明 細 書
無線通信基地局装置およびリソースブロック割当方法
技術分野
[0001] 本発明は、無線通信基地局装置およびリソースブロック割当方法に関する。
背景技術
[0002] 近年、無線通信、特に移動体通信では、音声以外に画像やデータなどの様々な情 報が伝送の対象になっている。今後は、さらに高速な伝送に対する要求がさらに高ま るであろうと予想され、高速伝送を行うために、限られた周波数資源をより効率よく利 用して、高い伝送効率を実現する無線伝送技術が求められている。
[0003] このような要求に応え得る無線伝送技術の一つに OFDM (Orthogonal Frequency Division Multiplexing)がある。 OFDMは、多数のサブキャリアを用いてデータを並列 伝送するマルチキャリア伝送技術であり、高い周波数利用効率、マルチパス環境下 のシンボル間干渉低減などの特徴を持ち、伝送効率の向上に有効であることが知ら れている。
[0004] この OFDMを下り回線に用い、無線通信基地局装置(以下、基地局と省略する)が 複数の無線通信端末装置(以下、端末と省略する)へのデータを複数のサブキャリア に周波数多重する場合に、周波数スケジューリング送信および周波数ダイバーシチ 送信を行うことが検討されている (例えば、非特許文献 1参照)。
[0005] 周波数スケジューリング送信では、基地局が各端末の周波数帯域毎の下り回線品 質に基づいて各端末に対して適応的にサブキャリアを割り当てるため、最大限のマ ルチューザダイバーシチ効果を得ることができ、非常に効率良く通信を行うことがで きる。このような周波数スケジューリング送信は、主に、端末の低速移動時のデータ通 信に適した方式である。一方で、周波数スケジューリング送信を行うには各端末から の回線品質情報のフィードバックが必要となるため、周波数スケジューリング送信は 端末の高速移動時のデータ通信には不向きである。また、周波数スケジューリング送 信は各端末毎の下り回線品質に基づいて行われるため、周波数スケジューリング送 信を共通チャネルに適用することは難しい。さらに、周波数スケジューリング送信は、
通常、コヒーレント帯域幅程度の範囲内で連続し隣接する複数のサブキャリアをまと めてブロック化したリソースブロック(Resource Block : RB)を単位として行われるため 、それほど高レ、周波数ダイバーシチ効果は得られなレ、。
[0006] これに対し、周波数ダイバーシチ送信では、各端末へのデータを全帯域のサブキ ャリアに分散させて割り当てる、すなわち、ディストリビューテッド割当するため、高い 周波数ダイバーシチ効果を得ることができる。また、周波数ダイバーシチ送信では、 端末からの RB毎の回線品質情報を必要としないため、上記のように周波数スケジュ 一リング送信が適用困難な状況において有効な方式である。一方で、周波数ダイバ ーシチ送信は、各端末の RB毎の回線品質と無関係に行われるため、周波数スケジ ユーリング送信のようなマルチユーザダイバーシチ効果を得られない。
[0007] 上記のように、周波数スケジューリング送信は RB毎に行われるため、周波数スケジ ユーリング送信を行うための RBはローカラィズド RB (Localized Resource Block : LRB )と呼ばれる。また、周波数ダイバーシチ送信では各端末へのデータを全帯域のサブ キャリア、すなわち、全帯域の RBに渡って割り当てるため、周波数ダイバーシチ送信 を行うための RBはデイストリビューテッド RB (Distributed Resource Block : DRB)と呼 ばれる(例えば、非特許文献 2参照)。
[0008] また、最近、 TTI (Transmission Time Interval) concatenationにつレ、ての検討が行 われている(例えば、非特許文献 3参照)。 TTIconcatenationとは、通常 1サブフレー ムが 1TTIであるのに対し、複数のサブフレームを連結して 1TTIとして用いる技術で ある。このため、 TTIconcatenationでは、基地局は、連結される複数のサブフレーム に共通して使用される制御チャネル信号を、それら複数のサブフレームのうち最初の サブフレームにおいてのみ送信すればよい。よって、 TTIconcatenationは、制御情報 量を削減するのに有効な技術である。なお、 TTIconcatenationは、 LongTTIや adapti veTTIと呼は'れることあある。
非特許文献 1 : Rl-050604 "Downlink Channelization and Multiplexing for EUTRA"3 GPP TSG RAN WG1 Ad Hoc on LTE, Sophia Antipolis, France, 20 - 21 June, 2005 非特許文献 2 : 3GPP RAN WG1 #42 meeting (2005.8) Rl-050884 "Physical Channel Structure and Procedure for EUTRA Downlink"
非特許文献 3 : 3GPP RAN WGl #41 meeting (2005.3) Rl-050464 "Physical Channel Structure for Evolved UTRA
