WO2004098356A9 - 携帯用靴べら - Google Patents

Abstract

靴を履く、背中が痒い、身体をほぐしたい時に、容易に素早く対処できる携帯用靴べらである。携帯用靴べら1は、幅方向に湾曲した板体を長手方向にも略弓状に湾曲させて細長棒状に形成した靴べらにおいて、その柄1aの部分を中央部で二つ折りにして全長を約半分にできる。また、柄1aの部分の先端部に孫の手2を形成していると共に、その孫の手2の部分と靴べらのへら部分1bとに身体たたき用弾性体3を着脱自在に取付けられる。そして、孫の手と身体たたきとの機能を兼ね備えるものとして折り畳めるようにしたことにより、旅行時などに持ち運んで、靴を履くときには靴べらのへら部分で、背中が痒いときには孫の手の部分で、身体をほぐしたいときには身体たたき用弾性体で肩たたきのようにして、容易に素早く対処することができる。

Description

明 細 書

携帯用靴ベら 技術分野

この発明は、 パック等に入れて常時持ち歩くことのできる携帯用の 靴ベらに関するものである。 背景技術

携帯用靴ベらとしては、 幅方向を同一形状に湾曲し細長偏平棒状に 形成した靴ベらと孫の手をそれぞれの基端部にてピンで回転自在に連結 したものが知られている。

前述した従来の携帯用靴ベらは、 別個に存在していた孫の手及び靴ベら を一体にし、 バッグ等に入れて持ち歩けるものとして、 旅行などの外出 に際して必要に応じて即座に対応できるようにしたものである。 このよ うな例として、 特開 2 0 0 2— 3 0 6 5 5 4号が存在する。

一方、 旅行の移動時のように長時間同じ姿勢でいる場合には、 一般的に、 身体をほぐすして血行を良くするような動作を行いたくなる。

ところが、 前述した従来の携帯用靴ベらにはこのような身体をほぐす ような機能は付加されておらず、 例えば、 旅行時に持ち歩くものに、 そ のような機能を持たせることが望まれていた。

この発明は前述した事情に鑑みて創案されたもので、 その目的は靴を 履く とき、 背中が痒いとき、 身体をほぐしたいときに、 容易に素早く対 処することができる携帯用靴ベらを提供することにある。

発明の開示

この発明の携帯用靴ベらは、 幅方向に湾曲した板体を長手方向にも 略弓状に湾曲させて細長棒状に形成した靴ベらにおいて、 その柄の部分 を中央部で二つ折りにして全長を約半分にできるように構成している。 そして、 この発明の携帯用靴ベらでは、 柄の部分の先端部に孫の手を 形成していると共に、 その孫の手の部分と靴ベらのへら部分とに身体た たき用弾性体を着脱自在に取付けられるように構成している。

このような発明の携帯用靴ベらによれば、 孫の手と身体たたきとの機 能を兼ね備えるものとして折り畳めるようにしたことにより、 旅行時な どに持ち運んで、 靴を履く ときには靴ベらのへら部分で、 背中が痒いと きには孫の手の部分で、 身体をほぐしたいときには身体たたき用弾性体 で肩たたきのようにして、 容易に素早く対処することができる。 図面の箇単な説明

図 1の （ a ) はこの発明の携帯用靴ベらを示す概略図で、 （b) は ( a ) の A— A線矢視図であり、 図 2は 図 1 ( a ) の B— B線断面図 であり、 図 3 は図 1 ( a ) の C— C線断面図であり、 図 4の （a ) はこ の発明の携帯用靴ベらで使用する身体たたき用弾性体を示す概略図で、

(b ) は （a ) の D_D線矢視図で、 （c ) は （b ) の E_E線矢視図 であり、 図 5の （a ) はこの発明の携帯用靴ベらの折り畳んだ状態を示 す概略図で、 （b) は （a ) の F— F線矢視図であり、 図 6はこの発明 の携帯用靴ベらの別形態を示す概略図であり、 図 7の （a) は図 6の携 帯用靴ベらで用いる身体たたき用弾性体を示す概略図で、 （b) は (a ) の G— G線矢視図で、 （ c ) は （a ) の H— H線矢視図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 この発明の携帯用靴ベらを図示する一実施形態によって説明 する。

