WO2008032807A1

WO2008032807A1 - Dispositif de terminal de communication, procédé de communication, programme de communication et support d'enregistrement

Info

Publication number: WO2008032807A1
Application number: PCT/JP2007/067889
Authority: WO
Inventors: Hiroaki Shibasaki
Original assignee: Pioneer Corporation
Priority date: 2006-09-13
Filing date: 2007-09-13
Publication date: 2008-03-20

Description

明細書

通信端末装置、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体

技術分野

[0001] この発明は、相互に通信可能な複数の通信端末装置からなる通信ネットワーク内の通信端末装置、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体に関する。ただし、本発明の利用は、上述した通信端末装置、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体に限られない。

背景技術

[0002] 従来、ネットワーク上の複数の通信端末装置に、同一の情報を同時に送信する同報通信がおこなわれている。このような同報通信は、通信端末装置が移動する場合においても、無線通信などを用いて同様におこなわれている。たとえば、ネットワーク側より同報通信用データを受信した基地局制御装置から無線基地局を介して移動無線端末へ同報通信用データを送信する移動通信システムにお!/、て、基地局制御装置は、無線基地局から送信先である移動無線端末へ同報通信用データの転送をおこなう無線チャネルの種類を識別する手段と、無線チャネルが複数の移動無線端末で共用される無線共通チャネルと識別された場合に、同報通信用データに同報サ一ビス用端末識別子を付与する手段と、を備え、基地局制御装置から無線基地局を介して各移動無線端末へ同報通信する際に、余分な通信データ量を軽減することにより効率よくデータ配信することの可能な移動通信システムが提案されてレ、る（たとえば、下記特許文献 1参照。）。

[0003] 特許文献 1 :特開 2005— 294879号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] しかしながら、上述する従来技術によれば、データの受信者側では、同報通信によつて送信されたデータの内容を特定した上で、データを受信することができないという問題点が一例として挙げられる。このため、受信者側にとっては不必要な情報を多く受信してしまう場合があるという問題点が一例として挙げられる。 [0005] 特に移動中においては、特定の地点や地域に関する情報への要求が高まる力従来の同報通信によれば、同報送信されたデータを受信してユーザが内容を確認するまでは、送信されたデータがどの地点に関するものかを知ることができないという問題点が一例として挙げられる。

[0006] また、たとえば、データのファイル名やメッセージの題名などに、そのデータの関連する地点の情報 (たとえば地名など）を含ませることもできるが、データが送信されるごとに、ユーザがファイル名や題名などを確認しなければならないという問題点が一例として挙げられる。特定の地名を含むデータのみをフィルタ処理によって受信することちできるが、送信者側と受信者側とで地名に対する認識が異なる可能性があり、この場合は必要な情報を得ることができないという問題点が一例として挙げられる。課題を解決するための手段

[0007] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項 1の発明に力、かる通信端末装置は、相互に通信可能な複数の通信端末装置からなる通信ネットワーク内の通信端末装置であって、所定の地点に関するデータを取得する取得手段と、前記所定の地点の位置情報に基づいて、前記通信ネットワーク内の他の通信端末装置への同報通信を指定する情報 (以下、「同報指定情報」という）を含む同報用 IPアドレスを生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された同報用 IPアドレスを送信先 IP アドレスとして前記データを送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。

[0008] また、請求項 2の発明にかかる通信端末装置は、相互に通信可能な複数の通信端末装置からなる通信ネットワーク内の通信端末装置であって、所定の地点の位置情報に基づいて、前記通信ネットワーク内の他の通信端末装置への同報通信を指定する情報 (以下、「同報指定情報」という）を含む送信情報を生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された同報指定情報を含む送信情報を前記通信ネットヮーク内の他の通信端末装置へ送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。

[0009] また、請求項 5の発明にかかる通信端末装置は、相互に通信可能な複数の通信端末装置からなる通信ネットワーク内の通信端末装置であって、前記通信ネットワークに送信されたデータの送信先 IPアドレスに、前記通信ネットワーク内の他の通信端末装置への同報通信を指定する情報 (以下、「同報指定情報」という）が含まれているか否力、を判定する判定手段と、前記判定手段によって同報指定情報が含まれていると判定された場合、前記送信先 IPアドレスから前記データの内容に関する位置情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された位置情報に基づいて、前記データを受信する受信手段と、を備えることを特徴とする。

[0010] また、請求項 6の発明にかかる通信端末装置は、相互に通信可能な複数の通信端末装置からなる通信ネットワーク内の通信端末装置であって、前記通信ネットワークに送信された送信情報に、前記通信ネットワーク内の他の通信端末装置への同報通信を指定する情報 (以下、「同報指定情報」という）が含まれているか否力、を判定する判定手段と、前記判定手段によって同報指定情報が含まれていると判定された場合、前記送信情報の内容に関わる位置情報を当該送信情報から抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された位置情報に基づいて、前記送信情報を受信する受信手段と、を備えることを特徴とする。

[0011] また、請求項 7の発明にかかる通信方法は、相互に通信可能な複数の通信端末装置からなる通信ネットワーク内の通信端末装置で用いる通信方法であって、所定の地点に関するデータを取得する取得工程と、前記所定の地点の位置情報に基づ!/ヽて、前記通信ネットワーク内の他の通信端末装置への同報通信を指定する情報（以下、「同報指定情報」という）を含む同報用 IPアドレスを生成する生成工程と、前記生成工程で生成された同報用 IPアドレスを送信先 IPアドレスとして前記データを送信する送信工程と、を含んだことを特徴とする。

