JPWO2022230153A5 - - Google Patents

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JPWO2022230153A5
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本発明は、評価方法、評価プログラム、情報処理装置、および評価システムに関する。
従来、企業間で契約の締結などの行為を行うにあたり、一方の企業で当該行為にかかる文書データが作成され、管理者により承認されて確定された後、他方の企業に送信される。文書データは、例えば、契約書に対応する。その後、一方の企業で文書データに付帯する付帯データがさらに作成され、他方の企業に送信されることがある。付帯データは、例えば、締結した契約の更新または変更などに伴い作成される、新たな見積書または新たな契約書などに対応する。
先行技術としては、例えば、受信したユーザの固有な情報に対応するメールアドレスおよび確認用メールアドレスの対応と、受信した電子メールの送信元のメールアドレスおよび送信先のメールアドレスの対応とが一致するか否かを判定するものがある。また、例えば、正規メールと影メールとの間で、ワンタイムパスワードチェック、本文のハッシュ値チェック、および、メッセージチェックが正常であればOKと判定する技術がある。また、例えば、情報の署名を、電子メール署名登録サブシステムに登録する技術がある。
特開2008-015990号公報 特開2007-004373号公報 米国特許出願公開第2018/0212994号明細書
しかしながら、従来技術では、付帯データの正当性を評価することが難しい。付帯データを受信した際、受信した付帯データが、付帯データを付帯する文書データの作成者または承認者などの関係者により正当に作成された付帯データであるか否かを評価することができない。
1つの側面では、本発明は、データの正当性を評価することを目的とする。
1つの実施態様によれば、確定した第1の文書データに関連することが示された第2の文書データの送信者を特定する第1の情報を取得し、前記第1の文書データの作成から確定までのプロセスに関与した人物を特定する第2の情報を記憶する記憶部の記憶内容に基づいて、取得した前記第1の情報で特定される前記第2の文書データの送信者が、前記プロセスに関与した人物であるか否かを判定し、判定した結果に基づいて、前記第2の文書データの正当性を評価する評価方法、評価プログラム、情報処理装置、および評価システムが提案される。
一態様によれば、データの正当性を評価することが可能になる。
図1は、実施の形態にかかる評価方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、評価システム200の一例を示す説明図である。 図3は、評価システム200の利用例を示す説明図である。 図4は、送信側装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5は、対応情報管理テーブル500の記憶内容の一例を示す説明図である。 図6は、アカウント情報管理テーブル600の記憶内容の一例を示す説明図である。 図7は、職制情報管理テーブル700の記憶内容の一例を示す説明図である。 図8は、契約情報管理テーブル800の記憶内容の一例を示す説明図である。 図9は、ルート情報管理テーブル900の記憶内容の一例を示す説明図である。 図10は、受信側装置202のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図11は、中継装置203のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図12は、評価システム200の機能的構成例を示すブロック図である。 図13は、動作例1における評価システム200の機能的構成の具体例を示すブロック図である。 図14は、評価システム200の動作例1を示す説明図(その1)である。 図15は、評価システム200の動作例1を示す説明図(その2)である。 図16は、評価システム200の動作例1を示す説明図(その3)である。 図17は、評価システム200の動作例1を示す説明図(その4)である。 図18は、評価システム200の動作例1を示す説明図(その5)である。 図19は、評価システム200の動作例1を示す説明図(その6)である。 図20は、評価システム200の動作例1を示す説明図(その7)である。 図21は、動作例1における全体処理手順の一例を示すシーケンス図(その1)である。 図22は、動作例1における全体処理手順の一例を示すシーケンス図(その2)である。 図23は、動作例1における全体処理手順の一例を示すシーケンス図(その3)である。 図24は、動作例2における評価システム200の機能的構成の具体例を示すブロック図である。 図25は、評価システム200の動作例2を示す説明図(その1)である。 図26は、評価システム200の動作例2を示す説明図(その2)である。 図27は、評価システム200の動作例2を示す説明図(その3)である。 図28は、評価システム200の動作例2を示す説明図(その4)である。 図29は、評価システム200の動作例2を示す説明図(その5)である。 図30は、評価システム200の動作例2を示す説明図(その6)である。 図31は、評価システム200の動作例2を示す説明図(その7)である。 図32は、動作例2における全体処理手順の一例を示すシーケンス図(その1)である。 図33は、動作例2における全体処理手順の一例を示すシーケンス図(その2)である。 図34は、動作例2における全体処理手順の一例を示すシーケンス図(その3)である。 図35は、動作例2における全体処理手順の一例を示すシーケンス図(その4)である。 図36は、動作例3における評価システム200の機能的構成の具体例を示すブロック図である。 図37は、評価システム200の動作例3を示す説明図(その1)である。 図38は、評価システム200の動作例3を示す説明図(その2)である。 図39は、評価システム200の動作例3を示す説明図(その3)である。 図40は、評価システム200の動作例3を示す説明図(その4)である。 図41は、評価システム200の動作例3を示す説明図(その5)である。 図42は、評価システム200の動作例3を示す説明図(その6)である。 図43は、評価システム200の動作例3を示す説明図(その7)である。 図44は、動作例3における全体処理手順の一例を示すシーケンス図(その1)である。 図45は、動作例3における全体処理手順の一例を示すシーケンス図(その2)である。 図46は、動作例3における全体処理手順の一例を示すシーケンス図(その3)である。 図47は、動作例3における全体処理手順の一例を示すシーケンス図(その4)である。 図48は、各種ハッシュ値を中継装置203に記憶させる一例を示す説明図(その1)である。 図49は、各種ハッシュ値を中継装置203に記憶させる一例を示す説明図(その2)である。 図50は、各種ハッシュ値を中継装置203に記憶させる一例を示す説明図(その3)である。 図51は、各種ハッシュ値を中継装置203に記憶させる一例を示す説明図(その4)である。 図52は、各種ハッシュ値を中継装置203に記憶させる一例を示す説明図(その5)である。 図53は、各種ハッシュ値を中継装置203に記憶させる一例を示す説明図(その6)である。 図54は、各種ハッシュ値を中継装置203に記憶させる一例を示す説明図(その7)である。 図55は、各種ハッシュ値を中継装置203に記憶させる一例を示す説明図(その8)である。 図56は、動作例3における登録処理手順の一例を示すシーケンス図(その1)である。 図57は、動作例3における登録処理手順の一例を示すシーケンス図(その2)である。 図58は、動作例3における登録処理手順の一例を示すシーケンス図(その3)である。 図59は、動作例3における登録処理手順の一例を示すシーケンス図(その4)である。 図60は、動作例3における登録処理手順の一例を示すシーケンス図(その5)である。 図61は、動作例4における評価システム200の機能的構成の具体例を示すブロック図である。 図62は、評価システム200の動作例4を示す説明図(その1)である。 図63は、評価システム200の動作例4を示す説明図(その2)である。 図64は、評価システム200の動作例4を示す説明図(その3)である。 図65は、評価システム200の動作例4を示す説明図(その4)である。 図66は、評価システム200の動作例4を示す説明図(その5)である。 図67は、評価システム200の動作例4を示す説明図(その6)である。 図68は、評価システム200の動作例4を示す説明図(その7)である。 図69は、評価システム200の動作例4を示す説明図(その8)である。 図70は、動作例4における全体処理手順の一例を示すシーケンス図(その1)である。 図71は、動作例4における全体処理手順の一例を示すシーケンス図(その2)である。 図72は、動作例4における全体処理手順の一例を示すシーケンス図(その3)である。 図73は、動作例4における全体処理手順の一例を示すシーケンス図(その4)である。 図74は、動作例4における全体処理手順の一例を示すシーケンス図(その5)である。
以下に、図面を参照して、本発明にかかる評価方法、評価プログラム、情報処理装置、および評価システムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態にかかる評価方法の一実施例)
図1は、実施の形態にかかる評価方法の一実施例を示す説明図である。情報処理装置100は、データの正当性を評価するためのコンピュータである。
従来、紙媒体ではなく電子媒体により契約が締結されることがある。例えば、企業間で契約の締結などの行為を行うにあたり、企業間で電子データがやり取りされる。具体的には、一方の企業で契約の締結などの行為にかかる文書データが作成され、管理者により承認されて確定された後、他方の企業に送信される。文書データは、例えば、契約書に対応する。その後、一方の企業で文書データに付帯する付帯データがさらに作成され、他方の企業に送信されることがある。付帯データは、例えば、締結した契約の更新または変更などに伴い作成される、新たな見積書または新たな契約書などに対応する。
ここで、企業間でやり取りされる電子データが改ざんされていないか、または、なりすましで作成された電子データではないかなどを確認するため、電子データの正当性を評価可能にすることが求められる。
しかしながら、従来では、やり取りされる電子データのうち、付帯データの正当性を評価することが難しい。例えば、付帯データを受信した際、受信した付帯データが、付帯データを付帯する文書データの作成者または承認者などの関係者により正当に作成された付帯データであるか否かを評価することができない。
具体的には、受信した付帯データが、付帯データを付帯する文書データの作成者または承認者などの関係者により正当に作成された付帯データであるか否かを、文書データの送信側に問い合わせなければならないことがある。より具体的には、電子メールで受信した付帯データが、正当に作成された付帯データであるか否かを確認するBEC(Business Email Compromise)対策においては、文書データの受信側に属する担当者は、文書データの送信側に属する関係者に電話し、付帯データン正当性を問い合わせることになり、文書データの受信側および送信側にかかる作業負担が増大してしまうという問題がある。
従って、文書データの送信側または受信側となる各社の機密情報を保護した上で、文書データの送信側または受信側に属するユーザの作業負担の低減化を図りつつ、文書データに付帯する付帯データの正当性を評価することが望まれることになる。
そこで、本実施の形態では、データの正当性を評価することができる評価方法について説明する。
図1において、送信側110に属するAさん(不図示)により、第1の文書データ111が作成されたとする。次に、送信側110に属するBさんにより、第1の文書データ111が承認され、確定されたとする。Bさんは、例えば、送信側110のG部署に属する。そして、第1の文書データ111は、受信側120に送信されたとする。その後、送信側110に属するCさんにより、第1の文書データ111に関連する第2の文書データ112が、受信側120に送信されたとする。
ここで、便宜上Cさんと表記した人物は、第1の文書データ111の作成から確定までのプロセスに関与した人物である場合が考えられる。具体的には、便宜上Cさんと表記した人物は、例えば、第1の文書データ111を作成したAさん(不図示)、または、第1の文書データ111を承認したBさんなどである場合が考えられる。この場合、第2の文書データ112は、正当な文書データである確率が比較的高いと考えられる。
また、便宜上Cさんと表記した人物は、第1の文書データ111の作成から確定までのプロセスに関与した人物に関連する人物である場合が考えられる。具体的には、便宜上Cさんと表記した人物は、例えば、第1の文書データ111を作成したAさんの同僚あるいは上司、または、第1の文書データ111を承認したBさんの同僚あるいは上司などである場合が考えられる。この場合、第2の文書データ112は、正当な文書データである確率が比較的高いと考えられる。
一方で、便宜上Cさんと表記した人物は、第1の文書データ111の作成から確定までのプロセスに関与していない人物である場合も考えられる。具体的には、便宜上Cさんと表記した人物は、例えば、成りすましを行う攻撃者である場合が考えられる。この場合、第2の文書データ112は、不正な文書データである確率が比較的高いと考えられ、破棄することが好ましいと考えられる。
このため、Cさんが、第1の文書データ111の作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かを判定し、第2の文書データ112の正当性を評価することが望まれる。図1の例では、情報処理装置100は、送信側110に存在し、Cさんが、第1の文書データ111の作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かを判定し、第2の文書データ112の正当性を評価する。
図1において、情報処理装置100は、第1の文書データ111の作成から確定までのプロセスに関与した人物を特定する第2の情報102を記憶する記憶部を有する。
第2の情報102は、例えば、プロセスに関与した人物の氏名、プロセスに関与した人物のメールアドレス、または、プロセスに関与した人物のアカウントなどから得られるハッシュ値を含む。第2の情報102は、例えば、プロセスに関与した人物の氏名、プロセスに関与した人物のメールアドレス、または、プロセスに関与した人物のアカウントなどを含んでいてもよい。
(1-1)情報処理装置100は、確定した第1の文書データ111に関連することが示された第2の文書データ112の送信者を特定する第1の情報101を取得する。
第1の情報101は、例えば、第2の文書データ112の送信者の氏名、第2の文書データ112の送信者のメールアドレス、または、第2の文書データ112の送信者のアカウントなどから得られるハッシュ値を含む。第1の情報101は、例えば、第2の文書データ112の送信者の氏名、第2の文書データ112の送信者のメールアドレス、または、第2の文書データ112の送信者のアカウントなどを含んでいてもよい。
図1の例では、受信側120は、Y部署に属するPさんにより、第2の文書データ112が、確定した第1の文書データ111に関連することが示された場合、第1の情報101を生成し、情報処理装置100に送信する。そして、情報処理装置100は、第1の情報101を受信することにより取得する。
(1-2)情報処理装置100は、記憶部の記憶内容に基づいて、取得した第1の情報101で特定される第2の文書データ112の送信者が、プロセスに関与した人物であるか否かを判定する。図1の例では、情報処理装置100は、取得した第1の情報101と、記憶部に記憶された第2の情報102とが一致するか否かを判定する。ここで、情報処理装置100は、一致すれば、第2の文書データ112の送信者が、プロセスに関与した人物であると判定する。一方で、情報処理装置100は、一致しなければ、第2の文書データ112の送信者が、プロセスに関与した人物ではないと判定する。
(1-3)情報処理装置100は、判定した結果に基づいて、第2の文書データ112の正当性を評価する。図1の例では、情報処理装置100は、第2の文書データ112の送信者が、プロセスに関与した人物であると判定した場合、第2の文書データ112が正当であると評価する。一方で、情報処理装置100は、第2の文書データ112の送信者が、プロセスに関与した人物ではないと判定した場合、第2の文書データ112が正当ではないと評価する。
これにより、情報処理装置100は、送信側110と受信側120とにかかる作業負担の増大化を抑制しつつ、第2の文書データ112の正当性を評価可能にすることができる。また、情報処理装置100は、受信側120で不正な第2の文書データ112を利用してしまうことを防止することができ、セキュリティの向上を図ることができる。
情報処理装置100は、送信側110または受信側120となる各社の機密情報を保護した上で、送信側110または受信側120に属するユーザの作業負担の低減化を図り、かつ、第2の文書データ112の正当性を評価することができる。情報処理装置100は、具体的には、第2の文書データ112の正当性を評価可能にするため、電子契約に関連するビジネスプロセスにおける堅牢性または確実性を高めることができ、BECによる各社の損失を防止し易くすることができる。
ここでは、情報処理装置100が、送信側110に存在し、Cさんが、第1の文書データ111の作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かを判定し、第2の文書データ112の正当性を評価する場合について説明したが、これに限らない。
例えば、情報処理装置100が、受信側120に存在し、Cさんが、第1の文書データ111の作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かを判定し、第2の文書データ112の正当性を評価する場合があってもよい。
また、例えば、情報処理装置100が、送信側110と受信側120との中間に存在し、Cさんが、第1の文書データ111の作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かを判定し、第2の文書データ112の正当性を評価する場合があってもよい。
(評価システム200の一例)
次に、図2を用いて、図1に示した情報処理装置100を適用した、評価システム200の一例について説明する。
図2は、評価システム200の一例を示す説明図である。図2において、評価システム200は、送信側装置201と、受信側装置202と、中継装置203と、ユーザ装置204と、ユーザ装置205とを含む。
評価システム200において、送信側装置201と中継装置203とは、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
また、受信側装置202と中継装置203とは、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。また、送信側装置201とユーザ装置204とは、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。また、受信側装置202とユーザ装置205とは、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。
送信側装置201と受信側装置202と中継装置203との少なくともいずれかの装置が、図1に示した情報処理装置100としての機能を有し、図1に示した情報処理装置100として動作する。ここでは、例えば、送信側装置201が、図1に示した情報処理装置100としての機能を有し、図1に示した情報処理装置100として動作する場合について説明する。
送信側装置201は、契約書データの送信側組織に設けられ、契約書データの送信側組織に属する送信側ユーザに用いられるコンピュータである。ユーザ装置204は、契約書データの送信側組織に設けられ、契約書データの送信側組織に属する送信側ユーザに用いられるコンピュータである。送信側装置201は、図5~図9に後述する各種テーブルを有する。
ユーザ装置204は、送信側ユーザの操作入力に基づき、契約書データを作成する。ユーザ装置204は、作成した契約書データを、ユーザ装置205に送信する。ユーザ装置204は、例えば、作成した契約書データを、電子メールを介して、ユーザ装置205に送信する。ユーザ装置204は、例えば、作成した契約書データを、共有クラウドストレージを介して、ユーザ装置205が取得可能にする場合があってもよい。
ユーザ装置204は、送信側ユーザの操作入力に基づき、契約書データに付帯する付帯データを作成する。ユーザ装置204は、作成した付帯データを、ユーザ装置205に送信する。ユーザ装置204は、例えば、作成した付帯データを、電子メールを介して、ユーザ装置205に送信する。ユーザ装置204は、例えば、作成した付帯データを、共有クラウドストレージを介して、ユーザ装置205が取得可能にする場合があってもよい。
送信側装置201は、例えば、契約書データを特定する情報と、契約書データに付帯する付帯データの送信者を特定する情報とを、受信側装置202から受信する。送信側装置201は、具体的には、契約書データから得られるハッシュ値と、契約書データに付帯する付帯データの送信者のメールアドレスから得られるハッシュ値とを、受信側装置202から受信する。
送信側装置201は、例えば、図5~図9に後述する各種テーブルを参照して、受信した契約書データを特定する情報に基づいて、契約書データにかかる契約に関与した人物を特定する情報を取得する。送信側装置201は、具体的には、図5~図9に後述する各種テーブルを参照して、受信した契約書データから得られるハッシュ値に基づいて、契約書データにかかる契約に関与した人物のメールアドレスから得られるハッシュ値を取得する。
送信側装置201は、例えば、受信した付帯データの送信者を特定する情報と、取得した契約に関与した人物を特定する情報とに基づいて、当該送信者が当該契約に関与した人物であるか否かを判定する。
送信側装置201は、具体的には、受信した付帯データの送信者のメールアドレスから得られるハッシュ値と、取得した契約に関与した人物のメールアドレスから得られるハッシュ値とが一致すれば、当該送信者が当該契約に関与した人物であると判定する。送信側装置201は、具体的には、受信した付帯データの送信者のメールアドレスから得られるハッシュ値と、取得した契約に関与した人物のメールアドレスから得られるハッシュ値とが一致しなければ、当該送信者が当該契約に関与した人物ではないと判定する。
また、送信側装置201は、例えば、人物間の関係性を示す情報に基づいて、付帯データの送信者が、契約に関与した人物に関連する人物であるか否かを判定してもよい。
送信側装置201は、例えば、判定した結果に基づいて、付帯データの正当性を評価する。送信側装置201は、具体的には、送信者が契約に関与した人物であると判定した場合、付帯データが正当であると評価する。送信側装置201は、具体的には、送信者が契約に関与した人物ではないと判定した場合、付帯データが正当ではないと評価する。
送信側装置201は、具体的には、送信者が契約に関与した人物に関連する人物であると判定した場合、付帯データが正当であると評価してもよい。送信側装置201は、具体的には、送信者が契約に関与した人物ではなく、送信者が契約に関与した人物に関連する人物でもないと判定した場合、付帯データが正当ではないと評価してもよい。
送信側装置201は、例えば、評価した結果を、受信側装置202に送信する。送信側装置201は、例えば、付帯データの正当性を評価せずに、判定した結果を、受信側装置202に送信することにより、付帯データの正当性を、受信側装置202に判定させてもよい。送信側装置201は、例えば、サーバ、または、PC(Personal Computer)などである。ユーザ装置204は、例えば、サーバ、または、PCなどである。
受信側装置202は、契約書データの受信側組織に設けられ、契約書データの受信側組織に属する受信側ユーザに用いられるコンピュータである。ユーザ装置205は、送信側装置201は、契約書データの送信側組織に設けられ、契約書データの送信側組織に属する送信側ユーザに用いられるコンピュータである。
ユーザ装置205は、契約書データを受信する。ユーザ装置205は、例えば、契約書データを、電子メールを介して、ユーザ装置204から受信する。ユーザ装置205は、例えば、契約書データを、共有クラウドストレージから取得する場合があってもよい。ユーザ装置205は、契約書データを、受信側装置202に送信する。
ユーザ装置205は、付帯データを受信する。ユーザ装置205は、例えば、付帯データを、電子メールを介して、ユーザ装置204から受信する。ユーザ装置205は、例えば、不正な付帯データを、電子メールを介して、ユーザ装置204以外から受信してしまうことも考えられる。ユーザ装置205は、例えば、付帯データを、共有クラウドストレージから取得する場合があってもよい。
ユーザ装置205は、付帯データを、受信側装置202に送信する。ユーザ装置205は、例えば、受信側ユーザの操作入力に基づき、付帯データが、いずれの契約書データに付帯するかの指定を、受信側装置202に送信する場合があってもよい。
受信側装置202は、例えば、契約書データと、契約書データに付帯する付帯データとを特定する。受信側装置202は、具体的には、受信側ユーザの操作入力に基づき、契約書データと、契約書データに付帯する付帯データとの指定を受け付ける。受信側装置202は、具体的には、契約書データと、付帯データとを解析した結果に基づいて、契約書データと、契約書データに付帯する付帯データとを特定してもよい。
受信側装置202は、例えば、契約書データを特定する情報と、契約書データに付帯する付帯データの送信者を特定する情報とを生成し、送信側装置201に送信する。受信側装置202は、具体的には、契約書データから得られたハッシュ値と、契約書データに付帯する付帯データから得られたハッシュ値とを、送信側装置201に送信する。その後、受信側装置202は、例えば、付帯データの正当性を評価した結果を、送信側装置201から受信する。
また、受信側装置202は、例えば、送信者が契約に関与した人物であるか否かを判定した結果を、送信側装置201から受信してもよい。受信側装置202は、具体的には、付帯データの送信者を特定する情報と、契約に関与した人物を特定する情報とが一致するか否かを判定した結果を、送信側装置201から受信する。受信側装置202は、より具体的には、付帯データの送信者のメールアドレスから得られるハッシュ値と、契約に関与した人物のメールアドレスから得られるハッシュ値とが一致するか否かを判定した結果を、送信側装置201から受信する。
そして、受信側装置202は、例えば、判定した結果に基づいて、付帯データの正当性を評価する。受信側装置202は、具体的には、送信者が契約に関与した人物であると判定した結果を受信した場合、付帯データが正当であると評価する。送信側装置201は、具体的には、送信者が契約に関与した人物ではないと判定した結果を受信した場合、付帯データが正当ではないと評価する。
受信側装置202は、例えば、付帯データの正当性を評価した結果を、受信側ユーザが参照可能に出力する。受信側装置202は、具体的には、付帯データの正当性を評価した結果を、ユーザ装置205に送信する。ユーザ装置205は、付帯データの正当性を評価した結果を、受信側ユーザが参照可能に表示する。
受信側装置202は、例えば、サーバ、または、PCなどである。ユーザ装置205は、例えば、サーバ、または、PCなどである。中継装置203は、送信側装置201と受信側装置202との間に設けられたコンピュータである。中継装置203は、例えば、送信側装置201と受信側装置202とを中継する。中継装置203は、例えば、サーバ、または、PCなどである。
ここでは、便宜上、送信側装置201と受信側装置202とが異なる装置である場合について説明したが、これに限らない。例えば、送信側装置201が、受信側装置202としての機能を有する場合があってもよい。また、例えば、受信側装置202が、送信側装置201としての機能を有する場合があってもよい。
ここでは、評価システム200が、中継装置203を含む場合について説明したが、これに限らない。例えば、評価システム200が、中継装置203を含まない場合があってもよい。この場合、送信側装置201と受信側装置202とが、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。
ここでは、送信側装置201が、図1に示した情報処理装置100としての機能を有し、図1に示した情報処理装置100として動作可能である場合について説明したが、これに限らない。例えば、送信側装置201と受信側装置202とのいずれの装置もが、図1に示した情報処理装置100としての機能を有し、図1に示した情報処理装置100として動作可能であってもよい。また、例えば、送信側装置201と受信側装置202とが協働して、図1に示した情報処理装置100としての機能を実現する場合があってもよい。
また、例えば、送信側装置201と受信側装置202と中継装置203とが、クラウド上に配置される場合があってもよい。この場合、例えば、送信側装置201と受信側装置202と中継装置203とは、評価システム200をクラウドサービスとして実現する。
