JPWO2021010464A1 - メーター読取り装置、アタッチメント部材、及び遠隔検針システム - Google Patents

メーター読取り装置、アタッチメント部材、及び遠隔検針システム Download PDF

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Abstract

カメラにより撮像された画像からメーター装置の計測値を認識し、その認識した計測値を表す数値データを生成するように構成された認識部と、前記認識部により生成された数値データを、ネットワーク上に設置される保存装置に送信するように構成された送信部と、表示面に対して一定の角度をもって対向するように配置される鏡等を備えるメーター読取り装置と、前記メーター読取り装置を前記メーター装置に取り付け可能とするアタッチメント部材、既設のメーター装置に表示される測定値を遠隔地からでも確認することができる遠隔検針システムを提供する。

Description

本発明は、水道、ガス、電気等のエネルギー供給媒体の使用量を計測する既設のメーター装置に取り付けて使用されるメーター読取り装置、メーター読取り装置のアタッチメント部材、及び当該メーター読取り装置を用いた遠隔検針システムに関する。
従来、ライフラインを通じて供給されるエネルギー供給媒体の使用量を計測する既設のメーター装置は住戸ごとに設置されており、エネルギー供給媒体の使用量の検針は、住戸ごとに検針員が目視でメーター装置に表示される測定値を確認することによって行われる。
特開2002−350211号公報
しかし、検針員が各戸を回って検針を行うことは時間もかかり、また、集めたデータの集計にも手間がかかる。
さらに、既設のメーター装置にはデータを送信する手段が備えられていないものが多数用いられているという課題もある。
そこで、上記課題を解決する手段として本発明に係るメーター読取り装置は、水道、ガス、電気等のエネルギー供給媒体の使用量を計測して計測値を表示面に表示する既設のメーター装置から前記計測値を読み取るメーター読取り装置であって、前記表示面を含む撮像範囲を撮像するためのカメラと、前記カメラを収容する筐体と、前記筐体の背面に設けられた開口と、を有し前記筐体の内部には鏡が設けられ、前記鏡は、前記表示面に対して一定の角度をもって対向するように配置されると共に、前記表示面で反射された光を前記開口を通して反射するように構成され、前記カメラは、前記鏡によって反射された光を受光することで、前記撮像範囲を撮像するように構成されてなり、前記カメラにより撮像された画像データから前記メーター装置の計測値を認識し、その認識した計測値を表す数値データを生成するように構成された認識部と、前記画像データ若しくは前記数値データを保存する保存装置と、を備えることを特徴とする。保存装置は、例えば半導体メモリ媒体によって構成されるものであることが好ましく、メーター読取り装置の筐体内、下記副筐体、若しくはネットワーク上に設置されてなるもののいずれであってもよいし、これらを組み合わせることもできる。前記鏡は、ハーフミラーであることが好ましい。鏡をハーフミラーとすることによって、鏡を回転駆動させることなく前記表示面からの光を前記カメラに撮像させることができると共に、前記筐体の外部から前記表示面に表示された計測値を目視により確認することができるからである。
また、前記画像データ若しくは前記数値データをネットワーク上に設置される保存装置に送信するように構成された送信部と、を備え、前記送信部から送信される前記画像データ若しくは前記数値データが、LPWA(Low Power Wide Area)規格に基づいて送信されることが好ましい。LPWA規格に基づいてデータの送信をすることにより、メーター読取り装置の動作を低消費電力化することができ、バッテリー駆動とした場合のバッテリーの長寿命化を図ることができるからである。
また、前記認識部を収容するように構成され、カメラと鏡とを収容する前記筐体とは別体の副筐体を備えるものであっても好ましい。
さらにまた、前記認識部は、前記画像の画像解析を行って、前記撮像範囲に含まれる計測値を表す文字形状特徴を抽出する文字解析部と、学習済みの前記認識部に対して、前記文字形状特徴の種別と関連付けて入力し、前記文字形状特徴から特定の文字を導出して文字データとして変換する変換部と、前記文字データを前記計測値に対応する文字列として前記数値データを作成する数値データ作成部と、を備えるものであっても好ましい。さらに、前記認識部は、変換部での特定の文字の導出ができず、認識失敗と判断する場合、画像データをサーバーに設けられた保存装置にアップロードし、サーバー側の保存装置に蓄積された過去の画像データから増分学習して、再学習することにより特定の文字の導出を可能とするAI(Artificial Intelligence)モデルを、OTA(Over−The−Air)を介して行うことで数値データの認識精度を向上させることができるものであることが好ましい。
また、本発明に係る遠隔検針システムは、前記メーター読取り装置と、前記保存装置から、前記数値データを取得するデータ取得手段を備えることを特徴とする。
さらに、前記保存装置がクラウドに設けられてなるものであっても好ましい。
さらに、前記データ取得手段が取得した前記数値データを出力する出力部を備えるものであっても好ましい。
