WO2013133185A1 - 通信システム、及び通信方法 - Google Patents

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泰二 近藤
孝男 伊藤
浩亮 川角
小原木 敬祐
克己 小林
好文 中嶋
怜志 黒澤
茂正 松原
城倉 義彦
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富士通株式会社
東京電力株式会社
三菱電機株式会社
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Definitions

  • destination node identifiers for example, N21, N31
  • GD destination node identifiers
  • LD nearest destination nodes
  • a plurality of the nearest destination nodes may be registered in order to make the construction route redundant, such as “N23” and “N25” of the node N21.
  • each of the nodes N21 to N25 and N31 transfers the frame to the destination (LD) of the nearest neighbor node with reference to the destination (GD) information of the frame transferred to the own node.
  • FIG. 6 is a diagram for explaining a technique for solving a problem in a high node density region.
  • the link between the nodes N22 and N31 that has not been established is established by the path control according to the present embodiment. That is, the ad hoc network system 2 is a network system mainly for periodic uplink communication (for example, reporting of meter reading results) in the direction of the gateway node N21 that is the destination. Therefore, the ad hoc network system 2 specializes route construction in the upstream direction, and the node N31 performs link establishment based not only on exchange of hello frames but on reception of hello frames coming from the destination direction (node N22). .
  • the horizontal axis is time, and the vertical axis is link quality.
  • a broken line Q1 represents the minimum quality required for successful communication.
  • a link that can guarantee a certain level of quality on average, such as a solid line L1 is suitable for the upstream path.
  • a link having a high latest quality is suitable for the down route, even if the temporal quality fluctuation is large.
  • the nearest destination node (LD) is updated from the previous “N23” to “N24” corresponding to the above-mentioned detour of the frame transfer path. .
  • the route cost to reach the frame is also updated from the previous hop number “3” to “4”.
  • the updated downlink routing table T21b is held by the downlink routing table holding unit 14b.
  • the reactive route construction unit 13 of the gateway node 10 constructs a route using the route search request frame when the route construction based on the frame transfer record fails.
