WO1989009727A1 - Film stretching and wind-wrapping apparatus - Google Patents

Description

明 細 書

フ ィ ルム延伸巻付け包装装置

技術分野

本発明は複数個の荷物に、 フ ィ ルムロールからのプラ スチ ッ ク フ ィ ルムを延伸させながら巻付けて包装する包装装置に関するも のである。

背景技術

ケース包装即ち箱詰めは、 多量の単一製品を輪送する上で通常 行われている方法である。 多数の単一製品は通常段ボール箱内に 積み重ねる力、、 又ク ラ フ トペーパーで包装され、 該ク ラ フ トぺー パーの端部を糊付けしたり、 テープでとめる。 このような製品の 別の輪送方法と して、 延伸可能なフィ ルムを製品の回りに延仲状 態で巻きつけて該フィル厶を収縮させることによって一体化した 包装物を形成する方法があり、 これは、 例えば特開昭 5 9 - 5 2 0 8 7号公報に示される 「包装方法およびその装置」 である。 即 ちモータ一等によって駆動回転される支持合上面に荷物を複数個 積み、 上記支持台に隣接するフ ィ ルム供給装置に口ール状に巻か れた延伸性ブラスチッ クフ ィ ルムを取付け、 上記支持台上の荷物 に上記延伸性ブラスチッ クフ ィ ルムの始端を固定し、 支持台を回 転させると共に、 支持台の回転速度より遅い速度で上記延伸性プ ラ スチッ クフ ィルムを送り出し、 延伸させ乍ら前記荷物の積み重 ねに巻付ける方法及び装置である。

しかし乍ら、 この方法は荷物を載せた支持台を駆動回転させな ければならず大きな出力のモーターが必要となる。 又荷物によつ ては遠心力によって荷崩れが生じる為に、 上からこれを押さえる 為のプレー トが必要となり、 装置自休が大型、 或いは複雑化する 等の問題がある。 そこで固定の門型フ レームを設け、 その上部よ り荷物の外周を周回する旋回アームを吊設した構成の包装装置が 開発されたが、 装置自体が上方に高くなり、 それを収納する建屋 が高くなり、 重量及び装置自体が大型化となる為に着想段階で、 実用化されていないのが現状である。

発明の開示

本発明は、 積まれた荷物を回転させることなく延伸プラ スチッ クで荷物を包装する軽量及びコ ンパク ト化された包装装置を提供 することを目的とするものである。

本発明の目的は、 固定ベースと、 この固定ベースに固着され、 上端に荷物載置部が設けられるようになった中空状の垂直固定軸 と、 該固定軸のまわりに回転自在に設けられ、 先端に垂直支持ポ ス トを備えた回転フ レームと、 前記支持ポス ト に設けられ、 前記 荷物に巻付けるべき延伸可能なプラスチックフィルムを延伸させ るためのフ イ ルム延伸ローラ装置と、 荷物に延伸したフ ィ ルムを 巻付けるため、 前記回転フ レームを前記垂直固定軸の軸線を中心 に回転させるための装置と、 からなる包装装置を提供することに よって達成される。 - 本発明による包装装置は好ましく はフ ィ ルム延伸ローラ装置を 支持ボス に沿って垂直方向に往復動させるための装置を包含す る。 前記往復動装置は、 前記回転フ レームの先端部に設けられた 電動モータのスプロケッ ト車と、 支持ポス トの上端に回転自在に 支承されたスプロケッ ト車と、 これらスプロケッ ト車間に掛け渡 された無端チ ュ ー ンと、 からなり、 前記フ ィ ルム延伸ロ ーラ装置 はキャ リ エツ ジに設けられ、 該キャ リエツ ジは前記無端チヱ 一 ン に連結されて無端チェーンの走行で支持ボス トに沿って垂直方向 に移動される。

前記回転フ レームを固定軸の軸線を中心に回転させるための装 置は、 固定軸のまわりに位置し、 回転フ レームの基部に固定され た歯車と、 ベース に装着されたモータによって回転駆動され 記 歯車と嚙み合ったピニ才ン歯車とを含む。 中空状の垂直固定軸に は電気的に絶縁されたス リ ップリ ングが固着され、 前記ス リ ップ リ ングに電気的に接触した電気端子が匝転フレームに設けられ、 電気端子の 1つは回転フ レーム上の ή¾·記電動モータに電気的に接 続されている。

