JPWO2020209358A1 - 臍部測定装置 - Google Patents

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Abstract

【解決課題】対象の自由度を奪わずに対象に関する測定を行うことができる測定装置を提供する。【解決手段】使用時に対象の臍の窪み部に挿入される突起部3と,対象の生体情報を検知する検知部5と,を有する,測定装置1であり,突起部が対象の臍の窪み部に設置されることで,測定装置が対象に対し,安定に設置されることとなるもの。【選択図】図1

Description

この明細書に記載される発明は,測定装置に関する。より詳しく説明すると,この発明は,臍部に装着される測定装置に関する。
特開2012−220420号公報(特許第5864884号公報)には,複数のセンサを有し,体表面温度,ケース外面温度,部材の熱伝導係数,及び仮定された体内の熱伝導係数により体深部の温度を算出する機能を有する測定装置が記載されている。この測定装置は,従来の体温計のように,測定時に対象の自由度が奪われないという利点がある。一方,この測定装置は,粘着性のテープを用いて人体の適当な位置に貼り付けるものであるので(段落[0024]),比較的強固な粘着性が必要であり,さらに対象が動くと測定装置が取れやすいという問題がある。
特開2012−220420号公報
この明細書に記載される発明のひとつは,対象の自由度を奪わずに対象に関する測定を行うことができる測定装置を提供することを目的とする。
この明細書に記載される発明のひとつは,基本的には,使用時に対象の臍の窪み部に挿入される突起部を有する測定装置に関する。そして,この突起部が対象の臍の窪み部に設置されることで,測定装置が対象に対し,安定に設置されることとなる。
上記の発明のある態様である測定装置は,突起部3と,検知部5とを含む。
突起部3は,測定装置の使用時に対象の臍の窪み部に挿入される部位である。
検知部5は,対象の生体情報を検知するための部位である。
検知部5の例は,温度測定部を含むものである。この場合,生体情報は,温度を含む。この場合,突起部3の表面には,熱伝導体層を含むものが好ましい。
検知部5の上記とは別の例は,加速度センサを含むものである。
測定装置1の好ましい例は,突起部3を支持する支持部7をさらに有するものである。
そして,この例は,支持部7のうち,突起部3の周囲の領域に存在する第1の粘着部9をさらに有するものが好ましい。
測定装置1の好ましい例は,突起部3を支持する支持部7と,突起部3を対象の臍の窪み内に固定するための固定部21と,をさらに有するものである。支持部7は,第1の連結部23を有するものが好ましい。そして,固定部21は,突起部3に対応した穴部25と,第1の連結部23と連結される第2の連結部27と,を有するものが好ましい。固定部21は,吸水層31をさらに有するものが好ましい。
上記の発明によれば,対象の自由度を奪わずに対象に関する測定を行うことができる測定装置を提供することができる。
図1は,測定装置の構成を説明するための概念図である。図1(a)は,ベル型の測定装置を示し,図1(b)はタケノコ型(ドーム型)の測定装置を示す。 図2は,支持部を有する測定装置を説明するための概念図である。図2(a)は,支持部のステージ上に突起部を有する測定装置を説明するための図である。図2(b)は,支持部のステージに粘着層を有する測定装置の例を示す概念図である。 図3は,検知部を説明するためのブロック図である。 図4は,突起部の表面に熱伝導体層を有する測定装置の概念図である。図4(a)は突起部の一部に熱伝導体層を有する物の例を示し,図4(b)は突起部の全体が熱伝導体層で覆われるものの例を示す。 図5は,測定装置を装着した際の様子を示す概念図である。図5(a)は正面から見た図であり,図5(b)は断面部分の概念図である。 図6は,固定部を有する測定装置の例を示す概念図である。 図7は,下着又は服の一部に形成された測定装置の例を示す概念図である。 図8は,測定装置を含むおむつの例を示す概念図である。図8(a)は,外観図を示す。図8(b)は,おむつの展開図を示す。 図9は,実施例における測定装置の設計図である。 図10は,2つのサーミスタの温度変化の差分を示す,図面に代わるグラフである。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
