WO2002052463A1

WO2002052463A1 - Systeme de securite pour support d'enregistrement electronique et support d'enregistrement non electronique

Info

Publication number: WO2002052463A1
Application number: PCT/JP2001/010967
Authority: WO
Inventors: Keiko Okamoto; Meri Okamoto
Original assignee: Keiko Okamoto; Meri Okamoto
Priority date: 2000-12-22
Filing date: 2001-12-14
Publication date: 2002-07-04
Also published as: JP2002189972A

Description

明細書電子記録媒体および非電子記録媒体のセキュリティーシステム技術分野

本発明は電磁気カード、 I Cカード等電子的な方法により情報が記録されている記録媒体、或いは免許証、パスポート等非電子的な手段により情報が記録されている媒体が «、或いは紛失した場合に、これら媒体の不正使用を事前に防止するシステム。背景技術

I C力一ド、磁気カード等の電磁気的方法、或いは今後增加するであろう光化学的方法等により情報が記録されている媒体（以下光学的方法による記録媒体を含めてこれらの媒体を「電子記録媒体 J とする）は、例えば銀行カード、クレジットカード、キャッシュ力一ド等として幅広く利用されており、目的に応じて使い分けるため複数枚のカードを常時携帯するのは、多くの人にとって日常生活での常態となっている。

このようなカード類が «にあったり、紛失したりした場合にはこれらのカードが不正に使用されないようカード発行組織に直ちに連絡し、このカードの機能を停止する措置（以下実施例も含めて「ロック」と称する）を講ずる必要がある。

しかし、盗難、紛失等により気が動転している状態で、盗難或いは紛失したカードを特定しかつ個々のカードの発行者に連絡することは容易ではなく、人によっては十数枚、或いは数十枚のカードを携帯しているといわれる現代社会において、各カードをロックするまでに多くの時間を要し、この間に不正使用の可能性も高くなる。また、不正使用の点からは、免許証、パスポート、健康保険証、各種有価証券類等の電磁気的方法或いは光学的方法により記録された電子記録媒体以外の、印刷等従来からの方法により情報が記録されている媒体（以下「非電子的記録媒体」とする）の «、紛失も同様危険がある。特にこれらの非電子記録媒体には所有者の氏名、生年月日、住所等の情報が明示されているため、これらの非電子記録媒体そのものの不正使用以外に、所有者の個人情報が前記力一ドの喑証番号を推測する情報を与える等、これらの情報が力一ドの不正使用の可能性を高めているといわれている。

以上の点に鑑み、電子記録媒体として用いられるカード（以下単に「カード」とする）の盗難、紛失に対する対策が何種か提案されている。例えば、カード自体に通信機能を持たせ、カード紛失、盗難された場合に無線手段によりこのカードを失効させる方法（特開平 1 0— 6 9 4 3 6号等)、或いはカードケースに紛失等に備えるもの（特開平 0 7— 2 1 3 3 2 3号等）等力提案されている。

上記の方法のうち、前者はカードの不正使用に対して早急に对処できる反面、カード自体に受信機能、情報消去等を設けねばならずカ一ドが複雑かつ高価となる。また後者は力一ドの紛失にはある程度対応できるものの、盗難に対しては大きな効果は期待できない。また、上記従来例も含め、その対象は情報の書き込み、読み出しが可能なカードを対象としたものであり、これらのカードに加えて免許証、パスポート、預金通帳等非電子記録媒体の »、紛失に対応するものは皆無といってょレ、状態である。発明の開示

本発明によればカード等の電子決済が可能な媒体を紛失したり、或いは盗難に遭った場合でも、管理組織を介してこれらの事故に遭ったカードは直ちにロックすることが可能となり、第三者による力一ドの不正使用等を事前に防止することが可能となる。

また、カードを常時はロック状態にしておき、カードを用いた決済を行う場合にのみ力一ドのロックを解除することができるため、第三者によるカードの不正使用を極めて高い効率で防止することが可能となる。

本発明はカードのロックまたはロックの解除という管理を行うことによりセキュリティ一を実行するシステムであって、カード自体には何らかの改造も加えないため、現在使用しているカードシステムがそのまま利用可能であり、比較的安価に力つ幅広く実行可能でめる。

また、多数のカードのデータ管理を管理組織が行うため、カードの所持数が多数にのぼつてもカード使用者は適切にカードを利用することができる。

更に、免許証、パスポート、預金通帳、各種有価証券類等、非電子記録媒体の管理も可能であるため、これらの非電子記録媒体の、紛失等の事故に対しても対応可能である。発明を実施するための最良の形態

