WO2013008860A1 - 通信装置及び通信システム - Google Patents

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Abstract

マルチホップな通信が可能でかつ通信経路の管理が容易な通信装置及び通信システムを提供する。 配電系通信装置100では、通信制御部130にポート管理手段132を設け、ポート部110に設けられている各ポートを、ポート管理手段132により各ポートに接続されている隣接局のIPアドレスで管理することが可能となっている。また、親局のポート管理手段132では、各子局のポート部110のそれぞれのポートの番号と接続先の隣接局のIPアドレスとの対応情報を各子局のポート管理手段132から入力し、これをもとに各子局のポート間の接続状態を管理することが可能となっている。

Description

通信装置及び通信システム
 本発明は、電力配電システムの監視・制御等に好適に用いられる通信装置及び通信システムに関し、特に、システムの構築が柔軟にできかつシステム状態の管理が容易な通信装置及び通信システムに関する。
従来、電力系統の配電システムにおいて地絡や短絡等の事故が発生すると、事故地点を挟む2つの開閉器で区分される事故区間を早期に切り離すとともにそれ以外の区間に配電するように、監視制御システムが開閉器の開閉制御を行う。電力配電システムを監視制御する従来の監視制御システムの一例を、図15を用いて説明する。図15は、電力配電システムに設置された従来の監視制御システムの構成を示すブロック図である。
図15において、電力配電システム900は、変配電所901内に設けられた変圧器902から配電線を用いて電力を配電するものであり、配電線の途中で地絡や短絡等の事故が発生したときの影響をできるだけ限定するために、配電系統を変圧器902から切り離すためのCB(Circuit Breaker)911、916と、配電線の途中に複数の開閉器912~915、917~921が配置されている。また、電力配電システム900は、事故の発生を監視してこれを適切に処理するための監視制御システム930を有している。監視制御システム930は、親局(センタ装置)903を備えるとともに、開閉器912~915、917~921毎に子局932~935、937~941を備えている。子局932~935、937~941は、所定の通信線で直接または他の子局を介して親局903に接続されている。
 図15に示す従来例では、変圧器902からCB911、916を介して2系統の配電線が接続されており、それぞれ4つの開閉器912~915及び開閉器917~920が配置され、2つの配電系統が開閉器921で接続可能となっている。また、開閉器912~915、917~921のそれぞれに設けられている子局932~935、937~941も、開閉器912~915、917~921と同様の接続関係で所定の通信線を用いて親局103に接続されている。従来の監視制御システム930では、通信線に電力線やメタルケーブルが用いられていた。このような従来の監視制御システムの構成が、例えば特許文献1に記載されている。
 上記のような電力配電システム900において、一例として地絡事故が発生したときの従来の監視制御システム930による事故処理方法(第1の事故処理方法とする)を以下に説明する。図15において、地点Aで地絡事故が発生すると、CB911が遮断されてそれより下流側の配電が停止される。その結果、開閉器912~915が受電しなくなり無電圧開放される。
 親局903は、CB911が遮断されて開閉器912~915が無電圧解放されたことを検知すると、事故区間を検出して事故区間以外に配電を再開させるために、まずCB911を閉制御して地絡電流が発生しないことを確認する。その後、親局903は子局932に対し開閉器912の閉制御を指示する。子局932は、親局903からの指示に従って開閉器912を閉制御するが、開閉器912が事故区間でないため、地絡電流は発生せずCB911は遮断されない。
 親局903は、開閉器912を閉制御してもCB911が遮断されないことを確認すると、さらに子局933に対して開閉器913の閉制御を指示する。子局933は、親局903からの指示に従って開閉器913を閉制御する。このとき、事故地点Aに再び地絡電流が流れるため、CB911が再び遮断される。その結果、開閉器912~915が再び無電圧開放される。これにより、親局903は事故区間が開閉器913と914との間であることを判定する。そして、事故区間の開閉器913、914をロックする。
 親局903は、ロックされた開閉器913より上流側に配電を再開させるために、CB911を閉制御した後、子局932に対して開閉器912を閉制御するように指示する。この指示に従って子局932が開閉器912を閉制御すると、開閉器913より上流側に配電が再開される。また、開閉器914がロックされた後、親局903は子局941に対して開閉器921を閉制御するように指示する。この指示に従って子局941が開閉器921を閉制御すると、開閉器921から開閉器914までの区間で配電が再開される。これにより、地点Aを含む事故区間以外のすべてに配電が再開される。
 上記の従来の監視制御システム930による第1の事故処理方法では、事故発生時の地絡電流に加えて、事故区間の検出のために再び地絡電流を発生させることになり、2回の地絡電流による電力設備への負荷が過剰になるといった課題があった。また、事故地点を含む配電系統のすべての開閉器が一時的に開放されるために、事故発生区間以外にも停電が一時的に及んでしまうといった課題がある。さらに、1回の事故で複数の開閉器が開放されてしまうため、その復旧に時間がかかるといった問題もある。
 これに対し、停電が事故発生時以外に発生しないようにした別の事故処理方法(第2の事故処理方法とする)も知られている。第2の事故処理方法を、図15に示す電力配電システム900及び監視制御システム930を用いて以下に説明する。第2の事故処理方法では、各子局から事故時の電流波形や位相等を親局903に集約することで、再び停電を発生させることなく事故区間が判定され、該当区間が配電系から隔離される。
 親局903は、子局933と934との間で事故が発生したと判定すると、子局933と934のみにそれぞれ開閉器913、914を開放するように指示する。この指示に従って子局933、934がそれぞれ開閉器913、914を開放すると、事故区間のみが配電系統から隔離される。開閉器914が開放された後、親局903は子局941に対して開閉器921を閉制御するように指示する。この指示に従って子局941が開閉器921を閉にすると、開閉器921から開閉器914までの区間で配電が再開される。これにより、地点Aを含む事故区間以外のすべてに配電が再開される。
 上記の第2の事故処理方法では、開閉器913、914が開放されて事故区間が隔離されるまでは、事故状態が継続されて電力設備に過大な負荷がかかることになる。そこで、上記の処理を高速に(例えば数十ms~数百ms)実行させることで、電力設備への負荷を軽減することができる。
