JPWO2021207737A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JPWO2021207737A5
JPWO2021207737A5 JP2023505811A JP2023505811A JPWO2021207737A5 JP WO2021207737 A5 JPWO2021207737 A5 JP WO2021207737A5 JP 2023505811 A JP2023505811 A JP 2023505811A JP 2023505811 A JP2023505811 A JP 2023505811A JP WO2021207737 A5 JPWO2021207737 A5 JP WO2021207737A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
item
pharma
ceutically acceptable
items
stable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023505811A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023522134A (ja
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from PCT/US2021/026904 external-priority patent/WO2021207737A2/en
Publication of JP2023522134A publication Critical patent/JP2023522134A/ja
Publication of JPWO2021207737A5 publication Critical patent/JPWO2021207737A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

概要
安定な薬学的に許容される製剤
一部の態様では、本開示は、マイクロスフィアを含む安定な薬学的に許容される製剤を提供し、マイクロスフィアは、
第1の生分解性ポリマー、および
活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩
を含む。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
第1の生分解性ポリマー、および
活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩
を含むマイクロスフィア
を含む安定な薬学的に許容される製剤。
(項目2)
前記薬学的に許容される塩が、アポモルフィンの酸付加塩である、項目1に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目3)
前記薬学的に許容される塩が、アポモルフィン塩酸塩である、項目1または項目2に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目4)
前記マイクロスフィアが、1または複数の追加の生分解性ポリマーをさらに含む、項目1から3のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目5)
1または複数の抗酸化剤をさらに含む、項目1から4のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目6)
前記1または複数の抗酸化剤が、メタ重亜硫酸ナトリウムを含む、項目5に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目7)
前記1または複数の抗酸化剤が、アスコルビン酸ナトリウムを含む、項目5または項目6に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目8)
前記第1の生分解性ポリマーが、コポリマーである、項目1から7のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目9)
前記第1の生分解性ポリマーが、マルチブロックコポリマーである、項目1から8のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目10)
前記マルチブロックコポリマーが、少なくとも1つの加水分解性プレポリマー(A)セグメントおよび少なくとも1つの加水分解性プレポリマー(B)セグメントを含み、前記セグメントが、多官能性鎖延長剤によって連結されており、前記セグメントが、ポリマー鎖にわたってランダムにかつ非交互に分布している、項目9に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目11)
前記マルチブロックコポリマーが、生理的条件下で、約37℃またはそれ未満のT 、および約110℃~約250℃のT を有し、前記プレポリマー(A)セグメントが、ポリエチレングリコールを含む、項目10に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目12)
前記ポリエチレングリコールが、約150~約5000g/molのM を有する、項目11に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目13)
前記マルチブロックコポリマーが、非晶質であり、生理的条件において、37℃またはそれ未満のガラス転移温度を有する、項目10に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目14)
前記プレポリマー(A)セグメントおよび/または前記プレポリマー(B)セグメントが、エステル結合、カーボネート結合、無水物結合、エーテル結合およびそれらの組合せ
からなる群から選択される1または複数の結合を含む、項目10から13のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目15)
前記プレポリマー(A)セグメントが、1または複数のポリエーテル基を含む、項目10から14のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目16)
前記1または複数のポリエーテル基が、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコール-ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールおよびそれらの組合せからなる群から選択される、項目15に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目17)
前記ポリエーテル基が、ポリエチレングリコールである、項目16に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目18)
ポリエーテルが、追加のプレポリマーとして、前記マルチブロックコポリマー中に存在する、項目10から17のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目19)
前記プレポリマー(A)セグメントが、少なくとも1つの環状モノマーと、ジオール、ジカルボン酸およびヒドロキシカルボン酸からなる群から選択される少なくとも1つの非環状開始剤との反応生成物を含む、項目10から18のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目20)
前記少なくとも1種の環状モノマーが、グリコリド、ラクチド(Dおよび/またはL)、ε-カプロラクトン、δ-バレロラクトン、トリメチレンカーボネート、1,4-ジオキサン-2-オン(パラ-ジオキサノン)、1,5-ジオキサノン-2-オンおよび環状無水物からなる群から選択される、項目19に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目21)
前記少なくとも1種の非環状開始剤が、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、乳酸、グリコール酸、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4-ブタンジオールおよび1,6-ヘキサンジオールからなる群から選択される、項目19または項目20に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目22)
