JPWO2020246596A1 - 店舗用デジタルサイネージ - Google Patents

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Abstract

対応する表示画面(103a〜103e)にそれぞれ映像を表示する複数の表示制御装置(105a〜105e)と、前記複数の表示画面(103a〜103e)の前方を撮影するカメラ(102)と、前記複数の表示画面(103a〜103e)の前方の所定範囲内の人間の動き(例えば、陳列棚上の商品を取り上げる動き)を感知するセンサ(104b〜104e)と、前記カメラ(102)により撮影された映像及び前記センサ(104b〜104e)からの出力を解析するデータ解析部と、情報記憶部と、前記データ解析部による解析結果をもとに、前記情報記憶部に記憶されている情報を参照して、前記複数の表示制御装置(105a〜105e)を制御する制御部(100)とを備えている店舗用デジタルサイネージ(10)。

Description

本発明は、販売促進映像情報を店頭や店内等で提供する店舗用デジタルサイネージ(情報提供装置)に関する。
商品の売上げを向上させるためには、顧客のその商品に対する購買意欲を高めることが有効であり、その1つの手段として、その商品に関する販売促進情報を効果的に顧客に見せる情報提供装置がある。
例えば、特許文献1には、店舗内の陳列棚にセンサ及び表示装置を設置し、陳列棚に顧客が接近したことや顧客が商品を取り上げたり商品を注視したりしたことに基づき、表示装置に表示されている画像を、その商品の宣伝広告画像に切り替えることが記載されている。しかし、これでは顧客の属性(性別、年齢等)に関わらず、全ての顧客に対して同一の販売促進情報を流すことになり、顧客によっては効果的な販売促進手段とはならない。
特開2018-099317号公報
本発明が解決しようとする課題は、店舗用デジタルサイネージにおいて、様々な属性の顧客に対して販売促進情報を効果的に提供できるようにすることである。
上記課題を解決するために成された本発明に係る店舗用デジタルサイネージは、
対応する表示画面にそれぞれ映像を表示する複数の表示制御装置と、
前記複数の表示画面の前方の所定の領域を撮影するカメラと、
前記カメラにより撮影された映像を解析するデータ解析部と、
情報記憶部と、
前記データ解析部による解析結果をもとに、前記情報記憶部に記憶されている情報を参照して、前記複数の表示制御装置を制御する制御部と
を備えていることを特徴とする。
本発明に係る店舗用デジタルサイネージの表示画面は、店舗内の陳列棚等の什器に取り付けられていてもよいし、店舗の壁や柱、天井等に取り付けられていてもよい。また、表示画面は、什器、店舗の壁、柱、天井等に予め取り付けられていてもよく、既存の什器、店舗の壁、柱、天井等に後から取り付けられてもよい。店舗の壁、柱、天井等の一部の領域を表示画面として利用することもできる。この場合、表示制御装置は、壁等に映像を投影するプロジェクタとなる。なお、以下の説明において、特に断らない限り、映像には静止画、動画の両方を含むこととする。
本発明に係る店舗用デジタルサイネージでは、データ解析部が、カメラで撮影した、複数の表示画面の前方の所定の領域の映像を解析して、該領域に人間が居るか否か、人間が居る場合は、その人間の属性(性別、年齢等)を判断する。制御部は、データ解析部が解析した結果に基づき、情報記憶部に記憶されている情報を参照し、複数の表示制御装置に、解析結果に応じた適宜の映像を、それぞれに対応する表示画面に表示させる。情報記憶部には、例えば、人間の属性と表示画面に表示させる映像の情報とが対応付けて記憶されている。映像情報は、表示画面に映像を表示するための映像信号でもよく、外部記憶装置に格納されている映像信号を含むファイルを表す識別番号でもよい。前者の場合、制御部は、情報記憶部から映像信号を読みだして表示制御装置に送る。後者の場合、制御部は、外部記憶装置から映像信号を含むファイルを入手し、該映像信号を表示制御装置に送る。このような構成においては、店舗内に設置された複数の表示画面の前に顧客(人間)が立つと、或いは近づくと、その顧客の属性に応じた映像を表示画面に表示させることができる。
上記店舗用デジタルサイネージにおいては、
さらに、前記複数の表示画面の前方の所定範囲内に存在する人間の動作を検出するためのセンサを備え、
前記データ解析部はさらに、前記センサの検出結果を解析することが望ましい。
上記構成の店舗用デジタルサイネージにおいて、「人間の動作」とは、例えば陳列棚に置かれた商品を持ち上げる動作、商品に触れる動作、商品を使用する動作等である、これらの動作は、例えば重量センサ、接触センサ、加速度センサによって検出することができる。また、「人間の動作」は、前記所定範囲に人間が進入してきたことでもよい。この動作は、例えば赤外線センサ、超音波センサで検出することができる。前記所定の範囲は、前記カメラの撮影領域と同じ大きさでもよいが、前記撮影領域よりも小さい方が好ましい。
上記店舗用デジタルサイネージによれば、人間(顧客)の属性だけでなく、その人間の動作に応じた特定の商品(つまり、顧客が関心を示した特定の商品)のプロモーション映像を複数の表示画面に表示させることができる。
