WO2009125790A1 - 通信サービスハンドオーバシステム、通信装置、及び通信サービスハンドオーバ方法 - Google Patents

通信サービスハンドオーバシステム、通信装置、及び通信サービスハンドオーバ方法 Download PDF

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Abstract

 ユーザがある装置で利用している通信サービスを他の装置で継続利用する通信サービスハンドオーバを、網側に機能追加することなく実現する。ユーザにサービスを提供するサービス提供手段と、サーバ側でクライアントの移動管理を行う移動管理手段と、装置A中に実装して、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する手段、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する手段、プロセスの停止等を行う手段、ソケットのクローズ等を行う手段、必要データを装置Bに送信する手段、装置Bにソケットの更新を要求する手段、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理手段に送信する手段、サービス提供手段との間でサービス利用のためのセッション構築を行う手段、プロセスが扱うファイルを作成するファイル生成手段、装置の外部との通信を行う手段と、装置B中に実装して、プロセスの制御を行う手段、装置Aから受信したファイルを適用するファイル更新手段、装置Aから受信したソケット情報を適用する手段、クライアント側で位置登録メッセージを手段に送信する手段、装置の外部との通信を行う手段とを最低限含む。

Description

通信サービスハンドオーバシステム、通信装置、及び通信サービスハンドオーバ方法
 本発明は、通信サービスハンドオーバシステムに関し、特にユーザが所定の装置で利用している通信サービスを他の装置で継続利用する通信サービスハンドオーバシステムに関する。
 ユーザがある装置で利用している通信サービスを他の装置で継続利用する通信サービスハンドオーバの手法としては、次のような手法が存在する。まず、クライアント及びサーバにSIP(Session Initiation Protocol)モジュールを搭載して、「3rd Party Call」や「Call Transfer」等のシーケンスを適用する手法がある。他にも、サービスアプリケーション毎に状態記述を独自定義し、クライアント及びサーバに対応ミドルウェアを搭載する手法や、サービスアプリケーションとBSDソケットの間に仮想ソケットを導入する手法、JAVA(登録商標)やVMware(登録商標)等のプラットフォームを搭載してアプリケーション毎に転送する手法等がある。
 通信サービスハンドオーバの手法として、「3rd Party Call」や「Call Transfer」等のシーケンスを適用する場合は、SIPモジュールとサービスアプリケーションの間にインタラクションが必要になる。また、サービスアプリケーション毎に状態記述を独自定義したミドルウェアを搭載する場合も同様に、ミドルウェアとサービスアプリケーションの間にインタラクションが必要になることに加え、サービスアプリケーション毎の対応が必要になる。また、仮想ソケットを導入する場合は、仮想ソケット用APIを搭載したサービスアプリケーションを新たに準備する必要がある。また、JAVA(登録商標)やVMware(登録商標)等のプラットフォームを搭載する場合は、「JAVA(登録商標) API」を搭載したサービスアプリケーションを新たに準備する必要性や、OS(Operating System)からアプリケーションまでを一体として転送する必要性が発生する。また、通信サービスハンドオーバの手法の多くで、サーバ側に通信サービスハンドオーバのための追加実装が必要になる。
 関連する技術として、特開2005-210378号公報にマルチコンピュータ・アーキテクチャにおけるアプリケーション・ソフトウェアの移動方法が開示されている。
 この関連技術は、クライアント間の通信サービスハンドオーバの一手法で、セッションマネージャとネットワークコントローラを装置の外部に持つことを特徴としている。この関連技術では、クライアント間の通信サービスハンドオーバについて記載しているが、装置の外部にあるセッションマネージャ及びネットワークコントローラが、装置との間で連携する必要がある。
 また、特表2005-535241号公報にセッションマネージャが開示されている。
 この関連技術は、サーバ間の通信サービスハンドオーバの一手法で、クラスタ技術をベースにすることを特徴としている。この関連技術では、サーバ間の通信サービスハンドオーバについて記載しているが、そもそもサーバに適用した切り替え技術である。また、クラスタソフトウェアが存在することが前提であり、クラスタリングのチェックポイント機能を搭載することで、セッションの途中状態からの復帰を行うことが前提となる。
特開2005-210378号公報 特表2005-535241号公報
 本発明の目的は、ユーザがある装置で利用している通信サービスを他の装置で継続利用する通信サービスハンドオーバシステムにおいて、網側に機能追加することなく実現し、クライアント、サーバ共に既存のサービスアプリケーションを利用可能で、更に、任意のアプリケーションについてサービス遷移可能な通信サービスハンドオーバシステムを提供することにある。
 本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、ソケット更新要求手段と、ソケット制御手段とを最低限含む。
 或いは、本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、ソケット制御手段と、ソケット更新要求手段と、プロセス制御手段と、セッション構築手段とを最低限含む。
 或いは、本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、ファイルアクセスログ生成手段と、ファイル更新手段と、プロセス制御手段とを最低限含む。
 例えば、本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、サービス提供手段と、移動管理サーバ手段と、ファイルアクセスログ生成手段と、HO(ハンドオーバ)プロセス指定手段と、プロセス制御手段と、ソケット制御手段と、データ送信手段と、ソケット更新要求手段と、移動管理CL手段と、セッション構築手段と、ファイル生成手段と、通信手段と、プロセス制御手段と、ファイル更新手段と、ソケット制御手段と、移動管理CL手段と、通信手段とを含む。
 サービス提供手段は、ユーザにサービスを提供する。移動管理サーバ手段は、サーバ側でクライアントの移動管理を行う。ファイルアクセスログ生成手段は、装置A(第一の通信装置)中に実装して、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する。HO(ハンドオーバ)プロセス指定手段は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する。プロセス制御手段は、プロセスの停止等を行う。ソケット制御手段は、ソケットのクローズ等を行う。データ送信手段は、必要データを装置B(第二の通信装置)に送信する。ソケット更新要求手段は、装置Bにソケットの更新を要求する。移動管理CL手段は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ手段に送信する。セッション構築手段は、サービス提供手段との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。ファイル生成手段は、プロセスが扱うファイルを作成する。通信手段は、装置の外部との通信を行う。プロセス制御手段は、装置B中に実装して、プロセスの制御を行う。ファイル更新手段は、装置Aから受信したファイルを適用する。ソケット制御手段は、装置Aから受信したソケット情報を適用する。移動管理CL手段は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ手段に送信する。通信手段は、装置の外部との通信を行う。
 また、本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、追加機能の1つとして、メモリダンプ手段と、メモリ更新手段と、セッション構築手段を含む。
 メモリダンプ手段は、装置A中に実装して、あるタイミングでプロセスが利用しているメモリをダンプする。メモリ更新手段は、装置B中に実装して、装置Aから受信したメモリダンプを適用する。セッション構築手段は、サービス提供手段との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。
 また、本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、追加機能の1つとして、プロセス起動要求手段と、ログ一致判定手段と、ファイル送信要求手段と、セッション構築手段を含む。
 プロセス起動要求手段は、装置A中に実装して、装置Bにプロセスの起動を促す。ログ一致判定手段は、装置B中に実装して、装置Aから受信したファイルアクセスログと自身が実行したシーケンス処理のログとの一致を判定する。ファイル送信要求手段は、ログの一致を受けて装置Aにファイルの送信を要求する。セッション構築手段は、サービス提供手段との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。
 また、本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、追加機能の1つとして、メッセージダンプ手段と、メッセージ一致判定手段と、プロセス起動要求手段と、ダミーソケット生成手段と、転送手段と、ダミーソケット適用手段と、ルーティング更新手段と、セッション構築手段を含む。
 メッセージダンプ手段は、装置A中に実装して、セッション構築時に受信するメッセージを「Destination Port Number」毎にダンプする。メッセージ一致判定手段は、装置B宛のセッション構築メッセージをキャプチャして、自身のセッション構築によるメッセージダンプ結果と、ある程度一致している(同一又は類似である)かを判定する。プロセス起動要求手段は、装置Bにプロセスの起動を促す。ダミーソケット生成手段は、自身のソケットプールから装置B用にアドレスを捕捉し、ダミーソケットを作成する。転送手段は、装置Bとサービス提供手段の間でやりとりされるパケットを転送する。ダミーソケット適用手段は、装置B中に実装して、装置Aから受信したダミーソケットを適用する。ルーティング更新手段は、LAN(構内通信網)側I/F(インターフェース)とWAN(広域通信網)側I/Fの間でルーティングを切り替える。セッション構築手段は、サービス提供手段との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。
 サービス提供手段は、サービスコンテンツを保有し、接続してきたユーザにサービスを提供する。また、移動管理サーバ手段は、サーバ側でクライアントからの位置登録メッセージを受信し、移動管理を行う。
 装置Aについて説明する。
 (1)ファイルアクセスログ生成手段は、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する。
 (2)HOプロセス指定手段は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する。
 (3)プロセス制御手段は、プロセスの停止等を行う。
 (4)ソケット制御手段は、ソケットのクローズ等を行う。
 (5)データ送信手段は、必要データを装置Bに送信する。
 (6)ソケット更新要求手段は、装置Bにソケットの更新を要求する。
 (7)移動管理CL手段は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ手段に送信する。
 (8)セッション構築手段は、サービス提供手段との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。
 (9)ファイル生成手段は、プロセスが扱うファイルを作成する。
 (10)通信手段は、装置の外部との通信を行う。
 (11)メモリダンプ手段は、あるタイミングでプロセスが利用しているメモリをダンプする。
 (12)プロセス起動要求手段は、装置Bにプロセスの起動を促す。
 (13)メッセージダンプ手段は、セッション構築時に受信するメッセージを「Destination Port Number」毎にダンプする。
 (14)メッセージ一致判定手段は、装置B宛のセッション構築メッセージをキャプチャして、自身のセッション構築によるメッセージダンプ結果と、ある程度一致している(同一又は類似である)かを判定する。
 (15)ダミーソケット生成手段は、自身のソケットプールから装置B用にアドレスを捕捉し、ダミーソケットを作成する。
 (16)転送手段は、装置Bとサービス提供手段の間でやりとりされるパケットを転送する。
 装置Bについて説明する。
 (1)プロセス制御手段は、プロセスの制御を行う。
 (2)ファイル更新手段は、装置Aから受信したファイルを適用する。
 (3)ソケット制御手段は、装置Aから受信したソケット情報を適用する。
 (4)移動管理CL手段は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ手段に送信する。
 (5)通信手段は、装置の外部との通信を行う。
 (6)メモリ更新手段は、装置Aから受信したメモリダンプを適用する。
 (7)ログ一致判定手段は、装置Aから受信したファイルアクセスログと自身が実行したシーケンス処理のログとの一致を判定する。
 (8)ファイル送信要求手段は、ログの一致を受けて装置Aにファイルの送信を要求する。
 (9)セッション構築手段は、サービス提供手段との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。
 (10)ダミーソケット適用手段は、装置Aから受信したダミーソケットを適用する。
 (11)ルーティング更新手段は、LAN側I/FとWAN側I/Fの間でルーティングを切り替える。
 網側に機能追加することなく、クライアント、サーバ共に既存のサービスアプリケーションを利用して、任意のアプリケーションについてサービス遷移できる。
本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第1のシステム構成例を示すブロック図である。 本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第2のシステム構成例を示すブロック図である。 本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第3のシステム構成例を示すブロック図である。 本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第4のシステム構成例を示すブロック図である。 本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第5のシステム構成例を示すブロック図である。 本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第6のシステム構成例を示すブロック図である。 第4のシステム構成例の場合の処理を示すシーケンス図である。 第5のシステム構成例の場合の処理を示すシーケンス図である。 第6のシステム構成例の場合の処理を示すシーケンス図である。 本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第7のシステム構成例を示すブロック図である。 第7のシステム構成例の場合の処理を示すシーケンス図である。 本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第8のシステム構成例を示すブロック図である。 第8のシステム構成例の場合の処理を示すシーケンス図である。 本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第9のシステム構成例を示すブロック図である。 第9のシステム構成例の場合の処理を示すシーケンス図である。 本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第10のシステム構成例を示すブロック図である。 第10のシステム構成例の場合の処理を示すシーケンス図である。
 以下に、本発明の第1実施形態について添付図面を参照して説明する。
 <第1のシステム構成例>
 図1に、本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第1のシステム構成例を示す。
 図1を参照すると、本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、装置A(第一の通信装置)1と、装置B(第二の通信装置)2を含む。
 装置A1、装置B2は、端末や網内機器である。
 装置A1は、ソケット制御機能部9と、ソケット更新要求機能部10を備える。
 装置B2は、ソケット制御機能部19を備える。
 装置A1中のソケット制御機能部9は、実行しているプロセスに対応付いた、通信サービスハンドオーバ専用のユーザデータ通信用及び制御データ通信用のソケット(アドレスX)のクローズを行い、別のソケット(アドレスA)を利用するように切り替わる。
 次に、装置A1中のソケット更新要求機能部10は、装置B2に通信サービスハンドオーバ専用ソケットを使い始めるよう要求するメッセージを送信し、装置B2中のソケット制御機能部19は、通信サービスハンドオーバ専用のユーザデータ通信用及び制御データ通信用のソケット(アドレスX)を利用し始めるように切り替わる。
 <第2のシステム構成例>