本明細書に記載されるひとつ目の態様は,生体情報を測定するための測定装置に関する。生体情報は,例えば,各種センサにより測定される生体に関する情報である。この測定装置の例は,対象の臍部分の温度を測定する臍部温度測定装置である。図1は,測定装置の構成を説明するための概念図である。図1(a)は,ベル型の測定装置を示し,図1(b)はタケノコ型(ドーム型)の測定装置を示す。図1に示されるように,この測定装置は,突起部3と,検知部5とを含む。図1の例では,突起部3の内部に検知部5が存在する。なお,後述するように,検知部5の一部は,突起部の表面に存在する部位を有してもよい。また,検知部5は,突起部3により安定して対象に固定されればよく,例えば突起部3外の支持部部分に存在してもよい。なお,図1(b)の例では,突起部の頂上が凹んでいてもよい。凹み部を有することで,測定装置を臍内部に挿入した場合に隙間ができ,長時間測定装置を挿入し続けた際にも蒸れる事態を防止できる。
突起部3は,測定装置の使用時に対象の臍の窪み部に挿入される部位である。対象の例は,人又は人以外の哺乳動物である。人は,成人であっても子供であっても幼児や乳児であってもよいし,男性であっても女性であってもよい。対象の例は,成人女性や,10才以上の女性である。また,対象は乳児(生後から3才程度)や子供(例えば3才〜8才児)であってもよい。また,対象は,例えば,特定環境(例えば高温環境)における労働者であってもよい。特定環境の労働者の生体情報を連続して測定することで,労働者の体調の変動に対して迅速に対応でき,大事故などを防止できることとなる。また,対象は,例えば60才以上の成人(老人)であってもよい。この場合,老人の生体情報の変化を迅速に把握できるので,老人が重篤な疾患に陥る前に対処することができ,老人介護に寄与することとなる。さらに対象は,在宅治療を受けている患者であってもよい。この場合,生体情報の測定データは,屋内の端末に送信されてもよいし,医療関係者の端末へ送信されてもよい。医療関係者の端末に,リアルタイムで生体情報の測定データが送信されれば,患者の変動を迅速に把握でき,患者が重篤化する事態を防止できる。臍の窪み部は,腹の部分に存在し,周囲の体表に比べて凹んでいる領域を意味する。突起部3は,対象の臍の窪みに挿入され,設置されることで,測定装置が安定になることが意図されている。このため,突起部3は,人の臍の窪みの形状に対応した形状を有していることが好ましい。
突起部は,例えばベル型,円錐台,ドーム型であることが好ましい。これらはふもと部分から頂上部分に進むにつれてなだらかに径が小さくなる形状である。12〜16才では,臍の深さが10mm程度,横径は14mm程度,縦径が18mm程度である。このため,突起部3の高さの例は,4mm以上20mm以下が好ましく,5mm以上15mm以下でもよく,6mm以上9mm以下でもよいし,5mm以上7mm以下でもよいし,7mm以上13mm以下でもよいし,8mm以上12mm以下でもよいし,9mm以上11mm以下でもよい。横径は,7mm以上21mm以下が好ましく,10mm以上18mm以下でもよいし,12mm以上16mm以下でもよいし,8mm以上12mm以下でもよいし,9mm以上11mm以下でもよい。縦径は,7mm以上27mm以下が好ましく,10mm以上25mm以下でもよいし,15mm以上21mm以下でもよいし,9mm以上17mm以下でもよいし,11mm以上15mm以下でもよい。横径や縦径は,突起部の径が最大となる部位(通常は突起の下部のふもと部位)であってもよい。
突起部のふもと部位から頂上までの高さをHとし,ふもと部位から1/2Hの位置(FWHMの位置)における横径や縦径の例は,横径は,6mm以上20mm以下が好ましく,9mm以上17mm以下でもよいし,11mm以上15mm以下でもよいし,7mm以上11mm以下でもよいし,8mm以上10mm以下でもよい。同様に,FWHMの位置における縦径は,6mm以上26mm以下が好ましく,9mm以上24mm以下でもよいし,14mm以上20mm以下でもよいし,8mm以上16mm以下でもよいし,10mm以上14mm以下でもよい。
突起部3は,測定装置の使用時に対象の臍の窪み部に挿入され,測定装置を対象に固定するための部位である。このため,例えば,対象の臍の窪みの型をとり,その型を用いて,突起部の形状を得てもよい。この例では,例えば,対象の臍およびその周囲に印象材をいれる。印象材を臍の窪みに充填したまま数分間放置する。数分間放置し,ある程度印象材が固化した後に,印象材を臍の窪みから取り出す。固化させた印象材に石膏などの固化材を流し,固化させることにより(石膏)模型を得る。その際,その後の加工がしやすいように,形状を整えてもよい。模型の内部に分離剤を塗布してもよい。樹脂を加熱し軟化させ,模型のうち臍の窪みを形成する部位に圧接し,樹脂が固着するまで圧入する。なお,樹脂を模型に入れる際に,検知部を封入してもよい。すると,突起部3内に検知部が封入された測定装置を得ることができる。また,例えばMRI測定,CT測定,又は3Dスキャンカメラを用いることにより,対象の臍の窪み部の立体形状に関するデータを得て,そのデータに基づいて,突起部3を製造してもよい。このようなオーダーメードの突起部3を用いれば,測定装置の安定性が高まるとともに,オーダーメードによる高級感と安心感及び優越感を与えることもできる。
