WO2012176360A1 - 通信装置、通信システム - Google Patents

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Definitions

  • the potential is monitored at a very short interval in order to detect a period exceeding the high reference potential 1211 (a period falling below the low reference potential 1212). There is a need.
  • a communication device includes a first circuit board on which a first component for communication is mounted and a second circuit board on which a second component for communication is mounted, and performs communication between both components.
  • the first component includes a transmission unit that transmits a plurality of detection signals having different frequency spectra to the second component, and the second component returns a signal waveform of each of the received detection signals.
  • a reply unit that replies as a signal, and the first component refers to the transmitted detection signal, and determines whether the received reply signal is legitimate, And a control unit that restricts communication between components.
  • the first component 110 includes a CPU 121, a core 122, a detection signal transmission unit 123, a detection signal determination unit 126, a tamper resistance control unit 127, an external bus IF unit 128, a memory IF unit 129, a buffer 130, an antenna 131, an internal bus 132, An external terminal 133 is provided.
  • the second component 210 includes an internal bus 232, a memory IF unit 229, a memory unit 230, an antenna 231, and a detection signal return unit 233.
  • the buffer 130 temporarily stores a data pattern corresponding to the detection signal transmitted by the detection signal transmission unit 123.
  • the detection signal return unit 233 is configured by a loopback circuit that buffers the received detection signal and returns the buffered detection signal as it is to the transmission source when reception is completed.
  • the extracted bit string is compared with the identified bit string, and the validity of the received reply signal is determined based on the identity of the bit string arrangement (S313).
  • the surveillance camera 603 when the surveillance camera 603 is installed on the ceiling, it may be difficult to work around the cable. However, by making a part of the communication path wirelessly communicated in this way, the work can be facilitated.
  • the detection signal transmission unit 123 has been described as transmitting a bit string such as 0101 as a detection signal, but a sine wave may be output. By using a sine wave, the transmission characteristics can be examined more simply.
  • the plurality of detection signals may be sinusoidal signals having different frequencies.

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Abstract

第1部品110の検知信号送信部123は、周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を第2部品210へと送信する。この検知信号を受信した第2部品210の検知信号返信部233は、受信した検知信号それぞれの信号波形を返信信号として返信する。第1部品110の信号判断部126は、返信された返信信号の正当性を、送信した検知信号に基づいて判断する。不当と判断されると、耐タンパ制御部127は通信の制限を加える。

Description

通信装置、通信システム
 本発明は、部品間の通信における不正アクセスに対する耐タンパ性を高める技術に関する。
 回路基板上を流れる信号のプロービングを困難にして耐タンパ性を向上させる技術がある。例えば、特許文献1では、秘匿信号を受信する予定の部品に対して、検出用信号を出力し、この部品が受信した検出用信号の波形歪みを検出することで、プロービングによる不正アクセスの有無を判断する手法がとられている。
 この特許文献1に開示された内容について図30、図31を用いて説明する。
 図30は、回路基板1000の断面図である。
