WO2004114620A1

WO2004114620A1 - 無線通信装置

Info

Publication number: WO2004114620A1
Application number: PCT/JP2004/008687
Authority: WO
Inventors: Hiroaki Hirai; Akinori Fujimura; Yukimasa Nagai; Yosikatu Tajima; Mari Otiai
Original assignee: Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha
Priority date: 2003-06-18
Filing date: 2004-06-15
Publication date: 2004-12-29
Also published as: EP1523147A1; CN1701582B; JP2005012454A; JP3970807B2; EP1523147A4; US20070155393A1; CA2497844A1; US7194240B2; KR20050072438A; EP1523147B1; US20060046731A1; CN1701582A; KR100611838B1

Abstract

受信チャネル処理部（１１０～１３０）が、それぞれの入力受信信号の受信状態に基づいて自局チャネル受信情報を生成し、チャネル情報処理部（３０）が、受信チャネル処理部（１１０～１３０）が生成した自局チャネル受信情報およびリソース情報に基づいて自局フィードバック情報を生成し、生成した自局フィードバック情報を送信に用いるチャネルで送信する無線信号に挿入する。また、ＭＡＣ部（２０）が、相手側無線通信装置が挿入した各自局フィードバック情報に基づいて、各チャネルの伝送方式および伝送速度を決定し、決定した伝送方式および伝送速度に基づいて送信チャネル処理部（４１０～４３０）が、各無線信号を送信する。

Description

JP2004/008687

無線通信装置

技術分野

本発明は、複数のチャネルを同時に使用して相互通信を行う無線通信装置に関するものであり、特に、使用するチャネルの受信状態を相手側無線通信装置に通明

知して適切な通信方式および通信速度 1を選択する無線通信装置に関するものであ糸

る。

食背景技術 '

近年、無線通信装置においても通信速度の高速ィ匕が要求されている。そのため、無線通信システムでは、複载のチャネルを用いて伝送容量を増やすことで通信速度の高速化を実現している。

複数のチャネルを使用して通信速度の高速ィヒを実現する従来技術では、広帯域の伝送帯域が必要となる特定の通信^-ットシステムと特定の端末ュ-ットシステムとの間の経路には、予め複数のチャネルを割り当て確保しておくことで複数チャネルの通信を行うようにしている（たとえば、特許文献 1参照）。

特許文献 1 . 特開 2 0 0 2— 1 3 5 3 0 4号公報

しかしながら、無線通信の場合、障害物や気象条件（雨天など）などの環境によって通信状態が変化する。また、移動通信の場合には、移動により通信状態は時刻とともにたえず変ィ匕する。上記従来技術では、複数チャネルの通信を行う際に、通信状態に適した伝送方式および伝送速度を選択する技術は開示されていない。そのため、チャネル毎に通信状態に適した伝送方式および伝送速度を選択することはできない、という問題があった。 . たとえば、上記従来技術において、伝送速度が速い変調方式を採用した場合、伝送速度は速くなるが伝送路の状態の悪いところでは通信ができなくなり、再送要求が増え、結果的にスループットを低下させてしまう。また、伝送路の状態の悪い場合でも通信可能な変調方式を採用すると、通信速度が低下してしまい、複数チャネルを用いて伝送容量を増やすメリットが少なくなつてしまう。

この発明は、上記に鑑みてなされたもので、複数のチャネルを用いて相互通信を行う際に、各チャネルに対応した伝送方式および伝送速度を選択することができる無線通信装置を提供することを目的としている。 ' 発明の開示

' 上記目的を達成するために、この発明にかかる無線通信装置は、無線通信システムに適用され、使用可能な 1または複数のチャネルを用いて前記無線通信システム内の相手側無線通信装置と通信を行う無線通信装置であって、前記無線通信システムの複数のチャネルの入力受信信号をそれぞれ受信する際に、各チャネルの入力受信信号の受信状態を測定して、これら測定結果に基づいて各チャネルの自局チャネル受信情報を生成するとともに、前記入力受信信号に対して受信処理を施して復号信号を生成する受信処理部と、 2個以上のチャネルを用いてデータを送信する場合、送信データを用いてチャネル毎の送信フレームを生成する MA C部と、前記各送信フレームを含む無線信号を生成する送信処理部と、前記各自局チャネル受信情報に基づいて自局フィードバック情報を生成し、この生成した自局フィードパック情報を 1つまたは複数の前記無線信号に揷入するチャネル情報処理部とを備え、前記自局フィードバック情報を含んだ無線信号を送信することを特敷とする。 ·

この発明によれば、受信処理部が、各チャネルの入力受信信号の受信状態に基づいて自局チャネル受信情報を生成し、チャネル情報処理部が、受信処理部が生成した自局チャネル受信情報に基づいて自局フィードパック情報を生成し、生成した自局フィードパック情報を無線信号に揷入して送信する。図面の簡単な説明

第 1図は、この発明における無線通信装置が適用される無線通信システムの構成を示す概略図であり、第 2図は、この発明における実施の形態 1の無線通信装置の送受信機能の構成を示すブロック図であり、第 3図は、この発明における実施の形態 2の無線通信装置の送受信機能の構成を示すプロック図であり、第 4図は、この発明における実施の形態 3の無線通信装置の送受信機能の構成を示すブロック図であり、第 5図は、この発明における実施の形態 4の無線通信装置の送受信機能の構成を示すブロック図であり、第 6図は、この発明における実施の形態 5の無線通信装置の送受信機能の構成を示すブロック図であり、第 7図は、この発明における実施の形態 5の無線通信装置の受信動作を説明するためのフローチャートであり、第 8図は、この発明における実施の形態 5の無線通信装置の送信動作を説明するためのフローチャートであり、第 9図は、この発明における実施の形態 6の無線通信装置の送受信機能の構成を示すプロッ.ク図であり、第 1 0 図は、この発明における実施の形態 6の無線通信装置の送信動作を説明するためのフローチャートである。

発明を実施するための最良の形態

以下に添付図面を参照して、この発明にかかる無線通信装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。

第 1図は、この発明における無線通信装置が適用される無線通信システムの構成を示す概略図である。この発明における無線通信装置が適用される無線通信システムは、複数（この場合は 3つ）のチャネルを用いた無線エリア 5を介して相互通信を行う複数（この場合は 4台、ただし、チャネル数と無線通信エリア内の無線通信装置の台数とは無関係である）の無線通信装置:！〜 4で構成され、無線通信装置 1〜 4はすべて同じ機能を備えているものと一る。

なお、この無線通信装置のチャネルほ、たとえば、周波数、時間、符合、空間 (M I MO (Multi Input Multi Output) ) において、通信を行うために設定された通信路を示している。

実施の形態 1 .

