WO1996002985A1

WO1996002985A1 - Systeme a acces selectif pour communication radiotelephonique

Info

Publication number: WO1996002985A1
Application number: PCT/JP1995/001411
Authority: WO
Inventors: Azusa Wada; Akihiro Maebara; Ichiro Okajima; Katsumi Kobayashi; Noriko Uchida; Shinji Uebayashi; Narumi Umeda
Original assignee: Ntt Mobile Communications Network Inc.
Priority date: 1994-07-15
Filing date: 1995-07-14
Publication date: 1996-02-01
Also published as: DE69532911T2; US5689503A; EP0720310B1; DE69532911D1; EP0720310A1; EP0720310A4

Description

明害移動通信のランダムアクセス方式技術分野本発明は、例えば、 T D M A移動通信システムの共通アクセスチャンネルにァクセスする際に用いて好適な移動通信のランダムアクセス方式に関する。背景技

T D M A ( Time Division Multiple Access) 方式は、フレーム内で分割された個々のタイムス口ッ卜をそれぞれ通信チヤンネルとして使用する方式であり、デジタル移動通信においては、広く用いられている。この方式では、一般に、単一のスロット（同一番号のスロット： > がチャンネルを構成し、移動局は同一番号のスロッ卜を単位としてアクセスする。

ところで、バケツト通信を行う場合は、複数のタイムスロットを連続して用いることかできればデータ転送効率がよい。例えば、図 1 に示すように、 1 フレーム力、' 3 スロッ卜で構成されている場合に、連続する 2つのタイムスロットを用いてパケッ卜の転送を行えば、格段に高速化が促進される（ほぼ 2倍のスピード）ここて、図 1 < A ) は基地局 B Sか生成する送信のタイムスロット、（： B ) は移動局 1 S - Aのデータ送信タイミングを示している。なお、この図に示すシーケンスは、日本国のデジタル方式自動車電話システム標準規格 R C R S T D - 2 7 Bに規定されるフレームに基づくものであり、移動局のタイムスロッ卜と基地局の送信タイムスロッ卜か所定時間ずらされているなお、説明簡略化のため基地局 B Sの受信のタイムスロッ卜（.移動局の送信タイミングに同期しているスロット ' は図示省略した。また、以下の説明において示す送受信シーケンスも図 1 に示す場合と同様の規格である。さて、図 1 に示す状態では、時刻 t 1 に開始されるフレーム F は全てのタイムスロット T Sが空状態になっている。そして、このフレームの第 1 タイムスロッ卜 T Sの終了部分においては、タイムスロッ卜 T S の空きを示すデータ I d 1 e か送出される。一方、このデータ I d 1 e を受信した移動局 M S - Aは、所定時間ずらしたタイムスロッ卜 T S 内の時刻 t 1 ' においてバケツ卜データ P 1 を送出する：同様に時刻 t 2 に開始される第 2 タイムスロッ卜 T S の終了部分においても、基地局 B S からデータ I d 1 e が送出され、これを受信した移動局 M S - Aでは所定時間ずらした時刻 t 2 ¹ においてバケツトデータ P 2 を送出する。一方、バケツ卜 P l 、 P 2 を受け取った基地局 B S では、時刻 t 3 から始まる第 1 タイムスロット T S でバケツト P 1 の受信に対応する B u s y信号を出力し、時刻 t 4 から始まる第 2 タイムスロット T Sでバケツ卜 P 2 の受信に対応する B u s y 信号を出力する。この結果、他の移動局は B u s y 信号を受信して自局のデータの送出を取りやめ、通信の競合を回避するまた、通信チャンネルを確保することかできた移動局 M S - Aは、自局との交信を示す B u s y 信号を受け取ることにより、基地局 B S との間で回線が成立したことを確認し、次に送信すべきハケット P 3 . P 4 を順次出力する。これらの '、ケット P 3 、 P 4 の受け取りに対応した B u s y 信号は、所定時間ずれている次のフレームの第 1 、第 2 タィムスロット T S において基地局 B S力、ら出力される以後、移動局 M S - Aでは、同様の手順でバケツ卜 P 5 , P 6 を送信する，，

次に、 2 つの移動局からの交信が競合した場合について説明する。まず、図 2 の ■ ( A は基地局 B S か生成するタイムスロットを示し、同図（ B ) 、 ( C；) は各々移動局 I S - A、 M S — B の送信タイミングを示している。