上記店舗用デジタルサイネージにおいては、前記複数の表示画面のそれぞれに表示される部分映像が1つの映像を形作るような該部分映像を、前記複数の表示制御装置は、対応する表示画面に表示するように構成することができる。この場合、複数の表示制御装置は、対応する表示画面に部分映像を同期して表示するとよい。複数の表示制御装置は、HTMLデータを用いて前記表示画面に映像を表示する構成にすれば、複数の表示画面に表示される部分映像を容易に同期することができる。
また、前記表示制御装置が、対応する表示画面を分割してなる複数の領域に、複数の異なる映像を同時に表示するものでもよい。この場合も、表示制御装置がHTMLデータを用いて表示画面に映像を表示する構成であれば、1個の表示画面に複数の映像を容易に表示することができる。
本発明に係る店舗用デジタルサイネージによれば、複数の表示画面の前方の所定の領域に存在する人間(顧客)の属性(性別、年齢等)に応じた適宜の映像(例えば販売促進映像)を、その人間に対して効果的に提供することができる。
本発明に係る店舗用デジタルサイネージの第1実施形態の斜視図。 店舗用デジタルサイネージを含む情報提供システムの概略構成図。 店舗用デジタルサイネージの表示画面に映像を表示する処理の手順を示すフローチャート。 店舗用デジタルサイネージの表示画面に初期映像が表示されている状態を例示する図。 顧客の属性が男性である場合に表示画面に表示される映像の例(1)、女性である場合に表示画面に表示される映像の例(2)、若年層の女性である場合に表示画面に表示される映像の例(3)、老齢者である場合に表示画面に表示される映像の例(4)。 男性の顧客が特定の商品を取り上げる動作を行ったときに表示画面に表示される映像の例(1)、若年層の女性の顧客が特定の商品を取り上げる動作を行ったときに表示画面に表示される映像の例(2)。 本発明に係る店舗用デジタルサイネージの第2実施形態の斜視図。 店舗用デジタルサイネージの表示画面に初期映像が表示されている状態を例示する図。 顧客の属性が女性である場合に表示画面に表示される映像の例。 第3実施形態のシステムの概略構成図。 部分映像信号の作成処理の手順を示すフローチャート。 陳列棚の表示領域における各表示画面の位置を示す説明図。 映像信号から各表示画面に対応する部分映像信号を抽出する処理の説明図。 1個の主表示画面と4個の副表示画面を有する陳列棚の各表示画面に部分映像が表示された様子を示す図。 5個の副表示画面を有する陳列棚の各表示画面に部分映像が表示された様子を示す図。 本発明に係る店舗用デジタルサイネージが組み付けられた陳列棚の一例の正面図。 本発明に係る店舗用デジタルサイネージが組み付けられた陳列棚の一例の平面図。 本発明に係る店舗用デジタルサイネージが組み付けられた陳列棚の一例の背面図。 本発明に係る店舗用デジタルサイネージが組み付けられた陳列棚の一例の底面図。 本発明に係る店舗用デジタルサイネージが組み付けられた陳列棚の一例の右側面図。 本発明に係る店舗用デジタルサイネージが組み付けられた陳列棚の一例の左側面図。
<第1実施形態>
以下、本発明に係る店舗用デジタルサイネージの第1実施形態について図1〜図6を参照しつつ説明する。
本実施形態の店舗用デジタルサイネージ10は、図1に示すように、4枚の棚板101b〜101eを有する陳列棚101に組み込まれている。陳列棚101の最上部及び各棚板101b〜101eの前端部にはそれぞれLCD(Liquid Crystal Display)の表示画面(表示パネル)103a〜103eが取り付けられている。
以下、これら表示画面のうち、陳列棚101の最上部に取り付けられている表示画面を主表示画面103aといい、各棚板101b〜101eの前端部に取り付けられている表示画面を副表示画面103b〜103eという。副表示画面103b〜103eの後部には、それぞれの表示を制御する表示制御装置(セットトップボックス、STB)105b〜105eが配置されている。主表示画面103aの下部には、その表示を制御する表示制御装置105aが配置されている。
前記表示画面103a〜103eは予め陳列棚101に取り付けられていても良く、既存の陳列棚に後から取り付けられても良い。表示画面103a〜103eのそれぞれと、各表示画面に対応する表示制御装置105b〜105eとをユニット化すると、陳列棚に対して表示画面と表示制御装置をまとめて取り付け易くなる。
各棚板101b〜101eの前部にはセンサ104b〜104eが埋め込まれている。センサ104b〜104eは、それぞれが埋め込まれた棚板の上に置かれた商品が持ち上げられたことを検知する。
主表示画面103aの下部にはカメラ102が取り付けられている。このカメラ102は、主表示画面103の前方の所定の領域を撮影する。また、主表示画面103aの下部には組込端末100が組み込まれている。
図2に示すように、上記の店舗用デジタルサイネージ10は、インターネット40を介して顔認識装置200、ウェブサーバ300と接続されており、これら顔認識装置200及びウェブサーバ300とともに情報提供システムを構成している。
