JPWO2023037433A5 - - Google Patents

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JPWO2023037433A5
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前記目的を達成するため請求項1に係る三方弁は、第1のポートと、第1のポートの軸線と直交し、かつ、同軸上に対向して設けられた2つのポート(第2および第3のポート)を有する三方弁であって、各ポートの流路と、流路に個別に連通する各開口が形成された弁室とが形成されたボディと、自軸周りに回動可能となるようボディに支持され、流路の径方向に延在するシャフトと、シャフトに組み付けられた状態で弁室に配置され、シャフトと共に回動する弁体と、第2のポートの流路に連通する開口に設けられた弁体が着座する第1の弁座と、第3のポートの流路に連通する開口に設けられた弁体が着座する第2の弁座と、通電によりシャフトを回転駆動させる駆動部とを備えてなり、弁体は、シャフトの回動軸を通る中心線に対して対称な方向に延出する第1の弁座に着座するシール部材を有する第1のシール部と第2の弁座に着座するシール部材を有する第2のシール部とを備え、ボディの弁室には、弁体がシャフトに組み付けられた状態で組み入れ可能な取付用開口部が設けられるとともに、取付用開口部を封鎖する弁体押えを備え、シャフトと弁体とが弁体押えに組付けられた状態で取付用開口部から挿入して弁室内に組付けられて弁体押えにより取付用開口部を封鎖して組付けるようにし、第1の弁座および第2の弁座は、ボディの内周面に形成される下部弁座と弁体押えに形成される上部弁座とから形成されるようになっており、ボディの取付用開口部に弁体押えを組み付けることにより下部弁座と上部弁座とが当接して弁座として機能するようにしたことを特徴とする。
請求項に係る三方弁は、請求項1または請求項2に記載の三方弁において、弁体の第1のシール部および第2のシール部のシール部材はOリングであり、第1のシール部および第2のシール部のそれぞれの外周部には、Oリングと嵌合しOリングが脱着可能な凹溝が設けられることを特徴とする。
請求項1に係る三方弁では、弁体押えにシール部材を有する第1のシール部と第2の弁座に着座するシール部材を有する第2のシール部とを備えた弁体とシャフトが組付けられた状態でボディの取付用開口部からボディに形成された弁室に組込みできることから、1つの方向から三方弁の組付けができる。そのため、組み付けが容易になり、組付け工数を抑制することができる。また、シール部材は弁体に有しているため、特許文献1のように弁室の開口毎にシートリングやOリングなどを組み込むことがない。これにより、部品点数も削減することができ、部品コストを低減することができる。また、第1の弁座および第2の弁座をボディの内周面に形成される下部弁座と弁体押えに形成される上部弁座とに分割することにより、下部弁座がボディと一体成型できるとともに、上部弁座も弁体押えと一体成型できるため、弁座を加工して形成する必要がない。そのため、製造コストを低減することができる。
請求項に係る三方弁では、シール部材が摩耗した場合、Оリングを交換するだけでメンテナンスが行えることから、容易にメンテナンスをすることができ、かつ、Оリングは汎用のものが利用できることから、部品コストも低減できる。
図6は、ディスク7を示した図であり、(A)は上面図、(B)は正面図、(C)は(A)の上面図のA-A断面図、(D)は正面図を右側から見た側面図である。図6の(B)に示すように、ディスク7は、中心にディスク本体部7aと、ディスク本体部7aの中心線OLに対して対称な方向に延出して形成されОリング17を脱着可能に取り付ける凹溝を備えた第1シール部7bおよびОリング18を脱着可能に取り付ける凹溝を備えた第2シール部7cとから形成されている。ディスク本体部7aには、図6の(A)に示すようにシャフト6のシャフト軸部6gと嵌合し、シャフト軸部6gが図面上下方向にディスク7を貫通するディスク貫通穴7dと、金型成形時に変形を抑止する、ディスク貫通穴7dと同様ディスク7を貫通する肉抜き7eとが形成されている。図6の(D)に示すように、第1シール部7bおよび第2シール部7cの側面は略円形状になっており、第1シール部7bの凹溝の内径は挿入するОリング17が第1弁座20に、第2シール部7cの凹溝の内径は挿入するОリング18が第1弁座21に、それぞれ、着座するような大きさに設定されている。また、第1シール部7bおよび第2シール部7cは、ディスク7が回動して、Оリング17が第1弁座20に、また、Оリング18が第1弁座21に着座する際に、Оリング17およびОリング18が全周に亘って、それぞれ、第1弁座20および第1弁座21に対して均一に当接するように、図6の(B)に示すように、ディスク7の中心線に対して対称に図面上方に向けて広がる逆ハの字に形成されている。

