明 細 書
無線アクセスネットワークシステム及びマルチメディアデータ配信通知方 法
技術分野
[0001] 本発明は、無線基地局装置及び無線ネットワーク制御装置を有する無線アクセス ネットワークシステムに関し、特に音楽、画像、動画等のマルチメディアデータを複数 の移動端末に配信する MBMS (Multimedia Broadcast Multicast Service)に対応 する無線アクセスネットワークシステムに関する。
背景技術
[0002] 移動通信網において、ユーザが所有する移動端末力 ネットワークへ接続するため のアクセス系は無線アクセスネットワークシステムと呼ばれる。近年の移動通信網で は、固定通信網と同様に、音楽、画像、動画等のマルチメディアデータの高速配信 サービスに対する要望が高まり、 W— CDMA (Wideband Code Division Multiple Access)方式等では、マルチメディアデータの高速配信に対応する技術として、 3GP Ρ(3™ Generation Partnership Project)にて MBMSが検討されている。 MBMSは、 無線アクセスネットワークシステムを介して複数の移動端末に様々なマルチメディア データを同時に配信するための技術であり、 MBMSに加入したユーザ(以下、 MB MSユーザと称す)は、移動端末により音楽や写真、ビデオ映像等の各種コンテンツ を享受することができる。
[0003] ところで、上記 MBMSを実現する場合、 MBMSデータ(コンテンツ)の配信開始タ イミングゃ配信の終了、コンテンツを識別するための情報(MBMS Service ID)等を 各移動端末に通知する Notification処理が必要になる。この Notification処理は、既存 の物理チャネルのフォーマット等を変更することなく実現できることが望ましい。
[0004] Notification処理を実現するための方法としては、例えば、着信時に移動端末を呼 び出すページング処理で使用される既存の PICH (Paging Indication Channel)を 利用して各 MBMSユーザの移動端末を呼び出し、対応するページングチャネル (S — CCPCH (Secondary Common Control Physical し hannel)【こて Notification用の
情報を各移動端末に通知する方法が考えられる。なお、 PICHの構成については、 例 ば《3<JPP Technical specification 25.22丄, Physical channels and mapping of transport channels onto physical channels, version 3.12.0, September 2003.に詳しく記載されている。また、ページング処理については、例えば 3GPP Tecnnical Specincation 25.304, UE Procedure in Idle Mode and Procedures for Cell Reselection in Connected Mode, version 3.13.0, September 2003.あ るいは 3GPP Technical Specification 25.331, RRC Protocol Specification, version 3.16.0, September 2003.等に詳しく記載されている。
[0005] しかしながら、上述したような PICHを利用して MBMSの Notification処理を行う方 法では、 PICHのフレームを構成する複数の Indicator (複数ビットで構成)を MBMS の Notification処理と既存のページング処理とで共用することになるため、 MBMSに 加入して!/、な 、移動端末で無駄な処理が増え、ノ ッテリーを不必要に消費してしまう 問題がある。これは、所定の Indicatorを監視することで着信があつたと認識した移動 端末が、対応するページングチャネルの情報を取得した後で自機に対する呼び出し 要求でな!、ことを知ることになるため、無駄なページングチャネルのデコード処理によ りバッテリーを消費してしまうことに起因する。特に、 MBMSでは複数の移動端末に 対して同じコンテンツを配信することを前提としているため、 MBMSデータの配信中 は複数の PICHのフレームで複数の Indicatorが連続して使用される。したがって、 M BMSに加入して!/、な!/、複数の移動端末で上記無駄なページングチャネルのデコー ド処理を実行する可能性があるため、それらが全てバッテリーを不必要に消費してし まつ。