突起部は,臍の窪み内に長時間安定して設置されることが好ましい。このため,突起部のうち特に表面の素材は,生体親和性に優れたものが好ましい。突起部の内部には,検知部5が設けられることがある。このため突起部や支持部は,筐体を構成し,筐体内部に検知部が収納されるものであってもよい。一方,それ以外の突起部の主要部は単一の組成を有していてもよいし,例えば,表面部分が他の素材を含んでもよい。突起部を構成する樹脂の例は,ポリ乳酸系樹脂,アクリル系樹脂,ポリカーボネート系樹脂,アクリル系樹脂,ウレタン系樹脂,ポリビニルアルコール,塩化ビニル系樹脂,スチレン系樹脂,ポリアクリロニトリル,セロハン,ポリ塩化ビニリデン,フッ素樹脂,ポリアセタール,ポリスルホン,ABS樹脂,及びポリエーテルエーテルケトンである。突起部を構成するゴムの例は,天然ゴム,イソプレンゴム,ブタジエンゴム,1,2−ポリブタジエンゴム,スチレン−ブタジエンゴム,クロロプレンゴム,二トリルゴム,ブチルゴム,エチレン−プロピレンゴム,クロロスルホン化ポリエチレン,アクリルゴム,エピクロルヒドリンゴム,多硫化ゴム,シリコーンゴム,フッ素ゴム,及びウレタンゴムである。これらの中では,ABS樹脂が好ましい。なお,対象のアレルギーを診断し,アレルギーを生じない材質の突起部を選択してもよい。
突起部を構成する樹脂の上記とは別の例は,オレフィン系樹脂やポリアミド系樹脂である。オレフィン系樹脂の例は,エチレン,プロピレン,1−ブテン,1−ペンテン,1−ヘキセン,4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィンの共重合体である。 ポリアミド系樹脂の例は,3員環以上のラクタム,重合可能なω−アミノ酸,二塩基酸とジアミンなどの重縮合によって得られる鎖中に酸アミド結合を有する重合体で,具体的には,ε−カプロラクタム,アミノカプロン酸,エナントラクタム,7−アミノヘプタン酸,11−アミノウンデカン酸,9−アミノノナン酸,α−ピロリドン,α−ピペリドンなどの重合体,ヘキサメチレンジアミン,ノナメチレンジアミン,ウンデカメチレンジアミン,ドデカメチレンジアミン,メタキシレンジアミンなどのジアミンと,テレフタル酸,イソフタル酸,アジピン酸,セバシン酸,ドデカン二塩基酸,グルタール酸などのジカルボン酸と重縮合せしめて得られる重合体またはこれらの共重合体であり,たとえば,ナイロン−4,ナイロン−6,ナイロン−7,ナイロン−8,ナイロン−11,ナイロン−12,ナイロン−6,6,ナイロン−6,10,ナイロン−6,11,ナイロン−6,12,ナイロン−6T,ナイロン−6/ナイロン−6,6共重合体,ナイロン−6/ナイロン−12共重合体,ナイロン−6/ナイロン−6T共重合体,ナイロン−6I/ナイロン−6T共重合体等である。これらの中では,ポリアミド系樹脂が生体親和性に優れるので好ましい。
上記のように突起部は一定の形状を保つものであってもよい。また,突起部3は,臍の窪みより大きな発泡性樹脂により形成され,突起部が縮められた状態で臍の窪みに挿入された際に,解放されることで膨張し,これにより臍の窪み内部に測定装置が安定して固定されるものであってもよい。
図2は,支持部を有する測定装置を説明するための概念図である。図2(a)は,支持部のステージ上に突起部を有する測定装置を説明するための図である。測定装置1の好ましい例は,突起部3を支持する支持部7をさらに有するものである。換言すると,この測定装置1は,支持部7と,支持部7の上部に設けられた突起部3とを有する測定装置である。そして,この測定装置は,突起部3又は支持部7のいずれか又は両方の部位に検知部5を有する。
支持部7があるので,測定装置を容易に対象に設置することや,対象から測定装置を取り外すことができる。支持部7の例は,図2に示されるように円柱状のものである。支持部の形状は,円柱状に限定されず,楕円柱状でもよいし,多角柱状でもよいし(四角柱状であってもよいし),シート状でもよい。支持部7は,突起部3と一体にされてもよいし,突起部3と分離できる状態であってもよい。支持部7のステージ部分(突起部を支持する面)の面積の例は,2cm以上25cm以下であり,5cm以上20cm以下でもよいし,8cm以上16cm以下でもよい。支持部の形状が柱状の場合であっても,支持部の厚さが厚すぎると,邪魔になることが考えられる。このため,柱の高さの例は,0.1mm以上2cm以下であり,0.5mm以上1cm以下でもよいし,1mm以上1cm以下でもよいし,2mm以上1cm以下でもよいし,1mm以上5mm以下でもよい。支持部7も突起部と同様の素材で成型すればよい。また,支持部と突起部とを一体成型しても構わないし,支持部と突起部とをいくつかの部品に分けて,それらの部品を合せることで,支持部と突起部とを製造してもよい。