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0009] ここで、使用可能な周波数帯域幅が比較的広い場合に、周波数スケジューリング送 信と周波数ダイバーシチ送信とを同時に用いることが考えられる。すなわち、 lOFD Mシンボルの複数のサブキャリア上において LRBと DRBを周波数多重することが考 えられる。例えば、基地局が同時に通信する端末 # 1〜# 8のうち、端末 # 5〜# 8に 対して周波数スケジューリング送信を行い、端末 # 1〜 # 4に対して周波数ダイバー シチ送信を行うことが考えられる。また、ディストリビューテッド割当の結果を各端末に 通知するための制御チャネル信号のオーバーヘッドを削減するために、周波数ダイ バーシチ送信と TTIconcatenationとを組み合わせて実施すること、すなわち、ディスト リビューテッド割当に TTIconcatenationを適用することを考える。
[0010] この際、マルチユーザダイバーシチ効果を最大限得るために、サブフレーム毎に、 まず全 RBを対象とした周波数スケジューリングによって端末 # 5〜 # 8へのデータに 対し優先的に LRBを割り当て、次いで、 LRB以外の残りの RBを DRBとして端末 # 1 〜# 4へのデータをディストリビューテッド割当することが考えられる。つまり、優先割 当に使用された RB以外の残りの RBを対象としてディストリビューテッド割当すること が考えられる。
[0011] しかし、これでは、周波数スケジューリング結果、すなわち、優先割当の結果に応じ て LRBが変化するのに伴い DRBもサブフレーム毎に変化してしまうため、周波数ダ ィバーシチ送信がなされる端末 # 1〜 # 4それぞれへのデータがどのサブキャリアに ディストリビューテッド割当されたかを通知する制御チャネル信号がサブフレーム毎に 必要となってしまレ、、ディストリビューテッド割当に TTIconcatenationを適用したことに よる制御情報量削減効果が失われてしまう。
[0012] なお、上記説明では、優先割当の一例として周波数スケジューリングに使用される LRBの優先割当を挙げた力 他の優先割当においても同様の課題が発生する。例 えば、複数サブフレームに一度の割合で全 RBのうち特定の RBに共通チャネル信号
を優先割当するような場合にも上記同様の課題が発生する。
[0013] 本発明の目的は、 RBの優先割当を可能としつつ、制御情報量を抑えたディストリビ ユーテッド割当を行うことができる基地局および RB割当方法を提供することである。 課題を解決するための手段
[0014] 本発明の基地局は、マルチキャリア信号を構成する複数のサブキャリアが複数の R Bに分割される無線通信システムにおいて使用される基地局であって、前記複数の R Bにおいて優先割当に使用された RB以外の残りの RBに、端末へのデータをその端 末と共有の割当規則に従ってディストリビューテッド割当する割当手段と、前記デー タを含む前記マルチキャリア信号を送信する送信手段と、を具備する構成を採る。 発明の効果
[0015] 本発明によれば、 RBの優先割当を可能としつつ、制御情報量を抑えたディストリビ ユーテッド割当を行うことができる。
図面の簡単な説明
[0016] [図 1]本発明の実施の形態 1に係る基地局のブロック構成図
[図 2]本発明の実施の形態 1に係る RB例
[図 3]本発明の実施の形態 1に係る周波数スケジューリングによる RB割当例
[図 4]本発明の実施の形態 1に係るディストリビューテッド割当例 1
[図 5]本発明の実施の形態 1に係るディストリビューテッド割当例(サブフレーム n〜n
+ 2)
[図 6]本発明の実施の形態 1に係るディストリビューテッド割当例 2
[図 7]本発明の実施の形態 1に係るディストリビューテッド割当例 3
[図 8]本発明の実施の形態 1に係るディストリビューテッド割当例 4
[図 9]本発明の実施の形態 2に係る DVRB (サブフレーム!!〜 n + 2)
[図 10]本発明の実施の形態 2に係るディストリビューテッド割当例(サブフレーム n〜n
+ 2)
[図 11]本発明の実施の形態 3に係るディストリビューテッド割当例(サブフレーム n〜n + 2)
[図 12]本発明の実施の形態 4に係る DVRB
[図 13]本発明の実施の形態 4に係るディストリビューテッド割当例
発明を実施するための最良の形態
[0017] 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以 下の各実施の形態の説明では、優先割当の一例として周波数スケジューリングに使 用される LRBの優先割当を挙げるが、本発明における優先割当はこれに限定されな レ、。例えば、複数サブフレームに一度の割合で全 RBのうち特定の RBに共通チヤネ ル信号を優先割当するような場合にも、本発明を利用することができる。
[0018] (実施の形態 1)
本実施の形態に係る基地局 100の構成を図 1に示す。基地局 100は、マルチキヤリ ァ信号である OFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアに複数の端末 # 1〜 # nへのデータを周波数多重して送信するものである。また、基地局 100は、それら複 数のサブキャリアが複数の RBに分割される無線通信システムにおいて使用されるも のである。
[0019] 基地局 100において、変調部 101—:!〜 101— nは、最大 n個の端末 # 1〜 # nへ のデータをそれぞれ変調してデータシンボルを生成し、それらのデータシンボルを割 当部 102に出力する。
[0020] 割当部 102は、各端末へのデータシンボルをいずれかの RBのサブキャリアに割り 当てて多重部 104に出力する。また、割当部 102は、 DRB割当が行われた端末への 通知情報として、どの RBが DRBとして使用されたのかを示す DRB特定情報を制御 チャネル信号生成部 103に出力する。割当部 102での RB割当処理の詳細につレ、て は後述する。
[0021] 制御チャネル信号生成部 103は、 RB情報からなる制御チャネル信号を生成して多 重部 104に出力する。