この図における移動局 M S - Aは、図 1 の場合と同様に、 2つの連続するタイムスロッを用いてパケッ卜を送信する要求を持っており、最初のパケット P 1 については図 1 の場合と同じタイミングで基地局 B S に受信されているこの図の場合、移動局 M S - Aがバケツ卜 P 2 を送信する時刻 t 2 · において、移動局 λ'1 S - B が同時に送信要求を発生しており、基地局 B S は移動局 M S Β からの送信信号を受信した後、時刻 t 4 から始まるスロッ卜 T S の最後の部分において、移動局 \1 S - B と回線が成立したことを示す B u s y 信号を発生するこの結果、移動局 M S — Aは、パケッ卜 P 2 が受信されなかったことを知り、既に回線が確保されている第 1 タイムスロッ卜を用いて再度の送信を行う。すなわち、時刻 t 4 から始まるタイムスロット T Sの最終部分において、自局の回線不成立を示す B u s y信号を受け、時刻 t 4 · において、パケット P 2 の再送信を行う。そして、バケツト P 2 に対応する B u s y信号は、時刻 t 5 から始まるフレーム F の第 1 タイムスロッ卜 T S において、基地局 B Sから出力される。

一方、移動局 M S - B は、自局の回線成立を示す B u s y信号を時刻 t 4 から始まるタイムスロッ卜 T Sの最終部分で受け、所定時間ずらした時刻 t 4 · ' の時点で次のパケット P 2 ' を送出する。そして、パケット P 2 ' を受信した基地局 B S は、時刻 t 5 から始まるフレームの第 2 タイムスロッ卜 T S において B u s y 信号を出力する。以上のようにして、基地局 B S の受信フレーム（図示略）の第 1 タイムスロッ卜は移動局 M S — Aが使用し、また、第 2 タイムスロッ卜は移動局 M S - Bが使用する。ここで、図 2 の（ B ) に示す転送状態から明らかなように、移動局 M S — Aは、 2つの連続するタイムスロットを用いてバケツ卜を送ろうとしたにもかかわらず、図 2 に示す状態においては、結局、 1 つのタイムスロッ卜しか使用することができず、所期の転送速度が達成されていない。このように従来のランダムアクセス方式においては、転送時間を短縮すべく 2 以上のタイムスロッ卜を用いようとしても、競合する移動局がある場合には、先頭バッ卜以降のバケツ卜においても衝突の可能性が生じ、無線チャンネルの伝送効率を低下させるとともに、使用し得るタイムスロッ卜の数が減少することがあり、伝送速度が保証できないという問題があった。発明の開示この発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、複数のタイムスロットを用いて転送を行う場合に、必要とするタイムスロット数を優先的に確保することができ、これにより、衝突による無線チャンネルの効率低下を防止することが可能であり、転送時間の短縮を図ることができるランダムアクセス方式を提供することを目的としている。上記課題を解決するため、本発明は、基地局が発生する T D M A方式の共通ァクセスチャンネルに対し、第 1 および第 2 の移動局が適宜アクセスを行う移動通信のランダムアクセス方式において、

前言己基地局は、

前記共通アクセスチャンネル内の各タイムスロット毎に「空き」、「使用中」、 —予約中— の各状態を検出してエリアに報知し、前記第 1 の移動局が空き状態のタイムスロット Aにアクセスした際にはその通信を許可するとともに当該タイムスロッ卜 Aを「使用中」とし、かつ、前記第 1 の移動局が継続してタイムス口ッ卜 B を必要とする場合には、そのタイムスロット B を「予約中」とし、前記第 1 の移動局は、

自局について「使用中」および —予約中」となったタイムスロッ卜を認識したときは同じ番号のタイムスロッ卜を使用し、

前記第 2 の移動局は、

アクセスしょうとするタイムスロッ卜か前記第 1 の移動局について「使用中」または —予約中 _ であるときは、「空き」が報知されるまで当該タイムスロッ卜についての信号伝送を待機することを第 1 の特徴とする。

ここに、タイムスロット A とは、空き状態の任意のタイムスロットを指し、タィムスロット B とは、タイムスロッ卜 A以外の任意のタイムスロッ卜を指す„ また、本発明は、基地局が発生する T D M A方式の共通アクセスチャンネルに対し、第】および第 2 の移動局が適宜アクセスを行う移動通信のランダムァクセス'方式において、

前記基地局は、

共通アクセスチャンネル内の各タイムスロッ卜毎に「空き」、 '—使用中」、：— 予約中 _ の各状態を検出してエリアに報知し、前記第 1 の移動局が空き状態の夕ィムスロット Aにアクセスした際にはその通信を許可するとともに当該タイムスロット Aを —使用中 .，とし、かつ、前記第 1 の移動局か継続してタイムスロッ卜 B を必要とする場合には、そのタイムスロッ卜 B を —予約中」とするとともに、このタイムスロット B に前記第 2 の移動局からアクセスがあった場合には、前記第 2 の移動局の転送かそのアクセスに係る時点で終了する場合に限り、当該信号を受け入れ、

