JPWO2021242614A5 - - Google Patents

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JPWO2021242614A5
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Description

本開示が上記実施形態とともに記載されている一方、上記説明及び実施例は説明を目的とし、本開示の範囲を限定するものでないことが理解される。本開示の範囲内の他の態様、利点及び改変は、本開示が属する分野の当業者に明らかである。この説明は、本発明を開示される正確な形態に限定するものではない。本発明の範囲は、本明細書に添付される特許請求の範囲により定義されるものとする。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
B細胞リンパ腫を処置する方法であって、前記B細胞リンパ腫を罹患する患者にキナーゼ阻害剤を投与することを含み、前記キナーゼ阻害剤は、PI3K阻害剤、SYK阻害剤、JAK阻害剤、及びBTK阻害剤からなる群から選択され、前記患者は、
(a)総ナイーブB細胞内でも総B細胞内でも移行期(CD10+)B細胞の増加した頻度を有さず;又は
(b)総B細胞内のナイーブB細胞の減少した頻度を有し、総B細胞内のメモリースイッチB細胞若しくはダブルネガティブB細胞の増加した頻度を有し、
前記増加及び減少は、前記B細胞リンパ腫を有さない対応する健常対象と比較したものである方法。
(項目2)
前記患者の前記ナイーブB細胞の30%以下は、移行期B細胞である、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記患者の前記総B細胞の25%以下は、移行期B細胞である、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記B細胞リンパ腫は、非ホジキンリンパ腫(NHL)である、項目1~3のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
前記NHLは、低悪性度NHL(iNHL)である、項目4に記載の方法。
(項目6)
前記頻度を、前記患者から得られ、又は前記患者に由来する血液サンプル中で決定する、項目1~5のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
前記血液サンプルを得、又は調製すること;及び
前記血液サンプル中で、総B細胞、移行期B細胞、ナイーブB細胞、ダブルネガティブB細胞、スイッチメモリーB細胞、又はそれらの任意の組み合わせの数を決定すること
をさらに含む、項目6に記載の方法。
(項目8)
前記移行期B細胞は、CD10+移行期B細胞、若しくはCD38+移行期B細胞、又はその両方を含む、項目1~7のいずれか一項に記載の方法。
(項目9)
B細胞リンパ腫を処置する方法であって、
B細胞リンパ腫患者から単離された血液サンプル中で、総B細胞、移行期B細胞及び/又はナイーブB細胞の数を決定すること;
前記患者が(a)総ナイーブB細胞内でも総B細胞内でも移行期(CD10+)B細胞の増加した頻度を有さず;又は(b)総B細胞内のナイーブB細胞の減少した頻度を有し、総B細胞内のメモリースイッチB細胞若しくはダブルネガティブB細胞の増加した頻度を有し、前記増加及び減少は、前記B細胞リンパ腫を有さない対応する健常対象と比較したものである場合、前記患者を処置のために選択すること;並びに
PI3K阻害剤、SYK阻害剤、JAK阻害剤、及びBTK阻害剤からなる群から選択されるキナーゼ阻害剤を前記患者に投与すること
を含む方法。
(項目10)
患者をキナーゼ阻害剤での処置に好適であると同定する方法であって、
B細胞リンパ腫患者に由来する血液サンプル中で、総B細胞、移行期B細胞及び/又はナイーブB細胞の数を決定すること
を含み、
前記患者が(a)総ナイーブB細胞内でも総B細胞内でも移行期(CD10+)B細胞の増加した頻度を有さず;又は(b)総B細胞内のナイーブB細胞の減少した頻度を有し、総B細胞内のメモリースイッチB細胞若しくはダブルネガティブB細胞の増加した頻度を有する場合、前記患者を前記処置に好適であると同定し、
前記増加及び減少は、前記B細胞リンパ腫を有さない対応する健常対象と比較したものであり、
前記キナーゼ阻害剤は、PI3K阻害剤、SYK阻害剤、JAK阻害剤、及びBTK阻害剤からなる群から選択される方法。
(項目11)
選択又は同定される前記患者は、前記ナイーブB細胞の30%以下が移行期B細胞である、項目9又は10に記載の方法。
(項目12)
前記患者は、前記総B細胞の25%以下が移行期B細胞である、項目9又は10に記載の方法。
(項目13)
前記B細胞リンパ腫は、非ホジキンリンパ腫(NHL)である、項目9~12のいずれか一項に記載の方法。
(項目14)
前記NHLは、低悪性度NHL(iNHL)である、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記患者は、前記投与前に糖尿病病態も前糖尿病病態も罹患したことがない、項目1~14のいずれか一項に記載の方法。
(項目16)
前記患者は、5回未満の前記B細胞リンパ腫のための前処置を有したことがある、項目1~15のいずれか一項に記載の方法。
(項目17)
前記患者は、前記B細胞リンパ腫のためのいかなる前処置も有したことがない、項目1~16のいずれか一項に記載の方法。
(項目18)
前記キナーゼ阻害剤は、イデラリシブ、IPI-145、AMG-319、TGR-1202、及びBKM120からなる群から選択されるPI3K阻害剤である、項目1~17のいずれか一項に記載の方法。
(項目19)
前記キナーゼ阻害剤は、ホスタマチニブ、エントスプレチニブ、セルデュラチニブ、及びTAK-659からなる群から選択されるSYK阻害剤である、項目1~17のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
前記キナーゼ阻害剤は、ルキソリチニブ、トファシチニブ、オクラシチニブ、バリシチニブ、ペフィシチニブ、フェドラチニブ、ウパダシチニブ、及びセルデュラチニブからなる群から選択されるJAK阻害剤である、項目1~17のいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
前記キナーゼ阻害剤は、BTK阻害剤である、項目1~17のいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
前記キナーゼ阻害剤は、セルデュラチニブである、項目1~17のいずれか一項に記載の方法。