携帯用靴ベら 1 (図 1参照） は、 幅方向に湾曲した板体を長手方向に も略弓状に湾曲させて細長棒状に形成した靴ベらにおいて、 その柄 1 a の部分を中央部で二つ折りにして全長を約半分にできるように構成して いる。

そして、 この携帯用靴ベら 1は、 柄 1 aの部分の先端部に孫の手 2を 形成している と共に、 その孫の手 2の部分と靴ベらのへら部分 1 bとに 身体たたき用弾性体 3を着脱自在に取付けられるように構成している。 この実施形態での柄 1 aの部分は、 孫の手 2の部分および靴ぺらのへ ら部分 1 bよりも幅が狭く形成されている。

なお、 この柄 l aの部分は、 中央部分において回転自在にピン 4によ りピン着された二個の部材で構成されていると共に、 この中央部分も孫 の手 2の部分おょぴ靴べらのへら部分 1 bと同じ幅で形成されている。 この実施形態での孫の手 2は、 先端部を折曲してなる折曲部 2 aの折 曲端に複数設けている波状突起 2 bと、 折曲部 2 aに寄った左右側縁部 に複数突設している小突起 2 c とからなっている。

この実施形態での身体たたき用弾性体 3は、 図 2〜図 4に示すように. 身体への接触面 3 aを球面とした本体部 3 bと、 孫の手 2の部分おょぴ 靴ベらのへら部分 1 bへの取付け部 3 c とからなっている。

この実施形態での身体たたき用弾性体 3の取付け部 3 cには、 柄 1 a の部分に係止しない （図 3参照） と共に、 孫の手 2の部分および靴ベら のへら部分 l bに係止する （図 2参照） 溝幅を有する係止用溝 3 dが形 成されている。

このような身体たたき用弾性体 3は、 係止用溝 3 dを利用して、 図 1 に示すように、 柄 1 aの部分から孫の手 2の部分 （靴ベらのへら部分 1 b ) にスライ ドさせるこ とにより、 係止用溝 3 dを利用して、 孫の手 2 の部分と靴ベらのへら部分 1 b とに取付けられる。

• この時に、 係止用溝 3 dの幅を、 孫の手 2の部分おょぴ靴ベらのへら 部分 1 bの幅よりも、 少しだけ小さなものとしておく ことにより、 係止 用溝 3 dの幅に孫の手 2 の部分および靴ベらのへら部分 1 bが嵌合する ようになって、 身体たたき用弾性体 3を孫の手 2の部分および靴ベらの へら部分 1 bに確実に取付けることができる。

また、 孫の手 2の部分 （靴ベらのへら部分 1 b ) から柄 1 aの部分に スライ ドさせることによ り、 孫の手 2の部分と靴ベらのへら部分 1 bと から取り外せるようになつている。

即ち、 これらのことから、 身体たたき用弾性体 3は、 孫の手 2の部分 と靴ベらのへら部分 l b とに着脱自在に取付けられるようになつている, このよ うな構成からなる携帯用靴ベら 1の使用に際しては、 次に述べ るようにして行う。

先ず、 持ち運び時には、 図 5に示すように、 中央部分のピン 4を中心 に回転させて柄 1 aの部分の二個の部材を重ね合わせることにより、 柄 1 aの部分を中央部で二つ折りにして全長を約半分とし、 携帯用靴ベら 1をコンパク トにする。

この持ち運び時の身体たたき用弾性体 3は、 そのまま別に携帯しても よいが、 例えば、 図 5の （a ) に示すように、 重ね合わされた孫の手 2 の部分おょぴ靴ベらのへら部分 1 bに取り付けておく。

