JPWO2022264734A5 - - Google Patents

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JPWO2022264734A5
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本開示は、受光素子及び回転検出器に関する。
従来、回転検出器又はリニア型の変位検出器において、発光部、受光素子などを含む光学的手段を用いる構成が知られている。例えば、特許文献1に記載された回転検出器においては、分解能を高めるために、光電変換素子とスリットとを組み合わせてインクリメンタルパターン受光部を形成している。
また、特許文献1に記載された検出器においては、スリットの幅をスリットピッチの1/3とし、このような幅を有する二つのスリットをスリットピッチの1/12だけ互いにずらして配置している。これにより、インクリメンタル受光部において得られる信号の歪(正弦波からのずれ)を抑制しようとしている。
日本国特許第5927482号公報
特許文献1に記載された検出器においては、スリットの最大幅が、スリットピッチの5/12となり、スリットピッチの1/4より大きい。このため、検出器において、スリットピッチの1/4に対応する90度の位相差を有する二つの信号を受信する場合に、二つの信号にそれぞれ対応する二つのスリットをスリットピッチの1/4間隔で配置しようとすると二つのスリットが干渉する。このため、二つのスリットをスリットピッチの1/4より大きいピッチ(例えばスリットピッチの5/4のピッチ)で配置せざるを得ない。これに伴い、二つのスリット間に無駄なスペースが発生する。したがって、所定のスペース内に十分な個数のスリットを配置できない場合があり得る。
本開示は、このような問題を解決するためになされたものであり、信号の歪を抑制でき、かつ、無駄なスペースを低減できる受光素子及びそれを備えた回転検出器を提供することを目的とする。
本開示に係る受光素子の一態様は、所定の配列ピッチで所定の配列方向に配列される複数の受光部グループを備える受光素子である。前記複数の受光部グループの各々は、第一受光部と、前記第一受光部に対して前記配列ピッチの1/4だけ前記配列方向にシフトされた位置に配置される第二受光部と、を有する。前記第一受光部は、第一主位相部と、第一副位相部と、を有する。前記第一主位相部は、前記配列方向に前記配列ピッチの1/3の幅を有する。前記第一副位相部は、前記配列方向に前記配列ピッチの1/3の幅を有する。また、前記第一副位相部は、前記第一主位相部に対して前記配列ピッチの1/12だけ前記配列方向にシフトされた位置であって、前記配列方向に対して垂直な垂直方向において前記第一主位相部と隣接する位置に配置される。前記第二受光部は、第二主位相部と、第二副位相部と、を有する。前記第二主位相部は、前記配列方向に前記配列ピッチの1/3の幅を有する。第二副位相部は、前記配列方向に前記配列ピッチの1/3の幅を有する。また、第二副位相部は、前記第二主位相部に対して前記配列ピッチの1/12だけ前記配列方向にシフトされた位置であって、前記垂直方向において前記第二主位相部と隣接する位置に配置される。前記第一受光部は、各々前記配列方向における幅が前記配列ピッチの1/4未満である第一本体部及び第一分離部に分離されている。前記第一本体部と前記第一分離部とは、前記垂直方向に離隔して配置される。前記第二受光部は、各々前記配列方向における幅が前記配列ピッチの1/4未満である第二本体部及び第二分離部に分離されている。前記第二本体部と前記第二分離部とは、前記垂直方向に離隔して配置されている。前記第一本体部と前記第二本体部とは、前記配列方向に配列され、かつ、前記第一本体部と前記第二本体部との隙間は、前記配列ピッチの1/4未満である。前記第一分離部と前記第二分離部とは、前記配列方向に配列され、かつ、前記第一分離部と前記第二分離部との隙間は、前記配列ピッチの1/4未満である。
本開示に係る回転検出器の一態様は、上記受光素子と、光を出射する発光部と、前記受光素子と対向する位置に配置される回転板と、を備え、前記光は、前記回転板を介して前記複数の受光部グループに照射される。
本開示によれば、信号の歪を抑制でき、かつ、無駄なスペースを低減できる受光素子及び回転検出器を実現できる。
図1は、実施の形態1に係る回転検出器を備える電動機の構成を示す断面図である。 図2は、実施の形態1に係る回転検出器が備える回転板の平面図である。 図3は、実施の形態1に係る回転検出器が備える回転板のパターン部の一部を拡大した図である。 図4は、実施の形態1に係る受光素子の平面図である。 図5は、実施の形態1に係る受光素子が備える受光部グループの構成を示す平面図である。 図6は、実施の形態1に係る受光素子が備える第一受光部の第一本体部と第一分離部とを同一の円周上に配置した状態を示す図である。 図7は、実施の形態2に係る受光素子が備える第一受光部の構成を示す平面図である。 図8は、実施の形態3に係る受光素子が備える第一受光部の構成を示す平面図である。 図9は、実施の形態4に係る受光素子が備える第一受光部の構成を示す平面図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本開示を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、他の図と実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る受光素子及び回転検出器について説明する。