[0022] 多重部 104は、データシンボルに制御チャネル信号を多重して IFFT (Inverse Fast
Fourier Transform)部 105に出力する。なお、制御チャネル信号の多重は、周波数 多重または時間多重のいずれでもよい。
[0023] IFFT部 105は、データシンボルまたは制御チャネル信号が割り当てられた複数の サブキャリアに対して IFFTを行って、マルチキャリア信号である OFDMシンボルを生
成する。これにより、 OFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアに端末 # 1〜# nへのデータシンボルが周波数多重される。この OFDMシンボルは、 CP (Cyclic Pre fix)付加部 106に入力される。
[0024] CP付加部 106は、 OFDMシンボルの後端部分と同じ信号を CPとして OFDMシン ボルの先頭に付加する。
[0025] 無線送信部 107は、 CP付加後の OFDMシンボルに対し D/A変換、増幅および アップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ 108から各端末へ送信する。つまり 、無線送信部 107は、端末 # l〜# nへのデータを含む OFDMシンボルを送信する
[0026] 一方、無線受信部 109は、端末 # l〜# nから同時に送信された n個の OFDMシ ンボルをアンテナ 108を介して受信し、これらの OFDMシンボルに対しダウンコンパ ート、 D/A変換等の受信処理を行う。受信処理後の OFDMシンボルは CP除去部 1 10に入力される。
[0027] CP除去部 110は、受信処理後の OFDMシンボルから CPを除去して FFT (Fast F ouner Transform) 丄 1に出力する。
[0028] FFT部 111は、 CP除去後の OFDMシンボルに対して FFTを行って、周波数軸上 で多重された端末毎の信号を得る。 FFT後の端末毎の信号は、復調部 112— :!〜 1
12— nに入力される。
[0029] ここで、各端末は互いに異なるサブキャリアまたは互いに異なる RBを用いて信号を 送信しており、端末毎の信号にはそれぞれ、各端末から報告される RB毎の下り回線 の回線品質情報が含まれている。なお、各端末では、 RB毎の下り回線品質の測定 を、受信 SNR、受信 SIR、受信 SINR、受信 CINR、受信電力、干渉電力、ビット誤り 率、スループット、所定の誤り率を達成できる MCS等により行う。また、回線品質情報 は、 CQI (Channel Quality Indicator)や CSI (Channel State Information)等と表され ること力 sある。
[0030] 復調部 112— 1〜: 112_nは端末 # l〜# nに対応して備えられ、 FFT後の信号に 対して復調処理を行い、この復調処理により得られる RB毎の回線品質情報を割当 部 102に出力する。
[0031] 次いで、割当部 102での RB割当処理の詳細について説明する。ここでは、 lOFD Mシンボルを構成する複数のサブキャリアが図 2に示すように RB#1〜# 8の 8つの RBに均等に分割されているものとする。また、 lOFDMシンボルを構成するサブキヤ リアをサブキャリア f 〜f の 96本とする。よって、各 RBにはそれぞれ 12本のサブキヤ
1 96
リアが含まれる。
[0032] 割当部 102は、以下のようにして、 RB#1〜# 8において優先割当に使用された R B以外の残りの RBに、端末へのデータをその端末と共有の割当規則に従って DRB 割当する。ここでは、上記のように、優先割当の一例として周波数スケジューリングに 使用される LRBの優先割当を挙げる。
[0033] また、割当部 102には、端末 #l〜#nがそれぞれ、 LRB割当が行われる端末 (す なわち、周波数スケジューリング送信が行われる端末)、または、 DRB割当が行われ る端末 (すなわち、周波数ダイバーシチ送信が行われる端末)のいずれであるかを示 す端末情報が入力され、割当部 102は、この端末情報に従って端末 # l〜#nを LR B割当が行われる端末と DRB割当が行われる端末とに区別する。なお、端末情報は 、制御チャネル信号として予め各端末に送信されている。ここでは、端末 #1〜#4に 対して DRB割当が行われ、端末 # 5〜 # 8に対して LRB割当が行われる場合を想 定する。
[0034] よって、割当部 102は、端末 #5〜#8へのデータの LRB割当を端末 #1〜#4へ のデータの DRB割当より優先し、端末毎および RB毎の回線品質に応じた周波数ス ケジユーリングによって端末 # 5〜 # 8へのデータを RB # 1〜 # 8のいずれかに優先 的に割り当てた後、端末 # 5〜 # 8に対する優先割当に使用された RB以外の残りの RBを DRBとして用レ、、その残りの RBに端末 # 1〜 # 4へのデータを端末 # 1〜 # 4 の各端末と共有の割当規則に従って割り当てる。より具体的な RB割当は以下のよう にして行われる。
[0035] まず、割当部 102は、全 RB#1〜#8を対象として、周波数スケジューリングにより 端末 # 5〜 # 8に対する LRB割当を行う。ここでは、 RB # 1〜 # 8において、端末 # 5の回線品質は RB # 1のものが最も高ぐ端末 # 6の回線品質は RB # 6のものが最 も高ぐ端末 #7の回線品質は RB# 7のものが最も高ぐ端末 #8の回線品質は RB
#3のものが最も高かったものとする。よって、この LRB割当の結果、図 3に示すよう に、端末 #5へのデータは RB#1のサブキャリア f 〜f に割り当てられ、端末 #8へ