前記プレポリマー(A)セグメントが、ジオール、ジカルボン酸およびヒドロキシカルボン酸から選択されるエステル形成性モノマーの反応生成物を含み、好ましくは前記プレポリマー(A)セグメントが、グリコリド、ラクチド(Dおよび/またはL)、ε-カプロラクトンおよび/またはδ-バレロラクトンの反応生成物を含む、項目10から21のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目23)
前記マルチブロックコポリマー中のプレポリマー(A)の含有量が、前記マルチブロックコポリマーの総重量に対して、約1%~約90%である、項目10から22のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目24)
前記プレポリマー(A)セグメントが、約500g/molまたはそれを超えるM を有する、項目10から23のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目25)
前記プレポリマー(B)セグメントが、ヒドロキシアルカノエート、グリコリドラクチド(Dおよび/またはL)、ε-カプロラクトン、δ-バレロラクトン、トリメチレンカーボネート、1,4-ジオキサン-2-オンまたはそれらの組合せから誘導されるポリマーを含む、項目10から24のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目26)
前記プレポリマー(B)セグメントが、ポリ(グリコリド-co-Lラクチド)を含む、項目10から25のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目27)
前記プレポリマー(B)セグメントが、約1000g/molまたはそれを超えるM を有する、ポリ(グリコリド-co-Lラクチド)を含む、項目10から26のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目28)
前記プレポリマー(B)セグメントが、約4000g/molのM を有する、ポリ(グリコリド-co-Lラクチド)を含む、項目27に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目29)
前記プレポリマー(B)セグメントが、グリコリドとL-ラクチドとの合わせたモル量に対して、約5%~約25%のモル量のグリコリドを含む、項目26から28のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目30)
前記プレポリマー(B)セグメントが、グリコリドとL-ラクチドとの合わせたモル量に対して、約15%のモル量のグリコリドを含む、項目29に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目31)
前記マルチブロックコポリマーが、前記マルチブロックコポリマーの総重量に対して、約10%~約99%の前記プレポリマー(B)セグメントを含む、項目10から30のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目32)
前記多官能性鎖延長剤が、二官能性脂肪族鎖延長剤である、項目10から31のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目33)
前記二官能性脂肪族鎖延長剤が、ジイソシアネートである、項目32に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目34)
前記ジイソシアネートが、1,4-ブタンジイソシアネートである、項目33に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目35)
前記第1の生分解性ポリマーが、ポリラクチド、ポリグリコリドおよびポリ(ラクチド-co-グリコリド)コポリマーからなる群から選択される、項目1から9のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目36)
前記第1の生分解性ポリマーが、ポリ(ラクチド-co-グリコリド)コポリマーであり、重合乳酸単位の含有量は、重合単位または種々の相対量のグリコール酸および乳酸を有するポリ(ラクチド-co-グリコリド)コポリマーのブレンドの総量に基づいて少なくとも50mol%であり、重合乳酸単位の含有量は、重合単位の総量に基づいて少なくとも50mol%である、項目1から9のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目37)
前記第1の生分解性ポリマーが、第2の生分解性ポリマーによって実質的に囲まれている、項目1から36のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目38)
前記第1の生分解性ポリマーが、前記第2の生分解性ポリマーと組成が実質的に同一ではない、項目37に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目39)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容さ
れるその塩が、約30%~約70%w/wである、項目1から38のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目40)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約50%~約60%w/wである、項目1から39のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目41)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約40%~約50%w/wである、項目1から39のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目42)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約30%~約40%w/wである、項目1から37のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目43)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約40%w/wである、項目1から37のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目44)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約50%w/wである、項目1から37のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目45)
前記安定な薬学的に許容される製剤が、実質的に無菌である、項目1から44のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目46)
25℃の温度において24か月間の密封保管後、アポモルフィン由来不純物を5重量%未満しか含まない、項目1から45のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目47)
25℃の温度において24か月間の密封保管後、アポモルフィン由来不純物を2%重量/重量未満しか含まない、項目1から46のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目48)
25℃の温度において24か月間の密封保管後、アポモルフィン由来不純物を1%重量/重量未満しか含まない、項目1から47のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目49)
25℃の温度において24か月間の密封保管後、アポモルフィン由来不純物を実質的に含まない、項目1から48のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目50)
前記アポモルフィン由来不純物が、アポモルフィン酸化生成物である、項目46から49のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目51)
冷蔵後、25℃において約14日間の保存可能期間を有する、項目1から50のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目52)
25℃において約24か月間の保存可能期間を有する、項目1から51のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目53)