  • the present invention is not limited to this mode, and when downlink communication fails, a route that has a track record of arrival may be selected next to the latest route to select a route and retransmitted. Further, when retransmission by the next new route also fails, a new route may be sequentially selected after the third route and retransmitted. As a result, the congestion due to the increase in traffic is suppressed and the load on the node may be reduced rather than constructing and retransmitting the route using the route search request frame.

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Abstract

 アドホックネットワークシステム(1)は、ゲートウェイノード(10)と、ノード(20)との間でアドホック無線通信を行うと共に、設置位置が固定された複数のノード(20)~(80)とを有する。ノード(20)は、リンク品質評価部(22)と上り経路構築部(24)と通信部(21)と下り経路構築部(25)とを有する。リンク品質評価部(22)は、ネットワーク形成のために、ゲートウェイノード(10)への上り通信を行うための、ハローフレームによる経路評価を、該ハローフレームの受信実績のみに基づいて行う。上り経路構築部(24)は、上記経路評価に基づき、上り経路を構築する。通信部(21)は、ゲートウェイノード(10)への上り通信を、定期的にかつ所定の頻度で行う。下り経路構築部(25)は、ゲートウェイノード(10)への上り通信の経路に基づき、ゲートウェイノード(10)からの下り経路を構築する。

Description

通信システム、及び通信方法
 本発明は、通信システム、及び通信方法に関する。
 複数の端末が通信を行う方式として、通信ノード同士が直接通信を行うアドホック通信方式が利用されている。アドホック通信における経路構築の方式としては、プロアクティブ方式とリアクティブ方式が知られている。
 プロアクティブ方式では、ネットワーク上の各ノードが、隣接するノードとの間でハローフレームにより双方向で通信(交換)することで、自ノードの存在を隣接ノードに通知すると共に、隣接ノードの存在を認識する。ハローフレームを交換することにより、隣接する双方のノードでお互いを管理できた時点で、リンクが確立される。ハローフレームは、定期的な1ホップのブロードキャストとして交換されるが、ネットワーク上の各ノードにおいて、宛先ノードまでの経路情報を含むハローフレームの交換が行われることで、送信元ノードと宛先ノード(例えば、ゲートウェイノード)間の経路構築が実現される。
 図11は、従来技術における、プロアクティブ方式により通信を行うノード200の構成を示す図である。ノード200は、通信部201と、リンク品質評価部202と、リンクテーブル保持部203と、経路構築部204と、ルーティングテーブル保持部205とを有する。
 通信部201は、ノード200の外部のノードと無線あるいは有線により通信を行う。リンク品質評価部202は、通信部201で受信したハローフレームの品質情報より、リンクテーブルを作成し、リンクテーブル保持部203に出力するとともに、リンク品質に関する情報を経路構築部204に出力する。リンクテーブル保持部203は、通信部201が受信したハローフレームの品質情報に基づき、リンク品質評価部202において作成されたノード毎のリンク情報を、テーブルとして保持する。経路構築部204は、リンク品質評価部202から入力されたリンク品質に関する情報に基づいて経路構築を行い、目的ノード毎の経路情報を作成し、ルーティングテーブル保持部205に出力する。ルーティングテーブル保持部205は、経路構築部204から出力された経路情報をテーブルとして保持する。
 一方、リアクティブ方式は、データ送信元のノードが、データを送信する際にルーティングを行う方式である。リアクティブ方式では、送信元ノードが、ルーティングの直前に最適経路の探索を行うことで、経路を構築する。リアクティブ方式の経路構築では、ネットワーク上の各ノードは、最適な経路を発見するために、周辺のノードに対して、経路探索要求であるRREQ(Route REQuest)というフレームをブロードキャストする。RREQが目的のノード(例えば、ゲートウェイノード)に到達すると、当該ノードは、経路探索応答であるRREP(Route REPly)フレームを作成し、RREQの送信元のノードに対して、RREQが送信されてきた経路を辿ってRREPを返信(ユニキャスト)する。これにより、上記送信元ノードと上記目的のノードとの間に、双方向の通信経路が構築され、以降、データは、当該通信経路上のノードを転送されることにより、送受信される。
