WO2001061194A1

WO2001061194A1 - Compresseur a vis

Info

Publication number: WO2001061194A1
Application number: PCT/JP2001/000511
Authority: WO
Inventors: Kaname Otsuka; Hiroyuki Yoneda
Original assignee: Daikin Industries, Ltd.
Priority date: 2000-02-17
Filing date: 2001-01-26
Publication date: 2001-08-23
Also published as: EP1174621A1; TW487784B; DE60136511D1; US20020136647A1; ES2315293T3; CN1366584A; US6595761B2; EP1174621B1; EP1174621A4; JP2001227486A

Description

明細書スクリユー圧縮機技術分野

この発明は、冷媒等のガスを圧縮するスクリユー圧縮機に関する。背景技術

最近、半閉型スクリュー圧縮機がよく使用されている。この半閉型スクリユー圧縮機は、ケ一シング内にモータ部と圧縮部とを配置し、モータ部のモータの軸と圧縮部のスクリュー軸とを一体化し、冷媒をモータ部を通して圧縮部に吸い込むようにしている。

しかしながら、上記半閉型スクリュー圧縮機では、冷媒がモータ部を通って圧縮部に吸い込まれるので、冷媒がモータによって加熱されて、効率が悪くなるという問題がある。

そこで、図 2に示すような開放型スクリュ一圧縮機ァッセンブリ一が ¾|ίΐされている。この開放型スクリユー圧縮機アッセンブリーは、大塑の架台〗の上にモータ 2とスクリユー圧縮機 3とを搭載して、モータ 2の軸 2 aとスクリユー圧縮機 3の軸 3 aとをカツプリング 5で連結している。

しかしながら、上記開放型スクリユー圧縮機アッセンブリーでは、モータ 2とスクリユー圧縮機 3とが完全に別体であるため、大型の架台 1 とカップリング 5 が必要で、また、モータ 2の軸 2 aとスクリユー圧縮機 3の軸 3 a との芯合わせに工数がかかり、非常にコス卜が高くなるという課題があった。発明の開示

そこで、この発明の課題は、架台およびカップリングが不要で、したがって、芯合わせ不要であって、しかも、ガスがモータによって加熱されないスクリュー圧縮機を提供することにある。

上記課題を解決するため、この発明の第 1のアスペクトによれば、ケーシング内に圧縮部とモータ部とを^置したスクリュー圧縮機において、上記圧縮部のみを通るガス路と、

上記モータ部のロータと圧縮部のスクリユーとが固定された一本の主軸とを備えたことを特徴とするスクリユー圧縮機が提供される。

この発明の第 1アスペクトのスクリュー圧縮機によれば、ケーシング内に圧縮部とモータ部とを配置しているので、ケーシングが架台の役目をして架台が不要になり、また、一本の主軸にモータ部のロータと圧縮部のスクリューとの両方を固定しているので、従来のカップリングが不要になって、芯合わせの工数も不要になる。したがって、このスクリュー圧縮機は安価に製造でき、簡単に据付けることができる。

また、上記ガス通路は、圧縮部のみを通って、モータ部を通らないので、ガスがモータ部のモータによって加熱されることがない。したがって、このスクリュ一圧縮機は圧縮効率が良レ、。

1実施の形態では、上記主軸は、上記モータ部の端部と、上記圧縮部の端部と、上記モータ部と圧縮部との問との 3箇所に設けられた軸受によって 3点支持されている。

上記実施の形態によれば、上記主軸は、上記 3箇所に設けられた軸受で 3点支持されているから、軸受の数が少なくなり、また、組み付けも容易になる。したがって、このスクリュー圧縮機は安価に製造できる。

1実施の形態では、上記ケーシング内に、上記モータ部のモータによって駆動されるファンによつて送られる風が通過するモータ冷却風通路が形成されている。上記実施の形態によれば、上記フアンによつて送られた風がモータ冷却風通路を通って、モータを冷却する。したがって、モータのコイルの温度上昇を防止でさる。

この発明の第 2のアスペクトによれば、内部が、互いに対向する第 1室と第 2 室とに区画されたケーシングと、

上記第 1室内に配置されたスクリユー式の圧縮部と、

上記第 2室内に配置されると共に、上記圧縮部を駆動するモータを有するモータ部と、上記第 1室内に形成されると共に、入口から上記圧縮部のみを経由して出口にガスを流通させるガス通路と、

上記第 2室内に形成されると共に、入口から上記モータ部のみを経由して出口に空気を流通させるモータ冷却風通路と

を備え、

上記ガス通路とモータ冷却風通路とは互いに独立すると共に、

上記モータのロータが固定された主軸は、軸方向に延長された延長部を有し、この延長部に上記圧縮部のスクリユーが固定されていることを特徴とするスクリユー圧縮機が提供される。