第 2図を用いて本発明の実施の形態 1を説明する。第 2図は、この発明における実施の形態 1の無線通信装置 1の送受信機能の構成を示すプロック図である。この発明における実施の形態 1の無線通信装置 1は、自装置が使用可能なチヤネルの数に対応した複数（この場合は 3つ）の受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0 を有する受信処理部 1 0と、 MA C (Media Access. Control) 部 2 0と、チヤネル情報処理部 3 0と、自装置が使用可能なチャネルの数に対応した複数（この場合は 3つ）の送信チャネル処理部 4 1 0〜 4 3 0'を有する送信処理部 4 0とを備えている。 ' 受信チャネル処理部 1 1 0は、対応するチャネルの入力受信信号を受信して同期処理、復調処理およぴ復号処理を施す。また、受信チャネル処理部 1 1 0は、それぞれのチャネルの入力受信信号の受信レベルを測定する。そして、測定した受信レべノレまたは R S S I (Receive Signal Strength Indication) と、自チヤネルの処理によるメモリ、バッファ、 C P U (Central Processing Unit) などの物理リソースおよび制御信号ゃメモリ内部の状態リソースである受信チャネル処理内部情報とに基づいて自局チヤネル受信情報を生成する。受信チャネル処理部 1 1 0は、入力受信信号内にフィードパック情報が含まれている力否かを判定する。フィードバック情報とは、チャネルの受信状態情報、メモリや C P Uゃパッファの状態など全体のリソースにかかわる情報である。

受信チャネル処理部 1 2 0 , 1 3 0は、受信チャネル処理部 1 1 0と同じ機能を備えており、それぞれに対応するチャネルに対して受信チャネル処理部 1 1 0 と同様の処理を行う。

受信動作時には、 MA C部 2 0は、物理通信メディアである受信チャネル処理部 1 1 0〜 1 3 0を制御するとともに、各復号信号に対してプロトコル変換、フレーム変換等の処理を行って受信フレームを生成する。また、各復号信号内にフィ一ドバック情報が含まれているか否かを判定する。

送信動作時には、 M A C部 2 0は、上位レイヤから入力される送信フレームに対してプロトコル変換、フレーム変換等の処理を行って各チャネルの送信フレームを生成する。また、 MA C部 2 0は、チャネル情報処理部 3 0とリソース情報を交換して、チャネル情報処理部 3 0から入力される送信元からの各チャネルのフィードパック情報に基づいて各チャネルの伝送方式よび伝送速度を決定する。チャネル情報処理部 3 0は、 MA C部 2 0と相互にメモリ、バッファ、 C P U などの物理リソースおよび制御信号やメモリ内部の状態リソースであるリソース情報を交換して受信動作を行うとともに、受信チャネル処理部 1 1 0〜 1 3 0力ら入力される各自局チヤネノレ受信情報およびリソース情報に基づいて自局フィードバック情報を生成する。自局フィードバック情報は、自局チャネル受信情報およびリソース情報め決められた全てでもよいし、自局チャネル受信情報おょぴリソース情報の中から、毎回取捨選択して集約した情報であってもよい。

また、チャネル情報処理部 3 0は、受信チャネル処理部 1 1 0〜： L 3 0または M A C部 2 0から入力されるぞれぞれの送信元ブイ一ドパック情報が同一の内容であるかを判定する。判定は、たとえば、 C R C (Cyclic Redundancy Check) チエックを使用している場合には、 C R Cチェックがエラーであったものを破棄して正常であったものだけを採用したり、あるいは、 .各送信元フィードバック情報. で内容が一致しているもので一番数の多いものを採用したり、 C/N (Carrier/ Noise比）や D/U (Desired/Undesired比）を各チャネル毎に測定して、最も C

ZN、 D/Uの高いチャネルの送信元フィードバック情報を採用したり、あるいは、全ての情報に対して確からしさによる重み付けを合成して、その重み付けに基づいて各送信元フィ一ドパック情報を採用するようにする。

チャネル情報処理部 3 0は、判定の結果誤つたチャネルの送信元フィ一ドパック情報を破棄して、正確な送信元フィードパック情報から各チヤネルのフィードパック情報を取り出す。

送信チャネル処理部 4 1 0は、伝送制御情報に基づいてチャネルの伝送方式および伝送速度を選択する。そして、選択した伝送方式および伝送速度に基づいて、 MA C部 2 0からカされる送信フレームおよびチャネル情報処理部 3 0から入力される自局フィードパック情報に対して、符号化処理、変調処理を施して無線信号を生成する。

送信チャネル処理部 4 2 0， 4 3 0は、送信チャネル処理部 4 1 0と同じ機能を備えており、それぞれに対応するチャネルに対して送信チャネル処理部 4 1 0 と同様の処理を行う。

つぎに、無線通信装置の動作について説明する。まず、受信動作を説明する。受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0は、それぞれ対応するチャネルの入力受信信号を受信して同期処理、復調処理および復号処理を施して、復号信号を MA C部 2 0に出力するとともに、それぞれのチャネルの入力受信信号の受信レべノレを測定して、測定した各受信レベルと、受信チャネル処理内部情報とに基づいて自局チャネル受信情報を生成する。そして、生成した自局チャネル受信情報をチヤネル情報処理部 3 0に出力する。また、受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0は、入力受信信号内にフィードバック情報が含まれている力否かを判定して、入力受信信号内にフィードパック情報が含まれている^には、入力受信信号内のフィードパック情報を送信元フィ一ドバック情報としてチャネル情報処理部 3 0に出力する。

MA C部 2 0は、受信チヤネノレ処理部 1 1 0〜： 1 3 0からそれぞれ入力される復号信号に対してプロトコル変換、フレーム変換等の処理を行って受信フレームを生成して上位レイヤに出力する。また、各復号信号内にフィードパック情報が含まれているか否かを判定して、フィードバック情報が含まれている場合には、復号信号内のフィードパック情報を送信元フィードバック情報としてチャネル情報処理部 3 0に出力する。

つぎに、送信動作を説明する。チャネル情報処理部 3 0は、受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0から入力される各自局チャネル受信情報おょぴリソース情報に基づいて自局フィードバック情報を生成し、生成した自局フィードパック情報をコピーして、送信チャネル処理部 4 1 0〜4 3 '0に出力するとともに、受信チヤネル処理部 1 1 0〜1 3 0または MA C部 2 0から入力されるぞれぞれの送信元フィードパック情報から、正確な送信元フィードバック情報を抽出して、抽出した各チャネルのフィードバック情報を MA C部 2 0に出力する。

MA C部 2 0は、上位レイヤから入力される送信フレームに対してプロトコル変換、フレーム変換等の処理を行って各チャネルの送信フレームを生成する。そして、生成した各送信フレームを送信チャネル処理部 4 1 0〜4 3 0に出力する。また、 MA C部 2 0は、チャネル情報処理部 3 0とリソース情報を交換して、チ 'ャネル情報処理部 3 0から入力される送信元からの各チャネルのフィードパック情報に基づいて各チャネルの伝送方式おょぴ伝送速度を決定する。そして、各チャネル毎に決定した伝送方式および伝送速度を伝送制御情報として送信チャネル処理部 4 1 0〜4 3 0に出力する。

