WO2007063834A1 - 光反射板 - Google Patents

Abstract

【課題】立体的な形状を有する光反射板であって、光反射板の変形を良好に防止することができるとともに、初期コスト、製品コストを小さくすることができ、しかも大型化、高反射率化が容易である上、複雑な形状の山部の形状保持を行うことが容易な光反射板を提供する。 【解決手段】光を反射する平板状の板材からなる底板１２と、光を反射する平面視略長方形状の板材からなる一対の山板１４、１４と、底板の両端部に配設された互いに対向する支持体１６、１６とを具備し、一対の山板の長手方向両端部を支持体で支持することにより、一対の山板からなる断面山形の山部２２を底板上に形成した光反射板とする。

Description

明 細 書

光反射板

技術分野

[0001] 本発明は、例えば液晶表示装置、電飾看板、照明器具などに使用される光反射板 に関する。

背景技術

[0002] 従来、液晶表示装置、電飾看板、照明器具などに使用される光反射板として、立体 的な形状を有する合成樹脂製の光反射板が提案されて ヽる。このような光反射板と して、例えば下記（1)〜（3)に示すものがある。

(1)光を反射する発泡プラスチックのフィルムまたはシートにミシン目、押し鄞線、ノヽ ーフカットなど力もなる直線状の折り曲げ線を形成し、このフィルムまたはシートを上 記折り曲げ線に沿って折り曲げることにより山部を形成した光反射板 (例えば、特許 文献 1参照)。

(2)合成樹脂製の反射シートを薄 ヽ金属板に貼り合わせ、この金属板を金型でプレ ス加工することにより山部を形成した光反射板。

(3)金型を用いた射出成形によって山部を形成した光反射板。

[0003] 特許文献 1：特開 2004— 138715号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] しかし、前述した（1)〜（3)の光反射板は、以下のような問題を有するものであった 。すなわち、（1)の光反射板は、成形時のひずみや成形後のスプリングバックにより 作製後に変形が生じるため、光反射板の変形を防止する手段として、光反射板に形 状保持用の粘接着テープを貼り付けることが行われている。しかし、この手段を採つ た場合でも、光反射板の復元力によって山裾野部の折り曲げ角度を維持できなくなり 、山裾野部の折り曲げ角度が広がって光反射板全体に反りが発生することがあった。 また、（1)の光反射板は、山部を形成するため、平板状の光反射板に比べて、光反 射板を作製するためのフィルムまたはシートが大きくなる力 このようなフィルムまたは シートの大型化に伴い、フィルムまたはシートの製造難度が高くなるため、光反射板 の大型化が難 、ものであった。

[0005] (2)の光反射板は、製品サイズ毎、山部の形状毎に金型を作製する必要があり、初 期設備コストが大きくなるものであった。また、（2)の光反射板は、山部を形成するた め、平板状の光反射板に比べて、光反射板を作製するためのフィルムまたはシート が大きくなる力 このようなフィルムまたはシートの大型化に伴い、フィルムまたはシー トの製造難度が高くなるため、光反射板の大型化が難しいものであった。

[0006] (3)の光反射板は、製品サイズ毎、山部の形状毎に金型を作製する必要があり、初 期設備コストが大きくなるとともに、合成樹脂の射出成形によって作製するため、予め 作製された反射シートを加工した光反射板に比べて光の反射率が低くなるものであ つた o

[0007] さらに、（1)〜（3)の光反射板は、斜面の途中で傾斜角度が段階的に変化するよう な複雑な形状を有する山部の成形や形状保持を行うことが困難であった。

[0008] 本発明は、前述した事情に鑑みてなされたもので、立体的な形状を有する光反射 板であって、光反射板の変形を良好に防止することができるとともに、初期コスト、製 品コストを小さくすることができ、しかも大型化、高反射率化が容易である上、複雑な 形状の山部の形状保持を行うことが容易な光反射板を提供することを目的とする。 課題を解決するための手段

[0009] 本発明は、前記目的を達成するため、光を反射する平板状の板材からなる底板と、 光を反射する平面視略長方形状の板材からなる一対の山板と、前記底板の両端部 に配設された互いに対向する支持体とを具備し、前記一対の山板の長手方向両端 部を前記支持体で支持することにより、前記一対の山板からなる断面山形の山部を 前記底板上に形成したことを特徴とする光反射板を提供する。

