WO1991005294A1 - Method of data loading in numeric controller - Google Patents

Description

明 細 書 数値制御装置のデータ口一ディ ング方法 技 術 分 野

本発明は数値制御装置のデータ口一ディ ング方法に関し、 特に機能のレベルァップ時等にオペレータに負担のかからな い数値制御装置のデータロ ーディ ング方法に関する。 背 景 技 術

自動プロ グラ ミ ング機能を内蔵した数値制御装置 （ C N C ) では、 ワークの材質及び加工の種類別に標準的な加工条 件を定義した材質データを R O Mに記憶している。 このデ一 タは個々の機械に合わせて修正され、 不揮発性メモ リに格納 される。 そして、 電源投入時に不揮発性メ モ リ に格納された 材質データが自動的にワーク R A Mにローデイ ングされ、 プ ログラ ミ ング時には材質を指定するだけでその加工条件が参 照される。

一方、 例えば新しい加工機能が追加される場合のようなシ ステムのレベルアップ時には、 R 0 Mが交換される。

しかし、 不揮発性メモリからロ ーディ ングされる材質デー タには新しい加工に対応した加工条件の項目がないので、 そ の加工を行う場合にはプログラ ミ ング時にオペレータがー々 データを入力しなければならない。 あるいは新しい加工の標 準データを採用しようと して R O Mに格納された材質データ をワーク R A Mへ口 一ディ ングすると、 材質データ全てが標 準データとなってしまい、 他の加工の加工条件を修正しなけ ればならない。 発 明 の 開 示

本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、 機能 のレベルアツプ時等にオペレータに負担のかからない数値制 御装置のデータロ ーディ ング方法を提供することを目的とす o

本発明では上記課題を解決するために、

項目別に設定され、 複数のメモリに格納されているデータ を別の所定のメモリに口一ディ ングする数値制御装置 （C N C ) のデータロ ーディ ング方法において、 第 1のメ モリ に格 納されているデータを前記所定のメモリにローデイ ングし、 第 2のメ モ リ に格納されているデータで前記第 1 のメ モ リ に 格納されていない項目の特定のデータを判別し、 前記第 2の メ モ リからは前記特定のデータのみを前記所定のメモ リ に口 一ディ ングすることを特徴とする数値制御装置のデータ口一 ディ ング方法が提供される。

第 1のメ モ リ （不揮発性メ モ リ） に格納されたデータが優 先的に所定のメ モ リ （ワーク R A M ) にローデイ ングされ、 続けてこれにない項目のデータが第 2のメ モ リ （R O M ) か らロ ーディ ングされる。 個々の機械に適合するように設定さ れた従来のデータがそのまま活かされ、 また標準データを基 にしてオペレータが容易に新しい加工のプログラ ミ ングを行 う ことができる。 図 面 の 簡 単 な 説 明 第 1図は本発明のデータ口一ディ ング方法の説明図、 第 2図は本発明の一実施例のフローチャー ト、

第 3図は本発叨を実施するための数値制御装置の構成を示 したブロ ッ ク図である。 発明を実施するための最良の形態 以下、 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第 1図は本発明のデータ口一ディ ング方法の説明図である ( 図において、 数値制御装置内の不揮発性メモ リ に従来からの 修正材質データ 1が格納されている。 修正材質データ 1 はヮ ―クの材質及び加工の種類別に、 実際の機械の特性に合わせ て加工条件が設定されている。 なお、 本図では説明を簡単に するために材質 1 0 ( F C 2 5 ) のみについての各加工の加 ェ条件を示しており、 以下に述べる標準材質データ （ 2 ) 、 総合材質データ （ 3 ) についても同様である。

修正材質データ 1では、 材質 1 0の加工項目 1 0 1 (ド リ ル加工） に対して送り速度を F 1 1、 主軸回転数を S 1 1 と した加工条件 1 1 1が設定され、 加工項目 1 0 2 (外径荒加 ェ） に対して送り速度を F 1 2、 主軸回転数を S 1 2 と した 加工条件 1 1 2が設定されている。 同様にして、 加工項目 1 0 3 (内径荒加工） 及び加工項目 1 0 4 (ねじ切り） に対し て、 それぞれ加工条件 1 1 3及び 1 1 4が設定されている。 一方、 機能のレベルアツプによって交換された R〇Mには 標準材質データ 2が格納されている。 標準材質データ 2は加 ェ項目 1 0 1、 1 0 4に対してそれぞれ標準の加工 条件 2 1 1、 2 1 4が設定され、 さらに新しい加工 項目 1 0 5 (C軸ドリ ル加工） に対して送り速度を F 5、 主 軸回転数を S 5とした標準の加工条件 2 1 5が設定されてい る o