また、本発明に係るアタッチメント部材は、水道、ガス、電気等のエネルギー供給媒体の使用量を計測して計測値を表示面に表示する既設のメーター装置から前記計測値を読み取るメーター読取り装置を、前記メーター装置に取り付け可能とするものであって、メーター読取り装置を保持する保持枠と、前記保持枠に接続されると共に、前記メーター装置と着脱可能に固定することができる把持部を備える固定部材と、を備え、前記保持枠は、前記固定部材に対して前記表示面と対向する面に垂直な軸を回転軸として回動可能に接続されてなることを特徴とする。
さらにまた、本発明に係るアタッチメント部材は、水道、ガス、電気等のエネルギー供給媒体の使用量を計測して計測値を表示面に表示する既設のメーター装置から、前記表示面に表示された計測値を、筐体を備えると共に前記筐体の背面に形成された開口を通して前記筐体の内部に設けられたカメラによって読み取るメーター読取り装置を、前記メーター装置に取り付け可能とするアタッチメント部材であって、前記メーター読取り装置を保持可能であって、前記開口と連通可能となる位置に開放窓が形成されてなる保持枠と、保持枠の外周面に、外付けの固定具をネジ止め可能とする固定ネジ穴と、を備えることを特徴とする。
アタッチメント部材が固定ネジ穴を備えることによって、メーター装置に近接してパイプなどの障害物が存在して、メーター読取り装置をメーター装置に直接固定することができないような場合であっても、メーター読取り装置をメーター装置の正面に当接させた状態で保持させることができ、メーター装置に表示された計測値を撮像して読み取ることができる。
また、本発明に係るアタッチメント部材が備える前記保持枠には、前記メーター装置との間を固定するベルトを装着可能なベルト挿通孔を備えられてなるものであっても好ましい。ベルト挿通孔に通された固定ベルトは、メーター装置の突起部等に引っ掛けて固定することが好ましい。また、メーター装置の胴体部に巻き付けて互いを結束し、保持枠とメーター装置とを引っ張り力によって固定することとしても好ましい。ベルトによってアタッチメント部材とメーター装置とを強く密着させることができ、メーター読取り装置に対する表示面に表示された文字の経時的な位置ずれを防止することができる。その結果として、メーター読取り装置の視認性が低下することを防止することができる。
さらに、本発明に係るアタッチメント部材には、前記保持枠に保持された状態の前記メーター読取装置の正面よりも垂直方向に高さの高い板状の遮光カバーが、前記保持枠に連接して設けられてなることとしても好ましい。遮光カバーは、日光等の外部光がメーター読取り装置の開口に入射することを防止でき、外部光の散乱よってメーター読取り装置の表示面に表示された文字に対する視認性が低下することを防止することができる。
さらにまた、本発明に係るアタッチメント部材には、前記開放窓を覆う透明板と、前記透明板の背面と粘着可能な透明樹脂シートを備え、前記透明樹脂シートは、前記透明板に粘着した状態で前記メーター装置の表示面を被覆して当該表示面に粘着可能な取付粘着面を備えることとしても好ましい。透明樹脂シートが表示面と透明板との間に貼り付けられることによって、アタッチメント部材と表示面との間に結露や浸水を防止することができ、メーター読取り装置の表図面に表示された文字に対する視認性の低下を防止することができる。なお、透明樹脂シートは透明なアクリル樹脂によって構成されてなることが好ましい。アクリル樹脂は可視光に対する透明性が高いためである。
本発明によれば、既設のメーター装置に表示される測定値を遠隔地からでも確認することを可能とするメーター読取り装置、及び遠隔検針システムを実現することができる。
また、遠隔検針システムは、AIによって数値データの識字率を向上させて、取得するデータの正確性を高めることができる。
さらに、本発明に係るアタッチメント部材によれば、メーター読取り装置を、メーター装置に対して角度位置が正確な状態で取り付けることができる。
第一の実施形態に係るメーター読取り装置1の全体を正面側から示す斜視図である。 第一の実施形態に係るメーター読取り装置1の全体を背面側から示す斜視図である。 第一の実施形態に係るメーター読取り装置1の蓋7を閉じた状態でX軸に沿って切断した縦断面図である。 第一の実施形態に係るメーター読取り装置1の蓋7を開いた状態でX軸に沿って切断した縦断面図である。 第一の実施形態に係るメーター読取り装置1の背面板を取り外して、内部構造を背面から示した図である。 メーター読取り装置1にL字型のアタッチメント部材100を装着した様子を背面側から示す斜視図である。 保持されたメーター読取り装置1をL字型のアタッチメント部材100を用いてメーター装置2に取り付けた様子を示す正面図である。 第二の実施形態に係るメーター読取り装置1をX軸に沿って切断した縦断面図である。 第三の実施形態に係るメーター読取り装置1をX軸に沿って切断した縦断面図である。 遠隔検針システム23の概略を示す図である。 集合住宅に設置されたメーター装置2からメーター読取り装置1を介して数値データDを保存装置19へ送信するシステムの概略を示す図である。(a)は個別のメーター読取り装置1から数値データDを送る場合を示し、(b)はメーター読取り装置1の外部に副筐体66を設けて、副筐体66に収容された認識部17及び送信部18から数値データDを送る場合を示す。 メーター読取り装置1を保持したアタッチメント部材100をメーター装置2に取り付けた様子を示す左側面図である。 