ここでは、送信側装置201が、ユーザ装置204とは異なる装置である場合について説明したが、これに限らない。例えば、送信側装置201が、ユーザ装置204としての機能を有し、いずれかのユーザ装置204としても動作する場合があってもよい。
ここでは、受信側装置202が、ユーザ装置205とは異なる装置である場合について説明したが、これに限らない。例えば、受信側装置202が、ユーザ装置205としての機能を有し、いずれかのユーザ装置205としても動作する場合があってもよい。
(評価システム200の利用例)
次に、図3を用いて、図2に示した評価システム200の利用例について説明する。
図3は、評価システム200の利用例を示す説明図である。図3において、送信側組織となるA社310と、受信側組織となるB社320とが存在する。A社310は、送信側装置201を有するとする。B社320は、受信側装置202を有するとする。
送信側装置201は、A社310のTaaS(Trust as a Service)を実現する。受信側装置202は、B社320のTaaSを実現する。TaaSは、例えば、正式なTaaSアカウントを有するユーザが作成、修正、承認、または確定した文書データなどに、ユーザの電子署名を自動付与するサービスである。ここで、A社310と、B社320とが、契約締結したとする。
この際、A社310では、H部署に属するAさんが、ユーザ装置204を用いて、契約書データを作成する。この際、A社310のTaaSにより、契約書データに、Aさんの電子署名が付与されてもよい。また、A社310では、G部署に属するBさんが、ユーザ装置204を用いて、契約書データを承認し、確定し、B社320に送信する。この際、A社310のTaaSにより、契約書データに、Bさんの電子署名が付与されてもよい。
B社320では、X部署に属するOさんが、ユーザ装置205を用いて、契約書データを受信する。また、B社320では、Y部署に属するPさんが、ユーザ装置205を用いて、契約書データを承認し、確定する。その後、B社320で、Y部署に属するPさんが、ユーザ装置205を用いて、付帯データを受信し、契約書データに付帯する付帯データであると判断したとする。
しかしながら、便宜上Cさんと表記した、付帯データの送信者が、契約書データの作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かが、B社320では不明確であるとする。同様に、便宜上Cさんと標記した、付帯データの送信者が、契約書データの作成から確定までのプロセスに関与した人物に関連する人物であるか否かが、B社320では不明確であるとする。このため、Pさんは、人手で、付帯データが正当であるか否かを評価することが難しい状況であると考えられる。
そこで、受信側装置202が、例えば、付帯データの送信者を特定する情報を、送信側装置201に送信することにする。送信側装置201が、例えば、受信した付帯データの送信者を特定する情報に基づいて、付帯データの送信者が、契約書データの作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かを判定することにする。また、送信側装置201が、例えば、人物間の関係性を示す情報に基づいて、付帯データの送信者が、契約書データの作成から確定までのプロセスに関与した人物に関連する人物であるか否かを判定することにする。
そして、送信側装置201が、例えば、判定した結果を、受信側装置202に送信することにする。受信側装置202は、判定した結果に基づいて、付帯データの正当性を評価することにする。受信側装置202は、評価した結果を、Pさんが参照可能に出力することにする。これにより、評価システム200は、Pさんが、付帯データが正当であるか否かを評価し易くすることができる。このため、評価システム200は、Pさんにかかる作業負担の低減化を図ることができる。
(送信側装置201のハードウェア構成例)
次に、図4を用いて、図2に示した評価システム200に含まれる送信側装置201のハードウェア構成例について説明する。
図4は、送信側装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、送信側装置201は、CPU(Central Processing Unit)401と、メモリ402と、ネットワークI/F(Interface)403とを有する。送信側装置201は、さらに、記録媒体I/F404と、記録媒体405と、ディスプレイ406と、入力装置407とを有する。また、各構成部は、バス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、送信側装置201の全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることにより、コーディングされている処理をCPU401に実行させる。
ネットワークI/F403は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータに接続される。そして、ネットワークI/F403は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。ネットワークI/F403は、例えば、モデムやLANアダプタなどである。
記録媒体I/F404は、CPU401の制御に従って記録媒体405に対するデータのリード/ライトを制御する。記録媒体I/F404は、例えば、ディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)、USB(Universal Serial Bus)ポートなどである。記録媒体405は、記録媒体I/F404の制御で書き込まれたデータを記憶する不揮発メモリである。記録媒体405は、例えば、ディスク、半導体メモリ、USBメモリなどである。記録媒体405は、送信側装置201から着脱可能であってもよい。
ディスプレイ406は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ406は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどである。入力装置407は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置407は、キーボードやマウスなどであってもよく、また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
送信側装置201は、上述した構成部の他、例えば、プリンタ、スキャナ、マイク、スピーカーなどを有してもよい。また、送信側装置201は、記録媒体I/F404や記録媒体405を複数有していてもよい。また、送信側装置201は、ディスプレイ406、または、入力装置407などを有していなくてもよい。また、送信側装置201は、記録媒体I/F404や記録媒体405を有していなくてもよい。
(対応情報管理テーブル500の記憶内容)
次に、図5を用いて、対応情報管理テーブル500の記憶内容の一例について説明する。対応情報管理テーブル500は、例えば、図4に示した送受信装置201のメモリ402や記録媒体405などの記憶領域により実現される。
図5は、対応情報管理テーブル500の記憶内容の一例を示す説明図である。図5に示すように、対応情報管理テーブル500は、メールアドレスハッシュと、組み合わせハッシュとのフィールドを有する。対応情報管理テーブル500は、メールアドレスごとに各フィールドに情報を設定することにより、対応情報がレコード500-aとして記憶される。aは、任意の整数である。
メールアドレスハッシュのフィールドには、メールアドレスから得られたハッシュ値が設定される。組み合わせハッシュのフィールドには、メールアドレスとTaaSアカウントとの組み合わせから得られたハッシュ値が設定される。
(アカウント情報管理テーブル600の記憶内容)
次に、図6を用いて、アカウント情報管理テーブル600の記憶内容の一例について説明する。アカウント情報管理テーブル600は、例えば、図4に示した送受信装置201のメモリ402や記録媒体405などの記憶領域により実現される。
図6は、アカウント情報管理テーブル600の記憶内容の一例を示す説明図である。図6に示すように、アカウント情報管理テーブル600は、氏名と、TaaSアカウントとのフィールドを有する。アカウント情報管理テーブル600は、従業員ごとに各フィールドに情報を設定することにより、アカウント情報がレコード600-bとして記憶される。bは、任意の整数である。
氏名のフィールドには、従業員を識別する識別情報として氏名が設定される。TaaSアカウントのフィールドには、上記従業員に対応するTaaSアカウントが設定される。
(職制情報管理テーブル700の記憶内容)
次に、図7を用いて、職制情報管理テーブル700の記憶内容の一例について説明する。職制情報管理テーブル700は、例えば、図4に示した送受信装置201のメモリ402や記録媒体405などの記憶領域により実現される。
図7は、職制情報管理テーブル700の記憶内容の一例を示す説明図である。図7に示すように、職制情報管理テーブル700は、氏名と、メールアドレスとのフィールドを有する。職制情報管理テーブル700は、従業員ごとに各フィールドに情報を設定することにより、職制情報がレコード700-cとして記憶される。cは、任意の整数である。
氏名のフィールドには、従業員を識別する識別情報として氏名が設定される。メールアドレスのフィールドには、上記従業員に対応するメールアドレスが設定される。職制情報管理テーブル700は、さらに、メールアドレス以外の従業員の属性に関するフィールドを有してもよい。メールアドレス以外のフィールドは、例えば、役職と、業務内容と、他の従業員とのメールのやり取り回数とのフィールドなどである。
(契約情報管理テーブル800の記憶内容)
次に、図8を用いて、契約情報管理テーブル800の記憶内容の一例について説明する。契約情報管理テーブル800は、例えば、図4に示した送受信装置201のメモリ402や記録媒体405などの記憶領域により実現される。
図8は、契約情報管理テーブル800の記憶内容の一例を示す説明図である。図8に示すように、契約情報管理テーブル800は、契約書格納場所と、契約書本文ハッシュとのフィールドを有する。契約情報管理テーブル800は、契約書データごとに各フィールドに情報を設定することにより、契約情報がレコード800-dとして記憶される。dは、任意の整数である。
契約書格納場所のフィールドには、契約書データが格納された格納場所を示すアドレスが設定される。契約書本文ハッシュのフィールドには、上記契約書データから得られたハッシュ値が設定される。契約書本文ハッシュのフィールドには、例えば、上記契約書データに含まれる本文から得られたハッシュ値が設定される。
(ルート情報管理テーブル900の記憶内容)
次に、図9を用いて、ルート情報管理テーブル900の記憶内容の一例について説明する。ルート情報管理テーブル900は、例えば、図4に示した送受信装置201のメモリ402や記録媒体405などの記憶領域により実現される。
図9は、ルート情報管理テーブル900の記憶内容の一例を示す説明図である。図9に示すように、ルート情報管理テーブル900は、契約書本文ハッシュと、回送者とのフィールドを有する。回送者のフィールドは、例えば、所属と、氏名とのフィールドを有する。ルート情報管理テーブル900は、契約書データごとに各フィールドに情報を設定することにより、ルート情報がレコード900-eとして記憶される。eは、任意の整数である。
契約書本文ハッシュのフィールドには、契約書データから得られたハッシュ値が設定される。契約書本文ハッシュのフィールドには、例えば、上記契約書データに含まれる本文から得られたハッシュ値が設定される。回送者のフィールドには、契約書データの関係者に関する各種情報が設定される。所属のフィールドには、上記関係者の所属が設定される。氏名のフィールドには、上記関係者を識別する氏名が設定される。
(受信側装置202のハードウェア構成例)
次に、図10を用いて、図2に示した評価システム200に含まれる受信側装置202のハードウェア構成例について説明する。
図10は、受信側装置202のハードウェア構成例を示すブロック図である。図10において、受信側装置202は、CPU1001と、メモリ1002と、ネットワークI/F1003とを有する。受信側装置202は、さらに、記録媒体I/F1004と、記録媒体1005と、ディスプレイ1006と、入力装置1007とを有する。また、各構成部は、バス1000によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU1001は、受信側装置202の全体の制御を司る。メモリ1002は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU1001のワークエリアとして使用される。メモリ1002に記憶されるプログラムは、CPU1001にロードされることにより、コーディングされている処理をCPU1001に実行させる。
ネットワークI/F1003は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータに接続される。そして、ネットワークI/F1003は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。ネットワークI/F1003は、例えば、モデムやLANアダプタなどである。
記録媒体I/F1004は、CPU1001の制御に従って記録媒体1005に対するデータのリード/ライトを制御する。記録媒体I/F1004は、例えば、ディスクドライブ、SSD、USBポートなどである。記録媒体1005は、記録媒体I/F1004の制御で書き込まれたデータを記憶する不揮発メモリである。記録媒体1005は、例えば、ディスク、半導体メモリ、USBメモリなどである。記録媒体1005は、受信側装置202から着脱可能であってもよい。
ディスプレイ1006は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ1006は、例えば、CRT、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどである。入力装置1007は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置1007は、キーボードやマウスなどであってもよく、また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
受信側装置202は、上述した構成部の他、例えば、プリンタ、スキャナ、マイク、スピーカーなどを有してもよい。また、受信側装置202は、記録媒体I/F1004や記録媒体1005を複数有していてもよい。また、受信側装置202は、ディスプレイ1006、または、入力装置1007などを有していなくてもよい。また、受信側装置202は、記録媒体I/F1004や記録媒体1005を有していなくてもよい。
(中継装置203のハードウェア構成例)
次に、図11を用いて、図2に示した評価システム200に含まれる中継装置203のハードウェア構成例について説明する。
図11は、中継装置203のハードウェア構成例を示すブロック図である。図11において、中継装置203は、CPU1101と、メモリ1102と、ネットワークI/F1103と、記録媒体I/F1104と、記録媒体1105とを有する。また、各構成部は、バス1100によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU1101は、中継装置203の全体の制御を司る。メモリ1102は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU1101のワークエリアとして使用される。メモリ1102に記憶されるプログラムは、CPU1101にロードされることにより、コーディングされている処理をCPU1101に実行させる。
ネットワークI/F1103は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータに接続される。そして、ネットワークI/F1103は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。ネットワークI/F1103は、例えば、モデムやLANアダプタなどである。
記録媒体I/F1104は、CPU1101の制御に従って記録媒体1105に対するデータのリード/ライトを制御する。記録媒体I/F1104は、例えば、ディスクドライブ、SSD、USBポートなどである。記録媒体1105は、記録媒体I/F1104の制御で書き込まれたデータを記憶する不揮発メモリである。記録媒体1105は、例えば、ディスク、半導体メモリ、USBメモリなどである。記録媒体1105は、中継装置203から着脱可能であってもよい。
中継装置203は、上述した構成部の他、例えば、キーボード、マウス、ディスプレイ、プリンタ、スキャナ、マイク、スピーカーなどを有してもよい。また、中継装置203は、記録媒体I/F1104や記録媒体1105を複数有していてもよい。また、中継装置203は、記録媒体I/F1104や記録媒体1105を有していなくてもよい。
(ユーザ装置204のハードウェア構成例)
図2に示した評価システム200に含まれるユーザ装置204のハードウェア構成例は、具体的には、図4に示した送信側装置201のハードウェア構成例と同様であるため、説明を省略する。
(ユーザ装置205のハードウェア構成例)
図2に示した評価システム200に含まれるユーザ装置205のハードウェア構成例は、具体的には、図10に示した受信側装置202のハードウェア構成例と同様であるため、説明を省略する。
(評価システム200の機能的構成例)
次に、図12を用いて、評価システム200の機能的構成例について説明する。
図12は、評価システム200の機能的構成例を示すブロック図である。評価システム200は、記憶部1200と、取得部1201と、判定部1202と、評価部1203と、登録部1204と、出力部1205とを含む。各機能部は、単独のコンピュータによって実現されてもよいし、複数のコンピュータの協働によって実現されてもよい。
まず、各機能部が、送信側装置201によって実現される場合について説明する。この場合、記憶部1200は、例えば、図4に示したメモリ402や記録媒体405などの記憶領域によって実現される。以下では、記憶部1200が、送信側装置201に含まれる場合について説明するが、これに限らない。例えば、記憶部1200が、送信側装置201とは異なる装置に含まれ、記憶部1200の記憶内容が送信側装置201から参照可能である場合があってもよい。記憶部1200が、送信側装置201と、送信側装置201とは異なる装置とによって実現される場合があってもよい。
取得部1201~出力部1205は、制御部の一例として機能する。取得部1201~出力部1205は、具体的には、例えば、図4に示したメモリ402や記録媒体405などの記憶領域に記憶されたプログラムをCPU401に実行させることにより、または、ネットワークI/F403により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、図4に示したメモリ402や記録媒体405などの記憶領域に記憶される。
記憶部1200は、各機能部の処理において参照され、または更新される各種情報を記憶する。記憶部1200は、第1の情報を記憶する。第1の情報は、確定した第1の文書データに関連することが示された第2の文書データの送信者を特定する情報である。第1の文書データは、例えば、契約書データである。第2の文書データは、例えば、付帯データである。
第2の文書データは、例えば、第1の文書データに関連することを特定可能にする情報を含む。第2の文書データは、具体的には、第1の文書データを識別する識別情報を含む。第2の文書データは、より具体的には、第1の文書データに付されたタイトルまたは識別番号などを含む。
第1の情報は、例えば、第2の文書データの送信者に対応するメールアドレスから得られるハッシュ値を含む。第1の情報は、例えば、第2の文書データの送信者に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られるハッシュ値を含む。第1の文書データなどが、電子メールではなく、共有クラウドストレージなどを介してやり取りされる場合、第1の情報は、共有クラウドストレージの格納領域を示す格納先アドレスを含んでもよい。第1の情報は、例えば、取得部1201によって取得され、記憶部1200に格納される。第1の情報は、具体的には、受信側装置202によって生成され、取得部1201によって取得され、記憶部1200に格納される。
記憶部1200は、第2の情報を記憶する。第2の情報は、第1の文書データの作成から確定までのプロセスに関与した人物を特定する情報である。第2の情報は、例えば、プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスから得られるハッシュ値を含む。第2の情報は、例えば、プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られるハッシュ値を含む。第1の文書データなどが、電子メールではなく、共有クラウドストレージなどを介してやり取りされる場合、第2の情報は、共有クラウドストレージの格納領域を示す格納先アドレスを含んでもよい。第2の情報は、例えば、予め生成され、記憶部1200に格納されるとする。
記憶部1200は、例えば、第3の情報に対応付けて、第2の情報を記憶する。第3の情報は、第1の文書データを特定する情報である。第3の情報は、例えば、第1の文書データから得られるハッシュ値を含む。記憶部1200は、具体的には、職制情報管理テーブル700と、ルート情報管理テーブル900とを記憶する。第3の情報は、例えば、予め生成され、記憶部1200に格納されるとする。
記憶部1200は、第4の情報を記憶する。第4の情報は、第1の文書データを特定する情報である。第4の情報は、例えば、第1の文書データから得られるハッシュ値を含む。第4の情報は、例えば、取得部1201によって取得され、記憶部1200に格納される。第4の情報は、具体的には、受信側装置202によって生成され、取得部1201によって取得され、記憶部1200に格納される。
記憶部1200は、第5の情報を記憶する。第5の情報は、第1の文書データの送信者を特定する情報である。第5の情報は、例えば、第1の文書データの送信者に対応するメールアドレスから得られるハッシュ値を含む。第5の情報は、例えば、第1の文書データの送信者に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られるハッシュ値を含む。第5の情報は、例えば、取得部1201によって取得され、記憶部1200に格納される。第5の情報は、具体的には、受信側装置202によって生成され、取得部1201によって取得され、記憶部1200に格納される。
記憶部1200は、第6の情報を記憶する。第6の情報は、人物間の関係性を示す情報である。第6の情報は、例えば、人物の所属部署、人物間の上下関係、人物間のメールのやり取り回数などである。第6の情報は、例えば、予め生成され、記憶部1200に格納される。第6の情報は、例えば、所定のタイミングごとに更新され、記憶部1200に格納されてもよい。
取得部1201は、各機能部の処理に用いられる各種情報を取得する。取得部1201は、取得した各種情報を、記憶部1200に記憶し、または、各機能部に出力する。また、取得部1201は、記憶部1200に記憶しておいた各種情報を、各機能部に出力してもよい。取得部1201は、例えば、利用者の操作入力に基づき、各種情報を取得する。取得部1201は、例えば、送信側装置201とは異なる装置から、各種情報を受信してもよい。
取得部1201は、第1の情報を取得する。取得部1201は、例えば、第1の情報を、第1の文書データの受信側から受信することにより取得する。取得部1201は、具体的には、第1の情報を、受信側装置202から受信することにより取得する。取得部1201は、例えば、第1の情報と、第4の情報とを、第1の文書データの受信側から受信することにより取得する。取得部1201は、具体的には、第1の情報と、第4の情報とを、受信側装置202から受信することにより取得する。
取得部1201は、例えば、第1の情報を、中継装置203から受信することにより取得してもよい。中継装置203は、例えば、第1の情報を記憶する。中継装置203は、具体的には、プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスから得られる第1のハッシュ値と、プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られる第2のハッシュ値とを対応付けて記憶する。
中継装置203は、例えば、第1の情報を出力する機能を有する。中継装置203は、具体的には、第2の文書データの送信者に対応するメールアドレスから得られる第3のハッシュ値を受け付けたことに応じて、第3のハッシュ値と一致する第1のハッシュ値に対応付けられた第2のハッシュ値を、第1の情報として出力する。取得部1201は、具体的には、第1の情報として、中継装置203から出力された第2のハッシュ値を取得する。
取得部1201は、第1の文書データが、第1の文書データの受信側に送信された後、第1の文書データの送信者を特定する第5の情報を取得する。取得部1201は、例えば、第5の情報を、第1の文書データの受信側から取得する。取得部1201は、具体的には、第5の情報を、受信側装置202から受信することにより取得する。
取得部1201は、いずれかの機能部の処理を開始する開始トリガーを受け付けてもよい。開始トリガーは、例えば、利用者による所定の操作入力があったことである。開始トリガーは、例えば、他のコンピュータから、所定の情報を受信したことであってもよい。開始トリガーは、例えば、いずれかの機能部が所定の情報を出力したことであってもよい。取得部1201は、例えば、第1の情報を取得したことを、判定部1202と評価部1203との処理を開始する開始トリガーとして受け付ける。取得部1201は、例えば、第5の情報を取得したことを、登録部1204の処理を開始する開始トリガーとして受け付ける。
判定部1202は、記憶部1200の記憶内容に基づいて、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であるか否かを判定する。判定部1202は、例えば、第1の情報と、記憶部1200に記憶された第2の情報とに基づいて、第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であるか否かを判定する。
判定部1202は、具体的には、第1の情報と第2の情報とが一致すれば、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であると判定する。一方で、判定部1202は、具体的には、第1の情報と第2の情報とが一致しなければ、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物ではないと判定する。これにより、判定部1202は、第2の文書データの正当性を評価する指針を得ることができる。
判定部1202は、例えば、記憶部1200に記憶された、取得した第4の情報と一致する第3の情報に対応付けられた第2の情報を特定する。判定部1202は、例えば、取得した第2の情報と、取得した第1の情報とに基づいて、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であるか否かを判定する。
判定部1202は、具体的には、第1の情報と第2の情報とが一致すれば、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であると判定する。一方で、判定部1202は、具体的には、第1の情報と第2の情報とが一致しなければ、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物ではないと判定する。これにより、判定部1202は、第2の文書データの正当性を評価する指針を得ることができる。また、判定部1202は、第4の情報を利用するため、記憶部1200に第2の情報が複数記憶されていても、第1の情報といずれの第2の情報を比較すればよいのかを正確に特定可能にすることができる。
判定部1202は、第6の情報に基づいて、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物に関連する人物であるか否かを判定する。判定部1202は、例えば、第6の情報に基づいて、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者と、プロセスに関与した人物との関連度を算出する。
判定部1202は、具体的には、第6の情報に基づいて、第1の情報で特定される第2の文書データの送信者と、プロセスに関与した人物とが、同一または類似の部署に属する場合、関連度が大きくなるよう、関連度を算出する。類似の部署とは、例えば、類似する研究分野に関する部署である。類似の部署とは、例えば、類似する業務に関する部署である。判定部1202は、具体的には、第6の情報に基づいて、第1の情報で特定される第2の文書データの送信者と、プロセスに関与した人物とのメールのやり取り回数が多いほど、関連度が大きくなるよう、関連度を算出する。
