JPWO2023026447A5 - 灌流状態検出方法、灌流状態検出装置及び内視鏡システム - Google Patents

Description

本発明は、被検体内の結石を回収する装置として利用可能な灌流状態検出方法、灌流状態検出装置及び内視鏡システムに関する。

本発明の一態様による灌流状態検出方法は、生体内に挿入された送水管路を経由して液体を供給する送水ポンプを駆動し、生体内に挿入された吸引管路を経由して前記液体を排出する吸引ポンプを駆動し、前記吸引ポンプに対する駆動出力、前記管路に流れる液体の流量及び前記管路における圧力のうちのいずれか２つの値の関係を示す平面において、前記管路の正常時の灌流状態における前記２つの値による前記平面上の座標と、実際に測定された平面上の座標との距離を求め、前記距離が閾値を超えるか否かによって、前記管路の灌流状態の異常を検出し、前記灌流状態の検出結果に基づいて、前記管路内の液体の流れを制御する。

本発明の一態様による灌流状態検出装置は、生体内に挿入され前記生体内に液体を送水する送水管路と、前記送水管路に前記液体を供給する送水ポンプと、前記生体内に挿入され前記生体内から前記液体を吸引する吸引管路と、前記生体内から前記吸引管路を経由して前記液体を排出する吸引ポンプと、前記吸引管路に水撃作用による逆噴射を生じさせるバルブと、プロセッサと、を備え、前記プロセッサは、前記吸引ポンプに対する駆動出力、前記吸引管路に流れる液体の流量及び前記吸引管路における吸引圧力のうちのいずれか２つの値の関係を示す平面において、前記管路の正常時の灌流状態における前記２つの値による前記平面上の座標と、実際に測定された平面上の座標との距離を求め、前記距離が第１の閾値を超えるか否かによって、前記吸引管路の灌流状態の異常を検出し、前記灌流状態の検出結果に基づいて、前記バルブの開閉を制御して前記吸引管路に前記逆噴射を生じさせる。

本発明の一態様による内視鏡システムは、内視鏡と、前記内視鏡の送水管路に液体を流す送水ポンプと、前記内視鏡の吸引管路を経由して前記液体を流す吸引ポンプと、前記吸引管路に設けられ、前記吸引管路に流れる前記液体の流量を計測する流量計と、前記吸引管路に水撃作用による逆噴射を生じさせるためのバルブと、プロセッサと、を備え、前記プロセッサは、前記吸引ポンプに対する駆動出力、前記吸引管路に流れる液体の流量及び前記吸引管路における吸引圧力のうちのいずれか２つの値の関係を示す平面において、前記管路の正常時の灌流状態における前記２つの値による前記平面上の座標と、実際に測定された平面上の座標との距離を求め、前記距離が第１の閾値を超えるか否かによって、前記吸引管路の灌流状態の異常を検出し、前記灌流状態の検出結果に基づいて、前記バルブの開閉を制御して前記吸引管路に前記逆噴射を生じさせる。

Claims (17)