 しかし、上記の第2の事故処理方法を高速に行うためには、親局が、各子局から事故区間の方向情報を入力し、それをもとに事故区間を判定し、判定結果に従って事故区間に対応する2つの子局にそれぞれの開閉器の開放を指示し、さらに事故区間より下流側に配電を再開させるために他の配電系統に接続される開閉器の閉制御を指示するまでの処理を高速に行う必要がある。このように、上記の第2の事故処理方法では親局の負荷が大きくなるとともに、通信量も大幅に増大する。そのため、このような通信量の増大に対応可能な通信装置及び通信システムが求められる。
 上記の従来の監視制御システム930において必要な制御は、各開閉器に対する開閉のみであり、従来の監視制御システムで用いられるメタル線や電力線といった通信線でも充分賄える低容量のものであった。
 一方、近年の配電線には太陽電池、風力発電設備、燃料電池など、多くの分散電源が接続されるようになってきている。こうした分散電源設備は逆潮流を生み出し、配電線の電圧変動を引き起こす可能性がある。分散電源の導入は今後ますます加速すると考えられ、電圧変動を検知するシステムの導入が必須となっている。
 電圧変動を検知することができるシステムとしてセンサ付き開閉器を利用したものが使われ始めている。該当システムでは電圧センサが開閉器内に組み込まれ、電圧データを定期的に取得し、変電所等に送信することができるようになっている。
 分散電源の導入が進めば進むほど高頻度、高精度な電圧データの取得が求められるようになってきており、従来の配電線通信で使われるメタル線、電力線を利用した通信網では容量不足が生じてきており、容量拡大が求められている。またこうした電圧データは電力の安定供給に関わるデータであり、送信を司る通信網にも高い信頼性が求められる。
 そこで、安定した大容量通信を可能とするために、親局及び各子局に設けられる通信装置、及びこれらを接続して構築される通信システムを光化するのが好ましい。また、配電システムに用いられる監視制御システムでは、子局を多数分散配置する必要があることから、それぞれに設置される通信装置の負荷を軽くするとともに、通信システムの構築や子局の追加等が容易に行えるのが望ましい。TCP/IP規格のネットワークでは、従来より通信ネットワークを柔軟に構築できるルーティング機能を追加することが可能となっている。しかし、ルーティング機能の負荷が重く、装置が大型化してしまうといった問題があった。さらに、信頼性を高めるため経路の冗長化が可能な構成が望ましい。こうした構成の一つとしてTCP/IPを用い、各通信装置にL3ルーティングプロトコルを実装したマルチホップ通信方式が挙げられる。
 マルチホップ通信技術の一つとして、複数分散するノード間を接続し、別のノードを経由(中継処理)しながら目標のノードと信号伝送を行う例えばZigBee(登録商標)規格の無線通信技術が知られている。ZigBee規格のネットワークに採用されているルート探索アルゴリズムであるAODV(Ad hoc On-demand Distance Vector)は、L3ルーティングプロトコルの一つであり、ルーティング処理の負荷を軽減するとともに通信装置の小型化や低消費電力化を図ることができる。そこで、大容量通信が可能な光通信に、小型化、負荷軽減、低消費電力化等が容易なAODVを採用したZigBee(登録商標)の規格を取り入れることで、大容量通信が可能でかつ演算処理の負荷を軽減できる配電系通信装置及び配電系通信システムの実現が期待される。
 また、従来、IPを適用した配電線遠方監視制御通信方式が実用化されている。たとえば特許文献2に記載のものがあり、IP通信が配電線の親子局間の通信網に採用され、経路が二重化されている。特許文献2では、光SW-HUBを採用することで一つのノードに複数のポートを設けることができ、インターネット等大容量通信で標準的に使用されるIPを利用することで、大容量データの送信が安価に実現できるとされている。これに加えて、高い信頼性が必要となる配電線遠方監視制御通信方式に向けても経路を二重化することで、緊急時の通信の維持機能を備えているとされている。
 IPを用いた配電線の監視制御システムにおいては、高い信頼性が要求されるため、経路の冗長化を行うとともに、各経路が正常であるか監視することが望まれる。光経路の状況が正常であるか確認するために、トランシーバの持つ物理層情報(たとえば送受信パワー)を管理することが一般的に行われる。この際、ルート切替情報と併せて管理する必要があることから、各トランシーバがどのIPアドレスとつながっているかを認識する必要がある。通信装置は、IPアドレスをMACアドレスとの整合を行うアドレス対応テーブル(IPv4ではARPテーブル、IPv6では近隣キャッシュ)を用いて照合することができ、SW-HUBのテーブルを参照することでポートとMACアドレスとの照合が可能である。従って、両テーブルの情報を合わせることでポートとIPアドレスの情報を照合することができる。
特許第4157554号公報 特開2005―210818号公報
 ZigBee(登録商標)等に採用されているAODVプロトコルでは、ノード間の通信経路の一部が切断されると、ルーティング手段により別の通信経路を探索して通信を継続することができる。このようなルーティング手段は各ノードで行うことが可能であり、それぞれがアドホックに実施することができる。しかしながら、電力配電システムの監視制御システムでは、通信システムの安定性・信頼性を確保するために、通信装置間を結ぶ通信経路の状態、すなわちどの子局とどの子局とが通信経路で結ばれているかを親局で管理しておく必要がある。そのため、各通信装置でアドホックに通信経路の変更が行われると、親局で通信装置間の通信経路を管理するのが困難になってしまうおそれがある。なお、通信装置間を結ぶ通信経路の状態を管理する通信システムに関しては、上記と同様の課題を有する。
 また、経路の冗長化を行ったシステムでは、上位層の通信により通常使用されている経路と、通常使用されていない経路が存在する。一般に、アドレス対応テーブルの項目は、当該IPアドレスに向けてユニキャスト送信が行われた際にアドレス情報のやり取りが行われて初めて構築される。そのため、通常使用していない経路についてはアドレス対応テーブルが作成されず、その結果ポートとIPアドレスとを合わせて管理することもできない。そのため、経路を切り替える先の状態診断が不可能となってしまう。例えば、特許文献2に記載されたシステムにおいては、二重化された通信経路の双方が既知の経路でない限り、ネットワーク障害時に通信を維持することは困難となる。
 本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、マルチホップな通信が可能でかつ通信経路の管理が容易な通信装置及び通信システムを提供することを目的とする。
