WO2011033968A1 - 画像処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

 本発明は、より効果的に撮像された被写体の画像を表示することができる画像処理装置および方法、並びにプログラムに関する。 撮像装置11は、回動中心C11を中心として回動している状態で、複数の撮像画像P(1)乃至P(N)を撮像する。撮像装置11は、得られた複数の撮像画像のそれぞれから、撮像画像における所定の基準位置により定まる領域を短冊画像として切り出して、それらの短冊画像を並べて合成することにより、撮像空間上の所定の領域を被写体とするパノラマ画像を生成する。撮像装置11は、撮像画像からの短冊画像の切り出し位置をずらしながら、複数のパノラマ画像を生成することで、複数のパノラマ画像からなるパノラマ動画像を得る。このパノラマ動画像によれば、撮像画像中の被写体を、動きを持たせて表示させることができる。本発明は、カメラに適用することができる。

Description

画像処理装置および方法、並びにプログラム
 本発明は画像処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、パノラマ画像上の被写体に動きを持たせることができるようにした画像処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
 近年、デジタルスチルカメラの普及により、多くの写真を撮像するユーザが増えてきている。また、撮像された大量の写真を効果的に提示する方法も求められている。
 例えば、撮像された写真の効果的な提示方法として、いわゆるパノラマ画像が知られている。パノラマ画像は、撮像装置を所定方向にパンさせながら撮像して得られた複数の静止画像を、それらの静止画像上の同じ被写体が重なるように並べることにより得られる1枚の静止画像である(例えば、特許文献1参照)。
 このようなパノラマ画像によれば、通常の撮像装置による1枚分の静止画像の撮像範囲(画角)よりも、より広い範囲の空間を被写体として表示させることができるので、より効果的に撮像された被写体の画像を表示することができる。
特許第3168443号公報
 ところで、パノラマ画像を得るために、撮像装置をパンさせながら複数の静止画像を撮像した場合には、いくつかの静止画像に、同じ被写体が含まれていることがある。そのような場合において、異なる静止画像上の同じ被写体は、互いに異なる時刻に撮像された被写体であるから、パノラマ画像を生成するために撮像した静止画像群は、被写体の動きに関する情報を持っているということができる。
 しかしながら、上述したパノラマ画像では、パノラマ画像に含まれる被写体の動きを表現することはできないので、撮像された被写体の画像を充分効果的に表示できているとはいえなかった。
 本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、撮像された被写体の画像をより効果的に表示することができるようにするものである。
 本発明の一側面の画像処理装置は、撮像手段を移動させながら前記撮像手段により撮像して得られた複数の撮像画像に基づいて、異なる前記撮像画像に含まれる同じ被写体が重なるように、複数の前記撮像画像を所定の平面上に並べたときの前記撮像画像のぞれぞれの相対的な位置関係を示す位置情報を生成する位置情報生成手段と、複数の前記撮像画像のそれぞれについて、前記位置情報に基づいて複数の前記撮像画像を前記平面上に並べた場合に、前記撮像画像上の所定の基準位置から、前記平面上で前記撮像画像と重ねて並べられた他の撮像画像の前記基準位置までの前記撮像画像上の領域を切り出して、前記領域を含む短冊画像を生成する短冊画像生成手段と、複数の前記撮像画像から得られた前記短冊画像のそれぞれを並べて合成することにより、1つのパノラマ画像を生成するパノラマ画像生成手段とを備え、前記短冊画像生成手段は、複数の前記撮像画像について、前記撮像画像上の前記領域を所定方向にずらしながら、前記撮像画像から複数の前記短冊画像を生成し、前記パノラマ画像生成手段は、前記領域の位置ごとに前記パノラマ画像を生成することで、撮像空間上の同じ領域の画像が表示される複数の前記パノラマ画像からなる画像群を生成する。
 画像処理装置には、複数の前記パノラマ画像を所定の時間間隔で順番に表示させる表示制御手段をさらに設けることができる。
 前記位置情報生成手段には、前記撮像画像上の予め定められた複数のブロック領域を用いて、前記撮像画像よりも前の時刻に撮像された撮像画像から、複数の前記ブロック領域と対応するブロック対応領域のそれぞれを探索することにより、前記位置情報を生成させることができる。
 前記位置情報生成手段には、複数の前記ブロック領域の相対的な位置関係と、複数の前記ブロック対応領域の相対的な位置関係とに基づいて、動きのある被写体が含まれる前記ブロック領域を検出させ、前記動きのある被写体が含まれる前記ブロック領域が検出された場合、複数の前記ブロック領域のうち、検出された前記ブロック領域とは異なる前記ブロック領域を用いて前記ブロック対応領域を探索することにより、前記位置情報を生成させることができる。
 画像処理装置には、前記撮像画像と、その前記撮像画像よりも前の時刻に撮像された前記撮像画像とを用いて、前記撮像画像から動きを検出する動き検出手段と、前記動きが検出されなかった場合、第1の時間間隔で前記撮像画像が撮像され、前記動きが検出された場合、前記第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔で前記撮像画像が撮像されるように、前記撮像手段を制御する撮像制御手段とをさらに設けることができる。
 画像処理装置には、前記撮像画像と、その前記撮像画像よりも前の時刻に撮像された前記撮像画像とを用いて、前記撮像画像から動きを検出する動き検出手段と、前記動きの検出されなかった前記撮像画像を破棄する破棄手段とをさらに設け、破棄された前記撮像画像は、前記短冊画像の生成には用いられないようにすることができる。
 画像処理装置には、前記撮像画像と、その前記撮像画像よりも前の時刻に撮像された前記撮像画像とを用いて、前記撮像画像から動きを検出する動き検出手段と、前記動きの検出結果に応じた速度で前記撮像手段を移動させる移動手段とをさらに設けることができる。
 前記短冊画像生成手段には、第1の位置を前記基準位置として前記撮像画像から第1の短冊画像を生成させるとともに、第1の位置とは異なる第2の位置を前記基準位置として前記撮像画像から第2の短冊画像を生成させ、前記パノラマ画像生成手段には、複数の前記撮像画像から得られた前記1の短冊画像および前記第2の短冊画像に基づいて、互いに視差を有する第1のパノラマ画像群および第2のパノラマ画像群を生成させることができる。
 本発明の一側面の画像処理方法またはプログラムは、撮像手段を移動させながら前記撮像手段により撮像して得られた複数の撮像画像に基づいて、異なる前記撮像画像に含まれる同じ被写体が重なるように、複数の前記撮像画像を所定の平面上に並べたときの前記撮像画像のぞれぞれの相対的な位置関係を示す位置情報を生成する位置情報生成ステップと、複数の前記撮像画像のそれぞれについて、前記位置情報に基づいて複数の前記撮像画像を前記平面上に並べた場合に、前記撮像画像上の所定の基準位置から、前記平面上で前記撮像画像と重ねて並べられた他の撮像画像の前記基準位置までの前記撮像画像上の領域を切り出して、前記領域を含む短冊画像を生成する短冊画像生成ステップと、複数の前記撮像画像から得られた前記短冊画像のそれぞれを並べて合成することにより、1つのパノラマ画像を生成するパノラマ画像生成ステップとを含み、前記短冊画像生成ステップにおいて、複数の前記撮像画像について、前記撮像画像上の前記領域を所定方向にずらしながら、前記撮像画像から複数の前記短冊画像を生成させ、前記パノラマ画像生成ステップにおいて、前記領域の位置ごとに前記パノラマ画像を生成することで、撮像空間上の同じ領域の画像が表示される複数の前記パノラマ画像からなる画像群を生成させる。
 本発明の一側面においては、撮像手段を移動させながら前記撮像手段により撮像して得られた複数の撮像画像に基づいて、異なる前記撮像画像に含まれる同じ被写体が重なるように、複数の前記撮像画像を所定の平面上に並べたときの前記撮像画像のぞれぞれの相対的な位置関係を示す位置情報が生成され、複数の前記撮像画像のそれぞれについて、前記位置情報に基づいて複数の前記撮像画像を前記平面上に並べた場合に、前記撮像画像上の所定の基準位置から、前記平面上で前記撮像画像と重ねて並べられた他の撮像画像の前記基準位置までの前記撮像画像上の領域を切り出して、前記領域を含む短冊画像が生成され、複数の前記撮像画像から得られた前記短冊画像のそれぞれを並べて合成することにより、1つのパノラマ画像が生成される。このとき、複数の前記撮像画像について、前記撮像画像上の前記領域が所定方向にずらされながら、前記撮像画像から複数の前記短冊画像が生成され、前記領域の位置ごとに前記パノラマ画像を生成することで、撮像空間上の同じ領域の画像が表示される複数の前記パノラマ画像からなる画像群が生成される。
 本発明の一側面によれば、撮像された被写体の画像を、より効果的に表示することができる。
本発明を適用した撮像装置の一実施の形態の構成例を示す図である。 信号処理部の構成例を示す図である。 撮像画像の撮像方法を説明する図である。 パノラマ動画生成処理を説明するフローチャートである。 撮像画像の位置合わせについて説明する図である。 中心座標の算出について説明する図である。 短冊画像の切り出しについて説明する図である。 パノラマ動画像の生成について説明する図である。 信号処理部の他の構成例を示す図である。 パノラマ動画生成処理を説明するフローチャートである。 信号処理部の他の構成例を示す図である。 パノラマ動画生成処理を説明するフローチャートである。 撮像画像の撮像方法について説明する図である。 信号処理部の他の構成例を示す図である。 パノラマ動画生成処理を説明するフローチャートである。 視差について説明する図である。 短冊画像の切り出しについて説明する図である。 立体パノラマ動画像の生成について説明する図である。 撮像装置の他の構成例を示す図である。 信号処理部の他の構成例を示す図である。 立体パノラマ動画生成処理を説明するフローチャートである。 コンピュータの構成例を示す図である。
