WO2005022535A1

WO2005022535A1 - ディスクカートリッジ

Info

Publication number: WO2005022535A1
Application number: PCT/JP2004/011756
Authority: WO
Inventors: Takatsugu Funawatari; Susumu Shibagaki; Naoki Inoue
Original assignee: Sony Corporation
Priority date: 2003-08-28
Filing date: 2004-08-16
Publication date: 2005-03-10
Also published as: KR20060113348A; KR101053350B1; TWI268489B; EP1659587A1; US7287265B2; TW200512733A; JP4089561B2; JP2005078677A; DE602004025588D1; CN1701380A; CN1317711C; EP1659587A4; EP1659587B1; US20060294535A1

Abstract

　本発明は、光ディスク（３）を収納したディスクカートリッジであり、第１の開口部（２４）が形成された下シェル（７）と、この下シェルに突き合わされる上シェル（６）とからなるカートリッジ本体（２）と、カートリッジ本体内に回転可能に収納されるとともに光ディスクを収納し、収納した光ディスクを外部に臨ませる第２の開口部（４４）が形成されたローテーションホイール（４）と、下シェルとローテーションホイールとの間に位置して、ローテーションホイールの回転に連動して第１の開口部と第２の開口部とが一致したとき、これらの開口部を開放する一対のシャッタ板（５ａ）（５ｂ）とを備える。ローテーションホイールには、記録及び／又は再生装置への挿入端となる前面に、記録及び／又は再生装置側のシャッタ開放部が係合する被操作部（４５）が形成され、被操作部（４５）は、記録及び／又は再生装置への挿入端側を開口した凹部で形成されている。

Description

明細書

ディスクカートリッジ

技術分野

[0001] 本発明は、大型のディスクカートリッジが装着される記録及び/又は再生装置に互換性をもって装着することができる小型のディスクカートリッジに関する。

本出願は、日本国にぉレ、て 2003年 8月 28日に出願された日本特許出願番号 200 3—305313を基礎として優先権を主張するものであり、この出願は参照することにより、本出願に援用される。

背景技術

[0002] ディスクカートリッジとして、特開平 2003-109343号公報に開示されるようなある。

このディスクカートリッジは、上シェルと下シェルとが突き合わせられてなり、下シェルに記録再生用の第 1の開口部が形成されたカートリッジ本体と、このカートリッジ本体に収納されるとともに記録媒体となるディスクを収納し、カートリッジ本体の第 1の開口部に対応した第 2の開口部が形成されたインナロータと、このインナロータと下シェルとの間に位置され、インナロータの回転に連動して第 1の開口部と第 2の開口部が一致したとき、これらの開口部を開放するシャツタ機構とを備える。

このディスクカートリッジは、インナロータの外周部の一部に、カートリッジ本体より外部に臨まされるギヤ部が形成されている。ディスクカートリッジは、記録及び/又は再生装置に装着されると、記録及び/又は再生装置側のラックギヤがインナロータのギャ部に嚙合し、記録及び Z又は再生装置内に引き込まれるにしたがって、インナロータが回転し、このインナロータの回転に従ってシャツタ機構が第 1及び第 2の開口部を開放して、記録再生可能な状態となる。

ところで、このディスクカートリッジに用いるディスクと記録フォーマットを共通にした小径のディスクを収納した小型のディスクカートリッジを提供する場合、記録及び/又は再生装置側のシャツタ開放機構となるラックギヤを使用することができない。すなわち J、型のディスクカートリッジを上記特許公報に示す標準的な大きさのディスクカートリッジが装着される記録及び/又は再生装置に装着したとき、光ピックアップやディスクテーブルの位置が決まっていることから、これら光ピックアップやディスクテーブルの位置に合わせて小型のディスクカートリッジを装着する必要がある。

ところで、小型のディスクカートリッジでは、インナロータのギヤ部と標準的ディスク力ートリッジのシャツタ開放機構を構成するラックギヤとが離間してしまレ、、このラックギャを使用することができない。仮に、ラックギヤを装着されたディスクカートリッジのギャ部に嚙合するように移動機構を設けた場合、非常に移動機構の構成が複雑となつてしまう。したがって、小型のディスクカートリッジの場合には、標準的ディスクカートリッジとは異なった構成でシャツタ機構を動作させる必要がある。

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

本発明は、以上のような問題点に鑑みて提案されたものであり、その目的は、標準の大きさのディスクカートリッジが装着される記録及び/又は再生装置にも互換性を維持して装着可能な小型のディスクカートリッジを提供することにある。

本発明に係るディスクカートリッジは、記録及び/又は再生用の第 1の開口部が形成された下シェルと、この下シェルに突き合わされる上シェルとからなるカートリッジ本体と、カートリッジ本体内に回転可能に収納されるとともにディスクを収納し、収納したディスクを外部に臨ませる第 1の開口部に対応した第 2の開口部が形成されたローテーシヨンホイールと、下シェルと上記ローテーションホイールとの間に位置して、ローテーシヨンホイールの回転に連動して回動する一対のシャツタ板を有し、第 1の開口部と第 2の開口部とがー致したとき、第 1の開口部と第 2の開口部とを開放するシャツタ機構とを備える。ローテーションホイールには、記録及び/又は再生装置への挿入端となる前面に、記録及び/又は再生装置側のシャツタ開放部が係合する被操作部が形成され、被操作部は、記録及び/又は再生装置への挿入端側を開口した凹部で形成されている。

本発明に係るディスクカートリッジは、記録及び/又は再生装置への挿入端側の口一テーシヨンホイールに記録及び/又は再生装置側のシャツタ開放機構が係合する被操作部が設けられるので、標準の大きさのディスクカートリッジに設けられるシャツタ開放機構とは別のシャツタ開放機構を容易に構成することができる。本発明の更に他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下において図面を参照して説明される実施の形態の説明から一層明らかにされるであろう。図面の簡単な説明

[図 1]図 1は、本発明に係るディスクカートリッジを上シェル側から見た斜視図である。

[図 2]図 2は、本発明に係るディスクカートリッジを下シェル側から見た斜視図である。

[図 3]図 3は、本発明に係るカートリッジを示す分解斜視図である。

[図 4]図 4は、ディスクカートリッジを構成する上シェルの内面側から見た平面図である

[図 5]図 5は、上シェルの前面側の要部斜視図である。

[図 6]図 6は、カートリッジを構成する下シェルの内面側から見た平面図である。

[図 7]図 7は、挿入ガイド溝と挿入ガイドピンとの関係を説明する要部平面図である。

[図 8]図 8は、ローテーションホイールを光ディスクが収納される面側から見た斜視図である。

[図 9]図 9は、ローテーションホイールを下シェル側の面から見た斜視図である。

[図 10]図 10は、ローテーションホイールに形成された被操作部を説明する要部斜視図である。

[図 11]図 11は、シャツタ板の浮き上がり防止機構を説明する要部斜視図である。

[図 12]図 12は、ローテーションホイールを一方向に付勢する付勢部材の係止突起を説明する要部断面図である。

[図 13]図 13は、シャツタ板とローテーションホイールとを示す斜視図である。

[図 14]図 14は、第 1のシャツタ板の回動支持構造を示す要部断面図である。

[図 15]図 15は、第 1のシャツタ板のガイド機構を示す要部断面図である。

[図 16]図 16は、第 2のシャツタ板の回動支持構造を示す要部断面図である。

[図 17]図 17は、シャツタ板が開口部を閉塞した状態を下シェル及び光ディスクを除いた状態で示す平面図である。

[図 18]図 18は、シャツタ板が開口部を開放した状態を下シェル及び光ディスクを除いた状態で示す平面図である。

[図 19]図 19は、ロック機構を示す分解斜視図である。 [図 20]図 20は、ローテーションホイールのテーパ部とロック溝との関係を示すローテーシヨンホイールの要部断面図である。

