 一方、上記構成によれば、上記情報処理装置は、入力面における任意の位置でユーザの操作が検知された場合、当該入力面によって検知された第1の指定位置と、前記ユーザの操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置とを結ぶ軌跡の長さを取得する。
 言い換えれば、上記情報処理装置は、ユーザによって指定された上記入力面における任意の位置を、当該入力面から所定の時間間隔で取得し、あるタイミングで取得された第1の指定位置と、次のタイミングで取得された第2の指定位置との長さ(距離)を取得する。すなわち、上記長さは上記所定の時間間隔あたりの距離であるため、ユーザが入力面に沿って指定位置を移動させる速度と等価である。
 次に、上記情報処理装置は、上記長さに応じてユーザの操作とロケータの移動とが連動する比率を設定する。そして、上記情報処理装置は、上記軌跡の長さと上記比率とから算出可能なシークバーにおける位置を、ユーザの操作によって移動されたロケータの位置として送出する。
 すなわち、上記情報処理装置によれば、ユーザが入力面に沿って所定の時間間隔に指定位置を移動させた距離に応じて、移動されたロケータの位置を決定して送出する。ここで、ロケータの位置を調整するという統一されたインターフェースのみがユーザに提供されるため、当該操作が複雑になることはない。また、シークバーの目盛り幅は均等のまま変化しないため、指を移動させた距離とロケータの位置との関係をユーザは理解しやすい。
 したがって、上記情報処理装置は、ユーザが上記進捗させた時間を指定することを容易にし、当該コンテンツの出力時におけるユーザの利便性を向上させることができる。
 また、本発明の態様2に係る情報処理装置では、上記態様1において、前記送出手段は、前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さを前記設定手段によって設定された前記比率に乗じて得られる移動量(5c)だけ、前記シークバーにおける現在のロケータの位置から当該ロケータを移動させた位置を、前記ユーザの操作によって移動された前記ロケータの位置として送出してよい。
 上記構成によれば、上記情報処理装置は、上記軌跡の長さを上記比率に乗じることにより、ロケータの移動量を計算する。そして、上記情報処理装置は、シークバーにおける現在のロケータの位置から上記移動量だけ当該ロケータを移動させた位置を、ユーザの操作によって移動されたロケータの位置として送出する。
 例えば、上記比率が0.5に設定された場合、上記長さの半分の長さが上記移動量として計算され、当該半分の長さだけロケータが移動する。すなわち、ユーザが入力面に沿って所定の時間間隔に指定位置を移動させた距離よりも、ロケータは短い距離だけ移動する(ゆっくりと移動する)。
 したがって、上記情報処理装置は、ユーザが上記進捗させた時間を指定することを容易にし、当該コンテンツの出力時におけるユーザの利便性を向上させることができる。
 また、本発明の態様3に係る情報処理装置は、上記態様1または上記態様2において、前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さが、所定のしきい値を下回っているか否かを判定する第1の判定手段(長さ判定部13)をさらに備え、前記設定手段は、前記第1の判定手段によって下回っていると判定される場合、前記軌跡の長さに応じて、前記連動する比率を設定してよい。
 上記構成によれば、上記情報処理装置は、上記軌跡の長さが所定のしきい値を下回っているか否かを判定し、下回っていると判定される場合のみ、上記軌跡の長さに応じて連動する比率を設定する。これにより、上記情報処理装置は、ユーザが指定位置をゆっくりと移動させない場合、指定位置の移動とロケータの移動とを一致させることができる。
 したがって、上記情報処理装置は、ユーザが上記進捗させた時間を指定することを容易にし、当該コンテンツの出力時におけるユーザの利便性をさらに向上させることができる。
 また、本発明の態様4に係る情報処理装置は、上記態様1において、前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さが、所定のしきい値を上回っていることを検知する検知手段(長さ検知部16)と、前記検知手段によって上回っていることが検知された場合、前記第2の指定位置と前記ロケータの位置とが一致しているか否かを判定する第2の判定手段(一致判定部17)とをさらに備え、前記設定手段は、前記第2の判定手段によって一致していないと判定される場合、前記ユーザの操作と前記ロケータの移動とが連動する比率を設定し、前記送出手段は、前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さと前記設定手段によって設定された前記比率とから算出可能な前記シークバーにおける位置であって、前記第2の指定位置へ向かう方向にある位置を、前記ユーザの操作によって移動された前記ロケータの位置として送出してよい。