[1-1.全体構成]
まず、本実施の形態に係る受光素子及び回転検出器の全体の構成について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る回転検出器10を備える電動機1の構成を示す断面図である。図1においては、電動機1の回転軸線Aを通る断面が示されている。
図1に示されるように、電動機1は、主に、モータフレーム2と、固定子3と、回転子4と、回転軸5と、軸受け7と、回転検出器10と、を備える。
モータフレーム2は、固定子3及び回転子4などを収容する筐体である。固定子3は、モータフレーム2の内面に固定される。回転子4は、固定子3に対して回転可能に、軸受け7を介してモータフレーム2に設けられる。
回転軸5は、棒状部材であり、回転子4の内面に固定され、回転軸線A回りに回転する。回転軸5は、軸受け7を介してモータフレーム2に対して回転可能に固定される。例えば、回転軸5は、電動機1に電力が供給されると、当該電力に基づいて、回転子4とともに回転軸線Aを回転中心として回転する。回転軸5の軸方向の一端部には、回転検出器10が設けられる。回転軸5の軸方向の他端部には、回転軸5の回転によって回転駆動される負荷(図示せず)などが取り付けられる。例えば、回転軸5は、鉄などの磁性体金属によって形成される。
軸受け7は、モータフレーム2に固定され、回転軸5をモータフレーム2に対して回転可能に支持する部材である。図1には、回転軸5の一方の端部付近に軸受け7が配置されているが、回転軸5の他方の端部付近にも軸受けが配置されてもよい。
回転検出器10は、検出対象の回転を検出する。具体的には、回転検出器10は、検出対象の位置(回転位置)、検出対象の回転方向、及び検出対象の回転数などを検出する。本実施の形態では、検出対象は、回転軸5である。つまり、回転検出器10は、回転軸5の位置、回転軸5の回転方向、及び回転軸5の回転数などを検出する。
回転検出器10は、上述したように、回転軸5の一端部に設けられる。回転検出器10は、受光素子20と、発光部14と、回転板40と、を備える。本実施の形態では、回転検出器10は、基板12と、フレーム6と、ボス8と、ボルト9と、ネジ13とをさらに備える。
フレーム6は、回転軸5の軸方向の一端部、及び回転板40などを覆うように、モータフレーム2に取り付けられる筒状部材である。本実施の形態では、フレーム6は、ネジ13によって、基板12とともにモータフレーム2に固定される。
回転板40は、ボス8を介して回転軸5に固定され、回転軸線Aを回転中心として回転する板であり、本体42と、パターン部50と、を有する。本体42は、回転軸線Aに沿った方向を厚さ方向とする板状の形状を有する。また、本体42は、回転軸線Aに沿った方向から見たとき円環状の形状を有する。本体42は、回転軸5の軸線方向の一端部に取り付けられており、回転軸5とともに回転軸線Aを回転中心として回転する。本体42の軸心と回転軸線Aとは一致している。
パターン部50は、発光部14から受光素子20へと伝搬する光の経路(つまり光路)上に配置される光変調部である。本実施の形態では、パターン部50は、本体42の端縁と、回転軸線Aとの間であって、発光部14及び受光素子20と対向する位置に配置される。パターン部50には、回転軸線Aを中心とする円周上に光変調パターンが形成されている。本実施の形態では、パターン部50には、発光部14からの光に対する反射率が高い部分と低い部分とが所定のパターンで形成されている。回転板40は、例えば、ステンレスで形成され、パターン部50の低反射率の部分には、反射率が低い被膜が形成されている。パターン部50の詳細構成については後述する。
ボス8は、回転板40が固定される部材である。本実施の形態では、ボス8の中央部に貫通孔が形成されている。ボス8は、当該貫通孔に挿入されたボルト9によって回転軸5に固定され、回転軸5とともに回転軸線Aを回転中心として回転する。
ボルト9は、ボス8を回転軸5に固定する部材である。本実施の形態では、ボルト9は、六角穴付きボルトである。
基板12は、回転板40と対向する位置に、回転板40から離隔して配置される板状部材である。基板12の回転板40と対向する主面には、受光素子20及び発光部14が配置される。本実施の形態では、基板12は、ネジ13によって、フレーム6を介してモータフレーム2に固定される。
発光部14は、光を出射する光源である。発光部14は、回転板40のパターン部50と対向する位置に配置される。発光部14の構成は、光を出射することができれば特に限定されない。本実施の形態では、発光部14は、発光ダイオードであり、基板12に配置されている。より詳しくは、発光部14は、基板12上に配置された受光素子20に配置されている。発光部14は、受光素子20に含まれてもよい。つまり、受光素子20は、発光部14を備えてもよい。
