WO2006101115A1 - 伝送速度制御方法、無線基地局及び無線回線制御局 - Google Patents

Abstract

　本発明は、上りユーザデータの伝送速度を制御する伝送速度制御方法であって、無線回線制御局が、呼の設定時或いはサービングセルチェンジ時に、無線基地局及び移動局に対して、絶対伝送速度制御チャネルの有効期間を通知する工程と、無線基地局が、前記有効期間に基づいて、該無線基地局と通信をしている各移動局に対して絶対伝送速度制御チャネルを送信するか否かについて決定する工程と、各移動局が、前記無線基地局から通知された前記絶対速度制御チャネルにマッピングされている最大許容伝送速度に基づいて前記上りユーザデータの伝送速度を決定する工程とを有する。

Description

明 細 書

伝送速度制御方法、無線基地局及び無線回線制御局

技術分野

[0001] 本発明は、上りユーザデータの伝送速度を制御する伝送速度制御方法、無線基地 局及び無線回線制御局に関する。

背景技術

[0002] 非特許文献 1に記述されているように、上り回線エンハンスメントにおいて、無線基 地局力 移動局における上りユーザデータ（EDCH/E-DPDCHを介して送信されるデ ータ）の伝送速度を制御するためのチャネルとして、絶対伝送速度制御チャネル (E- AGCH; Enhanced- Absolute Grant Channel)が定義されている。

[0003] なお、上り回線ェンノ、ンスメントにおいて、上りユーザデータの伝送速度は、当該上 りユーザデータに係るェンハンスト個別物理データチャネル（E-DPDCH)と個別物理 制御チャネル (DPCCH)との送信電力比や、当該上りユーザデータに係るェンハンス ト個別物理データチャネル（E- DPDCH)の送信電力や、当該上りユーザデータの送 信データブロックサイズ等によって規定される。

[0004] 上り回線ェンノヽンスメントでは、無線基地局が、力かる絶対伝送速度制御チャネル に対して移動局における上りユーザデータの許容伝送速度の絶対値をマッピングし 、力かる絶対値を各移動局に送信し、各移動局が、力かる絶対値に基づいて上りュ 一ザデータの伝送速度を決定する。

[0005] 一般的に、特に断りのない場合、上り回線ェンノヽンスメントでは、無線基地局とは、 当該無線基地局におけるセルのことを意味する。また、上り回線ェンノヽンスメントでは 、各移動局 UEは、該移動局 UEのサービングセル力 絶対速度制御チャネル (AG CH)を受信するように構成されて！、る。

[0006] また、一般的に、特に断りのない場合、上り回線ェンノヽンスメントでは、伝送速度に は、トランスポートブロックサイズや送信電力比（E- DPDCHの送信電力と DPDCH の送信電力との比）が含まれる。

[0007] このとき、絶対伝送速度制御チャネルの有効期間（絶対伝送速度制御チャネルに マッピングされている許容伝送速度の絶対値の有効期間）は、特に定められておら ず、次の絶対伝送速度制御チャネルを受信するまで、力かる絶対値が有効になって いた。

[0008] ここで、一般的に、上り回線ェンノ、ンスメントでは、有効期間は、絶対伝送速度制御 チャネル (AGCH)を受信してからの経過時間（例えば、 10msや 5TTI (Transmissi on Time Interval)等）によって設定されていてもよいし、 HARQプロセス単位で 設定されていてもよい。

[0009] 図 13の例では、 HARQプロセス # 4乃至 # 8力 絶対伝送速度制御チャネル (AG

CH)の有効期間として設定されている。

[0010] そのため、無線基地局は、例えば、ある移動局による上りユーザデータの送信を止 めたい場合等には、力かる移動局における上りユーザデータの許容伝送速度が「0bp s」になるように、絶対伝送速度制御チャネルを再度送信し、当該移動局による上りュ 一ザデータの送信をストップさせる必要があった。

[0011] この結果、下りリンクにおける送信電力リソースを逼迫し、無線容量の低下を招いて いた。

非特許文献 1 : 3GPP TSG-RAN TS25.309 V6.2.0

発明の開示

[0012] そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、絶対伝送速度制御チャネル の有効期間を、レイヤ 3シグナリングで設定する、或いは、システムで固定の値を用い ることにより、絶対伝送速度制御チャネルを再度送信することなぐ移動局の上りユー ザデータの許容伝送速度を 0bpsに落とし、下りリンクにおける無線容量を増大させる ことができる伝送速度制御方法、無線基地局及び無線回線制御局を提供することを 目的とする