組込端末100は、機能ブロックとして入力部100a、情報記憶部100b、データ解析部100c、送受信部100d、及び制御部100eを備えている。入力部100aには、カメラ102が撮影した映像のデータ、及びセンサ104b〜104eの検出信号が入力される。情報記憶部100bには、表示画面103a〜103eに表示される複数の映像のデータが記憶されている。データ解析部100cは、カメラ102が撮影した映像、センサ104b〜104eの検出信号を解析する。なお、特に断らない限り、以下の説明では、カメラ102が撮影した映像、表示画面103a〜103eに表示される映像には、静止画、動画の両方が含まれるものとする。
顔認識装置200は、カメラ102で撮影され、データ解析部100cで解析された後の映像データに基づいて該映像に含まれている人間の特徴を数値化し、該人間の属性を判定するものである。顔認識装置200は、本情報提供システムを提供する業者が用意した専用のコンピュータ(サーバ)にそのような機能を有する顔認識プログラムをインストールしたものであってもよいし、既存のインターネットサービス(例えば、Microsoft社が提供するクラウドサービスMicrosoft Azureの一機能であるFace API)等を利用するものであってもよい。本実施形態の情報提供システムで用いる顔認識装置200は、機能ブロックとしては、送受信部200aと顔認識部200bを備えている。
ウェブサーバ300は、本情報提供システムを提供する業者が用意するサーバであり、1又は複数の店舗用デジタルサイネージ10の組込端末100と接続されている。ウェブサーバ300は、それら1又は複数の店舗用デジタルサイネージ10の表示画面に映像を表示するための映像データを保持し、各店舗用デジタルサイネージ10に配信する機能を有する。また、ウェブサーバ300は、1又は複数の店舗用デジタルサイネージ10が備えるカメラ102で撮影された映像のデータ、センサ104a〜104dで検出されたデータを集積し、これら集積したデータを解析して顧客の属性構成や購買行動等をデータ化する機能を有するようにしてもよい。ウェブサーバ300は機能ブロックとして、入力部300aと情報処理部300bと出力部300cを備えている。
ウェブサーバ300は、本情報提供システムを提供する業者の施設に設けられていてもよいし、各店舗用デジタルサイネージ10が設置されている店舗(チェーン店)の本部や各店舗に設置されていてもよい。
第1実施形態の店舗用デジタルサイネージ10の動作について図3のフローチャートを参照しつつ説明する。このフローチャートは、上述の組込端末100、ウェブサーバ200、顔認識装置300のそれぞれの機能ブロックが行う処理の手順を示したものである。ここでは、店舗用デジタルサイネージ10の表示映像が、該店舗用デジタルサイネージ10の前に近づく顧客の属性に応じて切り替わる動作の処理手順を示す。
店舗用デジタルサイネージ10が設置されている店舗の責任者又は従業員によって店舗用デジタルサイネージ10のスイッチが投入されると、組込端末100、カメラ102、及びセンサ104b〜104eが起動する(ステップ1)。すると、組込端末100は、インターネット40を介してウェブサーバ300と通信し、店舗用デジタルサイネージ10が受け取るべき新たな映像データがウェブサーバ300に存在するか否かをウェブサーバ300に問い合わせる(ステップ2)。ウェブサーバ300は、入力部300aを通じて受信したそのような問合せを情報処理部300bで処理し、問い合わせてきた店舗用デジタルサイネージ10において保持されている映像データが最新のものであるか否かを判断する。店舗用デジタルサイネージ10に対応する新しい映像データがこのウェブサーバ300内に存在することが判明した場合、ウェブサーバ300は出力部300cを介してインターネット40経由で店舗用デジタルサイネージ10にその新しい映像データを送る。店舗用デジタルサイネージ10の組込端末100は、こうして送受信部100dにより受信された新しい映像データを情報記憶部100bに記憶する(ステップS3)。併せて、古い、不要な映像データは消去される。
情報記憶部100b内の映像データを最新のものにアップデートした後、制御部100eは、所定の映像データを各表示制御装置105a〜105eに送り、それぞれに対応する表示画面103a〜103eに所定の初期映像を表示させる(ステップS4)。この映像は、例えば図4に示すような、店舗の一般的な紹介情報、その時々のセール情報が含まれる映像であり、通常時に表示される。情報記憶部100bには複数種類の初期映像が記憶されていて、所定の時間毎に初期映像が切り替わるようにしてもよい。
また、カメラ102が撮影した陳列棚101の前方の所定の領域の映像データ、及びセンサ104b〜104eの検出信号は、入力部100aを通して組込端末100に送信される。受信された映像データ及び検出信号は、データ解析部100cにおいて解析され(ステップ5)、映像中に人間の顔に相当する領域が含まれるか否かが判定される(ステップ6)。人間の顔に相当する領域が含まれると判定された場合(ステップ6において「Yes」)には、その領域の画像データ(顔画像データ)が抽出され、送受信部100dを介してインターネット40経由で顔認識装置200に送られる(ステップS7)。一方、映像中に人間の顔に相当する領域が含まれないと判定された場合(ステップ6において「No」)は、ステップ4に戻り、初期映像の表示が継続される。