[0012] また、請求項 8の発明に力、かる通信方法は、相互に通信可能な複数の通信端末装置からなる通信ネットワーク内の通信端末装置で用いる通信方法であって、前記通信ネットワークに送信されたデータの送信先 IPアドレスに、前記通信ネットワーク内の他の通信端末装置への同報通信を指定する情報 (以下、「同報指定情報」という）が含まれているか否力、を判定する判定工程と、前記判定工程で同報指定情報が含まれていると判定された場合、前記送信先 IPアドレスから前記データの内容に関する位置情報を抽出する抽出工程と、前記抽出工程で抽出された位置情報に基づレ、て、前記データを受信する受信工程と、を含んだことを特徴とする。

[0013] また、請求項 9の発明にかかる通信プログラムは、請求項 7または 8に記載の通信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。

[0014] また、請求項 10の発明に力、かる記録媒体は、請求項 9に記載の通信プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能なことを特徴とする。

図面の簡単な説明

[0015] [図 1]図 1は、通信ネットワークの機能的構成を示すブロック図である。

[図 2]図 2は、通信端末装置によるデータの同報送信処理の手順を示すフローチヤ一トでめる。

[図 3]図 3は、通信端末装置によるデータの同報受信処理の手順を示すフローチヤ一トでめる。

[図 4]図 4は、通信ネットワークの構成を示す模式図である。

[図 5]図 5は、ナビゲーシヨン装置のハードウェア構成を示すブロック図である。

[図 6]図 6は、ナビゲーシヨン装置のデータ送信処理の手順を示すフローチャートであ

[図 7]図 7は、ナビゲーシヨン装置のデータ受信処理の手順を示すフローチャートであ符号の説明

[0016] 100 通信ネットワーク

110a, 110b 通信端末装置

111 取得部

112 生成部

113 送信部

121 判定部

122 抽出部

123 受信部

130 通信網

発明を実施するための最良の形態

[0017] 以下に添付図面を参照して、この発明にかかる通信端末装置、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。 [0018] (実施の形態）

はじめに、実施の形態に力、かる通信ネットワーク 100の機能的構成について説明する。図 1は、通信ネットワークの機能的構成を示すブロック図である。通信ネットヮーク 100は、相互に通信可能な複数の通信端末装置 1 10 (たとえば、通信端末装置 11 Oa, 110b)からなり、複数の通信端末装置 110どうしはインターネットなどの通信網 1 30によって接続されている。なお、通信端末装置 110間の通信は、通信網 130を介さず、通信端末装置 110どうしで直接おこなってもよ!/、。

[0019] 通信ネットワーク 100において、通信端末装置 110は、相互にデータの送受信が可能である。通信端末装置 110は、それぞれの端末を指定してデータを送受信する他、通信ネットワーク 100内の他の通信端末装置 110に対して同報通信をおこなうこと力できる。なお、本実施の形態においては、説明の便宜上、通信端末装置 110aをデータの送信側端末装置、通信端末装置 110bをデータの受信側端末装置として説明する力通信端末装置 110は、通信端末装置 110aおよび通信端末装置 110bの機能的構成を両方とも備えてレ、てもよレ、。

[0020] データ送信側端末装置である通信端末装置 110aは、取得部 111、生成部 112、送信部 113によって構成される。取得部 111は、所定の地点に関するデータを取得する。所定の地点に関するデータとは、たとえば、道路上の所定の地点の渋滞情報やテーマパークなどの混雑状況データ、開催中のイベントデータ、景観などの画像データなどである。なお、所定の地点とは、 2次元または 3次元の広がりを有する地域 (エリア）であってもよぐまたは、データを送信する通信端末装置の送信時における現在位置であってもよい。

[0021] 生成部 112は、取得部 111によって取得されたデータにかかる地点の位置情報に基づいて、通信ネットワーク 100内の他の通信端末装置 110への同報通信を指定する情報 (以下、「同報指定情報」という）を含む同報用 IPアドレスを生成する。なお、ここで、 IPアドレスとは、通信ネットワーク 100を含むインターネットや電話などの通信網 130において接続される端末や設備等と通信を行うためにそれらを特定する情報であって、一般にはアルファベットや数字を用いた文字列であらわされる。代表的な例としてはメールアドレスが挙げられる。 [0022] なお、同報用 IPアドレスを生成する代わりに、取得部 111によって取得されたデータにかかる地点の位置情報に基づいて、通信ネットワーク 100内の他の通信端末装置 110に送信する送信情報として同報指定情報を含めた送信情報を生成してもよい。なお、送信情報とは、メールで例えるならば、メール本文に相当し、例えば、同報指定情報をそのメール本文のヘッダ部に付加する形式にして作成してもよぐまたは、メール本文中に付加する形式にして作成してもよぐさらには、メール本文に添付する添付ファイル形式にて作成してもよレ、。