約3.0mL容量の無菌容器に保管されている、項目1から52のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目54)
インジェクターにおいて提供されている、項目1から53のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目55)
前記インジェクターが、使い捨てのペン型インジェクターである、項目54に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目56)
非経口投与に好適である、項目1から55のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目57)
皮下投与または筋肉内投与に好適である、項目56に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目58)
用量あたりのアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の量が、約40mg~約200mgである、項目1から57のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目59)
用量あたりのアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の量が、約80mg~約100mgである、項目1から58のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤。
(項目60)
マイクロスフィアを含む、安定な薬学的に許容される製剤を生成する方法であって、
第1の生分解性ポリマー、および
活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩
を含む、第1の相を用意するステップ、
水性界面活性剤を含む第2の相を前記第1の相に連続的に添加して、エマルションを形成するステップ、
前記エマルションにクエンチ溶液を添加して、マイクロスフィアを含む容量を生成するステップ、ならびに
前記マイクロスフィアを洗浄、ろ過および乾燥して、溶媒含有量を低下させるステップを含む、方法。
(項目61)
マイクロスフィアを含む、安定な薬学的に許容される製剤を生成する方法であって、
第1の生分解性ポリマー、
活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩、および
前記ポリマーおよびアポモルフィンを溶解するのに好適な溶媒系
を含む、第1の相を用意するステップ、
前記第1の相を第2の相と共に乳化して、これにより、エマルションを形成させるステップであって、
前記第2の相が、界面活性剤を含む水溶液を含む、ステップ、ならびに
前記エマルションから前記溶媒系の実質的な部分を除去して、これによって、マイクロスフィアを得るステップ
を含む、方法。
(項目62)
前記マイクロスフィアを収集および乾燥するステップをさらに含む、項目61に記載の方法。
(項目63)
前記第1の相を前記第2の相と共に乳化する前記ステップが、膜を使用する膜乳化であ
って、前記第1の相を前記膜に通して前記第2の相に導入する膜乳化を含む、項目61または項目62に記載の方法。
(項目64)
前記エマルションから前記溶媒系の前記実質的な部分を除去する前記ステップが、前記水溶液による前記溶媒系の抽出を含み、前記水溶液が界面活性剤を含む、項目61から63のいずれか一項に記載の方法。
(項目65)
抽出により前記エマルションから前記溶媒系の前記実質的な部分を除去する前記ステップの後に、前記溶媒系の蒸発が続く、項目64に記載の方法。
(項目66)
前記マイクロスフィアを洗浄および/またはろ過するステップをさらに含む、項目61から65のいずれか一項に記載の方法。
(項目67)
前記マイクロスフィアを乾燥するステップをさらに含む、項目61から66のいずれか一項に記載の方法。
(項目68)
乾燥する前記ステップが、凍結乾燥、真空-乾燥、および凍結-真空乾燥のうちの1または複数を含む、項目67に記載の方法。
(項目69)
前記薬学的に許容される塩が、アポモルフィンの酸付加塩である、項目60から68のいずれか一項に記載の方法。
(項目70)
前記薬学的に許容される塩が、アポモルフィン塩酸塩である、項目60から69のいずれか一項に記載の方法。
(項目71)
前記第1の相が、アポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が約25mg/mLまたはそれより高い溶解度を有する溶媒系を含む、項目60から70のいずれか一項に記載の方法。
(項目72)
前記第1の相が、ジクロロメタン、酢酸エチル、クロロホルム、メタノール、ベンジルアルコール、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドンおよびジメチルアセトアミドからなる群から選択される、1または複数の溶媒を含む、項目60から71のいずれか一項に記載の方法。
(項目73)
前記第1の相が、1または複数のさらなる溶媒と組み合わされたジクロロメタンを含む、項目60から72のいずれか一項に記載の方法。
(項目74)
前記1または複数のさらなる溶媒が、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドおよびN-メチルピロリドンからなる群から選択される、項目73に記載の方法。
(項目75)
前記第1の相が、ジクロロメタンおよびジメチルスルホキシドを含む、項目60から74のいずれか一項に記載の方法。
(項目76)
ジメチルスルホキシドが、前記第1の相中のジメチルスルホキシドとジクロロメタンとの合わせた容量に対して約5%~約50%の量で存在する、項目75に記載の方法。
(項目77)
前記第1の相が、約2%~約25重量%の前記第1の生分解性ポリマーと前記1または複数の追加の生分解性ポリマーとの合わせた質量を含む、項目60から76のいずれか一項に記載の方法。
(項目78)
前記第1の相が、約2%~約25重量%のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩を含む、項目60から77のいずれか一項に記載の方法。
(項目79)
前記第1の相が、1または複数の抗酸化剤を含む、項目60から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目80)
前記1または複数の抗酸化剤が、メタ重亜硫酸ナトリウムまたはアスコルビン酸ナトリウムを含む、項目79に記載の方法。
(項目81)
前記1または複数の抗酸化剤が、前記第1の相に対して、約0.01%~約5%w/vの量でメタ重亜硫酸ナトリウムまたはアスコルビン酸ナトリウムを含む、項目79または項目80に記載の方法。
(項目82)
前記第2の相が、ポリビニルアルコールを含む、項目60から81のいずれか一項に記載の方法。
(項目83)
前記第2の相が、塩化ナトリウムを含む、項目60から82のいずれか一項に記載の方法。
(項目84)
前記第2の相が、1または複数の抗酸化剤を含む、項目60から83のいずれか一項に記載の方法。
(項目85)
前記1または複数の抗酸化剤が、メタ重亜硫酸ナトリウムを含む、項目84に記載の方法。
(項目86)
前記1または複数の抗酸化剤が、前記第2の相中に、約0.1%~約1%w/vの量のメタ重亜硫酸ナトリウムを含む、項目84または項目85に記載の方法。
(項目87)
前記1または複数の抗酸化剤が、前記第2の相中に、約0.15%w/vの量でメタ重亜硫酸ナトリウムを含む、項目84から86のいずれか一項に記載の方法。
(項目88)
前記1または複数の抗酸化剤が、アスコルビン酸ナトリウムを含む、項目84から87のいずれか一項に記載の方法。
(項目89)
前記1または複数の抗酸化剤が、前記第2の相中に、約0.1%~約1%w/vの量でアスコルビン酸ナトリウムを含む、項目84から88のいずれか一項に記載の方法。
(項目90)
前記1または複数の抗酸化剤が、前記第2の相中に、約0.15%w/vの量でアスコルビン酸ナトリウムを含む、項目84から89のいずれか一項に記載の方法。
(項目91)
前記第1の生分解性ポリマーが、ポリラクチド、ポリグリコリドおよびポリ(ラクチド-co-グリコリド)コポリマーからなる群から選択される、項目60から90のいずれか一項に記載の方法。
(項目92)
前記第1の生分解性ポリマーが、ポリ(ラクチド-co-グリコリド)コポリマーであり、ここで、重合乳酸単位の含有量は、重合単位または種々の相対量のグリコール酸および乳酸を有するポリ(ラクチド-co-グリコリド)コポリマーのブレンドの総量に基づいて少なくとも50mol%であり、重合乳酸単位の含有量は、重合単位の総量に基づいて少なくとも50mol%である、項目60から91のいずれか一項に記載の方法。
(項目93)