 図2に、本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第2のシステム構成例を示す。
 図2を参照すると、本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、装置A(第一の通信装置)31と、装置B(第二の通信装置)32を含む。
 装置A31、装置B32は、端末や網内機器である。
 装置A31は、ソケット制御機能部39と、ソケット更新要求機能部40を備える。
 装置B32は、プロセス制御機能部47と、ソケット制御機能部51と、セッション構築機能部52を備える。
 装置A31中のソケット制御機能部39は、実行しているプロセスに対応付いた、通信サービスハンドオーバ専用のユーザデータ通信用及び制御データ通信用のソケット(アドレスX)のクローズを行い、別のソケット(アドレスA)を利用するように切り替わる。
 次に、装置A31中のソケット更新要求機能部40は、装置B32に通信サービスハンドオーバ専用ソケットを使い始めるよう要求するメッセージを送信し、装置B32中のソケット制御機能部51は、通信サービスハンドオーバ専用のユーザデータ通信用及び制御データ通信用のソケット(アドレスX)を利用し始めるように切り替わる。
 また、装置B32中のプロセス制御機能部47は、プロセスと通信サービスハンドオーバ専用ソケットを対応付ける構造体を作成する。このために、プロセス制御機能部47は、セッション構築機能部52に働きかけ、別のソケット(アドレスB)を用いて当該プロセス利用のためのセッション構築シーケンスを行い、構造体の雛形を作成することで、ゼロから構造体を作成するよりも作成時間を短縮する。
 <第3のシステム構成例>
 図3に、本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第3のシステム構成例を示す。
 図3を参照すると、本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、装置A(第一の通信装置)61と、装置B(第二の通信装置)62を含む。
 装置A61、装置B62は、端末や網内機器である。
 装置A61は、ファイルアクセスログ生成機能部65を備える。
 装置B62は、プロセス制御機能部81と、ファイル更新機能部83を備える。
 装置A61中のファイルアクセスログ生成機能部65は、最低減、端末が切り替わっても継続して利用が見込まれるプロセスについては含む形でファイルアクセスの監視を始め、ログとしての保存も行う。
 ここで、ユーザが端末を切り替えるためにハンドオーバしたいプロセスを指定すると、装置A61は、この指定に基づき、ファイルアクセスログ生成機能部65の作成したログおよび保有するファイル群を参照して、プロセスに関係するアクセスファイルを特定する。
 装置A61は、プロセスに関係するアクセスファイルを、プロセス名に対応付けて装置B62に送信する。
 装置B62中のプロセス制御機能部81は、ファイル更新機能部83に働きかけ、装置A61から受信したアクセスファイルを、受信プロセス名に結び付ける形で更新、又は作成する。
 以下に、前述の各システム構成例の具体的な実施例について説明する。
 <第4のシステム構成例>
 図4に、本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第4のシステム構成例を示す。
 図4を参照すると、本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、装置A(第一の通信装置)1と、装置B(第二の通信装置)2と、移動管理サーバ機能部3と、サービス提供機能部4を含む。
 装置A1、装置B2は、端末や網内機器である。
 装置A1は、ファイルアクセスログ生成機能部5と、HO(ハンドオーバ)プロセス指定機能部6と、プロセス制御機能部7と、メモリダンプ機能部8と、ソケット制御機能部9と、ソケット更新要求機能部10と、データ送信機能部11と、移動管理CL機能部12と、セッション構築機能部13と、ファイル生成機能部14と、通信機能部15と、通信機能部16を備える。
 装置B2は、プロセス制御機能部17と、ファイル更新機能部18と、ソケット制御機能部19と、メモリ更新機能部20と、移動管理CL機能部21と、通信機能部22と、通信機能部23を備える。更に、装置B2は、場合によっては、セッション構築機能部24を備える。
 <第5のシステム構成例>
 図5に、本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第5のシステム構成例を示す。
 図5を参照すると、本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、装置A(第一の通信装置)31と、装置B(第二の通信装置)32と、移動管理サーバ機能部33と、サービス提供機能部34を含む。
 装置A31、装置B32は、端末や網内機器である。
 装置A31は、ファイルアクセスログ生成機能部35と、HOプロセス指定機能部36と、プロセス制御機能部37と、プロセス起動要求機能部38と、ソケット制御機能部39と、ソケット更新要求機能部40と、データ送信機能部41と、移動管理CL機能部42と、セッション構築機能部43と、ファイル生成機能部44と、通信機能部45と、通信機能部46を備える。
 装置B32は、プロセス制御機能部47と、ログ一致判定機能部48と、ファイル送信要求機能部49と、ファイル更新機能部50と、ソケット制御機能部51と、セッション構築機能部52と、移動管理CL機能部53と、通信機能部54と、通信機能部55を備える。
 <第6のシステム構成例>
 図6に、本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第6のシステム構成例を示す。
 図6を参照すると、本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、装置A(第一の通信装置)61と、装置B(第二の通信装置)62と、移動管理サーバ機能部63と、サービス提供機能部64を含む。
 装置A61、装置B62は、端末や網内機器である。
 装置A61は、ファイルアクセスログ生成機能部65と、HOプロセス指定機能部66と、メッセージダンプ機能部67と、プロセス制御機能部68と、メッセージ一致判定機能部69と、プロセス起動要求機能部70と、ダミーソケット生成機能部71と、ソケット制御機能部72と、ソケット更新要求機能部73と、データ送信機能部74と、移動管理CL機能部75と、セッション構築機能部76と、ファイル生成機能部77と、通信機能部78と、転送機能部79と、通信機能部80を備える。
 装置B62は、プロセス制御機能部81と、ダミーソケット適用機能部82と、ファイル更新機能部83と、ソケット制御機能部84と、ルーティング更新機能部85と、セッション構築機能部86と、移動管理CL機能部87と、通信機能部88と、通信機能部89を備える。
 以下に、本発明の通信サービスハンドオーバシステムの各システム構成例における共通部分を示す。
 まず、装置A(装置A1、装置A31、装置A61)の各機能部について説明する。
 ファイルアクセスログ生成機能部5=ファイルアクセスログ生成機能部35=ファイルアクセスログ生成機能部65
 HOプロセス指定機能部6=HOプロセス指定機能部36=HOプロセス指定機能部66
 プロセス制御機能部7=プロセス制御機能部37=プロセス制御機能部68
 ソケット制御機能部9=ソケット制御機能部39=ソケット制御機能部72
 ソケット更新要求機能部10=ソケット更新要求機能部40=ソケット更新要求機能部73
 データ送信機能部11=データ送信機能部41=データ送信機能部74
 移動管理CL機能部12=移動管理CL機能部42=移動管理CL機能部75
 セッション構築機能部13=セッション構築機能部43=セッション構築機能部76
 ファイル生成機能部14=ファイル生成機能部44=ファイル生成機能部77
 通信機能部15=通信機能部45=通信機能部78
 通信機能部16=通信機能部46=通信機能部80
 次に、装置B(装置B2、装置B32、装置B62)の各機能部について説明する。
 プロセス制御機能部17=プロセス制御機能部47=プロセス制御機能部81
 ファイル更新機能部18=ファイル更新機能部50=ファイル更新機能部83
 ソケット制御機能部19=ソケット制御機能部51=ソケット制御機能部84
 移動管理CL機能部21=移動管理CL機能部53=移動管理CL機能部87
 通信機能部22=通信機能部54=通信機能部88
 通信機能部23=通信機能部55=通信機能部89
 セッション構築機能部24=セッション構築機能部52=セッション構築機能部86
 更に、装置A及び装置Bの外部の移動管理サーバ機能部、及びサービス提供機能部について説明する。
 移動管理サーバ機能部3=移動管理サーバ機能部33=移動管理サーバ機能部63
 サービス提供機能部4=サービス提供機能部34=サービス提供機能部64
 すなわち、第4のシステム構成例におけるメモリダンプ機能部8、及びメモリ更新機能部20は、第4のシステム構成例に特有な機能部である。また、第5のシステム構成例におけるプロセス起動要求機能部38、ログ一致判定機能部48、及びファイル送信要求機能部49は、第5のシステム構成例に特有な機能部である。また、第6のシステム構成例におけるメッセージダンプ機能部67、メッセージ一致判定機能部69、プロセス起動要求機能部70、ダミーソケット生成機能部71、転送機能部79、ダミーソケット適用機能部82、及びルーティング更新機能部85は、第6のシステム構成例に特有な機能部である。
 本発明の通信サービスハンドオーバシステムの各システム構成例は、組み合わせることも可能である。すなわち、本発明の通信サービスハンドオーバシステムが、共通部分と共に、各システム構成例に特有な部分を全て備えているようにすることも可能である。
 なお、装置A及び装置Bの各機能部の例として、CPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ(microprocessor)等の処理装置、又は同様の機能を有する半導体集積回路(Integrated Circuit(IC))、或いは、各々の機能に対応する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム等が考えられる。なお、各々の機能に対応する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムは、記憶媒体に格納可能である。但し、実際には、これらの例に限定されない。
 また、装置A及び装置Bの各通信機能部の例として、NIC(Network Interface Card)等のネットワークアダプタや、アンテナ等の通信装置、接続口(コネクタ)等の通信ポート等が考えられる。この場合、各通信機能部が利用する通信方式の例として、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線LAN(Wireless LAN)、携帯電話網、WiMAX、3G(第3世代携帯電話)、専用線、IrDA(Infrared Data Association)、Bluetooth(登録商標)、シリアル通信回線、データバス等が考えられる。但し、実際には、これらの例に限定されない。
 更に、装置A及び装置Bの外部の移動管理サーバ機能部、及びサービス提供機能部の例として、物理的なサーバ装置や、サーバ機能を持つ仮想マシン(Virtual Machine(VM))環境等が考えられる。サービス提供機能部がサーバである場合、移動管理サーバ機能部は中継機器でも良い。但し、実際には、これらの例に限定されない。
 ここでは、装置A及び装置Bの例として、物理的な機器を想定しているが、実際には、物理的な機器に限らず、コンピュータに搭載された仮想マシン(VM)環境でも良い。
 <第4のシステム構成例の動作>
 図7を参照して、第4のシステム構成例の場合の処理について説明する。
 装置A1及び装置B2は、ルータ等の網内機器でも良いが、本システムの代表的な例では端末である。
 装置A1は、ユーザが携帯する端末で、ユーザデータ通信用にサービスプロバイダ等から払い出された「IPアドレス:A」、「Port Number:a」を持つ。更に、装置A1は、端末の切り替えを想定して通信サービスハンドオーバ専用の「IPアドレス:X」、「Port Number:x」も持つ。
 また、装置B2は、サービスプロバイダ等から払い出された「IPアドレス:B」、「Port Number:b」を持つ。
 サービス提供機能部4は、「IPアドレス:C」、「Port Number:c」を持つ。
 なお、装置A1は、常に端末の切り替えを想定しているため、アドレスとしてXを優先して搭載している。これらのアドレス利用状況を、図7に示す各装置の処理の最上部に示している。
 図中において、アドレス利用状況を示すソケット情報は、(Dst IP, Dst Port, Src IP, Src Port)の形式で表示されている。「Dst(Destination)」、及び「Src(Source)」は、通信の方向を特定するための情報である。ここでは、「Dst」は、送信先(宛先)を示す。「Src」は、送信元(出所)を示す。
 (1)ステップS101
 今、ユーザが装置A1を使って通信サービスを利用しようとしているものとする。装置A1中のファイルアクセスログ生成機能部5は、最低減、端末が切り替わっても継続して利用が見込まれるプロセスについては含む形でファイルアクセスの監視を始め、ログとしての保存も行う。なお、後の工程で装置B2にハンドオーバするが、更に、再び装置A1に切り戻すためには、装置B2にもファイルアクセスログ生成機能部を搭載することになる。このように、切り戻しをシステムに含める場合は、装置A1と装置B2の搭載機能部を合計した全機能部を、両装置が共に搭載することになる。
 (2)ステップS102
 装置B2中の移動管理CL機能部21は、アドレスBに関する位置登録メッセージを移動管理サーバ機能部3に送信し、移動管理サーバ機能部3から応答を受信する。
 (3)ステップS103
 装置A1中の移動管理CL機能部12は、アドレスXに関する位置登録メッセージを移動管理サーバ機能部3に送信し、移動管理サーバ機能部3から応答を受信する。
 (4)ステップS104
 装置A1中のセッション構築機能部13は、サービス提供機能部4との間で通信サービスを利用するためのセッション構築シーケンスを行う。
 (5)ステップS105
 装置A1中のセッション構築機能部13は、セッション構築シーケンスが完了すると、通信サービスを利用する。
 (6)ステップS106
 ここで、ユーザが端末を切り替えたい状況になると、装置A1中のHOプロセス指定機能部6は、ハンドオーバしたいプロセスを指定する。この指定は、手動でも自動でもいずれでも良い。装置A1は、この指定に基づき、ファイルアクセスログ生成機能部5の作成したログと、ファイル生成機能部14が保有するファイル群を参照して、HOプロセスに関係するアクセスファイルを特定する。
 (7)ステップS107
 装置A1中のプロセス制御機能部7は、起動中のHOプロセスの停止を行う。
 (8)ステップS108
 装置A1中のメモリダンプ機能部8は、このタイミングでHOプロセスが利用しているメモリをダンプする。
 (9)ステップS109
 装置A1中のデータ送信機能部11は、HOプロセスに関係するメモリダンプとアクセスファイルを、プロセス名に対応付けて装置B2に送信する。
 (10)ステップS110
 装置B2中のプロセス制御機能部17は、ファイル更新機能部18に働きかけ、装置A1から受信したメモリダンプとアクセスファイルを、受信プロセス名に結び付ける形で更新、又は作成する。このとき、プロセス制御機能部17は、HOプロセスとHOソケットを対応付ける構造体の作成を行うが、効率化を図るため、必要に応じて、セッション構築機能部24に働きかけてサービス提供機能部4との間で通信サービスを利用するためのセッション構築シーケンスを行い、構造体の雛形を作成することも可能である。なお、プロセス制御機能部17は、この際のセッション構築において、アドレスB等を用いる。
 (11)ステップS111
 装置B2中のプロセス制御機能部17は、ファイル更新機能部18によるファイル更新が完了すると、完了通知を装置A1に送信する。
 (12)ステップS112
 装置A1中のソケット制御機能部9は、通信サービスハンドオーバ専用のユーザデータ通信用及び制御データ通信用のソケット(アドレスX)のクローズを行う。この結果、装置A1は、アドレスAを利用するように切り替わる。
 (13)ステップS113
 装置A1中のソケット更新要求機能部10は、装置B2に通信サービスハンドオーバ専用ソケットを使い始めるよう要求するメッセージを送信する。なお、装置A1中のソケット更新要求機能部10は、本要求メッセージと同等の内容を、ステップS109のタイミングで一緒に送信することも可能である。
 (14)ステップS114
 装置B2中のソケット制御機能部19は、装置A1から受信した通信サービスハンドオーバ専用ソケットを適用する。この結果、装置B2は、アドレスXを利用するように切り替わり、通信相手アドレスをCに指定する。
 (15)ステップS115
 装置B2中のメモリ更新機能部20は、装置A1から受信していたメモリダンプをこのタイミングで受信プロセス名に結び付ける形で適用し、プロセス制御機能部17によってHOプロセスの再開を行う。
 (16)ステップS116
 装置B2中の移動管理CL機能部21は、アドレスXに関する位置登録メッセージを移動管理サーバ機能部3に送信し、移動管理サーバ機能部3から応答を受信する。
 (17)ステップS117
 装置B2中の移動管理CL機能部21は、移動管理サーバ機能部3でのルーティングが変更されることで、サービス提供機能部4との間の通信サービスが完全にハンドオーバされたと判断し、通信サービスを利用する。
 <第5のシステム構成例の動作>
 図8を参照して、第5のシステム構成例の場合の処理について説明する。