この発明の第 2アスペクトのスクリュー圧縮機によれば、ケーシング内に区画して形成された第 1室と第 2室とに、圧縮部とモータ部とを夫々配置しているので、ケーシングが架台の役目をして架台が不要になり、また、一本の主軸にモータ部のロータと圧縮部のスクリユーとの両方を固定しているので、従来の力ップリングが不要になって、芯合わせの工数も不要になる。したがって、このスクリユー圧縮機は安価に製造でき、簡単に据付けることができる。

また、上記ガス通路は、圧縮部のみを通って、モータ部を通らないので、ガスがモータ部のモータによって加熱されることがない。したがって、このスクリュ —圧縮機は圧縮効率が良い。

1実施の形態では、上記モータ冷却風通路の上記入近傍に、上記モータによつて駆動されるファンを設け、このファンによって送られる空気を上記モータ冷却風通路に流通させる。

上記実施の形態によれば、上記ファンによって送られた風がモータ冷却風通路を通って、モータを冷却する。したがって、モータのコイルの温度上昇を防止でさる。

1実施の形態では、上記圧縮部のスクリユーは、シングルスクリユーである。図面の簡単な説明

図 1はこの発明の実施の形態のスクリュ一圧縮機の断面図である。

図 2は従来のスクリユー圧縮機アッセンブリーの正面図である。発明を実施するための最良の形態

以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。

図 1に示すように、このスクリュー圧縮機は、ケーシング 2 0内を仕切り壁 7 0によって、互いに対向する第 1室 7 1と第 2室 7 2とに区画している。この第

1室 7 1内に圧縮部 2 1を、第 2室 7 2内にモータ部 2 2を夫々配置している。上記圧縮部 2 1においては、ケーシング 2 0に一体に形成したシリンダ 2 4内に、主軸 2 5の一端部に固定したスクリュー 2 6を回転自在に嵌合している。上記主軸 2 5の他端部には、モータ部 2 2のモータ 2 3のロータ 2 7を固定している。つまり、上記ロータ 2 7が固定された上記主軸 2 5は、軸方向の延長部を有し、この延長部にスクリュー 2 6が固定されていることになる。上記モータ 2 3のステ一タ 2 8はケーシング 2 0に固定している。

上記主軸 2 5は両端および中央の 3点で支持している。つまり、上記主軸 2 5 のスクリュー 2 6の外端側を転がり軸受 3 1で支持し、上記主軸 2 5のモータ 2 3のロータ 2 7の外端側を転がり軸受 3 2で支持し、上記モータ部 2 2と圧縮部

2 1との間において主軸 2 5を転がり軸受 3 3で支持している。

また、上記ケーシング 2 0の第 1室 7 1には、人口 4 1と出口 4 2を設けると共に、この人口 4 1と出口 4 2を連通するガス通路としての冷媒通路 4 5を設けている。この冷媒通路 4 5は圧縮部 2 1のみを通り、モータ部 2 2を通らなくて、矢印 Gに示すように冷媒ガスを流す。

また、上記主軸 2 5のモータ部 2 2側の端部には、ファン 5 1を固定している。上記ケーシング 2 0の第 2室 7 2には、入口 5 2から出口 5 3に至るモータ冷却風通路 5 4を形成して、上記入口 5 2近傍に位置するファン 5 2によって送られた冷却風が矢印 Wに示すように流れて、モータ 2 3を冷却するようにしている。上記冷媒通路 4 5とモータ冷却風通路 5 4とは互いに独立している。なお、 6 1 はスライドバルブである。

上記構成において、主軸 2 5が回転すると、冷媒ガスは圧縮部 2 1においてシリンダ 2 4とスクリユー 2 6との間で圧縮されて、図 1において冷媒通路 4 5を矢印 Gに示すように流れる。このとき、上記冷媒通路 4 5は、圧縮部 2 1のみを通って、モータ部 2 2を通らないので、冷媒ガスがモータ部 2 2のモータ 2 3によって加熱されることがない。したがって、このスクリュー圧縮機は圧縮効率が良い。

また、上記モータ 2 3によって駆動されるファン 5 1によって送られた風は、矢印 Wに示すように、モータ冷却風通路 5 4を通って、モータ 2 3のロータ 2 7 およびステ一タ 2 8を冷却する。したがって、モータ 2 3のロータ 2 7およびステータ 2 8のコイルの温度上昇を防止できて、信頼性を向上できる。

上記スクリュ一圧縮機は、ケーシング 2 0内に圧縮部 2 1とモータ部 2 2とを配置しているので、ケーシング 2 0自体が架台の役目をするので、架台が不要になる。

また、上記一本の主軸 2 5にモータ 2 3のロータ 2 7と圧縮部 2 ] のスクリュ —2 6との両方を固定しているので、カップリングが不要になって、芯合わせの工数も不要になる。したがって、このスクリュー圧縮機は安価に製造でき、かつ、簡単に据付けることができる。