送信チャネノレ処理部 4 1 0〜 4 3 0は、 M A C部 2 0から入力されるそれぞれの伝送制御情報に基づいてチャネルの伝送方式および伝送速度を選択する。そして、選択した伝送方式および伝送速度に基づいて、 MA C部 2 0から入力される送信フレームおよびチャネル情報処理部 3 0から入力される自局フィードバック情報に対して、符号化処理、変調処理を施して無線信号を生成する。そして、生成した無線信号を出力する。

このようにこの実施の形態 1では、受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0が、それぞれの入力受信信号の受信状態に基づいて自局チャネル受信情報を生成し、チャネル情報処理部 3 0が、受信チャネル処理部 1 1 0〜： I 3 0が生成した自局チャネル受信情報およぴリソス情報に基づいて自局フィードパック情報を生成し、生成した自局フィードパック情報を送信に用いるチャネルで送信する無線信号に揷入するようにしているため、相手側無線通信装置に、各チャネルの状態を通知することができ、相手側無線通信装置が各チャネルの状態に適した伝送方式および伝送速度を選択することができるようにしている。

また、 MAC部 2 0力相手側無線通信装置が挿入した各自局フィードパック情報（自装置の送信元フィードパック情報）に基づいて、各チャネルの伝送方式および伝送速度を決定するようにしているため、各チャネルの状態に適した伝送方式および伝送速度を選択することが可能となり、再送要求を抑制してスループットの向上と通信遅延を削減することができる。

' さらに、自局フィードパック情報を試用する全てのチャネルに揷入するようにしているため、複数のチャネルのうち 1つのチャネルを受信することができれば各チャネルのフィードパック情報を知ることができる。

実施の形態 2 .

第 3図を用いて本発明の実施の形態 2を説明する。実施の形態 1では、全てのチャネルに自局フィードパック情報を揷入した。この実施の形態 2では、自局フィ一ドバック情報を挿入するチャネルを限定することで、自局のブイ一ドパック情報を相手側の無線通信装置に通知するために必要な無線帯域を提言して、無線容量の増大を実現するものである。

, 第 3図は、この発明における実施の形態 2の無線通信装置の送受信機能の構成5 を示すプロック図である。この実施の形態 2の無線通信装置 1には、第 2図に示した実施の形態 1の無線通信装置 1にセレクタ 5 0が追カ卩されている。実施の形 ' 態 1と同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。

セレクタ 5 0は、受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0から入力される各自局チャネル受信情報に基づいて、チャネル情報処理部 3 0が生成した自局フィードパ0 ック情報を送信するチャネルを決定する。自局チャネル受信情報は、 C/Uや D /Uといつた情報である。セレクタ 5 0は、これらの自局チヤネル受信情報から、各チャネルの通信状態を判定して、最も通信状態のよいチャネルを選択する。すなわち、各チャネルの自局チャネル受信情報から、どのチャネルを使用して自局フィードバック情報を送信すれば、高確率で相手側無線通信装置に自局フィード5 パック情報を通知できるかを選択する。なお、選択方法はこれに限るものではなく、たとえば、チャネル情報を用いることなく、特定の数の特定チャネルを用いるようにしてもよい。つぎに、この発明における実施の形態 2の無線通信装置の動作を説明する。まず、受信動作を説明する。受信チャネル処理部 1 1 0〜： 1 3 0は、それぞれ対応するチャネルの入力受信信号を受信して同期処理、復調処理および復号処理を施して、復号信号を MA C部 2 0に出力するとともに、それぞれのチャネルの受信レベルと、受信チャネル処理内部情報とに基づいて自局チャネル受信情報を生成する。そして、生成した自局チャネル受信情報をチャネル情報処理部 3 0とセレクタ 5 0とに出力する。また、受信チャネル処理部 1 1 0〜 1 3 0は、入力受信信号内にフィードパック情報が含まれている場合には、フィードパック情報を送信元フィ一ドバック情報としてチャネル情報処理部 3 0に出力する。

MA C部 2 0は、受信チヤネノレ処理部 1 1 0〜： 1 3 0力らそれぞれ入力される復号信号に対してプロトコル変換、フレーム変換等の処理を行って受信フレームを生成して上位レイヤに出力する。また、フィードパック情報が含まれている場合には、復号信号内のフィ一ドパック情報を送信元フィ一ドバック情報としてチャネル情報処理部 3 0に出力する。

つぎに、送信動作について説明する。チャネル情報処理部 3 0は、受信チヤネル処理部 1 1 0〜1 3 0から入力される各自局チャネル受信情報およびリソース情報に基づ、て自局ブイ一ドパック情報を生成し、生成した自局フィードパック情報をセレクタ 5 0に出力する。また、受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0または M A C部 2 0の何れかから入力される送信元フィードバック情報の各チャネル ' のフィードパック情報を MA C部 2 0に出力する。

MAC部 2 0は、上位レイヤから入力される送信フレームに対してプロトコル変換、フレーム変換等の処理を行って各チャネルの送信フレームを生成する。そして、生成した各送信フレームを送信チャネル処理部 4 1 0〜4 3 0に出力する。また、 MA C部 2 0は、チャネル情報処理部 3 0とリソース情報を交換して、チャネル情報処理部 3 0力ら入力される送信元からの各チャネルのフィードパック情報に基づいて各チャネルの伝送方式および伝送速度を決定する。そして、各チャネル毎に決定した伝送方式および伝送速度を伝送制御情報として送信チャネル処理部 4 1 0〜4 3. 0に出力する。

セレクタ 5 0は、受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0から入力される各自局チャネル受信情報に基づいて、チャネル情報処理部 3 0が生成じた自局フィードバック情報を送信するチャネルを決定する。そして、決定したチャネルに対応する送信チャネル処理部に自局フィードパック情報を出力する。

送信チャネル処理部 4 1 0〜4 3 0は、 MA C部 2 0から入力されるそれぞれの伝送制御情報に基づいてチャネルの伝送方式おょぴ伝送速度を選択する。そして、選択した伝送方式および伝送速度に基づレ、て、 M A C部 2 0から入力される送信フレームに対して、符号化処理、変調処理を施して無線信号を生成する。その際に、セレクタ 5 0 ら自局フィードパック情報が入力された場合には、送信フレームと自局フィードパック情報に対して符号ィ匕処理、変調処理を施して無線信号を生成する。そして、生成した無線信号を出力する。

このようにこの実施の形態 2では、セレクタ 5 0力受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0から入力される各自局チャネル受信情報に基づいて、チャネル情報処理部 3 0が生成した自局フィードバック情報を送信するチャネルを決定するようにして、自局フィードバック情報を挿入するチャネルを限定するようにしているため、相手側無線通信装置に自局フィードバック情報を通知する無線帯域を低減して、無線容量の増大を実現することができる。

なお、この実施の形態 2ではセレクタ 5 0を独立させた構成としたが、セレクタ 5 0の機能をチャネル情報処理部 3 0に含めた形でもかまわない。

実施の形態 3 .