そして,この例は,支持部7のステージ部分(突起部を支持する面)うち,突起部3のふもと部分の周囲の領域に存在する第1の粘着部9をさらに有するものが好ましい。図2(b)は,支持部のステージに粘着層を有する測定装置の例を示す概念図である。粘着部9は,支持部7のステージに設けられた粘着層により形成されてもよい。粘着層は,例えば,絆創膏の粘着層に用いられるものや,ハップ剤の粘着層に用いられるものを適宜用いてもよい。また,粘着部9は,両面テープ構造となっており,測定装置を使用するたびに,取り換えられるものであってもよい。この場合,例えば,対象の皮膚に粘着する粘着部位には,皮膚をいたわる成分が含まれていてもよい。そのような例は,ビタミンCやトレハロースである。粘着像は,公知の粘着剤が含まれていればよい。粘着剤の例は,アクリル系粘着材,ゴム系粘着材,及びシリコーン系粘着材である。
検知部5は,対象の生体情報を検知するための部位である。検知部5の例は,温度測定部や温度センサを含むものである。この場合,生体情報は,温度を含む。この場合,突起部3の表面には,後述するように熱伝導体層を含むものが好ましい。温度測定部や温度センサは,臍の窪み部の表面の温度を直接測定してもよいし,体内の温度を求めてもよい。以下,温度を検知する測定装置について説明する。
図3は,検知部を説明するためのブロック図である。図3に示されるように,この例の検知部5は,検知領域11,記録部12,制御部13,電池14,及びインターフェース部15を含む。なお,符号16は,加速度センサを示し,符号17はGPS装置や発信機を示し,符号18は音声出力部を示す。これらの要素は,後述するように任意である。制御部は,検知領域を用いて生体情報に関連するデータを取得し,記録部(記憶部)に記憶させる。電池は,制御部に電力を供給する。インターフェース部は,記録部に記録されたデータを外部の端末に送信し,又は外部の端末から記録部12へのアクセスを可能にするための要素である。記録部は,測定データを一時的に記録し,インターフェースを通じてデータを外部(例えば外部端末)へ出力するものであってもよい。この場合,出力した測定データは,適宜記録部から削除されてもよい。また,記録部は,測定データを記録し,USB接続などにより,記録したデータを外部は出力するものであってもよい。
測定装置1は,検知領域11,記録部12,制御部13,電池14,インターフェース部15,固定部16を備える。測定装置1は,体から取り出したときには収納部に収納すればよい。収納部は,例えば,ケース,インターフェース部を備えればよい。また,収納部は情報処理手段とデータの授受を行えるように,有線または無線で接続できる。情報処理手段とは,パソコン,スマートホンなどの携帯端末である。
検知領域11は,温度を検知する。検知領域11には,サーミスタなどを使用した接触型を用いてもよいし,赤外線を検出する非接触型を用いてもよい。ただし,本発明の測定装置1は,例えば,くぼんでいる可能性が高い臍で温度を検知するので,接触型の方が望ましい。記録部12には,電力を供給していない状態でもデータが消えない不揮発性メモリを用いればよい。
制御部13は,検知領域11を用いて温度に対応するデータを取得し,記録部12に記録する。制御部13は,検知領域11に対応した回路を有し,温度に対応するデータを取得する。例えば,検知領域11としてサーミスタを用いるときにはサーミスタ用の回路にすればよい。「温度に対応するデータ」とは,温度自体を示した数値データでもよいし,温度とあらかじめ定めた関係の数値データでもよい。あらかじめ定めた関係とは,
例えば,
温度(℃)=数値データ×0.01+33
のような関係である。ただし,この具体例に限定するものではなく,温度を求めることができれば,他の関係でもよい。また,制御部13は,タイマーなどの日時のデータを取得できる手段を内蔵しておき,指定された日時のデータを対応付けて記録部12に記録しておけばよい。
電池14は,少なくとも制御部13に電力を供給する。検知領域11に電力を供給する必要があれば,検知領域11にも電力を供給する。電池14は,コイン形の電池のような小型の電池が適しており,一次電池でも二次電池でもよい。収納部は,電池14が二次電池の場合は充電部も備えればよい。この場合は,収納部は,商用電源に接続するためのコンセントも備えればよい。