 前述したように、上記従来技術によれば、ユーザが上記進捗させた時間を指定することが困難となるという課題を確実に解決することはできないか、または当該課題を解決するに伴って別の課題を生じる。例えば、複数のインターフェースが混在することによりロケータの位置を微調整するための操作が複雑となったり、指を移動させた距離とロケータの位置との関係をユーザは理解しづらかったりする。
 一方、上記構成によれば、上記情報処理装置は、入力面における任意の位置でユーザの操作が検知された場合、当該入力面によって検知された第1の指定位置と、前記ユーザの操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置とを結ぶ軌跡の長さを取得する。
 言い換えれば、上記情報処理装置は、ユーザによって指定された上記入力面における任意の位置を、当該入力面から所定の時間間隔で取得し、あるタイミングで取得された第1の指定位置と、次のタイミングで取得された第2の指定位置との長さ(距離)を取得する。すなわち、上記長さは上記所定の時間間隔あたりの距離であるため、ユーザが入力面に沿って指定位置を移動させる速度と等価である。
 次に、上記情報処理装置は、取得された軌跡の長さが所定のしきい値を上回っていることを検知した場合、第2の指定位置とロケータの位置とが一致しているか否かを判定する。そして、一致していないと判定される場合、上記情報処理装置はユーザの操作とロケータの移動とが連動する比率を設定し、上記軌跡の長さと上記比率とから算出可能なシークバーにおける位置であって、第2の指定位置へ向かう方向にある位置を、ユーザの操作によって移動されたロケータの位置として送出する。
 すなわち、上記情報処理装置によれば、ユーザが入力面に沿って所定の時間間隔に指定位置を移動させた距離が大きく、第2の指定位置とロケータの位置とが乖離している場合、移動されたロケータの位置を当該第2の指定位置に近づける位置に決定して送出する。
 なお、ロケータの位置を調整するという統一されたインターフェースのみがユーザに提供されるため、上記従来技術のように当該操作が複雑になることはない。また、シークバーの目盛り幅は均等のまま変化しないため、指を移動させた距離とロケータの位置との関係をユーザは理解しやすい。
 したがって、上記情報処理装置は、指定位置とロケータとが乖離した状態を解消できるため、ユーザに操作上の違和感を与えることがない。これにより、上記情報処理装置は、ユーザが上記進捗させた時間を指定することを容易にし、当該コンテンツの出力時におけるユーザの利便性を向上させることができる。
 また、本発明の態様5に係る情報処理装置では、上記態様4において、前記送出手段は、前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さを前記設定手段によって設定された前記比率に乗じて得られる移動量だけ、前記シークバーにおける現在のロケータの位置から当該ロケータを前記第2の指定位置へ向かう方向に移動させた位置を、前記ユーザの操作によって移動された前記ロケータの位置として送出してよい。
 上記構成によれば、上記情報処理装置は、上記軌跡の長さを上記比率に乗じることにより、ロケータの移動量を計算する。そして、上記情報処理装置は、シークバーにおける現在のロケータの位置から上記移動量だけ当該ロケータを第2の指定位置へ向かう方向に移動させた位置を、ユーザの操作によって移動されたロケータの位置として送出する。
 例えば、上記比率が2.0に設定された場合、上記長さの倍の長さが上記移動量として計算され、当該倍の長さだけロケータが移動する。すなわち、ユーザが入力面に沿って所定の時間間隔に指定位置を移動させた距離よりも、ロケータは長い距離だけ移動する(速く移動する)。
 したがって、上記情報処理装置は、指定位置とロケータとが乖離した状態を有効に解消できるため、ユーザに操作上の違和感を与えることがない。これにより、上記情報処理装置は、ユーザが上記進捗させた時間を指定することを容易にし、当該コンテンツの出力時におけるユーザの利便性をさらに向上させることができる。
 また、本発明の態様6に係る情報処理装置では、上記態様4または上記態様5において、前記設定手段は、前記軌跡の長さと前記連動する比率とから算出される前記ロケータの位置が、前記第2の指定位置と一致するように、当該連動する比率を設定してよい。