 装置A31及び装置B32は、ルータ等の網内機器でも良いが、本システムの代表的な例では端末である。
 装置A31は、ユーザが携帯する端末で、ユーザデータ通信用にサービスプロバイダ等から払い出された「IPアドレス:A」、「Port Number:a」を持つ。更に、装置A31は、端末の切り替えを想定して通信サービスハンドオーバ専用の「IPアドレス:X」、「Port Number:x」も持つ。
 また、装置B32は、サービスプロバイダ等から払い出された「IPアドレス:B」、「Port Number:b」を持つ。
 サービス提供機能部34は、「IPアドレス:C」、「Port Number:c」を持つ。
 なお、装置A31は、常に端末の切り替えを想定しているため、アドレスとしてXを優先して搭載している。これらのアドレス利用状況を、図8に示す各装置の処理の最上部に示している。
 (1)ステップS131
 今、ユーザが装置A31を使って通信サービスを利用しようとしているものとする。装置A31中のファイルアクセスログ生成機能部35は、最低減、端末が切り替わっても継続して利用が見込まれるプロセスについては含む形でファイルアクセスの監視を始め、ログとしての保存も行う。なお、後の工程で装置B32にハンドオーバするが、更に、再び装置A31に切り戻すためには、装置B32にもファイルアクセスログ生成機能部を搭載することになる。このように、切り戻しをシステムに含める場合は、装置A31と装置B32の搭載機能部を合計した全機能部を、両装置が共に搭載することになる。
 (2)ステップS132
 装置B32中の移動管理CL機能部53は、アドレスBに関する位置登録メッセージを移動管理サーバ機能部33に送信し、移動管理サーバ機能部33から応答を受信する。
 (3)ステップS133
 装置A31中の移動管理CL機能部42は、アドレスXに関する位置登録メッセージを移動管理サーバ機能部33に送信し、移動管理サーバ機能部33から応答を受信する。
 (4)ステップS134
 装置A31中のセッション構築機能部43は、サービス提供機能部34との間で通信サービスを利用するためのセッション構築シーケンスを行う。
 (5)ステップS135
 装置A31中のセッション構築機能部43は、セッション構築シーケンスが完了すると、通信サービスを利用する。
 (6)ステップS136
 ここで、ユーザが端末を切り替えたい状況になると、装置A31中のHOプロセス指定機能部36は、ハンドオーバしたいプロセスを指定する。この指定は、手動でも自動でもいずれでも良い。装置A31は、この指定に基づき、ファイルアクセスログ生成機能部35の作成したログを参照して、HOプロセスに関係するファイルアクセスログを特定する。
 (7)ステップS137
 装置A31中のプロセス制御機能部37は、起動中のHOプロセスの停止を行う。
 (8)ステップS138
 装置A31中のプロセス起動要求機能部38は、装置B32に特定したファイルアクセスログを含めたプロセス起動要求メッセージを送信し、HOプロセスの起動を促す。
 (9)ステップS139
 装置B32中のプロセス制御機能部47は、装置A31よりプロセス起動要求メッセージを受信して該当HOプロセスを起動し、セッション構築機能部52に働きかけてサービス提供機能部34との間で通信サービスを利用するためのセッション構築シーケンスを行う。なお、ここでのセッション構築シーケンスは、サービス提供機能部34との間でダイレクトに行っているが、後述する第6のシステム構成例のように装置A31を経由する方式でも良い。また、シーケンスの結果、サービス提供機能部34により作成されるセッションデータは、実際のサービス利用時には適用されないものであり、タイムアウトの際に消去されて構わない。
 (10)ステップS140
 装置B32中のログ一致判定機能部48は、装置A31から受信したファイルアクセスログと、自身が実行したシーケンス処理のログとの一致を確認する。
 (11)ステップS141
 装置B32中のファイル送信要求機能部49は、ログが一致している場合、更新が必要な最新HOプロセスアクセスファイルの送信を装置A31に要求し、装置A31から応答を受信する。
 (12)ステップS142
 装置A31中のデータ送信機能部41は、ファイルアクセスログ生成機能部35の作成したログと、ファイル生成機能部44が保有するファイル群を参照して、HOプロセスに関係するアクセスファイルを装置B32に送信する。
 (13)ステップS143
 装置B32中のファイル更新機能部50は、装置A31から受信したアクセスファイルを、受信プロセス名に結び付ける形で更新、又は作成し、完了すると、完了通知を装置A31に送信する。
 (14)ステップS144
 装置A31中のソケット制御機能部39は、通信サービスハンドオーバ専用のユーザデータ通信用及び制御データ通信用のソケット(アドレスX)のクローズを行う。この結果、装置A31は、アドレスAを利用するように切り替わる。
 (15)ステップS145
 装置A31中のソケット更新要求機能部40は、装置B32に通信サービスハンドオーバ専用ソケットを使い始めるよう要求するメッセージを送信する。なお、装置A31中のソケット更新要求機能部40は、本要求メッセージと同等の内容を、ステップS138やステップS141のタイミングで一緒に送信することも可能である。
 (16)ステップS146
 装置B32中のソケット制御機能部51は、装置A31から受信した通信サービスハンドオーバ専用ソケットを適用する。この結果、装置B32は、アドレスXを利用するように切り替わり、通信相手アドレスをCに指定する。
 (17)ステップS147
 装置B32中の移動管理CL機能部53は、アドレスXに関する位置登録メッセージを移動管理サーバ機能部33に送信し、移動管理サーバ機能部33から応答を受信する。
 (18)ステップS148
 装置B32中の移動管理CL機能部53は、移動管理サーバ機能部33でのルーティングが変更されることで、サービス提供機能部34との間の通信サービスが完全にハンドオーバされたと判断し、通信サービスを利用する。
 <第6のシステム構成例の動作>
 図9を参照して、第6のシステム構成例の場合の処理について説明する。
 装置A61及び装置B62は、ルータ等の網内機器でも良いが、本システムの代表的な例では端末である。
 装置A61は、ユーザが携帯する端末で、ユーザデータ通信用にサービスプロバイダ等から払い出された「IPアドレス:A」、「Port Number:a」を持つ。更に、装置A61は、端末の切り替えを想定して通信サービスハンドオーバ専用の「IPアドレス:X」、「Port Number:x」も持つ。
 また、装置B62は、サービスプロバイダ等から払い出された「IPアドレス:B」、「Port Number:b」を持つ。
 サービス提供機能部64は、「IPアドレス:C」、「Port Number:c」を持つ。
 なお、装置A61は、常に端末の切り替えを想定しているため、アドレスとしてXを優先して搭載している。これらのアドレス利用状況を、図9に示す各装置の処理の最上部に示している。
 (1)ステップS161
 今、ユーザが装置A61を使って通信サービスを利用しようとしているものとする。装置A61中のファイルアクセスログ生成機能部65は、最低減、端末が切り替わっても継続して利用が見込まれるプロセスについては含む形でファイルアクセスの監視を始め、ログとしての保存も行う。なお、後の工程で装置B62にハンドオーバするが、更に、再び装置A61に切り戻すためには、装置B62にもファイルアクセスログ生成機能部を搭載することになる。このように、切り戻しをシステムに含める場合は、装置A61と装置B62の搭載機能部を合計した全機能部を、両装置が共に搭載することになる。
 (2)ステップS162
 装置A61中のメッセージダンプ機能部67は、サービス提供機能部64との間のセッション構築時に通信機能部78にて受信するメッセージを「Destination Port Number」毎にダンプする。
 (3)ステップS163
 装置B62中の移動管理CL機能部87は、アドレスBに関する位置登録メッセージを移動管理サーバ機能部63に送信し、移動管理サーバ機能部63から応答を受信する。
 (4)ステップS164
 装置A61中の移動管理CL機能部75は、アドレスXに関する位置登録メッセージを移動管理サーバ機能部63に送信し、移動管理サーバ機能部63から応答を受信する。
 (5)ステップS165
 装置A61中のセッション構築機能部76は、サービス提供機能部64との間で通信サービスを利用するためのセッション構築シーケンスを行う。
 (6)ステップS166
 装置A61中のセッション構築機能部76は、セッション構築シーケンスが完了すると、通信サービスを利用する。
 (7)ステップS167
 ここで、ユーザが端末を切り替えたい状況になると、装置A61中のHOプロセス指定機能部66は、ハンドオーバしたいプロセスを指定する。この指定は、手動でも自動でもいずれでも良い。装置A61は、この指定に基づき、ファイルアクセスログ生成機能部65の作成したログを参照して、HOプロセスに関係するファイルアクセスログを特定する。
 (8)ステップS168
 装置A61中のプロセス制御機能部68は、起動中のHOプロセスの停止を行う。
 (9)ステップS169
 装置A61中のソケット制御機能部72は、ダミーソケット生成機能部71に働きかけ、自身のソケットプール、もしくは都合の良い他のアドレスプールから装置B62用にアドレスを捕捉し、ダミーソケットを作成する(この場合は、「IPアドレス:X」、「Port Number:y」)。装置A61中のプロセス起動要求機能部70は、装置B62にダミーソケットを含めたプロセス起動要求メッセージを送信し、HOプロセスの起動を促す。なお、このとき装置A61中の通信機能部80は、装置B62から、指定された種類のパケットを受信すると、転送機能部79を経由して通信機能部78に渡すように設定する。
 (10)ステップS170
 装置B62中のプロセス制御機能部81は、装置A61よりプロセス起動要求メッセージを受信して、ソケット制御機能部84を経由してダミーソケット適用機能部82に働きかけ、装置A61から受信したダミーソケットを通信機能部88に関連付けて適用する。この結果、装置B62は、アドレス(X,y)を利用するように切り替わり、通信相手アドレスをCに指定する。
 (11)ステップS171
 更に、プロセス制御機能部81は、該当HOプロセスを起動し、セッション構築機能部86に働きかけて、サービス提供機能部64との間で通信サービスを利用するためのセッション構築シーケンスを、装置A61を経由する形で行う。なお、シーケンスの結果、サービス提供機能部64により作成されるセッションデータは、実際のサービス利用時には適用されないものであり、タイムアウトの際に消去されて構わない。
 (12)ステップS172
 装置A61中のメッセージ一致判定機能部69は、装置B62宛のセッション構築メッセージをキャプチャして、自身のセッション構築によるメッセージダンプ結果と、ある程度一致している(同一又は類似である)ことを確認する。
 (13)ステップS173
 キャプチャされたセッション構築メッセージとメッセージダンプ結果とのある程度の一致が確認されると、装置A61中のデータ送信機能部74は、ファイルアクセスログ生成機能部65の作成したログと、ファイル生成機能部77が保有するファイル群を参照して、HOプロセスに関係するアクセスファイルを装置B62に送信する。
 (14)ステップS174
 装置B62中のファイル更新機能部83は、装置A61から受信したアクセスファイルを、受信プロセス名に結び付ける形で更新、又は作成し、完了すると、完了通知を装置A61に送信する。
 (15)ステップS175
 装置A61中のソケット制御機能部72は、通信サービスハンドオーバ専用のユーザデータ通信用及び制御データ通信用のソケット(アドレス(X,x))のクローズを行う。この結果、装置A61は、アドレスAを利用するように切り替わる。
 (16)ステップS176
 装置A61中のソケット更新要求機能部73は、装置B62に通信サービスハンドオーバ専用ソケットを使い始めるよう要求するメッセージを送信する。なお、ソケット更新要求機能部73は、本要求メッセージと同等の内容を、ステップS169やステップS172のタイミングで一緒に送信することも可能である。
 (17)ステップS177
 装置B62中のソケット制御機能部84は、装置A61から受信した通信サービスハンドオーバ専用ソケットを適用する。
 (18)ステップS178
 更に、装置B62中のソケット制御機能部84は、ルーティング更新機能部85に働きかけて通信サービスハンドオーバ専用ソケットを通信機能部89に関連付けるよう変更する(LAN側I/FとWAN側I/Fの間の切り替え)。この結果、装置B62は、アドレス(X,x)を利用するように切り替わり、通信相手アドレスをCに指定する。
 (19)ステップS179
 装置B62中の移動管理CL機能部87は、アドレス(X,x)に関する位置登録メッセージを移動管理サーバ機能部63に送信し、移動管理サーバ機能部63から応答を受信する。
 (20)ステップS180
 装置B62中の移動管理CL機能部87は、移動管理サーバ機能部63でのルーティングが変更されることで、サービス提供機能部64との間の通信サービスが完全にハンドオーバされたと判断し、通信サービスを利用する。
 以下に、本発明の第2実施形態について説明する。
 本実施形態では、装置A、装置Bはルータ等の網内機器である場合について説明する。例えば、装置A、装置Bがエッジルータで、通常は配下の端末が持つようなクライアント機能部を肩代わりして搭載する形態(proxy型)を採る場合、装置A、装置Bと網側にあるサービス提供機能部との間の通信サービスハンドオーバに、本特許が適用できる。
 装置A中のソケット更新要求機能部は、装置Bに通信サービスハンドオーバ専用ソケットを使い始めるよう要求するメッセージを送信しているが、本要求メッセージと同等の内容は、それ以前に装置Aから装置Bへ送信される何らかのメッセージのタイミングで一緒に送信することも可能である。そのような場合、ソケット更新要求/応答メッセージの工程は削除される。
 <第7のシステム構成例>
 第7のシステム構成例は、第4のシステム構成例をベースとし、端末間の通信サービスハンドオーバを行う場合を示す。
 図10に、本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第7のシステム構成例を示す。
 図10を参照すると、本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、端末A(第一の通信装置)201と、端末B(第二の通信装置)202と、移動網ER(Edge Router)203と、固定網ER204と、HA(Home Agent)205と、VPNゲートウェイ(VPN GW(Virtual Private Network Gateway))206を含む。
 ここでは、端末A201は、第4のシステム構成例の端末A1に該当する。端末B202は、第4のシステム構成例の端末B2に該当する。移動網ER203は、端末A201とHA205との通信を中継する。固定網ER204は、装置B202とHA205との通信を中継する。HA205は、第4のシステム構成例の移動管理サーバ機能部3に該当する。VPNゲートウェイ(VPN GW)206は、第4のシステム構成例のサービス提供機能部4に該当する。
 このとき、端末A201は、PAN(Personal Area Network)207を経由して端末B202と接続する。移動網ER203は、3GPPアクセス網208を経由して端末A201と接続し、インフラ網210を経由してHA205と接続する。固定網ER204は、WLANアクセス網209を経由して装置B202と接続し、インフラ網210を経由してHA205と接続する。VPNゲートウェイ(VPN GW)206は、サービス網211を経由してHA205と接続する。
 <第7のシステム構成例の動作>
 図11を参照して、第7のシステム構成例の場合の処理について説明する。
 端末A201は、ユーザが携帯する端末で、インフラ網210に対し、3GPPアクセス網208を経由して接続する。また、端末A201は、ユーザデータ通信用にサービスプロバイダ等から払い出された「IPアドレス:A」、「Port Number:a」を持つ。更に、端末A201は、端末の切り替えを想定して通信サービスハンドオーバ専用の「IPアドレス:X」、「Port Number:x」も持つ。
 端末B202は、インフラ網210に対し、WLANアクセス網209を経由して接続する。また、端末B202は、サービスプロバイダ等から払い出された「IPアドレス:B」、「Port Number:b」を持つ。端末A201と端末B202は、PAN207等のローカルなネットワークで相互接続されている。
 VPNゲートウェイ(VPN GW)206は、サービス網211中に設置され、「IPアドレス:C」、「Port Number:c」を持つ。また、VPNゲートウェイ(VPN GW)206は、SSL(Secure Socket Layer)やIPsec(Security Architecture for Internet Protocol)といったVPNのトンネリングを終端する。なお、端末A201は、常に端末の切り替えを想定しているため、アドレスとしてXを優先して搭載している。これらのアドレス利用状況を、図11に示す各装置の処理の最上部に示している。
 (1)ステップS301
 今、ユーザが端末A201を使ってVPNサービスを利用しようとしているものとする。端末A201は、VPNプロセスによるファイルアクセスの監視を始め、ログとしての保存も行う。ここでは、端末A201及び端末B202は、「MobileIPv6」のクライアントとして動作する。HA205は、サーバとして動作する。
 (2)ステップS302
 端末B202は、アドレスBに関する「Binding Update」メッセージをHA205に送信し、HA205から応答を受信する。
 (3)ステップS303
 端末A201は、アドレスXに関する「Binding Update」メッセージをHA205に送信し、HA205から応答を受信する。