 上述のリアクティブ方式では、経路構築のためにRREQをブロードキャストするため、複数のノードに対する経路構築が同時期に行われると、各ノードへの接続のために複数のRREQがブロードキャストされ、ネットワークに輻輳が生じることがある。アドホックネットワークにおける経路構築の技術の一つとして、各ノードが、上り方向にフレーム転送を行う際、各ノード間のフレーム転送コスト値を基に、上り方向の経路構築のためのテーブルの作成に加えて、下り方向の経路テーブルを作成し、下り方向の通信に利用することにより、下り通信の経路構築のための通信量を削減する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2011-97458号公報
 多数のノードによりアドホックネットワークを構成する場合、ノード相互の通信により全てのノードが目的の宛先に対して通信可能なネットワークの形成を、各ノードに要するハードウェアリソース(及び、これに関連したコスト)を抑えつつ、実現することが重要となる。プロアクティブ方式においては、ネットワーク上の各ノードが、ハローフレームを定常的に交換することにより、リアクティブ方式と比較して、経路構築のための通信量を削減することができるが、ノードの配置によっては、ハローパケットの送受信に伴い、リンクテーブルの保持のために多くのメモリが必要となる。したがって、ノードの配置(周囲のノード数)によっては、リンクテーブルの保持に必要なメモリ量が、ノードが備えるメモリ量を超える場合も生じる。
 図12は、従来のプロアクティブ方式による経路構築の課題を説明するための図である。図12において、GW(ゲートウェイ)ノード101とノード102~115とが、直接的あるいは間接的に相互接続され、アドホックネットワークシステム100を形成している。図12に示す様に、アドホックネットワークシステム100におけるノードの配置は一様ではなく、ノード密度が高く配置される実線領域A3と、ノード密度が低く配置される破線領域A4が混在している。これにより、アドホックネットワークシステム100の中には、隣接ノードを多数持つノード(例えば、ノード104)と、それほど持たないノード(例えば、ノード103やノード108)とが混在することとなる。
 図12において、各ノードは、ハローフレームを交換することにより、隣接するノードを認識するが、例えば、ノード104は、計7つのノードと隣接しており、全ての隣接ノードからのハローフレームの情報をリンクテーブルに保持することができない。この場合、ノード104は、通信品質の良好なノードから順に、情報をリンクテーブルに保持する。
 ここで、図12に示す様に、ノード104へのリンクL108が唯一の経路で迂回経路が存在しないノード108について、リンクL108の品質が良好でない場合、メモリ容量の制限によりノード104のリンク管理リストから、ノード108が漏れることがある。例えば、ノード104は、実線領域A3に属する複数の周辺ノード106、111、113との間でハローフレームを交換することにより、ノード104の隣接管理台数がその上限値を超えた場合、ノード108との間では、ハローフレームの交換による隣接管理が行われない。この結果、ノード104は、ノード108を隣接ノードとして認識できず、ノード108からはノード104を認識できているにも拘らず、ノード104とノード108との間のリンクL108を通信経路として利用できない。ノード108には、ノード104を通じた経路以外は存在しない。すなわち、リンクL108による通信が可能であっても、ノード104に隣接ノードが多数存在する場合は、ノード108は、ノード104を経由した経路を利用できず、孤立することとなる。
 開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、メモリ使用量を低減しつつ、効率的に経路を構築することのできる通信システム、及び通信方法を提供することを目的とする。
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願の開示する通信システムは、一つの態様において、特定のノードと、該特定のノードとの間でアドホック無線通信を行うと共に、設置位置が固定された複数のノードとを有する。前記複数のノードの各々は、リンク品質評価部と上り経路構築部と通信部と下り経路構築部とを有する。前記リンク品質評価部は、ネットワーク形成のために、前記特定のノードへの上り通信を行うための、ハローフレームによる経路評価を、該ハローフレームの受信実績のみに基づいて行う。前記上り経路構築部は、前記リンク品質評価部による経路評価に基づき、上り経路を構築する。前記通信部は、前記特定のノードへの上り通信を、定期的にかつ所定の頻度で行う。前記下り経路構築部は、前記特定のノードへの前記上り通信の経路に基づき、前記特定のノードからの下り経路を構築する。
 本願の開示する通信システムの一つの態様によれば、メモリ使用量を低減しつつ、効率的に経路を構築することができる。
図1は、本実施例に係るアドホックネットワークシステムの機能構成を示す図である。 図2は、本実施例に係るノードのハードウェア構成を示す図である。 図3は、上り方向と下り方向における経路品質の時間変化を示す図である。 図4は、プロアクティブ方式による経路構築手法を説明するための図である。 図5は、高ノード密度領域における課題を説明するための図である。 図6は、高ノード密度領域における課題の解決手法を説明するための図である。 図7は、下り方向の経路が構築できなくなる課題を説明するための図である。 図8は、下り方向の経路を構築する手法を説明するための図である。 図9は、上り経路の逆経路による下り経路構築における課題を説明するための図である。 図10は、定期的な上り通信により、下り方向の経路品質が更新される様子を説明するための図である。 図11は、従来技術における、プロアクティブ方式により通信を行うノードの構成を示す図である。 図12は、従来のプロアクティブ方式による経路構築の課題を説明するための図である。
