JP2019121923A - 優先方路決定方法および優先方路決定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチホップネットワークにおいてループを回避する優先方路決定方法および装置を提供する。【解決手段】ゲートウェイノードおよび複数のマルチホップノードを含む無線ネットワークにおいて優先方路を決定する優先方路決定方法であって、複数のマルチホップノード中の1つを最終宛先ノードとして設定し、通信コストに基づいてゲートウェイノードと最終宛先ノードとの間の経路を選択し、選択した経路上に配置されているマルチホップノードのうちから最終宛先ノードに隣接する最終中継ノードを決定し、最終中継ノードと最終宛先ノードとの間の経路を、ゲートウェイノードと最終宛先ノードとの間で転送されるパケットを通過させる優先方路として決定する。【選択図】図2

Description

本発明は、マルチホップネットワークにおいて優先方路を決定する優先方路決定方法および優先方路決定装置に係わる。
マルチホップネットワークにおいては、各ノードが保持する経路情報に基づきパケットが転送される。ただし、再送により代替経路が選択された際などに、ループが発生する場合がある。すなわち、送信元ノードから送信されたパケットが、宛先ノードに到達することなくネットワーク内を循環してしまうことがある。この問題は、例えば、IPヘッダのTTL(time to live)を利用して循環しているパケットを削除すれば解決され得る。しかし、高信頼かつ低遅延が求められるネットワーク環境においては、ループによるパケットロスを排除する必要がある。
関連技術として、上位の隣接する無線通信装置から下り経路制御メッセージに対する送達確認を受信した場合、ネットワーク制御部に上り経路情報の更新を指示する無線通信装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、関連技術として、各ノードが転送したパケットを記憶しておき、ループを検出した際にループ発生前のノードにパケットを戻す方法が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
特開2016−76816号公報
U. Herberg, A. Cardenas, T. Iwao, M. Dow, "Depth-First Forwarding (DFF) in Unreliable Networks," IETF RFC6971, 2013.
しかしながら、従来技術によるマルチホップネットワークの方路決定においては、ループの問題を解決しようとすると、遅延時間が大きく、データ伝送の効率が低くなることがある。
本発明の1つの側面に係わる目的は、マルチホップネットワークにおいてループを回避する優先方路決定方法および装置を提供することである。
本発明の1つの態様の優先方路決定方法は、ゲートウェイノードおよび複数のマルチホップノードを含む無線ネットワークにおいて優先方路を決定する優先方路決定方法であって、前記複数のマルチホップノード中の1つを最終宛先ノードとして設定し、通信コストに基づいて前記ゲートウェイノードと前記最終宛先ノードとの間の経路を選択し、前記選択した経路上に配置されているマルチホップノードのうちから前記最終宛先ノードに隣接する最終中継ノードを決定し、前記最終中継ノードと前記最終宛先ノードとの間の経路を、前記ゲートウェイノードと前記最終宛先ノードとの間で転送されるパケットを通過させる優先方路として決定することを特徴とする。
上述の態様によれば、マルチホップネットワークにおいてループを回避することができる。
本発明の実施形態に係わる無線通信システムの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係わる優先方路決定装置の一例を示す図である。 優先方路決定方法の手順の一例を示す図である。 優先方路決定方法の手順の一例を示す図である。 優先方路決定方法の手順の一例を示す図である。 優先方路決定方法の手順の一例を示す図である。 優先方路決定方法の手順の一例を示す図である。 優先方路を決定する優先方路決定方法の一例を示すフローチャートである。 優先方路を決定する優先方路決定方法の一例を示すフローチャートである。
