WO2005043840A1 - 移動通信方法、移動通信装置、ホームエージェント装置、アクセスルータ情報サーバ装置、および移動通信システム - Google Patents

Abstract

移動通信装置（２０）がモバイルＩＰ・高速モバイルＩＰ処理部（２５）と、アクセスルータ装置に関する情報を取得するアクセスルータ探索部（２８）と、アクセスルータ装置が高速モバイルＩＰに対応しているかを判別する高速モバイルＩＰ対応判別部（２７）と、モバイルＩＰ・高速モバイルＩＰ処理部（２５）が生成するメッセージの内容を制御する高速モバイルＩＰ制御部（２６）とを具備することにより、アクセスルータ装置のいずれかが高速モバイルＩＰ対応でない場合でも、高速モバイルＩＰ手順を実施することができ、パケットロスを削減することが可能になる。

Description

明 細 書 移動通信方法、 移動通信装置、 ホームエージェント装置、 アクセスルー 夕情報サーバ装置、 および移動通信システム 技術分野 ¹

本発明はモパイル I Pを用いた移動通信方法、 移動通信装置、 ホーム エージェント装置、 アクセスルータ情報サーバ装置、 および移動通信シ ステムに関する。 背景技術 +

モパイル I Pを用いた移動通信システムは、 サブネッ トワークを移動 しながら通信を行う移動通信装置、 移動通信装置の位置管理を行うホー ムエージェント装置、 移動通信装置と通信を行うインターネッ トに接続 されている通信相手端末、 移動通信装置がインタ一ネッ トに接続されて いる通信相手端末と通信を行うために接続するアクセスルータ装置とか ら構成される。 この構成において、 従来のモパイル I Pを用いた移動通 信方法として、 文献 「Mob i l i ty. Suppor t i n IPv6」、 IETF RFC3775 に記 載されたようなものがある。

まず、 移動通信装置がインターネッ ト移動通信装置は異なるサブネッ トワークに移動したとき、 移動先のサブネッ トワークに属するアクセス ル一夕装置からルータ広告メッセージを受信し、 メッセージ内に含まれ るプレフィクス情報からそのサブネッ トで一時的に使用する気付ァドレ スを生成する。 その後、 移動通信装置はホームエージヱント装置に、 ホ ームアドレスと新しく生成した気付ァドレスを含んだバインディングァ ップデ一トメッセージを送信する。 ホームエージェント装置はバインデ イングアツプデ一トメッセージを受信し、 ホームアドレスとそれに対応 する気付ァドレスの組を記憶したバインディングキヤッシュに受信バイ ンデイングアツプデートメッセージ内に含まれるホームアドレスと気付 アドレスの組を追加する。 その後、 移動通信装置のホームアドレス宛に 送信されたバケツ トはホームェ一ジェント装置によりインターセプトさ れ、 移動通信装置の現在の気付アドレス宛に転送される。

以上の従来の移動体通信方法では、 移動通信装置が異なるサブネッ ト ワークに移動してから、 移動先で取得した気付ァドレスをホームエージ ェント装置に登録するまでの時間に移動通信装置のホームァドレス宛に 届いたパケッ トは、 ホームエージェント装置から移動通信装置の以前の 気付ァドレス宛へ転送されるため、 バケツ トロスが生じる。

このバケツ トロスを削減するための方法として、文献「Fas t Handover s f or Mob i l e IPv6」、 IETF Mob i l e IP WG に記載されたような、 アクセス ル一夕装置間でバケツトを転送、およびバッファリングする方法（以下、 「高速モパイル I P」 という。） がある。 図 4 0はこの高速モパイル I P の動作を示すシーケンス図である。

この高速モパイル I P手順では、 移動通信装置が新しいアクセスルー 夕装置を検出したとき （ステップ S 3 4 0 1 )、移動元アクセスルー夕装 置に移動先アクセスルー夕装置の下位レイヤァドレスを含むメッセージ を送信し （ステップ S 3 4 0 2 )、移動先アクセスルータ装置の I Pアド レスを取得する （ステツプ S 3 4 0 3 )。 移動通信装置は、 I Pアドレス を取得後、 移動元アクセスルータ装置に移動通信装置の気付ァドレス宛 に送信されたパケッ トを移動先アクセスルー夕装置に転送することを要 求するメッセージを送信する （ステツプ S 3 4 0 4 )。 その後、 移動元ァ クセスルー夕装置は移動先アクセスルー夕装置との間にトンネルを確立 し、 移動先アクセスルータ装置でバケツ トを一時バッファリングしてお くように指示する （ステップ S 340 5、 S 34 0 6 )。 その後、 移動元 アクセスルー夕装置は移動通信装置にトンネルの確立が完了したことを 示す確認メッセージを送信する（ステップ S 3 40 7 )。移動通信装置は、 確認メッセ一ジを受信した後、 下位レイヤにおけるハンドオーバ処理を 行う （ステップ S 3 4 0 9 )。 移動通信装置は、 下位レイヤにおけるハン ドオーバが終了した後、 バッファリングされたバケツ 卜の転送開始を指 示するメッセージを移動先アクセスル一夕装置に対して送信する （ステ ップ S 34 1 0 )。移動先アクセスル一夕装置はメッセージを受信すると、 バッファリングしていたバケツトを移動通信装置に送信する （ステップ S 34 1 4)。 また、 移動通信装置は、 移動先アクセスルータ装置から送 信されたルーダ広告メッセージ （ステップ S 34 1 1 ) から新しいサブ ネッ トプレフィクスを取得し、 新たに気付アドレスを生成し （ステップ S 342 1 )、ホームエージェント装置や通信相手端末のバインディング キャッシュを更新するなどを行う （ステップ S 3 4 1 2、 ステップ S 3 4 1 3、 ステップ3 3 4 1 5 )。 これらの処理は文献 「Mobil i ty Suppor t in IPv6」、 IETF RFC3775に記載された標準的なモパイル I P処理（以下、 「標準的なモパイル I P」 という。） である。

また、 移動元と移動先のアクセスルータ装置が、 上記の高速モパイル I Pに対応していない場合にバケツトロスが生じない方法として、 特開 2 0 0 3 - 2 0 9 8 9 0号公報に記載されたようなものがある。

この移動通信方法では、 移動通信装置が通信不能期間となることが明 らかとなつた時点で、 ホームエージェント装置に対して通信不能期間開 始電文を送信し、 通信不能期間開始電文を受信したホームエージェント 装置はそれ以降代理受信する移動通信装置宛のデータバケツ卜を蓄積す る。 移動通信装置は通信不能期間が終了した時点で、 通信不能期間終了 電文をホームエージェント装置へ送信し、 これを受信したホームエージ ェント装置は先に蓄積した移動通信装置宛のデータバケツ トを転送する。 そして、 移動通信装置はホームエージェント装置から転送されたデ一夕 パケットを受信処理する。 '

さらにまた、 モパイル I Pにおいて、 パケッ トロスを削減する従来の 移動通信方式として、 特開 2 0 0 2— 1 2 5 2 5 4号公報に記載された ようなものがある。 これはホームエージェント装置、 もしくはホームェ ージェント装置とアクセスルータ装置間に設置されたゲートウェイ装置 が移動通信装置宛のバケツ トをバッファリング、 もしぐはバイキャスト する方法がある。 この方法では、 移動通信装置はホームェ一ジェント装 置もしくはゲ一トウエイ装置に対して、 移動先外部エージェント装置と 移動元外部エージェント装置の 2重登録を行うための登録メッセージを 送信する。 この 2重登録により、 ホームエージェント装置は移動先外部 エージェント装置と移動元外部ェ一ジェント装置に対して同一パケッ ト を送信する （バイキャスト）。 そして、 この登録メッセージを受信後、 ホ ームエージェント装置は受信パ.ケッ トのリアルタイム性を判断し、 リア ルタイムトラフィックであれば、 移動元外部エージェント装置と移動先 外部エージェント装置にバイキャストを行い、 そうでなければ、 バッフ ァリングを行う。

しかしながら、 文献 「Fast Handovers for Mobile IPv6」、 IETF Mobile IP G に記載されている従来の移動通信方法では、 移動元アクセスルー 夕装置と移動先アクセスルータ装置の間でメッセージの交換を行い、 ト ンネル確立を行わなければならないため、 両方のアクセスルータ装置が 高速モパイル I Pに対応している必要がある。 すなわち、 高速モパイル I Pに対応していないアクセスルー夕装置へトンネル確立の指示をして も、 それは無視されパケットが失われてしまう。

一方、 特開 2 0 0 3— 2 0 9 8 9 0号公報に記載されている従来の移 動通信方法では、 移動元と移動先のアクセスル一夕装置が共に高速モバ ィル I Pに対応していてもトンネルが確立されず、 効率の良くない転送 が行われてしまう。

実際のネッ トワークにおいては、.すべてのアクセスルータ装置が高速 モパイル I Pに対応しているとは限らないため、 高速モパイル I Pを適 用することができないという課題を有していた。

さらに、 特開 2 0 0 2— 1 2 5 2 5 4号公幸 の構成では、 ホ一ムェ一 ジェント装置でバッファリングゃバイキャストなどの処理を頻繁に行う 必要があるため'、 ホームエージェン卜装置の負荷が高くなるという課題 を有していた。 ' 発明の開示

本発明の目的は、 前記従来の課題を解決するもので、 アクセスルータ 装置が高速モパイル I Pに対応していない場合においても、 ホームエー ジェント装置の負荷を極端に増大させることなしに高速モパイル I Pを 適用することを可能とした移動通信方法を提供することである。 特に、 移動通信装置がハンドオーバの開始を決定する形態の高速モパイル I P 手順に対して有効な移動通信方法および移動通信システムを提供するこ とである。

本発明の移動通信方法は、 移動通信装置が接続中の移動元アクセスル —夕装置の高速モパイル I P対応の可否を判定するステップと、 移動中 の前記移動通信装置が移動先アクセスルータ装置からの信号を検出する ステップと、 移動通信装置が通信を検出したとき、 移動元アクセスルー 夕装置が高速モパイル I P対応でないと判定していれば、 移動先ァクセ スルー夕装置に関する情報をホームエージェント装置に要求し、 ホーム エージェント装置はそれに応答して移動先アクセスルータ装置に関する 情報を移動通信装置に提供し、 移動通信装置がホームエージェント装置 に対して、 移動通信装置宛データを移動先アクセスルータ装置へ転送す るように指示するステップとを有する。 これにより、 移動通信装置は移 動元アクセスルータ装置が高速モパイル I P対応でない場合でも高速モ パイル I P手順を実施することができ、 パケットロスを削減することが できる。

また、 本発明の移動通信方法において、 ホームエージェント装置は、 アクセスルータ装置に関する情報を記憶し、 移動通信装置の要求に応じ て移動先アクセスルー夕装置に関する情報を採索して通知する。 これに より、 移動通信装置はホームエージェント装置から移動先アクセスル一 夕に関する情報を取得することができる。

また、 本発明の移動通信方法において、 ホームエージェント装置は、 移動通信装置の要求に応じて、 アクセスルータ装置に関する情報を記憶 したアクセスル一タ情報サーバ装置に、 移動先アクセスルータ装置に関 する情報を間い合わせ、 移動通信装置へ通知する。 これにより、 ホーム エージェント装置がアクセスルータに関する情報を記憶する必要がなく なる。

また、 本発明の移動通信方法において、 前記移動通信装置は、 移動通 信装置は、 移動先アクセスルー夕装置の識別子を前記ホームエージェン ト装置へ通知し、 ホームエージェント装置が、 識別子をもとに移動先ァ クセスルー夕装置に関する情報の探索あるいは問い合わせを行う。 これ により、 ホームエージェント装置は移動先アクセスルータに関する情報 の探索を効率よく行うことができる。

また、 本発明の移動通信方法において、 移動先アクセスルータの識別 子は、 下位レイヤアドレスおよび基地局 I Dのいずれか一方である。 こ れにより、 移動先アクセスルータを一意に識別することができる。

また、 本発明の移動通信方法において、 前記ホームエージェント装置 が移動先アクセスルータ装置に関する情報を取得できなかった場合、 そ の旨を移動通信装置に通知するステツプをさらに有する。 これにより、 移動通信装置は移動先アクセスルータに関する情報を取得できなかった ことを知ることができる。

また、 本発明の移動通信方法は、 移動通信装置が接続中の移動元ァク セスルー夕装置の高速モパイル I P対応の可否を判定するステツプと、 移動中の移動通信装置が移動先アクセスルータ装置からの信号を検出す るステップと、 移動通信装置が通信を検出したとき、 移動元アクセスル 一夕装置が高速モパイル I P対応でないと判定していれば、 移動通信装 置が移動先アクセスルータに関する情報を、 アクセスル一夕装置に関す る情報を記憶したアクセスルータ情報サーバ装置から取得し、 ホームェ —ジェント装置に対して、 移動通信装置宛データを移動先アクセスルー 夕へ転送するように指示するステップとを有する。 これにより、 移動通 信装置は移動元アクセスルー夕が高速モパイル I P対応でない場合でも、 パケッ トロスを削減することができる。

また、 本発明の移動通信方法は、 移動通信装置が移動元アクセスルー 夕装置を高速モパイル I P対応でなく、 移動先アクセスルー夕装置を高 速モパイル I P対応であると判定した場合、 ホームエージェント装置に 対して、 移動通信装置宛データを移動先アクセスルータ装置へ転送する ことを指示するステップと、 ホームエージェント装置が、 移動先ァクセ スルー夕装置との間にトンネルを設定し、 移動通信装置に通知するステ ップと、 移動先アクセスルータ装置がトンネル経由で受信した移動通信 装置宛データを移動通信装置へ転送するステップとを有する。 これによ り、 移動通信装置は移動元アクセスルー夕が高速モパイル I P対応でな い場合でも、 バケツ トロスを削減することができる。

また、 本発明の移動通信方法は、. '移動通信装置が移動元アクセスルー 夕装置を高速モパイル I Pに対応しており、 かつ移動先アクセスルータ 装置を高速モパイル I Pに対応していないと判定した場合は、 移動元ァ クセスルー夕装置に対して移動通信装置宛データをホームエージェント 装置へ転送することを指示するステップと、 移動元アクセスルータ装置 が、 ホームエージヱント装置との間にトンネルを設定し、 移動通信装置 に通知するステツプと、 ホームエージェント装置がトンネル経由で受信 した移動通信装置宛データを移動通信装置へ転送するステツプとを有す る。 これにより、 移動通信装置は移動先アクセスルータが高速モパイル

I P対応でない場合でも、 パケッ トロスを削減することができる。

また、 本発明の移動通信方法において、 移動通信装置が移動元ァクセ スル一夕装置に行う指示は、 高速モパイル I P手順によるファス卜バイ ンディングアップデ一トメッセージの新気付ァドレスフィールドにホー ムエージェント装置のアドレスを記載したものである。 これにより、 新 たにバケツ トフォ一マツトを定義する必要がなくなる。

また、 本発明の移動通信方法において、 前記ホームエージェント装置 が、 移動元アクセスルータ装置から移動通信装置宛の送信データのバッ ファリングの指示を受信し、 バッファリングが可能である場合、 バッフ ァリングを開始するステップをさらに有する。 これにより、 移動通信装 置宛のバケツ 卜のロスを防ぐことができる。

また、 本発明の移動通信方法において、 ホームエージェント装置が、 バッファリングを開始したことを移動元アクセスルータ装置に通知する ステップをさらに有する。 これにより、 移動元アクセスルータはバッフ ァリングが開始されたことを知ることができる。

また、 本発明の移動通信方法において、 ホームエージェント装置は、 バッフアリングが不可能である場合、 バッフアリングができないことを 移動元アクセスルー夕装置に通知する。 これにより、 移動元アクセスル 一夕はホームエージェント装置においてバッファリングができないこと を知ることができる。

また、 本発明の移動通信システムは、 複数のサブネッ トワークから構 成されるネッ ドワークと、 サブネッ トワークに接続するアクセスル一タ 装置と、 アクセスルータ装置を介してネッ トワークとのバケツ 卜通信を 行う移動通信装置と、 移動通信装置のサブネットワーク単位の移動管理 を実施するネッ トワークに接続するホームエージェン卜装置と、 移動通 信装置と通信を行うネッ 卜ワークに接続する 1つ以上の通信相手端末と を有し、 アクセスルー夕装置は高速モパイル I Pに対応するものと対応 しないものとが混在し、 移動通信装置が異なるサブネッ トワークに移動 した後、 ホームエージェント装置に位置登録を行い、 通信相手端末との 通信を継続する移動通信システムであって、 移動通信装置はアクセスル 一夕装置が高速モパイル I P対応可能か否かを判定する機能を備え、 移 動元アクセスルータ装置が高速モパイル I P対応であると判定した場合、 移動先アクセスルータ装置に関する情報を移動元アクセスルータ装置か ら取得して高速モパイル I P手順を実施し、 移動元アクセスル一夕装置 が高速モパイル I P対応でないと判定した場合、 移動先アクセスルー夕 装置に関する情報をホームエージェント装置に要求し、 ホームエージェ ント装置は要求に応答して移動先アクセスルータ装置に関する情報を移 動通信装置に提供し、移動通信装置はホームエージェン卜装置に対して、 移動通信装置宛データを移動先アクセスルータ装置へ転送するように指 示する。 これにより、 移動通信装置は移動元アクセスルー夕が高速モパ ィル I P対応でない場合でも、 パケッ トロスを削減することができる。