判定部1202は、具体的には、予め、機械学習により、第6の情報に対応する教師情報に基づいて、関連度を算出する算出モデルを生成していてもよい。そして、判定部1202は、具体的には、算出モデルにより、第6の情報に基づいて、第1の情報で特定される第2の文書データの送信者と、プロセスに関与した人物との関連度を算出する。
判定部1202は、例えば、関連度が閾値以上であれば、第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物に関連する人物であると判定する。判定部1202は、例えば、関連度が閾値未満であれば、第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物に関連する人物ではないと判定する。これにより、判定部1202は、第2の文書データの正当性を評価する指針を得ることができる。
評価部1203は、判定した結果に基づいて、第2の文書データの正当性を評価する。評価部1203は、例えば、プロセスに関与した人物であると判定した場合、第2の文書データが正当であると評価する。評価部1203は、例えば、プロセスに関与した人物ではないと判定した場合、第2の文書データが正当ではないと評価する。これにより、評価部1203は、送信者が、プロセスに関与した人物であるか否かの観点から、第2の文書データの正当性を評価することができ、第1の文書データの受信側と送信側とにかかる作業負担の低減化を図ることができる。また、評価部1203は、セキュリティの向上を図ることができる。
評価部1203は、例えば、プロセスに関与した人物に関連する人物であると判定した場合、第2の文書データが正当であると評価する。評価部1203は、例えば、プロセスに関与した人物に関連する人物ではないと判定した場合、第2の文書データが正当ではないと評価する。これにより、評価部1203は、送信者が、プロセスに関与した人物に関連する人物であるか否かの観点から、第2の文書データの正当性を評価することができ、第1の文書データの受信側と送信側とにかかる作業負担の低減化を図ることができる。また、評価部1203は、セキュリティの向上を図ることができる。
評価部1203は、例えば、判定した結果に基づいて、第2の文書データの正当性を数値的または段階的に評価してもよい。正当性の度合いは、例えば、高い方から段階的に、「高」、「中」、「低」と表現されるとする。評価部1203は、具体的には、プロセスに関与した人物であると判定した場合、第2の文書データの正当性を「高」であると評価する。
また、評価部1203は、具体的には、プロセスに関与した人物ではなく、プロセスに関与した人物に関連する人物であると判定した場合、第2の文書データの正当性を「中」であると評価する。また、評価部1203は、具体的には、プロセスに関与した人物ではなく、プロセスに関与した人物に関連する人物ではないと判定した場合、第2の文書データの正当性を「低」であると評価する。これにより、評価部1203は、第2の文書データの正当性の度合いを評価することができ、第1の文書データの受信側と送信側とにかかる作業負担の低減化を図ることができる。また、評価部1203は、セキュリティの向上を図ることができる。
評価部1203は、判定した結果を、第1の文書データの受信側に送信することにより、第1の文書データの受信側において、第2の文書データの正当性を評価させてもよい。評価部1203は、例えば、判定した結果を、受信側装置202に送信することにより、受信側装置202において、第2の文書データの正当性を評価させる。これにより、評価部1203は、第1の文書データの受信側において、第2の文書データの正当性を評価可能にすることができ、第1の文書データの受信側と送信側とにかかる作業負担の低減化を図ることができる。また、評価部1203は、セキュリティの向上を図ることができる。
登録部1204は、取得した第5の情報に基づいて、プロセスに関与した人物を特定する。登録部1204は、特定したプロセスに関与した人物を特定する第1の情報を、中継装置203に送信することにより、中継装置203に記憶させる。
登録部1204は、例えば、特定したプロセスに関与した人物に対応するメールアドレスから得られる第1のハッシュ値を生成する。また、登録部1204は、例えば、特定したプロセスに関与した人物に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られる第2のハッシュ値を生成する。そして、登録部1204は、例えば、生成した第1のハッシュ値と、生成した第2のハッシュ値とを、中継装置203に送信することにより、中継装置203に記憶させる。これにより、登録部1204は、第1の文書データの受信側に、第1の情報を把握させずに済ませることができ、セキュリティの向上を図ることができる。
出力部1205は、少なくともいずれかの機能部の処理結果を出力する。出力形式は、例えば、ディスプレイへの表示、プリンタへの印刷出力、ネットワークI/F403による外部装置への送信、または、メモリ402や記録媒体405などの記憶領域への記憶である。これにより、出力部1205は、少なくともいずれかの機能部の処理結果を利用者に通知可能にし、送信側装置201の利便性の向上を図ることができる。
出力部1205は、評価した結果を出力する。出力部1205は、例えば、評価した結果を、第1の文書データの受信側に属するユーザが参照可能に出力する。出力部1205は、例えば、評価した結果を、第1の文書データの受信側に送信する。これにより、出力部1205は、第2の文書データの正当性を、第1の文書データの受信側に属するユーザが判断し易くすることができ、セキュリティの向上を図ることができる。
次に、各機能部が、受信側装置202によって実現される場合について説明する。この場合、記憶部1200は、例えば、図10に示したメモリ1002や記録媒体1005などの記憶領域によって実現される。以下では、記憶部1200が、受信側装置202に含まれる場合について説明するが、これに限らない。例えば、記憶部1200が、受信側装置202とは異なる装置に含まれ、記憶部1200の記憶内容が受信側装置202から参照可能である場合があってもよい。記憶部1200が、受信側装置202と、受信側装置202とは異なる装置とによって実現される場合があってもよい。
取得部1201~出力部1205は、制御部の一例として機能する。取得部1201~出力部1205は、具体的には、例えば、図10に示したメモリ1002や記録媒体1005などの記憶領域に記憶されたプログラムをCPU1001に実行させることにより、または、ネットワークI/F1003により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、図10に示したメモリ1002や記録媒体1005などの記憶領域に記憶される。
記憶部1200は、各機能部の処理において参照され、または更新される各種情報を記憶する。記憶部1200は、第1の情報を記憶する。第1の情報は、例えば、取得部1201によって取得され、記憶部1200に格納される。記憶部1200は、第2の情報を記憶する。第2の情報は、例えば、取得部1201によって取得され、記憶部1200に格納されるとする。記憶部1200は、例えば、第3の情報に対応付けて、第2の情報を記憶する。第3の情報は、例えば、取得部1201によって取得され、記憶部1200に格納されるとする。
記憶部1200は、第4の情報を記憶する。第4の情報は、例えば、取得部1201によって取得され、記憶部1200に格納される。記憶部1200は、第5の情報を記憶する。第5の情報は、例えば、取得部1201によって取得され、記憶部1200に格納される。記憶部1200は、第6の情報を記憶する。第6の情報は、例えば、予め生成され、記憶部1200に格納される。第6の情報は、例えば、所定のタイミングごとに更新され、記憶部1200に格納されてもよい。
取得部1201は、各機能部の処理に用いられる各種情報を取得する。取得部1201は、取得した各種情報を、記憶部1200に記憶し、または、各機能部に出力する。また、取得部1201は、記憶部1200に記憶しておいた各種情報を、各機能部に出力してもよい。取得部1201は、例えば、利用者の操作入力に基づき、各種情報を取得する。取得部1201は、例えば、受信側装置202とは異なる装置から、各種情報を受信してもよい。
取得部1201は、第1の情報を取得する。取得部1201は、例えば、第1の情報を生成することにより取得する。取得部1201は、具体的には、第2の文書データの送信者に対応するメールアドレスから得られるハッシュ値を、第1の情報として生成することにより取得する。
取得部1201は、例えば、第1の情報と、第4の情報とを取得する。取得部1201は、具体的には、第1の情報と、第4の情報とを生成することにより取得する。取得部1201は、具体的には、第2の文書データの送信者に対応するメールアドレスから得られるハッシュ値を、第1の情報として生成することにより取得する。取得部1201は、具体的には、第1の文書データから得られるハッシュ値を、第4の情報として生成することにより取得する。
取得部1201は、例えば、第1の情報を、中継装置203から受信することにより取得してもよい。中継装置203は、例えば、第1の情報を記憶する。中継装置203は、具体的には、プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスから得られる第1のハッシュ値と、プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られる第2のハッシュ値とを対応付けて記憶する。
中継装置203は、例えば、第1の情報を出力する機能を有する。中継装置203は、具体的には、第2の文書データの送信者に対応するメールアドレスから得られる第3のハッシュ値を受け付けたことに応じて、第3のハッシュ値と一致する第1のハッシュ値に対応付けられた第2のハッシュ値を、第1の情報として出力する。取得部1201は、具体的には、第3のハッシュ値を、中継装置203に送信する。取得部1201は、送信した結果、第1の情報として、中継装置203から出力された第2のハッシュ値を取得する。
取得部1201は、例えば、第1の情報についての問い合わせを、第1の文書データの送信側に送信することにより、第1の情報を取得してもよい。取得部1201は、具体的には、第3のハッシュ値を含む、第1の情報についての問い合わせを、第1の文書データの送信側に送信する。取得部1201は、具体的には、送信した結果、第2の文書データの送信者に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られるハッシュ値を、第1の情報として第1の文書データの送信側から取得する。
取得部1201は、第2の情報を取得する。取得部1201は、例えば、第4の情報を含む、第2の情報についての問い合わせを、第1の文書データの送信側に送信する。そして、取得部1201は、例えば、第2の情報を、第1の文書データの送信側から受信することにより取得する。
取得部1201は、例えば、第2の情報を、中継装置203から受信することにより取得してもよい。中継装置203は、例えば、第2の情報を記憶する。中継装置203は、具体的には、第1の文書データから得られる第4のハッシュ値と、プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られる第2のハッシュ値とを対応付けて記憶する。
中継装置203は、例えば、第2の情報を出力する機能を有する。中継装置203は、具体的には、第1の文書データから得られる第5のハッシュ値を受け付けたことに応じて、第5のハッシュ値と一致する第4のハッシュ値に対応付けられた第2のハッシュ値を、第2の情報として出力する。取得部1201は、具体的には、第4のハッシュ値を、中継装置203に送信する。取得部1201は、送信した結果、第2の情報として、中継装置203から出力された第2のハッシュ値を取得する。
取得部1201は、いずれかの機能部の処理を開始する開始トリガーを受け付けてもよい。開始トリガーは、例えば、利用者による所定の操作入力があったことである。開始トリガーは、例えば、他のコンピュータから、所定の情報を受信したことであってもよい。開始トリガーは、例えば、いずれかの機能部が所定の情報を出力したことであってもよい。取得部1201は、例えば、第1の情報と第2の情報とを取得したことを、判定部1202と評価部1203との処理を開始する開始トリガーとして受け付ける。
判定部1202は、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であるか否かを判定する。判定部1202は、例えば、第1の情報と、第2の情報とに基づいて、第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であるか否かを判定する。
判定部1202は、具体的には、第1の情報と第2の情報とが一致すれば、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であると判定する。一方で、判定部1202は、具体的には、第1の情報と第2の情報とが一致しなければ、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物ではないと判定する。これにより、判定部1202は、第2の文書データの正当性を評価する指針を得ることができる。
判定部1202は、第6の情報に基づいて、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物に関連する人物であるか否かを判定する。判定部1202は、例えば、第6の情報に基づいて、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者と、プロセスに関与した人物との関連度を算出する。
判定部1202は、例えば、関連度が閾値以上であれば、第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物に関連する人物であると判定する。判定部1202は、例えば、関連度が閾値未満であれば、第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物に関連する人物ではないと判定する。これにより、判定部1202は、第2の文書データの正当性を評価する指針を得ることができる。
評価部1203は、判定した結果に基づいて、第2の文書データの正当性を評価する。評価部1203は、例えば、プロセスに関与した人物であると判定した場合、第2の文書データが正当であると評価する。評価部1203は、例えば、プロセスに関与した人物ではないと判定した場合、第2の文書データが正当ではないと評価する。これにより、評価部1203は、送信者が、プロセスに関与した人物であるか否かの観点から、第2の文書データの正当性を評価することができ、第1の文書データの受信側と送信側とにかかる作業負担の低減化を図ることができる。また、評価部1203は、セキュリティの向上を図ることができる。
評価部1203は、例えば、プロセスに関与した人物に関連する人物であると判定した場合、第2の文書データが正当であると評価する。評価部1203は、例えば、プロセスに関与した人物に関連する人物ではないと判定した場合、第2の文書データが正当ではないと評価する。これにより、評価部1203は、送信者が、プロセスに関与した人物に関連する人物であるか否かの観点から、第2の文書データの正当性を評価することができ、第1の文書データの受信側と送信側とにかかる作業負担の低減化を図ることができる。また、評価部1203は、セキュリティの向上を図ることができる。
評価部1203は、例えば、判定した結果に基づいて、第2の文書データの正当性を数値的または段階的に評価してもよい。正当性の度合いは、例えば、高い方から段階的に、「高」、「中」、「低」と表現されるとする。評価部1203は、具体的には、プロセスに関与した人物であると判定した場合、第2の文書データの正当性を「高」であると評価する。
また、評価部1203は、具体的には、プロセスに関与した人物ではなく、プロセスに関与した人物に関連する人物であると判定した場合、第2の文書データの正当性を「中」であると評価する。また、評価部1203は、具体的には、プロセスに関与した人物ではなく、プロセスに関与した人物に関連する人物ではないと判定した場合、第2の文書データの正当性を「低」であると評価する。これにより、評価部1203は、第2の文書データの正当性の度合いを評価することができ、第1の文書データの受信側と送信側とにかかる作業負担の低減化を図ることができる。また、評価部1203は、セキュリティの向上を図ることができる。
出力部1205は、少なくともいずれかの機能部の処理結果を出力する。出力形式は、例えば、ディスプレイへの表示、プリンタへの印刷出力、ネットワークI/F1003による外部装置への送信、または、メモリ1002や記録媒体1005などの記憶領域への記憶である。これにより、出力部1205は、少なくともいずれかの機能部の処理結果を利用者に通知可能にし、受信側装置202の利便性の向上を図ることができる。
出力部1205は、評価した結果を出力する。出力部1205は、例えば、評価した結果を、第1の文書データの受信側に属するユーザが参照可能に出力する。これにより、出力部1205は、第2の文書データの正当性を、第1の文書データの受信側に属するユーザが判断し易くすることができ、セキュリティの向上を図ることができる。
次に、各機能部が、中継装置203によって実現される場合について説明する。この場合、記憶部1200は、例えば、図11に示したメモリ1102や記録媒体1105などの記憶領域によって実現される。以下では、記憶部1200が、中継装置203に含まれる場合について説明するが、これに限らない。例えば、記憶部1200が、中継装置203とは異なる装置に含まれ、記憶部1200の記憶内容が中継装置203から参照可能である場合があってもよい。記憶部1200が、中継装置203と、中継装置203とは異なる装置とによって実現される場合があってもよい。
取得部1201~出力部1205は、制御部の一例として機能する。取得部1201~出力部1205は、具体的には、例えば、図11に示したメモリ1102や記録媒体1105などの記憶領域に記憶されたプログラムをCPU1101に実行させることにより、または、ネットワークI/F1103により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、図11に示したメモリ1102や記録媒体1105などの記憶領域に記憶される。
記憶部1200は、各機能部の処理において参照され、または更新される各種情報を記憶する。記憶部1200は、第1の情報を記憶する。第1の情報は、例えば、取得部1201によって取得され、記憶部1200に格納される。記憶部1200は、第2の情報を記憶する。第2の情報は、例えば、取得部1201によって取得され、記憶部1200に格納されるとする。記憶部1200は、例えば、第3の情報に対応付けて、第2の情報を記憶する。第3の情報は、例えば、取得部1201によって取得され、記憶部1200に格納されるとする。
記憶部1200は、第4の情報を記憶する。第4の情報は、例えば、取得部1201によって取得され、記憶部1200に格納される。記憶部1200は、第5の情報を記憶する。第5の情報は、例えば、取得部1201によって取得され、記憶部1200に格納される。記憶部1200は、第6の情報を記憶する。第6の情報は、例えば、予め生成され、記憶部1200に格納される。第6の情報は、例えば、所定のタイミングごとに更新され、記憶部1200に格納されてもよい。
取得部1201は、各機能部の処理に用いられる各種情報を取得する。取得部1201は、取得した各種情報を、記憶部1200に記憶し、または、各機能部に出力する。また、取得部1201は、記憶部1200に記憶しておいた各種情報を、各機能部に出力してもよい。取得部1201は、例えば、利用者の操作入力に基づき、各種情報を取得する。取得部1201は、例えば、中継装置203とは異なる装置から、各種情報を受信してもよい。
取得部1201は、第1の情報を取得する。取得部1201は、例えば、第1の情報を、第1の文書データの受信側から受信することにより取得する。取得部1201は、第1の情報と、第4の情報とを取得する。取得部1201は、例えば、第1の情報と、第4の情報とを、第1の文書データの受信側から受信することにより取得する。
取得部1201は、第2の情報を取得する。取得部1201は、例えば、予め、第3の情報と対応付けられた第2の情報を、第1の文書データの送信側から受信することにより取得する。
取得部1201は、例えば、第4の情報を含む、第2の情報についての問い合わせを、第1の文書データの送信側に送信してもよい。そして、取得部1201は、例えば、送信した結果、第2の情報を、第1の文書データの送信側から受信することにより取得する。
取得部1201は、いずれかの機能部の処理を開始する開始トリガーを受け付けてもよい。開始トリガーは、例えば、利用者による所定の操作入力があったことである。開始トリガーは、例えば、他のコンピュータから、所定の情報を受信したことであってもよい。開始トリガーは、例えば、いずれかの機能部が所定の情報を出力したことであってもよい。取得部1201は、例えば、第1の情報と第2の情報とを取得したことを、判定部1202と評価部1203との処理を開始する開始トリガーとして受け付ける。
判定部1202は、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であるか否かを判定する。判定部1202は、例えば、第1の情報と、第2の情報とに基づいて、第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であるか否かを判定する。
判定部1202は、具体的には、第1の情報と第2の情報とが一致すれば、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であると判定する。一方で、判定部1202は、具体的には、第1の情報と第2の情報とが一致しなければ、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物ではないと判定する。これにより、判定部1202は、第2の文書データの正当性を評価する指針を得ることができる。
判定部1202は、例えば、記憶部1200に記憶された、取得した第4の情報と一致する第3の情報に対応付けられた第2の情報を特定する。判定部1202は、例えば、取得した第2の情報と、取得した第1の情報とに基づいて、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であるか否かを判定する。
判定部1202は、具体的には、第1の情報と第2の情報とが一致すれば、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であると判定する。一方で、判定部1202は、具体的には、第1の情報と第2の情報とが一致しなければ、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物ではないと判定する。これにより、判定部1202は、第2の文書データの正当性を評価する指針を得ることができる。また、判定部1202は、第4の情報を利用するため、記憶部1200に第2の情報が複数記憶されていても、第1の情報といずれの第2の情報を比較すればよいのかを正確に特定可能にすることができる。
判定部1202は、第6の情報に基づいて、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物に関連する人物であるか否かを判定する。判定部1202は、例えば、第6の情報に基づいて、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者と、プロセスに関与した人物との関連度を算出する。
判定部1202は、例えば、関連度が閾値以上であれば、第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物に関連する人物であると判定する。判定部1202は、例えば、関連度が閾値未満であれば、第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物に関連する人物ではないと判定する。これにより、判定部1202は、第2の文書データの正当性を評価する指針を得ることができる。
評価部1203は、判定した結果に基づいて、第2の文書データの正当性を評価する。評価部1203は、例えば、プロセスに関与した人物であると判定した場合、第2の文書データが正当であると評価する。評価部1203は、例えば、プロセスに関与した人物ではないと判定した場合、第2の文書データが正当ではないと評価する。これにより、評価部1203は、送信者が、プロセスに関与した人物であるか否かの観点から、第2の文書データの正当性を評価することができ、第1の文書データの受信側と送信側とにかかる作業負担の低減化を図ることができる。また、評価部1203は、セキュリティの向上を図ることができる。
評価部1203は、例えば、プロセスに関与した人物に関連する人物であると判定した場合、第2の文書データが正当であると評価する。評価部1203は、例えば、プロセスに関与した人物に関連する人物ではないと判定した場合、第2の文書データが正当ではないと評価する。これにより、評価部1203は、送信者が、プロセスに関与した人物に関連する人物であるか否かの観点から、第2の文書データの正当性を評価することができ、第1の文書データの受信側と送信側とにかかる作業負担の低減化を図ることができる。また、評価部1203は、セキュリティの向上を図ることができる。
評価部1203は、例えば、判定した結果に基づいて、第2の文書データの正当性を数値的または段階的に評価してもよい。正当性の度合いは、例えば、高い方から段階的に、「高」、「中」、「低」と表現されるとする。評価部1203は、具体的には、プロセスに関与した人物であると判定した場合、第2の文書データの正当性を「高」であると評価する。
また、評価部1203は、具体的には、プロセスに関与した人物ではなく、プロセスに関与した人物に関連する人物であると判定した場合、第2の文書データの正当性を「中」であると評価する。また、評価部1203は、具体的には、プロセスに関与した人物ではなく、プロセスに関与した人物に関連する人物ではないと判定した場合、第2の文書データの正当性を「低」であると評価する。これにより、評価部1203は、第2の文書データの正当性の度合いを評価することができ、第1の文書データの受信側と送信側とにかかる作業負担の低減化を図ることができる。また、評価部1203は、セキュリティの向上を図ることができる。
出力部1205は、少なくともいずれかの機能部の処理結果を出力する。出力形式は、例えば、ディスプレイへの表示、プリンタへの印刷出力、ネットワークI/F1103による外部装置への送信、または、メモリ1102や記録媒体1105などの記憶領域への記憶である。これにより、出力部1205は、少なくともいずれかの機能部の処理結果を利用者に通知可能にし、中継装置203の利便性の向上を図ることができる。
出力部1205は、評価した結果を出力する。出力部1205は、例えば、評価した結果を、第1の文書データの受信側に属するユーザが参照可能に出力する。出力部1205は、具体的には、評価した結果を、第1の文書データの受信側に送信する。これにより、出力部1205は、第2の文書データの正当性を、第1の文書データの受信側に属するユーザが判断し易くすることができ、セキュリティの向上を図ることができる。
(評価システム200の動作例1)
次に、図13~図20を用いて、評価システム200の動作例1について説明する。動作例1は、評価システム200が、中継装置203を含まない場合に対応する。まず、図13を用いて、動作例1における評価システム200の機能的構成の具体例について説明する。
図13は、動作例1における評価システム200の機能的構成の具体例を示すブロック図である。図13において、評価システム200は、A社TaaSを実現する送信側装置201と、B社TaaSを実現する受信側装置202とを含む。
送信側装置201は、TaaSコア部1310と、確認依頼部1320と、ハッシュ計算部1330と、確認処理部1340とを有する。TaaSコア部1310は、契約情報管理部1311と、契約情報登録部1312とを含む。確認処理部1340は、ルート確認部1341と、職制情報確認部1342とを含む。
送信側装置201は、A社に関する契約情報DB(DataBase)1301にアクセス可能である。契約情報DB1301は、契約情報と、契約書本文ハッシュと、ルート情報とを含む。契約情報は、例えば、契約書情報と、付帯情報とを含む。契約情報DB1301は、契約情報管理テーブル800およびルート情報管理テーブル900によって実現される。送信側装置201は、ワークフローサービス1302を介して、ワークフローデータ1303にアクセス可能である。ワークフローデータ1303は、契約書情報の作成から確定までのプロセスにおいて、契約書情報がいずれの人物による承認を経るかを示す。送信側装置201は、ディレクトリサービス1304を介して、職制情報1305にアクセス可能である。職制情報1305は、例えば、職制情報管理テーブル700によって実現される。