前記水性界面活性剤が、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤または非イオン性界面活性剤のうちの1または複数を含む、項目60から92のいずれか一項に記載の方法。
(項目94)
前記第2の相が、緩衝溶液、前記水性界面活性剤の粘度を調節するための1または複数の作用剤、および前記溶液のイオン強度を調節するための作用剤のうちの1または複数をさらに含む、項目60から93のいずれか一項に記載の方法。
(項目95)
前記第1の相が、前記第2の相の添加前および/または添加中に撹拌される、項目60から94のいずれか一項に記載の方法。
(項目96)
前記エマルションが、前記クエンチ溶液の添加前および/または添加中に撹拌される、項目60から95のいずれか一項に記載の方法。
(項目97)
マイクロスフィアを含む容量が、前記マイクロスフィアを洗浄、ろ過および乾燥するステップのいずれかの前および/またはその間に撹拌される、項目60から96のいずれか一項に記載の方法。
(項目98)
前記第1の生分解性ポリマーが、第2の生分解性ポリマーによって実質的に囲まれている、項目60から97のいずれか一項に記載の方法。
(項目99)
前記第1の生分解性ポリマーが、前記第2の生分解性ポリマーと組成が同一ではない、項目98に記載の方法。
(項目100)
前記第1の相が、前記第1の生分解性ポリマーを含む溶液と前記アポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩を含む溶液との混合により調製される、項目60から99のいずれか一項に記載の方法。
(項目101)
前記第1の生分解性ポリマーおよび/または前記第2の生分解性ポリマーが、ジメチルスルホキシド、N-メチル-2-ピロリドン、テトラヒドロフラン、テトラグリコール、アセトン、アセトン/メチルエチルケトン混合物、アセトン/酢酸メチル混合物、テトラヒドロフラン/酢酸エチル混合物およびテトラヒドロフラン/ギ酸エチル混合物からなる群から選択される、水と高度にまたは完全に混和性である溶媒に溶解されている、項目60から100のいずれか一項に記載の方法。
(項目102)
前記水と高度にまたは完全に混和性である溶媒が、アセトン/メチルエチルケトン混合物である、項目101に記載の方法。
(項目103)
前記アセトン/メチルエチルケトン混合物が、容量基準で約70%のアセトンおよび約30%のメチルエチルケトンを含む、項目102に記載の方法。
(項目104)
前記第1の生分解性ポリマーおよび/または前記第2の生分解性ポリマーが、酢酸エチル、酢酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸イソプロピル、メチルエチルケトンおよびそれらの2種またはそれより多くの混合物からなる群から選択される、限定された水溶性を有する溶媒に溶解される、項目60から103のいずれか一項に記載の方法。
(項目105)
第1の生分解性ポリマー、および
活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩
を含むマイクロスフィア
を含む安定な薬学的に許容される製剤
を含む、事前充填インジェクター。
(項目106)
前記薬学的に許容される塩が、アポモルフィンの酸付加塩である、項目105に記載の事前充填インジェクター。
(項目107)
前記薬学的に許容される塩が、アポモルフィン塩酸塩である、項目105または項目106に記載の事前充填インジェクター。
(項目108)
前記第1の生分解性ポリマーが、ポリラクチド、ポリグリコリドおよびポリ(ラクチド-co-グリコリド)コポリマーからなる群から選択される、項目105から107のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目109)
前記第1の生分解性ポリマーが、ポリ(ラクチド-co-グリコリド)コポリマーであり、重合乳酸単位の含有量は、重合単位または種々の相対量のグリコール酸および乳酸を有するポリ(ラクチド-co-グリコリド)コポリマーのブレンドの総量に基づいて少なくとも50mol%であり、重合乳酸単位の含有量は、重合単位の総量に基づいて少なくとも50mol%である、項目105から108のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目110)
前記第1の生分解性ポリマーが、第2の生分解性ポリマーによって実質的に囲まれている、項目105から109のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目111)
前記第1の生分解性ポリマーが、前記第2の生分解性ポリマーと組成が同一ではない、項目110に記載の事前充填インジェクター。
(項目112)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩活性薬物が、約30%~約70%w/wである、項目105から111のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目113)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩活性薬物が、約50%~約60%w/wである、項目105から112のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目114)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩活性薬物が、約40%~約50%w/wである、項目105から113のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目115)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩活性薬物が、約30%~約40%w/wである、項目105から114のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目116)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩活性薬物が、約40%w/wである、項目105から111のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目117)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩活性薬物が、約45%w/wである、項目105から111のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目118)
前記安定な医薬製剤が、実質的に無菌である、項目105から117のいずれか一項
に記載の事前充填インジェクター。
(項目119)
前記安定な医薬製剤が、冷蔵後、25℃において約14日間の保存可能期間を有する、項目105から118のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目120)
前記安定な医薬製剤が、25℃において約24か月間の保存可能期間を有する、項目105から119のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目121)
前記事前充填インジェクターが、ペン型インジェクターまたはオートインジェクターである、項目105から120のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目122)
使い捨てである、項目105から121のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目123)
使い捨てペン型インジェクターである、項目105から122のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目124)
前記安定な薬学的に許容される製剤を含むカートリッジを備える、項目105から123のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目125)
前記カートリッジが、デュアルチャンバーカートリッジである、項目124に記載の事前充填インジェクター。
(項目126)
前記デュアルチャンバーカートリッジが、第1のチャンバーにおいて、
活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩を含むマイクロスフィア
を含む第1の容量を備える、項目125に記載の事前充填インジェクター。
(項目127)
前記デュアルチャンバーカートリッジが、第2のチャンバーにおいて、
希釈媒体
