WO2007105651A1

WO2007105651A1 - 環境影響部材購入装置および環境影響部材購入システム

Info

Publication number: WO2007105651A1
Application number: PCT/JP2007/054717
Authority: WO
Inventors: Sakuo Shimizu
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2006-03-10
Filing date: 2007-03-09
Publication date: 2007-09-20
Also published as: JPWO2007105651A1; CN101401120A; US20090030815A1

Abstract

　特定の化学物質等が含まれる部材等を購入者の要求を満たしつつ効率的な購入が可能な環境影響部材購入システム等を提供する。環境影響部材購入装置（１０１）の部材仕様特定部（１５０）は、購入対象の部材を環境基準に適合させるための仕様である部材仕様を特定する。要請情報生成部（１６０）は、部材仕様特定部（１５０）において特定された前記部材仕様を用いて、当該部材についての提案を要請する旨を示す要請情報を生成する。通信制御部（１１０）は、要請情報生成部（１６０）において生成された提案要請情報を購入先端末（７００）等に送信する。部材購入判断部（１７１）は、購入先端末（７００）等から受信した提案回答情報の内容を分析し、当該提案を採用するか否かについて判断する。

Description

明細書

環境影響部材購入装置および環境影響部材購入システム

技術分野

[0001] 本発明は、製品等を構成する、環境基準等で規制される化学物質又は環境影響物質を含む部材を購入するための通信システムに関する。

背景技術

[0002] 従来、製品設計時において、使用するのに最適と考えられる部品を自動的に選定して設計者に提供する部品選定システムが提案されている。

[0003] 図 1は、従来の部品選定システムの構成を示すブロック図である。図 1に示されるように、従来の部品選定システムは、部品メーカの端末装置 1000から提供する各部品の部品情報がサーバ装置 2000に与えられると、各部品の部品情報をデータ格納部 2022に格納してデータベースを生成する。また、設計に用いた部品と同じ特性を示す部品において最適とする最適部品を選定するための互換条件や優先条件を表す互換条件テーブル及び優先条件テーブルを生成してデータ格納部 2022に格納する。そして、クライアントの端末装置 3000より部品の選定が要求されると、データべ一ス及び互換条件テーブル及び優先条件テーブルを参照して、最適な部品を選択するシステムである。

特許文献 1：特開 2002 - 245093号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] しかしながら、近年、環境問題が重要視され、製造会社にお!、ても環境保護の観点から社会的責任を果たすことが求められている。具体的には、法律や規則等の法令によって、環境に負荷を与える特定の化学物質又は環境影響物質 (以下「ィ匕学物質等」という。）の使用、輸入および製造が禁止されたり、製品中の含有率が規制されたりしている。

[0005] 従って、法遵守のため、より厳密な製品仕様の設定および部品等に関するより詳細な情報が必要とされるが、従来の部品選定システムでは、上記要求を満たすことが困難であるという問題がある。

[0006] 具体的には、環境基準に抵触する部品や材料 (以下「部材」という。）の特定や、製品の中でこれらの部材を特定することが困難である。さらに、部材の購入先の業者から提案される内容が、環境基準に適応している力否かが不明な場合があり、効率的な部材の購入および部材の購入時に必要となる十分な情報収集ができず非効率な状況にある。

[0007] 本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、特定の化学物質等が含まれる部材等を購入者の要求を満たしつつ効率的な購入が可能な環境影響部材購入システム等を提供することを第 1の目的とする。さらに本発明は、環境基準等において規制される化学物質等が含まれる部材等を、購入者の要求を満たしつつ効率よく購入することが可能な環境影響部材購入システム等を提供することを第 2の目的とする。課題を解決するための手段

[0008] 本発明に係る環境影響部材購入装置は、環境基準によって規制される化学物質又は環境影響物質を含む部材を購入するために、その購入先の購入先端末と通信する環境影響部材購入装置であって、購入対象の部材を前記環境基準に適合させるための仕様である部材仕様を特定する部材仕様特定手段と、特定された前記部材仕様を用いて、前記部材につ!、ての提案を要請する旨を示す要請情報を生成する要請情報生成手段と、生成された前記提案要請情報を前記購入先端末に送信する提案要請送信手段とを備える。

[0009] これにより、特定の化学物質等が含まれる部材を購入者の要求を満たしつつ効率的な購入が可能となる。

[0010] また、本発明は、環境基準によって規制される化学物質若しくは環境影響物質を含む部材又は製品を購入する購入先の候補を絞り込む、又は前記購入先を決定する環境影響部材購入装置であって、購入対象の部材を前記環境基準に適合させるための仕様である部材仕様を特定する部材仕様特定手段と、特定された前記部材仕様を用いて、前記部材につ!/、ての提案を要請する旨を示す提案要請情報を生成する要請情報生成手段と、生成された前記提案要請情報を複数の購入先端末に送信すると共に、当該購入先端末力前記提案要請情報に対する回答である、所定の判定項目を含む提案回答情報を受信する通信制御手段と、複数の判定項目毎に規定された判定基準に基づ、て、受信した前記提案回答情報における判定項目を評価し、当該評価結果に基づいて前記部材の購入先の候補の絞り込み、又は前記購入先を決定する部材購入判断手段とを備えることを特徴とする。

[0011] これにより、法令又は社内基準等の環境基準が改正された場合であっても、柔軟かつ厳密に上記改正に対応しつつ、上記部材を効率的に購入することが可能となる。

[0012] さらに、前記部材購入判断手段は、前記評価結果を用いて前記提案回答情報を予め定めた複数の評価ゾーンにおける一のゾーンに所属させ、前記複数の評価ゾーンにおける提案回答情報の数を計数し、当該計数した結果に基づ!/、て前記判定基準を変更し、当該変更された判定基準を用いて、前記部材の購入先の候補の絞り込み、又は前記購入先の決定を行うことを特徴とする。