受信側装置202は、送信側装置201と同様に、TaaSコア部1310と、確認依頼部1320と、ハッシュ計算部1330と、確認処理部1340とを有する。受信側装置202は、送信側装置201と同様に、B社に関する契約情報DB1301にアクセス可能である。
契約情報管理部1311は、受信側装置202においては、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値を取得し、確認依頼部1320に送信する。契約情報登録部1312は、受信側装置202においては、付帯情報の送信元についての確認依頼を、確認依頼部1320に送信する。
契約情報登録部1312は、受信側装置202においては、判定した結果、一致する組み合わせが存在すれば、付帯情報をTaaSに登録する。契約情報登録部1312は、受信側装置202においては、判定した結果、一致する組み合わせがなければ、付帯情報を破棄し、受信側ユーザ宛てにアラートを出力する。
確認依頼部1320は、受信側装置202においては、送信元メールアドレスのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された送信元メールアドレスのハッシュ値を取得する。確認依頼部1320は、受信側装置202においては、送信元メールアドレスのハッシュ値と、契約書本文のハッシュ値とを含む、付帯情報の送信元についての確認要求を、送信側装置201に送信する。
確認依頼部1320は、受信側装置202においては、比較した結果を受信する。確認依頼部1320は、受信側装置202においては、比較した結果に基づいて、担当者メールアドレスのハッシュ値と、送信元メールアドレスのハッシュ値とが一致する組み合わせが存在するか否かを判定する。確認依頼部1320は、受信側装置202においては、判定した結果を、契約情報登録部1312に送信する。
確認依頼部1320は、送信側装置201においては、付帯情報の送信元についての確認要求を受信し、確認処理部1340に送信する。確認依頼部1320は、送信側装置201においては、比較した結果を、受信側装置202に送信する。
ハッシュ計算部1330は、送信側装置201においては、担当者メールアドレスのハッシュ値を生成する。ハッシュ計算部1330は、受信側装置202においては、送信元メールアドレスのハッシュ値を生成する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、受信した確認要求に含まれる契約書本文のハッシュ値を含む、担当者の抽出依頼を、ルート確認部1341に送信する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、ルート確認部1341で抽出した担当者を、ルート確認部1341から受信する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、ルート確認部1341で抽出した担当者の氏名を含む、担当者メールアドレスの取得依頼を、職制情報確認部1342に送信する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者メールアドレスを、職制情報確認部1342から受信する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者メールアドレスのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された担当者メールアドレスのハッシュ値を取得する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、確認要求に含まれる送信元メールアドレスのハッシュ値と、担当者メールアドレスのハッシュ値とを比較し、比較した結果を、確認依頼部1320に送信する。
ルート確認部1341は、送信側装置201においては、契約書本文のハッシュ値をキーとして、契約書本文のハッシュ値に対応付けられた担当者の氏名を抽出し、確認処理部1340に送信する。職制情報確認部1342は、送信側装置201においては、担当者の氏名に対応付けられた担当者メールアドレスを抽出し、確認処理部1340に送信する。
次に、図14~図20を用いて、評価システム200の動作例1について説明する。
図14~図20は、評価システム200の動作例1を示す説明図である。図14に示すように、A社310とB社320とで、契約1400が締結されたとする。A社310では、G部署に属するBさんが、ユーザ装置204を用いて、契約1400にかかる契約書情報を承認し、確定し、メールを介して、B社320に送信したとする。B社320では、Y部署に属するPさんが、ユーザ装置205を用いて、メールを介して、契約1400にかかる契約書情報を受信し、承認したとする。受信側装置202は、ユーザ装置205との通信により、契約書情報を、契約情報DB1301に登録したとする。
その後、B社320で、Y部署に属するPさんが、ユーザ装置205を用いて、メールを介して、付帯情報を受信し、契約書情報に付帯する付帯情報であると判断したとする。ここで、受信側装置202は、Pさんの操作入力に基づき、付帯情報の送信元についての確認依頼の入力を受け付けたとする。確認依頼は、付帯情報を含んでもよい。確認依頼は、付帯情報が、いずれの契約書情報に対応するのかを特定可能にする情報を含んでもよい。受信側装置202は、確認依頼を受け付けたことに応じて、付帯情報の送信元についての確認要求を生成し、送信側装置201に送信する。
送信側装置201は、付帯情報の送信元についての確認要求を受信すると、付帯情報の送信元が、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かを示す情報を、受信側装置202に返信する。受信側装置202は、付帯情報の送信元が、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かを示す情報を受信する。受信側装置202は、受信した情報に基づいて、付帯情報の正当性を評価する。受信側装置202は、付帯情報の正当性を評価した結果に基づいて、付帯情報をTaaSに登録し、または、付帯情報を破棄する。ここで、図15~図20の説明に移行し、送信側装置201と受信側装置202との動作の流れについて具体的に説明する。
図15において、ユーザ装置204は、契約書情報を、ユーザ装置205に送信する。送信側装置201は、ユーザ装置204との通信により、契約書情報を取得する。送信側装置201は、契約書情報に含まれる契約書本文から得られるハッシュ値Hash(Ac)を、A社310のTaaSに登録し、A社310の契約情報DB1301に格納する。
ユーザ装置205は、契約書情報を、ユーザ装置204から受信する。受信側装置202は、ユーザ装置205との通信により、受信された契約書情報を取得する。受信側装置202は、契約書情報を、B社320のTaaSに登録し、B社320の契約情報DB1301に格納する。また、受信側装置202は、契約書情報に含まれる契約書本文から得られるハッシュ値Hash(Ac)を、B社320のTaaSに登録し、B社320の契約情報DB1301に格納する。次に、図16の説明に移行する。
図16において、(16-1)ユーザ装置205は、Cさんからのメールにより、付帯情報を受信する。受信側装置202は、ユーザ装置205との通信により、付帯情報を取得する。受信側装置202は、ユーザ装置205との通信により、付帯情報の送信者であるCさんのメールアドレスMFcを取得する。受信側装置202は、取得したCさんのメールアドレスMFcから得られるハッシュ値Hash(MFc)を生成する。
(16-2)受信側装置202は、Pさんの操作入力に基づき、付帯情報に関連することが示された契約書情報を特定する。受信側装置202は、例えば、Pさんの操作入力に基づきユーザ装置205から出力された確認依頼に基づいて、付帯情報に関連することが示された契約書情報を特定する。受信側装置202は、特定した契約書情報に含まれる契約書本文から得られるハッシュ値Hash(Ac)を取得する。受信側装置202は、取得したハッシュ値Hash(Ac)と、生成したハッシュ値Hash(MFc)とを含む確認要求を、送信側装置201に送信する。次に、図17の説明に移行する。
図17において、送信側装置201は、確認要求を受信する。送信側装置201は、確認要求から、ハッシュ値Hash(Ac)と、ハッシュ値Hash(MFc)とを抽出する。
(17-1)送信側装置201は、抽出したハッシュ値Hash(Ac)をキーにして、ルート情報管理テーブル900から、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物の氏名を取得する。プロセスに関与した人物は、例えば、契約1400に関与した人物に対応する。送信側装置201は、例えば、抽出したハッシュ値Hash(Ac)と一致するハッシュ値に対応付けられたBさんの氏名Bなどを取得する。
送信側装置201は、抽出したハッシュ値Hash(Ac)をキーにして、ワークフローデータ1303から、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物の氏名を取得してもよい。次に、図18の説明に移行する。
図18において、(18-1)送信側装置201は、取得した氏名Bをキーにして、職制情報管理テーブル700から、取得した氏名Bに対応付けられたメールアドレスMBを取得する。
(18-2)送信側装置201は、取得したメールアドレスMBから得られるハッシュ値Hash(MB)を生成する。次に、図19の説明に移行する。
図19において、(19-1)送信側装置201は、抽出したハッシュ値Hash(MFc)と、生成したハッシュ値Hash(MB)とが一致するか否かを確認する。
ここで、ハッシュ値Hash(MFc)は、付帯情報の送信者に対応する。そして、ハッシュ値Hash(MB)は、契約1400に関与した人物に対応する。従って、送信側装置201は、ハッシュ値Hash(MFc)と、ハッシュ値Hash(MB)とが一致するか否かを確認することにより、付帯情報の送信者と、契約1400に関与した人物とが一致するか否かを確認することになる。
(19-2)送信側装置201は、ハッシュ値Hash(MFc)と、ハッシュ値Hash(MB)とが一致するか否かを確認した結果を、受信側装置202に送信する。換言すれば、送信側装置201は、付帯情報の送信者と、契約1400に関与した人物とが一致するか否かを確認した結果を特定する情報を、受信側装置202に送信する。次に、図20の説明に移行する。
図20において、受信側装置202は、確認した結果を受信する。(20-1)受信側装置202は、確認した結果が、付帯情報の送信者と、契約1400に関与した人物とが一致することを示せば、付帯情報を正当であると評価する。受信側装置202は、付帯情報を正当であると評価した場合、付帯情報をB社320のTaaSに登録し、B社320の契約情報DB1301に格納する。
(20-2)受信側装置202は、確認した結果が、付帯情報の送信者と、契約1400に関与した人物とが一致しないことを示せば、付帯情報を正当ではないと評価する。受信側装置202は、付帯情報を正当ではないと評価した場合、付帯情報を破棄する。受信側装置202は、付帯情報を正当ではないと評価した場合、付帯情報の送信者が、契約1400に関与した人物ではないことを示すアラートを、受信側ユーザが参照可能に出力する。
これにより、評価システム200は、PさんなどのB社320に属する人物が、付帯情報が正当であるか否かを評価し易くすることができる。このため、評価システム200は、PさんなどのB社320に属する人物にかかる作業負担の低減化を図ることができる。また、評価システム200は、付帯情報の正当性を評価するにあたり、PさんなどのB社320に属する人物が、BさんなどのA社310に属する人物に問い合わせずに済ませることができる。このため、評価システム200は、BさんなどのA社310に属する人物にかかる作業負担の低減化を図ることができる。また、評価システム200は、B社320で不正な付帯情報を利用してしまうことを防止することができ、セキュリティの向上を図ることができる。
(動作例1における全体処理手順)
次に、図21~図23を用いて、評価システム200が実行する、動作例1における全体処理手順の一例について説明する。全体処理は、例えば、送信側装置201と、受信側装置202とによって実現される。
図21~図23は、動作例1における全体処理手順の一例を示すシーケンス図である。図21において、受信側装置202は、契約情報登録部1312により、付帯情報の送信元についての確認依頼を、確認依頼部1320に送信する(ステップS2101)。
受信側装置202は、確認依頼部1320により、確認依頼を受信すると、送信元メールアドレスのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された送信元メールアドレスのハッシュ値を取得する(ステップS2102)。受信側装置202は、確認依頼部1320により、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値の取得依頼を、契約情報管理部1311に送信する。
受信側装置202は、契約情報管理部1311により、取得依頼を受信すると、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値を取得し、確認依頼部1320に送信する(ステップS2103)。
受信側装置202は、確認依頼部1320により、契約書本文のハッシュ値を受信すると、送信元メールアドレスのハッシュ値と、契約書本文のハッシュ値とを含む、付帯情報の送信元についての確認要求を、送信側装置201に送信する(ステップS2104)。
送信側装置201は、確認依頼部1320により、付帯情報の送信元についての確認要求を受信し、確認処理部1340に送信する(ステップS2105)。次に、図22の説明に移行する。
図22において、送信側装置201は、確認処理部1340により、確認要求を受信すると、受信した確認要求に含まれる契約書本文のハッシュ値を含む、担当者の抽出依頼を、ルート確認部1341に送信する(ステップS2201)。
送信側装置201は、ルート確認部1341により、契約書本文のハッシュ値をキーとして、契約書本文のハッシュ値に対応付けられた担当者の氏名を抽出し、確認処理部1340に送信する(ステップS2202)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者の氏名を受信すると、受信した担当者の氏名を含む、担当者メールアドレスの取得依頼を、職制情報確認部1342に送信する(ステップS2203)。
送信側装置201は、職制情報確認部1342により、取得依頼を受信すると、担当者の氏名に対応付けられた担当者メールアドレスを抽出し、確認処理部1340に送信する(ステップS2204)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者メールアドレスを受信すると、受信した担当者メールアドレスのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された担当者メールアドレスのハッシュ値を取得する(ステップS2205)。次に、図23の説明に移行する。
図23において、送信側装置201は、確認処理部1340により、確認要求に含まれる送信元メールアドレスのハッシュ値と、担当者メールアドレスのハッシュ値とを比較し、比較した結果を、確認依頼部1320に送信する(ステップS2301)。
送信側装置201は、確認依頼部1320により、比較した結果を受信すると、受信した比較した結果を、受信側装置202に送信する(ステップS2302)。
受信側装置202は、確認依頼部1320により、比較した結果を受信する。次に、受信側装置202は、確認依頼部1320により、受信した比較した結果に基づいて、担当者メールアドレスのハッシュ値と、送信元メールアドレスのハッシュ値とが一致する組み合わせが存在するか否かを判定する(ステップS2303)。
ここで、一致する組み合わせが存在する場合(ステップS2303:Yes)、受信側装置202は、ステップS2304の処理に移行する。一方で、一致する組み合わせが存在しない場合(ステップS2303:No)、受信側装置202は、ステップS2305の処理に移行する。
ステップS2304では、受信側装置202は、契約情報登録部1312により、付帯情報を、TaaSに登録する(ステップS2304)。そして、評価システム200は、全体処理を終了する。
ステップS2305では、受信側装置202は、契約情報登録部1312により、付帯情報を破棄し、ユーザ宛てにアラートを出力する(ステップS2305)。そして、評価システム200は、全体処理を終了する。これにより、評価システム200は、付帯情報の正当性を精度よく評価することができ、セキュリティの向上を図ることができる。
(評価システム200の動作例2)
次に、図24~図32を用いて、評価システム200の動作例2について説明する。
上述した動作例1は、送信側装置201と受信側装置202とが、付帯情報の送信元メールアドレスから得られるハッシュ値を利用する場合に対応する。これに対し、動作例2は、送信側装置201と受信側装置202とが、付帯情報の送信元メールアドレスと送信元TaaSアカウントとの送信元組み合わせから得られるハッシュ値を利用する場合に対応する。また、動作例2は、評価システム200が、中継装置203を含まない場合に対応する。まず、図24を用いて、動作例2における評価システム200の機能的構成の具体例について説明する。
図24は、動作例2における評価システム200の機能的構成の具体例を示すブロック図である。図24において、図13と同様の要素については、図13と同一の符号を付す。評価システム200は、A社TaaSを実現する送信側装置201と、B社TaaSを実現する受信側装置202とを含む。
送信側装置201は、TaaSコア部1310と、確認依頼部1320と、ハッシュ計算部1330と、確認処理部1340とを有する。TaaSコア部1310は、契約情報管理部1311と、契約情報登録部1312とを含む。確認処理部1340は、ルート確認部1341と、職制情報確認部1342と、アカウント確認部2401と、対応情報生成部2402とを含む。
送信側装置201は、A社に関する契約情報DB1301にアクセス可能である。契約情報DB1301は、契約情報と、契約書本文ハッシュと、ルート情報とを含む。契約情報DB1301は、さらに、アカウント情報としてTaaSアカウントを含む。契約情報DB1301は、さらに、メールアドレスとTaaSアカウントとの組み合わせのハッシュ値を含む。契約情報は、例えば、契約書情報と、付帯情報とを含む。送信側装置201は、ワークフローサービス1302を介して、ワークフローデータ1303にアクセス可能である。送信側装置201は、ディレクトリサービス1304を介して、職制情報1305にアクセス可能である。
受信側装置202は、送信側装置201と同様に、TaaSコア部1310と、確認依頼部1320と、ハッシュ計算部1330と、確認処理部1340とを有する。受信側装置202は、送信側装置201と同様に、B社に関する契約情報DB1301にアクセス可能である。
契約情報管理部1311は、受信側装置202においては、各種ハッシュ値の取得依頼を受信すると、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値を取得し、確認依頼部1320に送信する。契約情報管理部1311は、受信側装置202においては、各種ハッシュ値の取得依頼を受信すると、送信元メールアドレスのハッシュ値に対応付けられた、送信元組み合わせのハッシュ値を取得し、確認依頼部1320に送信する。送信元組み合わせは、送信元メールアドレスと送信元TaaSアカウントとの組み合わせである。
契約情報登録部1312は、受信側装置202においては、付帯情報の送信元についての確認依頼を、確認依頼部1320に送信する。契約情報登録部1312は、受信側装置202においては、担当者組み合わせのハッシュ値と、送信元組み合わせのハッシュ値とが一致する組み合わせが存在すると判定した場合、付帯情報を、TaaSに登録する。契約情報登録部1312は、受信側装置202においては、担当者組み合わせのハッシュ値と、送信元組み合わせのハッシュ値とが一致する組み合わせが存在しないと判定した場合、付帯情報を破棄し、ユーザ宛てにアラートを出力する。
確認依頼部1320は、受信側装置202においては、確認依頼を受信すると、送信元メールアドレスのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された送信元メールアドレスのハッシュ値を取得する。確認依頼部1320は、受信側装置202においては、各種ハッシュ値の取得依頼を、契約情報管理部1311に送信する。
確認依頼部1320は、受信側装置202においては、送信元組み合わせのハッシュ値と、契約書本文のハッシュ値とを受信する。確認依頼部1320は、受信側装置202においては、送信元メールアドレスのハッシュ値と、送信元組み合わせのハッシュ値と、契約書本文のハッシュ値とを含む、付帯情報の送信元についての確認要求を、送信側装置201に送信する。確認依頼部1320は、受信側装置202においては、比較した結果を受信すると、受信した比較した結果に基づいて、担当者組み合わせのハッシュ値と、送信元組み合わせのハッシュ値とが一致する組み合わせが存在するか否かを判定する。
確認依頼部1320は、送信側装置201においては、付帯情報の送信元についての確認要求を受信し、確認処理部1340に送信する。確認依頼部1320は、送信側装置201においては、比較した結果を受信すると、受信した比較した結果を、受信側装置202に送信する。
ハッシュ計算部1330は、受信側装置202においては、送信元メールアドレスのハッシュ値を生成し、確認依頼部1320に送信する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、確認要求を受信すると、受信した確認要求に含まれる契約書本文のハッシュ値を含む、担当者の抽出依頼を、ルート確認部1341に送信する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者の氏名を受信すると、受信した担当者の氏名を含む、担当者TaaSアカウントの取得依頼を、アカウント確認部2401に送信する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者の氏名を含む、担当者メールアドレスの取得依頼を、職制情報確認部1342に送信する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者メールアドレスと、担当者TaaSアカウントとを受信すると、対応情報生成部2402に、担当者メールアドレスと、担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせを生成させる。確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者組み合わせのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された担当者組み合わせのハッシュ値を取得する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、確認要求に含まれる送信元組み合わせのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを比較し、比較した結果を、確認依頼部1320に送信する。
ルート確認部1341は、送信側装置201においては、抽出依頼を受信すると、契約書本文のハッシュ値をキーとして、契約書本文のハッシュ値に対応付けられた担当者の氏名を抽出し、確認処理部1340に送信する。
職制情報確認部1342は、送信側装置201においては、取得依頼を受信すると、担当者の氏名に対応付けられた担当者メールアドレスを抽出し、確認処理部1340に送信する。
アカウント確認部2401は、送信側装置201においては、取得依頼を受信すると、担当者の氏名に対応付けられた担当者TaaSアカウントを抽出し、確認処理部1340に送信する。対応情報生成部2402は、送信側装置201においては、担当者メールアドレスと、担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせを生成する。
次に、図25~図31を用いて、評価システム200の動作例2について説明する。
図25~図31は、評価システム200の動作例2を示す説明図である。図25に示すように、A社310とB社320とで、契約1400が締結されたとする。A社310では、送信側装置201が、A社310に属する人物の担当者メールアドレスと担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせから得られるハッシュ値を取得し、B社320に送信しておくとする。B社320では、受信側装置202が、担当者組み合わせから得られるハッシュ値を、契約情報DB1301に記憶しておくとする。
A社310では、H部署に属するAさんが、ユーザ装置204を用いて、契約1400にかかる契約書情報を作成したとする。A社310では、G部署に属するBさんが、ユーザ装置204を用いて、契約1400にかかる契約書情報を承認し、確定し、メールを介して、B社320に送信したとする。B社320では、Y部署に属するPさんが、ユーザ装置205を用いて、メールを介して、契約1400にかかる契約書情報を受信し、承認したとする。受信側装置202は、ユーザ装置205との通信により、契約書情報を、契約情報DB1301に登録したとする。
その後、B社320で、Y部署に属するPさんが、ユーザ装置205を用いて、メールを介して、付帯情報を受信し、契約書情報に付帯する付帯情報であると判断したとする。ここで、受信側装置202は、Pさんの操作入力に基づき、付帯情報の送信元についての確認依頼の入力を受け付けたとする。確認依頼は、付帯情報を含んでもよい。確認依頼は、付帯情報が、いずれの契約書情報に対応するのかを特定可能にする情報を含んでもよい。受信側装置202は、確認依頼を受け付けたことに応じて、送信元メールアドレスと送信元TaaSアカウントとの送信元組み合わせのハッシュ値に基づいて、付帯情報の送信元についての確認要求を生成し、送信側装置201に送信する。
送信側装置201は、付帯情報の送信元についての確認要求を受信すると、付帯情報の送信元が、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かを示す情報を、受信側装置202に返信する。
受信側装置202は、付帯情報の送信元が、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かを示す情報を受信する。受信側装置202は、受信した情報に基づいて、付帯情報の正当性を評価する。受信側装置202は、付帯情報の正当性を評価した結果に基づいて、付帯情報をTaaSに登録し、または、付帯情報を破棄する。ここで、図26~図32の説明に移行し、送信側装置201と受信側装置202との動作の流れについて具体的に説明する。
図26において、送信側装置201は、A社310に属する担当者に対応する担当者メールアドレスのハッシュ値を生成したとする。送信側装置201は、A社310に属する担当者に対応する担当者メールアドレスと担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせのハッシュ値を生成したとする。
そして、送信側装置201は、予め、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて、受信側装置202に送信したとする。受信側装置202は、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて、契約情報DB1301に記憶したとする。
その後、ユーザ装置204は、契約書情報を、ユーザ装置205に送信したとする。送信側装置201は、ユーザ装置204との通信により、契約書情報を取得する。送信側装置201は、ユーザ装置204との通信により、契約書情報に含まれる契約書本文から得られるハッシュ値Hash(Ac)を、A社310のTaaSに登録し、A社310の契約情報DB1301に格納したとする。
ユーザ装置205は、契約書情報を、ユーザ装置204から受信したとする。受信側装置202は、ユーザ装置205との通信により、受信された契約書情報を、B社320のTaaSに登録し、B社320の契約情報DB1301に格納したとする。また、受信側装置202は、契約書情報に含まれる契約書本文から得られるハッシュ値Hash(Ac)を、B社320のTaaSに登録し、B社320の契約情報DB1301に格納したとする。
(26-1)ユーザ装置205は、Cさんからのメールにより、付帯情報を受信する。受信側装置202は、ユーザ装置205との通信により、付帯情報を取得する。受信側装置202は、ユーザ装置205との通信により、付帯情報の送信者であるCさんの送信者メールアドレスMFcを取得する。受信側装置202は、取得したCさんの送信者メールアドレスMFcから得られるハッシュ値Hash(MFc)を生成する。
(26-2)受信側装置202は、契約情報DB1301を参照して、生成したハッシュ値Hash(MFc)と一致するハッシュ値に対応付けられた、担当者組み合わせのハッシュ値を、送信者組み合わせのハッシュ値Hash(MTc)として抽出する。送信者組み合わせは、送信者メールアドレスと送信者TaaSアカウントとの組み合わせである。次に、図27の説明に移行する。