前記第 1 の移動局は、

自局について「使用中」および「予約中」となったタイムスロッ卜を認識したときは同じ番号のタイムスロットを使用し、

前記第 2 の移動局は、

アクセスしょうとするタイムスロットが前記第 1 の移動局について「使用中」または —予約中」であるときは、「空き」が報知されるまで当該スロッ卜についての信号伝送を待機する

ことを第 2 の特徴とする。

また、本発明は、基地局が発生する T D M A方式の共通アクセスチャンネルに対し、第 1 および第 2 の移動局が適宜アクセスを行う移動通信のランダムァクセス方式において、

前記基地局は、

共通アクセスチャンネル内の各タイムスロット毎に「空き」、「使用中」、「予約中 _ の各状態を検出してエリアに報知し、前記第 1 の移動局が空き状態の夕ィムス口ットにアクセスした際にはその通信を許可するとともに当該タイムス口ッ卜を —使用中— とし、かつ、当該移動局か継続してタイムスロッ卜を必要とする場合には、そのタイムスロットを予約中とし、かつ、このタイムスロッ卜に前記第 2 の移動局から後発のアクセスがあった場合は、その信号を受け入れて当該タイムスロッ卜を「使用中」とし、

前記第 1 の移動局は、

自局について Γ使用中」および —予約中」となったタイムスロッ卜を認識したときは同じ番号のタイムスロットを使用し、

前記第 2 の移動局は、

アクセスしょうとする番号のタイムスロッ卜が前記第 1 の移動局によって「使用中— または —予約中— であるときは、「空き」が報知されるまで当該タイムスロッ卜についての信号伝送を待機する

ことを第 3 の特徴とする。

また、本発明は、基地局が発生する T D M A方式の共通アクセスチャンネルに対し、移動局が適宜アクセスを行う移動通信のランダムアクセス方式において、前記基地局は、前記移動局に対して 1 フレーム内の複数のタイムスロッ卜を割り当て、

前記移動局は、これら割り当てられた複数のタイムスロッ卜を介して前記基地局との間で通信を行う

ことを第 4 の特徴とする。

上述した特徴により、この発明によれば、複数のタイムスロッ卜を用いて転送を行う場合に、必要とするタイムスロッ卜数を優先的に確保することができ、これにより、転送時間の短縮を図ることができる。図面の簡単な説明図 1 は、従来の通信方式の送受信シーケンスを示す図である。

図 2 は、従来の通信方式において 2つの移動局の信号転送が衝突した場合の送受信シーケンスを示す図である。

図 3 は、この実施例か適用される移動通信システムの概略を示すプロック図である - 図 4 は、この発明の第 1 実施例の通信方式における送受信シーケンスを示す図である

図 5 は、同実施例において、 3 タイムスロッ卜を使用する場合の送受信シーケンスを示す図である

図 6 は、この発明の第 2 実施例の通信方式における送受信シーケンスを示す図である - 図 7 、同実施例で 3 タイムスロットを使用する場合の送受信シーケンスを示す図て'ある

図 8 は、この発明の第 3実施例の通信方式における送受信シーケンスを示す図める？

図 9 は、同実施例の一変形例における送受信シーケンスを示す図である。図 1 0 、同実施例において 3 タイムスロッ卜を用いる場合の送受信シ一ケンスを示す図である。

図 1 1 は、同実施例の他の変形例における送受信シーケンスを示す図である。発明を実施するための最良の形態

⁽ 1 :> 第 1 の実施例

:1 2 タイムスロットを使用する場合

図 3 は、この発明が適用される移動通信システムの概略を示すブロック図であり、移動局 M S - A , M S - Bは周波数 F 1 のキャリア（上り：）を用いて基地局 B Sに対しアクセスする。この場合のアクセスは、図 1 、図 2 に示す場合と同様に、 T D M A方式におけるランダムアクセスである。

また、移動局 M S - Aが瞵接するセルに移動したときは、基地局 B S ' に対し、周波数 F 2のキャリア（上り）を用いてアクセスする。制御局 5 は、基地局 B S , B S ' を制御し、これらの基地局 B S、 B S ' をネットワーク 6 に適宜接続する - 次に、本実施例におけるランダムアクセス方式について図 4 を参照して説明する図 4 においては、基地局 B S は送信の各タイムスロッ卜 T Sの終わりの部分に、 B I R フラグとエコー（. E c h o :) をエリアに報知するようにしている - ここで、 B I R フラグとは、 B u s y、 I d l e および R e s e r v eの 3 種の信号のいずれからなるフラグであり、 B u s y信号と I d 1 e信号は前述した場合（図 1 . 2参照）と同様にタイムスロッ卜の使用中および空きを示す。 R e s e r v e信号は、この発明において新たに導入した信号であり、タイムス口ッかいずれかの移動局によって予約されたことを示す。