図1は、本発明の実施形態に係わる無線通信システムの一例を示す図である。実施形態の無線通信システム1は、図1に示すように、ゲートウェイ(Gateway)ルータ(以下、「GWルータG0」という)、n台(nは自然数)のルータM1〜Mnおよび優先方路決定装置10を備える。
GWルータG0は、他のネットワークと接続するためのゲートウェイルータとして動作する。すなわち、GWルータG0は、ゲートウェイのノード(以下、「ゲートウェイノード」という)として動作し得る。
ルータM1〜Mnは、他のルータとの間で無線信号を送信および受信することができる。すなわち、各ルータM1〜Mnは、マルチホップネットワークの各ノード(以下、「マルチホップノード」という)として動作し得る。また、ルータM1〜Mnは、1または複数の無線端末を収容することができ、無線アクセスポイントとして動作し得る。すなわち、ルータM1〜Mnは、無線端末から出力される上りリンク信号を受信し、無線端末へ下り信号を送信する。各ルータM1〜Mnは、固有のMACアドレスが付与されている。
本発明の実施形態に係わる優先方路決定装置10は、図1に示す無線ネットワークに構築されたメッシュ状の経路からツリー構成の優先方路を決定する。
図2は、本発明の実施形態に係わる優先方路決定装置10の一例を示す図である。
優先方路決定装置10は、インタフェース(IF)11、ノード設定部12、経路選択部13、中継ノード決定部14、優先方路決定部15およびメモリ21を備える。メモリ21には、ノード管理テーブル22および通信コスト情報23が格納されている。なお、優先方路決定装置10は、図2に示していない他の機能を備えていてもよい。また、メモリ21は、図2に示していない他の情報を格納していてもよい。
インタフェース11は、GWルータG0、ルータM1〜Mnにより測定される測定結果を受信する。測定結果は、たとえば、GWルータG0やルータM1〜Mnから送信されるビーコン信号の受信電力(RSSI:Received Signal Strength Indicator)の測定データを表す。また、測定結果は、ノード情報や、リンク情報、通信コストの情報を含んでもよい。GWルータG0やルータM1〜Mnから受信した測定結果は、メモリ21に格納される。
ノード設定部12は、優先方路を決定すべきマルチホップノードを最終宛先ノードとして設定する。ここで、優先方路決定装置10は、各ノードについてそれぞれ優先方路を決定する。したがって、ノード設定部12は、各ノードを1つずつ順番に最終宛先ノードとして設定する。なお、「優先方路」は、この実施例では、ゲートウェイノードと最終宛先ノードとの間で転送されるパケットを通過させる経路を表す。
経路選択部13は、通信コストに基づいてGWルータG0と最終宛先ノードとの間の経路を選択する。すなわち、経路選択部13は、ゲートウェイノードとして動作し得るGWルータG0とノード設定部12が最終宛先ノードとして設定したルータM1〜Mnとの間の経路を通信コスト情報23に格納されている通信コストに基づいて選択する。一例としては、最も通信コストが小さい経路が選択される。なお、経路選択部13は、GWルータG0とn台のルータM1〜Mnとの間の経路をルータM1〜Mn毎に選択する。
中継ノード決定部14は、経路選択部13により選択された経路上に配置されているマルチホップノードのうちから最終宛先ノードに隣接する最終中継ノードを決定する。最終中継ノードとは、ノード設定部12が最終宛先ノードとして設定したノードの前ホップのマルチホップノードをいう。
具体的には、中継ノード決定部14は、経路選択部13により選択された経路を構築するノードの次ホップ宛先ノードを選択し、次ホップ宛先ノードと最終宛先のノードとが一致するか否か判定する。そして、中継ノード決定部14は、次ホップ宛先ノードと最終宛先のノードとが一致した場合には、最終宛先ノードの前ホップを最終中継ノードとして決定する。