[0013] これにより、部材の業者による提案状況に応じて、よりきめ細力べ購入先の決定、再提案要請先の決定又は否採用の決定を行うことが可能となる。

[0014] なお、本発明は、上記環境影響部材購入装置における特徴的な構成手段を備える集積回路として実現したり、上記特徴的な構成手段をステップとする環境影響部材購入方法として実現したりすることもできる。さらに、上記方法の各々のステップをコンピュータ等に実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのプロダラムを DVD等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して広く流通させることができるのは云うまでもない。

[0015] さらに、本発明は、上記環境影響部材購入装置と購入先端末とを有する環境影響部材購入システムとして実現することもできる。

発明の効果

[0016] 本発明によれば、特定の化学物質等が含まれる部材等を購入者の要求を満たしつつ効率的な部材の購入が可能となる。さらに、環境基準等において規制される化学物質等が含まれる部材等を、購入者の要求を満たしつつ効率よく購入することが可能となる。さらにまた、法令又は社内基準等の環境基準が改正された場合であっても、柔軟かつ厳密に上記改正に対応したり、部材の業者による提案状況に応じてよりきめ細力べ購入先の決定、再提案要請先の決定又は否採用の決定を行ったりすることが可能となる。

図面の簡単な説明

[図 1]図 1は、従来の部品選定システムの構成を示すブロック図である。

[図 2]図 2は、実施の形態 1に係る環境影響部材購入システムの構成例を示すブロック図である。

[図 3]図 3は、実施の形態 1に係る環境影響部材購入装置の機能構成を示すブロック図である。

[図 4]図 4は、実施の形態 1に係る購入先端末の機能構成を示すブロック図である。

[図 5]図 5は、実施の形態 1に係る部材情報 DBに記憶される部材情報テーブルの一例を示す図である。

[図 6]図 6は、実施の形態 1に係る部材提案情報 DBに記憶される部材提案情報テーブルの一例を示す図である。

[図 7]図 7は、実施の形態 1に係る環境影響部材購入システムの処理の流れを示すフローチャートである。

[図 8]図 8は、実施の形態 1に係る採否決定処理 1の内容を示すフローチャートである

[図 9]図 9は、実施の形態 1に係る購入先が自主的に購入者側に提案回答情報を送信する場合の処理の流れを示すフローチャートである。

[図 10]図 10は、実施の形態 1に係る環境影響部材購入装置の出力部の表示例を示す図である。

[図 11]図 11は、実施の形態 1に係る購入先端末の出力部に表示される、提案要請情報の一例を示す図である。

[図 12]図 12は、実施の形態 1に係る環境影響部材購入装置の出力部に表示される、提案回答情報の一例を示す図である。

[図 13]図 13 (a)は、実施の形態 2に係る、受信した提案回答情報に記載された各判定項目について評価する際に用いる判定基準表の一例を示す図である。図 13 (b) は、実施の形態 2における評価結果の一例を示す図である。

[図 14]図 14は、実施の形態 2に係る環境影響部材購入システムの処理の流れを示すフローチャートである。

[図 15]図 15は、実施の形態 2に係る採否決定処理 2の内容を示すフローチャートである。

[図 16]図 16は、上記図 14における初期の処理を模式的に示した図である。

[図 17]図 17は、実施の形態 2に係る購入先端末の出力部に表示される、提案要請情報の一例である。

[図 18]図 18は、実施の形態 2に係る環境影響部材購入装置の出力部に表示される、提案回答情報の一例である。

[図 19]図 19は、上記図 14における後期の処理を模式的に示した図である。

圆 20]図 20 (a)は、実施の形態 3に係る、受信した提案回答情報に記載された各判定項目について評価する際に用いる判定基準表の一例を示す図である。図 20 (b) は、実施の形態 3における評価結果を表わす一例を示す図である。

[図 21]図 21は、実施の形態 3に係る採否決定処理 2の内容を示すフローチャートである。

符号の説明

11、 12、 13 環境影響部材購入システム

15、 16、 17 購人者システム

101、 102、 103 環境影響部材購入装置

110 通信制御部

120 ネットワーク制御部

130 対象部材検索部

140 対象部材特定部

150 部材仕様特定部

160 要請情報生成部

171、 172、 173 部材購入判断部

200、 201、 202、 203 購入者端末 (構内）

210 操作入力部

220 出力部 270 部材情報 DB

280 環境基準情報 DB

290 部材提案情報 DB

300、 301 購入者端末 (構外)

600 インターネット

700、 800、 900 入先端末

710 通信制御部

720 環境基準取得部

730 要請情報分析部

740 提案部材特定部

750 提案情報生成部

760 提案部材検索部

770 操作入力部

780 出力部

発明を実施するための最良の形態

[0019] 以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明について、以下の実施の形態および添付の図面を用いて説明を行うが、これは例示を目的としており、本発明がこれらに限定されることを意図しない。

[0020] (実施の形態 1)

図 2は、本実施の形態における環境影響部材購入システム 11の構成例を示すプロック図である。図 2に示されるように、環境影響部材購入システム 11は、法令又は社内基準等の環境基準によって規制される化学物質等を含む部材を購入するための通信システムであり、インターネット 600を介して、上記部材を購入する側（例えば、映像機器の製造メーカ）の購入者システム 15と、部材を提供する側 (例えば、部品業者)である A社、 B社および C社のそれぞれの購入先端末 700、購入先端末 800および購入先端末 900 (以下「購入先端末 700等」という。）が接続されている。さらに、購入者システム 15は、対外接続サーバ 500、購入者端末 200などを備える環境影響部材購入装置 101、並びに購入者端末 200〜203、 300および 301 (以下「購入者端末 200等」という。）を備える。なお、環境影響部材購入装置 101および購入者端末 200、 201および 202は、特定の構内にあり、購入者端末 300および 301は構外にあり、インターネット 600を介して対外接続サーバ 500に接続が可能である。