 (4)ステップS304
 端末A201は、VPNゲートウェイ(VPN GW)206との間でVPNサービスを利用するためのセッション構築シーケンスを行う。
 (5)ステップS305
 端末A201は、セッション構築シーケンスが完了すると、VPNサービスを利用する。
 (6)ステップS306
 ここで、ユーザが端末を切り替えたい状況になると、端末A201は、ハンドオーバしたいプロセスを指定する。この指定は、手動でも自動でもいずれでも良い。端末A201は、この指定に基づき、ファイルアクセスログとファイル群を参照して、HOプロセスに関係するアクセスファイルを特定する。
 (7)ステップS307
 端末A201は、起動中のHOプロセスの停止を行う。
 (8)ステップS308
 端末A201は、このタイミングでHOプロセスが利用しているメモリをダンプする。
 (9)ステップS309
 端末A201は、HOプロセスに関係するメモリダンプとアクセスファイルを、VPNプロセスの名称に対応付けて端末B202に送信する。
 (10)ステップS310
 端末B202は、端末A201から受信したメモリダンプとアクセスファイルを、受信プロセス名に結び付ける形で更新、又は作成する。このとき、端末B202は、HOプロセスとHOソケットを対応付ける構造体の作成を行うが、効率化を図るため、必要に応じて、VPNゲートウェイ(VPN GW)206との間でVPNサービスを利用するためのセッション構築シーケンスを行い、構造体の雛形を作成することも可能である。なお、端末B202は、この際のセッション構築において、アドレスB等を用いる。
 (11)ステップS311
 端末B202は、ファイル更新が完了すると、完了通知を端末A201に送信する。
 (12)ステップS312
 端末A201は、通信サービスハンドオーバ専用のユーザデータ通信用及び制御データ通信用のソケット(アドレスX)のクローズを行う。この結果、端末A201は、アドレスAを利用するように切り替わる。
 (13)ステップS313
 端末A201は、端末B202に通信サービスハンドオーバ専用ソケットを使い始めるよう要求するメッセージを送信する。なお、端末A201は、本要求メッセージと同等の内容を、ステップS309のタイミングで一緒に送信することも可能である。
 (14)ステップS314
 端末B202は、端末A201から受信した通信サービスハンドオーバ専用ソケットを適用する。この結果、端末B202は、アドレスXを利用するように切り替わり、通信相手アドレスをCに指定する。
 (15)ステップS315
 端末B202は、端末A201から受信していたメモリダンプをこのタイミングで受信プロセス名に結び付ける形で適用し、HOプロセスの再開を行う。
 (16)ステップS316
 端末B202は、アドレスXに関する「Binding Update」メッセージをHA205に送信し、HA205から応答を受信する。
 (17)ステップS317
 端末B202は、HA205でのルーティングが変更されることで、VPNゲートウェイ(VPN GW)206との間のVPNサービスが完全にハンドオーバされたと判断し、VPNサービスを利用する。
 <第8のシステム構成例>
 第8のシステム構成例は、第5のシステム構成例をベースとし、端末間の通信サービスハンドオーバを行う場合を示す。
 図12に、本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第8のシステム構成例を示す。
 図12を参照すると、本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、端末A(第一の通信装置)231と、端末B(第二の通信装置)232と、移動網ER233と、固定網ER234と、HA235と、VPNゲートウェイ(VPN GW)236を含む。
 ここでは、端末A231は、第5のシステム構成例の装置A31に該当する。端末B232は、第5のシステム構成例の装置B32に該当する。移動網ER233は、端末A231とHA235との通信を中継する。固定網ER234は、端末B232とHA235との通信を中継する。HA235は、第5のシステム構成例の移動管理サーバ機能部33に該当する。VPNゲートウェイ(VPN GW)236は、第5のシステム構成例のサービス提供機能部34に該当する。
 このとき、端末A231は、PAN237を経由して端末B232と接続する。移動網ER233は、3GPPアクセス網238を経由して端末A231と接続し、インフラ網240を経由してHA235と接続する。固定網ER234は、WLANアクセス網239を経由して装置B232と接続し、インフラ網240を経由してHA235と接続する。VPNゲートウェイ(VPN GW)236は、サービス網241を経由してHA235と接続する。
 <第8のシステム構成例の動作>
 図13を参照して、第8のシステム構成例の場合の処理について説明する。
 端末A231は、ユーザが携帯する端末で、インフラ網240に対し、3GPPアクセス網238を経由して接続する。また、端末A231は、ユーザデータ通信用にサービスプロバイダ等から払い出された「IPアドレス:A」、「Port Number:a」を持つ。更に、端末A231は、端末の切り替えを想定して通信サービスハンドオーバ専用の「IPアドレス:X」、「Port Number:x」も持つ。
 端末B232は、インフラ網240に対し、WLANアクセス網239を経由して接続する。また、サービスプロバイダ等から払い出された「IPアドレス:B」、「Port Number:b」を持つ。端末A231と端末B232は、PAN237等のローカルなネットワークで相互接続されている。
 VPNゲートウェイ(VPN GW)236は、サービス網241中に設置され、「IPアドレス:C」、「Port Number:c」を持つ。また、VPNゲートウェイ(VPN GW)236は、SSLやIPsecといったVPNのトンネリングを終端する。
 なお、端末A231は、常に端末の切り替えを想定しているため、アドレスとしてXを優先して搭載している。これらのアドレス利用状況を、図13に示す各装置の処理の最上部に示している。
 (1)ステップS331
 今、ユーザが端末A231を使ってVPNサービスを利用しようとしているものとする。端末A231は、VPNプロセスによるファイルアクセスの監視を始め、ログとしての保存も行う。
 (2)ステップS332
 端末A231及び端末B232は、MobileIPv6のクライアントとして動作する。また、HA235はサーバとして動作する。端末B232は、アドレスBに関する「Binding Update」メッセージをHA235に送信し、HA235から応答を受信する。
 (3)ステップS333
 端末A231は、アドレスXに関する「Binding Update」メッセージをHA235に送信し、HA235から応答を受信する。
 (4)ステップS334
 端末A231は、VPNゲートウェイ(VPN GW)236との間でVPNサービスを利用するためのセッション構築シーケンスを行う。
 (5)ステップS335
 端末A231は、セッション構築シーケンスが完了すると、VPNサービスを利用する。
 (6)ステップS336
 ここで、ユーザが端末を切り替えたい状況になると、端末A231は、ハンドオーバしたいプロセスを指定する。この指定は、手動でも自動でもいずれでも良い。端末A231は、この指定に基づき、ファイルアクセスログを参照して、HOプロセスに関係するファイルアクセスログを特定する。
 (7)ステップS337
 端末A231は、起動中のHOプロセスの停止を行う。
 (8)ステップS338
 端末A231は、端末B232に特定したファイルアクセスログを含めたプロセス起動要求メッセージを送信し、HOプロセスの起動を促す。
 (9)ステップS339
 端末B232は、端末A231よりプロセス起動要求メッセージを受信して該当HOプロセスを起動し、VPNゲートウェイ(VPN GW)236との間でVPNサービスを利用するためのセッション構築シーケンスを行う。なお、ここでのセッション構築シーケンスは、VPNゲートウェイ(VPN GW)236との間でダイレクトに行っているが、後述する第9のシステム構成例のように端末A231を経由する方式でも良い。また、シーケンスの結果、VPNゲートウェイ(VPN GW)236により作成されるセッションデータは、実際のサービス利用時には適用されないものであり、タイムアウトの際に消去されて構わない。
 (10)ステップS340
 端末B232は、端末A231から受信したファイルアクセスログと自身が実行したシーケンス処理のログとの一致を確認し、更新が必要な最新HOプロセスアクセスファイルの送信を端末A231に要求する。
 (11)ステップS341
 端末A231は、ファイルアクセスログとファイル群を参照して、HOプロセスに関係するアクセスファイルを端末B232に送信する。
 (12)ステップS342
 端末B232は、端末A231から受信したアクセスファイルを、受信プロセス名に結び付ける形で更新、又は作成する。
 (13)ステップS343
 端末B232は、ファイル更新が完了すると、完了通知を端末A231に送信する。
 (14)ステップS344
 端末A231は、通信サービスハンドオーバ専用のユーザデータ通信用及び制御データ通信用のソケット(アドレスX)のクローズを行う。この結果、端末A231は、アドレスAを利用するように切り替わる。
 (15)ステップS345
 端末A231は、端末B232に通信サービスハンドオーバ専用ソケットを使い始めるよう要求するメッセージを送信する。なお、端末A231は、本要求メッセージと同等の内容を、ステップS348やステップS341のタイミングで一緒に送信することも可能である。
 (16)ステップS346
 端末B232は、端末A231から受信した通信サービスハンドオーバ専用ソケットを適用する。この結果、端末B232は、アドレスXを利用するように切り替わり、通信相手アドレスをCに指定する。
 (17)ステップS347
 端末B232は、アドレスXに関する「Binding Update」メッセージをHA235に送信し、HA235から応答を受信する。
 (18)ステップS348
 端末B232は、HA235でのルーティングが変更されることで、VPNゲートウェイ(VPN GW)236との間のVPNサービスが完全にハンドオーバされたと判断し、VPNサービスを利用する。
 <第9のシステム構成例>
 第9のシステム構成例は、第6のシステム構成例をベースとし、端末間の通信サービスハンドオーバを行う場合を示す。
 図14に、本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第9のシステム構成例を示す。
 図14を参照すると、本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、端末A(第一の通信装置)261と、端末B(第二の通信装置)262と、移動網ER263と、固定網ER264と、HA265と、VPNゲートウェイ(VPN GW)266を含む。
 ここでは、端末A261は、第6のシステム構成例の装置A61に該当する。端末B262は、第6のシステム構成例の装置B62に該当する。移動網ER263は、端末A261とHA265との通信を中継する。固定網ER264は、端末B262とHA265との通信を中継する。HA265は、第6のシステム構成例の移動管理サーバ機能部63に該当する。VPNゲートウェイ(VPN GW)266は、第6のシステム構成例のサービス提供機能部64に該当する。
 このとき、端末A261は、PAN267を経由して端末B262と接続する。移動網ER263は、3GPPアクセス網268を経由して端末A261と接続し、インフラ網270を経由してHA265と接続する。固定網ER264は、WLANアクセス網269を経由して装置B262と接続し、インフラ網270を経由してHA265と接続する。VPNゲートウェイ(VPN GW)266は、サービス網271を経由してHA265と接続する。
 <第9のシステム構成例の動作>
 図15を参照して、第9のシステム構成例の場合の処理について説明する。
 端末A261は、ユーザが携帯する端末で、インフラ網270に対し、3GPPアクセス網268を経由して接続する。また、ユーザデータ通信用にサービスプロバイダ等から払い出された「IPアドレス:A」、「Port Number:a」を持ち、更に、端末の切り替えを想定して通信サービスハンドオーバ専用の「IPアドレス:X」、「Port Number:x」も持つ。端末B262は、インフラ網270に対し、WLANアクセス網269を経由して接続する。また、サービスプロバイダ等から払い出された「IPアドレス:B」、「Port Number:b」を持つ。端末A261、端末B262は、PAN267等のローカルなネットワークで相互接続されている。VPNゲートウェイ(VPN GW)266は、サービス網271中に設置され、「IPアドレス:C」、「Port Number:c」を持つ。また、VPNゲートウェイ(VPN GW)266は、SSLやIPsecといったVPNのトンネリングを終端する。なお、端末A261は、常に端末の切り替えを想定しているため、アドレスとしてXを優先して搭載している。これらのアドレス利用状況を、図15に示す各装置の処理の最上部に示している。
 (1)ステップS361
 今、ユーザが端末A261を使ってVPNサービスを利用しようとしているものとする。端末A261は、VPNプロセスによるファイルアクセスの監視を始め、ログとしての保存も行う。
 (2)ステップS362
 端末A261は、VPNゲートウェイ(VPN GW)266との間のセッション構築時に受信するメッセージを「Destination Port Number」毎にダンプする。端末A261及び端末B262は、MobileIPv6のクライアントとして動作する。また、HA265はサーバとして動作する。
 (3)ステップS363
 端末B262は、アドレスBに関する「Binding Update」メッセージをHA265に送信し、HA265から応答を受信する。
 (4)ステップS364
 端末A261は、アドレスXに関する「Binding Update」メッセージをHA265に送信し、HA265から応答を受信する。
 (5)ステップS365
 端末A261は、VPNゲートウェイ(VPN GW)266との間でVPNサービスを利用するためのセッション構築シーケンスを行う。
 (6)ステップS366
 端末A261は、セッション構築シーケンスが完了すると、VPNサービスを利用する。
 (7)ステップS367
 ここで、ユーザが端末を切り替えたい状況になると、端末A261は、ハンドオーバしたいプロセスを指定する。この指定は、手動でも自動でもいずれでも良い。端末A261は、この指定に基づき、ファイルアクセスログを参照して、HOプロセスに関係するファイルアクセスログを特定する。
 (8)ステップS368
 端末A261は、起動中のHOプロセスの停止を行う。
 (9)ステップS369
 端末A261は、自身のソケットプール、もしくは都合の良い他のアドレスプールから端末B262用にアドレスを捕捉し、ダミーソケットを作成する(この場合は、「IPアドレス:X」、「Port Number:y」)。端末A261は、端末B262にダミーソケットを含めたプロセス起動要求メッセージを送信し、HOプロセスの起動を促す。なお、このとき端末A261は、端末B262から、指定された種類のパケットを受信すると、転送するように設定する。
 (10)ステップS370
 端末B262は、端末A261よりプロセス起動要求メッセージを受信して、端末A261から受信したダミーソケットをPAN267側通信に関連付けて適用する。この結果、端末B262は、アドレス(X,y)を利用するように切り替わり、通信相手アドレスをCに指定する。更に、端末B262は、該当HOプロセスを起動し、VPNゲートウェイ(VPN GW)266との間でVPNサービスを利用するためのセッション構築シーケンスを端末A261を経由する形で行う。なお、シーケンスの結果、VPNゲートウェイ(VPN GW)266により作成されるセッションデータは、実際のサービス利用時には適用されないものであり、タイムアウトの際に消去されて構わない。
 (11)ステップS371
 端末A261は、端末B262宛のセッション構築メッセージをキャプチャして、自身のセッション構築によるメッセージダンプ結果と、ある程度一致している(同一又は類似である)ことを確認する。
 (12)ステップS372
 キャプチャされたセッション構築メッセージとメッセージダンプ結果とのある程度の一致が確認されると、端末A261は、ファイルアクセスログとファイル群を参照して、HOプロセスに関係するアクセスファイルを端末B262に送信する。
 (13)ステップS373
 端末B262は、端末A261から受信したアクセスファイルを、受信プロセス名に結び付ける形で更新、又は作成する。
 (14)ステップS374
 端末B262は、ファイル更新が完了すると、完了通知を端末A261に送信する。
 (15)ステップS375
 端末A261は、通信サービスハンドオーバ専用のユーザデータ通信用及び制御データ通信用のソケット(アドレス(X,x))のクローズを行う。この結果、端末A261は、アドレスAを利用するように切り替わる。
 (16)ステップS376
 端末A261は、端末B262に通信サービスハンドオーバ専用ソケットを使い始めるよう要求するメッセージを送信する。なお、本要求メッセージと同等の内容は、ステップS379やステップS372のタイミングで一緒に送信することも可能である。
 (17)ステップS377
 端末B262は、端末A261から受信した通信サービスハンドオーバ専用ソケットを適用する。
 (18)ステップS378
 更に、端末B262は、通信サービスハンドオーバ専用ソケットを、WLANアクセス網269側通信に関連付けるよう変更する(LAN側I/FとWAN側I/Fの間の切り替え)。この結果、端末B262は、アドレス(X,x)を利用するように切り替わり、通信相手アドレスをCに指定する。