 以下、図面を参照して、本発明を適用した実施の形態について説明する。
〈第1の実施の形態〉
[撮像装置の構成]
 図1は、本発明を適用した撮像装置の一実施の形態の構成例を示す図である。
 撮像装置11は、例えばカメラなどからなり、撮像装置11が移動している状態で、撮像装置11が連続的に撮像した複数の撮像画像から、1つのパノラマ動画像を生成する。
 パノラマ動画像は、撮像装置11が1度の撮像により撮像することができる実空間上の撮像範囲(画角)よりも、より広い範囲の領域が被写体として表示される複数のパノラマ画像からなる画像群である。したがって、パノラマ動画像は、パノラマ動画像を構成する各パノラマ画像を1フレーム分の画像と考えれば1つの動画像であるということもできるし、パノラマ動画像を構成する各パノラマ画像を1枚の静止画像と考えれば静止画像群であるということもできる。以下では、説明を簡単にするため、パノラマ動画像が、動画像であるものとして説明を続ける。
 撮像装置11は、操作入力部21、撮像部22、撮像制御部23、信号処理部24、バス25、バッファメモリ26、圧縮伸張部27、ドライブ28、記録媒体29、表示制御部30、および表示部31から構成される。
 操作入力部21はボタンなどからなり、ユーザの操作を受けて、その操作に応じた信号を信号処理部24に供給する。撮像部22は、光学レンズや撮像素子などからなり、被写体からの光を光電変換することにより撮像画像を撮像して、撮像制御部23に供給する。撮像制御部23は撮像部22による撮像を制御するとともに、撮像部22から取得した撮像画像を信号処理部24に供給する。
 信号処理部24は、バス25を介してバッファメモリ26乃至ドライブ28、および表示制御部30と接続されており、操作入力部21からの信号に応じて撮像装置11の全体を制御する。例えば、信号処理部24は、撮像制御部23からの撮像画像を、バス25を介してバッファメモリ26に供給したり、バッファメモリ26から取得した撮像画像からパノラマ動画像を生成したりする。
 バッファメモリ26は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)などからなり、バス25を介して供給された撮像画像等のデータを一時的に記録する。圧縮伸張部27は、バス25を介して供給された画像を所定の方式によりエンコードしたり、デコードしたりする。
 ドライブ28は、バス25から供給されたパノラマ動画像を記録媒体29に記録させたり、記録媒体29に記録されているパノラマ動画像を読み出してバス25に出力したりする。記録媒体29は、撮像装置11に着脱可能な不揮発性のメモリからなり、ドライブ28の制御に従ってパノラマ動画像を記録する。
 表示制御部30は、バス25を介して供給されたパノラマ動画像を表示部31に供給して表示させる。表示部31は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などからなり、表示制御部30の制御に従ってパノラマ動画像を表示する。
[信号処理部の構成]
 また、図1の信号処理部24は、より詳細には図2に示すように構成される。
 すなわち、信号処理部24は、動き推定部61、短冊画像生成部62、およびパノラマ動画生成部63から構成される。
 動き推定部61は、バス25を介して供給された、撮像時刻の異なる2つの撮像画像を用いて動き推定(Motion Estimation)を行う。また、動き推定部61は、座標算出部71を備えている。
 座標算出部71は、動き推定の結果に基づいて、2つの撮像画像上の同じ被写体が重なるように、それらの撮像画像を、所定の平面上に並べて配置したときの各撮像画像の相対的な位置関係を示す情報を生成する。具体的には、所定の平面上に2次元のxy座標系をとったときの撮像画像の中心の位置の座標(以下、中心座標と称する)が、撮像画像の相対的な位置関係を示す情報として算出される。
 短冊画像生成部62は、バス25を介して供給された撮像画像および中心座標を用いて、撮像画像上の所定の領域を切り出して短冊画像とし、パノラマ動画生成部63に供給する。パノラマ動画生成部63は、短冊画像生成部62からの短冊画像を合成して複数のパノラマ画像を生成することで、パノラマ画像群であるパノラマ動画像を生成する。ここで、1フレーム分のパノラマ動画像、つまり1つのパノラマ画像は、撮像画像の撮像時に撮像対象となった実空間上の所定の範囲(領域)が被写体として表示される画像である。
[パノラマ動画像の生成時の撮像方法の説明]
 ところで、ユーザが撮像装置11にパノラマ動画像を生成させようとする場合、ユーザは撮像装置11を操作して、パノラマ動画像の生成に用いられる撮像画像を撮像させる。
 例えば、図3に示すように撮像画像の撮像時には、ユーザは、撮像装置11の光学レンズを図中、手前側に向けて、回動中心C11を中心として撮像装置11を図中、右から左方向に回動(パン)させながら連続して被写体を撮像させる。このとき、ユーザは、静止している同じ被写体が、連続して撮像される複数の撮像画像に含まれるように、撮像装置11の回動速度を調整する。
 このように撮像装置11を移動させながら撮像画像を撮像させることで、N枚の撮像画像P(1)乃至撮像画像P(N)が得られる。
 ここで、撮像画像P(1)は、N枚の撮像画像のうち最も撮像時刻の古い画像、つまり最初に撮像された画像であり、撮像画像P(N)はN枚の撮像画像のうち、最も撮像時刻の新しい、最後に撮像された画像である。以下では、n番目(但し、1≦n≦N)に撮像された撮像画像を撮像画像P(n)とも称することとする。
 なお、各撮像画像は、連写された静止画像であってもよいし、撮影された動画像の1フレーム分の画像であってもよい。
 このようにしてN枚の撮像画像が得られると、撮像装置11は、これらの撮像画像を用いてパノラマ動画像を生成し、表示する。
 また、図3において、撮像装置11自体を90度だけ回転させ、つまり撮像装置11を横向きにして撮像を行った方が、図中、縦方向により長い撮像画像を得ることができる場合には、撮像装置11を横向きにして撮像画像の撮像を行うようにしてもよい。そのような場合、撮像画像が撮像装置11と同じ方向に90度だけ回転されて、パノラマ動画像の生成が行われる。
[パノラマ動画生成処理の説明]
 次に、図4のフローチャートを参照して、撮像装置11が撮像画像を撮像してパノラマ動画像を生成するパノラマ動画生成処理について説明する。このパノラマ動画生成処理は、ユーザにより操作入力部21が操作され、パノラマ動画像の生成が指示されると開始される。
 ステップS11において、撮像部22は、図3に示したように撮像装置11が移動している状態で、被写体を撮像する。これにより、1枚(以下、1フレームと称する)の撮像画像が得られる。撮像部22で撮像された撮像画像は、撮像部22から撮像制御部23を介して信号処理部24に供給される。
 ステップS12において、信号処理部24は、撮像部22から供給された撮像画像を、バス25を介してバッファメモリ26に供給し、一時的に記録させる。このとき、信号処理部24は、記録させる撮像画像が何番目に撮像された撮像画像であるかを特定できるように、撮像画像にフレーム番号を付して記録させる。
 なお、以下、n番目に撮像された撮像画像P(n)を、フレームnの撮像画像P(n)とも称することとする。
 ステップS13において、動き推定部61は、バス25を介してバッファメモリ26から現フレームnと、その直前のフレーム(n-1)の撮像画像を取得し、動き推定により撮像画像の位置合わせを行う。
 例えば、直前のステップS12においてバッファメモリ26に記録された撮像画像が、n番目に撮像された撮像画像P(n)である場合、動き推定部61は、現フレームnの撮像画像P(n)と、直前のフレーム(n-1)の撮像画像P(n-1)を取得する。
 そして、動き推定部61は、図5に示すように、撮像画像P(n)上の9個のブロックBL(n)-1乃至ブロックBR(n)-3と同じ画像が、直前のフレームの撮像画像P(n-1)上のどの位置にあるかを探索することで、位置合わせを行う。
 ここで、ブロックBC(n)-1乃至ブロックBC(n)-3は、撮像画像P(n)のほぼ中央に位置する図中、縦方向の仮想的な直線である境界CL-n上に、図中縦方向に並んでいる矩形領域である。
 また、ブロックBL(n)-1乃至ブロックBL(n)-3は、撮像画像P(n)の図中、境界CL-nの左側に位置する、縦方向の仮想的な直線である境界LL-n上に、図中縦方向に並んでいる矩形領域である。同様に、ブロックBR(n)-1乃至ブロックBR(n)-3は、撮像画像P(n)の図中、境界CL-nの右側に位置する、縦方向の仮想的な直線である境界RL-n上に、図中縦方向に並んでいる矩形領域である。これらの9個のブロックBL(n)-1乃至ブロックBR(n)-3の位置は、予め定められている。
 動き推定部61は、撮像画像P(n)上の9個の各ブロックについて、そのブロックと同じ形状および大きさである撮像画像P(n-1)上の領域であって、ブロックとの差分の最も小さい領域(以下、ブロック対応領域と称する)を探索する。ここで、ブロックとの差分は、処理対象のブロック、例えばブロックBL(n)-1と、ブロック対応領域の候補とされている領域との同じ位置の画素の画素値の差分絶対値の和などとされる。
 このような動き推定を行うと、理想的には撮像画像P(n)上のブロックBL(n)-1乃至ブロックBR(n)-3のそれぞれに対して、それらのブロックの相対的な位置関係と同じ位置関係で撮像画像P(n-1)上に位置するブロック対応領域が得られることになる。
 撮像画像P(n)上の処理対象のブロックに対応する、撮像画像P(n-1)のブロック対応領域は、撮像画像P(n-1)上において、処理対象のブロックとの差分が最も小さい領域である。そのため、ブロック対応領域には、処理対象のブロックと同じ画像が表示されているものと推定される。