メーター読取り装置1を保持したアタッチメント部材100をメーター装置2に取り付けた様子を示す右側面図である。 メーター読取り装置1を保持したアタッチメント部材100をメーター装置2に取り付けた様子を示す正面図である。 メーター読取り装置1を保持したアタッチメント部材100をメーター装置2に取り付けた様子を示す背面図である。 メーター読取り装置1を保持したアタッチメント部材100をメーター装置2に取り付けた様子を示す底面図である。 メーター読取り装置1を保持したアタッチメント部材100をメーター装置2に取り付けた状態でX軸に沿って切断した縦断面図である。 メーター読取り装置1を保持したアタッチメント部材100をメーター装置2に取り付けた様子を正面側から示す斜視図である。 アタッチメント部材100の分解図を、メーター読取り装置1、及びメーター装置2と共に示す図である。 メーター読取り装置1を保持したアタッチメント部材200をメーター装置2に取り付けた様子を示す正面図である。 メーター読取り装置1を保持したアタッチメント部材200をメーター装置2に取り付けた状態でX軸に沿って切断した縦断面図である。 アタッチメント部材200の分解図を、メーター読取り装置1、及びメーター装置2と共に示す図である。 アタッチメント部材300の(a)正面図及び、(b)底面図である。 アタッチメント部材300の斜視図である。 アタッチメント部材300に柔軟で長尺に形成された固定器具310を取り付け、障害物311に固定器具310を巻き付けて固定した様子を示す図である。 遮光カバー306を保持枠301に取り付ける様子を示す図である。 透明樹脂シート307を表示面2cとアタッチメント部材300の透明板308との間に取り付けた様子を示す正面図である。 透明樹脂シート307及びその上下に貼り付けられた表示面2c及び透明板308の周囲を左右に切断し、上方向に見た端面図である。
以下、本発明に係る実施の形態を、図を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
〔第一の実施形態〕
本発明に係るメーター読取り装置1は、水道、ガス、電気等のエネルギー供給媒体の使用量を計測する既設のメーター装置2にアタッチメント部材100を介して取り付けて使用される。
メーター装置2には、エネルギー供給媒体が流通する導管2aと、流通したエネルギー供給媒体の流通量を計測する計測部2bが設けられてなり、計測部2bには、計測されたエネルギー供給媒体の流通量の計測値Tが表示される表示面2cが設けられてなる。また、蓋体2eは、閉じることで表示面2cを覆うことができる。
メーター読取り装置1は、図1に示すように、筐体6を備えてなり、筐体6の先端側の正面には蓋7によって開閉可能な目視窓8が形成されてなる。蓋7は、筐体6の正面先端縁に設けられた支軸7aによって軸支されてなり、ツマミ7bを指に掛けて外開きに開くことによって目視窓8を露出させることができる。
また、筐体6の背面であって、目視窓8に対向する位置には、図2〜4に示すように、開口9が形成されてなる。開口9は、メーター読取り装置1をメーター装置2に装着した際には表示面2cを取り囲んで表示面2cに表示される計測値Tが目視窓8から目視できる位置に配置される。
筐体6は、目視窓8が設けられてなる先端側半部6aと基端側半部6bとからなり、先端側半部6aの内部には、図3,4に示すように、目視窓8と開口9との間に鏡10が設けられてなる。鏡10は、先端側の端縁が筐体6の背面側に位置すると共に、基端側の端縁が正面側に位置することにより、反射面10aが筐体6の背面に対して斜めとなるように配置されてなる。なお、第一の実施形態において、反射面10aは筐体6の側壁に対して垂直である。
鏡10は、基端側の端縁が筐体6の内側面に対して回動軸11を介して枢着されてなり、蓋7を開いた際に反射面10aが背面に対して垂直となるように回動することができる。鏡10が回動し、反射面10aが斜め位置から垂直位置に移動することによって、メーター装置2の表示面2cに表示された計測値Tを目視窓8から目視で確認することができる。また、この回動動作は、蓋7の開閉に連動してもよく、また、図1に示すように、別途筐体6に回動動作用のスイッチ10cを設け、スイッチ10cを押下することによって回動動作をさせることとしてもよい。
筐体6の基端側半部6bの内部には、図3に示すように、鏡10の反射面にレンズ12を向けた状態でカメラ13が設置されてなる。さらに、開口9の近傍には、表示面2cに向けて光照射可能な照明14が設けられてなる。
カメラ13は、照明14に照らされた表示面2cの画像データPを、表示面2cから開口9を通して鏡10で反射された光L1を受光することにより撮像する。撮像された画像データPは、基板15に設けられた認識部17に送られ、認識部17が画像データPから計測値Tを認識すると共に、計測値Tを表す数値データDを生成する。なお、カメラ13、照明14、及び基板15は電池16に接続されて電源が確保されている。
また、鏡10は、図3に示す斜め位置で固定されてなり、鏡10がハーフミラーに構成されていても好ましい。鏡10がハーフミラーに構成されてなることで、鏡10を斜め位置に固定した状態のままで、蓋7を開ければ計測値Tが目視窓8から目視できると共に、カメラ13が画像データPを撮像することができる。当該効果は、第二の実施形態においても同様である。