 以下に、本願の開示する通信システム、及び通信方法の実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施例の記載により、本願の開示する通信システム、及び通信方法が限定されるものではない。
 まず、本願の開示する一実施例に係るアドホックネットワークシステム1の構成を説明する。図1は、本実施例に係るアドホックネットワークシステム1の機能構成を示す図である。図1に示す様に、アドホックネットワークシステム1は、ゲートウェイノード10と、ゲートウェイノード10との間でアドホック無線通信を行うと共に、設置位置が固定された複数のノード20、30、40、50、60、70、80とを有する。以下、ゲートウェイノード10を宛先とするフレーム送信を上り方向の通信(上り通信)と定義し、ゲートウェイノード10から各ノード20、30、40、50、60、70、80へのフレーム送信を下り方向の通信(下り通信)と定義する。
 図1において、ゲートウェイノード10は、通信部11と、下り経路構築部12と、リアクティブ経路構築部13と、ルーティングテーブル保持部14とを備える。また、ノード20は、通信部21と、リンク品質評価部22と、リンクテーブル保持部23と、上り経路構築部24と、下り経路構築部25と、リアクティブ経路構築部26と、ルーティングテーブル保持部27とを備える。
 通信部11(または通信部21、以下同様)は、ゲートウェイノード10(ノード20)の外部のノードと無線あるいは有線により通信を行う。リンク品質評価部22は、通信部21で受信したハローフレームの品質情報より、リンクテーブルを作成し、リンクテーブル保持部23に出力するとともに、リンク品質に関する情報を上り経路構築部24に出力する。リンクテーブル保持部23は、通信部21が受信したハローフレームの品質情報に基づき、リンク品質評価部22において作成されたノード毎のリンク情報を、テーブルとして保持する。
 上り経路構築部24は、リンク品質評価部22から入力されたリンク品質に関する情報に基づき経路構築を行い、目的ノード毎の経路情報を作成し、作成された経路情報をルーティングテーブル保持部27に出力する。下り経路構築部12(25)は、上り通信の実績に基づいて、目的ノード毎に冗長度の無い下り経路を構築し、ルーティングテーブル保持部14(27)に出力する。リアクティブ経路構築部13(26)は、下り経路構築部12(25)による下り経路を用いた通信が失敗した場合に、経路探索を行い、新たな冗長度のある下り経路を構築し、ルーティングテーブル保持部14(27)に出力する。
 次に、ゲートウェイノード10及びノード20~80のハードウェア構成を説明する。図2は、本実施例に係るノード10~80のハードウェア構成を示す図である。以下、図2を参照して、ゲートウェイノード10のハードウェア構成を代表的に説明するが、他のノード20~80についても、ハードウェア的には同様の構成を有する。したがって、共通する構成要素には、末尾が同一の参照符号を付すと共に、その図示及び詳細な説明は省略する。
 図2に示す様に、ノード10は、プロセッサ10aと、RF(Radio Frequency)回路10bと、記憶装置10cと、入力装置10dと、表示装置10eとが、バスを介して各種信号やデータの入出力が可能なように接続されている。プロセッサ10aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)である。記憶装置10cは、例えば、HD(Hard Disk)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶装置の他、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAMを含む。また、入力装置10dは、例えば、操作キー、タッチパネルにより構成され、表示装置10eは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、ELD(Electro Luminescence Display)により構成される。
 図1に示したゲートウェイノード10の機能的構成要素の内、通信部11は、例えば、ハードウェアとしてのRF回路10bにより実現される。下り経路構築部12とリアクティブ経路構築部13は、ハードウェアとしてのプロセッサ10aによりそれぞれ実現される。ルーティングテーブル保持部14は、ハードウェアとしての記憶装置10cにより実現される。
 また、ノード20の機能的構成要素の内、リンク品質評価部22、上り経路構築部24、下り経路構築部25、リアクティブ経路構築部26は、プロセッサ20aによりそれぞれ実現され、通信部21は、RF回路20bにより実現される。リンクテーブル保持部23、ルーティングテーブル保持部27は、ハードウェアとしての記憶装置10cにより実現される。