さて、時刻 t 1 から始まるタイムスロット T S の最終部分においては I d 1 e 信号か出力され、これを認識した移動局 M S — Aは時刻 t 1 ¹ においてバケツト P 1 を転送する基地局 B Sは、このパケット P 1 を受け取り、時刻 t 4 から始まる第 1 タイムスロッ卜 T Sの最終部分において B u s y信号およびエコーを発信する - また、移動局 M S — Aは、パケット P 1 のヘッダー部において、これから転送するバケツト数を示すデータを送出する。そして、基地局 B Sは、パケット P 1 に読くバケツトが存在することを認識し、次のタイムスロッ卜が空いていれば、移動局 M S - Aのために予約する。この場合は、次のタイムスロッ卜である第 2 タイムスロッ卜を移動局 M S - Aのために予約する。

一方、時刻 t 2 から始まるタイムスロッ卜 T S の最終部分においても I d 1 e 信号が出力されており、図示の場合は、これを認識した移動局 M S - Bが時刻 t 2 ' においてパケット P 1 ' を転送している。基地局 B S は、パケット P が唯一もしくは最終のパケットである場合には、このパケット P 1 ' を受け入れる — そして、時刻 t 2 ' においてパケット P 1 ' を受け入れた後、時刻 t 5 から咍まる第 2 タイムスロッ卜 T S の最終部分において移動局 M S — Aのための R e s e r v e ¾号を発生する

ところで、バケツ卜 P 1 ' が、唯一もしくは最終のパケッ卜であるか否かの情報は、 '、ナット P 1 ' のヘッダー部において転送される。ただし、連続したパケッ卜の最終バケツ卜である場合は、最初のバケツ卜のヘッダー部においてバケツト数を示すデータか転送され、これにより、基地局 B S はパケット P 1 ' が最終バケツトであると知ることができる。

次に、時刻 t 4 で始まるタイムスロッ卜 T S の最終部分においては、移動局 M S - A の通信によって生じた B u s y 信号が発せられ、移動局 M S Aは、この B u s y '言号および自局のエコーを確認し、自局か使用できるチャンネルとして第 1 タイムスロット T S を確保できたことを知る . そして、時刻 t 4 ' において、次：こ送すべき信号、すなわち、バケツ卜 P 2 を転送するこのバケツト P 2 は. &送時時刻 t 4 ' において基地局 B S に受け取られ、また、時刻 t 7 から始まるタイムスロッ卜 T S において基地局 B S 力、ら B u s y 信号か発せられるまた、動局 M S Aは、時刻 t 5 力、ら始まるタイムスロッ卜 T S の最終部分において R e s e r v e 信号を確認し、チャンネルとして第 2 タイムスロッ卜も確保できたことを知る .，この場合、エコーは、移動局 M S — B のものであるか、自局のエコーか確認できた次のタイムスロットにおいて R e s e r v e 信号が発せられた場合は、自局のための予約であると認識するそこで、移動局 M S - A は、次に ¾送すべき信号であるバケツト P 3 を時刻 t 5 ' において転送する基地局 B S 、このバケツ卜 P 3 を受け取った後に、時刻 t 7 で始まる第 1 タイムスロッ卜 T Sの最終部分において B u s y信号を送出する。このようにして、移動局 M S — Aは、各フレームの第 1 、第 2 タイムスロット T S を使用することができ、これにより、 2つのタイムスロッ卜を用いた高速転送を行うことができるこの場合、時刻 t 5 から始まる第 2 タイムスロッ卜において発生される R e s e r \- e 信号によって、他の移動局のアクセスが禁止され、これにより、第 2 タィムスロット T S は、確実に移動局 M S — Aによってアクセスされる。したがつて、移動局 M S - Aは、確実に 2 つのタイムスロットを使用した信号転送を行う二とができ、転送速度が保証される。

次に、時刻 t 1 1 から始まる第 2 タイムスロッ卜 T S においては、基地局 B S は移動局 M S - Aが転送するパケッ卜の数から第 2 タイムスロットで受けるハ°ケット二れが最後であることを認識し、そのスロッ卜の最終部分において I d ] e 信号を発信して他の移動局のアクセスを許可する同様にして、時刻 t 1 3 から始まる第 1 タイムスロッ卜においても、その最終部分において I d 1 e 信号を発信し、他の移動局のアクセスを許可する。