Claims (22)

  1. B細胞リンパ腫を罹患する患者におけるB細胞リンパ腫を処置する方法における使用のための組成物であって、前記組成物が、キナーゼ阻害剤を含み、前記キナーゼ阻害剤は、PI3K阻害剤、SYK阻害剤、JAK阻害剤、及びBTK阻害剤からなる群から選択され、前記患者は、
    (a)総ナイーブB細胞内でも総B細胞内でも移行期(CD10+)B細胞の増加した頻度を有さず;又は
    (b)総B細胞内のナイーブB細胞の減少した頻度を有し、総B細胞内のメモリースイッチB細胞若しくはダブルネガティブB細胞の増加した頻度を有し、
    前記増加及び減少は、前記B細胞リンパ腫を有さない対応する健常対象と比較したものである、組成物
  2. 前記患者の前記ナイーブB細胞の30%以下は、移行期B細胞である、請求項1に記載の組成物
  3. 前記患者の前記総B細胞の25%以下は、移行期B細胞である、請求項1に記載の組成物
  4. 前記B細胞リンパ腫は、非ホジキンリンパ腫(NHL)である、請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物
  5. 前記NHLは、低悪性度NHL(iNHL)である、請求項4に記載の組成物
  6. 前記頻度を、前記患者から得られ、又は前記患者に由来する血液サンプル中で決定する、請求項1~5のいずれか一項に記載の組成物
  7. 前記方法が、
    前記血液サンプルを得、又は調製すること;及び
    前記血液サンプル中で、総B細胞、移行期B細胞、ナイーブB細胞、ダブルネガティブB細胞、スイッチメモリーB細胞、又はそれらの任意の組み合わせの数を決定すること
    をさらに含む、請求項6に記載の組成物
  8. 前記移行期B細胞は、CD10+移行期B細胞、若しくはCD38+移行期B細胞、又はその両方を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の組成物
  9. B細胞リンパ腫を処置する方法における使用のための組成物であって、前記組成物が、PI3K阻害剤、SYK阻害剤、JAK阻害剤、及びBTK阻害剤からなる群から選択されるキナーゼ阻害剤を含み、前記方法が、
    B細胞リンパ腫患者から単離された血液サンプル中で、総B細胞、移行期B細胞及び/又はナイーブB細胞の数を決定すること;
    前記患者が(a)総ナイーブB細胞内でも総B細胞内でも移行期(CD10+)B細胞の増加した頻度を有さず;又は(b)総B細胞内のナイーブB細胞の減少した頻度を有し、総B細胞内のメモリースイッチB細胞若しくはダブルネガティブB細胞の増加した頻度を有し、前記増加及び減少は、前記B細胞リンパ腫を有さない対応する健常対象と比較したものである場合、前記患者を処置のために選択すること;並びに
    前記組成物を前記患者に投与すること
    を含む、組成物
  10. 患者をキナーゼ阻害剤での処置に好適であると同定するための指標として、総B細胞、移行期B細胞及び/又はナイーブB細胞の数を分析する方法であって、
    B細胞リンパ腫患者に由来する血液サンプル中で、総B細胞、移行期B細胞及び/又はナイーブB細胞の数を決定すること
    を含み、
    前記患者が(a)総ナイーブB細胞内でも総B細胞内でも移行期(CD10+)B細胞の増加した頻度を有さず;又は(b)総B細胞内のナイーブB細胞の減少した頻度を有し、総B細胞内のメモリースイッチB細胞若しくはダブルネガティブB細胞の増加した頻度を有する場合、前記患者を前記処置に好適であると同定し、
    前記増加及び減少は、前記B細胞リンパ腫を有さない対応する健常対象と比較したものであり、
    前記キナーゼ阻害剤は、PI3K阻害剤、SYK阻害剤、JAK阻害剤、及びBTK阻害剤からなる群から選択される方法。
  11. 選択又は同定される前記患者は、前記ナイーブB細胞の30%以下が移行期B細胞である、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 前記患者は、前記総B細胞の25%以下が移行期B細胞である、請求項9又は10に記載の方法。
  13. 前記B細胞リンパ腫は、非ホジキンリンパ腫(NHL)である、請求項9~12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記NHLは、低悪性度NHL(iNHL)である、請求項13に記載の方法。
  15. 前記患者は、前記投与前に糖尿病病態も前糖尿病病態も罹患したことがない、請求項1~14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記患者は、5回未満の前記B細胞リンパ腫のための前処置を有したことがある、請求項1~15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記患者は、前記B細胞リンパ腫のためのいかなる前処置も有したことがない、請求項1~16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記キナーゼ阻害剤は、イデラリシブ、IPI-145、AMG-319、TGR-1202、及びBKM120からなる群から選択されるPI3K阻害剤である、請求項1~17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記キナーゼ阻害剤は、ホスタマチニブ、エントスプレチニブ、セルデュラチニブ、及びTAK-659からなる群から選択されるSYK阻害剤である、請求項1~17のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記キナーゼ阻害剤は、ルキソリチニブ、トファシチニブ、オクラシチニブ、バリシチニブ、ペフィシチニブ、フェドラチニブ、ウパダシチニブ、及びセルデュラチニブからなる群から選択されるJAK阻害剤である、請求項1~17のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記キナーゼ阻害剤は、BTK阻害剤である、請求項1~17のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記キナーゼ阻害剤は、セルデュラチニブである、請求項1~17のいずれか一項に記載の方法。

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