 部品1111の端子1116から部品1112の端子1117へと秘匿信号が流れる場合(箔1121、ビア1122、箔1123、ビア1126および箔1127を経由)、部品1111が検出用信号を出力すると、この検出用信号を受信した部品1112は、受信した信号の波形が正常かどうかを確認する。
 図31は、部品1111と部品1112との間に流れる検出用信号の波形の例を説明する図である。
 図31(a)は、正常な検出用信号の波形を示す。これに対して、図31(b)、図31(c)の実線部分は、観測点1113などがプロービングされたときの異常な検出用信号の波形を示すものである。
 特許文献1によると、図31(b)のように立ち上がりや立ち下がりが鈍い波形の異常検出は、ハイリファレンス電位1211を上回った期間やローリファレンス電位1212を下回った期間を、予め記憶している正常な受信のときの期間と比較することに行う。また、図31(c)のように、立ち上がりや立ち下がりにリンギングが生じる波形の異常検出は、ハイリファレンス電位1221を上回ったか(ローリファレンス電位1222を下回ったか)どうかを判断することにより行う。
特開2005-116897号公報
 しかしながら、特許文献1の構成では、経時的な波形の変化を捉えるべく、検出用信号の送信周波数より高速な周波数でサンプリングを行う必要がある。
 つまり、図31(b)のような波形の検出には、ハイリファレンス電位1211を上回った期間(ローリファレンス電位1212を下回った期間)を検出するためには、非常に短い間隔で電位をモニタする必要がある。
 本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、回路基板間での通信において、経時的な波形の変化を捉えずとも、耐タンパ性に寄与し得る通信装置を提供することを目的とする。
 本発明に係る通信装置は、通信用の第1部品が実装された第1回路基板と、通信用の第2部品が実装された第2回路基板とを有し、両部品間で通信を行う通信装置であって、前記第1部品は、周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を前記第2部品へと送信する送信部を備え、前記第2部品は、受信した検知信号それぞれの信号波形を返信信号として返信する返信部を備え、前記第1部品は、送信した検知信号を参照して、受信した返信信号の正当性を判断する判断部と、前記判断部により不当と判断されると、両部品間の通信を制限する制御部と、を備えることを特徴としている。
 本発明に係る通信装置によれば、周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を送信することで、複数の周波数スペクトラムを反映した複数の信号波形を得ることができる。これにより、回路基板間(伝送線路上)の透過係数の変化を検出することができ、経時的な波形の変化を捉えずとも、耐タンパ性に寄与し得る通信装置を提供することができる。
実施の形態1における通信装置1の外観の断面図 通信装置1の機能ブロック図 パターン生成部124が生成するデータパターンの例を示す図 秘匿データを送受する際の処理の流れを示す図 検知信号送信部123による検知信号の送信処理の流れを示す図 プローブが追加されたときの、通信装置1の外観の断面図 送信データレート4Gbpsのときの、伝送路の透過特性と伝送結果を示す図 送信データレート2Gbpsのときの、伝送路の透過特性と伝送結果を示す図 送信データレート1Gbpsのときの、伝送路の透過特性と伝送結果を示す図 通信装置の外観の断面図 通信装置の外観の断面図 通信装置の外観の断面図 図10においてプローブが追加されたときの通信装置の外観の断面図 図1においてプローブが追加されたときの通信装置の外観の断面図 図10においてループアンテナが追加されたときの通信装置の外観の断面図 図11においてループアンテナが追加されたときの通信装置の外観の断面図 図12においてループアンテナが追加されたときの通信装置の外観の断面図 秘匿データを送受する際の処理の流れを示す図 実施の形態2における通信装置2の機能ブロック図 秘匿データを送受する際の処理の流れを示す図 検知信号の変形例を示す図 通信装置3の機能ブロック図 秘匿データを送受する際の処理の流れを示す図 通信装置4の機能ブロック図 検知信号送信部の変形例を示す図 携帯電話機600などを示す図 携帯電話機600とメモリカード700のブロック図 (a)携帯電話機601とクレードル701との間で無線通信を行う例を説明するための図、(b)携帯電話機601と無接点充電パッド702との間で無線通信を行う例を説明するための図 監視カメラ603と通信ユニット703との間で無線通信を行う例を説明するための図 従来の特許文献1における回路基板の断面図 従来の特許文献1における回路基板の動作波形を示す図
 以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
 (実施の形態1)
  <構成>
 図1は、通信装置1の外観の断面図である。図2は、通信装置1の機能ブロック図である。
 本実施の形態では、ひとつの通信装置内の部品間で通信を行う場合において、通信方式として密着型の無線通信の方式を例に挙げて説明する。
 とりわけ、非接触通信で用いるような1GHz以上の通信帯域となると、経時的な波形の変化を捉えるためには、高速サンプリング対応のA/D変換器を備える高性能オシロスコープに相当する回路が必要とり、装置の回路面積増加や高コスト化を招くという問題がある。このため、従来技術に対する効果が大きいので、例として取り上げている。
 図1に示すように、第1部品110および第2部品210のパッケージ表面にはアンテナ131、アンテナ231が配されている。
 また、第1部品110と第3部品310は第1回路基板100上にて導体の配線によって接続されている。
 両部品間110、210においては、アンテナ131、アンテナ231が密着(例えば、2mm以下)した状態で、アンテナ間の誘導結合(磁界結合)を利用した無線通信を行うものである。
 特に、CPU121やコア122など第1部品110に搭載されているブロックが秘匿性のある信号を第2部品210に送信または受信する際には、耐タンパ制御部127に送信または受信の許可をリクエストし、許可が下りたときのみ秘匿性のある信号(以下、秘匿性のある信号を「秘匿データ」と呼ぶ。)を第2部品210に送信または受信を行う。
 図2に示すように、通信装置1は、第1部品110と第3の部品310とを搭載した第1回路基板100、第2部品210を搭載した第2回路基板200を備える。
 第1部品110は、CPU121、コア122、検知信号送信部123、検知信号判断部126、耐タンパ制御部127、外部バスIF部128、メモリIF部129、バッファ130、アンテナ131、内部バス132、外部端子133を有する。
 第2部品210は、内部バス232、メモリIF部229、メモリ部230、アンテナ231、検知信号返信部233を有する。
 なお、図2の例では第1部品110はシステムLSI、第2部品210はメモリ部品として構成されているが、部品の組み合わせはこれに限られない。
 ここで、CPU121は、汎用マイコンなど第1部品110の制御を行うブロックであり、コア122は、画像のコーデックエンジンなど特定用途を目的としたブロックである。
 検知信号送信部123は、複数のデータパターンを生成するパターン生成部124と、生成されたデータパターンのビット列を構成するビットを基に、キャリアを変調して得られた検知信号をアンテナ131を介して送信する送信部125を備える。
