WO2007141975A1

WO2007141975A1 - 枕装置

Info

Publication number: WO2007141975A1
Application number: PCT/JP2007/059326
Authority: WO
Inventors: Yoshio Oguma; Yoshikazu Harada
Original assignee: France Bed Co., Ltd.
Priority date: 2006-06-08
Filing date: 2007-05-01
Publication date: 2007-12-13
Also published as: JP4932535B2; EP2025266A1; EP2025266A4; JP2008012278A; US20090094750A1

Abstract

睡眠時に利用者の頭部を支える枕装置であって、　枕本体（２）と、枕本体に設けられ利用者のいびき音を検出するマイクロフォン（９）と、マイクロフォンが検出するいびき音によって作動して上記枕本体を動かすバイブレータ（１１）と、枕本体に設けられ利用者が頭部を動かしたときに枕本体に加わる圧力の変化を検出する圧力検出スイッチ（１２）と、圧力検出スイッチが枕本体に加わる圧力の変化を検出したときに、マイクロフォンが音を検出してもバイブレータが作動するのを所定時間阻止するゲート回路（２７）を具備する。

Description

明細書

枕装置

技術分野

[0001] この発明は利用者が睡眠中に発生するいびきを抑制するための枕装置に関する。

背景技術

[0002] 利用者が枕を用いて就寝する場合、枕の高さや硬さ或いは利用者の寝姿勢などによっていびきを発生するということがある。いびき音が大きい場合、周囲の人に迷惑をかけるということがあったり、自分のいびき音で目が覚めるなどのことがあるため、好ましくない。

[0003] そこで、就寝中に利用者がいびきを発生したならば、その音をマイクロフォンによつて検出し、その検出に基づいて枕に設けられたバイブレータを作動させるなどして利用者に軽、衝撃を与え、それによつて!/、びきの発生を抑制すると!/、うことが行なわれている。

[0004] 特許文献 1にはマイクロフォンによっていびき音を検出したならば、その検出によつて枕に設けられたバイブレータを作動させ、利用者の頭部に振動を与えることで、いびきの発生を抑制することが開示されている。

特許文献 1 :特開 2004— 283381号公報

[0005] マイクロフォンによって、びき音を検出するようにした場合、マイクロフォンは、びき音だけでなぐ利用者が寝返りを打ったときに生じる掛け布団が擦れる音や枕が変形する音などを検出してしまうことがある。つまり、マイクロフォンはいびき音以外の音も検出する。

[0006] し力しながら、従来は、マイクロフォンがいびき音以外の音を検出した場合であっても、いびき音との区別をせずに、バイブレータが作動するようになっている。そのため、利用者がいびきを発生していないときに、バイブレータによって利用者の頭部を動かすことになるから、それによつて利用者の睡眠が妨げられることになり、実用上好ましくないということがあった。

発明の開示 [0007] この発明は、利用者が寝返りを打つなどして、いびき以外の音が発生したときには、その音で枕に支えられた利用者の頭部を動かすことがな、ようにした枕装置を提供することにある。