[図 21]図 21は、ロック解除片が臨まされた挿入ガイド溝にロック解除ピンが挿入されていない状態を示す要部断面図である。

[図 22]図 22は、揷入ガイド溝にロック解除ピンが揷入された状態を示す要部断面図である。

[図 23]図 23は、揷入ガイド溝の幅とロック解除ピンの太さとの関係を示す要部正面図である。

[図 24]図 24は、揷入ガイド溝とロケーションホールとァライメントホールとの関係を示す平面図である。

[図 25]図 25は、第 1の開口部を開放した状態を示すディスクカートリッジの斜視図である。

発明を実施するための最良の形態

以下、本発明が適用されたディスクカートリッジを図面を参照して説明する。本発明に係るディスクカートリッジは、上述した特開平 2003-109343号公報に示した標準の大きさのディスクカートリッジが装着される記録及び/又は再生装置に互換性を維持して装着可能なディスクカートリッジである。

上記特許公報に記載された標準の大きさのディスクカートリッジは、直径を略 12cm とする光ディスクを収納したものである。本発明に係るディスクカートリッジは、標準の大きさのディスクカートリッジに収納された光ディスクより小径の光ディスクを収納している。本発明に係るディスクカートリッジは、標準の大きさのディスクカートリッジに比し小径の光ディスクを収納してレ、ることから、記録容量は標準の大きさのディスクカートリッジに比し小さいが、外形形状が小さくでき携帯性に優れたものである。

本発明に係るディスクカートリッジ 1は、図 1乃至図 3に示すように、カートリッジ本体 2の内部に、光ディスク 3が収納されるローテーションホイール 4と、シャツタ機構を構成する一対の第 1及び第 2のシャツタ板 5a, 5bとを収納してなる。カートリッジ本体 2 は、一組の上シェル 6と下シェル 7とを突き合わせ結合することによって構成されている。本発明に係るディスクカートリッジ 1に用いられる光ディスク 3は、中心部に、記録及び/又は再生装置側のディスク回転駆動機構が係合するセンタ孔 3aが形成されている。本発明に用いられる光ディスク 3は、情報信号に対応したピットパターンが予めディスク基板に形成された再生専用の光ディスクであってもよぐまた、記録層に相変化材料を用いた書換型の光ディスクであってもよぐ更に、記録層に有機色素材料等を用いる追記型の光ディスクであってもよい。更に、使用される記録媒体としては、光ディスクの他、光磁気ディスク、磁気ディスク等であってもよい。

カートリッジ本体 2を構成する上シェル 6は、図 4に示すように、合成樹脂材料を金型装置を用いて射出成形することにより形成されている。上シェル 6は、平面形状が略矩形状をなすように形成され、記録及び Z又は再生装置への挿入端側となる前面が略円弧形状とされている。この上シェル 6には、カートリッジ本体 2の側面を構成する外周壁 8が主面の外周縁部に沿って立ち上がり形成されている。

外周壁 8には、前面側の中央部に位置して、記録及び/又は再生装置側の光ピックアップを進入させるための第 1のピックアップ進入用凹部 9が形成されている。また、外周壁 8には、下シェル 7と結合するためのねじ穴を形成した複数のボス 10が例えば各コーナ部近傍に形成されてレ、る。

外周壁 8の内周側には、図 5に示すように、ローテーションホイール 4を回転可能に収納する略円環状の内周壁 11が外周壁 8に内接するように形成されている。この内周壁 11には、前面側の中央部に位置して、記録及び/又は再生装置側の光ピックアップを進入させるための第 2のピックアップ進入用凹部 12が形成されている。この内周壁 11は、内側にローテーションホイール 4が回転可能に収納され、ローテーションホイール 4が回転するときのガイド壁として機能する。また、上シェル 6の主面部は、ローテーションホイール 4が収納されたとき、ローテーションホイール 4とでディスク収納部を構成する。また、内周壁 11の内側基端部であって第 2のピックアップ進入用凹部 12の近傍には、ローテーションホイール 4を持ち上げるリフタ 14が形成されている。このリフタ 14は、第 1及び第 2のシャツタ板 5a， 5bが第 1の開口部 24を閉塞するとき、ローテーションホイール 4を下シェル 7側に持ち上げる。

上シェル 6の内面略中央部には、記録及び/又は再生装置側のディスク回転駆動部を構成するディスクテーブルとともに光ディスク 3を挟持するクランビングプレート 13 が取り付けられている。このクランビングプレート 13は、取付リング 13aによって取り付けられる。具体的に、クランビングプレート 13は、取付リング 13aと上シェル 6の内面略中央部とで挟み込むようにし、取付リング 13aを上シェル 6の内面略中央部に溶着等により固定することによって取り付けられる。光ディスク 3は、センタ孔 3aにディスクテーブルの中心部に設けたセンタリング部が係合し、更にディスクテーブルとクランピングプレート 13で挟持されることにより、ディスク収納部内で回転可能な状態となる。なお、上シェル 6の内面には、更に、後述する下シェル 7のロケーションホール 26a を構成する立ち上がり壁 16aゃァライメントホール 26bを構成する立ち上がり壁 16b が形成されている。

以上のように構成される上シェル 6に結合される下シェル 7は、図 2、図 3及び図 6に示すように、上述した上シェル 6と同様に、合成樹脂材料を金型装置を用いて射出成形することにより形成されている。この下シェル 7は、全体略矩形状の主面のうち、記録及び/又は再生装置に挿入される前面側が略円弧形状とされている。この下シェル 7には、カートリッジ本体 2の側面をなす外周壁 21が主面の外周縁に沿って立ち上がり形成され、更に、外周壁 21に内接するように、内周壁 28が形成されている。この下シェル 7には、外周壁 21の前面側の中央部が光ピックアップやディスクテーブルが進入できるように開放された第 1の開口部 24が形成されている。この第 1の開口部 24は、前面側の開放端から光ディスク 3の信号記録面の一部を内外周に亘つて外方へ臨ませる略矩形状の光ピックアップ用開口部 24aと、光ピックアップ用開口部 24aと連続した光ディスク 3のセンタ孔 3aを外方に臨ませる回転駆動用開口部 24bと力構成されている。すなわち、記録再生用開口部 24aは、記録及び/又は再生装置の光ピックアップをカートリッジ本体 2の内部に進入させるのに足る大きさに形成されており、回転駆動用開口部 24bは、記録及び Z又は再生装置のディスク回転駆動機構を構成するディスクテーブルをカートリッジ本体 2の内部へと進入させるのに足る大きさに形成されている。更に、光ピックアップ用開口部 24bの一方の開口端側は、開口端が拡幅する方向に傾斜するテーパ部 24cが形成されている。このテーパ部 24 cは、後述するローテーションホイール 4の被操作部 45が第 1及び第 2のシャツタ板 5a , 5bが第 1の開口部 24を開放した状態に位置したとき、被操作部 45が収容される部分となる。