また、 本発明の移動通信システムは、 複数のサブネッ トワークから構 成されるネッ トワークと、 サブネッ トワークに接続するアクセスルータ 装置と、 アクセスルータ装置を介してネッ トワークとのパケット通信を 行う移動通信装置と、 移動通信装置のサブネッ.トワーク単位の移動管理 を実施するネッ トワークに接続するホームェ一ジェント装置と、 移動通 信装置と通信を行うネッ 卜ワークに接続する 1つ以上の通信相手端末と、 アクセスル一夕装置に関する情報を記憶したアクセスルータ情報サーバ 装置とを有し、 アクセスルータ装置は高速モパイル I Pに対応するもの と対応しないものとが混在し、 移動通信装置が異なるサブネットワーク に移動した後、 ホームエージヱント装置に位置登録を行い、 通信相手端 末との通信を継続する移動通信.システムであって、 移動通信装置はァク セスルー夕装置が高速モパイル I P対応可能か否かを判定する機能を備 え、 移動元アクセスルータ装置が高速モパイル I P対応であれば、 移動 元アクセスルータ装置から移動先アクセスルータ装置に ¾する情報を取 得して高速モパイル I P手順を実施し、 移動元アクセスルー夕装置が高 速モパイル I P対応でなければ、 移動通信装置が移動先アクセスルータ 装置に関する情報をアクセスルー夕情報サーバ装置から取得し、 ホーム エージェント装置に対して、 移動通信装置宛データを移動先アクセスル ータ装置へ転送するように指示する。 これにより、 移動通信装置は移動 元アクセスルータが高速モパイル I P対応でない場合でも、 パケット口 スを削減することができる。

本発明の移動通信装置は、 標準的なモパイル I P処理および高速モバ ィル I P処理を実施するモパイル I P ·高速モパイル I P処理部と、 モ パイル I P ·高速モパイル I P処理部からアクセスルータ装置に関する 情報を取得するアクセスルータ探索部と、 アクセスルータ探索部で取得 した情報をもとにアクセスルータ装置が高速モパイル I Pに対応してい るかを判別する高速モパイル I P対応判別部と、 高速モパイル I P対応 判別部の結果に応じて、 モパイル I P ·高速モパイル I P処理部が生成 するメッセージの内容を制御する高速モパイル I P制御部とを具備する。 これにより、 移動通信装置は移動先アクセスルータが高速モパイル I P 対応でない場合でも、 パケッ トロスを削減することができる。

また、 本発明の移動通信装置のアクセスルータ装置に関する情報は、 当該移動通信装置のサブネットワーク間の移動を管理するホームエージ ェント装置あるいはアクセスルータ装置から取得する。 これにより、 移 動通信装置は移動先アクセスルータが高速モパイル I P対応かの判別を 容易にできる。

また、 本発明の移動通信装置の高速モパイル I P対応判別部が、 移動 元アクセスルータ装置を高速モパイル I P対応でないと判定した塲合、 高速モパイル I P制御部がホームェ一ジェント装置あるい.はアクセスル 一夕情報サーバ装置に対して移動先アクセスルータ装置の識別情報を通 知し、 移動先アクセスルー夕装置に関する情報を要求するようにモバイ ル I P ·高速モパイル I P処理部を制御する。

また、 本発明の移動通信装置の高速モパイル I P対応判別部がホーム エージェント装置から通知された移動先アクセスルータ装置に関する情 報に基づいて、 移動先アクセスルータ装置が高速モパイル I P対応であ ると判定した場合、 高速モパイル I P制御部がホームエージェント装置 に対して移動通信装置宛データを移動先アクセスルータ装置へ転送する ようにモパイル I P ·高速モパイル I P処理部を制御する。これにより、 移動通信装置は移動元アクセスルータが高速乇パイル I P対応でない場 合でも、 パケッ トロスを削減することができる。

また、 本発明の移動通信装置の高速モパイル I P対応判別部は、 移動 元アクセスルー夕装置が高速モパイル I Pに対応しており、 かつ移動先 アクセスル一夕装置が高速モパイル I Pに対応していないと判定した場 合、 高速モパイル I P制御部が、 移動元アクセスルータ装置に対して移 動通信装置宛データをホームエージェント装置へ転送するようにモバイ ル I P ·高速モパイル I P処理部を制御する。 これにより、 移動通信装 置は移動先アクセスルー夕が高速モパイル I 対応でない場合でも、 パ ケッ トロスを削減することができる。

また、 本発明の移動通信装置のモパイル I Ρ ·高速モパイル I Ρ処理 部は、 移動元アクセスルータ装置へ、 高速モパイル I Ρ手順によるファ ストバインディングアップデートメッセージの新気付ァドレスフィ一ル ドにホームエージェント装置のアドレスを記載したメッセージを送信す る。 これにより、 新たにパケッ トフォーマットを定義する必要がなくな る。

また、 本発明のホームエージェント装置は、 標準的なモパイル I P処 理および高速モパイル I P処理を実施するモパイル I P · 高速モパイル I P処理部と、 管理対象である移動通信装置宛のパケッ トを一時的に蓄 積するバッファメモリと、 モパイル I P ·高速モパイル I P処理部が受 信した移動通信装置への送信パケッ 卜の蓄積、 あるいは蓄積されたパケ ットの送出の要求を受け、 バッファメモリに対する入出力を管理するバ ッファ管理部とを具備する。 これにより、 移動通信装置は移動元ァクセ スルータもしくは移動先アクセスルータのいずれかが高速モパイル I P 対応でない場合でも、 パケットロスを削減することができる。

また、 本発明のホームエージェント装置のバッファ管理部は、 移動元 アクセスルー夕装置からバッファリングの開始を要求するメッセージを 受信したときにバケツ トのバッファリングを開始し、 移動先アクセスル 一夕装置からバッファリングされたパケッ 卜の送信開始を要求するメッ セージを受信したときにバッファリングされたバケツ トを宛先の移動通 信装置に送信する。 これにより、 移動通信装置宛のパケットのロスを防 ぐことができる。

また、 本発明のホームエージェント装置の移動先アクセスル一夕装置 に関する情報の問い合わせに応じて、 アクセスルータ装置に関する情報 を記憶したアクセスルータ情報サーバ装置に対して移動先アクセスルー 夕に関する情報を要求し、 取得した情報を要求元に通知する移動先ァク セスルータ探索部 さらに有する。 これにより、 ホームエージェント装 置がアクセスルータに関する情報を記憶する必要がなくなる。

また、 本発明のホームエージェント装置の移動先アクセスルータ探索 部は、 移動通信装置から要求を受ける際に取得した移動先アクセスル一 夕装置の識別子をもとに、 アクセスルー夕情報サーバ装置に対して要求 する。 これにより、 ホームエージェント装置は移動通信装置の移動先ァ クセスル一夕に関する情報を容易に取得することができる。

また、 本発明のホームエージェント装置は、 さらに、 アクセスルータ 装置の識別子と、 当該アクセスルータ装置の I Pアドレスと、 当該ァク セスル一夕装置の高速モパイル I P対応の可否とを記録したアクセスル

—夕情報リスト、 及び受信した、 アクセスルータ装置に関する情報を要 求するメッセージに含まれる識別子をもとに、 該当するエントリを検索 するアクセスルータ情報検索部をさらに具備し、 移動先アクセスルータ 探索部が、 要求に応じて、 アクセスルータ情報検索部に対して移動先ァ クセスル一夕装置に関する情報の検索を指示する。 これにより、 ホーム エージェント装置は移動通信装置の移動先アクセスルータに関する情報 を容易に取得することができる。 '

また、 本発明のホームエージェント装置において、 前記アクセスル一 夕の識別子は、 下位レイヤァドレス、 および基地局 I Dの少なくともい ずれか一方である。 これにより、 ホームエージェント装置は移動先ァク セスルー夕を一意に識別することができる。

また、 本発明のアクセスルータ情報サーバ装置は、 アクセスルータ装 置の識別子と、 当該アクセスル一タ装置の I Pアドレスと、 当該ァクセ スルー夕装置の高速モパイル I P対応の可否とを記録したアクセスル一 夕情報リストと、 ネッ トワーク上の各種装置からアクセスルータ装置に 関する情報の要求を受信する受信部と、 受信した前記要求に含まれる識 別子をもとに、 アクセスルー夕情報リス卜から該当するェントリを検索 するアクセスルー夕情報検索部と、 検索結果を要求の送信元に通知する アクセスルータ情報通知部とを具備する。これにより、移動通信装置は、 アクセスルータ情報サーバ装置に移動先アクセスルータ装置に関する情 報を要求するメッセ一ジを送信することで、 移動先アクセスルータに関 する情報を取得できる。

また、 本発明のアクセスルータ情報サーバ装置において、 前記ァクセ スルー夕の識別子は、 下位レイヤァドレスである、 および基地局 I Dの いずれかである。 これにより、 アクセスルータ情報サーバ装置は移動先 アクセスルー夕を一意に識別することができる。

本発明の移動通信方法は、 移動通信装置が移動先アクセスルータ装置 を高速モパイル I P対応でないと判定した場合、 移動元アクセスルータ 装置に対して、 移動通信装置宛デ一夕をホームエージェント装置へ転送 することを指示するステップと、 ホームエージェント装置が、 移動元ァ クセスルー夕装置から受信した移動通信装置宛データを、 データの一時 的な蓄積を行うバッファノ一ドへ転送するステツプと、 ホームエージェ ント装置が移動通信装置からのハンドオーバ完了の通知を受けたとき、 バッファノードへ移動通信装置宛データを移動通信装置へ送信すること を指示するステップと、 バッファノードが送信の指示を受けたとき、 指 示された移動通信装置へ蓄積している移動通信装置宛デ一夕を送信する ステップとを有している。 これにより、 ホームエージェント装置はデー 夕蓄積のための負荷を軽減することができる。 .

また、 本発明の移動通信方法は、 ホームエージェント装置が移動元ァ クセスルー夕装置からのバッファ要求メッセージを受信したとき、 バッ フアノードにデータ蓄積要求を送信するステップと、 バッファノードが バッファ要求メッセージを受信したとき、 データの蓄積の可否をホーム エージェント装置へ応答するステツプとをさらに有している。 これによ り、 ホームエージェント装置はバッファノードの蓄積状況を確認してか らデ一夕転送できるので、確実にデータの蓄積を行うことが可能になる。 また、 本発明の移動通信方法は、 ホームエージェント装置とバッファ ノードへのデータ転送との間、 およびバッファノードと移動通信装置と の間の少なくともいずれか一方は、 トンネルが設定される。これにより、 移動通信装置は移動先アクセスルータが高速モパイル I P対応でない場 合でも、 パケットロスを削減することができる。

本発明の移動通信システムは、 データを一時的に蓄積するバッファノ —ドをさらに有し、

ホームエージェント装置がバッファノ一ドへ送信したデータの一時蓄積 と、 指定の移動通信装置への送信を指示し、 バッファノードが受信した データの蓄積と、 指定された移動通信装置へめデータの送信を行うもの である。 これにより、 ホームエージェント装置はデータ蓄積のための負 荷を軽減することができる。

本発明のホームエージェント装置は、 標準的なモパイル I P処理およ び高速モパイル I P処理を実施するモパイル I P ·高速モパイル I P処 理部と、 モパイル I P ·高速モパイル I P処理部が受信した、 管理対象 である移動通信装置宛のデータを外部記憶装置へ転送するデータ転送部 と、 このデータ転送部から送信した移動通信装置宛のデータの蓄積を指 示するメッセージと、 外部記憶装置に蓄積した前記データを移動通信装 置へ送信を指示するメッセージとを生成し、 モパイル I P ·高速モバイ ル I P処理部に外部記憶装置への送信を指示するメッセージの送信を要 求するメッセージ生成部とを具備している。 これにより、 ホームエージ ェント装置はデータ蓄積のための負荷を軽減することができる。

以上のように本発明の移動通信方法によれば、 移動通信装置が異なる サブネッ トワークに移動する際に、 移動元アクセスルータ装置、 および 移動先アクセスルータ装置の高速モパイル I Pへの対応状況に応じて、 適する転送方法を講じることが可能であり、 いずれかが高速モパイル I Pに対応していない場合においてもバケツ トロスを低減することができ る。 図面の簡単な説明

図 1は、 本発明の実施例 1における移動通信システムの構成を示す図で ある。

図 2は、本発明の実施例 1における移動通信装置の構成を示す図である。 図 3は、 本発明の実施例 1におけるホームエージェント装置の構成を示 す図である。 ¹

図 4は、 本発明の実施例 1におけるバインディングキヤッシュのデータ 構造を示す図である。

図 5は、 本発明の実施例 1におけるアクセスルー夕情報サーバ装置の構 成を示す図である。

図 6は、 本発明の実施例 1における移動通信システムの動作を示す第一 のシーケンス図である。

図 7は、 本発明の実施例 1における移動通信システムの動作を示す第二 のシーケンス図である。

図 8は、 本発明の実施例 1における移動通信装置の第一の動作を示すフ 口一図である。

図 9は、 本発明の実施例 1における移動通信装置の第二の動作を示すフ ロー図である。

図 1 0は、 本発明の実施例 1におけるホームエージェント装置の第一の 動作を示すフロー図である。

図 1 1は、 本発明の実施例 1におけるホームエージェント装置の第二の 動作を示すフ Π—図である。

図 1 2は、 本発明の実施例 1におけるホームエージェント装置の第三の 動作を示すフロー図である。

図 1 3は、 本発明の実施例 1におけるアクセスル一夕情報サーバ装置の 動作を示すフロー図である。

図 1 4 Aは、 本発明の実施例 1におけるアクセスルー夕装置情報リスト の第一の構成を示す図である。

図 1 4 Bは、 本発明の実施例 1におけるアクセスル一夕装置情報リスト の第二の構成を示す図である。 .