[0021] 図 3は、本実施の形態における環境影響部材購入装置 101の機能構成を示すプロック図である。図 3に示されるように、環境影響部材購入装置 101は、購入者端末 20 0、通信制御部 110、ネットワーク制御部 120、対象部材検索部 130、対象部材特定部 140、部材仕様特定部 150、要請情報生成部 160、部材購入判断部 171、部材情報 DB270、環境基準情報 DB280および部材提案情報 DB290を備え、各部は内部バス 115で相互に接続されている。なお、購入者端末 200は、操作入力部 210 および出力部 220を備える。

[0022] 通信制御部 110は、例えば RAM、制御プログラムを記憶する ROMおよび通信制御用の専用プロセッサ等を備えるマイクロコンピュータであり、当該環境影響部材購入装置 101全体を制御する。さらに、通信制御部 110は、対外接続サーバ 500およびインターネット 600を介して購入先端末 700等との通信を制御する。より詳細には、通信制御部 110は、要請情報生成部 160において生成された提案要請情報を購入先端末 700等に送信すると共に、購入先端末 700等から送信された提案回答情報を受信する。

[0023] ネットワーク制御部 120は、 LAN105を介して、環境影響部材購入装置 101と購入者端末 201、 202又は 203との通信を制御する。

[0024] 対象部材検索部 130は、購入者端末 200の操作入力部 210を介して受け付けられたユーザ力もの指示に基づいて、購入対象の部材の候補を検索する。

[0025] 対象部材特定部 140は、操作入力部 210を介して受け付けられたユーザ力もの指示によって、購入対象の部材の候補の中から購入対象の部材を特定する。

[0026] 部材仕様特定部 150は、操作入力部 210を介して受け付けられたユーザ力もの指示に基づいて、法令による環境基準や社内の環境基準を取得する。さらに、部材仕様特定部 150は、対象部材特定部 140において特定された部材について、部材情報 DB270および環境基準情報 DB280を参照することにより、適用される環境基準の変更の有無およびその環境基準に合致するように対象部材の部材仕様 (これを「部材仕様」 t 、う。）を特定する（又はユーザからの指示によってこれらを特定する）。

[0027] 要請情報生成部 160は、特定された前記部材仕様を用いて、その部材についての提案を要請する旨を示す提案要請情報を生成する。

[0028] 部材購入判断部 171は、購入先端末 700等から受信した提案回答情報の内容を分析し、当該提案を採用するか否かについて判断する。

[0029] 部材情報 DB270は、例えばノ、ードディスク装置であり、製品 (製品の識別は、製品番号又は製品名によって行う。 )単位に各製品を構成する部材に関する情報 (例えば、部材名および部材番号など）、および各部材に含まれる化学物質等に関する情報 (例えば、化学物質名、 CAS番号（「CAS登録番号」ともいう。）、含有率および当該化学物質が属する化学物質群名など)を記憶する。ここで、 CAS番号とは、米国化学会の CAS(Chemical Abstracts Service)がィ匕学物質を識別するために付けられた番号であり、 CAS番号が同じならば名称が異なっていても、同一の物質であるとして扱われる。

[0030] 環境基準情報 DB280は、例えばノヽードディスク装置であり、法律で定められて、る環境基準又は購入者側の社内で定められている環境基準を環境基準名の単位で記憶する。

[0031] 部材提案情報 DB290は、例えばハードディスク装置であり、部材番号単位に各製品を構成する部材に関する情報 (例えば、部材番号ゃ部材名など)および各部材に含まれる化学物質等に関する情報 (例えば、化学物質名、 CAS番号、含有率および当該化学物質が所属する化学物質群名など)を記憶する。

[0032] 購入者端末 200の操作入力部 210は、例えばキーボードやマウスであり、ユーザからの指示を受け付け、通信制御部 110に通知する。また、購入者端末 200の出力部 220は、例えば液晶パネルであり、ユーザに必要な情報を提示する。

[0033] 図 4は、本実施の形態における A社の購入先端末 700の機能構成を示すブロック図である。図 4に示されるように、購入先端末 700は、通信機能を用いることによって環境影響部材購入装置 101に新規に部材の提案を行う端末であり、通信制御部 71 0、環境基準取得部 720、要請情報分析部 730、提案部材特定部 740、提案情報生成部 750、提案部材検索部 760、操作入力部 770および出力部 780を備える。なお、B社の購入先端末 800および C社の購入先端末 900の機能構成も上記購入先端末 700と同等の機能を有するものとする。

[0034] 通信制御部 710は、例えば RAM、制御プログラムを記憶する ROMおよび通信制御用の専用プロセッサ等を備えるマイクロコンピュータであり、当該購入先端末 700 全体を制御する。より詳細には、通信制御部 710は、環境影響部材購入装置 101から送信された提案要請情報を受信すると共に、環境影響部材購入装置 101に、提案要請情報に対する応答である提案回答情報を送信する。

[0035] 環境基準取得部 720は、操作入力部 770を介して受け付けられたユーザ力もの指示に基づいて、法令による環境基準を（さらに、ホームページへのアクセス等により入手が可能な場合は、購入者側の会社の環境基準も)取得する。

[0036] 要請情報分析部 730は、環境影響部材購入装置 101から受信した提案要請情報を分析し、提案すべき内容 (例えば、購入対象の部材について変更すべき仕様など) を特定する。