 本発明の通信装置の第1の態様は、所定の通信線路を含むネットワークを構成するノードに配置されてマルチホップ通信を行う通信装置であって、前記所定の通信線路で隣接する前記ノード(以下では隣接局という)と接続するための2以上のポートと、前記2以上のポートに接続されて信号の送信元及び送信先のそれぞれのMACアドレスを管理する送受信処理部と、前記送受信処理部に接続されて前記信号の送信元及び送信先のそれぞれのIPアドレスを管理する通信制御部と、を備え、前記信号の送信元及び送信先は、それぞれ異なる前記隣接局であり、前記送信先である前記隣接局のIPアドレスとMACアドレスとを対応付けしたアドレス対応テーブルを作成するためのアドレス対応テーブル作成手段を備え、前記アドレス対応テーブル作成手段は、さらに前記アドレス対応テーブルに登録されていないMACアドレスの前記ノードから前記信号を入力すると、前記信号からMACアドレス及びIPアドレスを取得して前記MACアドレスと前記IPアドレスの組み合わせを前記アドレス対応テーブルに追加することを特徴とする。
 本発明の通信装置の他の態様は、前記ポートのそれぞれに接続される前記隣接局のMACアドレスを保存するMACテーブルを作成するためのMACテーブル作成手段を備え、前記通信制御部は、通信経路を決定するルーティング手段を備え、前記MACアドレステーブル及び前記アドレス対応テーブルから前記ポートとその接続先の前記IPアドレスとを対応付けし、前記ポートに接続された通信経路の状態情報を対応付けしたポート管理テーブルを作成し、前記ポート管理テーブルの情報をもとにポート管理及びルーティング処理を行うことを特徴とする。
本発明の通信装置の他の態様は、前記送受信処理部は、前記ポートのそれぞれに接続される前記隣接局のMACアドレスを保存するMACテーブルを作成するためのMACテーブル作成手段と、前記アドレス対応テーブルを作成するためのアドレス対応テーブル作成手段とを備え、前記通信制御部は、前記送受信処理部から前記MACアドレステーブル及び前記アドレス対応テーブルを入力して前記ポートとその接続先の前記IPアドレスとを対応付けしたポート接続テーブルを作成し、前記ポートのそれぞれの接続先を前記ポート接続テーブルを用いて前記IPアドレスで管理するポート管理手段を備えることを特徴とする。
 本発明の通信装置の他の態様は、前記ポートには、トランシーバが設けられており、前記トランシーバは、その動作状態を診断するための診断手段を有し、前記ポート管理手段は、前記トランシーバの前記診断手段から診断情報を入力して前記ポート接続テーブルとともに管理することを特徴とする。
 本発明の通信装置の他の態様は、前記アドレス対応テーブル作成手段は、前記ポートのいずれかから信号を受信すると、前記信号のIPヘッダから送信元のIPアドレスを取得するとともに前記MACテーブルから前記ポートに対応するMACアドレスを取得し、前記送信元のIPアドレスと前記MACアドレスとを対応付けて前記アドレス対応テーブルに保存することを特徴とする。
 本発明の通信装置の他の態様は、前記送受信処理部は、生存確認信号をブロードキャストまたはマルチキャストで前記隣接局に送信するとともに、前記隣接局から前記生存確認信号を受信すると、前記アドレス対応テーブル作成手段を用いて前記生存確認信号から送信元のIPアドレスとMACアドレスを取得し、前記IPアドレスと前記MACアドレスとを対応付けて前記アドレス対応テーブルに保存することを特徴とする。
 本発明の通信装置の他の態様は、配電系において用いられることを特徴とする。
 本発明の通信装置の他の態様は、配電系制御装置及び/またはスマートメータ集約装置が接続されることを特徴とする。
 本発明の通信システムの第1の態様は、第1乃至第8の態様のいずれか1つに記載の通信装置が、ノードの親局及び子局にそれぞれ設置され、前記ポート間が前記所定の通信線路で接続されていることを特徴とする。
 本発明の通信システムの他の態様は、前記親局に設置された前記通信装置の前記ポート管理手段は、前記子局に設置された前記通信装置の前記ポート管理手段から前記ポート接続テーブルを入力し、該記ポート接続テーブルを用いて前記子局のポート間の接続状態を管理していることを特徴とする。
 本発明の通信システムの他の態様は、配電系に用いられる通信システムであって、配電系通信装置が、電力配電システムの監視・制御を行うノードの親局及び子局にそれぞれ設置されていることを特徴とする。
 本発明によれば、マルチホップな通信が可能でかつ通信経路の管理が容易な通信装置及び通信システムを提供することができる。
本発明の第1実施形態の配電系通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の配電系通信システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態の配電系通信装置に適用されるプロトコルスタックである。 第1実施形態の配電系通信装置で用いられる通信経路表の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態の配電系通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態の配電系通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態の配電系通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態の配電系通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態の配電系通信装置で用いられるアドレス対応テーブルの一例を示す表である。 本発明の第4実施形態の配電系通信装置で用いられるMACテーブルの一例を示す表である。 本発明の第4実施形態の配電系通信装置で作成されるポート情報を有する表である。 本発明の第5実施形態の配電系通信装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態の配電系通信装置に配電系制御装置及びスマートメータ集約装置を接続した配電系通信システムの一例を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態の配電系通信装置の別の構成例を示すブロック図である。 従来の監視制御システムを用いた電力配電システムの構成を示すブロック図である。
 図面を参照して本発明の好ましい実施の形態における通信装置及び通信システムについて詳細に説明する。なお、同一機能を有する各構成部については、図示及び説明簡略化のため、同一符号を付して示す。以下では、本発明の通信装置及び通信システムが、配電系通信装置及び配電系通信システムであって、光信号を用いて通信を行う場合を例に説明するが、これに限定されず、他の通信装置及び通信システムである場合や、メタルケーブルを用いた電気信号による通信の場合にも適用可能である。