図 1 4 Cは、 本発明の実施例 1におけるアクセスルータ装置情報リスト の第三の構成を示す図である。

図 1 5 'は、 本発明の実施例 1における移動通信システムの動作を示す第 五のシーケンス図である。

図 1 6は、 本発明の実施例 1における移動通信システムの動作を示す第 三のシーケンス図である。

図 1 7は、 本発明の実施例 1における移動通信システムの動作を示す第 四のシーケンス図である。

図 1 8は、 本発明の実施例 1におけるホームエージェント装置の第二の 構成を示す図である。

図 1 9は、 本発明の実施例 1におけるホ一ムェ一ジェント装置の第三の 構成を示す図である。

図 2 0は、 本発明の実施例 1におけるホームェ一ジェント装置の第四の 動作を示すフロー図である。

図 2 1は、 本発明の実施例 1におけるホームエージェント装置の第五の 動作を示すフロー図である。

図 2 2は、 本発明の実施例 1におけるルータ広告メッセージのフォーマ ッ トを示す図である。

図 2 3は、 本発明の実施例 1におけるファストバインディングァクノリ ジメントメッセージのフォーマツ トを示す図である。 図 2 4は、 本発明の実施例 1におけるバッファリング要求メッセージの フォーマツ トを示す図である。

図 2 5は、 本発明の実施例 1におけるバッファリング応答メッセージの フォーマツ トを示す図である。

図 2 6は、 本発明の実施例 1におけるパインデイングアップデートメッ セージのフォ一マッ トを示す図である。 '

図 2 7は、 本発明の実施例 1における代理ルー夕要請メッセ一ジのフォ 一マツ トを示す図である。

図 2 8は、 本発明の実施例 1における代理ルー夕広告メッセージのフォ 一マットを示す図である。

図 2 9は、 本発明の実施例 1におけるファストバィンディングアツプデ ートメッセージのフォ一マツ トを示す図である。

図 3 0は、 本発明の実施例 1における問い合わせメッセージのフォーマ ットを示す図である。

図 3 1は、 本発明の実施例 1における応答メッセージのフォーマッ トを 示す図である。

図 3 2は、 本発明の実施例 1におけるハンドォ一バイ二シェ一トメッセ —ジのフォーマツ トを示す図である。

図 3 3は、 本発明の実施例 1におけるハンドオーバァクノリジメントメ ッセージのブォーマッ トを示す図である。

図 3 4は、 本発明の実施例 1における移動通信システムの動作を示す第 六のシーケンス図である。

図 3 5は、 本発明の実施例 2における移動通信システムの構成を示す図 である。

図 3 6は、 本発明の実施例 2におけるホームエージェント装置の構成を 示す図である。

図 3 7は、 本発明の実施例 2におけるバッファノ一ドの構成を示す図で ある。

図 3 8は、 本発明の実施例 2における移動通信システムの動作を示すシ 一ケンス図である。

図 3 9は、 本発明の実施例 2におけるバッフケパケッ ト送信開始メッセ ージのフォーマツ トを示す図である。

図 4 0は、 従来の移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、 以下の図面において、 同一の構成ブロックは同じ符号で示す。

(実施例 1 )

図 1は、 本発明による移動通信システムの構成図である。

図 1において、 口一カルネットワーク 1 0、 1 1はインターネッ トに 接続され、 ィン夕一ネッ 卜プロトコルが実装された複数のルータおよび

• ホストから構成されるネッ トワークである。 移動通信装置 2 0はインタ 一ネットプロトコルを用いて通信を行うものであり、 アクセスルー夕装 置 1 0 0 a〜l 0 0 cを介して口一カルネッ トワーク 1 0や、 アクセス ルータ装置 1 0 0 d〜1 0 0 f を介してローカルネッ トヮ一ク 1 1に接 続する。 通信相手端末 8 0はその移動通信装置 2 0と通信を行うもので あり、 ホームエージェン卜装置 4 0は移動通信装置 2 0の位置管理を行 うものであり、 アクセスルータ情報サーバ装置 6 0はローカルネッ トヮ ーク 1 0、 1 1上のアクセスル一夕装置 1 0 0 a〜 1 0 0 c、 1 0 0 d 〜 1 0 0 f の情報を記憶したものである。 これら通信相手端末 8 0、 ホ ームエージェント装置 4 0、 およびアクセスルータ情報サーバ装置 6 0 はインタ一ネット 1 と接続している。

初めに、 上記の移動通信システムを'構成する本発明による移動通信装 置 2 0の構成および動作について図を用いて説明する。

図 2は、 本発明による移動通信装置 2 0の構成図である。

図 2において、 下位レイヤ処理部 2 1 、 2 2は変復調やアクセス制御 などの処理を行い、 I P処理部 2 3はィンタ一ネッ トプロトコル （ I P ) を用いてバケツ トの転送などを行い、 上位レイヤ処理部 2 4は I P層よ り上位でアプリケーションの制御、 セッション管理などを行う。 また、 モパイル I P ·高速モパイル I P処理部 2 5は標準的なモパイル I Pお よび高速モパイル I P手順を実施し、 高速モパイル I P制御部 2 6はモ パイル I P ·高速モパイル I P処理部 2 5に対して、 特に高速モパイル

1 Pに関する制御を行い、 高速モパイル I P対応判別部 2 7は接続先の アクセスルータ装置 _の高速モパイル I P対応可否を判別し、 アクセスル 一夕探索部 2 8は移動先候補となるアクセスルータ装置に関する情報を 取得し移動先アクセスルータを決定する。なお、下位レイヤ処理部 2 1 、

2 2は少なくとも 1つ備えられていればよく、 必ずしも 2つ以上有する '必要はない。

上記のように構成される移動通信装置 2 0の動作について、 図 8と図 9に示す動作フロー図を用いて詳しく説明する。

図 8は移動通信装置 2 0が移動中に新たなアクセスルー夕装置を検出 したときの動作を説明している。

図 8において、まず、モパイル I P ·高速モパイル I P処理部 2 5は、 現在接続しているアクセスルー夕装置 1 0 0 cとは異なるアクセスル一 夕装置 1 0 0 dへの接続が可能であることを検知すると、 ハンドオーバ 開始トリガを発行する （ステツプ S 6 0 1 )。ハンドオーバ開始トリガは 下位レイヤにおいて発行されるものでも、 アプリケーションを含む上位 層によって発行されるものでもよい。 例えば、 下位レイヤが I E E E 8 0 2. 1 1の場合は異なるアクセスルー夕装置 （あるいはアクセスルー 夕装置に接続されたアクセスポイント装置） からビーコン信号を受信し たことをトリガとする。 ビーコン信号による Λンドオーバ開始を決定す る場合、 移動通信装置 2 0は、 受信したビーコン信号からアクセスルー 夕装置 1 0 0 dの下位レイヤアドレス （MACアドレス、 あるいは基地 局 I D) を取得可能であるかを確認する。

ここで、 モパイル I P ·高速モパイル I P処理部 2 5はハンドオーバ 開始トリガ発行時に、 移動先となるアクセスルータ装置 1 0 0 dの識別 子 （ I D) が取得可能である場合は取得する （ステップ S 6 0 2 )。 例え ば、 受信したビーコン信号に含まれる下位レイヤァドレスを識別子とし て取得する。 なお、 他の識別子としては基地局 I Dなどがある。

移動先アクセスルータ装置 1 0 0 dの識別子を取得できない場合、 移 動元アクセスルー夕装置 1 0 0 cが高速モパイル I P (FM I P) であ るかを確認する （ステップ S 6 0 3 )。 アクセスルータ装置 1 0 0 cが高 速モパイル I P対応であるか否かは、 例えばアクセスル一夕装置 1 0 0 cが送信するル一夕広告メッセージ （R o u t e r Ad v e r t i s e m e n t Me s s a g e ) 24 0 0を参照し、 レー夕広告メッセ一 ジ 2 4 0 0内に含まれる高速モパイル I P対応か否かを示すォプション 領域の情報から判別する。

図 2 2はルータ広告メッセージ 2 4 0 0のフォーマツ トを示す図であ る。

図 2 2において、 ハンドオーバケーパビリティオプション 2 4 0 1の コードフィールド 24 0 2が値 「 0」 である場合、 アクセスルータ装置 は高速モパイル I Pに対応していることを示す。 なお、 図 2 2に示すよ うにメッセージには I Pへッダなどが付加されるが、 一般的に用いられ るものと同様である。 また、 以下のメッセージについても同様である。 またこの他、 移動通信装置 2 0が代理ル一夕要請メッセ一ジ 1 4 0 0 を送信した後、 一定回数応答がない場合に、 アクセスルータ 1 0 0 cは 高速モパイル I P対応でないと判断することも可能である。

次に、 移動元アクセスルータ装置 1 0 0 cが高速モパイル I P対応で ある場合、 移動通信装置は代替気付ァドレスフィールドにホームエージ ェント装置のァドレスをセッ トしたファストバインディングアツプデ一 トメッセージを移動元アクセスルー夕装置 l o o cに送信する （ステツ プ S 6 0 7 )。 ここで、 図 2 9にこのファストバインディングアツプデ 一卜メッセ一ジ - (F a s t B i n d i n g Up d a t e M e s s a g e ) 1 6 0 0のパケッ トフォーマツ トを示す。 ここにおいて、 移動 通信装置 2 0は、 ファストバインディングアップデートメッセ一ジ 1 6 0 0内のホームアドレスフィールド 1 6 0 3に移動通信装置 2 0自身の ホ一ムァドレスを記載し、 代替気付ァドレスフィールド 1 6 0 1に移動 通信装置 2 0自身が所属するホームェ一ジェント装置 40の I Pァドレ スを記載する。

また、 移動元アクセスルー夕装置 1 0 0 cが高速モパイル I P対応で ない場合は、 モパイル I P ·高速モパイル I P処理部 2 5は、 ホームェ 一ジェント装置 4 0にノ ツファリング要求メッセージ 2 0 0 0を送信し、 移動通信装置 2 0のホームァドレス宛のバケツ トをバッファリングする ことを要求する （ステツプ S 6 0 8 )。 ここで、 図 24にノ ッファリング 要求メッセージ （B u f f e r i n g R e q u e s t M e s s a g e ) 2 0 0 0のフォーマツ トを示す。 メッセージにはバッファリングを 要求することを示す Bフラグ 2 0 0 1をセッ トし、 ホー厶アドレスフィ 一ルド 2 0 0 2に移動通信装置 2 0自身のホームアドレスを記載する。 一方、 ステップ S 6 0 2において、 移動先アクセスルータ装置 1 0 0 dの識別子を取得できた場合は、 高速モパイル I P対応判別部 2 7が移 動元アクセスルータ装置 1 0 0 cの高速モパイル I P対応可否を確認す る （ステップ S 6 04)。 高速モパイル I P対応可否は、 移動元アクセス ルータ装置 1 0 0 cから受信したルータ広告メッセ一ジ 24 0 0に付加 された八ンドオーバケ一パビリティォプシヨン 2 4 0 1のコードフィー ルド 240 2に記載された値により判別することができる。 または、 移 動通信装置 2 0が代理ルータ要請メッセージを送信した後、 一定回数応 答がない場合に、 移動元アクセスルー夕装置 1 0 0 cは高速モパイル I P対応でないと'判断する。

なお、 移動元アクセスルータ装置 1 0 0 cの高速モパイル I P対応確 認は、 事前に行うことも可能であり、 その際は対応可否を別途記憶して おく必要がある。

高速モパイル I P対応判別部 2 7が、 移動元アクセスルー夕装置 1 0 0 cを高速モパイル I Pに対応していると判断した場合、 判別結果を高 速モパイル I P制御部 2 6に通知する。

高速モパイル I P制御部 2 6は、 移動元アクセスルー夕装置 1 0 0 c に代理ル一夕要請メッセージ 14 0 0を送信するようにモパイル I P · 高速モパイル I P処理部 2 5に指示し、 モパイル I P ·高速モパイル I P処理部 2 5がメッセージの生成および送信処理を行う （ステップ S 6 0 6 )。 図 2 7に代理ルータ要請メッセージ（R o u t e r S o l i c i t a t i o n f o r P r o x y M e s s a g e) 1 40 0のフ ォーマットを示す。 このとき、 代理ル一夕要請メッセージ 1 4 0 0の識 別子 1 4 0 2には移動先アクセスルータ装置 1 0 0 dの識別子を記載す る。 特に識別子が下位レイヤアドレスである場合は、 新 L LAフィール ド 1 40 1に記載する。 代理ルータ要請メッセージ 1 40 0は、 モバイ ル I P ·高速モパイル I P処理部 2 5から I P処理部 2 3に送られ、 選 択された下位レイヤ処理部 2 1あるいは 2 2から、 ネッ トワークに送出 される。

一方、 移動元アクセスルータ装置 1 0 0 cを高速モパイル I Pに対応 してないと判断した場合、 高速モパイル I P制御部 2 6はモパイル I P ·高速モパイル I P処理部 2 5に対して、 ホームエージェント装置に 代理ル一夕要請 （R t S o 1 P r ) メッセージ 1 4 0 0を送信するよう に指示する。 送信内容は、 ステップ S 6 0 6の場合と同一である。

次に、 移動通信装置 2 0が代理ルー夕広告メッセージ 1 5 0 0を受信 してから、 ホームエージェント装置 40もしくは移動先アクセスルータ 装置 1 0 0 dにバッファリングされていた自己宛のデ一夕パケッ トを受 信するまでの動作について図 9を用いて説明する。

図 9において、 まず、 モパイル I P ·高速モパイル I P処理部 2 5が 代理ルー夕要請メッセージ 1 4.0 0の応答として、 代理ルータ広告メッ セージ （P r R t Ad v) 1 5 0 0を受信すると （ステップ S 7 0 1 )、 送信元ァドレスを確認する （S 7 0 2 )。 この代理ルータ広告メッセージ P r o x y R o u t e r Ad v e r t i s eme n t M e s s a g e ) 1 5 0 0のフォーマツ トを図 2 8に示す。 新気付ァドレスフィ 一ルド 1 5 0 3は新たに接続した口一カルネッ トワークでの気付ァドレ スであり、 新ルー夕プレフィクスフィールド 1 5 0 2はその新たに接続 した口一カルネッ トワークアドレスであり、 コードフィールド 1 5 0 1 は要求のあったアクセスルー夕装置に関する情報を発見することができ なかったことや、 アクセスルータ装置に関する情報を発見することがで きたが、 高速モパイル I P対応でないことを示している。

モパイル I P ·高速モパイル I P処理部 2 5は送信元ァドレス 1 5 0 4がホームエージェントのアドレスである場合、 このメッセージに移動 先アクセスルータ装置 1 0 0 dに関する情報が含まれており、 かつ、 移 動先アクセスル一夕装置 1 0 0 dが高速モパイル I P対応であるかを確 認する （ステップ S 7 0 3 )。 例えば、 新ルータプレフィクスフィールド 1 5 0 2に移動先アクセスルータ装置 1 0 0 dの I Pアドレスあるいは 移動先アクセスルータ装置 1 0 0 dが管理するネッ 卜ワークプレフイク スが記載されているかを確認する。 この条件を満たす場合は、 代替気付 ァドレスフィ一ルド 1 6 0 1に移動先アクセスルー夕のァドレスをセッ トしたファスドバインディングアップデートメッセージ 1 6 0 0をホ一 ムエージェント装置に送信する （ステップ S 7. 0 4 )。

一方、 その条件を満たさない場合、 モパイル I P · 高速モパイル I P 処理部 2 5は、 ホームエージェント装置にバッファリング要求メッセー ジ 2 0 0 0を送信する （ステツプ S 7 0 5 )。

また、 ステップ S 7 0 2において、 送信元ァドレス 1 5 0 4が移動元 アクセスルータ装置 1 0 0 cである場合、 高速モパイル I P対応判別部 2 7が移動先アクセスルー夕装置 1 0 0 dの高速モパイル I P対応可否 を確認する （ステップ S 7 0 6 )。 確認処理は、 代理ルータ広告メッセ一 ジ 1 5 0 0のコードフィールド 1 5 0 1あるいは図示していないハンド ォ一バケーパビリティォプション 2 4 0 1を用いて行う。

そして、 移動先アクセスルータ装置 1 0 0 dが高速モパイル I Pに対 応していないことを確認すると、 髙速モパイル I P制御部 2 6は、 ファ ストバインディングァップデ一トメッセージ 1 6 0 0の代替気付ァドレ スフィ一ルド 1 6 0 1に移動通信装置 2 ひ自身のホームエージェント装 置 4 0の I Pアドレス （あるいは移動通信装置 2 0自身のホームアドレ ス） を記載して移動元アクセスルータ装置 1 0 0 cに送信する （ステツ プ S 7 0 7 )。

一方、 移動先アクセスルータ装置 1 0 0 dが高速モパイル I Pに対応 している場合は、 高速モパイル I P制御部 2 6は、 高速モパイル I P手 順を行うようモパイル I P · 高速モパイル I P処理部 2 5に指示する。 すなわち、 モパイル I P ·高速モパイル I P処理部 2 5は、 ハンドォー バ先となるアクセスル一夕装置の I Pアドレスとして移動先アクセスル 一夕装置 1 0 0 dのもの （あるいは移動先アクセスル一夕装置 1 0 0 d に接続した際に使用可能となる移動通信装置 2 0の I Pアドレス） を代 替気付ァドレスフィ一ルド 1 6 0 1に記載したファストバインディング アツプデートメッセージ 1 6 0 0を移動元アクセスルータ装置 1 0 0 c に送信する （ステップ S 7 0 8 )。

次に、 ファストバインディングアツプデートメッセージ 1 6 0 0の応 答として、 図 2 3に記載のファストバインディングァクノリジメントメ 'ッセージ 1 9 0 0を受信すると （ステップ S 7 0 9 )、 モパイル I P ·高 速モパイル I P処理部 2 5は； ハンドオーバ処理の開始を下位レイヤ処 理部 2 1および Zまたは 2 2に指示し、 下位レイヤ処理部 2 1および Z または 2 2はハンドオーバ処理を実施する。 さらに下位レイヤにおける ハンドオーバが完了すると、 I P処理部 2 3において新たに気付ァドレ スを取得するなどの接続処理を行う （ステップ S 7 1 0 )。 新たに気付ァ ドレスを取得すると、 モパイル I P ·高速モパイル I P処理部は、 標準 的なモパイル I P手順に基づいてホームエージェント装置 4 0に対して バインディングァップデ一ト処理を実施する （ステツプ S 7 1 1 )。 ここで、 先にホームエージェント装置 4 0の I Pアドレス （あるいは 移動通信装置 2 0自身のホームアドレス） を記載したファストバインデ イングアツプデートメッセージ 1 6 0 0を送信した場合は、 バインディ ングアップデート処理 （ステップ S 7 1 1 ) の完了後にホームエージェ ント装置 4 0が蓄積していたパケッ トが転送ざれ、 I P処理部 2 3がそ れを受信する （ステップ S 7 1 2 )。