 検知信号判断部126は、第2部品210から送られてくる返信信号の正当性を判断する。
 耐タンパ制御部127は、秘匿データの耐タンパ性を確保する機能ブロックである。具体的にいうと、耐タンパ制御部127は、検知信号判断部126の判断結果が不当を示すのであれば、秘匿データを送受しようとする主体のブロック(例えばCPU121)に対して、秘匿データの送受を禁止する。これに対して、検知信号判断部126の判断結果が正当を示すのであれば、秘匿データを送受しようとする主体のブロックに対して、秘匿データの送受を許可する。
 また、耐タンパ制御部127は、通信相手の第2部品210に対して、検知信号判断部126の判断結果を示す信号を送信する。
 外部バスIF部128は、第1部品110と第3部品310とを接続するインターフェイスである。
 バッファ130は、検知信号送信部123が送信した検知信号に対応するデータパターンを一時的に記憶する。
 アンテナ131、231は、例えば、導体配線をループ上にレイアウトして構成するコイルアンテナや、基板表面のランドを対向して構成するキャパシタアンテナ、または、市販のアンテナ部品などにより構成されるアンテナである。
 第2部品210の検知信号返信部233は、第1部品110の検知信号送信部123から送信されてきた検知信号を反映した返信信号を返信する。
 具体的には、検知信号返信部233は、受信した検知信号をバッファリングし、受信が終わるとバッファリングした検知信号を、そのまま送信元へと返信するループバック回路から構成される。
 メモリ部230は、例えばフラッシュメモリやDDRメモリなどから構成される。
 続いて、検知信号送信部123のパターン生成部124が生成するデータパターンの例を図3のテーブル124aに示す。
 データパターンAの各ビット列について説明すると、「周波数1」は01010101、「周波数2」は0011001100110011、「周波数3」は、000111000111000111000111、「周波数4」は00001111000011110000111100001111である。
 このように、「周波数1」の0と1が並んだ01というビット列において、個々の0および1の個数をそれぞれ2倍、3倍、4倍したビット列が、それぞれ「周波数2」、「周波数3」、「周波数4」のビット列となっている。「周波数1」「周波数2」「周波数3」「周波数4」の関係性は他のデータパターンB~Fについても同様である。
 テーブル124aにおいて、「周波数1」は、検知信号送信部が送信に用いる周波数の範囲のうちの最高の周波数である。「周波数2」「周波数3」「周波数4」は、この最高の周波数のそれぞれ1/2、1/3、1/4の周波数である。これは、個々の0および1の個数を倍加するので「周波数2」~「周波数4」は冗長なデータとなり、実質的な送信データレートが低下することを示している。例えば、「周波数1」(等倍)の送信データレートが4Gbpsとすると、「周波数2」(1/2)の送信データレートは2Gbps、「周波数3」(1/3)の送信データレートは約1.3Gbps、「周波数4」(1/4)の送信データレートは1Gbpsとなる。
 図3のように多様なデータパターンを検知信号として用いると、検知信号が含む周波数スペクトラムを多彩にすることができ、プロービングがもたらす透過特性の変化を発見する確率を高めることができる。
  <動作>
 第1部品110と第2部品210との間で秘匿データを送受する際の処理の流れについて図4を用いて説明する。
 なお、以下の例では、CPU121が第2部品210から秘匿データを受信する場合を説明するが、送受の方向はこれに限られないし、送受の主体は、CPU121に限らず、コア122など他の機能ブロックでも構わない。
 まず、CPU121から秘匿データの受信に関するリクエストを受け付けた耐タンパ制御部127は、第2部品210に対して、検知判断コマンドを送信する(S311)。この検知判断コマンドを受信した第2部品の検知信号返信部233は、アンテナ231や内部バス232の使用権を得て、後に続くループバック送信に備える。
 続いて、耐タンパ制御部127は、検知信号送信部123に検知信号の送信を指示する。指示を受けた検知信号送信部123のパターン生成部124は、図3のようなデータパターンを生成し、生成されたデータパターンのビット列を構成するビットを基に、キャリアを変調して得られた検知信号を送信部125が送信する。また、バッファ130は、送信した検知信号に対応するデータパターンを記憶する(S312)。この送信の詳細については図5を用いて後述する。
 第2部品210の検知信号返信部233は、検知信号を受信すると、その信号波形をそのまま返信信号として第1部品110へと送信する(S331:ループバック送信)。
 検知信号判断部126は、受信した返信信号を復調してビット列を取り出す。そして、バッファ130に格納されたデータパターンの中から、受信した返信信号に対応する送信した検知信号のビット列を特定する。
 その後、取り出したビット列と特定したビット列とを比較し、ビット列の並びの同一性に基づいて、受信した返信信号の正当性を判断する(S313)。
 ステップS313で正当と判断されると、耐タンパ制御部127は、秘匿データの受信の許可をCPU121に通知するとともに、検知結果を第2部品210に送信する(S314)。検知結果を受けた第2部品210の検知信号返信部233は、内部バス232の使用権をメモリIF部229に渡し、メモリIF部229はメモリ部230に対する外部アクセスを許可する。
 そして、CPU121は、第2部品210のメモリ部230からの秘匿データの受信を開始する(S332、S315)。
 これに対して、ステップS313で不当と判断されると、耐タンパ制御部127は、秘匿データの受信の不許可の通知をCPU121に送信するとともに、検知結果を第2部品210に送信する(S316)。これらの通知を受けたCPU121やメモリIF部229は、秘匿データへのアクセスに制限を加える(秘匿データの送受を中止させる)。
 なお、アクセス制限の代わりにまたはアクセス制限と共に、エラーのログを記録したり(S317)、管理者に不正アクセスがあった旨を通報したり(S318)、第1部品にて警告を報知したり(S319)、システムの動作を停止したり、製造元に不正アクセスログを送信するようにしても構わない。
 また、図4のような処理は、システム起動時に行ってもよいし、秘匿性のある信号のやり取りの前にチェックしてもよいし、所定時間ごとにチェックしてもよいし、検知信号判断部126による判断結果を秘匿データの伝送を開始する際の鍵として扱ってもよい。
  <検知信号送信の例>
 ここで、検知信号送信の処理(S312)の例を図5を用いて説明する。
 まず、検知信号送信部123は、カウンタ値をリセットする(S41)。そして、図3のテーブル124aにしたがったデータパターンを生成して送信という処理を繰り返す。
 具体的には、データパターンAの
・「周波数1」のビット列01010101・・・、
・「周波数2」のビット列0011001100110011・・・、
・「周波数3」のビット列000111000111000111000111・・・、
・「周波数4」のビット列00001111000011110000111100001111・・・、
というように「周波数30」のビット列まで順番に送信する(S42A)。なお、送信する各ビット列の数(もしくは送信時間)は、予め決められた値とする。
 続いて、検知信号送信部123は、データパターンBの