 続いて、図3~図10を参照しながら、本実施例に係るアドホックネットワークシステム2による経路制御について、より詳細に説明する。アドホックネットワークシステム2は、上述したアドホックネットワークシステム1とネットワークのトポロジが異なるが、各ノードの機能やハードウェア等の構成は同一であるため、各ノードの構成の説明は省略する。
 まず、図4は、プロアクティブ方式による経路構築手法を説明するための図である。図4に示す様に、各ノードN21~N25、N31は、隣接ノードとの間でハローフレームを交換し、隣接ノード間にリンクを確立する。次に、各ノードN21~N25、N31は、リンク情報に基づくトポロジ情報を、ハローフレームにより交換する。その後、各ノードN21~N25、N31は、交換された上記トポロジ情報を基にルーティングテーブルを作成し、宛先ノード(GD)毎の経路を構築する。ルーティングテーブルには、宛先ノードの識別子(例えば、N21、N31)が「GD」として登録され、これに対応する最隣接の宛先ノードの識別子(例えば、N23、N25、N31、N22)が「LD」として登録される。なお、最隣接の宛先ノードは、ノードN21の“N23”、“N25”の様に、構築経路の冗長化のために、複数登録されることもある。ルーティング時には、各ノードN21~N25、N31は、自ノード宛に転送されてきたフレームの宛先(GD)情報を参照して、最隣接ノードの宛先(LD)へフレームを転送する。
 図5は、高ノード密度領域における課題を説明するための図である。ノードN22には、隣接管理台数の上限値として“5台”が予め設定されているが、ノードN22に隣接するノードは、図5に示す様に、計6つ存在する。したがって、隣接管理台数がその上限値を超えるため、ノードN22から最も距離の離れた位置に設置されているノードN31は、本来は隣接ノードであるにも拘らず、ノードN22の隣接ノードとして認識されず、ノードN22、N31間にリンクが確立されることはない。上述したように、トポロジ情報は、リンクの確立後に作成されるため、ノードN22との間にリンクが確立されていないノードN31の識別子は、トポロジ情報に含まれない。このため、ノードN31は、ルーティングテーブルを作成することができず、経路をもたないノード(孤立ノード)となる。その結果、ノードN31は、アドホックネットワークに参加することができず、ゲートウェイノードN21(GD)に向けた経路を構築することもできなくなる。また、ノードN31のルーティングテーブルT31は、図5に示す様に、経路情報等のデータが格納されない状態(空き状態)となる。
 図6は、高ノード密度領域における課題の解決手法を説明するための図である。確立されなかったノードN22、N31間のリンクは、本実施例に係る経路制御により確立される。すなわち、アドホックネットワークシステム2は、宛先であるゲートウェイノードN21の方向への定期的な上り通信(例えば、検針結果の報告)を主とするネットワークシステムである。そこで、アドホックネットワークシステム2は、経路構築を上り方向に特化し、ノードN31が、リンクの確立を、ハローフレームの交換では無く、宛先方向(ノードN22)から来るハローフレームの受信のみに基づいて行う。これにより、アドホックネットワークシステム2は、孤立ノードであったノードN31のノードN22とのリンク確立を可能とする。ノードN31は、ノードN22とのリンク確立に成功したことで、ノードN31には、ゲートウェイノードN21宛の経路が構築される。換言すれば、ノードN31は、リンク確立に使用するハローフレームを、宛先(GW)方向から受信されるハローフレームのみに絞り込む。これにより、ノードN31のルーティングテーブルT31には、ノードN22を最隣接ノードの宛先(LD)とするゲートウェイノードN21向けの、経路コスト3の経路情報が格納されることとなる。
 他方、上述した経路制御は、高ノード密度領域における課題解決に着目し、宛先方向からのハロー受信のみでリンクを確立するものであることから、以下に説明する新たな課題の発生が懸念される。図7は、下り方向の経路が構築できなくなる課題を説明するための図である。図7に示す様に、ノードN22のルーティングテーブルT22には、下り方向の経路構築のためのトポロジ情報が作成されず、その結果、下り経路が構築されなくなる。すなわち、ノードN31は、ゲートウェイノードN21の設置方向(上り方向)のみからのハローフレームの受信によってリンクを確立したため、上り経路R31の構築はできても、逆方向の経路である下り経路R21を構築することはできない。
 そこで、アドホックネットワークシステム2は、下り経路の未構築を補完するため、上り経路R31の逆経路による経路構築を導入する。図8は、下り方向の経路を構築する手法を説明するための図である。ノードN22は、ノードN31から上り経路R31aを経て受信されたデータフレームから、下り方向のルーティングテーブルT22bを作成する。すなわち、図8に示す様に、ノードN31からノードN22に送信されるデータフレームのヘッダH31には、宛先ノードの識別子(GD)として“N21”が設定されている。更に、最隣接の送信元ノードの識別子(LS:Local Source)として“N31”が設定され、送信元ノードの識別子(GS:Global Source)として同じく“N31”が設定されている。