また、本発明は、レイヤ 3シグナリングで、フレキシブルに有効期間を変更することに より、下りリンクにおける制御チャネルによる負荷及び上りリンクのスケジューリングの 精度のトレードオフを状況に応じて最適化することができる伝送速度制御方法、無線 基地局及び無線回線制御局を提供することを目的とする。

[0013] 本発明の第 1の特徴は、上りユーザデータチャネルの伝送速度を制御する伝送速 度制御方法であって、無線回線制御局が、呼の設定時或いはサービングセルチ ン ジ時に、無線基地局及び移動局に対して、絶対伝送速度制御チャネルの有効期間 を通知する工程と、無線基地局が、前記有効期間に基づいて、該無線基地局と通信 をしている各移動局に対して絶対伝送速度制御チャネルを送信する力否かについて 決定する工程と、各移動局が、前記無線基地局から通知された前記絶対速度制御 チャネルにマッピングされて 、る最大許容伝送速度に基づ 、て、上りユーザデータ チャネルの伝送速度を決定する工程とを有することを要旨とする。

[0014] 本発明の第 2の特徴は、上りユーザデータチャネルの伝送速度を制御する伝送速 度制御方法であって、無線基地局が、予め決められた有効期間に基づいて、該無線 基地局と通信をしている各移動局に対して絶対伝送速度制御チャネルを送信するか 否かについて決定する工程と、各移動局が、前記無線基地局から通知された前記絶 対速度制御チャネルにマッピングされて 、る最大許容伝送速度に基づ 、て、上りュ 一ザデータチャネルの伝送速度を決定する工程とを有することを要旨とする。

[0015] 本発明の第 3の特徴は、上りユーザデータチャネルの伝送速度を制御する伝送速 度制御方法で用いられる無線基地局であって、呼の設定時或いはサービングセル チェンジ時に、無線回線制御局力 通知された絶対伝送速度制御チャネルの有効 期間に基づ 、て、該無線基地局と通信をして 、る各移動局に対して絶対伝送速度 制御チャネルを送信するか否かにっ ヽて決定するように構成されて ヽる決定部を具 備することを要旨とする。

[0016] 本発明の第 4の特徴は、上りユーザデータチャネルの伝送速度を制御する伝送速 度制御方法で用いられる無線基地局であって、予め決められた有効期間に基づい て、該無線基地局と通信をして 、る各移動局に対して絶対伝送速度制御チャネルを 送信するか否かにっ ヽて決定するように構成されて ヽる決定部を具備することを要 旨とする。

[0017] 本発明の第 5の特徴は、上りユーザデータチャネルの伝送速度を制御する伝送速 度制御方法で用いられる無線回線制御局であって、呼の設定時或いはサービング セルチェンジ時に、無線基地局と通信をしている各移動局に対して送信する絶対伝 送速度制御チャネルの有効期間を通知するように構成されて 、る通知部を具備する ことを要旨とする。

図面の簡単な説明

[0018] [図 1]図 1は、本発明の一実施形態に係る伝送速度制御システムの構成ブロック図で ある。

[図 2]図 2 (a)乃至 (c)は、本発明の一実施形態に係る移動局のデータ伝送を説明す るための図である。

[図 3]図 3は、本発明の一本実施形態に係る伝送速度制御方法を示すシーケンス図 である。

[図 4]図 4は、本発明の一実施形態に係る移動局無線通信機能部の構成ブロック図 である。

[図 5]図 5は、本発明の一実施形態に係るベースバンド信号処理部の構成ブロック図 である。

[図 6]図 6は、本発明の一実施形態に係る MAC— e部の構成ブロック図である。

[図 7]図 7は、本発明の一実施形態に係る無線基地局の構成ブロック図である。

[図 8]図 8は、本発明の一実施形態に係るベースバンド信号処理部の構成ブロック図 である。

[図 9]図 9は、本発明の一実施形態に係る MAC— e機能部の構成ブロック図である。

[図 10]図 10は、本発明の一実施形態に係る無線回線制御局の構成ブロック図であ る。

[図 11]図 11は、本発明の一実施形態に係る伝送速度制御方法を示すフローチヤ一 トである。

[図 12]図 12は、本発明の一実施形態に係る伝送速度制御方法を示すフローチヤ一 トである。

[図 13]図 13は、 EULを適用している一般的な移動通信システムにおいて、有効期間 が設定されて 、る HARQの例を示す図である。

発明を実施するための最良の形態

[0019] 次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載にお いて、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。但し、図面は 模式的なものであることに留意すべきである。