Claims (3)

  1. 第1のポートと、該第1のポートの軸線と直交し、かつ、同軸上に対向して設けられた2つのポート(第2および第3のポート)を有する三方弁であって、
    各ポートの流路と、該流路に個別に連通する各開口が形成された弁室とが形成されたボディと、
    自軸周りに回動可能となるよう前記ボディに支持され、前記流路の径方向に延在するシャフトと、
    前記シャフトに組み付けられた状態で前記弁室に配置され、前記シャフトと共に回動する弁体と、
    前記第2のポートの前記流路に連通する前記開口に設けられた前記弁体が着座する第1の弁座と、
    前記第3のポートの前記流路に連通する前記開口に設けられた前記弁体が着座する第2の弁座と、
    通電により前記シャフトを回転駆動させる駆動部とを備えてなり、
    前記弁体は、前記シャフトの回動軸を通る中心線に対して対称な方向に延出する前記第1の弁座に着座するシール部材を有する第1のシール部と前記第2の弁座に着座するシール部材を有する第2のシール部とを備え、
    前記ボディの前記弁室には、前記弁体が前記シャフトに組み付けられた状態で組み入れ可能な取付用開口部が設けられるとともに、該取付用開口部を封鎖する弁体押えを備え、
    前記シャフトと前記弁体とが前記弁体押えに組付けられた状態で前記取付用開口部から挿入して前記弁室内に組付けられて前記弁体押えにより前記取付用開口部を封鎖して組付けるようにし
    前記第1の弁座および前記第2の弁座は、前記ボディの内周面に形成される下部弁座と前記弁体押えに形成される上部弁座とから形成されるようになっており、前記ボディの前記取付用開口部に前記弁体押えを組み付けることにより前記下部弁座と前記上部弁座とが当接して弁座として機能するようにしたことを特徴とする三方弁。
  2. 前記第1のポートの前記流路に連通する前記開口と前記第2のポートの前記流路に連通する前記開口とが接続する内周面は回動する前記弁体の外周端が移動する円弧に沿って斜面形状に形成されるとともに、前記第1のポートの前記流路に連通する前記開口と前記第3のポートの前記流路に連通する前記開口とが接続する内周面も回動する前記弁体の外周端が移動する円弧に沿って斜面形状に形成され、
    前記第1の弁座は、前記第1のポートの前記流路に連通する前記開口と前記第2のポートの前記流路に連通する前記開口とが接続する前記斜面形状の内周面に前記弁体の前記第1のシール部の外周縁沿って形成され、
    前記第2の弁座は、前記第1のポートの前記流路に連通する前記開口と前記第3のポートの前記流路に連通する前記開口とが接続する前記斜面形状の内周面に前記弁体の前記第2のシール部の外周縁沿って形成されることを特徴とする請求項1に記載の三方弁。
  3. 前記弁体の前記第1のシール部および前記第2のシール部のシール部材はOリングであり、前記第1のシール部および前記第2のシール部のそれぞれの外周部には、前記Oリングと嵌合し前記Oリングが脱着可能な凹溝が設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の三方弁。
JP2023546614A 2021-09-08 2021-09-08 Pending JPWO2023037433A1 (ja)

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