カードゃ非電子記録媒体を所有する会員は管理組織に対して自己のカードに関するカード番号、暗証番号等の秘匿データ或レ、は免許証番号等の非電子記録媒体のデータを登録する。また、管理組織はこれらのカード発行する銀行、信販会社、デパート、郵便局等と、当該会員のカードに関するロック及び口ック解除を代行するデータ通信手段を設定する。この場合、本発明の構成とは直接関係はないが、カード発行組織は、当該管理組織との間に前記データ通信手段を設定することに関して会員に対して確認を取ることが望ましい。管理会社とカード発行会社との間のデータ通信は会員のカードロック及ぴロック解除に関するものが主体で、会員の銀行口座残高確認、引き落とし等、会員の財産に関する、確認、処分等は当然のことながらこの通信手段を介して行うことはできない。

会員は、カードの盗難、紛失或いは非電子記録媒体の盗難、紛失等があった場合には予め設定されているパスヮードを用いて管理組織にアクセスする。管理組織は会員を特定したならば、予め設定、記憶されている当該会員のデータベースにより、当該会員の所有するカードデータを引出し、管理会社とカード発行会社との間に設定されている通信手段を用いて、銀行、デパート等、会員が所有するカードの発行会社に対して、当該カードの口ック信号を発信する。このロック信号により各カード発行組織は当該会員のカードの機能を停止させる。

また、非電子記録媒体も盗難、紛失した場合には、別のコードを送信するなどして盗難、紛失した非電子記録媒体の情報（免許証、預金通帳の口座番号等）を管理組織のデータから取得する。電子記録媒体およぴ非電子記録媒体のセキユリティーシステムにつレ、て本発明の実施例を図面を参考に具体的に説明する。

図 1は本システムの概略を示す図、図 2は図 1に示す管理組織の構成及び機能を示す図である。先ず、主として図 1 により、本システムの全体の構成を示す。カードを所持する者は銀行、信販会社、デバート等のカード発行組織 Cとの間でカード作成に対応して力一ドによる決済、預金等を行う契約がなされ（契約 1)、カード所有者はこのカードの使用を、意識的、無意識的に係わらずこの契約 1に基づいて使用する。

カード所有者がカードや非電子記録媒体のセキュリティーを中心とした管理を望む場合には管理組織 Aと管理契約 (契約 2)を行レ、、契約 2を行つた者は当該管理組織 Aの会員 Bとなる。会員 Bは、セキュリティー管理を必要とするカードの発行組織名（銀行名、デパート名等）及ぴ各カードの暗証番号をこの管理組織 Aに対して登録する。これに対して管理組織 Aは、各カードの発行組織 Cに対して、このカードの所有者である会員 Bを代理して、インターネット等の通信手段 C Sによりこのカードに対するロック或いはロック解除を実施するための契約（契約 3) を行う。因みに、会員 Bによる特別授権等が無いかぎり、契約 3においては管理組織 Aの機能は所定のカードのロック若しくは口ック解除に限定される。また会員 Bは管理組織 Aとの間でパスヮードを設定し、この設定したパスヮードにより管理組織 Aにアクセスできるようにし、第三者が勝手にアクセスできないようにしておく。なお、,,管理組織 Aと会員 Bとの通信もやはりインターネット等の通信手段 C Sにより行われる。特に会員 B側の通信端末としてはインターネット対応の携帯電話等が適当である。また会員 Bの必要に応じて、電磁気的に情報が記録されているカードに加えて、運転免許証、銀行の預金通帳、パスポート等非電子記録媒体についてのセキュリティー契約を行う場合には、管理組織 Aに対してこれらの非電子記録媒体についての情報、例えば免許証番号、銀行の口座番号等の情報をこの管理組織 Aに登録する。

以上システムにおいて、カード或いは非電子記録媒体の盗難、紛失等があった場合には、会員 Bは自己の携帯電話等を介してパスヮードを用いて管理組織 Aにアクセスし、例えば、予め設定されているコードを出力することにより ¾¾、紛失等の自体を管理組織 Aに連絡する。管理組織 Aは受信したパスワードにより、カード発行組織 Cの各々に対してカードの口ックを要請する信号を発信し、各カード発行組織はこの要請信号により会員 Bの力一ドをロックし、第三者による不正使用を防止する。

