WO1985005607A1 - Method of building semisubmersible rig - Google Patents

Description

セ ミ サ ブ リ グの建造方法

' 技術分野

こ の発明は、 海底石油発掘等のため に海上で使用する セ ミ サ ブ リ グの建造方法に関す る 。

背景技術

従来か ら 、 海底石油発掘等のために セ ミ サ プ リ グが海 上で使用 さ れて い る 。 こ の種の セ ミ サ ブ リ グは、 例えば、 ポ ン ツ ー ン上に コ ラ ム デ ッ キ等を上載 さ せた建造物か ら な る。 こ の セ ミ サ ブ リ グは、 ド ッ ク 内 にお いて、 ま ず ポ ン ツ ー ン を建造 し、 該 ポ ン ッ 一 ン 上 に コ ラ ム 、 ブ レ ー ス お よ びデ ッ キ を順次搭載 し 、 該デ ッ キ上に大部分の居住 区等を搭載 し 、 進水さ せた後、 艤装工事を行な い、 建造 さ れて い る 。 と こ ろで、 セ ミ サ ブ リ グの幅員はかな り 大 き く 、 一般の船舶用 の ド ッ ク の幅 よ り も 大き く な る 場合 があ る 。 こ の よ う な場合、 新規に大型 ド ッ ク を建造 し、 こ の大型 ド ッ ク 内で セ ミ サ ブ リ グを建造す る か、 大型海 洋 ド ッ ク を新造 して お いて、 既設 ド ッ ク 内で セ ミ サ プ リ グを二分割 し て建造 し 、 こ の二分割 し て建造 した セ ミ サ ブ リ グを前記大型海洋 ド ッ ク 内で接合一体化さ せて セ ミ サ ブ リ グを建造する か、 既設 ド ッ ク 内で セ ミ サ ブ リ グを 二分割 して建造 し、 こ の二分割 して 建造 した セ ミ サ プ リ グを洋上で、 二隻の半潜水パー ジ に よ ってす く い上げて 、 接合一体化さ せて セ ミ サ ブ リ グを建造する か、 又は 、 既 設 ド ッ ク 内で、 ボ ン ツ ー ン または コ ラ ムを近接さ せた状 態で セ ミ サブ リ グを建造し、 洋上に出渠さ せた後に、 ポ ン ッ 一 ンまたはコ ラ ムを正規位置に移動さ せ、 ブ レー ス 等を継架して セ ミ サブ リ グを完成さ せる等の方法が考え られる 。

しかし、 これ らの方法は £1下の よ う な欠点を有してい る。 すなわち、 新規に大型 ド ッ ク を建造し、 こ の大型 ド ッ ク 内でセ ミ サブ リ グを建造するため には、 莫大な設備 投資が必要となる。 大型海洋 ド ッ ク を新造しておいて、 既設 ド ッ ク 内で セ ミ サブ リ グを二分割 して建造し.、 こ の 二分割して建造した セ ミ サプ リ グを前記大型海洋 ド ッ ク 内で接合一体化さ せて セ ミ サブ リ グを建造するため には、 やは り 莫大な設備投資が必要と なる 。 既設 ド ッ ク 内で セ ミ サブ リ グを二分割して建造し、 こ の二分割 して建造し た セ ミ サブ リ グを洋上で二隻の半潜水バ一 によってす く い上げて、 接合一体化さ せて セ ミ サ ブ リ グを建造する 方法は、 洋上における水中溶接技術、 ある いは二隻の半 潜水パー ジ によってすく い上げて接合する作業等におい て技術的に未解決の問題を抱えている 。 又、 既設 ド ッ ク 内でボ ン ツ ー ン または コ ラ ムを近接さ せた状態で セ ミ サ ブ リ グを建造し、 洋上に出渠さ せた後に、 ポ ン ッ 一ン ま たは コ ラ ムを正規位置に移勤さ せ、 ブ レー ス等を継架し て セ ミ サブ リ ダを完成させる方法では、 必要な関連治具 作業工法、 安全性等について未解決の問題があ る 。 発明の開示