1. 生体内に挿入された送水管路を経由して液体を供給する送水ポンプを駆動し、
   生体内に挿入された吸引管路を経由して前記液体を排出する吸引ポンプを駆動し、
   前記吸引ポンプに対する駆動出力、前記管路に流れる液体の流量及び前記管路における圧力のうちのいずれか２つの値の関係を示す平面において、前記管路の正常時の灌流状態における前記２つの値による前記平面上の座標と、実際に測定された平面上の座標との距離を求め、
   前記距離が閾値を超えるか否かによって、前記管路の灌流状態の異常を検出し、
   前記灌流状態の検出結果に基づいて、前記管路内の液体の流れを制御する
   ことを特徴とする灌流状態検出方法。
2. 前記吸引管路内の液体の流れを制御するために、前記吸引管路に逆噴射を生じさせる
   ことを特徴とする請求項１に記載の灌流状態検出方法。
3. 前記送水管路内の液体の流れを制御するために、前記送水管路に流す液体の量を低下させる
   ことを特徴とする請求項２に記載の灌流状態検出方法。
4. 前記吸引管路に逆噴射を生じさせるために、前記吸引管路に水撃作用を生じさせるためのバルブを開閉制御する
   ことを特徴とする請求項２に記載の灌流状態検出方法。
5. 前記流量に基づいて前記吸引ポンプの駆動出力を制御することにより、前記流量を一定にするフィードバック制御を行う
   ことを特徴とする請求項１に記載の灌流状態検出方法。
6. 前記バルブの閉状態において前記灌流状態が異常であることを示す検出結果が得られると、前記バルブを開状態にする
   ことを特徴とする請求項４に記載の灌流状態検出方法。
7. 前記バルブの開状態において前記灌流状態が異常であることを示す検出結果が得られると、前記バルブを閉状態にする
   ことを特徴とする請求項４に記載の灌流状態検出方法。
8. 前記吸引管路に流れる前記液体の流量を計測し、
   前記灌流状態の検出は、
   前記駆動出力と前記流量との関係を示す駆動出力－流量平面において、前記管路の正常時の灌流状態における前記駆動出力と前記流量とによる前記駆動出力－流量平面上の座標と、実際の前記駆動出力と前記流量とによる前記駆動出力－流量平面上の座標との距離を求め、
   前記距離が第１の閾値を超えるか否かによって、前記灌流状態の異常を判定する手順を含む
   ことを特徴とする請求項１に記載の灌流状態検出方法。
9. 前記吸引管路に流れる前記液体の流量を計測し、
   前記灌流状態の検出は、
   前記圧力と前記流量との関係を示す圧力－流量平面において、前記管路の正常時の灌流状態における前記圧力と前記流量とによる前記圧力－流量平面上の座標と、実際の前記圧力と前記流量とによる前記圧力－流量平面上の座標との距離を求め、
   前記距離が第２の閾値を超えるか否かによって、前記灌流状態の異常を判定する手順を含む
   ことを特徴とする請求項１に記載の灌流状態検出方法。
10. 前記灌流状態の検出は、
    前記吸引管路に流れる前記液体の圧力を計測し、
    前記圧力と前記駆動出力との関係を示す圧力－駆動出力平面において、前記管路の正常時の灌流状態における前記圧力と前記駆動出力とによる前記圧力－駆動出力平面上の座標と、実際の前記圧力と前記駆動出力とによる前記圧力－駆動出力平面上の座標との距離を求め、
    前記距離が第３の閾値を超えるか否かによって、前記灌流状態の異常を判定する手順を含む
    ことを特徴とする請求項１に記載の灌流状態検出方法。
11. 生体内に挿入され前記生体内に液体を送水する送水管路と、
    前記送水管路に前記液体を供給する送水ポンプと、
    前記生体内に挿入され前記生体内から前記液体を吸引する吸引管路と、
    前記生体内から前記吸引管路を経由して前記液体を排出する吸引ポンプと、
    前記吸引管路に水撃作用による逆噴射を生じさせるバルブと、
    プロセッサと、を備え、
    前記プロセッサは、
    前記吸引ポンプに対する駆動出力、前記吸引管路に流れる液体の流量及び前記吸引管路における吸引圧力のうちのいずれか２つの値の関係を示す平面において、前記管路の正常時の灌流状態における前記２つの値による前記平面上の座標と、実際に測定された平面上の座標との距離を求め、
    前記距離が第１の閾値を超えるか否かによって、前記吸引管路の灌流状態の異常を検出し、
    前記灌流状態の検出結果に基づいて、前記バルブの開閉を制御して前記吸引管路に前記逆噴射を生じさせる
    ことを特徴とする灌流状態検出装置。
12. 前記吸引管路は、バイパス部を有し、
    前記バルブは、前記バイパス部の終端に接続されて、前記吸引管路を開放することで前記逆噴射を生じさせる
    ことを特徴とする請求項１１に記載の灌流状態検出装置。
13. 前記吸引管路に設けられ、前記吸引管路に流れる前記液体の流量を計測する流量計を有し、
    前記プロセッサは、
    前記駆動出力と前記流量との関係を示す駆動出力－流量平面において、前記管路の正常時の灌流状態における前記駆動出力と前記流量とによる前記駆動出力－流量平面上の座標と、実際の前記駆動出力と前記流量とによる前記駆動出力－流量平面上の座標との距離を求め、
    前記距離が第１の閾値を超えるか否かによって、前記灌流状態の異常を判定する
    ことを特徴とする請求項１１に記載の灌流状態検出装置。
14. 前記吸引管路に設けられ、前記吸引管路に流れる前記液体の流量を計測する流量計を有し、
    前記プロセッサは、
    前記吸引圧力と前記流量との関係を示す吸引圧力－流量平面において、前記管路の正常時の灌流状態における前記吸引圧力と前記流量とによる前記吸引圧力－流量平面上の座標と、実際の前記吸引圧力と前記流量とによる前記吸引圧力－流量平面上の座標との距離を求め、
    前記距離が第２の閾値を超えるか否かによって、前記灌流状態の異常を判定する
    ことを特徴とする請求項１１に記載の灌流状態検出装置。
15. 前記吸引管路に設けられ、前記吸引管路に流れる前記液体の吸引圧力を計測する圧力計を有し、
    前記プロセッサは、
    前記吸引圧力と前記駆動出力との関係を示す吸引圧力－駆動出力平面において、前記管路の正常時の灌流状態における前記吸引圧力と前記駆動出力とによる前記吸引圧力－駆動出力平面上の座標と、実際の前記吸引圧力と前記駆動出力とによる前記吸引圧力－駆動出力平面上の座標との距離を求め、
    前記距離が第３の閾値を超えるか否かによって、前記灌流状態の異常を判定する
    ことを特徴とする請求項１１に記載の灌流状態検出装置。
16. 前記プロセッサは、
    前記灌流状態に異常が発生したものと判定すると、
    前記送水管路に前記液体を流す前記送水ポンプの駆動出力を低下させる
    ことを特徴とする請求項１１に記載の灌流状態検出装置。
17. 内視鏡と、
    前記内視鏡の送水管路に液体を流す送水ポンプと、
    前記内視鏡の吸引管路を経由して前記液体を流す吸引ポンプと、
    前記吸引管路に設けられ、前記吸引管路に流れる前記液体の流量を計測する流量計と、
    前記吸引管路に水撃作用による逆噴射を生じさせるためのバルブと、
    プロセッサと、を備え、
    前記プロセッサは、
    前記吸引ポンプに対する駆動出力、前記吸引管路に流れる液体の流量及び前記吸引管路における吸引圧力のうちのいずれか２つの値の関係を示す平面において、前記管路の正常時の灌流状態における前記２つの値による前記平面上の座標と、実際に測定された平面上の座標との距離を求め、
    前記距離が第１の閾値を超えるか否かによって、前記吸引管路の灌流状態の異常を検出し、
    前記灌流状態の検出結果に基づいて、前記バルブの開閉を制御して前記吸引管路に前記逆噴射を生じさせる
    ことを特徴とする内視鏡システム。