WO2007077610A1

WO2007077610A1 - 医療用架台

Info

Publication number: WO2007077610A1
Application number: PCT/JP2005/024119
Authority: WO
Inventors: Yoshimine Kobayashi; Takashi Yamashita; Ian B. Hallett; Joanna Perry
Original assignee: Olympus Medical Systems Corp.
Priority date: 2005-12-28
Filing date: 2005-12-28
Publication date: 2007-07-12

Abstract

　内視鏡３２が係止され該内視鏡３２の周辺装置が載置される架台本体１１を有する医療用架台１であって、架台本体１１の背面側１１ｂの右側１１ｒと左側１１ｌとの少なくとも一方に接続された、少なくとも一部が正面側１１ｆに延出する延出部材３を有する第１のアーム４と、第１のアーム４の延出部材３に接続された第２のアーム５と、第２のアーム５に設けられた、内視鏡３２を係止する内視鏡ハンガ６ａ、６ｂと、を具備し、内視鏡ハンガ６ａ、６ｂが延出部材３の延出端３ｔから延長する軸３ｑに対し交差するよう、第２のアーム５は延長部材３に対し可動自在に接続されていることを特徴とする。

Description

明細書

医療用架台

技術分野

[0001] 本発明は、内視鏡が係止され該内視鏡の周辺装置が載置される架台本体を有する医療用架台に関する。

背景技術

[0002] 近年、医療分野において、体腔内の被検部位の診断や治療に内視鏡装置が用いられている。この内視鏡装置は、例えば体腔内に挿入される挿入部を有する内視鏡と、該内視鏡の周辺装置とにより主要部が構成されている。

[0003] 内視鏡の周辺装置としては、ビデオプロセッサ、光源装置、モニタ、記録機器、吸引装置等が周知である。ビデオプロセッサは、内視鏡の挿入部の先端に配設された固体撮像素子を駆動制御するとともに、撮像後生成された撮像信号に所定の信号処理を行い、映像信号を生成するものである。

[0004] また、光源装置は、内視鏡の挿入部先端から体腔内の被検部位に照射する照明光を生成して内視鏡に供給するものであり、モニタは、ビデオプロセッサで生成された映像信号を基に、撮像された内視鏡画像を表示するものである。

[0005] さらに、記録機器は、ビデオプロセッサで生成された映像信号を基に、撮像された内視鏡画像を記録、印刷するものであり、吸引装置は、内視鏡の挿入部の先端から、挿入部内に設けられた吸引管路を介して、体腔内の体液等を吸引するものである

[0006] これらの内視鏡の周辺装置は、例えば起立する 2本の支柱に対し複数の棚が高さ方向に所定の間隔を有して固定されて構成された、既知である架台の前述の棚にそれぞれ載置される。

[0007] また、該架台に、内視鏡が係止され、該内視鏡を保持するための内視鏡ハンガが設けられているものも周知であり、このような構成を有する架台は、例えば特開 2004 223156号公報に開示されている。

[0008] 特開 2004— 223156号公報に開示された架台においては、架台の操作者近接側となる正面側に対する背面側の、該背面側と正面側とを結ぶ一側（以下、架台の右側と称す)の上面 (以下、単に上面と称す)から L字状に正面側に延出した、水平方向に回動自在なハンガ用アームに、内視鏡ノヽンガが固定された構造を有している。

[0009] ところで、上述したモニタは、操作者が内視鏡画像を見やすいよう、架台の最上段の棚の上面に載置されるか、架台の背面側の該背面側と正面側とを結ぶ他側 (以下、架台の左側と称す)及び右側の上面から L字状に正面側にそれぞれ延出した、各モニタ用アームの延出端に固定されたモニタ台に載置されるのが一般的である。

[0010] ここで、モニタが CRTモニタであった場合、 CRTモニタの幅は、平面上、架台の上面の幅と略同じ幅となるため、 CRTモニタとハンガ用アームとが接触しないようにするには、ハンガ用アームを正面に向力つて右に回動させて、内視鏡ハンガを架台の右側から離間するよう位置させる必要がある。

[0011] そのため、架台の正面側にいる操作者が、例えば使用後の内視鏡を内視鏡ノ、ンガに係止させるには、操作者の右手を、架台の右側から離間した内視鏡ノ、ンガまで遠く伸ばすか、操作者自身が、架台の右側に移動する必要があり、大変煩雑であるといった問題があった。

[0012] また、近年、モニタの薄型化に伴、、モニタを LCDモニタ等で構成し、該 LCDモ- タを、架台の左側の上面力も L字状に正面側に延出した、水平方向に回動自在なモニタ用アームの延出端に固定する構造を有する架台も周知である。

[0013] このような構成を有しておれば、 LCDモニタを、操作者が観察しやす、所望の観察方向に回動させることができるとともに、薄型な LCDモニタを用いることにより、架台上面のスペースを有効に利用することができる。

[0014] この場合、通常使用に際しては、ハンガ用アームを架台の右側から離間させる必要がなくなるが、 LCDモニタを、架台の右側にモニタアームを介して回動させる必要がある場合、 LCDモニタとハンガ用アームとを接触させずに、操作者の観察方向を確保するには、やはり、ハンガ用アームを、架台の右側から離間させる必要がある。尚、このことは、 LCDモニタに限らず、 CRTモニタを回動台等に載置して回動させた場合も同様である。