[0037] 提案部材特定部 740は、提案部材検索部 760の検索結果に基づヽて、当該 A社の部材の中から提案すべき最適な部材を特定する。

[0038] 提案情報生成部 750は、操作入力部 770を介して受け付けられたユーザ力もの指示によって、環境影響部材購入装置 101から受信した提案要請情報に必要な情報を追加して提案回答情報を生成する。

[0039] 提案部材検索部 760は、環境影響部材購入装置 101から受信した提案要請情報を分析し、提案すべき当該 A社の部材の候補を検索する。

[0040] 操作入力部 770は、例えばキーボードやマウスであり、ユーザからの指示を受け付け、通信制御部 710に通知する。また、出力部 780は、例えば液晶パネルであり、ュ一ザに必要な情報を提示する。

[0041] 図 5は、部材情報 DB270に記憶される部材情報テーブルの一例を示す図である。

図 5に示される部材情報テーブル 271には、部材名毎に部材番号、業者品番、業者連絡先等の情報が対応付けられて記憶されて、る。

[0042] 図 6は、部材提案情報 DB290に記憶される部材提案情報テーブルの一例を示す図である。図 6に示される部材提案情報テーブル 291には、製品番号毎に部材番号、化学物質名、 CAS番号、含有率、変更された環境基準の内容を表す情報 (例えば、基準 No.や含有率)が対応付けられて記憶されている。

[0043] 次に、上記のように構成される環境影響部材購入システム 11における動作にっヽて説明する。図 7は、本実施の形態における環境影響部材購入システム 11の処理の流れを示すフローチャートである。

[0044] 最初に、環境影響部材購入装置 101は、新規に又は改定された環境基準を取得し (S101)、当該環境基準が適用される対象部材を検索する（S102)。次に、環境影響部材購入装置 101は、検索結果の中から購入対象とする部材および適用される環境基準等を特定し、操作入力部 210を介して、ユーザから提案要請情報に添付するコメントを受け付ける（S104)。さらに、環境影響部材購入装置 101は、上記コメントが添付された提案要請情報を生成し、購入先端末 700等に送信する（S106)。

[0045] 次に、購入先端末 700は、環境影響部材購入装置 101から提案要請情報を受信すると (S108)、提案要請情報の内容を分析し (S110)、 A社の部材の中から提案要請情報に記載されている仕様を満たす部材を特定する（S112)。さらに、購入先端末 700は、提案要請情報に対する回答である提案回答情報 (コメントを含む。）を生成し (S 114)、環境影響部材購入装置 101に送信する（S 116)。

[0046] この後、環境影響部材購入装置 101は、購入先端末 700から提案回答情報を受信すると (S118)、受信した提案回答情報に対する採否決定処理 1を実行する（S120)

[0047] 図 8は、上記図 7における採否決定処理 1 (S120)の内容を示すフローチャートである。

[0048] 最初に、環境影響部材購入装置 101は、受信した提案回答情報の内容を分析し（ S200)、この提案を採用する力否かについて判断し、 a)採用 &正式登録要請、 b) 却下および c)再提案要請のいずれかを決定する (S201)。この後、環境影響部材購入装置 101は、決定した内容を示す採否結果メールを購入先端末 700に通知する（ S202)。

[0049] 購入先端末 700は、環境影響部材購入装置 101から採否結果メールを受信すると

(S204、 S206)、結果内容に応じて正式登録（S212〜S218)又は再提案（S210) に必要な処理を実行する（又は処理を終える)。

[0050] なお、上記図 7においては、購入者側力受信した提案要請情報の応答として、購入先力も提案回答情報を返信する実施例について説明したが、購入先が自主的に（提案要請情報を受信しなくても)購入者側に提案回答情報を送信してもよい。

[0051] 図 9は、購入先が自主的に購入者側に提案回答情報を送信する場合の処理の流れを示すフローチャートである。

[0052] 最初に、購入先端末 700は、新規に又は改定された環境基準を取得し (S300)、当該環境基準が適用される環境影響部材購入装置 101に提案すべき対象部材を特定する（S302)。次に、購入先端末 700は、自主的な提案内容を示す提案回答情報 (コメントを含む。）を生成し (S304)、環境影響部材購入装置 101に送信する（S306

) o

[0053] 環境影響部材購入装置 101は、購入先端末 700から自主提案情報を受信すると（ S308)、受信した自主提案情報に対する採否決定処理 1を実行する（S120)。なお、採否決定処理 1 (S120)においては、提案回答情報に代えて自主提案情報を分析する以外、上記図 8の場合と同様の処理を行う。

[0054] 図 10は、本実施の形態に係る環境影響部材購入装置 101の出力部 220の表示例である。図 10には、「環境基準名」と「ィ匕学物質群名」を指定して検索を行った検索結果の一例である。

[0055] 図 11は、本実施の形態に係る購入先端末 700の出力部 780に表示された、提案要請情報の一例である。図 11には、購入者側で指定する情報 772と、購入先側で記入すべき情報 773が示されている（図 11の場合は、提案要請情報を受信した直後のため未記入を示す「―」が記載されて、る）。

[0056] 図 12は、本実施の形態に係る環境影響部材購入装置 101の出力部 220に表示された、提案回答情報の一例である。図 12には、購入先側で記入された情報 224 (上記図 11における情報 773と異なり、提案された内容が記載されている。）が示されている。

[0057] 以上のように、本発明の環境影響部材購入システムによれば、特定の化学物質等が含まれる部材等を購入者の要求を満たしつつ効率的な部材の購入が可能となる。さらに、環境基準等において規制される化学物質等が含まれる部材等を、購入者の要求を満たしつつ効率よく購入することが可能となる。

[0058] (実施の形態 2)

