JPWO2021111147A5

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Publication number: JPWO2021111147A5
Application number: JP2022533214A
Authority: JP
Publication date: 2023-12-12
Anticipated expiration: 2040-12-04

Claims

動力船艇のための翼帆であって、
第１のエアロフォイル要素、
第２のエアロフォイル要素、および
第３のエアロフォイル要素
を備え、
前記エアロフォイル要素のそれぞれが、軸の周りで回転可能であり、かつ、その後縁よりもその前縁に接近した面積中心を有するエアロフォイル断面を有し、
前記エアロフォイル要素が、前記第１または第３の要素のうちの一方の前記後縁からの流れが前記第２の要素の前記前縁に向けられるとともに前記第２の要素の前記後縁からの流れが前記第１または第３の要素のうちの他方の前記前縁に向けられる構成に動くことができ、
前記エアロフォイル要素が、キャンバ付き形状を一緒に形成するように、アレイに配置され、
前記エアロフォイル要素のうちの少なくとも２つが、回転することにより前記キャンバ付き形状のキャンバを逆転させるように構成され、
前記エアロフォイル要素が、前記第１のエアロフォイル要素と前記第２のエアロフォイル要素との間および前記第２のエアロフォイル要素と前記第３のエアロフォイル要素との間にスロットが形成されるように位置決めされるように構成され、前記スロットが、前記エアロフォイル要素の吸引側上の空気流を再生するように構成される、
翼帆。
前記第１および第３のエアロフォイル要素が、互いに相反する回転方向に回転することにより前記キャンバ付き形状の前記キャンバを逆転させるように構成される、請求項１に記載の翼帆。
前記エアロフォイル要素が、
前記第１の要素の前記前縁からの流れが前記第２の要素の前記前縁に向けられるとともに前記第２の要素の前記後縁からの流れが前記第３の要素の前記前縁に向けられる第１の構成と
前記第３の要素の前記後縁からの流れが前記第２の要素の前記前縁に向けられるとともに前記第２の要素の前記後縁からの流れが前記第１の要素の前記前縁に向けられる第２の構成との間で回転可能であり、
前記第１および第２の構成の両方において、前記流れが、前記エアロフォイル要素上を個々の前記エアロフォイル要素に対して同じ方向に移動する、
請求項１または２に記載の翼帆。
少なくとも１つの前記第１のエアロフォイル要素が、前記第２のエアロフォイル要素に対して回転可能であり、
少なくとも１つの前記第３のエアロフォイル要素が、前記第２のエアロフォイル要素に対して回転可能であり、
少なくとも１つの前記第１および／または第３のエアロフォイル要素が、最大でも１１０度だけ、好ましくは最大でも９０度だけ、前記第２のエアロフォイル要素に対して回転するように構成され、
前記エアロフォイル要素のそれぞれが、そのそれぞれの回転軸の周りで他の前記エアロフォイル要素のそれぞれに対して独立に回転可能である、
請求項１～３のいずれか一項に記載の翼帆。
前記スロットのサイズが、隣り合ったエアロフォイルの前縁と後縁との間の距離が前記エアロフォイルのうちの少なくとも一方の翼弦の２０％以下であるようなサイズである、請求項１～４のいずれか一項に記載の翼帆。
前記第１のエアロフォイル要素の少なくとも１つの回転軸が、前記第１のエアロフォイル要素の前記前縁と前記後縁との間に配置され、
前記第１のエアロフォイル要素の少なくとも１つの回転軸が、前記第２のエアロフォイル要素の前記前縁と前記後縁との間に配置され、
前記第３のエアロフォイル要素の少なくとも１つの回転軸が、前記第２のエアロフォイル要素の前記前縁と前記後縁との間に配置され、
前記第３のエアロフォイル要素の少なくとも１つの回転軸が、前記第３のエアロフォイル要素の前記前縁と前記後縁との間に配置され、
各それぞれの回転軸が、そのそれぞれのエアロフォイル要素の前記前縁と前記後縁との間に配置される、
請求項１～５のいずれか一項に記載の翼帆。