インターフェース部15は,記録部12に記録されたデータへの外部からのアクセスを可能にする。例えば,インターフェース部15は,記録部12に対してデータの読出し,データの書き込み(消去)を行うための端子に外部から接触できるような構造にすればよい。この場合,外部機器のインターフェース部にも対応する端子を持たせ,測定装置1をケースに収納したときに,インターフェース部15と外部機器のインターフェース部の対応する端子同士が接触するように構成すればよい。情報処理手段は収納部を介して記録部12に記録されたデータにアクセスできる。情報処理手段では,プログラム等を用いて,温度を記録し,用途に応じて温度の表示または温度の変化の表示などを行えばよい。また,収納部に通信部を備えさせ,情報処理手段がネットワークを介して記録部12にアクセスできるようにしてもよい。
なお,収納部が充電部も備える場合は,インターフェース部15と外部機器のインターフェース部に充電用の端子も持たせればよい。そして,測定装置1をケースに収納したときに,インターフェース部15と外部機器のインターフェース部の対応する充電用の端子同士が接触するようにすればよい。
測定装置は,コンピュータを内蔵していてもよい。コンピュータは,入出力部,制御部,演算部,及び記憶部を有し,各要素は,情報の授受を行うことができるように,バスなどで接続されている。そして,入力部から情報が入力されると,記憶部に記憶された制御プログラムの指令を受けて,適宜記憶部に記憶されたデータを読み出し,演算部で演算処理を行わせる。そして,演算部で求められた演算結果は,適宜記憶部に記憶され,入出力部から出力される。このコンピュータは,検知部の一部であってもよい。
測定装置は,アラート出力部を有してもよい。例えば,測定装置が,対象の温度を測定し続け,記憶部が記憶する閾値を超えた場合や,記憶部が記憶するデータと一致した場合に,対象に問題が発生したとして,アラートを出力するようにしてもよい。例えば,測定装置を装着して,対象が就寝した後,無呼吸状態が続き,体温がその無呼吸状態に関連した挙動を示したときに,アラート音が鳴り,対象を目覚めさせるようにすればよい。また,例えば,温度変化が,脳梗塞や心筋梗塞といった特定の疾患の温度変化のパターンを示す場合に,アラートを登録していた端末に送信し,対象のものへ駆けつけるように注意を喚起するようにしてもよい。そのような構成とすることで,対象が重篤な状態となる前に,家族などに注意を喚起し,早期治療を図ることができる。なお,アラートは,測定装置自体が有している必要はなく,例えば,測定装置から測定データを受け取る外部端末が,アラート出力部を有していてもよい。外部端末がアラート出力部を有していれば,対象以外の者(例えば,医療従事者や親族)が,対象の異変に迅速に気づくことができる。
図4は,突起部の表面に熱伝導体層を有する測定装置の概念図である。図4(a)は突起部の一部に熱伝導体層を有するものの例を示し,図4(b)は突起部の全体が熱伝導体層で覆われるものの例を示す。突起部3の表面には,熱伝導体層19を含むものが好ましい。熱伝導体層19は,先に説明した検知領域として機能する。熱伝導体層19は,熱導電性の物質を含む層であればよい。具体的な熱伝導体の例は,金属である。金属の例は,銅,ステンレスである。熱伝導体は,熱伝導係数が既知の物質であれば,適宜採用することができる。臍内部の皮膚の温度が,検知領域である熱伝導体層19に伝わり,熱伝導体層の温度変化をデータとして記録部に記録する。この場合,熱伝導体層19の内側に温度測定部や温度センサが存在してもよい。
図5は,測定装置を装着した際の様子を示す概念図である。図5(a)は正面から見た図であり,図5(b)は断面部分の概念図である。図5に示す例では,測定装置が粘着シート20を用いた測定装置を示す。この例では,粘着シートが,測定装置の支持部の裏面(突起部がない方の面)と接着するとともに,臍周囲の皮膚に粘着する。これにより測定装置が安定化されている。
図6は,固定部を有する測定装置の例を示す概念図である。測定装置1の好ましい例は,突起部3を支持する支持部7と,突起部3を対象の臍の窪み内に固定するための固定部21と,をさらに有する。固定部21の例は,突起部やステージを保持できるベルトである。なお,上記した粘着シート20も突起部3を対象の臍の窪み内に固定する機能を有するので,固定部21の一種である。支持部7は,第1の連結部23を有するものが好ましい。そして,固定部21は,突起部3に対応した穴部25と,第1の連結部23と連結される第2の連結部27と,を有するものが好ましい。突起部3が,穴部25に挿入されるとともに,第1の連結部23と第2の連結部27とが連結される。このようにして,固定部21(ベルト本体)と,突起部3(及び支持部7)が固定されることとなる。図6の例は,第1の連結部23が凹部を有し,第2の連結部27がその凹部に嵌る凸部を有している。しかし,第1の連結部23が凸部を有し,第2の連結部27が凹部を有していてもよい。また,第1の連結部23と第2の連結部27は,例えば,マジックテープ(登録商標)(例えば,片方が複数のフック構造を有し,残りが複数のホック構造やループ構造を有するもの,面ファスナー)であってもよい。