認識部17は、数値データDを基板15に設けられた送信部18からLPWA規格に基づいて無線ルーターR1に送信し、さらに、図10に示すように、ネットワークWを介してクラウド上に設けられてなる保存装置19に送信する。数値データDを受信した保存装置19は、受信した数値データDを保存する。保存装置19に保存された数値データDは、例えば数値データDが保存装置19に保存された日時と対応付けがなされてデータベースDBを形成しても好ましい。また、送信部18からは、同じくLPWA規格に基づいて画像データPが送信される場合もある。
また、端末装置20は、ネットワークWに接続された無線ルーターR2を介して保存装置19に接続して、保存装置19に保存された数値データDを取得することができるデータ取得手段21を備える。さらに、端末装置20には、図10に示すように、データ取得手段21が取得した数値データDを出力して表示することができる出力部であるディスプレイ22を有する。ここで、メーター読取り装置1の、保存装置19、及び端末装置20を備えるシステムを遠隔検針システム23とする。
さらに遠隔検針システム23は、図11に示すように、集合住宅Mの各戸に設置されたメーター装置2からメーター読取り装置1を介して数値データDを保存装置19へ送信することもできる。この場合、メーター読取り装置1を、筐体6とは別に副筐体66を設けて、副筐体66に収容された認識部17及び送信部18から数値データDを送ることとしても好ましい。
さらにまた、遠隔検針システム23は、AIによって数値データDの識字率を向上させて、取得するデータの正確性を高めることができる。具体的には、認識部17は、表示面2cに表示される計測値Tの画像の画像解析を行って、撮像範囲に含まれる計測値を表す文字形状特徴を抽出する文字解析部と、学習済みの認識部17に対して、文字形状特徴の種別と関連付けて入力し、文字形状特徴から特定の文字を導出して文字データとして変換する変換部と、文字データDを計測値に対応する文字列として数値データを作成する数値データ作成部と、を備えることが好ましい。
〔第二の実施形態〕
図8には第二の実施形態に係るメーター読取り装置1の縦断面図を示す。第二の実施形態においては、第一の実施形態と同様に、筐体6、蓋7、目視窓8、開口9、鏡10、回動軸11、レンズ12、カメラ13、基板15、及び電池16を備える。
筐体6は、目視窓8が設けられてなる先端側半部6aと基端側半部6bとからなり、先端側半部6aの内部には、図8に示すように、目視窓8と開口9との間に鏡10が設けられてなる。鏡10は、先端側の端縁が筐体6の背面側に位置すると共に、基端側の端縁が正面側に位置することにより、反射面10aが筐体6の背面に対して斜めとなるように配置されてなる。なお、第二の実施形態において、反射面10aは筐体6の側壁に対して垂直である。
鏡10は、基端側の端縁が筐体6の内側面に対して回動軸11を介して枢着されてなり、蓋7を開いた際に反射面10aが背面に対して垂直となるように回動することができる。鏡10が回動し、反射面10aが斜め位置から垂直位置に移動することによって、メーター装置2の表示面2cに表示された計測値Tを目視窓8から目視で確認することができる。また、この回動動作は、蓋7の開閉に連動してもよく、また、別途筐体6に回動動作用のスイッチ等を設け、手動で回動動作をさせることとしてもよい。
筐体6の基端側半部6bの内部には、鏡10の反射面にレンズ12を向けた状態でカメラ13が設置されてなる。
一方、第二の実施形態における照明14は、開口9の基端側に沿って基板15の内側に取り付けられてなり、開口9の基端側から表示面2cに光を照射することができる。これにより、照明14への基板15からの電力の供給を容易にすることができる。
〔第三の実施形態〕
図9には、第三の実施形態に係るメーター読取り装置1の縦断面図を示す。第3の実施形態においては、第一の実施形態と同様に、筐体6、蓋7、目視窓8、開口9、レンズ12、カメラ13、照明14、基板15、及び電池16を備える。
筐体6は、目視窓8が設けられてなる先端側半部6aと基端側半部6bとからなり、先端側半部6aの内部には、図9に示すように、目視窓8と開口9との間に鏡10が設けられてなる。
一方、目視窓8よりも基端側の筐体6内面には、筐体6の背面に対して垂直よりもわずかに先端方向に傾斜してなる傾斜台6cに取り付けられてなる固定鏡24が取り付けられてなる。カメラ13は、開口9よりも基端側の筐体6内面に設置され、レンズ12は筐体6の正面に対して垂直よりもわずかに先端方向に傾斜して取り付けられてなる。
そして、開口9を通して固定鏡24を反射した表示面2cの画像データPは、レンズ12に対して略垂直に入射し、カメラ13によって撮像される。
ここで、照明14は、開口9の内側面近傍に設置されていればよいが、第三の実施形態においては、一例として図4に示すように、第一の実施形態と同様に、開口9の先端側の内側において表示面2cに向けて光照射可能に設けられてなる。
〔アタッチメント部材100について〕
図12〜19は、アタッチメント部材100の外観を六面図及び斜視図として示したものである。アタッチメント部材100は、メーター読取り装置1を、メーター装置2に取り付け可能とするものである。アタッチメント部材100は、メーター読取り装置1を保持する保持枠101を備える。さらに、保持枠101に接続されると共に、メーター装置2と着脱可能に固定することができる把持部103を備える固定部材102を備える。