[0006] なお、 PICHのフレームには、元々予備の空きビットが設けられているため、この空 きビットを MBMSの Notification処理に利用する方法も考えられる。しかしながら、 PI CHのフレームには空きビット数が少ないため(12ビット)、用意できる Indicatorの数が 少なくなる。その結果、複数種類の MBMSデータに対して同じ Indicatorを割り当てる ことになるため、 MBMSユーザの移動端末は、上記と同様に対応するページングチ ャネルの情報を取得した後で所望のコンテンツでな 、ことを知ることになるため、バッ テリーを不必要に消費してしまう。
発明の開示
[0007] そこで本発明は、移動端末において無駄な処理を発生させることなぐ MBMSデ ータの配信開始タイミングや配信終了、及びコンテンツを識別するための情報等を各 移動端末に通知するための Notification処理を実現する無線アクセスネットワークシス テム及びマルチメディアデータ配信通知方法を提供することを目的とする。
[0008] 上記目的を達成するため本発明では、移動端末の位置情報を管理する無線ネット ワーク制御装置から、配信予定のマルチメディアデータの有無、該マルチメディアデ ータを識別するための情報、及び該マルチメディアデータの配信開始タイミングの情 報を含むデータ配信開始情報、並びに配信中のマルチメディアデータの有無、及び 該マルチメディアデータを識別するための情報を含むデータ配信中情報を備えたス ケジユーリングメッセージを、制御チャネルを利用して移動端末へ送信する。移動端 末は、予め指定されたマルチメディアデータの配信開始をデータ配信開始情報によ つて検知すると、対応するトラフィックチャネル力 該マルチメディアデータを取得する
[0009] このように、無線ネットワーク制御装置力 移動端末へ上記スケジューリングメッセ ージを送信することで、 MBMSデータの配信開始タイミングや配信終了、及びコンテ ンッを識別するための情報等を各移動端末に通知するための Notification処理を実 現できる。また、移動端末では、常に MCCHや MTCHを監視する必要がないため、 ノ ッテリーの消費が低減される。
図面の簡単な説明
[0010] [図 1]無線アクセスネットワークシステムの一構成例を示すブロック図である。
[図 2]図 1に示した移動端末、無線基地局装置及び無線ネットワーク制御装置の一構 成例を示すブロック図である。
[図 3]本発明の無線アクセスネットワークシステムの第 1実施例の動作を示すタイミン グチャートである。
[図 4]本発明の無線アクセスネットワークシステムの第 2実施例の動作を示すタイミン グチャートである。
[図 5]本発明の無線アクセスネットワークシステムの第 3実施例の動作を示すタイミン
グチャートである。
発明を実施するための最良の形態
[0011] 次に本発明につ 、て図面を参照して説明する。
[0012] 図 1に示すように、無線アクセスネットワークシステムは、無線リンクを介して複数の 移動端末 (UE) 10との通信が可能な無線基地局装置 (Node-B) 20と、複数の無線 基地局装置 20が接続される、各移動端末の位置情報を管理する無線ネットワーク制 御装置(RNC : Radio Network Controller) 30とを有する構成である。
[0013] 図 2に示すように、移動端末 10は、通話時の発着信制御やマルチメディアデータの ダウンロード動作を制御する制御装置 11と、無線基地局装置 20と無線通信を行うた めの送受信装置 12とを有する構成である。
[0014] 無線基地局装置 20は、移動端末 10毎の送受信データの分離 Z多重を行う制御装 置 21と、移動端末 10と無線通信を行うための送受信装置 22と、無線ネットワーク制 御装置 30と通信するための通信制御装置 23とを有する構成である。
[0015] また、無線ネットワーク制御装置 30は、各移動端末 10の位置情報をそれぞれ管理 し、移動端末 10毎の呼接続ゃノ、ンドオーバー処理等を行う制御装置 31と、データフ ローを切り換えるスィッチ部 32と、複数の無線基地局装置 20と通信するための通信 制御装置 33とを有する構成である。
[0016] 移動端末 10、無線基地局装置 20及び無線ネットワーク制御装置 30の各制御装置 は、例えば、 DSP、 CPU、 RAMや ROM等のメモリ、プログラムが記録された記録媒 体、及びその他の LSI (例えば、バスコントローラや I/Oコントローラ等)等で構成さ れる。以下に記載する無線ネットワーク制御装置 30及び移動端末 10の各処理は、 例えば上記制御装置を構成する DSPや LSI、あるいは記録媒体に記録されたプログ ラムにしたがって CPUにより実行される。