・「周波数1」のビット列01101010・・・、
・「周波数2」のビット列0011110011001100・・・、
というように「周波数30」のビット列まで順番に送信する(S42B)。
 さらに、検知信号送信部123は、データパターンCおよびデータパターンDについても同様に送信する(S42C、S42D)
 検知信号送信部123は、ステップS42A~S42Dの送信処理を終えると、カウンタ値を1だけインクリメントし(S43)、カウンタ値が10になるまでステップS42A~S42Dの処理を繰り返す(S44)。
 なお、図5の送信の例は、あくまでも一例に過ぎず、送信に用いるデータパターンやその送信の順番、データパターンの組み合わせ、繰り返し回数などは適宜設定することができる。
  <検知信号、返信信号の波形の例>
 続いて、検知信号および返信信号の波形の例について図6~図9を用いて説明する。
 図6は、通信装置1の外観の断面図である。図1と比べると、両アンテナ131、231間の距離が若干離されており、アンテナ131には測定器(例えば、オシロスコープ)のプローブ500が当てられている。プローブ500によりアンテナ131に流れる秘匿データに不正アクセスが試みられている状況である。
 誘導結合や容量結合技術を用いた近距離無線通信では、アンテナ間距離の若干の変更やプローブの追加がアンテナの透過特性に大きく影響し、正常伝送可能な周波数帯と正常伝送が困難になる周波数帯とに変化が発生する。
 図7~図9では、左半分のグラフ(A)~(C)がプローブ無しの正常な場合(図1)の特性を示し、右半分のグラフ(D)~(F)がプローブ有りの不正アクセス下の場合(図5)の特性を示す。
 図7~図9のグラフ(A)、(D)は、アンテナ131、231間の透過特性を示す。また、グラフ(B)、(C)、(E)、(F)はアンテナ131が受信する検知信号の波形を示す(いずれも送信クロック周波数は4GHz)。
 図7のグラフ(B)、(E)、(C)、(F)と図3のデータパターンとの関係は次の通りである。
・図7のグラフ(B)、(E)・・・データパターンEの「周波数1」
・図7のグラフ(C)、(F)・・・データパターンFの「周波数1」
・図8のグラフ(B)、(E)・・・データパターンEの「周波数2」
・図8のグラフ(C)、(F)・・・データパターンFの「周波数2」
・図9のグラフ(B)、(E)・・・データパターンEの「周波数4」
・図9のグラフ(C)、(F)・・・データパターンFの「周波数4」
 図7~図9の関係について説明すると、例えば、図7のグラフ(B)は、1010100というビット列が送信データレート4Gbpsで送られているのに対して、図8のグラフ(B)は、11001100110000というビット列であるので、01の個数が冗長になったことを反映して検知信号のハイ電位、ロー電位の送信区間が2倍となり、実質的な送信データレートは半分の2Gbpsとなっている。このように、図7~図9は、いずれも送信周波数は4GHzであるが、送信データレートは、それぞれ4Gbps、2Gbps、1Gbpsとなっている。
 ここで、グラフ(A)とグラフ(D)とでアンテナの透過特性が違うのは、プローブ500の挿入に伴いアンテナ118、218のアンテナ間ギャップが若干開いた影響や、プローブ500の挿入自体の影響により、アンテナの透過特性がグラフ(A)からグラフ(D)へと変化したものである。グラフ(D)では1E9の周波数付近に減衰のピークが生じていることがわかる。
 このような透過特性の違いが、グラフ(B)とグラフ(E)のような波形の差分として表れるので、この差分を利用して不正アクセスの有無を判断することができる。
 具体的には、検知信号判断部126は、グラフ(E)のような返信信号を受信すると、返信信号を復調し、復調したビット列が、送信した“1010100”と同一かどうかを判断し、同一であれば正当という判断結果を出力し、同一でないならば不当という判断結果を出力する。
 前述の通り、この判断結果に基づいて耐タンパ制御部127は秘匿データの送受の許可不許可を制御することとなる。
 なお、図7のグラフ(C)とグラフ(F)との差分は比較的小さい。これは、グラフ(C)、(F)で用いている検知信号の周波数スペクトラムが、1E9の成分をあまり含んでいないためと考えられる。これに対して、図8のグラフ(B)とグラフ(E)の差分は顕著であり、このような差分は容易に検出することができる。
 このように、本実施の形態では、周波数スペクトラムが異なる検知信号のバリエーションを増やすことで、プロービングがもたらす特定の周波数スペクトラムにおける透過特性の変化を見つけることができ、従来のように経時的な波形の変化を捉えることも必須でなくなる。これにより、不正アクセスの有無を検出することができ、秘匿性が要求される信号の伝送における耐タンパ性を向上させることができる。
 また、特に、送信周波数がGHz帯を用いるような通信方式において、使用帯域の最高周波数帯から低域の周波数帯までの伝送路の透過特性を安価に検出することが可能となる。
 また、本実施の形態では、不正アクセスの検出に必要なほとんどの機能(耐タンパ制御部127、検知信号判断部126、検知信号送信部123)を第1部品110に集約でき、第2部品210には検知信号返信部233のみ搭載すればよく、特に第2部品210のコストについては比較的に安価に本実施の形態を実現可能である。
  <構成や配置の例>
 ここで、図1に示した例とは異なる構成や配置の例について説明する。
 図1の例では、アンテナ131は第1部品110に搭載されているとしたが、これに限られない。
 図10のように、アンテナ131aを第1部品111上ではなく回路基板101に配置してもよい。図10では、アンテナ231aも第2部品211上ではなく回路基板201上に配置されている。
 また、図11のように、第1回路基板102の第1部品112および第2回路基板202の第2部品212のベアチップ内にそれぞれアンテナ131b、アンテナ231bがレイアウトされていてもよい。
 さらに、図12のように、回路基板103上に、第1部品113(アンテナ131を含む)、第2部品213(アンテナ231cを含む)のベアチップが積層実装され、同一パッケージ内にレイアウトされていてもよい。
 <プローブ追加の例>
 ここで、図6に示した例とは異なる形態のプローブ追加の例について説明する。
 図6の例では、回路基板間のアンテナ間にプローブ500を追加しているが、これに限られない。
 図13のように回路基板間のアンテナ間にプローブ501を追加する場合も考えられる。
 また、プローブに限らず、図14~図17に示すように、アンテナ間にループアンテナ502~505を追加したりその他異物を挿入した場合にもアンテナ間ギャップが変化したり、アンテナの透過特性が変化することがあるので、本実施の形態で説明した効果を享受することができる。
  <ループバックでない返信信号の例>
 前述の説明では、検知信号返信部233は受信した検知信号をそのまま返信する(ループバック送信する)ものとして説明したが、これに限られない。
 例えば、図18に示すように、検知信号返信部233は受信した検知信号を復調し(S331a)、復調した情報を変調した信号を返信信号として送信するとしても構わない(S331a)。このような構成は、検知信号返信部233の復調能力が優れている場合や、第1部品110(特に検知信号判断部126)の処理負荷を軽減したい場合には有効である。
  <その他>