 ノードN22は、上りデータフレームをノードN31から受信すると、このデータフレームのヘッダ部分であるデータヘッダH31から、宛先ノード(GD)の情報である“N21”と、送信元ノード(LS、GS)の情報である“N31”とを抽出する。そして、ノードN22は、抽出したこれらの情報を基に、下り方向の経路情報を生成する。下り方向の経路情報は、例えば、以下の対応関係に従って生成される。すなわち、下り経路のGDの情報が、受信されたデータヘッダのGSの情報に対応し、下り経路のLDの情報が、受信されたデータヘッダのLSの情報に対応する様に、下り方向のルーティングテーブルが更新される。したがって、ノードN22の下り方向ルーティングテーブルT22bは、ノードN31からの上りデータフレーム受信時に、図8に示すデータ格納状態となる。具体的には、宛先ノード「GD」として“N31”、最隣接の宛先ノード「LD」として“N31”、「経路コスト」として“1”ホップの各情報が格納された状態となる。その結果、ノードN22は、下り方向ルーティングテーブルT22bを参照することで、ノードN31に向かう下り経路の構築が可能となる。
 なお、ゲートウェイノードN21を含む他のノードN23~N25に関しても、上述したノードN22と同様の手法を用いて、データフレームを順次転送していくことにより、下り方向の経路を構築することができる。
 図9は、上り経路の逆経路による下り経路構築における課題を説明するための図である。図9に示す様に、ゲートウェイノードN21は、上り方向のフレーム受信時に作成された下り方向ルーティングテーブルT21bにより下り経路R21を構築する。これにより、ゲートウェイノードN21は、ノードN31からのフレーム受信を契機としてN31へ向けた下り通信が可能となる。しかしながら、下り経路R21は、上り方向のフレーム転送時に作成された後、何ら情報の更新が行われない。一方、下り経路R21は、経路の一部または全部において、一時的な遮蔽物の出現等を原因として中期的にリンク品質が変動する。このため、下り経路R21は、更新されないままでは、リンク(例えば、ノードN23、N22間のリンク)の品質劣化に柔軟に適応することができない。その結果、ゲートウェイノードN21は、通信不能な経路R21により、フレームの転送を行ってしまうという懸念がある。すなわち、冗長経路をもたない下り経路による通信(フレーム転送)は失敗し、パケットロスを生じさせることがある。
 このような問題が発生する原因は、上り経路として選択するリンクの目標品質と下り経路として選択するリンクの目標品質とが異なる為である。ハローフレームによるリンク品質評価に基づいて構築する冗長性のある上り経路では、定期的かつ大量の上り通信フレームの到達率向上を目的に、平均的にある程度の品質が保証できるリンクを用いて経路構築する事に対し、不定期でかつ頻度が低く少量の下り通信フレームの到達性を、冗長性を持たない下り経路で向上させる為には直近のリンク品質が高いリンクを用いて経路構築をすべきだからである。図3に戻り、上り経路に適したリンクの品質と、下り経路に適したリンクの品質との差異を示す。横軸は時間であり、縦軸はリンクの品質である。また、破線Q1は、通信を成功させる為に求められる最低の品質を表す。上り経路には、実線L1のように平均的にある程度の品質が保証できるリンクが適する。一方、下り経路には、実線L2や実線L3のように、時間的な品質の変動は大きくても、直近の品質が高いリンクが適する。
 これに対して、上り方向の経路では、上述したハローフレームの受信によるリンク品質の評価が常に行われており、経路品質の評価結果(経路評価結果)も、定期的にかつ所定頻度で更新されている。また、上り方向の経路は、冗長経路を有するため、フレーム転送に失敗しても、他経路への迂回によって、フレームの到達性は維持される。
 図10は、定期的な上り通信により、下り方向の経路品質が更新される様子を説明するための図である。図10に示す様に、ノードN23、N22間におけるフレーム転送の失敗に伴い、ノードN31からの上りフレームは、ノードN22において迂回され、その後、迂回経路R22を通って、宛先ノードであるゲートウェイノードN21まで転送される。ゲートウェイノードN21は、ノードN31から経路R31a、R22を経由したフレームをノードN24から受信すると、下り方向ルーティングテーブルT21bを更新する。すなわち、下り方向ルーティングテーブルT21bは、フレーム転送経路の上記迂回に対応して、図10に示す様に、最隣接の宛先ノード(LD)が、従前の“N23”から“N24”に更新される。また、フレームの到達までの経路コストも、従前のホップ数“3”から“4”に更新される。更新された下り方向ルーティングテーブルT21bは、下り方向ルーティングテーブル保持部14bにより保持される。
 上述したように、ノードN31からゲートウェイノードN21への上り通信は定期的に行われるため、アドホックネットワークシステム2は、ハローフレームによりリンク品質を観察しなくとも、経路品質情報を更新することができる。すなわち、ゲートウェイノードN21からの下り経路には迂回経路は存在しないが、上り経路は、ハローフレームの受信により構築されるため、迂回経路が存在する。このため、下り経路は、下り経路の構築直前における、上り経路の迂回動作に基づいて更新可能となり、その結果、最新の経路品質が反映されたものとなる。したがって、特に、上り方向の通信の頻度がリンク品質の変動に対して十分に早い場合には、アドホックネットワークシステム2は、下り通信においても、高いフレーム到達率を実現することができる。
