JPWO2021113759A5 - - Google Patents

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Description

15日目のCD19 CARで修飾P-T細胞の表現型分析を示す。
なる胎盤ドナーからの複数のP-T調製物において再現された15日目のCD19 CARの発現を示す。
HLAミスマッチPBMCとの4日間の共培養に応答した、P-T細胞による炎症促進性タンパク質およびエフェクタータンパク質の分泌を示す。
単離されたP-T細胞の表現型は、末梢血単核球(PBMC)とは異なる。P-T細胞は、>78%のCD3+CD56-T細胞を含有し、低頻度のCD3+CD45RA-CCR7+CD27+セントラルメモリーT細胞およびCD3+CD45RA-CCR7-CD27+エフェクターメモリーT細胞とともに、主にCD3+CD45RA+CCR7-CD27+ナイーブT細胞からなる。CD25枯渇は、P-T細胞内のCD3+CD4+CD25+CD127-Tregの頻度を0.5%未満まで有意に低下させた。
P-CD19 CAR T細胞の拡張表現型分析は、RV対LVで形質導入されたP-Tの間に明確な表現型の違いを示した。RVでは、CAR+T scm/ナイーブ細胞の頻度が最も高く、分化度がより低い表現型が観察されたのに対し、LVで形質導入されたP-T細胞では、CAR+T scm/ナイーブ細胞の頻度がより低く、分化度がより高い表現型が観察された(特に、Hu JK 2LV)。すべてのCD19 CAR+P-T細胞は、PBMC由来のCD19 CAR+T細胞と比較して、CD45RA、CCR7、CD27の発現頻度が高く、PD-1、TIM-3、および消耗マーカーCD57の発現頻度が低かった。

Claims (50)