図面の簡単な説明

第 1図は積まれた荷物を包装している状態で示す本発明による 包装装置の斜視図、

第 2図は本発明による包装装置の平面図、

第 3図は木発明による包装装置の一部切欠側面図、

第 4図は第 3図の装置の要部平面図、

第 5図は本発明装置の支持ポス ト部に組込まれたフ ィ ルム延伸 ローラ装置の垂直方向往復動装置の概略図、

第 6図は本発明装置の給電機構の一例を示す概略断面図である _c 以下本発叨に係る包装装置を、 その実施例を示す図面を参酌し 乍ら詳述する。

第 1 図乃至第 4図を参照すると、 本発明による包装装置は、 固 定フ レーム （ 1 ) 、 （ 1 ) と、 これらフ レーム間に固定された支 持フ レーム （ 3 ) とを含む固定ベースを有し、 垂直固定軸 （ 2 ) が支持フ レーム （ 3 ) に固着されている。 同固定軸 （ 2 ) は内部 が中空状とされ、 上端には荷物 （ c ) が積まれたパレ ツ ト （ a ) を載置するテーブル Tが設置される。 上記固定軸 （ 2 ) には回申.云 フ レー ム （ 4 ) が固定軸のまわりに設けられたベ ア リ ン グ部材 ( ) を介して回動自在に装着され、 回 ^フ レームを回転させる 装置は上記支持フ レーム （ 3 ) に固着されたモーター （ 6' ) を する。 歯車 （ 7 ) が上記回転フ レーム （ 4 ) の基部下面に固定さ れ、 かつ上記電動モーター （ 6 ) によって駆動回転される駆動歯 車 （ 8 ) と嚙み合う。 而して上記モーター （ 6 ) の駆動回転によ つて、 それと連動される駆動歯車 （ 8 ) が回転し、 更にそれと歯 合される歯車 （ 7 ) を介して回転フ レーム （ 4 ) が上記固定軸 ( 2 ) の軸線を中心として旋回する。

上-記回転フ レーム （ 4 ) の先端部には、 支持ポス ト部 （ 9 ) を 立設し、 モータ一 （ 6 ' ) が回転フ レーム （ 4 ) の先端部内に装 着されている。 該モーター （ 6 ' ) の回転軸 （ 1 0 ) はこれに固 着されたスプロケッ ト車 （ 1 1 ) を有し、 上記支持ボス ト部 ( 9 ) の上端部にはスプロケッ ト車 （ 1 1 ' ) が回転自在に装着されて いる。 スプロケッ ト車 （ 1 1 ) 、 （ 1 1 ' ) P曰¹]には無端チヱーン ( 1 2 ) が掛け渡され、 モータ （ 6 ' ) の回転でチヱー ンはスプ ロケッ ト ΙΪΡΒで走行する。 フ イ ルムロールスタ ン ド （ f ) および フ ィ ルム延伸ローラ装置 （ g ) を備えたキヤ リ エツ ジ （ 1 3 ) が 支持 ス ト （ 9 ) の一対の対向した C形ガイ ド部材 （ 1 3 a ) に 係合するローラ （ 1 4 ) を備え、 かつチエーン （ 1 2 ) に連結さ れている （第 5図参照） 。 而してチュー ン （ 1 2 ) の回動により、 キヤ リ エッ ジ （ 1 3 ) を支持ポス ト （ 9 ) に沿って垂直方向に往 復遝動させることができる。

なお上述の 2つのモーター （ 6 ) 、 （ 6 ' ) は、 電気、 空気、 汕圧のいずれで駆動されるものでもよいが、 通常は電動モータ一 とする。

次に、 上記電動モーター ( 6 , ) の給霜機構として、 第 6図に 示す様に、 固定軸 ( 2 ) の外周壁にはス リ ップリ ング （ 1 5 ) が 電気絶緣的に固定され、 電気ケーブルが固定軸 （ 2 ) の中空部か らこれを通して外部に引出されてこのス リ ップリ ング （ 1 5 ) に

新たな用紙 接続されている。 固定軸 （ 2 ) のまわりの回 ^フ レーム ( 4 ) の 基部には、 ス リ ッ プ リ ング （ 1 5 ) に電気的に接触する電気端子 又はブラ シ （ 1 6 ) が装着され、 電気端子 （ 1 6 ) の 1つはモー ター （ 6 ' ) に給電を行うようにこれに電気接続される。

キ ヤ リ エッ ジ （ 1 3 ) に取付けられたフ ィ ルムロール （ b ) の 延伸性フ ィ ルムの端を、 固定軸 （ 2 ) 上のテーブル端に載置され るパレツ ト （ a ) 上の荷物に巻付けるに先立って把持するための チャ ック機構 （図示せず） 或いは包装した後にフ ィ ルムを切断す る為の回転フ レーム上の切断機構 （ d ) 等に対するエネルギ供絵 も上記した機構によって行う ものとする。