さらに図12〜19を参照しながらアタッチメント部材100の構造について具体的な例を説明する。固定部材102は、中空の環状に形成された固定部本体104と、固定部本体104の外周面からメーター装置2の外周壁の凸部2dを把持することができる把持部103が突設されてなる。把持部103には、ネジ孔106が形成されてなり、固定ネジ105を挿通させてメーター装置2に固定することができる。なお、アタッチメント部材100をメーター装置2に固定する際には、固定部材102の底面とメーター装置2の表面との間にワッシャー107を挟在させることにより、固定部材102とメーター装置2とのあいだの隙間を閉塞し、外部からの水の侵入を防止することができる。
固定部本体104の内周面には、図19に示すように、歯車状凹凸構造108が形成されてなる。歯車状凹凸構造108よりも平面側には歯車状凹凸構造108の外径よりも縮径されてなる鍔部109が形成されてなる。一方、固定部本体104の底端面110には内周面は歯車状凹凸構造108の外径と同じ、若しくはより広い外径に形成されてなる中空部111が形成されてなる。
固定部材102の正面側には保持枠101を接続することができる。固定部材102と保持枠101との接続は、固定部本体104の中空部111から嵌め込まれて歯車状凹凸構造108に内嵌されてなる環状回転環112が保持枠101にビス113で固定されてなることによりなされる。歯車状凹凸構造108に内嵌された環状回転環112は、底端面110に垂直な軸Yを回転軸として回動することができる。なお、保持枠101と固定部材102との当接面にはOリング114が嵌め込まれ、当該当接面からの水の侵入を防止することができる。
環状回転環112の外周面には複数の小凸部115が形成されてなる。小凸部115は、環状回転環112の外周面と弾性板116を介して連接されてなる。環状回転環112を回動させると、小凸部115が歯車状凹凸構造108の凸部を弾性板116の弾性によって乗り越えながら回動することができる。そして、小凸部115を任意の凹部で噛み合わせて位置決めをおこない、環状回転環112を固定することができる。
保持枠101は、環状回転環112とビス止め可能な台座部117と、台座部117の平面側に形成されてメーター読取り装置1を嵌め込むことができる枠部118を備えてなる。枠部118の底面には、台座部117を貫通して形成されてなる開放窓119が形成されてなる。開放窓119は、枠部118に嵌め込まれたメーター読取り装置1の目視窓8及び開口9と連通する位置に形成されてなる。これにより、枠部118に嵌め込まれたメーター読取り装置1の目視窓8から覗くと、アタッチメント部材100が取り付けられたメーター装置2の表示面2cに表示された計測値を目視で確認することができる。
本実施の形態においては、枠部118の底面は、開放窓119の周辺が一段掘り下げられ、枠状リング120を嵌め込むことができる。枠状リング120を嵌め込むことにより、枠部118に嵌め込まれたメーター読取り装置1の周面から開放窓119への水の侵入を防止することができる。
さらに、枠部118に嵌め込まれたメーター読取り装置1は、枠部118の外周に沿ってネジ121によって保持枠101にネジ止め可能な固定爪122によって枠部118の底面方向に押し付けられて固定される。固定爪122は、台座部117にネジ止めされた状態で、枠部118の平面端を径方向内側まで延出する爪片123によって、メーター読取り装置1の平面を圧接して固定する。
アタッチメント部材100によれば、アタッチメント部材100をメーター装置2に取り付けて、かつ、アタッチメント部材100にメーター読取り装置1を固定した状態で、保持枠101を固定部材102に対して回動させることができる。これにより、アタッチメント部材100をメーター装置2に取り付けた際に、表示面2cに表示される計測値が、メーター読取り装置1の開口9面に垂直な軸Yを回転軸とする角度位置についてずれを有している場合であっても、目視窓8から開口9を通して表示面2cを見ながら角度位置の調整を容易に行うことができる。このような角度位置の調整は、特にメーター装置2の外周壁の凸部2dの位置が、メーター装置2によって異なる場合であっても、各メーター装置2の仕様に対応することができる。そして、メーター読取り装置1を、メーター装置2に対して角度位置が正確な状態で取り付けることができる。
そして、当該角度位置の調整によって、メーター読取り装置1が計測値を撮像して読み取る際の読み取りの失敗確率を軽減することができる。
〔アタッチメント部材200について〕
図20〜22は、アタッチメント部材200の正面図、断面図、及び分解図として示したものである。アタッチメント部材200は、メーター読取り装置1を、メーター装置2に取り付け可能とするものである。アタッチメント部材200は、メーター読取り装置1を保持する保持枠201を備える。さらに、保持枠201に接続されると共に、メーター装置2と着脱可能に固定することができる透明固定板202を備える。
さらに図20〜22を参照しながらアタッチメント部材200の構造について具体的な例を説明する。透明固定板202にはネジ孔206が形成されてなり、保持枠201の底面と固定ネジ205によって固定される。これにより、透明固定板202は、保持枠201の底面から突設されてなる。また、透明固定板202は、メーター装置2の表示面2cの外周に形成された周壁2fの内縁形状より僅かに小さい形状に形成されてなる。したがって、保持枠201に固定された透明固定板202を周壁2fに嵌め込むことによって、保持枠201及びメーター読取り装置1をメーター装置2に着脱可能に取り付けることができる。