受光素子20は、発光部14からの光を受光する素子である。発光部14からの光は、回転板40を介して受光素子20に照射される。本実施の形態では、発光部14からの光は、回転板40のパターン部50で反射されて、受光素子20に照射される。受光素子20の詳細構成については後述する。
[1-2.パターン部の構成]
本実施の形態に係る回転検出器10が備える回転板40のパターン部50の詳細構成について図2及び図3を用いて説明する。図2は、本実施の形態に係る回転検出器10が備える回転板40の平面図である。図2は、回転板40の受光素子20と対向する面を回転軸線Aに沿った方向から見た平面図である。図3は、本実施の形態に係る回転検出器10が備える回転板40のパターン部50の一部を拡大した図である。図3は、図2に示される破線枠IIIの内部の拡大図である。
図2及び図3に示されるように、パターン部50は、回転板40の受光素子20と対向する面に配置される。パターン部50は、回転軸線Aを中心とする円周上に配置される。本実施の形態では、パターン部50は、第一パターン部51と、第二パターン部52と、第三パターン部53と、第四パターン部54と、を有する。第一パターン部51、第二パターン部52、第三パターン部53、及び第四パターン部54は、回転板40の端縁側からこの順で配置されている。
図3に示されるように、第一パターン部51は、複数の低反射領域51aを含む。複数の低反射領域51aは、例えば、発光部14からの光に対する反射率が低い被膜で形成される。複数の低反射領域51aは、インクリメンタルパターンを形成する。複数の低反射領域51aは、同一の矩形状(又は扇形)の形状を有し、回転軸線Aを中心とする円周上に等間隔で配列される。複数の低反射領域51aの個数は、特に限定されないが、本実施の形態では、512である。
第二パターン部52は、複数の低反射領域52aを含む。複数の低反射領域52aは、例えば、発光部14からの光に対する反射率が低い被膜で形成される。複数の低反射領域52aは、アブソリュートパターンを形成する。本実施の形態では、複数の低反射領域52aは、回転板40上の回転軸線Aを中心とする円周上にランダムに配置される。受光素子20は、複数の低反射領域52aによって変調された発光部14からの光を受けることで、回転板40の回転軸線Aを中心とする円周方向の絶対位置を特定することができる。
第三パターン部53は、複数の低反射領域53aを含む。複数の低反射領域53aは、例えば、発光部14からの光に対する反射率が低い被膜で形成される。複数の低反射領域53aは、アブソリュートパターンを形成する。本実施の形態では、複数の低反射領域53aは、第二パターン部52の複数の低反射領域52aと同様に、回転板40上の回転軸線Aを中心とする円周上にランダムに配置される。
第四パターン部54は、複数の低反射領域54aを含む。複数の低反射領域54aは、例えば、発光部14からの光に対する反射率が低い被膜で形成される。第四パターン部54は、回転板40の回転数を検出するために用いられる。本実施の形態では、複数の低反射領域54aは、回転板40上の回転軸線Aを中心とする円周方向に延びる円弧状の形状を有する。複数の低反射領域54aの各々は、中心角が180度の円弧状の形状を有する。複数の低反射領域54aの個数は、特に限定されないが、本実施の形態では、互いに半径の異なる円弧状の形状を有する4個の低反射領域54aを有する。4個の低反射領域54aは、回転軸線Aを中心として、90度ずつ異なる位置に配置されている。
[1-3.受光素子の構成]
受光素子20の構成について、図4を用いて説明する。図4は、本実施の形態に係る受光素子20の平面図である。図4は、受光素子20の回転板40と対向する面を回転軸線Aに沿った方向から見た平面図である。
受光素子20は、各々が光を検出する領域である複数の受光部を有する素子である。受光素子20は、例えば半導体層を有する板状素子である。受光素子20の複数の受光部の各々は、例えば、半導体層に不純物を添加することで形成される。受光素子20は、インクリメント検出部21を備える。本実施の形態では、受光素子20は、さらに、第一アブソリュート検出部23と、第二アブソリュート検出部22と、回転数検出部24と、を備える。
インクリメント検出部21は、インクリメント方式で検出信号を出力する光検出部である。インクリメント検出部21には、発光部14からの光が、主に、回転板40の第一パターン部51を介して照射される。インクリメント検出部21は、一定の間隔を有する配置位置で所定の方向に配列される複数の受光部グループ21gを含む。本実施の形態では、複数の受光部グループ21gは、回転軸線Aを中心とする円周上に配列される。複数の受光部グループ21gの各々の詳細構成については後述する。なお、以下において隣接する2つの受光部グループ21gの間の配置距離を配列ピッチP0とし、複数の受光部グループ21gが配列する方向を配列方向という。配列方向は、回転軸線Aを中心とする円周に沿う方向である。