以上の構成より成る本発明装置では、 第 1図および第 2図に示 す様に、 ベルト コ ンベア一等の移送機構によつて、 パレ ッ ト （ a ) 上に積まれた荷物 （ c ) は、 固定軸 （ 2 ) 上のテーブルに載置さ れる。 次にキャ リ エッ ジ （ 1 3 ) のス タ ン ド （ f ) で支持された フ ィ ルムロ ール （ b ) からフ ィ ルム延伸ロー ラ装置 （ g ) を通し て引出された延伸性フ ィ ルム （ e ) の始端を、 上記荷物 （ c ) に 引き込んで固定し、 或はチ ャ ッ ク機構 （図示せず） で把持する。 回転フ レーム （ 4 ) を電動モーター （ 6 ) によって駆動回^させ ると、 第 1 図および第 2図に示す様に、 支持ボス ト （ 9 ) 、 それ 故に上記キャ リエッ ジ （ 1 3 ) 上のフ イ ルム ロ ール （ b ) および 延伸ロ ーラ装置 （ g ) は、 荷物 （ c ) を中心と して周回し、 荷物 ( c ) にフ ィ ルム ( e ) を延伸状態で巻付ける。 その際上記キヤ リ エッ ジ （ 1 3 ) は、 モータ一 （ 6 ' ) によって駆動されるチヱ ー ン （ 1 2 ) によってポス ト （ 9 ) に沿って垂直方向に往復動し、 而して、 上記荷物 （ c ) の上下全側面がフ ィ ルム （ e ) で巻付け られることになる。 包装したフ ィ ルム （ e ) を回 フ レーム （ 4 ) 上の切断装置 （ d ) で切断し、 包装作業が終了する。 以上述べて来た如く本発明装置によれば、 荷物を回転させるも のではなく、 支持荷物のまわりに支持ポス ト部を回転させて、 こ れで保持されたフイ ルム口ールから延伸口ーラ装置を通して引出 された延伸性フィルムを荷物に巻付ける為に、 荷物の重量の大小 に関係無く、 都合良く包装作業を行うことができる。 従って、 本 装置は、 従来の様に荷物を回転させる機構と比較して非常に省ェ ネルギ的である。 又本発明による装置は、 それを駆動せしめる為 の電気等のエネルギを中空状の固定軸内に配する送電線等のエネ ルギ供給手段で行っている為に、 包装装置自体の軽量、 コ ンパク ト化が可能となり、 現場等への運搬、 例えば 2 to n トラ ック等に よる運搬が可能となると共に、 荷物自体は回転しないので、 それ に遠心力が働く という事はない為に、 どの様な荷物であっても、 従来の様にそれを上から押さえるプレー トは必要で無く、 更に回 転による荷崩れ等の支障無く、 広範囲に渡っての包装が可能とな る等種々の効果を奏するものである。

Claims

請 求 の 範 囲

1. 固定ベース と、 この固定ベースに固着され、 上端に荷物載置 部が設けられるようになつた中空状の垂直固定軸と、 該固定軸 のまわりに回転自在に設けられ、 先端に垂直支持ボス トを備え た回転フ レームと、 前記支持ポス ト に設けられ、 前記荷物に巻 付けるべき延伸可能なブラスチックフィルムを延伸させるため のフ ィ ルム延伸ローラ装置と、 荷物に延伸したフ ィ ルムを巻付 けるため、 前記回転フ レームを j記垂直固定軸の軸線を中心に 回転させるための装置と、 からなる包装装置。

2. フ ィ ルム延伸 o —ラ装置を支持ボス トに沿つて垂直方向に往 復動させるための装置を更に包含する、 請求の範囲第 1 項によ る包装装置。

3. 前記往復動装置は、 前記回転フ レームの先端都に設けられた 電動モータのスプロケッ ト車と、 支持ポス ト の上端に回転自在 に支承されたスプロケッ ト車と、 これらスプロケッ ト車間に掛 け渡された無端チェー ンと、 からなり、 前記フ ィ ルム延仲ロ ー ラ装置はキャ リ ェ ッ ジに設けられ、 該キャ リ エ ツ ジは前記無端 チヱ一 ンに連結されて無端チヱ一 ンの走行で支持ボス トに沿つ て垂直方向に移動される、 請求の範囲第 2項による包装装置。

4. ή '記回転フ レームを固定軸の軸線を中心に回転させるための 装置は、 固定軸のまわりに位置し、 回転フ レームの基部に固定 された歯車と、 ベースに装着されたモータによって回転駆動さ れ前記歯車と嚙み合ったピニオ ン歯車とを会む、 請求の範 HI 1項に記載の包装装置。

!3. 中空状の垂直固定舢には電気的に絶縁されたス リ ップリ ング が固着され、 前記ス リ ップリ ングに電気的に接触した電気端子 が回転フ レームに設けられ、 電気端子の】 つは回転フ レーム上 の前記電動モータに電気的に接続されている、 請求の範圈第 3 項による包装装置。