 上記構成によれば、上記情報処理装置は、軌跡の長さと連動する比率とから算出されるロケータの位置が、第2の指定位置と一致するように比率を設定する。これにより、上記情報処理装置は、指定位置とロケータとが乖離した状態を解消でき、ユーザに操作上の違和感を与えることがない。
 したがって、上記情報処理装置は、ユーザが上記進捗させた時間を指定することを容易にし、当該コンテンツの出力時におけるユーザの利便性をさらに向上させることができる。
 また、本発明の態様7に係る情報処理装置では、上記態様4から上記態様6までのいずれか1つの態様において、前記第2の判定手段は、前記第1の指定位置から前記第2の指定位置へ向かう方向に対して、前記ロケータの移動が遅れているか否かをさらに判定し、前記設定手段は、前記第2の判定手段によって前記ロケータの移動が遅れていると判定された場合、前記連動する比率に前記軌跡の長さに応じた値であって1以上の値を設定し、前記ロケータの移動が遅れていないと判定された場合、前記連動する比率に前記軌跡の長さに応じた値であって1以下の値を設定してよい。
 上記構成によれば、上記情報処理装置は、第1の指定位置から第2の指定位置へ向かう方向(入力面に接触したユーザの指の進行方向)に対して、ロケータの移動が遅れている場合、軌跡の長さに応じた値であって1以上の値を比率に設定し、遅れていない場合、軌跡の長さに応じた値であって1以下の値を比率に設定する。
 したがって、上記情報処理装置は、指定位置とロケータの位置とがどのような相対関係にあっても、指定位置とロケータとが乖離した状態を解消できる。これにより、上記情報処理装置は、ユーザが上記進捗させた時間を指定することを容易にし、当該コンテンツの出力時におけるユーザの利便性をさらに向上させることができる。
 また、本発明の態様8に係る情報処理装置では、上記態様1から上記態様7までのいずれか1つの態様において、前記設定手段は、前記ユーザの操作と前記ロケータの移動とが連動する比率に所定の値を代入することによって、当該連動する比率を設定してよい。
 上記構成によれば、上記情報処理装置は、ユーザの操作とロケータの移動とが連動する比率に所定の値を代入することによって、当該連動する比率を設定する。すなわち、上記情報処理装置は、上記比率をあらかじめ決められた値に設定する。
 したがって、上記情報処理装置は、ユーザが上記進捗させた時間を指定することを容易にし、当該コンテンツの出力時におけるユーザの利便性をさらに向上させることができる。
 また、本発明の態様9に係る出力装置は、コンテンツを出力する出力装置であって、上記態様1から上記態様8までのいずれか1つの態様に係る情報処理装置から送出されたシークバーにおけるロケータの位置から、コンテンツの出力を進捗させた時間を計算する計算手段(表示制御部71)と、前記計算手段によって計算された時間から前記コンテンツを出力する出力手段(表示制御部71)とを備えてよい。
 上記構成によれば、上記出力装置は、上記情報処理装置から送出されたシークバーにおけるロケータの位置から、コンテンツの出力を進捗させた時間を計算する。そして、上記出力装置は、計算された時間からコンテンツを出力する。
 したがって、上記出力装置は、ユーザが上記進捗させた時間を指定することを容易にし、当該コンテンツの出力時におけるユーザの利便性を向上させることができる。
 また、本発明の態様10に係る電子機器は、ユーザの操作により指定された位置を検知可能な入力面を備えた電子機器であって、上記態様1から上記態様8までのいずれか1つの態様に係る情報処理装置と、上記態様9に係る出力装置とを含むことを特徴としている。
 したがって、上記電子機器は、上記情報処理装置または上記出力装置と同様の効果を奏する。
 また、本発明の態様11に係る情報処理装置の制御方法は、出力装置がコンテンツを出力する進捗を、ロケータを移動させることによって示すシークバーを備え、前記出力装置が前記コンテンツの出力を進捗させた時間を、当該シークバーにおける前記ロケータの位置を送出することによって指定可能な情報処理装置の制御方法であって、電子機器が備えた入力面における任意の位置でユーザの操作が検知された場合、当該入力面によって検知された第1の指定位置と、前記ユーザの操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置とを結ぶ軌跡の長さを取得する取得ステップ(S3、S12)と、前記取得ステップにおいて取得した前記軌跡の長さに応じて、前記ユーザの操作と前記ロケータの移動とが連動する比率を設定する設定ステップ(S5、S14a)と、前記取得ステップにおいて取得した前記軌跡の長さと前記設定ステップにおいて設定した前記比率とから算出可能な前記シークバーにおける位置を、前記ユーザの操作によって移動されたロケータの位置として送出する送出ステップ(S7)とを含んでいる。