[0008] すなわち、この発明は、睡眠時に利用者の頭部を支える枕装置であって、

枕本体と、

この枕本体に設けられ利用者のいびき音及びそれ以外の音を検出するマイクロフオンと、

このマイクロフォンがいびき音を検出したときに作動して上記枕本体を動かす駆動手段と、

上記枕本体に設けられ利用者が頭部を動力したときに上記枕本体に加わる圧力の変化を検出する検出手段と、

この検出手段が枕本体に加わる圧力の変化を検出したときに、上記マイクロフォンがいびき音以外の音を検出しても上記駆動手段が作動するのを所定時間阻止する阻止手段と

を具備したことを特徴とする枕装置にある。

図面の簡単な説明

[0009] [図 1]図 1はこの発明の第 1の実施の形態を示す外装地の一部を破断した枕の斜視図である。

[図 2]図 2は制御装置とマイクロフォン、圧力検出スィッチ及びバイブレータの概略的構成を示す斜視図である。

[図 3]図 3は上記制御装置に設けられた制御回路のブロック図である。

[図 4]図 4はこの発明の第 2の実施の形態を示す制御回路のブロック図である。

[図 5]図 5はこの発明の第 3の実施の形態を示す外装地の一部を破断した枕の斜視図である。

発明を実施するための最良の形態

[0010] 以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。

図 1乃至図 3はこの発明の第 1の実施の形態を示し、図 1に示す枕 1はウレタンフォームなどの弾性材料によって成形された枕本体 2を袋状に縫製された外装地 3によつて被覆されてなる。

[0011] 上記枕 1の側面には収納部 5が開口形成されていて、この収納部 5には制御装置 6 が着脱可能に収納保持されている。なお、収納部 5の内面は上記外装地 3によって覆われている。

[0012] 上記制御装置 6は図 2に示すように筐体 7を有し、この筐体 7内には電子部品 8aによって制御回路が形成された回路基板 8が設けられている。この回路基板 8には一対のコンデンサ式のマイクロフォン 9、上記枕本体 2を動かす駆動手段としてのバイブレータ 11及び枕本体 2の上面に加わる圧力を検出する柔軟なテープ状の 3本の圧力検出スィッチ 12が電気的に接続されている。

[0013] 上記筐体 7の一側面には電源スィッチ 14、電源ランプ 15、感度調整ボリューム 16 及び ACアダプタ 17が接続される接続部 18が設けられている。さらに、筐体 7の一側面には蓋 19が開閉可能に設けられている。そして、この蓋 19を開けることで、 ICレコーダなどの録音機 21や電池 22を上記筐体 7に対して出し入れできるようになつている。

[0014] 図 1に示すように、上記マイクロフォン 9は上記枕本体 2の前後方向の一端部の幅方向両端部の上面に露出して設けられている。 3本の上記圧力検出スィッチ 12は、図 1に示すように枕本体 2の上面の幅方向に所定間隔で、し力も幅方向と交差する前後方向に沿ってずれ動くことがないよう、たとえば貼着するなどして設けられている。上記バイブレータ 11は上記枕本体 2の前後方向の一端部の幅方向中央部分に埋設されている。

[0015] 図 3は上記回路基板 8に形成される制御回路のブロック図である。マイクロフォン 9 によって検出された音はアンプ 24と上記録音機 21とに出力される。録音機 21はマイクロフオン 9が検出した音を録音し、アンプ 24はマイクロフォン 9からの音信号を増幅する。

[0016] 上記アンプ 24で増幅された音信号はコンデンサ充放電回路 25によって充電される。このコンデンサ充放電回路 25は音信号の大きさや連続性を考慮して充電されるとともに、図示しない放電抵抗が設けられていて、充電がなければ徐々に放電するようになっている。 [0017] コンデンサ充放電回路 25で充電された充電電圧値は、比較回路 26に設定された設定値と比較される。充電電圧値が設定値よりも高!、場合には上記比較回路 26からゲート回路 27にパルス信号が出力される。

[0018] 比較回路 26からのパルス信号は通常、上記ゲート回路 27を通過して第 1のタイマ 2 8に入力し、この第 1のタイマ 28を作動させる。この第 1のタイマ 28の作動時間は短時間、たとえば 1秒に設定され、その設定時間だけ出力信号をパイブ駆動回路 29に出力する。それによつて、枕本体 2に設けられたバイブレータ 11が 1秒間だけ作動するようになっている。

[0019] 一方、枕本体 2の上面に加わる圧力分布状態が変化すると、この枕本体 2の上面に設けられた 3本の圧力検出スィッチ 12のうちの少なくとも 1つが非加圧状態力も加圧状態となって作動する。たとえば、枕 1を利用する利用者が寝返りを打つなどして枕本体 2の幅方向中央部に支持された頭部を横方向に動力した場合、 3本の圧力検出スィッチ 12のうち幅方向の一端部に位置する 1つの圧力検出スィッチ 12が作動してそのこと、つまり枕本体 2の上面に加わる圧力の変化を検出する。