 したがって、ブロックBL(n)-1乃至ブロックBR(n)-3と、対応するブロック対応領域とが重なるように所定平面上に撮像画像P(n)と撮像画像P(n-1)とを重ねて並べれば、それらの撮像画像上の同じ被写体が重なるはずである。
 しかしながら、実際には、ブロックとブロック対応領域とが全く同じ位置関係とはならないことがある。そのため、より詳細には動き推定部61は、全てのブロックとブロック対応領域とがほぼ重なるように、撮像画像P(n)と撮像画像P(n-1)とを平面上に並べて、その結果を撮像画像の位置合わせの結果とする。
 なお、撮像画像上に動きのある被写体があり、その被写体が撮像画像P(n)上のブロック内に含まれる場合には、得られた9個のブロック対応領域は、ブロックBL(n)-1乃至ブロックBR(n)-3と同じ位置関係とはならなくなる。
 そこで、動き推定部61は、得られたブロック対応領域のそれぞれの相対的な位置関係が、撮像画像P(n)上のブロックの相対的な位置関係と異なる場合には、動きのある被写体が含まれると推定されるブロックを除外し、再度、動き推定による位置合わせを行う。つまり、他のブロック対応領域と相対的な位置関係が異なるブロック対応領域が検出され、検出されたブロック対応領域に対応する撮像画像P(n)上のブロックが処理対象から除外されて、残りのブロックのみが用いられて再度、動き推定が行われる。
 具体的には、ブロックBL(n)-1乃至ブロックBR(n)-3が距離QLの間隔で、図5中、縦横等間隔に並んでいるとする。例えば、互いに隣り合うブロックBL(n)-1とブロックBL(n)-2との距離、およびブロックBL(n)-1とブロックBC(n)-1との距離は、ともにQLとなる。この場合、動き推定部61は、各ブロックに対応する対応ブロック領域の相対的な位置関係に基づいて、撮像画像P(n)上の動きのあるブロックを検出する。
 すなわち、動き推定部61は、ブロックBR(n)-3に対応するブロック対応領域と、ブロックBC(n)-3に対応するブロック対応領域など、互いに隣接するブロック対応領域同士の距離QMを求める。
 その結果、ブロックBR(n)-2とブロックBC(n)-3については、それらのブロック対応領域と、ブロックBR(n)-3のブロック対応領域を除く、他の隣接するブロック対応領域との距離QMと距離QLの差の絶対値が、予め定められた閾値以下であったとする。また、ブロックBR(n)-2およびブロックBC(n)-3に対応するブロック対応領域と、ブロックBR(n)-3に対応するブロック対応領域との距離QMと距離QLの差の絶対値は、閾値以上であったとする。
 この場合、ブロックBR(n)-3とは異なる他のブロックのブロック対応領域は、各ブロックの相対的な位置関係と同じ位置関係で並んでいる。ところが、ブロックBR(n)-3のブロック対応領域だけは、他のブロック対応領域に対して、各ブロックの位置関係とは異なる位置関係となっている。このような検出結果が得られた場合、動き推定部61はブロックBR(n)-3に、動きのある被写体が含まれているとする。
 なお、動きのあるブロックの検出には、互いに隣接するブロック対応領域同士の距離だけでなく、注目するブロック対応領域の隣接する他のブロック対応領域に対する回転角度などが用いられてもよい。つまり、例えば他のブロック対応領域に対して、所定の角度以上、傾いているブロック対応領域があれば、そのブロック対応領域に対応するブロックに、動きのある被写体が含まれているとされる。
 このようにして、動きのあるブロックが検出されると、動き推定部61は、その動きのあるブロックを除く残りのブロックを用いた動き推定により、再度、撮像画像P(n)と撮像画像P(n-1)との位置合わせを行う。
 このように、動きのある被写体が含まれるブロックを除外し、動きのない被写体、つまりいわゆる背景のみが含まれるブロックだけを用いて位置合わせを行うことで、より正確に位置合わせを行うことができる。この位置合わせの結果に従って撮像画像P(n)と撮像画像P(n-1)を並べれば、動きのない被写体が重なるように、それらの撮像画像を重ねて並べることができる。
 位置合わせが行われると、次に座標算出部71は、これまでに撮像された撮像画像P(1)乃至撮像画像P(n)を、各フレームの位置合わせの結果に従って所定の平面上、つまりxy座標系上に並べたときの撮像画像P(n)の中心座標を算出する。
 例えば、図6に示すように、撮像画像P(1)の中心がxy座標系の原点の位置となり、かつ撮像画像に含まれる同じ被写体が重なるように、各撮像画像が並べられる。なお、図中、横方向はx方向を示しており、縦方向はy方向を示している。また、撮像画像P(1)乃至撮像画像P(n)上の各点O(1)乃至点O(n)は、それらの撮像画像の中心の位置を示している。
 例えば、処理対象の現フレームの撮像画像が撮像画像P(n)であるとすると、撮像画像P(1)乃至撮像画像P(n-1)のそれぞれの中心の点O(1)乃至O(n-1)の中心座標が既に求められて、バッファメモリ26に記録されている。
 座標算出部71は、バッファメモリ26から撮像画像P(n-1)の中心座標を読み出して、読み出した中心座標と、撮像画像P(n)および撮像画像P(n-1)の位置合わせの結果とから、撮像画像P(n)の中心座標を求める。つまり、点O(n)のx座標およびy座標が中心座標として求められる。
 図4のフローチャートの説明に戻り、ステップS13において位置合わせが行われ、撮像画像P(n)の中心座標が求められると、処理はステップS14に進む。
 ステップS14において、動き推定部61は、得られた撮像画像P(n)の中心座標をバッファメモリ26に供給し、撮像画像P(n)と関連付けて記録させる。
 ステップS15において、信号処理部24は、予め定められた所定枚数の撮像画像を撮像したか否かを判定する。例えば、図3に示したように、所定の空間上の領域を、N回に分けて撮像する場合、N枚の撮像画像が撮像されたときに、所定枚数の撮像画像を撮像したと判定される。
 なお、撮像装置11にジャイロセンサなど、撮像装置11が回動した角度を検出できる機器が設けられている場合には、撮像画像を撮像した枚数ではなく、撮像画像の撮像を開始してから撮像装置11が所定の角度だけ回動したかが判定されるようにしてもよい。この場合であっても、所定の空間上の特定の領域が被写体とされて、撮像画像の撮像が行われたか否かを特定することができる。
 ステップS15において、まだ所定枚数の撮像画像を撮像していないと判定された場合、処理はステップS11に戻り、次のフレームの撮像画像が撮像される。
 これに対して、ステップS15において、所定枚数の撮像画像を撮像したと判定された場合、処理はステップS16に進む。
 ステップS16において、短冊画像生成部62は、バッファメモリ26から、N枚の撮像画像とその中心座標を取得し、取得した撮像画像および中心座標に基づいて、各撮像画像の所定の領域を切り出して、短冊画像を生成する。
 例えば、短冊画像生成部62は、図7に示すように撮像画像P(n)上の境界CL-nを基準として定まる領域を、短冊画像T-nとして切り出す。なお、図7にいて図5における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
 図7では、連続して撮像された撮像画像P(n)および撮像画像P(n+1)が、それらの中心座標に基づいて、同じ被写体が重なるように並べられている。撮像画像P(n+1)上の境界CL-(n+1)は、撮像画像P(n)における境界CL-nに対応する境界である。つまり、境界CL-nおよび境界CL-(n+1)は、撮像画像P(n)および撮像画像P(n+1)上の同じ位置にある図中、縦方向の仮想的な直線である。
 また、図中、縦方向の直線である境界ML(C)-nおよび境界MR(C)-nは、撮像画像P(n)上の境界CL-n近傍にある直線であって、それぞれ境界CL-nの左側および右側に、予め定められた距離だけ離れて位置している。
 同様に、図中、縦方向の直線である境界ML(C)-(n+1)および境界MR(C)-(n+1)は、撮像画像P(n+1)上の境界CL-(n+1)近傍にある直線であって、それぞれ境界CL-(n+1)の左側および右側に、予め定められた距離だけ離れて位置している。
 例えば、短冊画像生成部62は、撮像画像P(n)から短冊画像T-nを切り出す場合、撮像画像P(n)上における、境界ML(C)-nから、境界MR(C)-(n+1)の位置までの領域を短冊画像T-nとして切り出す。ここで、撮像画像P(n)上における境界MR(C)-(n+1)の位置とは、撮像画像P(n)と撮像画像P(n+1)を並べたときに、境界MR(C)-(n+1)と重なる撮像画像P(n)上の位置である。
 同様に、撮像画像P(n-1)から短冊画像T-(n-1)が切り出される場合には、撮像画像P(n-1)上における、境界ML(C)-(n-1)から、境界MR(C)-nの位置までの領域が短冊画像T-(n-1)として切り出される。
 したがって、短冊画像T-nにおいて、境界ML(C)-nから境界MR(C)-nの位置までの領域の被写体は、短冊画像T-(n-1)における、境界ML(C)-nから境界MR(C)-nの位置までの領域の被写体と基本的には同じ被写体となる。但し、短冊画像T-nおよび短冊画像T-(n-1)は、それぞれ撮像画像P(n)および撮像画像P(n-1)から切り出された画像であるので、同じ被写体であっても撮像された時刻は異なる。
 同様に、短冊画像T-nにおいて、境界ML(C)-(n+1)から境界MR(C)-(n+1)の位置までの領域の被写体は、短冊画像T-(n+1)における、境界ML(C)-(n+1)から境界MR(C)-(n+1)の位置までの領域の被写体と基本的に同じとなる。
 このように、撮像画像から、撮像画像上のほぼ中央の境界を基準として定まる領域を切り出して短冊画像とし、各撮像画像から切り出した短冊画像を並べれば、N枚の撮像画像の撮像時に撮像対象となった実空間上の所定の範囲(領域)が表示されることになる。各撮像画像から得られた短冊画像を並べて合成することで得られる1つの画像が、パノラマ動画像を構成する1フレーム分のパノラマ画像とされる。