また、 先に標準的な高速モパイル I P手順を実施、 すなわち移動先ァ クセスルー夕装置 1 0 0 dの I Pアドレスを記載したファストバインデ イングアップデートメッセージ 1 6 0 0を送信した場合は、 ハンドォ一 バ処理（ステップ S 7 1 0 )の完了後に蓄積されたパケヅ トが転送され、 I P処理部 2 3がそれを受信する。 なお、 移動通信装置 2 0は、 複数の アクセスルー夕装置 1 0 0について識別子を取得し、 それらに関する情 報を取得してもよい。 すなわちアクセスルータ.探索部 2 8は、 例えば図 1 4 Bあるいは図 1 4 Cに示すようなアクセスルー夕情報リスト 1 3 0 0の優先度 1 3 0 4や伝送レー卜値 1 3 0 5などの選定要件となる情報 を、 アクセスルータ装置に関する情報を取得する先のホームェ一ジェン ト装置 4 0、 アクセスルータ情報サーバ装置 6 0、 またアクセスルー夕 装置 1 0 0に要求して取得する。 そして、 アクセスルータ探索部 2 8が アプリケーションを含む上位層の要求に応じて比較し、 複数の移動先候 補アクセスルー夕装置 1 0 0の中から一つを選定することができる。 例 えば、 図 1 4 Cに示す伝送レ一ト値 1 3 0 5を移動先アクセスル一夕に 関する情報として併せて取得した場合、 大容量データの送受信を行って いるときには、 伝送レート値 1 3 0 5が 1 0 O M b p sである下位レィ ャアドレスが " 2 " であるアクセスルー夕装置 1 0 0を移動先アクセス ルータ装置として決定することにより、 違和感のないハンドオーバを実 現することができる。 ただし、 ここで決定した移動先アクセスルータ装 置 1 0 0 dは、 高速モパイル I Pには対応していないので、 上記説明し たような手順を適用する必要がある。

以上のように、 本発明による移動通信装置によれば、 高速モパイル I Pに対応するアクセスルータ装置と、 高速モパイル I Pに対応しないァ クセスル一タ装置とが混在するネッ トワーク環境おいて、 移動先ァクセ スルー夕が高速モパイル I Pに対応していない場合でもホームエージェ ント装置を介することにより、 高速モパイル I Pと同じように、 パケッ トロスをなくすことができるとともに、 移動通信システムにおけるハン ドオーバ時の転送効率を向上することができる。 ·

次に、 本発明によるホ一ムエージェント装置 4 0の構成および動作に ついて図を用いて説明する。

図 3は、 本発明によるホームェ一ジェント装置 4 0の構成図である。 図 3において、 下位レイヤ処理部 4 1、 4 2は変復調やアクセス制御な どの処理を行い、 I P処理部 4 3はイン夕一ネッ トプロトコル （ I P ) を用いてパケットの転送などを行い、 上位レイヤ処理部 4 4は I P層よ り上位でアプリケーションの制御、 セッション管理などを行う。 また、 モパイル I P ·高速モパイル I P処理部 4 5は標準的なモパイル I Pお よび高速モパイル I P手順を実施し、 バッファメモリ 4 7は収容する移 動通信装置 2 0宛のバケツ卜を一時的に蓄積し、 バッファ管理部 4 6は バッファの入出力を管理する。

なお、 下位レイヤ処理部 4 1、 4 2は少なくとも 1つ備えられていれ ばよく、 必ずしも 2つ以上有する必要はない。

上記のように構成されるホームエージェント装置 4 0の動作について、 図 1 0乃至図 1 2に示す動作フロー図を用いて詳しく説明する。

ホームエージェント装置 40は、 移動通信装置 2 0あるいはアクセス ルータ装置 1 0 0から所定のメッセージを受信することによって対応す る動作を開始する。 以下、 受信するメッセージ別に動作を説明する。 図 1 0は、 ホームエージェント装置 40が移動通信装置 2 0の送信す るバッファリング要求メッセージ 2 0 0 0を受信した場合の動作を示す 動作フロー図である。

モパイル I P ·高速モパイル I P処理部 4 5が下位レイヤ処理部 4 1、 4 2、 I P処理部 4 3を介してバッファリング要求メッセージ 2 0 0 0 を受信したか否かをチェックし （ステップ S 9 0 1 )、 受信するとバッフ ァ管理部 4 6に通知する。

次に、 バッファ管理部 46はバッファメモリ 4 7の状況を確認してバ ッファリング可能であるかを判定する （ステツプ S 9 0 2 )。

バッファ管理部 4 6は、 バッファ容量制限などの理由でバッフアリン グが不可能であると判定した場合は、 その旨を図 2 5に示すバッファリ ング応答メッセージ （B u f f e r i n g R e l y M e s s a g e) 2 1 0 0のステータスフィールド 2 1 0 1に記載し移動通信装置 2 0に送信する （ステップ S 9 0.3)。

バッファリング可能である場合は、 以降、 移動通信装置 2 0宛のパケ ッ トを I P処理部 4 3がバッファ管理部 4 6に転送し、 バッファ管理部 46はバッファ 4 7に蓄積する （ステップ S 9 04)。 また、 バッファリ ングを開始した旨をステータスフィールド 2 1 0 1に記載したバッファ リング応答メッセージ 2 1 0 0を移動通信装置 2 0に送信する （ステツ プ S 9 0 5 )。 その後、 ステップ S 9 0 1へ戻る。

図 1 1は、 ホームエージェント装置 4 0がアクセスルータ装置の送信 するハンドォ一バイニシエートメッセージ 1 7 0 0を受信した場合の動 作を示す動作フロー図である。

モパイル I P '高速モパイル I P処理部 4 5が下位レイヤ処理部 4 1、 42、 I P処理部 4 3を介してハンドォ一バイニシエートメッセージ 1 7 0 0を受信すると （ステップ S 1 0 0 1 )、 バッファリングを要求する Uフラグ 1 7 0 3を確認する （ステツプ S 1 0Ό 2 )。 ノ ッファリング要 求がある場合には、 以降、 移動通信装置 2 0宛のパケッ トを I P処理部 43がバッファ管理部 4 6に転送レ、 バッファ管理部 4 6はバッファ 4 7に蓄積する処理を開始する （ステップ S 1 0 0 3 )。 そして、 バッファ 管理部 46はバッファリングを開始したことを通知する情報を含むステ —タスコ一ドをコ一ドフィ一ルド 1 8 0 1に記載したハンドォ一バァク ノリジメントメッセージ 1 8 0 0を移動通信装置 2 0に送信する （ステ ップ S' 1 0 04 )。 ここで、 ノ ッフアリングが不可能であるとステップ S 1 0 0 3の中で判断された場合は、 その旨をコ一ドフィールド 1 8 0 1 に記載したハンドォ一バァクノリジメントメッセージ 1 8 0 0を移動通 信装置 2 0に送信する （ステップ S 1 0 04)。

ステップ S 1 0 0 2において、 バッファリング要求がない場合は、 バ ッファ管理部 4 6は所定のステータスコードをコードフィールド 1 8 0 1に記載したハンドオーバァクノリジメントメッセージ 1 8 0 0を移動 通信装置 2 0に送信する （ステップ S 1 0 0 4)。

図 1 2は、 ホームエージェント装置 40が移動通信装置 2 0の送信す るバインディングァップデートメッセ一ジ （B i n d i n g U p d a t e Me s s a g e ) 2 2 0 0を受信した場合の動作を示す動作フロ 一図である。

モパイル I P ·高速モパイル I P処理部 4 5が下位レイヤ処理部 4 1 または 4 2 、 I P処理部 4 3を介してバインディングアツプデートメッ セージ 2 2 0 0を受信する (ステップ S 1 2 0 0 ) と、 バッファリング したパケットの転送を要求する Tフラグ 2 2 0 2がセッ トされているか を確認する （ステップ S 1 2 0 1 )。 Tフラグ 2 2 0 2がセットされてい ない場合は、 モパイル I P · 高速モパイル I P処理部 4 5が標準的なモ パイル I P手順にしたがってバインディングアップデートメッセ一ジ 2 2 0 0を処理する （ステップ S 1 2 0 4 )。 その後、 ステップ S 1 2 0 0 へ戻る。

Tフラグ 2 2 0 2がセッ 卜されている場合、 モパイル I P ·高速モバ ィル I P処理部 4 5がバッファ管理部 4 6に通知し、 バッファ管理部 4 6は移動通信装置 2 0宛のバケツ 卜がパッファ 4 7に蓄積されているか を確認する （ステップ S 1 2 0 2 )。 蓄積されている場合は当該バケツ 卜 を移動通信装置' 2 0に送信するため I P処理部 4 3に転送する （ステツ プ S 1 2 0 3 )。

さらにモパイル I P ·高速モパイル I P処理部 4 5が標準的なモパイ ル I P手順にしたがってバインディングアツプデートメッセージ 2 2 0 0を処理する （ステップ S 1 2 0 4 )。

蓄積バケツトがない場合も、 さらにモパイル I P · 高速モパイル I P 処理部 4 5が標準的なモパイル I P手順にしたがってバインディングァ ップデ一トメッセージ 2 2 0 0を処理する （ステップ S 1 2 0 4 )。 なお、 Tフラグ 2 2 0 2を設けない場合でも、 バッファリング対象で ある移動通信装置 2 0からのバインディングアツプデートメッセ一ジ 2 2 0 0を受信できたことにより、 新たな通信路を確保できたことが確認 できるので、 バッファリングされたパケッ トの転送を行ってもよい。 図 2 1は、 ホームエージェント装置 4 0が移動通信装置 2 0の送信す るファストバインディングァップデ一トメッセージ 1 6 0 0を受信した 場合の動作を示す動作フロー図である。

I P処理部 4 3が、 下位レイヤ処理部 4 1または 4 2を介してファス 卜バインディングアツプデートメッセージ 1 6 0 0を受信する （ステツ プ S 1 1 0 1 ) と、 モパイル I P ·高速モパイル I P処理部 4 5に転送 する。 そして、 モパイル I P ·高速モパイル Γ P処理部 4 5はファスト バインディングアツプデートメッセージ 1 6 0 0の代替気付ァドレスフ ィールド 1 6 0 1に記載された I Pアドレス、 すなわち移動先アクセス ルータ装置 1 0 0 dの I Pアドレスに対して、 ハンドォ一バイニシエー トメッセージ 1 7 0 0を送信する （ステツプ S 1 1 0 2 )。 以降、 標準的 な高速モパイル I P手順が実施される。

また、 ホームエージェント装置 4 0が移動通信装置 2 0の送信する代 理ルータ要請メッセ一ジ 1 4 0 0を受信した場合の動作は次の通りであ る。 すなわち、 ホームエージェント装置 4 0の I P処理部 4 3が、 下位 レイヤ処理部 4 1または 4 2を介して代理ルータ要請メッセージ 1 4 0 0を受信すると、モパイル I P ·高速モパイル I P処理部 4 5に転送し、 モパイル I P ·高速モパイル I P処理部 4 5は代理ルータ要請メッセー ジ 1 4 0 0に記載された移動先アクセスル一夕装置 1 0 0 dの識別子、 例えば下位レイヤァドレスをアクセスルータ情報サーバ 6 0に問い合わ せして該当するアクセスルー夕装置 1 0 0 dに関する情報を取得する。

ここで、 本発明によるホームエージェント装置 4 0の別の構成を図 1 8と図 1 9に示す。

図 1 8において、 移動通信装置 2 0の移動先となる移動先アクセスル 一夕装置 1 0 0 dに関する情報を取得する移動先アクセスル一夕探索部 4 8を有することが図 3に示した構成と異なる。 また、 図 1 9において、 アクセスルータ装置に関する情報を記憶した アクセスルー夕情報リスト 5 0と、 アクセスルータ情報検索部 4 9とを 有することが図 1 8に示した構成と異なる。 このアクセスル一夕情報検 索部 4 9は、 移動先アクセスルータ探索部 4 8と接続してアクセスルー 夕情報リスト 5 0から該当するアクセスル一夕装置に関する情報を検索 し、 移動先アクセスルー夕探索部 4 8に転送するものである。

上記構成されるホームエージェン卜装置 4 0の動作については、 図 1 0乃至図 1 2、 および図 2 1と同一であるが、 ホームエージェント装置 4 0が移動通信装置 2 0の送信する代理ルータ要請メッセージ 1 4 0 0 を受信した場合の動作が異なる。

図 2 0はこのホームエージェント装置 4 0が移動通信装置 2 0の送信 する代理ルー夕要請メッセージ 1 4 0 0を受信した場合の動作を示すフ ロー図である。 ·

すなわち、 I P処理部 4 3が下位レイヤ処瑪部 4 1または 4 2を介し て代理ルー夕要請メッセージ 1 4 0 0を受信すると（ステツプ S 8 0 1 ) , モパイル I P ·高速モパイル I P処理部 4 5に転送し、 モパイル I P · •高速モパイル I P処理部 4 5は代理ルータ要請メッセージ 1 4 0 0に記 載された移動先アクセスルータ装置 1 0 0 dの識別子、 例えば下位レイ ャアドレスを移動先アクセスルー夕探索部 4 8に通知して該当するァク セスルー夕装置 1 0 0 dに関する情報の検索を要求する。

ここで、 図 1 8の構成を有するホームエージェント装置 4 0では、 移 動先アクセスルータ探索部 4 8が、 上位レイヤ処理部 4 4、 I P処理部 4 3を介して、 アクセスルータ情報サーバ装置 6 0に対して該当するァ クセスルー夕装置 1 0 0 dに関する情報を要求するメッセージを送信し、 その応答として得られるアクセスルー夕装置 1 0 0 dに関する情報をモ パイル I P ·高速モパイル I P処理部 4 5に転送する （ステップ S 8 0 2 )。

また、 図 1 9の構成を有するホームエージェント装置 4 0の移動先ァ クセスルータ探索部 4 8は、 アクセスルータ情報検索部 4 9にアクセス ルータ装置 1 0 0 dの識別子を含む検索要求を発行し、 アクセスルー夕 情報検索部 4 9が、 アクセスルータ情報リス卜 5 0から該当する情報の 検索を行う （ステップ S 8 0 2 )。

モパイル I P ·高速モパイル I P処理部 4 5は、 得られた情報を記載 した代理ルー夕広告メッセージ 1 5 0 0を移動通信装置 2 0に送信する (ステップ S 8 0 4 )。 また、 該当するアクセスルータ装置 1 0 0 dに関 する情報が得られなかった場合は、 エラーをコードフィールド 1 5 0 1 に記載した代理ル一夕広告メッセージ 1 5 0 0を移動通信装置 2 0に送 信する （ステヅプ S 8 0 3 )。

次に、 本発明によるアクセスルー夕情報サーバ装置 6 0の構成および 動作について図を用いて説明する。

図 5は、 本発明によるアクセスルータ情報サーバ装置 6 0の構成図で ある。 図 5において、 下位レイヤ処理部 6 1から 6 2は変復調やァクセ 'ス制御などの処理を行い、 I P.処理部 6 3はィンターネッ トプロトコル ( I P ) を用いてパケットの転送などを行い、 上位レイヤ処理部 6 4は I P層より上位でアプリケ一ションの制御、セッション管理などを行う。 また、 アクセスルー夕情報リスト 6 5はアクセスルータの情報を記憶し ており、 アクセスルータ情報検索部 6 6はアクセスルータ情報リストか らアクセスルータの情報を検索し、 アクセスルータ情報通知部 6 7はァ クセスルー夕情報検索部 6 6での検索結果を移動通信装置に通知する。 なお、 下位レイヤ処理部 6 1 、 6 2は少なくとも 1つ備えられていれば よく、 必ずしも 2つ以上有する必要はない。

上記構成されるアクセスルータ情報サーバ装置 6 0の動作について、 図 1 3に示す動作フロー図を用いて詳しく説明する。

アクセスルータ情報サーバ装置 6 0は、 移動通信装置 2 0あるいはホ —ムエージェント装置 4 0あるいはアクセスルータ装置 1 0 0から所定 のメッセージを受信したときに対応する動作を開始する。 以下、 受信す るメッセージ別に動作を説明する。

図 1 3は、 移動通信装置 2 0あるいはホームエージェント装置 4 0あ るいはアクセスル一夕装置 1 0 0が送信する問い合わせメッセージ 2 5 0 0を受信した場合の動作を示す動作フロー図である。

まず、アクセスル一夕情報検索部 6 6が下位レイヤ処理部 6 1、 6 2、 I P処理部 6 3または上位レイヤ処理部 6 4を介して問い合わせメッセ ージ 2 5 0 0を受信すると （ステツプ S 1 3 0 0 )、 アクセスル一夕情報 リスト 6 5から該当する情報の検索を行う （ステツプ S 1 3 0 1 )。 図 3 0に問い合わせメッセ一ジ （R e q u e s t M e s s a g e) 2 5 0 0のフォ一マツ トを示す。