 検知信号送信部123、検知信号判断部126の受信回路は、差動入力バッファを用いて信号を受信する際、閾値電圧を0V電位としても良いし、ユーザ設定などで、上下の電圧に調整可能なように構成してもよい。かかる構成によれば、信号波形の変化をより敏感に受信することが可能で耐タンパ性の向上が期待できる。
 また、第1部品110のアンテナ131と第2部品210のアンテナ231間が単方向通信である場合、検知信号を一旦受信してから、送受信方向を切り替えた後で、検知信号を返信するようにしてもよい。第1部品110および第2部品210が複数本のアンテナを有するなど、双方向通信が可能な場合には、第2部品210は受信すると直ちに返信信号を返信するとしてもよい。
 (実施の形態2)
 実施の形態2は、実施の形態1とは異なり第2部品において検知信号の正当性を判断するものである。正当性を第1部品で判断しようとすると、第2部品を経由して戻って来たいわば往復した信号を用いることになる。これに対して、第2部品で判断すると片道分だけ伝送された信号を用いて判断でき、より透過特性の変化を精度よく検知できる。
 図19は、実施の形態2における通信装置2のブロック図である。図19において、図2と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
 第1回路基板105の第1部品115は、第4回路基板405の第4部品415とのデータを送受を行うための、コアIF部140およびアンテナ141を備える。
 第2回路基板205の第2部品215は、パターン記憶部242、検知信号判断部226および判断結果送信部220を備える。
 パターン記憶部242は、受信すべき検知信号のパターンを記憶している。その記憶内容は例えば図3で示したものと同様である。
 検知信号判断部226は、パターン記憶部242に記憶された情報を参照して第1部品115から受信した検知信号の正当性を判断する。
 判断結果送信部220は、検知信号判断部226の判断結果を第1部品115へと送信する。
  <動作>
 第1部品115と第2部品215との間で秘匿データを送受する際の処理の流れについて図20を用いて説明する。
 第2部品215の検知信号判断部226は、第1部品115から検知信号を受信すると(S312)、受信した検知信号を、パターン記憶部242に記憶された正常な検知信号に参照して、両信号が同一であれば正当と判断し、両信号が同一でないならば不当と判断する(S1831)。そして、判断結果送信部220は、この判断の結果を第1部品115へと送信する(S1832)。
 第1部品115の耐タンパ制御部127は、判断結果に応じて処理を行う(S1801)。この処理の詳細は図4の下部と同様であるため説明を省略する。
 実施の形態2によれば、第2部品210で検知信号の正当性を判断することにより、ループバックによりアンテナ間を往復させるより信号劣化が少なく、より厳密な検知信号判断ができ、耐タンパ性の向上が期待できる。
 なお、図19において、第4回路基板405の第4部品415は、検知信号判断部426、パターン記憶部442、判断結果送信部420、コアIF部439、コア440を備える。この第4部品415においても、第2部品215と同様に、検知信号判断部426にて検知信号の正当性を判断し、判断結果送信部420はその判断結果を送信する。
  <正当性の判断手法の他の例>
 図19、図20では、予め記憶したパターンを参照することで検知信号の正当性を判断するとして説明したがこれに限られない。
 例えば、図21に示すように、第1部品のパターン生成部124と、第2部品のパターン生成部224は共に、擬似ランダムビットシーケンス(PRBS:Pseudo-random bit sequence)を用いたビット列を生成する。両パターン生成部124、224において、このPRBSのアルゴリズムや初期シード値は互いに同一である。
 検知信号判断部226aは、第1部品から検知信号(PRBS信号)を受信すると、受信した検知信号に示されるビット列と、パターン生成部224で生成したビット列とを比較することにより正当性を判断する。
  <他の構成例>
 なお、図19の構成に替えて、検知信号送信部を第2部品に搭載し、検知信号判断部や判断結果送信部を第1部品に搭載するというようにしても構わない。具体的には図22の通信装置3のようにしても構わない。
 通信装置3は、第1部品116を有する第1回路基板106、第2部品216(検知信号送信部223を含む)を有する第2回路基板206を備える。図22の通信装置3における動作の流れを図23に示す。図23の各処理は主体が異なる以外は図20と同一のため同じステップ番号を付して説明を省略する。
 (実施の形態3)
 実施の形態3は、回路部品間の通信が無線でなく有線である。
 図24に示す通信装置4においては、回路基板107上に第1部品117、第2部品217、第4部品417が搭載されている。
 第1部品117、第2部品217間は、外部端子151、251にそれぞれ接続された導体配線(高速IF)を介して通信する。また、第1部品117、第2部品417間は、外部端子152、451の導体配線を介して通信する。
 このような構成においても、導体配線が不正にプロービングされることがあり、実施の形態2(実施の形態1も可)の技術を適用することにより、当該導体配線部に流れる信号の最高速周波数帯から低周波数帯までを低コストに伝送特性を検出することでき、耐タンパ性の向上が期待できる。
 (実施の形態4)
 実施の形態1~3では、機器内における秘匿データの通信を例に挙げて説明したが、これに限られず、機器間における通信や回路基板間コネクタなどの用途にも広く応用できる。図26から図29の例を挙げて説明する。
 図26に示すように、携帯電話機600(第1部品の機能を備える)のメモリカードスロットと、メモリカード700(第2部品の機能を備える)との間において、秘匿データの無線通信を行う際にも実施の形態1~3で説明した手法を適用することができる。
 図27に、携帯電話機600とメモリカード700の機能ブロック図を示す。図27中、図2と同様なブロックには図2と同じ符号を付している。
 また、図28(a)は、携帯電話機601(第1部品の機能を備える)とクレードル701(第2部品の機能を備える)との間で無線通信を行う例を説明する図である。
 携帯電話機601は筐体の裏側の表面に無線通信用のアンテナ131を有しており、クレードル701は携帯電話機601の取り付け時にアンテナ131と対向する位置(図中、点線囲み位置)にアンテナ231が設置されている。両アンテナ131,231を介して、携帯電話機601とクレードル701の通信ケーブル701aに接続された各種機器との間で秘匿データの無線通信を行うことができ、また、クレードル701が充電機能を有するものであれば、データ通信と充電との両方を行うことができユーザの利便性に資する。
 図28(b)は、携帯電話機601(第1部品の機能を備える)と無接点充電パッド702(第2部品の機能を備える)との間で無線通信を行う例を説明する図である。
 携帯電話機601および無接点充電パッド702は、Qi(登録商標)規格に準拠したものであり、無接点充電パッド702は表面に置かれた携帯電話機601を充電する。
 また、無接点充電パッド702の表面のアンテナ131と対向する位置にアンテナ231が設置されており、携帯電話機601と無接点充電パッド702との間で秘匿データの無線通信を行うことができる。
 図29は、監視カメラ603(第1部品の機能を備える)と通信ユニット703(第2部品の機能を備える)との間で無線通信を行う例を説明する図である。