各エアロフォイル要素の少なくとも１つの回転軸が、各それぞれのエアロフォイル要素の前記後縁よりも前記前縁に接近して配置され、
各エアロフォイル要素の少なくとも１つの回転軸が、前記前縁から翼弦の３分の１内に、好ましくは前記前縁から前記翼弦の１５％から３５％の間の位置に、より好ましくは前記前縁から前記翼弦の２０％から３０％の間の位置に配置され、
前記第２の要素の少なくとも１つの前記回転軸が、前記第１および第３の要素の前記軸間に延在する平面に対してオフセットされ、
前記回転軸のそれぞれが、互いに平行である、
請求項１～６のいずれか一項に記載の翼帆。
少なくとも１つの前記エアロフォイル要素が、それらの翼弦線に関して対称的に成形され、
各エアロフォイル要素の最厚部分から前記前縁までの少なくとも一部の距離が、各エアロフォイル要素の前記最厚部分から前記後縁までの距離未満であり、
各エアロフォイル要素の少なくとも一部の断面が、前記エアロフォイル要素のスパンに沿って実質的に一様である、
請求項１～７のいずれか一項に記載の翼帆。
第４のエアロフォイル要素をさらに備え、前記第４のエアロフォイル要素が、その後縁よりもその前縁に接近した面積中心を有するエアロフォイル断面を有し、前記エアロフォイル要素が、前記第３の要素の前記後縁からの流れが前記第４の要素の前記前縁に向けられる構成に動くことができる、請求項１～８のいずれか一項に記載の翼帆。
前記第４のエアロフォイル要素が、前記第４のエアロフォイル要素の前記前縁と前記後縁との間に配置された回転軸の周りで他の前記エアロフォイル要素に対して独立に回転可能である、請求項９に記載の翼帆。
前記エアロフォイル要素のうちの少なくとも１つが、前記エアロフォイルの前記スパンに沿って分散された２つ以上の部分に分割され、各部分が、他の前記部分に対して独立に回転可能である、請求項１～１０のいずれか一項に記載の翼帆。
前記エアロフォイル要素が、各エアロフォイル要素の翼弦線が相対風方向と実質的に揃えられる風見鶏構成に回転可能である、請求項１～１１のいずれか一項に記載の翼帆。
前記エアロフォイル要素が、１つまたは複数の弾性付勢部材により前記風見鶏構成に付勢される、請求項１２に記載の翼帆。
前記エアロフォイル要素が、各エアロフォイル要素の翼弦線が互いに実質的に平行となるとともに前記第１および第３のエアロフォイルの前記後縁が互いに向き合う格納構成に回転可能である、請求項１～１３のいずれか一項に記載の翼帆。
前記エアロフォイルのうちの少なくとも１つが、前縁スラットおよび／または１つもしくは複数の境界層板を備える、請求項１～１４のいずれか一項に記載の翼帆。
前記第２のエアロフォイル要素が、前記翼帆の重量を支えるように配置された主けたに取り付けられる、請求項１～１５のいずれか一項に記載の翼帆。
前記エアロフォイルが、ベースプレートに取り付けられ、かつ、前記ベースプレートに対して回転可能であり、前記ベースプレートが、前記主けたに回転可能に取り付けられる、請求項１６に記載の翼帆。
前記翼帆はエンドプレートをさらに備え、前記エンドプレートが、前記エアロフォイルが前記ベースプレートと前記エンドプレートとの間に取り付けられるように、前記ベースプレートに対して前記エアロフォイルの前記スパンの反対側の端部に取り付けられ、前記エンドプレートが、前記主けたに回転可能に取り付けられる、請求項１６に記載の翼帆。
請求項１～１８のいずれか一項に記載の翼帆と、エアロフォイル要素の回転を制御するように構成された制御装置と、を備えるシステム。
前記制御装置が、測定された風況、測定された翼帆にかかる力、または測定された翼帆にかかるモーメントのうちの少なくとも１つに応じてエアロフォイルを自動的に回転させるように構成される、請求項１９に記載のシステム。
前記エアロフォイル要素が、キャンバ付き形状を一緒に形成するようにアレイに配置され、前記制御装置が、前記エアロフォイル要素のうちの少なくとも２つを回転させることにより前記キャンバ付き形状のキャンバを逆転させるように構成される、請求項１９または２０に記載のシステム。
請求項１～１８のいずれか一項に記載の翼帆を備える、船艇。