第 1の開口部 24を構成する記録再生用開口部 24aの一方の側縁部及び駆動用開口部 24bの一方の側縁には、一対の第 1及び第 2のシャツタ板 5a， 5bが第 1の開口部 24を閉塞しているとき、カートリッジ本体 2内に塵埃等が侵入することを防止する凸部 27が複数形成されてレ、る。

また、外周壁 21の背面側には、上述した上シェル 6側のねじ穴が形成されたボス 1 0に突き合わされる貫通孔が形成されたボス 22が形成されている。図 2に示すように、上シェル 6と下シェル 7とは、下シェル 7のボス 22の貫通孔よりねじ 23を揷通し、上シェル 6のボス 10のねじ穴に螺合することによつて結合される。

更に、下シェル 7の前面には、両脇に、ディスクカートリッジ 1を記録及び/又は再生装置に揷入される際に記録及び/又は再生装置側の挿入ガイド部材が係合する挿入ガイド溝 25a, 25bが形成されている。挿入ガイド溝 25a, 25bは、図 7に示すように、開口端側が最も幅広に形成され、挿入ガイドピン 100が進入しやすく形成されている。なお、挿入ガイド溝 25a, 25bの最奥部は、挿入ガイドピン 100の外径と略等しい幅に形成してもよい。これにより、ディスクカートリッジ 1が記録及び/又は再生装置の装着部に装着されたときにも、面方向の位置決めを図ることができ、がたつきを防止することができる。また、一方の挿入ガイド溝 25bには、後述するが、ロック機構 7 1が設けられ、ロック機構 71を構成するロック部材 72のロック解除片 77が臨まされ、挿入ガイド溝 25bに係合する挿入ガイドピン 100は、ロック解除片 77を押圧するロック解除ピンとして機能する。

更に、下シェル 7の背面側の一方のコーナ部近傍には、図 2及び図 6に示すように、ディスクカートリッジ 1を記録及び/又は再生装置に位置決めして装着するための基準穴となるロケーションホール 26aが形成されている。また、他方のコーナ部近傍には、調整用のァライメントホール 26bが形成されている。

なお、上シェル 6と下シェル 7とが突き合わされて構成されたカートリッジ本体 2の記録及び/又は再生装置への揷入方向と平行な両側面部には、図 1及び図 2に示すように、前面側から背面側に亘つて、記録及び Z又は再生装置へ揷入する際のガイド溝 15が形成されている。

上シェル 6と下シェル 7とが突き合わされると、内周壁 11の内側にローテーションホィール 4を収納する収納部が構成される。この収納部に収納されるローテーションホィール 4は、図 8及び図 9に示すように、合成樹脂材料を金型装置を用いて射出成形することにより形成されてレ、る。このローテーションホイール 4の主面部は、略皿状をなし、凹部側がカートリッジ本体 2内に配設されたとき、上シェル 6と第 1及び第 2のシャッタ板 5a, 5bの一方の主面とでディスク収納部を構成する。このローテーションホイール 4は、略円形に形成されており、その外周縁部には、リング部 43が立ち上がり形成されている。ローテーションホイール 4の主面部には、下シェル 7に設けられた第 1 の開口部 24と略同じ大きさの第 2の開口部 44が形成されている。

第 2の開口部 44は、下シェル 7の第 1の開口部 24と一致したとき、収納した光デイスク 3を外部に臨ませる。すなわち、この第 2の開口部 44は、第 1の開口部 24の光ピックアップ用開口部 24aに対応した開口部と回転駆動用開口部 24bに対応した開口部で構成されている。また、この第 2の開口部 44は、第 1の開口部 24との誤差を吸収するため、中心側から外周側に向かって徐々に拡幅するように形成され、ローテーションホイール 4の製造誤差や取付誤差によって、第 1の開口部 24が小さくならないようにしている。例えば、第 2の開口部 44は、径方向の両側縁が 1° 程度外側に傾斜するように形成されている。

また、リング部 43の基端部は、図 8に示すように、主面部側へ傾斜するテーパ部 42 が形成されている。テーパ部 42は、光ディスク 3の外周縁を線接触で支持し、光ディスク 3の信号記録面がローテーションホイール 4の主面部と面接触し、傷が付かないようにしている。

また、第 2の開口部 44の外側の面には、図 2に示すように、一対の第 1及び第 2のシャツタ板 5a, 5bが位置する。そこで、図 9に示すように、第 2の開口部 44の相対向する側縁部には、第 1及び第 2のシャツタ板 5a, 5bが第 2の開口部 44内に入り込まないようにするためのテーパ部 44a， 44bが形成されている。更に、ローテーションホイール 4には、第 1及び第 2のシャツタ板 5a， 5bが第 1及び第 2の開口部 24， 44を閉塞しているとき、第 1のシャツタ板 5aに係合し、このシャツタ板 5aの浮き上がりを防止する係合溝 50が形成されている。この係合溝 50は、第 1の開口部 24の側縁部側を開口端として断面略 L字状に形成された片により形成されている。

ローテーションホイール 4の第 2の開口部 44近傍には、図 10に示すように、外側に突出して、記録及び/又は再生装置側のシャツタ開放機構を構成するシャツタ開放ピン 41が係合する被操作部 45が形成されている。被操作部 45は、第 1の被操作片 45aと第 2の被操作片 45bとにより記録及び/又は再生装置側を開放した凹部を構成しており、ここに、記録及び/又は再生装置側のシャツタ開放ピン 41が係合される。第 1の被操作片 45aは、ローテーションホイール 4が、第 1及び第 2のシャツタ板 5a， 5bを第 1及び第 2の開口部 24, 44を開放する方向に回動するときに、シャツタ開放ピン 41が突き当たる片であり、第 2の被操作片 45bは、ローテーションホイール 4が、第 1及び第 2のシャツタ板 5a， 5bを第 1及び第 2の開口部 24, 44を閉塞する方向に回動するときに、シャツタ開放ピン 41が突き当たる片となる。後述するが、ローテーションホイール 4は、付勢部材 48によって、シャツタ板 5a, 5bが第 1及び第 2の開口部 24 , 44を開放する図 10中矢印 A方向に付勢されており、したがって、第 1の被操作片 4 5aには、第 2の被操作片 45bより大きな力が加わる。そこで、第 1の被操作片 45aは、機械的強度が増すように第 2の被操作片 45bより大きく形成され、ここでは、第 1の被操作片 45aの高さ h力第 2の被操作片 45bの高さ hより大きくなるように形成されて

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いる。そして、第 1の被操作片 45aは、第 2の被操作片 45bより高く形成し、機械的強度を高め、更に、シャツタ開放ピン 41がより確実に係合するようにしている。

以上のように構成された被操作部 45は、ローテーションホイール 4の回転に伴って、第 1の開口部 24が形成された下シェル 7の前面より外部に露出し、第 1の開口部 24 の幅方向に移動する。被操作部 35は、シャツタ板 5a， 5bが第 1の開口部 24を開放しているとき、テーパ部 24cにより拡幅された部分に位置する。