ここでアクセスルータ情報リストは、 例えば図 1 4 Aに示すような構 成をとり、 アクセスルー夕装置.1 0 0の下位レイヤァドレス 1 3 0 1と I Pアドレス 1 3 0 2、 高速モパイル I P対応可否 1 3 0 3を示す情報 を含む。 さらには、 図 1 4 Bに示すような付加情報、 すなわちアクセス ルータ装置 1 0 0を選択する際の優先度 1 3 04や、 図 ί 4 Cに示す各 アクセスルータ装置 1 0 0が提供する伝送レ一ト値 1 3 0 5などの情報 を含むものであってもよい。

また、 情報の検索においては、 アクセスルー夕情報リスト内で問い合 わせメッセージ 2 5 0 0内に含まれる下位レイヤァドレス 2 5 0 1 と一 致する下位レイヤァドレス 1 3 0 1に対応する I Pアドレス 1 3 0 2を 少なくとも検索する。

次に、 アクセスルータ情報通知部 6 7は得られた情報を記載した応答 メッセージ 2 6 0 0を問い合わせメッセージの送信元に送信する （ステ ップ S 1 3 0 2 )。 図 3 1に応答メッセ一ジ（R e p 1 y M e s s a g e ) 2 6 0 0のフォーマツ トを示す。 アドレスフィールド 2 6 0 1に検 索した I Pアドレスを記載する。

なお、 応答メッセージ内に優先度や伝送レー卜などの付加情報を含め るときは、 応答メッセ一ジに優先度や伝送レートなどの付加情報を含め る領域を含んでもよい。 また、 上記のパケッ トフォーマッ ドはこれに限 らず同様の効果があれば、 別のフォーマツ トでもよい。

このように、 本実施例のアクセスルータ情報サーバ装置によれば、 ァ クセスルー夕装置の情報として、 高速モパイル I P対応の可否情報、 さ らには移動先アクセスルータを選択する際の目安となる優先度や伝送レ —トなどの付加情報を提供することができる。 これにより、 これらの情 報の提供を受けた移動通信装置は移動先アクセスルータ装置を柔軟に選 • 択することができるので、 本発明に係る移動通信システムにおいて、 ァ プリケーションを含む上位層に.適したハンドォ一バを実現することが可 能になる。

次に、 移動通信装置 2 0が接続する、 あるいはこれから接続するァク セスル一夕装置が高速モパイル I Pに対応している場合、 いない場合の 4つのケースについて、 ハンドオーバを行うときの動作を以下に説明す る。

( 1 ) 移動元のアクセスルータ装置が高速モパイル I Pに対応してい るときに、 髙速モパイル I Pに対応していない移動先アクセスル一夕装 置へ/、ンドオーバする場合

このケースにおいて、 口一カルネッ トワーク 1 0に接続されているァ クセスルー夕装置 1 0 0 a〜 1 0 0 cは高速モパイル I P手順で使用す るメッセージを処理することができ、 バケツ トのバッファリングおよび 移動通信装置 2 0への転送を行うことができる。 また、 ローカルネット ワーク 1 1に接続されているアクセスルータ装置 1 0 0 d〜 1 0 0 f は 高速モパイル I P手順で使用するメッセージを処理することができず、 パケッ トのバッファリングゃ移動通信装置 2 0への転送を行うことがで きない。 このとき、 移動通信装置 2 0が口一カルネッ トワーク 1 0に属 するアクセスル一タ装置からローカルネッ トワーク 1 1に属するァクセ スルー夕装置に移動する。 ·

図 6と図 7とは、 本発明による移動通信システムにおいて、 移動通信 装置 2 0がァグセスルー夕装置 1 0 0 cからアクセスルー夕装置 1 0 0 dに移動する際の動作を示すシーケンス図である。

図 6は、 通信相手端末 （C N ) 8 0から移動通信装置 （M N ) 2 0ま でが経路最適化された状態でのシーケンス図であり、 図 7は経路最適化 されていない状態でのシーケンス図である。 なお、 経路最適化とは、 通 信相手端末 8 0から移動通信装.置 2 0への送信デ一夕が移動通信装置 2 0のホ一ムネッ トワークに属するホームエージェント装置を経由せずに、 直接現在の移動通信装置 2 0の気付ァドレス宛に送信される状態をいう。

まず、 移動通信装置 2 0はハンドォ一バ開始を決定すると （ステップ S 4 0 1 )、アクセスル一夕装置 1 0 8が高速モパイル I P対応であるか を確認する。

次に、 移動通信装置 2 0はアクセスルー夕装置 1 0 0 cが高速モパイ ル I P対応であるので、 移動通信装置 2 0はアクセスルータ装置 1 0 0 cに代理ルータ要請メッセージ （R t S o l P r ) 1 4 0 0を送信する (ステップ S 40 2 )。 なお、 移動通信装置 2 0は、 受信ビーコン信号か ら下位レイヤアドレス （MACアドレスがこれに相当する） を取得でき た場合、 代理ル一夕要請メッセージ 1 4 0 0の新 L L Aフィールド 1 4 0 1にそれを記載する。

アクセスルータ装置 1 0 0 cは、 移動通信装置 2 0から代理ルー夕要 請メッセージ 1 4 0 0を受信した （ステップ S 40 2 ) 後、 移動先ァク セスルー夕装置 1 0 0 dに関する情報を検索する。 このとき、 アクセス ル一夕装置 1 0 0 cは代理ルー夕要請メッセージ 1 40 0内に下位レイ ャァドレスが含まれる場合は、下位レイヤァドレスをもとに検索を行う。 この検索は、 アクセスルータ装置 1 0 0 cが同一サブネット内のァクセ スルー夕装置の情報を; (呆持したアクセスルー夕情報リストから検索する 力 、 あるいはネッ トワーク内のアクセスル一夕装置の情報を記憶したァ クセスルータ情報サーバ装置 6 0に問い合わせる （ステップ S 42 0 )。

ここで、 本発明によるアクセスルータ情報リス卜の構成を図 1 4 A、 図 1 4 B、 および図 1 4 Cに示す。 図 1 4A、 図 1 4 B、 および図 1 4 Cにおいて、 下位レイヤァドレス 1 3 0 1は対応するアクセスルータ装 置の下位レイヤァドレス、 I Pアドレス 1 3 0 2は対応するアクセスル —夕装置の I Pアドレス、 フラグ 1 3 0 3は対応するアクセスルータ装 置が高速モパイル I Pに対応しているかを示すフラグである。

アクセスルータ情報サーバ装置 6 0は、 アクセスルー夕装置に関する 情報を保持しており、 要求に応じて所望のアクセスルータ装置の I Pァ ドレス等の情報を検索し、 応答する。 検索の結果、 所望のアクセスルー 夕装置、 すなわち移動先アクセスルータ装置 1 0 0 dに関する情報を発 見することができなかった場合、 もしくは、 移動先アクセスルー夕装置 1 0 0 dに関する情報を発見することができたが、 高速モパイル I P対 応でないことがわかった場合、 アクセスルータ装置 1 0 0 cは、 移動先 アクセスルータ装置 1 0 0 dに関する情報を発見できなかった、 もしく は情報は発見できたが高速モパイル I P対応でなかったことを示すユー ドを移動通信装置 2 0へ送信する （ステツプ S 4 0 3 )。 ここで、 ルータ J厶告メッセ一ジ （R o u t e r A d v e r t i s e m e n t M e s s a g e ) 2 4 0 0のハンドオーバケ一パビリティォプション 2 4 0 1 を代理ルータ広告メッセージ 1 5 0 0に付加して、 コードフィールド 2 4 0 2に発見した移動先アクセスル一夕装置 1 0 0 dの高速モパイル I P対応を記載したメッセージを送信してもよく、 上記と同等の効果を得 ることができる。

次に、 移動通信装置 2 0は、 代理ル一夕広告メッセージ 1 5 0 0内に 含まれるコードフィールド 1 5 0 1を参照し、 アクセスル一夕装置 1 0 0 dに関する情報を取得できたか否か、 もしくはアクセスルータ装置 1 0 0 dの高速モパイル I P対応であるか否かについて確認する。 あるい は、 ハンドオーバケーパビリティォプシヨン 2 4 0 1が付加されている 場合は、 コ一ドフィールド 2 4 0 2を参照し、 アクセスルー夕装置 1 0 0 dの高速モバイル I P対応に.ついて確認する。

移動通信装置 2 0は、 移動元アクセスル一タ装置 1 0 0 cが高速モバ ィル I P対応であるので、 アクセスルー夕装置 1 0 0 cにファストバイ ンデイングアップデートメッセージ （F B U) を送信し、 移動通信装置' 2 0が高速モパイル I P手順を開始することを通知する （ステップ S 4 0 4)。

アクセスルータ装置 1 0 0 cはこのファス卜バインディングアツプデ —トメッセージ 1 6 0 0を受信する （ステップ S 4 0 4) と、 ハンドォ 一バイニシエートメッセージ （H I ) 1 7 0 0をファストバインディン グアツプデートメッセージ 1 6 0 0内の代替気付ァドレスフィールド 1 6 0 1に記載されたァドレス、 すなわちホームエージェント装置 4 0に 送信する （ステップ S 40 5 )。

図 3 2にハンドオーバィニシエートメッセージ （H a n d o v e r I n i t i a t e M e s s a g e) 1 7 0 0のパケッ トフォーマッ ト を示す。 ここで、 ハンドオーバィニシエートメッセージ 1 7 0 0内の旧 気付ァドレスフィールド 1 7 0 1に現在の気付ァドレスを記載すると共 に、 ホームエージェント装置 40にパケッ トのバッファリングを指示す る Uフラグ 1 7 0 3をセッ トする。バッファリングを要求しない場合は、 Uフラグ 1 7 0 3をセットしなくてもよい。

ホームエージェン卜装置 40はアクセスル一夕装置 1 0 0 cからハン ドォーパイニンエートメッセージ 1 7 0 0を受信した後、 ハンドオーバ ィニシェ一卜メッセージ 1 7 0 0の旧気付アドレスフィールド 1 7 0 1 に記載された気付アドレスに対応するホームアドレス、 すなわち移動通 信装置 2 0のホームァドレスがバインディングキヤッシュに存在するこ とを確認する。

図 4はバインディングキヤッシュのデータ構造を示す図である。 ホー ムアドレス 2 3 0 1は、 このホームェ一ジェント装置 4 0が管理するノ —ドのホームアドレスであり、 気付ァドレス 2 3 0 2はホームエージェ ント装置が属するサブネッ ト以外のネッ トワークでのノードのアドレス であり、 シーケンス番号 2 3 0 3は、 以前に受信したパインディングァ ップデートメッセージのシーケンス番号の最大値であり、 ライフタイム 2 3 0 4はこのバインディングキヤッシュに登録しているノ一ドの有効 期間を示している。 本実施例においては、 ホームエージェント装置 4 0は、 旧気付アドレ スフィールド 1 7 0 1のァドレスがホームァドレス 2 3 0 1に有るか否 かを確認する。 また、 ハンドオーバィニシエートメッセージ 1 7 0 ひの バッファリングを指示する Uフラグ 1 Ί 0 3がセッ トされている場合、 移動通信装置 2 0の該当する気付ァドレス宛のパケッ トおよびホームァ ドレス宛のバケツ トのバッファリングを開始する。

次に、 ホームエージェント装置 40はアクセスルー夕装置 1 0 0 cに ハンドオーバ処理を開始したことを示すハンドオーバァクノリジメント (HACK) メッセージ 1 8 0 0を送信する （ステップ S 40 6)。 図 3 3にハンドオーバァクノリジメントメッセージ （H a n d o V e r A c k Me s s a g e) 1 8 0 0のフォーマッ トを示す。

アクセスルータ装置 1 0 0 cは、 ハンドオーバァクノリジメントメッ セージ 1 8 0 0を受信した後、 ファストバインディングァクノリジメン トメッセ一ジ（F BACK) 1 9 0 0を移動通信装置 2 0に送信する（ス テツプ S 40 7 )。 .

ここで、 通信相手端末 8 0から移動通信装置 2 0への通信経路は最適 化されているので、 通信相手端末 8 0はホームエージェント装置 40で はなく、 直接、 アクセスルータ装置 1 0 0 cにデータパケットが送信さ れる (ステップ S 4 1 7 )。

アクセスルータ装置 1 0 0 cは移動通信装置 2 0からファストバイン ディングアツプデートメッセージ 1 6 0 0を受信しているので、 受信し た移動通信装置 2 0宛のデ一夕バケツ トをホームエージェント装置 40 へ転送する。 そして、 ホームエージェント装置 4 0はハンドォ一バイ二 シエートメッセージ 1 7 0 0によりバッファリングを要求されているの で、 この転送された移動通信装置 2 0宛のデ一夕パケッ トをバッファリ ングする （ステップ S 4 0 8 )。

次に、 移動通信装置 2 0は、 アクセスルータ装置 1 0 0 cからファス トバインディングァクノリジメントメッセージ 1 9 0 0を受信した後、 下位レイヤでのハンドォ一バ処理を行い （ステップ S 4 1 8 )、 下位レイ ャでのハンドオーバ処理が完了した時、 I Pレイヤに下位レイヤでのハ ンドオーバ処理が完了したことを示すトリガを発行する （ステップ S 4 0 9 )。 そして、 移動通信装置 2 0は、 下位レイヤにおけるハンドオーバ 処理が終了した後、 移動先アクセスルータ装置 1 0 0 dにルータ要請メ ッセージ （ R t S o 1 ) を送信する （ステップ S 4 1 0 )。

アクセスルー夕装置 1 0 0 dは、 このルータ要請メッセージを受信し た後、 少なくとも自身のサブネットプレフィクスを含んだルー夕広告メ ッセージ 240 0を移動通信装置 2 0に送信する （ステツプ S 4 1 1 )₀ 移動通信装置 2 0はアクセスルー夕装置 1 0 0 dからこのルータ広告 メッセージ 240 0を受信した後、 気付アドレスを生成する （ステップ S 4 1 9 )。 その後、 移動通信装置 2 0は、 生成した気付ァドレスと自身 のホームァドレスを含むバインディングァップデートメッセージ（B U) 2 2 0 0を、 アクセスルータ装置 1 0 0 dを介してホームエージェント '装置 4 0に送信し、 移動先の気付アドレスを通知する （ステップ S 4 1 2 )。 図 2 6にバインディングァップデ一トメッセージ （B i n d i n g Up d a t e M e s s a g e ) 2 2 0 0のフォーマツ トを示す。 ホ一 ムアドレスフィールド 2 2 0 1に自身のホームアドレスを記載し、 ソー スアドレスフィールド 2 2 0 3に気付ァドレスを記載する。

次に、 ホームエージェント装置 40は、 このバインディングアップデ —トメッセージ 2 2 0 0を受信した （ステップ S 4 1 2 ) 後、 バインデ イングキャッシュ 2 3 0 0を更新し、 バッファリングしていたバケツ ト を新たな気付ァドレスへ送信開始する （ステップ S 4 1 4 )。それと同時 に、 ホームエージェント装置 4 0は、 アクセスルータ装置 1 0 0 dを介 してバインディングァクノリジメントメッセージ （B A ) を移動通信装 置 2 0に送信する （ステップ S 4 1 3 )。

移動通信装置 2 0は、 ホームエージェント装置 4 0からバインディン グァクノリジメントメッセージを受信し （スデップ S 4 1 3 )、 位置登録 が完了したことを確認する。

さらに、 移動通信装置 2 0は標準的なモパイル I P手順に従って、 通 信相手端末 8 0にバインディングァップデートメッセ一ジ 2 2 0 0を送 信する （ステップ S 4 1 5 )。 通信相手端末 8 0はバインデイングアップ デートメッセージ 2 2 0 0を受信した後、 保持しているパインディング キャッシュ 2 3 0 0を更新し、 移動通信装置 2 0と直接通信を行う （ス テツプ S 4 1 6 )。

以上が、 移動通信端末 2 0と通信相手端末 8 0との通信経路が最適化 されている場合の動作シーケンスである。

次に、 通信経路が最適化されていない場合の動作について、 図 7のシ · —ケンス図を用いて説明する。 経路最適化を行っている場合とでは、 移 動通信装置宛のパケッ卜がホームエージェント装置 4 0を経由する点の みが異なり、 それに起因する動作の違いのみである。 ここでは、 動作の 異なる点のみ説明する。

図 7に示すように通信相手端末 8 0からホームエージェント装置 4 0 へデータパケットが送信される （ステップ S 4 1 7 ) と、 ホームエージ ェント装置 4 0はハンドオーバィニシエートメッセージにより、 ァクセ スルー夕装置 1 0 0 cからバッファリングを要求されているので、 ァク セスルー夕装置 1 0 0 cから転送された移動通信装置 2 0の気付ァドレ ス宛のバケツ トをパッファリングする （ステツプ S 4 2 1 )。 また、 バイ ンデイングキャッシュにおいて C 0 Aと関連付けられたホームァドレス 宛のバケツ トも同様にバッファリングする （ステップ S 4 2 2 )。