[0010] 本発明の光反射板では、一対の山板の長手方向両端部を支持体で支持すること により、一対の山板力 なる断面山形の山部を形成するので、山部の頂部および裾 野部における折り曲げ、すなわち一切の折り曲げを不要にすることができるとともに、 支持体によって山部の形状を保持して、山部の頂部および裾野部の折り曲げ角度が 変化することを防止することができる。したがって、本発明の光反射板では、形状保 持性が大幅に改善され、変形が確実に防止される。また、上記のように本発明の光 反射板では折り曲げ部が一切なくなるため、断面三角形の単純な形状の山部のみな らず、斜面の途中で傾斜角度が段階的に変化するような複雑な形状の山部の形状 保持が容易である。

[0011] さらに、本発明の光反射板を製造する場合、製品サイズ毎、山部の形状毎に金型 を作製する必要がなぐ光反射板に形状保持用の粘接着テープを貼り付る必要もな いため、初期設備コスト、製品コストが小さくなる。また、本発明の光反射板は、底板と 山板とが分かれているため、光反射板を作製するために必要な板材の大きさは平板 状の反射板と同等であり、したがって光反射板の大型化が容易である。

[0012] 以下、本発明につきさらに詳しく説明する。本発明において、底板を形成する板材 および山板を形成する板材は、必ずしも限定されないが、光を反射するプラスチック のフィルムまたはシートからなること、あるいは光を反射するプラスチックのフィルムま たはシートと金属板との積層体力もなることが好ましい。この場合、上記光を反射する プラスチックのフィルムまたはシートとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、 ポリスチレン、ポリ塩化ビュル、ポリ塩化ビフエ-ル、ポリエチレンテレフタレート、ポリ ビニルアルコールなどの汎用榭脂、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポ リエチレンナフタレート、ポリアミド、ポリアセタール、ポリフエ-レンエーテル、超高分 子量ポリエチレン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフエ二レンサルファ イド、ポリアリレート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン 、ポリイミド、ポリテトラフルォロエチレン、液晶ポリマー、フッ素榭脂などのエンジニア リングプラスチック、またはこれらの共重合体もしくは混合物からなるフィルムまたはシ ートが挙げられる。これらのうちでも、耐熱性、耐衝撃性などが良好であることから、ポ リエチレンテレフタレート、ポリフエ-レンサルファイド、ポリプロピレン、シクロポリオレ フィン力もなるフィルムまたはシートが好ましい。なお、底板および山板に用いるプラ スチックのフィルムまたはシートとしては、同じ材質のものを用いてもよぐ異なる材質 のものを用いてもよい。

[0013] より具体的には、前記光を反射するプラスチックのフィルムまたはシートの好ましい 例として、平均気泡径が 50nm以上で 50 m以下の微細な気泡または気孔を内部 に有する熱可塑性榭脂のフィルムまたはシートが挙げられる。このようなフィルムまた はシートとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレートの押出シートに炭酸ガスを高圧 下で含浸させた後、加熱し発泡させたシートで、内部の気泡径が 50 m以下である 発泡プラスチック製光反射シートがある（例えば古河電気工業製の MCPET (登録商 標)等)。

[0014] また、前記光を反射するプラスチックのフィルムまたはシートの好ましい他の例とし て、フィラーを含有する熱可塑性榭脂のフィルムまたはシートであって、フィラーを核 として多数のボイドが形成されて ヽるフィルムまたはシートが挙げられる。この場合、 上記フィラーを含有する熱可塑性榭脂のフィルムまたはシートは、フィラーを含有す る未延伸フィルムまたはシートを成形し、この未廷伸フィルムまたはシートを延伸する ことにより、フィラーを核として多数のボイドを形成した多孔性延伸フィルムまたはシー トであることが好ましい。

[0015] なお、前記光を反射するプラスチックのフィルムまたはシートに用いられる榭脂中に は、酸化防止剤、紫外線防止剤、滑剤、顔料、強化剤などの添加剤を適宜添加する ことができる。また、これら添加剤を含有する塗布層をプラスチックのフィルムまたはシ ート上に形成してもよい。

[0016] 本発明において、一対の山板により形成する山部の断面形状は、例えば三角形、 半多角形、半円形、半楕円形等の山形に形成することができるが、これらに限定され るものではない。また、支持体は底板と別体としてもよぐ一体に形成してもよい。