 監視カメラ603はその筐体底部に無線通信用のアンテナ131を有しており、通信ユニット703との間で無線通信を行う。動画サーバ800は、監視カメラ603で撮影した動画データを通信ユニット703を介して受信して保存する。
 監視カメラ603で撮影した動画データには秘匿性が要求されるところ、本実施の形態によれば秘匿性を確保しつつデータの無線通信を行うことができる。
 また、監視カメラ603を天井に設置しようとするとケーブル回りの工事が困難であることがあるが、このように通信路上の一部を無線通信とすることにより、工事を容易にすることができる。
 さらに、監視カメラ603が可動型のカメラであれば、通信路上の一部を無線通信とすることで、ケーブルの絡まりなどを防止することができ、カメラの設置範囲や可動範囲を広げることができる。
 なお、図26~図29で例として挙げた装置においては、一方の装置が第1部品の機能、他方の装置が第2部品の機能を備えるとして説明したが、両者が備える機能を交換してもよい。また、両装置の一方または双方が、第1部品および第2部品の両方の機能を備えるとしても構わない。
 また、図26~図29で例として挙げた装置においては、実施の形態1で示した第1部品または第2部品の機能を備えるとしたが、実施の形態2や3で示した第1部品または第2部品の機能を備えるとしてもよい。
(補足1)
 以上、実施の形態1~4について説明したが、上記の内容に限定されず、各実施の形態の目的とそれに関連又は付随する目的を達成するための各種形態においても実施可能であり、例えば、以下であっても構わない。
 (1)パターン生成部124が生成するデータパターンの例はテーブル124a(図3)のようなものに限られない。パターン生成部124において、擬似ランダムビットシーケンス(PRBS)を基にビット列を生成し、生成したビット列を変調した検知信号を送信部125が送信するとしても構わない。
 (2)実施の形態1では、検知信号送信部123は、0101などのビット列を検知信号として送信するとして説明したが、正弦波を出力するとしてもよい。正弦波を利用することで、より簡易的に透過特性を調べることができる。
 例えば、合成波ではない単一の正弦波を検知信号として用い、送信周波数をf0、f0/2、f0/3(図3の最下部参照)と変化させながら繰り返し送信するとしてもよい。この構成によれば、個々の検知信号の周波数スペクトラムを単一に絞ることが可能なので、より厳密にアンテナの透過特性を検知することが可能となり、耐タンパ性の向上が期待できる。
 (3)検知信号の正当性の判断基準に用いる(参照電圧の値や、多少の不一致でも同一と許容するかどうかなど)については、送受すべき秘匿データの重要さ、正当性のチェックの処理に許容される時間の長さ、などの各種条件に基づいて適宜設定することができる。
 (4)検知信号の周波数スペクトラムを多様にすることに加えて、送信する検知信号に関するドライブ能力にバリエーションを持たせるとしても構わない。図25の検知信号送信部123aは、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)回路から構成されており、2mA、4mA、6mA、8mAの4段階でドライブ能力を切り替えるドライブ能力切替部123bを備える。ドライブ能力が低いと波形の立ち上がりが鈍くなるので、このドライブ能力を調整することで検知信号をより多様にでき、伝送路上の透過特性の調査に貢献できる。
 (5)図2、図19、図22、図24などにおいては、第1回路基板と第2回路基板とを有する通信装置において、この装置内の部品間通信を例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、第1回路基板を搭載した第1装置と第2回路基板を搭載した第2装置とを有する通信システムにおいて、装置間の通信に各実施の形態の技術を適用するとしてもよい。
 (6)実施の形態1の図4のステップS313では、検知信号判断部126は、受信した変調信号を復調してから正当性を判断するとして説明したがこれに限られない。
 例えば、バッファ130に検知信号送信部123が送信した信号のアナログ波形を記憶させておき、検知信号判断部126は、受信した返信信号のアナログ波形と対応する記憶されたアナログ波形とを比較することにより同一性を判断するとしてもよい。
 (7)各実施の形態では、伝送路上の波形観測の観測治具の例として、プローブやループアンテナを例に挙げたがこれらに限られない。
(補足2)
 (1)本実施の形態に係る通信装置は、通信用の第1部品が実装された第1回路基板と、通信用の第2部品が実装された第2回路基板とを有し、両部品間で通信を行う通信装置であって、前記第1部品は、周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を前記第2部品へと送信する送信部を備え、前記第2部品は、受信した検知信号それぞれの信号波形を返信信号として返信する返信部を備え、前記第1部品は、送信した検知信号を参照して、受信した返信信号の正当性を判断する判断部と、前記判断部により不当と判断されると、両部品間の通信を制限する制御部と、を備えることを特徴とする。
 (2)前記複数の検知信号は、第1ビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号と、前記第1ビット列における個々の0および1の個数をそれぞれm倍(mは2以上の自然数)に倍加したビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号とを含むとしても構わない。
 (3)(2)において、前記複数の検知信号は、前記第1ビット列とは0および1の並びが異なる第2ビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号と、前記第2ビット列における個々の0および1の個数をそれぞれn倍(nは2以上の自然数)に倍加したビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号とをさらに含むとしても構わない。
 なお、mやnは2以上の自然数であれば構わないが、その上限値は例えば30である。
 (4)(1)において、前記判断部が受信する電位の閾値を変更する閾値変更部を備えるとしても構わない。
 (5)(1)において、前記第1部品および前記第2部品はそれぞれアンテナを有し、それら2つの部品は、互いのアンテナが配置された部分を対向させた状態で密着型の無線通信を行うとしても構わない。
 (6)(1)において、前記複数の検知信号は、周波数が異なる正弦波の信号であるとしても構わない。
 (7)(1)において、前記複数の検知信号のそれぞれは、疑似ランダムビットシーケンスから生成されたビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号であるとしても構わない。
 (8)本実施の形態に係る通信装置は、通信用の第1部品が実装された第1回路基板と、通信用の第2部品が実装された第2回路基板とを有し、両部品間で通信を行う通信装置であって、前記第1部品は、周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を前記第2部品へと送信する送信部を備え、前記第2部品は、受信すべきの検知信号の情報を記憶する記憶部と、記憶された情報に参照して、受信した検知信号の正当性を判断する判断部と、前記判断部による判断結果を前記第1部品へと送信する送信部を備え、前記第1部品は、受信した判断結果により不当と示されると、両部品間の通信を制限する制御部を備えることを特徴とする。
