JPWO2021062088A5

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Publication number: JPWO2021062088A5
Application number: JP2022519288A
Authority: JP
Publication date: 2023-10-02

Claims

血栓塞栓症状を治療するカテーテルシステムであって、
近位領域および遠位領域を有するルーメンを含むバルーン構成要素と、
注入バスケット構成要素とを含み、
ここで、バルーン構成要素は、注入バスケット構成要素を取り囲み、該注入バスケット構成要素は、内面および外面を有する壁と、遠位端と近位端との間に延び、長手方向軸を画成するルーメンとを含む軸を含み、
壁の内面と外面との間の軸の一部分に沿った複数の螺旋形の切れ目が、複数のタインを形成し；
軸の近位端は切られておらず；
複数の管はともに溶解され、軸の切られていない近位端で軸の外側に溶解される、前記カテーテルシステム。
軸の複数のタインの各々は、複数のリムを形成するように複数の管の各々のルーメン内に配置され；複数のタインは、タインの近位端と遠位端との間のタインの相互連結なくリムを独立して支持し；複数のリムの各々の遠位端は、ともに取り付けられる、請求項１に記載のカテーテルシステム。
バスケットのリムは、バスケットの長手方向長さが縮小されたとき、第１の位置から第２の位置へ展開する、請求項２に記載のカテーテルシステム。
バスケットのリムは、第１の位置で閉状態にある、請求項３に記載のカテーテルシステム。
バスケットのリムは、バスケットの長手方向長さが縮小されたとき、長手方向軸から離れるように径方向に拡大する、請求項４に記載のカテーテルシステム。
注入バスケットの軸は、形状記憶材料を含む、請求項１に記載のカテーテルシステム。
軸およびバルーン構成要素は、ニッケルチタンニチノール合金である、請求項６に記載
のカテーテルシステム。
注入バスケットの複数の切れ目は、レーザ切断によって形成される、請求項１に記載のカテーテルシステム。
複数の切れ目は螺旋形であり、展開可能な注入バスケットの長さにわたって少なくとも３６０度の回転を有する、請求項８に記載のカテーテルシステム。
複数の螺旋形の切れ目は、展開可能な注入バスケットの長さにわたって少なくとも４５０度の回転を有する、請求項９に記載のカテーテルシステム。
複数の切れ目は、注入バスケットの軸の近位端まで延びない、請求項１０に記載のカテーテルシステム。
複数の管の各々は多孔質である、請求項１１に記載のカテーテルシステム。
注入バスケットの複数の管の各々は、管の壁の内面と外面との間に延びる複数の注入ポートをさらに含む、請求項１２に記載のカテーテルシステム。
注入ポートは、０．００１～０．００６インチの直径を有する孔である、請求項１３に記載のカテーテルシステム。
バルーンカテーテル構成要素は、拡大可能なルーメンと、ルアーコネクタで終了する近位端とを含み、ルアーコネクタは、バルーン膨張ポートと、血塊の吸引のための吸引点ポートとを提供する、請求項１に記載のカテーテルシステム。
バルーンカテーテル構成要素は、注入バスケットの近傍に位置するバルーンアセンブリを含み、該バルーンアセンブリは、膨張した後、バルーンが関心血管内の血流を閉塞することができるように構成される、請求項１５に記載のカテーテルシステム。
バルーン構成要素は、膨張ルーメンおよび内側吸引ルーメン、ならびに場合により内側ライナを含むコンプライアント膜を有する、請求項１６に記載のカテーテルシステム。
バルーンカテーテルデバイスの外側バルーン膜は、その静止位置から拡大させて、脈管または動脈の内壁を圧迫することができる、請求項１７に記載のカテーテルシステム。
バルーンカテーテルルーメンは、シリコンエラストマー、フルオロポリマーエラストマー、または熱可塑性エラストマーからなる群から選択される材料から作られる、請求項１に記載のカテーテルシステム。
バルーンの内面と注入バスケット軸の外面との間の有効断面積は、約０．２１平方インチ（１３５．４８ｍｍ^２）～約０．７５平方インチ（４８３．８７ｍｍ^２）の範囲内である、請求項１８に記載のカテーテルシステム。