[0015] このことに鑑み、ハンガ用アームを移動させないようにすると、今度はモニタの回動自由度が制限され、操作者の観察方向が制限されてしまうといった問題もある。

[0016] 本発明は、上記問題点に鑑み、モニタへの観察方向が制限されることなぐ内視鏡を架台の正面側において内視鏡ノヽンガに容易に係止させることができる構成を有する医療用架台を提供することを目的とする。

発明の開示

課題を解決するための手段

[0017] 本発明の医療用架台は、内視鏡が係止され該内視鏡の周辺装置が載置される架台本体を有する医療用架台であって、前記架台本体の操作者近接側に対し離間する操作者遠位側の一側と多側との少なくとも一方に接続された、少なくとも一部が前記操作者近接側に延出する延出部位を有する第 1のアームと、前記第 1のアームの前記延出部位に接続された第 2のアームと、少なくとも前記第 2のアームに設けられた、前記内視鏡を係止する係止部材と、を具備し、前記係止部材が前記延出部位の延出端力延長する軸に対し交差するよう、前記第 2のアームは前記延出部位に対し可動自在に接続されてヽることを特徴とする。

図面の簡単な説明

[0018] [図 1]第 1実施の形態を示す医療用架台の斜視図。

[図 2]図 1の医療用架台の架台本体の支柱にモニタ用アームを接続した状態を示す架台本体の部分拡大斜視図。

[図 3]図 1の架台本体の第 1のアーム力第 2のアームを分解して示した架台本体の部分拡大斜視図。

[図 4]図 3の第 1のアームの延出部材と第 2のアームとの拡大上面図。

[図 5]図 3の第 1のアームの延出部材と第 2のアームとの拡大左側面図。

[図 6]図 4の第 2のアームが第 1のアームの延出部材の延出端力延長する仮想軸に対し、交差する方向に可動した状態を示す部分上面図。

[図 7]図 4の第 2のアームが図 4の位置から 180° 可動した状態を示す部分上面図。

[図 8]図 3の第 2のアームから、内視鏡ノヽンガを分解して示す第 1のアームの延出部材と第 2のアームとの拡大斜視図。

[図 9]図 1の架台本体の左側に、第 1のアーム及び第 2のアームを接続した状態を示す部分拡大斜視図。

[図 10]本実施の形態の作用を説明する図 1の架台本体を上方力も概略的にみた図。

[図 11]図 2のモニタを架台本体の右方に移動させた際の内視鏡ノ、ンガの位置を概略的に示す図。

[図 12]第 2実施の形態を示す医療用架台の斜視図。

[図 13]本実施の形態の作用を説明する図 12の架台本体を上方力も概略的にみた図

[図 14]本実施の形態の変形例を示す医療用架台の斜視図。

発明を実施するための最良の形態

[0019] 以下、図面を参照して実施の形態を説明する。

[0020] (第 1実施の形態）

図 1は、第 1実施の形態を示す医療用架台の斜視図、図 2は、図 1の医療用架台の架台本体の支柱にモニタ用アームを接続した状態を示す架台本体の部分拡大斜視図である。

[0021] 図 1に示すように、医療用架台 1の架台本体 11は、例えば 2本の支柱 12a、 12bと上方から見た形状が矩形状の 4枚の棚板 13〜16とにより主要部が構成されている。

[0022] 詳しくは、支柱 12a、 12bは、水平方向の断面形状が略 L字状をなし、高さ方向に沿って略垂直に形成された有底穴を、例えば 2つ内部に有する部材力それぞれ構成されている。

[0023] また、支柱 12a、 12bは、図 1中、架台本体 11の操作者近接側（以下、正面側と称す） 1 Ifに対し離間する操作者遠位側 (以下、背面側と称す） l ibにおいて、正面側 1 Ifと背面側 l ibとを結ぶ一側 (以下、右側と称す） l lrと他側 (以下、左側と称す） 111 とにおいて、対向するよう起立して配設されている。

[0024] 尚、図 1中、支柱 12aは、架台本体 11の背面側 l ibの左側 111に配設され、支柱 1 2bは、架台本体 11の背面側 1 lbの右側 1 lrに配設されて、る。

[0025] また、以下、図面の説明において、架台本体 11の正面側 1 Ifを前方、背面側 l ib を後方、右側 l lrを右方、左側 111を左方と称す。

[0026] 支柱 12a、 12bの各上端に、上面棚板 13の後方側の左右両端部が固定されることにより、上面棚板 13が配設されている。また、支柱 12a、 12bの各下端にも、底面棚板 14の後方側の左右両端部が固定されることにより、底面棚板 14が配設されている。尚、底面棚板 14は、上面棚板 13に対し水平方向において略平行に対向するよう配設されている。

[0027] 底面棚板 14の下面の 4つの角部分に、搬送用キャスタ 24a〜24dが設けられている（図 1中においては、搬送用キャスタ 24aは図示されず)。該搬送用キャスタ 24a〜2 4dにより、架台本体 11は、操作者により所望方向に移動できるようになつている。