こ の発明は、 大型かつ幅広なセ ミ サブ リ グを、 莫大な 費用をかける こ と な く 、 低廉な設備費で、 短期間に建造 する方法を提供する こ とを 目的とする 。 こ のため、 この 発明に係る セ ミ サブ リ グの建造方法は、 既設 ド ッ ク 内で セ ミ サブ リ グを横方向に 二分割 して建造してか ら夫々を 出渠さ せ、 次いで、 左右舷の ポ ン ッ 一 ン各々 を載置でき る 並列 ト レ ン チ内に前記分割体の夫々を入渠さ せ、 乾渠 し て該前後分割体を接合さ せて セ ミ サブ リ グを完成さ せ てな る も のであ る 。 こ の発明は、 建造する セ ミ サ ブ リ グ を横方向に前後に二分割して能率的な諸設備お よび諸配 置を もつ現有 ド ッ ク 内で建造する ので、 作業工数の節減 が可能と なる と と も にェ期を短縮で き る 。 また、 こ の発 明は、 構築設備費の安価な並列 ト レ ン 内で分割体を接 合さ せる ので、 技術的に難題が皆無と な り 、 リ グ建造原 価の低減および作業安全性の向上等に大幅に貢献で き る 。

図面の簡単な説明

第 1 図は こ の発明に係る並列 ト レ ン チ の一例を示す平 面図、 第 2 図は第 1 図 の ]! 一 Π 矢視断面図、 第 3 図は第 1 図の H — I 矢視断面図、 第 4 図は こ の発明に係る二分 割状態の リ グの一例を示す平面図、 第 5 図は並列 ト レ ン チ内 に おけ る二分割状態の リ グ ©入渠状態を示す平面図、 第 ό 図は完成セ ミ サブ リ グを示す平面図である。

1 … ¾列 ト レ ン テ 、 5 …仮締切 り 扉、 7 ， 8 …現有第 一、 第二 ド ッ ク 、 9 ， 1 0 …前部、 後部分割体、 1 1 -·· 完成セ ミ サブ リ グ。

発明を実施するため の最良の形態 つ ぎに、 この発明の実施に使用する並列 ト レ ン チ 1 の 実施例について説明する。 第 1 図、 第 2 図お よび第 3 図 に お いて 、 海面 2 に接した陸地 3 に セ ミ サ ブ リ グの左右 舷のボ ン ツ ー ン各々 を載置でき、 かつ該 リ グの船長を充 分に収容でき る 長さ をもつ左、 右舷 ト レ ン チ 4 p ， 4 s を並設した並列 ト レ ン チ 1 の前記各 ト レ ン チ の岸壁部に コ ン ク リ ー ト材、 または鋼矢板に よ る取外 しおよび復旧 自在な仮締切り 扉 5 を夫々配設する と と も に 、 前記 ト レ ン チ内の排水を行な う 図示しない排水ポ ン ブおよび該 ト レ ン チ内の湯水を排出する図示しない ゥエ ルボ イ ン ト を 夫々配備さ せ、 さ ら に各 ト レ ン チ の底部を リ グ荷重に耐 え得る コ ン ク リ ー'ト盤木 ό を敷設さ せる と と も に、 前記 m ト レ ン チ間を リ グブ レー ス等の抵触しない程度の高さ に抑制して掘削土量をなるベ く 少な く し、 また各 ト レ ン チ の幅お よび深さ をポ ン ッ 一 ン の所要幅および入出渠時 の喫水に夫々適合さ せてな る も のである。

つ いで、 前述した並列 ト レ ン チ 1 を使用 して、 セ ミ サ ブ リ グの建造方法につ いて説明する と 、 第 4 図、 第 5 図 お よび第 ό 図において、 まず第 4 図に示すよ う に、 現有 ド ッ ク の第一 ド ッ ク 7 および第二 ド ッ ク 8 内の夫々で建 造する セ ミ サブ リ グを癀方向に二分割 した前部分割体 9 お よび後部分割体 1 0 の前後各部を各々建造し、 ついで 前記各部を出渠さ せてか ら 、 第 5 図 に示すよ う に、 該分 割体のいずれかをまずこ の発明に係る並列 ト レ ン チ 1 内 に入渠させ、 つぎに他の分割体をその接合部分を対面さ せて入渠さ せた後に、 仮締切 り 扉 5 に よって仮締め して か ら排水ポ ン プを作動させて乾渠する 。 その後、 第 ό 図 に示すよ う に、 前記前後分割体を接合 し て完成 リ グ 1 1 と し て出渠さ せ る 。

Claims

請求の範囲

既設 ド ッ ク にて セ ミ サ ブ リ グを巾方向に二分割 して.建 造した後、 二分割 した該 セ ミ サ ブ リ グを既設 ド ッ ク と は 別の場所に セ ミ サ プ リ グの ポ ン ッ 一 ン間隔に合せ築造し た平行な一対の ト レ ン チ状 ド ッ ク に入渠さ せで接合する こ と を特徵 と する セ ミ サ プ リ グの建造方法。