優先方路決定部15は、最終中継ノードと最終宛先ノードとの間の経路を、ゲートウェイノードと最終宛先ノードとの間で転送されるパケットを通過させる優先方路として決定する。具体的には、優先方路決定部15は、中継ノード決定部14により決定された最終中継ノードから最終宛先ノードに向かう経路を下り優先方路として決定する。また、優先方路決定部15は、最終宛先ノードから中継ノード決定部14により決定された最終中継ノードに向かう経路を上り優先方路として決定する。ゲートウェイノードから最終宛先ノードへのホップ数が1である場合には、優先方路決定部15は、ゲートウェイノードを最終中継ノードとして、ゲートウェイノードと最終宛先ノードとの間の経路を優先方路として決定する。そして、優先方路決定装置10は、各ノードについて決定した優先方路を、それぞれ対応するGWルータG0、ルータM1〜Mnに通知する。
優先方路決定部15は、GWルータG0の周辺環境測定部32またはルータM1〜Mnの周辺環境測定部42で測定されたRSSI測定値を報告するMREP(measurement report:測定結果報告)を受信すると、優先方路選択を再実行する。特に、MREPにより通知されるRSSI測定値が無線リンクの切断を示すときは、優先方路決定装置10は、優先方路を再決定する。ただし、無線リンクが切断されていないときであっても、優先方路決定装置10は、優先方路を再決定してもよい。
GWルータG0は、インタフェース(IF)31、周辺環境測定部32、経路管理部33および経路管理テーブル34を備える。なお、GWルータG0は、図2に示していない他の機能を備えていてもよい。
周辺環境測定部32は、例えば、他のルータM1〜Mnから送信されるビーコン信号のRSSIなどの周辺環境を測定する。周辺環境測定部32は、この測定結果を保持し、MREPを利用して優先方路決定装置10へ通知する。経路管理部33は、優先方路決定装置10から通知された優先方路の情報を含む経路情報を経路管理テーブル34に格納して管理する。経路管理テーブル34は、優先方路決定装置10から通知された優先方路の情報を含む経路の情報を格納する。インタフェース31は、経路情報に紐付けられた経路のON/OFFの情報および優先方路決定装置10から通知される優先方路の情報をRIND(Route Indicator)を利用して受信する。
ルータM1〜Mnは、インタフェース(IF)41、周辺環境測定部42、経路管理部43および経路管理テーブル44を備える。なお、ルータM1〜Mnは、図2に示していない他の機能を備えていてもよい。
周辺環境測定部42は、例えば、GWルータG0や他のルータM1〜Mnから送信されるビーコン信号のRSSIなどの周辺環境を測定する。周辺環境測定部42は、この測定結果を保持し、MREPを利用してGWルータG0を経由して優先方路決定装置10へ通知する。経路管理部43は、GWルータG0を経由して優先方路決定装置10から通知された優先方路の情報を含む経路情報を経路管理テーブル44に格納して管理する。経路管理テーブル44は、優先方路決定装置10から通知された優先方路の情報を含む経路の情報を格納する。インタフェース41は、経路情報に紐付けられた経路のON/OFFの情報および優先方路決定装置10から通知される優先方路の情報をGWルータG0を経由してRINDを利用して受信する。
<優先方路の決定>
次に、図3〜図7を参照して優先方路を決定する手順について説明する。図3〜図7は、優先方路決定方法の手順の一例を示す図である。なお、図3〜図7において、ノード間を接続する破線は、無線リンクを表している。すなわち、破線により互いに接続される1組のノードは、互いに無線信号を送受信できる。また、ノード間を接続する実線は、無線リンクを利用して設定された優先方路を表している。
ノード設定部12は、マルチホップノードとして動作し得る全てのルータM1〜ルータM8をそれぞれ最終宛先ノードとして設定する。経路選択部13は、ゲートウェイノードとして動作し得るGWルータG0と、最終宛先ノードとして動作し得るルータM1〜ルータM8との間の経路を通信コスト情報23に格納されている通信コストに基づいて選択する。このとき、GWルータG0と各ルータM1〜M8との間で、それぞれ、通信コストが最小の経路が選択される。なお、ゲートウェイノードと最終宛先ノード間の経路の選択は、通信コストに基づいてループの発生を考慮せずに仮に設定されるものである。