 上記構成によれば、上記情報処理装置の制御方法は、上記態様1に係る情報処理装置と同様の構成を含むため、当該情報処理装置と同様の効果を奏する。
 また、本発明の態様12に係る情報処理装置の制御方法は、上記態様11において、前記取得ステップにおいて取得した前記軌跡の長さが、所定のしきい値を上回っていることを検知する検知ステップ(S13)と、前記検知ステップにおいて上回っていることを検知した場合、前記第2の指定位置と前記ロケータの位置とが一致しているか否かを判定する判定ステップ(S16)とをさらに含み、前記設定ステップ(S14b、S14c)では、前記判定ステップにおいて一致していないと判定する場合、前記ユーザの操作と前記ロケータの移動とが連動する比率を設定し、前記送出ステップ(S18)では、前記取得ステップにおいて取得した前記軌跡の長さと前記設定ステップにおいて設定した前記比率とから算出可能な前記シークバーにおける位置であって、前記第2の指定位置へ向かう方向にある位置を、前記ユーザの操作によって移動された前記ロケータの位置として送出してよい。
 上記構成によれば、上記情報処理装置の制御方法は、上記態様4に係る情報処理装置と同様の構成を含むため、当該情報処理装置と同様の効果を奏する。
 本発明の別態様に係る情報処理装置は、出力装置がコンテンツを出力する進捗を、ロケータを移動させることによって示すシークバーを備え、前記出力装置が前記コンテンツの出力を進捗させた時間を、当該シークバーにおける前記ロケータの位置を送出することによって指定可能な情報処理装置であって、電子機器が備えた入力面における任意の位置でユーザの操作が検知された場合、当該入力面によって検知された第1の指定位置と、前記ユーザの操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置とを結ぶ軌跡の長さを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さが、所定のしきい値を上回っていることを検知する検知手段と、前記検知手段によって上回っていることが検知された場合、前記第2の指定位置と前記ロケータの位置とが一致しているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって一致していないと判定される場合、前記ユーザの操作と前記ロケータの移動とが連動する比率を設定する設定手段と、前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さと前記設定手段によって設定された前記比率とから算出可能な前記シークバーにおける位置であって、前記第2の指定位置へ向かう方向にある位置を、前記ユーザの操作によって移動された前記ロケータの位置として送出する送出手段とを備えている。
 また、本発明の別態様に係る情報処理装置の制御方法は、出力装置がコンテンツを出力する進捗を、ロケータを移動させることによって示すシークバーを備え、前記出力装置が前記コンテンツの出力を進捗させた時間を、当該シークバーにおける前記ロケータの位置を送出することによって指定可能な情報処理装置の制御方法であって、電子機器が備えた入力面における任意の位置でユーザの操作が検知された場合、当該入力面によって検知された第1の指定位置と、前記ユーザの操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置とを結ぶ軌跡の長さを取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得した前記軌跡の長さが、所定のしきい値を上回っていることを検知する検知ステップと、前記検知ステップにおいて上回っていることを検知した場合、前記第2の指定位置と前記ロケータの位置とが一致しているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて一致していないと判定した場合、前記ユーザの操作と前記ロケータの移動とが連動する比率を設定する設定ステップと、前記取得ステップにおいて取得した前記軌跡の長さと前記設定ステップにおいて設定した前記比率とから算出可能な前記シークバーにおける位置であって、前記第2の指定位置へ向かう方向にある位置を、前記ユーザの操作によって移動された前記ロケータの位置として送出する送出ステップとを含んでいる。
 なお、前記情報処理装置はコンピュータによって実現してもよい。この場合には、コンピュータを前記情報処理装置の各手段として動作させることにより、前記情報処理装置をコンピュータで実現させる制御プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