 特定の宛先ノードであるゲートウェイノードN21への上り通信の発生頻度と、その逆方向の通信である下り通信の発生頻度とが著しく異なる場合、双方向(上り方向のみならず下り方向)においてハローフレームの交換による経路構築を行うと、経路優先度の差が無くなる。すなわち、殆ど使用されることのない経路(例えば、図6に示したノードN22、N26間の経路、ノードN22、N27間の経路、ノードN22、N28間の経路)と頻繁に使用される経路(例えば、図6に示したノードN22、N31間の経路)との間における優先度の差が考慮されず、省メモリのプラットフォームでは、上り方向の重要な経路(例えば、上記ノードN22、N31間の経路)が構築されないという問題が発生する。かかる問題を回避するため、アドホックネットワークシステム2が、宛先方向から来るハローフレームの受信のみに着目して、特定の宛先ノードであるゲートウェイノード向けの経路を構築すると、上り方向の重要な経路は構築することができる。
 しかしながら、上述した経路構築方式では、反対に、下り経路が構築されないという問題が発生する。かかる問題を、上りの逆経路による経路構築によって解決したとしても、下り経路に冗長性が無くなり、下り経路は、リンク品質の変動に弱くなる。その結果、フレームの到達率が劣化する。これらの問題を解決するため、本実施例に係るアドホックネットワークシステム2は、上り通信の頻度を、リンク品質の変動よりも早く行うことにより、下り経路を常に最新の状態に更新し、フレーム到達率を向上させる。これにより、アドホックネットワークシステム2は、上りの逆経路による下り通信の失敗後に発生する経路探索処理を最小化することができる。その結果、システムにおける処理負荷の低減、処理時間の短縮が可能となる。
 以上説明したように、アドホックネットワークシステム1は、ゲートウェイノード10と、ゲートウェイノード10との間でアドホック無線通信を行うと共に、設置位置が固定された複数のノード20~80とを有する。例えば、ノード20は、リンク品質評価部22と通信部21とを有する。リンク品質評価部22は、ゲートウェイノード10への上り通信を行うためのネットワーク形成のために、ハローフレームによるリンク品質評価を、該ハローフレームの受信実績のみに基づいて行う。通信部21は、ゲートウェイノード10への上り通信を、定期的にかつ所定の頻度で行う。ゲートウェイノード10及びノード20~80は、下り経路構築部12または下り経路構築部25を有する。下り経路構築部12及び下り経路構築部25は、複数のノード20~80からのフレームの転送実績に基づき、ゲートウェイノード10から複数のノード20~80への下り通信を行う経路を構築する。例えば、下り経路構築部12及び下り経路構築部25は、最新の到達実績のある経路、すなわち、到達実績のある経路の内、最新のものを下り経路として選択する。これにより、より到達率の高い下り経路構築が可能となる。
 特に、ゲートウェイノード10に上り方向のフレームが到達した直後であれば、その到達経路の通信品質の変動は少なく、下り方向の到達率も同様に高いことが推測される。そこで、ゲートウェイノード10は、下り方向のフレームを送信する際にも、上り通信時と同一の経路を選択することで、当該フレームは、良好な品質の経路を辿って、宛先ノードに達することができる。したがって、上り方向で確立された経路を用いた、効率的な下り通信が可能となる。
 また、アドホックネットワークシステム1において、ゲートウェイノード10のリアクティブ経路構築部16は、上記フレームの転送実績に基づく、上記経路による下り通信に失敗した場合、通常のリアクティブ方式と同様に、経路探索フレーム(RREQ/RREP)を用いて冗長化された経路を構築する。これにより、下り通信においても上り通信と同様な高い到達率を実現する。
 アドホックネットワークシステム1において、ゲートウェイノード10及びノード20~80は、各ノード20~80から自ノードへの上り通信にて定期的に転送されるフレームの経路迂回により更新された最新の転送実績に基づき、下り経路を更新する。下り通信失敗時の経路構築は、リアクティブ方式の経路構築と類似するが、ゲートウェイノード10は、転送実績に基づき構築した下り経路を優先的に再利用した結果、自ら常に経路探索する場合と比較して経路探索を実施する回数が抑制される。このため、経路探索のためのトラフィックを抑制することができる。以上により、ネットワーク環境の変化に追従しつつも、経路探索によるトラフィックを軽減した下り経路通信が可能となる。
 より具体的には、アドホックネットワークシステム1は、下り経路構築に際して、2段階での経路構築を行う。第1段階として、ゲートウェイノード10及びノード20~80は、上りデータの転送時に、LSをLDとするLD1のみの非冗長下り経路を構築する。そして、その経路によるルーティングが失敗した場合のみ、第2段階として、ゲートウェイノード10は、通常の経路探索を行い、冗長経路を保持する経路構築を行う。これにより、リアクティブ方式の経路探索フレームの発生が抑制される。したがって、フレーム到達率を維持しつつ、トラフィックの増加を抑えたネットワークシステムの構築が可能となる。
 なお、上記実施例においては、経路コストとしてホップ数を例示したが、これに限らない。例えば、経路コストは、ホップ数と経路に含まれるリンク品質を無線回線の利用率に換算することにより得られる、上記アドホックネットワークの無線リソースの利用率に関する情報であってもよい。また、例えば、受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indication)等のメトリックも用いることができる。これら以外にも、経路コストは、例えば、FER(Frame Error Rate)、SINR(Signal-to-Interference and Noise power Ratio)等のリンク状態に関する情報であってもよい。