透明固定板202を備えるアタッチメント部材200によれば、メーター装置2の外周に把持できる構造がない場合であってもアタッチメント部材200を取り付けることができる。
また、図22には、アタッチメント部材200の一例に関する分解斜視図を示す。この例に示すように透明固定板202を円板状に形成し、周壁2fの内縁形状が円形のメーター装置2に保持枠201及びメーター読取り装置1を取り付ける場合であれば、メーター読取り装置1の開口9面に垂直な軸Yを回転軸とする角度位置を任意の角度に調整したうえで取り付けることができる。具体的には、軸Yを回転軸とする角度位置のずれが生じている場合であっても、目視窓8から開口9を通して表示面2cを見ながら角度位置の調整を容易に行うことができる。透明固定板202は、特にメーター装置2に前述の外周壁の凸部2dが設けられていない場合であっても、メーター装置2の周壁2fを用いてメーター読取り装置1を、角度位置が正確な状態で取り付けることができる。
そして、当該角度位置の調整によって、メーター読取り装置1が計測値を撮像して読み取る際の読み取りの失敗確率を軽減することができる。
保持枠201は、メーター読取り装置1を嵌め込むことができる枠部218を備えてなる。また、枠部218の底面を貫通して開放窓219が形成されてなる。開放窓219は、枠部218に嵌め込まれたメーター読取り装置1の目視窓8及び開口9と連通する位置に形成されてなる。これにより、枠部218に嵌め込まれたメーター読取り装置1の目視窓8から覗くと、アタッチメント部材200が取り付けられたメーター装置2の表示面2cに表示された計測値を目視で確認することができる。
本実施の形態においては、枠部218の底面は、開放窓219の周辺が一段掘り下げられ、枠状リング220を嵌め込むことができる。枠状リング220を嵌め込むことにより、枠部218に嵌め込まれたメーター読取り装置1の周面から開放窓219への水の侵入を防止することができる。
さらに、枠部218に嵌め込まれたメーター読取り装置1は、ネジ221によって保持枠201にネジ止め可能な固定爪222によって枠部218の底面方向に押し付けられて固定される。固定爪222は、ネジ止めされた状態で、枠部218の平面端を径方向内側まで延出する爪片223によって、メーター読取り装置1の平面を圧接して固定する。
〔アタッチメント部材300について〕
図23は、アタッチメント部材300にメーター読取り装置1を取り付けた状態の斜視図を示す。アタッチメント部材300は、メーター読取り装置1を、メーター装置2に取り付け可能とするものである。アタッチメント部材300は、メーター読取り装置1を保持する保持枠301を備える。
さらに図23を参照しながらアタッチメント部材300の構造について具体的な例を説明する。保持枠301の外周面には固定ネジ穴302が設けられてなる。固定ネジ穴302は、一般的な三脚固定用に用いられる規格に合わせた大きさ及びネジ山を備えた穴であることが好ましい。これにより、カメラ機器固定用に開発されている様々な固定器具310を固定ネジ穴302に取り付けることができる。アタッチメント部材300が固定ネジ穴302を備えることによって、図24に示すように、メーター装置2に近接してパイプなどの障害物311が存在して、メーター読取り装置1をメーター装置2に直接固定することができないような場合であっても、メーター読取り装置1をメーター装置2の正面に当接させた状態で保持させることができ、メーター装置2に表示された計測値を撮像して読み取ることができる。
なお、固定ネジ穴302は、保持枠301の外周面に複数設けられてなることが好ましい。障害物311との位置関係など状況に合わせて、都合のよい固定ネジ穴302に固定器具310を取り付けることができるからである。
保持枠301は、メーター読取り装置1を嵌め込んだ際にメーター読取り装置1の上面に掛け止めて固定する固定爪303を備えてなる。また、保持枠301の底面を貫通して開放窓304が形成されてなる。開放窓304は、保持枠301に嵌め込まれたメーター読取り装置1の目視窓8及び開口9と連通する位置に形成されてなる。これにより、保持枠301に嵌め込まれたメーター読取り装置1の目視窓8から覗くと、アタッチメント部材300が取り付けられたメーター装置2の表示面2cに表示された計測値を目視で確認することができる。
さらに、保持枠301の外周面には、固定ベルト312を通すことができるベルト挿通孔305が設けられてなる。ベルト挿通孔305は、保持枠301の外周面に複数設けられてなることが好ましく、特に、保持枠301の対向する辺のそれぞれに対応する位置に設けられてなることが好ましい。ベルト挿通孔305に通された固定ベルト312は、メーター装置2の突起部等に引っ掛けて固定することができる。また、メーター装置2の胴体部に巻き付けて互いを結束し、保持枠301とメーター装置2とを引っ張り力によって固定することができる。また、ベルト挿通孔305を複数設けることによって、保持枠301の裏面がメーター装置2の表面にしっかりと当接した状態に固定させることができる。なお、ベルト挿通孔305は、アタッチメント部材100、200など他の形態に係るアタッチメント部材の保持枠101、201の外周面に設けられてなることとしても好ましい。