[0020] (第 1の実施形態）

図 4乃至図 12を参照して、本発明の第 1の実施形態に係る伝送速度制御システム について説明する。

[0021] 図 4に示すように、本発明の第 1の実施形態に係る伝送速度制御システムにおける 移動局に設けられている移動局無線通信機能部は、バスインターフェース部と、呼処 理部と、ベースバンド信号処理部と、 RF部とを具備している。

[0022] また、図 5に示すように、力かるベースバンド信号処理部は、 RLC処理部と、 MAC-d 処理部と、 MAC-e処理部と、レイヤ 1処理部とを具備している。

[0023] また、図 6に示すように、力かる MAC-e処理部は、 E-TFC選択部と、 HARQ処理 部とを具備している。

[0024] ここで、 E-TFC選択部は、無線基地局（セル)から送信される絶対速度制御チヤネ ル (E-AGCH)又は相対速度制御チャネル (E-RGCH)等を含むスケジューリング 信号を受信し、当該 E-AGCHに含まれる移動局の上りユーザデータの最大許容伝 送速度の絶対値や当該 E-RGCHに含まれる移動局の上りユーザデータの最大許 容伝送速度の相対値 (Up/Down/Keep)に基づいて、当該移動局の上りユーザデ ータの伝送速度を制御するように (具体的には、送信フォーマット (E-TFC)を選択す るように)構成されている。

[0025] 図 7に示すように、本発明の第 1の実施形態に係る伝送速度制御システムにおける 無線基地局（各セルに対応）は、 HWYインターフェースと、ベースバンド信号処理部 と、呼制御部と、送受信部と、アンプ部とを具備している。ここで、図 8に、本発明に関 連するベースバンド信号処理部の具体的な構成例を示す。

[0026] また、図 9に示すように、ベースバンド信号処理部における MAC- e機能部は、 HAR Q処理部と、スケジューリング部と、受信処理命令部とを具備している。

[0027] ここで、スケジューリング部は、各移動局に対して、上述の絶対速度制御チャネル や相対速度制御チャネルを送信することによって、各移動局の上りユーザデータの 伝送速度を制御するように構成されて 、る。

[0028] また、スケジューリング部は、呼の設定時或いはサービングセルチェンジ時に、無線 回線制御局から通知された絶対伝送速度制御チャネルの有効期間に基づいて、当 該スケジューリング部が属する無線基地局 (セル)と通信をしている各移動局に対し て絶対伝送速度制御チャネルを送信するか否かにっ ヽて決定するように構成されて いる。

[0029] また、スケジューリング部は、当該伝送速度制御システムで予め決められた有効期 間に基づいて、当該スケジューリング部が属する無線基地局（セル）と通信をしている 各移動局に対して絶対伝送速度制御チャネルを送信する力否かについて決定する ように構成されて 、てもよ 、。

[0030] なお、有効期間は、時間単位 (例えば、 10秒間等)で指定されて!、てもよ 、し、 TTI 単位 (例えば、 3TTI間等)で指定されていてもよいし、開始時刻と終了時刻によって 指定されて!ヽてもよ ヽし、所定条件が満たされて!/ヽる場合と!/ヽぅ形式で指定されて ヽ てもよい。

[0031] 図 10に示すように、無線回線制御局は、無線基地局 IF部と、交換局 IF部と、メディ ァ信号処理部と、 MACレイヤ処理部と、呼制御部と、 RLCレイヤ処理部とを具備して いる。

[0032] 力かる呼制御部は、呼の設定時或いはサービングセルチヱンジ時に、各無線基地 局（セル）と通信をして ヽる各移動局に対して送信する絶対伝送速度制御チャネルの 有効期間を通知するように構成されて 、る。

[0033] 図 3に、本実施形態に係る伝送速度制御方法のシーケンス例を示す。図 3では、移 動局が発信する例を示しているが、移動局が着信する例も考えられる。

[0034] ステップ (1)において、移動局は、無線回線制御局に対して、 EDCHを用いた通信の 開始 (すなわち、呼設定)を要求する。

[0035] ステップ (2)において、無線回線制御局は、力かる要求に応じて、当該移動局を配 下とする無線基地局に対して、 EDCHについてのコネクション設定要求を送信し、ス テツプ (3)において、無線基地局は、特に問題なくコネクションの設定が行えた場合に は、その旨を示すコネクション設定応答を無線回線制御局に返す。