この被操作部 45には、第 1の被操作片 45aと第 2の操作片 45bの基端部に、図 11 に示すように、第 1のシャツタ板 5aに係合する係合溝 45cが形成されている。係合溝 45cは、シャツタ板 5a, 5cが第 1及び第 2の開口部 24, 44を閉塞しているとき、第 1のシャツタ板 5aに係合することで、第 1のシャツタ板 5aの浮き上がりや浮き沈みを防止する。したがって、第 1の開口部 24の周縁部と第 1のシャツタ板 5aとの隙間が無くなり、カートリッジ本体 2内に塵埃等が侵入することを防止することができる。すなわち、被操作部 45の係合溝 45cは、ローテーションホイール 4の第 2の開口部 44近傍に形成された係合溝 50と相俟って、第 1のシャツタ板 5aの浮き上がりや浮き沈みを防止する。したがって、第 2の開口部 44とシャツタ板 5aとの隙間が無くなり、カートリッジ本体 2 内に塵埃等が侵入することを防止することができる。

なお、第 2の被操作片 45bは、下シェル 7の第 1の開口部 24の周縁部の一部と対向する上シェル 6の外周壁 8と内周壁 11とを連結する規制部 29に突き当たることで、口一テーシヨンホイール 4の回動領域が規制される。

また、ローテーションホイール 4と下シェル 7との間には、一対のシャツタ板 5a, 5bが配設される。そこで、ローテーションホイール 4のシャツタ板 5a， 5bが配設される面には、図 9に示すように、シャツタ板 5a, 5bとの接触面積を減らし、摺動抵抗を減らすための突部 46が複数形成されている。突部 46は、弧状をなすように形成され、例えば 20 / m程度突出して形成されている。

以上のようなローテーションホイール 4は、コイルバネ等で構成された付勢部材 48 によって、シャツタ板 5a, 5bが第 1及び第 2の開口部 24, 44を閉塞する方向に回動付勢されている。この付勢部材 48は、一端がローテーションホイール 4のリング部 43 に形成された係止片 48aに係止され、他端が図 4に示す上シェル 6の内面に形成された係止突起 48bに係止されている。そして、付勢部材 48は、ローテーションホイ一ル 4の回転に伴って伸縮する力上シェル 6の内面であって内周壁 11の外側に形成された立ち上力 Sり壁と外周壁 8とで形成されたガイド溝 49でガイドされ、伸縮時に力ートリッジ本体 2内で暴れないようにしている。また、ローテーションホイール 4の外周縁にも、図 8及び図 9に示すように、このガイド溝 49をほぼ閉塞するフランジ部 47が形成されている。

なお、上シェル 6の内面に形成されている係止突起 48bは、図 12に示すように、上シェノレ 6と下シェノレ 7と力 S結合されたとき、先端部が下シェル 7の内面に形成された略筒状の補強リブ 48cに係合され、付勢部材 48の付勢力が加わる係止突起 48bを補強している。

以上のように構成されたローテーションホイール 4は、付勢部材 48によりシャツタ板 5a, 5bが第 1及び第 2の開口部 24， 44を閉塞する方向に付勢されており、被操作部 45が記録及び/又は再生装置側のシャツタ開放ピン 41によって、シャツタ板 5a, 5b が第 1及び第 2の開口部 24, 44を開放する方向に回転される。このとき、内周壁 11 は、ローテーションホイール 4が回転するときのガイド壁として機能する。

下シェル 7に形成された第 1の開口部 24やローテーションホイール 4に形成された第 2の開口部 44を開閉するシャツタ機構を構成する一対の第 1及び第 2のシャツタ板 5a, 5bは、図 13に示すように、第 1のシャツタ板 5aが第 2のシャツタ板 5bに対して大きく形成されている。

図 13に示すように、第 1のシャツタ板 5aは、第 1及び第 2の開口部 24, 44を閉塞する第 1のシャツタ部 51と、上シェル 6の内面であって外周壁 8と内周壁 11との間に形成された第 1の支軸 52に回動支持される第 1の回動支持部 53と、小さい方の第 2のシャツタ板 5bが取り付けられる第 2の軸孔 54とを備える。

第 1のシャツタ部 51は、第 2の開口部 44の閉塞時にローテーションホイール 4の第 2 の開口部 44の一側縁に位置する第 1の側縁部 51aと、第 1の側縁部 51aに連続した第 2の側縁部 51bと、第 2の側縁部 51bに連続した第 3の側縁部 51cとを有する。第 2 の側縁部 51bは、第 1の側縁部 51aより内方に折曲し、第 3の側縁部 51cは、第 2の側縁部 51bに対して外側に折曲するように形成されている。更に、第 1乃至第 3の側縁部 51a— 51cと対向する第 4の側縁部 51dには、上シェル 6や下シェル 7の一方のコーナ部に形成されたボス 10, 22、ローテーションホール 26a、誤記録防止部材等を逃げるための波線状の逃げ部 51eが形成されている。第 2の側縁部 51bと第 3の側縁部 51cとは、互いに逆向きにテーパ部で構成されている。また、第 1の側縁部 51a は、ローテーションホイール 4に形成された係合溝 50に係合し、浮き上がりが防止される。

更に、第 1のシャツタ部 51には、下シェル 7側の面に、下シヱル 7の第 1の開口部 24 の周縁部に形成された凸部 27と係合する溝部 51fが形成されている。溝部 51fは、シャツタ板 5a, 5bが第 1及び第 2の開口部 24, 44を閉塞しているとき、ローテーションホイール 4が上シェル 6のリフタ 14により下シェル 7側に持ち上げられ、第 1の開口部 24の周縁部に形成された凸部 27と係合することで、カートリッジ本体 2内に塵埃等が侵入することを防止する。

更に、第 1のシャツタ部 51の光ディスク 3側の面には、ローテーションホイール 4の主面部に形成されたガイド溝 55に係合するガイド突起 51gが形成されている。ガイド突起 51gは、ローテーションホイール 4のガイド溝 55に係合することで、第 1のシャツタ板 5aの回動を規制する。更に、第 1のシャツタ部 51には、光ディスク 3側の面に、シャツタ板 5aの変位を規制する規制突起 51hが形成されている。規制突起 51hは、シャツタ板 5a， 5bが第 1及び第 2の開口部 24， 44を閉塞しているとき、光ディスク 3のセンタ孔 3aの周囲の内周側非信号記録領域に対応する位置に設けられ、仮に第 1のシャッタ板 5aが押されて内側に変位したときであっても、光ディスク 3の信号記録領域を傷つけないようにしている。この規制突起 51hは、シャツタ板 5a, 5bが第 1及び第 2の開口部 24, 44を開放しているとき、ローテーションホイール 4の中央よりに形成された逃げ溝 56に進入し、シャツタ板 5aの回動を阻害しないようにする。

シャツタ板 5aの第 1の回動支持部 53には、シャツタ部 51より厚く形成され、強度が高くなるように形成され、ここに、上シェル 6に形成された第 1の支軸 52が挿通される第 1の軸孔 53aが形成されている。第 1の支軸 52は、図 14に示すように、第 1の軸孔 53aに挿通されたとき、第 1の回動支持部 53より突出する高さに形成されている。この第 1の支軸 52の先端部は、下シェル 7に形成された軸受部 57に係合し、落下等の衝撃が加わっても第 1の回動支持部 53が第 1の支軸 52から外れないようにするとともに、第 1の支軸 52の強度補強をしている。