 (19)ステップS379
 端末B262は、アドレス(X,x)に関する「Binding Update」メッセージをHA265に送信し、HA265から応答を受信する。
 (20)ステップS380
 端末B262は、HA265でのルーティングが変更されることで、VPNゲートウェイ(VPN GW)266との間のVPNサービスが完全にハンドオーバされたと判断し、VPNサービスを利用する。
 <第10のシステム構成例>
 第10のシステム構成例は、第4のシステム構成例をベースとし、ルータ間の通信サービスハンドオーバを行う場合を示す。
 図16に、本発明の通信サービスハンドオーバシステムの第10のシステム構成例を示す。
 図16を参照すると、本発明の通信サービスハンドオーバシステムは、端末281と、移動網ER282と、固定網ER283と、HA284を含む。
 ここでは、端末281は、移動前は第4のシステム構成例の装置A1に該当し、移動後は第4のシステム構成例の装置B2に該当する。移動網ER282は、端末281とHA284との通信を中継する。固定網ER283は、端末281とHA284との通信を中継する。HA284は、第4のシステム構成例の移動管理サーバ機能部3、及びサービス提供機能部4に該当する。
 このとき、端末281は、移動網ER282の通信エリアから、固定網ER283の通信エリアに移動する。移動網ER282は、3GPPアクセス網285を経由して端末281と接続し、インフラ網287を経由してHA284と接続する。固定網ER283は、WLANアクセス網286を経由して端末281と接続し、インフラ網287を経由してHA284と接続する。
 <第10のシステム構成例の動作>
 図17を参照して、第10のシステム構成例の場合の処理について説明する。
 移動網ER282は、インフラ網287のエッジに置かれたルータで、3GPPアクセス網285を経由して接続する端末281を収容する。固定網ER283は、インフラ網287のエッジに置かれたルータで、WLANアクセス網286を経由して接続する端末281を収容する。移動網ER282、及び固定網ER283は、通常は、配下の端末が持つようなクライアント機能部を肩代わりして搭載する形態、すなわちproxy型のアーキテクチャを採っている。
 移動網ER282は、ユーザデータ通信用にサービスプロバイダ等から払い出された「IPアドレス:A」、「Port Number:a」を持つ。更に、移動網ER282は、端末281の移動に伴うルータの切り替えを想定して通信サービスハンドオーバ専用の「IPアドレス:X」、「Port Number:x」も持つ。固定網ER283は、サービスプロバイダ等から払い出された「IPアドレス:B」、「Port Number:b」を持つ。
 HA284は、「IPアドレス:D」、「Port Number:d」を持つ。また、HA284は、MobileIPv6のホームエージェントとして動作するため、端末281からのIPsecで暗号化された「Binding Update」メッセージを複合化する能力が必須となる。すなわち、常時、移動網ER282及び固定網ER283との間でIPsecトンネルを構築している。
 なお、移動網ER282は、常に端末281の移動に伴うルータの切り替えを想定しているため、アドレスとしてXを優先して搭載している。これらのアドレス利用状況を、図17に示す各装置の処理の最上部に示している。
 (1)ステップS401
 今、ユーザが端末281を使って移動網ER282を経由してHA284に位置登録メッセージを送信しようとしている。移動網ER282は、IPsecプロセスによるファイルアクセスの監視を始め、ログとしての保存も行う。移動網ER282及び固定網ER283は、MobileIPv6のクライアントとして動作する。また、HA284はサーバとして動作する。
 (2)ステップS402
 ユーザが端末281を持って移動網ER282の配下に入ると、L2レベルの位置登録要求を端末281から移動網ER282に送信する。このとき、端末281は、移動網ER282の配下に入ると、L2レベルの位置登録要求を移動網ER282に送信する。
 (3)ステップS403
 移動網ER282は、HA284との間でIPsecセッション構築シーケンスを行う。
 (4)ステップS404
 移動網ER282は、IPsecセッション構築シーケンスが完了すると、アドレスBに関する「Binding Update」メッセージをIPsecで暗号化してHA284に送信し、HA284から「Ack」を受信する。なお、「Ack」は、送信先から送信元へ送られる肯定的な返事(応答)を示す。
 (5)ステップS405
 移動網ER282は、HA284から「Ack」を受信すると、L2レベルの位置登録応答を端末281に送信する。
 (6)ステップS406
 ここで、ユーザが端末281を持ってロケーションを変えたとする。ここでは、端末281は、移動網ER282の配下から外れ、固定網ER283の配下に入る。
 (7)ステップS407
 端末281は、固定網ER283の配下に入ると、L2レベルの位置登録要求を固定網ER283に送信する。
 (8)ステップS408
 固定網ER283は、ユーザのルータを跨いだハンドオーバを移動網ER282に伝達する。ここでは、固定網ER283は、HO要求を移動網ER282に伝達する。
 (9)ステップS409
 移動網ER282は、IPsecプロセスに関連するファイルアクセスログとファイル群を参照して、HOプロセスに関係するアクセスファイルを特定する。
 (10)ステップS410
 移動網ER282は、起動中のHOプロセスの停止を行う。
 (11)ステップS411
 移動網ER282は、このタイミングでHOプロセスが利用しているメモリをダンプする。
 (12)ステップS412
 移動網ER282は、HOプロセスに関係するメモリダンプとアクセスファイルを、IPsecプロセスの名称に対応付けて固定網ER283に送信する。
 (13)ステップS413
 固定網ER283は、移動網ER282から受信したメモリダンプとアクセスファイルを、受信プロセス名に結び付ける形で更新、又は作成する。このとき、固定網ER283は、HOプロセスとHOソケットを対応付ける構造体の作成を行うが、効率化を図るため、必要に応じて、HA284との間でIPsecサービスを利用するためのセッション構築シーケンスを行い、構造体の雛形を作成することも可能である。なお、固定網ER283は、この際のセッション構築において、アドレスB等を用いる。
 (14)ステップS414
 固定網ER283は、ファイル更新が完了すると、完了通知を移動網ER282に送信する。
 (15)ステップS415
 移動網ER282は、通信サービスハンドオーバ専用のユーザデータ通信用及び制御データ通信用のソケット(アドレスX)のクローズを行う。この結果、移動網ER282は、アドレスAを利用するように切り替わる。
 (16)ステップS416
 移動網ER282は、固定網ER283に通信サービスハンドオーバ専用ソケットを使い始めるよう要求するメッセージを送信する。なお、本要求メッセージと同等の内容は、ステップS412のタイミングで一緒に送信することも可能である。
 (17)ステップS417
 固定網ER283は、移動網ER282から受信した通信サービスハンドオーバ専用ソケットを適用する。この結果、固定網ER283は、アドレスXを利用するように切り替わり、通信相手アドレスをDに指定する。
 (18)ステップS418
 固定網ER283は、移動網ER282から受信していたメモリダンプをこのタイミングで受信プロセス名に結び付ける形で適用し、HOプロセスの再開を行う。
 (19)ステップS419
 固定網ER283は、HA284との間でIPsecセッション構築シーケンスを行う。
 (20)ステップS420
 固定網ER283は、IPsecセッション構築シーケンスが完了すると、アドレスXに関する「Binding Update」メッセージをIPsecで暗号化してHA284に送信し、HA284から「Ack」を受信する。
 (21)ステップS421
 固定網ER283は、HA284から「Ack」を受信すると、端末281に対しL2レベルの位置登録応答を送信することで、HA284との間のIPsecサービスが完全にハンドオーバされたと判断し、IPsecサービスを利用する。
 本発明によれば、ユーザがある装置で利用している通信サービスを他の装置で継続利用する通信サービスハンドオーバにおいて、以下のことが可能となる。
 (1)網側に機能追加することなく実現できる。
 (2)クライアント、サーバ共に既存のサービスアプリケーションを利用できる。
 (3)Webアクセス、ストリーミング、認証、或いはVPN等の任意のアプリケーションについてサービス遷移できる。
 以上のように、本発明は、ユーザがある装置で利用している通信サービスを他の装置で継続利用する通信サービスハンドオーバの手法に関し、特に、網側に機能追加することなく実現する手法に関する。
 通信サービスハンドオーバの手法として、「3rd Party Call」や「Call Transfer」等のシーケンスを適用する場合は、SIPモジュールとサービスアプリケーションの間にインタラクションが必要になる。
 また、サービスアプリケーション毎に状態記述を独自定義したミドルウェアを搭載する場合も同様に、ミドルウェアとサービスアプリケーションの間にインタラクションが必要になることに加え、サービスアプリケーション毎の対応が必要になる。
 また、仮想ソケットを導入する場合は、仮想ソケット用APIを搭載したサービスアプリケーションを新たに準備する必要がある。
 また、JAVA(登録商標)やVMware(登録商標)等のプラットフォームを搭載する場合は、「JAVA(登録商標) API」を搭載したサービスアプリケーションを新たに準備する必要性や、OSからアプリケーションまでを一体として転送する必要性が発生する。
 また、通信サービスハンドオーバの手法の多くで、サーバ側に通信サービスハンドオーバのための追加実装が必要になる。
 本発明は、上記の目的を達成するため、サービス提供機能と、移動管理サーバ機能と、ファイルアクセスログ生成機能と、HOプロセス指定機能と、第1のプロセス制御機能と、ソケット制御機能と、データ送信機能と、ソケット更新要求機能と、第1の移動管理CL機能と、セッション構築を行うセッション構築機能と、ファイル生成機能と、第1の通信機能と、第2のプロセス制御機能と、ファイル更新機能と、ソケット制御機能と、第2の移動管理CL機能と、第2の通信機能とを最低限含む構成としたものある。
 サービス提供機能は、ユーザにサービスを提供する。移動管理サーバ機能は、サーバ側でクライアントの移動管理を行う。ファイルアクセスログ生成機能は、装置A中に実装して、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する。HOプロセス指定機能は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する。第1のプロセス制御機能は、プロセスの停止等を行う。ソケット制御機能は、ソケットのクローズ等を行う。データ送信機能は、必要データを装置Bに送信する。ソケット更新要求機能は、装置Bにソケットの更新を要求する。第1の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する。セッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。ファイル生成機能は、プロセスが扱うファイルを作成する。第1の通信機能は、装置外部機能との通信を行う。第2のプロセス制御機能は、装置B中に実装して、プロセスの制御を行う。ファイル更新機能は、装置Aから受信したファイルを適用する。ソケット制御機能は、装置Aから受信したソケット情報を適用する。第2の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する。第2の通信機能は、装置外部機能との通信を行う。
 本発明の特徴について、以下に詳述する。
 通信サービスハンドオーバ方式は、ユーザが第一の装置で利用している通信サービスを第二の装置で継続利用する方式であって、サービス提供機能と、移動管理サーバ機能と、ファイルアクセスログ生成機能と、HOプロセス指定機能と、第1のプロセス制御機能と、ソケット制御機能と、データ送信機能と、ソケット更新要求機能と、第1の移動管理CL機能と、セッション構築機能と、ファイル生成機能と、第1の通信機能と、メモリダンプ機能と、第2のプロセス制御機能と、ファイル更新機能と、ソケット制御機能と、第2の移動管理CL機能と、第2の通信機能と、メモリ更新機能と、更に、場合によってはセッション構築機能を備える。
 サービス提供機能は、ユーザにサービスを提供する。移動管理サーバ機能は、サーバ側でクライアントの移動管理を行う。ファイルアクセスログ生成機能は、第一の装置に実装され、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する。HOプロセス指定機能は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する。第1のプロセス制御機能は、プロセスの停止等を行う。ソケット制御機能は、ソケットのクローズ等を行う。データ送信機能は、必要データを第二の装置に送信する。ソケット更新要求機能は、第二の装置にソケットの更新を要求する。第1の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する。セッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。ファイル生成機能は、プロセスが扱うファイルを作成する。第1の通信機能は、装置外部機能との通信を行う。メモリダンプ機能は、あるタイミングでプロセスが利用しているメモリをダンプする。第2のプロセス制御機能は、第二の装置に実装され、プロセスの制御を行う。ファイル更新機能は、第一の装置から受信したファイルを適用する。ソケット制御機能は、第一の装置から受信したソケット情報を適用する。第2の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する。第2の通信機能は、装置外部機能との通信を行う。メモリ更新機能は、第一の装置から受信したメモリダンプを適用する。セッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。
 第一の装置は、少なくとも、ファイルアクセスログ生成機能と、HOプロセス指定機能と、プロセス制御機能と、ソケット制御機能と、データ送信機能と、ソケット更新要求機能と、移動管理CL機能と、セッション構築機能と、ファイル生成機能と、通信機能と、メモリダンプ機能を備える。
 ファイルアクセスログ生成機能は、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する。HOプロセス指定機能は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する。プロセス制御機能は、プロセスの停止等を行う。ソケット制御機能は、ソケットのクローズ等を行う。データ送信機能は、必要データを第二の装置に送信する。ソケット更新要求機能は、第二の装置にソケットの更新を要求する。移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する。セッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。ファイル生成機能は、プロセスが扱うファイルを作成する。通信機能は、装置外部機能との通信を行う。メモリダンプ機能は、あるタイミングでプロセスが利用しているメモリをダンプする。
 第二の装置は、少なくとも、プロセスの制御を行うプロセス制御機能と、第一の装置から受信したファイルを適用するファイル更新機能と、第一の装置から受信したソケット情報を適用するソケット制御機能と、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する移動管理CL機能と、装置外部機能との通信を行う通信機能と、第一の装置から受信したメモリダンプを適用するメモリ更新機能と、更に、場合によってはサービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行うセッション構築機能を備える。
 第一の装置中のファイルアクセスログ生成機能は、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する手段を備える。第一の装置中のHOプロセス指定機能は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する手段を備える。第一の装置中のプロセス制御機能は、プロセスの停止等を行う手段を備える。第一の装置中のソケット制御機能は、ソケットのクローズ等を行う手段を備える。第一の装置中のデータ送信機能は、必要データを第二の装置に送信する手段を備える。第一の装置中のソケット更新要求機能は、第二の装置にソケットの更新を要求する手段を備える。第一の装置中の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する手段を備える。第一の装置中のセッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う手段を備える。第一の装置中のファイル生成機能は、プロセスが扱うファイルを作成する手段を備える。第一の装置中の通信機能は、装置外部機能との通信を行う手段を備える。第一の装置中のメモリダンプ機能は、あるタイミングでプロセスが利用しているメモリをダンプする手段を備える。