図27において、受信側装置202は、Pさんの操作入力に基づき、付帯情報に関連することが示された契約書情報を特定する。受信側装置202は、例えば、Pさんの操作入力に基づきユーザ装置205から出力された確認依頼に基づいて、付帯情報に関連することが示された契約書情報を特定する。受信側装置202は、特定した契約書情報に含まれる契約書本文から得られるハッシュ値Hash(Ac)を取得する。
(27-1)受信側装置202は、取得したハッシュ値Hash(Ac)と、生成したハッシュ値Hash(MFc)と、抽出したハッシュ値Hash(MTc)とを含む確認要求を、送信側装置201に送信する。次に、図28の説明に移行する。
図28において、送信側装置201は、確認要求を受信する。送信側装置201は、確認要求から、ハッシュ値Hash(Ac)と、ハッシュ値Hash(MFc)と、ハッシュ値Hash(MTc)とを抽出する。
(28-1)送信側装置201は、抽出したハッシュ値Hash(Ac)をキーにして、ルート情報管理テーブル900から、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物の氏名を取得する。プロセスに関与した人物は、例えば、契約1400に関与した人物に対応する。送信側装置201は、例えば、抽出したハッシュ値Hash(Ac)と一致するハッシュ値に対応付けられたAさんの氏名A、および、Bさんの氏名Bなどを取得する。
送信側装置201は、抽出したハッシュ値Hash(Ac)をキーにして、ワークフローデータ1303から、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物の氏名を取得してもよい。
(28-2)送信側装置201は、取得した氏名をキーにして、アカウント情報管理テーブル600から、プロセスに関与した人物に対応する担当者TaaSアカウントを取得する。送信側装置201は、例えば、Aさんに対応する担当者TaaSアカウントTAと、Bさんに対応する担当者TaaSアカウントTBとを取得する。次に、図29の説明に移行する。
図29において、(29-1)送信側装置201は、取得した氏名をキーにして、職制情報管理テーブル700から、取得した氏名に対応付けられた担当者メールアドレスを取得する。送信側装置201は、例えば、氏名Aに対応付けられた担当者メールアドレスMAと、氏名Bに対応付けられた担当者メールアドレスMBとを取得する。
(29-2)送信側装置201は、プロセスに関与した人物ごとに、取得した担当者メールアドレスと担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせから得られるハッシュ値を生成する。送信側装置201は、例えば、Aさんについて、取得した担当者メールアドレスMAと担当者TaaSアカウントTAとから得られるハッシュ値Hash(MTA)を生成する。送信側装置201は、例えば、Bさんについて、取得した担当者メールアドレスMBと担当者TaaSアカウントTBとから得られるハッシュ値Hash(MTB)を生成する。次に、図30の説明に移行する。
図30において、(30-1)送信側装置201は、抽出したハッシュ値Hash(MTc)と、生成したハッシュ値Hash(MTA)または生成したハッシュ値Hash(MTB)とが一致するか否かを確認する。
ここで、ハッシュ値Hash(MTc)は、付帯情報の送信者に対応する。そして、ハッシュ値Hash(MTA)と、ハッシュ値Hash(MTB)とは、契約1400に関与した人物に対応する。従って、送信側装置201は、ハッシュ値Hash(MTc)と、ハッシュ値Hash(MTA)またはハッシュ値Hash(MTB)とが一致するか否かを確認し、付帯情報の送信者と、契約1400に関与した人物とが一致するか否かを確認することにする。
(30-2)送信側装置201は、ハッシュ値Hash(MTc)と、ハッシュ値Hash(MTA)またはハッシュ値Hash(MTB)とが一致するか否かを確認した結果を、受信側装置202に送信する。換言すれば、送信側装置201は、付帯情報の送信者と、契約1400に関与した人物とが一致するか否かを確認した結果を特定する情報を、受信側装置202に送信する。次に、図31の説明に移行する。
図31において、受信側装置202は、確認した結果を受信する。(31-1)受信側装置202は、確認した結果が、付帯情報の送信者と、契約1400に関与した人物とが一致することを示せば、付帯情報を正当であると評価する。受信側装置202は、付帯情報を正当であると評価した場合、付帯情報をB社320のTaaSに登録し、B社320の契約情報DB1301に格納する。
(31-2)受信側装置202は、確認した結果が、付帯情報の送信者と、契約1400に関与した人物とが一致しないことを示せば、付帯情報を正当ではないと評価する。受信側装置202は、付帯情報を正当ではないと評価した場合、付帯情報を破棄する。受信側装置202は、付帯情報を正当ではないと評価した場合、付帯情報の送信者が、契約1400に関与した人物ではないことを示すアラートを、受信側ユーザが参照可能に出力する。
これにより、評価システム200は、PさんなどのB社320に属する人物が、付帯情報が正当であるか否かを評価し易くすることができる。このため、評価システム200は、PさんなどのB社320に属する人物にかかる作業負担の低減化を図ることができる。また、評価システム200は、付帯情報の正当性を評価するにあたり、PさんなどのB社320に属する人物が、BさんなどのA社310に属する人物に問い合わせずに済ませることができる。このため、評価システム200は、BさんなどのA社310に属する人物にかかる作業負担の低減化を図ることができる。
また、評価システム200は、B社320で不正な付帯情報を利用してしまうことを防止することができ、セキュリティの向上を図ることができる。また、評価システム200は、TaaSアカウントを利用するため、セキュリティの更なる向上を図ることができる。
(動作例2における全体処理手順)
次に、図32~図35を用いて、評価システム200が実行する、動作例2における全体処理手順の一例について説明する。全体処理は、例えば、送信側装置201と、受信側装置202とによって実現される。
図32~図35は、動作例2における全体処理手順の一例を示すシーケンス図である。図32において、受信側装置202は、契約情報登録部1312により、付帯情報の送信元についての確認依頼を、確認依頼部1320に送信する(ステップS3201)。
受信側装置202は、確認依頼部1320により、確認依頼を受信すると、送信元メールアドレスのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された送信元メールアドレスのハッシュ値を取得する(ステップS3202)。受信側装置202は、確認依頼部1320により、各種ハッシュ値の取得依頼を、契約情報管理部1311に送信する。
受信側装置202は、契約情報管理部1311により、取得依頼を受信すると、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値を取得し、確認依頼部1320に送信する(ステップS3203)。また、受信側装置202は、契約情報管理部1311により、取得依頼を受信すると、送信元メールアドレスのハッシュ値に対応付けられた、送信元メールアドレスと送信元TaaSアカウントとの送信元組み合わせのハッシュ値を取得する。受信側装置202は、契約情報管理部1311により、取得した送信元組み合わせのハッシュ値を、確認依頼部1320に送信する(ステップS3204)。
受信側装置202は、確認依頼部1320により、送信元組み合わせのハッシュ値と、契約書本文のハッシュ値とを受信する。次に、受信側装置202は、確認依頼部1320により、送信元メールアドレスのハッシュ値と、送信元組み合わせのハッシュ値と、契約書本文のハッシュ値とを含む、付帯情報の送信元についての確認要求を、送信側装置201に送信する(ステップS3205)。次に、図33の説明に移行する。
図33において、送信側装置201は、確認依頼部1320により、付帯情報の送信元についての確認要求を受信し、確認処理部1340に送信する(ステップS3301)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、確認要求を受信すると、受信した確認要求に含まれる契約書本文のハッシュ値を含む、担当者の抽出依頼を、ルート確認部1341に送信する(ステップS3302)。
送信側装置201は、ルート確認部1341により、抽出依頼を受信すると、契約書本文のハッシュ値をキーとして、契約書本文のハッシュ値に対応付けられた担当者の氏名を抽出し、確認処理部1340に送信する(ステップS3303)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者の氏名を受信すると、受信した担当者の氏名を含む、担当者TaaSアカウントの取得依頼を、アカウント確認部2401に送信する(ステップS3304)。
送信側装置201は、アカウント確認部2401により、取得依頼を受信すると、担当者の氏名に対応付けられた担当者TaaSアカウントを抽出し、確認処理部1340に送信する(ステップS3305)。次に、図34の説明に移行する。
図34において、送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者の氏名を含む、担当者メールアドレスの取得依頼を、職制情報確認部1342に送信する(ステップS3401)。
送信側装置201は、職制情報確認部1342により、取得依頼を受信すると、担当者の氏名に対応付けられた担当者メールアドレスを抽出し、確認処理部1340に送信する(ステップS3402)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者メールアドレスと、担当者TaaSアカウントとを受信すると、担当者メールアドレスと、担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせを生成する(ステップS3403)。次に、送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者組み合わせのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された担当者組み合わせのハッシュ値を取得する(ステップS3404)。次に、図35の説明に移行する。
図35において、送信側装置201は、確認処理部1340により、確認要求に含まれる送信元組み合わせのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを比較し、比較した結果を、確認依頼部1320に送信する(ステップS3501)。
送信側装置201は、確認依頼部1320により、比較した結果を受信すると、受信した比較した結果を、受信側装置202に送信する(ステップS3502)。
受信側装置202は、確認依頼部1320により、比較した結果を受信すると、受信した比較した結果に基づいて、担当者組み合わせのハッシュ値と、送信元組み合わせのハッシュ値とが一致する組み合わせが存在するか否かを判定する(ステップS3503)。
ここで、一致する組み合わせが存在する場合(ステップS3503:Yes)、受信側装置202は、ステップS3504の処理に移行する。一方で、一致する組み合わせが存在しない場合(ステップS3503:No)、受信側装置202は、ステップS3505の処理に移行する。
ステップS3504では、受信側装置202は、契約情報登録部1312により、付帯情報を、TaaSに登録する(ステップS3504)。そして、評価システム200は、全体処理を終了する。
ステップS3505では、受信側装置202は、契約情報登録部1312により、付帯情報を破棄し、ユーザ宛てにアラートを出力する(ステップS3505)。そして、評価システム200は、全体処理を終了する。これにより、評価システム200は、付帯情報の正当性を精度よく評価することができ、セキュリティの向上を図ることができる。
(評価システム200の動作例3)
次に、図36~図43を用いて、評価システム200の動作例3について説明する。
上述した動作例1および動作例2は、評価システム200が、中継装置203を含まない場合に対応する。これに対し、動作例3は、評価システム200が、中継装置203を含む場合に対応する。まず、図36を用いて、動作例3における評価システム200の機能的構成の具体例について説明する。
図36は、動作例3における評価システム200の機能的構成の具体例を示すブロック図である。図36において、図13と同様の要素については、図13と同一の符号を付す。評価システム200は、A社TaaSを実現する送信側装置201と、B社TaaSを実現する受信側装置202と、中継装置203とを含む。
送信側装置201は、TaaSコア部1310と、確認依頼部1320と、ハッシュ計算部1330と、確認処理部1340とを有する。TaaSコア部1310は、契約情報管理部1311と、契約情報登録部1312とを含む。確認処理部1340は、ルート確認部1341と、職制情報確認部1342と、アカウント確認部2401と、対応情報生成部2402とを含む。
送信側装置201は、A社に関する契約情報DB1301にアクセス可能である。契約情報DB1301は、契約情報と、契約書本文ハッシュと、ルート情報とを含む。契約情報DB1301は、さらに、アカウント情報としてTaaSアカウントを含む。契約情報は、例えば、契約書情報と、付帯情報とを含む。送信側装置201は、ワークフローサービス1302を介して、ワークフローデータ1303にアクセス可能である。送信側装置201は、ディレクトリサービス1304を介して、職制情報1305にアクセス可能である。
受信側装置202は、送信側装置201と同様に、TaaSコア部1310と、確認依頼部1320と、ハッシュ計算部1330と、確認処理部1340とを有する。受信側装置202は、送信側装置201と同様に、B社に関する契約情報DB1301にアクセス可能である。中継装置203は、GW(GateWay)処理部3600を有する。中継装置203は、送受信情報DB3601にアクセス可能である。送受信情報DB3601は、契約書本文のハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて記憶する。送受信情報DB3601は、担当者組み合わせのハッシュ値に、担当者メールアドレスのハッシュ値を対応付けて記憶してもよい。
契約情報管理部1311は、受信側装置202においては、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値の取得依頼を受信すると、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値を取得し、確認依頼部1320に送信する。
契約情報管理部1311は、受信側装置202においては、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値の取得依頼を受信すると、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値を取得し、確認依頼部1320に送信する。
契約情報登録部1312は、受信側装置202においては、契約書情報および付帯情報の送信元についての登録依頼を、確認依頼部1320に送信する。
契約情報登録部1312は、受信側装置202においては、付帯情報の送信元についての確認依頼を、確認依頼部1320に送信する。契約情報登録部1312は、受信側装置202においては、担当者組み合わせのハッシュ値と、送信元組み合わせのハッシュ値とが一致する組み合わせが存在すると判定されると、付帯情報を、TaaSに登録する。契約情報登録部1312は、受信側装置202においては、担当者組み合わせのハッシュ値と、送信元組み合わせのハッシュ値とが一致する組み合わせが存在しないと判定されると、付帯情報を破棄し、ユーザ宛てにアラートを出力する。
確認依頼部1320は、受信側装置202においては、契約書本文のハッシュ値を受信する。確認依頼部1320は、受信側装置202においては、送信元氏名のハッシュ値と、送信元メールアドレスのハッシュ値と、契約書本文のハッシュ値とを含む、送信元組み合わせのハッシュ値の生成要求を、送信側装置201に送信する。
確認依頼部1320は、受信側装置202においては、登録依頼を受信する。確認依頼部1320は、受信側装置202においては、送信元氏名および送信元メールアドレスのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された送信元氏名および送信元メールアドレスのハッシュ値を取得する。
確認依頼部1320は、受信側装置202においては、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値の取得依頼を、契約情報管理部1311に送信する。
確認依頼部1320は、受信側装置202においては、付帯情報の送信元についての確認依頼を受信すると、送信元メールアドレスのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された送信元メールアドレスのハッシュ値を取得する。
確認依頼部1320は、受信側装置202においては、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値の取得依頼を、契約情報管理部1311に送信する。確認依頼部1320は、受信側装置202においては、契約書本文のハッシュ値を受信すると、送信元メールアドレスのハッシュ値と、契約書本文のハッシュ値とを含む、付帯情報の送信元についての確認要求を、中継装置203に送信する。
確認依頼部1320は、受信側装置202においては、送信元組み合わせのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを比較した結果を受信する。確認依頼部1320は、受信側装置202においては、受信した比較した結果に基づいて、担当者組み合わせのハッシュ値と、送信元組み合わせのハッシュ値とが一致する組み合わせが存在するか否かを判定する。確認依頼部1320は、受信側装置202においては、判定した結果を、契約情報登録部1312に送信する。
確認依頼部1320は、送信側装置201においては、送信元組み合わせのハッシュ値の生成要求を受信し、確認処理部1340に送信する。確認依頼部1320は、送信側装置201においては、担当者それぞれの担当者TaaSアカウントと担当者メールアドレスとの担当者組み合わせのハッシュ値を、中継装置203に送信する。
確認依頼部1320は、送信側装置201においては、付帯情報の送信元についての確認要求を受信し、確認処理部1340に送信する。確認依頼部1320は、送信側装置201においては、送信元組み合わせのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを比較した結果を受信すると、受信した比較した結果を、受信側装置202に送信する。
ハッシュ計算部1330は、受信側装置202においては、送信元氏名および送信元メールアドレスのハッシュ値を生成する。ハッシュ計算部1330は、受信側装置202においては、送信元メールアドレスのハッシュ値を生成する。
ハッシュ計算部1330は、送信側装置201においては、担当者組み合わせのハッシュ値を生成する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、送信元組み合わせのハッシュ値の生成要求を受信すると、受信した生成要求に含まれる契約書本文のハッシュ値を含む、担当者の抽出依頼を、ルート確認部1341に送信する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者の氏名を受信すると、受信した担当者の氏名のうち、受信した生成要求に含まれる送信元氏名のハッシュ値と一致するハッシュ値を有する担当者の氏名を抽出する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、抽出した担当者の氏名を含む、担当者TaaSアカウントの取得依頼を、アカウント確認部2401に送信する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者の氏名を含む、担当者メールアドレスの取得依頼を、職制情報確認部1342に送信する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者メールアドレスを受信すると、受信した担当者メールアドレスのハッシュ値を生成し、受信した生成要求に含まれる送信元メールアドレスのハッシュ値と比較する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、比較した結果、担当者メールアドレスのハッシュ値と、送信元メールアドレスのハッシュ値とが一致する組み合わせが存在するか否かを判定する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、一致する組み合わせが存在する場合、他の担当者氏名の抽出依頼を、ルート確認部1341に送信する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、他の担当者氏名を受信すると、受信した他の担当者氏名に対応付けられた担当者TaaSアカウントと担当者メールアドレスとを抽出する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者それぞれの担当者TaaSアカウントと担当者メールアドレスとの担当者組み合わせのハッシュ値の生成依頼を、対応情報生成部2402に送信する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、確認要求を受信すると、受信した確認要求に含まれる契約書本文のハッシュ値を含む、担当者の抽出依頼を、ルート確認部1341に送信する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者の氏名を含む、担当者TaaSアカウントの取得依頼を、アカウント確認部2401に送信する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者の氏名を含む、担当者メールアドレスの取得依頼を、職制情報確認部1342に送信する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者メールアドレスと、担当者TaaSアカウントとを受信すると、担当者メールアドレスと、担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせを生成する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者組み合わせのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された担当者組み合わせのハッシュ値を取得する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、確認要求に含まれる送信元組み合わせのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを比較し、比較した結果を、確認依頼部1320に送信する。
ルート確認部1341は、送信側装置201においては、他の担当者氏名の抽出依頼を受信すると、他の担当者氏名を抽出し、確認処理部1340に送信する。
ルート確認部1341は、送信側装置201においては、担当者の抽出依頼を受信すると、契約書本文のハッシュ値をキーとして、契約書本文のハッシュ値に対応付けられた担当者の氏名を抽出し、確認処理部1340に送信する。
対応情報生成部2402は、送信側装置201においては、担当者組み合わせのハッシュ値の生成依頼を受信すると、担当者それぞれの担当者TaaSアカウントと担当者メールアドレスとの担当者組み合わせのハッシュ値を生成し、確認依頼部1320に送信する。
職制情報確認部1342は、送信側装置201においては、担当者メールアドレスの取得依頼を受信すると、担当者の氏名に対応付けられた担当者メールアドレスを抽出し、確認処理部1340に送信する。
アカウント確認部2401は、送信側装置201においては、担当者TaaSアカウントの取得依頼を受信すると、担当者の氏名に対応付けられた担当者TaaSアカウントを抽出し、確認処理部1340に送信する。
アカウント確認部2401は、送信側装置201においては、担当者TaaSアカウントの取得依頼を受信すると、担当者の氏名に対応付けられた担当者TaaSアカウントを抽出し、確認処理部1340に送信する。
GW処理部3600は、中継装置203において、担当者それぞれの担当者TaaSアカウントと担当者メールアドレスとの担当者組み合わせのハッシュ値を格納する。
GW処理部3600は、中継装置203において、確認要求を受信する。GW処理部3600は、中継装置203において、受信した確認要求に含まれる送信元メールアドレスのハッシュ値に対応付けられた、送信元メールアドレスと送信元TaaSアカウントとの送信元組み合わせのハッシュ値を取得する。GW処理部3600は、中継装置203において、付帯情報の送信元についての確認要求に、送信元組み合わせのハッシュ値を含めて、送信側装置201に送信する。
次に、図37~図43を用いて、評価システム200の動作例3について説明する。
図37~図43は、評価システム200の動作例3を示す説明図である。図37に示すように、A社310とB社320とで、契約1400が締結されたとする。
A社310では、H部署に属するAさんが、ユーザ装置204を用いて、契約1400にかかる契約書情報を作成したとする。A社310では、G部署に属するBさんが、ユーザ装置204を用いて、契約1400にかかる契約書情報を承認し、確定し、メールを介して、B社320に送信したとする。
この際、A社310では、送信側装置201が、A社310に属し、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与する人物について、担当者メールアドレスのハッシュ値を取得する。A社310では、送信側装置201が、A社310に属し、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与する人物について、担当者メールアドレスと担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせのハッシュ値を取得する。
そして、A社310では、送信側装置201が、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて、中継装置203に送信しておくとする。中継装置203が、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを受信するとする。中継装置203が、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて記憶しておくとする。
B社320では、Y部署に属するPさんが、ユーザ装置205を用いて、契約1400にかかる契約書情報を受信し、承認したとする。受信側装置202は、ユーザ装置205との通信により、契約書情報を取得し、契約情報DB1301に登録したとする。その後、B社320で、Y部署に属するPさんが、ユーザ装置205を用いて、付帯情報を受信し、契約書情報に付帯する付帯情報であると判断したとする。
ここで、受信側装置202は、Pさんの操作入力に基づき、付帯情報の送信元についての確認依頼の入力を受け付けたとする。確認依頼は、送信元メールアドレスのハッシュ値を含む。確認依頼は、付帯情報を含んでもよい。確認依頼は、付帯情報が、いずれの契約書情報に対応するのかを特定可能にする情報を含んでもよい。受信側装置202は、確認依頼を受け付けたことに応じて、送信元メールアドレスのハッシュ値を含む、付帯情報の送信元についての確認要求を生成し、中継装置203に送信する。
中継装置203は、確認要求を受信すると、確認要求に含まれる送信元メールアドレスのハッシュ値に対応付けて記憶された、担当者組み合わせのハッシュ値を、送信者組み合わせのハッシュ値として特定する。中継装置203は、確認要求に含まれる送信元メールアドレスのハッシュ値と、特定した送信者組み合わせのハッシュ値とを含む、付帯情報の送信元についての確認要求を生成し、送信側装置201に送信する。
送信側装置201は、付帯情報の送信元についての確認要求を受信すると、付帯情報の送信元が、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かを示す情報を、受信側装置202に返信する。送信側装置201は、例えば、受信した確認要求に含まれる各種ハッシュ値に基づいて、付帯情報の送信元が、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かを判定した結果を、受信側装置202に返信する。