 短冊画像生成部62は、各撮像画像から短冊画像を生成すると、得られた短冊画像と、各撮像画像の中心座標とをパノラマ動画生成部63に供給する。
 ステップS17において、パノラマ動画生成部63は、短冊画像生成部62から供給された短冊画像および中心座標に基づいて、各フレームの短冊画像を並べて合成し、パノラマ動画像の1フレーム分の画像データ、つまり1つのパノラマ画像を生成する。
 パノラマ動画生成部63は、例えば短冊画像T-nおよび短冊画像T-(n-1)を合成するにあたり、それらの短冊画像における境界ML(C)-nから境界MR(C)-nの位置までの領域については、重み付き加算によりパノラマ画像の画素の画素値を求める。
 つまり、中心座標に基づいて短冊画像T-nおよび短冊画像T-(n-1)を並べると、それらの短冊画像における境界ML(C)-nから境界MR(C)-nの位置までの領域が互いに重なることになる。パノラマ動画生成部63は、短冊画像T-nおよび短冊画像T-(n-1)の互いに重なっている画素の画素値を重み付き加算し、その結果得られた値を、それらの画素に対応する位置のパノラマ画像の画素の画素値とする。
 なお、短冊画像T-nと短冊画像T-(n-1)における、境界ML(C)-nから境界MR(C)-nの位置までの領域の画素の重み付き加算時の重みは、次のような特徴を有するように定められる。
 すなわち、境界CL-nから境界MR(C)-nまでの位置の画素については、画素の位置が境界CL-nから境界MR(C)-nの位置により近くなるにしたがって、パノラマ画像の生成に対する短冊画像T-nの画素の寄与率がより高くなるようにされる。逆に、境界CL-nから境界ML(C)-nまでの位置の画素については、画素の位置が境界CL-nから境界ML(C)-nの位置により近くなるにしたがって、パノラマ画像の生成に対する短冊画像T-(n-1)の画素の寄与率がより高くなるようにされる。
 また、パノラマ画像の生成時において、短冊画像T-nの境界MR(C)-nから境界ML(C)-(n+1)までの領域は、その領域がそのままパノラマ画像とされる。
 さらに、短冊画像T-nと短冊画像T-(n+1)との合成時には、それらの短冊画像における境界ML(C)-(n+1)から境界MR(C)-(n+1)の位置までの領域については、重み付き加算によりパノラマ画像の画素の画素値が求められる。
 すなわち、境界CL-(n+1)から境界MR(C)-(n+1)までの位置の画素については、画素の位置が境界CL-(n+1)から境界MR(C)-(n+1)の位置により近くなるにしたがって、パノラマ画像の生成に対する短冊画像T-(n+1)の画素の寄与率がより高くなるようにされる。逆に、境界CL-(n+1)から境界ML(C)-(n+1)までの位置の画素については、画素の位置が境界CL-(n+1)から境界ML(C)-(n+1)の位置により近くなるにしたがって、パノラマ画像の生成に対する短冊画像T-nの画素の寄与率がより高くなるようにされる。
 このように、短冊画像の合成にあたり、連続するフレームの短冊画像の端近傍の領域を重み付き加算してパノラマ画像の画素の画素値とすることにより、単に短冊画像を並べて1つの画像とする場合と比べて、より自然な画像を得ることができる。
 例えば、単に短冊画像を並べてパノラマ画像とする場合、短冊画像の端付近の被写体の輪郭が歪になってしまったり、連続するフレームの短冊画像の明るさが異なると、パノラマ画像の領域ごとに明るさのむらが生じたりする恐れがある。
 そこで、パノラマ動画生成部63では、短冊画像の端近傍の領域を重み付き加算により合成することで、被写体の輪郭が歪になったり、明るさのむらが生じたりすることを防止し、より自然なパノラマ画像を得ることができる。
 また、撮像画像の位置合わせ時に、動き推定部61が撮像画像に基づいて、撮像部22を構成する光学レンズによるレンズ歪みを検出しておき、短冊画像の合成時に、短冊画像生成部62が、レンズ歪みの検出結果を用いて短冊画像を補正するようにしてもよい。すなわち、レンズ歪みの検出結果に基づいて、短冊画像に生じた歪みが画像処理により補正される。
 以上のようにして得られた1フレーム分のパノラマ動画像は、撮像画像の撮像時に撮像対象となった空間の所定の領域が被写体として表示される画像である。パノラマ動画生成部63は、1フレーム分のパノラマ動画像を生成すると、生成したパノラマ動画像の画像データを、バス25を介して圧縮伸張部27に供給する。
 ステップS18において、圧縮伸張部27は、パノラマ動画生成部63から供給されたパノラマ動画像の画像データを、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式でエンコードし、バス25を介してドライブ28に供給する。
 ドライブ28は、圧縮伸張部27からのパノラマ動画像の画像データを記録媒体29に供給し、記録させる。画像データの記録時においては、画像データには、パノラマ動画生成部63によりフレーム番号が付与される。
 ステップS19において、信号処理部24は、予め定められた所定フレーム分だけパノラマ動画像の画像データを生成したか否かを判定する。例えば、Mフレームの画像データからなるパノラマ動画像が生成されると定められている場合には、Mフレーム分の画像データが得られたときに、所定フレーム分のパノラマ動画像を生成したと判定される。
 ステップS19において、まだ所定フレーム分のパノラマ動画像を生成していないと判定された場合、処理はステップS16に戻り、パノラマ動画像の次のフレームの画像データが生成される。
 例えば、パノラマ動画像の1フレーム目の画像データが生成される場合、図7を参照して説明したように、撮像画像P(n)の境界ML(C)-nから、境界MR(C)-(n+1)の位置までの領域が切り出されて撮像画像P(n)の短冊画像T-nとされる。
 そして、パノラマ動画像の2フレーム目以降の画像データが生成される場合、撮像画像P(n)からの短冊画像T-nの切り出し位置が、境界CL-nから境界CL-(n+1)までの幅CWの分ずつ図7中、左方向にずらされていく。
 つまり、パノラマ動画像のmフレーム目の短冊画像T-nを、短冊画像T(m)-n(但し、1≦m≦M)とする。この場合、mフレーム目の短冊画像T(m)-nの切り出し位置は、短冊画像T(1)-nの切り出し位置から図7中、左側に幅CWの(m-1)倍の距離だけずれた位置とされる。
 したがって、例えば2フレーム目の短冊画像T(2)-nが切り出される領域は、撮像画像P(n)上の図7における短冊画像T-nと同じ形状および大きさの領域であって、その右端の位置が境界MR(C)-nの位置となる領域とされる。
 ここで、短冊画像の切り出し領域がずらされる方向は、撮像画像の撮像時に撮像装置11を回動させる方向に応じて、予め定められる。例えば、図7の例においては、所定のフレームの撮像画像の中心位置に対して、その次のフレームの撮像画像の中心位置が、常に図中、右側に位置するように、撮像装置11が回動されることが前提とされている。
 撮像装置11の移動に伴う撮像画像の中心位置の移動の方向と反対方向に、短冊画像の切り出し位置をフレームごとにずらしていけば、パノラマ動画像を構成する各パノラマ画像において、動きのない同じ被写体は、同じ位置に表示されることになるからである。
 このように、短冊画像の切り出し位置をフレームごとにずらしながら、パノラマ動画像の各フレームの画像データを生成すると、例えば図8に示すようなパノラマ動画像が得られる。なお、図8において図中、横方向は図7における横方向に対応している。例えば、図8における横方向はxy座標系のx方向に対応する。
 図8の例では、(R-1)枚の撮像画像P(1)乃至撮像画像P(R-1)(但し、R≦N)のそれぞれから、短冊画像T(1)-1乃至短冊画像T(1)-(R-1)が生成され、それらの短冊画像が合成されてパノラマ画像W(1)が得られる。
 同様に、(R-1)枚の撮像画像P(2)乃至撮像画像P(R)のそれぞれから、短冊画像T(2)-1乃至短冊画像T(2)-(R-1)が生成され、それらの短冊画像が合成されてパノラマ画像W(2)が得られる。
 ここで、パノラマ画像W(1)およびパノラマ画像W(2)は、それぞれパノラマ動画像の1フレーム目および2フレーム目を構成する画像である。また、例えば撮像画像P(2)における短冊画像T(2)-1の切り出し領域は、短冊画像T(1)-2の切り出し領域を図中、左側に幅CWだけずらした位置の領域とされる。この幅CWの大きさは、撮像画像のフレームごとに変化する。さらに、例えば短冊画像T(1)-1と短冊画像T(2)-1とには、異なる時刻の同じ被写体が表示されることになる。
 したがって、パノラマ画像W(1)とパノラマ画像W(2)には、異なる時刻の同じ被写体が表示されることになる。また、1フレーム分のパノラマ動画像は、異なる複数のフレームの撮像画像から得られた短冊画像が合成されて生成されるため、1つのパノラマ画像であっても、各領域に表示される被写体は、それぞれ撮像された時刻が異なる。
 なお、パノラマ画像に表示される被写体は、N枚の撮像画像の撮像時に撮像対象(被写体)となった撮像空間の領域全体とされてもよいし、撮像空間の一部の領域とされてもよい。
 図4のフローチャートの説明に戻り、ステップS19において、所定フレーム分のパノラマ動画像を生成したと判定された場合、信号処理部24は、ドライブ28を介して記録媒体29からパノラマ動画像を構成する各フレームのパノラマ画像を読み出す。そして、信号処理部24は、読み出したパノラマ画像を圧縮伸張部27に供給して、デコードを指示し、処理はステップS20に進む。
 ステップS20において、圧縮伸張部27は信号処理部24から供給されたパノラマ動画像の画像データ、つまり各パノラマ画像を、例えばJPEG方式でデコードし、表示制御部30に供給する。
 そして、ステップS21において、表示制御部30は、圧縮伸張部27からのパノラマ動画像を、表示部31に供給して表示させる。つまり、表示制御部30はパノラマ動画像を構成するパノラマ画像を、所定の時間間隔で、それらのパノラマ画像に付与されたフレーム番号の順番に表示させる。