 第二の装置中のプロセス制御機能は、プロセスの制御を行う手段を備える。第二の装置中のファイル更新機能は、第一の装置から受信したファイルを適用する手段を備える。第二の装置中のソケット制御機能は、第一の装置から受信したソケット情報を適用する手段を備える。第二の装置中の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する手段を備える。第二の装置中の通信機能は、装置外部機能との通信を行う手段を備える。第二の装置中のメモリ更新機能は、第一の装置から受信したメモリダンプを適用する手段を備える。第二の装置中のセッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う手段を備える。
 他の観点では、本発明の通信サービスハンドオーバ方式は、ユーザが第一の装置で利用している通信サービスを第二の装置で継続利用する方式であって、サービス提供機能と、移動管理サーバ機能と、ファイルアクセスログ生成機能と、HOプロセス指定機能と、プロセスの停止等を行う第1のプロセス制御機能と、ソケット制御機能と、データ送信機能と、ソケット更新要求機能と、第1の移動管理CL機能と、セッション構築機能と、ファイル生成機能と、第1の通信機能と、プロセス起動要求機能と、第2のプロセス制御機能と、ファイル更新機能と、ソケット制御機能と、第2の移動管理CL機能と、第2の通信機能と、ログ一致判定機能と、ファイル送信要求機能と、セッション構築機能を備える。
 サービス提供機能は、ユーザが第一の装置で利用している通信サービスを第二の装置で継続利用する方式であって、ユーザにサービスを提供する。移動管理サーバ機能は、サーバ側でクライアントの移動管理を行う。ファイルアクセスログ生成機能は、第一の装置に実装され、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する。HOプロセス指定機能は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する。第1のプロセス制御機能は、プロセスの停止等を行う。ソケット制御機能は、ソケットのクローズ等を行う。データ送信機能は、必要データを第二の装置に送信する。ソケット更新要求機能は、第二の装置にソケットの更新を要求する。第1の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する。セッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。ファイル生成機能は、プロセスが扱うファイルを作成する。第1の通信機能は、装置外部機能との通信を行う。プロセス起動要求機能は、第二の装置にプロセスの起動を促す。第2のプロセス制御機能は、第二の装置に実装され、プロセスの制御を行う。ファイル更新機能は、第一の装置から受信したファイルを適用する。ソケット制御機能は、第一の装置から受信したソケット情報を適用する。第2の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する。第2の通信機能は、装置外部機能との通信を行う。ログ一致判定機能は、第一の装置から受信したファイルアクセスログと自身が実行したシーケンス処理のログとの一致を判定する。ファイル送信要求機能は、ログの一致を受けて第一の装置にファイルの送信を要求する。セッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。
 第一の装置は、少なくとも、プロセスによるファイルアクセスのログを作成するファイルアクセスログ生成機能と、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定するHOプロセス指定機能と、プロセスの停止等を行うプロセス制御機能と、ソケットのクローズ等を行うソケット制御機能と、必要データを第二の装置に送信するデータ送信機能と、第二の装置にソケットの更新を要求するソケット更新要求機能と、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する移動管理CL機能と、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行うセッション構築機能と、プロセスが扱うファイルを作成するファイル生成機能と、装置外部機能との通信を行う通信機能と、第二の装置にプロセスの起動を促すプロセス起動要求機能を備える。
 第二の装置は、少なくとも、プロセスの制御を行うプロセス制御機能と、第一の装置から受信したファイルを適用するファイル更新機能と、第一の装置から受信したソケット情報を適用するソケット制御機能と、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する移動管理CL機能と、装置外部機能との通信を行う通信機能と、第一の装置から受信したファイルアクセスログと自身が実行したシーケンス処理のログとの一致を判定するログ一致判定機能と、ログの一致を受けて第一の装置にファイルの送信を要求するファイル送信要求機能と、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行うセッション構築機能を備える。
 第一の装置中のファイルアクセスログ生成機能は、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する手段を備える。第一の装置中のHOプロセス指定機能は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する手段を備える。第一の装置中のプロセス制御機能は、プロセスの停止等を行う手段を備える。第一の装置中のソケット制御機能は、ソケットのクローズ等を行う手段を備える。第一の装置中のデータ送信機能は、必要データを第二の装置に送信する手段を備える。第一の装置中のソケット更新要求機能は、第二の装置にソケットの更新を要求する手段を備える。第一の装置中の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する手段を備える。第一の装置中のセッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う手段を備える。第一の装置中のファイル生成機能は、プロセスが扱うファイルを作成する手段を備える。第一の装置中の通信機能は、装置外部機能との通信を行う手段を備える。第一の装置中のプロセス起動要求機能は、第二の装置にプロセスの起動を促す手段を備える。
 第二の装置中のプロセス制御機能は、プロセスの制御を行う手段を備える。第二の装置中のファイル更新機能は、第一の装置から受信したファイルを適用する手段を備える。第二の装置中のソケット制御機能は、第一の装置から受信したソケット情報を適用する手段を備える。第二の装置中の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する手段を備える。第二の装置中の通信機能は、装置外部機能との通信を行う手段を備える。第二の装置中のログ一致判定機能は、第一の装置から受信したファイルアクセスログと自身が実行したシーケンス処理のログとの一致を判定する手段を備える。第二の装置中のファイル送信要求機能は、ログの一致を受けて第一の装置にファイルの送信を要求する手段を備える。第二の装置中のセッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う手段を備える。
 更に他の観点では、本発明の通信サービスハンドオーバ方式は、ユーザが第一の装置で利用している通信サービスを第二の装置で継続利用する方式であって、サービス提供機能と、移動管理サーバ機能と、ファイルアクセスログ生成機能と、HOプロセス指定機能と、第1のプロセス制御機能と、ソケット制御機能と、データ送信機能と、ソケット更新要求機能と、第1の移動管理CL機能と、セッション構築機能と、ファイル生成機能と、第1の通信機能と、メッセージダンプ機能と、メッセージ一致判定機能と、プロセス起動要求機能と、ダミーソケット生成機能と、転送機能と、第2のプロセス制御機能と、ファイル更新機能と、ソケット制御機能と、第2の移動管理CL機能と、第2の通信機能と、ダミーソケット適用機能と、ルーティング更新機能と、セッション構築機能を備える。
 サービス提供機能は、ユーザにサービスを提供する。移動管理サーバ機能は、サーバ側でクライアントの移動管理を行う。ファイルアクセスログ生成機能は、第一の装置に実装され、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する。HOプロセス指定機能は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する。第1のプロセス制御機能は、プロセスの停止等を行う。ソケット制御機能は、ソケットのクローズ等を行う。データ送信機能は、必要データを第二の装置に送信する。ソケット更新要求機能は、第二の装置にソケットの更新を要求する。第1の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する。セッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。ファイル生成機能は、プロセスが扱うファイルを作成する。第1の通信機能は、装置外部機能との通信を行う。メッセージダンプ機能は、セッション構築時に受信するメッセージを「Destination Port Number」毎にダンプする。メッセージ一致判定機能は、第二の装置宛のセッション構築メッセージをキャプチャして、自身のセッション構築によるメッセージダンプ結果と、ある程度一致している(同一又は類似である)かを判定する。プロセス起動要求機能は、第二の装置にプロセスの起動を促す。ダミーソケット生成機能は、自身のソケットプールから第二の装置用にアドレスを捕捉し、ダミーソケットを作成する。転送機能は、第二の装置とサービス提供機能の間でやりとりされるパケットを転送する。第2のプロセス制御機能は、第二の装置に実装され、プロセスの制御を行う。ファイル更新機能は、第一の装置から受信したファイルを適用する。ソケット制御機能は、第一の装置から受信したソケット情報を適用する。第2の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する。第2の通信機能は、装置外部機能との通信を行う。ダミーソケット適用機能は、第一の装置から受信したダミーソケットを適用する。ルーティング更新機能は、LAN側I/FとWAN側I/Fの間でルーティングを切り替える。セッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。
 第一の装置は、少なくとも、プロセスによるファイルアクセスのログを作成するファイルアクセスログ生成機能と、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定するHOプロセス指定機能と、プロセスの停止等を行うプロセス制御機能と、ソケットのクローズ等を行うソケット制御機能と、必要データを第二の装置に送信するデータ送信機能と、第二の装置にソケットの更新を要求するソケット更新要求機能と、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する移動管理CL機能と、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行うセッション構築機能と、プロセスが扱うファイルを作成するファイル生成機能と、装置外部機能との通信を行う通信機能と、セッション構築時に受信するメッセージを「Destination Port Number」毎にダンプするメッセージダンプ機能と、第二の装置宛のセッション構築メッセージをキャプチャして、自身のセッション構築によるメッセージダンプ結果と、ある程度一致している(同一又は類似である)かを判定するメッセージ一致判定機能と、第二の装置にプロセスの起動を促すプロセス起動要求機能と、自身のソケットプールから第二の装置用にアドレスを捕捉し、ダミーソケットを作成するダミーソケット生成機能と、第二の装置とサービス提供機能の間でやりとりされるパケットを転送する転送機能を備える。
 第二の装置は、少なくとも、プロセスの制御を行うプロセス制御機能と、第一の装置から受信したファイルを適用するファイル更新機能と、第一の装置から受信したソケット情報を適用するソケット制御機能と、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する移動管理CL機能と、装置外部機能との通信を行う通信機能と、第一の装置から受信したダミーソケットを適用するダミーソケット適用機能と、LAN側I/FとWAN側I/Fの間でルーティングを切り替えるルーティング更新機能と、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行うセッション構築機能を備える。
 第一の装置中のファイルアクセスログ生成機能は、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する手段を備える。第一の装置中のHOプロセス指定機能は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する手段を備える。第一の装置中のプロセス制御機能は、プロセスの停止等を行う手段を備える。第一の装置中のソケット制御機能は、ソケットのクローズ等を行う手段を備える。第一の装置中のデータ送信機能は、必要データを第二の装置に送信する手段を備える。第一の装置中のソケット更新要求機能は、第二の装置にソケットの更新を要求する手段を備える。第一の装置中の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する手段を備える。第一の装置中のセッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う手段を備える。第一の装置中のファイル生成機能は、プロセスが扱うファイルを作成する手段を備える。第一の装置中の通信機能は、装置外部機能との通信を行う手段を備える。第一の装置中のメッセージダンプ機能は、セッション構築時に受信するメッセージを「Destination Port Number」毎にダンプする手段を備える。第一の装置中のメッセージ一致判定機能は、第二の装置宛のセッション構築メッセージをキャプチャして、自身のセッション構築によるメッセージダンプ結果と、ある程度一致している(同一又は類似である)かを判定する手段を備える。第一の装置中のプロセス起動要求機能は、第二の装置にプロセスの起動を促す手段を備える。第一の装置中のダミーソケット生成機能は、自身のソケットプールから第二の装置用にアドレスを捕捉し、ダミーソケットを作成する手段を備える。第一の装置中の転送機能は、第二の装置とサービス提供機能の間でやりとりされるパケットを転送する手段を備える。
 第二の装置中のプロセス制御機能は、プロセスの制御を行う手段を備える。第二の装置中のファイル更新機能は、第一の装置から受信したファイルを適用する手段を備える。第二の装置中のソケット制御機能は、第一の装置から受信したソケット情報を適用する手段を備える。第二の装置中の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する手段を備える。第二の装置中の通信機能は、装置外部機能との通信を行う手段を備える。第二の装置中のダミーソケット適用機能は、第一の装置から受信したダミーソケットを適用する手段を備える。第二の装置中のルーティング更新機能は、LAN側I/FとWAN側I/Fの間でルーティングを切り替える手段を備える。第二の装置中のセッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う手段を備える。
 本発明に係るネットワークシステムは、ユーザが第一の装置で利用している通信サービスを第二の装置で継続利用するネットワークシステムであって、サービス提供機能と、移動管理サーバ機能と、ファイルアクセスログ生成機能と、HOプロセス指定機能と、プロセス制御機能と、ソケット制御機能と、データ送信機能と、ソケット更新要求機能と、第1の移動管理CL機能と、セッション構築機能と、ファイル生成機能と、第1の通信機能と、メモリダンプ機能と、プロセス制御機能と、ファイル更新機能と、ソケット制御機能と、第2の移動管理CL機能と、第2の通信機能と、メモリ更新機能と、更に、場合によってはセッション構築機能を備える。
 サービス提供機能は、ユーザにサービスを提供する。移動管理サーバ機能は、サーバ側でクライアントの移動管理を行う。ファイルアクセスログ生成機能は、第一の装置に実装され、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する。HOプロセス指定機能は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する。プロセス制御機能は、プロセスの停止等を行う。ソケット制御機能は、ソケットのクローズ等を行う。データ送信機能は、必要データを第二の装置に送信する。ソケット更新要求機能は、第二の装置にソケットの更新を要求する。第1の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する。セッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。ファイル生成機能は、プロセスが扱うファイルを作成する。第1の通信機能は、装置外部機能との通信を行う。メモリダンプ機能は、あるタイミングでプロセスが利用しているメモリをダンプする。プロセス制御機能は、第二の装置に実装され、プロセスの制御を行う。ファイル更新機能は、第一の装置から受信したファイルを適用する。ソケット制御機能は、第一の装置から受信したソケット情報を適用する。第2の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する。第2の通信機能は、装置外部機能との通信を行う。メモリ更新機能は、第一の装置から受信したメモリダンプを適用する。セッション構築機能は、更に、場合によってはサービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。