そして、 電源投入時に修正材質データ 1の各加工条件と、 標準材質データ 2中の修正材質データ 1にない加工項目の加 ェ条件、 すなわち加工条件 2 1 5がワーク R AMに口一ディ ングされ、 総合材質データ 3が生成される。

第 3図は本発明を実施するための数値制御装置のハードウ ェァの概略構成図である。 プロセッサ 1 1は R OM 1 2に格 納されたシステムプ πグラムに従って数値制御装置全体を制 御する。 R〇M 1 2には E P R OMあるいは E E P R OMが 使用される。 RAM I 3には D R AM等が使用され、 各種の データあるいは入出力信号が格納され、 その一部は上記のヮ —ク RAMとして使用される。 不揮発性メモリ 1 4にはバッ テ リバックアップされた CMO Sが使用され、 電源切断後も 保持すべき材質データ、 パラ メ ータ、 工具補正量等が格納さ れている。

グラフィ ック制御回路 1 5はディ ジタル信号を表示用の信 号に変換し、 表示器 1 6に与える。 表示器 1 6は C RTある いは液晶表示装置が使用され、 総合材質データ、 各軸の位置 表示、 パラメ ータ等が表示される。 操作盤 1 7はキーボード 等から構成され、 各種のデータの入力あるいは工作機械 1 9 の操作に使用される。 これらの構成要素はバス 2 0 によって 互いに結合されている。

P M C (プログラマブル · マシン ' コ ン ト ローラ） 1 8 は バス 2 0経由で出力信号を受けて、 出力信号をシーケ ンス · プログラムで処理して、 工作機械 1 9を制御する。 また、 機 械側からの入力信号を受けて、 シーケンス · プログラ厶で処 理を行い、 バス 2 0を経由して、 プロセッサ 1 1 に入力信号 を転送する。

なお、 本図では軸制御回路、 サーボア ンプ、 サーボモータ、 ス ピン ドルアンプ及びス ピン ドルモータ等の構成要素は省略 してある。 また、 プロセッサを複数個にして、 マルチプロセ ッサシステムとすることもできる。

第 2図は上記の数値制御装置の電源投入時における材質デ ータの口一ディ ングのフローチャー トである。 図において、

Sに続く数値はステップ審号を示す。

〔 S 1〕 不揮発性メモリに格納されている修正材質データを ワーク R A Mにローディ ングする。

C S 2〕 R O Mに格納されている標準材質データの加工項目 のうちで、 既にローディ ングされた修正材質データの加工項 目以外の加工項目があるかどうかを判定し、 ある場合には S 3へいき、 ない場合には終了する。

〔 S 3〕 その加工項目の加工条件のみを R O Mからワーク R A Mに口一ディ ングする。

以上説明したように本発明では、 第 1 のメ モ リに格納され たデータを優先的に口一デイ ングし、 続けてこれにない項目 のデータを第 2のメモリからロ ーディ ングするので、 例えば システムのレベルアッ プ時にも機械に合わせて設定された従 来のデータがそのまま活かされ、 同時に新しい加工の標準デ ータも参照でき、 オペレータの負担が軽減される。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 項目別に設定され、 複数のメ モ リ に格納されているデ

—タを別の所定のメモ リ に口一ディ ングする数値制御装置

( C N C ) のデータ ローデイ ング方法において、

第 1のメ モ リに格納されているデータを前記所定のメ モリ に口一ディ ングし、

第 2のメ モ リに格納されているデータで前記第 1 のメ モ リ に格納されていない項目の特定のデータを判別し、

前記第 2のメモ リからは前記特定のデータのみを前記所定 のメモリにローデイ ングすることを特徴とする数値制御装置 のデータロ ーディ ング方法。

2 . 前記データはヮ一クの材質及び加工の種類別に加工条 件を設定したデータであることを特徴とする特許請求の範囲 第 1項記載の数値制御装置のデータ口一ディ ング方法。

3 . 前記第 1 のメモ リ は不揮発性メモ リで構成されること を特徴とする特許請求の範囲第 1項記載の数値制御装置のデ 一タローディ ング方法。

4 . 前記第 2のメ モ リ は R O Mで構成されることを特徴と する特許請求の範囲第 1項記載の数値制御装置のデータ D — ディ ング方法。

5 . 前記各処理は電源投入時に自動的に行われることを特 徴とする特許請求の範囲第 1項記載の数値制御装置のデータ 口一ディ ング方法。