 これにより、表示部31には、パノラマ動画像の各フレームが、所定の時間間隔で順番に表示される。つまり、N枚の撮像画像の撮像時に撮像対象となった撮像空間の領域の全体または一部を被写体とする動画像が表示される。このようにして表示されるパノラマ動画像の各フレームを構成するパノラマ画像自体は静止画像であるが、同じ空間上の領域が被写体とされるため、パノラマ動画像の各領域に表示される個々の被写体は、動きを持つことになる。パノラマ動画像が表示されると、パノラマ動画生成処理は終了する。
 このようにして、撮像装置11は、異なる時刻に撮像された複数の撮像画像のそれぞれから、切り出し領域をずらしながら複数の短冊画像を生成し、短冊画像を合成して、パノラマ動画像の各フレームを構成するパノラマ画像を生成する。
 このようにして生成されたパノラマ動画像によれば、撮像された被写体に動きを持たせ、その動きを表現することができるので、撮像された被写体の画像をより効果的に表示することができる。しかも、1つのパノラマ画像上の各領域の被写体は、それぞれ異なる時刻のものとなるので、より面白味のある画像を提示することができる。つまり、撮像された被写体をさらに効果的に表示することができる。
 なお、以上においては、N枚の撮像画像を撮像し、一旦、全ての撮像画像をバッファメモリ26に記録させてから、それらの撮像画像を用いてパノラマ動画像を生成すると説明したが、撮像画像の撮像を行いながら、同時にパノラマ動画像の生成を行ってもよい。また、パーソナルコンピュータ等の装置に、撮像画像からパノラマ動画像を生成する機能を設け、カメラにより撮像された撮像画像からパノラマ動画像を生成させるようにしてもよい。
〈第2の実施の形態〉
[信号処理部の構成]
 さらに、パノラマ動画像を生成する場合に、撮像画像から動きを検出し、その検出結果に応じて撮像画像の撮像間隔、つまり撮像画像のフレームレートを制御するようにしてもよい。そのような場合、信号処理部24は図9に示すように構成される。なお、図9において、図2における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
 図9の信号処理部24では、動き検出部111および撮像間隔制御部112が新たに設けられている。そして、動き推定部61において得られた撮像画像の中心座標と、撮像画像とは、動き推定部61から動き検出部111にも供給される。
 動き検出部111は、動き推定部61からの撮像画像と中心座標とに基づいて、連続する2フレームの撮像画像をxy座標系に並べた場合に、互いに重なる部分の差分を求めることにより撮像画像から動きを検出し、その検出結果を撮像間隔制御部112に供給する。
 撮像間隔制御部112は、動き検出部111からの検出結果に基づいて、撮像制御部23に、撮像画像の撮像間隔を制御させる。
[パノラマ動画生成処理の説明]
 次に、図10のフローチャートを参照して、信号処理部24が図9に示す構成とされる場合におけるパノラマ動画生成処理について説明する。なお、ステップS51乃至ステップS54の処理のそれぞれは、図4のステップS11乃至ステップS14のそれぞれと同様であるので、その説明は省略する。
 なお、ステップS53において、動き推定部61は、連続する2つのフレームの撮像画像P(n)と撮像画像P(n-1)の位置合わせを行い、撮像画像P(n)の中心座標を求める。すると、動き推定部61は、撮像画像P(n)および撮像画像P(n-1)と、それらの撮像画像の中心座標とを動き検出部111に供給する。
 ステップS55において、動き検出部111は、撮像画像P(n)と撮像画像P(n-1)の重なる部分の各画素の差分を求め、その各画素の差分の絶対値の合計値を求めて撮像間隔制御部112に供給する。
 すなわち、動き検出部111は、撮像画像P(n)と撮像画像P(n-1)の中心座標に基づいて、それらの撮像画像をxy座標系上に並べ、それらの撮像画像の互いに重なる領域を処理対象とする。動き検出部111は、撮像画像P(n)と撮像画像P(n-1)の処理対象の領域内の全ての画素について、撮像画像P(n)と撮像画像P(n-1)の重なる画素の画素値の差分を求め、画素ごとの差分の絶対値の合計値を求める。
 ステップS56において、撮像間隔制御部112は、動き検出部111からの合計値に基づいて、撮像画像に動きが検出されたか否かを判定する。
 例えば、差分の絶対値の合計値が予め定められた閾値以上である場合、撮像画像P(n)に動きが検出されたと判定される。
 撮像画像P(n)と撮像画像P(n-1)の重なる部分に、動きのある被写体が含まれると、その被写体が表示される位置はフレームによって異なるため、差分の絶対値の合計値はより大きくなるはずである。そこで、撮像間隔制御部112では、合計値が閾値以上である場合に、動きのある被写体が検出されたとされる。
 ステップS56において、動きが検出されなかったと判定された場合、ステップS57において、撮像間隔制御部112は撮像部22による撮像画像の撮像間隔を、予め定められた標準の撮像間隔とする。そして、撮像間隔制御部112は、撮像制御部23に定めた標準の撮像間隔での撮像画像の撮像の制御をさせ、その後、処理はステップS59に進む。
 一方、ステップS56において、動きが検出されたと判定された場合、ステップS58において、撮像間隔制御部112は、撮像部22による撮像画像の撮像間隔を、予め定められた標準の撮像間隔よりも短い撮像間隔とする。そして、撮像間隔制御部112は、撮像制御部23に、定めた短い撮像間隔での撮像画像の撮像の制御をさせ、その後、処理はステップS59に進む。
 ステップS57またはステップS58において撮像間隔が定められると、その後、ステップS59乃至ステップS65の処理が行われてパノラマ動画生成処理は終了する。なお、これらの処理は図4のステップS15乃至ステップS21の処理と同様であるので、その説明は省略する。
 このようにして、撮像装置11は、撮像画像から動きを検出し、その検出結果に応じて撮像画像を撮像する時間間隔を制御する。すなわち、撮像装置11では、撮像画像から動きが検出されていない場合には、標準の撮像間隔で撮像画像の撮像が行われ、動きが検出されると、標準よりもより短い撮像間隔で撮像画像の撮像が行われる。そして、動きが検出された状態から、再び動きが検出されない状態に戻ると、撮像画像の撮像間隔も標準の撮像間隔に戻ることになる。
 動きが検出された場合に、通常の時間間隔よりもよりも短い時間間隔で撮像画像を撮像することで、パノラマ動画像に動きのある被写体が表示されるときには、フレーム間の被写体の動き量をより小さくすることができる。つまり、パノラマ動画像のフレームレートを実質的により高くすることができる。
 これにより、パノラマ動画像上における被写体の動きをより滑らかにし、パノラマ動画像の品質を向上させることができる。しかも、動きが検出されない場合には、通常の撮像間隔で撮像画像が撮像されるため、無駄に撮像画像の枚数が多くなることもなく、処理量の増加を防止することができる。
〈第3の実施の形態〉
[信号処理部の構成]
 ところで、撮像画像の撮像時においては、連続するフレームの撮像画像が互いに充分重なりを持つように、つまり同じ被写体を含む部分が多く、xy座標系上に並べた場合に重なる部分が充分大きくなるように撮像が行われる。
 そのため、撮像画像に動きのある被写体が含まれない場合には、連続して撮像された複数の撮像画像のうちのいくつかをパノラマ動画像の生成に用いないようにしてもよい。このようにすることで、パノラマ動画像の生成時の処理量を低減させることができる。
 不要な撮像画像をパノラマ動画像の生成に用いないようにする場合、例えば、信号処理部24は、図11に示すように構成される。なお、図11において、図9における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
 図11の信号処理部24では、図9の撮像間隔制御部112に代えて記録制御部141が新たに設けられている。そして、撮像部22により撮像された撮像画像は、撮像制御部23を介して動き推定部61に供給される。
 また、動き検出部111は、動き推定部61から撮像画像と中心座標との供給を受け、撮像画像から動きを検出するとともに、その検出結果と、撮像画像および中心座標とを記録制御部141に供給する。記録制御部141は、動き検出部111からの検出結果に応じて、撮像画像および中心座標のバッファメモリ26への記録を制御する。
[パノラマ動画生成処理の説明]
 次に、図12のフローチャートを参照して、信号処理部24が図11に示す構成とされる場合におけるパノラマ動画生成処理について説明する。
 なお、ステップS91の処理は、図4のステップS11の処理と同様であるので、その説明は省略する。撮像部22により撮像された撮像画像は、撮像制御部23を介して信号処理部24の動き推定部61に供給される。
 ステップS92において、動き推定部61は、バッファメモリ26から直前のフレームの撮像画像および中心座標を取得し、動き推定により撮像画像の位置合わせを行う。そして、ステップS93において、座標算出部71は、動き推定による位置合わせの結果に基づいて、撮像された現フレームの撮像画像の中心座標を求める。
 ステップS92およびステップS93における動き推定による位置合わせ、および中心座標の算出では、図4のステップS13の処理と同様の処理が行われる。
 現フレームの撮像画像の中心座標が求められると、動き推定部61は、現フレームと、その現フレームの直前のフレームの撮像画像および中心座標を、動き検出部111に供給する。
 ステップS94において、動き検出部111は、動き推定部61からの撮像画像および中心座標に基づいて、それらの撮像画像の重なる部分の各画素の差分を求め、その各画素の差分の絶対値の合計値を求める。そして動き検出部111は、差分の絶対値の合計値と、現フレームの撮像画像および中心座標とを記録制御部141に供給する。
 なお、ステップS94において行われる合計値の算出は、図10のステップS55の処理と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