さらに、本発明に係るアタッチメント部材100、200、300には、保持枠101、201、301に沿ってそれぞれの保持枠に取り付けられた状態のメーター装置2の正面よりも垂直方向に高さが高く形成された遮光カバーが、前記保持枠に連接して設けられてなることが好ましい。遮光カバーは、日光等の外部光がメーター読取り装置1の開口9に入射することを防止でき、外部光の散乱よってメーター読取り装置1の表示面2cに表示された文字に対する視認性が低下することを防止することができる。そのため、遮光カバーは、保持枠の上端部に形成されてなることが好ましい。なぜならば、メーター装置2の表示面2cは視認性を高めるために垂直であることが多く、この場合、メーター読取り装置1は取り付けられた状態において正面が水平面に対して垂直となることが一般的であるため、野外において上方から照射される日光の入射を防止できるからである。また、遮光カバーはアタッチメント部材と一体に成形されてもよいが、ネジ止めなどにより別部材として形成された遮光カバーを保持枠に取り付け可能に構成してもよい。
以下、アタッチメント部材300に取り付け可能な遮光カバー306を例として説明する。遮光カバー306は、図26(a)に示すように、保持枠301よりも高さが高く、内周面が保持枠301の外周面に沿った形状に形成されたコ字型の壁状部材に形成されてなる。遮光カバー306をアタッチメント部材300に取り付ける方法の一例を図26(a)、(b)に示す。遮光カバー306を、図26(a)の矢印Mに示すように、保持枠301の外周面に当接させた後、保持枠301の内側から図示しない固定ネジを六角レンチNによってネジ穴に挿入し、遮光カバー306の内面に形成したネジ穴306aと螺合させることができる。これにより、遮光カバー306をアタッチメント部材300に固定することができる(図26(b))。
さらにまた、本発明に係るアタッチメント部材100、200、300の付属物として、メーター装置2の表示面2cよりも僅かに大きく形成され、裏表両面に粘着面を有する透明樹脂シートを備えることが好ましい。当該透明樹脂シートの裏面側の粘着面は表示面2cと粘着可能な取付粘着面である。アタッチメント部材をメーター装置2に装着する前に、あらかじめ前記透明樹脂シートを、取付粘着面が表示面2cを覆うように貼り付けておき、透明樹脂シートの表面側の粘着面をアタッチメント部材の開放窓にあらかじめ取り付けられた透明板に貼り付けることで、アタッチメント部材と表示面2cとの間に結露や浸水を防止することができ、メーター読取り装置1の表図面2cに表示された文字に対する視認性の低下を防止することができる。なお、透明樹脂シートは透明なアクリル樹脂によって構成されてなることが好ましい。アクリル樹脂は可視光に対する透明性が高いためである。また透明板は、アタッチメント部材200の場合、透明固定板202であってもよい。
以下、アタッチメント部材300を例に、前記透明樹脂シートを説明する。透明樹脂シート307の表面及び裏面は粘着面に形成されてなり、図27及び図28に示すように、裏面側の取付粘着面307aによってメーター装置2の表示面2cを覆うように貼り付けられてなる。また、この実施形態におけるアタッチメント部材300の開放窓304には、開放窓304の背面側開口部を覆うように透明板308が形成されてなり、透明樹脂シート307の表面側の粘着面307bは透明板308の裏面に密着して張り付けられてなる。透明樹脂シート307が表示面2cと透明板304との間に貼り付けられることによって、アタッチメント部材300と表示面2cとの間に結露や浸水を防止することができ、メーター読取り装置1の表図面2cに表示された文字に対する視認性の低下を防止することができる。
1 メーター読取り装置
2 メーター装置
6 筐体
8 目視窓
9 開口
10 鏡
13 カメラ
14 照明
15 基板
17 認識部
18 送信部
19 保存装置
20 端末装置
23 遠隔検針システム
100 アタッチメント部材
101 保持枠
102 固定部材
108 歯車状凹凸構造
112 環状回転環
115 小凸部
122 固定爪
200 アタッチメント部材
202 透明固定板
そこで、上記課題を解決する手段として本発明に係るメーター読取り装置は、水道、ガス、電気等のエネルギー供給媒体の使用量を計測して計測値を表示面に表示する既設のメーター装置から前記計測値を読み取るメーター読取り装置であって、前記表示面を含む撮像範囲を撮像するためのカメラと、前記カメラを収容する筐体と、前記筐体の背面に設けられ、前記表示面を正面側に露出させる矩形の開口と、前記開口の縁の近傍において、前記表示面に表示される前記計測値の数列に沿って列状に配設され、前記開口から前記筐体の背面外側に向かって光を照射する照明と、を有し、前記筐体の内部には鏡が設けられ、前記鏡は、前記表示面に対して一定の角度をもって対向するように配置されると共に、前記表示面で反射された光を前記開口を通して反射するように構成され、前記カメラは、前記鏡によって反射された光を受光することで、前記撮像範囲を撮像するように構成されてなり、前記カメラにより撮像された画像データから前記メーター装置の計測値を認識し、その認識した計測値を表す数値データを生成するように構成された認識部と、前記画像データ若しくは前記数値データを保存する保存装置と、を備えることを特徴とする。保存装置は、例えば半導体メモリ媒体によって構成されるものであることが好ましく、メーター読取り装置の筐体内、下記副筐体、若しくはネットワーク上に設置されてなるもののいずれであってもよいし、これらを組み合わせることもできる。前記鏡は、ハーフミラーであることが好ましい。鏡をハーフミラーとすることによって、鏡を回転駆動させることなく前記表示面からの光を前記カメラに撮像させることができると共に、前記筐体の外部から前記表示面に表示された計測値を目視により確認することができるからである。

