JPWO2021132396A5 - - Google Patents

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また、本開示の第9の態様の放射線画像撮影装置の製造方法は、第1の態様から第7の態様のいずれか1態様の放射線画像撮影装置の製造方法において、放射線が照射される側から順に、基板、変換層、固定板、及び回路部の配置順で筐体に収納する工程をさらに備える。
さらに、放射線検出器10について詳細に説明する。図2Aは、本実施形態の放射線検出器10を、基材11の第1の面11A側からみた平面図の一例である。図2Bは、図2Aにおいて折りたたまれているフレキシブルケーブル112を展開した状態の放射線検出器10を、基材11の第1の面11A側からみた平面図の一例である。また、図3は、図2における放射線検出器10のA-A線断面図の一例である。
基材11は、可撓性を有し、例えば、PI(PolyImide:ポリイミド)等のプラスチックを含む樹脂シートである。基材11の厚みは、材質の硬度、及びセンサ基板12の大きさ、すなわち第1の面11Aまたは第2の面11Bの面積等に応じて、所望の可撓性が得られる厚みであればよい。可撓性を有する例としては、矩形状の基材11単体の場合に、基材11の1辺を固定した状態で、固定した辺より10cm離れた位置で基材11の自重による重力で2mm以上、基材11が垂れ下がる(固定した辺の高さよりも低くなる)ものを指す。基材11が樹脂シートの場合の具体例としては、厚みが5μm~125μmのものであればよく、厚みが20μm~50μmのものであればより好ましい。
なお、基材11は、画素30の製造に耐え得る特性を有しており、本実施形態では、アモルファスシリコンTFT(a-Si TFT)の製造に耐え得る特性を有している。このような、基材11が有する特性としては、300℃~400℃における熱膨張率(CTE:Coefficient of Thermal Expansion)が、アモルファスシリコン(a-Si)ウェハと同程度(例えば、±5ppm/K)であることが好ましく、具体的には、基材11の300℃~400℃における熱膨張率が20ppm/K以下であることが好ましい。また、基材11の熱収縮率としては、厚みが25μmの状態において400℃における熱収縮率が0.5%以下であることが好ましい。また、基材11の弾性率は、300℃~400℃間の温度領域において、一般的なPIが有する転移点を有さず、500℃における弾性率が1GPa以上であることが好ましい。
なお、本実施形態における上記の厚みについては、マイクロメーターを用いて測定した。熱膨張率については、JIS K7197:1991に則して測定した。なお測定は、基材11の主面から、15度ずつ角度を変えて試験片を切り出し、切り出した各試験片について熱膨張率を測定し、最も高い値を基材11の熱膨張率とした。熱膨張率の測定は、MD(Machine Direction)方向およびTD(Transverse Direction)方向のそれぞれについて、-50℃~450℃において10℃間隔で行い、(ppm/℃)を(ppm/K)に換算した。熱膨張率の測定には、MACサイエンス社製 TMA4000S装置を用い、サンプル長さを10mm、サンプル幅を2mm、初荷重を34.5g/m 昇温速度を5℃/min、及び雰囲気をアルゴンとした。
図3に示すように、本実施形態の変換層14は、その外縁に向けて厚さが徐々に薄くなる傾斜を有して形成される。以下において、製造誤差及び測定誤差を無視した場合の厚さが略一定とみなせる、変換層14の中央領域を中央部14Aという。また、変換層14の中央部14Aの平均厚さに対して例えば90%以下の厚さを有する、変換層14の外周領域を周縁部14Bという。すなわち、変換層14は、周縁部14Bにおいて固定板50に対して傾斜した傾斜面を有する。なお、以下では、説明の便宜上、変換層14を基準として上または下という場合、固定板50に接する側を「下」といい、センサ基板12と対向する側を「上」という。例えば、変換層14の周縁部14Bにおける傾斜面は、変換層14の上側から下側に向けて徐々に広がる状態に傾斜している。