 ステップS95において、記録制御部141は、動き検出部111からの合計値に基づいて、撮像画像に動きが検出されたか否かを判定する。例えば、差分の絶対値の合計値が予め定められた閾値以上である場合、動きが検出されたと判定される。
 ステップS95において、動きが検出されたと判定された場合、記録制御部141は、動き検出部111から供給された現フレームの撮像画像および中心座標を、バス25を介してバッファメモリ26に供給し、ステップS96に進む。
 ステップS96において、バッファメモリ26は、記録制御部141から供給された現フレームの撮像画像と中心座標とを関連付けて記録する。このとき記録制御部141は、撮像画像にフレーム番号を付して記録させる。
 例えば、バッファメモリ26に記録されている現フレームの直前のフレーム、つまり最もフレーム番号の大きいフレームに、フレーム番号(n-1)が付与されている場合、現フレームのフレーム番号として「n」が付与される。そして、撮像画像および中心座標が記録されると、その後、処理はステップS98に進む。
 一方、ステップS95において、動きが検出されなかったと判定された場合、ステップS97において、記録制御部141は、動き検出部111から供給された現フレームの撮像画像および中心座標を破棄する。そして、撮像画像および中心座標が破棄されると、その後、処理はステップS98に進む。
 ステップS96またはステップS97において、撮像画像が記録されるか、または破棄されると、その後、ステップS98乃至ステップS104の処理が行われてパノラマ動画生成処理は終了する。なお、これらの処理は図4のステップS15乃至ステップS21の処理と同様であるので、その説明は省略する。
 なお、位置合わせの結果、現フレームと直前のフレームの撮像画像をxy座標系上に並べたときに、撮像画像の重なる部分の面積が、所定の大きさ以下である場合には、動きの検出結果によらず、現フレームの撮像画像と中心座標が記録されるようにしてもよい。これにより、各撮像画像をxy座標系上に並べたときに、隣接する撮像画像同士が互いに重ならなくなってしまい、撮像空間上の特定の領域の画像が欠落してしまうことを防止することができる。
 このようにして、撮像装置11は、撮像画像から動きを検出し、その検出結果に応じて撮像画像および中心座標の記録を制御する。動きが検出されない場合には、撮像された撮像画像と中心座標を破棄し、パノラマ動画像の生成に用いないようにすることで、撮像画像の一時的な記録に必要となるバッファメモリ26の記録容量を削減するとともに、処理量を低減させることができる。
〈第4の実施の形態〉
[撮像画像の撮像方法の説明]
 なお、以上においては、ユーザが撮像装置11を移動させながら撮像画像の撮像を指示すると説明したが、撮像装置11が機器により移動されている状態で、撮像画像の撮像が行われるようにしてもよい。
 そのような場合、例えば、図13に示すように撮像装置11はターンテーブル171上に固定され、回動する。すなわち、ターンテーブル171は、所定の台等に配置される固定部181と、固定部181に対して回動する回転台182とから構成される。
 図13の例では、撮像装置11が回転台182上に固定され、回転台182が所定の回動速度で図中、矢印方向に回動することにより、撮像装置11が撮像対象の被写体に対して動いている(移動している)状態となる。
[信号処理部の構成]
 このように、ターンテーブル171により撮像装置11を回動させる場合、例えば、撮像装置11の信号処理部24は、図14に示すように構成され、信号処理部24とターンテーブル171とは電気的に接続される。
 なお、図14において、図9における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
 図14の信号処理部24では、図9の撮像間隔制御部112に代えて回動速度制御部201が新たに設けられている。回動速度制御部201は、動き検出部111からの動きの検出結果に応じて、ターンテーブル171の回動速度を制御する。
[パノラマ動画生成処理の説明]
 次に、図15のフローチャートを参照して、信号処理部24が図14に示す構成とされる場合におけるパノラマ動画生成処理について説明する。
 なお、ステップS131乃至ステップS135の処理は、図10のステップS51乃至ステップS55と同様であるので、その説明は省略する。動き検出部111により動きが検出されると、その検出結果として、連続するフレームの撮像画像の差分の絶対値の合計値が、動き検出部111から回動速度制御部201に供給される。
 ステップS136において、回動速度制御部201は、動き検出部111からの合計値に基づいて、撮像画像に動きが検出されたか否かを判定する。例えば、差分の絶対値の合計値が予め定められた閾値以上である場合、撮像画像に動きが検出されたと判定される。
 ステップS136において、動きが検出されなかったと判定された場合、ステップS137において、回動速度制御部201は、ターンテーブル171の回動速度を、予め定められた標準の回動速度とする。そして、回動速度制御部201は、ターンテーブル171を制御し、定めた標準の回動速度でターンテーブル171を回動させ、その後、処理はステップS139に進む。
 一方、ステップS136において、動きが検出されたと判定された場合、ステップS138において、回動速度制御部201は、ターンテーブル171の回動速度を、予め定められた標準の回動速度よりも遅い回動速度とする。そして、回動速度制御部201は、ターンテーブル171を制御し、標準よりも遅い回動速度でターンテーブル171を回動させ、その後、処理はステップS139に進む。
 ステップS137またはステップS138において回動速度が定められると、その後、ステップS139乃至ステップS145の処理が行われてパノラマ動画生成処理は終了する。なお、これらの処理は図4のステップS15乃至ステップS21の処理と同様であるので、その説明は省略する。
 このようにして、撮像装置11は、撮像画像から動きを検出し、その検出結果に応じてターンテーブル171の回動速度を制御する。すなわち、撮像装置11は、撮像画像から動きが検出されていない場合には、標準の回動速度でターンテーブル171を回動させ、動きが検出されると、標準よりもより遅い回動速度でターンテーブル171を回動させる。そして、動きが検出された状態から、再び動きが検出されない状態に戻ると、ターンテーブル171の回動速度は、標準の回動速度に戻ることになる。
 動きが検出された場合に、より遅い回動速度で撮像装置11を回動させることにより、実質的にパノラマ動画像のフレームレートを高くすることができる。これにより、パノラマ動画像上における被写体の動きをより滑らかにし、パノラマ動画像の品質を向上させることができる。
〈第5の実施の形態〉
[視差と立体パノラマ動画像の説明]
 ところで、図16に示すように、回動中心C11を中心として、図中、矢印方向に撮像装置11を回動させながら撮像画像を撮像したときに、位置PT1および位置PT2において、撮像画像が撮像されたとする。
 この場合、撮像装置11が位置PT1と位置PT2のそれぞれにあるときに撮像された撮像画像には、同じ被写体H11が含まれるが、それらの撮像画像は撮像位置、つまり被写体H11の観察位置が異なるので、視差が生じることになる。撮像装置11が一定の回動速度で回動する場合には、回動中心C11から撮像装置11までの距離が長いほど、例えば回動中心C11から位置PT1の距離が長いほど、視差は大きくなる。
 このようにして生じる視差を利用して、観察位置の異なる(視差を有する)2つのパノラマ動画像を生成し、それらのパノラマ動画像を同時に再生すれば、ユーザに立体的なパノラマ動画像を提示することができる。
 なお、以下、観察位置の異なる2つのパノラマ動画像のうち、ユーザの右眼により観察されるように表示させるパノラマ動画像を右眼用のパノラマ動画像と称し、ユーザの左眼により観察されるように表示させるパノラマ動画像を左眼用のパノラマ動画像と称する。また、右眼用および左眼用の2つのパノラマ動画像のセットを立体パノラマ動画像とも称することとする。
 立体パノラマ動画像を生成する場合、撮像された撮像画像からは、右眼用および左眼用のそれぞれについて、パノラマ動画像の生成に用いられる短冊画像が切り出されることになる。ここで、右眼用および左眼用のそれぞれのパノラマ動画像の生成に用いられる短冊画像を、右眼用の短冊画像、および左眼用の短冊画像と呼ぶこととすると、それらの短冊画像は図17に示すように、撮像画像上の所定の基準位置により定まる領域から切り出される。
 なお、図17において、図5における場合と対応する部分には、同一の符号を付してあり、その説明は適宜、省略する。
 図17では、図中、縦方向の直線である境界ML(L)-nおよび境界MR(L)-nは、撮像画像P(n)上の境界LL-n近傍にある直線であって、それぞれ境界LL-nの左側および右側に、予め定められた距離だけ離れて位置している。同様に、図中、縦方向の直線である境界ML(R)-nおよび境界MR(R)-nは、撮像画像P(n)上の境界RL-n近傍にある直線であって、それぞれ境界RL-nの左側および右側に、予め定められた距離だけ離れて位置している。
 これらの境界ML(L)-nおよび境界ML(R)-nと、境界MR(L)-nおよび境界MR(R)-nとは、それぞれ図7の境界ML(C)-nおよび境界MR(C)-nに対応する境界である。
 例えば、撮像画像P(n)から右眼用および左眼用の1フレーム目のパノラマ動画像の生成に用いる短冊画像が切り出される場合、撮像画像P(n)上の境界CL-nの図中、左右に位置する境界LL-nおよび境界RL-nが基準とされる。
 すなわち、撮像画像P(n)上の境界LL-nおよび境界RL-nを基準として定まる領域が、それぞれ右眼用の短冊画像TR(n)および左眼用の短冊画像TL(n)として切り出される。
 より詳細には、右眼用の短冊画像TR(n)とされる領域は、撮像画像P(n)上の境界ML(L)-nから、境界MR(L)-(n+1)の位置までの領域である。