[0017] また、本発明においては、後述する実施形態に示すように、下記構成 (a)〜(e)を 採用することができる。

(a)支持体はスリット穴を有し、山板の長手方向両端部が上記スリット穴に挿入されて いる構成。

(b)支持体は山形の開口部を有し、山板の長手方向両端部が上記開口部に挿入さ れている構成。

(c)一対の山板の頂部にはそれぞれ凹凸が形成され、上記一対の山板の凹凸は互 いにかみ合っている構成。

(d)—対の山板の頂部が部分的に接合されて!、る構成。 (e)山部が部分的に底板に固定されている構成。

発明の効果

[0018] 本発明の光反射板は、光反射板の変形を良好に防止することができるとともに、初 期コスト、製品コストを小さくすることができ、しかも光反射板の大型化、高反射率化が 容易である上、複雑な形状の山部の形状保持が容易である。

図面の簡単な説明

[0019] [図 1] (a)は本発明に係る光反射板の一実施形態を示す模式的平面図、（b)は同光 反射板を示す模式的正面図である。

[図 2]同光反射板の山板を示す一部側面図である。

[図 3]同光反射板の支持体を示す一部正面図である。

[図 4]同光反射板の支持体に山板を取り付けた状態を示す一部正面図である。

[図 5]同光反射板の山部を示す一部平面図である。

[図 6]同光反射板の固定部材を示す拡大正面図である。

[図 7]本発明に係る光反射板の第 2実施形態を示す一部正面図である。

[図 8]同光反射板を示す一部平面図である。

[図 9]同光反射板を示す一部側面図である。

[図 10]同光反射板の底板および支持体を示す展開平面図である。

[図 11]同光反射板の山板を示す展開平面図である。

[図 12]本発明に係る光反射板の第 3実施形態を示す一部正面図である。

[図 13]同光反射板を示す一部平面図である。

[図 14]同光反射板を示す一部側面図である。

[図 15]同光反射板の底板および支持体を示す展開平面図である。

[図 16]同光反射板の山板を示す展開平面図である。

発明を実施するための最良の形態

[0020] 次に、図面を参照して本発明に係る光反射板の実施形態を示すが、本発明は下記 例に限定されるものではない。

[0021] (第 1実施形態）

図 1 (a)は本発明に係る光反射板の第 1実施形態を示す模式的平面図、図 1 (b)は 同光反射板を示す模式的正面図である。本例の光反射板 10は、四角平板状の底板 12と、一対の略長方形状の山板 14、 14と、底板 12の両端部に両面粘着テープなど により垂直に固定された互いに対向する略長方形状の支持体 16、 16とを備えている 。本例の光反射板 10は、例えば、液晶表示装置のバックライト用反射板として使用さ れる。この場合、一対の山板 14、 14からなる山部 22の間に光源（図示せず)を配置 する。

[0022] 底板 12および山板 14は、いずれも平均気泡径が 50 m以下の発泡熱可塑性ポリ エチレンテレフタレートシート（古河電気工業製の MCPET (登録商標））により形成さ れている。支持体 16は、汎用榭脂からなるランプホルダーと呼ばれる部品に後述す るスリット穴を設けたものである。ランプホルダーとは、液晶表示装置において光反射 板の山部の間に光源を保持するための部品であり、図示していないが、ランプあるい はその付属品を通すための穴などが形成されている。本例では、このように既存の部 品を用いて支持体を作製することにより、コストダウンを図ることができる。

[0023] 山板 14の長手方向両端部には、図 2に示すように、上端縁から真下に延びて高さ 方向中央部付近に至るスリット穴 18が設けられている。また、支持体 16には、図 3に 示すように、下端縁から斜め上方に延びて略ノヽ字状をなした一対のスリット穴 20、 20 が設けられている。そして、支持体 16のスリット穴 20に山板 14のスリット穴 18形成箇 所を差し込み、支持体 16のスリット穴 20に山板 14のスリット穴 18の下方部分が挿入 され、山板 14のスリット穴 18に支持体 16のスリット穴 20の斜め上方部分が挿入され た状態とすることにより、図 4に示すように、一対の山板 14、 14からなる断面三角山 形の山部 22が底板 12上に形成されて ヽる。

[0024] また、一対の山板 14、 14の頂部には、図 2に示すように、凹部 24と凸部 26が交互 に形成され、これら一対の山板 14、 14の凹凸 24、 26は互いにかみ合っている。すな わち、図 5に示すように、一方の山板 14の凹部 24に他方の山板 14の凸部 26が入り 込んだ状態となっている。このように一対の山板の頂部にそれぞれ凹凸を形成し、上 記凹凸が互いにかみ合うようにすることにより、特に液晶表示装置において山部の長 手方向を水平にした状態で光反射板を垂直に配置した場合に、山板の重力により山 部の頂部が開くこと、すなわち一対の山板の頂部間に隙間が生じることを効果的に 防止することができる。