第 4図を用いて本発明の実施の形態 3を説明する。第 4図は、この発明における実施の形態 3の無線通信装置の送受信機能の構成を示すプロック図である。この実施の形態 3の無線通信装置 1には、第 1図に示した実施の形態 1の無線通信装置 1の MA C部 2 0の代わりに MA C部 2 0 aを、チャネル情報処理部 3 0の代わりにチヤネノレ処理コントローラ部 6 0 (特許請求の範囲でいうところのチヤネル情報処理部）を備えている。 MA C部 2 0 aは、受信チヤネノレ処理部 1 1 0〜： 1 3 0からそれぞれ入力される復号信号に対してプロトコノレ変換、フレーム変換等の処理を行って受信フレームを生成して上位レイヤに出力するとともに、各受信フレーム内のァドレス情報 (送信元アドレス）をチャネル処理コントローラ部 6 0に出力する。また、 MA C部 2 0 aは、上位レイヤから入力される送信フレームに対してプロトコノレ変換、フレーム変換等の処理を行って各チャネルの送信フレームを生成する。

チャネル処理コントローラ部 6 0は、物理層に属し、同じ物理層に属する受信処理部 1 0および送信処理部 4 0のタイミング制御およびフィードバック処理制御を行う。チヤネル処理コントローラ部 6 0は、各アドレス情報または各チャネルの入力受信信号にから相手先無線通信装置の送信元ァドレスを識別して、送信元ァドレスと各自局チャネル受信情報とを対応させた自局フィードパックテープルを作成する。具体的には、送信元アドレスと受信チャネル処理部 1 1 0〜： 1 3 0のそれぞれの自局チャネル受信情報とを対応させた自局フィードパックテープルを生成する。また、チャネル処理コントローラ部 6 0は、受信チャネル処理部 1 1 0〜 1 3 0から入力される各送信元フィードパック情報に基づいてそれぞれのチャネルの伝送方式および伝送速度を決定する。そして、決定した伝送方式および伝送速度についても、送信元アドレスに対応して各チャネル毎に自局フィードバックテーブルに登録しておく。なお、自局フィードパックテーブルには、送信元ァドレスに対応して送信元フィードパック情報を登録しておき、送信の際に、この送信元フィードパック情報に基づいて伝送方式および伝送速度を決定するようにしてもよい。

つぎに、この発明における実施の形態 3の無線通信装置の動作を説明する。まず、受信動作を説明する。受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0は、それぞれ対応するチャネルの入力受信信号を受信して同期処理、復調処理およぴ復号処理を施して、復号信号を MA C部 2 0 aに出力するとともに、それぞれのチャネルの受信レベルと、受信チャネル処理内部情報とに基づ!/ヽて自局チヤネル受信情報を生成する。そして、生成した自局チャネル受信情報をチャネル処理コントローラ部 6 0に出力する。また、受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0は、入力受信信号内にフィードバック情報が含まれている力否かを判定して、入力受信信号内にフィ一ドバック情報が含まれている^には、受信入力内のフィードパック情報を送信元フィードパック情報としてチャネル情報処理部 3 0に出力する。

MA C部 2 0 aは、受信チャネル処理部 1 1 0〜 1 3 0からそれぞれ入力される復号信号に対してプロトコル変換、フレーム変換等の処理を行って受信フレームを生成して上位レイヤに出力する。また、 MA C部 2 0 aは、各受信フレーム内の送信元ァドレスをチャネル処理コントローラ部 6 0に出力する。

チャネル処理コントロ ^"ラ部 6 0は、 MA C部 2 0 aから入力された各送信元ァドレスまたは各チャネルの入力受信信号にから相手先無線通信装置の送信元ァドレスを識別して、送信元ァドレスと各自局チャネル受信情報とを対応させた自局ブイ一ドバックテーブルを作成する。

つぎに、送信動作を説明する。 MA C部 2 0 aは、上位レイヤから入力される送信フレームに対してプロトコル変換、フレーム変換等の処理を行って各チヤネルの送信フレームを生成する。そして、生成した各送信フレームを送信チャネル処理部 4 1 0〜4 3 0に出力する。また、 MA C部 2 0 aは、各送信フレーム内の宛先ァドレスをチャネル処理コントローラ部 6 0に出力する。

チャネル処理コントローラ部 6 0は、宛先アドレスをキーワードにして、自局ブイ一ドバックテ一ブルを検索して、各チャネルの自局フィードバックテ一ブル、伝送方式おょぴ伝送速度をそれぞれ決定する。自局フィードパック情報テーブルを生成した際の送信元ァドレスに対してデータを送信する際には、 MA C部 2 0 aが生成した送信フレームの宛先ァドレスをキーワードとして自局フィードパックテーブルを検索すればよい。チャネル処理コントローラ部 6 0は、各チャネル毎に決定した自局フィードパック情報、伝送方式および伝送速度を対応する送信チャネル処理部 4 1 0〜 4 4 0にそれぞれ出力する。

送信チャネル処理部 4 1 0〜 4 3 0は、チャネル処理コントローラ部 6 0から入力それぞれの伝送方式およぴ伝送速度に基づいてチャネルの伝送方式および伝送速度を選択する。そして、選択した伝送方式および伝送速度に基づいて、 MA C部 2 0 aから入力される送信フレームおよびチャネル処理コントローラ部 6 0 から入力される自局フィードバック情報に -して、符号ィ匕処理、変調処理を施して無線信号を生成する。そして、生成した無線信号を出力する。

このようにこの実施の形態 3では、 M A C部 2 0 aが送信元ァドレスおよぴ宛先ァドレスをチャネル処理コントローラ部 6 0に通知し、チャネル処理コント口ーラ部 6 0力送信元アドレスと自局フィードパック情報とを対応して自局フィ一ドバックテーブルを生成し、送信時には、チャネル処理コントローラ部 6 0が自局フィー .ドバックテーブルに基づいて自局フィードパック情報を生成するとともに、各チャネルの伝送方式および伝送速度を決定するようにしているため、物理層に閉じて処理を行うことができ、 MA C層以上のシステム変更に対して簡単に適応することができる。 '

また、物理層で閉じて処理することができるため、たとえば、送信フレームに対して応答フレームを返信するシステムの場合、応答フレームの一部に自局フィ一ドパック情報を挿入することができ、最短時間で自局フィードパック情報を相手側無線通信装置に通知することで、伝送路の変動状態が激しく、各チャネルの無線信号の劣化が激しい場合でも高速なフィードバック処理が可能となる。

実施の形態 4 .