 ここで、境界MR(L)-(n+1)は、撮像画像P(n+1)上において、撮像画像P(n)上の境界MR(L)-nと同じ位置にある、境界MR(L)-nに対応する境界である。また、撮像画像P(n)上の境界MR(L)-(n+1)の位置とは、中心座標に基づいてxy座標系上に撮像画像P(n)と撮像画像P(n+1)とを並べた場合に、撮像画像P(n+1)の境界MR(L)-(n+1)と重なる撮像画像P(n)上の位置をいう。
 同様に、左眼用の短冊画像TL(n)とされる領域は、撮像画像P(n)上の境界ML(R)-nから、境界MR(R)-(n+1)の位置までの領域である。ここで、境界MR(R)-(n+1)は、境界MR(R)-nに対応する撮像画像P(n+1)上の境界である。また、撮像画像P(n)上の境界MR(R)-(n+1)の位置とは、xy座標系上に撮像画像P(n)と撮像画像P(n+1)を並べた場合に、撮像画像P(n+1)の境界MR(R)-(n+1)と重なる撮像画像P(n)上の位置をいう。
 さらに、各撮像画像からは、右眼用および左眼用の1フレーム目のパノラマ動画像の生成に用いる短冊画像だけでなく、それ以降のフレームを生成するための短冊画像も切り出される。
 例えば、右眼用のパノラマ動画像のmフレーム目の短冊画像TR(n)を短冊画像TR(n)-mとし、xy座標系上に撮像画像P(n)と撮像画像P(n+1)を並べたときの境界LL-nから境界LL-(n+1)までの距離をLWとする。なお、境界LL-(n+1)は、撮像画像P(n)の境界LL-nに対応する撮像画像P(n+1)上の境界である。
 この場合、mフレーム目の短冊画像TR(n)-mの切り出し位置は、1フレーム目の短冊画像TR(n)の切り出し位置から図17中、左側に距離LWの(m-1)倍の距離だけずれた位置とされる。
 同様に、左眼用のパノラマ動画像のmフレーム目の短冊画像TL(n)を短冊画像TL(n)-mとし、xy座標系上に撮像画像P(n)と撮像画像P(n+1)を並べたときの境界RL-nから境界RL-(n+1)までの距離をRWとする。なお、境界RL-(n+1)は、撮像画像P(n)の境界RL-nに対応する撮像画像P(n+1)上の境界である。
 この場合、mフレーム目の短冊画像TL(n)-mの切り出し位置は、1フレーム目の短冊画像TL(n)の切り出し位置から図17中、左側に距離RWの(m-1)倍の距離だけずれた位置とされる。
 このように、短冊画像の切り出し位置をフレームごとにずらしながら、パノラマ動画像の各フレームの画像データを生成すると、例えば図18に示すような立体パノラマ動画像が得られる。なお、図18において図中、横方向は図17における横方向に対応している。例えば、図18における横方向はxy座標系のx方向に対応する。
 図18の例では、各フレームの撮像画像から切り出された短冊画像TL(1)-1乃至短冊画像TL(3)-1などから、左眼用のパノラマ動画像の1フレーム目を構成するパノラマ画像WPL-1が生成される。また、それらの短冊画像から左にずれた位置から切り出された、短冊画像TL(2)-2、短冊画像TL(3)-2などから、左眼用のパノラマ動画像の2フレーム目を構成するパノラマ画像WPL-2が生成される。
 同様に、撮像画像から切り出された短冊画像TR(m-1)-1乃至短冊画像TR(m+1)-1などから、右眼用のパノラマ動画像の1フレーム目を構成するパノラマ画像WPR-1が生成される。また、それらの短冊画像から左にずれた位置から切り出された、短冊画像TR(m)-2、短冊画像TR(m+1)-2などから、右眼用のパノラマ動画像の2フレーム目を構成するパノラマ画像WPR-2が生成される。
[撮像装置の構成]
 このように、右眼用および左眼用のパノラマ動画像からなる立体パノラマ動画像を生成する撮像装置11は、例えば図19に示すように構成される。なお、図19において、図1における場合と対応する部分には、同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
 図19の撮像装置11では、図1の信号処理部24および表示部31に代えて、新たに信号処理部231および表示部232が設けられている。
 信号処理部231は、撮像装置11の全体を制御し、例えばバッファメモリ26から撮像画像を読み出して、立体パノラマ動画像を生成する。表示部232は、例えばLCDやレンチキュラレンズからなり、レンチキュラ方式で立体画像を表示する。
[信号処理部の構成]
 また、図19の信号処理部231は、より詳細には、図20に示すように構成される。なお、図20において、図2における場合と対応する部分には、同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
 短冊画像生成部241は、バス25を介して供給された撮像画像および中心座標を用いて、撮像画像上の所定の領域を切り出して短冊画像とし、パノラマ動画生成部242に供給する。短冊画像生成部241には、右眼用の短冊画像を生成する右眼用短冊画像生成部251と、左眼用の短冊画像を生成する左眼用短冊画像生成部252が設けられている。
 パノラマ動画生成部242は、短冊画像生成部241からの短冊画像を合成してパノラマ動画像を生成する。パノラマ動画生成部242には、右眼用の短冊画像から右眼用のパノラマ動画像を生成する右眼用パノラマ動画生成部253と、左眼用の短冊画像から左眼用のパノラマ動画像を生成する左眼用パノラマ動画生成部254とが設けられている。
[立体パノラマ動画生成処理の説明]
 次に、図21のフローチャートを参照して、図19の撮像装置11により行われる立体パノラマ動画生成処理について説明する。
 なお、ステップS171乃至ステップS175の処理は、図4のステップS11乃至ステップS15の処理と同様であるので、その説明は省略する。すなわち、撮像により得られた撮像画像と、中心座標とがバッファメモリ26に記録される。
 ステップS176において、右眼用短冊画像生成部251および左眼用短冊画像生成部252は、バッファメモリ26から、N枚の撮像画像とその中心座標を取得し、取得した撮像画像および中心座標に基づいて、右眼用および左眼用の短冊画像を生成する。
 すなわち、図4のステップS16の処理と同様の処理が行われて、右眼用および左眼用の短冊画像が生成される。なお、短冊画像の切り出し位置は、図17を参照して説明したように、フレームごとに図17中、左方向に所定の距離だけずらされていく。例えば、1フレーム目のパノラマ動画像の生成に用いる短冊画像であれば、撮像画像P(n)からは、右眼用の短冊画像TR(n)および左眼用の短冊画像TL(n)が切り出される。
 右眼用短冊画像生成部251および左眼用短冊画像生成部252は、各撮像画像から短冊画像を生成すると、得られた短冊画像と各撮像画像の中心座標とをパノラマ動画生成部242に供給する。
 ステップS177において、右眼用パノラマ動画生成部253および左眼用パノラマ動画生成部254は、短冊画像生成部241から供給された短冊画像および中心座標に基づいて、各フレームの短冊画像を合成し、1フレーム分の立体パノラマ動画像を生成する。
 すなわち、右眼用パノラマ動画生成部253は、図4のステップS17の処理と同様の処理を行って、各右眼用の短冊画像を並べて合成し、1フレーム分の右眼用のパノラマ動画像の画像データを生成する。このとき、ステップS17の処理の場合と同様に、右眼用の短冊画像TR(n)における境界ML(L)-nから境界MR(L)-nまでの領域については、短冊画像TR(n-1)の端部分の領域との重み付き加算により、パノラマ画像の画素の画素値が求められる。
 また、左眼用パノラマ動画生成部254は、図4のステップS17の処理と同様の処理を行って、各左眼用の短冊画像を並べて合成し、1フレーム分の左眼用のパノラマ動画像の画像データを生成する。このとき、ステップS17の処理の場合と同様に、左眼用の短冊画像TL(n)における境界ML(R)-nから境界MR(R)-nまでの領域については、短冊画像TL(n-1)の端部分の領域との重み付き加算により、パノラマ画像の画素の画素値が求められる。
 このようにして、右眼用および左眼用のパノラマ動画像の画像データからなる、1フレーム分の立体パノラマ動画像が生成されると、それらのパノラマ動画像のデータは、パノラマ動画生成部242から、圧縮伸張部27に供給される。
 そして、その後、ステップS178乃至ステップS180の処理が行われるが、これらの処理は、図4のステップS18乃至ステップS20の処理と同様であるので、その説明は省略する。なお、ステップS180においてデコードされたパノラマ動画像は、圧縮伸張部27から表示制御部30に供給される。
 ステップS181において、表示制御部30は、圧縮伸張部27からの各フレームの右眼用および左眼用のパノラマ動画像を、レンチキュラ方式により、所定の時間間隔で順番に表示部232に供給して、立体パノラマ動画像を表示させる。
 すなわち、表示部232は、各フレームの右眼用および左眼用のパノラマ動画像をいくつかの短冊状の画像に分割し、分割した右眼用の画像および左眼用の画像を所定の方向に交互に並べて表示することにより、立体パノラマ動画像を表示する。このようにして分割されて表示された右眼用のパノラマ動画像と、左眼用のパノラマ動画像の光は、それぞれ表示部232を構成するレンチキュラレンズにより、表示部232を見るユーザの右眼および左眼に導かれ、結像する。これにより、ユーザの目には、立体的なパノラマ動画像が観察される。
 表示部232に立体パノラマ動画像が表示(再生)されると、立体パノラマ動画生成処理は終了する。
 このようにして、撮像装置11は、異なる時刻に撮像された複数の撮像画像のそれぞれから、切り出し領域をずらしながら複数の右眼用および左眼用の短冊画像を生成し、短冊画像を合成して各フレームの立体パノラマ動画像を生成する。
 このようにして生成された立体パノラマ動画像によれば、撮像された被写体に動きを持たせ、その動きを表現することができるだけでなく、被写体を立体的に表示することができるので、撮像された被写体の画像をより効果的に表示することができる。
 上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