固定部21は,吸水層31をさらに有するものが好ましい。図6に示す例では,固定部21のうち,測定装置と連結される面と反対の面に吸水層31が設けられている。吸水層が形成されているので,長期間測定装置を使用した場合に体表に生ずる汗を吸収でき,皮膚がかぶれる事態を効果的に防止できる。吸収層は,吸収性のポリマーを含む素材を用いて作成すればよい。
図7は,下着又は服の一部に形成された測定装置の例を示す概念図である。図7に示す例では,Tシャツの前身頃のうち臍に相当する部位に,突起部が設けられている。この場合,下着又は服(衣服)と,検知部を含む部位(突起部や支持部)とが取り外し可能であってもよい。また,衣服は,突起部を固定するという意味で,支持部の一部を構成してもよい。この場合,検知部を含む衣服を測定装置としてもよいし,衣服部分を測定装置用の衣服としてもよい。衣服の前身頃には,個人の臍の位置の相違を考慮し,突起部を挿入するための複数の穴部が存在していてもよい。複数の穴部を有する衣服であれば,臍の位置の個人差に対応させることができる。Tシャツなどの衣服は,半袖であってもよいし,長袖であってもよい。図7に示す例では,衣服に,突起部3に対応した穴33が3つ存在している。突起部3を挿入する穴の位置を調整することで,臍の位置に対応した位置に,突起部3を設置できる。図7に示す例では,突起部に対応した穴の両サイドに第1の連結部23(図6を参照)に対応した連結部用の穴35が設けられている。この連結部用の穴35の裏側から第1の連結部23に対応した連結具を用いることで,連結部用の穴35を介して,第1の連結部23と連結具とを接続することができる。このようにすることで,突起部と衣服とを安定に設置することができる。連結具の例は,円状又は楕円状のベース部と,ベース部から突き出た連結用突起部とを有するものである。連結用突起部は,第1の連結部23の凹部と対応した形状をしており,連結用突起部を第1の連結部23の凹部に挿入することで,固定される。この構造は,いわゆるゼッケン止めのような構造であってもよい。また,衣服の前身頃に,図6に示されるような,突起部3に対応した穴部と,第1の連結部23と連結される連結部とを有するものが存在してもよい。この場合,第1の連結部23と衣服上の連結部は,いずれかが凹部でありいずれかが凸部の関係であってもよいし,マジックテープ(登録商標)により取り外し可能に接続できるものであってもよい。なお,衣服には穴部が存在せず,前身頃の臍に対応する部位に,突起部又は支持部を取付け,突起部の先端が臍の窪み部分に挿入されるようにしてもよい。
突起部の変位を少なくするため,衣服はいわゆるコンプレッションウエアであることが好ましい。コンプレッションウエアは,ベルト状のサポーターの装着やテーピングの施術をすること無く,着用するだけで類似の効果が得られるスポーツ用や治療用のウエアである。コンプレッションウエアは,ワコール(登録商標)のCW−X(登録商標)のように,コンディショニングウェアともよばれ,例えば特許5715711号公報(アシックス)や,特許6339522号公報に記載される通り,公知である。コンプレッションウエアは,着圧部における着圧を0.5kPa以上1.5kPa以下にすることが好ましく,着圧を0.7kPa以上1.2kPa以下にしてもよい。特に,腹部を着圧部とする場合,着圧が高いと苦しくなるので,着圧が0.1kPa以上0.6kPa以下,又は0.1kPa以上0.4kPa以下となるようにしてもよい。着圧の値は,例えば,接触圧測定器AMI3037−10(エイエムアイ・テクノ社製)を用いて測定すればよい。なお,臍部における着圧を一定範囲のものとするため,(通常のXS,S,M,L,LLといった身長や胸囲に応じたサイズのみならず)臍上部を含む周囲長であるか,ウエストの値に応じた複数種類の衣服を準備することが好ましい。