[0023] 生成部 112は、たとえば、所定の地点の緯度経度情報を所定のルールに基づいて文字列に変換して、同報用 IPアドレスの所定の位置に代入する。また、たとえば、所定の地点の名称や地名を所定のルールに基づいて文字列に変換して、同報用 IPァドレスの所定の位置に代入する。

[0024] また、生成部 112は、同報用 IPアドレスに対して、通信ネットワーク 100内の他の通信端末装置 110への同報通信を指定されたことを示すフラグを立てることとしてもよい。これにより、データ受信側端末である通信端末装置 110bは、通信ネットワーク 10 0に送信されたデータに対して、同報通信が指定されていることを迅速に知ることができる。

[0025] 送信部 113は、生成部 112によって生成された同報用 IPアドレスを送信先 IPァドレスとしてデータを送信する。

[0026] つぎに、データ受信側端末装置である通信端末装置 110bの機能的構成について説明する。通信端末装置 110bは、判定部 121、抽出部 122、受信部 123によって構成される。判定部 121は、通信ネットワーク 100に送信されたデータの送信先 IPアドレスに、通信ネットワーク 100内の他の通信端末装置 110への同報通信を指定する情報 (以下、「同報指定情報」という）が含まれているか否力、を判定する。

[0027] 判定部 121は、たとえば、データの送信先 IPアドレスに、通信ネットワーク 100内の他の通信端末装置 110への同報通信が指定されたことを示すフラグが立てられているか否かを判定し、フラグが立てられている場合は、同報指定情報が含まれていると判定する。また、たとえば、データの送信先 IPアドレスの所定の位置に、データの内容に関する地点の位置情報を所定のルールに基づいて変換した文字列が含まれているか否かを判定し、フラグが立てられている場合は、同報指定情報が含まれていると判定する。

[0028] また、判定部 121は、通信ネットワーク 100に送信された送信情報に、通信ネットヮーク 100内の他の通信端末装置 110への同報通信を指定する情報（同報指定情報 )が含まれて!/、るか否かを判定してもよ!/、。

[0029] 抽出部 122は、判定部 121によって同報指定情報が含まれていると判断された場合、通信ネットワーク 100に送信されたデータの送信先 IPアドレスから、そのデータの内容に関する位置情報を抽出する。データの内容に関する位置情報とは、たとえば、そのデータの内容が所定の地点に関するものであれば、その地点の位置情報である。また、たとえば、そのデータが生成された地点の位置情報などであってもよい。

[0030] 受信部 123は、抽出部 122によって抽出された位置情報に基づいて、データを受信する。受信部 123は、たとえば、抽出部 122によって抽出された位置情報力あら力、じめ指定されていた位置情報と一致した場合に、データを受信する。また、たとえば、抽出部 122によって抽出された位置情報をユーザに提示して、ユーザからデータの受信指示があった場合に、データを受信する。

[0031] また、受信部 123は、たとえば、抽出部 122によって抽出された位置情報力 S、自装置の現在位置から所定距離以内の地点を示すものであれば、データを受信する。また、受信部 123は、通信端末装置 110bが車両に搭載されたものであれば、走行中の道路や設定経路上に存在する地点を示すもの、または、その道路や設定経路から所定距離の範囲内の地点を示すもの、自装置が歩行者に保持されたものであれば、歩行中の歩道や設定経路上に存在する地点を示すもの、その歩道や設定経路から所定距離の範囲内の地点を示すものであれば、データを受信する。

[0032] つづいて、通信端末装置 110によるデータの同報通信処理について説明する。以下の説明においては、同報指定情報をデータの送信先 IPアドレスに含める場合の処理について説明する。まず、データ送信側端末装置である通信端末装置 110aによるデータの同報送信処理について説明する。図 2は、通信端末装置によるデータの同報送信処理の手順を示すフローチャートである。図 2のフローチャートにおいて、通信端末装置 110aは、まず、取得部 111によって、所定の地点に関するデータを取得する（ステップ S 201)。

[0033] つぎに、生成部 112によって、所定の地点の位置情報に基づいて、同報指定情報を含む同報用 IPアドレスを生成する（ステップ S202)。同報指定情報とは、たとえば、同報送信が指定されたことを示すフラグや、所定のルールによって位置情報を変換した文字列である。

[0034] そして、送信部 113によって、同報用 IPアドレスを送信先 IPアドレスとしてデータを送信して (ステップ S203)、本フローチャートによる処理を終了する。

[0035] つぎに、データ受信側端末装置である通信端末装置 110bによるデータの同報受信処理について説明する。図 3は、通信端末装置によるデータの同報受信処理の手順を示すフローチャートである。図 3のフローチャートにおいて、通信端末装置 110b は、通信ネットワーク 100にデータが送信されるまで待機する（ステップ S301： Noのループ）。通信ネットワーク 100にデータが送信されると（ステップ S301 : Yes)、判定部 121によって、データの送信先 IPアドレスに同報指定情報が含まれているか否かを判定する（ステップ S302)。

[0036] 同報指定情報が含まれている場合は（ステップ S302 : Yes)、抽出部 122によって、送信先 IPアドレスからデータの内容に関する位置情報を抽出する (ステップ S303)。一方、同報指定情報が含まれていない場合は (ステップ S302 : No)、本フローチヤートによる処理を終了する。