[0028] また、底面棚板 14の下面に、架台本体 11を使用する処置室のコンセントと絶縁する、図示しないトランスが配設されている。該トランスには、複数のコンセントが形成されており、該複数のコンセントには、各棚板 13〜15に載置された内視鏡 32の各周辺装置カも延出された電源コードのプラグが接続される。

[0029] 上面棚板 13の前方の左右 2つの角部に、搬送用ハンドル 22a, 22bが設けられている。搬送用ハンドル 22a, 22bは、搬送用キャスタ 24a〜24dにより架台本体 11が移動される際、操作者により把持されるものである。

[0030] また、上面棚板 13の右側面に、後述する架台本体 11の内視鏡ノ、ンガ 6a、 6bに係止された内視鏡 32のケーブルコネクタ 30を保持するコネクタホルダ 23a、 23b力設けられている。

[0031] 上面棚板 13と底面棚板 14との間に、第 1中間棚板 15と第 2中間棚板 16とが、第 1 中間棚板 15及び第 2中間棚板 16の後方側の左右両端部が、それぞれ支柱 12a、 1 2bに対して固定されることにより配設されている。

[0032] 第 1中間棚板 15と第 2中間棚板 16とは、互いに水平方向において略平行に高さ方向に所定の間隔を有して対向して配設されている。また、第 1中間棚板 15と第 2中間棚板 16とは、上面棚板 13と底面棚板 14とのそれぞれに対しても水平方向において略平行に対向して高さ方向に所定の間隔を有して配設されている。

[0033] さらに、第 1中間棚板 15と第 2中間棚板 16とは、該第 1中間棚板 15と該第 2中間棚板 16とのそれぞれに載置される内視鏡 32の各周辺装置の高さに応じて、支柱 12a、 12bの高さ方向の所望の位置に固定できるようになつている。

[0034] また、第 2中間棚板 16の右側面に、架台本体 11の内視鏡ノ、ンガ 6a、 6bに内視鏡 32が係止された際、内視鏡 32の挿入部 31の先端側が収納される容器 34a、 34bが垂下されて固定されている。尚、容器 34a、 34bは、底面棚板 14の右側面に固定されていても構わない。

[0035] 各棚板 13〜16は、架台本体 11の背面側 l ibの支柱 12a、 12bに固定されているため、架台本体 11の正面側 1 If、右側 l lr、左側 111は、何ら支柱を有さない構成となっている。

[0036] よって、架台本体 11は、各棚板 13〜16に対し、正面側 l lf、右側 l lr、左側 111から内視鏡 32の周辺装置が載置しやすヽ構成を有して!/ヽる。

[0037] 各棚板 13〜16には、内視鏡 32の周辺装置が載置される。一例を挙げると、上面棚板 13には、例えば内視鏡画像を表示する後述するビデオプロセッサに接続された平面上幅広の CRTモニタ等力構成されたモニタ 65や、処置に用いる各種医薬品

、ガーゼ、注射器等が載置される。

[0038] 第 1中間棚板 15には、例えば光源装置と該光源装置にケーブル等により接続されたビデオプロセッサとが、光源装置にビデオプロセッサが重畳された状態で載置される。

[0039] 光源装置は、内視鏡 32の挿入部 31の先端力も体腔内の被検部位に照射する照明光を生成して、内視鏡 32の内部に設けられているライトガイドファイバに照明光を供給するものである。

[0040] ビデオプロセッサは、内視鏡 32の挿入部 31の先端に配設された固体撮像素子を駆動制御するとともに、撮像後生成された撮像信号に所定の信号処理を行い、映像信号を生成するものである。

[0041] 第 2中間棚板 16には、ビデオプロセッサと接続された記録機器等が載置される。記録機器は、ビデオプロセッサで生成された映像信号基に、撮像された内視鏡画像を記録、印刷するものである。

[0042] 底面棚板 14には、内視鏡 32の挿入部 31の先端から、挿入部 31内に設けられた吸引管路を介して、体腔内の体液等を吸引する吸引装置等が載置される。

[0043] 尚、各棚板 13〜16に載置される内視鏡 32の周辺装置は、上述したものに限定されないことは勿論であり、例えば内視鏡検査に用いる付属品を収納する引き出し等が載置されても構わない。

[0044] また、周辺装置の大きさ等に応じ、架台本体 11の支柱 12a、 12bに対し、さらに、複数枚の棚板が固定されてヽても構わな、。

[0045] 図 2に示すように、架台本体 11の支柱 12aに形成された 2つの有底穴 52、 55のいずれかに、例えば複数の関節を有し、水平方向に回動自在なモニタ用アーム 60が嵌入されて固定できるようになつている。また、モニタ用アーム 60の先端に、例えば L

CDモニタ力も構成された薄型のモニタ 65が固定できるようになって!/、る。

[0046] 尚、モニタ用アーム 60の先端にモニタ台を固定すれば、該モニタ台に、平面上幅広の CRTモニタカゝら構成されたモニタ 65を載置することもできる。

[0047] また、支柱 12aの 2つの有底穴 52、 55のいずれ力には、モニタ用アーム 60に限らず、生理食塩水のパック等が係止されたポールが嵌入、固定されても構わない。