[0017] 本発明では、 3GPPにより設けることが決められている、 MBMSの制御チャネルで ある MCCH (MBMS Control Channel)を利用して MBMSの Notification処理を実 行する。 MBMSで提供される MBMSデータ(コンテンツ)は MTCH (MBMS Traffic Channel)を介して各移動端末に配信される。 MCCH及び MTCHは、いずれも論 理チャネル (Logical Channel)であり、無線基地局から各移動端末 10へ送信される
既存の物理チャネルである S— CCPCH (Secondary Common Control Physical Channel)中に多重化されて伝送される。
[0018] また、本発明では、以下に記載する「データ配信開始情報」及び「データ配信中情 報」を含むメッセージ(MBMSスケジューリングメッセージ)を MCCHを用いて各移動 端末 10に送信する。
[0019] 「データ配信開始情報」は、どの MBMS Service IDの MBMSデータ(コンテンツ) 力 いつ力 MTCH上で配信されるかを示す情報であり、具体的には、配信を開始 する MBMSデータの有無を示すメッセージ、配信する MBMSデータを識別するた めの情報(MBMS Service ID)、及びその MBMSデータの配信が開始される MTC Hの無線フレーム番号を含んで!/、る。
[0020] また、「データ配信中情報」は、どの Service IDの MBMSデータが現在配信中であ るかを示す情報であり、具体的には、配信中の MBMSデータの有無を示すメッセ一 ジ、及び配信中の MBMSデータを識別するための情報(MBMS Service ID)を含 んでいる。
[0021] MBMSスケジューリングメッセージの送信間隔等は、既存の報知チャネル(P— CC PCH: Primary Common Control Physical Channel)を用いて各移動端末に予め 通知される。 MBMSスケジューリングメッセージは、無線ネットワーク制御装置 30か ら所定数の無線フレーム番号毎 (所定の周期毎)に各移動端末 10へ送信される。
[0022] 次に、本発明の無線アクセスネットワークシステムにおける無線ネットワーク制御装 置 30及び移動端末 10の動作にっ 、て説明する。
[0023] 無線ネットワーク制御装置 30は、予め決められた周期で MCCHを利用して MBM Sスケジューリングメッセージを送信する。なお、無線ネットワーク制御装置 30は、 MB MSスケジューリングメッセージの送信周期を、報知チャネルを用いて予め各移動端 末 10に通知しておく。
[0024] 任意の MBMSデータの配信を開始する時、無線ネットワーク制御装置 30は、どの タイミングで MBMSデータの配信を開始するかを決定し、 MBMSスケジューリングメ ッセージ中のデータ配信開始情報を用いて各移動端末 10に通知する。このとき、ぺ 一ジング処理と競合する等によりデータ配信開始情報を受信できない移動端末 10が
あることを考慮して、同じデータ配信開始情報を所定の送信間隔で 2回以上送信す る。
[0025] MBMSデータの配信中、無線ネットワーク制御装置 30は該 MBMSデータが配信 中であることを MBMSスケジューリングメッセージ中のデータ配信中情報により各移 動端末 10に通知し続ける。
[0026] MBMSデータの配信を終了する時、無線ネットワーク制御装置 30は、配信を終了 する MBMSデータを MBMSスケジューリングメッセージ中のデータ配信中情報を用 いて各移動端末 10に通知する。このとき、ページング処理と競合する等によりデータ 配信中情報を受信できない移動端末 10があることを考慮して、同じデータ配信中情 報を所定の送信間隔で 2回以上送信する。
[0027] 一方、 MBMSデータを受信する移動端末 10は、一定間隔毎に MCCHを介して送 信される MBMSスケジューリングメッセージを監視する。このとき、 MBMSスケジユー リングメッセージの送信間隔は報知チャネルで通知される情報力も知ることができる。
[0028] 移動端末 10は、 MBMSスケジューリングメッセージ中のデータ配信開始情報によ つて、ユーザが指定した所望の MBMSデータの配信開始が通知された場合、デー タ配信開始情報で示されたタイミングにしたがって MTCH力 所望の MBMSデータ (コンテンツ)を取得する。以降、 MBMSスケジューリングメッセージのデータ配信中 情報に、受信している MBMSデータが配信中を示すメッセージが設定されている限 り、 MTCH/MCCHを監視し続ける。
[0029] MTCHZMCCHを監視している移動端末 10は、 MBMSスケジューリングメッセ ージのデータ配信中情報に、受信している MBMSデータの配信が無いことを示すメ ッセージが設定されると、該当する MBMSデータの取得を停止する。