12
のデータは RB# 3のサブキャリア f 〜f に割り当てられ、端末 #6へのデータは RB
25 36
#6のサブキャリア f 〜f に割り当てられ、端末 #7へのデータは RB# 7のサブキヤ
61 72
リア f 〜f に割り当てられる。
73 84
[0036] 次いで、割当部 102は、端末 # 5〜 # 8へのデータを割り当てた RB # 1, # 3, # 6,
# 7以外の残りの RB # 2, # 4, # 5, # 8を図 4に示すように結合して DRBとして用レ、、 各端末と共有の割当規則に従って端末 # 1〜 # 4に対する DRB割当を行う。 DRB 割当を行う際に使用する割当規則の一例を以下に示す。
[0037] 以下の割当規則例 1では、 4つの割当規則を DVRB (Distributed Virtual Resource Block) #1〜# 4として定義している。また、 N は 1サブフレーム内の DRB数であり
DRB
、 N は 1DRB内のサブキャリア数である。よって、ここでは、 N =4, N = sub carrier DRB sub carrier
12である。そして、 DVRB#1〜#4はそれぞれ、全 DRB結合後のサブキャリア番号 1を示す。よって、例えば、 DVRB#1は、 4つの DRB結合後の 48本のサブキャリアの うち、 1,2, 3, 13,14,15, 25,26,27, 37, 38,39番目のサブキャリアを示しており、これら のサブキャリアは残りの RB# 2, #4, #5, #8におけるサブキャリア f ,f ,f ,f ,f ,f
13 14 15 37 38
,f ,f ,f ,f ,f ,f に対応する。 DVRB #2〜# 4についても同様である。このよう
39 49 50 51 85 86 87
に、本実施の形態では、ディストリビューテッド割当の割当規則として、各端末へのデ ータの、残りの RBのサブキャリアに対する割当位置を規定したものを用いる。
[数 1]
<割当規則例 1 >
扁篇: ,】 =m + (n-l)x Nsubcarrier
= w + (" - 1) x 12 = 1,2,3,13,14,15,25,26,27,37,38,39
DVRB#2 ,2 = m + ^ x 1 + ("- l)xNsubcarrier
DRB
= ?M + 3 + 0 - 1) x 12 = 4,5,6,16,17,18,28,29,30,40,41,42 DVRB#3 =m + x 2 + ("— 1) x N一 r
^ DRB
= w + 6 + (n-l)xl2 = 7,8,9,19,20,21,31,32,33,43,44,45 DVRB : ,4 =m+ ー x3 + («-l)x Nsubcarrter
^ DRB
= + 9 + ("- 1) x 12 = 10,11,12,22,23,24,34,35,36,46,47,48 ただし、 m = 1,2, · ' ' Nsubcarrier = 412 ?, = 1,2, · · · NDRB
i DRB
[0038] そして、ここでは、割当部 102は、図 4に示すように、端末 # 1へのデータに DVRB
#1を使用し、端末 #2へのデータに DVRB#2を使用し、端末 #3へのデータに D VRB#3を使用し、端末 #4へのデータに DVRB# 4を使用したものとする。よって、 割当部 102は、端末 #1へのデータをサブキャリア f ,f ,f ,f ,f ,f ,f ,f ,f ,f ,
13 14 15 37 38 39 49 50 51 85 f ,f に割り当て、端末 #2へのデータをサブキャリア f ,f ,f ,f ,f ,f ,f ,f ,f ,
86 87 16 17 18 40 41 42 52 53 54 f ,f ,f に割り当て、端末 #3へのデータをサブキャリア f ,f ,f ,f ,f ,f ,f ,f ,
88 89 90 19 20 21 43 44 45 55 56 f ,f ,f ,f に割り当て、端末 #4へのデータをサブキャリア f ,f ,f ,f ,f ,f ,f ,
57 91 92 93 22 23 24 46 47 48 58 f ,f ,f ,f ,f に割り当てる。
59 60 94 95 96
[0039] そして、割当部 102は、端末 ID番号と、 DVRB番号と、 DRB特定情報とを制御チヤ ネル信号生成部 103に出力し、制御チャネル信号生成部 103は、これらの情報から なる制御チャネル信号を生成する。この制御チャネル信号は、基地局 100から端末 #1〜# 4の各端末に送信され通知される。例えば図 4に示す例では、 DRB特定情 報を RB # 1〜 # 8に対応させて '01011001'とし、 '1'で示した RBが DRBとして使 用されたことを示す。よって、 DRB特定情報' 01011001'は、 RB # 2, #4, # 5, # 8 力 SDRBとして使用されたことを示すとともに、 Ν =4であることを示す。 Ν およ
DRB subcarrier
び DVRB # 1〜 #4の各割当規則は端末でも既知であるため、この制御チャネル信 号を受信した端末 # 1〜 #4の各端末はそれぞれ、 自端末へのデータがどの RBのど のサブキャリアに割り当てられたかを判断することができる。例えば、端末 ID番号 = #1, DVRB番号 = #1, DRB特定情報 = '01011001'からなる制御チャネル信号 を受信した端末 #1は、 DVRB #1の割当規則に従い、自端末へのデータが RB#2 のサブキャリア f ,f ,f , RB#4のサブキャリア f ,f ,f , RB#5のサブキャリア f ,