また、非電子記録媒体も盗難、紛失した場合にはこの非電子記録媒体のデータの出力も要請して、警察などに対して盗難届や紛失届を提出する際に記入すべき、自己の預金通帳の口座番号、運転免許証番号を取得する。

図 2は管理組織 Aの構成の一例を示す。

管理組織 Aのうち、 1は会員 Bを確認する手段であり、入会契約時に設定したパスヮードを判別することにより特定の会員 Bを識別する。信号内容確認手段 2は会員 Bの端末から出力された信号に対して、会員 Bの要求内容を確認する手段であり、会員 Bの要求に対応して、非カード情報確認手段 3、緊急事態設定手段 4、緊急事態解除手段 5、決済行為設定手段 6、一覽表示手段 7、追加データ/削除データ設定手段 8のうち、少なくとも一つの手段を起動させる。なお、各手段 3乃至 8の機能は後述する。

符号 9は契約内容ベースであって、各会員 Bのカードの暗証番号、カード発行組織名等、カードを特定させる情報、及び預金通帳、パスポート、運許証、各種有価証券等、非電子記録媒体に関するデータ、例えば預金口座番号、運転免許証番号等、カード或いは非電子記録媒体の如何を問わず各会員 Bにとって最も重要な情報が各会員 Bの個人毎にデータ蓄積されている。従って、本願発明の技術的範囲は異なるが、この契約内容データべ一ス 9は高度なセキュリティーシステムによって g5»されるよう構成されている。

次に符号 10はロック信号発信手段であって、前記契約内容データベース 9のうち、会員 Bが指定したデータに対応するカード発行組織 Cに対して、指定したカードの機能を中止させるロック信号を発する手段である。また 1 1はロック解除信号発信手段であって、口ックされた状態のカードを再度機能させるための信号を発する手段であって、紛失した力 ―ドが戻った場合等のように緊急事態が解消された場合、或いは常時口ックされている力一ドを会員 Bが使用する場合等に口ック解除信号を発信する。

符号 1 2は情報入力手段であって、例えば警備会社 1 4、警察 1 5、保険会社 1 6等から情報を得る。この情報は各会員 Bに対するセキュリティーに関する情報を主体とし、会員 Bの居住地域、通勤路線、年齢、性別等により、例えば「〜区一帯で引ったくり事件が多発しています。」、「〜線沿線でピッキングによる窃盗が多発しています。」等の情報を、発信先設定手段 1 3により設定された発信先である会員 Bに対して発信する。例えば上記の例によれば「〜区一帯」の住民である会員 B、或いは勤め先を持つ会員 B、「〜沿線一帯 j の住民である会員 B、或いは勤め先を持つ会員 Bに通知する。またこの情報は図 1における契約 3を行っているカード発行組織 Cからも受けられるようにしておく。

以上に発明したシステムにおいては、会員 Bが銀行、信販会社等個々のカード発行糸且織力らそれぞれ発行されるカードを複数所有している現状を前提として構成されている。しかし、このシステムにおいては電子記録媒体である 1枚のカードに複数のカード発行組織のデータを入力し、これを管理することも可能である。

即ち、個々のカード発行組織とのデータを入出力を行う一枚のカードを共通電子記録媒体として構成し、カっこの共通電子記録媒体に記録されているカード発行組織、パスヮード等を管理組織 Aの契約内容データベース 9に入力しておく。このようにしておけば、個々のカードによる決済、或いは個々のカードの盗難、紛失の場合と同様な手順で、共通電子記録媒体の記録内容のうち個々のカード発行組織に対し、そのカード発行組織が発行した電子データの口ック或いはロック解除を行うことができる。即ち共通電子記録媒体は複数のカードを所有する場合に比較してカード所有者にとって利便性ははるかに高いが、反面一枚のカードの盗難、紛失により複数のカード発行組織との間で第三者の不正使用という危険性も有している。しかし、この一枚のカードである共通電子記録媒体のデータを管理組織 Aに登録しておけば、各カード発行組織に対してほぼ瞬時にデータを口ックすることが可能となるため、この危険を大幅に低減でき、共通電子記録媒体の利便性を保持しながらこの共通記録電子媒体を安全に使用することが可能となる。