[0030] 本発明の無線アクセスネットワークシステムによれば、上記 MBMSスケジューリング メッセージを、予め決められた一定の間隔毎に無線ネットワーク制御装置 30から送 信することで、 MBMSデータの配信開始タイミングや配信終了、及びコンテンツを識 別するための情報等を各移動端末 10に通知するための Notification処理を実現でき る。また、移動端末 10では常に MCCHや MTCHを監視する必要がないため、バッ テリーの消費が低減される。
[0031] また、 MBMSデータの配信開始時にデータ配信開始情報として同じ情報を複数回 送信すること、あるいは MBMSデータの配信終了時にデータ配信中情報として同じ 情報を複数回送信することで、最初に送信されたデータ配信開始情報ある!ヽはデ一 タ配信中情報をページング処理と競合する等により受信できな力つた移動端末 10も MBMSデータの配信開始や配信終了を確実に知ることができる。
[0032] さらに、 MBMSスケジューリングメッセージの送信周期を調整することで、 MBMS データの配信開始までの時間を短縮することも可能である。
[0033] 次に、本発明の無線アクセスネットワークシステムの実施例について図面を用いて 説明する。
[0034] (第 1実施例)
第 1実施例では、 MBMSデータの配信が開始される場合を例にして説明する。な お、第 1実施例では、 MBMSスケジューリングメッセージが、 Offset値 100Frame、送 信間隔 256Frame毎に送信される旨、報知情報にて予め通知されているものとする。 Offset値は、単に MBMSスケジューリングメッセージの配信開始フレームを指定する 値であり、任意の値に設定すればよい。
[0035] 図 3は本発明の無線アクセスネットワークシステムの第 1実施例の動作を示すタイミ ングチャートである。
[0036] 図 3に示すように、第 1実施例では、最初に、以下に示す情報が MBMSスケジユー リングメッセージ(1st MBMS Scheduling Message)にて各移動端末 10へ送信され る。
[0037] (l) No new MBMS Data delivery scheduled
(2) No on-going MBMS Data delivery
ここで、" No new MBMS Data delivery scheduled"は新しい MBMSデータの配 信スケジュールが無いことを示すメッセージであり、 "No on-going MBMS Data delivery"は配信中の MBMSデータが無いことを示すメッセージである。
[0038] 続、て、 2番目及び 3番目の MBMSスケジューリングメッセージ(2nd, 3rd MBMS
Scheduling Message)にて各移動端末 10へ送信される情報は以下のとおりである。
[0039] (l) New MBMS Data delivery scheduled: [MBMS Service ID=#1/無線フレー
ム番号 =800]
(2) No on-going MBMS Data delivery
ここで、 "New MBMS Data delivery scheduled: [MBMS Service ID=#1/無線フ レーム番号 =800]"は、無線フレーム番号 800から配信が開始される、 MBMS Service ID=#1の新し!/、MBMSデータの配信スケジュールが有ることを示して!/、る。
[0040] 次に、 4番目及び 5番目の MBMSスケジューリングメッセージ(4th, 5th MBMS
Scheduling Message)にて各移動端末 10へ送信される情報は以下のとおりである。
[0041] (l) No new MBMS Data delivery scheduled
(2) On-going MBMS Data delivery: [MBMS Service ID=#1]
ここで、 "On— going MBMS Data delivery: [MBMS Service ID=#1],,は、 MBMS Service ID=#1の MBMSデータが配信中であることを示している。移動端末 10は MBMS Service ID=#1の MBMSデータの配信開始を検知すると、 MTCHから対応 する MBMSデータを取得する。
[0042] 上述したように、本発明では、同じ MBMSスケジューリングメッセージを複数回送信 することで (上記例では 2番目及び 3番目)、ページング処理と競合する等により 2番 目の MBMSスケジューリングメッセージを受信できなかった移動端末 10も、 3番目の MBMSスケジューリングメッセージを受信することで MBMS Service ID=#1の MBM Sデータの配信開始を知ることができる。
[0043] (第 2実施例)
第 2実施例では、 MBMSデータの配信が終了する場合を例にして説明する。なお 、第 2実施例でも、 MBMSスケジューリングメッセージとして、 Offset値 100Frame、送 信間隔 256Frame毎に送信される旨、報知情報で予め通知されて!、るものとする。