その後、 移動通信装置 2 0が L 2ハンドオーバを完了した後、 バインデ イングアツプデ一卜メッセージ 2 2 0 0を受信した（ステップ S 4 1 2 ) 後、 バインディングキャッシュ 2 3 0 0を更新し、 バッファリングして いたバケツ トを新たな気付ァドレスへ送信開始する（ステツプ S 4 1 4 )。

移動通信装置 2 0は、 ホ一ムエージェント装置 4 0からバインディ ングァクノリジメントメッセージを受信し （ステップ S 4 1 3 )、 位置登 録が完了したことを確認しても通信相手端末 8 0にはバインディングァ ップデートメッセージ 2 2 0 0を送信せず、 移動通信装置 2 0宛のパケ ットは常にホームエージェント経由で転送される （ステップ S 4 2 3 )。 なお、 上記の説明の使用したバケツトフォーマッ トはこれに限らず、 同様の効果があれば、 別のフォ一マツトでもよい。

( 2 ) 移動元のアクセスルータ装置が高速モパイル I Pに対応してい ないときに、 高速モパイル I Pに対応している移動先アクセスルー夕装 置へハンドオーバする場合

このケースにおいても、 ローカルネッ トワーク 1 0に接続されている アクセスルータ装置 1 0 0 a〜 1 0 0 cは高速モパイル I P手順で使用 するメッセ一ジを処理することができ、 パケッ トのバッファリングおよ び移動通信装置 2 0への転送を行うことができる。 また、 ローカルネッ トワーク 1 1に接続されているアクセスルータ装置 1 0 0 d〜 1 0 0 f は高速モパイル I P手順で使用するメッセージを処理することができず、 バケツ トのバッファリングゃ移動通信装置 2 0への転送を行うことがで きない。 このとき、 移動通信装置 2 0がローカルネッ トワーク 1 1に属 するアクセスルータ装置 1 0 dからローカルネッ トワーク 1 0に属する アクセスルー夕装置 1 0 cに移動する。

図 1 6と図 1 7は、 本発明による移動通信システムにおいて、 移動通 信装置 2 0がアクセスルータ装置 1 0 0 dからアクセスルー夕装置 1 0 0 Cに移動する動作を示すシーケンス図である。

図 1 6は通信相手端末 8 0から移動通信装置 2 0への通信経路が、 最 適化されていない状態での動作を示しており、 移動通信装置 2 0へのデ —タパケッ トはホームアドレスへ送信されている。 ホームエージェント 装置 40はそのデ一夕バケツトを現在接続しているアクセスルータ装置 1 0 0 dへ転送し、 アクセスルータ装置 1 0 0 dが移動通信装置 2 0へ さらに転送している。

一方、 図 1 7は通信相手端末 8 0から移動通信装置 2 0への通信経路 が最適化された状態での動作を示しており、 移動通信装置 2 0へのデー タパケッ トはアクセスルータ装置 1 0 0 dへ直接送信され、 アクセスル —夕装置 1 0 0 dが移動通信装置 2 0へそれを転送している。

まず、 経路最適化を用いない場合の動作について図 1 6を用いて説明 する。

移動通信装置 2 0は、 ケース （ 1 ) と同様にハンドオーバ開始を決定す る （ステップ S 5 0 1 ) と、 受信したビーコン信号からアクセスル一夕 装置 1 0 0 cの下位レイヤアドレスを取得可能であるかを確認する。 ま た、 移動通信装置 2 0は、 アクセスルー夕装置 1 0 0 dが高速モパイル I P対応であるかを判定する。 アクセスルー夕装置 1 0 0 dを高速モバ ィル I Pに対応していないと判定するので、 移動通信装置 2 0はァクセ スルー夕装置 1 0 0 dを介してホームエージェント装置 4 0に代理ルー 夕要請メッセージ （R t S o l P r ) 1 4 0 0を送信する （ステップ S 5 0 2 )。 なお、 受信ビーコン信号から下位レイヤァドレスを取得できた 場合、 代理ルー夕要請メッセージ 1 4 0 0の新 L L Aフィ一ルド 1 4 0 1にその下位レイヤァドレスを記載する。

次に、 ホームエージェント装置 4 0は、 移動通信装置 2 0から代理ル 一夕要請メッセージ 1 4 0 0を受信した後、 移動先アクセスルー夕装置 1 0 0 cに関する情報を検索する。 このとき、 ¹代理ルータ要請メッセー ジ 1 4 0 0内に下位レイヤァドレスが含まれる場合は、 下位レイヤァド レスをもとに検索を行う。 上記検索は、 自身が保持しているアクセスル 一夕装置の情報を保持したアクセスルー夕情報リストから検索するか、 あるいはネッ トワーク内のアクセスル一夕装置の情報を記憶したァクセ スルータ情報サーバ装置 6 0に問い合わせる （ステツプ S 5 2 0 )。 検索の結果、 下位レイヤアドレスに対応するェン卜リを発見すること ができ、 高速モパイル I Pに対応していることを判別したとき、 ホーム エージェント装置 4 0は、 下位レイヤァドレスに対応するアクセスルー 夕装置 1 0 0 cに関する情報の中から I Pァドレスを新ルータプレフィ クスフィ一ルド 1 5 0 2に記載した代理ルー夕広告メッセージ （P r R t A d V ) 1 5 0 0を送信する （ステップ S 5 0 3 )。

次に、 移動通信装置 2 0は、 アクセスルー夕装置 1 0 0 dを介して、 この代理ルータ広告メッセ一ジ 1 5 0 0を受信し、 移動先アクセスル一 夕装置 1 0 0 cに関する情報として新ルータプレフィクスフィ一ルド 1 5 0 2に記載された I Pアドレスを取得する。 続けて、 移動通信装置 2 0はアクセスルータ装置 1 0 0 dを介して、 ホームェ一ジェント装置 4 0にファストパインディングアップデートメッセージ （F B U ) 1 6 0 0を送信する （ステップ S 5 0 4 )。 このとき、 ファストバインディング アップデートメッセ一ジ 1 6 0 0の宛先アドレスには、 ホームエージェ ント装置 4 0のグローバルアドレスを記載する。 また、 ファストバイン ディングァップデ一トメッセージ 1 6 0 0内の代替気付ァドレスフィー ルド 1 6 0 1には、 先に取得した移動先アクセスルータ装置 1 0 0 に 関する情報に含まれる I Pアドレスを記載する。

なお、 移動先アクセスルー夕装置に関する情報の取得は、 移動通信装 置 2 0が直接行ってもよい。 その場合、 移動通信装置 2 0はステップ S 5 0 2およびステップ S 5 0 3の処理は実施せず、 ステップ S 5 2 0の 処理を移動通信装置 2 0自身の始動によりアクセスルー夕情報サーバ装 置 6 0との間で実施し、 得られた情報をもとにステツプ S 5 0 4の処理 を実施する。

次に、 ホームエージェント装置 4 0は、 ファストバインディングアツ プデ一トメッセージ 1 6 0 0を受信した後、 ハンドオーバィニシェ一ト メッセージ （Η Ί ) 1 7 0 0をファストバインディングアツプデートメ ッセ一ジ 1 6 0 0の代替気付ァドレスフィ一ルド 1 6 0 1に示されてい るアドレス、すなわち移動先アクセスルータ装置 1 0 0 dに送信する（ス テツプ S 5 0 5 )。 このとき、 ハンドオーバィニシエートメッセージ 1 Ί 0 0内の旧気付ァドレスフィールド 1 7 0 1に、 移動通信装置 2 0の現 在の気付アドレスを記載し、 また、 アクセスルータ装置 1 0 0 cにパケ ッ トのバッファリングを指示する Uフラグ 1 7 0 3をセットする。なお、 ホームェ一ジェント装置 4 0はバインディングキヤッシュの更新もこの ときに行う。

次に、 移動先アクセスル一夕装置 1 0 0 cは、 ホームエージェント装 置 4 0からハンドォ一バイ二シェ一トメッセージ 1 7 0 0を受信した後、 ハンドオーバィニシエートメッセージ 1 7 0 0にパッファリングを指示 する Uフラグ 1 7 0 3がセッ トされているので、 以降に受信する移動通 信装置 2 0の気付アドレス宛のパケットのバッファリングを開始する。 すなわち、 ホームエージェント装置 4 0が、 移動通信装置 2 0のホーム ァドレス宛に送信されてきた （ステップ S 5 1 8 ) データバケツトをァ クセスルータ装置 1 0 0 cへ転送する （ステップ S 5 1 9 ) と、 ァクセ スルー夕装置 1 0 0 cは移動通信装置 2 0宛のパケッ トであることを確 認しバッファリングを行う （ステツプ S 5 0 8 )。

そのとき、 アクセスルータ装置 1 0 0 cは、 ホームエージェント装置

4 0にハンドオーバ処理を開始したことを示すハンドオーバァクノリジ メントメッセージ（H A C K ) l 8 0 0を送信する（ステップ S 5 0 6 )。 次に、 ホームエージェント装置 4 0は、 このハンドオーバァクノリジ メントメッセージ 1 8 0 0を受信した後、 移動元のアクセスルータ装置 1 0 0 dを介して、 ファストバインディングァクノリジメントメッセ一 ジ （F B A C K ) 1 9 0 0を移動通信装置 2 0に送信する （ステツプ S

5 0 7 )。 この間、 通信相手端末 8 0から移動通信装置 2 0のホ一ムァド レス宛てに送信されるパケッ トは上記の通り、 アクセスルータ装置 1 0

0 cによりバッファリングされる （ステップ S 5 0 8 )。

次に、 移動通信装置 2 0は、 アクセスルー夕装置 1 0 0 dからファス トパインディングァクノリジメ.ントメッセージ 1 8 0 0を受信した （ス テツプ S 5 0 7 ) 後、 下位レイヤでのハンドオーバ処理を行う （ステツ プ S 5 1 7 )。

移動通信装置 2 0は、 下位レイヤにおけるハンドオーバ処理が終了し た後（ステップ S 5 0 9 )、 移動先アクセスルータ装置 1 0 0 cにルー夕 要請メッセージ （R t S o 1 ) を送信する （ステップ S 5 1 0 )。

次に、 移動先アクセスルータ装置 1 0 0 cは、 このルー夕要請メッセ —ジを受信した後、 バッファリングしていたパケッ トを移動通信装置 2 0に対して送信する (ステツプ S 5 1 1 ) ₀

また、 移動先アクセスルータ装置 1 0 0 cは、 少なくとも移動先ァク セスルータ装置 1 0 0 c 自身のサブネッ トプレフィクスを含んだル一夕 広告メッセージを移動通信装置 2 0に送信する （ステツプ S 5 1 2 )。 次に、 移動通信装置 2 0は、 移動先アクセスルータ装置 1 0 0 cから ルー夕広告メッセージを受信した後、 気付アドレスと移動通信装置 2 0 自身のホ一ムァドレスを含むバインディングアップデ一トメッセージ B U 2 2 0 0を、 アクセスルー夕装置 1 0 0 cを介してホームエージェン 卜装置 4 0に送信する （ステップ S 5 1 3 )。

次に、 ホームエージェント装置 4 0は、 バインディングアップデート メッセージ 2 2 0 0を受信した (ステップ S 5 1 3 ) 後、 バインディン グキャッシュ 2 3 0 0の更新を行う。 その後、 バインディングァクノリ ジメントメッセージ B Aを移動通信装置 2 0に送信する （ステップ S 5 1 4 )。

次に、 移動通信装置 2 0は、 アクセスルータ装置 1 0 0 cを介してホ —ムエージェント装置 4 0からバインディングァクノリジメントメッセ ージを受信し（ステップ S 5 1 4 )、位置登録が完了したことを認識する。 それ以降、 移動通信装置宛のパケッ トはホームエージェント装置 4 0 経由で転送される （ステップ S 5 2 3 )

以上が、 移動通信端末 2 0と通信相手端末 C Nとの通信経路が最適化 を行わない場合の動作シーケンスである。

次に、経路最適化を行う場合の動作について図 1 7を用いて説明する。 まず、 ハンドオーバ開始を決定した後、 通信相手端末にライフタイム に 0をセッ トしたバインディングアップデートメッセージを送信する (ステップ S 5 2 1 )。 これにより、 経路最適化が解除され、 移動通信装 置宛のパケッ トはホームエージェント経由となり、 ハンドオーバでの通 信相手端末 8 0から移動通信装置 2 0へのデ一夕パケッ トのロスを無く すことが可能になる。

その後、 経路最適化を行わないときと同様の処理を行う （ステップ S 5 0 2〜S 5 1 4 )。

次に、 移動通信装置 2 0はホームエージェ >ト装置からバインディン グァクノリジメントメッセージを受信した （S 5 1 4 ) 後、 移動通信装 置 2 0はモパイル I P手順に従つ.て、通信相手端末 8 0にバインディン グアップデ一トメッセージ 2 2 0 0を送信する (ステツプ S 5 1 5 )。 そして、 通信相手端末 8 0は、 バインディングアップデ一トメッセ一 ジ 2 2 0 0を受信した後、 保持しているバインディングキヤッシュ 2 3

0 0を更新し経路最適化を行う。 これにより、 通信相手端末 8 0は移動 通信装置 2 0のホームアドレスではなく、 気付ァドレスと直接通信を以 降行う （ステップ S 5 1 6 )。 なお、 上記のバケツ トフォーマツトはこれ に限らず、 同様の効果があれば、 別のフォーマットでもよい。

( 3 ) 移動元のアクセスルータ装置が高速モパイル I Pに対応してい るときに、 高速モパイル I Pに対応している移動先アクセスルータ装置 'へハンドオーバする場合

このケースにおいて、 口一カルネッ 卜ワーク 1 0に接続されているァ クセスルー夕装置 1 0 0 a〜 1 0 0 cと、 ローカルネッ トワーク 1 1に 接続されているアクセスルータ装置 1 0 0 d〜 1 0 0 f は高速 ΐパイル

1 Ρ手順で使用するメッセージを処理することができ、 バケツトのバッ ファリングおよび移動通信装置 2 0への転送を行うことができる。 この とき、 移動通信装置 2 0がローカルネッ トワーク 1 0に属するアクセス ルー夕装置 1 0 cからローカルネッ トワーク 1 1に属するアクセスルー タ装置 1 0 dに移動する。

このケースのシーケンス図は従来例の図 3 4と同一であるが、 移動通 信装置 2 0がハンドオーバ開始を決定したとき （ステップ S 4 0 1 )、·ァ クセスルー夕装置 1 0 8が高速モパイル I P対応であるかを確認する点 が従来例と異なる。

移動通信装置 2 0はアクセスル一夕装置 1 0 0 cが高速モパイル I P 対応であると検知し、 アクセスル一夕装置 1 0 0 cに代理ルー夕要請メ ッセージ （R t S o l P r ) 1 4 0 0を送信する （ステップ S 4 0 2 )。 以降の処理については、 従来例と同一である。

(4) 移動元のアクセスル一夕装置が高速モパイル I Pに対応してい ないときに、 高速モパイル I Pに対応していない移動先アクセスルータ 装置へハンドォ一パする場合 .

このケースにおいて、 ローカルネッ トワーク 1 0に接続されているァ クセスルー夕装置 1 0 0 a〜 1 0 0 cと、 口一カルネッ トワーク 1 1に 接続されているアクセスルータ装置 1 0 0 d〜 1 0 0 f は高速モパイル I P手順で使用するメッセージを処理することができず、 パケットのバ ッファリングゃ移動通信装置 2 0への転送を行うことができない。 この とき、 移動通信装置 2 0が口一.カルネッ トヮ一ク 1 1に属するアクセス ルー夕装置 1 0 dからローカルネッ トワーク 1 0に属するアクセスルー 夕装置 1 0 cに移動する。

図 1 5は通信相手端末 8 0から移動通信装置 2 0への通信経路が、 最' 適化されていない状態での動作を示しており、 移動通信装置 2 0へのデ 一夕パケットはホームアドレスへ送信されている。 ホームエージェント 装置 4 0はそのデ一夕バケツ トを現在接続しているアクセスル一夕装置 1 0 0 dへ転送し、 アクセスルータ装置 1 0 0 dが移動通信装置 2 0へ さらに転送している。

一方、 図 3 4は通信相手端末 8 0から移動通信装置 2 0への通信経路 が最適化された状態での動作を示しており、 移動通信装置 2 0へのデー タパケットはアクセスルータ装置 1 0 0 dへ直接送信され、 アクセスル 一夕装置 1 0 0 dが移動通信装置 2 0へそれを転送している。

まず、 経路最適化を用いない場合の動作にづいて図 1 5を用いて説明 する。

図 1 5において、 移動通信装置 2 0が、 ハンドオーバ開始を決定 （ス テツプ S 5 0 1 ) してから、 代理ルータ広告メッセ一ジ 1 5 0 0を受信 し （ステップ S 5 0 3 )、 移動先アクセスルータ装置 1 0 0 cに関する情 報として新ル一タブレフィクスフィールド 1 5 0 2に記載された I Pァ ドレスを取得するまでの処理は、 ケース 2の経路最適化を用いない場合 の動作と同一である。 .