[0048] 図 1に戻って、架台本体 11の支柱 12bに形成された 2つの有底穴 53、 54のいずれ力に、第 1のアーム 4の支柱 2が嵌入されて、例えばネジ 59で固定されることにより、第 1のアーム 4が、支柱 12bの上端に接続できるようになって、る。

[0049] 尚、支柱 2の 2つの有底穴 53、 54のいずれかへの嵌入長さを変えることにより、第 1 のアーム 4は、架台本体 11の上面棚板 13から所望の高さに、ネジ 59にて固定することがでさる。

[0050] 第 1のアーム 4は、架台本体 11の高さ方向に略垂直に延出する円柱状の支柱 2と、該支柱 2の上端に後方端部が接続された、架台本体 11の正面側 l lfに延出する延出部位である角柱状の延出部材 3とから構成されている。尚、支柱 2と延出部材 3とは一体的に形成されてヽても構わな、。

[0051] 第 1のアーム 4は、延出部材 3が支柱 2を回動軸として水平方向に回動自在となるよう、上述のように支柱 12bに接続されている。

[0052] ここで、第 1のアーム 4を、架台本体 11の支柱 12bに接続したのは、右側 l lrの正面側 1 lf、または該正面側 1 Ifと背面側 1 lbとの中途位置に第 1のアーム 4を接続すると、上面棚板 13に、内視鏡 32の周辺装置を載置し難くなるのを防ぐためである。また、第 1のアーム 4の延出部材 3の延出端 3tが、架台本体 11の正面側 l lfから突出してしま!、、架台本体 11の省スペース化を妨げてしまうのを防ぐためである。 [0053] 第 1のアーム 4の延出部材 3の、架台本体 11の正面側 1 Ifの延出端 3t側に、第 2のアーム 5が接続されている。尚、以下、第 2のアーム 5及び該第 2のアーム 5と延出部材 3との接続構成について、図 3〜図 9を用いて説明する。

[0054] 図 3は、図 1の架台本体の第 1のアーム力第 2のアームを分解して示した架台本体の部分拡大斜視図、図 4は、図 3の第 1のアームの延出部材と第 2のアームとの拡大上面図、図 5は、図 3の第 1のアームの延出部材と第 2のアームとの拡大左側面図である。

[0055] また、図 6は、図 4の第 2のアームが第 1のアームの延出部材の延出端から延長する仮想軸に対し、交差する方向に可動した状態を示す部分上面図、図 7は、図 4の第 2 のアームが図 4の位置から 180° 可動した状態を示す部分上面図である。

[0056] さらに、図 8は、図 3の第 2のアームから、内視鏡ハンガを分解して示す第 1のアームの延出部材と第 2のアームとの拡大斜視図、図 9は、図 1の架台本体の左側に、第 1 のアーム及び第 2のアームを接続した状態を示す部分拡大斜視図である。

[0057] 図 3〜図 5に示すように、第 2のアーム 5は、第 1のアーム 4の延出部材 3に対し開口するよう、高さ方向の断面形状がコの字状となるよう折り曲げられて所定の長さをして形成されているとともに、例えば図 4に示すように、上方力も見て略三角状に形成された部材である。

[0058] 第 2のアーム 5は、該第 2のアームの長手方向の一端 5iと他端 5tとの間の略中点となる中程 5sにお、て、延出部材 3と同軸となるように可動自在に固定されて、る。

[0059] 具体的には、第 2のアーム 5において折り曲げられて形成された上面 5jと底面 5mとの間において、延出部材 3の高さ方向の上下を挟むとともに、第 2のアーム 5の左側面となる内面 5nが、図 3中延出部材 3の左側面または右側面に当接できるように、固定ネジ 70と数枚のヮッシャ 71により、図 6に示すように、第 2のアーム 5に固定された内視鏡ノ、ンガ 6a、 6bが、延出部材 3の延出端 3tから前方に延出した仮想軸 3qに対し交差するよう、延出部材 3の前方の延出端 3t近傍に対し可動自在に固定されて、る。

[0060] さらに具体的には、第 2のアーム 5は、固定ネジ 70の軸 70jを回動軸として水平方向に回動自在となるよう、延出部材 3の延出端 3t近傍に対し固定されている。また、固定ネジ 70の螺合強度を高めることにより、第 2のアーム 5は、所望の回動位置で、延出部材 3に対し固定することができる。

[0061] 尚、この際、上述したように、第 2のアーム 5は、延出部材 3と同軸上に固定されていることから、図 4に示す第 2のアーム 5の内面 5nの後半部が延出部材 3の右側面に当接する位置から、図 7に示す第 2のアーム 5の内面 5nの前半部が延出部材 3の左側面に当接する位置まで、即ち、 360° 回動せずに、 180° しか回動しないようになつている。

[0062] このことにより、内視鏡ハンガ 6a、 6bに固定された内視鏡 32が、固定ネジ 70の螺合が緩んだ際、不意に、架台本体 11の背面側 l ibに回動し、操作助手等に接触してしまうことを防止することができる。