13 14 15 37 38 39 49 f ,f , RB#8のサブキャリア f ,f ,f にディストリビューテッド割当されていると判断
50 51 85 86 87
すること力 sできる。
[0040] 以上のようにして、割当部 102は、各サブフレームにおけるディストリビューテッド割 当を行う。サブフレーム n〜n + 2の各サブフレームにおけるディストリビューテッド割 当例を図 5に示す。
[0041] ここで、 DVRB # 1〜# 4で定義される各割当規則は、上記のように、各端末への データの、残りの RBのサブキャリアに対する割当位置を規定したものであるため、優 先割当の結果に応じてサブフレーム毎に残りの RBが変化したとしても、各端末は、 同一の割当規則を用いて自端末のデータが割り当てられたサブキャリアを判断する こと力 Sできる。よって、割当部 102は、同一の端末に対し複数サブフレームに渡って 同一の割当規則を使用することができる。
[0042] 例えば、図 5に示すように、残りの RBがサブフレーム nでは RB#2,#4,#5,#8、 サブフレーム n+ 1では RB # 1, # 3, # 7, # 8、サブフレーム n + 2では RB # 2, # 3, # 5, #7と変化する場合でも、端末は、同一の割当規則を用いて自端末のデータが割 り当てられたサブキャリアを判断することができる。例えば、サブフレーム nで上記のよ うに DVRB # 1を使用された端末 # 1は、サブフレーム n +l,n + 2でも DVRB # 1が 使用される場合、サブフレーム n+l,n + 2では、 DRB特定情報さえ通知されれば、 DVRB番号を通知されなくても、自端末のデータが割り当てられたサブキャリアを判 断すること力 Sできる。すなわち、サブフレーム #nで DVRB番号 = # 1, DRB特定情 報 ='01011001'を通知された端末 #1は、サブフレーム nでは上記のようにして自 端末へのデータが RB# 2のサブキャリア f ,f ,f , RB#4のサブキャリア f ,f ,f
13 14 15 37 38 39
, RB#5のサブキャリア f ,f ,f , RB#8のサブキャリア f ,f ,f にディストリビュー
テッド割当されていると判断するのと同様に、サブフレーム n+ 1では、基地局 100か ら DRB特定情報 = ' 10100011'を通知されるとサブフレーム nで既に通知されてい る DVRB番号 = # 1を用いて、 自端末へのデータが RB # 1のサブキャリア f ,f ,f , R
1 2 3
B # 3のサブキャリア f ,f ,f , RB # 7のサブキャリア f ,f ,f , RB # 8のサブキヤリ
25 26 27 73 74 75
ァ f ,f ,f にディストリビューテッド割当されていると判断し、また、サブフレーム n +
85 86 87
2では、基地局 100から DRB特定情報 = '01101010'を通知されるとサブフレーム n で既に通知されている DVRB番号 = # 1を用いて、 自端末へのデータが RB # 2のサ ブキャリア f ,f ,f , RB # 3のサブキャリア f ,f ,f , RB # 5のサブキャリア f ,f ,f
13 14 15 25 26 27 49 50
, RB # 7のサブキャリア f ,f ,f にディストリビューテッド割当されていると判断する
51 73 74 75
こと力 sできる。
[0043] よって、基地局 100は、このように複数サブフレームに渡って同一の割当規則を適 用する端末、すなわち、 TTIconcatenationが適用される端末に対しては、その複数 サブフレームの最初のサブフレームにおいてのみ端末 ID番号および DVRB番号を 通知すればよいため、その複数サブフレームにおける最初のサブフレーム以外の後 続サブフレームでは、端末 ID番号および DVRB番号を通知しなレ、。つまり、制御チ ャネル信号生成部 103は、複数サブフレームに渡って同一の割当規則を適用する端 末に対しては、その複数サブフレームの最初のサブフレームにおいてのみ端末 ID番 号と、 DVRB番号と、 DRB特定情報とからなる制御チャネル信号を生成し、その複数 サブフレームにおける最初のサブフレーム以外の後続サブフレームでは、 DRB特定 情報のみからなる制御チャネル信号を生成する。
[0044] このように、本実施の形態によれば、サブフレーム毎の優先割当の結果に応じて L RBが変化するのに伴って DRBもサブフレーム毎に変化する場合でも、同一の端末 に対し複数サブフレームに渡って同一の DVRBを適用することができるため、 RBの 優先割当を可能としつつ、制御情報量を抑えたディストリビューテッド割当を行うこと ができる。つまり、本実施の形態によれば、 RBの優先割当を可能としつつ、ディストリ ビューテッド割当に TTIconcatenationを適用することが可能となる。
[0045] なお、優先割当される LRBの数の変化によって残りの RBの数が変わっても、デイス トリビューテッド割当に使用される 1端末当たりの RBサイズを一定に保っために、残り
の RBの数に応じて割当規則を適宜変更するのが好ましい。
[0046] 例えば、図 6に示すように RB#1〜#8において、 DRBとして使用される残りの RB 力 ¾つとなる場合 (つまり、 N =3となる場合)には、以下の割当規則例 2に示した割
DRB
当規則を用いるとよい。
[数 2]
<割当規則例 2 >
DVRB#l: lmn, =m + (n-l)x N = «t + (" 1) x 12
= 1,2,3,4,13,14,15,16,25,26,27,28