Claims (10)

  1. 水道、ガス、電気等のエネルギー供給媒体の使用量を計測して計測値を表示面に表示する既設のメーター装置から前記計測値を読み取るメーター読取り装置であって、
    前記表示面を含む撮像範囲を撮像するためのカメラと、
    前記カメラを収容する筐体と、
    前記筐体の背面に設けられた開口と、を有し
    前記筐体の内部には鏡が設けられ、
    前記鏡は、前記表示面に対して一定の角度をもって対向するように配置されると共に、前記表示面で反射された光を前記開口を通して反射するように構成され、
    前記カメラは、前記鏡によって反射された光を受光することで、前記撮像範囲を撮像するように構成されてなり、
    前記カメラにより撮像された画像データから前記メーター装置の計測値を認識し、その認識した計測値を表す数値データを生成するように構成された認識部と、
    前記画像データ若しくは前記数値データを保存する保存装置と、を備える
    ことを特徴とするメーター読取り装置。
  2. 前記鏡がハーフミラーによって構成されてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のメーター読取り装置。
  3. 前記画像データ若しくは前記数値データをネットワーク上に設置される保存装置に送信するように構成された送信部と、を備え、
    前記送信部から送信される前記画像データ若しくは前記数値データが、LPWA規格に基づいて送信される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のメーター読取り装置。
  4. 前記認識部を収容するように構成され、前記筐体とは別体の副筐体を備える
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のメーター読取り装置。
  5. 前記認識部は、
    前記画像データの画像解析を行って、前記撮像範囲に含まれる計測値を表す文字形状特徴を抽出する文字解析部と、
    学習済みの前記認識部に対して、前記文字形状特徴の種別と関連付けて入力し、前記文字形状特徴から特定の文字を導出して文字データとして変換する変換部と、
    前記文字データを前記計測値に対応する文字列として前記数値データを作成する数値データ作成部と、を備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のメーター読取り装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のメーター読取り装置と、
    前記保存装置から、ネットワークを介して前記数値データを取得するデータ取得手段と、を備える
    ことを特徴とする遠隔検針システム。
  7. 前記保存装置がクラウドに設けられてなる
    ことを特徴とする請求項6に記載の遠隔検針システム。
  8. 前記データ取得手段が取得した前記数値データを出力する出力部を備える
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の遠隔検針システム。
  9. 水道、ガス、電気等のエネルギー供給媒体の使用量を計測して計測値を表示面に表示する既設のメーター装置から、前記表示面に表示された計測値を、筐体を備えると共に前記筐体の背面に形成された開口を通して前記筐体の内部に設けられたカメラによって読み取るメーター読取り装置を、前記メーター装置に取り付け可能とするアタッチメント部材であって、
    前記メーター読取り装置を保持可能であって、前記開口と連通可能となる位置に開放窓が形成されてなる保持枠と、
    前記保持枠に接続されると共に、前記メーター装置と着脱可能に固定することができる把持部を備える中空の環状に形成されてなる固定部材と、を備え、
    前記保持枠は、前記固定部材に対して前記表示面と対向する面に垂直な軸を回転軸として回動可能に接続されてなる
    ことを特徴とするアタッチメント部材。
  10. 水道、ガス、電気等のエネルギー供給媒体の使用量を計測して計測値を表示面に表示する既設のメーター装置から、前記表示面に表示された計測値を、筐体を備えると共に前記筐体の背面に形成された開口を通して前記筐体の内部に設けられたカメラによって読み取るメーター読取り装置を、前記メーター装置に取り付け可能とするアタッチメント部材であって、
    前記メーター読取り装置を保持可能であって、前記開口と連通可能となる位置に開放窓が形成されてなる保持枠と、
    保持枠の底面から突設されて、前記メーター装置の前記表示面の外周に形成された周壁に着脱可能に嵌め込み可能な透明固定板と、を備える
    ことを特徴とするアタッチメント部材。
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