[0063] また、第 2のアーム 5が、水平方向に回動する際、図 6に示すように、第 2のアーム 5 の長手方向の一端 5i及び他端 5tの回動軌跡 57は、架台本体 11の正面側 1 Πよりも前方に突出しないよう、第 2のアーム 5は、延出部材 3に固定されている。

[0064] よって、第 2のアーム 5の一端 5i及び他端 5t側力回動に伴い架台本体 11の正面側 1 Ifから前方に突出することがないため、架台本体 11の省スペース化を図りつつ、第 2のアーム 5を水平方向に回動させることができる。

[0065] 尚、第 2のアーム 5は、架台本体 11の未使用の際は、図 1、図 4に示すように、第 2 のアーム 5の内面 5nの後半部が、図 1中延出部材 3の右側面に沿って当接するまで回動され、該右側面に内面 5nの後半部が当接された状態で収納される。

[0066] 第 2のアーム 5の一端 5i側と他端 5t側との図 3中右側面となる外面 5gに、内視鏡 32 の操作部が係止される係止部材である内視鏡ノヽンガ 6a、 6bがそれぞれ、図 8に示すように、ねじ 72とヮッシャ 73とで固定されている。即ち、内視鏡ハンガ 6a、 6bは、第 2 のアーム 5に対して着脱自在である。

[0067] 尚、第 2のアーム 5に内視鏡ノヽンガが 2つ固定されているのは、例えば、内視鏡ハンガ 6aには、使用前の内視鏡 32が係止され、内視鏡ノ、ンガ 6bには、使用後の内視鏡 32が係止される等の操作者による使い勝手を向上するためである。

[0068] よって、このことを無視すれば、第 2のアーム 5に、内視鏡ノヽンガ 6aと内視鏡ノヽンガ 6bとの!/、ずれか 1つのみが固定されて!、ても構わな!/、。 [0069] また、内視鏡ノヽンガ 6a、 6bを第 2のアーム 5の一端 5iと他端 5tとに設けたのは、内視鏡ノヽンガ 6a、 6bに内視鏡 32がそれぞれ係止された際、内視鏡 32同士の接触を防止するためである。

[0070] さらに、内視鏡ノヽンガ 6a、 6bは、第 2のアーム 5に対して着脱自在であることから、内視鏡ノヽンガ 6a、 6bの向きを変えて固定することにより、図 9に示すように、第 1のァーム 4は、架台本体 11の左側 111側の支柱 12aに対し接続することもできる。

[0071] 具体的には、第 1のアーム 4の支柱 2力支柱 12aの有底穴 52、 55のいずれかに嵌入され、固定されることも可能である。よって、支柱 12aに第 1のアーム 4を接続した場合には、支柱 12bの有底穴 53、 54のいずれ力に、モニタ用アーム 60や生理食塩水のノック等が係止されたポールが嵌入、固定されても構わない。また、この際、コネクタホノレダ 23a、 23b、容器 34a、 34biま、架台本体 1 Uこお!/ヽて、左ィ則 111【こ固定される。

[0072] さらに、モニタ用アーム 60を用いずに、例えば CRTモニタから構成されたモニタ 65 を、架台本体 11の上面棚板 13に載置する場合等においては、支柱 12aと支柱 12b との両方に、第 1のアーム 4をそれぞれ接続し、架台本体 11の右側 l lr及び左側 111 の両方に、内視鏡ノヽンガ 6a、 6bを設けることもできる。

[0073] また、この場合、コネクタホノレダ 23a、 23b、容器 34a、 34biま、架台本体 11【こお!ヽて、左側 111及び右側 1 lrの両方に固定される。

[0074] 次に、このように構成された医療用架台 1の作用について、上述した図 1〜図 9及び図 10、図 11を用いて説明する。

[0075] 図 10は、本実施の形態の作用を説明する図 1の架台本体を上方力も概略的にみた図、図 11は、図 2のモニタを架台本体の右方に移動させた際の内視鏡ノ、ンガの位置を概略的に示す図である。

[0076] 先ず、図 10に示すように、例えば架台本体 11の上面棚板 13に、 CRTモニタ等のモニタ 65が載置された際、架台本体 11が省スペース化を図って構成されている場合、平面上、 CRTモニタの幅は、上面棚板 13の幅と略同じ幅となる。

[0077] よって、モニタ 65と第 1のアーム 4の延出部材 3とが接触しないよう、第 1のアーム 4 が支柱 2を回動軸として水平方向に回動される。その結果、延出部材 3が架台本体 1 1の右側 l lrから離間されて位置される。

[0078] この際、第 2のアーム 5が、上述したように、内面 5nの後半部が、図 1中延出部材 3 の右側面に沿って当接された状態で収納されている場合、第 2のアームに固定された内視鏡ハンガ 6a、 6bは、架台本体 11に対し右方を向いて位置されている。

[0079] 尚、延出部材 3が架台本体 11の右側 l lrから離間されて位置されるのは、延出部材 3とモニタ 65との接触を防ぐだけでなぐ第 2のアーム 5の内視鏡ノヽンガ 6a、 6bに係止される内視鏡 32とモニタ 65との接触を防ぐためでもある。