第一アブソリュート検出部23は、アブソリュート方式で検出信号を出力する検出部である。第一アブソリュート検出部23には、発光部14からの光が、主に、回転板40の第三パターン部53を介して照射される。第一アブソリュート検出部23は、複数の第一アブソリュート受光部23aを有する。複数の第一アブソリュート受光部23aは、回転軸線Aを中心とする第一半径の第一円周上に配列される。上述した複数の受光部グループ21gは、複数の第一アブソリュート受光部23aに対して、内径側及び外径側のうち、外径側(つまり、複数の第一アブソリュート受光部23aに対して、回転軸線Aから遠い側)のみに配置される。複数の受光部グループ21gは、複数の第一アブソリュート受光部23aが配列される第一半径の第一円周と同心であって、第一円周より大きい第二半径の第二円周上に配列される。複数の第一アブソリュート受光部23aと、複数の受光部グループ21gとは、重ならない。
第二アブソリュート検出部22は、アブソリュート方式で検出信号を出力する検出部である。第二アブソリュート検出部22には、発光部14からの光が、主に、回転板40の第二パターン部52を介して照射される。第二アブソリュート検出部22は、複数の第二アブソリュート受光部22aを有する。複数の第二アブソリュート受光部22aは、第一円周と同心であり、第一半径よりも大きくかつ第二半径よりも小さい第四半径の第四円周上に配列される。複数の第二アブソリュート受光部22aと、複数の受光部グループ21g及び複数の第一アブソリュート受光部23aとは、重ならない。
回転数検出部24は、回転板40の回転数に対応する検出信号を出力する検出部である。回転数検出部24には、発光部14からの光が、主に、回転板40の第四パターン部54を介して照射される。回転数検出部24は、1個以上の円弧状受光部24aを有する。円弧状受光部24aは、第一円周と同心であり(つまり、回転軸線Aを中心とし)、第一半径より小さい第三半径の第三円周上に配置される。1個以上の円弧状受光部24aは、第三円周の方向における幅が複数の第一アブソリュート受光部23aの各々における第一円周の方向に対する幅より大きい。本実施の形態では、回転数検出部24は、互いに異なる半径の4個の円弧状受光部24aを有する。4個の円弧状受光部24aは、第一アブソリュート受光部23aとは、重ならない。
本実施の形態では、発光部14は、受光素子20に配置されている。発光部14は、第一アブソリュート検出部23と第二アブソリュート検出部22との間に配置される。
[1-4.受光部グループの構成]
受光素子20の複数の受光部グループ21gについて、図5を用いて説明する。図5は、本実施の形態に係る受光部グループ21gの構成を示す平面図である。
図5に示されるように、受光部グループ21gは、第一受光部211と、第一受光部211に対して配列ピッチP0の1/4だけ配列方向にシフトされた位置に配置される第二受光部212と、を有する。本実施の形態では、受光部グループ21gは、第三受光部213と、第四受光部214と、をさらに有する。第三受光部213は、第一受光部211に対して配列ピッチP0の1/2だけ配列方向にシフトされ、かつ、第二受光部212に対して配列ピッチP0の1/4だけ配列方向にシフトされた位置に配置される。第四受光部214は、第一受光部211に対して配列ピッチP0の3/4だけ配列方向にシフトされ、かつ、第三受光部213に対して配列ピッチP0の1/4だけ配列方向にシフトされた位置に配置される。受光部グループ21gには、発光部14からの光が、主に、回転板40の第一パターン部51を介して照射される。発光部14からの光は、回転板40が回転する際、第一パターン部51によって周期的に強度変調される。このため、受光部グループ21gに照射される光の強度が周期的に変動する。第二受光部212、第三受光部213、及び第四受光部214に照射される光の強度変調の位相は、それぞれ、第一受光部211に照射される光の強度変調の位相より90度、180度、及び270度シフトしている。
第一受光部211は、配列方向D1における幅が配列ピッチP0の1/4未満である、第一本体部211a及び第一分離部211bに分離されている。第一本体部211aと第一分離部211bとは、配列方向D1に対して垂直な垂直方向D2に離隔して配置される。本実施の形態では、配列方向D1は、回転軸線Aを中心し、複数の受光部グループ21gを通る円周に沿った方向である。垂直方向D2は、回転軸線Aを中心とする円の径方向である。
第二受光部212は、配列方向D1における幅が配列ピッチP0の1/4未満である第二本体部212a及び第二分離部212bに分離されており、第二本体部212aと第二分離部212bとは、垂直方向D2に離隔して配置される。
第三受光部213は、各々配列方向D1における幅が配列ピッチP0の1/4未満である第三本体部213a及び第三分離部213bに分離されており、第三本体部213aと第三分離部213bとは、垂直方向D2に離隔して配置される。
第四受光部214は、各々配列方向D1における幅が配列ピッチP0の1/4未満である第四本体部214a及び第四分離部214bに分離されており、第四本体部214aと第四分離部214bとは、垂直方向D2に離隔して配置される。
ここで、第一受光部211の構造について、図6を用いて説明する。図6は、本実施の形態に係る第一受光部211の第一本体部211aと第一分離部211bとを同一の円周上に配置した状態を示す図である。