 また、以下では一例として、本実施形態の通信装置及び通信システムを配電系通信装置及び配電系通信システムとして、マルチホップ通信技術にZigBee(登録商標)規格で用いられるAODVプロトコルを適用した場合について説明する。AODVプロトコルのルーティング機能はネットワーク層の処理であり、これと光ケーブルを用いた通信を組み合わせて本実施形態の配電系通信システムを構成するには、本実施形態の配電系通信システム(ネットワーク)を構成する各ノードに配置する本実施形態の配電系通信装置を、図3に示すようなプロトコルスタックに基づいて構築する必要がある。図3に示すプロトコルスタックは、下位層の物理層及びMAC層に光イーサネット(登録商標)の規格を適用し、上位のネットワーク層にはZigBee(登録商標)の規格で用いられるAODVプロトコルを適用している。このようなプロトコルスタックを適用することで、光通信ネットワークでマルチホップ通信を実現することができる。
 (第1実施形態)
 本発明の第1実施形態に係る配電系通信装置を、図1に示すブロック図を用いて説明する。本実施形態の配電系通信装置100は、電力配電システムの親局及び子局に設置される通信装置として利用されるものである。配電系通信装置100は、光ファイバを接続するためのポートを有するポート部110と、ポート部110に接続される送受信処理部120と、送受信処理部120に接続される通信制御部130と、を備えている。また、本実施形態の配電系通信装置100は、さらに通信制御部130に接続される通信監理部140と、通信監理部140に接続される子局機能部150とを備えるように構成してもよい。
 ポート部110は、少なくとも2つのポートを有しており、図1では3つのポート111、112、113を有する例を示している。ポート111、112、113のそれぞれには、光信号から電気信号への変換、あるいは電気信号から光信号への変換を行う光トランシーバ114、115、116が設けられている。光トランシーバ114、115、116には、光ファイバが接続される。
 送受信処理部120は、MAC層の処理であるMACアドレスの管理を行っており、ポート部110のポート111~113のいずれかから信号を受信すると、受信信号のフレームからMACヘッダを取り除いて通信制御部130に出力する。また、通信制御部130から送信信号を入力すると、送信信号のフレームにMACヘッダを付加するとともに、MACアドレスをもとに送信先に接続されるポートをポート111~113から選択して出力する。
 通信制御部130は、ネットワーク層の処理である信号の送信元および送信先のIPアドレスの管理を行っており、受信信号のIPヘッダから送信元および送信先のそれぞれのIPアドレスを取得する一方、送信信号のIPヘッダに送信元および送信先のそれぞれのIPアドレスを設定する。また通信制御部130は、ZigBee(登録商標)規格に採用されているAODVプロトコルを用いたルーティング手段131を有している。
 通信監理部140は、TCP/UDP層の処理を行っており、通信制御部130からフレームを入力すると、TCP/UDPヘッダを取り除いてデータをアプリケーション(APP)層に相当する子局機能部150に出力する。また、子局機能部150からデータを入力すると、TCP/UDPヘッダをデータに付加して通信制御部130に出力する。
図1に示す配電系通信装置100では、TCP/UDP層の通信監理部140及びアプリケーション層の子局機能部150を備える構成としている。これに対し、隣接する2つの局間の通信を中継するだけでそれ自身は子局機能部150を有さない構成の通信装置を構築することも可能である。すなわち、本実施形態の配電系通信装置100は、子局間を中継するルータとして機能する配電系通信装置(以下ではルータ用通信装置と称する。)とすることも可能である。ルータ用通信装置は、入力側の隣接局から出力側の隣接局にデータを転送するだけの処理を行うことから、物理層のポート部110、MAC層の送受信処理部120、及びネットワーク層の通信制御部130を備える構成とすればよい。
 次に、第1実施形態に係る配電系通信システムの構成を、図2を用いて以下に説明する。図2は、本実施形態に係る配電系通信システムの構成を示すブロック図である。本実施形態の配電系通信システム10は、親局及び子局に配置された配電系通信装置100を光ファイバで接続して構築される。図2では、親局に設置される配電系通信装置100を100-0とし、子局に設置される配電系通信装置100を100-1~100-11としている(以下では、簡単のため親局100-0、子局100-1~100-11と記す)。各配電系通信装置100は、隣接する別の配電系通信装置100との間が光ファイバ11で接続されている。
 親局100-0には2つの子局100-1、9が接続され、子局100-1から子局100-9まで順次接続されてループを形成している。また、子局100-9にはさらに子局100-10が接続され、子局100-10には子局100-11が接続された構成としている。ここでは、子局100-11が子局100-10のみに接続された構成としているが、子局100-11はさらに別のポートを有しており、これを別の子局(例えば子局100-6)に接続することも可能である。図2に示す配電系通信システム10では、子局100-9が少なくとも3つのポートを有し、それ以外の親局及び子局は少なくとも2つのポートを有している。
 本実施形態の配電系通信装置100及び配電系通信システム10では、親局と子局との間の通信、あるいは子局間の通信を行うのに、ZigBee(登録商標)に適用されるAODVプロトコルを用いたマルチホップ通信技術を用いており、別の子局又は親局を経由(中継処理)しながら目的の親局または子局(以下では目的局という)まで信号を伝送していく。
 配電系通信装置100は、光ファイバ11で直接接続された隣接する親局または子局(以下では、隣接局という)に関する情報として、通信制御部130が図4に例示するようなテーブル(以下では、通信経路表という)を有している。図4に例示する通信経路表は、当該局から目的局に至る通信経路に接続される隣接局、及びその経路で信号を送信したときの通信コストを保存したテーブルである。
 配電系通信装置100によるマルチホップ通信では、送信元の局が図4に例示する通信経路表を用いて目的局に至る隣接局を選択して信号を送信し、これを受信した隣接局が同様に図4に例示するような通信経路表を用いて目的局に至る隣接局を選択して信号を送信する(中継処理)。以下、目的局に到達するまで上記の中継処理を行っていくことで、信号を目的局まで伝送することができる。
 上記のマルチホップ通信において、図4に例示する通信経路表に所望の目的局への通信経路の情報(隣接局、通信コスト)が保存されていない場合、あるいは通信経路表に記載されている隣接局に信号を送信したが正常に送信できなかった場合には、通信制御部130がルーティング手段131を用いて目的局への通信経路の探索を行う。ルーティング手段131による通信経路の探索は、すべての子局に対し目的局への通信経路の問い合わせを行う。そして、いずれかの子局から目的局への通信経路の探索に成功したとの通知を受けると、通知を受けた通信経路のうち通信コストの最も低い通信経路を選択して通信経路表に保存する。