 (9)本実施の形態に係る通信装置は、通信用の第1部品が実装された第1回路基板と、通信用の第2部品が実装された第2回路基板とを有し、両部品間で通信を行う通信装置であって、前記第2部品は、周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を前記第1部品へと送信する送信部を備え、前記第1部品は、受信した検知信号の正当性を判断する判断部と、前記判断部により不当と判断されると、両部品間の通信を制限する制御部と、を備えることを特徴とする。
 (10)本実施の形態に係る通信システムは、通信用の第1部品が実装された第1回路基板を有する第1装置と、通信用の第2部品が実装された第2回路基板を有する第2装置とを有し、両装置間で通信を行う通信システムであって、前記第1部品は、周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を前記第2部品へと送信する送信部を備え、前記第2部品は、受信した検知信号それぞれの信号波形を返信信号として返信する返信部を備え、前記第1部品は、送信した検知信号を参照して、受信した返信信号の正当性を判断する判断部と、前記判断部により不当と判断されると、両部品間の通信を制限する制御部と、を備えることを特徴とする。
 (11)本実施の形態に係る通信装置は、通信用の第1部品が実装された第1回路基板と、通信用の第2部品が実装された第2回路基板とを有し、両部品間で通信を行う通信装置であって、前記第1部品は、疑似ランダムビットシーケンスから生成されたビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号を前記第2部品へと送信する送信部を備え、前記第2部品は、受信した検知信号それぞれの信号波形を返信信号として返信する返信部を備え、前記第1部品は、送信した検知信号を参照して、受信した返信信号の正当性を判断する判断部と、前記判断部により不当と判断されると、両部品間の通信を制限する制御部と、を備えることを特徴とする。
 (12)本実施の形態に係る通信装置は、他装置との間で通信を行う通信装置であって、周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を前記他装置へと送信する送信部と、前記検知信号それぞれの信号波形を返信信号として前記他装置から受信すると、受信した返信信号の正当性を判断する判断部と、前記判断部により不当と判断されると、前記他装置との間の通信を制限する制御部と、を備えることを特徴とする。
 (13)(12)において、前記複数の検知信号は、第1ビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号と、前記第1ビット列における個々の0および1の個数をそれぞれm倍(mは2以上の自然数)に倍加したビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号とを含むとしても構わない。
 (14)(13)において、前記複数の検知信号は、前記第1ビット列とは0および1の並びが異なる第2ビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号と、前記第2ビット列における個々の0および1の個数をそれぞれn倍(nは2以上の自然数)に倍加したビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号とをさらに含むとしても構わない。
 (15)(12)において、前記判断部が受信する電位の閾値を変更する閾値変更部を備えるとしても構わない。
 (16)他装置との間で通信を行う通信装置であって、周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を受信すると、受信した検知信号それぞれの信号波形を返信信号として返信する返信部を備えるとしても構わない。
 (17)(16)において、前記他装置は、周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を前記他装置へと送信する送信部と、前記検知信号それぞれの信号波形を返信信号として前記他装置から受信すると、受信した返信信号の正当性を判断する判断部と、前記判断部により不当と判断されると、前記他装置との間の通信を制限する制御部としても構わない。
 本実施の形態に係る通信装置は、耐タンパ性確保しつつ、秘匿性を有する信号を伝送できるため有用である。
1、2、3、4 通信装置
100、105 第1回路基板
110、115、116 第1部品
121 CPU
122 コア
123 検知信号送信部
124 パターン生成部
125 送信部
126 検知信号判断部
127 耐タンパ制御部
128 外部バスIF部
129 メモリIF部
130 バッファ
131、131a、131b、131c アンテナ
132 内部バス
133 外部端子
140 コアIF部
141 アンテナ
200、205 第2回路基板
210、215 第2部品
220 判断結果送信部
223 検知信号送信部
224 パターン生成部
226、226a 検知信号判断部
229 メモリIF部
230 メモリ部
231 アンテナ
232 内部バス
233 検知信号返信部
242 パターン記憶部
310 第3部品
405 第4回路基板
415 第4部品
431 アンテナ
500、501 プローブ
502~505 ループアンテナ
600、601 携帯電話機(通信装置の例)
603 監視カメラ(通信装置の例)
700 メモリカード(通信装置の例)
701 クレードル(通信装置の例)
702 無接点充電パッド(通信装置の例)
703 通信ユニット(通信装置の例)

Claims (17)

  1.  通信用の第1部品が実装された第1回路基板と、通信用の第2部品が実装された第2回路基板とを有し、両部品間で通信を行う通信装置であって、
     前記第1部品は、
      周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を前記第2部品へと送信する送信部を備え、
     前記第2部品は、
      受信した検知信号それぞれの信号波形を返信信号として返信する返信部を備え、
     前記第1部品は、
      送信した検知信号を参照して、受信した返信信号の正当性を判断する判断部と、
      前記判断部により不当と判断されると、両部品間の通信を制限する制御部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2.  前記複数の検知信号は、
      第1ビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号と、
      前記第1ビット列における個々の0および1の個数をそれぞれm倍(mは2以上の自然数)に倍加したビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号とを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3.  前記複数の検知信号は、
      前記第1ビット列とは0および1の並びが異なる第2ビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号と、