以下、図3〜図7の説明において、ゲートウェイノードを「G0」、マルチホップノードを「M1〜M8」と省略する。
図3に示すように、ノード設定部12により、ルータM1、ルータM2、ルータM3が最終宛先ノードとして設定されている場合について考える。この場合、経路選択部13は、GWルータG0と、各ルータM1〜M3との経路を通信コスト情報23に格納されている通信コストに基づいて選択する。
図3〜図7の例では、経路選択部13により、通信コストに基づいて、経路「G0−M1」、「G0−M2」、「G0−M3」がそれぞれ選択されている。経路「G0−M1」のうち、「G0」について考えると、図3に示すように、ゲートウェイノード「G0」の次ホップ宛先ノード「M1」と最終宛先ノード「M1」とが一致する。この場合、優先方路決定部15は、GWルータG0を最終中継ノードとして、ゲートウェイノード「G0」と、最終宛先ノード「M1」との間の経路「G0−M1」を優先方路として決定する。より具体的には、優先方路決定部15は、GWルータG0において、ゲートウェイノードである「G0」から最終宛先ノードである「M1」に向かう経路を下り優先方路として決定する。同様に、優先方路決定部15は、「G0」から「M2」に向かう経路、「G0」から「M3」に向かう経路をそれぞれ下り優先方路として決定する。決定した優先方路の情報はノード管理テーブル22に格納される。ノード管理テーブル22は、各GWルータG0、ルータM1〜M8毎に対応するノード情報22−0〜22−8が格納されている。ノード情報22−0〜22−8は、それぞれ、優先方路の情報および中継ノードの情報を含む。なお、図3〜図5、図7の図中のノード情報22−0〜22−8の説明において、最終宛先ノードを「宛」、前ホップのノードを「前」、次ホップのノードを「次」と省略する。
「M1」について考えると、自ノード「M1」が最終宛先ノードとなるので、優先方路決定部15は、前ホップであるゲートウェイノード「G0」に向かう経路を上り優先方路として決定する。同様に、優先方路決定部15は、「M2」から「G0」に向かう経路、「M3」から「G0」に向かう経路をそれぞれ上り優先方路として決定する。
また、図4、図5に示すように、ノード設定部12により、ルータM4〜M8が最終宛先ノードとして設定されている場合について考える。この場合、経路選択部13は、GWルータG0と、各ルータM4〜M8との経路を通信コスト情報23に格納されている通信コストに基づいて選択する。
図4、図5の例では、通信コストに基づいて、経路選択部13により、経路「G0−M1−M4」、「G0−M2−M5」、「G0−M2−M6」、「G0−M3−M7」、「G0−M3−M8」が選択されている。
図4に示すように、経路「G0−M1−M4」のうち、「G0」について考えると、ゲートウェイノード「G0」の次ホップ宛先ノード「M1」と最終宛先ノード「M4」とが一致しない。この場合、中継ノード決定部14は、次ホップ宛先ノード「M1」を中継ノードとして決定する。その他の経路が選択された場合も、同様に、中継ノード決定部14は、次ホップ宛先ノード「M2」、「M3」を中継ノードとして決定する。中継ノード決定部14は、決定した中継ノードの情報をノード情報22−0に格納する。
決定された中継ノード「M1」について考えると、中継ノード「M1」の次ホップ宛先ノード「M4」と最終宛先ノード「M4」とが一致する。この場合、中継ノード決定部14は、最終宛先ノード「M4」の前ホップ「M1」を最終中継ノードとして決定する。優先方路決定部15は、決定した最終中継ノード「M1」と、最終宛先ノード「M4」との間の経路「M1−M4」を優先方路として決定する。より具体的には、優先方路決定部15は、ルータM1において、最終中継ノードであるルータM1から最終宛先ノードである「M4」に向かう経路を下り優先方路として決定する。
その他の経路が選択された場合も、同様に、優先方路決定部15は、各最終宛先ノードに向かう経路を下り優先方路として決定する。優先方路決定部15は、決定した下り優先方路の情報をノード情報22−1〜22−3に格納する。