顔認識装置200では、店舗用デジタルサイネージ10の組込端末100から送られてきた顔画像データを送受信部200aで受け、顔認識部200bにおいて、その人間の性別、年齢等の属性を判定する。顔認識装置200はその判定データ(属性データ)を、インターネット40を経由して、顔画像データが送られてきた店舗用デジタルサイネージ10の組込端末100に送る。組込端末100が属性データを受信すると(ステップS8)、制御部100eは、情報記憶部100bに保存されている複数の映像データの中から、その属性に対応する映像データを選択し、それを複数の表示制御装置105a〜105eに送る。これら表示制御装置105a〜105eは、受信した映像データに含まれる映像信号を、対応する表示画面103a〜103eに送り、映像を表示する(ステップS9)。
表示画面103a〜103eに表示される映像は、互いに異なる映像でもよく、1つの映像を形作るような複数の映像が複数の表示画面103a〜103eに表示されるようにしてもよい。後者の場合、表示制御装置105a〜105eは、同期して映像信号を表示画面103a〜103eに送ることが好ましい。また、映像信号は、1つの表示画面を複数の領域に分割した各分割領域に、互いに異なる映像を表示するようなものでもよい。
図5に、属性の判定結果に基づき表示画面に表示される映像の例を示す。図5(1)及び図5(2)は、それぞれ属性の判定結果が「男性」及び「女性」であった場合の映像の例である。また、図5(3)及び図5(4)は、それぞれ属性の判定結果が「若年層」及び「老齢層」であった場合の映像の例である。
また、ステップ5において、センサ104b〜104eの検出結果を解析し、人間の動作(棚板上に載置された商品を取り上げる動作等)があったと判定されていた場合は、ステップ9において、制御部100eは、動作があったことが判定されたセンサに対応する棚板に取り付けられた表示画面に表示させる映像データと、その他の表示画面に表示される映像データとを異ならせる。これにより、陳列棚の棚板に置かれた特定の商品を取り上げた人間(顧客)に対し、その商品の購買意欲を高めるようなプロモーション用映像を提供することができる。
図6は、特定の商品を取り上げる動作があったときに表示画面に表示される映像の例を示している。例えば、陳列棚101に男性が近づき、その男性が棚板101b上の商品を手に取った場合は、図6(1)に示すように、表示画面103a〜103eには、「男性」向けの天然水の宣伝映像が表示され、表示画面103bのみ、その商品を強調する宣伝映像(他の表示画面に表示される宣伝映像とは異なる映像)が表示される。また、陳列棚101に若年層の女性が近づき、その女性が棚板101cの商品を手に取った場合は、図6(2)に示すように、表示画面103a〜103eには「若年層の女性」向けの食物繊維入り飲料の宣伝映像が表示され、表示画面103cのみ、その商品を強調する宣伝映像(他の表示画面に表示される宣伝映像とは異なる宣伝映像)が表示される。
本実施形態の店舗用デジタルサイネージ10において、表示制御装置105a〜105eが対応する表示画面103a〜103eに映像を表示するための映像データは、HTMLを用いて記述されていることが好ましい。この構成によれば、複数の表示画面103a〜103eに映像を連動して表示させたり、各表示画面103a〜103eを分割した領域に異なる映像を表示させたりする制御を容易に行うことができる。
属性データは、表示画面103a〜103eに映像を表示するときに使用されるのみならず、組込端末100の情報記憶部100bに蓄積してもよい。また、ウェブサーバ300が備えるデータベースに集積するようにしてもよい。こうして蓄積・集積された属性データは、各店舗用デジタルサイネージ10のデータ解析部100cにおいて解析したり、ウェブサーバ300で解析したりすることにより、店舗用デジタルサイネージ10の表示画面103a〜103eに表示すべき映像データの選択指針を構築することができる。さらに、法的に利用が可能であれば、蓄積・集積された属性データを店舗用デジタルサイネージ以外のセールスプロモーションに用いてもよい。
<第2実施形態>
本発明に係る店舗用デジタルサイネージの第2実施形態を図7〜図9を参照して説明する。第2実施形態の店舗用デジタルサイネージ10Aは、第1実施形態と同様の陳列棚101の各表示画面103a〜103eに加え、店舗の柱、窓及び壁面等にも商品の宣伝画像(映像)を表示するものである。以下、第1実施形態と同一部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態の店舗用デジタルサイネージ10Aは、図7に示すように、4枚の棚板101b〜101eを有する陳列棚101に組み込まれたシステムと、天井451に組み付けられたシステムから成る。陳列棚101に組み込まれたシステムは、前記第1実施形態のものと同じである(図1参照)。天井451に組み付けられたシステムは、壁面450の投影領域413a〜413d(本発明の表示画面に相当)にそれぞれ映像を投影する投影装置(プロジェクタ)403a〜403dと、各投影装置403a〜403dを制御する表示制御装置(セットトップボックス、STB)405a〜405dと、壁面付450付近の領域を撮影するカメラ402とを含む。表示制御装置405a〜405dは、いずれも陳列棚101に設けられた前記組込端末100に接続されており、陳列棚101の表示制御装置103a〜103eと同様に、組込端末100による制御下に置かれる(図2、図3参照)。