このように、本実施形態の放射線画像撮影装置1の製造方法は、支持体400に、可撓性の基材11を設け、基材11の画素領域35に、放射線から変換された光に応じて発生した電荷を蓄積する複数の画素30が設けられたセンサ基板12を形成する工程を備える。また、本製造方法は、放射線を光に変換する変換層14を、固定板50に形成する工程と、基材11の画素30が設けられた第1の面11Aに、固定板50と反対側の面とを対向させた状態で変換層14を設ける工程と、を備える。さらに、本製造方法は、駆動基板200及び信号処理基板300の少なくとも一方を含む回路部に接続されるフレキシブルケーブル112の一端を、センサ基板12に固定する工程と、フレキシブルケーブル112を固定板50に固定する工程と、変換層14及び固定板50が設けられたセンサ基板12を、支持体400から剥離する工程と、を備える。
これに対して、上述したように本実施形態の放射線画像撮影装置1の製造方法では、センサ基板12を支持体400から剥離する前に、フレキシブルケーブル112を固定板50に固定する。そして、フレキシブルケーブル112が固定板50に固定された状態で、センサ基板12を支持体400から剥離する。フレキシブルケーブル112が固定板50に固定されているため、センサ基板12から支持体400を剥離する際に、フレキシブルケーブル112が引っ張られるのを抑制することができる。そのため、本実施形態の放射線画像撮影装置1の製造方法によれば、放射線画像撮影装置1の製造中にセンサ基板12が撓んだ場合に、センサ基板12に接続されたフレキシブルケーブル112によって生じる不具合を抑制することができる。
反射層62は、粘着層60の表面全体を覆っている。反射層62は、変換層14で変換された光を反射する機能を有する。反射層62は有機系材料によって構成されていることが好ましい。反射層62の材料として、例えば、白PET、TiO 、Al 、発泡白PET、ポリエステル系高反射シート、及び鏡面反射アルミ等を用いることができる。反射層62の厚さは、10μm以上、40μm以下であることが好ましい。
本実施形態の放射線画像撮影装置1の製造方法では、支持体400上にセンサ基板12を形成する工程から、フレキシブルケーブル112の一端を、センサ基板12に電気的に接続する工程までは、第2実施形態の図8A~図8Dと同様の工程であるため、説明を省略する。
また、図19Eに示すように、支持部材74を設ける位置を、フレキシブルケーブル112及び端子113が設けられた領域外のみとしてもよい。図19Eでは、基材11の第1の面11Aにおける、端子113が設けられた領域よりも内部の領域において、固定板50の端部が、支持部材74によって支持されている形態を示している。図19Eに示した例では、支持部材74の一端は、基材11の第1の面11Aに接続され、支持部材74の他端は、接着層76を介して固定板50の第1の面50Aの端部に接続されている。このように、フレキシブルケーブル112及び端子113の上に支持部材74を設けないことにより、フレキシブルケーブル112のリワークを容易にすることができる。
図25A及び図25Bに示す例のように、電源部108及び制御基板110の各々の方が、放射線検出器10よりも厚みを有している場合が多い。このような場合、図25Bに示す例のように、電源部108及び制御基板110の各々が設けられている筐体120の部分の厚みよりも、放射線検出器10が設けられている筐体120の部分の厚みの方が薄くてもよい。なお、このように、電源部108及び制御基板110の各々が設けられている筐体120の部分と、放射線検出器10が設けられている筐体120の部分とで、厚みを異ならせる場合、両部分の境界部に段差が生じていると境界部120Bに接触した被検者に違和感等を与える懸念があるため、境界部120Bの形態は傾斜を有する状態とすることが好ましい。また、電源部108及び制御基板110の各々が収納される筐体120の部分と、放射線検出器10が収納される筐体120の部分とを異なる材質で形成してもよい。

Claims (2)

  1. 前記放射線が照射される側から順に、前記基板、前記変換層、前記固定板、及び前記回路部の配置順で筐体に収納する工程をさらに備えた、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置の製造方法。
  2. 前記固定板の材料は、カーボンを含む
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置の製造方法。
JP2021567578A 2019-12-27 2020-12-23 放射線画像撮影装置の製造方法 Active JP7282922B2 (ja)

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