図5に示すように、最終宛先ノード「M4」について考えると、自ノード「M4」が最終宛先ノード「M4」と一致する。この場合、優先方路決定部15は、最終宛先ノード「M4」の前ホップである最終中継ノード「M1」に向かう経路を上り優先方路として決定する。その他の経路が選択された場合も、同様に、優先方路決定部15は、各最終中継ノードに向かう経路を上り優先方路として決定する。優先方路決定部15は、決定した上り優先方路の情報をノード情報22−4〜22−8に格納する。
図3〜図5において説明した上りの優先方路の情報をまとめると、図6のようになる。図6は、各ノードに対応するノード情報22−0〜22−8に中の優先方路の情報を示す図である。図6に示すように、優先方路決定部15は、ノード毎に、優先方路の情報を有する。図6の図中のノード情報22−0〜22−8の説明において、上りの優先方路を「上」、下りの優先方路を「下」と省略する。優先方路決定部15で決定され、ノード情報22−0〜22−8に格納された優先方路の情報は、RINDを利用してGWルータG0、各ルータM1〜M8へ通知される。
例えば、ゲートウェイノード「G0」のノード情報22−0は、下り優先方路の情報として、「M1」「M2」「M3」を表している。マルチホップノード「M1」のノード情報22−1は、上り優先方路の情報として「G0」、下り優先方路の情報として「M4」を表している。マルチホップノード「M4」のノード情報22−4は、上り優先方路の情報として「M1」を表している。
ここで、マルチホップノード「M4」に接続された端末4からゲートウェイノード「G0」にパケットが送信される場合について考える。
はじめに、ルータM4は、送信パケットにゲートウェイノードのIPアドレスを付与する。また、ルータM4は、ノード情報22−4に基づいて、送信パケットにマルチホップノード「M4」の上り優先方路として決定されている「M1」のMACアドレスを付与する。そして、ルータM4は、上り優先方路「M1」を介して、マルチホップノード「M1」へパケットを送信する。
ルータM1は、到着パケットのMACアドレスが「M1」であるので、そのパケットを受信する。そして、ルータM1は、そのパケットの宛先IPアドレスがゲートウェイノードであることを検出すると、ノード情報22−1に基づいて、そのパケットにマルチホップノード「M1」の上り優先方路として決定されている「G0」のMACアドレスを付与する。そして、ルータM1は、上り優先方路を介して、ゲートウェイノード「G0」へパケットを送信する。
このように、端末4から送信されたパケットは、経路「M4−M1−G0」を介してゲートウェイノードまで転送される。すなわち、端末4から送信されたパケットは、ルータM4の上り優先方路およびルータM1の上り優先方路を介して、ゲートウェイノードまで転送される。ここで、各優先方路は、ゲートウェイノードを基準としてツリーを構成するように決定される。したがって、この無線通信システムでは、ループが回避される。
<優先方路の再構築について>
図7に示す例では、図3〜図6に示す例と比較すると、ルータM8の配置が変化している。すなわち、図7に示す例では、ルータM8は、ルータM3には隣接しておらず、ルータM6、M7に隣接している。この場合、優先方路決定装置10は、ルータM8について優先方路を決定する。
この実施例では、経路選択部13は、ゲートウェイノード「G0」と最終宛先ノード「M8」との間の経路として「G0−M3−M6−M8」を選択するものとする。ただし、この経路は、ループの発生を考慮していないので、場合によってはループが発生する可能性がある。
中継ノード決定部14は、経路選択部13により選択された経路を1ホップずつ進んで最終中継ノードを探索する。具体的には、ゲートウェイノード「G0」の次ホップであるマルチホップノード「M3」が最終宛先ノード「M8」と一致しないので、次ホップが探索される。続いて、マルチホップノード「M3」の次ホップであるマルチホップノード「M6」が最終宛先ノード「M8」と一致しないので、次ホップが探索される。この後、マルチホップノード「M6」の次ホップであるマルチホップノード「M8」が最終宛先ノード「M8」と一致するので、マルチホップノード「M6」が最終中継ノードとして決定される。