図6に示されるように、第一受光部211の第一本体部211aと第一分離部211bとを同一の円周上に配置した状態において、第一受光部211は、第一主位相部211mと、第一副位相部211sと、を有する。第一主位相部211mは、配列方向D1に配列ピッチP0の1/3の幅を有する。第一副位相部211sは、配列方向D1に配列ピッチP0の1/3の幅を有する。また、第一副位相部211sは、第一主位相部211mに対して配列ピッチP0の1/12だけ配列方向D1にシフトされた位置であって、垂直方向D2において、第一主位相部211mと隣接する位置に配置される。
第一受光部211の第一主位相部211mが配列方向D1に配列ピッチP0の1/3の幅を有するため、回転板40が回転する際、第一主位相部211mは、台形波状の周期的な信号を出力する。同様に、第一副位相部211sも台形波状の周期的な信号を出力する。また、第一副位相部211sは、第一主位相部211mに対して、配列ピッチP0の1/12だけ配列方向D1にシフトされた位置に配置されるため、第一副位相部211sが出力する信号は、30度(つまり、360度/12)だけ第一主位相部211mが出力する信号に対して、位相がシフトしている。第一受光部211が出力する信号は、第一主位相部211mが出力する信号と、第一副位相部211sが出力する信号との和である。このため、第一受光部211が出力する信号の波形は、二つの台形波を組み合わせた波形となり、台形波より正弦波に近い、つまり、歪の少ない波形となる。
第二受光部212も、第一受光部211と同様に、第二本体部212aと第二分離部212bとを同一の円周上に配置した状態において、第二主位相部と、第二副位相部と、を有する。第二主位相部は、配列方向D1に配列ピッチP0の1/3の幅を有する。第二副位相部は、配列方向D1に配列ピッチP0の1/3の幅を有する。また、第二副位相部は、第二主位相部に対して配列ピッチP0の1/12だけ配列方向D1にシフトされた位置であって、垂直方向D2において、第二主位相部と隣接する位置に配置される。
第三受光部213も、同様に、第三主位相部と第三副位相部とを有する。第四受光部214も、同様に、第四主位相部と第四副位相部とを有する。
これにより、複数の受光部グループ21gの各々は、出力信号の歪を抑制することができる。したがって、受光素子20は、より高い精度で回転板40の回転方向における位置を検出することが可能となる。
また、第一受光部211の第一本体部211aと第一分離部211bとが、図6に示されるように一体化されている場合には、第一受光部211と、第二受光部212とが重ならないように配列方向D1に配列するためには、第二受光部212の配列方向D1における位置を、第一受光部211に対して、配列ピッチP0の1/3より大きくシフトさせる必要がある。ここで、第二受光部212から、第一受光部211が出力する信号に対して90度位相がシフトした信号を出力させるためには、第一受光部211に対して、第二受光部212の位置を、配列方向D1に配列ピッチP0の5/4だけシフトさせる必要がある。このため、第一受光部211と第二受光部212との間に、配列ピッチP0の11/12の長さにわたって受光部が配置されない無駄なスペースが発生する。
本実施の形態に係る受光部グループ21gにおいては、上述したとおり、第一受光部211は、各々配列方向D1における幅が配列ピッチP0の1/4未満である第一本体部211a及び第一分離部211bに分離されており、第一本体部211aと第一分離部211bとは、垂直方向D2に離隔して配置されている。また、第二受光部212は、各々配列方向D1における幅が配列ピッチP0の1/4未満である第二本体部212a及び第二分離部212bに分離されており、第二本体部212aと第二分離部212bとは、垂直方向D2に離隔して配置されている。これにより、図5に示されるように第二本体部212aを、第一本体部211aの位置から、配列方向D1において配列ピッチP0の1/4だけシフトさせた位置に配置できる。また、第二分離部212bを、第一分離部211bの位置から、配列方向D1において配列ピッチP0の1/4だけシフトさせた位置に配置できる。第一本体部211aと第二本体部212aとは、配列方向D1に配列され、かつ、第一本体部211aと第二本体部212aとの隙間は、配列ピッチP0の1/4未満である。また、第一分離部211bと第二分離部212bとは、配列方向D1に配列され、かつ、第一分離部211bと第二分離部212bとの隙間は、配列ピッチP0の1/4未満である。したがって、第一受光部211と第二受光部212との間の無駄なスペースを低減できる。
なお、本実施の形態においては、図5に示されるように、第三受光部213及び第四受光部214も第一受光部211及び第二受光部212と同様の構成を有する。したがって、第三受光部213及び第四受光部214も、第一受光部211及び第二受光部212と同様の効果を奏する。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る受光素子について説明する。本実施の形態に係る受光素子は、各受光部の本体部及び分離部の形状において、実施の形態1に係る受光素子20と相違する。以下、本実施の形態に係る受光素子について、実施の形態1に係る受光素子20との相違点を中心に図7を用いて説明する。