図 3及ぴ図 4は上記構成のカード等不正使用防止システムの作動状態の一例を示すフロ一図であって、本システムの作動状態を前記図 2の構成も含めて説明する。

先ず、管理組織 Aは、携帯電話等の端末から発信された特定の会員 Bからの信号を受けると、会員 B者確認手段 1において会員 Bを特定する（S l、 S 2 )。次に信号内容確認手段 2により会員 Bの要請の内容を確認する。即ち先ずカードゃ非電子記録媒体の β、紛失等の緊急事態を知らせる信号があるか否かをし（S 3 )、緊急事態である場合には緊急事態設定手段 4を介して契約内容データベース 9から当該会員 Βの銀行カード等の所定のデータを口ックする。即ち、口ック信号発信手段 1 0により ΜΐΒデータに対応する銀行、デパート、信販会社等のカード発行組織 Cの各々に対して予め定められたコードを用いる等してロック信号を発信し、各力一ド会社発行組織はこのロック信号を受けることにより会員 Bのカードの機能を停止させる（S 4)。カードのロックまでの操作手順は、図の構成では 4ステップあるが、各ステップの動作は全てデジタル処理されるため各ステップの進行はきわめて早く、会員 Bからの緊急信号発信からカードのロックまでに要する時間は早ければ数十秒、遅くとも数分で可能であり、この間にカードが不正使用される可能性は極めて低い。

一方、緊急事態でない場合には、会員 Bの要請を順次確認しこの要請に対応した情報を出力する。因みに以下のように多数のステップを有するフローの処理も上記の理由により非常に迅速におこなわれ、会員 Bからの信号の出力に対してほぼ瞬時に対応することが可能である。先ず会員 Bからの信号がリスト表示信号である場合には、一覧表示手段 7を介して当該会員 Bの契約内容データベース 9から、銀行カード、デパートカード等当該会員 Bが登録してある対象に関する情報を通信手段 C Sを介して当該会員 Bの端末に出力する ( S 7、 S 8 )。因みに、管理組織 4に対して登録してあるデータが多くなると、会員 B側で全ての登録データを把握することが困難となるので、このような紹介システムは有効である。

また会員 B側において、カード発行組織 Cとの解約、或いは別のカード発行組織との契約等により、管理組織 Aに対する登録データの追加或いは削除が必要となる。この信号を受けた場合には追加データ Z削除データ設定手段 8を介して契約内容データベース 9のデータを追加あるいは削除する（S 9、 S 1 0 )。

以上のフローにおいては、登録されている会員 Bの個々のカードは、カード発行組織 C に対して会員 Bがそのまま使用できる状態、つまり従来から行われているカード使用態様であって、カードを常時機能させている状態でカードを利用する場合を前提としている。し力し、本システムを用いれば上記のような従来型のカードの使用方法の他に、カードは原則としてロックされており、会員 Bがカードを使用する時のみカードのロックを解除して、買物の支払い、現金の引き下ろし等の決済を行うようにすることも可能である。このように常時ロックする方式であれば、カードの盗難、紛失の場合に、ロック操作をする必要がなくなり、決済時にはやや手数がかかるものの、カードの使用をより安全にすることが可能となる。

即ちステップ S I 1において、当該会員 Bはカードを常時ロックする方式で登録しているか否かを判断し、常時はロックしていない従来型の使用法で登録している場合には図 3 に示すステップは終了する。

一方常時口ック方式の場合には決済モードに入り（ S 1 2 )、会員 Bが指定したデータを契約内容データベース 9から選択し、ロック解除信号発信手段 1 1を介して当該データに対応する力一ド発行組織 Cに対して所定のカードのロックを解除するロック解除信号を発する（S 1 3、 S I 4 )。この場合当然のことながら、会員 B、管理組織 A及びカード発行組織 Cとの間には力一ドを常時口ックしておくことを了承する契約が取り決められていることが前提となる。

所定のカードのロックが解除となったならばその旨を会員 Bの端末に出力する。この場合にも、会員 Bの端末と双方向通信することによりロック解除要請、ロック解除通知は例えば同じ画面でほぼ瞬時に行われる（S 1 5 )。この通知を受けて会員 Bはロックが解除されたカードを用いて決済を行い（ S 1 6 )、決済が終了したならば決済終了の信号を管理糸且織 Aに出力する（S 1 7 )。管理組織 Aは決済終了信号を確認したならば、当該カードの発行組織 Cに対してロック信号を発信し、当該カードを再度ロックする（S 1 9、 S 2 0 )。上記のフローにおいて、決済終了後信号の発信を忘れる場合が考えられる。この場合に対応して、管理組織 Aは会員 Bからのロック解除信号受信から一定時間、例えば 3 0分間経過しても決済終了信号の入力が無い場合には、前記ステップ S 1 9、 S 2 0に入り口ック信号を発信して当該カードを再度ロックし（S 1 8 )、不正使用の発生を防止する。なおこの場合、再度口ックしたことを会員 Bに連絡するようにしてもよい。