[0037] ステップ S303で位置情報を抽出すると、受信部 123によって、データを受信するか判断する (ステップ S304)。具体的には、ステップ S303で抽出された位置情報が、あらかじめ指定されていた位置情報と一致するカユーザからデータの受信指示があつたか、自装置の現在位置から所定距離以内の地点を示すものであるか、などを判断する。

[0038] データを受信すると判断した場合 (ステップ S304 : Yes)、受信部 123は、通信ネットワーク 100に送信されたデータを受信して（ステップ S305)、本フローチャートによる処理を終了する。一方、データを受信しないと判断した場合 (ステップ S304 : No)、データを受信せず、本フローチャートによる処理を終了する。

[0039] 以上説明したように、通信端末装置 110によれば、所定の地点に関するデータを送信する際に、同報送信するデータの内容に関する位置情報に基づいて同報用 IPァドレスを生成し、この同報用 IPアドレスを送信先アドレスとしてデータを送信する。これにより、同報送信を受けた送信先の通信端末装置 110では、データを開封することなぐそのデータが必要か不要かを判断することができ、送信先の通信端末装置 1 10にとつて必要のな!/、データを受信することがなレ、。

[0040] また、同報用 IPアドレスに地域を指定した同報通信であることを示すフラグを立て、通常の方法によって送信されたデータと区別することによって、受信側の通信端末装置 110での処理効率を向上させることができる。また、通信端末装置 110の個々の IP アドレスを指定することなくデータを送信することができるので、効率的にデータを送信すること力 Sでさる。

実施例

[0041] つぎに、上述した実施の形態に力、かる通信ネットワーク 100の実施例について説明する。以下の実施例においては、実施の形態にかかる通信ネットワーク 100を、車両に搭載されたナビゲーシヨン装置 420を用いたデータ通信に適用した場合について説明する。

[0042] (通信ネットワークの構成）

まず、実施例に力、かる通信ネットワークの構成について説明する。図 4は、通信ネットワークの構成を示す模式図である。図 4において、通信ネットワーク 400は、車両 41 0 (410a〜410f)にそれぞれ搭載されたナビゲーシヨン装置 420 (420a〜420f :図 5 参照）を、無線を用いて相互に通信可能に接続することによって構成されている。通信ネットワーク 400は、通信ネットワーク 400を構成するナビゲーシヨン装置 420、および、ナビゲーシヨン装置 420以外の通信端末装置（たとえば、パーソナル'コンビュータなど）力無線あるいは通信ケーブルを用いて相互に接続されることによって形成されるインターネットの一部を構成する。

[0043] また、車両 410にそれぞれ搭載されたナビゲーシヨン装置 420には、各ナビゲーシヨン装置 420に固有の IPアドレス（以下、「固有 IPアドレス」と!/、う）が付与されて!/、る。上述したように、 IPアドレスは、所定ビット数のバイナリデータである力ユーザが目にする際には、たとえば、「carnavi200505Al l l l」のように、ユーザにとって分かり易い形式に変換してあらわしてもよい。この場合、ナビゲーシヨン装置 420は、 IPァドレスとその IPアドレスをユーザにとって分力、り易い形式に変換した情報（以下、「メールアドレス」という）とを関連づけて記録する記録媒体を備える。なお、図 4において、固有 IPアドレスは、それぞれの車両 410の隣に枠で囲んで 3桁の数字（111〜； 116)として表記されている。

[0044] (ナビゲーシヨン装置 420のハードウェア構成）

つぎに、ナビゲーシヨン装置 420のハードウェア構成について説明する。図 5は、ナビゲーシヨン装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図 5において、ナビゲーシヨン装置 420は、 CPU501と、 ROM502と、 RAM (メモリ） 503と、磁気ディスクドライブ 504と、磁気ディスク 505と、光ディスクドライブ 506と、光ディスク 507と、音声 I/F (インターフェース） 508と、マイク 509と、スピーカ 510と、入力デバイス 511と、映像 I/F512と、カメラ 513と、ディスプレイ 514と、通信 I/F515と、 GPSユニット 516と、各種センサ 517と、外部接続用 I/F518とを備えている。また、各構成部 50 ；!〜 518はバス 520によってそれぞれ接続されている。

[0045] まず、 CPU501は、ナビゲーシヨン装置 420の全体の制御を司る。 ROM502は、ブートプログラム、通信プログラム、データベース作成プログラム、データ解析プログラムなどのプログラムを記録している。 RAM503は、 CPU501のワークエリアとして使用される。

[0046] 磁気ディスクドライブ 504は、 CPU501の制御に従って磁気ディスク 505に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク 505は、磁気ディスクドライブ 504の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク 505としては、たとえば、 HD (ノヽードディスク）や FD (フレキシブルディスク）を用いること力 Sできる。

[0047] 光ディスクドライブ 506は、 CPU501の制御に従って光ディスク 507に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク 507は、光ディスクドライブ 506の制御に従ってデータが読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク 507は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク 507のほ力、、 MO、メモリカードなどであってもよい。

[0048] 磁気ディスク 505、光ディスク 507に記録される情報の他の一例として、経路探索- 経路誘導などに用いる地図情報が挙げられる。地図情報は、建物、河川、地表面などの地物 (フィーチャ)をあらわす背景データと、道路の形状をあらわす道路形状デ一タとを有しており、ディスプレイ 514の表示画面において 2次元または 3次元に描画される。ナビゲーシヨン装置 420が経路誘導中の場合は、地図情報と後述する GPS ユニット 516によって取得された自車の現在地点とが重ねて表示されることとなる。