  1. キメラ抗原受容体(CAR)を発現するT細胞集団であって、前記T細胞が、胎盤T細胞であり、前記CARが、レトロウイルスベクターを用いたウイルス形質導入によって前記細胞に導入されている、前記T細胞集団。
  2. 前記胎盤T細胞が、臍帯血T細胞、胎盤灌流液T細胞、またはそれらの混合物である、請求項1に記載のT細胞集団。
  3. 前記胎盤T細胞が、臍帯血T細胞である、請求項1に記載のT細胞集団。
  4. 前記胎盤T細胞が、臍帯血T細胞と胎盤灌流液T細胞との混合物である、請求項1に記載のT細胞集団。
  5. CAR+T細胞の優勢な亜集団が、T scm/ナイーブ表現型を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  6. 前記CAR+T scm/ナイーブ細胞の亜集団が、前記CAR+T細胞集団の約30%超、前記CAR+T細胞集団の約40%超、前記CAR+T細胞集団の約45%超、または前記CAR+T細胞集団の約50%超を占める、請求項5に記載のT細胞集団。
  7. エフェクターメモリー表現型(T eff)を有する前記CAR+T細胞の亜集団が、前記CAR+T細胞集団の約75%未満、前記CAR+T細胞集団の約70%未満、前記CAR+T細胞集団の約60%未満、前記CAR+T細胞集団の約50%未満、前記CAR+T細胞集団の約40%未満、前記CAR+T細胞集団の約35%未満、または前記CAR+T細胞集団の約30%未満を占める、請求項1~6のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  8. セントラルメモリー表現型を有する前記CAR+T細胞(Tcm)の亜集団が、前記CAR+T細胞集団の約10%未満、前記CAR+T細胞集団の約8%未満、前記CAR+T細胞集団の約6%未満、前記CAR+T細胞集団の約5%未満、前記CAR+T細胞集団の約4%未満、または前記CAR+T細胞集団の約3%未満を占める、請求項1~7のいずれか一項に記載のT細胞集団
  9. CD8+である前記CAR+T細胞の亜集団の相対存在量が、CD4+であるCAR+T細胞の亜集団の相対存在量の50%超であり、前記CD4+であるCAR+T細胞の亜集団の前記相対存在量の60%超であり、前記CD4+であるCAR+T細胞の亜集団の前記相対存在量の70%超であり、前記CD4+であるCAR+T細胞の亜集団の前記相対存在量の80%超であり、前記CD4+であるCAR+T細胞の亜集団の前記相対存在量の90%超であり、または前記CD4+であるCAR+T細胞の亜集団の前記相対存在量の100%超である、請求項1~8のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  10. 前記T細胞集団が、末梢血単核球T細胞集団よりも増加した抗腫瘍活性を有する、請求項1~9のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  11. 前記T細胞集団が、宿主に対する免疫原性を低下させるための遺伝子改変を含む、請求項1~10のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  12. 前記遺伝子改変が、遺伝子ノックアウトである、請求項11に記載のT細胞集団。
  13. 前記遺伝子ノックアウトが、T細胞受容体(TCR)ノックアウトである、請求項12に記載のT細胞集団。
  14. 前記遺伝子ノックアウトが、T細胞受容体α定常領域(TRAC)ノックアウトである、請求項13に記載のT細胞集団。
  15. 前記遺伝子改変が、トランスフェクション、レトロウイルス形質導入、またはレンチウイルス形質導入によってもたらされる、請求項12~14のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  16. さらなる遺伝子改変が、CRISPR技術の使用によってもたらされる、請求項12~15のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  17. 前記TRACノックアウトが、混合リンパ球反応(MLR)アッセイにおいて、前記TRACノックアウトなしのT細胞集団と比較して末梢血単核球に対する同種反応性が低下している、請求項1~16のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  18. 前記同種反応性の低下が、前記T細胞集団上のCD25の発現の低下または上方制御の低下を含む、請求項16に記載のT細胞集団。
  19. 前記同種反応性の低下が、炎症促進性またはエフェクタータンパク質の発現の低下または上方制御の低下を含む、請求項16に記載のT細胞集団。
  20. 前記炎症促進性またはエフェクタータンパク質が、IFN-g、TNF-α、パーフォリン、グランザイムB、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項19に記載のT細胞集団。
  21. 前記同種反応性の低下が、前記末梢血単核球の増殖(proliferation)/増殖(expansion)の低下を含む、請求項16に記載のT細胞集団。
  22. 前記TRACノックアウトが、インビボGVHDモデルにおいて同種反応性を欠いているか、またはそれが低下している、請求項1~21のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  23. 前記T細胞集団が、末梢血単核球T細胞集団よりもCD45RAを発現する細胞の割合が高い、請求項1~22のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  24. 前記T細胞集団が、末梢血単核球T細胞集団よりもCD27を発現する細胞の割合が高い、請求項1~23のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  25. 前記T細胞集団が、末梢血単核球T細胞集団よりもCCR7を発現する細胞の割合が高い、請求項1~24のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  26. 前記T細胞集団が、末梢血単核球T細胞集団よりもCD127を発現する細胞の割合が高い、請求項1~25のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  27. 前記T細胞集団が、末梢血単核球T細胞集団よりもCD57を発現する細胞の割合が低い、請求項1~26のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  28. 前記T細胞集団が、末梢血単核球T細胞集団よりもCD62Lを発現する細胞の割合が高い、請求項1~27のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  29. 前記T細胞集団が、末梢血単核球T細胞集団よりもCD25を発現する細胞の割合が低い、請求項1~28のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  30. 前記T細胞集団が、末梢血単核球T細胞集団よりもLag-3+を発現する細胞の割合が高い、請求項1~29のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  31. 前記T細胞集団が、末梢血単核球T細胞集団よりもTim-3を発現する細胞の割合が低い、請求項1~30のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  32. 前記T細胞集団が、末梢血単核球T細胞集団よりも多いがん細胞株のインビトロでの死滅を示す、請求項1~31のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  33. 前記T細胞集団が、インビトロチャレンジで、がん細胞株に対して末梢血単核球T細胞集団よりも多くの量のパーフォリンを発現する、請求項1~32のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  34. 前記T細胞集団が、インビトロチャレンジで、がん細胞株に対して末梢血単核球T細胞集団よりも多くの量のGM-CSFを発現する、請求項1~33のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  35. 前記T細胞集団が、インビトロチャレンジで、がん細胞株に対して末梢血単核球T細胞集団よりも多くの量のTNF-αを発現する、請求項1~34のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  36. 前記T細胞集団が、インビトロチャレンジで、がん細胞株に対して末梢血単核球T細胞集団よりも多くの量のIL-2を発現する、請求項1~35のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  37. 前記T細胞集団が、インビトロチャレンジで、がん細胞株に対して末梢血単核球T細胞集団よりも多くの量のグランザイムBを発現する、請求項1~36のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  38. 前記T細胞集団が、インビボがんモデルにおいて、末梢血単核球T細胞集団よりも高い生存率をもたらす、請求項1~37のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  39. 前記T細胞集団が、インビボがんモデルにおいて、末梢血単核球T細胞集団よりも少ない体重減少をもたらす、請求項1~38のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  40. 前記T細胞集団が、インビボがんモデルにおいて、末梢血単核球T細胞集団よりも少ない移植片対宿主病(GvHD)をもたらす、請求項1~39のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  41. 前記末梢血単核球T細胞集団が、前記CARも発現する、請求項23~40のいずれか一項に記載のT細胞集団。
  42. 前記CARが、トランスフェクションによって前記末梢血単核球T細胞集団に導入されている、請求項41に記載のT細胞集団。
  43. 前記CARが、ウイルス形質導入によって前記末梢血単核球T細胞集団に導入されている、請求項41に記載のT細胞集団。
  44. 前記CARが、レトロウイルスベクターを用いたウイルス形質導入によって前記末梢血単核球T細胞集団に導入されている、請求項43に記載のT細胞集団。
  45. 前記CARが、レンチウイルスベクターを用いたウイルス形質導入によって前記末梢血単核球T細胞集団に導入されている、請求項43に記載のT細胞集団。
  46. がんまたはその症状の治療を必要とする患者においてがんまたはその症状を治療する方法であって、前記患者の前記がんまたはその症状を緩和するのに有効な量の請求項1~38のいずれか一項に記載のT細胞集団を前記患者に投与するステップを含む、前記方法。
  47. 前記がんが、血液がんである、請求項46に記載の方法。
  48. 前記血液がんが、B細胞がんである、請求項47に記載の方法。
  49. 前記がんが、CD19+がんである、請求項46~48のいずれか一項に記載の方法。
  50. 前記T細胞集団が、前記患者と同種である、請求項46~49のいずれか一項に記載の方法。
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