 本発明は、スマートフォン、携帯電話、パーソナルコンピュータ、タブレット型端末、その他ユーザの操作により指定された位置を検知可能な入力面を備えた電子機器などに適用できる。
  1  ロケータ位置(ロケータの位置)
  2  長さ(軌跡の長さ)
  3  比率(連動する比率)
  4a ユーザ操作(ユーザの操作)
  4b 軌跡
  5a 指定位置(第1の指定位置)
  5b 指定位置(第2の指定位置)
  5c 移動量
  6  シークバー
  7  ロケータ
  7a ロケータ
  7b ロケータ
  8  コンテンツ
 11a 制御部(情報処理装置)
 11b 制御部(情報処理装置)
 12  長さ取得部(取得手段)
 13  長さ判定部(第1の判定手段)
 14a 比率設定部(設定手段)
 14b 比率設定部(設定手段)
 15a 位置送出部(送出手段)
 15b 位置送出部(送出手段)
 16  長さ検知部(検知手段)
 17  一致判定部(第2の判定手段)
 30  記憶部
 41  入力面
 70  表示部(出力装置)
 71  表示制御部(計算手段、出力手段)
 72  表示面
100  スマートフォン(電子機器)
101  スマートフォン(電子機器)

Claims (14)

  1.  出力装置がコンテンツを出力する進捗を、ロケータを移動させることによって示すシークバーを備え、前記出力装置が前記コンテンツの出力を進捗させた時間を、当該シークバーにおける前記ロケータの位置を送出することによって指定可能な情報処理装置であって、
     電子機器が備えた入力面における任意の位置でユーザの操作が検知された場合、当該入力面によって検知された第1の指定位置と、前記ユーザの操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置とを結ぶ軌跡の長さを取得する取得手段と、
     前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さに応じて、前記ユーザの操作と前記ロケータの移動とが連動する比率を設定する設定手段と、
     前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さと前記設定手段によって設定された前記比率とから算出可能な前記シークバーにおける位置を、前記ユーザの操作によって移動された前記ロケータの位置として送出する送出手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2.  前記送出手段は、前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さを前記設定手段によって設定された前記比率に乗じて得られる移動量だけ、前記シークバーにおける現在のロケータの位置から当該ロケータを移動させた位置を、前記ユーザの操作によって移動された前記ロケータの位置として送出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3.  前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さが、所定のしきい値を下回っているか否かを判定する第1の判定手段をさらに備え、
     前記設定手段は、前記第1の判定手段によって下回っていると判定される場合、前記軌跡の長さに応じて、前記連動する比率を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4.  前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さが、所定のしきい値を上回っていることを検知する検知手段と、
     前記検知手段によって上回っていることが検知された場合、前記第2の指定位置と前記ロケータの位置とが一致しているか否かを判定する第2の判定手段とをさらに備え、
     前記設定手段は、前記第2の判定手段によって一致していないと判定される場合、前記ユーザの操作と前記ロケータの移動とが連動する比率を設定し、
     前記送出手段は、前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さと前記設定手段によって設定された前記比率とから算出可能な前記シークバーにおける位置であって、前記第2の指定位置へ向かう方向にある位置を、前記ユーザの操作によって移動された前記ロケータの位置として送出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5.  前記送出手段は、前記取得手段によって取得された前記軌跡の長さを前記設定手段によって設定された前記比率に乗じて得られる移動量だけ、前記シークバーにおける現在のロケータの位置から当該ロケータを前記第2の指定位置へ向かう方向に移動させた位置を、前記ユーザの操作によって移動された前記ロケータの位置として送出することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6.  前記設定手段は、前記軌跡の長さと前記連動する比率とから算出される前記ロケータの位置が、前記第2の指定位置と一致するように、当該連動する比率を設定することを特徴とする請求項4または5に記載の情報処理装置。