[0049] 地図情報の背景データには、地図上の各地点の緯度経度情報の他、各種地物の代表地点の緯度経度情報が含まれている。このため、たとえば、後述するディスプレィ 514に表示された地図情報上の 1点をユーザによって指定された場合、その地点の緯度経度情報を地図情報から抽出することができる。また、たとえば、ある地物の名称が入力された場合には、その代表地点の緯度経度情報を地図情報力抽出すること力 Sでさる。

[0050] なお、本実施例では地図情報を磁気ディスク 505、光ディスク 507に記録するようにしたが、これに限るものではない。地図情報は、ナビゲーシヨン装置 420のハードゥエァと一体に設けられているものに限って記録されているものではなぐナビゲーシヨン装置 420外部に設けられていてもよい。その場合、ナビゲーシヨン装置 420は、たとえば、通信 I/F515を通じて、通信ネットワーク 400を介して地図情報を取得する。取得された地図情報は RAM503などに記憶される。

[0051] 音声 I/F508は、音声入力用のマイク 509および音声出力用のスピーカ 510に接続される。マイク 509に受音された音声は、音声 I/F508内で A/D変換される。また、スピーカ 510からは音声が出力される。なお、マイク 509から入力された音声は、音声データとして磁気ディスク 505あるいは光ディスク 507に記録可能である。

[0052] 入力デバイス 511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タツチパネルなどが挙げられる。さらに、入力デバイス 511は、デジタルカメラや携帯電話端末などの他の情報処理端末を接続し、データの入出力をおこなうことができる。

[0053] 映像 I/F512は、映像入力用のカメラ 513および映像出力用のディスプレイ 514と接続される。映像 I/F512は、具体的には、たとえば、ディスプレイ 514全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録する VRAM (Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ 514を表示制御する制御 ICなどによって構成される。

[0054] カメラ 513は、車両内外の映像を撮影し、画像データとして出力する。カメラ 513で撮影された画像は、画像データとして磁気ディスク 505あるいは光ディスク 507に記録すること力できる。ディスプレイ 514には、アイコン、カーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ 514は、たとえば、 CRT、 TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができ

[0055] 通信 I/F515は、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網と CPU501とのインターフェースとして機能する。通信網には、 LAN, WAN,公衆回線網や携帯電話網などがある。

[0056] GPSユニット 516は、 GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在地点（ナビゲーシヨン装置 420の現在地点）を示す情報を出力する。 GPSユニット 516の出力情報は、後述する各種センサ 517の出力値とともに、 CPU501による車両の現在地点の算出に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度 ·経度、高度などの、地図情報上の 1点を特定する情報である。

[0057] 各種センサ 517は、車速センサや加速度センサ、角速度センサなどの、車両の位置や挙動を判断することが可能な情報を出力する。各種センサ 517の出力値は、 CP U501による現在地点の算出や、速度や方位の変化量の測定に用いられる。

[0058] 外部接続用 I/F518は、オーディオ装置や車内空調装置、他の情報処理端末など、外部の機器と接続するためのインターフェース類である。外部接続用 I/F518は、たとえば、専用の接続ケーブルのポート、赤外線通信用ポートなどによって構成される。

[0059] なお、図 1に示した通信端末装置 110aにおける取得部 111はマイク 509、入力デノイス 511、カメラ 513、通信 I/F515、外き接続用 I/F518によって、生成きは CPU501によって、送信部 113は通信 I/F515によって、それぞれの機能を実現する。また、通信端末装置 110bにおける判定部 121、抽出部 122は CPU501によつて、受信部 123は CPU501、通信 I/F515によって、それぞれの機能を実現する

[0060] (ナビゲーシヨン装置 420の通信処理手順）

つぎに、通信ネットワーク 400におけるナビゲーシヨン装置 420間の通信処理手順について説明する。上述したように、ナビゲーシヨン装置 420は、通信ネットワーク 40 0を介して、他のナビゲーシヨン装置 420に対してデータを送信することができる。この場合、送信先のナビゲーシヨン装置 420の固有 IPアドレスをデータに付して、データの送信先を特定する。

[0061] また、ナビゲーシヨン装置 420は、個々のナビゲーシヨン装置 420の固有 IPアドレスを特定せず、通信ネットワーク 400内の他のナビゲーシヨン装置 420に対して、同報用 IPアドレスを用いて同報送信することができる。このとき、送信するデータがどの地点ほたは地域）に力、かるものかについての情報を同報用 IPアドレスに含める。これにより、送信先のナビゲーシヨン装置 420では、そのデータが必要なものか不要なもの力、をデータを開封する前に判断することができ、受信したデータの内容を見て必要か不要かを判断したり、不要なデータを削除する労力を軽減することができる。