図7は、本実施の形態に係る受光素子が備える第一受光部1211の構成を示す平面図である。本実施の形態に係る受光素子の複数の受光部グループの各々は、図7に示される第一受光部1211を有する。第一受光部1211は、実施の形態1に係る第一受光部211と同様に、各々配列方向D1における幅が配列ピッチP0の1/4未満である、第一本体部1211aと、第一分離部1211bとに分離されている。
本実施の形態においては、第一本体部1211aの第一分離部1211b側(つまり、図7における右側)の端縁、及び、第一分離部1211bの第一本体部1211a側(つまり図7における左側)の端縁の各々は、配列方向D1、及び、垂直方向D2に対して傾斜している。このような構成を有する第一受光部1211を有する受光素子においても、実施の形態1に係る受光素子20と同様の効果が奏される。
また、本実施の形態に係る受光素子においては、垂直方向D2から見て、第一本体部1211aと第一分離部1211bとは、重なる部分を有する。ここで、垂直方向D2から見て、第一本体部1211aと第一分離部1211bとが重なる部分とは、図7において、二本の点線で挟まれた部分である。本実施の形態では、垂直方向D2から見て、第一本体部1211aのうち第一分離部1211bと重なる部分と、第一分離部1211bのうち第一本体部1211aと重なる部分と、を組み合わせることで矩形の受光部を形成できる。言い換えると、垂直方向D2から見て、配列方向D1において第一本体部1211aと第一分離部1211bとが重なる部分の第一本体部1211aの垂直方向D2の寸法と、第一分離部1211bの垂直方向D2の寸法との和は、第一本体部1211aの垂直方向D2における最大寸法と等しい。垂直方向D2から見て、配列方向D1において第一本体部1211aと第一分離部1211bとが重なる部分の第一本体部1211aの垂直方向D2の寸法とは、例えば、図7の破線と第一本体部1211aとが交差する部分の寸法L1のことである。また、第一分離部1211bの垂直方向D2の寸法とは、例えば、図7の破線と第一分離部1211bとが交差する部分の寸法L2のことである。また、第一本体部1211aの垂直方向D2における最大寸法とは、例えば、図7の寸法L0のことである。すなわち、L1+L2=L0である。これにより、第一受光部1211は、実施の形態1に係る第一受光部211と同様の信号を出力できる。
本実施の形態に係る第一受光部1211のように、第一本体部1211aと、第一分離部1211bとが分離されている場合、製造誤差などに起因して、第一本体部1211aと第一分離部1211bとの配列方向D1における位置がわずかにずれ得る。このような位置ずれが発生した場合においても、本実施の形態に係る第一受光部1211においては、垂直方向D2から見て、第一本体部1211aと第一分離部1211bとが、重なる部分を有するため、配列方向D1における第一本体部1211aと第一分離部1211bとの境界付近の位置に光が照射される際に、出力信号の強度が低下することを抑制できる。したがって、第一受光部1211の出力信号の歪を抑制できる。
なお、本実施の形態に係る受光素子について、第一受光部1211だけについて説明したが、受光素子の受光部グループが有する第二受光部、第三受光部、及び第四受光部も第一受光部1211と同様の構成を有していてもよい。
(実施の形態3)
実施の形態3に係る受光素子について説明する。本実施の形態に係る受光素子は、各受光部の本体部及び分離部の形状において、実施の形態2に係る受光素子と相違する。以下、本実施の形態に係る受光素子について、実施の形態2に係る受光素子との相違点を中心に図8を用いて説明する。
図8は、本実施の形態に係る受光素子が備える第一受光部2211の構成を示す平面図である。本実施の形態に係る受光素子の複数の受光部グループの各々は、図8に示される第一受光部2211を有する。第一受光部2211は、実施の形態2に係る第一受光部1211と同様に、各々配列方向D1における幅が配列ピッチP0の1/4未満である第一本体部2211aと、第一分離部2211bとに分離されている。
本実施の形態においては、第一本体部2211aは、第一分離部2211b側(つまり、図8における右側)の端縁に形成された凸部2211pを有し、第一分離部2211bは、第一本体部2211a側(つまり、図8における左側)の端縁に形成された凹部2211qを有する。
また、本実施の形態に係る受光素子においても、実施の形態2に係る受光素子と同様に、垂直方向D2から見て、第一本体部2211aと第一分離部2211bとは、重なる部分を有する。ここで、垂直方向D2から見て、第一本体部2211aと第一分離部2211bとが重なる部分とは、図8において、二本の点線で挟まれた部分である。本実施の形態では、垂直方向D2から見て、第一本体部2211aのうち第一分離部2211bと重なる部分と、第一分離部2211bのうち第一本体部2211aと重なる部分と、を組み合わせることで矩形の受光部を形成できる。つまり、凹部2211qと凸部2211pとは、同一形状かつ同一の大きさである。したがって、凹部2211qの面積は、凸部2211pの面積と等しい。これにより、第一受光部2211は、実施の形態1に係る第一受光部211と同様の信号を出力できる。
