JPWO2020236078A5 - - Google Patents

Description

非限定的に、本発明は以下の態様を含む。
［態様１］
ａ）以下の構造を有する式（Ｉ）：

の化合物または薬学的に許容されるその塩もしくはその溶媒和物、および
ｂ）抗ＰＤ－１抗体分子または薬学的に許容されるその塩もしくはその溶媒和物
を含む薬学的組合せ。
［態様２］
前記抗ＰＤ－１抗体分子が、ペムブロリズマブまたはその断片である、態様１に記載の組合せ物。
［態様３］
対象におけるＷｎｔ経路と関連する増殖性疾患または増殖性障害を処置する方法であって、態様１に記載の薬学的組合せを前記対象に投与するステップを含む方法。
［態様４］
前記増殖性疾患または増殖性状態が、癌、線維症、幹細胞および糖尿病性網膜症、関節リウマチ、乾癬、または心筋梗塞である、態様３に記載の方法。
［態様５］
前記増殖性疾患または増殖性状態が、肺癌、前立腺癌、黒色腫、骨肉腫、結腸直腸癌、または子宮体癌である、態様３または態様４に記載の方法。
［態様６］
前記増殖性疾患または増殖性状態が、子宮頚癌、結腸癌、乳癌、膀胱癌、頭頚部癌、胃癌、肺癌、卵巣癌、前立腺癌、甲状腺癌、非小細胞肺癌、慢性リンパ性白血病、中皮腫、黒色腫、膵臓腺癌、基底細胞癌、骨肉腫、肝細胞癌、ウィルムス腫瘍、髄芽腫、肺線維症、肝線維症、皮膚線維症、腎線維症、幹細胞および糖尿病性網膜病、関節リウマチ、乾癬、ならびに心筋梗塞からなる群から選択される、態様３または態様４に記載の方法。
［態様７］
前記方法が、式（Ｉ）の化合物を前記対象に、毎日１回投与するステップを含む、態様３から６のいずれか一項に記載の方法。
［態様８］
前記方法が、抗ＰＤ－１抗体分子を前記対象に、２１日毎に１回投与するステップを含む、態様３から７のいずれか一項に記載の方法。
［態様９］
前記方法が、式（Ｉ）の化合物を前記対象に、経口投与するステップを含む、態様３から８のいずれか一項に記載の方法。
［態様１０］
前記方法が、抗ＰＤ－１抗体分子を前記対象に、静脈内注入で投与するステップを含む、態様３から９のいずれか一項に記載の方法。
［態様１１］
式（Ｉ）の化合物が、前記対象に、約８ｍｇ、約１６ｍｇ、または約２４ｍｇの用量で投与される、態様３から１０のいずれか一項に記載の方法。
［態様１２］
前記抗ＰＤ－１抗体分子が、前記対象に、約２００ｍｇの用量で投与される、態様３から１１のいずれか一項に記載の方法。
［態様１３］
対象におけるＷｎｔ経路と関連する増殖性疾患または増殖性障害の処置における使用のための、態様１に記載の薬学的組合せ。
［態様１４］
前記増殖性疾患または増殖性状態が、癌、線維症、幹細胞および糖尿病性網膜症、関節リウマチ、乾癬、または心筋梗塞である、態様１３に記載の組合せ物。
［態様１５］
前記増殖性疾患または増殖性状態が、肺癌、前立腺癌、黒色腫、骨肉腫、結腸直腸癌、または子宮体癌である、態様１３または態様１４に記載の組合せ物。
［態様１６］