を含む、第2の容量を備える、項目125または項目126に記載の事前充填インジェクター。
(項目128)
前記第1の容量および前記第2の容量を合わせて、項目1から59のいずれか一項に記載の薬学的に許容される製剤を生成することができる、項目127に記載の事前充填インジェクター。
(項目129)
注射前に前記第1の容量および前記第2の容量を合わせるように構成可能な、項目127または項目128に記載の事前充填インジェクター。
(項目130)
注射中に前記第1の容量および前記第2の容量を合わせるように構成可能な、項目127から129のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目131)
前記第1の容量および前記第2の容量を、容量基準で約等量で分注するように構成可能な、項目127から130のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目132)
前記第1の容量および前記第2の容量を、容量基準で等しくない量で分注するように構成可能な、項目127から131のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目133)
18G~30Gのニードルを備える、項目105から132のいずれか一項に記載の
事前充填インジェクター。
(項目134)
21Gのニードルを備える、項目105から133のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目135)
単回注射で分注される前記安定な薬学的に許容される製剤の量が、約40mg~約200mgのアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩を含む、項目105から134のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目136)
単回注射で分注される前記安定な医薬製剤の量が、約80mg~約100mgのアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩を含む、項目105から135のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目137)
単回注射で分注される前記安定な医薬製剤の量が、約90mgのアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩を含む、項目105から136のいずれか一項に記載の事前充填インジェクター。
(項目138)
安定な薬学的に許容される製剤を含む事前充填インジェクターを製造する方法であって、
第1の生分解性ポリマー、および
活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩
を含む、マイクロスフィア
を含む、安定な薬学的に許容される製剤を調製するステップ、
無菌カートリッジに前記安定な薬学的に許容される製剤を搭載するステップ、ならびに
前記無菌カートリッジをインジェクターに操作可能に取り付けるステップ
を含む、方法。
(項目139)
前記薬学的に許容される塩が、アポモルフィンの酸付加塩である、項目138に記載の方法。
(項目140)
前記薬学的に許容される塩が、アポモルフィン塩酸塩である、項目138または項目139に記載の方法。
(項目141)
前記第1の生分解性ポリマーが、ポリラクチド、ポリグリコリドおよびポリ(ラクチド-co-グリコリド)コポリマーからなる群から選択される、項目138から140のいずれか一項に記載の方法。
(項目142)
前記第1の生分解性ポリマーが、ポリ(ラクチド-co-グリコリド)コポリマーであり、ここで、重合乳酸単位の含有量は、重合単位または種々の相対量のグリコール酸および乳酸を有するポリ(ラクチド-co-グリコリド)コポリマーのブレンドの総量に基づいて少なくとも50mol%であり、重合乳酸単位の含有量は、重合単位の総量に基づいて少なくとも50mol%である、項目138から141のいずれか一項に記載の方法。
(項目143)
前記第1の生分解性ポリマーが、第2の生分解性ポリマーによって実質的に囲まれている、項目138から142のいずれか一項に記載の方法。
(項目144)
前記第1の生分解性ポリマーが、前記第2の生分解性ポリマーと組成が同一ではない、項目142に記載の方法。
(項目145)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約30%~約70%w/wである、項目138から144のいずれか一項に記載の方法。
(項目146)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約50%~約60%w/wである、項目138から145のいずれか一項に記載の方法。
(項目147)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約40%~約50%w/wである、項目138から145のいずれか一項に記載の方法。
(項目148)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約30%~約40%w/wである、項目138から145のいずれか一項に記載の方法。
(項目149)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約40%w/wである、項目138から148のいずれか一項に記載の方法。
(項目150)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約45%w/wである、項目138から149のいずれか一項に記載の方法。
(項目151)
前記安定な医薬製剤が、実質的に無菌である、項目138から150のいずれか一項に記載の方法。
(項目152)
前記安定な医薬製剤が、冷蔵後、25℃において約14日間の保存可能期間を有する、項目138から151のいずれか一項に記載の方法。
(項目153)
前記安定な医薬製剤が、25℃において約24か月間の保存可能期間を有する、項目138から152のいずれか一項に記載の方法。
(項目154)
前記事前充填インジェクターが、ペン型インジェクターまたはオートインジェクターである、項目138から153のいずれか一項に記載の方法。
(項目155)
前記事前充填インジェクターが、使い捨てである、項目138から154のいずれか一項に記載の方法。
(項目156)
前記事前充填インジェクターが、使い捨てペン型インジェクターである、項目138から155のいずれか一項に記載の方法。
(項目157)
前記事前充填インジェクターが、前記安定な薬学的に許容される製剤を含むカートリッジを備える、項目138から156のいずれか一項に記載の方法。
(項目158)
前記カートリッジが、デュアルチャンバーカートリッジである、項目157に記載の方法。
(項目159)
前記事前充填インジェクターが、18G~30Gのニードルを備える、項目138から158のいずれか一項に記載の方法。
(項目160)
前記事前充填インジェクターが、21Gのニードルを備える、項目138から159のいずれか一項に記載の方法。
(項目161)
単回注射で分注される前記安定な薬学的に許容される製剤の量が、約40mg~約200mgのアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩を含む、項目138から160のいずれか一項に記載の方法。
(項目162)
単回注射で分注される前記安定な薬学的に許容される製剤の量が、約80mg~約100mgのアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩を含む、項目138から161のいずれか一項に記載の方法。
(項目163)
単回注射で分注される前記安定な薬学的に許容される製剤の量が、約90mgのアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩を含む、項目138から162のいずれか一項に記載の方法。
(項目164)
パーキンソン病に関連する運動症状を処置する方法であって、
第1の生分解性ポリマー、および
活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩
を含むマイクロスフィア
を含む安定な薬学的に許容される製剤をそれを必要とする対象に投与するステップ
を含む、方法。
(項目165)
前記薬学的に許容される塩が、アポモルフィンの酸付加塩である、項目164に記載の方法。
(項目166)
前記薬学的に許容される塩が、アポモルフィン塩酸塩である、項目164または項目165に記載の方法。