 上記の通信経路の問い合わせでは、問い合わせを行う当該局からルート要求パケットが隣接局のすべてに出力され、隣接局から所定のルートを経由してルート要求パケットが目的局に到達すると、探索されたルートと逆のルートで目的局から当該局までルート回答パケットが送信される。また、目的局以外の局がルート要求パケットを受信したときは、これをそのままその隣接局に転送する。問い合わせを行った当該局は、目的局からルート回答パケットを受信すると目的局への通信経路の情報を取得することができる。
 上記のようなマルチホップ通信を行う本実施形態の配電系通信装置100及び配電系通信システム10では、ネットワーク層において送信先(目的局)だけでなく隣接局の配電系通信装置100の情報も有している。これにより、ネットワーク層の通信制御部130において、ポート部110に設けられている各ポートを隣接局のIPアドレスを用いて管理することが可能となる。そこで、本実施形態の配電系通信装置100では、通信制御部130で隣接局のIPアドレスを用いて各ポートを管理させるようにしており、詳細を以下に説明する。
 信号をポート部110の複数のポートから1つを選択して送信するには、通信制御部130で送信先の配電系通信装置100を特定するためのMACアドレスを取得し、これを送受信処理部120に指定する必要がある。通信制御部130は、送信先のIPアドレスを有していることから、これからMACアドレスを知る必要がある。
 一方、MAC層の送受信処理部120は、IPアドレスとMACアドレスとを対応させて保存するアドレス対応テーブル(IPv4においてはARP(Address Resolution Protocol)テーブル、IPv6においては近隣キャッシュ(Neighbor Cache))を有しており、アドレス対応テーブルを作成するアドレス対応テーブル作成手段121を備えている。アドレス対応テーブルは、論理的なアドレスであるIPアドレスを物理的なハードウェアアドレスであるMACアドレスに変換するものである。そこで、通信制御部130は、送受信処理部120が有するアドレス対応テーブルを用いてIPアドレスからMACアドレスを知ることができる。
 アドレス対応テーブルは、送信先の配電系通信装置100を特定するために、IPアドレスで指定された送信先の配電系通信装置100をMACアドレスで指定するのに用いるものであり、IPアドレスとMACアドレスとの対応情報を保存している。また、アドレス対応テーブルに保存された情報は、所定時間経過したものについてはクリアされてしまう。そのため、はじめて送信先に指定された局、あるいは所定時間以上送信先に指定されなかった局については、IPアドレスとMACアドレスとの対応情報がアドレス対応テーブルに保存されていない。
 送信先に指定された局のIPアドレスに対応するMACアドレスがアドレス対応テーブルに保存されていないときは、送信先のMACアドレスを問い合わせるためのアドレス要求(ARP要求(ARP request)または近隣要請(Neighbor Solicitation))信号をブロードキャスト(またはマルチキャスト:オールルータマルチキャストやエニーキャストを含む。以下同じ)で送信する。その結果、いずれかの局からアドレス要求信号に対する応答(ARP応答(ARP reply)または近隣広告(Neighbor Advertisement))があると、アドレス対応テーブル作成手段121がそのMACアドレスをIPアドレスと対応付けてアドレス対応テーブルに保存する。
 本実施形態の配電系通信装置100の通信制御部130では、送信元および送信先のIPアドレスに加えて、受信側及び送信側の隣接局のIPアドレスを取得することができる。従って、アドレス対応テーブルを用いて隣接局のIPアドレスとMACアドレスの対応情報を知ることができる。
 送受信処理部120はまた、アドレス対応テーブルとは別に、ポート部110の各ポートに光ケーブル11で接続されている隣接局のMACアドレスを保存するMACテーブルを有しており、MACテーブルを作成するMACテーブル作成手段122を備えている。MACテーブルは、ポート部110の各ポートの番号と、それに接続されている隣接局のMACアドレスとを対応付けて保存するテーブルである。送受信処理部120は、送信信号の送信先のMACアドレスが通信制御部130から指定されると、指定されたMACアドレスに対応するポート番号をMACテーブルから取得し、このポート番号のポートから送信信号を送信させる。
 MACテーブルの情報は、送受信処理部120において、信号を受信したときに作成または更新される。送受信処理部120は、ポート部110のいずれかのポートから信号を受信すると、受信信号のMACヘッダに記載されている送信元のMACアドレスを読み込み、これを受信信号を入力したポートの番号と対応付けてMACテーブルに保存する。また、通信制御部130から指定されたMACアドレスがMACテーブルに保存されていないときは、送受信処理部120はポート部110の送信信号を受信したポートを除くすべてのポートに送信信号を送信する。
 上記信号を受信した各隣接局では、信号のMACヘッダに記載されている送信先のMACアドレスが当該局のMACアドレスに一致するか否か判定する。その結果、送信先のMACアドレスが当該局のMACアドレスに一致しないときは受信信号を破棄するが、一致するときはMACヘッダに当該局のMACアドレスを記載した応答信号を送信元に返送させるようにすることができる。その場合には、送信元の配電系通信装置100で応答信号のMACヘッダに記載されている送信元のMACアドレスを取得し、これを応答信号を受信したポートの番号と対応付けてMACテーブルに保存することが可能となる。これにより、ポート番号とMACアドレスとの新たな対応付けの情報をMACテーブルに追加することができる。
 上記説明のように、ネットワーク層の通信制御部130において、信号の送信元及び送信先である隣接局のIPアドレスを取得することができ、また送受信処理部120が有するアドレス対応テーブル及びMACテーブルを用いてIPアドレス、MACアドレス、及びポートの番号を相互に関連付けることが可能となる。
 そこで、本実施形態の配電系通信装置100では、通信制御部130にポート管理手段132を設け、ポート部110に設けられている各ポートを、ポート管理手段132により各ポートに接続されている隣接局のIPアドレスで管理することが可能となる。ポート部110の各ポートとその接続先のIPアドレスとを対応付けしたものを、以下ではポート接続テーブルという。
 親局及び子局に設けられたそれぞれの配電系通信装置100は、別の局に設けられた配電系通信装置100をIPアドレスで管理することができる。特に親局の配電系通信装置100-0は、配電系通信システム10内の各子局をIPアドレスを用いて管理している。そこで、親局の配電系通信装置100-0が有するポート管理手段132では、各子局のポート管理手段132からポート接続テーブルを入力し、これをもとに各子局のポート間の接続状態を管理することが可能となる。