以上のような第 1のシャツタ板 5aに係合する第 2のシャツタ板 5bは、図 13に示すように、第 1のシャツタ部 51とともに、第 1及び第 2の開口部 24, 44を閉塞する第 2のシャッタ部 61と、第 1のシャツタ板 5aに形成された第 2の軸孔 54に取り付けられる第 2の回動支持部 62とを有する。

第 2のシャツタ部 61は、第 1のシャツタ部 51の第 2の側縁部 5 lbと係合する第 1の側縁部 61aと、第 1の側縁部 61aと連続し第 1のシャツタ部 51の第 3の側縁部 51cと係合する第 2の側縁部 61bと、第 2の側縁部 61bの反対側に第 1の側縁部 61aと連続した第 3の側縁部 61cとを有する。第 1の側縁部 61aは、第 1のシャツタ部 51の第 2の側縁部 51bのテーパ部とは逆向きのテーパ部で構成され、第 2の側縁部 61bは、第 1のシャツタ部 51の第 3の側縁部 51cのテーパ部と逆向きのテーパ部で構成されている。更に、第 1の側縁部 61aのテーパ部と第 2の側縁部 61bのテーパ部も逆向きに形成されている。シャツタ板 5a, 5bが第 1及び第 2の開口部 24, 44を閉塞したとき、第 1のシャツタ部 51の第 2の側縁部 51bと第 2のシャツタ部 61の第 1の側縁部 61aのテーパ部とが嚙み合い、更に、第 1のシャツタ部 51の第 3の側縁部 51cのテーパ部と第 2のシャツタ部 61の第 2の側縁部 61bのテーパ部とが嚙み合レ、、それぞれは、逆向きに嚙み合う。したがって、一対のシャツタ板 5a, 5bが第 1及び第 2の開口部 24, 44を閉塞しているとき、シャツタ板 5a, 5bは、互いに嚙み合うことで、結合部より内部に塵埃等が侵入することを防止するとともに、シャツタ板 5a, 5bが押されたとき、橈みに《している。

また、シャツタ板 5a, 5bが第 1及び第 2の開口部 24, 44を閉塞しているとき、ローテーシヨンホイール 4に形成された被操作部 45の係合溝 45cには、第 1のシャツタ板 5a が係合し、更に、係合溝 50には、第 1のシャツタ部 51の第 1の側縁部 51aが係合することによって、第 1のシャツタ板 5aの浮き上がりや浮き沈みを防止する。したがって、第 1の開口部 24の周縁部と第 1のシャツタ板 5aとの隙間が無くなり、カートリッジ本体 2内に塵埃等が侵入することを防止している。

また、第 3の側縁部 61cの第 1の側縁部 61aと反対側の端部には、突起部 61dが形成されている。この突起部 61dは、第 2のシャツタ板 5bが第 1及び第 2の開口部 24, 4 4を閉塞しているとき、下シェル 7の前面側の第 1の開口部 24近傍に形成された係合部 61eに係合され、第 1の開口部 24と第 2のシャツタ板 5bとの隙間から塵埃等が侵入しないようにしている。

また、第 2のシャツタ部 61には、ローテーションホイール 4に形成された第 1の制御突起 63が係合される溝状の第 1のカム部 64が形成されている。この第 1のカム部 64 は、第 1の制御突起 63が係合することで、第 2のシャツタ板 5bの回動を制御する。第 1のカム部 64は、ローテーションホイール 4の外周側の幅狭な幅狭部 64aと、ローテーシヨンホイール 4の中央よりの幅狭部 64aより拡幅した拡幅部 64bと力なり、幅狭部 64aは、第 2のシャツタ板 5bが第 1及び第 2の開口部 24, 44を開放する際の前半部分で第 2のシャツタ板 5bを回動し、第 1の制御突起 63が拡幅部 64bに移動すると、第 2のシャツタ板 5bに対する回動操作力が開放される。

なお、ローテーションホイール 4に形成された第 1の制御突起 63の先端部は、図 15 に示すように、下シェル 7の内面に形成された逃げ溝 63aに係合し、第 1のカム部 64 から衝撃等によって脱落することを防止する。

また、第 2のシャツタ部 61には、ローテーションホイール 4の主面部に形成された溝で構成された第 2のカム部 65に係合する第 2の制御突起 66が形成されている。第 2 のカム部 65は、ローテーションホイール 4の中央側で第 1の方向に湾曲した第 1の湾曲部 65aと、ローテーションホイール 4の外周側で第 1の湾曲部 65aとは反対側の第 2 の方向に湾曲した第 2の湾曲部 65bとからなり、第 1の湾曲部 65aは、第 2のシャツタ板 5bが第 1及び第 2の開口部 24， 44を開放する際の前半部分で何も作用せず、第 2の制御突起 66が第 2の湾曲部 65bに移動すると、すなわち第 2のシャツタ板 5bの回動の後半部分で、第 2の湾曲部 65bは、上述の第 1のカム部 64に代わって、第 2のシャッタ板 5bを回動する。

第 2の回動支持部 62には、第 2の支軸 62aが形成され、この第 2の支軸 62aは、第 1のシャツタ板 5aの第 1の回動支持部 53に形成された第 2の軸孔 54に挿通される。したがって、第 2のシャツタ板 5bは、ローテーションホイール 4に対して回動するのではなぐ第 1のシャツタ板 5に対して回動する。なお、第 2の支軸 62aの先端部は、図 1 6に示すように、第 2の回動支持部 62より突出し、先端部が下シェル 7の内面に形成された逃げ溝 62bに係合し、第 2の軸孔 54から衝撃等によって脱落することを防止する。

次に、ローテーションホイール 4の回転と第 1及び第 2のシャツタ板 5a, 5bの動作について図 17及び図 18を参照して説明する。図 17は、第 1及び第 2のシャツタ板 5a， 5bが第 1及び第 2の開口部 24， 44を閉塞した状態を示している。第 1及び第 2のシャッタ板 5a， 5bが第 1及び第 2の開口部 24， 44を閉塞しているとき、ローテーションホィール 4は、付勢部材 48の付勢力により図 17中矢印 A方向に回動付勢された状態にあり、被操作部 45は、第 1の開口部 24の一側縁に位置している。そして、第 1のシャッタ部 51の第 2の側縁部 51bと第 2のシャツタ部 61の第 1の側縁部 61aのテーパ部とが嚙み合い、更に、第 1のシャツタ部 51の第 3の側縁部 51cのテーパ部と第 2のシャッタ部 61の第 2の側縁部 61bのテーパ部とが嚙み合レ、、それぞれは、逆向きに嚙み合って、結合部より内部に塵埃等が侵入することを防止するとともに、シャツタ板 5a , 5bが押されたとき、橈みにくくしている。

このとき、第 1のシャツタ板 5aのガイド突起 5 lgは、ローテーションホイール 4のガイド溝 55のローテーションホイール 4の中央よりの一端に位置している。また、第 2のシャッタ板 5bの第 1のカム部 64には、第 1の制御突起 63が幅狭部 64aに係合している。更に、第 2のシャツタ板 5bの第 2の制御突起 66は、ローテーションホイール 4の第 2のカム部 65の第 1の湾曲部 65aに係合している。