第 5図を用いて本発明の実施の形態 4を説明する。第 5図は、この発明における実施の形態 4の無 ϋ通信装置 1の送受信機能の構成を示すプロック図である。この実施の形態 4の無線通信装置 1には、第 2図に示した実施の形態 1の無線通信装置 1のチャネル情報処理部 3 0が削除されており、 MA C部 2 0の代わりに MA C部 2 0 bを備えている。実施の形態 1と同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。

受信動作時には、 MAC部 2 0 bは、受信チャネル処理部 1 1 0〜 1 3 0からそれぞれ入力される復号信号に含まれるフィードバック情報を抽出する。そして、各チャネル毎の自局チャネル受信情報および抽出したフィードパック情報を送信元アドレスに対応させた自局フィードバック情報テーブルを生成する。また、 M 。部2 0 13は、受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0からそれぞれ入力される復号信号に対してプロトコル変換、フレーム変換等の処理を行って受信フレームを生成して上位レイヤに出力する。

送信動作時には、 MA C部 2 0 bは、上位レイヤから入力される送信フレームに対してプロトコル変換、フレーム変換等の処理を行って各チャネルの送信フレームを生成する。その際に、自局フィードバック情報テーブルに基づいて、各送信フレームに自局フィードパック情報を揷入するとともに、各チャネルの伝送方式おょぴ伝送速度を決定する。

つぎに、この発明における実施の形態 4の無線通信装置の動作について説明する。まず、受信動作について説明する。受信チヤネノレ処理部 1 1 0〜1 3 0は、それぞれ対応するチャネルの入力受信信号を受信して同期処理、復調処理および復号処理を施して復号信号を生成するとともに、それぞれのチャネルの入力受信信号の受信レベルを測定して、測定した各受信レベルと、受信チャネル処理内部情報とに基づいて自局チャネル受信情報を生成する。受信チャネル処理部 1 1 0 〜1 3 0は、それぞれの復号信号およぴ自局チャネル受信情報を MA C部 2 0 b に出力 —る。

MAC部 2 0 bは、受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0からそれぞれ入力される復号信号から、フィードパック情報を抽出する。そして、各チャネル毎の自局チャネル受信情報および抽出したフィードパック情報を送信元ァドレスに対応させた自局フィードバック情報テーブルを生成する。また、 MA C部 2 O bは、フイードバック情報を抽出した復号信号に対してプロトコル変換、フレーム変換等の処理を行って受信フレームを生成して上位レイャに出力する。

つぎに、送信動作について説明する。 MA C部 2 O bは、上位レイヤから入力される送信フレームに対してプロトコル変換、フレーム変換等の処理を行って各チャネルの送信フレームを生成する。 MA C部 2 O bは、各チャネルの送信フレームを生成する際に、宛先アドレスをキーワードにして、自局フィードパック情報テーブルを検索して、各チャネルの自局チャネル受信情報を抽出する。そして、各チャネルに対応した自局チャネル受信情報に基づいて自局フィードパック情報を生成し、生成した自局フィードパック情報を各チャネルの送信フレームの所定の箇所に挿入する。また、宛先アドレスをキーワードにして自局フィードバック情報テーブルを検索して、宛先アドレスに対応する各チャネルのフィードバック情報を抽出する。そして、各チャネルに対応したフィードバック情報に基づいて伝送方式および伝送速度を決定し、決定した伝送方式およぴ伝送速度を伝送速度情報として送信チャネル処理部 4 1 0〜4 3 0に出力する。

送信チャネル処理部 4 1 0〜4 3 0は、 MAC部 2 0 bから入力されるそれぞれの伝送制御情報に基づいてチャネルの伝送方式および伝送速度を選択する。そして、選択した伝送方式および伝送速度に基づいて、 MA C部 2 O bから入力される送信フレームおよぴチャネル情報処理部 3 0から入力される自局フィドバック情報に対して、符号化処理、変調処理を施して無線信号を生成する。そして、生成した無線信号を出力する。

このようにこの実施の形態 4では、 MA C部 2 O b力各チャネル毎の自局チャネル受信情報および抽出したフィードバック情報を送信元ァドレスに対応させた自局フィードパック情報テーブルを生成し、送信フレーム内の適切な箇所に自局フィードパック情報を挿入するようにしているため、新たに自局フィードバック情報を挿入する手段を持つことなく、相手側無線通信装置に自局フィードパック情報を通知することができ、無線通信装置の効率低下を軽減することができる。また、 MAC層に閉じた構成で自局フィードパック情報を通知するとともに、 ' 伝送方式および伝送速度を決定することができるため .、複数チャネルを使用する異なる物理層のシステムに対しても適用することができる。

さらに、 MA C層で閉じて処理ーることができるため、たとえば、送信フレームに対して応答フレームを返信するシステムの場合、応答フレームの一部に自局自局フィードバック情報を相手側無線通信装置に通知するための無線帯域を低減して、無線容量の増大を実現するこフィードバック情報を揷入することができ、 2004/008687

16

最短時間で自局フィードパック情報を相手側無線通信装置に通知することで、伝送路の変動状態が激しく、各チャネルの無線信号の劣化が激しい場合でも高速なフィードバック処理が可能となる。

お、自局フィードバック情報を挿入する送信フレームは、各チャネルの全ての送信フレームでもよいし、各自局チャネル受信情報に基づいて自局フィードバック情報を送信するチャネルを決定するようにしてもよい。

実施の形態 5 .

第 6図〜第 8図を用いて本発明の実施の形態 5を説明する。第 6図は、この発明における寒施の形態 5の無線通信装置 1の送受信機能の構成を示すプロック図である。この実施の形態 5の無線通信装置 1は、第 5図に示した実施の形態 4の無線通信装置 1の MA C部 2 0 bの代わりに MA C部 2 0 cを備えている。受信時には、 MA C部 2 0 cは、受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0からそれぞれ入力される復号信号から送信元ァドレスを抽出して、抽出した送信元ァドレスと受信チヤネノレ処理部 1 1 0〜1 3 0から通知される自局チャネル受信情報とを対応させた自局フィードバック情報テーブルを作成する。また、各復号信号が相手側無線通信装置の自局フィードバック情報を通知するフィードバックフレームの場合、フィードパックフレーム内の送信元ァドレスを抽出し、フィードパックフレーム内の各チヤネノレ毎の送信元フィードパック情報と抽出した送信元ァドレスとを対応させた送信元ブイ一ドパック情報テーブルを作成する。復号信号が通常フレームの場合には、復号信号に対してプロトコル変換、フレーム変換等の処理を行つて受信フレームを生成して上位レイヤに出力する。

送信時には、 MA C部 2 0 cは、送信フレームがフィードバックフレームの場 ■ 合、自局チャネル受信情報テーブルに基づいて自局フィードバック情報を生成して、生成した自局フィードパック情報をフィードバックフレームに挿入する。 M A C部 2 0 cは、送信元フィードパック情報テーブルに基づいて各チャネルの伝送方式および伝送速度を決定する。