 図2に示す配電系通信システム10を例に説明すると、親局の配電系通信装置100-0では、配電系通信システム10内の子局100-1~100-11の接続関係を、それぞれのIPアドレスとポート部110のポート番号を用いて管理することができる。一例として、子局100-1、100-2のそれぞれのIPアドレスをA1、A2とし、両者を接続しているそれぞれのポートをポート113、ポート111とするとき、親局100-0のポート管理手段132は子局100-1と子局100-2との接続関係を、IPアドレスA1のポート113とIPアドレスA2のポート111とが接続されているといった情報で管理することができる。
 本実施形態の配電系通信装置100は、ネットワーク層以上のプロトコルを有する通信装置としていることから、ネットワーク層の通信制御部130にポート管理手段132を設けることで、上記のように子局のポート間の接続情報をIPアドレスで管理することが可能となる。すなわち、親局において、子局間の接続関係をポートレベルで管理することが可能となる。これに対し、MAC層以下のプロトコルを有するL2スイッチングハブでは、ネットワークで接続されているノードのIPアドレスがわかっても、それぞれのポートとノードとの接続関係を知ることはできない。
 (第2実施形態)
 本発明の第2実施形態に係る配電系通信装置を、図5に示すブロック図を用いて説明する。本実施形態の配電系通信装置200では、ポート部110の各ポートに設けられたトランシーバ214~216がデジタル診断モニタ(DDM)手段217~219を有する構成としている。各子局のポート管理手段132は、自局のポート部110の各ポートに設けられたトランシーバ214~216のDDM手段217~219から各トランシーバの診断情報を取得し、これをポート接続テーブルとともに管理することが可能となる。
 また、親局のポート管理手段132は、各子局のポート管理手段132からポート接続テーブルとともにそれぞれの診断情報を入力して管理することができる。各ポート(のトランシーバ)の診断情報を取得することで、例えば所定の子局間を接続する通信経路における光信号の出力が低下している場合にはこれを早期に検出してシステム運用者等に警告することができる。また、必要に応じて別の通信経路の探索を行わせることも可能である。これにより、本実施形態の配電系通信システムの信頼性を高めることができる。
 (第3実施形態)
 本発明の第3実施形態に係る配電系通信装置を、図6に示すブロック図を用いて以下に説明する。従来、アドレス対応テーブルには送信先のノードのIPアドレスとMACアドレスとの対応情報のみが記憶される。そのため、光ファイバで接続された2つの局の間で通信が行われていない場合には、その間の接続に用いられている各局のポートについては、その接続関係をIPアドレスで管理することができない。親局では、例えば使用不可となった通信経路の代替経路として、それまで使用されていない通信経路が使用可能かを判定する必要が生じることがある。そのため、配電系通信システム内のすべての通信経路の情報を管理できるようにするのが望ましい。
 そこで、本実施形態の配電系通信装置300では、アドレス対応テーブル作成手段121に代えて、拡張アドレス対応テーブル作成手段321を送受信処理部120に設けている。拡張アドレス対応テーブル作成手段321は、信号を送信するときだけでなく、隣接局から信号を受信したときにも、送信元の隣接局のMACアドレスとIPアドレスとの対応情報をアドレス対応テーブルに追加する。
 また、MAC層では従来より定期的に生存確認信号を送受信して各通信経路が使用可能かの確認を行っている。この生存確認信号の送受信は、隣接局のすべてにブロードキャストまたはマルチキャストで行っており、隣接局から生存確認信号を受信するとその間の通信経路および送信元の子局が正常(生存している)であると判定している。従来、ブロードキャストまたはマルチキャストで信号を送信する場合には、送信先のIPアドレスとMACアドレスの対応関係をアドレス対応テーブルに保存することは行われなかった。
 そこで、本実施形態の配電系通信装置300では、MAC層の送受信処理部120に生存確認手段323を設け、隣接局に定期的に生存確認信号をブロードキャストまたはマルチキャストで送信させるものとしている。そして、拡張アドレス対応テーブル作成手段321では、生存確認信号を受信すると、送信元の隣接局のMACアドレスとIPアドレスとの対応関係をアドレス対応テーブルに追加する。これにより、通信経路が正常なすべての隣接局のIPアドレスとMACアドレスとの対応情報を取得してアドレス対応テーブルに保存することができる。さらに、生存確認信号のブロードキャスト(またはマルチキャスト)送信を定期的に行うことで、アドレス対応テーブルを定期的に更新することも可能となる。
(第4実施形態)
 本実施形態では、信号送信時だけでなく信号受信時も受信パケットのIPアドレス、MACアドレスからアドレス対応テーブルを作成する。これは、送信されたパケットに記述されている送信元のMACアドレス及びIPアドレスの情報を認識し、これをアドレス対応テーブルに書き込む処理を行うことで実現できる。
 具体的な受信信号としては、各ノード(配電系通信装置)が定期的に送出している1hopのブロードキャスト(またはオールルータマルチキャスト)信号である生存確認信号(またはハロー信号)が最も適している。この信号は、ブロードキャスト(またはマルチキャスト)を利用するため相手のIPアドレスとMACアドレスの組み合わせを知ることなく送信され、アドレス対応テーブルが作成されない。しかし、送信元のIPアドレス及びMACアドレスの組み合わせはパケットに記載されることから、これを受信先で認識することが可能である。これを利用し、各生存確認信号の受信先は送信元のIPアドレスとMACアドレスを認識しこれをアドレス対応テーブルに書き加える仕組みを採用する。生存確認信号は上位層の通信に使用されていない経路でも発生するため、当該経路の情報についてもアドレス対応テーブルに記載することができる。本信号は定期的にすべてのノードから相互に出力されるため、その情報を入手することで全ノードのアドレス対応情報を網羅することができる。
 また、ルーティング手段で用いるルーティング信号パケット(ルート要求パケット)や、他のブロードキャスト(またはマルチキャスト)/ユニキャストパケットを用いても同様の処理が可能である。
 以下では、図7を用いて本発明の第4実施形態に係る配電系通信装置を説明する。図7は、第4実施形態の配電系通信装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の配電系通信装置(ノード)400は、配電自動化等の高信頼性が必要なネットワークに接続されるものであり、配電系通信装置400内の構造として、物理層処理部410、送受信処理部420、通信制御部430、通信管理部440、及びノード監視部450を備えている。
 物理層処理部410は、物理層情報を扱っており、トランシーバ415~418を有している。トランシーバの数及び通信媒体は任意(光、メタル等)に選択できる。送受信処理部420は、データリンク層の処理を行っており、出力先トランシーバを振り分けるためのMACテーブル421を有している。MACテーブル421にはMACアドレスごとの出力ポートが示されている。