そして、ローテーションホイール 4は、被操作部 45で付勢部材 48の付勢力に抗して図 17中反矢印 A方向に回動されると、ガイド溝 55にガイド突起 51gが係合された第 1 のシャツタ板 5aが、上シェル 6の第 1の支軸 52を中心にして、図 17中矢印 B方向に回動する。第 1のシャツタ板 5aの回動に伴って、第 2のシャツタ板 5bは、第 1のシャツタ板 5aの第 2の支軸 62aを中心に、第 1のシャツタ板 5aに対して矢印 C方向に回動する。第 2のシャツタ板 5bの回動開始時は、ローテーションホイール 4の第 1の制御突起 63が係合した第 1のカム部 64の幅狭部 64aによって回動される。なお、第 2のシャッタ板 5bの回動開始時において、第 2のシャツタ板 5bの第 2の制御突起 66が係合したローテーションホイール 4の第 2のカム部 65の第 1の湾曲部 65aは、第 2の制御突起 66に対し回転操作力を付与することがない。

更に、ローテーションホイール 4が反矢印 A方向に回動すると、図 18に示すように、ローテーションホイール 4のガイド溝 55に係合したガイド突起 5 lgは、ガイド溝 55の口一テーシヨンホイール 4の外周側の他端に移動する。第 1のシャツタ板 5aの回動に伴つて、第 2のシャツタ板 5bは、第 1のシャツタ板 5aの第 2の支軸 62aを中心に、第 1のシャツタ板 5aに対して図 17中矢印 C方向に回動する。すると、ローテーションホイ一ル 4の第 1の制御突起 63の第 1のカム部 64の拡幅部 64bに移動し、第 2のシャツタ板 5bに対して何も作用しなくなる。これに代わって、第 2のシャツタ板 5bの第 2の制御突起 66は、第 1の湾曲部 65aから第 2の湾曲部 65bに移動し、第 2のシャツタ板 5bを矢印 C方向に回動する。これにより、図 18に示すように、第 1及び第 2の開口部 24, 44 は、開放され、ローテーションホイール 4内に収納されている光ディスク 3を内外周に亘つて外部に臨ませることができる。

ところで、カートリッジ本体 2内には、図 17及び図 18に示すように、ローテーションホィール 4の回転を規制することで、シャツタ板 5a, 5bが第 2の開口部 24, 44を閉塞した状態に保持するロック機構 71が設けられている。具体的に、図 17、図 18及び図 1 9に示すように、このロック機構 71は、ローテーションホイール 4をロックするロック部材 72を有する。ロック部材 72は、基体部 73を有し、この基体部 73には、下シェル 7の内面に形成された支軸 74が揷通される軸孔 75が形成されている。また、基体部 73 は、ローテーションホイール 4の回動をロックするロック部 76と、記録及び Z又は再生装置側のロック解除ピンとしても機能する揷入ガイドピン 100により押圧されるロック解除片 77と、基体部 73の回動を規制する回動規制片 78と、付勢部材の一端が係止される係止片 79とが形成されている。このロック部材 72は、下シェル 7の背面側に形成されたァライメントホール 26b側の揷入ガイド溝 25b近傍に配設される。ロック部材 72は、下シェル 7の支軸 74に軸孔 75が揷通されることにより下シェル 7に取り付けられる。

なお、支軸 74は、ロック部材 72が取り付けられた際にも先端部が基体部 73より突出する。そして、突出した支軸 74の先端部は、上シェル 6側に設けられた軸受部 86 に係合され、落下等の衝撃が加わってもロック部材 72が支軸 74から外れないようにする、すなわち支軸 74の強度補強をしている。

図 19に示すように、ロック部材 72は、ロック部 76が内方を向き、ロック解除片 77が挿入ガイド溝 25b内に、挿入ガイド溝 25bを構成する立ち上がり壁に形成された逃げ孔 80より臨まされる。また、回動規制片 78は、この立ち上がり壁に連続したボス 22に突き当たることで、ロック部材 72の回動を規制する。

ロック部材 72が取り付けられる支軸 74の近傍には、更に、ロック部材 72を一方向に付勢する捻りコイルパネ等の付勢部材 82が取り付けられる取付ピン 83が形成されている。この取付ピン 83には、付勢部材 82のコイル部が卷揷される。取付ピン 83に取り付けられた付勢部材 82は、一方のアーム部がボス 22に係止され、他端がロック部材の係止片 79に係止され、ロック部材 72を、ロック解除片 77が揷入ガイド溝 25bの開口端側に位置するように、ロック状態となる図 17中矢印 D方向に付勢する。基体部 73のロック部 76は、ローテーションホイール 4の外周部より僅かに内方に位置する。ローテーションホイール ₄には、外周部よりやや内側に、基体部 73より突出したロック部 76が係合するロック溝 84が形成されている。このロック溝 84には、内側に、係合凹部 85が形成されている。係合凹部 85は、図 17中反矢印 A方向にローテ一シヨンホイール 4が回動されようとしたとき、上手側が略垂直壁で形成され、ロック部 7 6の垂直壁と対向し確実に係合するようになつている。ロック部 76は、この係合凹部 8 5に係合することによって、ローテーションホイール 4の回転をロックする。このロック溝 84は、図 20に示すように、ローテーションホイール 4の光ディスク 3が収納される側の面であって、リング部 43の基端部に形成された光ディスク 3の外周縁を支持するテーパ部 42の下側に形成され、不必要に肉厚部を設けないようにしている。

なお、ロック部材 72は、滑性に優れ摺動性を有する合成樹脂材料、例えばポリアセタール樹脂で形成され、下シェル 7や支軸 74に対して摩擦抵抗が小さくなるように形成されている。

図 17を用いて、シャツタ板 5a, 5bが第 1及び第 2の開口部 24, 44を閉塞している状態を説明すると、ロック部材 72は、支軸 74を中心にして、付勢部材 82の付勢力により図 17中矢印 D方向に付勢されている。このとき、ロック部 76は、内側に形成されたロック溝 84の係合凹部 85に係合している。したがって、ローテーションホイール 4 は、係合凹部 85にロック部 76が係合することで回動が禁止される。ここで、例えば反矢印 D方向にローテーションホイール 4を回動する力が加わったとしても、このとき、口ック部 76は、係合凹部 85に食い込む図 17中矢印 D方向の力が働く。したがって、このロック部材 72は、確実にローテーションホイール 4の回転をロックすることができる。また、ロック解除片 77は、図 21に示すように、逃げ孔 80より揷入ガイド溝 25b内の前面開口端側に臨まされ、記録及び Z又は再生装置側のロック解除ピンとなる揷入ガイドピン 100が押圧可能な状態になっている。具体的に、揷入ガイド溝 25bの底面は、前面側が開口されている。ロック解除片 77は、揷入ガイド溝 25bの底面の端面 8 7より更に前面開口端側に臨まされ、記録及び Z又は再生装置側のロック解除ピンとなる揷入ガイドピン 100が押圧可能な状態になっている。ロック解除片 77は、揷入ガイド溝 25b内に臨まされることで、誤操作が防止されている。ディスクカートリッジ 1が記録及び/又は再生装置に挿入されると、図 22に示すように、ロック解除ピンが挿入ガイド溝 25bに進入する。記録及び/又は再生装置のロック解除ピンとなる挿入ガイドピン 100は、挿入ガイド溝 25bに前面側開口端から進入すると、先ず、ロック解除片 77を押圧し、次いで、揷入ガイドピン 100の揷入位置を規制する規制部となる底面の端面 87に突き当たる。これとともに、揷入ガイド溝 25a 側にも、揷入ガイドピン 100が進入する。ロック解除片 77は、揷入ガイドピン 100によつて、揷入ガイドピン 100が規制部となる端面 87に突き当たるまで押圧される。すると、ロック部材 72は、図 17に示すように、支軸 74を中心に、付勢部材 82の付勢力に抗して、図 17中反矢印 D方向に回動する。したがって、ロック部 76は、ロック溝 84内の係合凹部 85内の係合状態が解除され、ロック部 76は、ロック溝 84内をローテーションホイール 4の回転に従って移動する。