DV麵 2: , 2 =m + 一 x 1 + (" - 1) x Nsubcarrier
W DRB
. = w + 4 + («-l)xl2 = 5,6,7,8,17,18,19,20,29,30,31,32 DVRB#3: /腿 ,3 x2 + (n- l)xNsubcairier
= OT + 8 + («-l)xl2 = 9,10,11,12,21,22,23,24,33,34,35,36
ただし、 m = 1,2, · - . = 12, = 1,2, · · · NDRB = 3
層 =3
[0047] また、例えば、図 7に示すように RB#1〜#8において、 DRBとして使用される残り の RBが 2つとなる場合(つまり、 N =2となる場合)には、以下の割当規則例 3に示
DRB
した割当規則を用いるとよい。
[数 3]
<割当規則例 3 >
DV藤 Λ =m + («-l)x Nsubcarrier
= »ί + («-1)χ12 = 1,2,3,4,5,6,13,14,15,16,17,18
DV画 2: I丽ュ =m + χΐ + („_ΐ)χ Nsubcorner
= w + 6 + (w - 1) x 12 = 7,8,9,10,11,12,19,20,21,22,23,24 ただし、 m = 1,2, · · · " "er = U ,n = 1,2, - · · NDRB = 2
NDRB =2
[0048] また、例えば、図 8に示すように、上記割当規則例 1に示した割当規則に代えて、以 下の割当規則例 4に示した割当規則を用いてもよい。割当規則例 4において、 N は
seg
1DRBを複数のセグメントに均等に分割する場合の 1セグメント内のサブキャリア数で あり、ここでは、 1DRBを 3つのセグメントに均等に分割しているため N =4となる。
seg
[数 4]
<割当規則例 4 >
DV垂 lm„, =m + (n-\)x Nseg x NDRB
= w + («-l)xl6 = 1,2,3,4,17,18,19,20,33,34,35,36
DVRM2 =m + Nsegxl + (n-l)x Nseg x N
= Wi + 4 + («-l)xl6 = 5,6,7,8,21,22,23,24,37,38,39,40
DV鹏: / ^m + Nsegx2 + (n-l)x Nseg x NDRB
= w + 8 + («-l)xl6 = 9,10,11,12,25,26,27,28,41,42,43,44
DVRBU: ,4 =m + Nsegx3 + {n- l)x Nseg x NDRB
= m + 12 + («-l)xl6 = 13,14,15,16,29,30,31,32,45,46,47,48 ただし、 w = l,2,---N ,η = 1,2,··· Nsubcarrier
8 N
[0049] (実施の形態 2)
図 9に示すように、時間の経過とともに、優先割当される LRBの数が多くなることに より、 DRBとして使用可能な RBの数が減少することがある。このとき、上記のように、
優先割当される LRBの数の変化によって残りの RBの数が変わっても、ディストリビュ 一テッド割当に使用される 1端末当たりの RBサイズを一定に保っために、残りの RB の数に応じて割当規則を適宜変更するのが好ましい。よって、図 9に示す例の場合、 サブフレーム nではすベての DVRB# 1〜#4が使用可能なのに対し、サブフレーム 11+1では0¥18#1〜#3しか使用できず、また、サブフレーム n + 2では DVRB# 1, # 2のいずれ力 か使用できなくなる。
[0050] このような場合に、サブフレーム!!〜 n + 2に渡って同一の割当規則を適用する端末 、すなわち、 TTIconcatenationが適用される端末に対して、サブフレーム nにおいて DVRB#3または DVRB#4を使用したのでは、その端末は、 DVRB#3が使用され た場合はサブフレーム n + 2におレ、て、 DVRB # 4が使用された場合はサブフレーム n+l,n+2の双方において、 自端末へのデータがどのサブキャリアにディストリビュ 一テッド割当されたのかを判断することができなくなってしまう。
[0051] そこで、本実施の形態では、各端末へのデータの、残りの RBのサブキャリアに対す る割当位置が互レ、に異なる複数の割当規則(ここでは、 DVRB # 1〜 # 4)に対し予 め順番を定め、複数サブフレームに渡って同一の割当規則が適用される端末に対し 、その順番に従い、他の端末に対して使用されていない割当規則のうち順番が最も 早いものを使用する。
[0052] より具体的には、 DVRB#1〜#4の順番を、 DVRB # 1を 1番目、 DVRB # 2を 2 番目、 DVRB #3を 3番目、 DVRB #4を 4番目と予め定めておく。そして、割当部 10 2は、例えば、図 10に示すように、サブフレーム nにおいて、 DVRB#1〜#4のうち 既に DVRB # 1が端末 #4に使用されており、使用されていない割当規則が DVRB #2〜#4の場合、サブフレーム n〜n+2に渡って同一の割当規則が適用される端 末 # 1に対し、 DVRB # 2〜 # 4のうち順番が最も早レ、DVRB # 2を使用する。図 10 の例では、 DVRB #2はサブフレーム n+l,n + 2においても引き続き使用可能であ るため、端末 #1は、サブフレーム #nで通知された DVRB #2をそのまま用いて、サ ブフレーム n+l,n+2の双方において、 自端末へのデータがどのサブキャリアにディ ストリビューテッド割当されたのかを判断することができる。
[0053] このように、本実施の形態によれば、使用されていない割当規則のうち順番が早い