 通信制御部430は、ネットワーク層の処理を行い、ルーティング手段431を備えている。また、アドレス処理部(アドレス対応テーブル作成手段)432を備え、送信すべきIPアドレスに対応するMACアドレスをアドレス対応処理(IPv4においてはARP要求信号及びARP応答信号、IPv6においては近隣要請及び近隣広告)によって取得し、これをアドレス対応テーブル421に記載する。
 さらに、通信管理部440がL4~L6の処理を、ノード監視部450がL7の処理を、それぞれ担う。ノード監視部450は、最低限経路やノードの状態監視を行うが、配電系の制御監視機能やスマートメータの集約等の機能を持っていてもよい。ノード監視部450は、ポート管理手段451を有している。ポート管理手段451は、アドレス処理部432及びMACテーブル421から情報を収集し、ポートとIPアドレスとを合わせて管理する。また、受信パケットから得たMACアドレスとIPアドレスとの組み合わせをアドレス対応テーブルへ書き込むことができる。ポート管理手段451は、さらにトランシーバの状態情報を得る手段を有していてもよく、トランシーバの状態情報をポート対IPテーブル(ポート接続テーブル)と一緒に管理してもよい。
 以下では、図8に示す本実施形態の配電系通信システムの一例を示すネットワークを用いて本実施形態の配電系通信装置400の動作う説明する。同図において、送信元400-A、送信先400-B、及びノード400-1~4は、本実施形態の配電系通信装置400を用いて構成されている。送信元400-Aから送信先400-Bに通信が行われているとし、通常はノード400-1、400-2、400-3を経由しているとする。
 通常アドレス処理は、ノード400-1、400-2、400-3の間でのみ行われ、使われていないノード400-4とノード400-1及び400-3との間では実行されない。そのため、ポートとIPアドレスとを合わせた管理は、ノード400-1と400-4との間等については行えない。その結果、ノード400-1~3の区間に異常が発生した場合、切り替えるべき経路であるノード400-4側の状態を把握することができない。
 そこで、本実施形態の配電系通信装置400では、ノード400-4に一部の受信信号が到達することを利用し、アドレス処理部432によりノード400-4の情報についてもアドレス対応テーブルに記載する。具体的には、一部の受信信号としてルーティングプロトコルで使用するハローパケット(生存確認信号)やルート探索パケットがあり、正確なアドレスを有していなくともこの信号をブロードキャストまたはマルチキャストで伝播する。
 ハローパケット等の信号がノード400-4から出力されると、ノード400-1及び400-3にノード400-4の情報が書かれてアドレス対応テーブルが更新され、ポートとIPアドレスとの管理が実現できる。上記のようなパケットは、ハローパケットや生存確認信号に限定されずいかなるパケットでも可能であるが、すべてのノードから定期的に出力される生存確認パケットが最も適している。
 アドレス対応テーブルの一例を図9に示す。通信要求があったIPアドレスを図9に示すアドレス対応テーブルのIP欄から検索し、検索されたIPアドレスに対応するアドレス対応テーブルのMAC欄から該当するMACアドレスを発見する。また、通信要求があったIPアドレスがアドレス対応テーブルのIP欄にないときは、当該ノード400は、MACアドレス問い合わせ信号としてアドレス要求信号(ARP要求信号または近隣要請)を送出してMACアドレスを取得する。また、得られたMACアドレスをアドレス対応テーブルに追加する。
 MACテーブル421の一例を図10に示す。MACテーブル421は、1つの送信ノードが複数の送受信ポートを持っている場合に設定され、送信先となるMACアドレスごとに転送すべきポートを記載したものである。MACテーブルに記載されていないMACアドレスへ信号を送ることを求められた場合には、全ポートへ送信することで対応する、また記載されていないMACアドレスから信号を受信したときは、当該MACアドレスと受信したポートとを対としてMACテーブル421に記載する。
 上記のアドレス対応テーブルとMACテーブル421より、ノード監視部150では、これら2つのテーブルあわせてIPアドレスとポートの情報を作り出す。これにより、ポートとIPアドレスの情報を合わせて管理することが可能となる。また、例えば図11に示すように、ポート毎のトランシーバの送信(Tx)信号強度や受信(Rx)信号強度を合わせて管理することができる。その結果、Tx信号強度の低下がみられる経路(図11に示すNo.2の経路)を確認することができ、当該経路の使用を避けるなどの制御が可能となる。
 本実施形態の配電系通信装置では、上位層の通信で使われていない冗長経路についてもアドレス対応テーブルに記載することが可能となり、ポートとIPアドレスの照合をとることができる。すなわち、トランシーバ情報とポートとを合わせて管理することができる。従って、トランシーバに劣化が判明した際どの経路が問題となり得るか判断することができ、より信頼性の高い通信網が実現される。
 また、副次的な効果としてアドレス対応テーブルが既に登録されているため切替時に新たなアドレス処理が必要なく、より高速な通信開始が可能となることがある。
 (第5実施形態)
 本発明の配電系通信装置及び配電系通信システムは、配電系の監視制御、スマートメータの中継等に用いることができる。配電系の監視制御等に用いる配電制御監視部を備えた本発明の第5実施形態に係る配電系通信装置の一例を図12に示す。図12に示す配電系通信装置501では、配電制御監視部560をノード監視部450と並行して一体として配置している。配電制御情報を通信管理部440で取り出し、これを配電制御監視部560に入力して配電制御を行うトリガーに用いるようにすることができる。また、配電制御監視部560が配電の監視制御を行った結果等を、通信管理部440及び通信制御部430を経由して他ノードに転送するようにすることができる。
 本実施形態の配電系通信装置では、物理層処理部410のポートの一つに配電制御装置やスマートメータ集約装置を接続することも可能である。一例として、図13に示すように、ノードに配電系制御装置570のみが接続されてもよいし、スマートメータ集約装置571のみが接続されてもよい、両方を接続することも可能である。また、ともに接続されない情報転送線用のノードがあってもよい。
 スマートメータ集約装置571や配電系制御装置570は任意のポートに接続することができ、通信制御部430によって他ノードや管理サーバ等に転送が行われる。中間ノードに本実施形態の配電系通信装置を採用することで、経路の状況がつかみやすくなり、スマートメータ集約装置571や配電系制御装置570の要求する高い信頼性が実現できる。
 また、IPプロトコル以外の配電系制御装置/スマートメータ集約装置を本実施形態の配電系通信システムに接続することも可能である。IPプロトコル以外の通信装置を接続可能な本実施形態の配電系通信装置の一例を図14に示す。本実施形態の配電系通信装置502は、他プロトコルの通信装置580とプロトコル変換部581を備えている。通信装置580を経由する信号は、プロトコル変換部581でIPプロトコルの信号へと変換されたのち、他ノード等へ出力される。