本実施形態の店舗用デジタルサイネージ10Aでは、表示画面が壁面450の投影領域413a〜413dとなっているため、よりダイナミックな表示が可能となる。例えば、通常は図8のような映像(画像)が壁面450の投影領域413a〜413d及び陳列棚101の表示画面103a〜103eに表示されている。この状態で、女性の顧客が店舗内に入り、壁面450又は陳列棚101に近づくと、投影領域413a〜413d及び陳列棚101の表示画面103a〜103eに表示される映像が、図9に示すような映像に切り替わる。
なお、本実施形態のシステムでは、壁面450付近の領域又は陳列棚101の前方の所定の領域の撮影は、天井451に取り付けられたカメラ402だけでも可能であるが、カメラ402と、陳列棚101に取り付けられたカメラ102の両方を用いて撮影してもよい。カメラ402とカメラ102の両方を用いれば、顧客の動きに合わせて、壁面450と陳列棚101の表示画面103a〜103eのそれぞれに適切な映像を表示させることができる。
<第3実施形態>
図10は、本発明の第3実施形態であるシステムの概略構成を示している。このシステムは、インターネット40を介して互いに接続された、店舗用デジタルサイネージ10Bと、サーバ20と、映像データ提供端末30とを含んでいる。映像データ提供端末30は、このシステムを提供する事業者によって使用されるコンピュータである。
サーバ20の実体は、通信事業者が設置した汎用サーバ(いわゆるクラウドサーバ)であり、CPU21、メモリ22、及びハードディスクや半導体メモリ等の大容量記憶装置から成る記憶部23を備えている。記憶部23には、OS231及び顔認識プログラム232が記憶されていると共に、属性情報記憶部233、受信データ記憶部234が設けられている。顔認識プログラム232は、組込端末100Bから送られてきた映像データに含まれる人間の特徴を数値化し、該人間の属性を判定するものである。属性情報記憶部233には、顔認識プログラム232で人間の属性を判定するための情報が記憶されている。サーバ30は、更に、外部装置との接続を司る通信インターフェース(I/F)24を備えており、該通信I/F24を介してインターネット40に接続されている。
映像データ提供端末30の実体は、パーソナルコンピュータ、タブレット端末等のコンピュータであり、図示は省略するが、CPUと、メモリと、液晶ディスプレイ等から成る表示部と、キーボード、マウス、又はタッチパネル等から成る入力部と、ハードディスク又は半導体メモリ等から成る記憶部と、外部装置との通信を司るインターフェースを備えている。このインターフェースにより、映像データ提供端末30は無線LAN、ネットワークケーブル等を介してインターネット40に接続されている。映像データ提供端末30は、更に、所定のプログラムを動作させることによりソフトウェア的に構成された機能部であるWebブラウザ31、映像データ送信部32、及び映像データ記憶部33を備えている。
なお、ここでは、サーバ20をクラウドサーバとし、インターネット40を介してサーバ20と映像データ提供端末30を接続する構成としたが、これに代えて、サーバ20を映像データ提供会社の社内に配置してもよい。この場合、サーバ20と映像データ提供端末30とをネットワークケーブル又は無線LAN等から成る社内ネットワークを介して互いに接続する構成としてもよい。
店舗用デジタルサイネージ10Bは、組込端末100B以外の構成は第1実施形態とほぼ同じであるため、ここでは、組込端末100Bの構成を中心に説明する。組込端末100Bは、演算処理部110、内部通信インターフェース(I/F)120、外部通信インターフェース(IF)130、操作部140、映像入力端子151及びセンサ入力端子152を備えている。また、演算処理部110は、表示制御部111、同期信号生成部112、情報記憶部113、データ解析部114、映像信号処理部115、センサ信号処理部116を有している。組込端末100Bは、インターネット40に接続された外部通信I/F130を通じて、映像データを映像データ提供端末30から受信する。
映像信号処理部115は、外部通信I/F130を通して組込端末100Bが受信した映像信号を処理して、表示画面103a〜103eのそれぞれに映像を表示するための映像信号を生成し、生成された映像信号は情報記憶部113に記憶される。以下の説明では、表示画面103a〜103eに表示される映像を「部分映像」といい、部分映像を表示するための映像信号を「部分映像信号」という。このとき、情報記憶部113には、1個の映像信号から生成された5個の部分映像信号(5個の表示画面103a〜103e用の部分映像信号)を一組とし、各組に人間の属性に関する情報が付帯された部分映像データとして記憶される。部分映像データの生成方法については後述する。
カメラ102によって撮影された映像の信号は映像入力端子151を通して組込端末100Bに入力される。また、センサ104b〜104eの検出信号はセンサ入力端子152を通して組込端末100Bに入力される。組込端末100Bに入力されたカメラ102の映像信号は、インターネット40を介してサーバ20に送信され、そこで、解析される。また、センサ104b〜104eの検出信号はそれぞれデータ解析部114に入力され、そこで解析される。