Z 3 タイムスロッ卜を使用する場合

以上は、 2 タイムスロットを使用して信号転送を行う場合であつたが、この実施例においては、 3 タイムスロッ卜を使用することも勿論可能であり、図 7 は、この場合の送受信シーケンスを示す図である

まず、基地局 B S は、受信フレームの第 1 タイムスロットにおいてバケツ卜 P 1 を受け取ると、時刻 t 4 から始まる送信フレームの第 1 タイムスロッ卜の最終 ffi分において B u s y 信号を発信するまた、移動局 M S - Aは、バケツ卜 P 1 のヘッグ一部において、これから転送するパケッ卜数を示すデータを送出するから、基地局 B S は、バケツ卜 P 1 に続くパケッ卜が存在することを認識するこの場合、移動局 M S - Aは、第 1 〜第 3 タイムスロットを用いて転送を行うから、基 ¾局 B S は次の受信タイムスロッ卜である第 2 、第 3 タイムスロッ卜 T S を移動局 M S Aのために R e s e r v e (予約中： > にすることを確認するそして、時刻 t 5 、 t 6 から始まる送信の第 2 、第 3 タイムスロッ卜の最終部分において R e s e r v e 信号を発生し、次のフレームにおける他の移動局からのァクセスを禁止する。

また、図 5 ( C ；) に示すタイミングで、移動局 M S — Bが唯一もしくは最終のパケット P 1 ' を転送する場合は、前述の場合と同様にして、予約中のタイムスロットであってもこのパケット P 1 ' を受け入れる。

次に、移動局 M S - Aは、時刻 t 4 から始まるタイムスロッ卜 T Sの最終部分において自局による B u s y信号を受け取り、また、時刻 t 5 , t 6 から始まるタイムスロット T Sの最終部分においては、 B u s y 信号に続く R e s e r v e 信号を受信する。この結果、移動局 M S — Aは、時刻 t 4 ' , t 5 · ， t 6 ' において、 3 つのパケット P 2 , P 3 , P 4 を連続して転送し、基地局はこれらを受信するとともに、時刻 t 7 , t 8 , t 9 力、ら始まるタイムスロットにおいて Β u s y 信号を発生する以上のようにして、移動局 M S Aは、 3 つのタイムスロットを連続的に使用して、高速転送を行うことができる。

一方、基地局 B S は、時刻 t 9 , t 1 0 , t i l から始まるタイムスロット T S においては、各々第 3 、第 1 、第 2 タイムスロッ卜における最後のバケツ卜であることが判るから、これらのスロッ卜の最終部分において I d 1 e 信号を発生し、次のフレームから他の移動局のアクセスを許可するつ

( 2 、第 2 実施例

次に、この発明の第 2 実施例について説明する„ 第 2 実施例は、基本的には第 1 実施例と同様であるので、その相違点のみ説明するまず、図 6 に示すように、時刻 t 1 力、ら始まる送信タイムスロット T S は、移動局 M S — Aについて予約を示すスロットである前述の第 1 実施例においては、予約されたタイムスロッ卜に移動局 M S - B かアクセスした際には、一定条件の下（バケツ卜 P 1 - が唯一もしくは最終のハケットである場合）、その転送信号を受け入れたしかし、二の第 2 実施例においては、かかる状態であっても転送信号を受け入れず、移動局 VI S - B に再送要求か行われる》

この結果、移動局 . VI S - A については、図 4 に示す場合と同様の信号転送か行われるか、移動局 M S — B については、時刻 t 2 から始まるタイムスロッ卜 T S において出力される I d 】 e 信号を確認してから再転送が開始される„ したかつて、基地局 B S に受信されるのは、この時刻においてであり、この結果、時刻 t 3 から始まる第 2 タイムスロット T S において B u s y信号が発生される。この場合、基地局 B S は、第 1 実施例の場合と同様に、移動局 M S - Bが複数のパケッ卜転送を要求していることを知り、これにより、次の受信タイムスロットを予約し、時刻 t 4 から始まる第 1 タイムスロット T S において R e s e r v e 信号を発生する

以上のよ ό に第 2 実施例においては、予約中としたタイムスロッ卜については移動局 1 S - Βの信号を受け付けず、移動局 M S - Αの通信が終了した後において、初めて移動局 M S - Bの信号を連続的に許可するようにしている。したがつて、移動局 M S - Bの信号転送が途中で途切れることなく、常に、先頭のバケツ卜から最終のバケツトまで連続して行われる。

