JPWO2023139923A5 - - Google Patents
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Claims (18)
- 高強度めっき鋼板とナットがプロジェクション溶接された溶接継手であって、
接合部の最外周部で接合界面上の位置を点A、接合部の最外周部で前記高強度めっき鋼板の板厚中央部の位置を点B、接合部の最内周部で接合界面上の位置を点C、接合部の最内周部で前記高強度めっき鋼板の板厚中央部の位置を点Dとし、
該点Aから接合界面上を接合部中央に向けて50μmまでの範囲、かつ、該点Aから板厚方向に5μmまでの範囲で囲まれた領域を第1の領域とし、
該点Bから接合界面と平行に接合部中央に向けて50μmまでの範囲、かつ、該点Bから板厚方向に5μmまでの範囲で囲まれた領域を第2の領域とし、
該点Cから接合界面上を接合部中央に向けて50μmまでの範囲、かつ、該点Cから板厚方向に5μmまでの範囲で囲まれた領域を第3の領域とし、
該点Dから接合界面と平行に接合部中央に向けて50μmまでの範囲、かつ、該点Dから板厚方向に5μmまでの範囲で囲まれた領域を第4の領域とするとき、
前記第1の領域の固溶Mn量が、前記第2の領域の固溶Mn量に対して40%以下、かつ、前記第3の領域の固溶Mn量が、前記第4の領域の固溶Mn量に対して40%以下であり、
前記高強度めっき鋼板が、質量%で、
C:0.10~0.40%、
Si:0.8~2.5%、
Mn:2.0~4.0%、
P:0.05%以下、
S:0.004%以下、
Al:0.01~1.00%、
N:0.010%以下
を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる成分組成を有し、
前記高強度めっき鋼板のめっき層と母材の間には、下地層としてプレめっき層を有する、プロジェクション溶接継手。 - 前記高強度めっき鋼板の前記成分組成が、さらに、質量%で、
Nb:0.050%以下、
Ti:0.050%以下、
V:0.05%以下、
Cr:1.0%以下、
Mo:0.50%以下、
Cu:0.50%以下、
Ni:0.50%以下、
Sb:0.020%以下、
B:0.010%以下、
Ca:0.0050%以下、
REM:0.0050%以下
から選択される1種または2種以上を含有する、請求項1に記載のプロジェクション溶接継手。 - 前記高強度めっき鋼板の前記めっき層が、溶融亜鉛めっき層または合金化溶融亜鉛めっき層である、請求項1に記載のプロジェクション溶接継手。
- 前記高強度めっき鋼板の前記めっき層が、溶融亜鉛めっき層または合金化溶融亜鉛めっき層である、請求項2に記載のプロジェクション溶接継手。
- 前記高強度めっき鋼板の前記プレめっき層が、片面あたりの付着量を0.5g/m2以上とするFe系電気めっき層である、請求項1に記載のプロジェクション溶接継手。
- 前記高強度めっき鋼板の前記プレめっき層が、片面あたりの付着量を0.5g/m2以上とするFe系電気めっき層である、請求項2に記載のプロジェクション溶接継手。
- 前記高強度めっき鋼板の前記プレめっき層が、片面あたりの付着量を0.5g/m2以上とするFe系電気めっき層である、請求項3に記載のプロジェクション溶接継手。
- 前記高強度めっき鋼板の前記プレめっき層が、片面あたりの付着量を0.5g/m2以上とするFe系電気めっき層である、請求項4に記載のプロジェクション溶接継手。
- 前記高強度めっき鋼板の引張強度が780MPa以上である、請求項1に記載のプロジェクション溶接継手。
- 前記高強度めっき鋼板の引張強度が780MPa以上である、請求項2に記載のプロジェクション溶接継手。
- 前記高強度めっき鋼板の引張強度が780MPa以上である、請求項3に記載のプロジェクション溶接継手。
- 前記高強度めっき鋼板の引張強度が780MPa以上である、請求項4に記載のプロジェクション溶接継手。
- 前記高強度めっき鋼板の引張強度が780MPa以上である、請求項5に記載のプロジェクション溶接継手。
- 前記高強度めっき鋼板の引張強度が780MPa以上である、請求項6に記載のプロジェクション溶接継手。
- 前記高強度めっき鋼板の引張強度が780MPa以上である、請求項7に記載のプロジェクション溶接継手。
- 前記高強度めっき鋼板の引張強度が780MPa以上である、請求項8に記載のプロジェクション溶接継手。
- 請求項1~16のいずれか1項に記載のプロジェクション溶接継手のプロジェクション溶接方法であって、
前記高強度めっき鋼板と前記ナットを、一対の電極で挟み、加圧しながら通電する抵抗溶接により接合する際に、
主通電工程として、該抵抗溶接の平均溶接電流値Iw(kA)および通電時間Tw(s)が式(1)の関係を満たす、プロジェクション溶接方法。
5 ≦ Iw ≦ 2.2/Tw ・・・(1) - 前記主通電工程後に後通電工程を有し、
該後通電工程として、
前記主通電工程後に0.02s以上の冷却時間を設ける冷却過程と、
次いで、前記抵抗溶接の平均溶接電流値Iw2(kA)および通電時間Tw2(s)が式(2)および式(3)の関係を満たす通電過程と、
を有する、請求項17に記載のプロジェクション溶接方法。
0 < Iw2 ≦ 0.5/Tw2 ・・・(2)
Iw2 < Iw ・・・(3)
ここで、式(2)および式(3)に示す、Iwは主通電工程の平均溶接電流値(kA)とし、Iw2は後通電工程の平均溶接電流値(kA)とし、Tw2は後通電工程の通電時間(s)とする。
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