 図22は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
 コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)301,ROM(Read Only Memory)302,RAM(Random Access Memory)303は、バス304により相互に接続されている。
 バス304には、さらに、入出力インターフェース305が接続されている。入出力インターフェース305には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部306、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部307、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記録部308、ネットワークインターフェースなどよりなる通信部309、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア311を駆動するドライブ310が接続されている。
 以上のように構成されるコンピュータでは、CPU301が、例えば、記録部308に記録されているプログラムを、入出力インターフェース305及びバス304を介して、RAM303にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
 コンピュータ(CPU301)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア311に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
 そして、プログラムは、リムーバブルメディア311をドライブ310に装着することにより、入出力インターフェース305を介して、記録部308にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部309で受信し、記録部308にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM302や記録部308に、あらかじめインストールしておくことができる。
 なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
 なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
 11 撮像装置, 22 撮像部, 24 信号処理部, 61 動き推定部, 62 短冊画像生成部, 63 パノラマ動画生成部, 71 座標算出部, 111 動き検出部, 112 撮像間隔制御部, 141 記録制御部, 201 回動速度制御部, 231 信号処理部, 232 表示部, 251 右眼用短冊画像生成部, 252 左眼用短冊画像生成部, 253 右眼用パノラマ動画生成部, 254 左眼用パノラマ動画生成部

Claims (10)

  1.  撮像手段を移動させながら前記撮像手段により撮像して得られた複数の撮像画像に基づいて、異なる前記撮像画像に含まれる同じ被写体が重なるように、複数の前記撮像画像を所定の平面上に並べたときの前記撮像画像のぞれぞれの相対的な位置関係を示す位置情報を生成する位置情報生成手段と、
     複数の前記撮像画像のそれぞれについて、前記位置情報に基づいて複数の前記撮像画像を前記平面上に並べた場合に、前記撮像画像上の所定の基準位置から、前記平面上で前記撮像画像と重ねて並べられた他の撮像画像の前記基準位置までの前記撮像画像上の領域を切り出して、前記領域を含む短冊画像を生成する短冊画像生成手段と、
     複数の前記撮像画像から得られた前記短冊画像のそれぞれを並べて合成することにより、1つのパノラマ画像を生成するパノラマ画像生成手段と
     を備え、
     前記短冊画像生成手段は、複数の前記撮像画像について、前記撮像画像上の前記領域を所定方向にずらしながら、前記撮像画像から複数の前記短冊画像を生成し、
     前記パノラマ画像生成手段は、前記領域の位置ごとに前記パノラマ画像を生成することで、撮像空間上の同じ領域の画像が表示される複数の前記パノラマ画像からなる画像群を生成する
     画像処理装置。
  2.  複数の前記パノラマ画像を所定の時間間隔で順番に表示させる表示制御手段をさらに備える
     請求項1に記載の画像処理装置。
  3.  前記位置情報生成手段は、前記撮像画像上の予め定められた複数のブロック領域を用いて、前記撮像画像よりも前の時刻に撮像された撮像画像から、複数の前記ブロック領域と対応するブロック対応領域のそれぞれを探索することにより、前記位置情報を生成する
     請求項1に記載の画像処理装置。
  4.  前記位置情報生成手段は、複数の前記ブロック領域の相対的な位置関係と、複数の前記ブロック対応領域の相対的な位置関係とに基づいて、動きのある被写体が含まれる前記ブロック領域を検出し、前記動きのある被写体が含まれる前記ブロック領域が検出された場合、複数の前記ブロック領域のうち、検出された前記ブロック領域とは異なる前記ブロック領域を用いて前記ブロック対応領域を探索することにより、前記位置情報を生成する
     請求項3に記載の画像処理装置。
  5.  前記撮像画像と、その前記撮像画像よりも前の時刻に撮像された前記撮像画像とを用いて、前記撮像画像から動きを検出する動き検出手段と、
     前記動きが検出されなかった場合、第1の時間間隔で前記撮像画像が撮像され、前記動きが検出された場合、前記第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔で前記撮像画像が撮像されるように、前記撮像手段を制御する撮像制御手段と
     をさらに備える請求項1に記載の画像処理装置。
  6.  前記撮像画像と、その前記撮像画像よりも前の時刻に撮像された前記撮像画像とを用いて、前記撮像画像から動きを検出する動き検出手段と、
     前記動きの検出されなかった前記撮像画像を破棄する破棄手段と
     をさらに備え、
     破棄された前記撮像画像は、前記短冊画像の生成には用いられない
     請求項1に記載の画像処理装置。
  7.  前記撮像画像と、その前記撮像画像よりも前の時刻に撮像された前記撮像画像とを用いて、前記撮像画像から動きを検出する動き検出手段と、
     前記動きの検出結果に応じた速度で前記撮像手段を移動させる移動手段と
     をさらに備える請求項1に記載の画像処理装置。
  8.  前記短冊画像生成手段は、第1の位置を前記基準位置として前記撮像画像から第1の短冊画像を生成するとともに、第1の位置とは異なる第2の位置を前記基準位置として前記撮像画像から第2の短冊画像を生成し、
     前記パノラマ画像生成手段は、複数の前記撮像画像から得られた前記1の短冊画像および前記第2の短冊画像に基づいて、互いに視差を有する第1のパノラマ画像群および第2のパノラマ画像群を生成する
     請求項1に記載の画像処理装置。
  9.  撮像手段を移動させながら前記撮像手段により撮像して得られた複数の撮像画像に基づいて、異なる前記撮像画像に含まれる同じ被写体が重なるように、複数の前記撮像画像を所定の平面上に並べたときの前記撮像画像のぞれぞれの相対的な位置関係を示す位置情報を生成する位置情報生成手段と、
     複数の前記撮像画像のそれぞれについて、前記位置情報に基づいて複数の前記撮像画像を前記平面上に並べた場合に、前記撮像画像上の所定の基準位置から、前記平面上で前記撮像画像と重ねて並べられた他の撮像画像の前記基準位置までの前記撮像画像上の領域を切り出して、前記領域を含む短冊画像を生成する短冊画像生成手段と、
     複数の前記撮像画像から得られた前記短冊画像のそれぞれを並べて合成することにより、1つのパノラマ画像を生成するパノラマ画像生成手段と
     を備える画像処理装置の画像処理方法であって、
     前記位置情報生成手段が、複数の前記撮像画像から前記位置情報を生成し、
     前記短冊画像生成手段が、複数の前記撮像画像について、前記撮像画像上の前記領域を所定方向にずらしながら、前記撮像画像から複数の前記短冊画像を生成し、
     前記パノラマ画像生成手段が、前記領域の位置ごとに前記パノラマ画像を生成することで、撮像空間上の同じ領域の画像が表示される複数の前記パノラマ画像からなる画像群を生成する
     ステップを含む画像処理方法。
  10.  撮像手段を移動させながら前記撮像手段により撮像して得られた複数の撮像画像に基づいて、異なる前記撮像画像に含まれる同じ被写体が重なるように、複数の前記撮像画像を所定の平面上に並べたときの前記撮像画像のぞれぞれの相対的な位置関係を示す位置情報を生成する位置情報生成ステップと、
     複数の前記撮像画像のそれぞれについて、前記位置情報に基づいて複数の前記撮像画像を前記平面上に並べた場合に、前記撮像画像上の所定の基準位置から、前記平面上で前記撮像画像と重ねて並べられた他の撮像画像の前記基準位置までの前記撮像画像上の領域を切り出して、前記領域を含む短冊画像を生成する短冊画像生成ステップと、
     複数の前記撮像画像から得られた前記短冊画像のそれぞれを並べて合成することにより、1つのパノラマ画像を生成するパノラマ画像生成ステップと
     を含む処理をコンピュータに実行させ、
     前記短冊画像生成ステップにおいて、複数の前記撮像画像について、前記撮像画像上の前記領域を所定方向にずらしながら、前記撮像画像から複数の前記短冊画像を生成させ、 前記パノラマ画像生成ステップにおいて、前記領域の位置ごとに前記パノラマ画像を生成することで、撮像空間上の同じ領域の画像が表示される複数の前記パノラマ画像からなる画像群を生成させる
     プログラム。
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