(項目167)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約30%~約70%w/wである、項目164から166のいずれか一項に記載の方法。
(項目168)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約50%~約60%w/wである、項目164から167のいずれか一項に記載の方法。
(項目169)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約40%~約50%w/wである、項目164から168のいずれか一項に記載の方法。
(項目170)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約30%~約40%w/wである、項目164から169のいずれか一項に記載の方法。
(項目171)
前記対象に投与される前記安定な薬学的に許容される製剤の量が、約40mg~約200mgのアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の量を含む、項目164から170のいずれか一項に記載の方法。
(項目172)
前記対象に投与される前記安定な薬学的に許容される製剤の量が、約80mg~約10
0mgのアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の量を含む、項目164から171のいずれか一項に記載の方法。
(項目173)
前記対象に投与される前記安定な薬学的に許容される製剤の量が、約90mgのアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の量を含む、項目164から172のいずれか一項に記載の方法。
(項目174)
前記安定な薬学的に許容される製剤が、インジェクターにより投与される、項目164から173のいずれか一項に記載の方法。
(項目175)
前記安定な薬学的に許容される製剤が、非経口投与される、項目164から174のいずれか一項に記載の方法。
(項目176)
前記安定な薬学的に許容される製剤が、皮下または筋肉内投与される、項目175に記載の方法。
(項目177)
前記安定な薬学的に許容される製剤の投与が、血漿中のアポモルフィンの初期バースト後に、定常状態血漿濃度のアポモルフィンをもたらす、項目164から176のいずれか一項に記載の方法。
(項目178)
前記定常状態血漿濃度が、約35μg/Lである、項目164から177のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目179)
前記定常状態血漿濃度が、約7日間、維持される、項目164から178のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目180)
アポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の前記初期バーストが、アポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の総用量の約5%である、項目164から179のいずれか一項に記載の方法。
(項目181)
アポモルフィンの前記初期バーストが、注射の約0.5~約24時間後に完了する、項目164から180のいずれか一項に記載の方法。
(項目182)
前記安定な薬学的に許容される製剤が、1週間あたり1回、投与される、項目164から181のいずれか一項に記載の方法。
(項目183)
前記安定な薬学的に許容される製剤の投与が、即時放出型皮下アポモルフィン塩酸塩注射による投与に比べて少ない低血圧をもたらす、項目164から182のいずれか一項に記載の方法。
(項目184)
前記安定な薬学的に許容される製剤の投与が、即時放出型皮下アポモルフィン塩酸塩注射による投与に比べて少ない嘔気をもたらす、項目164から183のいずれか一項に記載の方法。
(項目185)
前記安定な薬学的に許容される製剤の投与が、即時放出型皮下アポモルフィン塩酸塩注射による投与に比べて少ない有害な注射部位反応をもたらす、項目164から184のいずれか一項に記載の方法。
(項目186)
前記必要とする対象が、パーキンソン病に罹患している、項目164から185のいずれか一項に記載の方法。
(項目187)
前記安定な薬学的に許容される製剤の投与が、パーキンソン病に関連する、筋肉硬直および/または筋肉制御の喪失の断続的な発作の発生、持続期間または重症度を低減するのに有効である、項目186に記載の方法。
(項目188)
前記安定な薬学的に許容される製剤の投与が、即時放出型アポモルフィン塩酸塩の非経口投与と比べた場合に、低血圧もしくは嘔気の最小化、または低血圧もしくは嘔気を少なくとも50%低減するのに有効である、項目164から187のいずれか一項に記載の方法。
(項目189)
即時放出型アポモルフィン塩酸塩による注射に特徴的な注射部位反応に比べて、注射部位反応が実質的に低減される、項目164から188のいずれか一項に記載の方法。
(項目190)
第1の生分解性ポリマー、および
約40mg~約200mgの活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩
を含む、マイクロスフィア
を含む、長時間作用型剤形であって、
対象への前記長時間作用型剤形の単回用量の投与が、以下:
2mgのアポモルフィン塩酸塩の即時放出型皮下注射によって提供されるアポモルフィンの定常状態血漿レベル以下の平均C max 値を示す、投与後1日目~7日目のアポモルフィンの定常状態血漿プロファイル、
約40分間~約60分間のアポモルフィン排出半減期、および
1日あたりにアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の総投与用量の約12%~約14%の放出量に相当する、ゼロ次放出プロファイル
からなる群から選択される、薬物動態パラメーターの少なくとも1つをもたらす、
長時間作用型剤形。
(項目191)
前記薬学的に許容される塩が、アポモルフィンの酸付加塩である、項目190に記載の長時間作用型剤形。
(項目192)
前記薬学的に許容される塩が、アポモルフィン塩酸塩である、項目190または項目191に記載の長時間作用型剤形。
(項目193)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩活性薬物が、約30%~約70%w/wである、項目190から192のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目194)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩活性薬物が、約50%~約60%w/wである、項目190から193のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目195)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩活性薬物が、約40%~約50%w/wである、項目190から194のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目196)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩活性薬物が、約30%~約40%w/wである、項目190から195のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目197)
前記対象に投与される前記安定な薬学的に許容される製剤の量が、約80mg~約100mgのアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の量を含む、項目190から196のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目198)
前記対象に投与される前記安定な薬学的に許容される製剤の量が、約90mgのアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の量を含む、項目190から197のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目199)
前記第1の生分解性ポリマーが、ポリラクチド、ポリグリコリドおよびポリ(ラクチド-co-グリコリド)コポリマーからなる群から選択される、項目190から198のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目200)