つぎに、第 7図おょぴ第 8図のフローチャートを参照して、この発明における実施の形態 5の無線通信装置 1の動作を説明する。まず、第 7図のフローチヤ一トを参照して受信動作を説明する。受信チャネル処理部 1 10〜； 130は、それぞれ対応するチャネルの入力情報を受信して同期処理、復調処理および復号処理を施して復号信号を生成するとともに、それぞれのチャネルの入力受信信号の受信レベルを測定して、測定した各受信レベルと、受信チャネル処理内部情報とに基づいて自局チヤネノレ受信情報を生成する（ステップ S 100， S 110) 。受信チャネル処理部 1 ,10〜130は、それぞれの復号信号および自局チャネル受信情報を MAC部 20 cに出力する。

MAC部 20 cは、受信チャネル処理部 1 10〜130からそれぞれ入力される復号信号から送信元アドレスを抽出する (ステップ S 120) 。そして、抽出した送信元アドレスと受信チャネル処理部 1 10〜130から通知された各自局チャネル受信情報とを対応させた自局フィードパック情報テーブルを作成する（ステップ S 130) 。

MA C部 20 cは、各復号信号が相手側無線通信装置の自局フィードバック情報を通知するフィードバックフレームである力否かを判定する（ステップ S 14 0) 。各復号信号がフィードパックフレームの場合、 MAC部 20 cは、復号信号から送信元フィードバック情報を抽出するなど、所定のフィードパックフレーム処理を行う（ステップ S 150) 。そして、抽出した送信元フィードバック情報と復号信号から抽出した送信元ァドレスとを対応させた送信元フィードパック情報テーブルを作成する（ステップ S 160)。

各復号信号が通常のフレームの場合、 MAC部 20 cは、各復号信号に対してプロトコノレ変換、フレーム変換等の処理を行って受信フレームを生成して上位レィャに出力する通常フレーム処理を行う（ステップ S 170) 。

つぎに、第 8図のフローチャートを参照して送信動作を説明する。 MAC部² 0 cは、上位レイヤから入力される送信フレームから宛先アドレスを抽出する ( ステップ S 200) 。そして、送信フレームがフィードバックフレームであるか否かを判定する（ステップ S 210) 。送信フレームがフィードパックフレームの場合、 MA C部 2 0 cは、抽出した宛先アドレスをキーワードに自局フィードバック情報テーブルを検索し、各チャネルの自局チャネル受信情報を抽出する。そして、抽出した各チャネルの自局チャネル受信情報から自局フィードパック情報を生成する（ステップ S 2 2 0 ) 。そして、生成した自局フィードバック情報をフィードパックフレームに挿入して、フィードパックフレームを生成する（ステツプ S 2 3 0 ) 。

MA C部 2 0 cは、抽出した宛先アドレスをキーワードにして、送信元フィードバック情報テーブルを検索して、宛先ァドレスに対応する各チャネルの送信元フィードパック情報を抽出する。そして、各チャネルに対応したフィードパック情報に基づレヽて伝送方式およぴ伝送速度を決定し、決定した伝送方式および伝送速度を伝送速度情報として送信チャネル処理部 4 1 0〜4 3 0に出力する（ステップ S 2 4 0 ) 。

送信チャネル処理部 4 1 0〜4 3 0は、 MA C部 2 0 cから入力されるそれぞれの伝送制御情報に基づ！/、てチヤネルの伝送方式および伝送速度を選択する。.そして、選択した伝送方式および伝送速度に基づいて、 MA C部 2 0 cから入力される送信フレームに対して、符号化処理、変調処理を施して無線信号を生成する。そして、生成した無線信号を出力する（ステップ S 2 5 0 ) 。

送信フレームが通常フレームの場合、 MA C部 2 0 cは、プロトコル変換、フレーム変換等の処理を行って各チャネルの送信フレームを生成する通常フレーム処理を行う（ステップ S 2 6 0 ) 。また、 MA C部 2 0 cは、抽出した宛先ァドレスをキーワードにして、送信元フィードパック情報テーブルを検索して、宛先ァドレスに対応する各チャネルの送信元フィードバック情報を抽出する。そして、各チャネルに対応したブイ一ドパック情報に基づレ、て伝送方式おょぴ伝送速度を決定し、決定した伝送方式および伝送速度を伝送速度情報として送信チャネル処理部 4 1 0〜4 3 0に出力する（ステップ S 2 4 0 ) 。

送信チャネル処理部 4 1 0〜4 3 0は、 MA C部 2 0 cから入力されるそれぞれの伝送制御情報に基づいてチャネルの伝送方式および伝送速度を選択する。そして、選択した伝送方式および伝送速度に基づいて、 MA C部 2 0 cから入力される送信フレームに対して、符号ィヒ処理、変調処理を施して無線信号を生成する。そして、生成した無線信号を出力する（ステップ S 2 5 0 ) 。

このようにこの実施の形態 5では、自局フィードバック情報を送信する専用のフレームを設けるようにしているため、既存のシステムに対する変更を必要とせず、制御や処理を簡単にして、相手側無線通信装置に各チャネルのフィードパック情報を通知することができ、各チャネルに適した伝送方式および伝送速度を選択することができる。

なお、自局フィードバック情報を送信する専用のフレームを定期的に送信する場合、伝送路の変動に対して短い周期で専用のフレームを送信する必要がある。そのため、スループットが低下してしまう。また、送信ができない場合には、 '自局フィードバック情報の信頼度が低くなり、通信エラーを起こすことがある。このような場合、伝送路の変動を受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0で検出して、 MA C部 2 0 cが、伝送路の変動を判定して自局フィードバック情報を送信する専用のフレームの送信間隔を決定するようにすればよい。

実施の形態 6 .

第 9図および第 1 0図を用いて本発明の実施の形態 6を説明する。第 9図は、この発明における実施の形態 6の無線通信装置の送受信機能の構成を示すプロック図である。この実施の形態 6の無線通信装置 1は、第 6図に示した実施の形態 5の MA C部 2 0 cの代わりに MA C部 2 0 dを備えている。実施の形態 5と同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。

受信動作時には、 ]\ じ部2 0 01は、実施の形態 5の MA C部 2 0 cの受信動作時と同様の機能に加え、自局フィードパック情報テーブルおよび送信元ブイ一ドパック情報テーブルを作成する際に作成時刻も登録する機能を有している。送信動作時には、 MAC部 2 0 dは、上位レイヤから入力される送信フレームに対してプロトコル変換、フレーム変換等の処理を行って各チャネルの送信フレームを生成する。その際に、その際に、自局フィードバック情報テープこ基づいて、各送信フレームに自局フィードバック情報を挿入するとともに、各チヤネルの伝送方式および伝送速度を決定する。

第 1 0図のフローチヤ一トを参照して、この発明における実施の形態 6の無^ 通信装置 1の動作を説明する。まず、受信動作を説明する。受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0は、それぞれ対応するチャネルの入力情報を受信して同期処理、復調処理および復号処理を施して復号信号を生成するとともに、それぞれのチヤネルの入力受信信号の受信レベルを測定して、測定した各受信レベルと、受信チャネル処理内部情報とに基づいて自局チャネル受信情報を生成する。受信チヤネノレ処理部 1 1 0〜1 3 0は、それぞれの復号信号および自局チャネル受信情報を MA C部 2 0 cUこ出力する。 ·