上記実施の形態 1では、法令又は社内基準等の環境基準によって規制される化学物質等を含む部材を購入するための環境影響部材購入システムについて説明した力本実施の形態では、さらに、法令又は社内基準等の環境基準が改正された場合であっても、柔軟かつ厳密に上記改正に対応しつつ、上記部材を効率的に購入することが可能な環境影響部材購入システムについて説明する。なお、本実施の形態に係る環境影響部材購入システムの機能構成は、基本的に上記実施の形態 1に係る環境影響部材購入システム 11と同じであるため、以下では、本システムにおいて特徴的な機能構成について重点的に説明する。

[0059] 上記図 2に、本実施の形態に係る環境影響部材購入システム 12の構成例を示す。

環境影響部材購入システム 12は、上記の環境影響部材購入システム 11における環境影響部材購入装置 101に代えて環境影響部材購入装置 102を備える以外は、上記環境影響部材購入システム 11と同じである。なお、環境影響部材購入システム 12 における購入者システム 16は、環境影響部材購入装置 102を備える以外、上記購入者システム 15と同じである。

[0060] 上記図 3に、環境影響部材購入装置 102の機能構成の一例を示す。環境影響部材購入装置 102は、上記環境影響部材購入装置 101の部材購入判断部 171に代えて部材購入判断部 172を備える点以外は、上記環境影響部材購入装置 101と同じである。

[0061] 部材購入判断部 172は、複数の判定項目毎に規定された判定基準に基づいて、購入先の候補となる業者の購入先端末力受信した提案回答情報における判定項目を評価し、その評価結果に基づいて、上記部材の購入先の候補の絞り込み、又は最終的な購入先の決定を行う。

[0062] 次に、図 13を参照しながら、本実施の形態に係る部材購入判断部 172の機能の詳細について説明する。図 13 (a)は、部材購入判断部 172が部材の購入先の絞り込み等を行うために、受信した提案回答情報に記載された各判定項目について評価する際に用いる判定基準表の一例を示す図である。図 13 (a)に示すように、判定基準表は、判定項目毎に「ランク」、「判定基準」及び「スコア」が対応付けて定義されている。

[0063] 例えば、 No.1の判定項目「新環境基準で従来より厳しくなつた化学物質」の場合は、（便宜上、ここでは、「はんだ」における「鉛含有率」に対する環境基準を「含有率 1 %」とする）、「含有率 0. 8%」なら、 20%以上良好であるため「AAランク」で、「スコア = 3」となる。以下、同様に評価が可能であり、受信した提案回答情報に記載されている「上記 1の化学物質以外の物質を含む現行品との比較」、「価格条件」および「納期条件」について評価を行う。なお、判定項目は、上記の 4項目に限るものでなぐ部材の「最低納入量」、「体積」又は「重量」等であってもよ!/ヽ。

[0064] 図 13 (b)は、部材購入判断部 172における評価結果の一例を示す図である。図 13

(b)では、 A社 (即ち、購入先端末 700から送信された提案回答情報における判定項目 1〜4)についての評価結果の一例であり、評価項目毎のランクが示されている。図 13 (b)に示されるように、スコア合計が「6〜12」（即ち、「ランク AA」と「ランク A」）の場合は「採用ゾーン」、スコア合計が「3〜5」（即ち、「ランク B」）の場合は「再提案要請ゾーン」、スコア合計が「一 4〜2」（即ち、「ランク C」）の場合は否採用ゾーンに、それぞれ属する。従って、 A社の場合は、スコア合計が「8」であり、「採用ゾーン」に属する。上記図 13の例では、 A社について評価した結果を示した力同様の評価を、提案回答情報を送信してきた他の業者に対しても実施する。

[0065] 次に、上記のように構成される環境影響部材購入システム 12における処理の流れについて、図 14〜18を参照しながら説明する。なお、上記実施の形態 1に係る環境影響部材購入システム 11と同じ処理については同じ符番を付し、その説明は省略する。

[0066] 図 14は、環境影響部材購入システム 12における処理の流れを示すフローチャートである。なお、上記実施の形態 1に係る環境影響部材購入システム 11と同じ処理については同じ符番を付し、その説明は省略する。

[0067] 最初に、環境影響部材購入装置 102は、改正された環境基準又は社内基準を取得し (S1400)、従来の環境基準又は社内基準と比較する（S1402)。次に、環境影響部材購入装置 102は、改善対象の部材 (又は製品)を抽出し、その仕様を特定する（S1404)。さらに、環境影響部材購入装置 102は、操作入力部 210を介して、ュ一ザ力も提案要請情報に添付するコメントを受け付ける（S1406)。この後、環境影響部材購入装置 102は、上記コメントが添付された提案要請情報を生成し、購入先端末 700等に送信する（S106)。

[0068] 次に、環境影響部材購入装置 102は、購入先端末 700等から提案回答情報を受信すると (S118)、受信した提案回答情報に対する「採否決定処理 2」（S1408)を実行する。

[0069] 図 15は、上記図 14における採否決定処理 2 (S1408)の内容を示すフローチヤ一トである。

[0070] 最初に、環境影響部材購入装置 102の部材購入判断部 172は、評価基準を設定し (S1500)、受信した提案回答情報に含まれる各判定項目について評価し、スコアの合計を算出する (S 1502)。この結果、採用ゾーンに該当する提案を行った業者がある場合は（S1504 : Yes)、最も優れた (即ち、スコアの合計が最も高い)提案を行つた業者を購入先に決定する（S 1510)。

[0071] 一方、採用ゾーンに該当する提案を行った業者がなく（S1504 :No)、再提案要請ゾーンに該当する提案を行った業者もない場合は (S1506 :Yes)、提案回答情報の送信元である全ての業者について否採用と決定する（S 1508)。なお、再提案要請ゾーンに該当する提案を行った業者には (S1506 :No)、再提案要請を行う業者として特定する（S 1512)。