受信側装置202は、付帯情報の送信元が、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かを示す情報を受信する。受信側装置202は、受信した情報に基づいて、付帯情報の正当性を評価する。受信側装置202は、付帯情報の正当性を評価した結果に基づいて、付帯情報をTaaSに登録し、または、付帯情報を破棄する。ここで、図38~図43の説明に移行し、送信側装置201と受信側装置202との動作の流れについて具体的に説明する。
図38において、送信側装置201は、A社310に属する担当者に対応する担当者メールアドレスのハッシュ値を生成したとする。送信側装置201は、A社310に属する担当者に対応する担当者メールアドレスと担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせのハッシュ値を生成したとする。
そして、送信側装置201は、予め、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて、中継装置203に送信したとする。中継装置203は、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて、送受信情報DB3601に記憶したとする。送信側装置201が、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて、中継装置203に記憶させる一例については、図48~図55を用いて後述する。
その後、ユーザ装置204は、契約書情報を、ユーザ装置205に送信したとする。送信側装置201は、ユーザ装置204との通信により、契約書情報を取得する。送信側装置201は、契約書情報に含まれる契約書本文から得られるハッシュ値Hash(Ac)を、A社310のTaaSに登録し、A社310の契約情報DB1301に格納したとする。
ユーザ装置204は、契約書情報を、ユーザ装置205から受信したとする。受信側装置202は、ユーザ装置205との通信により、受信された契約書情報を取得する。受信側装置202は、契約書情報を、B社320のTaaSに登録し、B社320の契約情報DB1301に格納したとする。また、受信側装置202は、契約書情報に含まれる契約書本文から得られるハッシュ値Hash(Ac)を、B社320のTaaSに登録し、B社320の契約情報DB1301に格納したとする。
(38-1)ユーザ装置205は、Cさんからのメールにより、付帯情報を受信する。受信側装置202は、ユーザ装置205との通信により、付帯情報を取得する。受信側装置202は、ユーザ装置205との通信により、付帯情報の送信者であるCさんの送信者メールアドレスMFcを取得する。受信側装置202は、取得したCさんの送信者メールアドレスMFcのハッシュ値Hash(MFc)を生成する。
(38-2)受信側装置202は、Pさんの操作入力に基づき、付帯情報に関連することが示された契約書情報を特定する。受信側装置202は、例えば、Pさんの操作入力に基づきユーザ装置205から出力された確認依頼に基づいて、付帯情報に関連することが示された契約書情報を特定する。受信側装置202は、特定した契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値Hash(Ac)を取得する。受信側装置202は、取得したハッシュ値Hash(Ac)と、生成したハッシュ値Hash(MFc)とを含む確認要求を、中継装置203に送信する。次に、図39の説明に移行する。
図39において、(39-1)中継装置203は、確認要求から、ハッシュ値Hash(MFc)を抽出する。中継装置203は、送受信情報DB3601を参照して、抽出したハッシュ値Hash(MFc)と一致するハッシュ値に対応付けられた、担当者組み合わせのハッシュ値を、送信者組み合わせのハッシュ値Hash(MTc)として抽出する。送信者組み合わせは、送信者メールアドレスと送信者TaaSアカウントとの組み合わせである。
(39-2)中継装置203は、抽出したハッシュ値Hash(MTc)を、確認要求に追加する。中継装置203は、ハッシュ値Hash(MTc)を追加した確認要求を、送信側装置201に送信する。次に、図40の説明に移行する。
図40において、送信側装置201は、確認要求を受信する。送信側装置201は、確認要求から、ハッシュ値Hash(Ac)と、ハッシュ値Hash(MFc)と、ハッシュ値Hash(MTc)とを抽出する。
(40-1)送信側装置201は、抽出したハッシュ値Hash(Ac)をキーにして、ルート情報管理テーブル900から、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物の氏名を取得する。プロセスに関与した人物は、例えば、契約1400に関与した人物に対応する。送信側装置201は、例えば、抽出したハッシュ値Hash(Ac)と一致するハッシュ値に対応付けられたAさんの氏名A、および、Bさんの氏名Bなどを取得する。
送信側装置201は、抽出したハッシュ値Hash(Ac)をキーにして、ワークフローデータ1303から、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物の氏名を取得してもよい。
(40-2)送信側装置201は、取得した氏名をキーにして、アカウント情報管理テーブル600から、プロセスに関与した人物に対応する担当者TaaSアカウントを取得する。送信側装置201は、例えば、Aさんに対応する担当者TaaSアカウントTAと、Bさんに対応する担当者TaaSアカウントTBとを取得する。次に、図41の説明に移行する。
図41において、(41-1)送信側装置201は、取得した氏名をキーにして、職制情報管理テーブル700から、取得した氏名に対応付けられた担当者メールアドレスを取得する。送信側装置201は、例えば、氏名Aに対応付けられた担当者メールアドレスMAと、氏名Bに対応付けられた担当者メールアドレスMBとを取得する。
(41-2)送信側装置201は、プロセスに関与した人物ごとに、取得した担当者メールアドレスと担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせのハッシュ値を生成する。送信側装置201は、例えば、Aさんについて、取得した担当者メールアドレスMAと担当者TaaSアカウントTAとの担当者組み合わせのハッシュ値Hash(MTA)を生成する。送信側装置201は、例えば、Bさんについて、取得した担当者メールアドレスMBと担当者TaaSアカウントTBとの担当者組み合わせのハッシュ値Hash(MTB)を生成する。次に、図42の説明に移行する。
図42において、(42-1)送信側装置201は、抽出したハッシュ値Hash(MTc)と、生成したハッシュ値Hash(MTA)または生成したハッシュ値Hash(MTB)とが一致するか否かを確認する。
ここで、ハッシュ値Hash(MTc)は、付帯情報の送信者に対応する。そして、ハッシュ値Hash(MTA)と、ハッシュ値Hash(MTB)とは、契約1400に関与した人物に対応する。従って、送信側装置201は、ハッシュ値Hash(MTc)と、ハッシュ値Hash(MTA)またはハッシュ値Hash(MTB)とが一致するか否かを確認し、付帯情報の送信者と、契約1400に関与した人物とが一致するか否かを確認することにする。
(42-2)送信側装置201は、ハッシュ値Hash(MTc)と、ハッシュ値Hash(MTA)またはハッシュ値Hash(MTB)とが一致するか否かを確認した結果を、受信側装置202に送信する。換言すれば、送信側装置201は、付帯情報の送信者と、契約1400に関与した人物とが一致するか否かを確認した結果を特定する情報を、受信側装置202に送信する。次に、図43の説明に移行する。
図43において、受信側装置202は、確認した結果を受信する。(43-1)受信側装置202は、確認した結果が、付帯情報の送信者と、契約1400に関与した人物とが一致することを示せば、付帯情報を正当であると評価する。受信側装置202は、付帯情報を正当であると評価した場合、付帯情報をB社320のTaaSに登録し、B社320の契約情報DB1301に格納する。
(43-2)受信側装置202は、確認した結果が、付帯情報の送信者と、契約1400に関与した人物とが一致しないことを示せば、付帯情報を正当ではないと評価する。受信側装置202は、付帯情報を正当ではないと評価した場合、付帯情報を破棄する。受信側装置202は、付帯情報を正当ではないと評価した場合、付帯情報の送信者が、契約1400に関与した人物ではないことを示すアラートを、受信側ユーザが参照可能に出力する。
これにより、評価システム200は、PさんなどのB社320に属する人物が、付帯情報が正当であるか否かを評価し易くすることができる。このため、評価システム200は、PさんなどのB社320に属する人物にかかる作業負担の低減化を図ることができる。また、評価システム200は、付帯情報の正当性を評価するにあたり、PさんなどのB社320に属する人物が、BさんなどのA社310に属する人物に問い合わせずに済ませることができる。このため、評価システム200は、BさんなどのA社310に属する人物にかかる作業負担の低減化を図ることができる。
また、評価システム200は、B社320で不正な付帯情報を利用してしまうことを防止することができ、セキュリティの向上を図ることができる。また、評価システム200は、TaaSアカウントを利用するため、セキュリティの更なる向上を図ることができる。また、評価システム200は、受信側装置202に、担当者組み合わせのハッシュ値を記憶させずに済ませることができる。このため、評価システム200は、A社310で、B社320などの他社から、担当者組み合わせのハッシュ値を秘匿可能にすることができ、セキュリティの向上を図ることができる。
(動作例3における全体処理手順)
次に、図44~図47を用いて、評価システム200が実行する、動作例3における全体処理手順の一例について説明する。全体処理は、例えば、送信側装置201と、受信側装置202と、中継装置203とによって実現される。
図44~図47は、動作例3における全体処理手順の一例を示すシーケンス図である。図44において、受信側装置202は、契約情報登録部1312により、付帯情報の送信元についての確認依頼を、確認依頼部1320に送信する(ステップS4401)。
受信側装置202は、確認依頼部1320により、確認依頼を受信すると、送信元メールアドレスのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された送信元メールアドレスのハッシュ値を取得する(ステップS4402)。受信側装置202は、確認依頼部1320により、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値の取得依頼を、契約情報管理部1311に送信する。
受信側装置202は、契約情報管理部1311により、取得依頼を受信すると、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値を取得し、確認依頼部1320に送信する(ステップS4403)。
受信側装置202は、確認依頼部1320により、契約書本文のハッシュ値を受信すると、送信元メールアドレスのハッシュ値と、契約書本文のハッシュ値とを含む、付帯情報の送信元についての確認要求を、中継装置203に送信する(ステップS4404)。
中継装置203は、GW処理部3600により、確認要求を受信する。中継装置203は、GW処理部3600により、受信した確認要求に含まれる送信元メールアドレスのハッシュ値に対応付けられた、送信元メールアドレスと送信元TaaSアカウントとの送信元組み合わせのハッシュ値を取得する(ステップS4405)。次に、図45の説明に移行する。
図45において、中継装置203は、GW処理部3600により、付帯情報の送信元についての確認要求に、送信元組み合わせのハッシュ値を含めて、送信側装置201に送信する(ステップS4501)。
送信側装置201は、確認依頼部1320により、付帯情報の送信元についての確認要求を受信し、確認処理部1340に送信する(ステップS4502)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、確認要求を受信すると、受信した確認要求に含まれる契約書本文のハッシュ値を含む、担当者の抽出依頼を、ルート確認部1341に送信する(ステップS4503)。
送信側装置201は、ルート確認部1341により、抽出依頼を受信すると、契約書本文のハッシュ値をキーとして、契約書本文のハッシュ値に対応付けられた担当者の氏名を抽出し、確認処理部1340に送信する(ステップS4504)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者の氏名を含む、担当者TaaSアカウントの取得依頼を、アカウント確認部2401に送信する(ステップS4505)。次に、図46の説明に移行する。
図46において、送信側装置201は、アカウント確認部2401により、取得依頼を受信すると、担当者の氏名に対応付けられた担当者TaaSアカウントを抽出し、確認処理部1340に送信する(ステップS4601)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者の氏名を含む、担当者メールアドレスの取得依頼を、職制情報確認部1342に送信する(ステップS4602)。
送信側装置201は、職制情報確認部1342により、取得依頼を受信すると、担当者の氏名に対応付けられた担当者メールアドレスを抽出し、確認処理部1340に送信する(ステップS4603)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者メールアドレスと、担当者TaaSアカウントとを受信すると、担当者メールアドレスと、担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせを生成する(ステップS4604)。次に、送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者組み合わせのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された担当者組み合わせのハッシュ値を取得する(ステップS4605)。次に、図47の説明に移行する。
図47において、送信側装置201は、確認処理部1340により、確認要求に含まれる送信元組み合わせのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを比較し、比較した結果を、確認依頼部1320に送信する(ステップS4701)。
送信側装置201は、確認依頼部1320により、比較した結果を受信すると、受信した比較した結果を、受信側装置202に送信する(ステップS4702)。
受信側装置202は、確認依頼部1320により、比較した結果を受信すると、受信した比較した結果に基づいて、担当者組み合わせのハッシュ値と、送信元組み合わせのハッシュ値とが一致する組み合わせが存在するか否かを判定する(ステップS4703)。
ここで、一致する組み合わせが存在する場合(ステップS4703:Yes)、受信側装置202は、ステップS4704の処理に移行する。一方で、一致する組み合わせが存在しない場合(ステップS4703:No)、受信側装置202は、ステップS4705の処理に移行する。
ステップS4704では、受信側装置202は、契約情報登録部1312により、付帯情報を、TaaSに登録する(ステップS4704)。そして、評価システム200は、全体処理を終了する。
ステップS4705では、受信側装置202は、契約情報登録部1312により、付帯情報を破棄し、ユーザ宛てにアラートを出力する(ステップS4705)。そして、評価システム200は、全体処理を終了する。これにより、評価システム200は、付帯情報の正当性を精度よく評価することができ、セキュリティの向上を図ることができる。
(各種ハッシュ値を中継装置203に記憶させる一例)
次に、図48~図55を用いて、送信側装置201が、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値との各種ハッシュ値を対応付けて、中継装置203に記憶させる一例について説明する。
図48~図55は、各種ハッシュ値を中継装置203に記憶させる一例を示す説明図である。図48に示すように、A社310とB社320とで、契約1400が締結されたとする。
A社310では、H部署に属するAさんが、ユーザ装置204を用いて、契約1400にかかる契約書情報を作成したとする。この際、Aさんは、ユーザ装置204を用いて、A社310のTaaSにログインしており、A社310のTaaSを実現する送信側装置201により、契約書情報にAさんの電子署名が付与されることになる。A社310では、H部署に属するAさんが、作成した契約書情報を、メールを介して、B社320に送信したとする。
A社310では、G部署に属するBさんが、ユーザ装置204を用いて、契約1400にかかる契約書情報を承認し、確定したとする。この際、Bさんは、ユーザ装置204を用いて、A社310のTaaSにログインしており、A社310のTaaSを実現する送信側装置201により、契約書情報にBさんの電子署名が付与されることになる。A社310では、G部署に属するBさんが、確定した契約書情報を、メールを介して、B社320に送信したとする。
B社320では、Y部署に属するPさんが、ユーザ装置205を用いて、契約1400にかかる契約書情報を受信し、承認したとする。受信側装置202は、契約書情報を、契約情報DB1301に登録したとする。ここで、受信側装置202は、Pさんの操作入力に基づき、契約書情報の送信元についての登録依頼の入力を受け付けたとする。
受信側装置202は、登録依頼を受け付けたことに応じて、送信元メールアドレスのハッシュ値などの各種ハッシュ値を含む、契約書情報の送信元についての登録要求を生成し、送信側装置201に送信する。各種ハッシュ値は、例えば、送信元となる人物の氏名のハッシュ値を含む。各種ハッシュ値は、例えば、契約書情報のハッシュ値を含む。
A社310では、送信側装置201が、登録要求を受信すると、登録要求に含まれる各種ハッシュ値に基づいて、A社310に属し、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与する人物を特定する。A社310では、送信側装置201が、特定した人物について、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者メールアドレスと担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせのハッシュ値を取得する。
そして、A社310では、送信側装置201が、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて、中継装置203に送信しておくとする。中継装置203が、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを受信するとする。中継装置203が、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて記憶しておくとする。ここで、図49~図55の説明に移行し、送信側装置201と受信側装置202との動作の流れについて具体的に説明する。
図49において、(49-1)送信側装置201は、契約1400に関与したA社310に属する担当者に対応する氏名および担当者メールアドレスと、契約1400にかかる契約書情報とを、受信側装置202に送信する。送信側装置201は、例えば、Bさんの氏名Bと、BさんのメールアドレスMFBと、契約書情報とを、受信側装置202に送信する。受信側装置202は、受信した氏名および担当者メールアドレスと、契約書情報とを、B社320のTaaSに登録し、契約情報DB1301に記憶しておく。
(49-2)受信側装置202は、氏名のハッシュ値と、担当者メールアドレスのハッシュ値と、契約書情報のハッシュ値とを生成する。受信側装置202は、例えば、氏名Bのハッシュ値Hash(B)と、担当者メールアドレスMFBのハッシュ値Hash(MFB)と、契約書情報に含まれる契約書本文から得られるハッシュ値Hash(Ac)とを生成する。
(49-3)受信側装置202は、受信したハッシュ値Hash(B)と、ハッシュ値Hash(MFB)と、ハッシュ値Hash(Ac)とを、B社320のTaaSに登録し、契約情報DB1301に記憶しておく。次に、図50の説明に移行する。
図50において、(50-1)受信側装置202は、受信したハッシュ値Hash(B)と、ハッシュ値Hash(MFB)と、ハッシュ値Hash(Ac)とを、中継装置203を介して、送信側装置201に送信する。次に、図51の説明に移行する。
図51において、送信側装置201は、ハッシュ値Hash(B)と、ハッシュ値Hash(MFB)と、ハッシュ値Hash(Ac)とを受信する。送信側装置201は、受信したハッシュ値Hash(Ac)をキーにして、契約1400に関与した人物の氏名を取得する。送信側装置201は、取得した人物の氏名のハッシュ値を生成する。
(51-1)送信側装置201は、ルート情報管理テーブル900を参照して、取得した人物の氏名のうち、受信したハッシュ値Hash(B)と一致するハッシュ値を有する人物の氏名を取得する。送信側装置201は、例えば、受信したハッシュ値Hash(B)と一致するハッシュ値に対応付けられたBさんの氏名Bを取得する。送信側装置201は、受信したハッシュ値Hash(B)をキーにして、ワークフローデータ1303から、人物の氏名を取得してもよい。
(51-2)送信側装置201は、取得した氏名をキーにして、アカウント情報管理テーブル600から、担当者TaaSアカウントを取得する。送信側装置201は、例えば、Bさんに対応する担当者TaaSアカウントTBを取得する。次に、図52の説明に移行する。
図52において、(52-1)送信側装置201は、取得した氏名をキーにして、職制情報管理テーブル700から、取得した氏名に対応付けられた担当者メールアドレスを取得する。送信側装置201は、例えば、氏名Bに対応付けられた担当者メールアドレスMBを取得する。
(52-2)送信側装置201は、取得した担当者メールアドレスMBのハッシュ値Hash(MFB)を生成する。送信側装置201は、受信したハッシュ値Hash(MFB)と、生成したハッシュ値Hash(MFB)とが一致するか否かを判定する。送信側装置201は、一致すれば、Bさんを処理対象に設定し、動作を継続する。送信側装置201は、一致しなければ、動作を中断する。次に、図53の説明に移行する。
図53において、(53-1)送信側装置201は、受信したハッシュ値Hash(AC)をキーにして、ルート情報管理テーブル900から、処理対象に設定済みの人物以外で、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物の氏名を取得する。プロセスに関与した人物は、例えば、契約1400に関与した人物に対応する。送信側装置201は、氏名を取得した人物を、処理対象に追加する。
送信側装置201は、例えば、Bさん以外で、受信したハッシュ値Hash(Ac)と一致するハッシュ値に対応付けられたAさんの氏名Aを取得する。送信側装置201は、Aさんを、処理対象に追加する。送信側装置201は、受信したハッシュ値Hash(Ac)をキーにして、ワークフローデータ1303から、処理対象に設定済みの人物以外で、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物の氏名を取得してもよい。
(53-2)送信側装置201は、取得した氏名をキーにして、アカウント情報管理テーブル600から、プロセスに関与した人物に対応する担当者TaaSアカウントを取得する。送信側装置201は、例えば、Aさんに対応する担当者TaaSアカウントTAを取得する。
(53-3)送信側装置201は、取得した氏名をキーにして、職制情報管理テーブル700から、取得した氏名に対応付けられた担当者メールアドレスを取得する。送信側装置201は、例えば、氏名Aに対応付けられた担当者メールアドレスMAを取得する。次に、図54の説明に移行する。
図54において、(54-1)送信側装置201は、処理対象とした人物ごとに、取得した担当者メールアドレスと担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせのハッシュ値を生成する。送信側装置201は、例えば、Aさんについて、取得した担当者メールアドレスMAと担当者TaaSアカウントTAとの担当者組み合わせのハッシュ値Hash(MTA)を生成する。送信側装置201は、例えば、Bさんについて、取得した担当者メールアドレスMBと担当者TaaSアカウントTBとの担当者組み合わせのハッシュ値Hash(MTB)を生成する。
(54-2)送信側装置201は、処理対象とした人物ごとに、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて、中継装置203に送信する。送信側装置201は、例えば、Aさんについて、担当者メールアドレスのハッシュ値Hash(MA)と、担当者組み合わせのハッシュ値Hash(MTA)とを対応付けて、中継装置203に送信する。送信側装置201は、例えば、Bさんについて、担当者メールアドレスのハッシュ値Hash(MB)と、担当者組み合わせのハッシュ値Hash(MTB)とを対応付けて、中継装置203に送信する。次に、図55の説明に移行する。
図55において、(55-1)中継装置203は、処理対象とされた人物ごとに、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを受信する。中継装置203は、処理対象とされた人物ごとに、受信した担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて、送受信情報DB3601に記憶する。これにより、評価システム200は、付帯情報の正当性を確認可能に準備することができる。
(動作例3における登録処理手順)
次に、図56~図60を用いて、評価システム200が実行する、動作例3における登録処理手順の一例について説明する。登録処理は、例えば、送信側装置201と、受信側装置202と、中継装置203とによって実現される。
図56~図60は、動作例3における登録処理手順の一例を示すシーケンス図である。図56において、受信側装置202は、契約情報登録部1312により、契約書情報および付帯情報の送信元についての登録依頼を、確認依頼部1320に送信する(ステップS5601)。
受信側装置202は、確認依頼部1320により、登録依頼を受信する。受信側装置202は、確認依頼部1320により、送信元氏名および送信元メールアドレスのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された送信元氏名および送信元メールアドレスのハッシュ値を取得する(ステップS5602)。受信側装置202は、確認依頼部1320により、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値の取得依頼を、契約情報管理部1311に送信する。
受信側装置202は、契約情報管理部1311により、取得依頼を受信すると、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値を取得し、確認依頼部1320に送信する(ステップS5603)。
受信側装置202は、確認依頼部1320により、契約書本文のハッシュ値を受信する。受信側装置202は、確認依頼部1320により、送信元氏名のハッシュ値と、送信元メールアドレスのハッシュ値と、契約書本文のハッシュ値とを含む、送信元組み合わせのハッシュ値の生成要求を、送信側装置201に送信する(ステップS5604)。
送信側装置201は、確認依頼部1320により、送信元組み合わせのハッシュ値の生成要求を受信し、確認処理部1340に送信する(ステップS5605)。次に、図57の説明に移行する。
図57において、送信側装置201は、確認処理部1340により、生成要求を受信すると、受信した生成要求に含まれる契約書本文のハッシュ値を含む、担当者の抽出依頼を、ルート確認部1341に送信する(ステップS5701)。
送信側装置201は、ルート確認部1341により、抽出依頼を受信すると、契約書本文のハッシュ値をキーとして、契約書本文のハッシュ値に対応付けられた担当者の氏名を抽出し、確認処理部1340に送信する(ステップS5702)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者の氏名を受信すると、受信した担当者の氏名のうち、受信した生成要求に含まれる送信元氏名のハッシュ値と一致するハッシュ値を有する担当者の氏名を抽出する(ステップS5703)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、抽出した担当者の氏名を含む、担当者TaaSアカウントの取得依頼を、アカウント確認部2401に送信する(ステップS5704)。次に、図58の説明に移行する。
図58において、送信側装置201は、アカウント確認部2401により、取得依頼を受信すると、担当者の氏名に対応付けられた担当者TaaSアカウントを抽出し、確認処理部1340に送信する(ステップS5801)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者の氏名を含む、担当者メールアドレスの取得依頼を、職制情報確認部1342に送信する(ステップS5802)。