[0020] 3つのうちの少なくとも 1つの圧力検出スィッチ 12が圧力変化を検出すると、その検出信号がパルス回路 31に入力される。それによつて、パルス回路 31からはパルス信号が出力され、そのパルス信号は第 2のタイマ 32に入力される。パルス信号が入力された第 2のタイマ 32は出力禁止信号を所定の設定時間だけ上記ゲート回路 27に出力する。第 2のタイマ 32からの出力禁止信号、つまり第 2のタイマ 32の設定時間は、第 1のタイマ 28よりも長い時間に設定されている。この実施の形態では 15秒に設定されている。

[0021] 第 2のタイマ 32の出力禁止信号がゲート回路 27に入力されると、その間は比較回路 26からのノルス信号がゲート回路 27から第 1のタイマ 28に入力されるのが禁止される。それによつて、第 2のタイマ 32が作動している間は、マイクロフォン 9が音を検出して比較回路 26からゲート回路 27にパルス信号が入力されても、そのパルス信号が第 1のタイマ 28に出力されることがないから、バイブレータ 11が作動することもない

[0022] このような構成によれば、枕 1に頭部を支持させた利用者がいびきを発生すると、そのいびき音がマイクロフォン 9によって検出される。マイクロフォン 9が検出したいびき音の電気信号はアンプ 24で増幅されてコンデンサ充放電回路 25によって充電され、その充電電圧値が比較回路 26の設定値と比較される。

[0023] 上記コンデンサ充放電回路 25からの充電電圧の値が比較回路 26の設定値よりも高い場合には、この比較回路 26からゲート回路 27にパルス信号が出力されて第 1のタイマ 28が 1秒間だけ作動する。それによつて、バイブレータ 11が 1秒間だけ駆動され、枕 1に支持された利用者の頭部に振動が付与されるから、その刺激によって利用者のいびきが抑制されることになる。

[0024] 就寝中に利用者が寝返りを打った場合、たとえば掛け布団が擦れたり、枕が変形するなどして、びき音以外の雑音が発生し、その雑音をマイクロフォン 9が検出することがある。利用者が寝返りを打って頭部がたとえば枕 1の幅方向中央部力一端部側に動くと、枕本体 2の上面に設けられた 3本の圧力検出スィッチ 12のうち、幅方向一端部に位置する 1つの圧力検出スィッチ 12が非加圧状態から加圧状態となって作動する。

[0025] 3つの圧力検出スィッチ 12のうちの少なくとも 1つが枕本体 2の上面に加わる利用者の頭部の圧力変化を検出すると、パルス回路 31からのパルス信号が第 2のタイマ 32に出力され、この第 2のタイマ 32が 15秒間作動する。

[0026] それによつて、第 2のタイマ 32が作動している間は、マイクロフォン 9が雑音を検出して比較回路 26からゲート回路 27にパルス信号が出力されても、そのパルス信号はゲート回路 27で遮断されるから、バイブレータ 11が作動するのが阻止されることになる。

[0027] すなわち、利用者が寝返りを打つことで、マイクロフォン 9がいびき音以外の雑音を検出しても、その雑音によってバイブレータ 11が作動して利用者の頭部に刺激を与えるということがない。換言すれば、いびきを発生していない利用者が不用意にバイブレータ 11からの刺激を受けて覚醒させられるのを防止することができる。