 第一の装置は、少なくとも、プロセスによるファイルアクセスのログを作成するファイルアクセスログ生成機能と、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定するHOプロセス指定機能と、プロセスの停止等を行うプロセス制御機能と、ソケットのクローズ等を行うソケット制御機能と、必要データを第二の装置に送信するデータ送信機能と、第二の装置にソケットの更新を要求するソケット更新要求機能と、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する移動管理CL機能と、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行うセッション構築機能と、プロセスが扱うファイルを作成するファイル生成機能と、装置外部機能との通信を行う通信機能と、あるタイミングでプロセスが利用しているメモリをダンプするメモリダンプ機能を備える。
 第二の装置は、少なくとも、プロセスの制御を行うプロセス制御機能と、第一の装置から受信したファイルを適用するファイル更新機能と、第一の装置から受信したソケット情報を適用するソケット制御機能と、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する移動管理CL機能と、装置外部機能との通信を行う通信機能と、第一の装置から受信したメモリダンプを適用するメモリ更新機能と、更に、場合によってはサービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行うセッション構築機能を備える。
 第一の装置中のファイルアクセスログ生成機能は、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する手段を備える。第一の装置中のHOプロセス指定機能は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する手段を備える。第一の装置中のプロセス制御機能は、プロセスの停止等を行う手段を備える。第一の装置中のソケット制御機能は、ソケットのクローズ等を行う手段を備える。第一の装置中のデータ送信機能は、必要データを第二の装置に送信する手段を備える。第一の装置中のソケット更新要求機能は、第二の装置にソケットの更新を要求する手段を備える。第一の装置中の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する手段を備える。第一の装置中のセッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う手段を備える。第一の装置中のファイル生成機能は、プロセスが扱うファイルを作成する手段を備える。第一の装置中の通信機能は、装置外部機能との通信を行う手段を備える。第一の装置中のメモリダンプ機能は、あるタイミングでプロセスが利用しているメモリをダンプする手段を備える。第二の装置中のプロセス制御機能は、プロセスの制御を行う手段を備える。第二の装置中のファイル更新機能は、第一の装置から受信したファイルを適用する手段を備える。第二の装置中のソケット制御機能は、第一の装置から受信したソケット情報を適用する手段を備える。第二の装置中の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する手段を備える。第二の装置中の通信機能は、装置外部機能との通信を行う手段を備える。第二の装置中のメモリ更新機能は、第一の装置から受信したメモリダンプを適用する手段を備える。第二の装置中のセッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う手段を備える。
 他の観点では、本発明に係るネットワークシステムは、ユーザが第一の装置で利用している通信サービスを第二の装置で継続利用するネットワークシステムであって、ユーザにサービスを提供するサービス提供機能と、サーバ側でクライアントの移動管理を行う移動管理サーバ機能と、第一の装置に実装され、プロセスによるファイルアクセスのログを作成するファイルアクセスログ生成機能と、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定するHOプロセス指定機能と、プロセスの停止等を行うプロセス制御機能と、ソケットのクローズ等を行うソケット制御機能と、必要データを第二の装置に送信するデータ送信機能と、第二の装置にソケットの更新を要求するソケット更新要求機能と、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する第1の移動管理CL機能と、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行うセッション構築機能と、プロセスが扱うファイルを作成するファイル生成機能と、装置外部機能との通信を行う第1の通信機能と、第二の装置にプロセスの起動を促すプロセス起動要求機能と、第二の装置に実装され、プロセスの制御を行うプロセス制御機能と、第一の装置から受信したファイルを適用するファイル更新機能と、第一の装置から受信したソケット情報を適用するソケット制御機能と、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する第2の移動管理CL機能と、装置外部機能との通信を行う第2の通信機能と、第一の装置から受信したファイルアクセスログと自身が実行したシーケンス処理のログとの一致を判定するログ一致判定機能と、ログの一致を受けて第一の装置にファイルの送信を要求するファイル送信要求機能と、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行うセッション構築機能を備える。
 サービス提供機能は、ユーザにサービスを提供する。移動管理サーバ機能は、サーバ側でクライアントの移動管理を行う。ファイルアクセスログ生成機能は、第一の装置に実装され、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する。HOプロセス指定機能は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する。プロセス制御機能は、プロセスの停止等を行う。ソケット制御機能は、ソケットのクローズ等を行う。データ送信機能は、必要データを第二の装置に送信する。ソケット更新要求機能は、第二の装置にソケットの更新を要求する。移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する。セッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。ファイル生成機能は、プロセスが扱うファイルを作成する。第1の通信機能は、装置外部機能との通信を行う。プロセス起動要求機能は、第二の装置にプロセスの起動を促す。プロセス制御機能は、第二の装置に実装され、プロセスの制御を行う。ファイル更新機能は、第一の装置から受信したファイルを適用する。ソケット制御機能は、第一の装置から受信したソケット情報を適用する。移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する。第2の通信機能は、装置外部機能との通信を行う。ログ一致判定機能は、第一の装置から受信したファイルアクセスログと自身が実行したシーケンス処理のログとの一致を判定する。ファイル送信要求機能は、ログの一致を受けて第一の装置にファイルの送信を要求する。セッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。
 第一の装置は、少なくとも、プロセスによるファイルアクセスのログを作成するファイルアクセスログ生成機能と、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定するHOプロセス指定機能と、プロセスの停止等を行うプロセス制御機能と、ソケットのクローズ等を行うソケット制御機能と、必要データを第二の装置に送信するデータ送信機能と、第二の装置にソケットの更新を要求するソケット更新要求機能と、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する移動管理CL機能と、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行うセッション構築機能と、プロセスが扱うファイルを作成するファイル生成機能と、装置外部機能との通信を行う通信機能と、第二の装置にプロセスの起動を促すプロセス起動要求機能を備える。
 第二の装置は、少なくとも、プロセスの制御を行うプロセス制御機能と、第一の装置から受信したファイルを適用するファイル更新機能と、第一の装置から受信したソケット情報を適用するソケット制御機能と、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する移動管理CL機能と、装置外部機能との通信を行う通信機能と、第一の装置から受信したファイルアクセスログと自身が実行したシーケンス処理のログとの一致を判定するログ一致判定機能と、ログの一致を受けて第一の装置にファイルの送信を要求するファイル送信要求機能と、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行うセッション構築機能を備える。
 第一の装置中のファイルアクセスログ生成機能は、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する手段を備える。第一の装置中のHOプロセス指定機能は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する手段を備える。第一の装置中のプロセス制御機能は、プロセスの停止等を行う手段を備える。第一の装置中のソケット制御機能は、ソケットのクローズ等を行う手段を備える。第一の装置中のデータ送信機能は、必要データを第二の装置に送信する手段を備える。第一の装置中のソケット更新要求機能は、第二の装置にソケットの更新を要求する手段を備える。第一の装置中の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する手段を備える。第一の装置中のセッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う手段を備える。第一の装置中のファイル生成機能は、プロセスが扱うファイルを作成する手段を備える。第一の装置中の通信機能は、装置外部機能との通信を行う手段を備える。第一の装置中のプロセス起動要求機能は、第二の装置にプロセスの起動を促す手段を備える。
 第二の装置中のプロセス制御機能は、プロセスの制御を行う手段を備える。第二の装置中のファイル更新機能は、第一の装置から受信したファイルを適用する手段を備える。第二の装置中のソケット制御機能は、第一の装置から受信したソケット情報を適用する手段を備える。第二の装置中の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する手段を備える。第二の装置中の通信機能は、装置外部機能との通信を行う手段を備える。第二の装置中のログ一致判定機能は、第一の装置から受信したファイルアクセスログと自身が実行したシーケンス処理のログとの一致を判定する手段を備える。第二の装置中のファイル送信要求機能は、ログの一致を受けて第一の装置にファイルの送信を要求する手段を備える。第二の装置中のセッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う手段を備える。
 更に他の観点では、本発明に係るネットワークシステムは、ユーザが第一の装置で利用している通信サービスを第二の装置で継続利用するネットワークシステムであって、サービス提供機能と、移動管理サーバ機能と、ファイルアクセスログ生成機能と、HOプロセス指定機能と、第1のプロセス制御機能と、ソケット制御機能と、データ送信機能と、ソケット更新要求機能と、第1の移動管理CL機能と、セッション構築機能と、ファイル生成機能と、第1の通信機能と、メッセージダンプ機能と、メッセージ一致判定機能と、プロセス起動要求機能と、ダミーソケット生成機能と、転送機能と、第2のプロセス制御機能と、ファイル更新機能と、ソケット制御機能と、第2の移動管理CL機能と、第2の通信機能と、ダミーソケット適用機能と、ルーティング更新機能と、セッション構築機能を備える。
 サービス提供機能は、ユーザにサービスを提供する。移動管理サーバ機能は、サーバ側でクライアントの移動管理を行う。ファイルアクセスログ生成機能は、第一の装置に実装され、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する。HOプロセス指定機能は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する。第1のプロセス制御機能は、プロセスの停止等を行う。ソケット制御機能は、ソケットのクローズ等を行う。データ送信機能は、必要データを第二の装置に送信する。ソケット更新要求機能は、第二の装置にソケットの更新を要求する。第1の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する。セッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。ファイル生成機能は、プロセスが扱うファイルを作成する。第1の通信機能は、装置外部機能との通信を行う。メッセージダンプ機能は、セッション構築時に受信するメッセージを「Destination Port Number」毎にダンプする。メッセージ一致判定機能は、第二の装置宛のセッション構築メッセージをキャプチャして、自身のセッション構築によるメッセージダンプ結果と、ある程度一致している(同一又は類似である)かを判定する。プロセス起動要求機能は、第二の装置にプロセスの起動を促す。ダミーソケット生成機能は、自身のソケットプールから第二の装置用にアドレスを捕捉し、ダミーソケットを作成する。転送機能は、第二の装置とサービス提供機能の間でやりとりされるパケットを転送する。第2のプロセス制御機能は、第二の装置に実装され、プロセスの制御を行う。ファイル更新機能は、第一の装置から受信したファイルを適用する。ソケット制御機能は、第一の装置から受信したソケット情報を適用する。第2の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する。第2の通信機能は、装置外部機能との通信を行う。ダミーソケット適用機能は、第一の装置から受信したダミーソケットを適用する。ルーティング更新機能は、LAN側I/FとWAN側I/Fの間でルーティングを切り替える。セッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。
 第一の装置は、少なくとも、ファイルアクセスログ生成機能と、HOプロセス指定機能と、プロセス制御機能と、ソケット制御機能と、データ送信機能と、ソケット更新要求機能と、移動管理CL機能と、セッション構築機能と、ファイル生成機能と、通信機能と、メッセージダンプ機能と、メッセージ一致判定機能と、プロセス起動要求機能と、ダミーソケット生成機能と、転送機能を備える。
 ファイルアクセスログ生成機能は、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する。HOプロセス指定機能は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する。プロセス制御機能は、プロセスの停止等を行う。ソケット制御機能は、ソケットのクローズ等を行う。データ送信機能は、必要データを第二の装置に送信する。ソケット更新要求機能は、第二の装置にソケットの更新を要求する。移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する。セッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う。ファイル生成機能は、プロセスが扱うファイルを作成する。通信機能は、装置外部機能との通信を行う。メッセージダンプ機能は、セッション構築時に受信するメッセージを「Destination Port Number」毎にダンプする。メッセージ一致判定機能は、第二の装置宛のセッション構築メッセージをキャプチャして、自身のセッション構築によるメッセージダンプ結果と、ある程度一致している(同一又は類似である)かを判定する。プロセス起動要求機能は、第二の装置にプロセスの起動を促す。ダミーソケット生成機能は、自身のソケットプールから第二の装置用にアドレスを捕捉し、ダミーソケットを作成する。転送機能は、第二の装置とサービス提供機能の間でやりとりされるパケットを転送する。
 第二の装置は、少なくとも、プロセスの制御を行うプロセス制御機能と、第一の装置から受信したファイルを適用するファイル更新機能と、第一の装置から受信したソケット情報を適用するソケット制御機能と、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する移動管理CL機能と、装置外部機能との通信を行う通信機能と、第一の装置から受信したダミーソケットを適用するダミーソケット適用機能と、LAN側I/FとWAN側I/Fの間でルーティングを切り替えるルーティング更新機能と、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行うセッション構築機能を備える。