[0062] 図 6は、ナビゲーシヨン装置のデータ送信処理の手順を示すフローチャートである。

図 6のフローチャートにおいて、送信側のナビゲーシヨン装置 420は、まず、所定の地点に関するデータを取得する（ステップ S601)。所定の地点に関するデータとは、たとえば、ナビゲーシヨン装置 420の現在地点の渋滞情報やテーマパークなどの混雑状況データ、開催中のイベントデータ、景観などの画像データなどである。なお、ステップ S601で取得する情報は、 2次元または 3次元の広がりを有する地域 (エリア）に関するものであってもよい。以下、「地点」とはこれらの地域を含んでいるものとする

[0063] 具体的には、たとえば、マイク 509やカメラ 513で周囲の映像を撮影したり、外部接続用 I/F518にデジタルカメラなどを接続して画像を入力したりする。また、たとえば、入力デバイス 511によって周囲の様子がテキスト入力されたり、通信 I/F515によつて、他の地点にいるユーザからデータを受信したりする。

[0064] つぎに、ナビゲーシヨン装置 420は、ステップ S601で取得したデータの内容に関する位置情報を取得する (ステップ S602)。データの内容に関する位置情報とは、たとえば、データが映像データであればその映像が撮影された地点の位置情報である。位置情報は、ナビゲーシヨン装置 420で自動的にデータに付加してもよいし、ユーザの指示や入力によってデータに付加してもよい。また、位置情報は、その地点の緯度経度情報であってもよいし、ランドマーク名などの名称であってもよい。

[0065] 具体的には、たとえば、データが取得された地点の経度および緯度を用いて、東経 128. 34、北緯 38. 23、などの数値を付加する。または、たとえば、データが取得された地域の経度および,緯度を用いて、東経 128· 34-128. 36、匕,緯 38· 23-38 . 24の範囲、などの数値を付加する。また、たとえば、データが取得された地点の緯度経度および中心地点からの半径を用いて、東経 128. 34、北緯 38. 24の地点から、半径 2· 00kmの範囲、などの数値を付加する。

[0066] また、たとえば、ディスプレイ 514に表示された地図情報上をなぞらせ、指定された地域をタツチパネルによって読み取り、データが取得された地点の緯度経度情報に変換してもよい。また、たとえば、道路名や交差点名、地名、ランドマークの名称などを入力させ、該当する地物の緯度経度情報を地図情報力も読み出してもよい。また、たとえば、データの送信元のナビゲーシヨン装置 420の現在位置を基準として、現在位置からの半径を指定させたり、進行方向や走行経路に基づいて地域を指定させてもよい。さらには、過去の走行経路や立ち寄り地点等の履歴情報を読み出して、その履歴情報を指定することにより地点や地域を指定させてもよい。

[0067] そして、磁気ディスク 505や光ディスク 507に、ステップ S601で取得したデータとステツプ S602で取得した位置情報とを関連づけて格納する (ステップ S603)。なお、磁気ディスク 505や光ディスク 507に格納せずに、 ROM502上から送信処理 (ステツプ S603以降の処理）をおこなってもよい。

[0068] データの同報送信が指示されるまでは（ステップ S604 : No)、ステップ S601に戻り、以降の処理を繰り返す。データの同報送信が指示された場合は (ステップ S604 :Y es)、磁気ディスク 505や光ディスク 507に格納されたデータ（送信データ）およびそのデータの位置情報を読み出す (ステップ S605)。

[0069] そして、ナビゲーシヨン装置 420は、送信データとともに読み出した位置情報から位置情報文字列を生成する（ステップ S606)。後述するように位置情報文字列は、同報送信の同報用 IPアドレスの一部となる。位置情報文字列は、たとえば、位置情報力緯度経度のみの場合には、「E12834N3823 (東経 128. 34、 4匕'緯 38. 23)」や、「E12834E12836N3823N3824 (東経 128. 34—128. 36、北緯 38. 23—38. 24)」などとする。また、たとえば、送信地域が中心地点の緯度経度および中心地点力、らの半径によって特定される場合に (ま、「： E12834N3824R200 (東経 128. 34、北緯 38· 24の地点から、半径 2· 00km)」などとする。

[0070] また、通信ネットワーク 400上のナビゲーシヨン装置 420のうち、さらに、所定のグループに属するナビゲーシヨン装置 420のみにデータを送信できるようにしてもよい。所定のグループとは、たとえば、友人どうしなどあらかじめ登録されたナビゲーシヨン装置 420のグループや、製造元が同じナビゲーシヨン装置 420のグループ、機種が同じナビゲーシヨン装置 420のグループ、特定の電気機器を搭載している車両 410のナビゲーシヨン装置 420のグループなどである。

[0071] このようなグループが指定された場合は (ステップ S607 : Yes)、位置情報文字列の他に、送信先として指定されたグループを特定するグループ文字列を生成する（ステップ S608)。なお、グループ文字列は、あらかじめ規定されているものを読み出してもよい。グループ文字列は、位置情報文字列と同様に、同報用 IPアドレスの一部となる。また、グループが指定されない場合は（ステップ S607 : No)、ステップ S609に移行する。なお、送信地域の指定をおこなわず、グループのみを指定して同報送信をおこなってもよい。

[0072] つづいて、ナビゲーシヨン装置 420は、ステップ S606で生成された位置情報文字列を用いて同報用 IPアドレスを生成する（ステップ S609)。このとき、ステップ S608 でグループ文字列が生成ほたは読み出し）されている場合には、グループ文字列も同報用 IPアドレスの一部とする。また、同報用 IPアドレスには、データが所定の地点（地域）に関するものであることを示す地点指定フラグを立ててもよい。さらに、送信先のグループが指定されて!/、る場合には、グループ指定フラグを立ててもよ!/、。