M A C部 2 0 dは、受信チャネル処理部 1 1 0〜 1 3 0からそれぞれ入力される復号信号から送信元アドレスを抽出する。そして、抽出した送信元アドレスと受信チャネル処理部 1 1 0〜1 3 0から通知された各自局チャネル受信情報と現在時刻とを対応させた自局フィードパック情報テーブルを作成する。

MAC部 2 0 dは、各復号信号内にフィードバック情報が含まれているか否かを判定して、フィードバック情報が含まれている場合には、復号信号内のフィードパック情報を抽出する。 MA C部 2 0 dは、復号信号內から抽出した送信元フィ一ドバック情報と抽出した送信元ァドレスと現在時刻とを対応させた送信元フィ一ドパック情報テーブルを作成する。

MAC部 2 0 dは、各復号信号に対してプロトコル変換、フレーム変換等の処理を行つて受信フレームを生成して上位レイャに出力する。

つぎに、第 1 0図のフローチャートを参照して、送信動作を説明する。 MA C 部 2 0 dは、上位レイヤから入力される送信フレームから宛先ァドレスを抽出する（ステップ S 3 0 0 ) 。

MAC部 2 0 dは、抽出した宛先アドレスをキーワードに自局フィードパック情報テーブルを検索して、各チャネルの自局チャネル受信情報およびその作成時刻を抽出する（ステップ S 3 1 0 ) 。 MA C部 2 0 dは、抽出した作成時刻と現在時刻との差を算出する。そして、算出結果が予め定められた基準値内であるかを判定する (ステップ S 3 2 0 ) 。算出結果が予め定められた基準値内の場合、 MA C部 2 0 dは、抽出した各チャネルの自局チャネル受信情報から自局フィ一ドバック情報を送信フレームの所定の箇所に揷入する（ステップ S 3 3 0 ) 。算出結果が予め定められた基準値を超えていた場合には、 MA C部 2 0 dは、各チャネルの自局チャネル受信情報が作成されてから時間がたっているために現在の各チャネルの状態と異なっていると判断して、送信フレームにフィードバック情報を挿入しない。 MA C部 2 0 dは、送信フレームに対してプロトコノレ変換、フレーム変換等の処理を行って各チャネルの送信フレームを生成する。そして、生成した各送信フレームを送信チャネル処理部 4 1 0〜 4 3 0に出力する。

MA C部 2 0 dは、抽出した宛先ァドレスをキーヮードに送信元フィードパック情報テーブルを検索して、各チャネルの送信元フィ一ドバック情報およびその作成時刻を抽出する（ステップ S 3 4 0 ) 。 MA C部2 0 dは、抽出した作成時刻と現在時刻との差を算出する。そして、算出結果が予め定められた基準値内であるかを判定する（ステップ S 3 5 0 ) 。算出結果が予め定められた基準値内の場合、 MA C部 2 0 dは、抽出した送信元フィ一ドパック情報に基づいて各チヤネルの伝送方式および伝送速度を決定する（ステップ S 3 6 0 ) 。算出結果が予め定められた基準値を超えていた場合には、 MA C部 2 0 dは、各チャネルの自局チヤネル受信情報が作成されてから時間がたつているために現在の各チャネルの状態と異なっていると判断して、予め定められている伝送方式および伝送速度を用いることを決定する（ステップ S 3 7 0 )。 MA C部 2 0 dは、決定した伝送方式および伝送速度を送信チャネル処理部 4 1 0〜4 3 0に通知する。

送信チャネル処理部 4 1 0〜4 3 0は、 MA C部 2 0 dから入力されるそれぞれの伝送制御情報に基づいてチャネルの伝送方式および伝送速度を選択する。そして、選択した伝送方式および伝送速度に基づいて、 MA C部 2 0 dから入力される送信フレームに対して、符号ィヒ処理、変調処理を施して無線信号を生成する。そして、生成した無線信号を出力する（ステップ S 3 8 0 ) 。このようにこの実施の形態 6では、自局チャネル受信情報テーブルおよび送信元フィードパック情報テーブルを作成する際に、その作成時刻を登録しておき、自局チャネル受信情報および送信元フィードパック情報を用いる力否かを、それらを作成した時刻と現在時刻とを比較して、信頼度を判定するようにしているため、伝送路の状態の時間的変動に適した情報を用いることができ、無駄な通信料を削減することができる。

なお、この実施の形態 6では、自局フィードバック情報を送信フレームに揷入する場合を例にあげて説明したが、送信元ァドレスと各自局チャネル受信情報と現在時刻とを対応させた自局フィードパック情報テーブルおよび送信元フィードバック情報と抽出した送信元ァドレスと現在時刻とを対応させた送信元フィードバック情報テーブルを作成することで、実施の形態 1〜 5にも適用することが可能であることはいうまでもなレ、。

以上説明したように、この発明にかかる無線通信装置によれば、受信処理部が各チャネルの入力受信信号の受信状態に基づいて自局チャネル受信情報を生成し、チャネル情報処理部が、受信処理部が生成した自局チャネル受信情報に基づいて自局フィ'一ドパック情報を生成し、生成しだ自局フィードバック情報を無線信号に揷入して送信するようにしているため、相手側無線通信装置に、各チャネルの状態を通知することができ、相手側無線通信装置が各チャネルの状態に適した伝送方式および伝送速度を選択することができる。産業上の利用可能性

以上のように、本発明にかかる無線通信装置は、複数のチャネルを同時に使用して相互通信を行う通信システムに有用であり、特に、障害物や気象条件などによつて通信状態が変化する可能性のある通信システムに適している。

Claims

1 . 無線通信システムに適用され、使用可能な 1または複数のチャネルを用いて前記無線通信システム内の相手側無線通信装置と通信を行う無線通信装置であつて、

前記無線通信システムの複数のチャネルの入力受信信号をそれぞれ受信する際に、各チャネルの入力受信信号胄の受信状態を測定して、これら測定結果に基づい求

て各チャネルの自局チャネル受信情報 2を生成するとともに、前記入力受信信号に

3 ^

'対して受信処理を施して復号信号を生成する受信処理部と、

2個以上のチヤネルを用いてデータを送信する場合、送信データを用いてチヤ囲

'ネル毎の送信フ ,レームを生成する M A C咅と、

前記各送信フレームを含む無線信号を生成する送信処理部と、

前記各自局チヤネノレ受信情報に基づいて自局フィードバック情報を生成し、この生成した自局フィードパック情報を 1つまたは複数の前記無線信号に挿入するチャネル情報処理部と、