[0072] 図 16は、上記図 14における初期（S1400〜S1404)の処理を模式的に示した図である。公報や自社の追加基準等を取得し、履歴を付けて環境基準情報 DB280に登録後（S1400)、各部材の仕様を特定する（S1404)。

[0073] 図 17は、本実施の形態に係る購入先端末 700の出力部 780に表示された、提案要請情報の一例である。図 17には、購入者側で指定する情報 782と、購入先側で記入すべき情報 783が示されている（図 17においても、提案要請情報を受信した直後のため未記入を示す「」が記載されて、る)。

[0074] 図 18は、本実施の形態に係る環境影響部材購入装置 102の出力部 220に表示された、提案回答情報の一例である。図 18には、購入先側で記入された情報 234 (上記図 17における情報 783と異なり、提案された内容が記載されている）が示されている。

[0075] 図 19は、上記図 14における後期（S106〜S1408)の処理を模式的に示した図である。図 19に示されるように、各業者の購入先端末 700等から提案回答情報を受信すると、提案回答情報に含まれる判定項目毎に評価を行い、その結果を各購入先端末 700等に返信する (SI 900〜 1904)。

[0076] 以上のように、本実施の形態に係る環境影響部材購入装置 102を備える環境影響部材購入システム 12を用いることにより、法令又は社内基準等の環境基準が改正された場合であっても、柔軟かつ厳密に対応しつつ、上記部材を効率的に購入することが可能となる。

[0077] (実施の形態 3)

上記実施の形態 2では、法令又は社内基準等の環境基準が改正された場合であつても、柔軟かつ厳密に対応しつつ、上記部材を効率的に購入することが可能な環境影響部材購入システムについて説明した力本実施の形態では、さらに、部材の業者による提案状況に応じて、よりきめ細力べ購入先の決定、再提案要請先の決定又は否採用の決定を行うことが可能な環境影響部材購入システムについて説明する。なお、本実施の形態に係る環境影響部材購入システムの機能構成は、基本的に上記実施の形態 2に係る環境影響部材購入システム 12と同じであるため、以下では、本システムにお、て特徴的な機能構成にっ、て重点的に説明する。

[0078] 上記図 2に、本実施の形態に係る環境影響部材購入システム 13の構成例を示す。

環境影響部材購入システム 13は、上記実施の形態 2における環境影響部材購入システム 12に係る環境影響部材購入装置 102に代えて環境影響部材購入装置 103を備える点以外は、上記環境影響部材購入システム 12と同じである。なお、環境影響部材購入システム 13における購入者システム 17は、環境影響部材購入装置 103を備える以外、上記購入者システム 16と同じである。

[0079] 上記図 3に、環境影響部材購入装置 103の機能構成を示す。環境影響部材購入装置 103は、上記環境影響部材購入装置 102の部材購入判断部 172に代えて、部材購入判断部 173を備える点以外は、上記環境影響部材購入装置 102と同じである。

[0080] 部材購入判断部 173は、複数の判定項目毎に規定された判定基準に基づいて、購入先の候補となる業者の購入先端末力受信した提案回答情報における判定項目を評価し、その評価結果に基づいて上記判定基準を変更して、部材の購入先の候補となる業者の更なる絞り込み若しくは最終的な購入先の決定、又は再提案要請を行う業者の更なる絞り込みを行う。

[0081] 次に、図 20を参照しながら、部材購入判断部 173の機能の詳細について説明する。図 20 (a)は、部材購入判断部 173が、更なる部材の購入先の絞り込み等を行う際に用いる変更した判定基準表の一例を示す図である。図 20 (a)に示すように、変更された判定基準表にぉ、ては、上記図 13 (a)の「判定基準」の内容が変更されて!、る

[0082] 例えば、判定項目が「No.1」の「新環境基準で従来より厳しくなつたィ匕学物質」の場合は、「ランク A」の判定基準が「環境基準の 0%以上〜 + 20%未満」から「環境基準の + 10%以上〜 + 20%未満」に、「ランク B」の判定基準が「環境基準の 10%以上〜 0%未満」から「環境基準の— 10%以上〜 + 10%未満」に、それぞれ変更し、部材の購入先の候補となる業者の更なる絞り込み、又は再提案要請を行う業者の更なる絞り込みを行う。

[0083] 図 20 (b)は、部材購入判断部 173における評価結果を示す場合の一例を示す図である。図 20 (b)では、上記図 20 (a)の判定基準の変更に応じて、各ゾーンの範囲及び各ランクのスコアの合計の値が変化して、る。

[0084] 次に、上記のように構成された環境影響部材購入装置 103における処理の流れについて、図 21を参照しながら説明する。なお、上記実施の形態 2に係る環境影響部材購入装置 102と同じ処理については同じ符番を付し、その説明は省略する。

[0085] 図 21は、環境影響部材購入装置 103における「採否決定処理 3」の内容を示すフローチャートである。この「採否決定処理 3」は、環境影響部材購入装置 103において、上記図 14における「採否決定処理 2」に代えて実行される処理である。なお、図 1 4におけるその他の処理は、本実施の形態においても同じである。 [0086] 最初に、環境影響部材購入装置 103の部材購入判断部 173は、評価基準を設定し (S1500)、受信した提案回答情報に含まれる各判定項目について評価してスコアを算出する（S1502)。この結果、採用ゾーンに該当する提案を行った業者があり（S 2100： No)、採用ゾーンに該当する提案を行つた業者が「N 1」以内であれば (S 211 0 :Yes)、最も優れた提案を行った業者を購入先に決定する (S2114)。もし、採用ゾーンに該当する提案を行った業者が「N1」より多ければ (S2110 :No)、採用ゾーンの評価基準を上方修正 (即ち、採用ゾーンに所属する力否かを判定するための閾値を高くなるように変更）して（S2112)、評価スコアの算出（S1502)以降の処理を繰り返す。ここで、「N1」は、採用ゾーン (特にランク A)に該当する提案が多く集まった場合に提案数を絞り込むための数値である（例えば、 5)。