前記第1の生分解性ポリマーが、ポリ(ラクチド-co-グリコリド)コポリマーであり、重合乳酸単位の含有量は、重合単位または種々の相対量のグリコール酸および乳酸を有するポリ(ラクチド-co-グリコリド)コポリマーのブレンドの総量に基づいて少なくとも50mol%であり、重合乳酸単位の含有量は、重合単位の総量に基づいて少なくとも50mol%である、項目190から199のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目201)
前記第1の生分解性ポリマーが、第2の生分解性ポリマーによって実質的に囲まれている、項目190から200のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目202)
前記第1の生分解性ポリマーが、前記第2の生分解性ポリマーと組成が同一ではない、項目201に記載の長時間作用型剤形。
(項目203)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約50%w/wである、項目190から202のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目204)
前記マイクロスフィア中の前記活性薬物搭載量のアポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩が、約40%w/wである、項目190から203のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目205)
前記安定な医薬製剤が、実質的に無菌である、項目190から204のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目206)
前記安定な医薬製剤が、冷蔵後、25℃において約14日間の保存可能期間を有する、項目190から205のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目207)
前記安定な医薬製剤が、25℃において約24か月間の保存可能期間を有する、項目190から206のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目208)
前記安定な薬学的に許容される製剤が、インジェクターから投与される、項目190から207のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目209)
前記インジェクターが、ペン型インジェクターまたはオートインジェクターである、項目208に記載の長時間作用型剤形。
(項目210)
前記インジェクターが、使い捨てである、項目208または項目209に記載の長時間作用型剤形。
(項目211)
前記インジェクターが、使い捨てペン型インジェクターである、項目208から210のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目212)
前記インジェクターが、前記安定な薬学的に許容される製剤を含むカートリッジを備える、項目190から211のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目213)
前記カートリッジが、デュアルチャンバーカートリッジである、項目190から212のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目214)
前記インジェクターが、18G~30Gのニードルを備える、項目190から213のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目215)
前記インジェクターが、21Gのニードルを備える、項目190から214のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目216)
前記インジェクターが、前記安定な薬学的に許容される製剤を含む事前充填インジェクターである、項目190から215のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目217)
前記安定な薬学的に許容される製剤が、非経口投与される、項目190から216のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目218)
前記安定な薬学的に許容される製剤が、皮下または筋肉内投与される、項目217に記載の長時間作用型剤形。
(項目219)
前記安定な薬学的に許容される製剤の投与が、血漿中のアポモルフィンの初期バースト後に、定常状態血漿濃度のアポモルフィンをもたらす、項目190から218のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目220)
前記定常状態血漿濃度が、約35μg/Lである、項目190から219のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目221)
前記定常状態血漿濃度が、約7日間、維持される、項目190から220のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目222)
アポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の前記初期バーストが、アポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の総用量の約5%である、項目190から221のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目223)
アポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の前記初期バースト後に、約7日間、アポモルフィンが持続放出される、項目190から222のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目224)
前記持続放出が、1日あたり、アポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の総投与用量の約5%~約25%放出の放出に相当する、項目190から223のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目225)
前記持続放出が、1日あたり、アポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の総投与用量の約10%~約15%放出の放出に相当する、項目190から224のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目226)
アポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の前記初期バースト後に、約7日間、ゼロ次放出プロファイルがある、項目190から225のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目227)
前記ゼロ次放出プロファイルが、1日あたり、アポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の総投与用量の約5%~約14%放出の放出量に相当する、項目190から226のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目228)
前記ゼロ次放出プロファイルが、1日あたり、アポモルフィンまたは薬学的に許容されるその塩の総投与用量の約12%~約14%放出の放出量に相当する、項目190から227のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目229)
アポモルフィンの排出半減期が、約40分間~約60分間である、項目190から228のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目230)
投与後1日目~7日目のアポモルフィンの前記定常状態血漿プロファイルが、2mgのアポモルフィン塩酸塩の即時放出型皮下注射によって提供されるアポモルフィンの定常状態血漿レベル以下の平均C max 値を示す、項目190から229のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目231)
前記安定な薬学的に許容される製剤の投与が、即時放出型皮下アポモルフィン塩酸塩の注射による投与に比べて少ない低血圧をもたらす、項目190から230のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目232)