次に、 移動通信装置 2 0はアクセスルータ装置 1 0 0 dを介して、 ホ 一ムェ一ジェント装置 4 0にバッファリング要求メッセージ 2 0 0 0を '送信する （ステップ S 3 0 1 )。 このとき、 バッファリング要求メッセー ジ 2 0 0 0のホームァドレスには、 自己のホームァドレスを記載する。 次に、 ホ一ムエージェント装置 4 0は、 バッファリング要求メッセ一 ジ 2 0 0 0を受信した後、 バインディングキヤッシュに送信元の移動通 信装置 2 0が登録されていることを確認する。 確認ができた場合、 ホー ムエージェント装置 4 0はバッフアリング応答メッセージ 2 1 0 1を移 動通信装置 2 0へ送信し、 処理の要求を受け付けたことを通知する （ス テツプ S 3 0 2 )。

次に、 ホームェ一ジェント装置 4 0は移動通信装置 2 0のホームアド レス宛に送信されてきた （ステップ S 3 0 3 ) データパケッ トのバッフ ァリングを開始する （ステップ S 3 0 4 )。

次に、 移動通信装置 2 0は、 アクセスルータ装置 1 0 0 dからバッフ ァリング応答メッセージ 2 1 0 1を受信した (ステツプ S 3 0 2 ) 後、 下位レイヤでのハンドォ一パ処理を行う （ステップ S 5 1 7 )。

移動通信装置 2 0は、 下位レイヤにおけるハンドオーバ処理が終了し た後（ステップ S 5 0 9 )、 移動先アクセスル丄夕装置 1 0 0 cにル一夕 要請メッセージ （R t S o 1 ) を送信する （ステップ S 5 1 0 )。

次に、 移動先アクセスルー夕装置 1 0 0 cは、 このルー夕要請メッセ ージを受信すると、 少なくとも移動先アクセスルー夕装置 1 0 0 c自身 のサブネットプレフィクスを含んだルー夕広告メッセージを移動通信装 置 2 0に送信する （ステップ S 5 1 2 )。

次に、 移動通信装置 2 0は、 移動先アクセスル一夕装置 1 0 0 cから ルータ広告メヅセ一ジを受信した後、 気付ァドレスと移動通信装置 2 0 自身のホームァドレスを含むバインディングァップデ一トメッセージ B U 2 2 0 0を、 アクセスルータ装置 1 0 0 cを介してホ一ムェ一ジェン ト装置 4 0に送信する （ステップ S 5 1 3 )。

次に、 ホームエージェント装置 4 0は、 パインデイングアップデート 'メッセージ 2 2 0 0を受信した. (ステツプ S 5 1 3 ) 後、 バインディン グキヤッシュ 2 3 0 0の更新を行う。 その後、 バインディングァクノリ ジメントメッセージ B Aを移動通信装置 2 0に送信する （ステップ S 5 1 4 )。 また、 ホームエージェント装置 4 0はバッファリ グしていた移 動通信装置 2 0宛のデ一夕パケッ トを、 アクセスルータ装置 1 0 0 cを 介して移動通信装置 2 0へ送信する （ステップ S 5 1 1 )。

次に、 移動通信装置 2 0は、 アクセスル一夕装置 1 0 0 cを介してホ —ムェ一ジェント装置 4 0からバインディングァクノリジメントメッセ —ジを受信し（ステップ S 5 1 4 )、位置登録が完了したことを認識する。 それ以降、 移動通信装置宛のバケツ トはホームエージェン卜装置 4 0 経由で転送される （ステップ S 5 1 6 )

以上が、 移動通信端末 2 0と通信相手端末 C Nとの通信経路が最適化 を行わない場合の動作シーケンスである。

次に、経路最適化を行う場合の動作について図 3 4を用いて説明する。 図 3 4において、 移動通信装置 2 0がハンドオーバ開始を決定 （ステ ップ S 5 0 1 ) してから、 代理ル一夕広告メッセージ 1 5 0 0を受信し (ステップ S 5 0 3 )、移動先アクセスルータ装置 1 0 0 cに関する情報 として新ルータプレフィクスフィールド 1 5 0 2に記載された I Pアド レスを取得するまでの処理は、 経路最適化を行わない場合の動作と同一 である。

移動通信装置 ·2 0はハンドオーバ開始を決定した後、 通信相手端末 8 0にライフタイムに 0をセッ トしたバインディングアツプデ一トメッセ —ジを送信する （ステツプ S 3 0 5 )。 これにより、 経路最適化が解除さ れ、 移動通信装置宛のパケットはホームエージェント経由となり、 ハン ドオーバでの通信相手端末 8 0から移動通信装置 2 0へのデータバケツ 'トのロスを無くすことが可能になる。

その後、 経路最適化を行わないときと同様の処理を行う （ステップ S 3 0 1〜S 5 1 1 )。

次に、 移動通信装置 2 0はホームエージェント装置から'バインディン グァクノリジメントメッセージを受信した (ステップ S 5 1 4 ) 後、 モ パイル I P手順に従って、通信相手端末 8 0にバインディングアップデ ートメッセ一ジ 2 2 0 0を送信する （ステップ S 3 0 6 )。

そして、 通信相手端末 8 0は、 バインディングアップデートメッセ一 ジ 2 2 0 0を受信した後、 保持しているバインデイングキャッシュ 2 3 0 0を更新し経路最適化を行う。 これにより、 通信相手端末 8 0は移動 通信装置 2 0のホームアドレスではなく、 気付アドレスと直接通信を以 降行う （ステップ S 5 2 3 )。 なお、 上記のパケッ トフォーマットはこれ に限らず、 同様の効果があれば、 別のフォーマッ トでもよい。

以上のように、 本実施例によれば、 高速モパイル I Pに対応するァク セスルー夕装置と対応しないアクセスルー夕装置が混在するネッ トヮ一 ク環境において、 移動通信装置が移動元アクセスルータ装置と移動先ァ クセスルー夕装置とが高速モパイル I Pに対応しているかを判定し、 移 動元アクセスルータが高速モパイル I Pに対応していない場合でも、 移 動通信装置が移動元アクセスルータ装置の代理としてホームエージェン ト装置を指定して高速モパイル I P手順を実施するので、 パケットロス のないハンドオーバを実現することができると共に、 両方のアクセスル 一夕装置が高速モパイル I Pに対応している場合には、 高速モパイル I Pを相互間で行うので、 ハンドオーバ時の転送効率を高めることが可能 になる。

(実施例 2 )

' 図 3 5は本実施例における移動通信システムの構成を示す図であり、 デ—夕を一時的に蓄積するバッファノ―ド （B N ) 9 0を備えている点 が、 実施例 1における移動通信システムと異なる。

また、 図 3 6は本実施例におけるホームエージェント装置 7 0の構成 を示す図である。

図 3 6において、 データ転送部 7 1は管理対象の移動通信装置宛のデ —夕をあらかじめ登録されているバッファノ一ド 9 0へ転送するもので あり、 メッセージ生成部 7 2はバッファノード 9 0へ送信データの蓄積 を指示するバッファ要求メッセージや、 蓄積したデータの転送を指示す るバッファパケッ ト送信開始メッセージを生成するものである。 このバ ッファ要求メッセ一ジは図 2 4に示したものと同一である。 また、 バッ ファバケツト送信開始メッセージのフォーマツ トを図 3 9に示す。

図 3 9において、 M Hタイプにバッファパケッ ト送信開始メッセージ に対応する値をセッ トすることにより、 メッセージがバッファバケツ ト 送信開始メッセ一ジであることを示し、 ホ一ムァドレス 4 2 0 1は移動 通信装置 2 0のホームアドレスを示し、 気付ァドレス 4 2 0 2は移動通 信装置 2 0の移動後の気付ァドレスを示している。

図 3 7は本実施例におけるバッフアノード 9 0の構成を示す図である。 図 3 7において、 下位レイヤ処理部 9 1は変復調やアクセス制御など の処理を行うものであり、 I P処理部 9 2はインターネットプロトコル ( I P ) を用いてパケッ トの転送などを行うものであり、 バッファメモ リ 9 3は受信したバケツ トを一時的に蓄積する記憶装置であり、 バッフ ァ管理部 9 4はバッファの入出力を管理するものである。

次に、 本実施例における移動通信システムの動作について図 3 8を用 いて説明する。 - 図 3 8において、 移動通信装置 （M N ) 2 0のハンドオーバの開始処 理 （ステップ S 4 0 1 ) から移動元アクセスルータ装置 1 0 0 cのハン ドオーバィニシェ一トメッセージ （H I ) 送信処理 （ S 4 0 5 ) までの 動作は、 実施例 1における、 移動元アクセスルータ装置が高速モパイル I P非対応の場合と同一である。

次に、 ホームエージェント装置 4 0は、 ハンドォ一バイニシエートメ ッセージ 1 7 0 0の旧気付ァドレスフィ一ルド 1 7 0 1に記載された気 付アドレスに対応するホームアドレス、 すなわち移動通信装置 2 0のホ ームアドレス、がバインディングキヤッシュに存在することを確認する。 また、 ハンドオーバィニシエートメッセージ 1 7 0 0のバッファリング を指示する Uフラグ 1 7 0 3がセッ 卜されている場合、 ホームエージェ ント装置はあらかじめ登録されているバッファノ一ド 9 0へバッファ要 求メッセージ 2 0 0 0を送信する （ステップ S 4 1 0 1 )。

バッファノ一ド 9 0はこのメッセージを受けると、 バッファメモリに 要求されたデータの蓄積が可能か否かをチェックし、 その結果をホーム ェ一ジェント装置へバッファ応答メッセージにより通知する （ステップ S 4 1 0 2 )。

ホームエージェント装置 4 0はバッファノ一ド 9 0がデータ蓄積を可 能であるとの通知を受けた場合、 アクセスルー夕装置 1 0 0 cにハンド オーバ期間のデータ ·バッファリングが受け入れられたことを示すハン ドォ一パァクノリジメント ( H A C K ) 1 8 0 0メッセージを送信する (ステップ S 4 0 6 )。

次に、 アクセスルー夕装置 1 0 0 Cは、 ハンドオーバァクノリジメン トメッセージ 1 8 0 0を受信した後、 ファストバインディングァクノリ ジメントメッセージ （F B A C K ) を移動通信装置 2 0に送信する （ス テツプ S 4 0 7 )。

その後、 通信相手端末 8 0から移動元アクセスルータ装置 1 0 0 cに 送信されるパケッ トは、 移動元アクセスルー夕装置 1 0 0 cからホーム エージェント装置 7 0へ転送される （ステップ S 4 0 8 )。

ホームエージェント装置 7 0は、 ノ ツフアノード 9 0からバッファリ ングが可能であることの通知を受けているので、 受信したこのバケツ ト をバッファノ一ド 9 0へ転送する （ステップ S 4 1 0 3 )。 そして、 パッ フアノード 9 0はこの転送された移動端末装置宛のデ一夕をバッファメ モリに蓄積する。

一方、 移動通信装置 2 0は、 アクセスルー夕装置 1 0 0 cからファス トバインディングァクソリジメントメッセ一ジ 1 9 0 0を受信した後、 下位レイヤでのハンドオーバ処理を行い （ステツプ S 4 1 8 )、 下位レイ ャでのハンドォ一バ処理が完了した時、 I Pレイヤに下位レイヤでのハ ンドオーバ処理が完了したことを示すトリガを発行する (ステツプ S 4 0 9 )。 そして、 移動通信装置 2 0は、 下位レイヤにおけるハンドオーバ 処理が終了した後、 移動先アクセスルー夕装置 1 0 0 dにル一夕要請メ ッセージ （R t S o 1 ) を送信する （ステップ S 4 1 0 )。

アクセスルー夕装置 1 0 0 dは、 このルータ要請メッセージを受信し た後、 少なくとも自身のサブネットプレフィクスを含んだルー夕広告メ ッセージを移動通信装置 2 0に送信する （ステップ S 4 1 1 )。

次に、 移動通信装置 2 0はアクセスル一夕装置 1 0 0 dからこのル一 夕広告メッセ一ジを受信した後、 気付ァドレスを生成する (ステップ S 4 1 9 )。 その後、 移動通信装置 2 0は、 アクセスルータ装置 1 0 0 dを 介して生成した気付ァドレスと自身のホームアドレスを含むバインディ ングアップデートメッセージ （B U ) 2 2 0 0をホームエージェント装 置 7 0に送信し、移動先の気付ァドレスを通知する（ステップ S 4 1 2 )。 次に、 ホームエージェント装置 4 0は、 このバインディングアップデ 一トメッセージ 2 2 0 0を受信した後、 バインディングキヤッシュ 2 3 0 0を更新する。 そして、 ホームエージェント装置 4 0ほ、 バッファノ ード 9 0へバッファバケツ ト送信開始メッセージを送信し、 気付ァドレ ス 4 2 0 2で指定した移動先の気付アドレスへ蓄積しているデータを送 信するように指示する （ステップ S 4 1 0 4 )。

ノ ッファノ一ド 9 0はこのバッファバケツ ト送信開始メッセージを受 けて、 バッファメモリ 9 3に蓄積している移動通信装置 2 0宛のデータ を指定の気付ァドレスへ送信開始する （ステップ S 4 1 4 )。

また、 ホームエージェン卜装置 7 0はバインディングアップデートメ ッセージ ₂ 2 0 0に対する応答として、 アクセスルー夕装置 1 0 0 dを 介してバインディングァクノリジメントメッセージ （B A ) を移動通信 装置 2 0に送信する （ステップ S 4 1 3 )。 '

一方、 移動通信装置 2 0は、 ホームエージェント装置 4 0からバイン ディングァクノリジメントメッセージを受信し、 位置登録が完了したこ とを確認する。

さらに、 移動通信装置 2 0は標準的なモパイル I P手順に従って、 通 信相手端末 8 0にバインディングアツプデートメッセ ジ 2 2 0 0を送 信する （ステップ S 4 1 5 )。 通信相手端末 8 0はバインデイングアップ デ一トメッセージ 2 2 0 0を受信した後、 保持しているバインディング キャッシュ 2 3 0 0を更新し、 移動通信装置 2. 0と直接通信を行う （ス テツプ S 4 1 6 )。

以上のように、 ホ一ムェ一ジェント装置 7 0はアクセスル一夕装置か ら管理対象の移動通信端末宛のデータをバッファリングするように要求 'を受けたとき、 自己がデ一タをバッファリングするのではなく、 あらか じめ登録してあるバッファノード 9 0にデータを転送し、 自己に代わつ て蓄積させる。 このため、 ホームエージェント装置 7 0はデータ蓄積の ための負荷を軽減することができる。 また、 ホームエージェント装置 7 0がバッフアノード 9 0として移動端末装置 2 0の移動先ローカルネッ トワーク上にあるものを指定することにより、 ホームエージェン卜装置 7 0と同一のネッ トワークあるいは移動元口一カルネッ トワーク上にあ る場合に較べ、 蓄積されたデータを移動通信装置 2 0へハンドォ一パ完 了後に転送するときの転送時間を短縮することが可能になる。 産業上の利用可能性

本発明は、 移動通信装置が異なるサブネットワークに移動する際等に 有用であり、 移動元アクセスルータ装置もしくは移動先アクセスルー夕 装置が高速モパイル I Pに対応していない場合等に適している。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 移動通信装置が接続中の移動元アクセスル一夕装置の高速モパイル I P対応の可否を判定するステップと、

移動中の前記移動通信装置が移動先アクセスルータ装置からの信号を検 出するステップと、

前記移動通信装置が前記信号を検出したとき、' 移動元アクセスルータ装 置が高速モパイル I P対応でないと判定していれば、 移動先アクセスル 一夕装置に関する情報を前記ホー Λエージェント装置に要求し、 前記ホ ームエージェント装置はそれに応答して前記移動先アクセスルータ装置 に関する情報を前記移動通信装置に提供し、 前記移動通信装置が前記ホ ームエージェント装置に対して、 前記移動通信装置宛データを前記移動 先アクセスルータ装置へ転送するように指示するステツプと

を有する移動通信方法。

2 . 前記ホームエージェント装置は、 アクセスルータ装置に関する情報 を記憶し、 前記移動通信装置の要求に応じて前記移動先アクセスルータ 装置に関する情報を探索して通知することを特徴とする請求の範囲第 1 項に記載の移動通信方法。 +