[0087] 一方、採用ゾーンに該当する提案を行った業者がなく（S2100 : Yes)、再提案要請ゾーンに該当する提案を行った業者がない場合は（S2102 : Yes)、全て否採用と決定する（S2116)。もし、再提案要請ゾーンに該当する提案を行った業者があり（S 2102 :No)、再提案要請ゾーンに該当する提案を行った業者が「N2」以内であれば (S2104 :Yes)、提案要請情報を変更し、再提案を要請することを決定する（S2108 )。また、再提案要請ゾーンに該当する提案を行った業者が「N2」より多ければ (S21 04 : No)、再提案要請ゾーンの評価基準を上方修正 (即ち、再提案要請ゾーンに所属する力否かを判定するための閾値を高くなるように変更）して（S2106)、評価スコァの算出（S1502)以降の処理を繰り返す。ここで、「N2」は、再提案要請ゾーンに該当する提案が多く集まった場合に提案数を絞り込むための数値である（例えば、 10)

[0088] 以上のように、本実施の形態に係る環境影響部材購入装置 103を備える環境影響部材購入システム 13を用いることにより、法令又は社内基準等の環境基準が改正された場合であっても、部材の業者による提案状況に応じて、よりきめ細力べ購入先の決定、再提案要請先の決定又は否採用の決定を行うことが可能となる。

[0089] なお、上記実施の形態 2及び 3では、判定項目毎にランクとスコアを定めて評価を行う方法を示したが、上記の評価方法に限らず、各評価項目に重み付けを付加して評価を行ってもよい。また、判定項目についてのランク等の決定に際して最低ランクを指定することなどにより、最低レベルの環境基準を確保しつつ業者の評価を行うことも可能である。また、各業者の評価 (採用ゾーン、再提案要請ゾーン又は否採用ゾーンの決定）に際して、判定項目についての最低ランクに応じてその業者の評価 (例えば、 Cランクの判定項目力^つでもあれば、その業者は否採用ゾーンに該当する業者とする等)を決定することも可能である。さらに、再提案要請を行う業者を特定する場合に、分散等の統計的手法を用いてもよい。

[0090] また、上記実施の形態 1〜3においては、環境影響部材購入装置から購入者端末に提案要請情報を送信し、この応答として購入者端末から環境影響部材購入装置に提案回答情報を送信する実施例を示したが、これに限るものではなぐ環境影響部材購入装置内に提案要請情報を保持し、購入者端末が環境影響部材購入装置にアクセスすることによって提案要請情報に回答し、提案回答情報を作成することとしてちよい。

[0091] なお、上記実施の形態 1〜3に係る環境影響部材購入システムでは、主に業者から「部材」に関して提案を受ける場合を想定して説明したが、云うまでもなぐ本発明を複数の部材力構成される製品にも適用することが可能である。

産業上の利用可能性

[0092] 本発明は、製品に含有される化学物質等について、環境基準によって記載される化学物質等を含む部材を購入するためのネットワークシステムに適しており、特に、製造メーカにおいて製品に使用する部材を扱うシステムとして、購買システム、設計システム、製造システム、物流システム等に適している。

Claims

請求の範囲

[1] 環境基準によって規制される化学物質又は環境影響物質を含む部材を購入するために、その購入先の購入先端末と通信する環境影響部材購入装置であって、購入対象の部材を前記環境基準に適合させるための仕様である部材仕様を特定する部材仕様特定手段と、

特定された前記部材仕様を用いて、前記部材につ!/、ての提案を要請する旨を示す要請情報を生成する要請情報生成手段と、

生成された前記提案要請情報を前記購入先端末に送信する提案要請送信手段とを備えることを特徴とする環境影響部材購入装置。

[2] 前記環境影響部材購入装置は、さらに、

前記購入先端末カゝら前記部材についての提案内容を示す提案回答情報を受信する回答情報受信手段と、

受信した前記提案回答情報につ!ヽて、前記部材を購入すべきか否かを判断する部材購入判断手段と、

前記部材を購入すべきと判断された場合に、前記購入先端末と前記購入のための処理を実行する部材購入処理手段とを備える

ことを特徴とする請求項 1記載の環境影響部材購入装置。

[3] 前記部材購入判断手段は、さらに、

受信した前記提案回答情報について、前記部材を購入すべき、再提案を要請すべき又は却下の何れかの判断を行、、

前記提案要請送信手段は、さらに、

前記部材購入判断手段にお!ヽて再提案を要請すべきと判断された場合は、当該再提案の要請を示す情報を前記購入先端末に送信する

ことを特徴とする請求項 2記載の環境影響部材購入装置。

[4] 環境基準によって規制される化学物質又は環境影響物質を含む部材を購入するための、当該部材の購入者の環境影響部材購入装置と前記部材の購入先の購入先端末とを有する環境影響部材購入システムであって、

購入対象の部材を特定する対象部材特定手段と、環境基準を示す情報を取得する基準情報取得手段と、

特定された前記購買対象の部材を前記環境基準に適合さるための仕様である部材仕様を特定する部材仕様特定手段と、

特定された前記部材仕様を用いて、前記部材を購入するために用いる提案要請情報を生成する要請情報生成手段と、

生成された前記提案要請情報を前記購入先端末に送信する提案要請送信手段とを備えることを特徴とする環境影響部材購入システム。

[5] 環境基準によって規制される化学物質又は環境影響物質を含む部材を購入するための、当該部材の購入者の環境影響部材購入装置と前記部材の購入先の購入先端末とを有するシステムにおける環境影響部材購入方法であって、