[0073] なお、位置情報文字列やグループ文字列の生成方法（ステップ S606, S608参照 )や同報用 IPアドレスの生成方法は、すべてのナビゲーシヨン装置 420で適用するル一ノレとして規定してもよ!/、し、特定のグループに属するナビゲーシヨン装置 420でのみ適用するルールとして、そのグループに属するナビゲーシヨン装置 420にのみあらかじめ組み込んでおレ、てもよ!/、。

[0074] そして、ナビゲーシヨン装置 420は、ステップ S609で生成した同報用 IPアドレスを送信先 IPアドレスとして、データを送信して（ステップ S610)、本フローチャートによる処理を終了する。

[0075] つづいて、ナビゲーシヨン装置 420のデータ受信処理について説明する。図 7は、ナビゲーシヨン装置のデータ受信処理の手順を示すフローチャートである。図 7のフローチャートにおいて、まず、ナビゲーシヨン装置 420に対して、データが欲しい地点の指定がおこなわれる（ステップ S701)。

[0076] データが欲しい地点とは、たとえば、ナビゲーシヨン装置 420に設定された目的地点までの経路上の地点や、ナビゲーシヨン装置 420が搭載された車両 410が現在走行している道路上、ナビゲーシヨン装置 420の現在位置から所定距離内の範囲や所定時間内に移動可能な地域、ユーザが指定した任意の地点や地域、ユーザの自宅や職場として登録された地点などである。また、あらかじめデータが欲しい地域を指定しなくてもよい。

[0077] 通信ネットワーク 400にデータが送信されるまで待機する（ステップ S702 : Noのル一プ）。通信ネットワーク 400にデータが送信されると（ステップ S702 : Yes)、送信されたデータの送信先 IPアドレスが自装置の固有 IPアドレスか否かを判断する（ステツプ S703)。

[0078] 自装置の固有 IPアドレスの場合は（ステップ S703 : Yes)、ステップ S711に移行する。一方、自装置の固有 IPアドレスでない場合は (ステップ S 703 : No)、送信先の送信先 IPアドレス力同報用 IPアドレスであるか否かを判断する（ステップ S 704)。同報用 IPアドレスでなレ、場合は (ステップ S 704： No)、送信されたデータは自装置宛である可能性がないため、本フローチャートによる処理を終了する。

[0079] 一方、送信先の送信先 IPアドレスが、同報用 IPアドレスである場合は (ステップ S70 4： Yes)、送信先のグループが指定されているか否かを判断する（ステップ S 705)。グループが指定されているか否かは、たとえば、同報用 IPアドレスの所定の位置にグループ指定フラグが立てられているか否かによって判断する。また、グループ指定フラグが立てられていない場合は、同報用 IPアドレスの所定の位置の文字歹 IJが、ダループ文字列の生成ルールに基づいた配列か否かを判断する。

[0080] グループが指定されている場合は（ステップ S705 : Yes)、同報用 IPアドレスからグループ文字列を抽出し (ステップ S706)、送信先として指定されているグループが自装置が属するグループか否かを判断する（ステップ S707)。自装置が属するグループではなレ、場合は (ステップ S 707： No)、自装置は宛先に指定されて!/、な!/、ので、本フローチャートによる処理を終了する。

[0081] 一方で、自装置が属するグループの場合や（ステップ S707 : Yes)、ステップ S705 でグループが指定されて!/、な!/、場合は (ステップ S705： No)、送信されたデータが所定の地点に関するデータか否かを判断する（ステップ S708)。送信されたデータが所定の地点に関するデータか否かは、たとえば、同報用 IPアドレスの所定の位置に地点指定フラグが立てられているか否かによって判断する。また、地点指定フラグが立てられていない場合は、同報用 IPアドレスの所定の位置の文字歹 IJが、位置情報文字列の生成ルールに基づ!/、た配列か否かを判断する。送信されたデータが所定の地点に関するデータでな!/、場合は（ステップ S 708： No)、ステップ S711に移行す

[0082] 送信されたデータが所定の地点に関するデータの場合は (ステップ S708： Yes)、同報用 IPアドレスから位置情報文字列を抽出し（ステップ S709)、ステップ S701で指定された地点に関するデータか否かを判断する（ステップ S710)。指定された地点に関するデータでない場合は (ステップ S710 : No)、データを受信せず、本フローチャートによる処理を終了する。

[0083] 一方、指定された地点に関するデータの場合は (ステップ S710 : Yes)、データを受信して（ステップ S711)、本フローチャートによる処理を終了する。なお、グループの指定に関する処理 (ステップ S705〜S707)と位置の指定に関する処理 (ステップ S7 08〜S710)との順番は、逆であってもよい。

[0084] なお、上述した説明では、データの送信先 IPアドレスに送信地域や送信先のダループに関する情報を含めることとしたが、これに限らず、送信するデータのヘッダ部分やデータ本文中に送信地域や送信先のグループに関する情報を含めてもよい。また、たとえば、送信先 IPアドレスには同報を示すフラグのみを付しておき、送信地域や送信先のグループに関する情報は、データのヘッダ部分やデータの本文中に含めてもよい。