前記増殖性疾患または増殖性状態が、子宮頚癌、結腸癌、乳癌、膀胱癌、頭頚部癌、胃癌、肺癌、卵巣癌、前立腺癌、甲状腺癌、非小細胞肺癌、慢性リンパ性白血病、中皮腫、黒色腫、膵臓腺癌、基底細胞癌、骨肉腫、肝細胞癌、ウィルムス腫瘍、髄芽腫、肺線維症、肝線維症、皮膚線維症、腎線維症、幹細胞および糖尿病性網膜病、関節リウマチ、乾癬、ならびに心筋梗塞からなる群から選択される、態様１３または態様１４に記載の組合せ物。
［態様１７］
式（Ｉ）の化合物が、前記対象に、毎日１回投与される、態様１３から１６のいずれか一項に記載の組合せ物。
［態様１８］
前記抗ＰＤ－１抗体分子が、前記対象に、２１日毎に１回投与される、態様１３から１７のいずれか一項に記載の組合せ物。
［態様１９］
式（Ｉ）の化合物が、前記対象に、経口投与される、態様１３から１８のいずれか一項に記載の組合せ物。
［態様２０］
前記抗ＰＤ－１抗体分子が、前記対象に、静脈内注入で投与される、態様１３から１９のいずれか一項に記載の組合せ物。
［態様２１］
式（Ｉ）の化合物が、前記対象に、約８ｍｇ、約１６ｍｇ、または約２４ｍｇの用量で投与される、態様１３から２０のいずれか一項に記載の組合せ物。
［態様２２］
前記抗ＰＤ－１抗体分子が、前記対象に、約２００ｍｇの用量で投与される、態様１３から２１のいずれか一項に記載の組合せ物。
［態様２３］
対象におけるＷｎｔ経路と関連する増殖性疾患または増殖性障害の処置のための医薬の製造における、態様１に記載の薬学的組合せの使用。
［態様２４］
前記増殖性疾患または増殖性状態が、癌、線維症、幹細胞および糖尿病性網膜症、関節リウマチ、乾癬、または心筋梗塞である、態様２３に記載の使用。
［態様２５］
前記増殖性疾患または増殖性状態が、肺癌、前立腺癌、黒色腫、骨肉腫、結腸直腸癌、または子宮体癌である、態様２３または態様２４に記載の使用。
［態様２６］
前記増殖性疾患または増殖性状態が、子宮頚癌、結腸癌、乳癌、膀胱癌、頭部および頚部の癌、胃癌、肺癌、卵巣癌、前立腺癌、甲状腺癌、非小細胞肺癌、慢性リンパ性白血病、中皮腫、黒色腫、膵臓腺癌、基底細胞癌、骨肉腫、肝細胞癌、ウィルムス腫瘍、髄芽腫、肺線維症、肝線維症、皮膚線維症、腎線維症、幹細胞および糖尿病性網膜病、関節リウマチ、乾癬、ならびに心筋梗塞からなる群から選択される、態様２３または態様２４に記載の使用。
［態様２７］
式（Ｉ）の化合物が、前記対象に、毎日１回投与される、態様２３から２６のいずれか一項に記載の使用。
［態様２８］
前記抗ＰＤ－１抗体分子が、前記対象に、２１日毎に１回投与される、態様２３から２７のいずれか一項に記載の使用。
［態様２９］
式（Ｉ）の化合物が、前記対象に、経口投与される、態様２３から２８のいずれか一項に記載の使用。
［態様３０］
前記抗ＰＤ－１抗体分子が、前記対象に、静脈内注入で投与される、態様２３から２９のいずれか一項に記載の使用。
［態様３１］
式（Ｉ）の化合物が、前記対象に、約８ｍｇ、約１６ｍｇ、または約２４ｍｇの用量で投与される、態様２３から３０のいずれか一項に記載の使用。
［態様３２］
前記抗ＰＤ－１抗体分子が、前記対象に、約２００ｍｇの用量で投与される、態様２３から３１のいずれか一項に記載の使用。
本発明の特定の態様は、以下の実施例を参照しながら説明されるが、これらの実施例は、例示のみを目的とし、前述の一般性の範囲を制限することを意図されていない。