次に、図 7 は、 3 スロッ卜を用いて転送を行う場合のシーケンスを示している - この場合も、上述の 2 スロッ卜の場合のシーケンスと同様であり、移動局 M S - B か最初にバケツト P 1 ' を発信した時点の基地局 B S の受信タイムスロットでは、このパケット P 1 ' は受け入れられず、時刻 t 1 から始まるタイムスロット T S においては、移動局 M S — Aのための R e s e r v e 信号が発せられる。このため、移動局 M S - B は、時刻 t 2 から始まるタイムスロッ卜 T S において発せられる 1 d 1 e 信号を受けてからパケット転送を開始する。

( 3 ' 第 3 実施例

次に、この発明の第 3 実施例について図 8 を参照して説明する„ この実施例も、基本的には第 1 実施例と同様である力、'、予約中としたタイムスロッ卜に他の移動局からアクセスがあった場合は、予約を解除するとともに、新たにアクセスした移動局の信号を受け入れ、そのタイムスロッ卜について B u s y 信号を発生する点か異なっている

例えば、図 8 (. A ) 〜（： C ：) に示すように、移動局 M S — Aは転送すべきバゲッ卜を複数有しているので、次のタイムスロッ卜 T S は移動局 M S - Aのための予約となるつこの予約したタイムスロッ卜において他の移動局からアクセスがなければ、送信タイムスロッ卜においてそのまま R e s e r v e 信号を発生し、移動局 M S - Aの使用を確保する。この場合のシーケンスは、前述した第 1 実施例と同様である - ただし、予約したタイムスロッ卜において、例えば、移動局 M S - B かアクセスすると、基地局 B S はこれを受け入れ、このタイムスロットに対応する送 ftタイムスロッ卜 T S の最終部分において B u s y信号を発生する。この結果、第 2 タイムスロッ卜については、以後移動局 M S — B が使用し、これにより、移動局 M S — A と M S - B が交互にバケツ卜を転送する状態となる。また、この実施例の場合、基地局 B S は、移動局 M S - B の最終バケツトを受け入れたタイムスロッ卜に対応する送信タイムスロッ卜 T S ( 時刻 t 3 から始まるタイムスロット > の最終部分において I d I e 信号を出力するが、移動局 M S - Aはそれに関わらず、それまでの信号伝送間隔を保持したまま、最後のバケツまで転送を行う。

たたし、図 9 に示すように、移動局 M S - B の最終パケッ卜を受けれたタイムスロッ卜に対応する送信タイムスロッ卜の最後において、 R e s e r v e 信号を送出し、次のフレームの第 2 タイムスロッ卜 T S を移動局 M S - A に優先使用させるようにしてもよい。

以上のように、この実施例においては、予約中としたタイムスロットに他の移動局からアクセスかなければ、第 1 実施例と同様にして最初にアクセスした移動局： VI S - Aを優先し、一方、予約中としたタイムスロッ卜に他の移動局からァクセスかあれば、そのアクセスを受け入れ、両者の通信を交互に行わせる。

したかって、図 8 に示すように、移動局 M S - Aか 2 タイムスロッ卜を用いて信号 fc送を行おうとしている場合において、予約中のタイムスロッ卜に他の移動局かマクセスした場合は、転送速度は従来例（図 i 参照）とあまり差異が生じな '、、 - しかしなから、移動局が 3 タイムス口ッ卜以上を用いて信号転送を行う場合には、最先にアクセスした移動局の方か転送速度においては有利になる

以下にこの点について説明するます、図 1 () に示すように、移動局 M S - A の信号を受け入れた基地局 B S は、時刻 t 1 から始まるタイムスロット T S において B u s y 信号を出力し、さらに、連続する 2 つのタイムスロットを予約中とする一方、移動局 M S A力、'バケツ卜 P 1 を転送した直後に移動局 M S - B が '、ケッ卜 P 1 · を発信すると、このパケット P 〗 ' は基地局 B S に受け入れられる - そして、基地局 B S は、このタイムスロッ卜に対応する送信タイムスロット T S 時刻 t 2 力、ら始まるタイムスロット ' の最終部分において B u s y 信号を出力する

この結果、移動局 M S — Aは時刻 t 2、 t 3 から始まるタイムスロッ卜 T S の最終部分において、 B u s y信号および R e s e r v e 信号を各々確認する。この結果、移動局 M S — Aは時刻 t 2 ' ， t 3 " において、次のパケット P 2， P 3 を各々転送する一方、移動局 M S — B は時刻 t 2 から始まるタイムスロッ卜の最終部分において、 B u s y信号と自局のエコーを受信し、これにより、第 2 タイムスロットを確保したことを確認し、時刻 t 2 ' ' において次のバケツ卜 P 2 - を転送する