' 3 .前記ホームエージェント装置は、前記移動通信装置の要求に応じて、 アクセスル一夕装置に関する情報を記憶したアクセスルー夕情報サーバ 装置に、 前記移動先アクセスルー夕装置に関する情報を問い合わせ、 前 記移動通信装置へ通知することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の 移動通信方法。

4 . 前記移動通信装置は、 前記移動先アクセスルー夕装置の識別子を前 記ホームェ一ジェント装置へ通知し、 前記ホームエージェント装置が、 前記識別子をもとに前記移動先アクセスルータ装置に関する情報の探索 あるいは問い合わせを行うことを特徴とする請求の範囲第 1項から第 3 項のいずれかに記載の移動通信方法。

5 . 前記移動先アクセスルータ装置の識別子は、 下位レイヤアドレスお よび基地局 I Dのいずれか一方であることを特徴とする請求の範囲第 4 項に記載の移動通信方法。

6 . 前記ホームエージェント装置が、 前記移動先アクセスルー夕装置に 関する情報を取得できなかった場合、 その旨を前記移動通信装置に通知 するステップをさらに有する請求の範囲第 1項から第 4項のいずれかに 記載の移動通信方法。

7 . 移動通信装置が接続中の移動元アクセスルータ装置の高速モパイル I P対応の可否を判定するステップと、

移動中の前記移動通信装置が移動先アクセスル一夕装置からの信号を検 出するステップと、

前記移動通信装置が前記信号を検出したとき、 前記移動元アクセスルー タ装置が高速モパイル I P対応でないと判定していれば、 前記移動通信 装置が前記移動先アクセスルー夕装置に関する情報を、 アクセスルー夕 装置に関する情報を記憶したアクセスルータ情報サーバ装置から取得し、 前記ホームエージェント装置に対して、 前記移動通信装置宛データを前 記移動先アクセスルータ装置へ転送するように指示するステップと を有する移動通信方法。

8 . 前記移動通信装置が前記移動元アクセスルー夕装置を高速モパイル

I P対応でなく、 前記移動先アクセスルー夕装置を高速モパイル I P対 応であると判定した場合、 前記ホームエージェント装置に対して、 前記 移動通信装置宛データを前記移動先アクセスルー夕装置へ転送すること を指示するステップと、 前記ホームエージェント装置が、 前記移動先アクセスル一夕装置との間 κトンネルを設定し、 前記移動通信装置に通知するステップと、 前記移動先アクセスルータ装置が前記トンネル経由で受信した前記移動 通信装置宛データを前記移動通信装置へ転送するステツプと

を有することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の移動通信方法。

9 . 前記移動通信装置が前記移動元アクセスルータ装置を高速モパイル I Pに対応しており、 かつ前記移動先アクセスル一夕装置を高速モバイ ル I Pに対応していないと判定した場合は、 前記移動元アクセスルータ 装置に対して前記移動通信装置宛データを前記ホームエージェント装置 へ転送することを指示するステップと、

前記移動元アクセスルータ装置が、 前記ホームエージェント装置との間 にトンネルを設定し、 前記移動通信装置に通知するステツプと、 前記ホームエージェント装置が前記トンネル経由で受信した前記移動通 信装置宛データを前記移動通信装置へ転送するステツプと

を有することを特徴とする請求の範囲第 8項に記載の移動通信方法。

1 0 . 前記移動通信装置が前記移動元アクセスルータ装置に行う前記指 示は、 高速モパイル I P手順によるファストバインディングアップデー トメッセージの新気付ァドレスフィールドに前記ホームエージェント装 置のアドレスを記載したものであることを特徴とする請求の範囲第 9項 に記載の移動通信方法。

1 1 . 前記ホームエージェント装置が、 前記移動元アクセスルータ装置 から前記移動通信装置宛の送信データのバッファリングの指示を受信し、 前記バッファリングが可能である場合、 前記バッファリングを開始する ステップ

をさらに有することを特徴とする請求の範囲第 9項または第 1 0項に記 載の移動通信方法。

1 2 . 前記ホームエージェント装置が、 前記バッファリングを開始した ことを前記移動元アクセスルータ装置に通知するステツプをさらに有す る請求の範囲第 1 1項に記載の移動通信方法。

1 3 . 前記ホ一ムエージェント装置は、 前記バッファリングが不可能で ある場合、 前記バッファリングができないこどを前記移動元アクセスル 一夕装置に通知することを特徴とする請求の範囲第 1 2項に記載の移動 通信方法。

1 4 . 複数のサブネッ トワークから構成されるネッ トワークと、 サブネ ットワークに接続するアクセスルータ装置と、 前記アクセスル一夕装置 を介して前記ネッ 卜ワークとのパケッ卜通信を行う移動通信装置と、 前 記移動通信装置のサブネッ トワーク単位の移動管理を実施する前記ネッ トワークに接続するホームエージェント装置と、 前記移動通信装置と通 信を行う前記ネッ トワークに接続する 1つ以上の通信相手端末とを有し、 前記アクセスルータ装置は高速モパイル I Pに対応するものと対応しな いものとが混在し、 前記移動通信装置が異なるサブネッ トワークに移動 した後、 前記ホームエージェント装置に位置登録を行い、 前記通信相手 端末との通信を継続する移動通信システムであって、

前記移動通信装置はアクセスルータ装置が高速モパイル I P対応可能か 否かを判定する機能を備え、 移動元アクセスルー夕装置が高速モパイル I P対応であると判定した場合、 移動先アクセスルータ装置に関する情 報を前記移動元アクセスルー夕装置から取得して高速モパイル I P手順 を実施し、 前記移動元アクセスルータ装置が高速モパイル I P対応でな いと判定した場合、 前記移動先アクセスルータ装置に関する情報を前記 ホームエージェント装置に要求し、 前記ホームエージェント装置は前記要求に応答して前記移動先アクセス ルー夕装置に関する情報を前記移動通信装置に提供し、

前記移動通信装置は前記ホームエージェン卜装置に対して、 前記移動通 信装置宛データを前記移動先アクセスルータ装置へ転送するように指示 することを特徴とする移動通信システム。

1 5 . 複数のサブネッ トワークから構成されるネッ トワークと、 サブネ ッ トワークに接続するアクセスルー夕装置と、 前記アクセスルータ装置 を介して前記ネッ トワークとのバケツト通信を行う移動通信装置と、 前 記移動通信装置のサブネットワーク単位の移動管理を実施する前記ネッ トワークに接続するホームエージェント装置と、 前記移動通信装置と通 信を行う前記ネッ トワークに接続する 1つ以上の通信相手端末と、 前記 アクセスル一夕装置に関する情報を記憶したアクセスルー夕情報サーバ 装置とを有し、 '前記アクセスルータ装置は高速モパイル I Pに対応する ものと対応しないものとが混在し、 前記移動通信装置が異なるサブネッ トワークに移動した後、前記ホームエージェント装置に位置登録を行い、 前記通信相手端末との通信を継続する移動通信システムであって、 前記移動通信装置はアクセスルータ装置が高速モパイル I P対応可能か 否かを判定する機能を備え、 移動充アクセスル一夕装置が高速モパイル

I P対応であれば、 移動元アクセスルー夕装置から移動先アクセスルー 夕装置に関する情報を取得して高速モパイル I P手順を実施し、 前記移 動元アクセスルータ装置が高速モパイル I P対応でなければ、 前記移動 通信装置が前記移動先アクセスルータ装置に関する情報を前記アクセス ルータ情報サーバ装置から取得し、 前記ホームエージェント装置に対し て、 当該移動通信装置宛データを前記移動先アクセスルータ装置へ転送 するように指示することを特徴とする移動通信システム。

1 6 . 標準的なモパイル I P処理および高速モパイル I P処理を実施す るモパイル I P · 高速モパイル I P処理部と、

前記モパイル I P ·高速モパイル I P処理部からアクセスル一夕装置に 関する情報を取得するアクセスルー夕探索部と、

前記アクセスルータ探索部で取得した情報をもとにアクセスルー夕装置 が高速モパイル I Pに対応しているかを判別する高速モパイル I P対応 判別部と、

前記高速モパイル I P対応判別部の結果に応じて、 モパイル I P ·高速 モパイル I P処理部が生成するメッセ一ジの内容を制御する高速モバイ ル I P制御部と

を具備することを特徴とする移動通信装置。

1 7 . 前記アクセスルー夕装置に関する情報は、 当該移動通信装置のサ ブネットワーク間の移動を管理するホームエージェント装置あるいはァ クセスルータ装置から取得したことを特徴とする請求の範囲第 1 6項に 記載の移動通信装置。

1 8 . 前記高速モパイル I P対応判別部が移動元アクセスルータ装置を 高速モパイル I P対応でないと判定した場合、 前記高速モパイル I P制 御部がホームエージェント装置あるいはアクセスルー夕情報サーバ装置 に対して移動先アクセスルー夕装置の識別情報を通知し、 前記移動先ァ クセスルータ装置に関する情報を要求するようにモパイル I P · 高速モ パイル I P処理部を制御することを特徴とする請求の範囲第 1 6項また は第 1 7項に記載の移動通信装置。

1 9 . 前記高速モパイル I P対応判別部が前記ホームエージェント装置 から通知された前記移動先アクセスルータ装置に関する情報に基づいて、 前記移動先アクセスルータ装置が高速モパイル I P対応であると判定し た場合、 高速モパイル I P制御部が前記ホームエージェント装置に対し て当該移動通信装置宛データを前記移動先アクセスルータ装置へ転送す るように前記モパイル I P ·高速モパイル I P処理部を制御することを 特徴とする請求の範囲第 1 6項乃至第 1 8項のいずれかに記載の移動通 信装置。

2 0 . 前記高速モパイル I P対応判別部は、 移動元アクセスルータ装置 が高速モパイル I Pに対応しており、 かつ移動先アクセスルータ装置が 高速モパイル I Pに対応していないと判定した場合、 前記高速モパイル

1 P制御部が、 前記移動元アクセスルータ装置に対して当該移動通信装 置宛デ一夕をホームエージェント装置へ転送するように前記モパイル I

P ·高速モパイル I P処理部を制御することを特徴とする請求の範囲第 1 6項乃至第 1 8項のいずれかに記載の移動通信装置。

2 1 . 前記モパイル I P ·高速モパイル I P処理部は、 前記移動元ァク セスルータ装置へ、 高速モパイル I P手順によるファストバインディン グアップデ一トメッセージの新気付ァドレスフィ一ルドにホームエージ ェン卜装置のアドレスを記載したメッセ一ジを送信することを特徴とす る請求の範囲第 1 6項に記載の移動通信装置。 +

2 2 . 標準的なモパイル I P処理および高速モパイル I P処理を実施す るモパイル I P · 高速モパイル I P処理部と、

管理対象である移動通信装置宛のデータを一時的に蓄積するバッファメ モリと、

前記モパイル I P ·高速モパイル I P処理部が受信した前記移動通信装 置への送信データの蓄積、 あるいは蓄積されたデータの送出の要求を受 け、 前記バッファメモリに対する入出力を管理するバッファ管理部と、 を具備するホームエージェント装置。

2 3 . 前記バッファ管理部は、 移動元アクセスル一夕装置からバッファ リングの開始を要求するメッセージを受信したときにデ一夕のバッファ リングを開始し、 移動先アクセスルータ装置からバッファリングされた データの送信開始を要求するメッセージを受信したときにバッフアリン グされたデータを宛先の移動通信装置に送信する請求の範囲第 2 2項に 記載のホームエージェント装置。 '

2 4 . 移動先アクセスルータ装置に関する情報の問い合わせに応じて、 アクセスルータ装置に関する情報を記憶したアクセスルー夕情報サーバ 装置に対して前記移動先アクセスルータ装置に関する情報を要求し、 取 得した前記情報を要求元に通知する移動先アクセスルータ探索部をさら に有することを特徴とする請求の範囲第 2 2項または第 2 3項に記載の ホームエージェント装置。

2 5 . ·前記移動'先アクセスルー夕探索部は、 前記移動通信装置から要求 を受ける際に取得した前記移動先アクセスルータ装置の識別子をもとに、 前記アクセスルータ情報サーバ装置に対して要求することを特徴とする 請求の範囲第 2 4項に記載のホームエージェント装置。

2 6 . アクセスルータ装置の識別子と、 当該アクセスル一夕装置の I P アドレスと、 当該アクセスルータ装置の高速モパイル I P対応の可否と を記録したアクセスルータ情報リス卜、 及び受信した、 アクセスルータ 装置に関する情報を要求するメッセージに含まれる識別子をもとに、 該 当するェントリを検索するアクセスルータ情報検索部をさらに具備し、 前記移動先アクセスルータ探索部が、 要求に応じて、 前記アクセスルー 夕情報検索部に対して前記移動先アクセスルータ装置に関する情報の検 索を指示することを特徴とする請求の範囲第 2 4項または第 2 5項に記 載のホームエージェント装置。

2 7 . 前記アクセスルータ装置の識別子は、 下位レイヤアドレス及び基 地局 I Dの少なくともいずれか一方であることを特徴とする請求の範囲 第 2 5項または第 2 6項に記載のホームエージェント装置。

2 8 . アクセスル一夕装置の識別子と、 当該アクセスルータ装置の I P アドレスと、 当該アクセスルータ装置の高速モパイル I P対応の可否と を記録したアクセスルー夕情報リストと、 ネッ'卜ワーク上の各種装置か らアクセスルータ装置に関する情報の要求を受信する受信部と、 受信した前記要求に含まれる識別子をもとに、 前記アクセスルー夕情報 リストから該当するエントリを検索するアクセスルータ情報検索部と、 前記検索結果を前記要求の送信元に通知するアクセスルー夕情報通知部 と

を具備するアクセスルータ情報サーバ装置。

2 9 . 前記アクセスルータ装置の識別子は、 下位レイヤァドレスおよび 基地局 I Dのいずれかであることを特徴とする請求の範囲第 2 8項に記 載のアクセスルータ情報サーバ装置。

3 0 . 前記移動通信装置が前記移動先アクセスルー夕装置を高速モバイ ル I P対応でないと判定した場合、 前記移動元アクセスルータ装置に対 して、 前記移動通信装置宛データを前記ホームエージェント装置へ転送 することを指示するステツプと、

前記ホームエージェント装置が、 前記移動元アクセスルータ装置から受 信した前記移動通信装置宛デ一タを、 データの一時的な蓄積'を行うバッ ファノ一ドへ転送するステップと、

前記ホームエージェン卜装置が前記移動通信装置からのハンドオーバ完 了の通知を受けたとき、 前記バッファノ一ドへ前記移動通信装置宛デー 夕を前記移動通信装置へ送信することを指示するステツプと、 前記バッファノ一ドが前記送信の指示を受けたとき、 指示された前記移 動通信装置へ蓄積している前記移動通信装置宛デ一夕を送信するステツ プと

を有することを特徴とする請求の範囲第 8項に記載の移動通信方法。

3 1 . 前記ホームエージェント装置は前記移動元アクセスルー夕装置か らのバッファ要求メッセージを受信したとき、¹ 前記バッファノ一ドにデ 一夕蓄積要求を送信するステツプと、

前記バッファノ一ドが前記バッファ要求メッセージを受信したとき、 前 記デ一夕の蓄積の可否を前記ホームエージェント装置へ応答するステツ プと

をさらに有する請求の範囲第 3 0項に記載の移動通信方法。

3 2 . 前記ホームエージェント装置と前記バッファノ一ドへのデータ転 送との間、 および前記バッファノ一ドと前記移動通信装置との間の少な くともいずれか一方は、 トンネルが設定されることを特徴とする請求の 範囲第 3 0項に記載の移動通信方法。

3 3 . デ一夕を一時的に蓄積するバッファノ一ドをさらに有し、 前記ホームエージェント装置が前記バッファノ一ドへ送信したデ一夕の 一時蓄積と、 指定の移動通信装.置への送信を指示し、

前記バッファノードが受信したデータの蓄積と、 指定された前記移動通 信装置への前記データの送信を行うことを特徴とする移動通信システム。

3 4 . 標準的なモパイル I P処理および高速モパイル I P処理を実施す るモパイル I P · 高速モパイル I P処理部と、

前記モパイル I P · 高速モパイル I P処理部が受信した、 管理対象であ る移動通信装置宛のデータを外部記憶装置へ転送するデータ転送部と、 前記データ転送部から送信した前記移動通信装置宛のデータの蓄積を指 示するメッセージと、 前記外部記憶装置に蓄積した前記データを前記移 動通信装置へ送信を指示するメッセージとを生成し、 前記モパイル I P ·高速モパイル I P処理部に前記外部記憶装置への前記メッセージの 送信を要求するメッセージ生成部と、

を具備するホームェ一ジェント装置。