そうすると、マルチホップノード「M8」の上り優先方路として「M8」から「M6」に向かう経路が選択される。ここで、ノード情報22−6によれば、マルチホップノード「M6」の上り優先方路として「M6」から「M2」に向かう経路が選択されている。また、図4に示すように、ノード情報22−2によれば、マルチホップノード「M2」の上り優先方路として「M2」から「G0」に向かう経路が選択されている。よって、ルータM8からGWルータG0へ送信されるパケットは、マルチホップノードM8、M6、M2に対して選択されている優先方路を介して伝送される。
このように、ノードの配置が変化した場合には、新たな経路が再構築される。そして、再構築される経路は、1または複数の優先方路により構成される。したがって、ツリー構成の経路が実現され、ループが回避される。
図8、図9は、優先方路を決定する優先方路決定方法の一例を示すフローチャートである。
S11において、ノード設定部12は、各ルータM1〜Mnをそれぞれ最終宛先ノードとして設定する。S12において、経路選択部13は、ゲートウェイノードと最終宛先ノードとの間の経路を、通信コスト情報23に基づいて選択する。ゲートウェイノードと最終宛先ノードとの間の経路は、通信コストに基づいて仮に選択されるものである。したがって、経路選択部13によって選択された経路はループの発生を考慮していないので、場合によってはループが発生する可能性がある。
S13において経路選択部13は、ゲートウェイノードの次ホップ宛先ノードと最終宛先ノードとが一致するか否か判定する。ゲートウェイノードの次ホップ宛先ノードと最終宛先ノードとが一致しない場合(S13:No)、すなわち、自ホップがGWルータG0ではない場合には、S14において、中継ノード決定部14は、最終中継ノード決定処理を行う。この処理では、中継ノード決定部14は、選択した経路の最終中継ノードを決定する処理を行う。最終中継ノード決定処理の詳細については、図9を参照して後述する。S15において、優先方路決定部15は、S14で決定した最終中継ノードと最終宛先ノードとの間の経路を優先方路として決定する。この処理が終了すると処理はS17に進む。
一方、ゲートウェイノードの次ホップ宛先ノードと最終宛先ノードとが一致する場合(S13:Yes)、すなわち、自ホップがGWルータG0である場合には、S16において、優先方路決定部15は、ゲートウェイノードを最終中継ノードとして、ゲートウェイノードと最終宛先ノードとの間の経路を優先方路として決定する。この処理が終了すると処理はS17に進む。
S17において、経路選択部13は最終宛先ノードとして設定された全ての経路についてS12において選択されたか否か判定する。選択されていない経路が残っている場合(S17:No)には、処理はS12に戻り、全ての経路が選択されるまでS12〜S17の処理が繰り返し実行される。これに対し、全ての経路が選択された場合(S17:Yes)には、優先方路決定方法の処理は終了する。
図9を参照して最終中継ノード決定処理の詳細について説明する。
S21において、中継ノード決定部14は、S12で選択された経路を構築するノードの次ホップのノードを選択する。S22において、中継ノード決定部14は、次ホップ宛先ノードと最終宛先のノードとが一致するか否か判定する。次ホップ宛先ノードと最終宛先のノードとが一致しない場合(S22:No)には、中継ノード決定部14は、次ホップ宛先ノードを中継ノードとして決定し、S21の処理に戻る。そして、中継ノード決定部14は、次ホップ宛先ノードと最終宛先のノードとが一致するまでS21〜S23の処理を繰り返し実行する。
次ホップ宛先ノードと最終宛先のノードとが一致した場合(S22:Yes)には、S24において、中継ノード決定部14は、最終宛先ノードの前ホップを最終中継ノードとして決定する。この処理が終了すると、最終中継ノード決定処理は終了となり、処理はS15の処理に進む。
<ハードウェア構成>
優先方路決定装置10は、プロセッサを備える。そして、ノード設定部12、経路選択部13、中継ノード決定部14、優先方路決定部15は、プロセッサを用いて優先方路決定プログラムを実行することにより実現される。この場合、優先方路決定プログラムは、プロセッサがアクセス可能なメモリ領域に格納される。なお、ノード設定部12、経路選択部13、中継ノード決定部14、優先方路決定部15の機能の一部は、ハードウェア回路で実現してもよい。