[0080] 次いで、図 10に示すように、内面 5nの後半部が延出部材 3の右側面に当接された状態で位置されている第 2のアーム 5が、固定ネジ 70の軸 70jを回動軸として、第 2のアーム 5に固定された内視鏡ノ、ンガ 6a、 6bが、架台本体 11の正面側 1 If、具体的には操作者 90に対向、近接するまで、水平方向に回動される。

[0081] 次いで、固定ネジ 70により、第 2のアーム 5の回動位置が固定される。このことにより

、内視鏡ノヽンガ 6a、 6bは、正面側 1 Ifに位置する操作者 90に対向、近接するよう位置される。

[0082] その後、操作者 90により、架台本体 11の正面側 1 Ifから、例えば内視鏡ノ、ンガ 6a に内視鏡 32の操作部が係止され、内視鏡 32のユニバーサルコード 33の先端に設けられているコネクタ 30力コネクタホルダ 23aに装着され、架台本体 11の下方に垂れ下がった内視鏡 32の挿入部 31の先端側力容器 34a、 34bの内部に収納される

[0083] 尚、内視鏡ハンガ 6aは、回動により架台本体 11の前方を向いており、コネクタホルダ 23a、容器 34a、 34bは、架台本体 11の右側 l lrに固定されていることから、内視鏡 32の操作部が内視鏡ノ、ンガ 6aに係止された際、内視鏡の挿入部 31は、内視鏡ハンガ 6aの位置に応じて湾曲される。

[0084] また、以上の作用は、モニタ 65が、モニタ用アーム 60の先端に固定されている場合も同様である。具体的には、操作者 90の観察方向に応じて、例えば図 11に示すように、モニタ用アーム 60及びモニタ 65を、架台本体 11の右方に回動させた場合、第 1のアーム 4の延長部材 3は、モニタ 65との接触を避けるため、架台本体 11の右側 l lrから、図 10に示す場合よりも遠く架台本体 11の右方に離間するよう回動される。即ち、内視鏡ノヽンガ 6a、 6bは、操作者 90から離間して位置されてしまう。

[0085] しかしながら、この場合であっても、内視鏡ハンガ 6a、 6b力架台本体 11の正面側 l lf、具体的には操作者 90に対向するまで、第 2のアーム 5を回動されることにより、内視鏡ノ、ンガ 6a、 6bは、正面側 1 Ifに位置する操作者 90に対向、近接するよう位置される。

[0086] 即ち、モニタ用アーム 60及びモニタ 65の回動位置に関わらず、内視鏡ハンガ 6a、

6bは、正面側 1 Ifに位置する操作者 90に対向、近接するよう位置される。

[0087] 尚、以上のことは、第 1のアーム 4及び第 2のアーム 5を架台本体 11の左側 111、即ち、支柱 12aに固定した場合であっても同様である。

[0088] このように、本実施の形態においては、水平方向に回動自在な第 1のアーム 4の架台本体 11の正面側 1 Ifに延出する延出部材 3の延出端 3tの近傍に、長手方向の一端 5iと他端 5tとにそれぞれ内視鏡ハンガ 6a、 6bが固定された第 2のアーム 5の長手方向の中程 5s力水平方向に回動自在となるよう固定されていると示した。

[0089] このことによれば、モニタ 65の位置によって、内視鏡ハンガ 6a、 6b力第 1のアーム 4の回動に伴い、架台本体 11から右方または左方に離間して位置されてしまったとしても、第 2のアーム 5の水平方向の回動により、内視鏡ノ、ンガ 6a、 6bを、正面側 1 If に位置する操作者 90に対向、近接するよう位置させることができる。

[0090] よって、従来のように、内視鏡 32を内視鏡ノ、ンガ 6a、 6bに係止させるに際し、内視鏡ハンガが架台本体 11の右側 1 lrに配設されてヽる場合にぉヽて、操作者 90が右手を架台本体 11の右側 1 lrに遠く伸ばす必要がなくなる他、操作者 90自体が架台本体 11の右側 1 lrに移動する必要がなくなる。

[0091] このことから、操作者 90は、内視鏡 32を、架台本体 11の正面側 1 Ifにおいて近接する内視鏡ノヽンガ 6a、 6bに容易に係止させることができる。

[0092] また、内視鏡ノヽンガ 6a、 6bを架台本体 11から離間させることができることから、モ- タ用アーム 60の回動範囲の自由度が従来よりも高まる。

[0093] 即ち、モニタ用アーム 60の先端に固定されたモニタ 65を操作者 90の所望の方向に、第 1のアーム 4及び第 2のアーム 5の位置に関わらず指向させることができる。

[0094] 以上から、モニタ 65への観察方向が制限されることなぐ内視鏡 32を架台本体 11 の正面側 1 Ifにおいて近接する内視鏡ノヽンガ 6a、 6nに容易に係止させることができる構成を有する医療用架台 1を提供することができる。

[0095] (第 2実施の形態）

図 12は、第 2実施の形態を示す医療用架台の斜視図である。本実施の形態の医療用架台の構成は、第 1実施の形態の医療用架台と比して、第 1のアームの延長部材の延長端の近傍に対し、第 2のアームの長手方向の端部が固定される点が異なる。よって、この相違点のみを説明し、第 1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。