なお、本実施の形態では、第一本体部2211aが凸部2211pを有し、第一分離部2211bが凹部2211qを有したが、第一受光部2211の構成はこれに限定されない。例えば、第一本体部は、第一分離部側の端縁に形成された凹部を有し、第一分離部は、第一本体部側の端縁に形成された凹部を有してもよい。
また、本実施の形態に係る受光素子について、第一受光部2211だけについて説明したが、受光素子の受光部グループが有する第二受光部、第三受光部、及び第四受光部も第一受光部2211と同様の構成を有していてもよい。
(実施の形態4)
実施の形態4に係る受光素子について説明する。本実施の形態に係る受光素子は、凸部と凹部との位置関係において、実施の形態3に係る受光素子と相違する。以下、本実施の形態に係る受光素子について、実施の形態3に係る受光素子との相違点を中心に図9を用いて説明する。
図9は、本実施の形態に係る受光素子が備える第一受光部3211の構成を示す平面図である。図9に示されるように、本実施の形態に係る受光素子の複数の受光部グループの各々は、第一受光部3211を有する。第一受光部3211は、実施の形態3に係る第一受光部2211と同様に、各々配列方向D1における幅が配列ピッチP0の1/4未満である第一本体部3211aと、第一分離部3211bとに分離されている。
本実施の形態においては、第一本体部3211aは、第一分離部3211b側(つまり、図9における右側)の端縁に形成された凸部3211pを有し、第一分離部3211bは、第一本体部3211a側(つまり、図9における左側)の端縁に形成された凹部3211qを有する。
また、本実施の形態に係る受光素子においても、実施の形態3に係る受光素子と同様に、垂直方向D2から見て、第一本体部3211aと第一分離部3211bとは、重なる部分を有する。ここで、垂直方向D2から見て、第一本体部3211aと第一分離部3211bとが重なる部分とは、図9において、二本の点線で挟まれた部分である。
本実施の形態では、垂直方向D2から見て、第一本体部3211aのうち第一分離部3211bと重なる部分と、第一分離部3211bのうち第一本体部3211aと重なる部分と、を組み合わせても、矩形の受光部を形成できない。つまり、凸部3211pの垂直方向D2における位置と、凹部3211qの垂直方向D2における位置とが対応しない。ただし、凹部3211qと凸部3211pとは、同一形状かつ同一の大きさである。したがって、凹部3211qの面積は、凸部3211pの面積と等しい。このような凸部3211p及び凹部3211qを有する第一受光部3211によっても、実施の形態3に係る第一受光部2211と同様の効果が奏される。
なお、凹部3211qと凸部3211pとは、面積が等しければ、必ずしも同一形状かつ同一の大きさでなくてもよい。例えば、図9に示される例では、凹部3211q及び凸部3211pは、長方形状の形状を有するが、これらの形状は、長方形に限定されない。例えば、凹部3211qは長方形状で、凸部3211pは、平行四辺形状などであってもよい。以上のように、第一本体部3211aと第一分離部3211bとを配列方向D1に配列した場合に、外形が等しく、かつ、第一本体部3211aと第一分離部3211bとの合計面積が等しくなるように、第一本体部3211aと第一分離部3211bとが構成されていればよい。
なお、本実施の形態では、第一本体部3211aが凸部3211pを有し、第一分離部3211bが凹部3211qを有したが、第一受光部3211の構成はこれに限定されない。例えば、第一本体部は、第一分離部側の端縁に形成された凹部を有し、第一分離部は、第一本体部側の端縁に形成された凹部を有してもよい。
また、本実施の形態に係る受光素子について、第一受光部3211だけについて説明したが、受光素子の受光部グループが有する第二受光部、第三受光部、及び第四受光部も第一受光部3211と同様の構成を有していてもよい。
(変形例)
以上、本開示に係る受光素子及び回転検出器について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記各実施の形態では、回転板40は、発光部14からの光の一部を反射するパターン部を備えたが、パターン部の構成はこれに限定されない。例えば、パターン部は、発光部14からの光の一部を透過するスリットなどであってもよい。この場合、発光部14と、受光部との間に、回転板が配置される。
また、上記各実施の形態では、受光素子の複数の受光部グループは、回転軸線Aを中心とする円周上に配列され、回転板の回転量を検出したが、複数の受光部グループの構成はこれに限定されない。例えば、複数の受光部グループ、及び、第一パターン部の複数の低反射領域は、直線上に配列されて、リニア型の変位検出器(エンコーダ)を構成してもよい。
その他、上記実施の形態に対して当業者が思い付く各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
本開示の技術は、電動機などの回転量を検出する回転検出器、又は、リニア駆動する移動ステージなどの変位を検出するリニア型の変位検出器などに利用することができる。