[0085] 以上説明したように、ナビゲーシヨン装置 420によれば、所定の地点に関するデータを送信する際に、同報送信するデータの内容に関する位置情報に基づいて同報用 IPアドレスを生成し、この同報用 IPアドレスを送信先アドレスとしてデータを送信する。これにより、同報送信を受けた送信先のナビゲーシヨン装置 420では、データを開封することなぐそのデータが必要か不要かを判断することができ、送信先のナビゲーシヨン装置 420のユーザにとって必要のな!/、データを受信することがな!/、。よつて、受信したデータの内容を確認、して必要か不要かを判断したり、不要なデータを削除する労力を軽減することができる。

[0086] また、同報用 IPアドレスに地域を指定した同報通信であることを示すフラグを立て、通常の方法によって送信されたデータと区別することによって、受信側のナビゲーシヨン装置 420での処理効率を向上させることができる。また、ナビゲーシヨン装置 420 の個々の IPアドレスを指定することなくデータを送信することができるので、効率的にデータを送信することができる。

[0087] なお、本実施の形態で説明した通信方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル.コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現すること力できる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、 CD -ROM, MO、 DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。

Claims

請求の範囲

[1] 相互に通信可能な複数の通信端末装置力なる通信ネットワーク内の通信端末装置であって、

所定の地点に関するデータを取得する取得手段と、

前記所定の地点の位置情報に基づ!/、て、前記通信ネットワーク内の他の通信端末装置への同報通信を指定する情報 (以下、「同報指定情報」という）を含む同報用 IP アドレスを生成する生成手段と、

前記生成手段によって生成された同報用 IPアドレスを送信先 IPアドレスとして前記データを送信する送信手段と、

を備えることを特徴とする通信端末装置。

[2] 相互に通信可能な複数の通信端末装置力なる通信ネットワーク内の通信端末装置であって、

所定の地点の位置情報に基づいて、前記通信ネットワーク内の他の通信端末装置への同報通信を指定する情報 (以下、「同報指定情報」という）を含む送信情報を生成する生成手段と、

前記生成手段によって生成された同報指定情報を含む送信情報を前記通信ネットワーク内の他の通信端末装置へ送信する送信手段と、

を備えることを特徴とする通信端末装置。

[3] 前記同報指定情報は、前記所定の地点の緯度経度情報であることを特徴とする請求項 1に記載の通信端末装置。

[4] 前記同報指定情報は、前記他の通信端末装置への同報通信が指定されたことを示すフラグであることを特徴とする請求項;!〜 3のいずれか一つに記載の通信端末装置。

[5] 相互に通信可能な複数の通信端末装置力なる通信ネットワーク内の通信端末装置であって、

前記通信ネットワークに送信されたデータの送信先 IPアドレスに、前記通信ネットヮーク内の他の通信端末装置への同報通信を指定する情報 (以下、「同報指定情報」と!/、う）が含まれて!/、るか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって同報指定情報が含まれていると判定された場合、前記送信先 IPアドレスから前記データの内容に関する位置情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された位置情報に基づいて、前記データを受信する受信手段と、

を備えることを特徴とする通信端末装置。

[6] 相互に通信可能な複数の通信端末装置力なる通信ネットワーク内の通信端末装置であって、

前記通信ネットワークに送信された送信情報に、前記通信ネットワーク内の他の通信端末装置への同報通信を指定する情報 (以下、「同報指定情報」という）が含まれて!/、るか否かを判定する判定手段と、

前記判定手段によって同報指定情報が含まれていると判定された場合、前記送信情報の内容に関わる位置情報を当該送信情報から抽出する抽出手段と、

前記抽出手段によって抽出された位置情報に基づいて、前記送信情報を受信する受信手段と、

を備えることを特徴とする通信端末装置。

[7] 相互に通信可能な複数の通信端末装置力なる通信ネットワーク内の通信端末装置で用いる通信方法であって、

所定の地点に関するデータを取得する取得工程と、

前記所定の地点の位置情報に基づ!/、て、前記通信ネットワーク内の他の通信端末装置への同報通信を指定する情報 (以下、「同報指定情報」という）を含む同報用 IP アドレスを生成する生成工程と、

前記生成工程で生成された同報用 IPアドレスを送信先 IPアドレスとして前記データを送信する送信工程と、

を含んだことを特徴とする通信方法。

[8] 相互に通信可能な複数の通信端末装置力なる通信ネットワーク内の通信端末装置で用いる通信方法であって、

前記通信ネットワークに送信されたデータの送信先 IPアドレスに、前記通信ネットヮーク内の他の通信端末装置への同報通信を指定する情報 (以下、「同報指定情報」と!/、う）が含まれて!/、るか否かを判定する判定工程と、

前記判定工程で同報指定情報が含まれて!/、ると判定された場合、前記送信先 IPァドレスから前記データの内容に関する位置情報を抽出する抽出工程と、

前記抽出工程で抽出された位置情報に基づいて、前記データを受信する受信ェ程と、

を含んだことを特徴とする通信方法。

[9] 請求項 7または 8に記載の通信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする通信プログラム。

[10] 請求項 9に記載の通信プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。