 なお、上記では光ケーブルを用いた光信号による通信の場合について説明したが、これに限定されず、メタルケーブルを用いた電気信号による通信の場合にも適用可能である。本実施の形態における記述は、本発明に係る配電系通信装置及び配電系通信システムの一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態における配電系通信装置及び配電系通信システムの細部構成及び詳細な動作等に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
10   配電系通信システム
11   光ファイバ
100、200、300、400、501、502  配電系通信装置
110   ポート部
111~113、411~414  ポート
114~116、214~216  光トランシーバ
120、420  送受信処理部
130、430  通信制御部
131、431  ルーティング手段
140、440  通信監理部
150  子局機能部
217~219  デジタル診断モニタ手段
321  拡張アドレス対応テーブル作成手段
323  生存確認手段
410  物理層処理部
415~418  トランシーバ
421  MACテーブル
432  アドレス処理部
450  ノード監視部
451  ポート管理手段
560  配電制御監視部
570  配電系制御装置
571  スマートメータ集約装置
580  通信装置
581  プロトコル変換部

Claims (11)

  1.  所定の通信線路を含むネットワークを構成するノードに配置されてマルチホップ通信を行う通信装置であって、
     前記所定の通信線路で隣接する前記ノード(以下では隣接局という)と接続するための2以上のポートと、
     前記2以上のポートに接続されて信号の送信元及び送信先のそれぞれのMACアドレスを管理する送受信処理部と、
     前記送受信処理部に接続されて前記信号の送信元及び送信先のそれぞれのIPアドレスを管理する通信制御部と、を備え、
     前記信号の送信元及び送信先は、それぞれ異なる前記隣接局であり、
     前記送信先である前記隣接局のIPアドレスとMACアドレスとを対応付けしたアドレス対応テーブルを作成するためのアドレス対応テーブル作成手段を備え、
     前記アドレス対応テーブル作成手段は、さらに前記アドレス対応テーブルに登録されていないMACアドレスの前記隣接局から前記信号を入力すると、前記信号からMACアドレス及びIPアドレスを取得して前記MACアドレスと前記IPアドレスの組み合わせを前記アドレス対応テーブルに追加する
     ことを特徴とする通信装置。
  2.  前記ポートのそれぞれに接続される前記隣接局のMACアドレスを保存するMACテーブルを作成するためのMACテーブル作成手段を備え、
     前記通信制御部は、通信経路を決定するルーティング手段を備え、
     前記MACアドレステーブル及び前記アドレス対応テーブルから前記ポートとその接続先の前記IPアドレスとを対応付けし、前記ポートに接続された通信経路の状態情報を対応付けしたポート管理テーブルを作成し、前記ポート管理テーブルの情報をもとにポート管理及びルーティング処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3.  前記送受信処理部は、
     前記ポートのそれぞれに接続される前記隣接局のMACアドレスを保存するMACテーブルを作成するためのMACテーブル作成手段と、前記アドレス対応テーブルを作成するためのアドレス対応テーブル作成手段とを備え、
     前記通信制御部は、前記送受信処理部から前記MACアドレステーブル及び前記アドレス対応テーブルを入力して前記ポートとその接続先の前記IPアドレスとを対応付けしたポート接続テーブルを作成し、前記ポートのそれぞれの接続先を前記ポート接続テーブルを用いて前記IPアドレスで管理するポート管理手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4.  前記ポートには、トランシーバが設けられており、
     前記トランシーバは、その動作状態を診断するための診断手段を有し、
     前記ポート管理手段は、前記トランシーバの前記診断手段から診断情報を入力して前記ポート接続テーブルとともに管理する
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5.  前記アドレス対応テーブル作成手段は、前記ポートのいずれかから信号を受信すると、前記信号のIPヘッダから送信元のIPアドレスを取得するとともに前記MACテーブルから前記ポートに対応するMACアドレスを取得し、前記送信元のIPアドレスと前記MACアドレスとを対応付けて前記アドレス対応テーブルに保存する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の通信装置。
  6.  前記送受信処理部は、
     生存確認信号をブロードキャストまたはマルチキャストで前記隣接局に送信するとともに、前記隣接局から前記生存確認信号を受信すると、前記アドレス対応テーブル作成手段を用いて前記生存確認信号から送信元のIPアドレスとMACアドレスを取得し、前記IPアドレスと前記MACアドレスとを対応付けて前記アドレス対応テーブルに保存する
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7.  配電系において用いられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8.  配電系制御装置及び/またはスマートメータ集約装置が接続される
     ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9.  請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信装置がノードの親局及び子局にそれぞれ設置され、
     前記ポート間が前記所定の通信線路で接続されている
     ことを特徴とする通信システム。
  10.  前記親局に設置された前記通信装置のポート管理手段は、前記子局に設置された前記通信装置の前記ポート管理手段から前記ポート接続テーブルを入力し、前記ポート接続テーブルを用いて前記子局のポート間の接続状態を管理している
     ことを特徴とする請求項9に記載の通信システム。
  11.  配電系に用いられる通信システムであって、配電系通信装置が、電力配電システムの監視・制御を行うノードの親局及び子局にそれぞれ設置されている
     ことを特徴とする、請求項9または請求項10に記載の通信システム。


     
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