Claims (22)

1. ａ）以下の構造を有する式（Ｉ）：
   

   

   の化合物または薬学的に許容されるその塩もしくはその溶媒和物、および
   ｂ）抗ＰＤ－１抗体分子または薬学的に許容されるその塩もしくはその溶媒和物
   を含む薬学的組合せ。
2. 前記抗ＰＤ－１抗体分子が、ペムブロリズマブまたはその断片である、請求項１に記載の組合せ。
3. 対象におけるＷｎｔ経路と関連する増殖性疾患または増殖性障害の処置における使用のための、請求項１に記載の薬学的組合せ。
4. 前記増殖性疾患または増殖性状態が、癌、線維症、幹細胞および糖尿病性網膜症、関節リウマチ、乾癬、または心筋梗塞である、請求項３に記載の組合せ。
5. 前記増殖性疾患または増殖性状態が、肺癌、前立腺癌、黒色腫、骨肉腫、結腸直腸癌、または子宮体癌である、請求項３または請求項４に記載の組合せ。
6. 前記増殖性疾患または増殖性状態が、子宮頚癌、結腸癌、乳癌、膀胱癌、頭頚部癌、胃癌、肺癌、卵巣癌、前立腺癌、甲状腺癌、非小細胞肺癌、慢性リンパ性白血病、中皮腫、黒色腫、膵臓腺癌、基底細胞癌、骨肉腫、肝細胞癌、ウィルムス腫瘍、髄芽腫、肺線維症、肝線維症、皮膚線維症、腎線維症、幹細胞および糖尿病性網膜病、関節リウマチ、乾癬、ならびに心筋梗塞からなる群から選択される、請求項３または請求項４に記載の組合せ。
7. 式（Ｉ）の化合物が、前記対象に、毎日１回投与される、請求項３から６のいずれか一項に記載の組合せ。
8. 前記抗ＰＤ－１抗体分子が、前記対象に、２１日毎に１回投与される、請求項３から７のいずれか一項に記載の組合せ。
9. 式（Ｉ）の化合物が、前記対象に、経口投与される、請求項３から８のいずれか一項に記載の組合せ。
10. 前記抗ＰＤ－１抗体分子が、前記対象に、静脈内注入で投与される、請求項３から９のいずれか一項に記載の組合せ。
11. 式（Ｉ）の化合物が、前記対象に、約８ｍｇ、約１６ｍｇ、または約２４ｍｇの用量で投与される、請求項３から１０のいずれか一項に記載の組合せ。
12. 前記抗ＰＤ－１抗体分子が、前記対象に、約２００ｍｇの用量で投与される、請求項３から１１のいずれか一項に記載の組合せ。
13. 対象におけるＷｎｔ経路と関連する増殖性疾患または増殖性障害の処置のための医薬の製造における、請求項１に記載の薬学的組合せの使用。
14. 前記増殖性疾患または増殖性状態が、癌、線維症、幹細胞および糖尿病性網膜症、関節リウマチ、乾癬、または心筋梗塞である、請求項１３に記載の使用。
15. 前記増殖性疾患または増殖性状態が、肺癌、前立腺癌、黒色腫、骨肉腫、結腸直腸癌、または子宮体癌である、請求項１３または請求項１４に記載の使用。
16. 前記増殖性疾患または増殖性状態が、子宮頚癌、結腸癌、乳癌、膀胱癌、頭部および頚部の癌、胃癌、肺癌、卵巣癌、前立腺癌、甲状腺癌、非小細胞肺癌、慢性リンパ性白血病、中皮腫、黒色腫、膵臓腺癌、基底細胞癌、骨肉腫、肝細胞癌、ウィルムス腫瘍、髄芽腫、肺線維症、肝線維症、皮膚線維症、腎線維症、幹細胞および糖尿病性網膜病、関節リウマチ、乾癬、ならびに心筋梗塞からなる群から選択される、請求項１３または請求項１４に記載の使用。
17. 式（Ｉ）の化合物が、前記対象に、毎日１回投与される、請求項１３から１６のいずれか一項に記載の使用。
18. 前記抗ＰＤ－１抗体分子が、前記対象に、２１日毎に１回投与される、請求項１３から１７のいずれか一項に記載の使用。
19. 式（Ｉ）の化合物が、前記対象に、経口投与される、請求項１３から１８のいずれか一項に記載の使用。
20. 前記抗ＰＤ－１抗体分子が、前記対象に、静脈内注入で投与される、請求項１３から１９のいずれか一項に記載の使用。
21. 式（Ｉ）の化合物が、前記対象に、約８ｍｇ、約１６ｍｇ、または約２４ｍｇの用量で投与される、請求項１３から２０のいずれか一項に記載の使用。
22. 前記抗ＰＤ－１抗体分子が、前記対象に、約２００ｍｇの用量で投与される、請求項１３から２１のいずれか一項に記載の使用。