なお、図 23に示すように、記録及び Z又は再生装置のロック解除ピン 88の幅を W とし、挿入ガイド溝 25bの幅を Wとしたとき、 W ≥W /2としている。これにより、挿入

2 1 2

ガイドピン 100がロック解除片 77を確実に押圧することができるようにしている。

上述したような構成を有するディスクカートリッジ 1は、記録及び/又は再生装置に装着される前には、図 1、図 2及び図 17に示すような状態にある。すなわち、一対のシャツタ板 5a, 5bが第 1及び第 2の開口部 24, 44を閉塞しているとき、ローテーションホイール 4は、付勢部材 48の付勢力により図 17中矢印 D方向に回動付勢された状態にあり、被操作部 45は、第 1の開口部 24の一側縁に位置している。そして、被操作部 45の係合溝 45cは、図 11に示すように、ローテーションホイール 4の第 2の開口部 44近傍に形成された係合溝 50と相俟って、第 1のシャツタ板 5aの浮き上がりや浮き沈みを防止している。更に、第 1のシャツタ部 51の第 2の側縁部 51bと第 2のシャッタ部 61の第 1の側縁部 61aのテーパ部とが嚙み合レ、、更に、第 1のシャツタ部 51の第 3の側縁部 51cのテーパ部と第 2のシャツタ部 61の第 2の側縁部 61bのテーパ部とが嚙み合い、それぞれは、逆向きに嚙み合っている。すなわち、ディスクカートリッジ 1 は、シャツタ板 5a， 5bが嚙み合レ、、橈み変形しに《されているとともに、シャツタ板 5a の浮き上がりが防止されていることで、カートリッジ本体 2内に塵埃等の異物が侵入しないようにしている。このとき、第 1のシャツタ板 5aのガイド突起 5 lgは、ローテーションホイール 4のガイド溝 55のローテーションホイール 4の中央よりの一端に位置している。また、第 2のシャッタ板 5bの第 1のカム部 64には、第 1の制御突起 63が幅狭部 64aに係合している。更に、第 2のシャツタ板 5bの第 2の制御突起 66は、ローテーションホイール 4の第 2のカム部 65の第 1の湾曲部 65aに係合している。力べして、ディスクカートリッジ 1は、図 2に示すように、下シェル 7の第 1の開口部 24を閉塞した状態となっている。また、仮に、第 1のシャツタ板 5aが押されたときであっても、第 1のシャツタ板 5aの規制突起 51 hは、光ディスク 3の内周側非信号記録領域に突き当たり、第 1のシャツタ部 51が光ディスク 3の信号記録領域に接触することもないことから、信号記録領域に傷が付くことを防止することができる。

また、シャツタ板 5a, 5bが第 1及び第 2の開口部 24, 44を閉塞しているとき、ローテーシヨンホイール 4が上シェル 6のリフタ 14により下シェル 7側に持ち上がり、第 1のシャッタ部 51の溝部 51fには、第 1の開口部 24の周縁部に形成された凸部 27が係合され、カートリッジ本体 2内に塵埃等が侵入することを防止する。

また、ロック機構 71について説明すると、図 17に示すように、ロック部材 72は、支軸 74を中心にして、付勢部材 82の付勢力により図 17中矢印 D方向に付勢されてレ、る。このとき、ロック部 76は、ロック溝 84の係合凹部 85に係合している。したがって、口一テーシヨンホイール 4は、係合凹部 85にロック部 76が係合することで回動が禁止される。仮に無理に反矢印 D方向にローテーションホイール 4を回動する力が加わったとしても、このとき、ロック部 76は、係合凹部 85に食い込む図 17中矢印 D方向の力が働く。したがって、このロック部材 72は、確実にローテーションホイール 4の回転をロックすること力 Sできる。

また、ロック解除片 77は、図 21に示すように、逃げ孔 80より揷入ガイド溝 25b内の前面開口端側に臨まされ、記録及び Z又は再生装置側のロック解除ピンとなる揷入ガイドピン 100が押圧可能な状態になっている。具体的に、揷入ガイド溝 25bの底面は、前面側が開口されている。ロック解除片 77は、揷入ガイド溝 25bの底面の端面 8 7より更に前面開口端側に臨まされ、記録及び Z又は再生装置側のロック解除ピンとなる揷入ガイドピン 100が押圧可能な状態になっている。以上のようなディスクカートリッジ 1は、記録及び/又は再生装置に対して略円弧状に形成された前面を挿入端として挿入される。記録及び/又は再生装置に挿入されると、先ず、記録及び/又は再生装置の装着部に形成された一対の挿入ガイドピン

100が揷入される。ここで、図 7に示すように、揷入ガイド溝 25a, 25bは、前面開口端側が最も幅広に形成されていることから、ディスクカートリッジ 1を装着部の所定位置に確実に案内することができる。また、揷入ガイド溝 25a, 25bの最奥部の幅を揷入ガイドピンの太さと略同じにしたときには、揷入ガイドピン 100を以てして、ディスクカートリッジ 1を、記録及び Z又は再生装置の装着部の所定位置に正確に装着すること力 Sできる。

図 24に示すように、記録及び Z又は再生装置の装着部に装着されたとき、揷入ガイドピン 100が、ロケーションホール 26aとァライメントホール 26bに係合する。ここで、ロケーションホール 26aは、ディスクカートリッジ 1を装着する際の基準孔であり、ァラィメントホール 26bは、調整孔である。このディスクカートリッジ 1は、記録及び/又は再生装置に挿入するとき、ロック部材 72のロック解除片 77を付勢部材 82の付勢力に抗して押圧する必要がある。そこで、ロック解除片 77は、調整側のァライメントホール 26b側の挿入ガイド溝 25bに設けるようにして、より正確な装着部での位置決めを行うことができるようにしている。

そして、ディスクカートリッジ 1が装着部に装着されると、挿入ガイドピン 100である口ック解除ピンは、挿入ガイド溝 25bに前面側開口端から進入すると、先ず、ロック解除片 77を押圧し、次いで、底面の端面 87に突き当たる。ロック解除片 77は、ロック解除ピン 88によって、ロック解除ピン 88が端面 87に突き当たるまで押圧される。すると、口ック部材 72は、図 17に示すように、支軸 74を中心に、付勢部材 82の付勢力に抗して、図 17中反矢印 D方向に回動する。したがって、ロック部 76は、ロック溝 84内の係合凹部 85内の係合状態が解除され、ローテーションホイール 4は、回転可能な状態になる。