表示制御部111は、データ解析部114の解析結果に基づき、適宜の部分映像データの組を情報記憶部113から抽出し、内部通信I/F120を通じて表示制御装置105a〜105eに送信する。同期信号生成部112は、表示制御装置105a〜105eが表示画面103a〜103eに映像の表示を開始するタイミングを同期させるための同期信号を生成する。
次に、部分映像信号の生成方法について図11〜図14を参照して説明する。
店舗用デジタルサイネージ10Bの組込端末100Bと映像データ提供端末30とがインターネット40を介して接続されている状態で操作部140が操作されると、表示制御部111は、情報記憶部113に記憶されている部分映像データが、最新の映像信号に基づいて作成されたものであるか否かを映像データ提供端末30に対して問い合わせる。部分映像データが最新の映像信号に基づき作成されたものであるか否かは、映像データ提供端末30に保存されている映像信号の数と情報記憶部113に記憶されている部分映像データの組の数の比較、映像信号が保存された日付と部分映像データの組が保存された日付の比較等により判断される。
情報記憶部113に記憶されている部分映像データが最新の映像信号に基づき作成されたものでない場合、ウェブサーバ300は、最新の映像信号を組込端末100Bに送信する。組込端末100Bが受信した映像信号は映像信号処理部115に送られ、そこで処理されて部分映像データが作成される。
具体的には、店舗用デジタルサイネージ10Bが主表示画面103aを有しているか否かが判断され(ステップ11)、主表示画面103aを有している場合は(Yes)、該主表示画面103aのタテ及びヨコの寸法、解像度が設定される(ステップ12)。主表示画面103aのタテ及びヨコの寸法、解像度は、映像信号処理部115に予め記憶されていてもよく、作業者が操作部140を操作することにより入力しても良い。以下に説明する副表示画面のタテ及びヨコの寸法、解像度についても同様である。
次に、一番上の副表示画面(図1に示す例では副表示画面103b)のタテ、ヨコの寸法及び解像度が設定される(ステップ13)。通常は、主表示画面と副表示画面の解像度は同じため、ステップ3における解像度の設定は省略される。続いて、この副表示画面と主表示画面103aの間の距離が設定される(ステップ14)。この距離も、映像信号処理部115に予め記憶されていてもよく、作業者が操作部140を操作することにより入力しても良い。
次のステップ15では、次の副表示画面が存在するか否かが判断され、存在する場合は、ステップ13と同様に、その副表示画面のタテ及びヨコの寸法、解像度が設定され(ステップ16)、すぐ上の副表示画面との間の距離が設定される(ステップ17)。副表示画面の数だけステップ16、17の処理が繰り返されると(つまり、「次の副表示画面」が存在しない場合(ステップ15にてNo))は、ステップ18において、陳列棚101の表示領域における各表示画面の位置が設定された後、ステップ19において、映像信号から、各表示画面に表示される部分映像の信号が作成される。
ここで、陳列棚101の表示領域は、陳列棚101に固有の領域であり、該陳列棚101に設置可能な表示画面が必ず表示領域内に位置するように定められている。また、映像データ提供端末30から組込端末100Bに送られてくる映像信号は、その組込端末100Bに対応する陳列棚101の表示領域の全体に映像を表示するものである。
例えば図12に示す陳列棚101は4個の棚板を有しており、これら棚板の前端部のそれぞれに副表示画面103b〜103eが取り付けられている。また、陳列棚101の上部には1個の主表示画面103aが取り付けられている。主表示画面103aと副表示画面103b〜103eは同一平面上にある。このような陳列棚101においては、タテ及びヨコの長さがそれぞれL1及びL2である、長方形状の表示領域160が設定されている。主表示画面103aのタテ及びヨコの長さは、それぞれW1及びH1であり、4個の副表示画面103b〜103eのヨコの長さは全てW2であり、タテの長さは上から順に、H2、H3、H4、H5であるとする。また、上下に並ぶ2個の表示画面の間の距離は、それぞれD1〜D4であるとする。すると、図12に示すように、表示領域160における各表示画面の位置は、長さL1、L2と、長さW1、W2、H1〜H5及び距離D1〜D4から、一意に求められる。
なお、ここでは、説明を簡単にするために、主表示画面103aの上端及び副表示画面103eの下端を、それぞれ表示領域160の上端及び下端と一致させたが、一致していない場合は、表示領域160における各表示画面の位置を求めるために、主表示画面103aの上端から表示領域160の上端までの距離、副表示画面103eの下端から副表示画面103eの下端までの距離も利用される。
陳列棚101の表示領域160における各表示画面101a〜101eの位置が決まると、組込端末100Bが受信した映像信号から各表示画面に対応する領域の映像信号(部分映像信号)が抽出される(ステップ19)。抽出された部分映像信号は、図13に示すように、映像信号が表す映像が表示領域160の全体に表示された状態で、各表示画面上に位置する部分映像に対応したものとなる。このようにして抽出された各表示画面の部分映像信号は、上述したように、その表示画面を表す識別番号が付された部分映像データとされ、5個の部分映像データを一組として属性データとともに情報記憶部113に記憶される。