以上の結果、移動局 M S - Aは第 1 、第 3 タイムスロッ卜を使用し、移動局 M S - B は第 2 タイムスロットを使用して信号の転送を行う。したがって、移動局 M S - Aの方が移動局 M S - B に対して 2 倍の転送速度となる。

( 4 変形例

本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。

I 上述した実施例においては、エコーを受信することにより、 B u s y信号が自局の通 ftによるものか否かを判定するようにしたが、この判定をエコー以外の ft号を用いて行うようにしてもよい。すなわち、自局を識別し得るコード等を用いてその判定を行うようにしてもよい

.2 上述した実施例においては、使用するタイムスロット数が 2 または 3 の場合を例にとったが、この発明の適用はこれに限られず、他の任意のスロッ卜数を用いることもできる

3 ランダムアクセス方式においては、移動局の送信要求が許可されなかった場台、該移動局は再び送信要求を出力することになる。その際、最初に送信要求を行ったチャンネルに対して繰り返し送信要求を出力する方式と、空きチャンネルを積極的にサーチして該空きチヤンネルにおいて送信要求を出力する方式とが考えられる上記実施例にあっては前者の方式が採用されたが、後者の方式を採用してもよい

なお、前者の方式は 1 回の通信におけるデータ量が少ない場合は待ち時間が比較的少ないため好適である。一方、後者の方式にあっては、シンセサイザの周波数切換等の処理が必要になるため、サーチにある程度の時間が必要になる。しかし、 1 回の通信におけるデータ量が多い場合には、サーチに要する時間は前者の方式の待ち時間よりも少なくなる。従って、何れの方式を採用するかは、 1 回あたりの平均通信時間によって決定するとよい。

.上記実施例のように最初に送信要求を行ったチャンネルに対して操り返し送信要求を出力する方式にあっては、ランダム遅延方式を採用してもよい。すなわち、送信要求が拒否された後に再び送信要求が出力されるまでの時間を各移動局毎にばらっかせることにより、 1 つの空きチャンネルに多数の送信要求が集中することを防止できる。

¾また、 1 つの移動局に複数スロッ卜を割当てる方式は上記実施例に限定されるものではなく、他の種々の方式を用いることができるその一例を図 1 1 を参照し説明する。

本変形例の方式においては、スロットの空塞情報は移動局 M S - A , M S - B には通知されない。移動局 M S — A , M S — B にあっては、送信すべきデータが発生すると、送信できるタイミングで、該データが基地局 B S に送信される。その際、 1 フレーム内で複数のスロッ卜が使用される .. 本方式にあっては、基地局 B S によって空きチャンネルの管理が行われないため、移動局 M S — A , M S - B の送信データはしばしば衝突することになる - 衝突が発生した場合の動作は、基地局 B S における受信電界レベルによって異なる .. すなわち、移動局 M S - A . S - B のうち一方の受信電界レベルか他方よりも相当高い場合は、高い方のデータか基地局 B S に受信されることになる

一方、両受信電界レベルの差が小さい場合は、両データとも受信されないことになる . なお、基地局 B Sが何れかの移動局からデータを受信した場合、該デー夕を受信した旨の応答を該移動局に応答すると好適である

また、上述した実施例においては、移動局 M S - A , M S — B は、送信しようとするュニッ卜数（ペケット数 ' を基地局 B S に送信する必要があったしかし、移動局 M S - A , M S — B は最後のタイムスロットの直前のフレームにおいて、最終のュニッ卜か転送されることを示す最終ュニッ卜予告信号を転送し、基地局 B S は該最終ュニッ卜予告信号を取った際は、当該最終ュニッ卜を受け取つたタイムスロッ卜を「空き」に設定してもよい。これにより、総ュニッ卜数が不明の場合であっても、データ送信を開始することができる。

Claims

請求の範囲

1 . 基地局が発生する T D M A方式の共通アクセスチャンネルに対し、第 1 および第 2 の移動局が適宜アクセスを行う移動通信のランダムアクセス方式において前記基地局は、

前記共通アクセスチャンネル内の各タイムスロッ卜毎に「空き」、「使用中」、 —予約中„ の各状態を検出してエリアに報知し、前記第 1 の移動局が空き状態のタイムスロット Aにアクセスした際にはその通信を許可するとともに当該タイムスロット Aを「使用中」とし、かつ、前記第 1 の移動局が継続してタイムス口ット B を必要とする場合には、そのタイムスロット B を「予約中」とし、前記第 1 の移動局は、

自局について「使用中」および「予約中— となったタイムスロットを認識したときは同じ番号のタイムスロットを使用し、

前記第 2 の移動局は、

アクセスしょうとするタイムスロッ卜か前記第 i の移動局について —使用中」また —予約中— であるときは、 —空き - か報知されるまで当該タイムスロットについての信号伝送を待機する