ディスクカートリッジ 1が記録及び/又は再生装置の装着部に装着されると、ローテーシヨンホイール 4は、被操作部 45で付勢部材 48の付勢力に抗して図 17中反矢印 A方向に回動されると、ローテーションホイール 4のガイド溝 55にガイド突起 5 lgが係合された第 1のシャツタ板 5aは、上シェル 6の第 1の支軸 52を中心にして、図 17中矢印 B方向に回動する。第 1のシャツタ板 5aの回動に伴って、第 2のシャツタ板 5bは、第 1のシャツタ板 5aの第 2の支軸 62aを中心に、第 1のシャツタ板 5aに対して図 17中矢印 C方向に回動する。第 2のシャツタ板 5bの回動開始時は、ローテーションホイ一ル 4の第 1の制御突起 63が係合した第 1のカム部 64の幅狭部 64aによって回動される。なお、第 2のシャツタ板 5bの回動開始時において、第 2のシャツタ板 5bの第 2の制御突起 66が係合したローテーションホイール 4の第 2のカム部 65の第 1の湾曲部 65 aは、何も作用しない。

更に、ローテーションホイール 4が図 18中反矢印 A方向に回動すると、図 18に示すように、ローテーションホイール 4のガイド溝 55に係合したガイド突起 51gは、ガイド溝 55のローテーションホイール 4の外周側の他端に移動する。第 1のシャツタ板 5aの回動に伴って、第 2のシャツタ板 5bは、第 1のシャツタ板 5aの第 2の支軸 62aを中心に、第 1のシャツタ板 5aに対して図 18中矢印 B方向に回動する。すると、ローテーションホイール 4の第 1の制御突起 63の第 1のカム部 64の拡幅部 64bに移動し、第 2のシャッタ板 5bに対しても作用しなくなる。これに代わって、第 2のシャツタ板 5bの第 2の制御突起 66は、第 1の湾曲部 65aから第 2の湾曲部 65bに移動し、第 2のシャツタ板 5b を図 18中矢印 C方向に回動する。これにより、被操作部 45は、第 1の開口部 34のテーパ部 24cにより拡幅された部分に位置し、第 1及び第 2の開口部 24, 44は、図 25 に示すように、開放され、ローテーションホイール 4内に収納されている光ディスク 3を内外周に亘つて外部に臨ませる。

すると、ローテーションホイール 4内に回転可能に収納されている光ディスク 3は、記録及び/又は再生装置側のディスク回転駆動機構のディスクテーブルにセンタ孔 3a が係合するとともに、上シェル 6に設けられたクランビングプレート 13とディスクテープルによって挟持され、ディスクテーブルによって回転可能な状態になる。

光ディスク 3に情報信号を記録し、また、光ディスク 3に記録された情報信号を再生するときには、光ディスク 3がディスクテーブルによって CLV (Constant Linear Velocity)、 CAV (Constant Angular Velocity)又はこれらの組み合わせで回転される。これとともに、第 1及び第 2の開口部 24， 44内に進入した光ピックアップは、光ディスク 3の信号記録領域に半導体レーザより出射された波長が 400nm程度の光ビームを対物レンズで集光し、光ディスク 3の信号記録面に照射し、この信号記録面で反射された戻りの光ビームを検出することによって、光ディスク 3に情報信号を記録し、又は、光ディスク 3に記録された情報信号の読み出しを行う。

なお、ディスクカートリッジ 1が記録及び/又は再生装置より排出されると、ローテ一シヨンホイール 4は、付勢部材 48の付勢力により図 18中矢印 D方向に回動し、図 18 の状態から図 17の状態に戻る。そして、ロック部材 72のロック部 76はロック溝 84内を移動し、係合凹部 85に係合し、第 1及び第 2の開口部 24, 44を閉塞した状態に戻る

以上、本発明を適用した小型のディスクカートリッジ 1を例に取り説明した力本発明はこれに限定されるものではなぐ例えば、前述した特許公報に記載したような標準の大きさのディスクカートリッジに適用することもできる。

なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施例に限定されるものではなく

、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなぐ様々な変更、置換又はその同等のものを行うことができることは当業者にとって明らかである。

Claims

請求の範囲

[1] 1.記録及び/又は再生用の第 1の開口部が形成された下シェルと、この下シェルに突き合わされる上シェルとからなるカートリッジ本体と、

上記カートリッジ本体内に回転可能に収納されるとともにディスクを収納し、収納したディスクを外部に臨ませる上記第 1の開口部に対応した第 2の開口部が形成されたローテーションホイ一ノレと、

上記下シェルと上記ローテーションホイールとの間に位置して、上記ローテーションホイールの回転に連動して回動する一対のシャツタ板を有し、上記第 1の開口部と上記第 2の開口部とがー致したとき、上記第 1の開口部と上記第 2の開口部とを開放するシャツタ機構とを備え、

上記ローテーションホイールには、記録及び/又は再生装置への挿入端となる前面に、記録及び/又は再生装置側のシャツタ開放部が係合する被操作部が形成され、

上記被操作部は、上記記録及び/又は再生装置への挿入端側を開口した凹部で形成されているディスクカートリッジ。

[2] 2.更に、一端がカートリッジ本体に係止され、他端がローテーションホイールに係止され、上記シャツタ機構が第 1の開口部を閉塞する方向に上記ローテーションホイ一ルを付勢する付勢部材を備える請求の範囲第 1項記載のディスクカートリッジ。

[3] 3.上記被操作部は、上記記録及び Z又は再生装置への挿入端側を開口するように一対の操作片で構成され、上記シャツタ機構が第 1の開口部を開放する方向の操作片は、他方の操作片より大きく形成されている請求の範囲第 2項記載のディスクカートリッジ。

[4] 4.上記ローテーションホイールの外周部には、上記付勢部材の位置を規制するフランジ部が形成されている請求の範囲第 2項記載のディスクカートリッジ。

[5] 5.上記一方のシャツタ板は、上記いずれか一方のシェルに形成された支軸に回動可能に取り付けられ、上記他方のシャツタ板は、上記一方のシャツタ板に形成された支軸に回動可能に取り付けられ、上記 2つの支軸のいずれか又は両方は、先端が上記いずれかのシェルの内面に形成された凹部に係合される請求の範囲第 1項記載のディスクカートリッジ。

[6] 6.上記いずれかのシェルに回動可能に取り付けられる一方のシャツタ板の軸部及び /又は上記一方のシャツタ板に回動可能に取り付けられる他方のシャツタ板の軸部は、他の領域より肉厚に形成されてレ、る請求の範囲第 5項記載のディスクカートリッジ

[7] 7.上記一方のシャツタ板には、上記カートリッジ本体の第 1の開口部を閉塞しているときに、上記ディスクの非信号記録領域に突き当たる突起部が形成されている請求の範囲第 1項記載のディスクカートリッジ。

[8] 8.上記ローテーションホイールの第 2の開口部は、上記記録及び/又は再生装置への揷入端に向かって外側に拡幅するように形成されている請求の範囲第 1項記載のディスクカートリッジ。

[9] 9.上記いずれかいずれか一方のシャツタには、突起部が形成され、この突起部は、上記一対のシャツタ板が上記第 1の開口部を閉塞したとき、上記第 1の開口部の周縁部に形成された係合部と係合する請求の範囲第 1項記載のディスクカートリッジ。

[10] 10.上記下シェルの第 1の開口部の前面側には、上記シャツタ機構が第 1の開口部を開放したとき、上記被操作部を収容するテーパ部が形成されてレ、る請求の範囲第

1項記載のディスク力ートリッジ。