[0025] さらに、本例では、図 1 (a)に示すように、各山部 22の長手方向中央部付近が固定 部材 28により底板 12に固定されている。固定部材 28は、図 6に示すように、両端部 2 8aが底板 12に接着等により固定され、中央山形部 28bの内側で山部 22を保持する ものである。このように山部を部分的に底板に固定することにより、特に液晶表示装 置において山部の長手方向を水平にした状態で光反射板を垂直に配置した場合に 、山板の重力により山部が変形することを効果的に防止することができる。なお、上記 固定部材は、液晶表示装置において光反射板とシャーシとを固定するランプクリップ と呼ばれる部品を利用して作製してすることもできる。このように既存の部品を用いて 固定部材を作製することにより、コストダウンを図ることができる。

[0026] (第 2実施形態）

図 7は本発明に係る光反射板の第 2実施形態を示す一部正面図、図 8は同光反射 板を示す一部平面図、図 9は同光反射板を示す一部側面図、図 10は同光反射板の 底板および支持体を示す展開平面図、図 11は同光反射板の山板を示す展開平面 図である。本例の光反射板 30は、四角平板状の底板 32と、一対の略長方形状の山 板 34、 34と、互いに対向する四角板状の支持体 36、 36とを備えている。

[0027] 支持体 36、 36は、図 10に示すように、底板 32の横方向両端部において該底板 32 と一体に形成されたもので、これら底板 32および支持体 36ならびに山板 34は、いず れも平均気泡径が 50 μ m以下の発泡熱可塑性ポリエチレンテレフタレートシート（古 河電気工業製の MCPET (登録商標））により形成されている。なお、図 10において 33は底板 32の縦方向両端部に傾斜部を設けるための折り曲げ線を示す。

[0028] 山板 34、 34の頂部は、図 11に示すように、図中 Xで示す箇所において部分的に 接合され、山板 34、 34は一体になつている。このように山板を部分的に接合する手 段に限定はないが、例えば、板材の中央部に一部 (X部分)を除いて切断線 35を形 成し、この切断線 35に沿って板材を山形に折り曲げる方法が挙げられる。上記のよう に一対の山板の頂部を部分的に接合した場合は、一対の山板が 1つの部材になる ため、作業性が向上するという利点を得ることができる。ただし、一対の山板の頂部を 全体的に接合した場合は、山部の頂部が広がりやすくなる。 [0029] 山板 34の長手方向両端部には、図 11に示すように、下端縁から真上に延びて高さ 方向中央部付近に至るスリット穴 38が設けられている。また、支持体 36には、図 10 に示すように、上端縁から斜め下方に延びて略ノヽ字状をなした一対のスリット穴 40、 40が設けられている。そして、支持体 36のスリット穴 40〖こ山板 34のスリット穴 38形成 箇所を差し込み、支持体 36のスリット穴 40に山板 34のスリット穴 38の上方部分が挿 入され、山板 34のスリット穴 38に支持体 36のスリット穴 40の斜め下方部分が挿入さ れた状態とすることにより、図 7〜図 9に示すように、一対の山板 34、 34からなる断面 三角山形の山部 42が底板 32上に形成されている。

[0030] また、一対の山板 34、 34の頂部には、図 8、図 11に示すように、凹部 44と凸部 46 が交互に形成され、これら一対の山板 34、 34の凹凸 44、 46は互いに力み合ってい る。すなわち、一方の山板 34の凹部 44に他方の山板 34の凸部 46が入り込んだ状 態となつている。これにより、第 1実施形態で述べたのと同様の効果を得ている。

[0031] (第 3実施形態）

図 12は本発明に係る光反射板の第 3実施形態を示す一部正面図、図 13は同光反 射板を示す一部平面図、図 14は同光反射板を示す一部側面図、図 15は同光反射 板の底板および支持体を示す展開平面図、図 16は同光反射板の山板を示す展開 平面図である。本例の光反射板 50は、四角平板状の底板 52と、一対の略長方形状 の山板 54、 54と、互いに対向する四角板状の支持体 56、 56とを備えている。