購入対象の部材を特定する対象部材特定ステップと、

環境基準を示す情報を取得する基準情報取得ステップと、

特定された前記購買対象の部材を前記環境基準に適合さるための仕様である部材仕様を特定する部材仕様特定ステップと、

特定された前記部材仕様を用いて、前記部材を購入するために用いる提案要請情報を生成する要請情報生成ステップと、

生成された前記提案要請情報を前記購入先端末に送信する提案要請送信ステツプと

を有することを特徴とする環境影響部材購入方法。

[6] 環境基準によって規制される化学物質又は環境影響物質を含む部材を購入するために、その購入先の購入先端末と通信する環境影響部材購入装置に用いられる、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、

前記プログラムは、

購入対象の部材を前記環境基準に適合させるための仕様である部材仕様を特定する部材仕様特定ステップと、

特定された前記部材仕様を用いて、前記部材につ!、ての提案を要請する旨を示す要請情報を生成する要請情報生成ステップと、

を含むプログラム。

[7] 環境基準によって規制される化学物質若しくは環境影響物質を含む部材又は製品を購入する購入先の候補を絞り込む、又は前記購入先を決定する環境影響部材購入装置であって、

購入対象の部材を前記環境基準に適合させるための仕様である部材仕様を特定する部材仕様特定手段と、

特定された前記部材仕様を用いて、前記部材につ!、ての提案を要請する旨を示す提案要請情報を生成する要請情報生成手段と、

生成された前記提案要請情報を複数の購入先端末に送信すると共に、当該購入先端末から前記提案要請情報に対する回答である、所定の判定項目を含む提案回答情報を受信する通信制御手段と、

複数の判定項目毎に規定された判定基準に基づ!、て、受信した前記提案回答情報における判定項目を評価し、当該評価結果に基づ!、て前記部材の購入先の候補の絞り込み、又は前記購入先を決定する部材購入判断手段と

を備えることを特徴とする環境影響部材購入装置。

[8] 前記部材購入判断手段は、さらに、

前記評価結果を用いて前記提案回答情報を予め定めた複数の評価ゾーンにおける一のゾーンに所属させ、前記複数の評価ゾーンにおける提案回答情報の数を計数し、当該計数した結果に基づいて前記判定基準を変更し、当該変更された判定基準を用いて、前記部材の購入先の候補の絞り込み、又は前記購入先の決定を行うことを特徴とする請求項 7記載の環境影響部材購入装置。

[9] 前記予め定めた複数の評価ゾーンは、採用ゾーン、再提案要請ゾーン及び否採用ゾーンであり、

前記部材購入判断手段は、

前記評価結果を用いて前記提案回答情報を採用ゾーン、再提案要請ゾーン及び否採用ゾーンの何れかに所属させ、当該 3つのゾーンにおける提案回答情報の数を計数し、当該計数した結果に基づいて前記判定基準を変更し、当該変更した判定基準を用いて、前記部材の購入先の候補の絞り込み、又は前記購入先の決定を行うことを特徴とする請求項 8記載の環境影響部材購入装置。

[10] 前記部材購入判断手段は、さらに、

前記採用ゾーンに所属する提案回答情報の数を計数し、当該計数結果が所定の数より多い場合は、当該採用ゾーンに所属させるための前記判定基準の閾値が高くなるように当該判定基準を変更する

ことを特徴とする請求項 9記載の環境影響部材購入装置。

[11] 前記部材購入判断手段は、さらに、

前記再提案要請ゾーンに所属する提案回答情報の数を計数し、当該計数結果が所定の数より多い場合は、当該再提案要請ゾーンに所属させるための前記判定基準の閾値が高くなるように当該判定基準を変更する

ことを特徴とする請求項 9記載の環境影響部材購入装置。

[12] 環境基準によって規制される化学物質若しくは環境影響物質を含む部材又は製品を購入する購入先の候補を絞り込む、又は前記購入先を決定する環境影響部材購入方法であって、

特定された前記部材仕様を用いて、前記部材につ!、ての提案を要請する旨を示す提案要請情報を生成する要請情報生成ステップと、

生成された前記提案要請情報を複数の購入先端末に送信すると共に、当該購入先端末から前記提案要請情報に対する回答である、所定の判定項目を含む提案回答情報を受信する通信制御ステップと、

複数の判定項目毎に規定された判定基準に基づ!、て、受信した前記提案回答情報における判定項目を評価し、当該評価結果に基づ!、て前記部材の購入先の候補の絞り込み、又は前記購入先を決定する部材購入判断ステップと

を含むことを特徴とする環境影響部材購入方法。

[13] 環境影響部材購入装置に用いられる、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プログラムは、

を含むことを特徴とするプログラム。

環境基準によって規制される化学物質若しくは環境影響物質を含む部材又は製品を購入する購入先の候補を絞り込む、又は前記購入先を決定するための、当該部材又は製品の購入者の環境影響部材購入装置と前記部材の購入先の購入先端末とを有する環境影響部材購入システムであって、

前記環境影響部材購入装置は、

生成された前記提案要請情報を複数の購入先端末に送信する送信手段と、購入先端末から前記提案要請情報に対する回答である、所定の判定項目を含む提案回答情報を受信する受信手段と、

複数の判定項目毎に規定された判定基準に基づ!、て、受信した前記提案回答情報における判定項目を評価し、当該評価結果に基づ!、て前記部材の購入先の候補の絞り込み、又は前記購入先を決定する部材購入判断手段とを備え、

食 IJ記購入先端末は、受信した前記提案要請情報に対応する前記提案回答情報を生成し、当該提案回答情報を前記環境影響部材購入装置に送信する提案回答手段を備える

ことを特徴とする環境影響部材購入システム。