次に、 この折り畳んで携帯している携帯用靴ベら 1 の使用時には、 孫 の手 2側あるいは靴べらのへら部分 1 b側の何れか一方を回転させ押し 開いて、 図 1に示すように、 略弓状に湾曲した細長棒状とする。

そして、 孫の手おょぴ靴ベらとして用いる場合は、 そのままの状態で 孫の手 2の部分おょぴへら部分 1 bを使用する。

また、 身体をほぐす場合には、 前述したようにして、 身体たたき用弾 性体 3を孫の手 2の部分または靴ベらのへら部分 1 bに取付け、 本体部 3 bの接角虫面 3 aで身体の凝っている部分を肩たたきのようにして叩い て使用する。

このようにこの発明の携帯用靴ベら 1によれば、 孫の手と身体たたき との機能を兼ね備えるものとして折り畳めるようにしたことにより、 旅 行時などに持ち運んで、 靴を履く ときには靴ベらのへら部分で、 背中が 痒いときには孫の手 2の部分で、 身体をほぐしたいときには身体たたき 用弾性体 3で肩たたきのようにして、 容易に素早く対処することができ る。

図 6は、 この発明の携帯用靴ベら 1の別形態を示すものである。 ここ での身体たたき用弾性体 3は、 孫の手 2の左右側縁部に複数突設した小 突起 2 cを利用して取付けている。 即ち、 身体たたき用弾性体 3の係止 用溝 3 に、 図 7に示すように、 孫の手 2の小突起 2 cが係止する係止 孔 3 eを形成している。 この実施形態では、 孫の手 2における左右側縁部の小突起 2 cの一つ を大きく し抜け止め用係止突起 2 d (図 6参照） にしていると共に、 そ の抜け止め用係止突起 2 dが係止する係止孔 3 e (図 7参照） を身体た たき用弾'性体 3の係止用溝 3 dに形成している。

このよ うにすれば、 身体たたき用弾性体 3を孫の手 2の部分に取付け ることにより、 身体たたき用弾性体 3で身体を数多く叩いても、 抜け出 ることなく取付け状態をより確実に保持することができる。

なお、 この孫の手 2における左右側縁部の小突起 2 cは、 例えば、 背 中に塗り薬を塗る時などに、 塗り薬用の布を止める輪ゴムを係止させる 場合などに利用することもできる。 産業上の利用可能性

以上のように、 本発明に係る携帯用靴ベらは、 少子高齢化時代に鑑 み、 高齢者の日常生活の動作を補助し、 軽量かつ折り畳みのため小型化 された道具として、 携帯用に利便性のあるものである。

Claims

請求の範囲

1 . 幅方向に湾曲した板体を長手方向にも略弓状に湾曲させて細長棒 状に形成した靴ベらにおいて、 その柄の部分を中央部で二つ折りにして 全長を約半分にできるように構成した携帯用靴ベらであり、 前記柄の部 分の先端部に孫の手を形成していると共に、 その孫の手の部分と前記靴 ベらのへら部分とに身体たたき用弾性体を着脱自在 取付けられるよう に構成したことを特徴とする携帯用靴ベら。

2 . 前記柄の部分は、 前記孫の手の部分および前記靴ベらのへら部分 よりも前記幅が狭く形成されていると共に、 前記身体たたき用弾性体は. 身体への接触面を球面とした本体部と、 前記孫の手の部分および靴ベら のへら部分への取付け部とからなつており、

前記身体たたき用弾性体の取付け部は、 前記柄の部分には係止せずに. 前記孫の手の部分おょぴ靴ベらのへら部分に係止する溝幅を有する係止 用溝が形成されていることを特徴とする請求項 1記載の携帯用靴ベら。

3 . 前記孫の手は、 先端部を折曲した折曲端に設けている波状突起と、 折曲部分に寄った左右側縁部に複数突設している小突起とから構成して いると共に、 前記身体たたき用弾性体の係止用溝には、 前記孫の手の小 突起に係止する係止孔が形成されていることを特徴とする請求項 1、 2 記載の携帯用靴ベら。

劃 ΪΕされた用紙 (規則 91)