      前記第2ビット列における個々の0および1の個数をそれぞれn倍(nは2以上の自然数)に倍加したビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号と
    をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4.  前記判断部が受信する電位の閾値を変更する閾値変更部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5.  前記第1部品および前記第2部品はそれぞれアンテナを有し、
     それら2つの部品は、互いのアンテナが配置された部分を対向させた状態で密着型の無線通信を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  6.  前記複数の検知信号は、周波数が異なる正弦波の信号である
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  7.  前記複数の検知信号のそれぞれは、疑似ランダムビットシーケンスから生成されたビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号である
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  8.  通信用の第1部品が実装された第1回路基板と、通信用の第2部品が実装された第2回路基板とを有し、両部品間で通信を行う通信装置であって、
     前記第1部品は、
      周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を前記第2部品へと送信する送信部を備え、
     前記第2部品は、
      受信すべきの検知信号の情報を記憶する記憶部と、
      記憶された情報に参照して、受信した検知信号の正当性を判断する判断部と、
      前記判断部による判断結果を前記第1部品へと送信する送信部を備え、
     前記第1部品は、
      受信した判断結果により不当と示されると、両部品間の通信を制限する制御部
    を備えることを特徴とする通信装置。
  9.  通信用の第1部品が実装された第1回路基板と、通信用の第2部品が実装された第2回路基板とを有し、両部品間で通信を行う通信装置であって、
     前記第2部品は、
      周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を前記第1部品へと送信する送信部を備え、
     前記第1部品は、
      受信した検知信号の正当性を判断する判断部と、
      前記判断部により不当と判断されると、両部品間の通信を制限する制御部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  10.  通信用の第1部品が実装された第1回路基板を有する第1装置と、通信用の第2部品が実装された第2回路基板を有する第2装置とを有し、両装置間で通信を行う通信システムであって、
     前記第1部品は、
      周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を前記第2部品へと送信する送信部を備え、
     前記第2部品は、
      受信した検知信号それぞれの信号波形を返信信号として返信する返信部を備え、
     前記第1部品は、
      送信した検知信号を参照して、受信した返信信号の正当性を判断する判断部と、
      前記判断部により不当と判断されると、両部品間の通信を制限する制御部と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  11.  通信用の第1部品が実装された第1回路基板と、通信用の第2部品が実装された第2回路基板とを有し、両部品間で通信を行う通信装置であって、
     前記第1部品は、
      疑似ランダムビットシーケンスから生成されたビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号を前記第2部品へと送信する送信部を備え、
     前記第2部品は、
      受信した検知信号それぞれの信号波形を返信信号として返信する返信部を備え、
     前記第1部品は、
      送信した検知信号を参照して、受信した返信信号の正当性を判断する判断部と、
      前記判断部により不当と判断されると、両部品間の通信を制限する制御部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  12.  他装置との間で通信を行う通信装置であって、
     周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を前記他装置へと送信する送信部と、
     前記検知信号それぞれの信号波形を返信信号として前記他装置から受信すると、受信した返信信号の正当性を判断する判断部と、
     前記判断部により不当と判断されると、前記他装置との間の通信を制限する制御部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  13.  前記複数の検知信号は、
      第1ビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号と、
      前記第1ビット列における個々の0および1の個数をそれぞれm倍(mは2以上の自然数)に倍加したビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号とを含む
    ことを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  14.  前記複数の検知信号は、
      前記第1ビット列とは0および1の並びが異なる第2ビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号と、
      前記第2ビット列における個々の0および1の個数をそれぞれn倍(nは2以上の自然数)に倍加したビット列を構成するビットによりキャリアを変調して得られた検知信号と
    をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の通信装置。
  15.  前記判断部が受信する電位の閾値を変更する閾値変更部を備える
    ことを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  16.  他装置との間で通信を行う通信装置であって、
     周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を受信すると、受信した検知信号それぞれの信号波形を返信信号として返信する返信部
    を備えることを特徴とする通信装置。
  17.  前記他装置は、周波数スペクトラムが異なる複数の検知信号を前記他装置へと送信する送信部と、前記検知信号それぞれの信号波形を返信信号として前記他装置から受信すると、受信した返信信号の正当性を判断する判断部と、前記判断部により不当と判断されると、前記他装置との間の通信を制限する制御部と
    を備えることを特徴とする請求項16に記載の通信装置。
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