を備え、

前記自局フィードバック情報を含んだ無線信号を送信することを特徴とする無線通信装置。

2 . 前記チャネル情報処理部は、

前記各自局チャネル受信情報および前記 MA C部の処理負荷であるリソース情報に基づいて、前記自局フィードバック情報を生成することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の無線通信装置。

3 . 前記チャネル情報処理部が自局フィードバック情報を揷入する際に、前記各チャネル受信情報に基づいて前記自局フィードパック情報を揷入する無線信号を選択するセレクタ、をさらに備えたことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の無線通信装置。

'

4 . 前記受信処理部は、

'前記各入力受信信号内に前記相手側無線通信装置が揷入した送信元フィードバック情報が揷入されている場合、該送信元フィードバック情報を抽出し、前記 MA C部は、

前記抽出した送信元フィードパック情報に基づいて、伝送方式おょぴ伝送速度を決定し、

前記送信処理部は、

前記伝送方式および伝送速度に基づいて無線信号を生成することを特 ί敫とする請求の範囲第 1項に記載の無線通信装置。

5 . 前記受信処理部は、

前記各入力受信信号内に前記相手側無線通信装置が挿入した送信元フィ一ドバック情報が挿入されている場合、該送信元フィードバック情報を抽出し、前記 MA C部は、

受信時には前記復号信号内に含まれる送信元ァドレスを抽出し、送信時には送信データの宛先ァドレスを抽出し、

. 前記チャネル情報処理部は、

受信時には前記自局チャネル受信情報と、前記抽出した送信元フィードパック情報と、前記抽出した送信元ァドレスとを対応させて記憶する自局フィードパックテープノレを生成し、送信時には前記宛先ァドレスをキーヮードに前記自局フィ一ドパックテープノレを検索して、前記自局フィードパックテーブルに記憶されている送信元ァドレスと前記宛先ァドレスとが一致した送信元ァドレスに対応する自局チャネル受信情報に基づいて前記自局フィードパック情報を生成するとともに、前記自局フィードパックテーブルに記憶されている送信元ァドレスと前記宛先ァドレスとがー致した送信元ァドレスに対応した送信元フィ一ドバック情報に基づいて伝送方式および伝送速度を決定し、 ' 前記送信処理部は、

前記伝送方式および伝送速度に基づいて無線信号を生成することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の無線通信装置。

6 . 無線通信システムに適用され、使用可能な 1または複数のチャネルを用いて前記無線通信システム内の相手側無線通信装置と通信を行う無線通信装置であつて、

前記無線通信システムの複数のチヤネル毎の入力受信信号をそれぞれ受信する際に、各チャネルの入力受信信号の受信状態を測定して、これら測定結果に基づいて各チャネルの自局チャネル受信情報を生成するとともに、前記入力受信信号に対して受信処理を施して復号信号を生成する受信処理部と、

2個以上のチャネルを用いてデータを送信する場合、各自局チャネル受信情報に基づいて自局フィードパック情幸艮を生成し、さらに送信データを用いてチヤネル毎の送信フレームを生成し、前記自局フィードバック情報を 1つまたは複数の送信フレームに揷入する M A C音と、

前記各送信フレームを含む無線信号を生成して、この生成した無線信号を送信する送信処理部と、

を備えることを特徴とする無線通信装置。

·

7 . 前記 MAC部は、

前記各自局チャネル受信情報および処理負荷であるリソース情報に基づいて、前記自局フィードパック情報を生成することを特徴とする請求の範囲第 6項に記載の無線通信装置。

8 . 前記 MA C部は、

前記復号信号内に前記相手側無線通信装置が挿入した送信元フィ一ドバック情報が揷入されている場合、該送信元フィードバック情報を抽出し、この抽出した送信元フィードバック情報に基づいて、伝送方式および伝送速度を決定し、前記送信処理部は、

前記伝送方式および伝送速度に基づいて無線信号を生成することを特徴とする請求の範囲第 6項に記載の無線通信装置。

9 . 前記 MA C部は、

受信時には前記復号信号内に含まれる送信元ァドレスを抽出し、前記自局チヤネル受信情報と抽出した送信元ァドレスとを対応させて記憶する自局チャネル受信情報テーブルを生成し、.

送信時には送信するデータが自局フィードパック情報を通知するためのフィードバックフレームである場合、前記フィードバックフレーム内の宛先ァドレスを抽出し、この抽出した宛先アドレスをキーワードにして前記自局チャネル受信情報テーブルを検索して、前記自局チャネル受信情報テーブルに記憶されて、る送信元ァドレスと前記宛先ァドレスとがー致した送信元ァドレスに対応する自局チャネル受信情報に基づいて前記自局フィードパック情報を生成し、この生成した自局フィードバック情報を前記フィ一ドバックフレームに揷入することを特徴とする請求の範囲第 6項に記載の無線通信装置。

1 0 . 前記 MA C部は、

前記自局チャネル受信情報テーブルを生成する際に、生成した時刻をさらに記憶しておき、前記自局チャネル情報テーブルに記憶されている情報を用いる場合に、現在時刻と生成した時刻とを比較して、比較の結果、現在時刻と生成した時刻との差が所定の範囲以内の場合、前記自局チャネル情報テーブルの自局チヤネル受信情報に基づいて前記自局フィードバック情報を生成し、現在時刻と生成した時刻との差が所定の範囲を超えていた場合、前記自局フィードパック情報を生成しないことを特徴とする請求の範囲第 9項に記載の無線通信装置。

1 1 . 前記 MA C部は、

前記復号信号が前記相手側無線通信装置からのフィードバックフレームである場合、前記復号信号内に含まれる送信元アドレスと抽出し、前記フィードバックフレーム内に含まれる送信元フィードパック情報を抽出し、前記送信元ァドレスと、前記送信元フィ一ドパック情報とを対応させて記憶する送信元フィ一ドバック情報テーブルを生成し、

送信時には送信するデータから宛先ァドレスを抽出し、この抽出した宛先ァドレスをキーヮードにして前記送信元フィードバック情報テーフレを検索して、前記宛先ァドレスと前記送信元フィードバック情報テーブルに記憶されている送信元ァドレスとがー致した送信元ァドレスに対応する送信元フィ一ドパック情報に基づいて、伝送方式および伝送速度を決定することを特徴とする請求の範囲第 6 項に記載の無線通信装置。

1 2 . 前記 MA C部は、

前記送信元フィ一ドパック情報テーブルを生成する際に、生成した時刻をさらに記憶しておき、前記送信元フィードパック情報テーブルに記憶されている情報を用いる場合に、現在時刻と生成した時刻とを比較して、比較の結果、現在時刻と生成した時刻との差が所定の範囲以内の場合、前記送信元フィードパック情報テーブルの送信元フィ一ドパック情報に基づレヽて伝送方式および伝送速度を決定し、現在時刻と生成した時刻との差が所定の範囲を超えた場合には、予め定められた伝送方式および伝送速度に決定することを特徴とする請求の範囲第 1 1項に記載の無線通信装置。