1 電動機
2 モータフレーム
3 固定子
4 回転子
5 回転軸
6 フレーム
7 軸受け
8 ボス
9 ボルト
10 回転検出器
12 基板
13 ネジ
14 発光部
20 受光素子
21 インクリメント検出部
21g 受光部グループ
22 第二アブソリュート検出部
22a 第二アブソリュート受光部
23 第一アブソリュート検出部
23a 第一アブソリュート受光部
24 回転数検出部
24a 円弧状受光部
40 回転板
42 本体
50 パターン部
51 第一パターン部
51a、52a、53a、54a 低反射領域
52 第二パターン部
53 第三パターン部
54 第四パターン部
211、1211、2211、3211 第一受光部
211a、1211a、2211a、3211a 第一本体部
211b、1211b、2211b、3211b 第一分離部
211m 第一主位相部
211s 第一副位相部
212 第二受光部
212a 第二本体部
212b 第二分離部
213 第三受光部
213a 第三本体部
213b 第三分離部
214 第四受光部
214a 第四本体部
214b 第四分離部
2211p、3211p 凸部
2211q、3211q 凹部

Claims (10)

  1. 所定の配列ピッチで所定の配列方向に配列される複数の受光部グループを備える受光素子であって、
    前記複数の受光部グループの各々は、第一受光部と、前記第一受光部に対して前記配列ピッチの1/4だけ前記配列方向にシフトされた位置に配置される第二受光部と、を有し、
    前記第一受光部は、
    前記配列方向に前記配列ピッチの1/3の幅を有する第一主位相部と、
    前記配列方向に前記配列ピッチの1/3の幅を有し、前記第一主位相部に対して前記配列ピッチの1/12だけ前記配列方向にシフトされた位置であって、前記配列方向に対して垂直な垂直方向において前記第一主位相部と隣接する位置に配置される第一副位相部と、を有し、
    前記第二受光部は、
    前記配列方向に前記配列ピッチの1/3の幅を有する第二主位相部と、
    前記配列方向に前記配列ピッチの1/3の幅を有し、前記第二主位相部に対して前記配列ピッチの1/12だけ前記配列方向にシフトされた位置であって、前記垂直方向において前記第二主位相部と隣接する位置に配置される第二副位相部と、を有し、
    前記第一受光部は、各々前記配列方向における幅が前記配列ピッチの1/4未満である第一本体部及び第一分離部に分離されており、前記第一本体部と前記第一分離部とは、前記垂直方向に離隔して配置され、
    前記第二受光部は、各々前記配列方向における幅が前記配列ピッチの1/4未満である第二本体部及び第二分離部に分離されており、前記第二本体部と前記第二分離部とは、前記垂直方向に離隔して配置され、
    前記第一本体部と前記第二本体部とは、前記配列方向に配列され、かつ、前記第一本体部と前記第二本体部との隙間は、前記配列ピッチの1/4未満であり、
    前記第一分離部と前記第二分離部とは、前記配列方向に配列され、かつ、前記第一分離部と前記第二分離部との隙間は、前記配列ピッチの1/4未満である
    受光素子。
  2. 前記垂直方向から見て、前記第一本体部と前記第一分離部とは、重なる部分を有する
    請求項1に記載の受光素子。
  3. 前記第一本体部の前記第一分離部側の端縁、及び、前記第一分離部の前記第一本体部側の端縁の各々は、前記配列方向、及び、前記垂直方向に対して傾斜している
    請求項2に記載の受光素子。
  4. 前記第一本体部は、前記第一分離部側の端縁に形成された凸部を有し、
    前記第一分離部は、前記第一本体部側の端縁に形成された凹部を有する
    請求項2又は3に記載の受光素子。
  5. 前記第一本体部は、前記第一分離部側の端縁に形成された凹部を有し、
    前記第一分離部は、前記第一本体部側の端縁に形成された凸部を有する
    請求項2又は3に記載の受光素子。
  6. 前記凹部の面積は、前記凸部の面積と等しい
    請求項4に記載の受光素子。
  7. 前記凹部と前記凸部とは、同一形状かつ同一の大きさである
    請求項4に記載の受光素子。
  8. 前記垂直方向から見て、前記第一本体部のうち前記第一分離部と重なる部分と、前記第一分離部のうち前記第一本体部と重なる部分と、を組み合わせることで矩形の受光部を形成する
    請求項2に記載の受光素子。
  9. 前記垂直方向から見て、前記第一本体部と前記第一分離部とが重なる前記配列方向の位置における、前記第一本体部の前記垂直方向の寸法と、前記第一分離部の前記垂直方向の寸法との和は、前記第一本体部の前記垂直方向における最大寸法と等しい
    請求項2に記載の受光素子。
  10. 請求項1に記載の受光素子と、
    光を出射する発光部と、
    前記受光素子と対向する位置に配置される回転板と、を備え、
    前記光は、前記回転板を介して前記複数の受光部グループに照射される
    回転検出器。
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