[0032] 支持体 56、 56は、図 15に示すように、底板 52の横方向両端部において該底板 52 と一体に形成されたもので、これら底板 52および支持体 56ならびに山板 54は、いず れも平均気泡径が 50 μ m以下の発泡熱可塑性ポリエチレンテレフタレートシート（古 河電気工業製の MCPET (登録商標））により形成されている。なお、図 15において 53は底板 52の縦方向両端部に傾斜部を設けるための折り曲げ線を示す。

[0033] 山板 54、 54の頂部は、第 2実施形態と同様に部分的に接合され、山板 54、 54は 一体になつている。これにより、第 2実施形態で述べたのと同様の効果を得ている。

[0034] 山板 54の長手方向両端部下端縁には、図 16に示すように、四角形の小型の突出 部 58が設けられている。また、支持体 56の下部には、図 15に示すように、山形（三 角形）の開口部 60が設けられている。そして、支持体 56の開口部 60に山板 54の長 手方向両端部を挿入することにより、図 12〜図 14に示すように、一対の山板 54、 54 力もなる断面三角山形の山部 62が底板 52上に形成されている。この場合、図 14に 示すように、突出部 58の内側面が底板 52の外側面と当接することにより、山板 54、 5 4の位置決めがなされる。

[0035] 本例では、底板 52と支持体 56とを一体に形成し、底板 52と支持体 56との境界部 分を折り曲げて支持体 56を立てるようにするとともに、支持体 56に高さおよび幅が山 部 62よりも若干大きい山形の開口部 60を設け、この開口部 60に一対の山板 54、 54 の長手方向両端部を挿入するようにしたので、開口部 60に一対の山板 54、 54の長 手方向両端部を挿入した後に、底板 52と支持体 56との角度が板材の復元力によつ て角度が広がり、これにより支持体 56が山板 54、 54を上力も押さえつけるため、山 板 54、 54が底板 52上にしつ力りと取り付けられるという効果を得ることができる。

[0036] また、一対の山板 54、 54の頂部には、図 13、図 16に示すように、凹部 64と凸部 6 6が交互に形成され、これら一対の山板 54、 54の凹凸 64、 66は互いにかみ合って いる。すなわち、一方の山板 54の凹部 64に他方の山板 54の凸部 66が入り込んだ 状態となっている。これにより、第 1実施形態で述べたのと同様の効果を得ている。

Claims

請求の範囲

[1] 光を反射する平板状の板材からなる底板と、光を反射する平面視略長方形状の板 材からなる一対の山板と、前記底板の両端部に配設された互いに対向する支持体と を具備し、前記一対の山板の長手方向両端部を前記支持体で支持することにより、 前記一対の山板力 なる断面山形の山部を前記底板上に形成したことを特徴とする 光反射板。

[2] 前記支持体はスリット穴を有し、前記山板の長手方向両端部が前記スリット穴に挿 入されて!ヽることを特徴とする請求項 1に記載の光反射板。

[3] 前記支持体は山形の開口部を有し、前記山板の長手方向両端部が前記開口部に 挿入されて ヽることを特徴とする請求項 1に記載の光反射板。

[4] 前記一対の山板の頂部にはそれぞれ凹凸が形成され、前記一対の山板の凹凸は 互いにかみ合っていることを特徴とする請求項 1〜3のいずれか 1項に記載の光反射 板。

[5] 前記一対の山板の頂部が部分的に接合されていることを特徴とする請求項 1〜4の いずれか 1項に記載の光反射板。

[6] 前記山部が部分的に前記底板に固定されていることを特徴とする請求項 1〜5のい ずれか 1項に記載の光反射板。

[7] 前記底板の板材および前記山板の板材の一方または両方は、光を反射するプラス チックのフィルムまたはシートからなることを特徴とする請求項 1〜6のいずれ力 1項に 記載の光反射板。

[8] 前記底板の板材および前記山板の板材の一方または両方は、光を反射するプラス チックのフィルムまたはシートと金属板との積層体力もなることを特徴とする請求項 1 〜6の 、ずれか 1項に記載の光反射板。

[9] 前記光を反射するプラスチックのフィルムまたはシートは、平均気泡径が 50nm以 上で 50 μ m以下の微細な気泡または気孔を内部に有する熱可塑性榭脂のフィルム またはシートであることを特徴とする請求項 7または 8に記載の光反射板。

[10] 前記光を反射するプラスチックのフィルムまたはシートは、フィラーを含有する熱可 塑性榭脂のフィルムまたはシートであって、前記フィラーを核として多数のボイドが形 成されているフィルムまたはシートであることを特徴とする請求項 7または 8に記載の 光反射板。