決済が遅れて、決済前に力一ドが再ロックされた場合には会員 Bは前記ステップ S 1 2 に戻り、所定のカードロックを解除する。この常時ロック方式は本発明にかかるシステムにおいてはじめて実施可能となるものであり、利便性の上では前述の常時非ロック式に劣るもの、カード使用の安全性にはより一層向上する。以上データが電磁気的に記録されているカードについて説明いたしましたが、非電子記録媒体のセキユリティーは次のように実施される。

会員 Bが免許証、パスポート、銀行預金通帳、郵便貯金通帳、健康保険証等の非電子記録媒体に関して、契約内容データべ一ス 9には免許証番号、預金通帳の口座番号等のように記録可能な情報が蓄積されている。

会員 Bはこれらの非電子記録媒体が盗難にあったり、紛失した場合には予め設定されているコードを用いて非電子記録媒体について緊急事態が発生していることを信号出力する。この信号を受けて管理組織 Aの非力一ド情報確認手段 3は契約內容データペース 9から非電子記録媒体の情報を引き出し、会員 Bに連絡する。この場合、会員 Bが非電子記録媒体の情報を取得し易くするために会員 Bの端末に画像表示するよう構成するのが望ましい。図 5は会員 Bの端末に対する画像表示の一例を示す。管理組織 Aは会員 Bから非電子記録媒体についての緊急事態信号を受けた場合（力一ドの緊急事態信号に重畳させてもよい）、入力画像表示手段 1 7 (図 2参照）を介して会員 Bの端末画面に対し、契約内容データべース 9に登録されている非電子記録媒体のー覽を表示欄 2 0に表示する。表示された非電子記録媒体の表示欄 2 0にはチェック欄 2 1がそれぞれ設けられ、紛失或いは «にあつた非電子記録媒体に付いてチェックを行う。また、表示した非電子記録媒体全てが紛失、盗難にあった場合には全部ボタン 2 2を押す。また表示する非電子記録媒体の数が多いときにはスクロール部 2 3を操作して画面をスク口一ルする。

以上のようにして情報を得たい電子記録媒体を特定したならば O Kボタン 2 4を操作する。これにより管理組織 Aからは「免許証番号 1 2 3 4 0 0 0 0」「〜銀行口座番号 3 3一 1 2 3 4 5 6 7」等の如く、指定された非電子記録媒体の紛失届に対してこれらのデータを記載する。なお預金通帳等、非電子記録媒体の発行組織が、カード発行組織と同じものである非電子記録媒体ではこの預金通帳もロックし、預金通帳の不正使用も防止する。なお、この画面表示は電子記録媒体の紛失、盗難の場合にも当然利用可能であるが、従来方式でカードを使用している場合には一刻も早くカード機能を止める必要があるため、画面表示されたカードを選択して時間を費やすよりも、契約内容データベース 9に登録してある電子記録媒体を一旦全てロックしてしまう方が安全である。また携帯電話等、管理組織 Aとデータ通信を行う端末の電話番号等、端末を特定するコ一ドを管理組織 Aに登録しておけば、この端末を紛失し、或いは盗難に遭った時はこの端末の使用をロックするようにすることも可能である。この場合は、当然のことながら管理組織 Aに対する連絡は公衆電話、バソコン等他の通信手段により行うことになる。産業上の利用可能性

本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み構成されたシステムであって、会員と、会員の電子記録媒体にかかるカード番号、発行組織、パスワード、或いは非電子記録媒体である預金通帳の口座番号、免許証番号等の情報を管理する管理組織と、これらのカードを発行している組織との間に構成される情報伝達システムを基本とし、会員と管理組織、管理組織とカード発行組織との間にはそれぞれ情報伝達手段が設定され、例えば会員がカード等の紛失や盗難にあった時は携帯電話等の端末により管理組織に連絡し、管理組織は各力一ド発行糸且織との間に設定されている情報伝達手段を用いて当該会員の所有するカード発行組織に対してカードロック信号を発信し、盗難或いは紛失した会員のカードをロックするよう構成したカード類及び電子記録媒体のセキュリティーシステムである。