1 無線通信システム
G0 GWルータ
M1〜Mn ルータ
4 端末
10 優先方路決定装置
11 IF
12 ノード設定部
13 経路選択部
14 中継ノード決定部
15 優先方路決定部
21 メモリ
22 ノード管理テーブル
23 通信コスト情報
31 IF
32 周辺環境測定部
33 経路管理部
34 経路管理テーブル
41 IF
42 周辺環境測定部
43 経路管理部
44 経路管理テーブル

Claims (6)

  1. ゲートウェイノードおよび複数のマルチホップノードを含む無線ネットワークにおいて優先方路を決定する優先方路決定方法であって、
    前記複数のマルチホップノード中の1つを最終宛先ノードとして設定し、
    通信コストに基づいて前記ゲートウェイノードと前記最終宛先ノードとの間の経路を選択し、
    前記選択した経路上に配置されているマルチホップノードのうちから前記最終宛先ノードに隣接する最終中継ノードを決定し、
    前記最終中継ノードと前記最終宛先ノードとの間の経路を、前記ゲートウェイノードと前記最終宛先ノードとの間で転送されるパケットを通過させる優先方路として決定する
    ことを特徴とする優先方路決定方法。
  2. 前記最終中継ノードの決定において、
    前記選択された経路上に配置されているマルチホップノードのうち、次ホップ宛先ノードと、前記最終宛先ノードと、が一致する場合には、前記最終宛先ノードの前ホップを前記最終中継ノードとして決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の優先方路決定方法。
  3. 前記優先方路の決定において、
    前記最終中継ノードから前記最終宛先ノードに向かう経路を下り優先方路として決定し、
    前記最終宛先ノードから前記最終中継ノードに向かう経路を上り優先方路として決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の優先方路決定方法。
  4. 前記優先方路の決定において、
    前記選択された経路上に配置されているマルチホップノードのうち、前記ゲートウェイノードの次ホップ宛先ノードと、前記最終宛先ノードと、が一致する場合には、前記ゲートウェイノードと前記最終宛先ノードとの間の経路を優先方路として決定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれかに記載の優先方路決定装置。
  5. 前記複数のマルチホップノードのいずれかから無線環境が変化したことを表す情報を受信した場合には、前記優先方路の決定を再度実行する
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれかに記載の優先方路決定方法。
  6. ゲートウェイノードおよび複数のマルチホップノードを含む無線ネットワークにおいて優先方路を決定する優先方路決定装置であって、
    前記複数のマルチホップノード中の1つを最終宛先ノードとして設定するノード設定部と、
    通信コストに基づいて前記ゲートウェイノードと前記最終宛先ノードとの間の経路を選択する経路選択部と、
    前記選択した経路上に配置されているマルチホップノードのうちから前記最終宛先ノードに隣接する最終中継ノードを決定する中継ノード決定部と、
    前記最終中継ノードと前記最終宛先ノードとの間の経路を、前記ゲートウェイノードと前記最終宛先ノードとの間で転送されるパケットを通過させる優先方路として決定する優先方路決定部と、
    を備えることを特徴とする優先方路決定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013214836A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Fujitsu Ltd 通信装置、経路構築方法及び経路構築プログラム

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