前記安定な薬学的に許容される製剤の投与が、即時放出型皮下アポモルフィン塩酸塩の注射による投与に比べて少ない嘔気をもたらす、項目190から231のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目233)
前記安定な薬学的に許容される製剤の投与が、即時放出型皮下アポモルフィン塩酸塩の注射による投与に比べて少ない有害な注射部位反応をもたらす、項目190から232のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形。
(項目234)
項目1から59のいずれか一項に記載の安定な薬学的に許容される製剤または項目190から233のいずれか一項に記載の長時間作用型剤形の濃縮形態を含む、第1のバイアル、
薬学的に許容される希釈剤を含む第2のバイアル、
前記第2のバイアルから前記薬学的に許容される希釈剤を抜き取るために好適な第1のシリンジ、
前記第1のシリンジに操作可能に取り付けることができ、前記第1のバイアルに前記薬学的に許容される希釈剤を分注するのに好適な、アダプター、
前記第2のバイアルから液体を抜き取るため、および対象に前記液体を注射するために好適な第2のシリンジ、ならびに
前記濃縮形態を希釈するため、およびそれを必要とする患者に前記安定な薬学的に許容される製剤または前記長時間作用型剤形を投与するための指示書
を含む、キット。

Claims (1)

  1. 本明細書に記載の発明。

JP2023505811A 2020-04-10 2021-04-12 長時間作用型アポモルフィン製剤、およびその治療送達用のインジェクター Pending JP2023522134A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202063008369P 2020-04-10 2020-04-10
US63/008,369 2020-04-10
PCT/US2021/026904 WO2021207737A2 (en) 2020-04-10 2021-04-12 Long-acting apomorphine formulations and injectors for therapeutic delivery of the same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023522134A JP2023522134A (ja) 2023-05-26
JPWO2021207737A5 true JPWO2021207737A5 (ja) 2024-04-23

Family

ID=78023709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023505811A Pending JP2023522134A (ja) 2020-04-10 2021-04-12 長時間作用型アポモルフィン製剤、およびその治療送達用のインジェクター

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20230137010A1 (ja)
EP (1) EP4132475A4 (ja)
JP (1) JP2023522134A (ja)
CA (1) CA3179866A1 (ja)
WO (1) WO2021207737A2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003052819A (ja) * 2001-08-10 2003-02-25 Seikagaku Kogyo Co Ltd 薬剤充填注射器包装物およびその滅菌または殺菌方法
EP1610791B1 (en) * 2003-03-31 2011-02-23 Titan Pharmaceuticals, Inc. Implantable polymeric device for sustained release of dopamine agonist
EP2734573B1 (en) * 2011-07-22 2021-09-08 InnoCore Technologies Holding B.V. Biodegradable, semi-crystalline, phase separated, thermoplastic multi block copolymers for controlled release of biologically active compounds
JP2015510818A (ja) * 2012-03-20 2015-04-13 トラスティーズ オブ タフツ カレッジ 薬物送達のための絹リザーバー
WO2014165136A1 (en) * 2013-03-12 2014-10-09 Antares Pharma, Inc. Constant volume prefilled syringes and kits thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10314913B2 (en) Polylactide compositions and uses thereof
CA2345659C (en) Biodegradable low molecular weight triblock polyester polyethylene glycol copolymers having reverse thermal gelation properties
KR100933580B1 (ko) 약물 전달을 위한 생분해가능 블록 공중합성 조성물
CA2577432C (en) Biodegradable diblock copolymers having reverse thermal gelation properties and methods of use thereof
AU736812B2 (en) Biodegradable low molecular weight triblock poly(lactide-co-glycolide) polyethylene glycol copolymers having reverse thermal gelation properties
US6599519B1 (en) Biodegradable poly(alkylene oxide)-poly(p-dioxanone) block copolymer soluble in organic solvents, and drug delivery composition comprising same
JP2015129145A (ja) 医薬組成物
US20110071216A1 (en) Reconstitutable reverse thermal gelling polymers
ZA200102453B (en) Biodegradable low molecular weight triblock polyester polythylene glycol copolymers having reverse thermal gelation properties.
JP5507447B2 (ja) 微粒子中にソマトスタチン誘導体を含む持続放出組成物
JP2019196399A (ja) 薬学的活性剤複合体、ポリマー複合体、ならびにこれらを伴う組成物及び方法
CA2774525C (en) Reconstitutable reverse thermal gelling polymers
JPWO2021207737A5 (ja)
JPWO2021216928A5 (ja)
US20240033221A1 (en) Long-acting bupivacaine microsphere formulations
AU2020205438A1 (en) Pharmaceutical composition
US20230137010A1 (en) Long-acting apomorphine formulations and injectors for therapeutic delivery of the same
WO2022008382A1 (en) Pharmaceutical composition
CN118043036A (zh) 包含他克莫司的药物制剂、其制备方法和用途
CA3233139A1 (en) Pharmaceutical formulation comprising tacrolimus, method for the preparation thereof and use
MXPA01003316A (en) Biodegradable low molecular weight triblock polyester polyethylene glycol copolymers having reverse thermal gelation properties