図14は、上述した方法で抽出された部分映像信号が各表示画面103a〜103eに送られた結果、表示画面103a〜103eに部分映像が表示されている様子を示している。図14に示すように、5個の表示画面103a〜103eは、互いに離間した状態で陳列棚101に取り付けられており、隣り合う表示画面の間にはそれぞれ空間が存在するが、これらの空間に対応する映像は取り除かれ、表示画面に対応する部分映像のみが該表示画面に表示される。このため、組込端末100Bが受信した映像信号が表す映像(元の映像)にマーク、模様、文字等が含まれていた場合に、それらマーク等の一部が部分映像に含まれないことはあっても、元の映像におけるマーク等の配置を維持することができる。
図15は、5個の棚板を有する陳列棚101の各棚板の前端に表示画面(副表示画面)103b〜103fが取り付けられている場合に、これら5個の表示画面103b〜103fに部分映像が表示されている様子を示している。この陳列棚101には、主表示画面103aが取り付けられていない。このような陳列棚101においても、元の映像におけるマーク等の配置を維持しつつ、5個の表示画面103b〜103fのそれぞれに部分映像を表示することができる。
なお、上記実施形態では、陳列棚101に取り付けられた表示画面103a〜103eが同一平面上にあることから、表示画面103a〜103eのタテ、ヨコの長さ(画面寸法)、上下に並んだ表示画面103a〜103eの間の距離(間隔)に基づいて、陳列棚101の表示領域160における各表示画面103a〜103eの位置を設定した。一方、表示画面103a〜103eの一部または全部が同一平面上にないときは、画面寸法及び間隔と、陳列棚101の前方の所定の観察点から各表示画面103a〜103eまでの距離とに基づいて、表示領域160における陳列棚101の各表示画面103a〜103eの位置を設定するようにしてもよい。所定の観察点は、男性向けの商品、あるいは女性向けの商品が陳列されている陳列棚101の場合は、男性又は女性の平均的な目の高さであって陳列棚101から0.8m〜1.5m程度、該陳列棚101の前方の位置にするとよい。また、高齢者向けの商品が陳列されている陳列棚101の場合は、高齢者の平均的な目の高さであって、陳列棚101から0.5m〜1.0m程度、該陳列棚101の前方の位置にするとよい。
観察点から表示画面103a〜103eまでの距離を、表示領域160における表示画面103a〜103eの位置を設定するときの条件に加えることで、顧客の視野角が反映した映像を表示画面103a〜103eに表示することができる。
また、副表示画面103b〜103eよりも主表示画面103aの方が後方に位置する場合は、その分だけ副表示画面103b〜103eに表示する部分映像の大きさを主表示画面103aに表示する部分映像よりも小さくするようにしてもよい。
<変形例1>
第2実施形態の店舗用デジタルサイネージ10Aは、陳列棚101を含む構成としたが、陳列棚101は含まれていなくてもよい。この場合、店舗用デジタルサイネージ10Aは、壁面450に投影する投影装置(プロジェクタ)403a〜403d、表示制御装置405a〜405d、及び表示制御装置405a〜405dを制御する制御端末を備えることになる。制御端末、投影装置403a〜403d、及び表示制御装置405a〜405dをユニット化することが好ましい。
<変形例2>
本発明に係る店舗用デジタルサイネージが組み付けられた陳列棚の一例について、図16A−図16Fを参照して説明する。図16Aは、店舗用デジタルサイネージが組み付けられた陳列棚501の正面図である。図16Bは、陳列棚501の平面図、図16Cは、陳列棚501の背面図、図16Dは、陳列棚501の底面図、図16Eは、陳列棚501の右側面図、図16Fは、陳列棚501の左側面図である。
この陳列棚501は、店舗において、棚に配置したカメラにより撮影された顧客に対し、陳列商品に応じた、そして顧客の属性に応じた訴求広告を、棚板前面の表示画面と棚最上部の表示画面に表示する商品陳列棚である。陳列棚501は、第1実施形態の店舗用デジタルサイネージ10に含まれる陳列棚101の変形例である。陳列棚101と同一又は対応する構成については、詳細な説明を省略する。
この陳列棚501は、車輪511が取り付けられた基台510と、その上方に位置する4枚の棚板501b〜501eを有する。棚板501b〜501eは取り外し可能であり、棚板間の間隔を変更することができる。陳列棚501の最上部及び各棚板501b〜501eの前端部にはそれぞれLCD(Liquid Crystal Display)から成る表示画面503a〜503eが設けられている。これらの表示画面のうち、陳列棚501の最上部に設置されている表示画面を主表示画面503aといい、各棚板501b〜501eの前端部に設置されている表示画面を副表示画面503b〜503eという。主表示画面503aおよび副表示画面503b〜503eは、それぞれ陳列棚501に対して取り外し可能なユニットとなっている。主表示画面503aの表示は、主表示画面503aの下側に設けられた表示制御装置505aにより制御される。副表示画面503b〜503eの表示は、それぞれの背後に設けられた表示制御装置(セットトップボックス、STB)505b〜505dにより制御される。