  7.  前記第2の判定手段は、前記第1の指定位置から前記第2の指定位置へ向かう方向に対して、前記ロケータの移動が遅れているか否かをさらに判定し、
     前記設定手段は、前記第2の判定手段によって前記ロケータの移動が遅れていると判定された場合、前記連動する比率に前記軌跡の長さに応じた値であって1以上の値を設定し、前記ロケータの移動が遅れていないと判定された場合、前記連動する比率に前記軌跡の長さに応じた値であって1以下の値を設定することを特徴とする請求項4から6までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8.  前記設定手段は、前記ユーザの操作と前記ロケータの移動とが連動する比率に所定の値を代入することによって、当該連動する比率を設定することを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9.  コンテンツを出力する出力装置であって、
     請求項1から8までのいずれか1項に記載の情報処理装置から送出されたシークバーにおけるロケータの位置から、コンテンツの出力を進捗させた時間を計算する計算手段と、
     前記計算手段によって計算された時間から前記コンテンツを出力する出力手段とを備えたことを特徴とする出力装置。
  10.  ユーザの操作により指定された位置を検知可能な入力面を備えた電子機器であって、
     請求項1から8までのいずれか1項に記載の情報処理装置と、
     請求項9に記載の出力装置とを含むことを特徴とする電子機器。
  11.  出力装置がコンテンツを出力する進捗を、ロケータを移動させることによって示すシークバーを備え、前記出力装置が前記コンテンツの出力を進捗させた時間を、当該シークバーにおける前記ロケータの位置を送出することによって指定可能な情報処理装置の制御方法であって、
     電子機器が備えた入力面における任意の位置でユーザの操作が検知された場合、当該入力面によって検知された第1の指定位置と、前記ユーザの操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置とを結ぶ軌跡の長さを取得する取得ステップと、
     前記取得ステップにおいて取得した前記軌跡の長さに応じて、前記ユーザの操作と前記ロケータの移動とが連動する比率を設定する設定ステップと、
     前記取得ステップにおいて取得した前記軌跡の長さと前記設定ステップにおいて設定した前記比率とから算出可能な前記シークバーにおける位置を、前記ユーザの操作によって移動されたロケータの位置として送出する送出ステップとを含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12.  前記取得ステップにおいて取得した前記軌跡の長さが、所定のしきい値を上回っていることを検知する検知ステップと、
     前記検知ステップにおいて上回っていることを検知した場合、前記第2の指定位置と前記ロケータの位置とが一致しているか否かを判定する判定ステップとをさらに含み、
     前記設定ステップでは、前記判定ステップにおいて一致していないと判定する場合、前記ユーザの操作と前記ロケータの移動とが連動する比率を設定し、
     前記送出ステップでは、前記取得ステップにおいて取得した前記軌跡の長さと前記設定ステップにおいて設定した前記比率とから算出可能な前記シークバーにおける位置であって、前記第2の指定位置へ向かう方向にある位置を、前記ユーザの操作によって移動された前記ロケータの位置として送出することを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置の制御方法。
  13.  請求項1から8までのいずれか1項に記載の情報処理装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを前記各手段として機能させるための制御プログラム。
  14.  請求項13に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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