送信側装置201は、職制情報確認部1342により、取得依頼を受信すると、担当者の氏名に対応付けられた担当者メールアドレスを抽出し、確認処理部1340に送信する(ステップS5803)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者メールアドレスを受信すると、受信した担当者メールアドレスのハッシュ値を生成し、受信した生成要求に含まれる送信元メールアドレスのハッシュ値と比較する(ステップS5804)。次に、送信側装置201は、確認処理部1340により、比較した結果、担当者メールアドレスのハッシュ値と、送信元メールアドレスのハッシュ値とが一致する組み合わせが存在するか否かを判定する(ステップS5805)。
ここで、一致する組み合わせが存在しない場合(ステップS5805:No)、評価システム200は、登録処理を終了する。一方で、一致する組み合わせが存在する場合(ステップS5805:Yes)、送信側装置201は、ステップS5901の処理に移行する。次に、図59の説明に移行する。
図59において、送信側装置201は、確認処理部1340により、他の担当者氏名の抽出依頼を、ルート確認部1341に送信する(ステップS5901)。
送信側装置201は、ルート確認部1341により、抽出依頼を受信すると、他の担当者氏名を抽出し、確認処理部1340に送信する(ステップS5902)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、他の担当者氏名を受信すると、受信した他の担当者氏名に対応付けられた担当者TaaSアカウントと担当者メールアドレスとを抽出する(ステップS5903)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者それぞれの担当者TaaSアカウントと担当者メールアドレスとの担当者組み合わせのハッシュ値の生成依頼を、対応情報生成部2402に送信する(ステップS5904)。
送信側装置201は、対応情報生成部2402により、生成依頼を受信すると、担当者それぞれの担当者TaaSアカウントと担当者メールアドレスとの担当者組み合わせのハッシュ値を生成し、確認依頼部1320に送信する(ステップS5905)。次に、図60の説明に移行する。
図60において、送信側装置201は、確認依頼部1320により、担当者それぞれの担当者TaaSアカウントと担当者メールアドレスとの担当者組み合わせのハッシュ値を、中継装置203に送信する(ステップS6001)。
中継装置203は、GW処理部3600により、担当者それぞれの担当者TaaSアカウントと担当者メールアドレスとの担当者組み合わせのハッシュ値を格納する(ステップS6002)。そして、評価システム200は、登録処理を終了する。これにより、評価システム200は、中継装置203に、担当者それぞれの担当者TaaSアカウントと担当者メールアドレスとの担当者組み合わせのハッシュ値を登録しておくことができる。
(評価システム200の動作例4)
次に、図61~図69を用いて、評価システム200の動作例4について説明する。
上述した動作例1、動作例2、および動作例3は、送信者が、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与する人物であるか否かを判定する場合に対応する。これに対し、動作例4は、さらに、送信者が、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与する人物に関連する人物であるか否かを判定する場合に対応する。まず、図61を用いて、動作例4における評価システム200の機能的構成の具体例について説明する。
図61は、動作例4における評価システム200の機能的構成の具体例を示すブロック図である。図61において、図13と同様の要素については、図13と同一の符号を付す。評価システム200は、A社TaaSを実現する送信側装置201と、B社TaaSを実現する受信側装置202と、中継装置203とを含む。
送信側装置201は、TaaSコア部1310と、確認依頼部1320と、ハッシュ計算部1330と、確認処理部1340とを有する。TaaSコア部1310は、契約情報管理部1311と、契約情報登録部1312とを含む。確認処理部1340は、ルート確認部1341と、職制情報確認部1342と、アカウント確認部2401と、対応情報生成部2402とを含む。送信側装置201は、機械学習部6100を利用可能である。機械学習部6100は、メール履歴データ6101を参照可能である。
送信側装置201は、A社に関する契約情報DB1301にアクセス可能である。契約情報DB1301は、契約情報と、契約書本文ハッシュと、ルート情報とを含む。契約情報DB1301は、さらに、アカウント情報としてTaaSアカウントを含む。契約情報DB1301は、さらに、メールアドレスとTaaSアカウントとの組み合わせのハッシュ値を含む。契約情報は、例えば、契約書情報と、付帯情報とを含む。送信側装置201は、ワークフローサービス1302を介して、ワークフローデータ1303にアクセス可能である。送信側装置201は、ディレクトリサービス1304を介して、職制情報1305にアクセス可能である。
受信側装置202は、送信側装置201と同様に、TaaSコア部1310と、確認依頼部1320と、ハッシュ計算部1330と、確認処理部1340とを有する。受信側装置202は、送信側装置201と同様に、B社に関する契約情報DB1301にアクセス可能である。中継装置203は、GW処理部3600を有する。中継装置203は、送受信情報DB3601にアクセス可能である。送受信情報DB3601は、契約書本文のハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて記憶する。
契約情報管理部1311は、受信側装置202においては、取得依頼を受信すると、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値を取得し、確認依頼部1320に送信する。
契約情報登録部1312は、受信側装置202においては、付帯情報の送信元についての確認依頼を、確認依頼部1320に送信する。
契約情報登録部1312は、受信側装置202においては、確認結果を受信すると、受信した確認結果が一致または近しい人物であるか否かを判定する。確認結果は、例えば、付帯情報の送信者が、プロセスに関与した人物であることを示す「一致」である。確認結果は、例えば、付帯情報の送信者が、プロセスに関与した人物に関連する人物であることを示す「近しい人物」である。
契約情報登録部1312は、受信側装置202においては、受信した確認結果が一致または近しい人物に設定されている場合、付帯情報を、TaaSに登録する。契約情報登録部1312は、受信側装置202においては、受信した確認結果が一致または近しい人物のいずれにも設定されていない場合、付帯情報を破棄し、ユーザ宛てにアラートを出力する。
確認依頼部1320は、受信側装置202においては、確認依頼を受信すると、送信元メールアドレスのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された送信元メールアドレスのハッシュ値を取得する。確認依頼部1320は、受信側装置202においては、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値の取得依頼を、契約情報管理部1311に送信する。
確認依頼部1320は、受信側装置202においては、契約書本文のハッシュ値を受信すると、送信元メールアドレスのハッシュ値と、契約書本文のハッシュ値とを含む、付帯情報の送信元についての確認要求を、中継装置203に送信する。
確認依頼部1320は、送信側装置201においては、付帯情報の送信元についての確認要求を受信し、確認処理部1340に送信する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、確認要求を受信すると、受信した確認要求に含まれる契約書本文のハッシュ値を含む、担当者の抽出依頼を、ルート確認部1341に送信する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者の氏名を受信すると、受信した担当者の氏名を含む、担当者TaaSアカウントの取得依頼を、アカウント確認部2401に送信する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者の氏名を含む、担当者メールアドレスの取得依頼を、職制情報確認部1342に送信する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者メールアドレスと、担当者TaaSアカウントとを受信すると、担当者メールアドレスと、担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせを生成する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、担当者組み合わせのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された担当者組み合わせのハッシュ値を取得する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、確認要求に含まれる送信元組み合わせのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを比較する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、比較した結果に基づいて、担当者組み合わせのハッシュ値と、送信元組み合わせのハッシュ値とが一致する組み合わせが存在するか否かを判定する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、一致する組み合わせが存在すると判定した場合、一致すると確認結果を設定する。
確認処理部1340は、送信側装置201においては、人物間の関連度の算出依頼を、機械学習部6100に送信する。確認処理部1340は、送信側装置201においては、関連度を受信すると、関連度が閾値を超える場合、近しい人物であると確認結果を設定し、関連度が閾値を超えない場合、近しい人物ではないと確認結果を設定する。確認依頼部1320は、送信側装置201においては、確認結果を、受信側装置202に送信する。
ルート確認部1341は、送信側装置201においては、担当者の抽出依頼を受信すると、契約書本文のハッシュ値をキーとして、契約書本文のハッシュ値に対応付けられた担当者の氏名を抽出し、確認処理部1340に送信する。
職制情報確認部1342は、送信側装置201においては、担当者メールアドレスの取得依頼を受信すると、担当者の氏名に対応付けられた担当者メールアドレスを抽出し、確認処理部1340に送信する。
アカウント確認部2401は、送信側装置201においては、担当者Taasアカウントの取得依頼を受信すると、担当者の氏名に対応付けられた担当者TaaSアカウントを抽出し、確認処理部1340に送信する。
GW処理部3600は、中継装置203において、確認要求を受信する。GW処理部3600は、中継装置203において、受信した確認要求に含まれる送信元メールアドレスのハッシュ値に対応付けられた、送信元メールアドレスと送信元TaaSアカウントとの送信元組み合わせのハッシュ値を取得する。GW処理部3600は、中継装置203において、付帯情報の送信元についての確認要求に、送信元組み合わせのハッシュ値を含めて、送信側装置201に送信する。
機械学習部6100は、送信側装置201においては、算出依頼を受信すると、人物間の関連度を算出し、確認処理部1340に送信する。
次に、図62~図69を用いて、評価システム200の動作例4について説明する。
図62~図69は、評価システム200の動作例4を示す説明図である。図62に示すように、A社310とB社320とで、契約1400が締結されたとする。
A社310では、H部署に属するAさんが、ユーザ装置204を用いて、契約1400にかかる契約書情報を作成したとする。A社310では、G部署に属するBさんが、ユーザ装置204を用いて、契約1400にかかる契約書情報を承認し、確定し、B社320に送信したとする。
この際、A社310では、送信側装置201が、A社310に属し、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与する人物について、担当者メールアドレスのハッシュ値を取得する。A社310では、送信側装置201が、A社310に属し、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与する人物について、担当者メールアドレスと担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせのハッシュ値を取得する。
そして、A社310では、送信側装置201が、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて、中継装置203に送信しておくとする。中継装置203が、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを受信するとする。中継装置203が、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて記憶しておくとする。
B社320では、Y部署に属するPさんが、ユーザ装置205を用いて、契約1400にかかる契約書情報を受信し、承認したとする。受信側装置202は、ユーザ装置205との通信により、契約書情報を取得する。受信側装置202は、契約書情報を、契約情報DB1301に登録したとする。その後、B社320で、Y部署に属するPさんが、ユーザ装置205を用いて、付帯情報を受信し、契約書情報に付帯する付帯情報であると判断したとする。
ここで、受信側装置202は、Pさんの操作入力に基づき、付帯情報の送信元についての確認依頼の入力を受け付けたとする。確認依頼は、送信元メールアドレスのハッシュ値を含む。確認依頼は、付帯情報を含んでもよい。確認依頼は、付帯情報が、いずれの契約書情報に対応するのかを特定可能にする情報を含んでもよい。受信側装置202は、確認依頼を受け付けたことに応じて、送信元メールアドレスのハッシュ値を含む、付帯情報の送信元についての確認要求を生成し、中継装置203に送信する。
中継装置203は、確認要求を受信すると、確認要求に含まれる送信元メールアドレスのハッシュ値に対応付けて記憶された、担当者組み合わせのハッシュ値を、送信者組み合わせのハッシュ値として特定する。中継装置203は、確認要求に含まれる送信元メールアドレスのハッシュ値と、特定した送信者組み合わせのハッシュ値とを含む、付帯情報の送信元についての確認要求を生成し、送信側装置201に送信する。
送信側装置201は、付帯情報の送信元についての確認要求を受信すると、付帯情報の送信元が、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かを示す情報を、受信側装置202に返信する。送信側装置201は、例えば、受信した確認要求に含まれる各種ハッシュ値に基づいて、付帯情報の送信元が、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かを判定した結果を、受信側装置202に返信する。
また、送信側装置201は、機械学習部6100を利用して、メール履歴データ6101に基づいて、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物と関連する人物を特定する。そして、送信側装置201は、付帯情報の送信元が、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物に関連する人物であるか否かを判定した結果を、受信側装置202に返信する。
受信側装置202は、付帯情報の送信元が、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物であるか否かを示す情報を受信する。受信側装置202は、受信した情報に基づいて、付帯情報の正当性を評価する。また、受信側装置202は、付帯情報の送信元が、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物に関連する人物であるか否かを示す情報を受信する。受信側装置202は、受信した情報に基づいて、付帯情報の正当性を評価する。
受信側装置202は、付帯情報の正当性を評価した結果に基づいて、付帯情報をTaaSに登録し、または、付帯情報を破棄する。ここで、図63~図69の説明に移行し、送信側装置201と受信側装置202との動作の流れについて具体的に説明する。
図63において、送信側装置201は、A社310に属する担当者に対応する担当者メールアドレスのハッシュ値を生成したとする。送信側装置201は、A社310に属する担当者に対応する担当者メールアドレスと担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせのハッシュ値を生成したとする。
そして、送信側装置201は、予め、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて、中継装置203に送信したとする。中継装置203は、担当者メールアドレスのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを対応付けて、送受信情報DB3601に記憶したとする。
その後、ユーザ装置204は、契約書情報を、ユーザ装置205に送信したとする。送信側装置201は、ユーザ装置204との通信により、契約書情報を取得する。送信側装置201は、契約書情報に含まれる契約書本文から得られるハッシュ値Hash(Ac)を、A社310のTaaSに登録し、A社310の契約情報DB1301に格納したとする。
ユーザ装置205は、契約書情報を、ユーザ装置204から受信したとする。受信側装置202は、ユーザ装置204との通信により、受信された契約書情報を取得する。受信側装置202は、契約書情報を、B社320のTaaSに登録し、B社320の契約情報DB1301に格納したとする。また、受信側装置202は、契約書情報に含まれる契約書本文から得られるハッシュ値Hash(Ac)を、B社320のTaaSに登録し、B社320の契約情報DB1301に格納したとする。
(63-1)ユーザ装置205は、Cさんからのメールにより、付帯情報を受信する。受信側装置202は、ユーザ装置205との通信により、付帯情報を取得する。受信側装置202は、ユーザ装置205との通信により、付帯情報の送信者であるCさんの送信者メールアドレスMFcを取得する。受信側装置202は、取得したCさんの送信者メールアドレスMFcのハッシュ値Hash(MFc)を生成する。
(63-2)受信側装置202は、Pさんの操作入力に基づき、付帯情報に関連することが示された契約書情報を特定する。受信側装置202は、例えば、Pさんの操作入力に基づきユーザ装置205から出力された確認依頼に基づいて、付帯情報に関連することが示された契約書情報を特定する。受信側装置202は、特定した契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値Hash(Ac)を取得する。受信側装置202は、取得したハッシュ値Hash(Ac)と、生成したハッシュ値Hash(MFc)とを含む確認要求を、中継装置203に送信する。次に、図64の説明に移行する。
図64において、(64-1)中継装置203は、確認要求から、ハッシュ値Hash(MTc)を抽出する。中継装置203は、送受信情報DB3601を参照して、抽出したハッシュ値Hash(MFc)と一致するハッシュ値に対応付けられた、担当者組み合わせのハッシュ値を、送信者組み合わせのハッシュ値Hash(MTc)として抽出する。送信者組み合わせは、送信者メールアドレスと送信者TaaSアカウントとの組み合わせである。
(64-2)中継装置203は、抽出したハッシュ値Hash(MTc)を、確認要求に追加する。中継装置203は、ハッシュ値Hash(MTc)を追加した確認要求を、送信側装置201に送信する。次に、図65の説明に移行する。
図65において、送信側装置201は、確認要求を受信する。送信側装置201は、確認要求から、ハッシュ値Hash(Ac)と、ハッシュ値Hash(MFc)と、ハッシュ値Hash(MTc)とを抽出する。
(65-1)送信側装置201は、抽出したハッシュ値Hash(Ac)をキーにして、ルート情報管理テーブル900から、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物の氏名を取得する。プロセスに関与した人物は、例えば、契約1400に関与した人物に対応する。送信側装置201は、例えば、抽出したハッシュ値Hash(Ac)と一致するハッシュ値に対応付けられたAさんの氏名A、および、Bさんの氏名Bなどを取得する。
送信側装置201は、抽出したハッシュ値Hash(Ac)をキーにして、ワークフローデータ1303から、契約書情報の作成から確定までのプロセスに関与した人物の氏名を取得してもよい。
(65-2)送信側装置201は、取得した氏名をキーにして、アカウント情報管理テーブル600から、プロセスに関与した人物に対応する担当者TaaSアカウントを取得する。送信側装置201は、例えば、Aさんに対応する担当者TaaSアカウントTAと、Bさんに対応する担当者TaaSアカウントTBとを取得する。次に、図66の説明に移行する。
図66において、(66-1)送信側装置201は、取得した氏名をキーにして、職制情報管理テーブル700から、取得した氏名に対応付けられた担当者メールアドレスを取得する。送信側装置201は、例えば、氏名Aに対応付けられた担当者メールアドレスMAと、氏名Bに対応付けられた担当者メールアドレスMBとを取得する。
(66-2)送信側装置201は、プロセスに関与した人物ごとに、取得した担当者メールアドレスと担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせのハッシュ値を生成する。送信側装置201は、例えば、Aさんについて、取得した担当者メールアドレスMAと担当者TaaSアカウントTAとの担当者組み合わせのハッシュ値Hash(MTA)を生成する。送信側装置201は、例えば、Bさんについて、取得した担当者メールアドレスMBと担当者TaaSアカウントTBとの担当者組み合わせのハッシュ値Hash(MTB)を生成する。次に、図67の説明に移行する。
図67において、(67-1)送信側装置201は、抽出したハッシュ値Hash(MTc)と、生成したハッシュ値Hash(MTA)または生成したハッシュ値Hash(MTB)とが一致するか否かを確認する。
ここで、ハッシュ値Hash(MTc)は、付帯情報の送信者に対応する。そして、ハッシュ値Hash(MTA)と、ハッシュ値Hash(MTB)とは、契約1400に関与した人物に対応する。従って、送信側装置201は、ハッシュ値Hash(MTc)と、ハッシュ値Hash(MTA)またはハッシュ値Hash(MTB)とが一致するか否かを確認し、付帯情報の送信者と、契約1400に関与した人物とが一致するか否かを確認することにする。
図67の例では、送信側装置201は、ハッシュ値Hash(MTc)と、ハッシュ値Hash(MTA)およびハッシュ値Hash(MTB)とが一致しないと判定したとする。換言すれば、送信側装置201は、付帯情報の送信者と、契約1400に関与した人物とが一致しないと判定したとする。次に、図68の説明に移行する。
図68において、(68-1)送信側装置201は、送信者メールアドレスMFcに基づいて、付帯情報の送信者であるCさんを特定する。送信側装置201は、機械学習部6100を用いて、職制情報管理テーブル700、または、メール履歴データ6101に基づいて、特定したCさんと、契約1400に関与した人物であるAさんおよびBさんとの関連度を算出する。
送信側装置201は、算出した関連度に基づいて、Cさんが、契約1400に関与したいずれかの人物と関連する人物であるか否かを確認する。送信側装置201は、例えば、Cさんと、契約1400に関与したいずれかの人物との関連度が閾値以上であれば、Cさんが、契約1400に関与したいずれかの人物と関連する人物であるとの確認結果を生成する。送信側装置201は、例えば、Cさんと、契約1400に関与したいずれの人物との関連度も閾値未満であれば、Cさんが、契約1400に関与したいずれかの人物と関連する人物ではないとの確認結果を生成する。
(68-2)送信側装置201は、確認結果を、受信側装置202に送信する。確認結果は、例えば、Cさんが、契約1400に関与したいずれかの人物と関連する人物であるか否かを示す。次に、図69の説明に移行する。
図69において、受信側装置202は、確認結果を受信する。(69-1)受信側装置202は、確認結果が、Cさんが契約1400に関与したいずれかの人物と関連する人物であることを示せば、付帯情報を正当であると評価する。受信側装置202は、付帯情報を正当であると評価した場合、付帯情報をB社320のTaaSに登録し、B社320の契約情報DB1301に格納する。
(69-2)受信側装置202は、確認結果が、Cさんが契約1400に関与したいずれかの人物と関連する人物ではないことを示せば、付帯情報を正当ではないと評価する。受信側装置202は、付帯情報を正当ではないと評価した場合、付帯情報を破棄する。受信側装置202は、付帯情報を正当ではないと評価した場合、付帯情報の送信者が、契約1400に関与した人物ではないことを示すアラートを、受信側ユーザが参照可能に出力する。
これにより、評価システム200は、PさんなどのB社320に属する人物が、付帯情報が正当であるか否かを評価し易くすることができる。このため、評価システム200は、PさんなどのB社320に属する人物にかかる作業負担の低減化を図ることができる。また、評価システム200は、付帯情報の正当性を評価するにあたり、PさんなどのB社320に属する人物が、BさんなどのA社310に属する人物に問い合わせずに済ませることができる。このため、評価システム200は、BさんなどのA社310に属する人物にかかる作業負担の低減化を図ることができる。
また、評価システム200は、B社320で不正な付帯情報を利用してしまうことを防止することができ、セキュリティの向上を図ることができる。また、評価システム200は、TaaSアカウントを利用するため、セキュリティの更なる向上を図ることができる。また、評価システム200は、受信側装置202に、担当者組み合わせのハッシュ値を記憶させずに済ませることができる。このため、評価システム200は、A社310で、B社320などの他社から、担当者組み合わせのハッシュ値を秘匿可能にすることができ、セキュリティの向上を図ることができる。
また、評価システム200は、Cさんが、契約1400に直接関与した人物ではなくても、付帯情報を正当であると評価可能にすることができる。このため、評価システム200は、利便性の向上を図ることができる。
(動作例4における全体処理手順)
次に、図70~図74を用いて、評価システム200が実行する、動作例4における全体処理手順の一例について説明する。全体処理は、例えば、送信側装置201と、受信側装置202と、中継装置203とによって実現される。
図70~図74は、動作例4における全体処理手順の一例を示すシーケンス図である。図70において、受信側装置202は、契約情報登録部1312により、付帯情報の送信元についての確認依頼を、確認依頼部1320に送信する(ステップS7001)。
受信側装置202は、確認依頼部1320により、確認依頼を受信すると、送信元メールアドレスのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された送信元メールアドレスのハッシュ値を取得する(ステップS7002)。受信側装置202は、確認依頼部1320により、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値の取得依頼を、契約情報管理部1311に送信する。
受信側装置202は、契約情報管理部1311により、取得依頼を受信すると、付帯情報に関連する契約書情報に含まれる契約書本文のハッシュ値を取得し、確認依頼部1320に送信する(ステップS7003)。
受信側装置202は、確認依頼部1320により、契約書本文のハッシュ値を受信すると、送信元メールアドレスのハッシュ値と、契約書本文のハッシュ値とを含む、付帯情報の送信元についての確認要求を、中継装置203に送信する(ステップS7004)。
中継装置203は、GW処理部3600により、確認要求を受信する。中継装置203は、GW処理部3600により、受信した確認要求に含まれる送信元メールアドレスのハッシュ値に対応付けられた、送信元メールアドレスと送信元TaaSアカウントとの送信元組み合わせのハッシュ値を取得する(ステップS7005)。次に、図71の説明に移行する。
図71において、中継装置203は、GW処理部3600により、付帯情報の送信元についての確認要求に、送信元組み合わせのハッシュ値を含めて、送信側装置201に送信する(ステップS7101)。