図面の簡単な説明

第図 1は、本発明に係るシステムの構成の概略を示す概念図である。

第図 2は、本発明に係るシステムの構成例を示すプロック図である。

第図 3は、第図 2に示すシステムの作動状態の一例を示すフロー図である。

第図 4は、第図 3に示す作動に後続する作動を示すプ口一図である。

第図 5は、会員 Bの端末画面に対して非電子記録媒体のリストの表示する一例を示す図でめる。

Claims

請求の範囲

1 . 管理組織と、この管理組織にセキュリティーを依頼する会員と、当該会員が有する電子記録媒体を発行する電子記録媒体発行組織との間で構成されるセキュリティーシステムであって、セキュリティーの対象は電磁気的方法、光学的方法等により情報が記録されてレ、る電子記録媒体及び/またはこれら電子記録媒体以外の非電子記録媒体であり、管理組織は会員の電子記録媒体及ぴ Zまたは非電子記録媒体発行組織に対して当該電子記録媒体のロックまたは口ック解除を指示する手段を有し、管理組織は会員の指示により所定の電子記録媒体の口ックまたは口ック解除を当該電子記録媒体の発行組織に対して指示するように構成したことを特徴とする電子記録媒および非電子記録媒体のセキュリティーシステム。

2 . 複数の電子記録媒体発行組織が発行する電子データを一つの電子記録媒体に記憶する共通電子記録媒体を構成し、かつ会員はこの共通電子記録媒体を所持し、管理組織はこの共通電子記録媒体に記録されている複数の電子記録媒体発行組織の発行する個々の電子データを記憶し、管理組織は会員の指示により、当該共通電子記録媒体に記憶された個々の電子記録媒体発行組織に対して当該電子記録媒体発行組織が発行した電子データのロックまたは口ック解除を指示するよう構成したことを特徴とする請求項 1記載の電子記録媒体およぴ非電子記録媒体のセキユリティ一システム。

3 . 管理組織のデータベースには非電子記録媒体の記録事項が記憶され、会員の指示により、免許証番号、銀行口座番号等、非電子記録媒体の記録事項を会員に出力するよう構成したことを特徴とする請求項 1または 2記載の電子記録媒体およぴ非電子記録媒体のセキュリティ一ンステム。

4. 会員に対して所定の電子記録媒体を発行した電子記録媒体発行組織のうち少なくとも一部の電子記録媒体発行組織においては当該電子記録媒体が常時ロックされるよう設定され、会員の指示により管理組織のロック解除信号発信手段を介して、指示された電子記録媒体のロックを解除するよう構成したことを特徴とする請求項 1記載の電子記録媒体および非電子記録媒体のセキユリティーシステム。

5 . 前記口ック解除信号発信後、予め定められた時間経過後に口ック信号発信手段によりロック信号を発信し、当該口ックを解除した電子記録媒体のデータを再度口ックするよう構成したことを特徴とする請求項 4記載の電子記録媒体およぴ非電子記録媒体のセキユリティーシステム。

6 . 管理組織は会員の請求に対応して、自己データベースに記録してある会員の電子記録媒体のデータ及び/または非電子記録媒体のデータを会員の端末に出力する手段を有していることを特徴とする請求項 1乃至 5の何れかに記載の電子記録媒体おょぴ非電子記録媒体のセキュリティーシステム。

7. 管理組織は警察、保険会社等の情報源からセキュリティーに関する情報を入力する手段とし、入力した情報を発信する会員を特定にする手段とを有し、居住地域、通勤路線、年齢、性別等、会員固有の情報に基づき発信先設定手段を介して情報提供先の会員を設定し、当該手段により設定された会員に対してセキュリティーに関する情報を提供するように構成したことを特徴とする請求項 1乃至 6の何れかに記載の電子記録媒体および非電子記録媒体のセキユリティーシステム。

8 . 管理組織は会員が記録している電子記録媒体及び Zまたは非電子記録媒体の情報を会員の端末に画像表示する手段を有し、会員は出力された画像から、特定の電子記録媒体及ぴ Zまたは非電子記録媒体に対して所定の処理を指示するように構成したことを特徴とする請求項 1乃至 7の何れかに記載の電子記録媒体およぴ非電子記録媒体のセキユリティーシステム。