ものから順に使用するため、複数サブフレームに渡って同一の割当規則が適用され る端末、すなわち、 TTIconcatenationが適用される端末が、 自端末へのデータがど のサブキャリアにディストリビューテッド割当されたのかを判断することができなくなつ てしまう可能性を最小限に抑えることができる。
[0054] (実施の形態 3)
実施の形態 2の冒頭において説明した不都合な状況に対し、本実施の形態では、 割当規則を時間の経過とともに順番がより早レ、ものに移行させることにより対処する。
[0055] より具体的には、実施の形態 2同様、 DVRB # 1〜# 4の順番を、。 1^ # 1を1番 目、 DVRB # 2を 2番目、 DVRB # 3を 3番目、 DVRB # 4を 4番目と予め定めておく 。そして、割当部 102は、例えば、図 11に示すように、サブフレーム nにおいて、 DV RB # 1〜 # 4のうち既に DVRB # 1〜 # 3が他の端末に使用されており、使用されて レ、ない割当規則が DVRB # 4のみの場合、端末 # 1に対し、 DVRB # 4を使用する。 次いで、割当部 102は、サブフレーム n+ 1において、端末 # 1に対して使用する DV RBを、 DVRB # 4力ら DVRB # 3に移行させる。さらに、割当部 102は、サブフレー ム n+ 2において、端末 # 1に対して使用する DVRBを、 DVRB # 3力ら DVRB # 2 に移行させる。図 11の例では、 DVRB # 3はサブフレーム n+ 1でも使用可能であり 、また、 DVRB # 2はサブフレーム n+ 2でも使用可能であるため、端末 # 1は、サブ フレーム n〜n + 2のすべてにおいて、自端末へのデータがどのサブキャリアにデイス トリビューテッド割当されたのかを判断することができる。
[0056] このように、本実施の形態によれば、割当規則を時間の経過とともに順番がより早い ものに移行させるため、ディストリビューテッド割当に TTIconcatenationを適用するこ とはできなくなってしまうが、その反面、ディストリビューテッド割当が行われる端末が、 自端末へのデータがどのサブキャリアにディストリビューテッド割当されたのかを判断 することができなくなってしまう可能性をさらに低くすることができる。
[0057] 特に、複数の端末が優先度の高い端末と優先度の低い端末とに分類される場合に 、優先度の高レ、端末に対して本実施の形態を適用するのが効果的である。
[0058] また、本実施の形態では、 1サブフレーム進む毎に DVRB番号を 1つ小さくする場 合を示したが、複数サブフレーム進む毎に DVRB番号を 1つ小さくしてもよぐまた、
1サブフレーム進む毎に DVRB番号を 2つ以上小さくしてもよレ、。また、 1サブフレー ムあたりの DRB数が多くなるほど、 DVRB番号の 1回あたりの減少幅をより大きくして もよレ、。また、時間の経過とともに DVRB番号を徐々に小さくしていき、 DVRB番号が 最小値 # 1まで達した場合には、それ以降のサブフレームでは、 DVRB # 1を継続 使用するとよい。
[0059] (実施の形態 4)
制御チャネル信号のオーバーヘッドを削減するために、 DVRB番号を情報圧縮方 法の 1つであるランレングス(Run Length : RL)法を用いて端末に通知することが考え られる。
[0060] 具体的には、例えば、図 12に示すように、サブフレーム nにおいて、 DVRB # 1〜
# 8のうち、端末 # 1に対して DVRB # 1, # 2を割り当て、端末 # 2に対して DVRB # 3〜# 8を割り当てた場合に、 DVRB # 1を起点とした RL情報として、端末 # 1に RL = 2と通知し、端末 # 2に RL = 6と通知することが考えられる。
[0061] ここで、端末 # 1が複数サブフレームに渡って同一の割当規則が適用される端末、 すなわち、 TTIconcatenationが適用される端末であると、サブフレーム n+ 1において は、基地局 100からの端末 # 1の RL情報の通知は行われなレ、。よって、新たに DVR B # 3〜 # 5を割り当てられ RL= 3と通知された端末 # 3、および、新たに DVRB # 6 〜# 8を割り当てられ RL = 3と通知された端末 # 4では、端末 # 1の RL情報がない ために RLの起点がずれてしまい、 自端末に割り当てられた DVRBを誤って認識して しまう。ここで、端末 # 2〜# 4は、サブフレーム毎に異なる DVRBが適用される端末 、すなわち、 TTIconcatenationが適用されない端末である。
[0062] そこで、本実施の形態では、各端末へのデータの、残りの RBのサブキャリアに対す る割当位置が互いに異なる複数の割当規則(ここでは、 DVRB # 1〜 # 8)に対し予 め順番を定め、複数サブフレームに渡って同一の割当規則が適用される端末、すな わち、 TTIconcatenationが適用される端末に対し、その順番に従レ、、他の端末に対 して使用されていない割当規則のうち順番が早レ、ものから順に使用する一方、サブ フレーム毎に異なる割当規則が適用される端末、すなわち、 TTIconcatenationが適 用されない端末に対し、同一の順番に従レ、、他の端末に対して使用されていない割
当規則のうち順番が遅いものから順に使用する。
[0063] より具体的には、 DVRB # 1〜# 8の順番を、 DVRB # 1を 1番目、 DVRB # 2を 2 番目、 DVRB # 3を 3番目、 DVRB # 4を 4番目、 DVRB # 5を 5番目、 DVRB # 6を 6番目、 DVRB # 7を 7番目、 DVRB # 8を 8番目と予め定めておく。
