JPWO2021247442A5 - - Google Patents

Description

紫外線（ＵＶ）放射の用途は、消毒、材料硬化、および通信を含むがこれらに限定されない多くの用途に使用することができる。紫外線は通常、波長が３１５～４００ｎｍのＵＶＡ、波長が２８０～３１５ｎｍのＵＶＢ、波長が１００～２８０ｎｍのＵＶＣの３つの帯域に分類される。ＵＶＣ帯域は、汚染された表面が臨界エネルギーレベルのＵＶ光にさらされると、汚染された表面の細菌やウイルスを効果的に殺すことが知られている。消毒のためのＵＶ放射の使用は、水の浄化、空気の浄化、およびさまざまな物理的形式による表面の消毒で実証されている。ＵＶ消毒には、熱、圧力、蒸気、および／または液体の使用など、従来の消毒方法よりも多くの利点がある。紫外線による消毒は、十分な紫外線エネルギーがあれば数秒で完了する。従来の消毒方法は、はるかに時間がかかり、追加のプロセスが必要である。しかし、消毒に紫外線を使用する際の課題の１つは、消毒が必要な物体のすべての表面と場所に十分なエネルギー密度の光を照射することである。また、紫外線は当然皮膚や目に有害であるため、紫外線を使用するための安全対策も必要である。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、以下のものがある（国際出願日以降国際段階で引用された文献及び他国に国内移行した際に引用された文献を含む）。
（先行技術文献）
（特許文献）
（特許文献１） 米国特許第６，３０３，０８６号明細書
（特許文献２） 米国特許出願公開第２０１１／０１６２２２６号明細書
（特許文献３） 米国特許出願公開第２００６／０２２１３３０号明細書
（特許文献４） 米国特許出願公開第２００３／００３４４５９号明細書
（特許文献５） 米国特許第６，８７７，２４８号明細書
（特許文献６） 米国特許出願公開第２０１０／０２１３３９２号明細書

Claims (9)

1. 消毒システムであって、
   多面体の内部チャンバを画定するハウジングであって、内表面を備え、複数の内面によって区画されるものであり、前記内表面は、少なくとも１つの反射球状構成要素をさらに備え、前記少なくとも１つの反射球状構成要素は、各内面に配置された少なくとも１つの半球状反射体をさらに有する、ハウジングと、
   前記内部チャンバ内にＵＶ放射を放出するように構成された少なくとも１つのＵＶ放射源と、を有し、
   前記ＵＶ放射は、前記内部チャンバ内に含まれる対象物のすべての露出面に当たるように、前記内部チャンバの内面から反射されるものである、消毒システム。
2. 請求項１記載の消毒システムにおいて、前記内部チャンバの球状構成要素は、前記内部チャンバ自体が球状である、消毒システム。
3. 請求項１記載の消毒システムにおいて、
   光強度を検出するための光パワーセンサをさらに備えるものである、消毒システム。
4. 請求項１記載の消毒システムにおいて、
   前記内部チャンバ内に、消毒する対象物を保持するための光透過性のラックをさらに備えるものである、消毒システム。
5. 請求項１記載の消毒システムにおいて、前記ＵＶ放射源が、少なくとも１つのＬＥＤまたは少なくとも１つの水銀灯からなるＵＶ放射源のセットから選択されるものである、消毒システム。
6. 請求項１記載の消毒システムにおいて、システムの動作状態を示すディスプレイをさらに備えるものである、消毒システム。
7. 請求項１記載の消毒システムにおいて、前記内部チャンバへのアクセスを提供するためのドアをさらに備えるものである、消毒システム。
8. 請求項１記載の消毒システムにおいて、
   前記少なくとも１つのＵＶ放射源に動作可能に接続されたドアインターロックシステムをさらに備え、これによりドアが閉じられたときに前記ドアインターロックシステムの起動が達成され、且つそのような起動が、前記少なくとも１つのＵＶ放射源の起動に必要となるものである、消毒システム。
9. 請求項１記載の消毒システムにおいて、前記放出されるＵＶ放射および消毒時間を制御するための制御システムをさらに備えるものである、消毒システム。