[0044] 図 4は本発明の無線アクセスネットワークシステムの第 2実施例の動作を示すタイミ ングチャートである。
[0045] 図 4に示すように、第 2実施例では、予め MBMS Service ID=#1の MBMSデータ が配信されている状態である。このとき、 MBMSスケジューリングメッセージ(1st 2nd
MBMS Scheduling Message)にて各移動端末 10へ送信される情報は以下のよう になる。
[0046] (l) No new MBMS Data delivery scheduled
(2) On-going MBMS Data delivery: [MBMS Service ID=#1]
続いて、 3番目以降の MBMSスケジューリングメッセージ(3rd MBMS Scheduling
Message)にて各移動端末 10へ送信される情報は以下のとおりである。
[0047] (l) No new MBMS Data delivery scheduled
(2) No on-going MBMS Data delivery
この段階で MBMS Service ID=#1の MBMSデータを受信している移動端末 10は 、 MBMSデータの配信終了を検知して MBMSデータの取得処理を停止する。また 、ページング処理と競合する等により 3番目の MBMSスケジューリングメッセージを 受信できなかった移動端末 10も、 4番目以降の MBMSスケジューリングメッセージを 受信することで MTCHから対応する MBMSデータの配信終了を検知して MBMS データの取得処理を停止する。
[0048] (第 3実施例)
第 3実施例では、複数の MBMSデータが配信される場合を例にして説明する。な お、第 3実施例でも、 MBMSスケジューリングメッセージとして、 Offset値 100Frame、 送信間隔 256Frame毎に送信される旨、報知情報で予め通知されて!、るものとする。
[0049] 図 5は本発明の無線アクセスネットワークシステムの第 3実施例の動作を示すタイミ ングチャートである。
[0050] 図 5に示すように、第 3実施例では、予め MBMS Service ID=#1の MBMSデータ が配信されている状態である。このとき、 MBMSスケジューリングメッセージ(1st MBMS Scheduling Message)にて各移動端末 10へ送信される情報は以下のように なる。
[0051] (l) No new MBMS Data delivery scheduled
(2) On-going MBMS Data delivery: [MBMS Service ID=#1]
続、て、 2番目及び 3番目の MBMSスケジューリングメッセージ(2nd, 3rd MBMS Scheduling Message)にて各移動端末 10へ送信される情報は以下のとおりである。
[0052] (l) New MBMS Data delivery scheduled: [MBMS Service ID=#2/無線フレー ム番号 =2050]
(2) On-going MBMS Data delivery: [MBMS Service ID=#1]
ここで、 "New MBMS Data delivery scheduled: [MBMS Service ID=#2/無線フ レーム番号 =2050]"は、無線フレーム番号 2050から配信開始される、 MBMS Service ID=#2の MBMSデータの配信スケジュールが有ることを示して!/、る。
[0053] 以降、 MBMS Service ID=#1, #2の MBMSデータが配信される。
[0054] 次に、 4番目の MBMSスケジューリングメッセージ(4th MBMS Scheduling
Message)にて各移動端末 10へ送信される情報は以下のとおりである。
[0055] (l) No new MBMS Data delivery scheduled
(2) On-going MBMS Data delivery: [MBMS Service ID=#1, #2] 最後に、 5番目の MBMSスケジューリングメッセージ(5th MBMS Scheduling Message)にて各移動端末 10へ送信される情報は以下のとおりである。
[0056] (l) No new MBMS Data delivery scheduled
(2) On-going MBMS Data delivery: [MBMS Service ID=#2]
この段階で MBMS Service ID=#1の MBMSデータを受信している移動端末 10は 、 MBMSデータの配信終了を検知して MBMSデータの取得処理を停止する。