主表示画面503aの下側の枠内には前方を撮影するカメラ502が設けられている。基台510に配置されたコントロールボックス512内には、第1実施形態で説明した陳列棚101と同じ組込端末100が組込まれている(図2参照)。主表示画面503aおよび副表示画面503b〜503eの表示制御装置505a〜505dは、組込端末100に接続され、組込端末100の制御下に置かれる。
コントロールボックス512内の組込端末100は、インターネット40に接続することで、インターネット40を介して顔認識装置200およびウェブサーバ300と通信可能となる(図2参照)。組込端末100は、カメラ502により撮影された顧客の顔画像データを、顔認証装置200に送信する。顔認識装置200は、顔画像データの入力を受けて、人間の性別、年齢等の属性を決定し、属性データを組込端末に送信する。組込端末100は、この属性データを受け組込端末100内の情報記憶部100bに保存されている複数の表示画像(映像)データの中から、属性に対応する表示画像(映像)データを選択し、それを、各表示画面503a〜503eを制御する複数の表示制御装置505a〜505dに送る。各表示制御装置505a〜505dが、送られてきた表示画像(映像)データを、対応する表示画面503a〜503eに表示させることで、主表示画面503aおよび副表示画面503b〜503eの表示が、顧客の属性に応じた広告に切り替わる。なお、各棚板501b〜501eにおいて、第1実施形態で説明した陳列棚101と同様に、商品等を載置する板の上面部に、その棚に置かれた商品の動きを検知するセンサが埋め込まれている場合には、各棚板501b〜501eに設けられたセンサにより商品が取り上げられたことを検知したときに、組込端末100は、その検知データに基づいて主表示画面503aおよび副表示画面503b〜503eに表示させる画像を変化させることもできる。
10、10A、10B、40…店舗用デジタルサイネージ
20…サーバ
30…映像データ提供端末
40…インターネット
100、100B…組込端末
100b…情報記憶部
100c…データ解析部
100e…制御部
101、501…陳列棚
102、402、502…カメラ
103a〜103e、503a〜503e…表示画面
104a〜104d…センサ
105a〜105e、405a〜405d、505a〜505d…表示制御装置
200…顔認識装置
300…ウェブサーバ
413a〜413d…投影領域(表示画面)
510…基台
511…車輪
512…コントロールボックス

Claims (10)

  1. 対応する表示画面にそれぞれ映像を表示する複数の表示制御装置と、
    前記複数の表示画面の前方の所定の領域を撮影するカメラと、
    前記カメラにより撮影された映像を解析するデータ解析部と、
    情報記憶部と、
    前記データ解析部による解析結果をもとに、前記情報記憶部に記憶されている情報を参照して、前記複数の表示制御装置を制御する制御部と
    を備えている店舗用デジタルサイネージ。
  2. さらに、前記複数の表示画面の前方の所定範囲内に存在する人間の動作を検出するためのセンサを備え、
    前記データ解析部はさらに、前記センサの検出結果を解析する
    請求項1に記載の店舗用デジタルサイネージ。
  3. 前記複数の表示制御装置が、HTMLデータを用いて前記表示画面に映像を表示する、請求項1又は2に記載の店舗用デジタルサイネージ。
  4. 前記複数の表示制御装置は、前記複数の表示画面のそれぞれに表示される映像である部分映像が1つの映像を形作るような該部分映像を、対応する表示画面に表示する、請求項1〜3のいずれかに記載の店舗用デジタルサイネージ。
  5. 前記制御部は、前記複数の表示制御装置に、対応する表示画面に前記部分映像を同期して表示させる、請求項4に記載の店舗用デジタルサイネージ。
  6. 前記表示制御装置が、対応する表示画面を分割してなる複数の領域に、異なる複数種類の映像を同時に表示するものである、請求項1〜5のいずれかに記載の店舗用デジタルサイネージ。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の店舗用デジタルサイネージにおいて、
    陳列棚を備え、
    前記複数の表示画面のうち少なくとも一つが前記陳列棚に取り付けられているものである、店舗用デジタルサイネージ。
  8. 前記陳列棚が1又は複数の棚板を有しており、
    前記複数の表示画面のうちの一つが前記陳列棚の上部に取り付けられており、残りの表示画面が前記棚板の前端に取り付けられている、請求項7に記載の店舗用デジタルサイネージ。
  9. 各表示制御装置と、これと対応する表示画面とが、1個の表示ユニットを構成している、請求項1〜8のいずれかに記載の店舗用デジタルサイネージ。
  10. 前記複数の表示制御装置の少なくとも一つがプロジェクタである請求項1〜5のいずれかに記載の店舗用デジタルサイネージ。
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