送信側装置201は、確認依頼部1320により、付帯情報の送信元についての確認要求を受信し、確認処理部1340に送信する(ステップS7102)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、確認要求を受信すると、受信した確認要求に含まれる契約書本文のハッシュ値を含む、担当者の抽出依頼を、ルート確認部1341に送信する(ステップS7103)。
送信側装置201は、ルート確認部1341により、抽出依頼を受信すると、契約書本文のハッシュ値をキーとして、契約書本文のハッシュ値に対応付けられた担当者の氏名を抽出し、確認処理部1340に送信する(ステップS7104)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者の氏名を受信すると、受信した担当者の氏名を含む、担当者TaaSアカウントの取得依頼を、アカウント確認部2401に送信する(ステップS7105)。次に、図72の説明に移行する。
図72において、送信側装置201は、アカウント確認部2401により、取得依頼を受信すると、担当者の氏名に対応付けられた担当者TaaSアカウントを抽出し、確認処理部1340に送信する(ステップS7201)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者の氏名を含む、担当者メールアドレスの取得依頼を、職制情報確認部1342に送信する(ステップS7202)。
送信側装置201は、職制情報確認部1342により、取得依頼を受信すると、担当者の氏名に対応付けられた担当者メールアドレスを抽出し、確認処理部1340に送信する(ステップS7203)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者メールアドレスと、担当者TaaSアカウントとを受信すると、担当者メールアドレスと、担当者TaaSアカウントとの担当者組み合わせを生成する(ステップS7204)。次に、送信側装置201は、確認処理部1340により、担当者組み合わせのハッシュ値をハッシュ計算部1330に生成させ、生成された担当者組み合わせのハッシュ値を取得する(ステップS7205)。次に、図73の説明に移行する。
図73において、送信側装置201は、確認処理部1340により、確認要求に含まれる送信元組み合わせのハッシュ値と、担当者組み合わせのハッシュ値とを比較する(ステップS7301)。次に、送信側装置201は、確認処理部1340により、比較した結果に基づいて、担当者組み合わせのハッシュ値と、送信元組み合わせのハッシュ値とが一致する組み合わせが存在するか否かを判定する(ステップS7302)。
ここで、一致する組み合わせが存在する場合(ステップS7302:Yes)、送信側装置201は、ステップS7306の処理に移行する。一方で、一致する組み合わせが存在しない場合(ステップS7302:No)、送信側装置201は、ステップS7303の処理に移行する。
ステップS7303では、送信側装置201は、確認処理部1340により、人物間の関連度の算出依頼を、機械学習部6100に送信する(ステップS7303)。送信側装置201は、例えば、確認処理部1340により、送信元組み合わせのハッシュ値に対応する送信元と、担当者組み合わせのハッシュ値に対応する担当者との関連度の算出依頼を、機械学習部6100に送信する。
送信側装置201は、機械学習部6100により、算出依頼を受信すると、人物間の関連度を算出し、確認処理部1340に送信する(ステップS7304)。
送信側装置201は、確認処理部1340により、関連度を受信すると、関連度が閾値を超える場合、近しい人物であると確認結果を設定し、関連度が閾値を超えない場合、近しい人物ではないと確認結果を設定する(ステップS7305)。
ステップS7306では、送信側装置201は、一致すると確認結果を設定する(ステップS7306)。次に、図74の説明に移行する。
図74において、送信側装置201は、確認依頼部1320により、確認結果を、受信側装置202に送信する(ステップS7401)。
受信側装置202は、契約情報登録部1312により、確認結果を受信すると、受信した確認結果が一致または近しい人物であるか否かを判定する(ステップS7402)。
ここで、一致または近しい人物に設定されている場合(ステップS7402:Yes)、受信側装置202は、ステップS7403の処理に移行する。一方で、一致または近しい人物のいずれにも設定されていない場合(ステップS7402:No)、受信側装置202は、ステップS7404の処理に移行する。
ステップS7403では、受信側装置202は、契約情報登録部1312により、付帯情報を、TaaSに登録する(ステップS7403)。そして、評価システム200は、全体処理を終了する。
ステップS7404では、受信側装置202は、契約情報登録部1312により、付帯情報を破棄し、ユーザ宛てにアラートを出力する(ステップS7404)。そして、評価システム200は、全体処理を終了する。これにより、評価システム200は、付帯情報の正当性を精度よく評価することができ、セキュリティの向上を図ることができる。
以上説明したように、情報処理装置100によれば、確定した第1の文書データに関連することが示された第2の文書データの送信者を特定する第1の情報を取得することができる。情報処理装置100によれば、第1の文書データの作成から確定までのプロセスに関与した人物を特定する第2の情報を記憶する記憶部にアクセスすることができる。情報処理装置100によれば、記憶部の記憶内容に基づいて、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であるか否かを判定することができる。情報処理装置100によれば、判定した結果に基づいて、第2の文書データの正当性を評価することができる。これにより、情報処理装置100は、第1の文書データの送信側および受信側にかかる作業負担を抑制しつつ、不正な第2の文書データが利用されることを防止し、セキュリティの向上を図ることができる。
情報処理装置100によれば、プロセスに関与した人物であると判定した場合、第2の文書データが正当であると評価し、プロセスに関与した人物ではないと判定した場合、第2の文書データが正当ではないと評価することができる。これにより、情報処理装置100は、第2の文書データの正当性を精度よく評価することができる。
情報処理装置100によれば、第1の情報に、第2の文書データの送信者に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られるハッシュ値を採用することができる。情報処理装置100によれば、第2の情報に、プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られるハッシュ値を採用することができる。これにより、情報処理装置100は、アカウントを利用して、セキュリティの向上を図ることができる。
情報処理装置100によれば、第1の情報に、第2の文書データの送信者に対応するメールアドレスから得られるハッシュ値を採用することができる。情報処理装置100によれば、第2の情報は、プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスから得られるハッシュ値を採用することができる。これにより、情報処理装置100は、メールアドレスを利用して、第2の文書データの正当性を評価し易くすることができる。
情報処理装置100によれば、第1の文書データの送信側で動作することができる。情報処理装置100によれば、第1の文書データを特定する第3の情報に対応付けて、第2の情報を記憶する記憶部にアクセスすることができる。情報処理装置100によれば、第1の情報と、第1の文書データを特定する第4の情報とを、第1の文書データの受信側から受信することにより取得することができる。情報処理装置100によれば、記憶部に記憶された、第4の情報と一致する第3の情報に対応付けられた第2の情報を特定することができる。情報処理装置100によれば、特定した第2の情報と、取得した第1の情報とに基づいて、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であるか否かを判定することができる。これにより、情報処理装置100は、第1の文書データの送信側において、第2の文書データの正当性を評価可能に準備することができる。
情報処理装置100によれば、判定した結果を、第1の文書データの受信側に送信することができる。これにより、情報処理装置100は、第1の文書データの受信側において、第2の文書データの正当性を評価させることができる。
情報処理装置100によれば、中継装置203にアクセスすることができる。中継装置203によれば、プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスから得られる第1のハッシュ値と、プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られる第2のハッシュ値とを対応付けて記憶することができる。中継装置203によれば、第2の文書データの送信者に対応するメールアドレスから得られる第3のハッシュ値を受け付けたことに応じて、第3のハッシュ値と一致する第1のハッシュ値に対応付けられた第2のハッシュ値を出力することができる。情報処理装置100によれば、第1の情報として、中継装置203から出力された第2のハッシュ値を取得することができる。これにより、情報処理装置100は、第1の文書データの受信側において、第2のハッシュ値を記憶せずに済ませることができ、セキュリティの向上を図ることができる。
情報処理装置100によれば、第1の文書データを、第1の文書データの受信側に送信した後、第1の文書データの送信者を特定する第5の情報を、第1の文書データの受信側から取得することができる。情報処理装置100によれば、取得した第5の情報に基づいて、プロセスに関与した人物を特定することができる。情報処理装置100によれば、特定したプロセスに関与した人物に対応するメールアドレスから得られる第1のハッシュ値を生成することができる。情報処理装置100によれば、特定したプロセスに関与した人物に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られる第2のハッシュ値を生成することができる。情報処理装置100によれば、生成した第1のハッシュ値と、第2のハッシュ値とを、中継装置203に送信することにより、中継装置203に記憶させることができる。これにより、情報処理装置100は、第2の文書データの正当性を評価可能に準備することができる。
情報処理装置100によれば、人物間の関係性を示す第6の情報に基づいて、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物に関連する人物であるか否かを判定することができる。これにより、情報処理装置100は、複数の観点から、第2の文書データの正当性を評価可能にすることができる。
情報処理装置100によれば、第1の文書データの受信側で動作することができる。これにより、情報処理装置100は、第1の文書データの受信側において、第2の文書データの正当性を評価可能にすることができる。
情報処理装置100によれば、第1の文書データを特定する第4の情報を含む、第2の情報についての問い合わせを、第1の文書データの送信側に送信することができる。情報処理装置100によれば、送信した結果、第2の情報を取得し、取得した第1の情報と、取得した第2の情報とに基づいて、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であるか否かを判定することができる。これにより、情報処理装置100は、記憶部を有さなくても、第2の文書データの正当性を評価可能にすることができる。
情報処理装置100によれば、第1の文書データの送信側と受信側との中継装置203として動作することができる。これにより、情報処理装置100は、中継装置203として、第2の文書データの正当性を評価可能にすることができる。
情報処理装置100によれば、第1の情報と、第1の文書データを特定する第4の情報とを、第1の文書データの受信側から受信することにより取得することができる。情報処理装置100によれば、第4の情報を含む、第2の情報についての問い合わせを、第1の文書データの送信側に送信することにより、第2の情報を取得することができる。情報処理装置100によれば、取得した第1の情報と、取得した第2の情報とに基づいて、取得した第1の情報で特定される第2の文書データの送信者が、プロセスに関与した人物であるか否かを判定することができる。これにより、情報処理装置100は、記憶部を有さなくても、第2の文書データの正当性を評価可能にすることができる。
なお、本実施の形態で説明した評価方法は、予め用意されたプログラムをPCやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。本実施の形態で説明した評価プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。記録媒体は、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)-ROM、MO(Magneto Optical disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などである。また、本実施の形態で説明した評価プログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)確定した第1の文書データに関連することが示された第2の文書データの送信者を特定する第1の情報を取得し、
前記第1の文書データの作成から確定までのプロセスに関与した人物を特定する第2の情報を記憶する記憶部の記憶内容に基づいて、取得した前記第1の情報で特定される前記第2の文書データの送信者が、前記プロセスに関与した人物であるか否かを判定し、
判定した結果に基づいて、前記第2の文書データの正当性を評価する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする評価方法。
(付記2)前記評価する処理は、
前記プロセスに関与した人物であると判定した場合、前記第2の文書データが正当であると評価し、前記プロセスに関与した人物ではないと判定した場合、前記第2の文書データが正当ではないと評価する、ことを特徴とする付記1に記載の評価方法。
(付記3)前記第1の情報は、前記第2の文書データの送信者に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られるハッシュ値を含み、
前記第2の情報は、前記プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られるハッシュ値を含む、ことを特徴とする付記1または2に記載の評価方法。
(付記4)前記第1の情報は、前記第2の文書データの送信者に対応するメールアドレスから得られるハッシュ値を含み、
前記第2の情報は、前記プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスから得られるハッシュ値を含む、ことを特徴とする付記1~3のいずれか一つに記載の評価方法。
(付記5)前記コンピュータは、前記第1の文書データの送信側に設けられており、
前記記憶部は、前記コンピュータがアクセス可能であり、前記第1の文書データを特定する第3の情報に対応付けて、前記第2の情報を記憶しており、
前記取得する処理は、
前記第1の情報と、前記第1の文書データを特定する第4の情報とを、前記第1の文書データの受信側から受信することにより取得し、
前記判定する処理は、
前記記憶部に記憶された、前記第4の情報と一致する前記第3の情報に対応付けられた前記第2の情報と、取得した前記第1の情報とに基づいて、取得した前記第1の情報で特定される前記第2の文書データの送信者が、前記プロセスに関与した人物であるか否かを判定する、ことを特徴とする付記1~4のいずれか一つに記載の評価方法。
(付記6)前記評価する処理は、
判定した結果を、前記第1の文書データの受信側に送信することにより、前記第1の文書データの受信側において、前記第2の文書データの正当性を評価させる、ことを特徴とする付記5に記載の評価方法。
(付記7)前記プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスから得られる第1のハッシュ値と、前記プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られる第2のハッシュ値とを対応付けて記憶し、前記第2の文書データの送信者に対応するメールアドレスから得られる第3のハッシュ値を受け付けたことに応じて、前記第3のハッシュ値と一致する前記第1のハッシュ値に対応付けられた前記第2のハッシュ値を出力する、前記第1の文書データの送信側と受信側との中継装置が存在しており、
前記取得する処理は、
前記第1の情報として、前記中継装置から出力された前記第2のハッシュ値を取得する、ことを特徴とする付記3に記載の評価方法。
(付記8)前記第1の文書データを、前記第1の文書データの受信側に送信した後、前記第1の文書データの送信者を特定する第5の情報を、前記第1の文書データの受信側から取得し、
取得した前記第5の情報に基づいて、前記プロセスに関与した人物を特定し、
特定した前記プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスから得られる第1のハッシュ値と、特定した前記プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られる第2のハッシュ値とを、前記中継装置に送信することにより、前記中継装置に記憶させる、
処理を前記コンピュータが実行することを特徴とする付記7に記載の評価方法。
(付記9)前記判定する処理は、
人物間の関係性を示す第6の情報に基づいて、取得した前記第1の情報で特定される前記第2の文書データの送信者が、前記プロセスに関与した人物に関連する人物であるか否かを判定する、ことを特徴とする付記1~8のいずれか一つに記載の評価方法。
(付記10)前記コンピュータは、前記第1の文書データの受信側に設けられる、ことを特徴とする付記1~4のいずれか一つに記載の評価方法。
(付記11)前記記憶部は、前記第1の文書データの送信側に設けられており、前記第1の文書データを特定する第3の情報と対応付けて、前記第2の情報を記憶しており、
前記判定する処理は、
前記第1の文書データを特定する第4の情報を含む、前記第2の情報についての問い合わせを、前記第1の文書データの送信側に送信することにより、前記第2の情報を取得し、取得した前記第1の情報と、取得した前記第2の情報とに基づいて、取得した前記第1の情報で特定される前記第2の文書データの送信者が、前記プロセスに関与した人物であるか否かを判定する、ことを特徴とする付記10に記載の評価方法。
(付記12)前記コンピュータは、前記第1の文書データの送信側と受信側との中継装置である、ことを特徴とする付記1~4のいずれか一つに記載の評価方法。
(付記13)前記記憶部は、前記第1の文書データの送信側に設けられており、前記第1の文書データを特定する第3の情報と対応付けて、前記第2の情報を記憶しており、
前記取得する処理は、
前記第1の情報と、前記第1の文書データを特定する第4の情報とを、前記第1の文書データの受信側から受信することにより取得し、
前記判定する処理は、
前記第4の情報を含む、前記第2の情報についての問い合わせを、前記第1の文書データの送信側に送信することにより、前記第2の情報を取得し、取得した前記第1の情報と、取得した前記第2の情報とに基づいて、取得した前記第1の情報で特定される前記第2の文書データの送信者が、前記プロセスに関与した人物であるか否かを判定する、ことを特徴とする付記12に記載の評価方法。
(付記14)確定した第1の文書データに関連することが示された第2の文書データの送信者を特定する第1の情報を取得し、
前記第1の文書データの作成から確定までのプロセスに関与した人物を特定する第2の情報を記憶する記憶部の記憶内容に基づいて、取得した前記第1の情報で特定される前記第2の文書データの送信者が、前記プロセスに関与した人物であるか否かを判定し、
判定した結果に基づいて、前記第2の文書データの正当性を評価する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする評価プログラム。
(付記15)確定した第1の文書データに関連することが示された第2の文書データの送信者を特定する第1の情報を取得し、
前記第1の文書データの作成から確定までのプロセスに関与した人物を特定する第2の情報を記憶する記憶部の記憶内容に基づいて、取得した前記第1の情報で特定される前記第2の文書データの送信者が、前記プロセスに関与した人物であるか否かを判定し、
判定した結果に基づいて、前記第2の文書データの正当性を評価する、
制御部を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記16)確定した第1の文書データに関連することが示された第2の文書データの送信者を特定する第1の情報を取得する取得部と、
前記第1の文書データの作成から確定までのプロセスに関与した人物を特定する第2の情報を記憶する記憶部の記憶内容に基づいて、前記取得部で取得した前記第1の情報で特定される前記第2の文書データの送信者が、前記プロセスに関与した人物であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部で判定した結果に基づいて、前記第2の文書データの正当性を評価する評価部と、
を有することを特徴とする評価システム。
100 情報処理装置
101,102 情報
110 送信側
111,112 文書データ
120 受信側
200 評価システム
201 送信側装置
202 受信側装置
203 中継装置
210 ネットワーク
310 A社
320 B社
400,1000,1100 バス
401,1001,1101 CPU
402,1002,1102 メモリ
403,1003,1103 ネットワークI/F
404,1004,1104 記録媒体I/F
405,1005,1105 記録媒体
406,1006 ディスプレイ
407,1007 入力装置
500 対応情報管理テーブル
600 アカウント情報管理テーブル
700 職制情報管理テーブル
800 契約情報管理テーブル
900 ルート情報管理テーブル
1200 記憶部
1201 取得部
1202 判定部
1203 評価部
1204 登録部
1205 出力部
1301 契約情報DB
1302 ワークフローサービス
1303 ワークフローデータ
1304 ディレクトリサービス
1305 職制情報
1310 TaaSコア部
1311 契約情報管理部
1312 契約情報登録部
1320 確認依頼部
1330 ハッシュ計算部
1340 確認処理部
1341 ルート確認部
1342 職制情報確認部
1400 契約
2401 アカウント確認部
2402 対応情報生成部
3600 GW処理部
3601 送受信情報DB
6100 機械学習部
6101 メール履歴データ

Claims (11)

  1. 確定した第1の文書データに関連することが示された第2の文書データの送信者を特定する第1の情報を取得し、
    前記第1の文書データの作成から確定までのプロセスに関与した人物を特定する第2の情報を記憶する記憶部の記憶内容に基づいて、取得した前記第1の情報で特定される前記第2の文書データの送信者が、前記プロセスに関与した人物であるか否かを判定し、
    判定した結果に基づいて、前記第2の文書データの正当性を評価する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする評価方法。
  2. 前記評価する処理は、
    前記プロセスに関与した人物であると判定した場合、前記第2の文書データが正当であると評価し、前記プロセスに関与した人物ではないと判定した場合、前記第2の文書データが正当ではないと評価する、ことを特徴とする請求項1に記載の評価方法。
  3. 前記第1の情報は、前記第2の文書データの送信者に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られるハッシュ値を含み、
    前記第2の情報は、前記プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られるハッシュ値を含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載の評価方法。
  4. 前記第1の情報は、前記第2の文書データの送信者に対応するメールアドレスから得られるハッシュ値を含み、
    前記第2の情報は、前記プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスから得られるハッシュ値を含む、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の評価方法。
  5. 前記コンピュータは、前記第1の文書データの送信側に設けられており、
    前記記憶部は、前記コンピュータがアクセス可能であり、前記第1の文書データを特定する第3の情報に対応付けて、前記第2の情報を記憶しており、
    前記取得する処理は、
    前記第1の情報と、前記第1の文書データを特定する第4の情報とを、前記第1の文書データの受信側から受信することにより取得し、
    前記判定する処理は、
    前記記憶部に記憶された、前記第4の情報と一致する前記第3の情報に対応付けられた前記第2の情報と、取得した前記第1の情報とに基づいて、取得した前記第1の情報で特定される前記第2の文書データの送信者が、前記プロセスに関与した人物であるか否かを判定する、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の評価方法。
  6. 前記評価する処理は、
    判定した結果を、前記第1の文書データの受信側に送信することにより、前記第1の文書データの受信側において、前記第2の文書データの正当性を評価させる、ことを特徴とする請求項5に記載の評価方法。
  7. 前記プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスから得られる第1のハッシュ値と、前記プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られる第2のハッシュ値とを対応付けて記憶し、前記第2の文書データの送信者に対応するメールアドレスから得られる第3のハッシュ値を受け付けたことに応じて、前記第3のハッシュ値と一致する前記第1のハッシュ値に対応付けられた前記第2のハッシュ値を出力する、前記第1の文書データの送信側と受信側との中継装置が存在しており、
    前記取得する処理は、
    前記第1の情報として、前記中継装置から出力された前記第2のハッシュ値を取得する、ことを特徴とする請求項3に記載の評価方法。
  8. 前記第1の文書データを、前記第1の文書データの受信側に送信した後、前記第1の文書データの送信者を特定する第5の情報を、前記第1の文書データの受信側から取得し、
    取得した前記第5の情報に基づいて、前記プロセスに関与した人物を特定し、
    特定した前記プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスから得られる第1のハッシュ値と、特定した前記プロセスに関与した人物に対応するメールアドレスとアカウントとの組み合わせから得られる第2のハッシュ値とを、前記中継装置に送信することにより、前記中継装置に記憶させる、
    処理を前記コンピュータが実行することを特徴とする請求項7に記載の評価方法。
  9. 前記判定する処理は、
    人物間の関係性を示す第6の情報に基づいて、取得した前記第1の情報で特定される前記第2の文書データの送信者が、前記プロセスに関与した人物に関連する人物であるか否かを判定する、ことを特徴とする請求項1~8のいずれか一つに記載の評価方法。
  10. 確定した第1の文書データに関連することが示された第2の文書データの送信者を特定する第1の情報を取得し、
    前記第1の文書データの作成から確定までのプロセスに関与した人物を特定する第2の情報を記憶する記憶部の記憶内容に基づいて、取得した前記第1の情報で特定される前記第2の文書データの送信者が、前記プロセスに関与した人物であるか否かを判定し、
    判定した結果に基づいて、前記第2の文書データの正当性を評価する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする評価プログラム。
  11. 確定した第1の文書データに関連することが示された第2の文書データの送信者を特定する第1の情報を取得し、
    前記第1の文書データの作成から確定までのプロセスに関与した人物を特定する第2の情報を記憶する記憶部の記憶内容に基づいて、取得した前記第1の情報で特定される前記第2の文書データの送信者が、前記プロセスに関与した人物であるか否かを判定し、
    判定した結果に基づいて、前記第2の文書データの正当性を評価する、
    制御部を有することを特徴とする情報処理装置。
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