[0036] 無線回線制御局は、（4)において、移動局に対して、呼の種別や移動局のリリース 番号や送受信可能なユーザデータの伝送速度に関する情報の送受信等を行うため の制御チャネルを設定するための制御チャネルコネクション設定要求を送信する。

[0037] 移動局は、力かる制御チャネルコネクション設定要求に従って制御チャネルを設定 できた場合には、ステップ (5)において、その旨を示す制御チャネルコネクション設定 応答を無線回線制御局に通知する。

[0038] 制御チャネルの設定後は、ステップ (7)において、 EDCHに関する様々なパラメータ（ 各フォーマットでの送信振幅比等）が、無線回線制御局と移動局との間でやり取りさ れて、上りユーザデータの送信が開始される。このやり取りの中で、無線回線制御局 は、絶対伝送速度制御チャネルの有効期間を、移動局に対してシグナリングする。

[0039] また、ステップ (6)においても、 EDCHに関する様々なパラメータ（各フォーマットでの 送信振幅比等）が、無線回線制御局と無線基地局との間でやり取りされるが、ここで も、無線回線制御局が、絶対伝送速度制御チャネルの有効期間を、無線基地局に 対してシグナリングする。

[0040] なお、図 3の例を参照して、本発明に力かる伝送速度制御方法力 呼設定時に適 用される例について説明したが、本発明は、力かる場合に限定されるものではなぐ サービングセルチェンジ時も同様に適用される。

[0041] なお、サービングセルチェンジは、無線回線制御局が、移動局における測定結果 報告（Measurement Report)に基づいて、当該移動局のサービングセルを変更すベ きであると判断された場合に、当該移動局と変更後のサービングセルとの間に EDCH を設定し、当該移動局と変更前のサービングセルとの間の EDCHを開放することによ つて行われるものである。

[0042] 図 11に、本実施形態に係る伝送速度制御方法における移動局の振る舞いに関す るフローチャートを示す。

[0043] 移動局は、 EDCHの接続処理（呼設定処理又はサービングセルチェンジ処理）が完 了すると、送信すべき上りユーザデータがある場合には、ステップ S101において、か 力る EDCHを介して当該上りユーザデータの送信を開始する。

[0044] そこで、移動局は、ステップ S103において、 AGCHを受信した場合には、ステップ S 105において、タイマをリセットして、ステップ S016において、力かる AGCHにマツピン グされて ヽる許容伝送速度に基づ!/、て、上りユーザデータの送信を行う。 [0045] また、移動局は、ステップ S103において、 AGCHを受信していない場合には、ステ ップ S104において、タイマをインクリメントする。

[0046] その後、移動局は、ステップ S107において、タイマが満了していなければ（すなわ ち、最後に受信した AGCHの有効期間内である場合には）、当該 AGCHにマッピング されて 、る許容伝送速度（上りユーザデータの伝送速度の絶対値）に基づ 、て上り ユーザデータの送信を継続する (ステップ S101)。

[0047] 一方、移動局は、ステップ S107において、タイマが満了した場合には（すなわち、 最後に受信した AGCHの有効期間内でない場合には）、ステップ S108において、当 該 AGCHにマッピングされている許容伝送速度を無効とする。

[0048] ステップ S108において、最低伝送速度が、予め設定されている場合には、移動局 は、力かる最低伝送速度で、上りユーザデータを送信する。ステップ S108において、 最低伝送速度が設定されていない場合には、移動局は、上りユーザデータの送信を ストップする。

図 12に、本実施形態に係る伝送速度制御方法における無線基地局の振る舞いに 関するフローチャートを示す。

[0049] 無線基地局（各移動局のサービングセル）は、 EDCHを接続した場合（呼設定処理 又はサービングセルチェンジ処理が完了した場合）、ステップ S201において、各移 動局における許容伝送速度の変更が必要である場合には、ステップ S204において 、 AGCHを送信する。

[0050] また、ステップ S201にお!/、て、 AGCHを既に送信して!/、る場合等のように、各移動 局の許容伝送速度の変更が必要ない場合には、ステップ S202において、タイマをィ ンクリメントする。