[0096] 図 12に示すように、第 1のアーム 4の延出部材 3の、架台本体 11の正面側 1 Ifの延出端 3t側に、第 2のアーム 205が接続されている。

[0097] 第 2のアーム 205は、第 1のアーム 4の延出部材 3に対し開口するよう、高さ方向の断面形状がコの字状となるよう折り曲げられて所定の長さを有して形成されるとともに、例えば上方力も見て略直角三角状に形成された部材である。

[0098] 第 2のアーム 205は、該第 2のアーム 205の長手方向の後方側の他端 205tにおいて、延出部材 3と同軸となるように可動自在に固定されて、る。

[0099] 具体的には、第 2のアーム 205において折り曲げられて形成された上面と底面との間において、延出部材 3の高さ方向の上下を挟むとともに、第 2のアーム 205の左側面となる内面が、延出部材 3の左側面または右側面に当接できるように、第 1実施形態同様、固定ネジ 70と数枚のヮッシャ 71により、第 2のアーム 205に固定された内視鏡ノ、ンガ 6aが、延出部材 3の延出端 3tから前方に延出した仮想軸 3qに対し交差するよう、延出部材 3の前方の延出端 3t近傍に対し可動自在に固定されて、る。

[0100] さらに具体的には、第 2のアーム 205は、延出部材 3に対し、固定ネジ 70の軸 70jを回動軸として水平方向に回動自在となるよう、延出部材 3の延出端 3t近傍に対し固定されている。また、固定ネジ 70の螺合強度を高めることにより、第 2のアーム 205は、所望の回動位置で、延出部材 3に対し固定することができる。

[0101] 尚、この際、上述したように、第 2のアーム 205は、延出部材 3と同軸上に固定されていることから、第 1実施形態同様、第 2のアーム 205の他端 205t側の内面が延出部材 3の右側面に当接する位置から、第 2のアーム 205の一端 205則の内面が延出部材 3の左側面に当接する位置まで、即ち、 360° 回動せずに、 180° しか回動しないようになっている。

[0102] また、第 2のアーム 205が、水平方向に回動する際、第 1実施形態同様、第 2のァーム 205の一端 205i及び他端 205tの回動軌跡は、架台本体 11の正面側 1 Πよりも前方に突出しないよう、第 2のアーム 205は、延出部材 3に固定されている。

[0103] 尚、第 2のアーム 205は、架台本体 11の未使用の際は、第 2のアーム 205の他端 2 05t側の内面が、延出部材 3の右側面に当接するまで回動され、該右側面に内面が当接された状態で収納される。

[0104] 第 2のアーム 5の一端 205i側の図中右側面となる外面 205gに、内視鏡 32の操作部が係止される係止部材である内視鏡ハンガ 6aが、第 1実施形態同様、ねじ 72とヮッシャ 73とで固定されている。即ち、内視鏡ハンガ 6aは、第 2のアーム 205に対して着脱自在である。

[0105] また、内視鏡ノヽンガ 6aは、第 2のアーム 205に対して着脱自在であることから、内視鏡ノヽンガ 6aの向きを変えて固定することにより、第 1実施形態同様、第 1のアーム 4及び第 2のアーム 205は、架台本体 11の左側 111側の支柱 12aに対し、接続することもできる。

[0106] さらに、例えば CRTモニタから構成されたモニタ 65を、架台本体 11の上面棚板 13 に載置する場合等においては、支柱 12aと支柱 12bとの両方に、第 1のアーム 4及び第 2のアーム 205を、それぞれ接続し、架台本体 11の右側 l lr及び左側 111の両方に、内視鏡ノヽンガ 6aを設けることもできる。

[0107] 次に、このように構成された本実施の形態の作用について、上述した図 12及び図 1 3を用いて説明する。図 13は、本実施の形態の作用を説明する図 12の架台本体を上方力も概略的にみた図である。

[0108] 先ず、図 12に示すように、第 2のアーム 205力該第 2のアーム 205の他端 205t側の内面が、延出部材 3の右側面に当接された状態で収納されている場合、第 2のァーム 205に固定された内視鏡ノ、ンガ 6aは、架台本体 11に対し右方を向、て位置されている。

[0109] 次いで、図 13に示すように、第 2のアーム 205力固定ネジ 70の軸 70jを回動軸として、内視鏡ノ、ンガ 6aが、架台本体 11の正面側 l lf、具体的には操作者 90に対向するまで、水平方向に回動される。

[0110] その後、固定ネジ 70により、第 2のアーム 205の回動位置が固定される。このことにより、内視鏡ハンガ 6aは、正面側 1 Ifに位置する操作者 90に対向、近接するよう位置される。

[0111] 尚、この際、第 2のアーム 205は、他端 205tが延長部材 3に固定されているため、延長部材 3が、平面上、架台本体 11の上方に位置している場合は、第 2のアーム 20 5の他端 205t側力架台本体 11の右側 l lrより突出されて位置されることがない。

[0112] その後、操作者 90により、架台本体 11の正面側 1 Ifから、近接する内視鏡ハンガ 6 aに、内視鏡 32の操作部が係止される。尚、以上のことは、第 1のアーム 4及び第 2のアーム 205を架台本体 11の左側 111、即ち、支柱 12aに固定した場合であっても同様である。また、その他の作用は、上述した第 1実施形態の医療用架台 1と同一である。