[0028] マイクロフォン 9が検出する、びき音や雑音は録音機 21によって録音されて、る。

そのため、録音されたいびき音から、たとえば利用者が睡眠時無呼吸症候群による異常ないびきを発生している力否かを、専門医などによって診断してもらうことが可能となる。

[0029] 枕 1には、その側面に開放する収納部 5を形成し、この収納部 5に制御装置 6を収納するようにした。そのため、枕 1と制御装置 6とが一体ィ匕されるから、取り扱いに便利である。しかも、制御装置 6を ACアダプタ 17と電池 22のどちらでも作動させることができるから、使用場所に制限を受けることがない。

[0030] 図 4はこの発明の第 2の実施の形態を示す。なお、図 3に示す第 1の実施の形態と同一部分には同一記号を付して説明を省略する。すなわち、この実施の形態はバイブレータ 11が電池 22によって駆動される場合であって、電池 22の電圧が制御装置 6のプログラム処理部 40に設けられた電圧値判定部 41によって判定されるようになつている。

[0031] 電圧値判定部 41は、電池 22の電圧値を例えば E1〜E5の 5段階に分けて判定し、その電圧データ D 1をパルス幅設定部 42に出力する。パルス幅設定部 42は E 1〜E 5の電圧データ D1ごとにそれぞれ"強"、 "中"、 "弱"の 3通りのパルス幅を設定し、そのパルス幅データ D2を駆動信号発生部 43に出力する。

[0032] つまり、電池 22の電圧値が低下したならば、その低下度合 E1〜E5に応じて駆動信号発生部 43から出力される駆動信号 S1のパルス幅が"強"、 "中"、 "弱"の 3段階に設定される。したがって、合計で 15通りのパルス幅の駆動信号 S1が上記駆動信号発生部 43から後述するように出力されるようになって!/、る。

[0033] 第 1の実施の形態と同様、コンデンサ充放電回路 25からの充電電圧値 Vは比較回路 26に設定された設定値と比較される。充電電圧値 Vが設定値よりも高い場合には上記比較回路 26からゲート回路 27にパルス信号 Pが出力される。

[0034] 上記比較回路 26から出力されるパルス信号 Pはいびき判定部 44に入力される。いびき判定部 44は比較回路 26からのパルス信号 Pが所定時間内に複数回、たとえば 30秒間に 3回入力されたならば、マイクロフォン 9が検出した音がいびき音であると判定し、いびき信号 S2を上記駆動信号発生部 43に出力する。つまり、いびき判定部 4 4はマイクロフォン 9が検出する音が周期性を有するときに、その音が、びきであると判定するようになっている。

[0035] いびき信号 S2が入力された上記駆動信号発生部 43は、上記パルス幅設定部 42 で設定されたパルス幅の駆動信号 SIをゲート回路 27に出力する。圧力検出スィッチ 12が利用者の寝返りを検出すると、その寝返り信号 S3は寝返り判定部 45に出力される。寝返り判定部 45は、タイマ 46にスタート信号 S4を出力すると同時に、上記いびき判定部 44にクリア信号 S5を出力する。

[0036] 上記寝返り判定部 45からタイマ 46にスタート信号 S4が出力されると、このタイマ 46 力も上記ゲート回路 27に出力禁止信号 S6が所定時間、たとえば 30秒間出力される。それによつて、駆動信号発生部 43から駆動信号 S1が出力されても、その駆動信号 S 1はゲート回路 27を通ってパイブ駆動回路 29に入力されな!、ようになって!/、る。

[0037] なお、上記寝返り判定部 45から上記いびき判定部 44にクリア信号 S5が出力されると、いびき判定部 44の判定用データメモリが初期化される。

上記圧力検出スィッチ 12によって利用者の寝返りが検出されていないときに、上記駆動信号発生部 43から駆動信号 S1が出力されると、その駆動信号 S1はゲート回路 27を通ってパイブ駆動回路 29に出力される。それによつて、ノイブレータ 11が駆動信号 S1のパルス幅に応じた強さで駆動されることになる。