少なくとも２つのルーメンを含む、請求項１に記載のカテーテルシステム。
少なくとも１つのルーメンが、バルーンのためのガイドワイアを収容することにのみ充てられ、少なくとも１つのルーメンが、血塊の抽出のためにのみ使用される、請求項２１に記載のカテーテルシステム。
血栓溶解および／または血栓摘出を実行する方法であって、
ルーメンおよびバルーンアセンブリを含むバルーン構成要素と、
注入バスケット構成要素とを含むカテーテルを提供することであって、注入バスケット構成要素は：
内面および外面を有する壁と、遠位端と近位端との間に延び、長手方向軸を画成するルーメンとを含む軸であり、壁の内面と外面との間の軸の少なくとも一部分に沿った複数の螺旋形の切れ目が、複数のタインを形成する、軸と；
複数の管であり、各管が、内面および外面を有する壁と、遠位端と近位端との間に延びるルーメンとを含み、複数の管の各々が、管の壁の内面と外面との間に延びる複数の注入ポートを含み、
軸の複数のタインの各々が、複数のリムを形成するように複数の管の各々のルーメン内に配置され；
複数のリムの各々の遠位端が取り付けられ、複数のリムの各々の近位端が取り付けられる、複数の管と；
内面および外面を有する壁と、遠位端と近位端との間に延びるルーメンとを含む内側軸であり、内側の細長い軸が、軸のルーメン内に同軸に配置され、バスケットの遠位端に取り付けられる、内側軸と；
内面および外面を有する壁と、遠位端と近位端との間に延びるルーメンとを含む外側軸であり、該外側軸が、該外側軸の内面と内側軸の外面との間に流体コンパートメントを形成するように、内側軸の周りに同軸に配置され；
バスケットのリムの近位端が、流体コンパートメントに連結される、外側軸とを含むことと；
バルーン構成要素を脈管内の血栓の近傍へ前進させることと、
バルーンを膨張させて脈管内の血流を閉塞することと、
少なくとも部分的に脈管内の血栓を通って注入バスケットを挿入することと、
バスケットを展開することと；
バスケットを潰し、同時にバルーンルーメン吸引点を通って吸引することと、
血栓を抽出することと、
バルーンを収縮させることとを含む、前記方法。
バルーンカテーテルであって、
バルーンアセンブリを接合するように先細にした約０．０４インチ～約０．２４インチの範囲の直径を有する可撓性のルーメンを含む漏斗形のバルーンと、
ルーメンの遠位端を取り囲み、漏斗形のバルーン内へ拡大するように構成されたバルーンアセンブリと、
バルーンを膨張させるようにルーメンの遠位端内にある開口部とを含み、
ここで、バルーンは、膨張したときに径方向に拡大し、脈管または動脈の内壁に対して伸張して、血管構造の血流の流れを閉塞することが可能である、前記バルーンカテーテル。
ルーメンの直径が、約０．１２インチ～約０．２４インチの範囲であり、漏斗形のバルーンを形成するように適用される、請求項２４に記載のバルーンカテーテル。
バルーンの近位端およびバルーンの遠位端が、血塊の抽出中に３０ｍｍまで膨張する、請求項２５に記載のバルーンカテーテル。
血栓溶解および／または血栓摘出を実行する方法であって、
ルーメンおよびバルーンアセンブリを含むバルーン構成要素を含む第１のカテーテルを提供することと、
注入バスケット構成要素を含む第２のカテーテルを提供することとを含み、注入バスケ
ット構成要素は：
内面および外面を有する壁と、遠位端と近位端との間に延び、長手方向軸を画成するルーメンとを含む軸であり、壁の内面と外面との間の軸の少なくとも一部分に沿った複数の螺旋形の切れ目が、複数のタインを形成する、軸と；
複数の管であり、各管が、内面および外面を有する壁と、遠位端と近位端との間に延びるルーメンとを含み、複数の管の各々が、管の壁の内面と外面との間に延びる複数の注入ポートを含む、複数の管とを含み；
軸の複数のタインの各々が、複数のリムを形成するように複数の管の各々のルーメン内に配置され；
まずバスケットカテーテルが挿入されて血栓を治療し、次いでバスケットカテーテルは除去され、バルーンカテーテルが挿入されて、血栓からあらゆる残余物を収集する、前記方法。