ことを持徴とする移動通信のランダムアクセス方式。

2 . 基地局か発生する T D M A方式の共通アクセスチャンネルに対し、第 1 および第 2 の移動局が適宜アクセスを行う移動通信のランダムアクセス方式において前記基 ¾局は、

共 aアクセスチャンネル内の各タイムスロット毎に「空き - 、「使用中 - 、 ' 予約中 . の各状態を検出してエリアに報知し、前記第 1 の移動局か空き状態の夕ィムスロット Aにアクセスした際にはその通信を許可するとともに当該タイムスロッ ^l、 Aを —使用中とし、かつ、前記第 1 の移動局が継続してタイムスロッ卜 B を必要とする場合には、そのタイムスロッ卜 B を「予約中」とするとともに、このタイムスロッ卜 B に前記第 2 の移動局からアクセスがあった場合には、前記第 2 の移動局の転送がそのアクセスに係る時点で終了する場合に限り、当該信号を受け入れ、

前記第 1 の移動局は、

自局について —使用中」および「予約中」となったタイムスロッ卜を認識したときは同じ番号のタイムスロットを使用し、

前記第 2 の移動局は、

アクセスしょうとするタイムスロットが前記第 1 の移動局について「使用中」または —予約中— であるときは、「空き」が報知されるまで当該スロットについての信号伝送を待機する

二とを特徴とする移動通信のランダムアクセス方式。

3 . 基地局が発生する T D M A方式の共通アクセスチャンネルに対し、第 1 および第 2 の移動局か適宜アクセスを行う移動通信のランダムアクセス方式において前記基地局は、

共通アクセスチャンネル内の各タイムスロッ卜毎に「空き」、「使用中」、「予約中の各状態を検出してエリアに報知し、前記第 1 の移動局が空き状態の夕ィムス口ッ卜にアクセスした際にはその通信を許可するとともに当該タイムス口ッ卜を —使用中 - とし、かつ、当該移動局か継続してタイムスロッ卜を必要とする場合に、そのタイムスロットを予約中とし、かつ、このタイムスロッ卜に前記第 2 の移動局から後発のアクセスがあった場合は、その信号を受け入れて当該タイムスロッ卜を —使用中」とし、

前記第 1 の移動局は、

自局について — 使用中„ および —予約中となったタイムスロッ卜を認識したときは同じ番号のタイムスロッ卜を使用し、

前記第 2 の移動局は、

アクセスしょうとする番号のタイムスロッ卜が前記第 1 の移動局によって「使用中— または「予約中」であるときは、「空き」が報知されるまで当該タイムスロツ卜についての信号伝送を待機する

ことを特徴とする移動通信のランダムアクセス方式。

4 . 前記第〗および第 2 の移動局が共に前記基地局にアクセスした後、前記第 2 の移動局の信号転送か終了し前記第 1 の移動局の信号転送だけが継続する際には、前記第 2 の移動局の最終ュニッ卜に係るタイムスロットを前記第 1 の移動局についての — 予約— とすることを特徴とする請求項 3 記載の移動通信のランダムァクセス方式

5 . 前記第 1 および第 2 の移動局は、転送する信号を復数のユニットに分解し、それぞれを所定のタイムスロッ卜に割り当てて転送するとともに、最初のュニッレを転送する際にユニット数に対応するデータを併せて転送し、

前記基地局はュニット数に対応するデータを受け取った場合は、最後のュニッ卜を受け入れたタイムスロットを —空き - に設定とすることを特徴とする請求項 1 乃至のいずれ力、に記載のランダムアクセス方式

H . 前記第 1 および第 2 の移動局は、転送する信号を複数のュニッ卜に分解し、それそれを所定のタイムスロッ卜に割り当てて転送するとともに、最終のュニッ ί、か転送されることを示す最終ュニッ卜予告信号をその直前のフレームにおいて転送し、

前記基地局は最終ュニッ卜予告信号を取った際は、当該最終ュニッ卜を受け取つたタイムスロッ卜を — 空き— に設定することを特徴とする請求項 1 乃至 4 のいずれかに記載のランタムアクセス方式- 丁 . 基地局か発生する T D Μ Α方式の共通アクセスチャンネルに対し、移動局が適宜アクセスを行う移動通信のランダムアクセス方式において、

前記基地局は、前記移動局に対して】フレーム内の複数のタイムスロッ卜を割り当て、前記移動局は、これら割り当てられた複数のタイムスロッ卜を介して前記基地局との間で通信を行う

ことを特徴とする移動通信のランダムアクセス方式。