図8は,測定装置を含むおむつの例を示す概念図である。図8(a)は,外観図を示す。図8(b)は,おむつの展開図を示す。このおむつ41のギャザーの下部であって,おむつの内部部分には,乳児又は老人の臍の部位に対応した位置に,固定部43が設けられている。図8に示す例では,固定部43はマジックテープ(登録商標)である。図8(b)に示すように,測定装置の支持部7の裏面には,おむつ41におけるマジックテープ(登録商標)と接続するマジックテープ(登録商標)が設けられている。これらのマジックテープ(登録商標)は,取り外し可能な連結部として機能する。このような構成を有しているので,測定装置1をおむつ41に取り付けることができる。なお,このおむつは,臍の部位より上の部位まで覆うことが好ましい。固定部(連結部)は,ギャザーの下部に存在し,ギャザーの締め付けにより,測定装置1の突起部3が臍の内部に安定して設置されるようにしてもよい。また,固定部43がギャザーの下部に存在してもよい。この場合,通常のおむつに比べて,おむつの丈を長くすればよい。つまり,ギャザーが,臍よりも上の位置に位置するようにおむつを設計すればよい。図8は,おむつそのものに測定装置を取り付けるものの例を説明する。なお,突起部に対応する穴のあいたポケットを設けて,測定装置をポケット内に収納させ,穴から出た突起部を臍の窪みに設置するようにしてもよい。この態様は,おむつに限らず,衣服等に適用可能である。一方,例えば,おむつカバーに測定装置を取り付けてもよいし,いわゆるパンツ,ショーツ,タイツ,ブリーフ,スラックスといった下着や肌着に測定装置を取り付けてもよい。また,測定装置を,コルセットや骨盤ベルトに取り付けてもよい。体温計などの測定装置は公知なので,この明細書に記載される測定装置も公知の方法を用いて製造できる。
検知部5の上記とは別の例は,加速度センサを含むものである。例えば,体温を長時間測定した際の温度変化と,加速度センサを有すれば,体の向きとの関係を検討することができる。この場合,加速度センサが測定した加速度に関する情報を,記録部に一時的に記憶し,適宜記録された情報を読み出して,解析すればよい。例えば,体がうつ伏せの場合,熱が逃げにくくなるので,温度が高くなる可能性がある。加速度センサを用いて,体の状態を把握した後,記憶部に記憶される補正値を用いて,体の状態を考慮した温度測定を行うことができることとなる。
検知部が,加速度センサを有する場合は,ランニングダイナミクスを測定するために用いることができる。この場合,検知部は,温度を測定してもしなくてもよい。例えば,ランニングダイナミクスを測定するものとして,ガーミン(登録商標)のHRM−Runや,ランニングダイナミクスポッドが知られている。HRM−Runは,胸に巻くタイプのものである。ランニングダイナミクスポッドは,ランニングパンツのウエスト部に取り付けられるものである。これらは,ランニングのピッチ,ストライド幅,接地時間,左右バランス,上下動,上下動比などのランニングに必要な情報を表示,分析するためのセンシングデバイスとして機能する。一方,これらの装置は,ランニング中に角度や位置がずれるという問題がある。この明細書に記載される測定装置は,臍部に収容されるので,対象が動いても生体位置から大きくずれることがなく,正確なランニングダイナミクスを測定できる。加速度センサの例は,6軸センサであり,上下,左右,前後位置の変動などを測定できる。ランニングダイナミクスポッドが販売されているように,加速度センサは公知である。また,ランニングダイナミクスポッドは,ランニングウォッチと情報の授受を行うことができるものである。このように,加速度センサが測定した情報を,端末(携帯端末)に送信するシステムも公知である。この明細書の測定装置は,公知のシステムの要素を適宜取り入れて製造でき,公知のシステムと同様に使用できる。
検知部5の上記とは別の例は,3軸加速度センサ,3軸ジャイロセンサ及び6軸の体動センサを有するものである。3軸加速度センサ,3軸ジャイロセンサ及び体動センサ(好ましくは6軸の体動センサ)を有することで,突起部3の3次元的位置や運動を解析できる。具体的な処理方法は,公知である。例えば,特許第6467766号公報には,3軸加速度センサ及び3軸ジャイロセンサを含む慣性センサを含む運動解析装置が記載されている。この公報に記載された慣性センサを用いて,突起部3の運動を解析できる。特許第6436186号公報には,体動センサを有する生体情報検出装置が記載されている。特許第5953487号公報には,対象者の身体の体動を検出する体動センサが記載されている。検知部5は,このように公知の体動センサを含むことで,対象の体動を検出することができる。検知部5が上記のセンサを有すれば,対象の体の動きを把握できる。そして,対象の体の動きに関する情報を記憶部に記憶し,記憶部に記憶した対象の体の動きを各種情報として出力できる。さらに,記憶部に各種体の動きに応じた補正値を記憶しておき,対象の体の動きの状態に基づいて,補正値を読み出して,補正後の温度を出力することができる。