 また、上記実施例では、ゲートウェイノード10のリアクティブ経路構築部13は、フレーム転送実績に基づく経路構築に失敗した場合、経路探索要求フレームを用いて経路を構築するものとした。しかしながら、かかる態様に限らず、下り通信に失敗した場合、到達実績のある経路の内、最新の経路の次に新しい経路を選択して経路を選択して再送してもよい。更に、次に新しい経路による再送にも失敗した場合、3番目以降に新しい経路を順次選択して、再送するものとしてもよい。これにより、経路探索要求フレームを用いて経路を構築し再送するよりも、トラフィックの増加による輻輳が抑制され、ノードに対する負荷も減少する場合もある。
 上述した各ノードの各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的態様は、図示のものに限らず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状態等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することもできる。例えば、ゲートウェイノード10の通信部11と下り経路構築部12、あるいは、ノード20の下り経路構築部25とルーティングテーブル保持部27をそれぞれ1つの構成要素として統合してもよい。反対に、例えば、ノード20の通信部21に関し、上り方向の通信の為にハローフレームの送受信を行う部分と、下り方向の通信の為にRREQ/RREPの送信を行う部分とに分散してもよい。更に、記憶装置10cをノード10の外部装置として、ネットワークやケーブル経由で接続するようにしてもよい。
 1、2 アドホックネットワークシステム
 10 ゲートウェイノード
 10a プロセッサ
 10b RF回路
 10c 記憶装置
 10d 入力装置
 10e 表示装置
 11 通信部
 12 下り経路構築部
 13 リアクティブ経路構築部
 14 ルーティングテーブル保持部
 20 ノード
 21 通信部
 22 リンク品質評価部
 23 リンクテーブル保持部
 24 上り経路構築部
 25 下り経路構築部
 26 リアクティブ経路構築部
 27 ルーティングテーブル保持部
 30、40、50、60、70、80 ノード
 44 ノードN22のルーティングテーブル保持部
 44a ノードN22の上り方向ルーティングテーブル保持部
 44b ノードN22の下り方向ルーティングテーブル保持部
 94 ノードN31のルーティングテーブル保持部
 101 ゲートウェイノード
 102~115、200 ノード
 201 通信部
 202 リンク品質評価部
 203 リンクテーブル保持部
 204 経路構築部
 205 ルーティングテーブル保持部
 A1、A3 ノード密度の高い領域
 A2、A4 ノード密度の低い領域
 H31 データヘッダ
 L1 上り方向の経路品質の時間変化
 L2、L3 下り方向の経路品質の時間変化
 L108 ノード108-ノード104間リンク
 N1 ゲートウェイノード
 N2~N15、N21~N28、N31 ノード
 Q 経路品質
 Q 経路品質閾値
 R21 下り方向の経路
 R22 迂回経路
 R31、R31a 上り方向の経路
 T21 ノードN21のルーティングテーブル
 T21b ノードN21の下り方向ルーティングテーブル
 T22 ノードN22のルーティングテーブル
 T22a ノードN22の上り方向ルーティングテーブル
 T22b ノードN22の下り方向ルーティングテーブル
 T31 ノードN31のルーティングテーブル

Claims (3)

  1.  特定のノードと、該特定のノードとの間でアドホック無線通信を行うと共に、設置位置が固定された複数のノードとを有する通信システムであって、
     前記複数のノードの各々は、
     ネットワーク形成のために、前記特定のノードへの上り通信を行うための、ハローフレームによる経路評価を、該ハローフレームの受信実績のみに基づいて行うリンク品質評価部と、
     前記リンク品質評価部による経路評価に基づき、上り経路を構築する上り経路構築部と、
     前記特定のノードへの上り通信を、定期的にかつ所定の頻度で行う通信部と、
     前記特定のノードへの前記上り通信の経路に基づき、前記特定のノードからの下り経路を構築する下り経路構築部と
     を有することを特徴とする通信システム。
  2.  前記特定のノードは、前記下り経路構築部により構築された前記下り経路による下り通信に失敗した場合、経路探索要求フレームを用いて経路を構築するリアクティブ経路構築部を有することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3.  特定のノードと、該特定のノードとの間でアドホック無線通信を行うと共に、設置位置が固定された複数のノードとを有する通信システムを構成する前記複数のノードの通信方法であって、
     ネットワーク形成のために、前記特定のノードへの上り通信を行うための、ハローフレームによる経路評価を、該ハローフレームの受信実績のみに基づいて行い、上り経路を構築し、
     前記特定のノードへの上り通信を、定期的にかつ所定の頻度で行い、
     前記特定のノードへの前記上り通信の経路に基づき、前記特定のノードからの下り経路を構築する
     ことを特徴とする通信方法。
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