また、上記主軸 2 5は、両端の転がり軸受 3 1、 3 2と中央の転がり軸受 3 3 との計 3個の転がり軸受によって 3点支持しているので、従来のように 4点支持する場合に比べて、必要とする軸受の数を少なくでき、また、組み付けも容易になる。したがって、このスクリユー圧縮機は安価に製造できる。

上記実施の形態は、シングルスクリュー圧縮機であつたが、この発明はダブルスクリュー圧縮機にも適用できる。ダブルスクリュー圧縮機の場合は 2本の主軸を用いるが、各主軸にモータのロータおよびスクリユーの両方を固定する点は同じである。

また、上記実施の形態では、主軸 2 5に、この主軸 2 5と別体のスクリュー 2 6を固定しているが、スクリューを主軸と一体に形成しても良い。この場合も、本明細書では、スクリューは主軸に固定されているとする。

また、上記実施の形態では、主軸 2 5を転がり軸受 3 1、 3 2、 3 3で支持したが、滑り軸受で支持しても良い。

また、上記実施の形態のスクリュー圧縮機は、冷媒を圧縮するものであるが、この発明のスクリュー圧縮機は、冷媒に限らず、空気、酸素、窒素等のガスの圧縮に使用できる。

以上より明らかなように、この発明のスクリュー圧縮機によれば、ケーシング内に圧縮部とモータ部とを配置しているので、ケーシングが架台の役目をして架台が不要になり、かつ、一本の主軸にモータ部のロータと圧縮部のスクリューとの両方を固定しているので、カップリングが不要になって、芯合わせの工数も不要になる。したがって、このスクリユー圧縮機は安価に製造でき、簡単に据付けることができる。

また、 1実施の形態のスクリュー圧縮機によれば、ガス通路は、圧縮部のみを通って、モータ部を通らないので、ガスがモータ部のモータによって加熱されることがない。したがって、このスクリュー圧縮機は圧縮効率が良い。

また、 1実施の形態のスクリュー圧縮機によれば、主軸は、 3箇所に設けられた軸受で 3点支持しているので、軸受の数が少なくなり、また、組み付けも容易になる。したがって、このスクリュー圧縮機は安価に製造できる。

また、 1実施の形態のスクリュー圧縮機によれば、モータによって駆動されるファンによって送られた風がモータ冷却風通路を通って、モータを冷却するので、モータのロータおよびステータのコイルの温度上昇を防止でき、したがって、モ一タの信頼 '『生を向上できる。

Claims

請求の範囲

1. ケーシング（20) 内に圧縮部（21) とモータ部（22) とを配置したスクリユー圧縮機において、

上記圧縮部（21) のみを通るガス通路（45) と、

上記モータ部（22) のロータ（27) と圧縮部（21) のスクリュー（2 6) とが固定された一本の主軸（2⁵) と

を備えたことを特徴とするスクリユー圧縮機。

2. 請求項 1に記載のスクリュー圧縮機において、上記主軸（25) は、上記モータ部（22) の端部と、上記圧縮部（2 1) の端部と、上記モータ部（2

2) と圧縮部（21) との間との 3箇所に設けられた軸受（32, 31 , 33) によって 3点支持されていることを特徴とするスクリユー圧縮機。

3. 請求項 1に記載のスクリュー圧縮機において、上記ケーシング（20) 内に、上記モータ部（22) のモータ（23) によって駆動されるファン（5 1) によって送られる風が通過するモータ冷却風通路（54) が形成されていることを特徴とするスクリユー圧縮機。

4. 内部が、互いに対向する第 1室（7 1) と第 2室（72) とに区画されたケーシング（20) と、

上記第 1室（71) 内に配置されたスクリュー式の圧縮部（21) と、上記第 2室（72) 内に配置されると共に、上記圧縮部（2 1) を駆動するモ

—タ（23) を有するモータ部（22) と、

上記第 1室（71) 内に形成されると共に、入口（41) から上記圧縮部（2 1) のみを経由して出口（42) にガスを流通させるガス通路（45) と、上記第 2室（72) 内に形成されると共に、入口（52) から上記モータ部 (22) のみを経由して出口（53) に空気を流通させるモータ冷却風通路（5

4) と

を備え、

上記ガス通路（45) とモータ冷却風通路（54) とは互いに独立すると共に、上記モータ（23) のロータ（27) が固定された主軸（25) は、軸方向に延長された延長部を有し、この延長部に上記圧縮部（21) のスクリュー（2 6) が固定されていることを特徴とするスクリュー圧縮機。

5. 請求項 4に記載のスクリユー圧縮機において、上記モータ冷却風通路（5 4) の上記入口（52) 近傍に、上記モータ（23) によって駆動されるファン

(5 1) を設け、このファン（51) によって送られる空気を上記モータ冷却風通路（54) に流通させることを特徴とするスクリュー圧縮機。

6. 請求項 4に記載のスクリユー圧縮機において、上記圧縮部（21) のスクリュー（26) は、シングルスクリューであることを特徴とするスクリュー圧縮機。