測定装置の好ましい例は,さらに発信機を含むものである。陸上競技において,発信機を含む計測用チップが用いられている。この計測用チップは,特定の周波数の信号を発信する。そして,陸上競技における複数の地点には,この周波数を測定する信号測定装置が置かれている。そして,信号測定装置は,計測用チップが発する信号を受信し,その周波数などの信号を解析する。このようにして,各地点における各対象の経過時間を測定できる。このような計測チップは,対象の靴に括り付けることや,ゼッケンに収容させることがあった。この明細書に記載される発明のある態様は,上記の突起部を有する測定装置において,発信機を含むものである。すると,この測定装置は,陸上競技における計測用チップとしても機能することとなる。この場合,例えば,測定装置を用いて,対象の体温を連続的に測定することができる。例えば,先に説明したと同様にして,熱中症の恐れが生じた場合に,アラートを出すことができる。
検知部5の上記とは別の例は,呼吸数,最大酸素摂取量,心拍数,大腸蠕動(ぜんどう),大腸におけるガスに起因する音その他の生体情報を測定するためのセンサを含むものである。検知部5が,大腸蠕動(ぜんどう)や大腸におけるガスに起因する音を検知する場合,いわゆる便秘の状況を分析できることとなる。この場合,例えば,検知部5は,体内において発生する音を収音し,記録部がこの音を記録する。そして,制御部は,演算部に,この音のうち,特定の周波数領域にある音を分析させることで,大腸におけるガスの状況を分析できる。
以下,実施例を用いて本発明を具体的に説明する。この明細書に記載される発明は,以下の実施例に限定されず,公知の技術を適宜組み合わせることができる。
図9は,実施例における測定装置の設計図である。この設計図に従い,測定装置を製造した。突起部を成人女性の臍の窪みの形状を考慮したものとした。また,装置の筐体(外枠)を,ABS樹脂を用いて製造した。外枠の内部には,温度センサや,各種チップを封入し,生体情報を検知できるものとした。
[参考例1]
以下,突起部表面に熱伝導体層を設けることによる効果を検討した。
被験者の臍内部に,(1)サーミスタ(温度センサ)を貼り付けた。また,(2)同じ被験者の臍内部に,臍内部と接する部分をステンレスで覆ったサーミスタを貼り付けた。つまり,この被験者の臍内部には,(1)及び(2)の2種類のサーミスタが貼付されている。そして,被験者を安定にし,それぞれのサーミスタによる測定温度を求め,その差分を得た。
次に,(2)のステンレスで覆ったサーミスタに替えて,(3)通常のサーミスタを同じ被験者の臍内部に貼り付けた。つまり,この被験者の臍内部には,(1)及び(3)の2種類のサーミスタが貼付されている。そして,被験者を安定にし,それぞれのサーミスタによる測定温度を求め,その差分を得た。
この結果を,図10に示す。図10は,2つのサーミスタの温度変化の差分を示す,図面に代わるグラフ(図面代替グラフ)である。
図10に示されるように,サーミスタの表面を金属などの熱伝導体で覆い,熱伝導体層を設けることにより,臍内部の温度変化を敏感に測定できることが示された。
この発明は,医療機器の分野で利用され得る。
1 測定装置
3 突起部
5 検知部
7 支持部
9 粘着部
21 固定部
23 第1の連結部
25 穴部
27 第2の連結部
31 吸水層

Claims (7)

  1. 使用時に対象の臍の窪み部に挿入される突起部(3)と,
    前記対象の生体情報を検知する検知部(5)と,
    を有する,測定装置。
  2. 請求項1に記載の測定装置であって,
    前記検知部(5)は,温度測定部を含み,
    前記生体情報は,温度を含む,測定装置。
  3. 請求項2に記載の測定装置であって,
    前記突起部(3)の表面には,熱伝導体層を含む,測定装置。
  4. 請求項1に記載の測定装置であって,
    前記検知部(5)は,加速度センサを含む,測定装置。
  5. 請求項1に記載の測定装置であって,
    前記突起部(3)を支持する支持部(7)と,
    前記支持部(7)のうち,前記突起部(3)の周囲の領域に存在する第1の粘着部(9)をさらに有する,測定装置。
  6. 請求項1に記載の測定装置であって,
    前記突起部(3)を支持する支持部(7)と,
    前記突起部(3)を前記対象の臍の窪み内に固定するための固定部(21)と,をさらに有し,
    前記支持部(7)は,第1の連結部(23)を有し,
    前記固定部(21)は,前記突起部(3)に対応した穴部(25)と,第1の連結部(23)と連結される第2の連結部(27)と,を有する,測定装置。
  7. 請求項5に記載の測定装置であって,
    前記固定部(21)は,吸水層(31)をさらに有する,測定装置。
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