[0038] 上記ゲート回路 27を通過した駆動信号 S1は上記パイブ駆動回路 29とともに上記パルス幅設定部 42にパイブ出力データとして出力される。パルス幅設定部 42では前回に駆動信号 S1が入力された時間から、今回に駆動信号 S1が入力された時間までの時間差を計測する。そして、その時間差が一定時間以内、たとえば 20秒以内であるならば、上記パルス幅設定部 42は駆動信号発生部 43から出力される駆動信号 S1 のパルス幅を前回のパルス幅よりも大きくするためのパルス幅データを上記駆動信号発生部 43に出力する。

[0039] それによつて、駆動信号発生部 43から出力される駆動信号 S1のパルス幅が拡大されるから、バイブレータ 11を前回の駆動時よりも強く作動させることになる。つまり、前回のパルス幅が"弱"であるならば"中"のパルス幅の駆動信号 S1が出力され、 "中" であるならば"強"のパルス幅の駆動信号 S1が出力される。

[0040] つまり、バイブレータ 11が"弱"の振動で 3回駆動されても利用者のいびきが止まらないときには、バイブレータ 11が"中"の強さの振動で 3回駆動され、それでも利用者のいびきが止まらないときには"強"の強さの振動で 3回駆動される。 [0041] このように、ノイブレータ 11の駆動を段階的に強くしていくことで、利用者のいびきを確実に止めることが可能となる。つまり、利用者に大きな不快感を与えることなぐ利用者の、びきを止めることができる。

[0042] 駆動信号発生部 43から出力される駆動信号 S1のパルス幅は、電圧値判定部 41 で測定された電池 22の電圧値によっても制御される。つまり、電池 22の電圧値を E1 〜E5の 5段階に分け、その電圧値が低くなつたならば、パルス幅を大きくするようにしている。

[0043] そのため、電池 22が消耗して電圧値が低下しても、その電圧値が E1〜E5の範囲であれば、バイブレータ 11はほぼ同じ強度で駆動されることになる。

[0044] このように、この第 2の実施の形態によれば、利用者が周期的にいびきをかいているときに、そのことをいびき判定部 44で検出するため、いびきが例えば 1回で終わつてしまったときにバイブレータ 11が駆動されるのを防止することができる。

[0045] バイブレータ 11を駆動する電池 22の電圧値を電圧値判定部 41で検出し、その電圧データ D1から電池 22が消耗して電圧値が低下したことが検知されたならば、その電圧値の低下に応じて駆動信号 S1のパルス幅を大きくするようにした。そのため、電池 22の電圧値が低下しても、バイブレータ 11をほぼ同じ強さで駆動することができる

[0046] ノイブレータ 11を駆動する駆動信号 S1がゲート回路 27を前回通過したときと、今回通過したときの時間差をパルス幅設定部 42で測定し、その時間差が所定時間以上であったならば、駆動信号 S1のパルス幅を大きくしてバイブレータ 11を 3段階に分けて順次強く駆動するようにした。

[0047] つまり、最初に利用者に"弱"の振動を 3回与えても、利用者のいびきが止まらないときにバイブレータ 11の振動を"中"にし、それでもいびきが止まらないときには"強" にするようにした。そのため、利用者に急激に強い振動を与えることなぐいびきを止めることができる力ら、利用者に不快感を与えるのとなぐいびきを止めることができる

[0048] 図 4はこの発明の第 3の実施の形態で、この実施の形態は 1本のテープ状の圧力検出スィッチ 12を枕本体 2の上面の幅方向に沿って設けるようにした。圧力検出スィツチ 12が 1本であっても、利用者が寝返りを打って頭部が枕本体 2上で動いときに、そのときの圧力変化を圧力検出スィッチ 12によって確実に検出することができる。

[0049] 第 2の実施の形態では電源が電池の場合について説明したが、第 1の実施の形態と同様、 ACアダプタを兼用できる構成であっても差し支えな、。

[0050] 図 5はこの発明の第 3の実施の形態で、この実施の形態は枕本体 2の上面には、テープ状の圧力検出スィッチ 12を 3本ではなぐ枕本体 2の前後方向の中途部に、幅方向ほぼ全長にわたって 1本の圧力検出スィッチ 12を設けるようにした。