[0051] 無線基地局は、ステップ S203において、タイマが満了している場合 (すなわち、 AG CHの有効期間内である場合）には、ステップ S204において、 AGCHを再度送信する

[0052] 以上示したように、本実施形態に係る伝送速度制御方法によれば、レイヤ 3シグナ リングで設定された AGCHの有効期間、或いは、システムで固定の AGCHの有効期 間を用いることにより、 AGCHを再度送信することなぐ移動局の上りユーザデータの 伝送速度を「0bps」に落とし、下りリンクにおける無線容量を増大させることが可能とな る。

[0053] また、本実施形態に係る伝送速度制御方法によれば、レイヤ 3シグナリングで、フレ キシブルに有効期間を変更することにより、下りリンクにおけるの制御チャネルによる 負荷と上りリンクにおけるスケジューリング精度とのトレードオフを、状況に応じて最適 ィ匕することがでさる。

[0054] 以上、本発明を実施例により詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本願 中に説明した実施例に限定されるものではないということは明らかである。本発明の 装置は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱すること なく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本願の記載は、例示説 明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない 産業上の利用の可能性

[0055] 以上説明したように、本発明によれば、絶対速度制御チャネルの有効期間を、レイ ャ 3シグナリングで設定することにより、或いは、システムで固定の値を用いることによ り、絶対速度制御チャネルを再度送信することなぐ移動局の上りユーザデータの伝 送速度を「0bps」に落とし、下りリンクにおける無線容量を増大させることが可能な伝 送速度制御方法、無線基地局及び無線回線制御局を提供することができる。

[0056] また、本発明によれば、レイヤ 3シグナリングで、フレキシブルに有効期間を変更す ることにより、下りリンクにおける制御チャネルによる負荷及び上りリンクにおけるスケ ジユーリングの精度のトレードオフを状況に応じて最適化することが可能な伝送速度 制御方法、無線基地局及び無線回線制御局を提供することができる。

Claims

請求の範囲

[1] 上りユーザデータの伝送速度を制御する伝送速度制御方法であって、

無線回線制御局が、呼の設定時或いはサービングセルチェンジ時に、無線基地局 及び移動局に対して、絶対伝送速度制御チャネルの有効期間を通知する工程と、 無線基地局が、前記有効期間に基づいて、該無線基地局と通信をしている各移動 局に対して絶対伝送速度制御チャネルを送信するか否かについて決定する工程と、 各移動局が、前記無線基地局から通知された前記絶対速度制御チャネルにマツピ ングされて!/、る許容伝送速度に基づ!/、て、前記上りユーザデータの伝送速度を決定 する工程とを有することを特徴とする伝送速度制御方法。

[2] 上りユーザデータの伝送速度を制御する伝送速度制御方法であって、

無線基地局が、予め決められた有効期間に基づいて、該無線基地局と通信をして いる各移動局に対して絶対伝送速度制御チャネルを送信するか否かについて決定 する工程と、

各移動局が、前記無線基地局から通知された前記絶対速度制御チャネルにマツピ ングされて!/、る許容伝送速度に基づ!、て、前記上りユーザデータの伝送速度を決定 する工程とを有することを特徴とする伝送速度制御方法。

[3] 上りユーザデータの伝送速度を制御する伝送速度制御方法で用いられる無線基 地局であって、

呼の設定時或いはサービングセルチェンジ時に、無線回線制御局から通知された 絶対伝送速度制御チャネルの有効期間に基づ!、て、該無線基地局と通信をして 、 る各移動局に対して絶対伝送速度制御チャネルを送信するか否かについて決定す るように構成されて ヽる決定部を具備することを特徴とする無線基地局。

[4] 上りユーザデータの伝送速度を制御する伝送速度制御方法で用いられる無線基 地局であって、

予め決められた有効期間に基づいて、該無線基地局と通信をしている各移動局に 対して絶対伝送速度制御チャネルを送信するか否かにっ ヽて決定するように構成さ れて ヽる決定部を具備することを特徴とする無線基地局。

[5] 上りユーザデータの伝送速度を制御する伝送速度制御方法で用いられる無線回 線制御局であって、

呼の設定時或いはサービングセルチェンジ時に、無線基地局と通信をして 、る各 移動局に対して送信する絶対伝送速度制御チャネルの有効期間を通知するように 構成されている通知部を具備することを特徴とする無線基地局。