[0113] このように、本実施の形態においては、第 2のアーム 205の他端 205tが延長部材 3 の延出端 3t近傍に、水平方向に回動自在に固定されて、ると示した。

[0114] このことによれば、延長部材 3が、平面上、架台本体 11の上方に位置している場合は、第 2のアーム 205の水平方向の回動に伴い、第 2のアーム 205の他端 205t側が、架台本体 11の右側 1 lrより突出されて位置されることがな、。

[0115] また、モニタ 65と延長部材 3との干渉を避けるため、延長部材 3を、架台本体 11の右側 l lrから離間して位置させた場合であっても、第 2のアーム 205の水平方向の回動に伴い、第 2のアーム 205の他端 205t側が、延長部材 3から右方に突出されて位置されることがない。

[0116] 以上から、第 1実施形態の医療用架台 1よりも省スペースにて、第 2のアーム 205を回動でき、内視鏡ノ、ンガ 6aを操作者 90に近接する位置に移動できる医療用架台 20 1を提供することができる。尚、その他の効果は、上述した第 1実施形態と同一である

[0117] 尚、以下変形例を示す。図 14は、本実施の形態の変形例を示す医療用架台の斜視図である。 [0118] 本実施の形態においては、内視鏡ハンガ 6aは、第 2のアーム 205の一端 205i側の外面 205gに固定されていると示した。即ち、内視鏡ノヽンガは、第 1のアーム 204を支柱 12bのみに接続した場合は、架台本体 11に対し、 1つ固定されていると示した。

[0119] これに限らず、第 1実施の形態同様、使用前の内視鏡 32と使用後の内視鏡 32とを両方係止するため、図 14に示すように、内視鏡ノヽンガ 6bを、第 1のアーム 4の延長部材 3の右側側面に固定しても構わな、。

[0120] このことによれば、本実施の形態の効果を妨げることなぐ例えば使用前の内視鏡 3 2を内視鏡ノ、ンガ 6bに係止させ、使用後の内視鏡 32を水平方向に可動する第 2のアーム 205に固定された内視鏡ハンガ 6aに係止させることができる。

[0121] 尚、以下、別の変形例を示す。上述した第 1実施の形態及び第 2実施の形態においては、第 2のアーム 5、 205は、延出部材 3に対し、固定ネジ 70の軸 70jを回動軸として水平方向に回動自在となるよう、延出部材 3の延出端 3t近傍に対し固定されていると示した。

[0122] これに限らず、第 2のアーム 5、 205に固定された内視鏡ハンガ 6a、 6b力延出部材 3の延出端 3tから前方に延出した仮想軸 3qに対し交差するよう、延出部材 3の前方の延出端 3t近傍に対し可動自在となるように、延出部材 3に固定されておれば、第 2のアーム 5、 205の可動は、水平方向の回動のみに限定されないことは勿論である。

[0123] 尚、以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に限定されるものではなぐ本発明の精神を逸脱しない範囲で幾多の変化がなしえることは勿論である。

Claims

請求の範囲

[1] 内視鏡が係止され該内視鏡の周辺装置が載置される架台本体を有する医療用架台であって、

前記架台本体の操作者近接側に対し離間する操作者遠位側の一側と多側との少なくとも一方に接続された、少なくとも一部が前記操作者近接側に延出する延出部位を有する第 1のアームと、

前記第 1のアームの前記延出部位に接続された第 2のアームと、

少なくとも前記第 2のアームに設けられた、前記内視鏡を係止する係止部材と、を具備し、

前記係止部材が前記延出部位の延出端力延長する軸に対し交差するよう、前記第 2のアームは前記延出部位に対し可動自在に接続されていることを特徴とする医療用架台。

[2] 前記第 2のアームは、水平方向に回動自在となるよう前記延出部位に接続されていることを特徴とする請求項 1に記載の医療用架台。

[3] 前記第 2のアームは、前記延出部位と同軸となるよう前記延出部位に接続されていることを特徴とする請求項 1または 2に記載の医療用架台。

[4] 前記第 2のアームの長手方向の一端または他端が、前記延出部位に接続されていることを特徴とする請求項 1〜3のいずれか 1項に記載の医療用架台。

[5] 前記第 2のアームの長手方向の一端と他端とを結ぶ中点が、前記延出部位に接続されていることを特徴とする請求項 1〜3のいずれ力 1項に記載の医療用架台。

[6] 前記係止部材は、前記第 2のアームの前記一端と前記他端との少なくとも一方に設けられていることを特徴とする請求項 4または 5に記載の医療用架台。

[7] 前記係止部材は、前記第 2のアーム対し着脱自在であることを特徴とする請求項 6 に記載の医療用架台。

[8] 前記係止部材は、さらに前記第 1のアームに設けられていることを特徴とする請求項 6に記載の医療用架台。

[9] 前記第 1のアームは、前記架台本体に対し、水平方向に回動自在となるよう接続されていることを特徴とする請求項 1〜8のいずれか 1項に記載の医療用架台。