 第一の装置中のファイルアクセスログ生成機能は、プロセスによるファイルアクセスのログを作成する手段を備える。第一の装置中のHOプロセス指定機能は、ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定する手段を備える。第一の装置中のプロセス制御機能は、プロセスの停止等を行う手段を備える。第一の装置中のソケット制御機能は、ソケットのクローズ等を行う手段を備える。第一の装置中のデータ送信機能は、必要データを第二の装置に送信する手段を備える。第一の装置中のソケット更新要求機能は、第二の装置にソケットの更新を要求する手段を備える。第一の装置中の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する手段を備える。第一の装置中のセッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う手段を備える。第一の装置中のファイル生成機能は、プロセスが扱うファイルを作成する手段を備える。第一の装置中の通信機能は、装置外部機能との通信を行う手段を備える。第一の装置中のメッセージダンプ機能は、セッション構築時に受信するメッセージを「Destination Port Number」毎にダンプする手段を備える。第一の装置中のメッセージ一致判定機能は、第二の装置宛のセッション構築メッセージをキャプチャして、自身のセッション構築によるメッセージダンプ結果と、ある程度一致している(同一又は類似である)かを判定する手段を備える。第一の装置中のプロセス起動要求機能は、第二の装置にプロセスの起動を促す手段を備える。第一の装置中のダミーソケット生成機能は、自身のソケットプールから第二の装置用にアドレスを捕捉し、ダミーソケットを作成する手段を備える。第一の装置中の転送機能は、第二の装置とサービス提供機能の間でやりとりされるパケットを転送する手段を備える。
 第二の装置中のプロセス制御機能は、プロセスの制御を行う手段を備える。第二の装置中のファイル更新機能は、第一の装置から受信したファイルを適用する手段を備える。第二の装置中のソケット制御機能は、第一の装置から受信したソケット情報を適用する手段を備える。第二の装置中の移動管理CL機能は、クライアント側で位置登録メッセージを移動管理サーバ機能に送信する手段を備える。第二の装置中の通信機能は、装置外部機能との通信を行う手段を備える。第二の装置中のダミーソケット適用機能は、第一の装置から受信したダミーソケットを適用する手段を備える。第二の装置中のルーティング更新機能は、LAN側I/FとWAN側I/Fの間でルーティングを切り替える手段を備える。第二の装置中のセッション構築機能は、サービス提供機能との間でサービス利用のためのセッション構築を行う手段を備える。
 以上、本発明の実施形態を詳述してきたが、実際には、上記の実施形態に限られるものでは無く、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。
 なお、本出願は、日本出願番号2008-103217に基づく優先権を主張するものであり、日本出願番号2008-103217における開示内容は引用により本出願に組み込まれる。

Claims (25)

  1.  ユーザが第一の通信装置で利用している通信サービスを第二の通信装置で継続利用する通信サービスハンドオーバシステムであって、
     前記第一の通信装置上で、前記第二の通信装置にソケットの更新を要求するソケット更新要求手段と、
     前記第一の通信装置上で、ソケットのクローズを行う第1のソケット制御手段と、
     前記第二の通信装置上で、前記第一の通信装置から受信したソケット情報を適用する第2のソケット制御手段と
    を含む
     通信サービスハンドオーバシステム。
  2.  請求の範囲1に記載の通信サービスハンドオーバシステムであって、
     前記第二の通信装置上で、サービス提供手段との間でサービス利用のためのセッション構築を行うセッション構築手段と、
     前記第二の通信装置上で、前記セッション構築手段に働きかけてプロセスとソケットを対応付ける情報の作成を行うプロセス制御手段と
    を更に含む
     通信サービスハンドオーバシステム。
  3.  請求の範囲2に記載の通信サービスハンドオーバシステムであって、
     前記第一の通信装置上で、プロセスによるファイルアクセスのログを作成するファイルアクセスログ生成手段と、
     前記第二の通信装置上で、前記第一の通信装置から取得されたアクセスファイルを適用するファイル更新手段と
    を更に含み、
     前記プロセス制御手段は、前記第二の通信装置上で、前記第一の通信装置中のファイルアクセスログにて特定されたアクセスファイルを受信し、前記受信されたアクセスファイルを受信プロセス名に結び付ける
     通信サービスハンドオーバシステム。
  4.  請求の範囲3に記載の通信サービスハンドオーバシステムであって、
     サーバ上で、クライアントの移動管理を行う移動管理サーバ手段と、
     前記第一の通信装置上で、前記ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定するHOプロセス指定手段と、
     前記第一の通信装置上で、前記プロセスの停止を行う他のプロセス制御手段と、
     前記第一の通信装置上で、必要データを前記第二の通信装置に送信するデータ送信手段と、
     前記第一の通信装置上で、前記移動管理サーバ手段に、位置登録メッセージを送信する第一の移動管理CL手段と、
     前記第一の通信装置上で、前記サービス提供手段との間でサービス利用のためのセッション構築を行う他のセッション構築手段と、
     前記第一の通信装置上で、前記プロセスが扱うファイルを作成するファイル生成手段と、
     前記第一の通信装置上で、前記第一の通信装置の外部との通信を行う第一の通信手段と、
     前記第二の通信装置上で、前記第二の通信装置の外部との通信を行う第二の通信手段と、
     前記第二の通信装置上で、位置登録メッセージを前記移動管理サーバ手段に送信する第二の移動管理CL手段と
    を更に含む
     通信サービスハンドオーバシステム。
  5.  請求の範囲4に記載の通信サービスハンドオーバシステムであって、
     前記第一の通信装置上で、所定のタイミングで前記プロセスが利用しているメモリをダンプするメモリダンプ手段と、
     前記第二の通信装置上で、前記第一の通信装置から受信したメモリダンプを適用するメモリ更新手段と
    を更に含む
     通信サービスハンドオーバシステム。
  6.  請求の範囲4に記載の通信サービスハンドオーバシステムであって、
     前記第一の通信装置上で、前記第二の通信装置に前記プロセスの起動を促すプロセス起動要求手段と、
     前記第二の通信装置上で、前記第一の通信装置から受信したファイルアクセスログと自身が実行したシーケンス処理のログとの一致を判定するログ一致判定手段と、
     前記第二の通信装置上で、ログの一致を受けて前記第一の通信装置にファイルの送信を要求するファイル送信要求手段と
    を更に含む
     通信サービスハンドオーバシステム。
  7.  請求の範囲4に記載の通信サービスハンドオーバシステムであって、
     前記第一の通信装置上で、セッション構築時に受信するメッセージを「Destination Port Number」毎にダンプするメッセージダンプ手段と、
     前記第一の通信装置上で、前記第二の通信装置宛のセッション構築メッセージをキャプチャして、自身のセッション構築によるメッセージダンプ結果と一致又は類似しているかを判定するメッセージ一致判定手段と、
     前記第一の通信装置上で、前記第二の通信装置に前記プロセスの起動を促すプロセス起動要求手段と、
     前記第一の通信装置上で、自身のソケットプールから前記第二の通信装置用にアドレスを捕捉し、ダミーソケットを作成するダミーソケット生成手段と、
     前記第一の通信装置上で、前記第二の通信装置と前記サービス提供手段の間でやりとりされるパケットを転送する転送手段と、
     前記第二の通信装置上で、前記第一の通信装置から受信したダミーソケットを適用するダミーソケット適用手段と、
     前記第二の通信装置上で、第一通信網側インターフェースと第二通信網側インターフェースとの間でルーティングを切り替えるルーティング更新手段と
    を更に含む
     通信サービスハンドオーバシステム。
  8.  請求の範囲4乃至7のいずれかに記載の通信サービスハンドオーバシステムであって、
     前記第一の通信装置及び前記第二の通信装置は、複数の通信網の間を移動する同一の通信装置である
     通信サービスハンドオーバシステム。
  9.  通信サービスハンドオーバシステムにおいて、ユーザが他の通信網に属する通信装置で継続利用可能な通信サービスを利用する通信装置であって、
     前記他の通信網に属する通信装置にソケットの更新を要求するソケット更新要求手段と、
     ソケットのクローズを行う第1のソケット制御手段と、
     前記他の通信網に属する通信装置から受信したソケット情報を適用する第2のソケット制御手段と
    を具備する
     通信装置。
  10.  請求の範囲9に記載の通信装置であって、
     サービス提供手段との間でサービス利用のためのセッション構築を行うセッション構築手段と、
     前記セッション構築手段に働きかけてプロセスとソケットを対応付ける情報の作成を行うプロセス制御手段と
    を更に具備する
     通信装置。
  11.  請求の範囲10に記載の通信装置であって、
     プロセスによるファイルアクセスのログを作成するファイルアクセスログ生成手段と、
     前記他の通信網に属する通信装置から取得されたアクセスファイルを適用するファイル更新手段と
    を更に具備し、
     前記プロセス制御手段は、前記他の通信網に属する通信装置中のファイルアクセスログにて特定されたアクセスファイルを受信し、前記受信されたアクセスファイルを受信プロセス名に結び付ける
     通信装置。
  12.  請求の範囲11に記載の通信装置であって、
     前記ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定するHOプロセス指定手段と、
     前記プロセスの停止を行う他のプロセス制御手段と、
     必要データを、前記他の通信網に属する通信装置に送信するデータ送信手段と、
     サーバ上でクライアントの移動管理を行う移動管理サーバ手段に、位置登録メッセージを送信する第一の移動管理CL手段と、
     前記移動管理サーバ手段を介して、前記サービス提供手段との間で、サービス利用のためのセッション構築を行う他のセッション構築手段と、
     前記プロセスが扱うファイルを作成するファイル生成手段と、
     前記他の通信網に属する通信装置、及び前記サービス提供手段との通信を行う通信手段と、
     位置登録メッセージを前記移動管理サーバ手段に送信する第二の移動管理CL手段と
    を具備し、
     前記第一の移動管理CL手段は、通信サービスハンドオーバを行い、自身で利用している通信サービスを前記他の通信網に属する通信装置で継続利用することを図り、
     前記第二の移動管理CL手段は、前記他の通信網に属する通信装置による通信サービスハンドオーバが行われた際、前記他の通信網に属する通信装置で利用されていた通信サービスを自身が継続利用することを図る
     通信装置。
  13.  請求の範囲12に記載の通信装置であって、
     所定のタイミングで前記プロセスが利用しているメモリをダンプするメモリダンプ手段と、
     前記他の通信網に属する通信装置から受信したメモリダンプを適用するメモリ更新手段と
    を更に具備する
     通信装置。
  14.  請求の範囲12に記載の通信装置であって、
     前記他の通信網に属する通信装置に前記プロセスの起動を促すプロセス起動要求手段と、
     前記他の通信網に属する通信装置から受信したファイルアクセスログと自身が実行したシーケンス処理のログとの一致を判定するログ一致判定手段と、
     ログの一致を受けて前記他の通信網に属する通信装置にファイルの送信を要求するファイル送信要求手段と
    を更に具備する
     通信装置。
  15.  請求の範囲12に記載の通信装置であって、
     セッション構築時に受信するメッセージを「Destination Port Number」毎にダンプするメッセージダンプ手段と、
     前記他の通信網に属する通信装置宛のセッション構築メッセージをキャプチャして、自身のセッション構築によるメッセージダンプ結果と一致又は類似しているかを判定するメッセージ一致判定手段と、
     前記他の通信網に属する通信装置に前記プロセスの起動を促すプロセス起動要求手段と、
     自身のソケットプールから前記他の通信網に属する通信装置用にアドレスを捕捉し、ダミーソケットを作成するダミーソケット生成手段と、
     前記他の通信網に属する通信装置と前記サービス提供手段の間でやりとりされるパケットを転送する転送手段と、
     前記他の通信網に属する通信装置から受信したダミーソケットを適用するダミーソケット適用手段と、
     第一通信網側インターフェースと第二通信網側インターフェースとの間でルーティングを切り替えるルーティング更新手段と
    を更に具備する
     通信装置。
  16.  請求の範囲12乃至15のいずれかに記載の通信装置であって、
     前記他の通信網に属する通信装置及び自身は、複数の通信網の間を移動する同一の通信装置である
     通信装置。
  17.  通信サービスハンドオーバシステムにおいて、ユーザが他の通信網に属する通信装置で継続利用可能な通信サービスを利用する通信装置により実施される通信サービスハンドオーバ方法であって、
     前記他の通信網に属する通信装置にソケットの更新を要求し、
     ソケットのクローズを行い、
     前記他の通信網に属する通信装置から受信したソケット情報を適用する
     通信サービスハンドオーバ方法。
  18.  請求の範囲17に記載の通信サービスハンドオーバ方法であって、
     サービス提供手段との間でサービス利用のためのセッション構築を行い、
     セッション構築の際にプロセスとソケットを対応付ける情報の作成を行う
     通信サービスハンドオーバ方法。
  19.  請求の範囲18に記載の通信サービスハンドオーバ方法であって、
     プロセスによるファイルアクセスのログを作成し、
     前記他の通信網に属する通信装置中のファイルアクセスログにて特定されたアクセスファイルを受信し、前記受信されたアクセスファイルを受信プロセス名に結び付け、
     前記受信されたアクセスファイルを適用する
     通信サービスハンドオーバ方法。
  20.  請求の範囲19に記載の通信サービスハンドオーバ方法であって、
     前記ユーザによる指定でハンドオーバするプロセスを決定し、
     前記プロセスの停止を行い、
     前記プロセスが扱うファイルを作成し、
     必要データを、前記他の通信網に属する通信装置に送信し、
     サーバ上でクライアントの移動管理を行う移動管理サーバ手段に、位置登録メッセージを送信し、
     前記移動管理サーバ手段を介して、前記サービス提供手段との間で、サービス利用のためのセッション構築を行い、
     通信サービスハンドオーバを行い、自身で利用している通信サービスを前記他の通信網に属する通信装置で継続利用することを図り、
     前記他の通信網に属する通信装置、及び前記サービス提供手段との通信を行い、
     位置登録メッセージを前記移動管理サーバ手段に送信し、
     前記他の通信網に属する通信装置による通信サービスハンドオーバが行われた際、前記他の通信網に属する通信装置で利用されていた通信サービスを自身が継続利用することを図る
     通信サービスハンドオーバ方法。
  21.  請求の範囲20に記載の通信サービスハンドオーバ方法であって、
     所定のタイミングで前記プロセスが利用しているメモリをダンプし、
     前記他の通信網に属する通信装置から受信したメモリダンプを適用する
     通信サービスハンドオーバ方法。
  22.  請求の範囲20に記載の通信サービスハンドオーバ方法であって、
     前記他の通信網に属する通信装置に前記プロセスの起動を促し、
     前記他の通信網に属する通信装置から受信したファイルアクセスログと自身が実行したシーケンス処理のログとの一致を判定し、
     ログの一致を受けて前記他の通信網に属する通信装置にファイルの送信を要求する
     通信サービスハンドオーバ方法。
  23.  請求の範囲20に記載の通信サービスハンドオーバ方法であって、
     セッション構築時に受信するメッセージを「Destination Port Number」毎にダンプし、
     前記他の通信網に属する通信装置宛のセッション構築メッセージをキャプチャして、自身のセッション構築によるメッセージダンプ結果と一致又は類似しているかを判定し、
     前記他の通信網に属する通信装置に前記プロセスの起動を促し、
     自身のソケットプールから前記他の通信網に属する通信装置用にアドレスを捕捉し、ダミーソケットを作成し、
     前記他の通信網に属する通信装置と前記サービス提供手段の間でやりとりされるパケットを転送し、
     前記他の通信網に属する通信装置から受信したダミーソケットを適用し、
     第一通信網側インターフェースと第二通信網側インターフェースとの間でルーティングを切り替える
     通信サービスハンドオーバ方法。
  24.  請求の範囲20乃至23のいずれかに記載の通信サービスハンドオーバ方法であって、
     前記他の通信網に属する通信装置及び自身は、複数の通信網の間を移動する同一の通信装置である
     通信サービスハンドオーバ方法。
  25.  請求の範囲20乃至24のいずれかに記載の通信サービスハンドオーバ方法を、通信装置に実行させるためのプログラムを格納した記憶媒体。
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