[0051] このような構成であっても、利用者が寝返りを打って頭部が枕本体 2の幅方向に移動すれば、枕本体 2の幅方向に沿って設けられた 1本の圧力検出スィッチ 12によつてそのことを確実に検出することができる。

[0052] なお、上記第 1、第 2の実施の形態ではマイクロフォンがいびき音を検出したときに、枕本体に設けられたノイブレータを作動させることで、その枕本体を動力して利用者に刺激を与えるようにしたが、ノイブレータに代わり、枕本体を駆動装置によって幅方向或いは前後方向に揺動可能に設けられた載置板上に載置し、マイクロフォンがいびき音を検出したときに、上記駆動装置を作動させて枕を揺り動かすようにしてちょい。

[0053] さらに、上記載置板を駆動装置によって上下方向に駆動されるようにし、マイクロフオンがいびき音を検出したときに、上記駆動装置を作動させて枕を上下方向に動かすようにしてもよい。

産業上の利用可能性

[0054] この発明によれば、利用者が頭部を動力したときに枕本体に加わる圧力の変化を検出し、その検出によって所定時間の間はマイクロフォンが音を検出しても枕本体が動力されることがな、ようにした。

Claims

請求の範囲

[1] 睡眠時に利用者の頭部を支える枕装置であって、

枕本体と、

を具備したことを特徴とする枕装置。

[2] 上記マイクロフォンによって検出されたいびき音は電気信号に変換されて比較部で基準値と比較され、その比較に基いて上記駆動手段を駆動する駆動信号が出力されることを特徴とする請求項 1記載の枕装置。

[3] 上記比較部での比較に基づく駆動信号が複数回繰り返して入力されたときに上記マイクロフォンが検出した音をいびき音であると判定する判定部が上記比較部と上記駆動手段との間に設けられていることを特徴とする請求項 2記載の枕装置。

[4] 上記駆動信号はゲート回路を介して上記駆動手段に入力され、

上記検出手段力の検出信号はタイマを作動させ、このタイマ力の出力禁止信号が上記ゲート回路に入力されるようになっていて、

上記ゲート回路は、このゲート回路に上記タイマ力の出力禁止信号が入力されている間は上記駆動信号を上記駆動手段に出力するのを阻止することを特徴とする請求項 2記載の枕装置。

[5] 上記ゲート回路から上記駆動手段に上記駆動信号が出力されたときに、前回上記ゲート回路力出力された駆動信号との時間差を計測し、その時間差が所定時間以内であったならば上記駆動手段を駆動する駆動信号のパルス幅を拡大するパルス幅設定部を有することを特徴とする請求項 4記載の枕装置。

[6] 上記駆動手段は電池によって駆動されるようになっていて、この電池の電圧を測定する電圧値判定部を有し、上記電池の電圧が低下したときに上記駆動手段を駆動する駆動信号のパルス幅を上記パルス幅設定部によって拡大することを特徴とする請求項 5記載の枕装置。

[7] 上記駆動手段は上記枕本体に設けられたバイブレータであることを特徴とする請求項 1記載の枕装置。

[8] 上記マイクロフォンによって検出された利用者のいびき音を録音する録音機が設けられてヽることを特徴とする請求項 1記載の枕装置。

[9] 上記検出手段は上記枕本体の上面に設けられたテープ状の圧力検出スィッチであることを特徴とする請求項 1記載の枕装置。

[10] 上記駆動手段の駆動を制御する制御回路が設けられた制御装置を有し、この制御装置は上記枕本体の側面に開口して形成された収納部に収容されることを特徴とする請求項 1記載の枕装置。

[11] 上記録音機は上記制御装置に着脱可能に収容されることを特徴とする請求項 8記載の枕装置。