[0064] そして、割当部 102は、図 13に示すように、サブフレーム nにおいて、 DVRB # 1〜
# 8のうち、端末 # 1に対しては順番が早レ、ものから順に DVRB # 1,# 2を割り当て、 端末 # 2に対しては順番が遅いものから順に DVRB # 8〜 # 3を割り当て、割当結果 を制御チャネル信号生成部 103に出力する。制御チャネル信号生成部 103は、端末 # 1への制御チャネル信号として、 DVRB # 1を起点とした RL情報 (RL = 2)力 な る制御チャネル信号を生成し、端末 # 2への制御チャネル信号として、 DVRB # 8を 起点とした RL情報 (RL = 6)からなる制御チャネル信号を生成する。
[0065] また、割当部 102は、基地局 100からの端末 # 1の RL情報の通知が行われないサ ブフレーム n+ 1においては、図 13に示すように、順番が遅いものから順に、端末 # 4 に対しては DVRB # 8〜 # 6を割り当て、端末 # 3に対しては DVRB # 5〜 # 3を割り 当て、割当結果を制御チャネル信号生成部 103に出力する。そして、制御チャネル 信号生成部 103は、 DVRB # 8を起点として、端末 # 4への制御チャネル信号として RL情報 (RL = 3)からなる制御チャネル信号を生成し、端末 # 3への制御チャネル 信号として RL情報 (RL= 3)からなる制御チャネル信号を生成する。
[0066] なお、図 13では、複数サブフレームに渡って同一の割当規則が適用される端末に 対して割当規則を昇順に使用する一方、サブフレーム毎に異なる割当規則が適用さ れる端末に対して割当規則を降順に使用する例を挙げたが、昇順と降順の適用は 逆でもよレ、。つまり、複数サブフレームに渡って同一の割当規則が適用される端末に 対して割当規則を降順に使用する一方、サブフレーム毎に異なる割当規則が適用さ れる端末に対して割当規則を昇順に使用してもよい。
[0067] このように、本実施の形態によれば、 DVRB番号を RL法を用いて端末に通知する 場合に、複数サブフレームに渡って同一の割当規則が適用される端末、すなわち、 TTIconcatenationが適用される端末と、サブフレーム毎に異なる割当規則が適用さ れる端末、すなわち、 TTIconcatenationが適用されない端末との間において逆順で
割当規則を使用するため、サブフレーム毎に異なる割当規則が適用される端末が自 端末に割り当てられた DVRBを誤って認識してしまうことを防止できる。
[0068] なお、上記説明では、 DVRB番号を RL法を用いて端末に通知する実施形態につ レ、て説明したが、本発明を適用することができる情報圧縮方法は RL法に限られない 。連続する DVRB番号を圧縮して通知できる方法であれば、いかなる情報圧縮方法 を用いても、本発明を同様に実施可能である。
[0069] 以上、本発明の各実施の形態について説明した。
[0070] なお、上記実施の形態での FFT,IFFTの代わりに DFT (Discrete Fourier Transfer m) ,IDFT (Inverse Discrete Fourier Transform)を用いてもよレ、。また、時間一周波数 領域変換、周波数一時間領域変換の方法は、 FFT,DFT,IFFT,IDFTに限られるも のではない。
[0071] また、 RBは、サブバンド、サブチャネル、サブキャリアブロック、または、チャンクと称 されることがある。また、 CPはガードインターバル(GI : Guard Interval)と称されること もある。また、サブキャリアはトーンと称されることもある。また、基地局は Node B、端末 は移動局または UEと称されることがある。
[0072] また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説 明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
[0073] また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路で ある LSIとして実現される。これらは個別に 1チップ化されてもよいし、一部または全て を含むように 1チップ化されてもよい。ここでは、 LSIとした力 集積度の違いにより、 I C、システム LSI、スーパー LSI、ウルトラ LSIと呼称されることもある。
[0074] また、集積回路化の手法は LSIに限るものではなぐ専用回路または汎用プロセッ サで実現してもよい。 LSI製造後に、プログラムすることが可能な FPGA (Field Progra mmable Gate Array)や、 LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフ ィギユラブル'プロセッサーを利用してもよい。
[0075] さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術により LSIに置き換わる集積回 路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用レ、て機能ブロックの集積化を行って もよレ、。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
[0076] 2006年 6月 26日出願の特願 2006— 175820の日本出願に含まれる明細書、図 面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
産業上の利用可能性
[0077] 本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。